JP4498021B2 - 在庫管理支援システムおよび支援プログラム - Google Patents

在庫管理支援システムおよび支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4498021B2
JP4498021B2 JP2004174935A JP2004174935A JP4498021B2 JP 4498021 B2 JP4498021 B2 JP 4498021B2 JP 2004174935 A JP2004174935 A JP 2004174935A JP 2004174935 A JP2004174935 A JP 2004174935A JP 4498021 B2 JP4498021 B2 JP 4498021B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
freshness
product
record
receipt
file
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004174935A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005352928A (ja
Inventor
淳史 石原
泰生 松井
建光 楊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Research Institute Ltd
Original Assignee
Japan Research Institute Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Research Institute Ltd filed Critical Japan Research Institute Ltd
Priority to JP2004174935A priority Critical patent/JP4498021B2/ja
Publication of JP2005352928A publication Critical patent/JP2005352928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4498021B2 publication Critical patent/JP4498021B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、適性在庫を判断するための指標を作成する在庫管理支援システムおよび支援プログラムに関する。
現在、在庫管理のために、需要と供給とのバランスである在庫を評価する指標として、在庫回転率および在庫日数が、周知である。在庫回転率は、期間出荷数/現在在庫数で表わされ、在庫日数は、現在在庫数/期間出荷数で表わされる。ここに、期間出荷数とは、ある期間に出荷された個数をいう。
在庫回転率や在庫日数は、期間出荷数の「期間」が短くなるのにしたがって、期間出荷数の変動が著しくなる。たとえば、四半期単位の期間出荷数の変動割合と、月単位の期間出荷数の変動割合を比較すれば、後者が大きくなる。したがって、在庫数量が同じであっても、在庫回転率や在庫日数を算出する時期によって、上記指標は大きく変動する。その結果、指標を用いた在庫の評価は属人的となり、生産計画立案に役立てることができないという問題点があった。特に、上記指標が変動するため、在庫を考慮した上で、短期間先(たとえば、一週間先など)にどの程度の生産が望ましいかを判断することは不可能であった。
特開平4−361367号公報 特開2001−76082号公報
たとえば、特許文献1には、出荷量の多少によって、生産方式を選択する生産計画作成装置が開示されている。生産方式の一例として、事前に基準在庫と発注点とを決めておき、在庫量が発注点として設定された在庫量を切る場合には、基準在庫量を満たす分の量を生産するような発注点管理方式が提案されている。しかしながら、この方式を利用した場合には、需要の変動があった場合に、発注点や基準在庫量の見直しは必要であり、そのタイミングが遅くなると過剰在庫や欠品が生じるという問題点があった。
また、特許文献2には、輸送拠点における滞留期間や需要変動をパラメータとして在庫量の変動を求める手法が開示されている。特許文献2の技術においては、定められた需要変動を利用して、各日の需要量を求めている。したがって、予想外の需要の変動があった場合には、需要量が信頼できる値ではないため、在庫量の変動が不正確になってしまうという問題点もあった。
本発明は、出庫された製品の滞留期間に基づいて、需要との供給のバランスを定量的に評価する指標を算出して、適性在庫の判断に役立てること、および、短期間先であっても将来の生産計画立案に役立てることが可能な在庫管理支援システムおよび支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明においては、出庫した製品と入庫した製品とを関連付け、その滞留期間の大きさ(長さ)によって、クラス分けすることで、需要と供給のバランスを定量的に評価する。さらに、製品に応じて、クラス別に重みを設定することで、製品の指標(鮮度指標)を算出し、当該製品の鮮度指標が所定の範囲を逸脱した場合に、生産計画を調整させるように設定することにより、より適切な生産計画の立案を可能とする。
より詳細には、本発明の目的は、製品の滞留拠点における滞留期間の範囲と、それぞれ関連付けられた複数の鮮度クラスを格納した鮮度クラステーブルと、前記鮮度クラスごとに、滞留期間が大きくなるのにしたがって増大し、或いは、小さくなるのにしたがって増大するように設定された重みを格納した重みテーブルと、出庫された製品の、滞留拠点における滞留期間に基づき、前記鮮度クラステーブルを参照して、当該出庫された製品について、当該滞留期間が属する鮮度クラスを算出するとともに、製品の出庫ごと、或いは、一定期間にわたる製品の出庫ごとに、前記鮮度クラスに属する出庫された製品の数量を算出する、鮮度クラス・数量算出手段と、各鮮度クラスに属する製品の数量と、前記重みテーブルから読み出された対応する重みとに基づき、前記出庫ごと或いは一定期間にわたる出庫ごとの鮮度評価指標を算出し、算出された鮮度評価指標を、記憶装置に記憶する指標算出手段と、を備えたことを特徴とする在庫管理支援システムにより達成される。
