JP4497806B2 - 安全かみそり - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般大衆が使用する安全かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒゲ剃り時に安全かみそりと皮膚との摩擦を減らして円滑にヒゲ剃りを行なうためにシェービングクリームやシェービングフォームや石けんなどが潤滑補助材として使用されてきた。また、近年、潤滑補助材である固形の水溶性シェービングエイドをあらかじめ安全かみそりに取り付けて、シェービングクリーム等を顔に塗る作業を不要とするものもある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実公平7−48224号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献は、シェービングエイドがかみそりヘッドの上面に横方向に延在するように取りつけられており、シェービングエイドの幅が中央付近で最大で端部に行くに従って徐々に小さくなる構成である。このような構成にすることによって、使用時におけるシェービングエイドの溶け出し量を皮膚との摩擦力が一番強い中央付近で多くして、ヒゲ剃りを円滑に行なえるという効果が生じる。
【0005】
しかし、シェービングエイドの溶け出し量はそれを溶かす水や湯の温度で変化し、安全かみそりの使用の初期段階と何度も使用した後の段階においても変化する。したがって、一定のサイズで装着されているシェービングエイドが常に最適の溶け出し量を提供しているかという点については疑問が残る。すなわち、あるときは溶け出し量が必要分より多いときがあり、反対に必要分より少ないときもある。本発明は、シェービングエイドの溶け出し量が必要分より多いときはそれを調整し、必要分より少ないときはそれを補って円滑なヒゲ剃りをすることができる安全かみそりを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の構成は、ヒゲ剃りを円滑にするためのシェービングエイドを有する安全かみそりであって、ヒゲ剃り中に溶け出したシェービングエイドを一時的に蓄えることができ、且つヒゲ剃り中にシェービングエイドが不足するときはその蓄えられていたシェービングエイドを供給する凹部がシェービングエイドから独立して天板に設けられている構成である。
【0007】
請求項2は、複数の凹部が天板の横方向に間隔を置いて並んでいる要素が請求項1に付加された構成である。
【0008】
【発明の効果】
本発明の請求項1は、ヒゲ剃りを円滑にするためのシェービングエイドを有する安全かみそりであって、ヒゲ剃り中に溶け出したシェービングエイドを一時的に蓄えることができ、且つヒゲ剃り中にシェービングエイドが不足するときはその蓄えられていたシェービングエイドを供給する凹部がシェービングエイドから独立して天板に設けられている。これによって、ヒゲ剃り中にシェービングエイドが不足するときは蓄えられていたシェービングエイドが凹部から供給され、円滑なヒゲ剃りを続行することができる。反対に、潤滑補助材が過剰であるときは凹部に蓄えることによって、過剰のシェービングエイドを調整することができる。
【0009】
請求項2は複数の凹部が天板の横方向に間隔を置いて並んでおり、凹部は横方向に存在しているのでシェービングエイドを横方向に関し平均して蓄えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図面は、かみそりホルダーに着脱自在に取り付けられる替刃組立体1であって、天板2と刃台3の間に刃体4が挟着された構造に組立てられている。刃体4の刃縁前方で横方向に延びるガードバー5に第1シェービングエイド6が取り付けられている。第1シェービングエイド6はガードバー5のほぼ全長に亘って延在し、途中にシェービングエイドの幅広部分を構成する複数のポイント7が一体に形成されている。
【0011】
シェービングエイド自身の材料は、水溶性で潤滑作用をなす物質であればどのようなものでもよく、例えばポリエチレンオキシド等が用いられる。第1シェービングエイド6は射出成形によって取り付けられ、ラベンダーエキスや桃の葉エキスあるいは白樺エキス等のアロエと異なる成分が添加されている。射出成形によって取り付けられるシェービングエイドは、押出し成形によって取り付けられるシェービングエイドに比べてやや溶けにくい。第1シェービングエイド6はこのようにラベンダーエキスのような香料が主に添加され、アロエのような薬草成分は添加しない。香料はシェービングエイドが溶け出さなくても香りを発するからシェービングエイドがやや溶けにくくてもよいのである。
【0012】
天板の上面に複数の卵形凹部8が横方向に間隔をおいて並べられている。これらの凹部8は、前述した第1シェービングエイド6のポイント7と、剃り進む方向に関し同一線上にあるように対応して設けられている。したがって、図3に示すように凹部8を横切る線で切断した断面図では、凹部8に対応して第1シェービングエイドのポイント7が幅広の形状で表われる。また、図4に示すように凹部8のない部分で切断した断面図では、ポイント7は幅が狭い形状で表われる。凹部8の構成はこれに限定されないことは勿論であって、細長い矩形に形成されて横方向に一連に延在する構成でもよい。また、前述した第1シェービングエイド6のように横方向に一連に延在し、途中で幅広のポイントを形成するものであってもよい。あるいは、図1の卵形凹部8の各ポイントの中央を横方向に延びる溝で連結してもよい。凹部8の形状は卵形に限定されないことは勿論であっていかなる形状であっても差し支えない。例えば円形、楕円形、矩形、多角形、あるいは女性用のものについてはハート形などであってもよい。
