JP4500247B2 - デジタル高圧電位治療器 - Google Patents

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Description

本発明は、被治療者に高圧の直流または交流を加えることにより電位治療を可能としたデジタル高圧電位治療器に係り、より詳しくは、装置全体の軽量化、及び不用な振動等を抑えることを可能としたデジタル高圧電位治療器に関する。
従来から、頭痛、肩こり、不眠等を治療するための装置として、血液循環をよくして体質改善に効果を有する高圧電位治療器が用いられている。
ここで、高圧電位治療器とは、被治療者の身体に高圧の電位を加える装置であり、この高圧電位治療器を用いて治療を行うことにより、被治療者は、血液循環が良くなり体質が改善され、頭痛、肩こり、不眠等を無くすることができるものである。
しかしながら、高圧電位治療器は供給された電源電圧を高圧に変換して出力するものであり、この高圧に変換する方法として従来は大型のトランスを用いていたために、装置全体が大型化、重量化してしまい、例えば1階から2階への移動、隣室への移動が困難で、1箇所に置かざるを得ないという問題点があった。
また、高圧電位治療器には高圧の直流を被治療者に加える直流式高圧電位治療器と、高圧の交流を被治療者に加える交流式高圧電位治療器とがあり、それぞれに利点と欠点があるため、近年になり、交流式高圧電位治療器と直流式高圧電位治療器の双方の利点を活用可能なものとして、切り替えにより交流と直流の双方を出力可能な直流交流電位治療器も提供されてきているが、この従来から提供されている直流交流電位治療器においても、電源電圧を高圧に変換して出力するものであり、この高圧に変換する方法として従来は大型のトランスを用いていたため、装置全体が大型化、重量化してしまうという問題点があった。
そのため、本発明者は過去において、大型のトランスを用いずに電源電圧を高圧に変換可能とした高圧電位治療器を提案した。
特開2005−40241号公報
しかしながら、従来から提供されている直流交流電位治療器では、交流波形の出力に際しては、直流電源の電圧を用いて交流波形を生成し、この生成した交流波形を高圧に変換して単に出力する方法としていたために、ゼロ点を維持することができず、正確な交流波形の電圧を出力することが困難であった。
そこで、本発明は、大型のトランスを用いることなく電源電圧を高圧に変換可能であるとともに、直流電源を交流波形に変換するに際して、ゼロ点を維持して正確な交流波形の電圧を出力可能としたデジタル高圧電位治療器を提供することを課題としている。
請求項1に記載の本発明は、直流電源より交流又は直流の高圧電圧を生成してこれを被治療者に対して加えて電位治療を行うために用いられるデジタル高圧電位治療器であって、
入力電源の電圧を所定の電圧に制御するための電圧制御手段と、
該電圧制御手段により予め設定された電圧レベルに変圧された電源を高圧の直流又は交流に変換して出力するための高圧電位発生手段と、
該高圧電位発生手段で生成された高圧の直流又は交流を被治療者側に出力するための出力手段と、
複数のモードを選択可能なモードスイッチを備えるとともに、該モードスイッチによるモード設定に応じて、少なくとも前記電圧制御手段、高圧電位発生手段及び出力手段の作動を制御するマイコンと、を具備し、
前記高圧電位発生手段は、
供給された電源を高圧パルス信号に変換して出力するパルス発振回路と、
プラス側の位相制御回路とマイナス側の位相制御回路を備えて、被治療者に交流を加えるときには前記パルス発振回路から出力されたパルス信号から、プラス側の信号とマイナス側の信号をそれぞれ取り出し、被治療者に直流を加えるときには、マイナス側の位相制御回路のみが作動して、前記パルス発振回路から出力されたパルス信号よりマイナス側の信号を取り出す位相制御回路と、
プラス側の位相制御回路で取り出された信号を所定の倍率で逓倍するプラス側逓倍回路と、マイナス側の位相制御回路で取り出された信号を所定の倍率で逓倍するマイナス側逓倍回路を備えて、交流を出力する場合にはプラス側逓倍回路とマイナス側逓倍回路の双方が機能し、直流を出力する場合にはマイナス側逓倍回路が機能する逓倍回路と、
プラス側出力制御回路とマイナス側出力制御回路を有して、被治療者に交流を加えるときには、プラス側逓倍回路で所定の倍率に逓倍されたプラス波形とマイナス側逓倍回路で所定の倍率に逓倍されたマイナス波形のそれぞれの信号についてゼロ点を合成することで交流波形を生成して出力し、被治療者に直流を加えるときには、マイナス側逓倍回路で所定の倍率で逓倍された波形を用いて直流波形を生成して出力する出力制御回路と、を具備したことを特徴としている。
また、請求項2に記載の本発明は、直流電源より交流又は直流の高圧電圧を生成して、被治療者に対して高圧の直流若しくは交流を加えて電位治療を行い、又は温熱を加えて温熱治療を行うためのデジタル高圧電位治療器であって、
入力電源の電圧を所定の電圧に制御するための電圧制御手段と、
電位治療と温熱治療とを切り替えるための切替手段と、
電位治療が選択されている場合に、前記電圧制御手段により予め設定された電圧レベルに変圧された電源を高圧の直流又は交流に変換して出力するための高圧電位発生手段と、