本発明において、たとえば、滞留期間が大きくなるのにしたがって増大するような重みを、鮮度クラスに与えておく。また、適正と考えられる滞留期間(適正滞留期間)に対応する鮮度クラスについては、基準となる重み(たとえば、「1」)を与えておく。これにより、本発明によれば、適正滞留期間を超えて出荷された製品が多いほど、鮮度評価指標は大きくなり、適正滞留期間に満たない期間で出荷された製品が多いほど、鮮度評価指標は小さくなる。たとえば、出庫時期によって、上記製品の割合に変化があると、鮮度評価指標は感度良く、その変化量を表現することが可能となる。
好ましい実施態様においては、前記指標算出手段が、各鮮度クラスの、前記重み付けられた鮮度クラスに属する製品の数量に重みの総和と、前記数量の総和との比で表わされた鮮度評価指標を算出する。
また、好ましい実施態様においては、さらに、入庫された製品群の入庫時期、ロット番号、入庫数を含むレコードを格納した入庫明細ファイルと、出庫された製品群の出庫時期、ロット番号、出庫数を含むレコードを格納した出庫明細ファイルと、前記出庫された製品が属する製品群のロット番号に基づき、前記入庫明細ファイル中の関連するレコードを見出し、前記製品群に関する出庫明細ファイルのレコード中の出庫時期と、見出された入庫明細ファイル中のレコードの入庫時期とから、前記出庫された製品の滞留期間を算出する滞留期間算出手段と、を備えている。
別の好ましい実施態様においては、さらに、入庫された製品群の入庫時期、入庫数を含むレコードを格納した入庫明細ファイルと、出庫された製品群の出庫時期、出庫数を含むレコードを格納した出庫明細ファイルと、前記出庫された製品が属する製品群について、前記入庫明細ファイル中、引き当てされていない最古のレコードを特定して、前記製品群に関する出庫明細ファイルのレコード中の出庫時期と、特定された入庫明細ファイル中のレコードの入庫時期とから、前記出庫された製品の滞留期間を算出する滞留期間算出手段と、を備えている。
より好ましくは、前記滞留期間算出手段が、前記最古のレコードに含まれる入庫数が、出庫数に満たない場合には、不足する数量について、前記入庫明細ファイル中、前記最古のレコードの次に古いレコードを特定し、前記製品群に関する出庫明細ファイルのレコード中の出庫時期と、前記特定された次に古いレコードの入庫時期とから、前記滞留期間を算出するように構成されている。
さらに別の好ましい実施態様においては、前記鮮度クラステーブルが、前記鮮度評価指標の許容される変動範囲を格納し、さらに、前記製品の出庫ごと、或いは、一定期間にわたる製品の出庫ごとの鮮度評価指標を出力する出力手段を備え、前記出力手段が、前記鮮度クラステーブルを参照して、前記指標算出手段により算出された鮮度評価指標が、前記変動範囲を逸脱している場合に、変動範囲を逸脱していることを通知するように構成されている。
この出力手段は、鮮度評価指標を画像化するように構成しても良く、この場合には、変動範囲を逸脱した鮮度評価指標を、他の鮮度評価指標と異なる態様(たとえば、異なる色彩など)で示す画像が生成されれば良い。また、音声出力手段により音声にて逸脱を通知しても良いし、他の手段により、文字列などにより逸脱を通知しても良い。
また、本発明の目的は、製品の滞留拠点における滞留期間の範囲と、それぞれ関連付けられた複数の鮮度クラスを格納した鮮度クラステーブルと、前記鮮度クラスごとに、滞留期間が大きくなるのにしたがって増大し、或いは、小さくなるのにしたがって増大するように設定された重みを格納した重みテーブルと、を備えたコンピュータにより読み出し可能なプログラムであって、前記コンピュータを、出庫された製品の、滞留拠点における滞留期間に基づき、前記鮮度クラステーブルを参照して、当該出庫された製品について、当該滞留期間が属する鮮度クラスを算出するとともに、製品の出庫ごと、或いは、一定期間にわたる製品の出庫ごとに、前記鮮度クラスに属する出庫された製品の数量を算出する、鮮度クラス・数量算出手段、並びに、各鮮度クラスに属する製品の数量と、前記重みテーブルから読み出された対応する重みとに基づき、前記出庫ごと或いは一定期間にわたる出庫ごとの鮮度評価指標を算出し、算出された鮮度評価指標を、記憶装置に記憶する指標算出手段として機能させることを特徴とする在庫管理支援プログラムによっても達成される。
好ましい実施態様においては、前記コンピュータを指標算出手段として機能させる際に、各鮮度クラスの、前記重み付けられた鮮度クラスに属する製品の数量に重みの総和と、前記数量の総和との比で表わされた鮮度評価指標を算出するように、前記コンピュータを動作させる。
また、好ましい実施態様においては、前記コンピュータが、入庫された製品群の入庫時期、ロット番号、入庫数を含むレコードを格納した入庫明細ファイルと、出庫された製品群の出庫時期、ロット番号、出庫数を含むレコードを格納した出庫明細ファイルと、を備え、さらに、前記コンピュータを、前記出庫された製品が属する製品群のロット番号に基づき、前記入庫明細ファイル中の関連するレコードを見出し、前記製品群に関する出庫明細ファイルのレコード中の出庫時期と、見出された入庫明細ファイル中のレコードの入庫時期とから、前記出庫された製品の滞留期間を算出する滞留期間算出手段として機能させる。
別の好ましい実施態様においては、前記コンピュータが、入庫された製品群の入庫時期、入庫数を含むレコードを格納した入庫明細ファイルと、出庫された製品群の出庫時期、出庫数を含むレコードを格納した出庫明細ファイルと、を備え、さらに、前記コンピュータを、前記出庫された製品が属する製品群について、前記入庫明細ファイル中、引き当てされていない最古のレコードを特定して、前記製品群に関する出庫明細ファイルのレコード中の出庫時期と、特定された入庫明細ファイル中のレコードの入庫時期とから、前記出庫された製品の滞留期間を算出する滞留期間算出手段として機能させる。
より好ましくは、前記コンピュータを、前記滞留期間算出手段として機能させる際に、前記最古のレコードに含まれる入庫数が、出庫数に満たない場合には、不足する数量について、前記入庫明細ファイル中、前記最古のレコードの次に古いレコードを特定し、前記製品群に関する出庫明細ファイルのレコード中の出庫時期と、前記特定された次に古いレコードの入庫時期とから、前記滞留期間を算出するように、前記コンピュータを動作させる。
さらに別の好ましい実施態様においては、前記鮮度クラステーブルが、前記鮮度評価指標の許容される変動範囲を格納し、さらに、前記コンピュータを、前記製品の出庫ごと、或いは、一定期間にわたる製品の出庫ごとの鮮度評価指標を出力する出力手段であって、前記鮮度クラステーブルを参照して、前記指標算出手段により算出された鮮度評価指標が、前記変動範囲を逸脱している場合に、変動範囲を逸脱していることを通知するように構成された出力手段として機能させる。