【0013】
凹部8は、溶け出したシェービングエイドを一時的に保存できる構成であればよい。
【0014】
凹部8よりも後方の天板上面に第2シェービングエイド9が取り付けられている。第2シェービングエイド9は細長く矩形に形成され、横方向に一連に延在している。また、第2シェービングエイド9は押出し成形によって形成され、天板上に設けられたシェービングエイド用の凹部内に貼着されている。シェービングエイド自身の材料は、水溶性で潤滑作用をなす物質であればどのようなものでもよく、材料のほかにアロエ等の薬草成分が添加されている。前述した通り、押出し成形によって取り付けられるシェービングエイドは、射出成形によって取り付けられるシェービングエイドに比べて溶けやすい。薬草成分は溶け出して皮膚に十分に行き渡ることによって効果があるから、薬草成分を含むシェービングエイドは溶け易いものが好ましいのである。
【0015】
第1シェービングエイド6と同様に、第2シェービングエイド9は前述した構成に限定されないことは勿論である。第2シェービングエイド9は図1に示す第1シェービングエイド6と同じように途中に幅広のポイントを形成する構成でもよい。あるいは一連に延在していなくてもよく、例えば円形状などの小さなポイントとして横方向に間隔をおいて複数並べるものであってもよい。やや長めのものを複数並べ、それぞれに幅広部分と幅の狭い部分を含むものであってもよい。
【0016】
替刃組立体は、刃先を保護するために多くの場合、保護キャップを装着して保管する。保護キャップは替刃組立体の上面から被せるようにして装着するものや、あるいは保護キャップに替刃組立体を刃先側から挿し込むように装着する構成のもの等がある。いずれの構成についても、保護キャップの凹部に該当する部分に孔を設けるか、あるいは保護キャップの上面の後端から凹部の位置まで切欠を設けて凹部が露出するようにすることが好ましい。凹部は溶け出したシェービングエイドを蓄えるための部分であるから、使用後に安全かみそりを水洗いしたときに水が凹部に溜まるので、これを乾燥する必要があるからである。保護キャップが凹部を覆う構成のときは、凹部の乾燥が遅れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の平面図
【図2】 本発明の正面図
【図3】 図2において凹部を横切るA−A拡大断面図
【図4】 図2において凹部のない部分を横切る拡大断面図
【符号の説明】
1 替刃組立体
2 天板
3 刃台
4 刃体
5 ガードバー
6 第1シェービングエイド
7 ポイント
8 凹部
9 第2シェービングエイド
Claims (2)
- ヒゲ剃りを円滑にするためのシェービングエイドを有する安全かみそりであって、ヒゲ剃り中に溶け出したシェービングエイドを一時的に蓄えることができ、且つヒゲ剃り中にシェービングエイドが不足するときはその蓄えられていたシェービングエイドを供給する凹部がシェービングエイドから独立して天板に設けられていることを特徴とする安全かみそり
- 複数の凹部が天板の横方向に間隔を置いて並んでいる請求項1記載の安全かみそり
Priority Applications (1)
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JP2002330736A JP4497806B2 (ja) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | 安全かみそり |
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JP2004159992A JP2004159992A (ja) | 2004-06-10 |
JP4497806B2 true JP4497806B2 (ja) | 2010-07-07 |
Family
ID=32808342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002330736A Expired - Fee Related JP4497806B2 (ja) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | 安全かみそり |
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JPH0739761U (ja) * | 1993-12-29 | 1995-07-18 | 正治 三宅 | T型カミソリ |
-
2002
- 2002-11-14 JP JP2002330736A patent/JP4497806B2/ja not_active Expired - Fee Related
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