被治療者に電位を加えるときには前記高圧電位発生手段で生成された高圧の直流又は交流を出力し、被治療者に温熱を加えるときには前記電圧制御手段により所定電圧に制御された電源を出力するための出力手段と、
複数のモードを選択可能なモードスイッチを備えるとともに、該モードスイッチによるモード設定に応じて、少なくとも前記電圧制御手段、切替手段、高圧電位発生手段及び出力手段の作動を制御するマイコン、とを具備し、
前記高圧電位発生手段は、
供給された電源を高圧のパルス信号に変換して出力するパルス発振回路と、
プラス側の位相制御回路とマイナス側の位相制御回路を備えて、被治療者に交流を加えるときには前記パルス発振回路から出力されたパルス信号から、プラス側の信号とマイナス側の信号をそれぞれ取り出し、被治療者に直流を加えるときには、マイナス側の位相制御回路のみが作動して、前記パルス発振回路から出力されたパルス信号よりマイナス側の信号を取り出す位相制御回路と、
プラス側の位相制御回路で取り出された信号を所定の倍率で逓倍するプラス側逓倍回路と、マイナス側の位相制御回路で取り出された信号を所定の倍率で逓倍するマイナス側逓倍回路を備えて、交流を出力する場合にはプラス側逓倍回路とマイナス側逓倍回路の双方が機能し、直流を出力する場合にはマイナス側逓倍回路が機能する逓倍回路と、
プラス側出力制御回路とマイナス側出力制御回路を有して、被治療者に交流を加えるときには、プラス側逓倍回路で所定の倍率に逓倍されたプラス波形とマイナス側逓倍回路で所定の倍率に逓倍されたマイナス波形のそれぞれの信号についてゼロ点を合成することで交流波形を生成して出力し、被治療者に直流を加えるときには、マイナス側逓倍回路で所定の倍率で逓倍された波形を用いて直流波形を生成して出力する出力制御回路と、を具備したことを特徴としている。
本発明においては、モード設定に応じて、入力電源の電圧を予め設定した電圧に制御した後に、この予め設定された電圧レベルに変圧された電源を高圧の直流又は交流に変換して出力可能としているため、大型のトランスが不要となる。
また、入力された直流電源を高圧の交流に変換して出力するに際しては、供給された電源を高圧のパルス信号に変換して出力した後に、このパルス信号よりプラス側の信号及びマイナス側の信号をそれぞれ取り出し、この取り出したプラス側信号及びマイナス側信号を高圧に変換し、その後、高圧に変換したプラス側信号及びマイナス側信号を、ゼロ点を合成して出力することを可能にしているため、ゼロ点を維持して正確な交流波形の電圧を出力することが可能である。
本発明のデジタル高圧電位治療器では、入力された電源電圧を所定の電圧の直流に変換するためのスイッチング電源を備えている。そして、このスイッチング電源には、入力された電源の電圧を所定の電圧に制御するための電圧制御手段が接続されている。
また、電圧制御手段には制御手段としてのマイコンが接続されており、このマイコンは、治療器全体の作動を制御するとともに、モードスイッチを介して設定された指示に従い、前記電圧制御手段を制御して、電圧制御手段によって変換する電圧値を制御可能としている。
次に、電圧制御手段には、高圧の電位を出力可能にするための交流/直流切替回路と、温熱を出力可能にするための温熱切替回路が接続されており、これらの交流/直流切替回路及び温熱切替回路は、電位温熱制御回路を介して、マイコンからの制御により作動可能としている。
そして、交流/直流切替回路には高圧発生手段が接続されており、この高圧電位発生手段は、供給された電源を高圧のパルス信号に変換して出力するパルス発振回路を備え、このパルス発振回路には、被治療者に交流を加えるときには前記パルス信号よりプラス側の信号及びマイナス側の信号をそれぞれ取り出し、被治療者に直流を加えるときには前記パルス信号よりマイナス側の信号を取り出すための位相制御回路が接続されている。
また、高圧電位発生手段には、前記位相制御回路よりの出力を高圧に変換する逓倍回路が備えられており、この逓倍回路は、前記パルス発振回路及び位相制御回路に接続されている。
更に、前記逓倍回路には、前記逓倍回路により高圧に変換された信号について、そのゼロ点を合成するための出力制御回路が接続されている。
次に、高圧電位発生手段における出力制御回路、及び、前記温熱切替回路には、出力手段としての電位温熱切替回路が接続されている。そして、この電位温熱切替回路を介して、被治療者に電位を加えるときには前記出力制御回路の出力を高圧ソケットに出力し、被治療者に温熱を加えるときには、前記温熱切替回路の出力を高圧ソケットに出力する。
そして、このような構成において、スイッチをオンにした後にモードを設定すると、モード設定に応じて、マイコンの制御により、入力電源の電圧が所定の電圧に変換される。
そして、温熱を被治療者に加えるときには、前記電圧制御回路により所定の電圧に変換された電源は、温熱切替回路を介して電位温熱切替回路に出力され、更に高圧ソケットに出力される。
