JP4499617B2 - 発雷位置限定システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、信号の発信源、特に雷の発生位置を限定する発雷位置限定システム及び方法に関する。
従来の発雷位置限定方法は、大きく分けてシングルセンサによるものと、マルチセンサによるものとがあった。シングルセンサの場合、発雷時の空電を観測し、その強度から距離を推定し、空電を受信した方向に延長して発雷位置を推定していた。
一方、マルチセンサの場合、通常互いに数百キロメートル離れた位置にセンサを配置し、センサ間で時刻同期を行い、空電の到達時刻からToA法などで発雷位置を推定していた(非特許文献1参照)。
「雷害リスク」雷害リスク低減コンソーシアム著、ダイヤモンド社、第8章
しかし、シングルセンサによる発雷位置限定方法の場合、距離の推定が経験則に基づくものであり、信頼性が低かった。また、角度の微妙なずれが大きく推定位置を誤らせる原因になるという問題があった。
一方、マルチセンサによる発雷位置限定方法の場合は、光速で到達する空電の到達時刻差を用いることから、μ秒レベルでの時刻同期が必要となり、コスト高になっていた。また、センサを数百キロメートル離すことから誤差が大きくなりがちであるという問題があった。また、雑音や信号伝達速度のずれによる標定計算上の矛盾が発生し、正確な発雷位置の推定ができないという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、高い精度で雷の発生位置を限定することができる発雷位置限定システム及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項記載の発明は、発雷を感知して発雷情報を送信する複数のセンサからなるセンサ群と、このセンサ群と通信可能なサーバとからなる発雷位置限定システムであって、前記センサ群に属する各センサは、センサ位置と発雷地点との距離と負相関のある正の値を発雷信号の重みとして検出する重み検出手段を有し、前記サーバは、前記発雷情報を受信する受信手段と、前記センサ群に属する各センサのうち発雷を感知した第1のセンサ群のすべての2個組について前記発雷信号の重みを比較し、それぞれの2個組について相互を結ぶ線分の垂直二等分線により二分される空間のうち、前記発雷信号の重みが大きいほうのセンサが属する部分空間を第1の部分空間群として決定し、さらに、前記第1のセンサ群のすべてのセンサを含む最小の凸包を構成する発雷を感知していないセンサからなる第2のセンサ群を決定し、前記第2のセンサ群に属するセンサのそれぞれと、前記第2のセンサ群に属するセンサのそれぞれから最も近い前記第1のセンサ群のセンサとを結ぶ線分の垂直二等分線により二分される空間のうち前記第1のセンサ群のセンサが属する部分空間を第2の部分空間群として決定し、前記第1及び第2の部分空間群に属するすべての部分空間の共通部分を発雷位置として算出する算出手段とを有することを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記サーバは、発雷方向を感知する方向感知手段を有し、前記算出手段は、前記方向感知手段の位置を中心として方向の誤差分を広がりとする発雷方向へ向かう扇形空間と、前記第1及び第2の部分空間群に属するすべての部分空間の共通部分との共通部分を発雷位置として算出することを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記発雷信号の重みは、発雷時に発生する空電強度、又は電界強度、又は雷鳴の音声強度であることを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記各センサは、雷鳴を感知することによって発雷を感知する雷鳴感知手段を有し、前記各センサ又は前記サーバの少なくともいずれか一方が、前記各センサが雷鳴を感知することによって発雷を感知した発雷感知時刻を記録する時刻記録手段を有し、前記算出手段は、前記発雷信号の重みとして、発雷を感知したセンサ間の前記発雷感知時刻の差分時間を用いることを特徴とする。
