JP4501024B2 - Composition with reduced bitterness and odor of cysteines - Google Patents
Composition with reduced bitterness and odor of cysteines Download PDFInfo
- Publication number
- JP4501024B2 JP4501024B2 JP2002330954A JP2002330954A JP4501024B2 JP 4501024 B2 JP4501024 B2 JP 4501024B2 JP 2002330954 A JP2002330954 A JP 2002330954A JP 2002330954 A JP2002330954 A JP 2002330954A JP 4501024 B2 JP4501024 B2 JP 4501024B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cysteine
- cysteines
- sweetener
- composition
- coated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、システイン類の苦味及び臭気が軽減された組成物に関する。さらに本発明はシステイン類の苦味及び臭気を軽減する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
システイン類は、栄養素の代謝作用、エネルギーの発生及び代謝作用、解毒作用、抗アレルギー作用、皮膚の代謝作用、色素沈着防止作用、皮膚の老化防止作用等の作用を有することが知られている。このため、システイン類は、各種の外用又は経口投与用組成物の有効成分として使用されている。ところが、システイン類は不快な苦味や異臭等を有しており、これはシステイン類分子中のSH基によるものと考えられている。また、システイン類は酸化されやすく、酸化されると主として2量体であるシスチンに変化する。シスチンは前記の作用がない又は弱いため、有効成分としてはシステイン類に劣る。システイン類を配合した内服薬としては糖衣錠が一般的であるが、その他の剤型、例えば顆粒剤、細粒剤等ではシステイン類の不快な苦味及び異臭並びに酸化を軽減することが不十分であったため、糖衣錠以外の内服薬の開発は進んでいなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような現状において、本発明の目的は、システイン類の不快な苦味及び臭気を軽減する方法を確立し、当該方法並びにシステイン類の不快な苦味及び臭気を軽減した経口投与可能な組成物を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記従来技術の問題点に鑑み鋭意検討を重ねた結果、システイン類をコーティング剤で被覆すること、さらにはコーティング剤で被覆されたシステイン類に酸味剤または甘味剤のいずれか少なくとも一方を配合することにより、システイン類の不快な苦味及び臭気並びに酸化が軽減できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
すなわち、本発明は、下記のシステイン類の苦味及び臭気が軽減された組成物及びシステイン類の苦味及び臭気を軽減する方法に係るものである。
【0006】
項1.コーティング剤で被覆されたシステイン類を含有することを特徴とするシステイン類の苦味及び臭気が軽減された組成物。
【0007】
項2.コーティング剤で被覆されたシステイン類と、酸味剤及び甘味剤からなる群から選択される1種又は2種を含有することを特徴とするシステイン類の苦味及び臭気が軽減された組成物。
【0008】
項3.酸味剤が、有機酸及びその誘導体、並びにそれらの塩からなる群から選択される1種又は2種以上を含有するものである項2に記載の組成物。
【0009】
項4.酸味剤が、アスコルビン酸及びその誘導体、並びにそれらの塩からなる群から選択される1種又は2種以上を含有するものである項3に記載の組成物。
【0010】
項5.甘味剤が、アスパルテーム、サッカリン、エリスリトール、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、ラクチトール、白糖、乳糖、果糖、ブドウ糖、オリゴ糖、マルトース、トレハロース及びステビアからなる群から選択される1種又は2種以上を含有するものである項2〜4のいずれかに記載の組成物。
【0011】
項6.甘味剤が、アスパルテーム及びステビアからなる群から選択される1種又は2種を含有するものである項2〜4のいずれかに記載の組成物。
【0012】
項7.甘味剤が、アスパルテーム及びステビアからなる群から選択される1種又は2種と、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、トレハロース及びマンニトールからなる群から選択される1種又は2種以上とを含有するものである項2〜4のいずれかに記載の組成物。
【0013】
項8.甘味剤が、アスパルテーム及びステビアからなる群から選択される1種又は2種と、白糖、乳糖、ラクチトール及びマルチトールからなる群から選択される1種又は2種以上とを含有するものである項2〜4のいずれかに記載の組成物。
【0014】
項9.甘味剤が、アスパルテーム及びステビアからなる群から選択される1種又は2種と、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、トレハロース及びマンニトールからなる群から選択される1種又は2種以上と、白糖、乳糖、ラクチトール及びマルチトールからなる群から選択される1種又は2種以上とを含有するものである項2〜4のいずれかに記載の組成物。
【0015】
項10.甘味剤が、アスパルテームと、エリスリトール、マンニトール及びトレハロースからなる群から選択される1種又は2種以上と、白糖とを含有するものである項2〜4のいずれかに記載の組成物。
【0016】
項11.コーティング剤で被覆されたシステイン類、酸味剤及び甘味剤からなる群から選択される1種又は2種、並びに結合剤を含有することを特徴とする項2〜10のいずれかに記載の組成物。
【0017】
項12.コーティング剤で被覆されたシステイン類、酸味剤及び甘味剤からなる群から選択される1種又は2種、並びに結合剤を含有する組成物の表面が、アスパルテーム及びステビアからなる群から選択される1種又は2種を含有する組成物で被覆されてなる項11に記載の組成物。
【0018】
項13.固体であることを特徴とする項1〜12のいずれかに記載の組成物。
【0019】
項14.顆粒剤状、細粒剤状又は散剤状の形態を有するものである項13に記載の組成物。
【0020】
項15.システイン類をコーティング剤で被覆することを特徴とするシステイン類の苦味及び臭気を軽減する方法。
【0021】
項16.システイン類をコーティング剤で被覆し、さらにこれに酸味剤及び甘味剤からなる群から選択される1種又は2種を配合することを特徴とする項15に記載のシステイン類の苦味及び臭気を軽減する方法。
【0022】
項17.酸味剤が、有機酸及びその誘導体、並びにそれらの塩からなる群から選択される1種又は2種以上を含有するものである項16に記載の方法。
【0023】
項18.酸味剤が、アスコルビン酸及びその誘導体、並びにそれらの塩からなる群から選択される1種又は2種以上を含有するものである項17に記載の方法。
【0024】
項19.甘味剤が、アスパルテーム、サッカリン、エリスリトール、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、ラクチトール、白糖、乳糖、果糖、ブドウ糖、オリゴ糖、マルトース、トレハロース及びステビアからなる群から選択される1種又は2種以上を含有するものである項16〜18のいずれかに記載の方法。
【0025】
項20.甘味剤が、アスパルテーム及びステビアからなる群から選択される1種又は2種を含有するものである項16〜18のいずれかに記載の方法。
【0026】
項21.甘味剤が、アスパルテーム及びステビアからなる群から選択される1種又は2種と、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、トレハロース及びマンニトールからなる群から選択される1種又は2種以上とを含有するものである項16〜18のいずれかに記載の方法。
【0027】
項22.甘味剤が、アスパルテーム及びステビアからなる群から選択される1種又は2種と、白糖、乳糖、ラクチトール及びマルチトールからなる群から選択される1種又は2種以上とを含有するものである項16〜18のいずれかに記載の方法。
【0028】
項23.甘味剤が、アスパルテーム及びステビアからなる群から選択される1種又は2種と、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、トレハロース及びマンニトールからなる群から選択される1種又は2種以上と、白糖、乳糖、ラクチトール及びマルチトールからなる群から選択される1種又は2種以上とを含有するものである項16〜18のいずれかに記載の方法。
【0029】
項24.甘味剤がアスパルテームと、エリスリトール、マンニトール及びトレハロースからなる群から選択される1種又は2種以上と、白糖とを含有するものである項16〜18のいずれかに記載の方法。
【0030】
項25.コーティング剤で被覆されたシステイン類に、酸味剤及び甘味剤からなる群から選択される1種又は2種、並びに結合剤を配合することを特徴とする項16〜24のいずれかに記載の方法。
【0031】
項26.コーティング剤で被覆されたシステイン類、酸味剤及び甘味剤からなる群から選択される1種又は2種、並びに結合剤を含有する組成物の表面に、アスパルテーム及びステビアからなる群から選択される1種又は2種を含有する組成物を被覆することを特徴とする項25に記載の方法。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明のシステイン類の苦味及び臭気が軽減された組成物は、コーティング剤で被覆されたシステイン類を含有すること、特にコーティング剤で被覆されたシステイン類と、酸味剤及び甘味剤からなる群から選択される1種又は2種を組み合わせて含有することを特徴とする。システイン類をコーティング剤で被覆することにより、またさらに当該被覆されたシステイン類に酸味剤及び甘味剤からなる群から選択される1種又は2種を配合することにより、システイン類特有の不快な苦味及び臭気が軽減される。また、システイン類は酸化されやすく、酸化されると主として2量体であるシスチンに変化するが、上記構成の本発明の組成物によるとシステイン類の酸化を有意に抑制することができる。なお、本明細書において、不快な苦味及び臭気の軽減を、単にマスキングと称することがある。また、本明細書において、被覆とは、被覆される物質の表面を100%覆うことだけでなく、被覆される物質の表面の一部を覆うことも包含する。
【0033】
また、本発明のシステイン類の苦味及び臭気を軽減する方法は、システイン類をコーティング剤で被覆すること、特にシステイン類をコーティング剤で被覆し、さらに当該被覆されたシステイン類に酸味剤及び甘味剤からなる群から選択される1種又は2種を配合することを特徴とするものであり、これによりシステイン類の苦味及び臭気を軽減することができる。
【0034】
本発明の組成物は、システイン類の不快な苦味及び臭気が軽減されているため、特に経口摂取又は口内利用などの口腔の用途に有用な組成物である。例えば、食品、食品添加物、経口用の医薬品や医薬部外品、サプリメント、健康食品等として利用可能である。
【0035】
また、本発明の組成物は、半固体から固体の形態であれば良い。例えば、半固体、ゲル状、固体等でも良い。好ましいのは、錠剤、糖衣剤、丸剤、顆粒剤、散剤、細粒剤等の固体である。さらに好ましくは、顆粒剤、細粒剤または散剤である。
【0036】