一方、高圧の直流を被治療者に加えるときには、前記所定の電圧に変換された電源は、まず、高圧のパルス信号に変換され、この高圧のパルス信号よりマイナス側の信号が取り出され、この取り出したマイナス側の信号が高圧に変換されるとともに、高圧に変換されたマイナス側信号が、電位温熱切替回路を介して高圧ソケットに出力される。
また、高圧の交流を被治療者に加えるときには、前記所定の電圧に変換された電源は、まず、高圧のパルス信号に変換され、この高圧のパルス信号よりプラス側の信号及びマイナス側の信号がそれぞれ取り出され、この取り出したプラス側の信号及びマイナス側の信号のそれぞれが高圧に変換し、高圧に変換されたプラス側信号及びマイナス側信号は、ゼロ点が合成された後に、電位温熱切替回路を介して高圧ソケットに出力される。
本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例について図面を参照して説明すると、図1は、本実施例の回路構成を示すブロック図であり、図1に示すデジタル高圧電位治療器1では、電位治療の他にヒーターによる温熱治療を可能にしているとともに、直流と交流を被治療者の選択に基づいて切り替え可能なものとしている。
即ち、本実施例のデジタル高圧電位治療器1では、治療器全体を制御するための制御手段としてのマイコン5を備えており、このマイコン5には、モードの選択や各種設定を行うためのモードスイッチ6と、表示手段7と、音声発生手段としてのスピーカー8とが接続されており、表示手段7における表示、及びスピーカー8音声案内等を参考にしながら、モードスイッチ6によりモードの種類、電圧値等を設定可能としている。そして、本実施例において設定可能な電圧値としては、直流電圧の場合は1,000Vから14,000V、交流の場合は1,000Vから9,000Vとし、更に、温熱に関しても複数段階の選択を可能とし、更に電位治療においては複数種類のモードを選択可能としている。
また、本実施例のデジタル高圧電位治療器では、高圧ソケット9を備えており、この高圧ソケット9に、ニクロム線及び特殊カーボンフィルム等の導電手段を内蔵した通電マット24を接続することで、通電マットを介して、被治療者に電位治療及び温熱治療を可能としている。
次に、本実施例のデジタル高圧電位治療器の回路構成について説明すると、図1において、2はスタートスイッチであり、このスタートスイッチ2をオンにすることで電源を供給可能となる。
次に、図において3はスイッチング電源であり、本実施例においてこのスイッチング電源3は、交流85V〜260Vの入力を受けてこれを直流26Vに変換する。
そして、このスイッチング電源3には、電圧調整手段としてのDC/DCコンバーター4が接続されており、このDC/DCコンバーター4において、前記直流26Vを直流5Vに変換するとともに、変換された直流5Vが、制御用電圧として前記マイコン5に入力される。
また、前記スイッチング電源3には電圧制御手段10が接続されており、この電圧制御手段10においては、前記スイッチング電源3より供給される直流26Vの電圧が任意の値に制御される。
ここで、前記電圧制御手段10について図2を参照して説明すると、本実施例において前記電圧制御手段10は、トランジスタ1101とこのトランジスタ1101のベースに接続された制御用IC1102を含む電圧制御回路11を有しており、この電圧制御回路11のトランジスタ1101に前記スイッチング電源3より、メイン電源としての直流26Vが供給される。
また、前記電圧制御手段10はラダー回路12を有しており、このラダー回路12は、前記マイコン5に接続されており、マイコン5からラダー回路12に対して、0から255迄の任意の8ビットの信号が出力される。
一方、ラダー回路12は前記制御用IC1102に接続されており、マイコン5からの出力に応じた電圧が、制御用IC1102を介して、ラダー回路12から前記トランジスタ1101のベース側に出力され、これにより、メイン電源としての直流26Vの電圧が所望する値に変換された後に出力される。従って本実施例では、マイコン5からの出力を調整することにより、直流26Vを、交流波形に類似した波形として電圧制御回路11より出力することも可能である。
なお、本実施例においては、前記電圧制御手段10に、DC/DCコンバーターを含む制御電圧生成手段13を備え、この制御電圧生成手段13の出力側を前記制御用IC1102に接続している。そして、この制御電圧生成手段13において、スイッチング電源3より供給された直流26Vを直流5Vに変換するとともに、この直流5Vを前記直流26Vに加算して直流31Vを生成し、この直流31Vを、前記制御用IC1102に供給しており、これにより、メイン電源の直流26Vを確実にトランジスタより出力可能としている。即ち、この制御用の直流31Vを加えない場合には、各種の抵抗等の影響により、マイコン5からの出力を最大にした場合でもトランジスタから直流26Vを出力することが困難になってしまう。そこで本実施例においては、制御用電圧として直流31Vを生成するとともにこの直流31Vを、制御用IC1102に供給し、メイン電源の直流26Vを確実に出力可能としている。
