JP4494501B2 - 面発光レーザ、面発光レーザアレイ、面発光レーザを用いた画像形成装置 - Google Patents

面発光レーザ、面発光レーザアレイ、面発光レーザを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、面発光レーザ、面発光レーザアレイ、面発光レーザを用いた画像形成装置に関する。
面発光レーザのひとつに、垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL:Vartical Cavity Surface Emitting Laser)がある。このレーザは、半導体基板に対して垂直方向に光を取り出すことができるため、二次元アレイを容易に形成することができる。そして、二次元アレイから出射されるマルチビーム並列処理により、高密度化および高速化が可能になり、様々な産業上の応用が期待されている。
この面発光レーザでは、電流を効率的に活性層に注入するために、Al含有率が高いAlGa1−XAs(以下、「AlGaAs」と表記することもある。)を選択酸化し、電流狭窄構造を形成する方法が導入されている。この電流狭窄構造を用いて単一横モードで発振させるためには、電流狭窄径を3μm径程度の大きさで構成するのが一般的である。
しかしながら、このように狭窄径を小さくすると、発光面積が小さくなるため、素子一個当たりの出力が大幅に低下してしまうという問題がある。
そこで、より大きな電流狭窄径においても、単一横モード化を行う手法の一つとして、非特許文献1では、共振器を長くして高次横モードの回折損を増大させることが提案されている。以下、この非特許文献1に記載されている面発光レーザ装置の素子構造について、図2を用いて説明する。
図2において、GaAs基板210の上には、低屈折率層と高屈折率層とがλ/4の光学的膜厚で交互に積層された下部半導体多層膜反射鏡220が形成されている。ここで、光学的膜厚とは、ある層の厚さにその層を構成する材料の屈折率をかけたものをいい、波長λとは、発振波長のことをいう。なお、以下、多層膜反射鏡をDBR(Distributed Bragg Reflector)ということもある。
この半導体多層膜反射鏡の上には、通常よりも膜厚を厚くしたGaAsで構成されているスペーサ層230が設けられている。スペーサ層230の上には、下部クラッド層240、量子井戸を含んだ活性層250、上部クラッド層260が順次積層されている。そして、上部クラッド260の上に低屈折率層と高屈折率層とが交互に積層された上部半導体多層膜反射鏡270が形成されている。
非特許文献1において、スペーサ層230は、GaAsのみで構成されており、長さは2〜8μmである。一般的な面発光レーザにおいて、上下のDBRによって決定される共振器の光学的膜厚は1波長または2波長程度となるように設計されている。すなわち、非特許文献1で用いられている980nm帯のレーザを例にとると、1波長共振器では共振器の物理的長さは約0.3μmとなり、2波長共振器では約0.6μmとなる。
このような、共振器の光学的膜厚が1波長または2波長である面発光レーザでは、酸化狭窄径が3μmから4μm程度より大きいと基本モードに加えて高次モードも含めたレーザ発振になることが多い。
一方、非特許文献1に記載されている面発光レーザは、8μm程度の長いスペーサを導入したため、酸化狭窄径7μmでも単一基本横モード発振することに成功している。
長共振器構造を有する面発光レーザは、ミラーとして機能するDBR同士の間隔が長いため、伝播するビームが広がりやすい。ここで、面発光レーザの素子内に存在する光においては、基本モードのビームの広がりよりも、高次モードのビームの広がりが大きい。そのため、長共振器構造を採用する面発光レーザは、高次モードの光はDBR間を行き来する間に回折による損失を受けやすく、長共振器構造を採用しないレーザに比べて、基本モードでの単一横モード発振をしやすい構成である。
ところで,面発光レーザにおいては、素子内での熱が光出力に大きな影響を与えるため、熱放散性をどのように向上させるかという点も技術上の課題となっている。特に、630nm以上690nm以下の範囲である赤色帯の面発光レーザでは、AlGaInP/GaInP等で構成される活性層の温度特性が、赤外半導体レーザで用いられる活性層の温度特性と比較すると良好でないため、熱放散性という課題は重要となる。
そこで、特許文献1では、熱伝導性の良好な材料をλ/2の整数倍とした光学的膜厚でクラッド層の下部に設ける構成を開示している。これにより、熱放散性を向上させ、光出力の増加を図っている。具体的には、特許文献1における熱伝導性の良好な材料として、GaAs、AlAs、InPが挙げられている。
