JP4494437B2 - 金型構造及びその押し出し・抜き取り方法 - Google Patents

金型構造及びその押し出し・抜き取り方法 Download PDF

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この発明は、金型構造及びその押し出し・抜き取り方法に関するものである。
従来は、プラスチック製品に引っ掛け爪等の機能部分を設置する際は、金型内に射出成形機により、プラスチックを注入後、固まったところで金型を開いた後、プラスチック製品を取り出す際に、引っ掛け爪の形状は、型開き方向に対しては爪部が引っ掛かり取り出せない。又、爪に弾力性を持たせる為に、引っ掛け爪の内側も袋形状となり、更に爪とボスの高さを確保する為に、三方向を壁で囲った台形状が必要となり、この部分の空間も袋形状となり取り出せない。従って、この部分が引っ掛からない様にする為には、押し出しピンと別の機能部品により、プラスチック製品を型開き方向に押し出すと共に、型開き方向に対して直角方向にも作動させながら、爪形状又は袋部分を傾斜スライド方式により引き抜く必要がある。この傾斜スライド方式は、プラスチック製品の裏面を型開き方向に押すと共に、型開き方向に対して直角方向にも製品の裏面を滑りながら作動する為、この部分に補強用リブが有ると金型がぶつかって抜けなく成るか、破損する可能性があった。その為に、部品の強度、又は、プラスチックが金型内で固まる際の収縮による変形防止の為に、プラスチック製品にとっては必要な部分であるにもかかわらず、仕方なく廃止せざるを得なかった。
又、本来ボスは、スリーブピンを取り付け板に固定し、スリーブを押し出し板に固定し、押し出し板と共に、スリーブでプラスチック製品のボス部分を押し出すのが最善である。しかし、ボスと爪形状は、隣接して機能する為、傾斜スライドロッド部分が、スリーブピンと干渉する事となり、仕方なくスリーブピンを廃止して、固定ピンにするしかなかった。
固定ピンにすると、スリーブがボス部を押し抜くのに対して、固定ピンの場合、ボス部を傾斜スライド、又は、別の場所から押し出しピンにより引き抜く為に、ボス部が抜け難く、抜き勾配が必要となる為、位置決めボスとしての精度が悪くなる。又、成形中に金型内にボスがちぎれて残り、金型を分解しなければ取れない等のトラブルが発生する。
又、従来のスライド方式では、上部押し出し板と下部押し出し板間にスライドレールを加工し、スライドブロックを挟む形での構造が必要となる。この構造は、プラスチック製品の裏面が傾いていれば、傾斜スライドも製品裏面の傾きと平行して動く事と成り、上下押し出し板間のブロックも、製品裏面の傾きと平行して動く必要があり、必然的に、このスライドレールも傾ける必要がある。この際、スライドレールの長さは、スライドブロック+ストローク部分となり、この長さでスライドレールを傾けると、上下押し出し板の厚みも大きくする必要がある。又、この部分はグリスギレにより、スライドブロックとレール間で作動不良を起こし易く、作動不良となれは、スライドロッドは傾いて作動するものであるから、曲がり方向での力が働き、曲がり折れのトラブルが発生し易く、定期的に金型を分解して、グリスアップする必要があった。
従って、従来のプラスチック製品は、いろいろな製品の骨組みの鉄板部分に取り付ける為に、穴を開けた部分に、ビスネジ等使用しないで引っ掛け爪と位置決めボスにより押し付けるだけでセッティング出来る、一般的なプラスチック製品で、金型構造上の問題で補強用リブの一部廃止とボス形状を変更する必要があった。
ここで、これまでに出願されている金型構造の特許文献を参考の為、紹介する。(特許文献1〜2参照。)
特開2004−311855 特開2006−062336
そこで、上記課題を解決する為に、この発明はプラスチック製品の裏面部に設けた補強用リブ部を切り欠かずに引き抜き可能にする事で製品の品質向上を可能にし、且つ、金型の構造を改良して製造コストの低減及び耐久性・操作性・安定性の向上を可能にした金型構造及びその押し出し・抜き取り方法を開発・提供する事にある。