次に、前記マイコン5には電位温熱制御回路14が接続されており、使用者の設定に応じて、電位治療、温熱治療の切り替えを可能にしている。即ち、電位温熱制御回路14には、電位治療のためのメイン電源を供給するための交流/直流切替回路15と、温熱治療のためのメイン電源を供給するための温熱切替回路16が接続されており、前記電位温熱制御回路14からの信号を受けて、交流/直流切替回路15、温熱切替回路16のいずれかが作動する。
そして、交流/直流切替回路15が作動すると、前記電圧制御回路11からの出力が高圧の直流又は交流に変換された後に前記高圧ソケット9に出力されて電位治療が可能となり、一方、温熱切替回路16が作動すると、前記電圧制御回路11からの出力が前記高圧ソケット9に温熱治療用の電源として供給されて温熱治療が可能となる。なお、本実施例において、前記交流/直流切替回路15、温熱切替回路16としてはSCRを用いている。
次に、交流/直流切替回路15には高圧発生手段17が接続されており、この高圧発生手段17において前記電圧制御回路11より供給されるメイン電圧を高圧にして出力可能にしている。
そして、高圧発生手段17では、前記交流/直流切替回路15に接続されたパルス発振回路18を備えており、交流/直流切替回路15が作動すると、電圧制御回路11から供給される直流電源がパルス発振回路18に入力される。
ここで、パルス発振回路18はトランスを備えており、入力された直流電圧を高圧のパルス信号に変換して出力する。なお本実施例においては、直流25Vが入力された場合には、パルス発振回路18において、これを直流3,000Vのパルスに変換可能としている。
次に、パルス発振回路18には位相制御回路19が接続されており、この位相制御回路19は、プラス側の位相制御回路19Aとマイナス側の位相制御回路19Bを備え、被治療者に交流を加えるときに、前記パルス発振回路18で出力されたパルス信号から、それぞれ、プラス信号、マイナス信号を取り出し、一方、被治療者に直流を加えるときに、マイナス側の位相制御回路19Bのみが作動して、前記パルス発振回路18で出力されたパルス信号からマイナス信号を取り出す機能を有する。
この位相制御回路19の作用について説明すると、本実施例において前記位相制御回路19は、マイコン5による制御に基づいて作動する。そして、被治療者に交流を加えるときには、前記パルス発振回路18より出力されたパルス信号について、プラス側の信号とマイナス側の信号をそれぞれ別個に取り出すとともに、この取り出した信号を用いてプラス側の波形とマイナス側の波形を生成する。そして、波形の生成に際しては、半サイクル分の信号を16分割して合成して交流波形を生成することとしている。一方、被治療者に直流を加えるときには、マイナス側の位相制御回路19Bのみが作動して、前記パルス発振回路18より出力されたパルス信号についてマイナス側の信号を取り出す。なお、被治療者に直流を加える際には、必ずしもマイナス信号を取り出す必要はなくプラス信号を取り出してもよいが、一般的にマイナス信号を出力することによりマイナスイオンが放出されると言われているため、本実施例ではマイナス信号を取り出すこととしている。
次に、前記位相制御回路19には逓倍回路20が接続されており、この逓倍回路20においては、前記取り出された信号がそれぞれ所定の倍率で逓倍される。なお、本実施例において前記逓倍回路20としては、複数個のダイオードと複数個のコンデンサーを組み合わせた6逓倍回路としており、従って、本実施例においては、変圧手段において高圧に変換された電源の電圧が、この逓倍回路8において約6倍の電圧に変換される。また、逓倍回路20は、前記プラス側の位相制御回路19Aの出力とマイナス側の位相制御回路19Bの出力をそれぞれ逓倍するためのプラス側逓倍回路2Aとマイナス側逓倍回路2Bとを備えており、交流を出力する場合には双方が機能し、直流を出力する場合にはマイナス側逓倍回路20Bが機能する。
次に、この逓倍回路20には、プラス側出力制御回路21Aとマイナス側出力制御回路21Bを有した出力制御回路21が接続されており、この出力制御回路21は、被治療者に交流を加えるときに、前記マイコン5による制御に基づいて、前記6倍されたプラス波形、マイナス波形のそれぞれの信号について、ゼロ点を合成することで交流波形を生成して出力し、被治療者に直流を加えるときにはマイナス側の逓倍回路20Bの出力を出力する。
そして、この出力制御回路21、及び前記温熱切替回路16はそれぞれ、電位温熱切替回路22に接続されており、使用者のモード設定に従い、電位治療を選択している場合には前記高圧発生手段17からの出力は、電位温熱切替回路22を通った後に、高圧ソケット9を介して通電マットに出力され、一方、温熱治療を選択している場合には、温熱切替回路22からの出力は、電位温熱切替回路22を通った後に、高圧ソケット9を介して通電マットに出力する。なお、本実施例において電位温熱切替回路22としては高圧リレーを用いている。
次にこのように構成される本実施例のデジタル高圧電位治療器を用いた高圧電位治療方法について、本実施例のデジタル高圧電位治療器の作用とともに図3のフローチャートを用いて説明すると、例えば商用100Vが接続されている状態において、ステップ1においてスイッチをオンにした後に、ステップ2において被治療者がモードスイッチ6によって所望するモードを設定すると、その後所定時間経過後、本実施例においては約3秒後に治療が開始される。