顆粒剤、細粒剤又は散剤は、製剤が口中で溶解するため、糖衣錠等と比較すると、システイン類の不快な苦味及び臭気が広がりやすい。このため、顆粒剤、細粒剤又は散剤では、システイン類のマスキングがより一層重要なものとなる。本発明の顆粒剤、細粒剤又は散剤は、システイン類がコーティング剤で被覆されることによって、システイン類の溶解が制御されてその不快な苦味及び臭気が経口投与可能な程度までマスキングされており、さらに当該被覆されたシステイン類に酸味剤または甘味剤の少なくとも1種、好ましくは酸味剤と性質の異なる2種以上の甘味剤とを組み合わせて配合されることによって、よりマスキング効果が高められている。
【0037】
本発明の組成物は、コーティング剤で1層又は複数層に被覆されたシステイン類を含むものであるが、当該組成物中にこの被覆されたシステイン類と、酸味剤及び甘味剤からなる群から選択される1種又は2種とが、結合剤で実質的に被覆されてなる形態で含まれることにより、より高いマスキング効果を得ることができる。かかる組成物は、(a)単にコーティング剤で被覆されたシステイン類、酸味剤及び/または甘味剤、並びに結合剤を混合する方法、(b) コーティング剤で被覆されたシステイン類と、酸味剤及び/または甘味料を混合して調製される組成物を核としてその表面を結合剤で被覆する方法、または、(c) コーティング剤で被覆されたシステイン類と酸味剤及び/または甘味料とをそれぞれ別個に結合剤で被覆し、両者を混合する方法によって調製することができる。好ましくは、(b) コーティング剤で被覆されたシステイン類に、酸味剤及び/または甘味剤を加えて混合して調製される組成物を核としてその表面を結合剤で被覆する方法である。
【0038】
また、これらの組成物は、その表面がさらに口中で時間が経過してから甘味を示す性質を備えた甘味剤(以下、「甘味剤A」と称することがある)を含有する組成物(以下、「甘味組成物」という)で被覆されることでより一層マスキング効果を向上させることができる。かかる組成物は、(a)上記コーティング剤で被覆されたシステイン類、酸味剤及び/又は甘味剤、並びに結合剤を混合して調製された組成物を核として、この表面を甘味組成物で被覆する方法、(b) 表面が結合剤で被覆されてなるコーティング剤で被覆されたシステイン類並びに酸味剤及び/又は甘味剤を含有する組成物の該被覆表面を、さらに甘味組成物で被覆する方法、(c-1) コーティング剤で被覆されたシステイン類と酸味剤及び/又は甘味剤をそれぞれ別個に結合剤で被覆し、さらにそれぞれ別個にその表面を甘味組成物で被覆して、両者を混合する方法、または(c-2) コーティング剤で被覆されたシステイン類と酸味剤及び/又は甘味剤をそれぞれ別個に結合剤で被覆し両者を混合して調製される組成物を核とし、その表面を甘味組成物で被覆する方法により調製することができる。好ましくは、上記(b)の、表面が結合剤で被覆されてなる、コーティング剤で被覆されたシステイン類並びに酸味剤及び/又は甘味剤を含有する組成物の該被覆表面を、さらに甘味組成物で被覆する方法である。
【0039】
したがって、本発明の組成物の好適な形態は、システイン類がコーティング剤で被覆されており、さらに当該被覆されたシステイン類と酸味剤及び甘味剤からなる群から選択される1種又は2種とが結合剤で実質的に被覆されてなる形態であり、より好適な形態は、当該結合剤による被覆層表面がさらに甘味料Aを含有する甘味組成物で被覆されてなる形態である。
【0040】
なお上記甘味組成物中に、甘味剤Aに加えて、口中で速やかに甘味を示す性質を備えた甘味剤(以下、「甘味剤B」と称することがある)及び/又は口中で甘味が持続する性質を備えた甘味剤(以下、「甘味剤C」と称することがある)を組み合わせて配合することにより、本発明の組成物のマスキング効果をより一層向上させることができる。
【0041】
さらに、本発明の組成物は、その外側表面に香料の被覆層(香料層)を有していることが好ましい。香料もシステイン類のマスキング効果を増強するからである。上記のように甘味組成物による被覆層を有する組成物の場合、当該甘味組成物中に香料を配合してもよいし、また甘味組成物による被覆層の外側にさらに香料層を設けても良い。
【0042】
(1)システイン類
本発明において、システイン類とは、システイン、システイン誘導体及びそれらの塩を包含する。システインとしては、L−システインが好ましい。システイン誘導体としては、システインメチルエステル、システインエチルエステル、メチルシステイン、エチルシステイン、N−アセチルシステイン等が例示される。塩としては、経口投与が許容される塩であれば特に限定されない。例えば、システインまたは上記システイン誘導体の塩酸塩、硝酸塩及び酢酸塩等の無機酸塩等の酸塩;システインまたは上記システイン誘導体のナトリウム塩やカリウム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウム塩やカルシウム塩などのアルカリ土類金属塩などを挙げることができる。好ましくはシステインまたは上記システイン誘導体の塩酸塩であり、具体的には、塩酸システイン(特に、L−システイン塩酸塩)、塩酸メチルシステイン、塩酸L−エチルシステインを例示することができる。
【0043】
システイン類として好ましいのは、L−システイン、塩酸システインであり、より好ましくはL−システインである。
【0044】
本発明の組成物中のシステイン類の配合量は特に制限されないが、0.01〜90重量%、好ましくは0.1〜50重量%、更に好ましくは0.3〜10重量%である。
【0045】
(2)酸味剤
本発明において、酸味剤としては、酸味を有するものであれば特に制限されない。好ましくは有機酸、その誘導体及びそれらの塩を使用することができる。ここで有機酸としては、例えば、アスコルビン酸、クエン酸及びリンゴ酸(dl-リンゴ酸)等を挙げることができる。また有機酸の誘導体としては、L-アスコルビン酸ステアリン酸エステル等のアスコルビン酸誘導体;クエン酸トリエチル等のクエン酸誘導体が例示できる。また、有機酸またはその誘導体の塩としては、上記有機酸またはその誘導体のナトリウム塩(例えば、アスコルビン酸ナトリウム、L-アスコルビン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸二水素ナトリウム、クエン酸二ナトリウム、dl-リンゴ酸ナトリウム等)やカリウム塩などのアルカリ金属塩;上記有機酸またはその誘導体のカルシウム塩(例えば、アスコルビン酸カルシウムやクエン酸カルシウム等)等のアルカリ土類金属塩を挙げることができる。なお、これらは1種単独で使用しても2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。好ましくは、アスコルビン酸、アスコルビン酸カルシウム、及びアスコルビン酸ナトリウムであり、さらに好ましくは、アスコルビン酸である。
【0046】
本発明の組成物に酸味剤を用いる場合、その配合量は特に制限されないが、1〜90重量%、好ましくは10〜70重量%、更に好ましくは20〜50重量%である。
【0047】
(3)甘味剤
本発明の組成物において、甘味剤としては、甘みを有するものであれば広く使用可能であり特に制限されないが、例えば、アスパルテームやサッカリンなどの合成甘味料;エリスリトール、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール及びラクチトールなどの糖アルコール;白糖、乳糖、果糖、ブドウ糖、オリゴ糖及びマルトースなどの糖類;トレハロースやステビアなどの天然甘味料等が挙げられる。これらの甘味剤は1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。好ましくは、アスパルテーム、エリスリトール、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、白糖、乳糖、ラクチトール、マルチトール、トレハロース、及びステビアよりなる群から選択される1種又は2種以上の組み合わせである。
【0048】
本発明の組成物に甘味剤を用いる場合、その配合量は特に制限されない。甘味剤が賦型剤としても利用されるため上限を定めることは困難であるが、例えば0.0001〜90重量%、好ましくは10〜80重量%、更に好ましくは30〜70重量%である。
【0049】
本発明の組成物では、上記の甘味剤のうち、口中で時間が経過してから甘味を示す性質を備えた甘味剤(甘味剤A)、口中で速やかに甘味を示す性質を備えた甘味剤(甘味剤B)、甘味が口中で持続する性質を備えた甘味剤(甘味剤C)を好ましく使用できる。これらのうちでも、システイン類の不快な苦味を効果的にマスキングできる甘味剤Aが最も好ましい。さらに、甘味剤Aに、甘味剤B及び/又は甘味剤Cを組み合わせると、甘味剤Aのマスキング効果がより一層増強されるため、より好ましい。
【0050】
(4)甘味剤A
甘味剤Aは、口中で時間が経過してから甘味を示す性質を備えた甘味剤である。そして、甘味が強いものが多い。このような甘味剤としては、アスパルテーム及びステビアが例示される。これらはいずれか一方を用いても2つを組み合わせて用いてもよい。好ましくはアスパルテームである。甘味剤Aは、前述するように、本発明の組成物を表面被覆する甘味組成物の甘味剤としても、好適に使用される。
【0051】
本発明の組成物中の甘味剤Aの配合量は特に制限されないが、0.0001〜50重量%、好ましくは0.001〜20重量%、より好ましくは0.001〜10重量%である。また、上記表面被覆層を構成する甘味組成物中に含まれる甘味剤Aの配合割合としては、当該甘味組成物100重量%中、0.0001〜20重量%、好ましくは0.001〜10重量%、より好ましくは0.001〜5重量%を例示することができる。
【0052】
(5)甘味剤B
甘味剤Bは、口中で速やかに甘味を示す性質を備えた甘味剤である。そして、清涼感、冷涼感のある甘みを有するものが多い。このような甘味剤としては、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール及びマンニトールといった糖アルコール、並びにトレハロースが例示される。これらは1種単独でもまた2種以上を組み合わせて使用することも使用できる。好ましくはエリスリトール、ソルビトール、マンニトール及びトレハロースであり、より好ましくはエリスリトール、マンニトール及びトレハロースである。甘味剤Bは、マスキング効果を考慮すると、システイン類の被覆層中に共存する状態で使用することが好ましいが、これに限定されない。
【0053】
本発明の組成物中の甘味剤Bの配合量は特に制限されないが、通常1〜90重量%、好ましくは3〜80重量%、より好ましくは5〜70重量%である。
【0054】
(6)甘味剤C
甘味剤Cは、甘味が口中で持続する性質を備えた甘味剤である。そして、まろやかな甘味を有するものが多い。このような甘味剤としては、ラクチトールやマルチトールといった糖アルコール、並びに白糖、乳糖、果糖、ブドウ糖、オリゴ糖及びマルトース等の糖類が例示される。これらは1種単独でもまた2種以上を組み合わせて使用することもできる。好ましくは、白糖、乳糖及び果糖である。
【0055】
甘味剤Cは、マスキング効果を考慮すると、被覆されたシステイン類と共存する状態、好ましくは被覆されたシステイン類及び酸味剤と共存する状態で使用されることが好ましいが、これに限定されない。
【0056】
本発明の組成物中の甘味剤Cの配合量は特に制限されないが、通常1〜90重量%、好ましくは3〜80重量%、より好ましくは5〜70重量%、である。
【0057】
(7)コーティング剤によって形成されるシステインの被覆層
システイン類の被覆層は、システイン類をコーティング剤で被覆することによってシステイン類の表面に形成される層である。被覆されるシステイン類の形態は、特に制限されないが、粉末;システイン類の結晶を粉砕することにより得られる粒子;システイン類粉末を結合剤と共に造粒したシステイン類の造粒物などが例示される。これらのうちでも、均一な被覆層を形成するためには、コーティング剤で被覆する対象のシステイン類がある程度の大きさを有していることが好ましい。かかるシステイン類の粒径として、具体的には、好ましくは1〜1000μm、さらに好ましくは10〜500μm、より一層好ましくは100〜500μmを例示することができる。特にシステイン類粉末を結合剤と共に造粒して調製される造粒物は、被覆に所望な大きさ(粒径)に調節でき、また大きさをそろえることもできるため、より均一な被覆を容易に実施することができる、好ましい形態である。
【0058】
