JP4783394B2 - センサの故障適応方法 - Google Patents

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Description

本発明は、センサの故障検出及び分離方法、これを用いたセンサの故障適応方法に関し、センサを重畳して用いるシステムにおいて、余分のセンサの故障を検出して分離し、さらに、故障適応を遂行する方法に関するものである。
現在、広く使われる制御、航法、通信システムは、相当多様且つ複雑な下部ユニットが複合的に構成されてなるところ、ハードウェア及びソフトウェアの構造が相当複雑である。従って、前提システムの信頼性確保が非常に重要な課題として台頭されている。
システムの信頼性確保は、各下部ユニットの個別的な信頼性向上によって達成することができるが、故障検出及び分離技法(Fault Detection And Isolation、FDI)によっても確保されることができる。
故障(Fault)とは、システムに発生する予期できない変化であって、システム全体の性能を低下させる要因であると定義される。また、故障検出(Fault Detection)とは、システムに誤謬が発生したことを指示することであり、故障分離(Fault Isolation)とは、故障の正確な位置を把握することであり、故障識別(Fault Identification)とは、故障の大きさ及び類型を把握したり故障の特性を把握することであり、故障適応(Fault Accommodation)とは、正常な構成要素を用いてシステムを再設定することを各々意味する。
このような故障は、システムの全ての部分で発生でき、全体システムの信頼性向上のためには一部に故障が発生してもシステム全体としては正常に作動できるようにする必要がある。これと関連して重畳性(Redundancy)という概念が現れるが、重畳性とは、必要な機能を遂行するための要素または手段を余分に付加し、その一部が故障しても全体が故障しない性質をいう。重畳性は、大いに、物理的重畳性(直接重畳性またはハードウェア重畳性)と解析的重畳性(機能的重畳性)とに分類されるところ、FDIも、大いに、ハードウェア重畳性を用いたFDIと、解析的重畳性を用いるFDIに、2つに分れて発展してきている。
ハードウェア重畳性(Hardware Redundancy)のためには最小必要数以上のセンサが使われる。例えば、スカラ変数を獲得するために2つ以上のセンサが使われ、ベクトル変数を獲得するためには4つ以上のセンサが使われる方式である。従って、ハードウェア重畳性を確保するためには余分の(redundant)センサが必要であるため追加的な費用負担が発生され、システムの物理的大きさが大きくなる。
解析的重畳性(Analytic Redundancy)のためにはシステムの数学的モデルから追加的な情報を獲得するようになる。このような類型の重畳性はシステムモデルの入力と出力との間の動的な関係内に固有な重畳性が存在するという認識に基づく。分析的重畳性を用いたFDIは、相異する物理量を測定する複数のセンサ間から数学的な関係式を取らなければならないため、理論的に複雑であり、大部分の場合余分のハードウェアが必ず必要となる。
例えば、ハードウェア重畳性のために余分のセンサを用いるシステムの一例として、航空宇宙システムにおいて広く使われる慣性航法装置(Inertial navigation system:INS)がある。INSは位置、速度、高度などのような航法情報を計算するために通常3つの加速度計と3つのジャイロスコープを必要とし、システムの安定した作動と航法の正確性を向上させるために余分のセンサが重畳的に使われる。
このようなINSに対する従来技術に従うFDIは、重畳的に設けられたセンサによる情報を相互比較して故障を診断して分離することであって、パリティ式(parity equation)生成、故障検出、また、故障分離のようなステップを順に経て行われる。また、可能であれば故障したセンサを排除してその他のセンサだけでシステムを再構成する故障適応ステップをさらに経ることができる。
パリティ式は、入力値(角速度、加速度)に対し独立的になるように測定行列の零空間(Null Space)のベクトルを用いたり、または残差(residual)を用いて生成する。このように求めたパリティ式を予め設定された臨界値(threshold)と比較して故障を検出して分離する。このような従来のFDIに関する研究は、その他の多様な方法を介してパリティ式を構成しており、パリティ式の構成に従って故障検出及び分離方法が決定される。今まで知らされた従来の方法では、ルックアップテーブル技法(Look−up table)、2乗エラー技法(Squared Error Method)、一般化尤度比検定(Generalized Likelihood Ratio Test:GLT)、最適パリティベクトルテスト技法(Optimal Parity Vector Test:OPT)、順次FDI、特異値分解技法(Singular Value Decomposition method)などがある。