IEEE Photonics Technology Letters,Vol.12、No.8、2000、p939 米国特許出願公開2005/0271113号明細書
上記のように、赤色帯の面発光レーザを実用化するためには、単一横モード化と、熱放散性の改善という2つの課題を同時に解決する必要がある。そこで、本発明者らは、バンド間吸収が少ないAlAsの厚膜をスペーサ層として導入することにより、単一横モード化と熱放散性の向上を試みた。
しかしながら、本発明者らが鋭意検討した結果、横モード制御に必要と考えられる1μm以上の厚いAlAsは結晶成長が難しいことを見出した。すなわち、AlAsの単層膜を1μm以上結晶成長すると、結晶表面に荒れが生じ、レーザとして用いるウエハとしては許容できないほどその表面荒れ大きくなるという課題を見出した。
そのため、熱放散性向上を目的として1μmより薄いAlAs層を用いる素子は製作可能であっても、長共振器による単一横モード化に必要とされる1μm以上のAlAs層を作成することは困難であるということに至った。
そこで、本発明では、長共振器構造を有しつつも、熱放散性が良好であり、従来の面発光レーザと比較して、高出力かつ単一横モード発振しうる面発光レーザ、面発光レーザアレイ、該レーザまたはアレイを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
なお、上述のAlAsのみで単層が積層できないという課題は一例であり、本発明は、熱伝導性は良いが厚膜化をすることが困難である材料を使って長共振器構造を実現するということを目的とするものである。
本発明に係る面発光レーザは、波長λで発振する面発光レーザであって、上部反射鏡と、下部反射鏡と、前記上部反射鏡と前記下部反射鏡との間に形成された活性層と、前記上部反射鏡と前記活性層との間、または、前記下部反射鏡と前記活性層との間に形成されたスペーサ層とを有し、前記スペーサ層は、AlGa1−XAsを有する第1の半導体層(1≧x>0)と、AlGa1−yAs(1>y>0、かつ、x>y)を有する第2の半導体層とが積層されていることを特徴とする。
本発明によれば、長共振器構造を有しつつも、熱放散性が良好であるため、従来の面発光レーザと比較して、高出力かつ単一横モード発振しうる面発光レーザ、面発光レーザアレイ、該レーザまたはアレイを用いた画像形成装置を提供することができる。
図1は本発明に係る実施形態を示す図であり、素子の断面図を模式的に表したものである。
基板110の上には下部反射鏡120として、低屈折率層と高屈折率層とが交互に積層された多層膜反射鏡が形成されている。この下部反射鏡120の上にはスペーサ層130、下部クラッド層140、活性層150、上部クラッド層160が順次積層されている。そして、この上部クラッド層160の上には上部反射鏡170として多層膜反射鏡が形成されている。
ここでスペーサ層130は、熱伝導性が良い第1の半導体層131と、該第1の半導体層131よりも熱伝導率が低い第2の半導体層132とが交互に積層されることにより構成されている。
ここで、第1の半導体層131としては、砒化アルミニウム(AlAs)や砒化アルミニウムガリウム(AlGaAs)であり、該第1の半導体層131は第2の半導体層132よりも熱伝導性の良い材料が選択される。すなわち、第1の半導体層131はAlGaAs(AlGa1−xAs)はAl組成が0.90以上(X≧0.90)が好ましい。また、より好ましくは、Al組成が0.95以上(X≧0.95)である。また、さらに好ましくは、AlAsである(X=1)。
また、第2の半導体層132は第1の半導体層131よりも熱伝導率が低いAlGaAs層であり、第1の半導体層131と相俟って長共振器構造を達成する。すなわち、この第2の半導体層132は、第1の半導体層よりもAl組成が低いAlGaAs層であるAlGa1−yAs(1>y>0、かつ、x>y)により構成される。
この第1の半導体層131と第2の半導体層132の光学的膜厚は、λ/2の整数倍に設定する(波長λ:発振波長)。λ/2の整数倍の光学的膜厚で積層した場合には、各界面での反射光はお互いに打ち消しあうような位相で反射するため、積層膜全体でみると、多層膜反射鏡のような大きな光の反射は起きない。ここで「λ/2の整数倍」とは、レーザ素子内部の光が反射して影響をおよぼさない範囲の光学的膜厚のことであり、この限りにおいてλ/2の整数倍から多少ずれる膜厚も本発明に包含される。