なお、造粒方法は、製剤分野で公知の方法が採用される。具体的には、結合剤を用いた造粒方法を挙げることができる。ここでシステイン類の造粒に使用される結合剤としては、薬学的または食品衛生上許容される経口摂取可能なものであれば特に制限されない。例えば、医薬品分野、医薬部外品分野及び食品分野等において、例えば固形製剤等の調製に使用される結合剤が広く使用できる。具体的には、後述する結合剤を任意に使用することができる。また、当該結合剤は、甘味剤(好ましくは甘味剤B)を配合して用いることもできる。
【0059】
上記システイン類(システイン類の造粒物を含む)を被覆するために使用されるコーティング剤は、薬学的または食品衛生上許容される経口摂取可能なものであれば特に制限されず、例えば、医薬品分野、医薬部外品分野及び食品分野等において通常使用されるコーティング剤が広く使用できる。具体的には、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、結晶セルロース、ジメチルポリシロキサン、カルボキシビニルポリマー、カルメロースカルシウム、及びカルメロースナトリウム等が挙げられる。好ましくは、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びカルボキシメチルエチルセルロースであり、さらに好ましくはエチルセルロースである。これらのコーティング剤は1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。
【0060】
システイン類(システイン類の造粒物を含む)を被覆するコーティング剤の割合は、マスキング効果が得られる限り特に制限されない。通常、システイン類100重量部に対するコーティング剤の割合として、0.01〜10000重量部、好ましくは0.1〜1000重量部、さらに好ましくは1〜200重量部を挙げることができる。
【0061】
また、被覆方法は、本発明の効果を損なわない限り特に制限されず、製剤分野で公知の方法で良い。例えば、上記コーティング剤を含有する溶液を用いて、システイン類(システイン類の造粒物を含む)を、スプレーコーティング等することにより、1層又は2層以上の被覆層を形成することができる。また、システイン類の被覆層には、甘味剤、特に甘味剤Bが含まれていることが好ましい。さらに必要に応じて添加剤等が含まれていても良い。
【0062】
(8)結合剤
本発明において結合剤は、主としてコーティング剤で被覆されたシステイン類と、酸味剤及び/または甘味剤の混合組成物の表面を被覆するために用いられる。好適な使用態様としては、上記被覆されたシステイン類、酸味剤、及び甘味剤(好ましくは甘味剤B及び/または甘味剤C)を混合し、次いで調製された混合組成物を造粒する際に、噴霧剤として溶液の状態で用いられる。
【0063】
ここで用いられる結合剤としては、薬学的または食品衛生上許容される経口摂取可能なものであれば特に制限されず、例えば、医薬品分野、医薬部外品分野及び食品分野等において、例えば固形製剤等の調製に使用される結合剤が広く使用できる。
【0064】
具体的には、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、メタアクリル酸コポリマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、カゼイン、結晶セルロース、カルボキシビニルポリマー、カルメロース、カルメロースナトリウム、ゼラチン、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エタノール、澱粉、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、ゼラチン、トラガント等を挙げることができる。好ましくはエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースであり、さらに好ましくはヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである。本発明で用いる結合剤は1種単独からなるものであっても、2種以上を任意に組み合わせて含むものであってもよい。
【0065】
上記態様で使用される場合の結合剤の配合割合としては、本発明の組成物100重量%中、通常0.01〜70重量%、好ましくは0.01〜50重量%、さらに好ましくは0.1〜20重量%の範囲を挙げることができる。
【0066】
また、上記使用態様において、結合剤と甘味剤Bとを組み合わせて使用することが好ましく、これによりマスキング効果をより高めることができる。さらに、必要に応じて他の甘味剤や他の成分を併用することもできる。
【0067】
また結合剤は、上記使用態様以外にも、前述するようにシステイン造粒物の調製に使用される他、甘味剤Aとともに甘味組成物の配合成分としても使用される。結合剤を甘味組成物の成分として使用する場合、その配合割合としては特に制限されないが、通常甘味組成物100重量%中、0.1〜50重量%、好ましくは0.1〜30重量%程度を例示することができる。なお、甘味組成物中には、甘味剤A及び結合剤に加えて、他の甘味剤や他の成分が含まれていても良い。
【0068】
結合剤は、その使用態様にかかわらず、その総量として、本発明の組成物100重量%中、通常0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜30重量%、さらに好ましくは0.1〜20重量%の割合で使用することができる。
【0069】
(9)香料
本発明の組成物は更に香料を含有することが好ましい。本発明の組成物中、香料が存在する場所は特に制限されないが、本発明の組成物が固体である場合には、当該固体の外側表面に存在させることが好ましい。具体的には上記甘味組成物による被覆層内部に共存させるか、またはその外側表面に香料を存在させることが好ましい。
【0070】
香料の配合方法としては、例えば前述する甘味組成物やエタノール等の適当な溶媒中に香料を混合し、これを固形組成物表面に噴霧する方法が例示される。
【0071】
香料としては、特に制限されないが、甘味香気を示す香料が好ましい。甘味香気を示す香料としては、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)-フラノーン、マルトール、またはエチルマルトールなどを含有する香料、並びにバニラ、シュガーシロップ、ハチミツ、ジャム、砂糖、カラメル、ピーチまたはオレンジ様等の香気を示す香料等が例示される。
【0072】
本発明の組成物中の香料の配合量は特に制限されないが、通常0.00001〜10重量%、好ましくは0.0001〜5重量%、より好ましくは0.0001〜1重量%である。
【0073】
(10)その他の成分
さらに、本発明の組成物には、必要に応じて、他の有効成分、ビタミン類、賦形剤、滑沢剤、着色剤、酸化防止剤(抗酸化剤)、崩壊剤、増量剤、清涼化剤、基剤、吸着剤、芳香剤、崩壊補助剤、コーティング剤、湿潤剤、消泡剤、光沢化剤、矯味剤、懸濁剤、防湿剤、防腐剤、保存剤、溶剤、溶解剤、共力剤、誘引剤、可溶剤、軟化剤、乳化剤、粘着剤、粘稠剤、発泡剤、分散剤、糖衣剤、pH調節剤、安定剤、界面活性剤、可塑剤及び緩衝剤等の担体や添加剤など、他の成分を加えることが可能である。これらの成分の添加量は、本発明のマスキング効果が発揮される範囲であれば特に制限されない。
【0074】
賦形剤としては、例えば、白糖、乳糖、マンニトール、糖アルコール、澱粉等が挙げられる。
【0075】
崩壊剤としては、例えば、澱粉、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム等が挙げられる。滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、精製タルク、ステアリン酸、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0076】
本発明の組成物は、例えば固体の場合、その製造法は特に制限されない。例えば、各成分の粉末を混合し、結合剤等を使用して固形としてもよいし、各成分の粉末を加圧して固形としてもよいし、通常の固形製剤の製造方法により製造しても良い。好ましい製造法は、造粒である。
【0077】
造粒の方法としては、固形製剤の造粒の方法を使用することが可能であり、例えば湿式造粒、乾式造粒などが使用できる。湿式造粒としては、押出し、流動、転動、解砕、噴霧、撹拌などの方式を使用できる。また、乾式造粒としては、溶融のほか、ローラーや打錠機で成形した後、各種の破砕機で粒状に成型・調粒する方式などが使用できる。いずれの方法による場合も、造粒した後、粒子経範囲を一定にするため、軽く粉砕したり、ふるい分け(整粒、調粒)を行うことができる。好ましい造粒法は湿式造粒である。
【0078】
一方、液体の場合であれば、製剤分野で公知の液剤の製造法に準じて製造することができる。
【0079】
本発明の組成物が固体の場合に好ましい形態は、顆粒剤状、細粒剤状又は散剤状である。
【0080】
本発明の組成物の摂取に当たっては、1日当たりのシステイン類の摂取量が0.1〜3000mgの範囲にあることが好ましい。さらに好ましくは10〜200mgである。
【0081】
【発明の効果】
本発明によれば、システイン類をコーティング剤で被覆することによって、システイン類特有の不快な苦味及び臭気をマスキングすることができる。さらに、コーティング剤で被覆されたシステイン類に酸味剤及び甘味剤からなる群から選択される1種又は2種を配合することによって、システイン類特有の不快な苦味及び臭気をより一層マスキングすることができる。特に、口中で時間が経過してから甘味を示す性質を備えた甘味剤(甘味剤A)の使用は、少量でその効果を発揮することができる。また、甘味剤Aを含む甘味組成物は、コーティング剤で被覆されたシステイン類、酸味剤及び甘味剤の混合物の表面を被覆する用途にも使用でき、これによって、効果的にマスキングすることができる。
【0082】
こうした本発明によれば、システイン類を含む製剤を、一般に苦味及び臭気のマスキングが難しい顆粒剤、細粒剤または散剤の形態に調製した場合であっても、経口投与可能な程度にまでマスキングすることが可能となる。
【0083】
【実施例】
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0084】
実施例1〜11及び比較例1
L−システイン粉末を、結合剤とエリスリトールを含有する水溶液を用いて造粒し、L−システイン造粒物を調製した。次いで、得られたL−システイン造粒物の表面をエチルセルロース、エリスリトール及び可塑剤を含有するコーティング剤で被覆した。被覆されたL−システイン造粒物に、酸味剤(アスコルビン酸)及び甘味剤(アスパルテーム:甘味剤A、エリスリトール:甘味剤B、白糖:甘味剤C)を、賦形剤(コーンスターチ)と共に混合して散剤を調製し、8人の被験者に経口摂取してもらった。また、比較例1として、上記コーティング剤による被覆を行う前のL−システイン造粒物を用いて、同様に摂取してもらった。当該L−システイン造粒物(比較例1)のみの苦味及び臭気を各々評点10に設定し、各種散剤(実施例1〜11)の苦味、臭気について、被験者各々に1〜10の10段階で評価してもらい、8人の評価の合計を集計した。結果を、各種散剤100重量%中に含まれる各成分の割合(重量%)とともに、表1に併せて示す。
【0085】
【表1】
【0086】
この結果から、システインをコーティング剤で被覆することにより、また、それと酸味剤又は/及び甘味剤を併用することによって、システインの苦味と臭気が有意にマスキングできることがわかる。また酸味剤と甘味剤の両者を組み合わせることによってその効果が向上することもわかった。中でも、口中で時間が経過してから甘味を示す性質を備えた甘味剤Aは、単独で且つ少量で、システインの苦味と臭気に対して優れたマスキング効果を発揮し、その効果は他の甘味剤及び酸味剤と組み合わせることによって一段と向上することがわかった。
【0087】
実施例12