一方、FDIの性能を決定するためのパラメータのうち、最も重要なパラメータは、故障検出確率、正分離確率、また、否分離確率である。図1には一般的なFDIの性能を表す時使われるパラメータが示されている。あるFDIが、実際システムに故障が発生しない場合、故障があると誤警報(False Alarm)を発したり、実際故障が発生した場合、故障を検出できなくてミス検出(Miss Detection)する確率が高いほどFDIの性能が低いのは当然であるが、実際システムに故障が発生した場合にこれを正確に検出しても、一定水準以上に故障したセンサ、即ち、一定の臨界値(以下、「排除臨界値」)以上の大きさを有する故障信号を発するセンサだけを分離できてこそ高性能のFDIといえる。このような要件が要求される理由は、全体システムの精密度を向上させるためにより多い数のセンサが使われるのが望ましいためである。要すると、高性能のFDIは、故障検出ステップでは故障検出確率が高く、故障分離ステップでは正分離確率(Correct Isolation Probability)は高く否分離確率(Wrong Isolation Probability)は低いことが要求される。
然しながら、従来FDIでは、ある程度大きい故障信号が発生する場合には性能が優秀であるが、小さい故障信号が発生する場合にはその性能が相当低いという問題点がある。これは故障信号を検出して分離するためにより小さい排除臨界値を用いると、誤警報確率と否分離確率が高まるためである。従来FDIは、単に誤警報を最小化するために1つのパリティ方程式を用いて排除臨界値を設定し、この場合、排除臨界値が測定雑音の影響を大きく受けるため、測定雑音を除去できない限り排除臨界値が不正確のためである。
また、大部分の従来FDIは、単一センサの故障に対して考慮しているだけであり、複数センサの故障、即ち、2重故障(double faults)に対する考慮が全くなく、或いは2重故障に対する故障分離性能がきわめて低いという問題点がある。
本発明は、上述したような問題点を解決するために案出されたものであって、センサの故障信号が小さい場合にも高い確率で故障分離ができるセンサの故障検出、分離及び適応方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、2重故障が発生した場合、故障したセンサを選択的に排除するようにすることによって全体システムの正確性と信頼性を向上させることができるセンサの故障検出、分離及び適応方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法は、幾何学的に互いに独立して配置されたn個のセンサのうち順次に1つのセンサの出力を排除してn−1個の第1の減少次数パリティベクトルを獲得するステップと、上記n個のセンサのうち順次に2つのセンサの出力を排除して個の第2の減少次数パリティベクトルを獲得するステップと、上記第1及び第2の減少次数パリティベクトルに対して複数の時点で各々サンプルを求めて平均することによって各々平均化された第1及び第2の減少次数パリティベクトルを獲得するステップと、上記平均化された第1の減少次数パリティベクトルにその転置行列をかけて第1の故障検出関数を獲得するステップと、上記平均化された第2の減少次数パリティベクトルにその転置行列をかけて第2の故障検出関数を獲得するステップと、上記n個のセンサの各々に対し、上記獲得された第1の故障検出関数のうち、最大値が予め設定された第1の臨界値より大きかったり同じならば、上記n個のセンサのうち少なくとも1つが故障したと判断するステップを含んでなる。
本発明に係るセンサの故障適応方法は、幾何学的に互いに独立して配置されたn個のセンサのうち故障したセンサの存在如何を判断する故障検出ステップと、上記故障検出ステップで故障したセンサが存在すると判断された場合、上記故障したセンサの位置を把握する故障分離ステップと、上記n個のセンサに対する測定方程式
の3次解である
に対し故障したと決定された複数個の故障センサの出力が全部含まれた第1の共分散行列と、1つの故障センサの出力を排除した第2の共分散行列及び故障センサの全ての出力を排除した第3の共分散行列を各々算出し、上記第1の共分散行列ないし上記第3の共分散行列のトレイス値を相互比較して上記故障センサのうち排除するセンサを決定するステップを含んでなる。
本発明によると、余分のセンサを有するシステムにおいて、故障信号の大きさが小さい場合にも故障したセンサを正確に検出、分離できる。また、2次元空間上の領域に与えられる適応規則を提供することによって故障したセンサを選択的に排除することができるため、全体システムの信頼性及び正確性が向上する。
以下、添付図面を参照して本発明に係るセンサの2重故障検出及び分離システム、また、その方法の望ましい実施形態に対して詳細に説明する。
図1は、本発明に係るセンサの2重故障検出及び分離方法の一実施形態の順序図である。
本実施形態はセンサの故障検出及び分離のために次のように仮定する。
仮定1:使われるセンサの個数はn個であり、n個のセンサのうち任意に選択された3つのセンサの入力軸が同一平面上に存在しない。即ち、n個のセンサは幾何学的に互いに独立的な構造を有するように配置される。