本発明では、熱伝導性が良い第1の半導体層131を光学的に影響を与えない膜厚に設定することにより、良好な熱伝導性という利点を付加しつつも、反射等の光学的な作用を抑制した構成となっている。
また、第1の半導体層131が厚く積層できない材料であっても、長共振器構造を形成できるように、本発明に係るスペーサ層には第2の半導体層132も光学的に影響を与えない膜厚で積層されている。これにより、素子内部を進行する光の光学的距離が長くなるため、基本モードよりもビームの広がりが大きい高次モードの回折損が大きくなる。この結果、基本モードでの単一横モード発振が達成しやすくなる。
本発明の構成は、熱伝導性の良い材料のみで長共振器構造を形成できない場合に有効である。
また、面発光レーザでは水平方向の熱放散性も素子特性に影響を与えるため、交互に積層したスペーサ層は水平方向の熱放散性を改善することが可能である。
第1の半導体層131は直接熱を発生する活性層150の近くに配置することが熱放散性を確保する点から好ましい。例えば、図1に示すように、スペーサ層130の最上部に位置する第1の半導体層133は、上部に位置している第2の半導体層134よりも、活性層150に近い構成とする方が好ましい。
また、スペーサ層の最上部に位置する第1の半導体層133は、他の第1の半導体層131と比べて厚い膜厚で構成することも可能である。例えば、スペーサ層の最上部に位置する第1の半導体層133を5λの光学的膜厚で構成し、他の第1の半導体層131をλ/2の光学的膜厚で構成することができる。
第2の半導体層132を構成するAlGaAs層中のAl組成(上記yに相当)は光吸収および結晶成長時の平坦性の2点から決定することが好ましい。
半導体において、特定の波長以下の光はバンド間吸収によって大きな光吸収をうける。光吸収が始まる波長は、半導体のバンドバンドギャップの大きさで決まっており、バンドギャップはAl組成の増加とともに大きくなる。面発光レーザでは発振波長においてこのような吸収を抑制した材料を用いる必要がある。そのため、第2の半導体層132に用いる材料についても、AlGaAs層中のAl組成は発振波長においてバンド間吸収のない程度に高める必要がある。
例えば、850nm帯ではバンド間吸収が起きないようにAl組成は0.16以上(AlGa1−yAs(1>y≧0.16))とすることが好ましい。また、680nm帯では0.50以上(AlGa1−yAs(1>y≧0.50))とすることが好ましい。このように、光吸収の点からは上記以上のAl組成であることが好ましい。
一方、Al組成が高すぎると結晶成長面の平坦性に悪影響を与えるため、結晶成長時の平坦性の面からはAl組成が低いことが望ましい。特に第2の半導体層は第1の半導体層の成長によって生じた表面あれを平坦化する役割も備えるためAl組成が低いことが望まれる。
以上説明したように、AlGaAs中のAl組成に関しては、光吸収を低減したいとの要求と、品質の良い結晶を得たいとの要求がトレードオフの関係にある。そのため、AlGaAs層中の最も望ましい条件は光吸収が生じない程度にAl組成を下げた値となる。
例えば、850nm帯ではAlGaAs中のAl組成が0.16以上0.26以下(AlyGa1−yAs(0.26≧y≧0.16))であることが好ましい。また、680nm帯ではAl組成が0.50以上0.60以下(AlGa1−yAs(0.60≧y≧0.50))であることが好ましい。
活性層としてInGaAsを用いる980nm帯の波長領域やさらに長波長の波長領域では、スペーサ層としてGaAsを用いることができるため、このGaAsの単一層で長共振器構造を作製することができる。しかし、熱伝導性のことを考慮すると、AlAsの方がGaAsよりも熱伝導性が良いため本発明を好適に用いることができる。すなわち、980nm帯においても、上記第1の半導体層としてAlGa1−XAs(1≧x>0)、第2の半導体層としてAlGa1−yAs(1>y>0、かつ、x>y)を用いることができる。
また、活性層としてGaAsを用いる850nm帯の波長領域、活性層としてAlGaAsを用いる780nm帯の波長領域では、光吸収の観点からスペーサ層としてGaAsを用いることが難しく、AlGaAsを用いる必要がある。AlGaAsはAlAsと比較して熱伝導性が悪く、この単層厚膜を用いた素子は熱放散性が悪い。そのため、この850nm帯や780nm帯でも、長共振器構造のレーザを作製する場合には、本発明を好適に用いることができる。
すなわち、850nm帯や780nm帯においても、上記第1の半導体層としてAlGa1−XAs1≧x>0)、第2の半導体層としてAlGa1−yAs(1>y>0、かつ、x>y)を用いることができる。