本発明によれば、出庫された製品の滞留期間に基づいて、需要との供給のバランスを定量的に評価する指標を算出して、適性在庫の判断に役立てること、および、短期間先であっても将来の生産計画立案に役立てることが可能な在庫管理支援システムおよび支援プログラムを提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる在庫管理支援システムの構成を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、本実施の形態にかかる在庫管理支援システム10は、入庫した製品に関する入庫明細データを格納した入庫明細ファイル12、出庫した製品に関する出庫明細データを格納した出庫明細ファイル14、後述する製品鮮度マスタ16、製品/鮮度別重みマスタ18、製品の出入庫やオペレータの指示にしたがって、入庫明細ファイル12や出庫明細ファイル14のレコードを追加、更新、削除する出入庫ファイル管理部20、オペレータの指示にしたがって、製品鮮度マスタ16や製品/鮮度別重みマスタ18のレコードを追加、更新、削除するマスタ管理部22、並びに、入庫明細ファイル12、出庫ファイル14、製品鮮度マスタ16および製品/鮮度別重みマスタ18を参照して、製品鮮度評価指標を算出する指標算出部24を備えている。また、図1に示すように、算出された鮮度評価指標を記憶する指標DB26を備えていても良い。
本実施の形態にかかる在庫管理支援システム10は、パーソナルコンピュータに、在庫管理支援プログラムをインストールすることにより実現できる。
図2(a)は、入庫明細ファイル12のデータ構成を示す図、図2(b)は、出庫明細ファイル14のデータ構成を示す図である。図2(a)に示すように、入庫明細ファイル12のレコードは、項目として、「入庫ナンバー(No.)」、「入庫明細行ナンバー(No.)」、「製品コード」、「ロット番号」、「入庫日」、「入庫数」を含む。「入庫No.」は、「入庫数」だけ製品が入庫されたときの、入庫自体を特定する番号である。
1回の所定数の製品(製品群)の入庫は、上記「入庫No.」により特定することができる。ただし、複数の製品が同時に入庫し、また、出庫する場合には、取引の最小単位として、複数の製品の入庫について、同一の「入庫No.」が付与されることがある。たとえば、図2(a)の例では、パーソナルコンピュータ(パソコン)と、パソコンラックとが同時に入庫され、同一の「入庫No.」として「000001」が与えられる。このような場合には、それぞれの製品に、別個の「入庫明細行No.」を与え、製品を識別するようにしている。
入庫時や出庫時には、所定数(たとえば、100個、1000個など)の製品が搬入、搬出される。そこで、製品コードやロット番号で特定される、一群の製品について、入庫明細ファイル12や出庫明細ファイル14のレコードが作成される。
より具体的には、オペレータは、キーボードやマウスなどの入力装置を操作して、所定数の製品の入庫があるごとに、上記項目の値を入力する。入力に応答して、出入庫管理部20が、入庫明細ファイル12のレコードを生成する。或いは、他のシステム(出入庫管理システム)からネットワークを介して、上記レコードのデータが与えられ、出入庫管理部20が、受信したレコードを、入庫明細ファイル12に格納しても良い。
図2(b)に示すように、出庫明細ファイル14のレコードは、項目として、「出庫No.」、「出庫明細行No.」、「製品コード」、「ロット番号」、「出庫日」および「出庫数」を有する。入庫時と同様に、オペレータは、キーボードやマウスなどの入力装置を操作して、所定数の製品が出庫されるごとに、上記項目の値を入力する。入力に応答して、出入庫管理部20が、出庫明細ファイル14のレコードを生成する。或いは、他のシステム(出入庫管理システム)からネットワークを介して、上記レコードのデータが与えられ、出入庫管理部20が、受信したレコードを、出庫明細ファイル14に格納しても良い。
図3(a)は、製品鮮度マスタのデータ構成を示す図、図3(b)は、製品/鮮度別重みマスタのデータ構成を示す図である。図3(a)に示すように、製品鮮度マスタのレコードは、項目として、「製品コード」、「クラス数」、「クラス滞留期間」、「鮮度評価指数」、「鮮度評価指標変動範囲」を有する。本実施の形態においては、製品の入庫から出庫までの滞留期間を、複数のクラスに分ける。製品の滞留期間が、あるクラス「i」の範囲に含まれるとき、鮮度iクラス、或いは、i番の鮮度クラスに属するとも言う。
1クラスあたりの期間は、「クラス滞留期間」で規定される。たとえば、「クラス数」を「」、「クラス滞留期間」を「1週間」とすると(図3(a)の符号301参照)、
Aクラス:滞留期間0〜1週間(つまり、0日〜7日)
Bクラス:滞留期間1〜2週間(つまり、8日〜14日)
Cクラス:滞留期間2〜3週間(つまり、15日〜21日)
Dクラス:滞留期間3週間〜 (つまり、22日以上)
となる。

「鮮度評価指標」は、製品の出庫、或いは、一定期間内の製品の出庫に対して、その滞留期間の適正さを示す指標である。この値は、「出庫No.」や出庫時期(たとえば、**年*月第n週)ごとに持つことができる。「鮮度評価指標変動範囲」は、後述するように算出された鮮度評価指標について、変動を許容する範囲を示す。この範囲を逸脱する場合には、出力に際して、オペレータに逸脱が生じていることを通知し、生産計画の再立案などを促す。本実施の形態においては、たとえば、変動範囲として、上限値および/または下限値を設定することができる。
なお、図1に示すように、指標DB26が設けられている場合には、鮮度評価指標を、各製品コードについて、上記「出庫No.」や出庫時期ごとに、指標DB26に格納しても良い。
本実施の形態においては、製品ごと(つまり、「製品コード」に応じて)、「クラス数」、「クラス滞留期間」、「鮮度評価指数」および「鮮度評価指数変動範囲」を設定することができる。オペレータは、キーボードやマウスなどを操作して、製品コードごとに、これらの項目の値を入力する。この入力に応答して、マスタ管理部22は、製品鮮度マスタ16のレコードを生成する。
図3(b)に示すように、製品/鮮度別重みマスタは、項目として、「製品コード」、「クラスコード」および「重み」を有する。マスタは、製品に設定されたクラスごとに、鮮度評価指標を算出する際の重みを設定している。たとえば、図3(b)の符号311に示す例では、製品コード「aaaaaa」で特定される製品について、A〜Dクラスのそれぞれの重みが、「0.8」、「1.0」、「1.2」、「1.44」であることを示している。このような製品ごとのクラスごとの重みも、オペレータの入力に応答して、マスタ管理部22が製品/鮮度別重みマスタのレコードを生成することにより設定される。