仮定2:同等な種類のセンサ(加速度計及びジャイロスコープ)は同一な雑音特性(即ち、測定値が同一な標準偏差の正規分布を有する白色雑音であって、雑音特性がε(t)=[ε、ε、…、ε]Rであり、ε(t)〜N(0、σ)と定義)を有している。
複数の慣性センサ、即ち、3つ以上のジャイロスコープと3つの加速度計を用いている慣性航法システムにおいて、1つ種類の余分の慣性センサに対する一般的な測定方程式は、次の数として記述される。
ここで、mは慣性センサの測定値であってm=[m,m,…,m∈Rと定義され、Hは(H=3)の係数を有するn×3測定行列であってH=[h,h,…,hと定義され、x(t)は加速度または角度の3次解であってx(t)∈Rと定義され、f(t)は故障信号ベクトルであってf(t)=[f,f,…,f∈Rと定義され、ε(t)は測定雑音ベクトルであってε(t)=[ε,ε,…,ε∈Rと定義される。
数3にパリティ行列Vをかけて次の数のようにパリティベクトルp(t)を得る。
ここで、パリティ行列Vは次の条件を満たす。
VH=0、VV=I
V=[V,V,…,V]、|v|=1(i=1,…,n)
パリティ行列Vは単一値分析を介して得てもよい。
数4によると、パリティベクトルは故障信号だけでなく測定雑音の影響も大きく受けていることが分かる。従って、単一パリティベクトルを用いる従来のFDIは、小さい故障信号を検出する場合、検出確率が低下される。また、故障センサを分離させる場合にはパリティベクトルをV行列の列ベクトルで射影(projection)させた値を用いるが、このような値も測定雑音の影響を大きく受けるため正分離確率が低下される。
一方、測定行列Hは次の数で定義される特異値分解に従って3つの行列の掛け算で分解できる。
ここで、()は複数対転置行列を意味し、
、また、Uは単位行列である。
H=0であるため、VH=0を満たすパリティ行列Vは次の数で定義される。
第1の減少次数パリティベクトルは、n個のセンサのうち順に1つずつのセンサの出力を排除して生成したパリティベクトルである。i番目センサの出力を排除した測定ベクトルm−iを[m,m,…,mi−1,mi+1,…mとする時、次の数により第1の減少次数パリティベクトル
を得る(S101)。
ここで、V−iはH−iに対応する(n−4)×(n−1)であるパリティ行列であり、H−iはm−iに対応する(n−1)×3測定行列であり、V−iとH−iはV−i−i =I及びV−i−i=0を満たす。
また、i番目センサ及びj番目センサの出力を排除した測定ベクトルm−i,−jを[m,m,…,mi−1,mi+1,…,mj−1,mj+1,…,mとする時、次の数により第2の減少次数パリティベクトル
を得る(S111)。
ここで、V−i,−jはH−i,−jに対応する(n−5)×(n−2)であるパリティ行列であり、H−i,−jはm−i,−jに対応する(n−1)×3測定行列であり、V−i,−jとH−i,−jはV−i,−j−i,−jT=I及びV−i,−j−i,−j =0を満たす。
一方、測定雑音ε(t)の影響を減少させるための、t=tk−q+1からt=tまでの時間の間q個のサンプルに対するパリティベクトルサンプルを求めた後、これに対する平均を求めると、次の通りである。
このように時間帯別にq個のサンプルに対してパリティベクトルを各々求めた後、平均値を取ると、測定雑音の影響が無視されてもよいことが分かる。従って、数9及び11の場合に対して数12を適用してq個のサンプルに対するパリティベクトルを平均することによって第1の減少次数パリティベクトル及び第2の減少次数パリティベクトルの各々の平均化された値、即ち、平均化された第1の減少次数パリティベクトルを獲得し(S102)、同様に、平均化された第2の減少次数パリティベクトルを得る(S112)。
第1の故障検出関数は、平均化された第1の減少次数パリティベクトルとその転置行列の掛け算で定義される(S103)。該第1の故障検出関数をn個のセンサに対して各々求めた後、そのうち、最大値を事前に設定されている第1の臨界値と比較して第1の臨界値より大きかったり同じならばn個のセンサのうち少なくとも1つが故障したと判断する(S104)。
これを数で表現すれば次の通りである。
ここで、Fは故障検出関数であり、Hは故障仮説を意味し、Hは無故障仮説を意味する。また、Thはχ分布を有する誤警報確率から決定される第1の臨界値を意味する。
が無故障と決定されると、本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法は以後の過程を省略して全ての手順を終了できる。即ち、n個のセンサのうち故障が1つもないと判定されると(S104)、故障検出は完了したのである。
一方、続けて故障分離をしなければならない場合には、第1の故障検出関数の最小値を、事前に設定されている第2の臨界値と比較し(S105)、第1の故障検出関数の最小値が第2の臨界値より小さければ単一故障と判断し(S106)、第1の故障検出関数の最小値が第2の臨界値より大きかったり同じならば2重故障と判断する(S107)。この過程は次の数で得られるS値を第2の臨界値Thと比較する方式で遂行される。