また、活性層としてGaInPを用いる赤色帯(630nm以上690nm以下)の波長領域においては、格子整合や光吸収の点からGaAsやInPを使用することが難しい。また、この帯域では厚膜化がある程度可能であり、熱伝導率もさほど悪くないAl組成が20%程度のAlGaAsを使用することも難しい。非特許文献1のような単層の厚膜で長共振器構造を構成する場合、光吸収と結晶成長時の平坦性という2点を考慮してAl組成50%付近のAlGaAsを用いる必要がある。しかし、Al組成50%付近はAlGaAsで最も熱伝導率が悪く、その厚い単層膜を用いた長共振器構造の素子は熱放散性が悪化する。
したがって、この680nm帯では、上記の波長帯域よりも本発明をより好適に用いることができる。
なお、本発明者らの検討によると、現在の成膜技術では、AlGa1−XAs(1>X≧0.90)およびAlAsは高い結晶品質、平坦性を維持しつつ1μmより厚く成膜することは難しい。そのため、第1の半導体層131として、AlGa1−XAs(1>X≧0.90)またはAlAsを用いる場合には1μm以下の厚さで積層することが好ましい。
また、本発明者の検討によると、狭窄径にも依存するが、単一横モード発振に寄与する長共振器構造を実現するためには、共振器長の長さが2μm以上とすることが好ましい。そのため、この共振器長の長さを考慮して、スペーサ層の厚さを設定することが好ましい。なお、共振器長とは、共振器の構成要素である上部反射鏡の最上面と下部反射鏡の最下面との間で規定される物理的距離のことをいう。
図1では、スペーサ層130は、活性層150と下部反射鏡120との間に設けられているが、該スペーサ層130は、活性層150と上部反射鏡140との間に設けてもよい。また、スペーサ層130は、活性層150と下部反射鏡120との間、および活性層150と上部反射鏡140との間の両方に設けてもよい。
反射鏡がp型とn型のDBRである場合、ドーピングによってp型のDBRはn型のDBRに比べて光の吸収が多くなる。そのため、スペーサ層130は、光の吸収が少ないn型のDBRが設けられている側に配置するのが好ましい。すなわち、下部反射鏡120がn型DBRである場合には、図1のように、活性層150と下部反射鏡120との間に設ける方が好ましい。
また、このような面発光レーザを1次元または2次元に集積して、アレイ状に配列した構成にしてもよい。
また、上記面発光レーザ、および上記面発光レーザアレイを光源として用いて画像形成装置を構成してもよい。
(実施例1)
図3に実施例1に係る赤色面発光レーザの断面模式図を示す。
図3において、n型GaAs基板310の上には、下側DBR320が形成されている。この下側DBR320は、n型AlAs層321とAl0.5Ga0.5As層322がλ/4の光学的膜厚で交互に積層されている。なお、便宜上、下側DBRは、3ペア分しか図示していないが、実際には所望のペア数(例えば60ペア程度)を積層する。
そして、下側DBR320の上にはスペーサ層330が形成されている。スペーサ層330は、第1の半導体層としてのAlAs層331と、第2の半導体層としてのAl0.5Ga0.5As層332とがλ/2の光学的膜厚で交互に積層されることにより構成されている。なお、上記したように厳密にはλ/2の整数倍の光学的膜厚である必要はなく、光反射抑制の効果が達成できれば、λ/2の整数倍の光学的膜厚でなくてもよい。
スペーサ層330の上には、AlGaInP層340と、4つの量子井戸(Ga0.45In0.55P)を含み構成される活性層350と、AlGaInP層360が形成されている。ここで、AlGaInP層340、活性層350、AlInP層360を合計した光学的膜厚は1波長である。
このAlInP層360の上には、p型の上側DBR370が形成されている。この上側DBR370は、Al0.9Ga0.1As層371と、Al0.5Ga0.5As層372とがλ/4の光学的膜厚で交互積層されることにより構成されている。なお、図では3ペア分しか図示していないが、実際には所望のペア数(例えば36ペア程度)を積層する。
活性層350からみて第1層目のAl0.9Ga0.1As層371には、厚さ30nmのAl0.98Ga0.02As層(選択酸化層)が設けられている。この選択酸化層はポスト形成後の水蒸気酸化により、酸化領域373と非酸化領域374とが形成され、これにより電流狭窄構造が設けられる。本実施例では、この狭窄構造(非酸化領域)374は、5μmとする。
また、上側DBR370の上には、10nmの高ドープp型GaAs層380と上部電極395が形成されている。一方、n型GaAs基板には下部電極390が電気的接触を確保するように形成されている。