即ち、スイッチング電源3において、入力電源が直流に変換され、26Vが主電源として電圧制御手段10に供給されとともに、スイッチング電源3よりの出力は、電圧調整手段としてのDC/DCコンバーター4において直流5Vに変換され、この直流5Vが、制御用電圧として前記マイコン5に供給される。
次に、電圧制御手段10に供給された主電源は、ステップ3において、電圧制御回路11において所望する電圧に調整される。即ち、前述したように、使用者の選択に応じて、マイコン5からラダー回路12に対して、0から255迄の任意の8ビットの信号が出力され、このマイコン5からの入力に従ってラダー回路12から制御用ICに出力される電圧が調整される。そして、この電圧が、制御用IC1102を介してトランジスタ1101のベース側に出力され、これにより、メイン電源としての直流26Vの電圧が調整される。従って、直流を被治療者に加えるときには、マイコン5からの出力を一定にするとよく、一方、交流を被治療者に加えるときには、マイコン5からの出力を0から255の間で変化させることにより、電圧制御回路11からの出力を交流波形に類似した波状の波形として出力することが可能である。なおこのとき、前述のように、本実施例においては、電圧制御手段10に、DC/DCコンバーターを含む制御電圧生成手段13を備えており、この制御電圧生成手段13において、スイッチング電源3より供給された直流26Vを直流5Vに変換するとともに、この直流5Vを前記直流26Vに加算して直流31Vを生成し、この直流31Vを前記制御用IC1102に供給しているため、メイン電源の直流26Vは確実にトランジスタより出力される。
次に、電圧制御手段10によって所望する電圧に調整された主電源は、電位温熱制御回路14の制御により、被治療者に温熱を加えるときには電位温熱切替回路22を介して高圧ソケット9に出力され、被治療者に電位を加えるときには、高圧に変換された後に、電位温熱切替回路22を介して高圧ソケット9に出力される。
即ち、被治療者に温熱を加えるときには、マイコン5からの指示によって電位温熱制御回路14が温熱切替回路16を作動させ、これにより、電圧制御手段10より出力された主電源は、ステップ4において、温熱切替回路16及び電位温熱切替回路22を介して高圧ソケット9に出力される。
一方、被治療者に電位を加えるときには、マイコン5からの指示によって電位温熱制御回路14が交流/直流切替回路15を作動させ、これにより、電圧制御手段10よりの出力は高圧発生手段17において高圧に変換され、その後、電位温熱切替回路22を介して高圧ソケット9に出力される。
即ち、交流/直流切替回路15が作動することにより、電圧制御手段10よりの出力は、まず、パルス発振回路18に入力されるとともに、パルス発振回路18において、高圧のパルス信号に変換される(ステップ5)。具体的には、本実施例においては、直流25Vが入力された場合には、3,000Vのパルスに変換される。
次に、交流を被治療者に加えるときには、位相制御回路19において、パルス発振回路18よりの出力からプラス信号、マイナス信号がそれぞれ取り出されるとともに、この取り出した信号によって、プラス側の波形とマイナス側の波形が生成され(ステップ10)、更に、この生成されたプラス側波形とマイナス側波形はそれぞれ、逓倍回路20において6倍に逓倍される(ステップ11)。そして、この6倍に逓倍された波形は、ステップ12において、出力制御回路21においてゼロ点が合成されて交流波形が生成され、この交流波形は、その後ステップ13で、電位温熱切替回路22及び高圧ソケット9を介して通電マット24より被治療者に加えられる。
一方、直流を被治療者に加えるときには、位相制御回路19において、パルス発振回路18よりの出力からマイナス信号が取り出されるとともに(ステップ6)、ステップ7において、この取り出した信号が逓倍回路20において6倍に逓倍される。そして、この6倍に逓倍された波形によって直流波形が生成され(ステップ8)、この直流波形は、その後ステップ9で、電位温熱切替回路22及び高圧ソケット9を介して通電マット24より被治療者に加えられる。
このように、本実施例のデジタル高圧電位治療器では、入力電源の電圧を予め設定した電圧に制御した後に、この予め設定された電圧レベルに変圧された電源を高圧の直流又は交流に変換して出力可能としており、更に高圧に変換する方法として逓倍回路を用いているために、大型のトランスが不要となり、これにより治療器の軽量化を達成することができる。
また、入力電源を高圧の交流として出力するに際して、供給された電源を高圧のパルス信号に変換して出力した後に、このパルス信号よりプラス側の信号及びマイナス側の信号をそれぞれ取り出し、この取り出したプラス側信号及びマイナス側信号を高圧に変換し、その後、高圧に変換したプラス側信号及びマイナス側信号を、ゼロ点を合成して出力することを可能にしているため、ゼロ点を維持して正確な交流波形の電圧を出力することが可能である。