即ち、S<Thであれば単一故障と判断して単一故障分離手順を進行し(S106)、S≧Thであれば単一故障でないと判断し(S107)、2重故障分離手順を進む。
次に、単一故障と判断された場合、第1の故障検出関数が最小値になるようにする平均化された第1の減少次数パリティベクトルの因子値に該当するセンサを故障センサと判断する(S108)。そうすると故障センサが分離されるのである。この過程(S108)は次の数により決定されたk番目センサを分離する過程である。
2重故障と判断された場合(S107)、n個のセンサのうち順次に2つのセンサの出力を排除して生成した個の各平均化された第2の減少次数パリティベクトルとその転置行列の掛け算で定義される第2の故障検出関数を求めた後(S113)、第1の故障検出関数が最小値になるようにする平均化された第2の減少次数パリティベクトルの因子値に該当するセンサを故障センサと判断する(S109)。そうすると2つのセンサが故障センサとして分離される。図2において、点線で表示された矢印は各ステップの流れでなく情報の利用経路を示す。
この過程(S109)は次の数により決定されたk番目及びl番目センサを分離する過程である。
このように故障センサを分離することは、故障が発生した場合に除去された故障測定値から得られた減少次数パリティベクトルの大きさが最小値を有するという理論に基づく。仮りにi番目及びj番目成分が故障と仮定すれば、n=6である時、V−i,−jは1×4行列であり、p−i,−jはスカラ値である。従って、いくつかの特定故障に対してp−i,−jが0となることができる。仮りにn≧7であれば、p−i,−jは0でないベクトルであるため、p −i,−j−i,−j>0である。従って、本発明に係るセンサの2重故障検出及び分離方法を適用するためには最小7つのセンサが必要である。
上述したような本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法は、2004年1月に発刊された制御・自動化・システム工学会誌に掲載された「慣性センサの2重故障を考慮した故障検出及び分離」というタイトルの論文に提示された、2つの故障の大きさが故障臨界値より大きいが、その合は故障臨界値より小さい場合に該当する‘故障3’及び2つの故障の大きさが故障臨界値より小さいが、その合は故障臨界値より大きい場合に該当する‘故障4’を検出できる。このとき、‘故障4’の場合に本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法は、2つの故障のうち大きいことを故障と検出する。仮りに2つの故障の方向が同一であれば、故障臨界値の半分の大きさを有する故障候補が故障と決定される。従来技術は故障検出条件として次の数を用いているため特別な故障の類型(即ち、各々の故障の大きさは臨界値を越えるが、合が臨界値より小さい‘故障3’の場合)は検出できなくなる。

これとは違って、本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法は、センサを1つずつ除外させて最大値を検出する方式の故障検出条件(即ち、数13)を用いるため、上記のような特別な類型の故障を検出できる。
図3には円錐形態で配置された7つのセンサの大きさ及び角度が示されている。図3を参照すると、隣接するセンサ間の角のうち最小角は66.6゜である。従って、最悪の場合に故障臨界値の大きさの0.598倍の大きさを有する故障候補が故障と決定されることができる。
図3に示すような配置を有するセンサに対する測定行列Hは次の通りである。
実験で平均パリティベクトルを得るために100つのサンプルを用い、考慮することができる多くの可能な場合を含むために大きさが各々2σ、4σ及び6σである故障ベクトルを用いた。このとき、1σはセンサ雑音の標準偏差である。センサ1とセンサ7が故障と仮定し、センサ1とセンサ7に対して多様な値を設定した後、本発明に係るセンサの2重故障検出及び分離システムの性能を分析した。分析は半径がrである円周上に固定された各々の点に対して各々のセンサ1とセンサ7の組合せに対してモンテカルロシミュレーションを300回適用して遂行された。図4には図3に示す配置構造を有するセンサ1とセンサ7の大きさ及び間の角度(θ)が示されている。センサ1とセンサ7間の角度が増加するほどセンサ1の値fは減少してセンサ7の値fは増加する。
一方、2重故障検出及び分離は6つのセンサに対して遂行されないと知られている。これは如何なるアルゴリズムも2つの故障間の故障大きさの全ての組合せに対して良好な性能を見せることができないことを意味する。例えば、図5にはセンサ1とセンサ7間の角度θが0゜〜45゜に存在し、大きさが各々2σ、4σ及び6σである故障ベクトルに対して単一値分析が適用される場合に正分離確率が示されている。図5に実線で表示された最も良好な場合としても正分離確率はf/fが1に近づくほど0.5に近接する。
図6ないし図8にはセンサ1とセンサ7間の角度θが0゜〜45゜に存在し、大きさが各々2σ、4σ及び6σである故障ベクトルに対して本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法の性能が示されている。図6ないし図8において、太線は故障した2つのセンサが決定された後、2つのセンサが分離された場合を表す。