このように構成されたマスタを参照した、鮮度評価指標の算出について以下に説明する。
[第1の手法]
第1の手法は、ロット番号による関連付けにより、商品が在庫として滞留した期間を算出している。図4は、本実施の形態にかかる鮮度クラス、鮮度評価指標の原理を説明する図、図5は、第1の手法に基づき、在庫管理支援システムにより実行される鮮度評価指標算出処理を示すフローチャートである。
図4(a)に示すように、ある時点で、ある製品(製品コード:aaaaaa)が、200個出庫された場合を考える。ここで、出庫された200個の商品が入庫された時期を考えると、滞留期間1週間の製品が90個、滞留期間2週間の製品が10個、滞留期間3週間の製品が100個であった。ここに、図4(b)に示すように、製品鮮度マスタにおいて、製品コード「aaaaaa」の製品について、クラス数が「4」であり、かつ、クラス滞留期間が「週」であったと考える。この場合、当該出庫された製品については、図4(c)に示すように、「Aクラス」が90個、「Bクラス」が10個、「Cクラス」が100個、「Dクラス」が0個となる。このように、ある出庫について、対応する入庫を参照して、クラスごとの数量を算出し、その数量に基づいて、鮮度評価指標を算出する。
図5に示すように、在庫管理支援システム10の指標算出部24は、製品鮮度マスタのレコードを読み込む(ステップ501)。全てのレコードについて、ステップ503以降の処理が終了している場合には(ステップ502でイエス(Yes))、処理を終了する。
指標算出部24は、読み込まれた製品鮮度マスタのレコード中、製品コードを参照して、当該製品コードを有する出庫明細ファイルのレコードを取得する(ステップ503)。次いで、指標算出部24は、製品コード、および、出庫明細ファイルのロット番号を参照して、入庫明細ファイル中、当該製品コードおよびロット番号を有するレコードを特定する(ステップ504)。
その後、指標算出部24は、出庫明細ファイルのレコード中の出庫日と、入庫明細ファイルの対応するレコード中の入庫日との差分を算出し、当該差分を、製品鮮度マスタのレコード中のクラス滞留期間で除することにより、つまり、(出庫明細ファイルのレコード中の出庫日−入庫明細ファイルのレコード中の入庫日)/クラス滞留期間を算出することで、該当する鮮度クラスを算出する(ステップ505)。
図4に示す例では、出庫にかかる製品200個が、それぞれ、90個、10個、100個の3群に分けられ、出庫明細ファイルのレコードのロット番号から、その入庫明細ファイルのレコードを特定することができ、それぞれのロット番号をもつ群の入庫日を知ることができる。さらに、対応するレコードを参照して、出庫日−入庫日/週(=7日)を算出するおとで、各群の鮮度クラスを取得することができる。
次いで、指標算出部24は、製品コードおよび鮮度クラスから、製品/鮮度別重みマスタのレコード中、当該製品の各クラスの重みを読み出す(ステップ506)。その後、指標算出部24は、鮮度評価指標Pを以下の式にしたがって算出する(ステップ507)。
P=Σ(i)qi*Ei/Σ(i)qi
ここに、qiは、i番の鮮度クラスの数量、Eiは、i番の鮮度クラスに対応する重み
図4に示す例で、Aクラス〜Dクラスの重みが、それぞれ、「0.8」、「1.0」、「1.2」および「1.44」であるとすると、
P=(90*0.8+10*1.0+100*1.2)/(90+10+100)
=1.01
となる。
このようにして求められた鮮度評価指標は、「出庫No.」や処理対象となる期間と関連付けられた状態で、製品鮮度マスタ16の該当レコードの鮮度評価指標の値として格納される(ステップ508)。製品鮮度マスタ16に格納するのに加えて、或いは、これに代えて、指標DB26のレコードとして、鮮度評価指標を格納しても良い。
[第2の手法]
第1の手法においては、ロット番号をキーとして、出庫された製品のロット番号から、当該製品の入庫日等を特定している。第2の手法は、もっとも先に入庫したものから、順に出庫されるという前提にしたがって、先入れ咲き出し(FIFO)ロジックを用いて、出庫された製品の、入庫日等を特定する。したがって、第2の手法を採用する場合には、入庫明細ファイル
図6は、第2の手法に基づき、在庫管理支援システムにより実行される鮮度評価指標算出処理を示すフローチャートである。図6に示すように、在庫管理支援システム10の指標算出部24は、製品鮮度マスタのレコードを読み込む(ステップ601)。全てのレコードについて、ステップ603以降の処理が終了している場合には(ステップ602でイエス(Yes))、処理を終了する。
次いで、指標算出部24は、先入れ先出しロジックによる数量の算出処理を実行する(ステップ603)。より詳細には、図7に示すように、指標算出部24は、読み込まれた製品鮮度マスタのレコード中、製品コードを参照して、当該製品コードを有する出庫明細ファイルのレコードを読み出す(ステップ701)。ここでは、既に後述する引き当てが終了していないレコードが、出庫日の古い順に読み出される。
次いで、指標算出部24は、出庫された製品に引き当てるため、上記製品コードを有する入庫明細ファイルのレコードを読み出す(ステップ702)。ここでも、引き当てが終了していないレコードが、入庫日の古い順に読み出される。
次いで、鮮度クラスが算出される(ステップ703)。より詳細には、指標算出部24は、当該差分を、製品鮮度マスタのレコード中のクラス滞留期間で除することにより、つまり、(出庫明細ファイルのレコード中の出庫日−入庫明細ファイルのレコード中の入庫日)/クラス滞留期間を算出する。
次いで、出庫明細ファイルの処理対象となったレコード中の出庫数と、入庫明細ファイルの処理対象となったレコード中の入庫数とが比較され、「出庫数>入庫数」ではない、つまり、「出庫数≦入庫数」であった場合には(ステップ704でノー(No))、上記鮮度クラスを有する製品の数量を、出庫数に設定する(ステップ705)。その後、指標算出部24は、入庫明細ファイルの処理対象となったレコードについて、引き当ての対象となる入庫数を、「入庫数―出庫数」に設定する(ステップ706)。