請求項記載の発明は、複数のセンサからなるセンサ群により発雷を感知して発雷情報を送信する発雷感知ステップと、前記センサ群に属する各センサによりセンサ位置と発雷地点との距離と負相関のある正の値を発雷信号の重みとして検出する重み検出ステップと、前記センサ群に属する各センサのうち発雷を感知した第1のセンサ群のすべての2個組について前記発雷信号の重みを比較し、それぞれの2個組について相互を結ぶ線分の垂直二等分線により二分される空間のうち、前記発雷信号の重みが大きいほうのセンサが属する部分空間を第1の部分空間群として決定する第1の部分空間決定ステップと、前記第1のセンサ群のすべてのセンサを含む最小の凸包を構成する発雷を感知していないセンサからなる第2のセンサ群を決定し、前記第2のセンサ群に属するセンサのそれぞれと、前記第2のセンサ群に属するセンサのそれぞれから最も近い前記第1のセンサ群のセンサとを結ぶ線分の垂直二等分線により二分される空間のうち前記第1のセンサ群のセンサが属する部分空間を第2の部分空間群として決定する第2の部分空間決定ステップと、前記第1及び第2の部分空間群に属するすべての部分空間の共通部分を発雷位置として算出する位置算出ステップとを有することを特徴とする。
請求項記載の発明は、発雷方向を感知する方向感知手段により発雷方向を感知し、前記方向感知手段の位置を中心として方向の誤差分を広がりとする発雷方向へ向かう扇形空間を形成する方向感知ステップを有し、前記位置算出ステップは、前記第1及び第2の部分空間群に属するすべての部分空間の共通部分と前記扇形空間との共通部分を発雷位置として算出することを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記発雷信号の重みは、発雷時に発生する空電強度、又は電界強度、又は雷鳴の音声強度であることを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記各センサにより雷鳴を感知することによって発雷を感知し、前記各センサ又は前記サーバの少なくともいずれか一方が、前記各センサが発雷を感知した発雷感知時刻を記録する時刻記録ステップを有し、前記位置算出ステップは、前記発雷信号の重みとして、発雷を感知したセンサ間の前記発雷感知時刻の差分時間を用いることを特徴とする。
本発明によれば、複数のセンサからなるセンサ群により発雷を感知し、各センサによりセンサ位置と発雷地点との距離と負相関のある正の値を発雷信号の重みとして検出し、各センサのうち発雷を感知した複数のセンサが検出した発雷信号の重みに基づいて複数の部分空間を決定し、これら複数の部分空間の共通部分を発雷位置として算出するので、多少の雑音等の障害があっても高い精度で雷の発生位置を限定することができる。
以下、本発明の発雷位置限定システム及び方法を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は本発明の発雷位置限定システムの概要を示す図である。本発明の発雷位置限定システムは、数km間隔で密に配置された複数のセンサ1a,1b,1c・・・と、各センサと通信回線を介して通信可能なサーバ2とから構成される。
図2は本発明の実施例1の発雷位置限定システムの構成を示すブロック図である。各センサはそれぞれ同じ構成であるため、センサ1aを例にその構成を説明する。
図2に示すようにセンサ1aは、雷鳴等を感知することにより発雷を感知して感知信号を出力する感知部11と、感知部11から入力された感知信号を時刻とともに記録する記録部12と、記録部12に記録した感知信号が発雷による発雷信号であるかどうかを判断する判断部13と、記録部12に記録した感知信号が発雷によるものである場合に発雷情報をサーバ2に送信する通信部14とを有する。
サーバ2は、各センサからの発雷情報を受信する通信部21と、通信部21で受信した発雷情報について、どこまでが同じ発雷によるものかを判断する判断部22と、発雷位置を算出する計算部23と、各センサの位置を記録するデータベース部24と、計算部23で算出した結果を出力する出力部25とを有する。
次に、実施例1の発雷位置限定システムの動作及び発雷位置限定方法を説明する。