図6ないし図8を参照すると、本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法は、センサ7の大きさがセンサ1の大きさより小さい時、センサ1だけを故障と決定する。センサ7の大きさが大きくなるほど2つのセンサが故障したと決定する。故障の大きさの半径が大きくなるほど正分離確率は1に近づく。たとえセンサ1とセンサ7の大きさ比率f/fが過度領域に存在しても、図9に示す否分離確率から分かるように本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法は少なくとも1つの故障を分離できる。仮りに故障ベクトルの大きさが4σより大きかったり同じならば、否分離確率は過度領域に対してもほぼ0となる。また、シミュレーション結果によると、本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法の故障検出確率はほぼ1である。
以下、本発明に係るセンサの故障適応方法の望ましい実施形態を詳細に説明する。
図10は本発明に係るセンサの故障適応方法の一実施形態の順序図である。
本発明に係るセンサの故障適応方法は、故障検出及び分離が行った以後に進むことであるため、以下では一般的な故障検出ステップ(S201)及び故障分離ステップ(S202)が既に遂行されているという前提下に説明する。故障検出ステップ(S201)及び故障分離ステップ(S202)は各々先に説明した本発明に係る故障検出及び分離方法を適用するのが望ましい。
故障適応とは、故障したセンサのうち排除するセンサを選択的に決定することと、このために、まず次のように共分散行列を算出した後、各共分散行列を比較すべきである(S203)。
共分散行列の算出は数3の同一な下記の数13の3次解である
の共分散を算出することによって進む。
図11には数20の3次解
が与えられており、これは加速度または角率であって、次のような最小2乗法により得られることができる。
x(t)の推定エラーは
と定義する。位置、速度及び高度のような航法解は
から算出される。従って、INSの航法正確度はエラー共分散

に依存する。
次に、下記の数26及び27のように与えられる2つの行列C+i(t)とC−i(t)を考慮する。
数26と27において、C+iとC−iは各々i番目センサを含んだ
の共分散とi番目センサを排除した
の共分散を意味し、Wは(i,i)成分が0であり、他の成分は1であるn×n対角行列である。
仮りにi番目センサが故障と仮定すれば、数22と27に対して次のような2つの不等式は互いに同値である。
数30及び31において、σとvはセンサの雑音とV=[V,V,…,V]及び|v|=1(i=1,…,n)と定義される行列Vのi番目コラムの標準偏差である。また、
である。
これはi番目エラーの大きさが
より小さい時、i番目センサを含んだ測定
のエラー共分散がi番目センサを除外した測定
のエラー共分散より小さいということを意味する。従って、故障したi番目センサは航法正確性を向上させるために故障にも拘わらず排除されることなく使われる。結果的に上記から排除臨界値
が適応規則として導出される。
以下、余分のセンサにおいて2重故障に従って新しい適応規則を説明する。
まず、航法性能を分析すると、次の通りである。
数3に対し、2重故障
及び
が発生したと仮定する。このとき、2重故障は
であることを意味する。
航法性能を分析するために数20の3次解である
共分散を算出する。共分散行列は次のように定義される。
行列C+i+jはi番目とj番目センサの出力を含んだ
の共分散を表し、行列C−i−jはi番目とj番目センサの出力を除外した
の共分散を表す。また、行列C−i+jはi番目センサの出力を除外してj番目センサの出力を含んだ
の共分散であり、行列C+i−jはi番目センサの出力を含んでj番目センサの出力を除外した
の共分散である。
これらの共分散行列を各々説明すると、次の通りである。
1.共分散行列C+i+j
のエラーは次のように計算できる。
ここで、
である。
の推定エラーは次の数のようにエラー共分散行列であるC+i+jで表すことができる。
2.共分散行列C−i−j
のエラーは次のように計算できる。
ここで、
であり、Wijは対角行列として(i,i)成分と(j,j)成分は0であり、残りの対角成分は1である。
推定エラー
は次の数のようにエラー共分散行列であるC−i−jで表すことができる。
ここで、
であり、
は V=[V,V,…,V]及び|V|=1(i=1,…,n)のように定義される行列Vの列ベクトルである2ベクトル
間の角度である。
3.共分散行列C−i+j
のエラーは次のように計算できる。
ここで、
であり、
(j番目成分は1)である。従って、
となる。
推定エラー
は次の数のようにエラー共分散行列であるC−i+jで表すことができる。
上述したような航法性能分析結果から2重故障に対する適応規則を提供する3つの整理を得ることができる。
整理1.