本実施例において、スペーサ層330の厚さは5μmとしている。この膜厚は、所望の発光径により異なるが、例えば酸化狭窄径を5μmとした場合に、単一横モード化を達成するためには、スペーサ層330は少なくとも3μm以上の厚さが必要となる。
本実施例におけるスペーサ層330は、Al0.5Ga0.5As層332とAlAs層331とがλ/2の光学的膜厚で交互に積層されている。
AlAsのみを結晶成長させようとすると、表面のラフネスが大きくなりやすい。そこで、膜厚を適切な厚さに抑えておき、その後にAlGa1−yAsを成長することにより、AlAs成長時に生じた表面のラフネスを緩和することができる。これは、Ga原子はAl原子と比較して、マイグレーションできる範囲が十分大きいことから、より平坦な表面が得られるためである。この結果、本実施例に係るスペーサ層330では厚膜化されたAlAs層による表面荒れの問題は緩和でき、熱放散性の良い半導体層を含んだ数μmの長いスペーサを形成することができる。
上述のように、980nm帯や1.3μm帯,1.55μm帯の面発光レーザでは、AlAsと比較すると熱伝導率は低いが、1μmを超える厚膜で結晶成長が容易なGaAsやInPを用いることができる。そのため、GaAsやInPを用いて長共振器構造を比較的容易に製作可能である。
しかしながら、赤色帯では、GaAsやInPを使用することは難しく、また、熱伝導率や光吸収の観点から望ましいとされるAlAsを用いた長共振器構造を現在の結晶成長技術で製作することは難しい。
そのため、本発明に係る面発光レーザは、赤色帯のレーザで顕著に効果が生じる構成であるといえる。
(作製方法)
以下、上記面発光レーザの作製手順について説明する。
図3の構成において、まず、n型GaAs基板310、下側DBR320、スペーサ層330、AlGaInP層340、活性層350、AlInP層360、上側DBR370、p型GaAs層380を有機金属気相成長法や分子線エピタキシーで成長する。
次に、上記の各層が積層されたウエハを半導体リソグラフィー法および一般的な半導体エッチング技術によりAlGaInP層340の上部までドライエッチングにより除去し、直径が30μm程度の柱状のポストを形成する。なお、AlAs層331は酸化されやすいため、本実施例ではAlGaInP層340上部までドライエッチングを行っている。
次に、450℃程度の水蒸気雰囲気中で選択酸化層を横方向から酸化させる。酸化時間を制御することにより、電流及び光を閉じ込める酸化領域373と非酸化領域(狭窄構造)374を作成する。狭窄構造374の直径は5μm程度となるように酸化時間を制御することがモード制御の点から好ましい。
次に、真空蒸着法およびリソグラフィー法を用いてp側の上部電極395およびn側の下部電極390を蒸着する。上部電極395は光を取り出すために円形窓が形成されている。
最後に、良好な電気特性を得るため、高温窒素雰囲気中で電極と半導体を合金化しレーザ素子が完成する。
次に、図4を用いて、層厚の比と熱抵抗との関係について説明する。
図4は、横軸に、AlAs層(第1の半導体層)とAl0.5Ga0.5As層(第2の半導体層)との層厚の比をとり、縦軸に、デバイスの熱抵抗の値をとったものである。横軸で0とは、Al0.5Ga0.5As層のみでスペーサ層330が形成されていることを意味する。この図により、AlAs層が占める割合が増加することに伴い熱放散性が向上することが分かる。
一方、層厚の比が1を超えると熱抵抗改善の効果が小さくなることも分かる。そこで、本実施例では、AlAsは連続して結晶成長させるのが難しいことを考慮して、長共振器構造を確保しつつ、結晶表面の平坦性も確保するために、層厚の比を1としている。すなわち、第1の半導体層と第2の半導体層の光学的膜厚は等しくすることが好ましい。
層厚を1とした場合は、Al0.5Ga0.5Asのみを用いて長共振器用のスペーサとした場合と比較して、素子の熱抵抗の値は70%程度となり、大きく減少する。これは温度の上昇とともに効率が低下する赤色面発光レーザにおいては発光効率の向上と熱による出力飽和電流値の上昇につながり、素子特性が改善されることを意味している。
なお、上述のように、スペーサ層330を構成する各層の光学的膜厚はλ/2の整数倍であればよく、層厚の比や厚さはλ/2の光学的膜厚でなくとも良い。例えば、MOCVD法を用いて結晶成長する場合には、炭素が結晶成長中に混入してしまうことがあり、n型AlAsの自由電子密度を制御することが難しい場合がある。そこで、放熱性が重要視される活性層に近い層については、AlAs層の層厚比を大きくし、n型DBRに近い層については、Al0.5Ga0.5As層の層厚比を大きくすることができる。これにより、AlAs中での自由電子の吸収の素子特性への影響を抑えつつ素子の熱抵抗の上昇も小さくできる。