次に、本実施例のデジタル高圧電位治療器による具体的な治療方法について図4乃至図12を参照して説明すると、図4乃至図12は各モードにおける、被治療者に加える電圧を示したグラフである。そして、本実施例のデジタル高圧電位治療器では1から9までのモードによる治療を可能としており、この治療のモードは、被治療者によるモードスイッチ6の操作により選択され、その選択に基づいてマイコン5が治療器全体の作動を制御する。即ち、本実施例においては、モードスイッチ6には予め9つのファンクションが有り、このファンクションには電位治療の設定が予め設定されており、モードスイッチ6によりモードを設定するのみで所望するモードの電位治療を行うことを可能としている。
また、予め設定されている設定値を変更することも可能としており、モードスイッチ6による操作により電位等の電圧や治療時間等が変更可能である。
更に、本実施例においては、一度モードを設定するとそのモードがメモリされ、次回スタートスイッチをオンしたときは、前回と同じモードを選択するときにはモード設定をすることなく治療を行うことを可能にしている。
なお、モード1、及びモード3乃至9において、電位設定時間は、1kv以上の電位時間を積算しており、1時間以内で1,000Vに下降する様にしている。
まず、図4はモード1を示し、このモード1は電位治療のモードとしている。即ち、操作者が設定した電圧の直流又は交流が生成された後に、この直流又は交流が所定時間だけ被治療者に加えられる。そして、図においては、直流の場合には14,000V、交流の場合には9,000Vの電位が所定時間加えられ、その後この電位を1,000Vに下げて加えている。なお、3,000V以上の高圧の電位を加えるときには1時間以内という規制があるため、本実施例においても、3,000V以上の高圧を加えるときには1時間以内に制限している。
次に、図5はモード2を示しており、このモード2は温熱治療のモードとし、温熱のみが所定時間だけ被治療者に加えられる。
次に、図6はモード3を示しており、モード3は電位治療と温熱治療の切替モードであり、温熱が所定時間だけ被治療者に加えられた後に、設定された電圧値の高圧の直流又は交流が所定時間だけ被治療者に加えられる。そして、図においては、電位を加える際には所定時間だけ、交流9,000V、又は直流14,000Vが加えられ、その後電圧を1,000Vに下げている。
また、図7はモード4であり、このモード4もまた電位治療と温熱治療の切替モードである。そして、このモード4では、温熱と電位を所定時間ごとに切り替えながら所定時間だけ繰り返し被治療者に加えられる。具体的には、図7においては、温熱と、高圧の直流又は交流を、1分ごとに切替ながら被治療者に加えるとともに、電位に関しては、治療当初は電位の電圧を1,000Vにして出力し、その後は14,000V(直流)又は9,000(交流)にして出力し、その後再び1,000Vにして出力している。
次に、図8はモード5を示しており、モード5では、温熱を所定時間だけ被治療者に加えた後に電位を加えるモードとしている。そして、電位を加える際には、その加える電圧値を、予め設定した最低値から予め設定した最高値まで徐々に上昇させ、電圧値が設定値に達した後は、この設定値を所定時間だけ維持し、その後所定時間経過後は、再び最低値から設定値まで徐々に上昇させ、以後は予め設定した所定時間内はこれを繰り返すモードとしている。具体的には、電位に関しては、1,000Vから初めて、1秒ごとに1,000V電圧を上げ、9秒で9,000Vまで上昇させている。そして、電位を加え始めたときから1分間経過するまで9,000Vを維持し、その後再び、1,000Vから9,000Vまで、1秒間に1,000Vずつ上昇させ、電位を加え始めたときから1分間経過するまで9,000Vを維持し、その後はこの動作を繰り返しながら被治療者に電位を加え、所定時間経過後は、1,000Vを継続して被治療者に加えることとしている。
次に、図9乃至図12は特に睡眠中に適したモードとしており、図9はモード6を示している。そして、このモード6では、前述のモード4を変形させた方法で、温熱と電位を1分ごとに切り替えながら、所定時間だけ繰り返し被治療者に加える方法において、高圧を加える際に、1秒ごとに1,000Vずつ上昇させて設定電圧まで上昇させるモードとしている。このように、高圧を加える際に徐々に電圧を上昇して設定電圧にしているため、被治療者の負担を少なくすることが可能となる。なお、1、000Vから9,000V又は14,000Vまで上昇させるとともにその電圧を保持し、次に電圧を下降させて1,000Vにするまでの時間は1分間にしている。
そして、図10はモード7を示しており、図10では、スイッチオンから所定時間、具体的には40分間は温熱を加え、その後所定時間だけ9,000Vの交流又は14,000Vの直流を加え、その後所定時間だけ温熱を加え、更にその後所定時間だけ1,000Vの電位を加えるモードとしている。即ち、一般的に人間は、深い眠りに入るまでには約40分程度を必要とし、その後50分程度深い眠りになると言われている。そこで、モード7では、深い眠りに入るまでは温熱を加え、深い眠りに入った後に電位を加えるモードとしている。そして、高圧を加える際には、1秒ごとに1,000Vずつ電圧を上昇して高圧にしてこの設定電圧を保持し、高圧を終える際には、1秒ごとに1,000Vずつ電圧を下降させる方式を採用している。