数3のような測定方程式と数22のような3次解を考慮してi番目とj番目センサが故障したと仮定する。数49及び54のような2つの推定エラー共分散行列に対して次の2つの不等式は同値である。
ここで、trは行列のトレイス(trace)を表す。
ここで、<、>は内積を表し、
、また、
である。
整理1は次のように証明される。
まず、
が与えられ、行列AとBを次のように定義する。
次に、
は、多少複雑な計算をしなければならないが、次のような不等式となる。
整理1は故障
の大きさが数51において楕円の内部に位置すると、対応される故障センサがそれらを用いるすることにより小さい推定エラーを得るために排除されてはいけないことを意味する。
整理2.
数3のような測定方程式と数22のような3次解を考慮してi番目とj番目センサが故障したと仮定する。数54及び65のような2つの推定エラー共分散行列に対して次の2つの不等式は同値である。
ここで、
、また、
である。
整理2に対する証明は整理1のような方法で可能である。
整理2は、たとえ故障
及び
が、数66において楕円の外部に位置して
としても、数79を満たすと、j番目センサを用いることにより小さい推定エラーが得られることができるためj番目センサは排除されてはいけないことを意味する。
整理3.
数3のような測定方程式と数22のような3次解を考慮してi番目とj番目センサが故障したと仮定する。数49及び65のような2つの推定エラー共分散行列に対して次の2つの不等式は同値である。
整理3は次のように証明される。
数49及び65から
は下記のように計算できる。
を計算することによって、数73が得られることができる。
整理3は、たとえ故障
及び
が、数67において楕円の内部に位置して
を満たすとしても、数87を満たすと、i番目センサを用いることにより小さい推定エラーが得られることができるためi番目センサは排除されてはいけないことを意味する。
整理1ないし整理3の結果によると、2重故障は4つのGroupに分類されることができる。
第1のGroup(2重故障が下記の3種類不等式を満たす時)
i)
ii)
iii)
第1のGroupに属する2重故障の場合、2つの故障センサは排除されてはいけない(S204)。
第2のGroup(2重故障が下記の3種類不等式を満たす時)
i)
ii)

iii)

第2のGroupに属する2重故障の場合、i番目センサは排除されなければならないが、j番目センサはそうでない(S205)。
第3のGroup(2重故障が下記の3種類不等式を満たす時)
i)
ii)
iii)
第3のGroupに属する2重故障の場合、i番目センサは排除されなければならないが、j番目センサはそうでない(S205)。第3のGroupに属する2重故障は先の第2のGroupに属する2重故障と結果的に同一に取扱される。
第4のGroup(2重故障が下記の3種類不等式を満たす時)
i)
ii)
iii)
第4のGroupに属する2重故障の場合、2つの故障センサ共に排除されなければならない(S206)。
上記の4つのGroupに対し、2次元空間上で1四分面の半分(即ち、
)だけを考慮する。このとき、第2のGroupと第3のGroupが同一な結果を表す。
上述したような2重故障のための適応規則により故障したセンサのうち排除するセンサを決定する。排除されないセンサだけ再設定することによって故障適応が完了する。
以下、同一平面上に配列された2重故障に対する適応規則を説明する。
余分の慣性センサのための実際的な配列に対する決定規則を見せるために、図3に示すような7つの同一なセンサが同一平面上に配列された状態を用いる。このような場合に測定行列とパリティ行列は次のような関係を有する。
表1ないし表3は各々2次元平面上で図12ないし図14で表すことができる。
表1には同一平面上の配列を有する1番目センサと2番目センサの2重故障に対する4つのGroupが
の領域に対してのみ記載されており、また、故障センサの使用如何が記載されている。
表2には同一平面上の配列を有する1番目センサと3番目センサの2重故障に対する4つのGroupが
の領域に対してのみ記載されており、また、故障センサの使用如何が記載されている。
表3には同一平面上の配列を有する1番目センサと4番目センサの2重故障に対する4つのGroupが

の領域に対してのみ記載されており、また、故障センサの使用如何が記載されている。
上述したような2重故障に対する適応規則を確認するために各々の故障に対して10,000回のモンテカルロシミュレーションを遂行した。このとき、7つの同一なセンサを図3に示すように同一平面上に配列した。
VH=0とVV=Iを満たす測定行列であるHとVは下記のように得られることができる。
ここで、
である。
1番目センサと2番目センサが
のような故障を有すると仮定する。また、故障
及び
は定数であり、図15に示すように直線を満たす。測定雑音は平均は0であり、分散は1である白色ガウス雑音である。