図3は図2に示す発雷位置限定システムの動作を示すフローチャートである。まず、ステップS110では、各センサが処理を行い、発雷を感知したセンサはサーバ2に発雷情報を送信する。
そして、ステップS120では、サーバ2の通信部21が各センサからの発雷情報を受信し、判断部22に出力する。次に、ステップS130では、判断部22は、通信部21が受信した発雷情報について、それが1つの発雷による発雷情報のうちの最後の発雷情報であるかどうかを判断する。判断する方法としては、発雷情報を受信してから所定の時間の空白がある場合に、空白前の最後に受信した発雷情報が1つの発雷による最後の発雷情報であると判断する。また、あらかじめ1つの発雷によるものとして受け入れる発雷情報の数を設定しておき、その数の発雷情報を1つの発雷によるものと判断してもよい。
最後の発雷情報である(YES)ときは、ステップS140に進み、最後の発雷情報でない(NO)ときは、ステップS110に戻る。
そして、ステップS140では、計算部23は、発雷を感知したセンサの位置に基づいて発雷位置を算出する。各センサの位置はデータベース部24に記録されている。その後、算出結果は出力部25を介して他の機器等に出力される。
次に、上記ステップS110における各センサの処理について、図4に基づいて説明する。図4はセンサの処理手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS210では、センサ1aの感知部11は発雷を感知して感知信号を記録部12に出力し、記録部12は感知信号を時刻とともに記録する。感知部11は、発雷時に発生する空電、電界、雷鳴の音声等を観測することによって発雷を感知する。
次に、ステップS220では、判断部13は、記録部12に記録した感知信号が発雷信号であるかどうかを判断する。発雷信号である(YES)ときは、ステップS230に進み、通信部14が発雷情報をサーバ2に送信する。発雷信号でない(NO)ときは、ステップS210に戻る。
次に、上記ステップS140における発雷位置の計算方法について、図5乃至図9に基づいて説明する。図5は本発明の実施例1における発雷位置を算出する手順を示すフローチャート、図6乃至図9は本発明の実施例1における発雷位置を算出する方法を説明する図である。
図6において、発雷が発生し、センサ1a,1b,1cが発雷を感知する。また、センサ1a,1b,1cは発雷信号の重みとして雷鳴の音声強度を検出し、これを発雷情報とともにサーバ2に送信する。センサ1a,1b,1cの位置をそれぞれA,B,Cと表し、センサ1a,1b,1cで検出した音声強度はそれぞれ10dB,20dB,40dBであるとする。
まず、ステップS310では、計算部23は、センサ1a,1b,1cを第1のセンサ群として決定する。
次に、ステップS320では、計算部23は、線分ABの垂直二等分線4と、線分BCの垂直二等分線5と、線分CAの垂直二等分線6とによって空間を分割し、垂直二等分線4〜6のそれぞれについて、雷鳴の音声強度の大きなセンサの属する方の部分空間を第1の部分空間群として決定する。
つまり、垂直二等分線4ではセンサ1bが属する部分空間、垂直二等分線5ではセンサ1cが属する部分空間、垂直二等分線6ではセンサ1cが属する部分空間が第1の部分空間群に属する。ここで、発雷位置は、第1の部分空間群の共通部分である図6に斜線で示した範囲に限定される。
次に、ステップS330では、計算部23は、発雷を感知しなかったセンサの中で、センサ1a,1b,1cを含む最小の凸包を構成するセンサを第2のセンサ群として決定する。これは、グラフ理論を用いて決定することができる。実施例1では、図7に示すように、第2のセンサ群はセンサ1d,1e,1f,1gとなり、発雷位置は凸包7内に限定される。
次に、ステップS340では、計算部23は、第2のセンサ群に属するセンサのそれぞれについて、最も近い第1のセンサ群のセンサを決定する。実施例1では、センサ1d,1e,1f,1gについてそれぞれセンサ1c,1b,1b,1aとなる。
そして、ステップS350では、計算部23は、図8に示すように、線分CDの垂直二等分線41と、線分BEの垂直二等分線42と、線分BFの垂直二等分線43と、線分AGの垂直二等分線44とによって空間を分割し、垂直二等分線41〜44のそれぞれについて、第1のセンサ群のセンサの属する方の部分空間を第2の部分空間群として決定する。