次に、図11はモード8を示しており、図11では、温熱と電位を1分ごとに切り替えながら、所定時間だけ繰り返し被治療者に加えるとともに、電位に関しては、スイッチオンから所定時間、具体的に40分間、1,000Vを加え、その後は9,000V又は14,000Vを加え、更にその後は1,000Vに下げて加えるモードとしている。そして、前記モード9と同様に、高圧を加える際には1秒ごとに1,000Vずつ電圧を上昇して高圧にし、高圧を終える際には1秒ごとに1,000Vずつ電圧を下降させる方式を採用している。なお、1、000Vから9,000V又は14,000Vまで上昇させるとともにその電圧を保持し、次に電圧を下降させて1,000Vにするまでの時間は1分間にしている。
そして、図12はモード9を示しており、モード9は電位のみを加えるモードとしており、当初40分は1,000Vを加え、その後、選択時間は9,000V又は14,000Vを加え、更にその後は1,000Vを80分加え、その後は、10分間9,000V又は14,000Vを加えるとともにその後80分1,000Vを加えることを8時間内で繰り返すモードとしている。そして、このモードにおいても、高圧を加える際には1秒ごとに1,000Vずつ電圧を上昇して高圧にし、高圧を終える際には1秒ごとに1,000Vずつ電圧を下降させる方式を採用している。
なお、モード1、モード3乃至9に説明している交流電圧又は直流電圧は、1,000V〜14,000Vまで1、000V単位で設定可能であるが、交流の場合には9,000V迄、直流の場合には14,000V迄の設定が可能となっている。
また、前記モード5乃至9では、温熱と電位の設定時間は連動させており、温熱治療の時間と電位治療の時間の合計が常に90分になるようにしている。
なお、本発明の高圧電位治療方法は必ずしも前記のモードに限定されるものでなく、その他のモードにより治療を行ってもよい。
本発明では、被治療者に高圧の電位を加えるに際して大型のトランスを不要とており、また、直流を交流にして出力するに際して、正確な交流波形の電圧を出力可能としているため、交流と直流の双方を出力可能としたデジタル高圧電位治療器の全般に適用可能である。
本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例における回路構成を示しブロック図である。 本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例における電圧制御手段の構成を示しブロック図である。 本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例の作用を説明するためのフローチャートである。 本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例におけるモード1を説明するためのグラフである。 本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例におけるモード2を説明するためのグラフである。 本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例におけるモード3を説明するためのグラフである。 本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例におけるモード4を説明するためのグラフである。 本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例におけるモード5を説明するためのグラフである。 本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例におけるモード6を説明するためのグラフである。 本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例におけるモード7を説明するためのグラフである。 本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例におけるモード8を説明するためのグラフである。 本発明のデジタル高圧電位治療器の実施例におけるモード9を説明するためのグラフである。
符号の説明
1 デジタル高圧電位治療器
2 スタートスイッチ
3 スイッチング電源
4 DC/DCコンバーター
5 マイコン
6 モードスイッチ
7 表示手段
8 音声発生手段
9 高圧ソケット
10 電圧制御手段
11 電圧制御回路
12 ラダー回路
13 制御電圧生成手段(DC/DCコンバーター)
14 電位温熱制御回路
15 交流/直流切替回路
16 温熱切替回路
17 高圧発生手段
18 パルス発振回路
19 位相制御回路
20 逓倍回路
21 出力制御回路
22 電位温熱切替回路
24 通電マット

Claims (2)

  1. 直流電源より交流又は直流の高圧電圧を生成してこれを被治療者に対して加えて電位治療を行うために用いられるデジタル高圧電位治療器であって、
    入力電源の電圧を所定の電圧に制御するための電圧制御手段(10)と、