図15には故障した1番目と2番目センサを排除するための決定規則とシミュレーションのための2つの故障の大きさ関係が示されており、図16には故障の大きさと関連したtrace(C+1+2(t))trace(C−1+2(t))及びtrace(C−1−2(t))が示されている。故障
及び
がGroup1の領域に属する時、C+1+2のトレイスは3つのトレイスのうち最小である。故障
及び
がGroup2及び3の領域に属する時はC−1+2のトレイスが最小であり、故障
及び
がGroup4の領域に属する時はC−1−2のトレイスが最小である。
図17には故障した1番目と3番目センサを排除するための決定規則とシミュレーションのための2つの故障の大きさ関係が示されており、図18には故障の大きさと関連したtrace(C+1+3(t))trace(C−1+3(t))及びtrace(C−1−3(t))が示されている。また、図19には、故障した1番目と4番目センサを排除するための決定規則と、シミュレーションのための2つの故障の大きさ関係が示されており、図20には故障の大きさと関連したtrace(C+1+4(t))trace(C−1+4(t))及びtrace(C−1−4(t))が示されている。
上述の通り、本発明に係る2重故障に対する適応規則を2次元決定空間で導出することができ、このような適応規則は任意のセンサ配置と任意の個数のセンサに対しても適用されてもよい。モンテカルロシミュレーションにより12面体配列が単一故障と2重故障の場合に対して航法正確性を向上させることを確認することができる。
さらに、本発明は、コンピュータで読み取ることができる記録媒体に、コンピュータが読み取ることができるコードとして具現するのが可能である。コンピュータが読み取ることができる記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取られることができるデータが貯蔵される全ての種類の記録装置を含む。コンピュータが読み取ることができる記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ貯蔵装置などがあり、また、キャリアウェイブ(例えばインターネットを介する電送)の形態で具現されるものも含む。また、コンピュータが読み取ることができる記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて分散方式にコンピュータが読み取ることができるコードが貯蔵されて実行されてもよい。
以上、本発明の望ましい実施形態に対して図示して説明したが、本発明は上述した特定の望ましい実施形態に限定されなく、請求範囲において請求する本発明の要旨を逸脱しない限り当該発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば誰でも多様な変形実施が可能であることはもちろん、そのような変更は請求範囲の記載範囲内にあるようになる。
一般的なFDIの性能を表すパラメータを示す説明図である。 本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法の一実施形態の順序図である。 円錐形態で配置された7つのセンサの大きさ及び角度を示す説明図である。 図3に示す配置構造を有するセンサ1とセンサ7の大きさ及び間の角度を示す説明図である。 センサ1とセンサ7間の角度が0゜〜45゜に存在し、大きさが4σである故障ベクトルに対して単一値分析が適用される場合に正分離確率を示す説明図である。 各々センサ1とセンサ7間の角度θが0゜〜45゜に存在し、大きさが各々2σ、4σ及び6σである故障ベクトルに対して本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法の性能を示す説明図である。 各々センサ1とセンサ7間の角度θが0゜〜45゜に存在し、大きさが各々2σ、4σ及び6σである故障ベクトルに対して本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法の性能を示す説明図である。 各々センサ1とセンサ7間の角度θが0゜〜45゜に存在し、大きさが各々2σ、4σ及び6σである故障ベクトルに対して本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法の性能を示す説明図である。 2重故障が発生した場合に本発明に係るセンサの故障検出及び分離方法の否分離確率を示す説明図である。 本発明に係るセンサの故障適応方法の一実施形態の順序図である。 余分のセンサを有する慣性航法システムのための故障検出、分離及び適応過程を示す説明図である。 同一平面上に配列されたセンサのうち故障した1番目センサと2番目センサを排除するための決定規則を示す説明図である。 同一平面上に配列されたセンサのうち故障した1番目センサと3番目センサを排除するための決定規則を示す説明図である。 同一平面上に配列されたセンサのうち故障した1番目センサと4番目センサを排除するための決定規則を示す説明図である。 故障した1番目と2番目センサを排除するための決定規則とシミュレーションのための2つの故障の大きさ関係を示す説明図である。 故障の大きさと関連したtrace(C+1+2(t))trace(C−1+2(t))及びtrace(C−1−2(t))を示す説明図である。 故障した1番目と3番目センサを排除するための決定規則とシミュレーションのための2つの故障の大きさ関係を示す説明図である。 故障の大きさと関連したtrace(C+1+3(t))trace(C−1+3(t))及びtrace(C−1−3(t))を示す説明図である。 故障した1番目と4番目センサを排除するための決定規則とシミュレーションのための2つの故障の大きさ関係を示す説明図である。 故障の大きさと関連したtrace(C+1+4(t))trace(C−1+4(t))及びtrace(C−1−4(t))を示す説明図である。