L−システイン粉末を、結合剤及びエリスリトールを含有する溶液を用いて造粒し、L−システイン造粒物を調製した。次に、可塑剤、エリスリトール、マンニトール及びエチルセルロースを溶解してコーティング液(コーティング剤)を調製した。先に造粒したL−システイン造粒物に、このコーティング液をスプレーした後、乾燥し、これを数回繰り返して、上記L−システイン造粒物の表面に複数層からなる被覆層を設けた。被覆されたL−システイン造粒物を、アスコルビン酸粉末、白糖、及びエリスリトールと混合した。この混合物を、湿式造粒機(FD−MP−01、(株)パウレック製)に投入し、流動湿式造粒にて、結合剤とエリスリトールを含有する結合液で造粒した。なお、ここで結合剤としては、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、メチルセルロースまたはヒドロキシプロピルメチルセルロースを好適に使用することができる。
【0088】
得られた造粒物を、アスパルテーム、エリスリトール、上記結合剤及び香料を含有する溶液を噴霧しながら造粒(流動湿式造粒)し、細粒剤を製造した。得られた細粒剤100重量%中に含まれる各成分の配合割合を以下に示す。
<処方>
L−システイン 0.9重量%
エチルセルロース 0.7重量%
アスコルビン酸 39.0重量%
アスパルテーム 0.1重量%
エリスリトール 19.0重量%
マンニトール 0.1重量%
結合剤 5 重量%
可塑剤 0.2重量%
香料 0.1重量%
白糖 34.9重量%
合 計 100.0重量%[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a composition with reduced bitterness and odor of cysteines. The present invention further relates to a method for reducing the bitter taste and odor of cysteines.
[0002]
[Prior art]
Cysteines are known to have effects such as nutrient metabolism, energy generation and metabolism, detoxification, anti-allergy, skin metabolism, pigmentation prevention, and skin aging prevention. For this reason, cysteines are used as active ingredients in various compositions for external or oral administration. However, cysteines have an unpleasant bitterness, a strange odor, and the like, which are considered to be due to SH groups in the cysteine molecules. In addition, cysteines are easily oxidized, and when oxidized, the cysteines are mainly converted into dimer cystine. Since cystine has no or weak effect, it is inferior to cysteine as an active ingredient. Sugar-coated tablets are common as internal medicines containing cysteines, but other dosage forms such as granules and fine granules were insufficient to reduce the unpleasant bitter taste and off-flavor and oxidation of cysteines. However, the development of internal medicines other than sugar-coated tablets has not progressed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Under such circumstances, the object of the present invention is to establish a method for reducing unpleasant bitterness and odor of cysteines, and to provide an orally administrable composition that reduces the unpleasant bitterness and odor of cysteines. It is to be.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies in view of the above-mentioned problems of the prior art, the present inventor has coated cysteines with a coating agent, and further cysteines coated with the coating agent have at least one of a sour agent and a sweetener. By blending one of them, it was found that unpleasant bitterness and odor and oxidation of cysteine can be reduced, and the present invention has been completed.
[0005]
That is, the present invention relates to the following composition for reducing the bitterness and odor of cysteines and the method for reducing the bitterness and odor of cysteines.
[0006]
Item 1. A composition with reduced bitterness and odor of cysteine, characterized by containing cysteines coated with a coating agent.
[0007]
Item 2. A composition having reduced bitterness and odor of cysteine, characterized by containing one or two selected from the group consisting of cysteines coated with a coating agent and sour and sweeteners.
[0008]
Item 3. Item 3. The composition according to Item 2, wherein the sour agent contains one or more selected from the group consisting of organic acids and derivatives thereof, and salts thereof.
[0009]
Item 4. Item 4. The composition according to item 3, wherein the sour agent contains one or more selected from the group consisting of ascorbic acid and derivatives thereof, and salts thereof.
[0010]
Item 5. The sweetener is one or more selected from the group consisting of aspartame, saccharin, erythritol, mannitol, sorbitol, xylitol, maltitol, lactitol, sucrose, lactose, fructose, glucose, oligosaccharides, maltose, trehalose and stevia Item 5. The composition according to any one of Items 2 to 4, which comprises
[0011]
Item 6. Item 5. The composition according to any one of Items 2 to 4, wherein the sweetening agent contains one or two selected from the group consisting of aspartame and stevia.
[0012]
Item 7. The sweetener contains one or two selected from the group consisting of aspartame and stevia and one or more selected from the group consisting of erythritol, sorbitol, xylitol, trehalose and mannitol. Item 5. The composition according to any one of Items 2 to 4.
[0013]
Item 8. The term in which the sweetener contains one or two selected from the group consisting of aspartame and stevia and one or more selected from the group consisting of sucrose, lactose, lactitol and maltitol The composition in any one of 2-4.
[0014]
Item 9. The sweetener is one or two selected from the group consisting of aspartame and stevia, one or more selected from the group consisting of erythritol, sorbitol, xylitol, trehalose and mannitol, and sucrose, lactose, lactitol Item 5. The composition according to any one of Items 2 to 4, which comprises one or more selected from the group consisting of maltitol.
[0015]
Item 10. Item 5. The composition according to any one of Items 2 to 4, wherein the sweetener comprises aspartame, one or more selected from the group consisting of erythritol, mannitol and trehalose, and sucrose.
[0016]
Item 11. Item 11. The composition according to any one of Items 2 to 10, comprising one or two selected from the group consisting of cysteines coated with a coating agent, a sour agent and a sweetener, and a binder. .