この課題を解決する為の手段として、二分割式ガイドブロックと、三種類の分割型スライドブロックと、上下スライドロッドを一体に組合せて成り、且つ、該二分割式ガイドブロックは、一端に所定角度の傾斜スライド部と他端に製品の基台と爪部の形状に適合した凹部をそれぞれ設け、且つ、該分割型スライドブロックは、所定寸法程斜め方向に二段式移動可能にして設けた二種類の分割型傾斜スライドブロックと、所定寸法程上下及び水平移動可能にして設けた分割型上下・水平スライドブロックの三つのブロックから成り、且つ、該上下スライドロッドは、上部に水平移動用のスライド部を設け、下部を押し出し板部に固着して所定寸法程上下移動可能にして設けたものである。
この発明の効果として、二分割式ガイドブロックと、三種類の分割型スライドブロックと、上下スライドロッドを一体に組合せて成り、且つ、該二分割式ガイドブロックは、一端に所定角度の傾斜スライド部と他端に製品の基台と爪部の形状に適合した凹部をそれぞれ設け、且つ、該分割型スライドブロックは、所定寸法程斜め方向に二段式移動可能にして設けた二種類の分割型傾斜スライドブロックと、所定寸法程上下及び水平移動可能にして設けた分割型上下・水平スライドブロックの三つのブロックから成り、且つ、該上下スライドロッドは、上部に水平移動用のスライド部を設け、下部を押し出し板部に固着して所定寸法程上下移動可能にして設けた事で、プラスチック製品の強度を保つ為の補強リブを切り欠く必要がなくなり、製品の品質向上に効果が有り、又、金型自体の構造を改良する事で製造コストの低減や耐久性、操作性、メインテナンス性・給油性の向上等極めて有益なる効果を奏するものである。
この発明の最良の形態として、品質・コスト・性能等を向上する為に、出来るだけ部品の標準化・共通化・簡素化を図り、誰もが容易に取り扱える簡単で壊れ難い構造に形成する事が望ましい。
そこで、この発明の一実施例を図1〜図5に基づいて詳述すると、上部裏面部の垂直方向に三面を板壁で包囲した袋状の基台を設け、該基台の下面に底板を設けて係止用引っ掛け爪と位置決め用ボスを抜き取り方向に並設し、且つ、袋状の抜き取り方向に補強用リブを設けたプラスチック製品の金型において、該金型は主に二分割式ガイドブロック(19a)(19b)と、分割型スライドブロックa(1a)・b(1b)・c(1c)と、上下スライドロッド(2)を一体に組合せて成り、且つ、該二分割式ガイドブロック(19a)(19b)は、一端に所定角度の傾斜スライド部(SL3’)(SL3’)と他端に製品の基台(8c)と爪部(8a)(8b)の形状に適合した凹部をそれぞれ設け、且つ、該分割型スライドブロックa(1a)・b(1b)・c(1c)は、所定寸法程斜め方向に二段式移動可能にして設けた二種類の分割型傾斜スライドブロックa(1a)・b(1b)と、所定寸法程上下及び水平移動可能にして設けた分割型上下・水平スライドブロックc(1c)の三つのブロックから成り、且つ、該上下スライドロッド(2)は、上部に水平移動用のスライド部(SL4)を設け、下部を押し出し板部に固着して所定寸法程上下移動可能にして設けた事を特徴とする金型構造から構成される。
次に、この発明の構造について詳しく説明すると、まず、金型は主に図4(A)(B)(C)に示す二分割式ガイドブロック(19a)(19b)と、図3(A)(B)(C)(D)に示す三種類の形状をした分割型スライドブロックa(1a)・b(1b)・c(1c)と、上下スライドロッド(2)を一体に組合せて成り、且つ、該二分割式ガイドブロック(19a)(19b)は、一端に分割型スライドブロックa(1a)の傾斜スライド部(SL3)(SL3)に適合する傾斜スライド部(SL3’)(SL3’)をそれぞれ設け、他端に製品の基台(8c)と爪部(8a)(8b)の形状に適合した凹部をそれぞれ設け、且つ、該分割型スライドブロックa(1a)・b(1b)・c(1c)は、所定寸法程斜め方向に二段式移動可能にして設けた二種類の分割型傾斜スライドブロックa(1a)・b(1b)と、所定寸法程上下及び水平移動可能にして設けた分割型上下・水平スライドブロックc(1c)の三つのブロックから成り、段階的に上向き・水平・斜め移動させて分割型スライドブロックが製品の補強リブ部に干渉する事なく、抜き取りを完了する。