Claims (5)

  1. 幾何学的に互いに独立して配置されたn個のセンサのうち順次に1つのセンサの出力を排除してn−1個の第1の減少次数パリティベクトルを獲得するステップと、
    上記n個のセンサのうち順次に2つのセンサの出力を排除して 個の第2の減少次数パリティベクトルを獲得するステップと、
    上記第1及び第2の減少次数パリティベクトルに対して複数の時点で各々サンプルを求めて平均することによって各々平均化された第1及び第2の減少次数パリティベクトルを獲得するステップと、
    上記平均化された第1の減少次数パリティベクトルにその転置行列をかけて第1の故障検出関数を獲得するステップと、
    上記平均化された第2の減少次数パリティベクトルにその転置行列をかけて第2の故障検出関数を獲得するステップと、
    上記n個のセンサの各々に対し、上記獲得された第1の故障検出関数のうち、最大値が予め設定された第1の臨界値より大きかったり同じならば、上記n個のセンサのうち少なくとも1つが故障したと判断するステップを具備する故障検出ステップと、
    上記n個のセンサのうち少なくとも1つが故障したと判断された場合、上記n個のセンサの各々に対する上記第1の故障検出関数のうち、最小値が予め設定された第2の臨界値より小さければ単一故障と判断し、上記n個のセンサの各々に対する上記第1の故障検出関数のうち、最小値が上記第2の臨界値より大きかったり同じならば2重故障と判断するステップと、
    上記単一故障と判断された場合、上記第1の故障検出関数が最小値になるようにする平均化された第1の減少次数パリティベクトルの因子値に該当するセンサを故障センサと判断するステップと、
    上記2重故障と判断された場合、上記 個の場合、各々に対して上記獲得された第2の故障検出関数が最小値になるようにする平均化された第2の減少次数パリティベクトルの因子値対に該当する一対のセンサを故障センサと判断するするステップを具備する故障分離ステップと、
    上記n個のセンサに対する測定方程式
    の3次解である
    に対し故障したと決定された複数個の故障センサの出力が全部含まれた第1の共分散行列と、1つの故障センサの出力を排除した第2の共分散行列及び故障センサの全ての出力を排除した第3の共分散行列を各々算出し、上記第1の共分散行列ないし上記第3の共分散行列のトレイス値を相互比較して上記故障センサのうち排除するセンサを決定するステップと、を含んでなるセンサの故障適応方法。
  2. 請求項1において
    上記排除するセンサを決定するステップは、
    i番目センサ及びj番目センサが故障したと仮定した時、上記i番目センサ及びj番目センサの各故障ベクトルf及びfが下記の3つの不等式を満たす場合
    i)
    ii)
    iii)
    上記i番目センサ及びj番目センサを共に排除しないことを特徴とするセンサの故障適応方法。
  3. 請求項1において
    上記排除するセンサを決定するステップは、
    i番目センサ及びj番目センサが故障したと仮定した時、上記i番目センサ及びj番目センサの各故障ベクトルf及びfが下記の3つの不等式を満たす場合
    i)
    ii)
    iii)
    上記i番目センサは排除し、上記j番目センサは排除しないことを特徴とするセンサの故障適応方法。
  4. 請求項1において
    上記排除するセンサを決定するステップは、
    i番目センサ及びj番目センサが故障したと仮定した時、上記i番目センサ及びj番目センサの各故障ベクトルf及びfが下記の3つの不等式を満たす場合
    i)
    ii)
    iii)
    上記i番目センサは排除し、上記j番目センサは排除しないことを特徴とするセンサの故障適応方法。
  5. 請求項1において
    上記排除するセンサを決定するステップは、
    i番目センサ及びj番目センサが故障したと仮定した時、上記i番目センサ及びj番目センサの各故障ベクトルf及びfが下記の3つの不等式を満たす場合
    i)
    ii)
    iii)
    上記i番目センサ及びj番目センサを共に排除することを特徴とするセンサの故障適応方法。
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