[0017]
Item 12. 1 or 2 selected from the group consisting of cysteines coated with a coating agent, acidulant and sweetener, and the surface of the composition containing the binder is selected from the group consisting of aspartame and stevia Item 12. The composition according to Item 11, which is coated with a seed or a composition containing two kinds.
[0018]
Item 13. Item 13. The composition according to any one of Items 1 to 12, which is a solid.
[0019]
Item 14. Item 14. The composition according to Item 13, which has a form of a granule, a fine granule, or a powder.
[0020]
Item 15. A method for reducing the bitterness and odor of cysteines, which comprises coating cysteines with a coating agent.
[0021]
Item 16. Item 16. The cysteines bitterness and odor according to Item 15, wherein cysteines are coated with a coating agent, and further, one or two kinds selected from the group consisting of sour and sweeteners are added thereto. how to.
[0022]
Item 17. Item 17. The method according to Item 16, wherein the sour agent contains one or more selected from the group consisting of organic acids and derivatives thereof, and salts thereof.
[0023]
Item 18. Item 18. The method according to Item 17, wherein the sour agent contains one or more selected from the group consisting of ascorbic acid and derivatives thereof, and salts thereof.
[0024]
Item 19. The sweetener is one or more selected from the group consisting of aspartame, saccharin, erythritol, mannitol, sorbitol, xylitol, maltitol, lactitol, sucrose, lactose, fructose, glucose, oligosaccharides, maltose, trehalose and stevia Item 19. The method according to any one of Items 16 to 18, which comprises
[0025]
Item 20. Item 19. The method according to any one of Items 16 to 18, wherein the sweetening agent contains one or two selected from the group consisting of aspartame and stevia.
[0026]
Item 21. The sweetener contains one or two selected from the group consisting of aspartame and stevia and one or more selected from the group consisting of erythritol, sorbitol, xylitol, trehalose and mannitol. Item 19. The method according to any one of Items 16 to 18.
[0027]
Item 22. The term in which the sweetener contains one or two selected from the group consisting of aspartame and stevia and one or more selected from the group consisting of sucrose, lactose, lactitol and maltitol The method in any one of 16-18.
[0028]
Item 23. The sweetener is one or two selected from the group consisting of aspartame and stevia, one or more selected from the group consisting of erythritol, sorbitol, xylitol, trehalose and mannitol, and sucrose, lactose, lactitol Item 19. The method according to any one of Items 16 to 18, comprising one or more selected from the group consisting of maltitol.
[0029]
Item 24. Item 19. The method according to any one of Items 16 to 18, wherein the sweetener contains aspartame, one or more selected from the group consisting of erythritol, mannitol and trehalose, and sucrose.
[0030]
Item 25. Item 25. The method according to any one of Items 16 to 24, wherein cysteines coated with a coating agent are blended with one or two selected from the group consisting of a sour agent and a sweetener, and a binder. .
[0031]
Item 26. 1 or 2 selected from the group consisting of cysteines coated with a coating agent, sour and sweeteners, and 1 selected from the group consisting of aspartame and stevia on the surface of the composition containing the binder Item 26. The method according to Item 25, wherein a composition containing a seed or two kinds is coated.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The composition having reduced bitterness and odor of cysteines according to the present invention contains cysteines coated with a coating agent, in particular from the group consisting of cysteines coated with a coating agent, sour agent and sweetener. It contains 1 type or 2 types selected in combination. An unpleasant bitterness peculiar to cysteines by coating cysteines with a coating agent and further adding one or two selected from the group consisting of sour and sweeteners to the coated cysteines And odor is reduced. In addition, cysteines are easily oxidized, and when oxidized, the cysteines mainly change to cystine which is a dimer. However, according to the composition of the present invention having the above configuration, the oxidation of cysteines can be significantly suppressed. In the present specification, reduction of unpleasant bitterness and odor may be simply referred to as masking. In this specification, the term “coating” includes not only covering 100% of the surface of the material to be coated but also covering a part of the surface of the material to be coated.
[0033]
Further, the method for reducing the bitterness and odor of cysteines of the present invention comprises coating cysteines with a coating agent, in particular coating cysteines with a coating agent, and further applying sour agents and sweeteners to the coated cysteines. It mix | blends 1 type or 2 types selected from the group which consists of this, The bitterness and odor of cysteine can be reduced by this.
[0034]
Since the unpleasant bitterness and odor of cysteines are reduced, the composition of the present invention is particularly useful for oral use such as oral intake or oral use. For example, it can be used as foods, food additives, oral drugs and quasi drugs, supplements, health foods, and the like.
[0035]
Moreover, the composition of this invention should just be a semi-solid to solid form. For example, it may be semi-solid, gel, solid, or the like. Preferred are solids such as tablets, dragees, pills, granules, powders, fine granules and the like. More preferably, they are granules, fine granules or powders.
[0036]
Since granules, fine granules or powders dissolve in the mouth, unpleasant bitterness and odor of cysteines are likely to spread as compared with sugar-coated tablets. For this reason, in the case of granules, fine granules or powders, masking of cysteines becomes even more important. In the granule, fine granule or powder of the present invention, cysteines are coated with a coating agent, so that the dissolution of cysteines is controlled and the unpleasant bitterness and odor are masked to the extent that they can be administered orally. Furthermore, the masking effect can be further enhanced by blending the coated cysteines with at least one sour agent or sweetener, preferably a combination of two or more sweeteners having different properties. Yes.
[0037]
The composition of the present invention contains cysteines coated in one or more layers with a coating agent, and is selected from the group consisting of these coated cysteines, sour agents and sweeteners. By including 1 type or 2 types in a form substantially covered with a binder, a higher masking effect can be obtained. Such a composition comprises (a) a method of simply mixing a cysteine coated with a coating agent, a sour agent and / or a sweetener, and a binder, (b) a cysteine coated with a coating agent, and a sour agent and And / or a method of coating the surface of a composition prepared by mixing sweeteners with a binder, or (c) a cysteine coated with a coating agent and a sour agent and / or a sweetener, respectively. It can be prepared by a method of separately coating with a binder and mixing both. Preferably, (b) a method of coating the surface with a binder using as a core a composition prepared by adding a sour agent and / or a sweetener to cysteines coated with a coating agent.
[0038]
Further, these compositions are compositions (hereinafter referred to as “sweetening agent A”) containing sweeteners having the property of showing sweetness after the surface of the mouth further passes in the mouth. The masking effect can be further improved by coating with a "sweet composition"). Such a composition comprises (a) a composition prepared by mixing cysteines coated with the above-mentioned coating agent, acidulant and / or sweetener, and a binder, and the surface is coated with the sweetening composition. And (b) a method of further coating the coated surface of the composition containing cysteines coated with a coating agent whose surface is coated with a binder and a sour agent and / or a sweetener with a sweetening composition. (C-1) Cysteine coated with a coating agent and sour agent and / or sweetener are separately coated with a binder, and each surface is separately coated with a sweetening composition, and both are mixed. Or (c-2) a composition prepared by coating cysteines coated with a coating agent with a sour agent and / or a sweetener separately with a binder and mixing them together, and the surface The sweetening composition It can be prepared by the method of coating. Preferably, the coated surface of the composition containing cysteines coated with a coating agent and a sour agent and / or a sweetener, the surface of which is coated with a binder (b), and a sweetening composition. It is a method of coating with.
[0039]
Therefore, a preferred form of the composition of the present invention is one or two selected from the group consisting of cysteines coated with a coating agent, and the coated cysteines, a sour agent and a sweetener. Is a form that is substantially coated with a binder, and a more preferred form is a form in which the surface of the coating layer with the binder is further coated with a sweetening composition containing sweetener A.
[0040]
In addition to the sweetening agent A, the sweetening agent having the property of quickly showing sweetness in the mouth (hereinafter sometimes referred to as “sweetening agent B”) and / or the sweetness in the mouth In combination with a sweetener having the property to be (hereinafter sometimes referred to as "sweetener C"), the masking effect of the composition of the present invention can be further improved.
[0041]
Furthermore, the composition of the present invention preferably has a fragrance coating layer (fragrance layer) on its outer surface. This is because the fragrance enhances the masking effect of cysteines. In the case of a composition having a coating layer of a sweetening composition as described above, a fragrance may be blended in the sweetening composition, or a fragrance layer may be further provided outside the coating layer of the sweetening composition. .
[0042]
(1) Cysteine
In the present invention, cysteines include cysteine, cysteine derivatives and salts thereof. As cysteine, L-cysteine is preferable. Examples of cysteine derivatives include cysteine methyl ester, cysteine ethyl ester, methyl cysteine, ethyl cysteine, N-acetyl cysteine and the like. The salt is not particularly limited as long as it is a salt acceptable for oral administration. For example, acid salts such as cysteine or inorganic acid salts such as hydrochlorides, nitrates and acetates of the above cysteine derivatives; alkali metal salts such as sodium salts and potassium salts of cysteine or the above cysteine derivatives, alkalis such as magnesium salts and calcium salts Examples include earth metal salts. Preferably, it is cysteine or hydrochloride of the above cysteine derivative, and specific examples include cysteine hydrochloride (particularly L-cysteine hydrochloride), methylcysteine hydrochloride, and L-ethylcysteine hydrochloride.
[0043]
Preferable cysteines are L-cysteine and cysteine hydrochloride, and more preferably L-cysteine.
[0044]
The compounding amount of cysteines in the composition of the present invention is not particularly limited, but is 0.01 to 90% by weight, preferably 0.1 to 50% by weight, and more preferably 0.3 to 10% by weight.