例えば、第1の半導体層が第2の半導体層よりも活性層に近い場所に配されている場合において、第1の半導体層の光学的膜厚をλとし、第2の半導体層の光学的膜厚をλ/2とすることができる。すなわち、このような配置の場合、第1の半導体層の光学的膜厚を第2の半導体層の光学的膜厚よりも厚くすることが好適である。
また、上記ポスト製作工程では、AlGaInP層340の上部までドライエッチングにより除去したが、ポスト形成のエッチングをAlGaInP層360と上側DBR370との界面で止める構成としても良い。
また、下側DBR320、スペーサ層330、上側DBR370を構成する各層の界面には電気抵抗を下げるため、AlやGaの組成を連続的に変化させた組成傾斜層(グレーデッド層)を用いても良い。
スペーサ層330を構成する第1の半導体層と第2の半導体層にグレーデッド層を入れる場合、第1の半導体層と第2の半導体層の光学的膜厚は以下のように定義する。すなわち、一方のグレーデッド層の中央部から、他方のグレーデッド層の中央部までの光学的膜厚を第1の半導体層または第2の半導体層の光学的膜厚とする。この場合、第1の半導体層または第2の半導体層は、単一の組成を有する層ではなく、複数の組成を有する層となる。
また、スペーサ層330を構成するAlAs層331の代わりにAlGa1−XAs(X≧0.95)を第1の半導体層として用いても良い。
また、本実施例では,活性層350と下側DBR320との間にスペーサ層330が位置しているが、活性層350を形成した後にスペーサ層320を形成し、その上に上側DBR370を形成しても良い。基板310及び下側DBR320の伝導型をp型とし、活性層350より上部をn型とした場合には、スペーサ330はp型と比較し光吸収の少ないn型に配置するのが良い。
また、絶縁体はスペーサ層330の上に適宜設けることができ、その絶縁体の上には、上部電極395と電気的接触を取るための配線を設けても良い。
また、高ドープp型GaAs層380の上部には、これを保護するための絶縁膜を設けても良い。
また、光吸収を抑えるために高ドープp型GaAs層380を素子作成後に除去し、その後上側DBR370の保護のための絶縁膜を設けても良い。
(実施例2)
図5に実施例2に係る面発光レーザの断面模式図を示す。なお、実施例1と同じ部材については同じ符号を付している。
実施例2における面発光レーザは実施例1と同様にスペーサ層530を有しているが、このスペーサ層530を構成する各層の層厚が異なる点において相違する。
具体的には、本実施例では、AlGaInP層340の直下に厚さ540nmのAlAs層533を設け、その下に厚さ290nmのAl0.5Ga0.5As層534が位置している点において実施例1と相違する。つまり、AlAs層533は(5λ)/2の光学的膜厚であり、Al0.5Ga0.5As層534は(3λ)/2の光学的膜厚に設定されている。このように、AlAs層をλ/2の光学的膜厚よりも厚く設定することにより、活性層からの熱を効率的に放散することができる。
なお、第2の半導体層としてのAl0.5Ga0.5As層534を、第1の半導体層としてのAlAs層533よりも上層に配置し、平坦化の層として用いてもよい。これにより、さらに上部に位置する活性層350等の結晶成長を容易に進めることができる。
なお、本実施例のスペーサ層530を構成するAlAs層531と、Al0.5Ga0.5As層532はλ/2の光学的膜厚で積層されているが、λ/2の整数倍の光学的膜厚であってもよい。
(実施例3)
図6に実施例3に係る面発光レーザの断面模式図を示す。なお、実施例1と同じ部材については同じ符号を付している。
本実施例はAlGaInP層340の直下に設けられているスペーサ層630の最上層にAl0.9Ga0.1As層601を用いている点が異なる。すなわち、上記実施例では第1の半導体層としてAlAsを用いていたが、本実施例ではAl0.9Ga0.1Asを用いている。
このような構成を採用しているのは、ドライエッチングによってメサ構造を形成した際に、スペーサ層の最上層にAlAs層が露出してしまうと、該AlAs層が電流狭窄構造等のプロセスにおいて酸化される可能性が高くなるからである。この構成によれば、歩留まりを向上させる素子を提供することができる。
なお、ここでは、一例としてAl0.9Ga0.1Asを挙げたが、上記のような層としては、好ましくはAl組成が0.95以下のAlGaAs、より好ましくはAl組成が0.90以下のAlGaAsなどを用いることができる。