次に、二分割式ガイドブロック(19a)(19b)及び分割型スライドブロックa(1a)・b(1b)・c(1c)のスライド部の構造について説明すると、まず、二分割式ガイドブロック(19a)のスライド部の片側にはストッパー(19a’)がソケットボルト(B4)で固着され、所定寸法移動するとストッパーがスライド端面に当たって停止する仕組みに成っている。又、分割型スライドブロックa(1a)・b(1b)・c(1c)の傾斜方向及び垂直方向のスライド部にも、上記同様の機能を持つストッパー(1a’)(1b’)が片側にそれぞれソケットボルト(B4)(B4)でそれぞれ固着されている。
図5は、プラスチック製品を裏側から視た時の斜視図で、補強用リブ部には従来型時に設けていた切り欠き部(C)を廃止し、強度アップされている。
そして、図6は射出成形機による樹脂材(プラスチック)注入時から金型押し出し完了時までの作業工程を示す一部省略断面図である。
又、金型押し出し・抜き取り方法について詳細に説明すると、成形機押し出しロッド(17)を垂直上向き方向に押し上げる事で、上下スライドロッド(2)の上端に係止された分割型スライドブロックc(1c)が垂直方向にスライド部(SL1)(SL1’)に沿って上昇し、ストッパー(1b’)がスライド部の下端に達すると分割型スライドブロックb(1b)が傾斜スライド部(SL2’)沿って上昇しながら、それと同時に分割型スライドブロックc(1c)が、スライドロッド(2)の上端部に設けられた水平スライド部(SL4’)に沿って抜き取り方向に引っ張られながら分割型スライドブロックb(1b)の傾斜スライド部(SL2’)の下端にストッパー(1a’)が達するまで移動し、移動し切った時点から今度は、分割型スライドブロックa(1a)がガイドブロックa(19a)の傾斜スライド部(SL2’)に沿って斜め上昇しながら、同時に分割型スライドブロックc(1c)が更に抜き取り方向に水平移動し、ストッパー(19a’)がガイドブック(19a)のスライド部(SL3’)の下端に達したらスライドブロックc(1c)は完全にプラスチック製品の爪・ボス間袋部(8c)から抜き取られ、最後に分割型スライドブロックc(1c)がストロークエンドまで上昇して全工程を完了する。
その他の実施例を図9に基づいて説明すると、上部裏面部を傾斜状に設け、且つ、三面を板壁で包囲した袋状の基台を傾斜状に沿わせて設け、該基台の下面に底板を設けて係止用引っ掛け爪と位置決め用ボスを抜き取り方向に傾斜状に並設し、且つ、袋状の抜き取り方向に補強用リブを設けたプラスチック製品の金型において、該金型は二分割式ガイドブロック(19a’)(19b’)と、分割型スライドブロックa’(1a’)・b’(1b’)・c’(1c’)と、上下スライドロッド(2”)を一体に組合せて成り、且つ、該二分割式ガイドブロック(19a’)(19b’)は、一端に所定角度の傾斜スライド部(SL7’)(SL7’)と他端に製品の基台(8c”)と爪部(8a”)(8b”)の形状に適合した凹部をそれぞれ設け、且つ、該分割型スライドブロックa’(1a’)・b’(1b’)・c’(1c’)は、所定寸法程斜め方向に二段式移動可能にして設けた二種類の分割型傾斜スライドブロックa’(1a’)・b’(1b’)と、所定寸法程上下及び水平移動可能にして設けた分割型上下・水平スライドブロックc’(1c’)の三つのブロックから成り、且つ、該上下スライドロッド(2”)は、上部に水平移動用のスライド部(SL8)を設け、下部を押し出し板部に固着して所定寸法程上下移動可能にして設けた事を特徴とする金型構造から構成される。