その一方、ステップ704でノー(No)、つまり、「出庫数>入庫数」と判断された場合に、指標算出部24は、算出された鮮度クラスを有する製品の数量を、入庫数に設定する(ステップ707)とともに、出庫明細ファイルの処理対象となったレコードについて、引き当て対象となる出庫数を、「出庫数−入庫数」に設定する(ステップ708)。ステップ704でノー(No)と判断された場合には、ステップ708で新たに引き当て対象となった出庫数について、ステップ702以降の処理が実行される。
図8を参照して、図7に示す先入れ先出しロジックによる数量算出処理について、より具体的に説明する。図8(a)に示すように、ステップ701において、出庫明細ファイルの、出庫日が最も古いようなレコード(レコード番号1、出庫数50個)が取得され(符号801参照)、出庫された製品に引き当てるために、ステップ702において、入庫明細ファイルの、入庫日の最も古いようなレコード(レコード番号1、入庫数100個)が取得される(矢印800、符号811参照)。
ステップ703において、「(出庫日−入庫日)/滞留期間」が算出されて、引き当てられた出庫と入庫にかかる製品の鮮度クラスが算出される。この場合、「出庫数(=50)≦入庫数(=100)」であるため、ステップ704でノー(No)と判断される。その結果、鮮度クラスを有する製品の数量として、出庫数(=50)が設定されるとともに、入庫明細ファイルのレコード(レコード番号1)について、その入庫数が「100−50=50」とされる。したがって、出庫明細ファイルの次のレコード(レコード番号1、出庫数100:符号811参照)に関する処理においては、まず、引き当て対象は、入庫明細ファイル中、レコード番号1、入庫数50のレコード(符号812参照)となる(矢印810参照)。
図8(c)に示すように、出庫明細ファイルの出庫日が最も古いようなレコード(レコード番号1、出庫数150)が取得され(符号821参照)、出庫された製品に引き当てるために、入庫明細ファイルの、入庫日の最も古いようなレコード(レコード番号1、入庫数100個)が取得される(矢印820、符号822参照)。
次いで、ステップ703において、「(出庫日−入庫日)/滞留期間」が算出されて、引き当てられた出庫と入庫にかかる製品の鮮度クラスが算出される。この場合、「出庫数(=150)>入庫数(=100)」であるため、ステップ704でイエス(Yes)と判断される。したがって、ステップ707において、鮮度クラスを有する製品の数量として、入庫数(=100)が設定されるとともに、出庫明細ファイルのレコード(レコード番号1)について、その入庫数が「150−100=50」とされる。
出庫明細ファイルのレコード(レコード番号1、出庫数50)については、図8(d)に示すように、再度、入庫明細ファイルのレコード(レコード番号2、入庫数50:符号832参照)と引き当てられ(矢印830)、同様の処理が実行される。
図9は、ステップ604をより詳細に示すフローチャートである。ステップ901およびステップ902は、図5のステップ506および507とほぼ同様である。ステップ902では、
P=Σ(i)qi*Ei/Σ(i)qi
において、qiは、ステップ705或いは707で算出された数量となる。
このようにして算出された鮮度評価指標は、出庫No.」や処理対象となる期間と関連付けられた状態で、製品鮮度マスタ16の該当レコードの鮮度評価指標の値として格納される(ステップ605)。製品鮮度マスタ16に格納するのに加えて、或いは、これに代えて、指標DB26のレコードとして、鮮度評価指標を格納しても良い。
[結果の例]
図10(a)〜(c)は、週ごとの出庫に基づいて算出された鮮度評価指標を示すグラフの例である。この例では、鮮度評価指標をグラフ化することで、在庫状態の時間的推移を観察することができる。鮮度評価指標の重みを、滞留期間が小さいような鮮度クラスに、より小さな値を設定し、滞留期間が大きいような鮮度クラスに、より大きな値を設定し、かつ、適正な滞留期間に相当するクラスに、1.0の重みを与えている。また、鮮度評価指標変動範囲は±0.05に設定されている。たとえば、図10(a)の例では、上方管理限界(つまり、変動範囲のプラスの側の限界)を超える週が幾つか存在する(第2週、第4週〜第6週)。したがって、この例では在庫過剰状態であることがわかる。図10(b)の例では、鮮度評価指標が、変動範囲内におさまり、つまり、滞留期間が理想的とされた1.0の付近にある。したがって、この例では、在庫は適性であることがわかる。その一方、図10(c)の例では、下方管理限界(つまり、変動範囲のマイナス側の限界)の値を超える週が幾つか存在する(第1週、第4週〜第7週)。したがって、この例では、欠品が発生するおそれがある状態であることがわかる。
グラフを作成する際に、在庫管理支援システム10は、鮮度評価指標が変動範囲を逸脱する場合に、逸脱した状態であることを示すような画像(たとえば、変動範囲を直線で示し、或いは、逸脱した鮮度評価指標の点を、他の点と異なる色彩で示す、など)を生成する。
このように、本実施の形態によれば、製品の滞留期間に基づく鮮度評価指標を算出することにより、需要と供給のバランスを滞留期間という観点から定量的に表わすことができる。また、鮮度評価指標の変動範囲を設定しておくことで、鮮度評価指標が変動範囲を逸脱した場合に、生産計画の調整を促すことが可能となる。これにより、生産計画の精度を向上させることが可能となる。
図11は、ある商品コードを有する製品の出入庫の実績を示す商品受け払い実績の例を示す図である。なお、図11以降において、出庫数を出荷数、入庫数を入荷数と記載しているが、同じ意味である。
出庫明細ファイルおよび入庫明細ファイルのレコードは図示しないが、図2(a)、(b)に示すような構成を有している。指標算出部24は、上述した処理において算出された鮮度クラスと、当該鮮度クラスに関連する出庫数および出庫日とを指標DB26に記憶しておく。図12は、指標算出部24により記憶された鮮度クラスに基づいて、週ごとに出庫された製品の鮮度クラスごとの出庫数を示すグラフの例である。ここでは、週ごとの出庫数、および、および週ごとに出庫された製品の鮮度クラスの割合を知ることができ、図12においては、期間別在庫鮮度を称している。図13は、図11の例において週ごとの鮮度評価指標を示すグラフである。縦軸が鮮度評価指標、横軸が時期を表わしている。
図14は、ある商品コードを有する製品の入出庫の実績を示す商品受け払い実績の他の例を示す図である。図15は、図14の例について、週ごとに出庫された製品の鮮度クラスごとの出庫数を示すグラフの例である。また、図16は、図14の例について週ごとの鮮度評価指標を示すグラフである。図16においても、縦軸が鮮度評価指標、横軸が時期を表わしている。図16に示すように、この例では、徐々に鮮度評価指標が上昇している。これにより、滞留期間が徐々に増大しており、その結果、在庫が過剰になりつつあることを知ることができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