(実施例4)
図7に実施例4に係る面発光レーザの断面模式図を示す。なお、実施例1と同じ部材については同じ符号を付している。
本実施例では、AlGaInP層340の直下にλ/4の光学膜厚を有する半導体層750を備えられている。また、n型にドープされている下側DBR720の最上層がAlAs層721ではなく、Al0.5Ga0.5As層722で構成されている。さらに、スペーサ層730の最上層はAlAs層731である。ここで、半導体層750をスペーサ層730の上に設けたのは、共振器内の定常波の腹が半導体界面に配置されることによる影響を排除するためである。すなわち、半導体層750を入れることにより、界面に高濃度のドーパントを導入する場合や組成傾斜層を入れる必要がある場合においては光の吸収を避けることができる。
ここで、半導体層750とは、共振器内に生じる定常波の位置を調整する層であり、λ/4の光学的膜厚のAlGaAsで構成される。このうち、平坦性を確保するという観点からはAl組成が0.50であるAlGaAs(Al0.5Ga0.5As)が好ましい。
(実施例5)
図8に実施例5に係る面発光レーザアレイの模式的平面図を示す。本実施例は上記実施例で説明した面発光レーザが基板上に縦3個、横4個で並んでいるアレイの1チップである。
810はポストであり、820はリング電極であり、830はレーザ発光領域であり、840は基板である。
なお、本実施例では、各面発光レーザは等間隔で並んでいるが、各々の素子の間隔は統一していなくても良い。また、ポストの側面保護のため、パッシベーション膜としてSiO2等の物質を配置しても良い。さらに、各面発光レーザは正方格子状に並んでいるが,その他の配置をとっても良い。
また、基板840の上であって、ポストが形成されていない部分には、電気的絶縁と半導体層保護のための絶縁体と、上部電極820と電気的接触のある配線、該配線と電気的接触を保っている外部と配線するためのパッドを設けても良い。
(実施例6)
図9に実施例6に係る電子写真記録方式の画像形成装置の構造図を示す。この画像形成装置には上記実施例で説明した面発光レーザまたは面発光レーザアレイを実装することができる。
画像形成装置は、感光体と、この感光体を帯電するための帯電手段と、帯電された感光体に静電像を形成するための光を照射する光ビーム照射手段と、光ビーム照射により形成された静電像を現像するための現像手段とを有する。
図9(a)は画像形成装置の上面図であり、図9(b)は同装置の側面図である。図9において、900は感光体、902は帯電器、904は現像器、906は転写帯電器、908は定着器、910は回転多面鏡、912はモータである。914は面発光レーザアレイ、916は反射鏡、920はコリメータレンズ及び922はf−θレンズである。
モータ912は回転多面鏡910を回転駆動するものである。本実施例における回転多面鏡910は、6つの反射面を備えている。面発光レーザアレイ914は、レーザドライバ(図示せず)により画像信号に応じて点灯または消灯し、こうして変調されたレーザ光は、面発光レーザアレイ914からコリメータレンズ920を介し回転多面鏡910に向けて照射される。
回転多面鏡910は矢印方向に回転しており、面発光レーザアレイ914から出力されたレーザ光は、回転多面鏡910の回転に伴い、その反射面で連続的に出射角度を変える偏向ビームとして反射される。この反射光は、f−θレンズ922により歪曲収差の補正等を受け、反射鏡916を経て感光体900に照射され、感光体900上で主走査方向に走査される。このとき、回転多面鏡910の1面を介したビーム光の反射により、感光体900の主走査方向に面発光レーザアレイ914に対応した複数のライン分の画像が形成される。
感光体900は、予め帯電器902により帯電されており、レーザ光の走査により順次露光され、静電潜像が形成される。また、感光体900は矢印方向に回転していて、形成された静電潜像は、現像器904により現像され、現像された可視像は転写帯電器906により、転写紙(図示せず)に転写される。可視像が転写された転写紙は、定着器908に搬送され、定着を行った後に機外に排出される。
以上説明したように、本発明による面発光レーザまたは面発光レーザアレイを電子写真記録方式の画像形成装置に用いることにより、高速・高精細印刷を可能とする画像形成装置を得ることが可能となる。