[0045]
(2) Sour agent
In the present invention, the acidulant is not particularly limited as long as it has acidity. Preferably, organic acids, derivatives thereof and salts thereof can be used. Examples of the organic acid include ascorbic acid, citric acid, malic acid (dl-malic acid), and the like. Examples of the organic acid derivative include ascorbic acid derivatives such as L-ascorbic acid stearate; citric acid derivatives such as triethyl citrate. Examples of the salt of the organic acid or its derivative include the sodium salt of the above organic acid or its derivative (for example, sodium ascorbate, sodium L-ascorbate, sodium citrate, sodium dihydrogen citrate, disodium citrate, -Alkaline metal salts such as sodium malate) and potassium salts; alkaline earth metal salts such as calcium salts of the above organic acids or derivatives thereof (for example, calcium ascorbate and calcium citrate). In addition, even if these are used individually by 1 type, they can also be used in combination of 2 or more types arbitrarily. Preferred are ascorbic acid, calcium ascorbate, and sodium ascorbate, and more preferred is ascorbic acid.
[0046]
When using a sour agent for the composition of this invention, the compounding quantity in particular is although it does not restrict | limit, It is 1 to 90 weight%, Preferably it is 10 to 70 weight%, More preferably, it is 20 to 50 weight%.
[0047]
(3) Sweetener
In the composition of the present invention, the sweetener can be widely used as long as it has sweetness and is not particularly limited. For example, synthetic sweeteners such as aspartame and saccharin; erythritol, mannitol, sorbitol, xylitol, maltitol And sugar alcohols such as lactitol; sugars such as sucrose, lactose, fructose, glucose, oligosaccharides and maltose; natural sweeteners such as trehalose and stevia. These sweeteners may be used alone or in any combination of two or more. Preferably, it is one or a combination of two or more selected from the group consisting of aspartame, erythritol, mannitol, sorbitol, xylitol, sucrose, lactose, lactitol, maltitol, trehalose, and stevia.
[0048]
When a sweetener is used in the composition of the present invention, the amount of the sweetener is not particularly limited. Since the sweetener is also used as an excipient, it is difficult to determine the upper limit. For example, it is 0.0001 to 90% by weight, preferably 10 to 80% by weight, and more preferably 30 to 70% by weight.
[0049]
In the composition of the present invention, among the above-mentioned sweeteners, a sweetener having a property of showing sweetness after a lapse of time in the mouth (sweetener A), a sweetener having a property of showing sweetness quickly in the mouth (Sweeting agent B) and a sweetening agent (sweetening agent C) having the property of maintaining sweetness in the mouth can be preferably used. Among these, sweetener A that can effectively mask the unpleasant bitter taste of cysteines is most preferable. Furthermore, it is more preferable to combine sweetener B and / or sweetener C with sweetener A because the masking effect of sweetener A is further enhanced.
[0050]
(4) Sweetener A
The sweetener A is a sweetener having a property of showing sweetness after a lapse of time in the mouth. And there are many things with strong sweetness. Examples of such sweeteners include aspartame and stevia. One of these may be used, or two may be used in combination. Aspartame is preferred. As described above, the sweetening agent A is also suitably used as a sweetening agent for a sweetening composition for surface-coating the composition of the present invention.
[0051]
The blending amount of sweetener A in the composition of the present invention is not particularly limited, but is 0.0001 to 50% by weight, preferably 0.001 to 20% by weight, more preferably 0.001 to 10% by weight. In addition, the blending ratio of the sweetener A contained in the sweetening composition constituting the surface coating layer is 0.0001 to 20% by weight, preferably 0.001 to 10% by weight in 100% by weight of the sweetening composition. %, More preferably 0.001 to 5% by weight.
[0052]
(5) Sweetener B
The sweetener B is a sweetener having a property of showing sweetness quickly in the mouth. And there are many things which have sweetness with a cool feeling and a cool feeling. Examples of such sweeteners include sugar alcohols such as erythritol, sorbitol, xylitol and mannitol, and trehalose. These can be used alone or in combination of two or more. Preferred are erythritol, sorbitol, mannitol and trehalose, and more preferred are erythritol, mannitol and trehalose. Considering the masking effect, the sweetener B is preferably used in a state of coexisting in the coating layer of cysteines, but is not limited thereto.
[0053]
The blending amount of sweetener B in the composition of the present invention is not particularly limited, but is usually 1 to 90% by weight, preferably 3 to 80% by weight, more preferably 5 to 70% by weight.
[0054]
(6) Sweetener C
Sweetener C is a sweetener having the property that sweetness persists in the mouth. And many have a mild sweetness. Examples of such sweeteners include sugar alcohols such as lactitol and maltitol, and saccharides such as sucrose, lactose, fructose, glucose, oligosaccharides and maltose. These can be used alone or in combination of two or more. Sucrose, lactose and fructose are preferable.
[0055]
Considering the masking effect, the sweetener C is preferably used in a state of coexisting with the coated cysteines, and preferably in a state of coexisting with the coated cysteines and the sour agent, but is not limited thereto.
[0056]
The blending amount of sweetener C in the composition of the present invention is not particularly limited, but is usually 1 to 90% by weight, preferably 3 to 80% by weight, and more preferably 5 to 70% by weight.
[0057]
(7) Covering layer of cysteine formed by the coating agent
The covering layer of cysteines is a layer formed on the surface of cysteines by coating cysteines with a coating agent. The form of cysteine to be coated is not particularly limited, and examples thereof include powders; particles obtained by pulverizing cysteine crystals; granulated products of cysteines obtained by granulating cysteine powders with a binder. . Among these, in order to form a uniform coating layer, it is preferable that cysteines to be coated with the coating agent have a certain size. Specifically, the particle size of such cysteines is preferably 1 to 1000 μm, more preferably 10 to 500 μm, and still more preferably 100 to 500 μm. In particular, a granulated product prepared by granulating cysteine powder with a binder can be adjusted to the desired size (particle size) for coating, and can be made uniform in size, facilitating more uniform coating. This is a preferred form that can be implemented.
[0058]
In addition, a well-known method is employ | adopted for the granulation method in the formulation field | area. Specifically, a granulation method using a binder can be mentioned. Here, the binder used for granulation of cysteines is not particularly limited as long as it is pharmaceutically or food hygienically acceptable and can be taken orally. For example, in the pharmaceutical field, quasi-drug field, food field, and the like, for example, binders used for preparing solid preparations can be widely used. Specifically, the binder mentioned later can be used arbitrarily. Moreover, the said binder can also mix | blend and use a sweetener (preferably sweetener B).
[0059]
The coating agent used to coat the cysteines (including granules of cysteines) is not particularly limited as long as it is pharmaceutically or food hygienically acceptable and can be taken orally. The coating agents usually used in the field, quasi-drug field, food field, etc. can be widely used. Specific examples include ethyl cellulose, hydroxypropyl methyl cellulose, carboxymethyl ethyl cellulose, hydroxypropyl methyl cellulose phthalate, crystalline cellulose, dimethylpolysiloxane, carboxyvinyl polymer, carmellose calcium, and carmellose sodium. Preferred are ethyl cellulose, hydroxypropyl methyl cellulose, and carboxymethyl ethyl cellulose, and more preferred is ethyl cellulose. These coating agents can be used alone or in any combination of two or more.
[0060]
The ratio of the coating agent that covers cysteines (including granules of cysteines) is not particularly limited as long as a masking effect is obtained. Usually, as a ratio of the coating agent to 100 parts by weight of cysteine, 0.01 to 10000 parts by weight, preferably 0.1 to 1000 parts by weight, and more preferably 1 to 200 parts by weight can be mentioned.
[0061]
The coating method is not particularly limited as long as the effects of the present invention are not impaired, and may be a method known in the pharmaceutical field. For example, one or two or more coating layers can be formed by spray-coating cysteines (including granules of cysteines) using a solution containing the coating agent. The cysteine coating layer preferably contains a sweetener, particularly sweetener B. Furthermore, additives and the like may be included as necessary.
[0062]
(8) Binder
In the present invention, the binder is mainly used to coat the surface of a mixed composition of cysteines coated with a coating agent and sour and / or sweetener. In a preferred mode of use, the coated cysteines, sour agent, and sweetener (preferably sweetener B and / or sweetener C) are mixed, and then the prepared mixed composition is granulated. It is used in the form of a solution as a propellant.
[0063]
The binder used herein is not particularly limited as long as it is pharmaceutically or food hygienically acceptable and can be taken orally. For example, in the pharmaceutical field, quasi-drug field, food field, etc. The binders used for the preparation of the above can be widely used.
[0064]
Specifically, ethyl cellulose, hydroxypropyl cellulose, hydroxypropyl methylcellulose, polyvinylpyrrolidone, methylcellulose, carboxymethylethylcellulose, methacrylic acid copolymer, hydroxypropylmethylcellulose phthalate, casein, crystalline cellulose, carboxyvinyl polymer, carmellose, carmellose sodium, gelatin , Hydroxyethylmethylcellulose, hydroxyethylcellulose, ethanol, starch, polyvinyl alcohol, gum arabic, gelatin, tragacanth and the like. Preferred are ethyl cellulose, hydroxypropyl cellulose, polyvinyl pyrrolidone, and hydroxypropyl methyl cellulose, and more preferred are hydroxypropyl cellulose, polyvinyl pyrrolidone, and hydroxypropyl methyl cellulose. The binder used in the present invention may be a single type or a combination of two or more types.