前記実施の形態においては、鮮度評価指標の重みを、滞留期間が小さいような鮮度クラスに、より小さな値を設定し、滞留期間が大きいような鮮度クラスに、より大きな値を設定し、かつ、適正な滞留期間に相当する鮮度クラスに、1.0の重みを与えている。しかしながら、これに限定されるものではなく、滞留期間が小さいような鮮度クラスになるのにしたがって、より大きな値を設定し、滞留期間が大きいような鮮度クラスになるのにしたがって、より小さい値を設定しても良い。また、適切な滞留期間に相当する鮮度クラスに付する値も、1.0に限定されない。つまり、適切な滞留期間から一方の側に逸脱するのにしたがって、重みとして、増大或いは減少するような値が設定され、かつ、他方の側に逸脱するのにしたがって、重みとして、減少或いは増大するような値が設定されていれば良い。
また、前記実施の形態においては、入庫および出庫された製品をロットナンバーにより特定し(第1の手法)或いは先入れ先出しロジックにより出庫された製品の入庫日を特定している。しかしながら、これに限定されるものではない。たとえば、製品ごとにICタグなどが付けられており、製品ごとにその入庫および出庫が把握可能であれば、当該ICタグの情報に基づいて、出庫された製品の入庫日を特定しても良い。
図1は、本発明の実施の形態にかかる在庫管理支援システムの構成を示すブロックダイヤグラムである。 図2(a)は、入庫明細ファイルのデータ構成を示す図、図2(b)は、出庫明細ファイルのデータ構成を示す図である。 図3(a)は、製品鮮度マスタのデータ構成を示す図、図3(b)は、製品/鮮度別重みマスタのデータ構成を示す図である。 図4は、本実施の形態にかかる鮮度クラス、鮮度評価指標の原理を説明する図である。 図5は、本実施の形態にかかる第1の手法に基づき、在庫管理支援システムにより実行される鮮度評価指標算出処理を示すフローチャートである。 図6は、本実施の形態にかかる第2の手法に基づき、在庫管理支援システムにより実行される鮮度評価指標算出処理を示すフローチャートである。 図7は、本実施の形態にかかる数量の算出処理(図6のステップ603)を示すフローチャートである。 図8は、図7に示す数量の算出処理を説明するための図である。 図9は、本実施の形態にかかる鮮度クラスおよび鮮度評価指標の算出処理(図6のステップ604)を示すフローチャートである。 図11は、ある商品コードを有する製品の出入荷の実績を示す商品受け払い実績の例を示す図である。 図11は、本実施の形態にかかるシステムの構成部分にて実行される処理を示すフローチャートである。 図12は、図11の例について、週ごとに出庫された製品の鮮度クラスごとの出庫数を示すグラフの例である。こ 図13は、図11の例について、週ごとの鮮度評価指標を示すグラフである。 図14は、ある商品コードを有する製品の入出荷の実績を示す商品受け払い実績の他の例を示す図である。 図15は、図14の例について、週ごとに出庫された製品の鮮度クラスごとの出庫数を示すグラフの例である。 図16は、図14の例について、週ごとの鮮度評価指標を示すグラフである。
符号の説明
10 在庫管理支援システム
12 入庫明細ファイル
14 出庫明細ファイル
16 製品鮮度マスタ
18 製品/鮮度別重みマスタ
20 出入庫ファイル管理部
22 マスタ管理部
24 指標算出部
26 指標DB

Claims (10)

  1. 製品の滞留拠点における滞留期間の範囲ごとに、対応する鮮度クラスを特定するクラスコードを格納した鮮度クラステーブルと、
    前記鮮度クラスのクラスコードの各々について、対応する滞留期間が大きくなるのにしたがって増大し、或いは、小さくなるのにしたがって増大するように設定された重みを格納した重みテーブルと、
    出庫された製品の各々の、滞留拠点における滞留期間に基づき、前記鮮度クラステーブルを参照して、当該出庫された製品について、当該滞留期間が属する1以上の鮮度クラスのクラスコードをそれぞれ特定するとともに、製品の出庫ごと、或いは、一定期間にわたる製品の出庫ごとに、前記1以上の鮮度クラスのそれぞれに属する出庫された製品の数量を算出する、鮮度クラス・数量算出手段と、
    前記鮮度クラス・数量算出手段により算出された、鮮度クラスのそれぞれに属する製品の数量と、前記重みテーブルから読み出された、前記鮮度クラスのそれぞれに対応するクラスコードについての重みとに基づき、前記出庫ごと或いは一定期間にわたる出庫ごとの鮮度評価指標を算出し、算出された鮮度評価指標を、記憶装置に記憶する指標算出手段と、
    前記製品の出庫ごと、或いは、一定期間にわたる製品の出庫ごとの鮮度評価指標を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする在庫管理支援システム。
  2. 入庫された製品群の入庫時期、ロット番号、入庫数を含むレコードを格納した入庫明細ファイルと、
    出庫された製品群の出庫時期、ロット番号、出庫数を含むレコードを格納した出庫明細ファイルと、
    前記出庫された製品が属する製品群のロット番号に基づき、前記入庫明細ファイル中の関連するレコードを見出し、前記製品群に関する出庫明細ファイルのレコード中の出庫時期と、見出された入庫明細ファイル中のレコードの入庫時期とから、前記出庫された製品の滞留期間を算出する滞留期間算出手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の在庫管理支援システム。
  3. 入庫された製品群の入庫時期、入庫数を含むレコードを格納した入庫明細ファイルと、
    出庫された製品群の出庫時期、出庫数を含むレコードを格納した出庫明細ファイルと、
    前記出庫された製品が属する製品群について、前記入庫明細ファイル中、引き当てされていない最古のレコードを特定して、前記製品群に関する出庫明細ファイルのレコード中の出庫時期と、特定された入庫明細ファイル中のレコードの入庫時期とから、前記出庫された製品の滞留期間を算出する滞留期間算出手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の在庫管理支援システム。