本発明に係る実施形態を説明するために用いた素子構成の断面模式図 従来例の素子構成を説明するために用いた断面模式図 実施例1に係る面発光レーザを説明するために用いた断面模式図 スペーサ層の構成と熱抵抗について説明するために用いたグラフ 実施例2に係る面発光レーザを説明するために用いた断面模式図 実施例3に係る面発光レーザを説明するために用いた断面模式図 実施例4に係る面発光レーザを説明するために用いた断面模式図 実施例5に係る面発光レーザアレイを説明するために用いた平面図 実施例6に係る面発光レーザまたは面発光レーザアレイを露光用光源とした画像形成装置を説明するために用いた模式図
符号の説明
110 基板
120 下部反射鏡
130 スペーサ層
131 第1の半導体層
132 第2の半導体層
133 スペーサ層の最上部に位置する第1の半導体層
134 上部に位置する第2の半導体層
140 下部クラッド層
150 活性層
160 上部クラッド層
170 上部反射鏡

Claims (14)

  1. 波長λで発振する面発光レーザであって、
    上部反射鏡と、
    下部反射鏡と、
    前記上部反射鏡と前記下部反射鏡との間に形成された活性層と、
    前記上部反射鏡と前記活性層との間、または、前記下部反射鏡と前記活性層との間に形成された1μm以上のスペーサ層とを有し、
    前記スペーサ層は、AlGa1−XAsを有する第1の半導体層(1≧x≧0.90)と、AlGa1−yAs(1>y>0、かつ、x>y)を有する第2の半導体層とが2ペア以上積層されており、
    前記第1の半導体層の熱伝導率が前記第2の半導体層の熱伝導率よりも高く、
    前記第1の半導体層と前記第2の半導体層がλ/2の整数倍の光学的膜厚で構成されていることを特徴とする面発光レーザ。
  2. 前記第1の半導体層がAlAsを有することを特徴とする請求項1に記載の面発光レーザ。
  3. 前記第1の半導体層と前記第2の半導体層の光学的膜厚が等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の面発光レーザ。
  4. 前記第1の半導体層が前記第2の半導体層よりも前記活性層に近い場所に配されており、該第1の半導体層の光学的膜厚は、該第2の半導体層の光学的膜厚よりも厚いことを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の面発光レーザ。
  5. 前記第1の半導体層と前記第2の半導体層との間に、組成傾斜層が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の面発光レーザ。
  6. 前記活性層はGaInPで構成され、前記波長λは630nm以上690nm以下であることを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の面発光レーザ。
  7. 前記第2の半導体層がAlGa1−yAs(1>y≧0.50)を有することを特徴とする請求項に記載の面発光レーザ。
  8. 前記第2の半導体層がAlGa1−yAs(0.60≧y≧0.50)を有することを特徴とする請求項またはに記載の面発光レーザ。
  9. 前記スペーサ層を構成する層の最上層は、Al組成が0.95以下のAlGaAsであることを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の面発光レーザ。
  10. 前記上部反射鏡と前記下部反射鏡により規定される共振器長において、該共振器長が、2μm以上であることを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の面発光レーザ。
  11. 前記第1の半導体層の厚さは1μm以下であることを特徴とする請求項に記載の面発光レーザ。
  12. 前記上部反射鏡および前記下部反射鏡は、多層膜反射鏡により構成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載の面発光レーザ。
  13. 請求項1から12のいずれか一つに記載の面発光レーザを基板上に1次元または2次元に集積したことを特徴とする面発光レーザアレイ。
  14. 感光体と、該感光体を帯電するための帯電手段と、帯電された該感光体に静電像を形成するための光を照射する光ビーム照射手段と、該光ビーム照射により形成された静電像を現像するための現像手段とを有する画像形成装置において、
    前記光ビーム照射手段の光源として、請求項1から12のいずれか一つに記載の面発光レーザまたは請求項13に記載の面発光レーザアレイを用いることを特徴とする画像形成装置。
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