つまり、垂直二等分線41ではセンサ1cが属する部分空間、垂直二等分線42ではセンサ1bが属する部分空間、垂直二等分線43ではセンサ1bが属する部分空間、垂直二等分線44ではセンサ1aが属する部分空間が第2の部分空間群に属する。ここで、垂直二等分線41と垂直二等分線42との交点をH、垂直二等分線41と垂直二等分線44との交点をI、垂直二等分線43と垂直二等分線44との交点をJ、垂直二等分線42と垂直二等分線43との交点をKとすると、発雷位置は、第2の部分空間群の共通部分である□HIJKの内部に限定される。
そして、ステップS360では、計算部23は、第1の部分空間群と第2の部分空間群に属するすべての部分空間の共通部分を求め、発雷位置を限定する。求める共通部分は図9に示す△PQRとなり、発雷位置は△PQRの内部に限定される。
このように実施例1の発雷位置限定システム及び方法によれば、発雷信号の重みとして雷鳴の音声強度を検出し、各センサのうち発雷を感知したセンサ1a,1b,1cからなる第1のセンサ群のすべての2個組について雷鳴の音声強度を比較し、それぞれの2個組について相互を結ぶ線分の垂直二等分線により二分される空間のうち、雷鳴の音声強度が大きいほうのセンサが属する部分空間を第1の部分空間群として決定し、第1のセンサ群のすべてのセンサ1a,1b,1cを含む最小の凸包7を構成する発雷を感知していないセンサ1d,1e,1f,1gからなる第2のセンサ群を決定し、センサ1d,1e,1f,1gのそれぞれから最も近い第1のセンサ群のセンサ1c,1b,1b,1aとセンサ1d,1e,1f,1gとを結ぶ線分の垂直二等分線により二分される空間のうち第1のセンサ群のセンサ1a,1b,1cが属する部分空間を第2の部分空間群として決定し、第1及び第2の部分空間群に属するすべての部分空間の共通部分△PQRを発雷位置として算出するので、多少の雑音等の障害があっても比較的高い精度で雷の発生位置を推定することができる。
また、センサは低感度のものでもよいため様々な機器に組み込むことが可能であり、標定にかかるコストを下げることができる。
なお、上記説明では発雷信号の重みとして雷鳴の音声強度を用いたが、距離と負相関のある正の値であれば空電強度や電界強度を用いてもよい。また、距離と正相関の値を観測する場合はその逆数などを用いればよい。また、正の値にならない場合は適宜調整を行えばよい。
(実施例2)
図10は本発明の実施例2の発雷位置限定システムのサーバの構成を示すブロック図である。図10に示すサーバ3は、図2に示す実施例1のサーバ2に対し、発雷の方向を感知する方向感知部31が追加された構成である。図10に示すサーバ3の構成要素において、図2と同一の構成要素については、同一番号をつけることによりその説明は省略する。実施例2の発雷位置限定システムにおいて、サーバ以外の構成及び動作は実施例1と同様である。
ここで、発雷位置の計算方法について、図11乃至図13に基づいて説明する。図11は本発明の実施例2における発雷位置を算出する手順を示すフローチャート、図12及び図13は本発明の実施例2における発雷位置を算出する方法を説明する図である。
図12において、発雷が発生し、センサ1a,1b,1cが発雷を感知する。また、センサ1a,1b,1cは発雷信号の重みとして雷鳴の音声強度を検出し、これを発雷情報とともにサーバ3に送信する。センサ1a,1b,1c,サーバ3の位置をそれぞれA,B,C,Oと表し、センサ1a,1b,1cで検出した音声強度はそれぞれ10dB,20dB,40dBであるとする。
まず、ステップS410では、方向感知部31は発雷の方向を感知し、方向感知情報を計算部23に出力する。そして計算部23は、図12に示すように、直線45と直線46との間に扇形空間を形成する。これは、サーバ3の位置Oを中心として、予想される方向の誤差分を広がりとする発雷方向へ向かう扇形空間である。
その後、ステップS420からステップS460までの処理は、図5のステップS310からステップS350までの処理と同様である。