  4. 前記滞留期間算出手段が、前記最古のレコードに含まれる入庫数が、出庫数に満たない場合には、不足する数量について、前記入庫明細ファイル中、前記最古のレコードの次に古いレコードを特定し、前記製品群に関する出庫明細ファイルのレコード中の出庫時期と、前記特定された次に古いレコードの入庫時期とから、前記滞留期間を算出するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の在庫管理支援システム。
  5. 前記鮮度クラステーブルが、前記鮮度評価指標の許容される変動範囲を格納し、
    前記出力手段が、前記鮮度クラステーブルを参照して、前記指標算出手段により算出された鮮度評価指標が、前記変動範囲を逸脱している場合に、変動範囲を逸脱していることを通知するように構成されたことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の在庫管理支援システム。
  6. 製品の滞留拠点における滞留期間の範囲ごとに、対応する鮮度クラスを特定するクラスコードを格納した鮮度クラステーブルと、前記鮮度クラスのクラスコードの各々について、対応する滞留期間が大きくなるのにしたがって増大し、或いは、小さくなるのにしたがって増大するように設定された重みを格納した重みテーブルと、を備えたコンピュータにより読み出し可能なプログラムであって、前記コンピュータを、
    出庫された製品の各々の、滞留拠点における滞留期間に基づき、前記鮮度クラステーブルを参照して、当該出庫された製品について、当該滞留期間が属する1以上の鮮度クラスのクラスコードをそれぞれ特定するとともに、製品の出庫ごと、或いは、一定期間にわたる製品の出庫ごとに、前記1以上の鮮度クラスのそれぞれに属する出庫された製品の数量を算出する、鮮度クラス・数量算出手段、
    前記鮮度クラス・数量算出手段により算出された、鮮度クラスのそれぞれに属する製品の数量と、前記重みテーブルから読み出された、前記鮮度クラスのそれぞれに対応するクラスコードについての重みとに基づき、前記出庫ごと或いは一定期間にわたる出庫ごとの鮮度評価指標を算出し、算出された鮮度評価指標を、記憶装置に記憶する指標算出手段、並びに、
    前記製品の出庫ごと、或いは、一定期間にわたる製品の出庫ごとの鮮度評価指標を出力する出力手段、として機能させることを特徴とする在庫管理支援プログラム。
  7. 前記コンピュータが、入庫された製品群の入庫時期、ロット番号、入庫数を含むレコードを格納した入庫明細ファイルと、出庫された製品群の出庫時期、ロット番号、出庫数を含むレコードを格納した出庫明細ファイルと、を備え、
    前記コンピュータを、前記出庫された製品が属する製品群のロット番号に基づき、前記入庫明細ファイル中の関連するレコードを見出し、前記製品群に関する出庫明細ファイルのレコード中の出庫時期と、見出された入庫明細ファイル中のレコードの入庫時期とから、前記出庫された製品の滞留期間を算出する滞留期間算出手段として機能させることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記コンピュータが、入庫された製品群の入庫時期、入庫数を含むレコードを格納した入庫明細ファイルと、出庫された製品群の出庫時期、出庫数を含むレコードを格納した出庫明細ファイルと、を備え、
    前記コンピュータを、前記出庫された製品が属する製品群について、前記入庫明細ファイル中、引き当てされていない最古のレコードを特定して、前記製品群に関する出庫明細ファイルのレコード中の出庫時期と、特定された入庫明細ファイル中のレコードの入庫時期とから、前記出庫された製品の滞留期間を算出する滞留期間算出手段として機能させることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  9. 前記コンピュータを、前記滞留期間算出手段として機能させる際に、前記最古のレコードに含まれる入庫数が、出庫数に満たない場合には、不足する数量について、前記入庫明細ファイル中、前記最古のレコードの次に古いレコードを特定し、前記製品群に関する出庫明細ファイルのレコード中の出庫時期と、前記特定された次に古いレコードの入庫時期とから、前記滞留期間を算出するように、前記コンピュータを動作させることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記鮮度クラステーブルが、前記鮮度評価指標の許容される変動範囲を格納し、
    前記コンピュータを、前記出力手段として機能させる際に、前記鮮度クラステーブルを参照して、前記指標算出手段により算出された鮮度評価指標が、前記変動範囲を逸脱している場合に、変動範囲を逸脱していることを通知するように、前記コンピュータを動作させることを特徴とする請求項6ないし9の何れか一項に記載のプログラム。
JP2004174935A 2004-06-14 2004-06-14 在庫管理支援システムおよび支援プログラム Expired - Lifetime JP4498021B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004174935A JP4498021B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 在庫管理支援システムおよび支援プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004174935A JP4498021B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 在庫管理支援システムおよび支援プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005352928A JP2005352928A (ja) 2005-12-22
JP4498021B2 true JP4498021B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=35587342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004174935A Expired - Lifetime JP4498021B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 在庫管理支援システムおよび支援プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4498021B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006024155A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Workbit Corp 周辺装置