[0065]
The blending ratio of the binder when used in the above embodiment is usually 0.01 to 70% by weight, preferably 0.01 to 50% by weight, and more preferably 0.00% in 100% by weight of the composition of the present invention. The range of 1-20 weight% can be mentioned.
[0066]
Moreover, in the said use aspect, it is preferable to use combining a binder and the sweetener B, and, thereby, a masking effect can be heightened more. Furthermore, other sweeteners and other components can be used in combination as necessary.
[0067]
In addition to the use mode described above, the binder is used for preparing a cysteine granulated product as described above, and also used as a blending component of the sweetening composition together with the sweetener A. When the binder is used as a component of the sweetening composition, the mixing ratio is not particularly limited, but is usually 0.1 to 50% by weight, preferably about 0.1 to 30% by weight in 100% by weight of the sweetening composition. Can be illustrated. In addition to the sweetener A and the binder, other sweeteners and other components may be contained in the sweetening composition.
[0068]
Regardless of the mode of use, the total amount of the binder is generally 0.01 to 50% by weight, preferably 0.1 to 30% by weight, more preferably 0.1% in 100% by weight of the composition of the present invention. It can be used in a proportion of ˜20% by weight.
[0069]
(9) Fragrance
It is preferable that the composition of this invention contains a fragrance | flavor further. Although the place in which a fragrance | flavor exists in the composition of this invention is not restrict | limited in particular, when the composition of this invention is solid, it is preferable to make it exist on the outer surface of the said solid. Specifically, it is preferable to allow the sweetening composition to coexist in the coating layer or to have a fragrance on the outer surface thereof.
[0070]
Examples of the method of blending the fragrance include a method in which the fragrance is mixed in an appropriate solvent such as the aforementioned sweetening composition or ethanol and sprayed on the surface of the solid composition.
[0071]
Although it does not restrict | limit especially as a fragrance | flavor, The fragrance | flavor which shows a sweet flavor is preferable. As a fragrance showing a sweet fragrance, a fragrance containing 4-hydroxy-2,5-dimethyl-3 (2H) -furanone, maltol, or ethyl maltol, etc., as well as vanilla, sugar syrup, honey, jam, sugar, caramel, The fragrance | flavor etc. which show fragrances, such as peach or orange, are illustrated.
[0072]
Although the compounding quantity of the fragrance | flavor in the composition of this invention is not restrict | limited in particular, Usually, it is 0.00001 to 10 weight%, Preferably it is 0.0001 to 5 weight%, More preferably, it is 0.0001 to 1 weight%.
[0073]
(10) Other ingredients
Furthermore, the composition of the present invention may contain other active ingredients, vitamins, excipients, lubricants, colorants, antioxidants (antioxidants), disintegrants, extenders, refreshing agents as necessary. Agent, base, adsorbent, fragrance, disintegration aid, coating agent, wetting agent, antifoaming agent, brightener, corrigent, suspending agent, moisture-proofing agent, preservative, preservative, solvent, solubilizer , Synergists, attractants, solubilizers, softeners, emulsifiers, adhesives, thickeners, foaming agents, dispersants, sugar coatings, pH regulators, stabilizers, surfactants, plasticizers, buffering agents, etc. Other ingredients such as carriers and additives can be added. The addition amount of these components is not particularly limited as long as the masking effect of the present invention is exhibited.
[0074]
Examples of the excipient include sucrose, lactose, mannitol, sugar alcohol, starch and the like.
[0075]
Examples of the disintegrant include starch, carmellose calcium, carmellose sodium, carboxymethyl starch sodium and the like. Examples of the lubricant include magnesium stearate, purified talc, stearic acid, sucrose fatty acid ester and the like.
[0076]
When the composition of the present invention is, for example, a solid, its production method is not particularly limited. For example, the powder of each component may be mixed and solidified using a binder, etc., the powder of each component may be pressed to be solid, or may be produced by a normal method for producing a solid preparation. . A preferred production method is granulation.
[0077]
As a granulation method, a granulation method of a solid preparation can be used. For example, wet granulation, dry granulation and the like can be used. As the wet granulation, methods such as extrusion, flow, rolling, crushing, spraying, and stirring can be used. As dry granulation, in addition to melting, a method of forming with a roller or a tableting machine and then forming and adjusting into a granule with various crushers can be used. In any case, after granulation, in order to make the particle diameter range constant, it can be lightly pulverized or screened (sized, sized). A preferred granulation method is wet granulation.
[0078]
On the other hand, in the case of a liquid, it can be produced according to a method for producing a liquid known in the pharmaceutical field.
[0079]
When the composition of the present invention is solid, a preferable form is a granule form, a fine granule form or a powder form.
[0080]
In intake of the composition of the present invention, the daily intake of cysteines is preferably in the range of 0.1 to 3000 mg. More preferably, it is 10-200 mg.
[0081]
【The invention's effect】
According to the present invention, unpleasant bitterness and odor peculiar to cysteines can be masked by coating cysteines with a coating agent. Furthermore, unpleasant bitterness and odor peculiar to cysteines can be further masked by adding one or two selected from the group consisting of sour and sweeteners to cysteines coated with a coating agent. it can. In particular, the use of a sweetener (sweetener A) having the property of showing sweetness after the passage of time in the mouth can exert its effect in a small amount. The sweetening composition containing sweetener A can also be used for coating the surface of a mixture of cysteines, acidulants and sweeteners coated with a coating agent, thereby effectively masking. .
[0082]
According to the present invention, a preparation containing cysteines is masked to such an extent that it can be administered orally even when it is prepared in the form of granules, fine granules or powders which are generally difficult to mask bitterness and odor. It becomes possible.
[0083]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although this invention is demonstrated in detail using an Example, this invention is not limited to these Examples.
[0084]
Examples 1 to 11 and Comparative Example 1
L-cysteine powder was granulated using an aqueous solution containing a binder and erythritol to prepare an L-cysteine granulated product. Subsequently, the surface of the obtained L-cysteine granulated material was coated with a coating agent containing ethyl cellulose, erythritol and a plasticizer. A sour agent (ascorbic acid) and a sweetener (aspartame: sweetener A, erythritol: sweetener B, sucrose: sweetener C) are mixed with the coated L-cysteine granulation together with an excipient (corn starch). A powder was prepared and was orally ingested by 8 subjects. In addition, as Comparative Example 1, the L-cysteine granulated product before being coated with the coating agent was used in the same manner. The bitterness and odor of only the L-cysteine granulated product (Comparative Example 1) are each set to a rating of 10, and the bitterness and odor of various powders (Examples 1 to 11) are each divided into 10 levels of 1 to 10 for each subject. We had you evaluate and totaled eight people's evaluation. The results are shown in Table 1 together with the proportion (% by weight) of each component contained in 100% by weight of various powders.
[0085]
[Table 1]
[0086]
From this result, it can be seen that the bitterness and odor of cysteine can be significantly masked by coating cysteine with a coating agent and using it together with a sour agent or / and a sweetener. Moreover, it turned out that the effect improves by combining both a sour agent and a sweetener. Among them, the sweetener A having the property of showing sweetness after the passage of time in the mouth, alone and in a small amount, exhibits an excellent masking effect on the bitter taste and odor of cysteine. It has been found that the combination with the agent and the sour agent further improves.
[0087]
Example 12
L-cysteine powder was granulated using a solution containing a binder and erythritol to prepare an L-cysteine granulated product. Next, a plasticizer, erythritol, mannitol and ethyl cellulose were dissolved to prepare a coating liquid (coating agent). After spraying this coating liquid on the previously granulated L-cysteine granulated product, it was dried and this was repeated several times to provide a coating layer consisting of a plurality of layers on the surface of the L-cysteine granulated product. . The coated L-cysteine granulate was mixed with ascorbic acid powder, sucrose, and erythritol. This mixture was put into a wet granulator (FD-MP-01, manufactured by POWREC Co., Ltd.), and granulated with a binding liquid containing a binder and erythritol by fluid wet granulation. Here, as the binder, ethyl cellulose, hydroxypropyl cellulose, polyvinyl pyrrolidone, methyl cellulose or hydroxypropyl methyl cellulose can be preferably used.
[0088]
The obtained granulated product was granulated (fluid wet granulation) while spraying a solution containing aspartame, erythritol, the binder and the fragrance, to produce a fine granule. The blending ratio of each component contained in 100% by weight of the obtained fine granule is shown below.
<Prescription>
L-cysteine 0.9% by weight
Ethylcellulose 0.7% by weight
Ascorbic acid 39.0% by weight
Aspartame 0.1% by weight
Erythritol 19.0% by weight
Mannitol 0.1% by weight
Binder 5% by weight
Plasticizer 0.2% by weight
Fragrance 0.1% by weight
Sucrose 34.9% by weight
Total 100.0% by weight
Claims (6)
(i)システイン類が、コーティング剤で被覆されており;
(ii)酸味剤が、アスコルビン酸及びL−アスコルビン酸ステアリン酸エステル、並びにそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有し;かつ
(iii)甘味剤が、アスパルテームを含有し、かつ
エリスリトール及び白糖からなる群より選択される少なくとも1種をさらに含有する
ことを特徴とする組成物。Cysteine, cysteine methyl ester, cysteine ethyl ester, methyl cysteine, L-ethyl cysteine, and N-acetyl cysteine, and at least one selected from the group consisting of salts thereof, and a sour agent and a sweetener An oral composition containing:
(I) cysteines are coated with a coating agent;
(Ii) sour agent, ascorbic acid and L- ascorbyl stearate, and containing at least one element selected from the group consisting of salts thereof; and (iii) sweetener, contain Asuparute arm, and <br/> erythritol at least one further composition characterized by containing selected from Le and saccharose or Ranaru group.