そして、ステップS470では、計算部23は、第1及び第2の部分空間群に属するすべての部分空間の共通部分と図12の扇形空間との共通部分を求め、発雷位置を限定する。求める共通部分は図13に示す□PQSTとなり、発雷位置は□PQSTの内部に限定される。
このように実施例2の発雷位置限定システム及び方法によれば、サーバ3の方向感知部31により発雷の方向を感知し、サーバ3の位置Oを中心として予想される方向の誤差分を広がりとする発雷方向へ向かう扇形空間を形成し、第1及び第2の部分空間群に属するすべての部分空間の共通部分と扇形空間との共通部分を求め、発雷位置を限定するので、より狭い範囲に発雷位置を限定することができる。
なお、実施例1及び実施例2では、発雷信号の重みとして雷鳴の音声強度を用いたが、1つの発雷について最後に発雷を感知したセンサが発雷を感知した時刻を基準とし、その基準時刻と各センサが発雷を感知した時刻との差分時間を発雷信号の重みとしてもよい。
発雷が発生し、センサ1a,1b,1cが雷鳴を感知することによって発雷を感知し、発雷情報と記録部12に記録した時刻とをサーバ2に送信する。最後に発雷を感知したのはセンサ1aであり、センサ1b,1cが発雷を感知した時刻はセンサ1aが発雷を感知した時刻のそれぞれ1秒前、3秒前であるとする。この差分時間を発雷信号の重みとして、上記と同様の手順により発雷位置を限定することができる。
この場合、各センサが音波(雷鳴)を感知することによって発雷を感知するので、必要なセンサ間の時刻同期を秒レベルに抑えることができる。
また、上記説明では発雷を感知したセンサが3つである場合について説明したが、発雷を感知したセンサはいくつであってもよい。
また、本発明は発雷位置の推定を主たる目的としているが、発雷に限らず、各種信号の発信源推定に応用することが可能である。例えば、地震波を使った震源地の推定や、赤外線による移動物の位置推定などに応用することができる。
本発明の発雷位置限定システムの概要を示す図である。 本発明の実施例1の発雷位置限定システムの構成を示すブロック図である。 図2に示す発雷位置限定システムの動作を示すフローチャートである。 センサの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1における発雷位置を算出する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1における発雷位置を算出する方法を説明する図(その1)である。 本発明の実施例1における発雷位置を算出する方法を説明する図(その2)である。 本発明の実施例1における発雷位置を算出する方法を説明する図(その3)である。 本発明の実施例1における発雷位置を算出する方法を説明する図(その4)である。 本発明の実施例2の発雷位置限定システムのサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2における発雷位置を算出する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2における発雷位置を算出する方法を説明する図(その1)である。 本発明の実施例2における発雷位置を算出する方法を説明する図(その2)である。
符号の説明
1a〜1c センサ
2,3 サーバ
7 凸包
11 感知部
12 記録部
13,22 判断部
14,21 通信部
23 計算部
24 データベース部
25 出力部
31 方向感知部

Claims (8)

  1. 発雷を感知して発雷情報を送信する複数のセンサからなるセンサ群と、このセンサ群と通信可能なサーバとからなる発雷位置限定システムであって、
    前記センサ群に属する各センサは、
    センサ位置と発雷地点との距離と負相関のある正の値を発雷信号の重みとして検出する重み検出手段を有し、
    前記サーバは、
    前記発雷情報を受信する受信手段と、