JP5764950B2 (ja) * 2011-02-02 2015-08-19 富士通株式会社 積合せ判定方法及び積合せ判定装置
JP6069694B2 (ja) * 2012-09-07 2017-02-01 富士通株式会社 在庫情報生成プログラム、在庫情報生成方法、在庫情報生成装置、在庫情報管理システム、及び、在庫情報表示装置
JP6278867B2 (ja) * 2014-08-27 2018-02-14 三菱電機株式会社 適正在庫量算出装置、適正在庫量算出方法およびプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06119349A (ja) * 1992-10-05 1994-04-28 Toshiba Corp 食品貯蔵管理システム
JP2002145418A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Jsr Corp 自動在庫引当方法及び自動在庫引当プログラムを記憶した記憶媒体
JP2003048623A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Fujitsu Ltd 在庫違反指数算出処理プログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06119349A (ja) * 1992-10-05 1994-04-28 Toshiba Corp 食品貯蔵管理システム
JP2002145418A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Jsr Corp 自動在庫引当方法及び自動在庫引当プログラムを記憶した記憶媒体
JP2003048623A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Fujitsu Ltd 在庫違反指数算出処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005352928A (ja) 2005-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110414880B (zh) 库存管理装置、库存管理方法和存储介质
JP6856589B2 (ja) データ処理装置およびデータ処理方法
Kojima et al. Performance evaluation of SCM in JIT environment
US20210133655A1 (en) Transportation plan generation apparatus and transportation plan generation method
JP6514342B2 (ja) オンライン予測システムおよび方法
Lahrichi et al. A first MILP model for the parameterization of Demand-Driven MRP
JPWO2014141394A1 (ja) 供給グループ決定支援装置及び供給グループ決定支援プログラム
Goedhart et al. Inventory rationing and replenishment for an omni-channel retailer
JP2003162619A (ja) 売り上げ予測装置および方法
US7031801B1 (en) Continuous item picking in a distribution center using coordinated item picking periods
CN112070333A (zh) 计划制定辅助装置和计划制定辅助方法
JP4498021B2 (ja) 在庫管理支援システムおよび支援プログラム
JPH09277142A (ja) 見込生産計画立案方式
JP2020119029A (ja) 発注情報計算プログラム、装置、及び方法
WO2022190596A1 (ja) 情報処理装置、在庫管理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2002007671A (ja) 需要予測装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN114626660A (zh) 用于激增调整预报的方法和装置
JP2005089060A (ja) 物流拠点決定装置、物流拠点決定方法及びそのプログラム
JP2000348016A (ja) 安全在庫率による在庫補充方法
JP2004227301A (ja) 製品の出荷量予測装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US20240046174A1 (en) Target management system, target management method, and non-transitory storage medium
JP4162920B2 (ja) 生産計画確定期間算出システム、方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP2002073752A (ja) 受注予測システムおよび受注管理システムならびに生産管理システム
CN117787849A (zh) 一种基于数字物流的货运管理方法、系统及存储介质
JP2003216218A (ja) 生産計画方法及び生産計画システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100406

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100413

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4498021

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160423

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250