又、金型押し出し・抜き取り方法について説明すると、成形機押し出しロッド(17)を垂直上向き方向に押し上げる事で、上下スライドロッド(2”)の上端に係止された分割型傾斜スライドブロックa’(1a’)・b’(1b’)・c’(1c’)が段階的に上下移動と傾斜移動する事で、プラスチック製品(PA”)の補強用リブ(R”)部に干渉する事なく抜き取り可能にして設けたものである。尚、詳細の作業工程は上記(0016)と同様である。
図7は、従来型を示し、従来型は傾斜スライドロッド(2’)と一体型傾斜スライドブロック(1’)の組み合わせの為、金型押し出し時に傾斜スライドロッド(2’)の固定部を水平方向にスライドさせる必要がある為、構造的に複雑に成り、且つ、部品点数が増え、コストアップや作動不良やメインテナンスに悪影響を及ぼし、又、一体型傾斜スライドブロック(1’)が製品の補強用リブ部に干渉する為、図8に示す様に、抜き取り方向側のリブの中央部を全て切り欠く必要が有った為、製品の品質に悪影響を及ぼしていた。
図8は、従来型プラスチック製品(PA’)を裏面から視た時の、斜視図である。
この発明の金型構造及びその押し出し・抜き取り方法は、プラスチック製品の裏面部に設けた補強用リブ部を切り欠かずに引き抜き可能にする事で製品の品質向上を可能にし、且つ、金型の構造を改良して製造コストの低減及び耐久性・操作性・安定性の向上を可能にする為、多くのプラスチック製品製造業界や金型市場に寄与する点で産業上の利用可能性を有する。
この発明の一実施例を示し、正面視断面図である。 この発明の一実施例を示し、側面視断面図である。 この発明の一実施例を示し、分割型傾斜スライドブロックの(A)は正面図で、(B)は図3(A)のa−a矢視断面図で、(C)は図3(A)のb矢視図で、(D)は図3(A)のc矢視図である。 この発明の一実施例を示し、ガイドブロックの(A)は一部欠截正面図で、(B)は図4(A)のb−b矢視断面図で、(C)は図4(A)のc−c矢視断面図である。 この発明の一実施例を示し、プラスチック製品の裏面斜視図である。 この発明の使用例を示し、作業工程断面図である。 この発明の従来例を示し、金型押し出し・抜き取り前後の工程を示す断面図である。 この発明の従来例を示し、プラスチック製品の裏面斜視図である。 この発明のその他の事例を示し、金型押し出し・抜き取り後を示す断面図である。
符号の説明
1a 分割型傾斜スライドブロックa
1a’ ストッパー
1a” 分割型傾斜スライドブロックa”
1b 分割型傾斜スライドブロックb
1b’ ストッパー
1b” 分割型傾斜スライドブロックb”
1c 分割型上下・水平スライドブロックc
1c” 分割型上下・水平スライドブロックc”
1’ 傾斜スライドブロック
2 上下スライドロッド
2’ 傾斜スライドロッド
2” 上下スライドロッド
3 傾斜スライドブロック
4 上部押し出し板
4’ 上部押し出し板
5 下部押し出し板
5’ 下部押し出し板
6 スリーブピン
6’ 固定ピン
7 ボス部
7’ ボス部
8a 爪部
8a’ 爪部
8b 爪内側袋部
8b’ 爪内側袋部
8c 爪・ボス間袋部
8c’ 爪・ボス間袋部
9 裏側型板
9’ 裏側型板
9” 裏側型板
10 表側型板
11 リターンピン
12 成形機上部金型取付板
13 成形機下部金型取付板
14 スペーサーブロック
15 ガイドピン
16 成形機射出ノズル
17 成形機押し出しロッド
18 成形機金型取付金具
19a ガイドブロックa
19a’ ストッパー
19b ガイドブロックb
19b’ ガイドブロックb’
20 スリーブ
21 ガイドピン
B1 ソケットボルト
B2 ソケットボルト
B3 ソケットボルト
B4 ソケットボルト
C 切り欠き部
PA プラスチック製品(新型)
PA’ プラスチック製品(従来型)
PA” プラスチック製品(新傾斜型)
R 補強用リブ
R’ 補強用リブ
S 止めネジ
SL1 スライド部(インナー側)
SL1’ スライド部(アウター側)
SL2 スライド部(インナー側)
SL2’ スライド部(アウター側)
SL3 スライド部(インナー側)
SL3’ スライド部(アウター側)
SL4 スライド部(インナー側)
SL4’ スライド部(アウター側)