    前記センサ群に属する各センサのうち発雷を感知した第1のセンサ群のすべての2個組について前記発雷信号の重みを比較し、それぞれの2個組について相互を結ぶ線分の垂直二等分線により二分される空間のうち、前記発雷信号の重みが大きいほうのセンサが属する部分空間を第1の部分空間群として決定し、さらに、前記第1のセンサ群のすべてのセンサを含む最小の凸包を構成する発雷を感知していないセンサからなる第2のセンサ群を決定し、前記第2のセンサ群に属するセンサのそれぞれと、前記第2のセンサ群に属するセンサのそれぞれから最も近い前記第1のセンサ群のセンサとを結ぶ線分の垂直二等分線により二分される空間のうち前記第1のセンサ群のセンサが属する部分空間を第2の部分空間群として決定し、前記第1及び第2の部分空間群に属するすべての部分空間の共通部分を発雷位置として算出する算出手段と
    を有することを特徴とする発雷位置限定システム。
  2. 前記サーバは、
    発雷方向を感知する方向感知手段を有し、
    前記算出手段は、前記方向感知手段の位置を中心として方向の誤差分を広がりとする発雷方向へ向かう扇形空間と、前記第1及び第2の部分空間群に属するすべての部分空間の共通部分との共通部分を発雷位置として算出することを特徴とする請求項に記載の発雷位置限定システム。
  3. 前記発雷信号の重みは、発雷時に発生する空電強度、又は電界強度、又は雷鳴の音声強度であることを特徴とする請求項1又は2に記載の発雷位置限定システム。
  4. 前記各センサは、雷鳴を感知することによって発雷を感知する雷鳴感知手段を有し、
    前記各センサ又は前記サーバの少なくともいずれか一方が、前記各センサが雷鳴を感知することによって発雷を感知した発雷感知時刻を記録する時刻記録手段を有し、
    前記算出手段は、前記発雷信号の重みとして、発雷を感知したセンサ間の前記発雷感知時刻の差分時間を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の発雷位置限定システム。
  5. 複数のセンサからなるセンサ群により発雷を感知して発雷情報を送信する発雷感知ステップと、
    前記センサ群に属する各センサによりセンサ位置と発雷地点との距離と負相関のある正の値を発雷信号の重みとして検出する重み検出ステップと、
    前記センサ群に属する各センサのうち発雷を感知した第1のセンサ群のすべての2個組について前記発雷信号の重みを比較し、それぞれの2個組について相互を結ぶ線分の垂直二等分線により二分される空間のうち、前記発雷信号の重みが大きいほうのセンサが属する部分空間を第1の部分空間群として決定する第1の部分空間決定ステップと、
    前記第1のセンサ群のすべてのセンサを含む最小の凸包を構成する発雷を感知していないセンサからなる第2のセンサ群を決定し、前記第2のセンサ群に属するセンサのそれぞれと、前記第2のセンサ群に属するセンサのそれぞれから最も近い前記第1のセンサ群のセンサとを結ぶ線分の垂直二等分線により二分される空間のうち前記第1のセンサ群のセンサが属する部分空間を第2の部分空間群として決定する第2の部分空間決定ステップと、
    前記第1及び第2の部分空間群に属するすべての部分空間の共通部分を発雷位置として算出する位置算出ステップと
    を有することを特徴とする発雷位置限定方法。
  6. 発雷方向を感知する方向感知手段により発雷方向を感知し、前記方向感知手段の位置を中心として方向の誤差分を広がりとする発雷方向へ向かう扇形空間を形成する方向感知ステップを有し、
    前記位置算出ステップは、前記第1及び第2の部分空間群に属するすべての部分空間の共通部分と前記扇形空間との共通部分を発雷位置として算出することを特徴とする請求項に記載の発雷位置限定方法。
  7. 前記発雷信号の重みは、発雷時に発生する空電強度、又は電界強度、又は雷鳴の音声強度であることを特徴とする請求項5又は6に記載の発雷位置限定方法。
  8. 前記各センサにより雷鳴を感知することによって発雷を感知し、前記各センサ又は前記サーバの少なくともいずれか一方が、前記各センサが発雷を感知した発雷感知時刻を記録する時刻記録ステップを有し、
    前記位置算出ステップは、前記発雷信号の重みとして、発雷を感知したセンサ間の前記発雷感知時刻の差分時間を用いることを特徴とする請求項5又は6に記載の発雷位置限定方法。
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