    該電圧制御手段(10)により予め設定された電圧レベルに変圧された電源を高圧の直流又は交流に変換して出力するための高圧電位発生手段(17)と、
    該高圧電位発生手段(17)で生成された高圧の直流又は交流を被治療者側に出力するための出力手段(22)と、
    複数のモードを選択可能なモードスイッチ(6)を備えるとともに、該モードスイッチ(6)によるモード設定に応じて、少なくとも前記電圧制御手段(10)、高圧電位発生手段(17)及び出力手段(22)の作動を制御するマイコン(5)と、を具備し、
    前記高圧電位発生手段(17)は、
    供給された電源を高圧のパルス信号に変換して出力するパルス発振回路(18)と、
    プラス側の位相制御回路(19A)とマイナス側の位相制御回路(19B)を備えて、被治療者に交流を加えるときには前記パルス発振回路(18)から出力されたパルス信号から、プラス側の信号とマイナス側の信号をそれぞれ取り出し、被治療者に直流を加えるときには、マイナス側の位相制御回路(19B)のみが作動して、前記パルス発振回路(18)から出力されたパルス信号よりマイナス側の信号を取り出す位相制御回路(19)と、
    プラス側の位相制御回路(19A)で取り出された信号を所定の倍率で逓倍するプラス側逓倍回路(20A)と、マイナス側の位相制御回路(19B)で取り出された信号を所定の倍率で逓倍するマイナス側逓倍回路(20B)を備えて、交流を出力する場合にはプラス側逓倍回路(20A)とマイナス側逓倍回路(20B)の双方が機能し、直流を出力する場合にはマイナス側逓倍回路(20B)が機能する逓倍回路(20)と、
    プラス側出力制御回路(21A)とマイナス側出力制御回路(21B)を有して、被治療者に交流を加えるときには、プラス側逓倍回路(20A)で所定の倍率に逓倍されたプラス波形とマイナス側逓倍回路(20B)で所定の倍率に逓倍されたマイナス波形のそれぞれの信号についてゼロ点を合成することで交流波形を生成して出力し、被治療者に直流を加えるときには、マイナス側逓倍回路(20B)で所定の倍率で逓倍された波形を用いて直流波形を生成して出力する出力制御回路(21)と、を具備したことを特徴とするデジタル高圧電位治療器。
  2. 直流電源より交流又は直流の高圧電圧を生成して、被治療者に対して高圧の直流若しくは交流を加えて電位治療を行い、又は温熱を加えて温熱治療を行うためのデジタル高圧電位治療器であって、
    入力電源の電圧を所定の電圧に制御するための電圧制御手段(10)と、
    電位治療と温熱治療とを切り替えるための切替手段(14)と、
    電位治療が選択されている場合に、前記電圧制御手段(10)により予め設定された電圧レベルに変圧された電源を高圧の直流又は交流に変換して出力するための高圧電位発生手段(17)と、
    被治療者に電位を加えるときには前記高圧電位発生手段(17)で生成された高圧の直流又は交流を出力し、被治療者に温熱を加えるときには前記電圧制御手段(10)により所定電圧に制御された電源を出力するための出力手段(22)と、
    複数のモードを選択可能なモードスイッチ(6)を備えるとともに、該モードスイッチ(6)によるモード設定に応じて、少なくとも前記電圧制御手段(10)、切替手段(14)、高圧電位発生手段(17)及び出力手段(22)の作動を制御するマイコン(5)と、を具備し、
    前記高圧電位発生手段(17)は、
    供給された電源を高圧のパルス信号に変換して出力するパルス発振回路(18)と、
    プラス側の位相制御回路(19A)とマイナス側の位相制御回路(19B)を備えて、被治療者に交流を加えるときには前記パルス発振回路(18)から出力されたパルス信号から、プラス側の信号とマイナス側の信号をそれぞれ取り出し、被治療者に直流を加えるときには、マイナス側の位相制御回路(19B)のみが作動して、前記パルス発振回路(18)から出力されたパルス信号よりマイナス側の信号を取り出す位相制御回路(19)と、
    プラス側の位相制御回路(19A)で取り出された信号を所定の倍率で逓倍するプラス側逓倍回路(20A)と、マイナス側の位相制御回路(19B)で取り出された信号を所定の倍率で逓倍するマイナス側逓倍回路(20B)を備えて、交流を出力する場合にはプラス側逓倍回路(20A)とマイナス側逓倍回路(20B)の双方が機能し、直流を出力する場合にはマイナス側逓倍回路(20B)が機能する逓倍回路(20)と、
    プラス側出力制御回路(21A)とマイナス側出力制御回路(21B)を有して、被治療者に交流を加えるときには、プラス側逓倍回路(20A)で所定の倍率に逓倍されたプラス波形とマイナス側逓倍回路(20B)で所定の倍率に逓倍されたマイナス波形のそれぞれの信号についてゼロ点を合成することで交流波形を生成して出力し、被治療者に直流を加えるときには、マイナス側逓倍回路(20B)で所定の倍率で逓倍された波形を用いて直流波形を生成して出力する出力制御回路(21)と、を具備したことを特徴とするデジタル高圧電位治療器。
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