SL5 スライド部(インナー側)
SL5’ スライド部(アウター側)
SL6 スライド部(インナー側)
SL6’ スライド部(アウター側)
SL7 スライド部(インナー側)
SL7’ スライド部(アウター側)
SL8 スライド部(インナー側)
SL8’ スライド部(アウター側)

Claims (4)

  1. 成形機上部金型取付板(12)の裏面部,即ち,下面部に対して、垂直方向に三面を板壁で包囲した袋状の基台を設け、該基台の下面に底板を設けて係止用引っ掛け爪と位置決め用ボスを抜き取り方向に並設し、且つ、袋状の抜き取り方向に補強用リブを設けたプラスチック製品の金型において、該金型は主に二分割式ガイドブロック(19a)(19b)と、分割型スライドブロックa(1a)・b(1b)・c(1c)と、上下スライドロッド(2)を一体に組合せて成り、且つ、該二分割式ガイドブロック(19a)(19b)は、一端に所定角度の傾斜スライド部(SL3’)(SL3’)と他端に製品の基台(8c)と爪部(8a)(8b)の形状に適合した凹部をそれぞれ設け、且つ、該分割型スライドブロックa(1a)・b(1b)・c(1c)は、所定寸法程斜め方向に二段式移動可能にして設けた二種類の分割型傾斜スライドブロックa(1a)・b(1b)と、所定寸法程上下及び水平移動可能にして設けた分割型上下・水平スライドブロックc(1c)の三つのブロックから成り、且つ、該上下スライドロッド(2)は、上部に水平移動用のスライド部(SL4)を設け、下部を押し出し板部に固着して所定寸法程上下移動可能にして設けた事を特徴とする金型構造。
  2. 請求項1記載の金型構造において、金型押し出し・抜き取り時は、成形機押し出しロッド(17)を垂直上向き方向に押し上げる事で、上下スライドロッド(2)の上端に係止された分割型スライドブロックa(1a)・b(1b)・c(1c)が段階的に上下・水平移動と傾斜移動する事で、プラスチック製品(PA)の補強用リブ(R)部に干渉する事なく抜き取り可能にして設けた事を特徴とする金型押し出し・抜き取り方法。
  3. 成形機上部金型取付板(12)の裏面部,即ち,下面部に対して、傾斜状に設け、且つ、三面を板壁で包囲した袋状の基台を傾斜状に沿わせて設け、該基台の下面に底板を設けて係止用引っ掛け爪と位置決め用ボスを抜き取り方向に傾斜状に並設し、且つ、袋状の抜き取り方向に補強用リブを設けたプラスチック製品の金型において、該金型は主に二分割式ガイドブロック(19a’)(19b’)と、分割型スライドブロックa’(1a’)・b’(1b’)・c’(1c’)と、上下スライドロッド(2”)を一体に組合せて成り、且つ、該二分割式ガイドブロック(19a’)(19b’)は、一端に所定角度の傾斜スライド部(SL7’)(SL7’)と他端に製品の基台(8c”)と爪部(8a”)(8b”)の形状に適合した凹部をそれぞれ設け、且つ、該分割型スライドブロックa’(1a’)・b’(1b’)・c’(1c’)は、所定寸法程斜め方向に二段式移動可能にして設けた二種類の分割型傾斜スライドブロックa’(1a’)・b’(1b’)と、所定寸法程上下及び水平移動可能にして設けた分割型上下・水平スライドブロックc’(1c’)の三つのブロックから成り、且つ、該上下スライドロッド(2”)は、上部に水平移動用のスライド部(SL8)を設け、下部を押し出し板部に固着して所定寸法程上下移動可能にして設けた事を特徴とする金型構造。
  4. 請求項3記載の金型構造において、金型押し出し・抜き取り時は、成形機押し出しロッド(17)を垂直上向き方向に押し上げる事で、上下スライドロッド(2”)の上端に係止された分割型傾斜スライドブロックa’(1a’)・b’(1b’)・c’(1c’)が段階的に上下移動と傾斜移動する事で、プラスチック製品(PA”)の補強用リブ(R”)部に干渉する事なく抜き取り可能にして設けた事を特徴とする金型押し出し・抜き取り方法。
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