酸味剤が、アスコルビン酸及びL−アスコルビン酸ステアリン酸エステル、並びにそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有し;かつ
甘味剤が、アスパルテームを含有し、かつ
エリスリトール及び白糖からなる群より選択される少なくとも1種をさらに含有する
ことを特徴とする方法。Cysteine, at least one selected from the group consisting of cysteine, cysteine methyl ester, cysteine ethyl ester, methyl cysteine, L-ethyl cysteine, and N-acetyl cysteine, and salts thereof is coated with a coating agent; A method for reducing the bitterness and odor of cysteines, which is mixed with a sour agent and a sweetener:
Sour agent, ascorbic acid and L- ascorbyl stearate, and containing at least one element selected from the group consisting of salts thereof; and a sweetening agent, contain Asuparute arm, and <br/> erythritol wherein the further contains at least one selected from the Le and saccharose or Ranaru group.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002330954A JP4501024B2 (en) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | Composition with reduced bitterness and odor of cysteines |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002330954A JP4501024B2 (en) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | Composition with reduced bitterness and odor of cysteines |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004161701A JP2004161701A (en) | 2004-06-10 |
JP4501024B2 true JP4501024B2 (en) | 2010-07-14 |
Family
ID=32808488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002330954A Expired - Fee Related JP4501024B2 (en) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | Composition with reduced bitterness and odor of cysteines |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4501024B2 (en) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3774814B2 (en) * | 2003-09-26 | 2006-05-17 | 小林製薬株式会社 | Composition with reduced unpleasant odor or taste of cysteines |
JP4740740B2 (en) | 2003-12-09 | 2011-08-03 | 大日本住友製薬株式会社 | Drug-containing particles and solid preparation containing the particles |
JP4766941B2 (en) * | 2005-07-14 | 2011-09-07 | 小林製薬株式会社 | Composition with reduced unpleasant odor or taste of cysteines |
JP5063947B2 (en) * | 2006-07-18 | 2012-10-31 | 株式会社ナリス化粧品 | Acrolein adduct formation inhibitor, and skin anti-aging external preparation and anti-aging food and drink containing the same |
DE102006040276A1 (en) * | 2006-08-17 | 2008-02-21 | Technische Universität Dresden | Use of mono- or disaccharides to mask odors, and methods and composition for masking odors |
EP2142173A1 (en) * | 2007-04-19 | 2010-01-13 | Disphar International B.V. | High dose composition of ursodeoxycholic acid |
JP4954918B2 (en) * | 2008-02-14 | 2012-06-20 | 三菱商事フードテック株式会社 | Odor reducing method, odor reducing composition and powder composition with reduced odor |
JP4521454B2 (en) * | 2008-06-06 | 2010-08-11 | 京都薬品工業株式会社 | Film coated tablets |
JP6024899B2 (en) * | 2010-03-24 | 2016-11-16 | 不二製油株式会社 | Unpleasant taste reduction method |
JP5909040B2 (en) * | 2010-10-15 | 2016-04-26 | ハウス食品グループ本社株式会社 | Coated granule containing unpleasant taste component and solid composition for oral consumption |
JP5756727B2 (en) * | 2011-09-30 | 2015-07-29 | ハウス食品グループ本社株式会社 | Granule |
JP6313626B2 (en) * | 2014-03-28 | 2018-04-18 | 株式会社ファンケル | Granule |
FR3033792B1 (en) * | 2015-03-20 | 2017-04-21 | Innov'ia 3I | PULVERULENT COMPOSITIONS OF A COMPLEX BETWEEN ACID AND METAL HAVING HIGH CONTENT OF SULFUR-BASED ORGANIC COMPOUNDS AND PROCESS FOR THEIR PREPARATION |
CN108836948B (en) * | 2018-06-11 | 2024-04-12 | 宁波西敦医药包衣科技有限公司 | Product capable of realizing controllable release of nutrients by coating technology |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55129224A (en) * | 1979-03-27 | 1980-10-06 | Toyo Jozo Co Ltd | Fine granules having improved taste |
JPS62501210A (en) * | 1984-11-05 | 1987-05-14 | ゲルゲリイ、ゲルハルト | Pharmaceutical preparations and their manufacturing methods |
JPS63280023A (en) * | 1987-05-11 | 1988-11-17 | Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd | Antirheumatic |
JPH01100116A (en) * | 1987-10-12 | 1989-04-18 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Inhalant covered in undesirable functional property of medicine |
JPH037220A (en) * | 1989-03-30 | 1991-01-14 | Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd | Stable tablet containing alkylcysteine or acid addition salt thereof |
JPH08503703A (en) * | 1992-12-02 | 1996-04-23 | ザンボン グループ ソシエタ ペル アチオニ | Syrup containing N-acetyl cysteine |
JP2001270821A (en) * | 2000-03-23 | 2001-10-02 | Eisai Co Ltd | Powder medicine having excellent taking easiness |
JP2002179559A (en) * | 2000-10-06 | 2002-06-26 | Takeda Chem Ind Ltd | Thin-layer sugar-coated tablet and method for producing the same |
JP2003155232A (en) * | 2001-09-07 | 2003-05-27 | Takeda Chem Ind Ltd | L-cysteine formulated solid preparation reduced in unpleasant odor and method for producing the same |
JP2004026786A (en) * | 2002-05-10 | 2004-01-29 | Takeda Chem Ind Ltd | Vitamin preparation |
JP2004149426A (en) * | 2002-10-29 | 2004-05-27 | Takeda Chem Ind Ltd | L-cysteine-containing solid pharmaceutical preparation and method for stabilizing the same |
-
2002
- 2002-11-14 JP JP2002330954A patent/JP4501024B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55129224A (en) * | 1979-03-27 | 1980-10-06 | Toyo Jozo Co Ltd | Fine granules having improved taste |
JPS62501210A (en) * | 1984-11-05 | 1987-05-14 | ゲルゲリイ、ゲルハルト | Pharmaceutical preparations and their manufacturing methods |
JPS63280023A (en) * | 1987-05-11 | 1988-11-17 | Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd | Antirheumatic |
JPH01100116A (en) * | 1987-10-12 | 1989-04-18 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Inhalant covered in undesirable functional property of medicine |
JPH037220A (en) * | 1989-03-30 | 1991-01-14 | Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd | Stable tablet containing alkylcysteine or acid addition salt thereof |
JPH08503703A (en) * | 1992-12-02 | 1996-04-23 | ザンボン グループ ソシエタ ペル アチオニ | Syrup containing N-acetyl cysteine |
JP2001270821A (en) * | 2000-03-23 | 2001-10-02 | Eisai Co Ltd | Powder medicine having excellent taking easiness |
JP2002179559A (en) * | 2000-10-06 | 2002-06-26 | Takeda Chem Ind Ltd | Thin-layer sugar-coated tablet and method for producing the same |
JP2003155232A (en) * | 2001-09-07 | 2003-05-27 | Takeda Chem Ind Ltd | L-cysteine formulated solid preparation reduced in unpleasant odor and method for producing the same |
JP2004026786A (en) * | 2002-05-10 | 2004-01-29 | Takeda Chem Ind Ltd | Vitamin preparation |
JP2004149426A (en) * | 2002-10-29 | 2004-05-27 | Takeda Chem Ind Ltd | L-cysteine-containing solid pharmaceutical preparation and method for stabilizing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004161701A (en) | 2004-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2184570C2 (en) | Preparations for oral administration | |
KR101551506B1 (en) | Medical composition containing rebamipide | |
US6517870B1 (en) | Oral formulation comprising biguanide and an organic acid | |
JP4501024B2 (en) | Composition with reduced bitterness and odor of cysteines | |
US9339483B2 (en) | Amino-acid-containing medicinal granular preparation highly easy to take | |
KR101203186B1 (en) | Taste-masked pharmaceutical composition for oral administration and a process for the preparation thereof | |
EP1604659B1 (en) | Tablet containing water-absorbing amino acid | |
JP2007197357A (en) | Dry directly tableted quick-disintegrating tablet | |
JP2016174616A (en) | Disintegrable composition, and easily disintegrable compression molding | |
JP3774814B2 (en) | Composition with reduced unpleasant odor or taste of cysteines | |
JP3119801B2 (en) | Method for stabilizing a vitamin-containing composition | |
JP4501023B2 (en) | Composition with reduced bitterness and odor of cysteines | |
JP4766941B2 (en) | Composition with reduced unpleasant odor or taste of cysteines | |
JP2004269384A (en) | Coated water-absorbing amino acid granule | |
WO2005072717A1 (en) | Biguanide preparation for internal use | |
JP5828280B2 (en) | Tablet and production method thereof | |
JP2023549381A (en) | Orodispersible powder compositions containing antihistamine active compounds | |
JP2001069961A (en) | Bitterness masking composition | |
JP2001294524A (en) | Solid pharmaceutical preparation for internal use comprising acetaminophen formulated therein | |
AU2015101120A4 (en) | Formulation for oral administration | |
JPH0959161A (en) | Fatigue improving composition | |
CN100998594B (en) | Solid oral medicine composition containing amodiaquine | |
JP2616822B2 (en) | Calcium preparation | |
JP2023183350A (en) | Lacosamide solid preparation | |
TWI392505B (en) | Solid composition |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090428 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090629 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090805 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100115 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100317 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4501024 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |