JP4493737B2 - X線透過性経皮刺激電極 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、経皮刺激または心臓の細動除去のための電極に関し、特に、X線透過性を有する多機能の心臓の細動除去のための電極に関する。
【0002】
【従来の技術】
種々のX線透過性監視用電極は、従来、電極を取りはずすことなくまたはX線撮影写真が著しく損なわれることなく患者のX線検査を促進するように作られている。このようなX線透過性監視用電極の例は、米国特許第4,050,453号、第4,257,424号、第4,370,984号、第4,674,511号、第4,685,467号、第4,442,315号、第4,539,995号および第5,265,579号に開示されている。監視用電極の大きさは非常に小さく、例えば、数平方センチメートル程度の大きさで、ミリアンペア程度の非常に低い電気信号を伝達する。一般的に、このようなX線透過性監視用電極は、経皮刺激を与えたり心臓の細動除去のための電極に求められる高いエネルギーを伝達することおよび分配することは可能ではない。
【0003】
心臓の細動除去のための電極は、心臓の細動除去に必要な360ジュールまたはそれ以上の高いエネルギーを伝達できることが必要であり、また、心室に十分な電流密度を配電するように患者の皮膚の比較的広い範囲にエネルギーを分配することが必要である。米国規格協会ANSIのAAMI規格では、現在、成人の心臓の細動除去や整調に必要な接着型電極1個あたりの最小の有効な範囲は少なくとも50平方センチメートル、2個の電極を用いた全体の範囲は少なくとも150平方センチメートルとしている。
【0004】
米国特許第4,895,169号、第5,330,526号に開示されているような、いくつかの従来の心臓の細動除去電極は、実質的に親皮性ゲルのパッドで覆われた範囲を有しかつ該パッドの範囲にエネルギーを分配する導電性の金属板を備えている。米国特許第4,748,983号に開示されている電極は、親皮性ゲルのパッドの上面を覆う多孔性の微粒または繊維状炭素の飽和電解溶液で形成された電極本体を備えている。米国特許第4,226,247号、第4,239,046号、第4,722,354号、5,356,428号および第5,366,497号に開示されているその他の心臓の刺激および細動除去のための電極は、目の粗いメッシュ状に織られまたは形成された金属のストランド(strand)、またはエキスパンドメタルから形成された、親皮性のパッドを覆うための導電性の裏板を備えている。
【0005】
いくつかの上述の発明には、X線透過性であるまたは少なくともある程度のX線透過性能を有する裏板が示されている。さらに、いくつかの上述の発明には、心臓の細動除去のためのパルスの間に監視用電極としても作動することができる電極の組み合わせが示されている。しかし、心臓の細動除去用電極のX線透過性能および電極を通って心臓の細動除去のためのパルスの伝達直後に監視電極として作動する性能の改良に問題が残っている。その上、従来の心臓の刺激および細動除去のための電極には、高レベルの心臓の細動除去または整調のためのパルスを繰り返し与えると電極の外縁の周囲の高い電流密度のために患者の皮膚に炎症や火傷が生じるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、X線透過性能および心臓の細動除去に十分なエネルギーを伝導する性能を備え、また患者の肌を火傷させることなくエネルギーを電極と患者の皮膚の表面との間に効率よく伝導させる改良された電流密度分散性能を有する、使い捨て可能な経皮電極を提供することにある。
【0007】
【解決手段、作用、効果】
したがって、本発明は、導電性の炭素充填ポリマーのシート電極部材であって下面に導電性の金属−金属塩化物の膜を有するシート電極部材と、該シート電極部材の下側の導電性ゲルのパッドと、シート電極部材の上面の配電マットとを含む経皮刺激電極を提供する。配電マットは、該マットの上面とシート電極部材の上面との間にエネルギーを伝達し分配するように、配電マットの表面に沿う方向および配電マットに直角な方向に導電性を有する。ある実施例において、配電マットは目の粗いメッシュ状の金属繊維のウェブを含み、該ウェブはその上面および下面に炭素充填の感圧接着剤を有する。他の実施例において、配電マットは導電性の金属箔を含み、該金属箔はその上面および下面に導電性のポリマー接着剤が被膜されている。
【0008】
シート電極部材は導電性であり、その上面からその下面の金属−金属塩化物の膜へエネルギーを伝達する。シート電極部材は該シート電極部材と患者の皮膚との間に十分な電流密度を分散させるのに十分な広い面積を有し、また、配電マットはシート電極部材の範囲より小さいが、シート電極部材の上面の範囲に分散させるのに十分な範囲を有する。シート電極部材の下の金属−金属塩化物の膜は、シート電極部材の外周縁部における電流密度を減らすためにシート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられている。
【0009】
電気的エネルギーは、導電性のマットの上面および医療機器へ、または導電性のマットの上面および医療機器から伝達される。実施例において、ワイヤのX線透過性もまた重要であり、ワイヤはX線透過性の金属を被膜された炭素繊維のトウ(tow) で形成されている。コンダクタのX線透過性が必要ではない実施例において、コンダクタは複数のストランドからなる金属ワイヤを用いることができ、ストランドは配電マットの上面に広げられ接着される。また、コンダクタには補強された金属のタブもしくは金属または導電性プラスチックの柱状のスタッド(stud)を用いることができる。電極は、導電性のマットの上面へまたは上面から電流を伝達する心臓の細動を除去用のパッドのような電極パドル(paddle)として使えるよう考慮されている。
【0010】
【実施の形態】
本発明の使い捨て可能な経皮電極10の分解断面図を図2に示している。全体的に、経皮電極10は、導電性の炭素充填ポリマーのシート電極部材21と、該シート電極部材の下面の少なくとも大部分を覆う導電性の金属−金属塩化物の膜23(好ましくは銀−塩化銀の膜)と、シート電極部材21の下面の金属−金属塩化物の膜23の下にある導電性ゲルのパッド25と、シート電極部材21の上面へまたはこれからエネルギーを伝達するようにシート電極部材21の上面に導電的に接着している下面を有する分配マットすなわち配電マット27とを含む。経皮電極10は、X線透過性を有しており、また心臓の細動除去のための十分な高さの電気的エネルギーを伝達することができる。ここでいう「X線透過性」とは、患者の胸部のX線撮影に用いるX線照射レベルにおいて、少なくとも実質的にX線撮影写真に写らない特性をいう。
【0011】
ゲルのパッド25は、高い保湿性と粘着性とを有する親皮性ヒドロゲルが好ましい。ゲルは、例えば、ラッドロー社(Ludlow Technical Products division of Ludlow Corporation)から商品名「プロメオン」(Promeon) 、製造番号No.RG73Pで市販されているヒドロゲルからなる。保管時および使用時にゲルのパッド25の側面が封入されることが望ましく、このため、ゲルのパッド25は、0.8から1.6ミリの厚さのポリエチレンフォームのようなX線透過性および電気絶縁性フォームのベースフレーム28の開口28’内に配置されることが好ましい。剥離可能なキャリアシート31は、例えばポリテトラフルオロエチレン製であり、ベースフレーム28の下面の親皮性の接着剤の膜29によってベースフレーム28の下面に取り付けられている。キャリアシート31はゲルのパッド25の下部にあり、使用する時までゲルのパッド25を保護する。接着層34を有する、0.8から1.6ミリの厚さのポリエチレンフォームのようなX線透過性および電気絶縁性フォームのカバーシート33は、配電マット27およびシート電極部材21を覆い、ベースフレーム28の上部に接着層34によって接着されている。ゲルのパッド25はシート電極部材21を患者の皮膚に接着的に接続させるものであり、また、ベースフレーム28の下の接着剤29は使用中におけるシート電極部材21の患者の皮膚への接着を助ける。これの代わりに、フレーム28を省略し、カバーシート33の外周部の接着層を用いてシート電極部材21を患者の皮膚に接着させることができる。
【0012】
エネルギー伝達手段は、配電マット27の上面および医療装置へ、または配電マット27の上面および医療機器からエネルギーを伝達する手段を提供する。図1から図6に示す実施例において、エネルギー伝達手段は、電気絶縁性のシース36aと配電マット27の上面に導電的に接着された被覆されていない端部35aとを有するコンダクタ35を含む。配電マット27は、好ましくは、配電マット27およびコンダクタ35の被覆されていない端部35aを覆うように配置された第2のマット部分27'を含む。
【0013】
シート電極部材21は、好ましくは0.0508から0.1016ミリのオーダーの厚さを有する黒鉛充填のポリ塩化ビニルの膜のような導電性ポリマーの膜の、薄い可撓性のシートから形成されている。例えば炭素充填のポリマーとして、マサチューセッツ州ホリオークのバークハルツ/フリーマン(Burkhardt/Freeman) 製の炭素充填ポリ塩化ビニル(商品名「コンダクション」(Conduction))を用いることができる。
【0014】
炭素充填のシート電極部材21はX線透過性であり、また、金属−金属塩化物の膜23はシルクスクリーニングまたはフレキソ印刷によってシート電極部材21の下面に1層または複数層に形成される。膜23が銀−塩化銀であれば、10ミクロン以下の厚さが好ましく、膜23はシート電極部材21のX線透過性を損なうことなくよい導電性を備える。下面に銀−塩化銀が被膜された炭素充填のポリ塩化ビニル材料は、電極部材として用いるのに適しており、またウィスコンシン州ニューベルリンのプライム ラベル アンド スクリーン社(Prime Label And Screen,Inc.) から入手できる。あるいは、金属−金属塩化物の膜23は、導電性のアクリル系接着剤で覆われた、塩化物が被膜された金属箔の単層でもよい。金属箔は、銀、スズ、銅、ニッケル、金、アルミニウム、プラチナ、クロム、カドミウム、プラドミウム(pladmium)、亜鉛、アンチモンまたはインジウムからなり、後述のアークラド(Arclad)8001接着テープまたはアークラドEC2接着剤のような接着剤で覆われている。
【0015】
シート電極部材21は、患者の心臓の心室に適切な電流密度で配電するように患者の皮膚の範囲にエネルギーを分配する表面範囲を有する。米国規格協会ANSIは、現在、AAMI規格で心臓の細動除去用電極のサイズについて、成人の心臓の細動除去および整調に用いられる電極は最低50平方センチメートルの有効な範囲が必要であり、心臓の細動除去に用いられる2つの電極の総合的な範囲は最低150平方センチメートル必要である。シート電極部材21は少なくとも50平方センチメートル、好ましくは80平方センチメートルまたはそれ以上の面積を持ち、心臓の細動除去に用いる電極の組み合わせは同じサイズである。小児科において胸部に用いられる最小限の電極の大きさは15平方センチメートルで、シート電極部材21は小児科用に用いられるときには成人用のものと同じ形状でより小さく作られる。
【0016】
シート電極部材である炭素充填ポリマー電極部材21は該電極部材の平面および電極部材21の平面に直角な方向に導電性を有し、電極部材21の下の金属−金属塩化物の膜23もまた該膜の平面および膜23の平面に直角な方向に導電性を有する。炭素充填ポリマー電極部材21は実質的に金属−金属塩化物の膜23の表面抵抗より高い表面抵抗を有する。銀−塩化銀の膜をもつ炭素充填ポリマー電極部材21は、それだけではシート電極部材の表面全体へ心臓の細動除去のための高いエネルギーの伝達および分配は可能ではない。
【0017】
好ましい実施例において、配電マット27は該配電マットの平面および配電マット27の平面に直角な方向に導電性を有し、シート電極部材21より高い電流を伝える容量を有する。配電マット27は不織の目の粗いメッシュ状の金属炭素繊維のウェブを含み、該ウェブはその上面および下面に導電性の炭素充填感圧接着剤を有する。配電マット27のウェブは薄く、厚さ0.127ミリ以下が好ましい。配電マット27のウェブは、ウェブに形成される前または後に金属メッキまたは金属を被膜された炭素繊維のような半金属繊維からなり、金属の膜は金属メッキされた炭素繊維ウェブの重さの35%から40%の重さである。半金属炭素繊維は、メッキまたは被膜前はX線透過性であり、またウェブの繊維の金属メッキまたは被膜は十分に薄く、例えば厚さ10ミクロン以下である。このため金属メッキされた繊維から形成された薄い目の粗いウェブはX線透過性を保つ。ウェブの対面に設けられた導電性の感圧接着剤は、導電性をよくするために十分な炭素または黒鉛を含んでいる。ウェブと接着剤の複合物はマット状であり、マットの平面およびマットの平面に直角な方向に導電性を有する。使用可能な導電性キャリアをもつ導電性両面感圧テープの例として、ペンシルバニア州グレンロックのアドヒーシブズ リサーチ社(Adhesives Research,Inc.) から入手することができる商品名”アークラド”(Arclad)、製造番号8001番の薄い感圧接着テープがある。このテープは、数ミクロン、例えば5または6ミクロンの厚さの金属膜を有するされた炭素フィラメントから形成された不織の目の粗いメッシュのマットまたはキャリアからなり、X線透過性である。導電性感圧接着剤は導電性を得るために炭素または黒鉛を充填した感圧接着剤からなる。アドヒーシブズ リサーチ社の米国特許第5,082,595号には、X、Y、Z軸方向に導電性を有する両面感圧接着テープの製造方法が示されている。
【0018】
また、配電マット27は、シート電極部材21に取りつけられるための導電性ポリマーの接着剤で覆われた単一金属の箔または目の細かい網目状のメッシュからなる。箔は25.4から50.8ミクロン程度の厚さで、銅またはスズが好ましい。金、銀、ニッケル、アルミニウム、プラチナ、クロム、カドミウム、プラドミウム、亜鉛、アンチモンおよびインジウムのような他の金属を用いてもよい。しかし、上記の金属のいくつかは高価であるため、使用が困難である。電極の監視機能が重要な場合、箔にハロゲン化金属を用いてもよい。(当然、配電マットに金属箔を用いると電極のX線透過性は低下する。)好ましい接着剤は上述のアークラド8001接着テープを含む。同様にアドヒーシブ リサーチのEC2接着剤も使用することができる。
【0019】
下面に電解質ゲルの膜を有する金属板電極が皮膚の上に配置されまた電流を伝達するために使用された場合、電流密度は電極の中央部より外周縁部において非常に高くなることが知られている。同様の問題が、心臓の細動除去のための電極の組み合わせのうち、エネルギーを受ける電極に対して生じる。配電マット27はシート電極部材21の中心部に電流を分配するように配置され、シート電極部材21の外周縁部21pの内方へ隔てられた外周縁部27pを有する。配電マット27は、シート電極部材21の中心部分からアークが生じることを防ぐために、電流がシート電極部材21の中央部分にさらに均一に分配されるように作られている。また、配電マット27は、シート電極部材21の外周縁部に高電流が流れることを避けるためにシート電極部材21の外縁の内方へ隔てられている。例えば、約80平方センチメートルの面積を有するシート電極部材21に対して、配電マットの面積は25平方センチメートルであり、この面積で十分心臓の細動を除去できるエネルギーのパルスをアークがシート電極部材から生じない広い範囲に分配する。
【0020】
金属−金属塩化物の膜23は、シート電極部材21の下側全体に設けられている。しかし、シート電極部材21の外縁による皮膚の炎症の可能性を減じるために、金属−金属塩化物の膜23の外周縁部は、シート電極部材21の外縁21pの内方へ隔てられまた配電マット27の外縁27pの外方にあることが好ましい。金属−金属塩化物の膜23は、それぞれの層が数ミクロンの薄さの2つの層に形成されることが好ましく、第一の層23’はシート電極部材21の外縁21pの内方へ隔てられた外周縁部23p’を有し、第二の層23”は外縁23p’の内方へ隔てられ、また配電マット27の外縁27pの外方に隔てられた外周縁部23p”を有する。層23’,23”は第2の層23”を設ける前に第1の層23’を乾燥させるようにシート電極部材21上に連続して設けられている。層23”は好ましくは層23”の下にある層23’より先に設けられる。2つの層は、金属−金属塩化物の層が重なっている範囲において、2つの層は良導電性を備えている。1層において導電性は低下するので、シート電極部材21の、金属−金属塩化物の膜の外側の範囲の炭素充填ポリマーの導電性も減少する。膜23’の範囲である層が重なる範囲は、好ましくは米国規格協会ANSIのAAMI規格で規定されている電極の最小限の有効な範囲と実質的に一致するよう作られる。例えば、層23’,23”は、それぞれ約3から5ミクロンの厚さを有し、したがって、重なっている範囲の厚さは約6から10ミクロンである。加えて、層23’,23”の外周縁部は、図1および図3に例として示すように、鋸歯形状または波形状のぎざぎざがよい。この形状は、シート電極部材21の有効な周囲部分を増加させることによりさらに電流密度を減少させ、皮膚に炎症や火傷を起こす可能性を最低限におさえる。
【0021】
図1から図5に示した実施例において、コンダクタ35は、シート電極部材21へまたはこれから電流を伝達する。いくつかの実施例において、コンダクタ35はX線透過性であることが好ましい。X線透過性のコンダクタ35は、好ましくは、X線透過性材料から形成された絶縁シースをもつ、金属炭素繊維のトウから形成される。炭素繊維のトウは好ましくは3,000から12,000本の繊維を有するサイズでありまた金属膜で金属メッキされており、金属膜は金属メッキされた炭素繊維のトウの重さの20%から50%の重さである。より大きいサイズのトウにより多量にメッキを施せば、心臓の細動除去のためのパルスの繰り返しに対する電流のキャリアの容量は高くなる。標準的な炭素繊維のトウは、ポリアクリロニトリルの前駆体から作られ、パンベースの炭素繊維に関連し、ジョージア州アトランタのアモコ パフォーマンス プロダクツ社(Amoco Performance Products,Inc.) から入手することができる。一般的に、炭素繊維のトウは、米国特許第3,677,705号に開示されている手法によって形成される。その手法は、例えば、アクリルニトリルの重合体またはスズの共重合体のポリマー繊維を加熱するによる2工程があり、1つは揮発性を取り除き炭化する工程と、他は炭素のアモルファスを結晶と炭素とに変換する工程である。このような手法によって、炭素のアモルファスは単結晶となり、その後繊維状にされる。繊維状の炭素は約5から8ミクロンの直径を有し、トウを構成する繊維の数は数百から数千の広い範囲で変えることができる。炭素繊維のトウは、例えば、米国特許第4,132,828号に開示されている真空蒸着、米国特許第3,733,213号に開示されている蒸気蒸着、米国特許第4,661,403号に開示されている電気メッキ、またはニッケルカルボニルガスの熱分解のような化学的な蒸気蒸着によって金属メッキまたは被膜される。
【0022】
全体的に、メッキされていないパンベース炭素繊維のトウは密度が低く、また同じ大きさの金属ワイヤと比べてX線を透過させる。パンベース炭素繊維のトウは、非常に高い縦方向の電気的抵抗を持っており、また縦方向の熱伝導率は同じサイズの金属のワイヤと比べるとかなり低い。炭素繊維のトウは異方性の導電性を有し、他の装置に電気的に接続させる際に問題となる。炭素繊維のトウに金属を被膜すれば、導電性は異方性から等方性に変わり、それによって前記の問題が緩和される。炭素繊維のトウの密度は、金属の被膜の密度と比べて非常に低いため、金属炭素繊維のトウの質量の30%から40%の質量の金属の被膜は非常に薄く、X線を透過させる。金属の被膜は、適切な価格で良導電性および耐腐食性を備えるニッケルが好ましいが、銅、銀、または金のような他の金属でも、単体またはニッケル被膜と組み合わせて用いることができる。
【0023】
コンダクタの被覆されていない端部35aは、図1および図3に示すように開かれまたは扇状に広げられ、また、コンダクタ35からマット27へおよび該マットを通ってシート電極部材21へ電気的に接続するように配電マット27の上面に押し付けられている。良導電性および繊維の密封性を保つために、マット27は、好ましくはコンダクタ35の被覆されていない端部を覆うように配置された第2の部分27’を含む。都合のいいことに、配電マット27,27’は、一枚のマットから成形することができ、また図5に示すように一端部において連結するように折ることができる。コンダクタ35が配電マット27から引き抜ける可能性を最小限にするために、シース36は、好ましくは、コンダクタ35を配電マット27に取り付ける前に図4に示すような熱せられたジョー37ように熱で軟らかくされ、コンダクタ35に対して平らにされる。シース36は、好ましくは、ゲルのパッド25の変位を最小にするように、シート電極部材21の外周縁部の外側からカバー部材33の外周縁部の内側まで伸びる、長さ36aで示された部分が平らにされている。コンダクタのX線透過性が求められない電極の応用例ではコンダクタは金属で形成することができ、好ましくは多構成のコンダクタを、コンダクタと配電マットとの間の接触面積を増加させるように広げることができる。金属のコンダクタを使うと、電極はX線を透過せず、金属のワイヤとわずかに被覆がX線写真に写る。さらに、配電マット27が金属箔である場合、コンダクタ35は配電マット27に半田によって取り付けられる。
【0024】
他の実施例においては、図8および図9に示すように、エネルギーを伝達する手段は、配電マット27に導電的に接着された導電性の柱状のスタッドコネクタ(stud connector)135および導電性のワッシャー135aを含む。このようなコンダクタは現在市販されているある種の心臓の細動除去機能をもつ電極の経済的な使用を許す。柱状のスタッドコネクタ135およびワッシャー135aは導電性の材料(ニッケルメッキの真鍮、ステンレス鋼等)または導電性プラスチックから作ることができる。導電性プラスチックは、25から40%ニッケルメッキされた炭素繊維充填のABSプラスチック樹脂、ナイロン12またはシェル石油社(Shell Oil) 製のカリロン(Carillon)ポリマー結晶樹脂を用いる。導電性プラスチックは、柱状のスタッドおよびワッシャーに成形された後、さらに導電性を高めるために銀が(例えば電気分解によって)被膜される。
【0025】
配電マット27は、好ましくは、該マットを覆うように配置された第2のマット部分27’を含む。都合のいいことに、配電マット27,27’は1枚のマットから形成することができ、また、一端部において連結するように折り曲げられている。さらに、配電マット27’は、その中央部に柱状のスタッドコネクタ135を通す穴を含む。可撓性のスズまたはその他の金属の箔135cが積層されたタイベック(Tyvek) またはマイラー(mylar) のポリエステルシート材料の補強シート135bは、固定リング135dによってワッシャー135aを固定している。
【0026】
さらに他の実施例においては、エネルギーを伝達する手段は、図10に示すような金属の導電性のタブ235を含む。導電性のタブ235は金属箔、好ましくはスズ製でありまた心臓の細動除去器へ連結している他のコンダクタ(図示せず)にタブが連結するように電極10の中央部からベースフレーム28の外縁まで伸びている。図8および図9の実施例のように、配電マット27,27’は導電性のタブ235の端部を包むように配電マット27を覆う部分27’をもつ1枚からなる。導電性のタブ235の引張り強さを増加させるため、タブ235の底面は、糸状に接着されたポリエステル繊維(デュポン社(Dupont)製のリメイ(Remay) 繊維等)のマット235aが積層されている。補強マット235aは非導電性のゴムベースまたはアクリル系接着剤により導電性のタブ235に接着されている。また、補強マット235aのためにポリエステル被膜材料(ファッソン アヴェリ社(Fasson Avery)製のファーストクリア(Fastclear) 等)を用いることができる。補強マット235aは、導電性のタブ235から配電マット27,27’へのエネルギーの伝達を妨げないように、導電性のタブ235の外側部分から配電マット27,27’のすぐ内側まで伸びている。より導電性のタブ235を配電マット27,27’に、確実に固定するために、2つの部分からなる固定リング(図示せず)を用いてもよい。
【0027】
電極組立体10は、下面に金属−金属塩化物の膜23をもつ炭素充填ポリマーのシート電極部材21と、上面および下面に感圧接着剤をもつ金属炭素繊維のウェブを有する配電マット27とを含み、X線透過性能および心臓の細動を除去するのに十分な高さのエネルギーを伝達できる性能を備えるだけではなく、米国規格協会AAMIのANSI規格で決められている、ゲル化以前のECG用の使い捨て可能な電極の米国規格協会AAMIのANSI規格の基準を満たすまたは越える心臓の細動除去用パルス伝達後の回復時間を有する。このように、電極10は、心臓の細動除去用電極およびECG電極の組み合わせとして作動可能である。電極10はX線を透過させるので、患者の胸部の電極10に覆われた範囲のX線照射を妨げることなく、心臓の細動除去を行うどんな位置でも、電極10を患者に配置することができる。図6に示すように、エネルギーを伝達するおよびエネルギーを受ける電極10,10’はコンダクタ35,35’に接続し、該コンダクタから分極コネクタ50、リードコンダクタ51,51’を経て心臓の細動除去器およびECG監視装置52の組み合わせに接続される。さらに、上記の電極は、電気的な外科的処置の際に電流を受ける電極またはアース電極として使用するのに十分な高さの交流のエネルギーを伝導する性能を有する。
【0028】
エネルギーの伝達する電極およびエネルギーを受ける電極10,10’はまた心臓の細動除去用のパドルとして使用することができる。図7に示すように、電極10”は前述された電極10と同様である。ただしコンダクタ35を省略して示している。絶縁カバーシート33’は導電性のマットを覆う範囲に開口33”を備えるので、細動除去用のパドルはマットに接触できる。剥離可能なカバーシート36は、電極10”の使用前に開口33’を覆っている。
【0029】
電極組立体10は、金属板または金属ワイヤのメッシュを用いた従来の電極より一様に電極の範囲に電流を分配することができる。表面抵抗(X,Y抵抗)および体積抵抗(Z抵抗)は、大きさ25.4ミリ×25.4ミリ×12.7ミリの一組のステンレス鋼ブロックおよび抵抗計を用いて測定される。表面抵抗を測定する場合、ブロックは76.2ミリ×25.4ミリの大きさの試料に25.4ミリの間隔をおいて配置される。体積抵抗を測定する場合、測定する層または複数の層をブロックで挟むように配置される。
【0030】
配電マット27の表面抵抗(X,Y抵抗)は、シート電極部材21の表面抵抗より非常に低い。シート電極部材21(銀−塩化銀の被膜を除く)の測定された表面抵抗は、厚さ約50.8ミリにおいて25.4ミリ四方あたり約200から250Ω、厚さ約101.6ミリにおいて25.4ミリ四方あたり約75から100Ωである。表面抵抗は、試料の表面構造およびブロックとシート電極部材21との間の接触圧により上記の範囲で変化する。配電マット27の表面抵抗は25.4ミリ四方あたり約3から6Ωである。
【0031】
銀−塩化銀の膜23をもつシート電極部材21の下面の表面抵抗は、膜23がないときより低く、銀−塩化銀の膜が厚くなるほどシート電極部材21の表面抵抗は減少する。例えば層23’のような、約3から4ミクロンの単層の銀−塩化銀の膜23を有するシート電極部材21の表面抵抗は25.4ミリ四方あたり約185Ω、また、膜23の厚さが約9から10ミクロンのシート電極部材21の表面抵抗は1Ωより小さい。膜23’,23”の重なっている範囲における膜23の厚さは約8から10ミクロンが好ましい。
【0032】
表面と垂直な方向に計測される抵抗を、体積抵抗または「Z」抵抗とする。導電性のマット27の体積抵抗は25.4ミリ四方あたり約1または2Ωであり、他の層の体積抵抗は低く、概して25.4ミリ四方あたり1Ωより小さい。導電性のマット27’上部からシート電極部材21の底部の銀−塩化銀の膜23’中央部の下側までの電極10全体の体積抵抗はわずか25.4ミリ四方あたり約1から3Ωである。
【0033】
ゲルの層25の直流抵抗は、電流密度が増えるほど急激に減少し、抵抗計は心臓の細動除去のための電流の計測には使用できない。しかし、ゲルの体積またはZ軸の抵抗は、心臓の細動除去を行う電流密度において非常に低い値となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電極の、いくつかの層を切り取り内部の層の細部を示す上面図である。
【図2】本発明の電極の分解断面図である。
【図3】本発明の電極の、いくつかの層を切り取り内部の層の下側を示す底面図である。
【図4】コンダクタの端部近傍の電気絶縁性の平坦部である加熱されたジョーを示す、部分図である。
【図5】導電性マットの層の間のコンダクタ組立体を示す図である。
【図6】本発明の電極を患者に配し、心臓の細動除去装置およびECG装置に連結した状態を示す図である。
【図7】心臓の細動除去用パドルとして使用するために改良した電極を、図1および図3より小さい縮尺で示す上面図である。
【図8】本発明の電極の、導電性の柱状のスタッドを用いた実施例の、いくつかの層を切り取り内部の層の細部を示している部分上面図である。
【図9】図8に示した電極の分解断面図である。
【図10】本発明の電極の、導電性のタブを用いた実施例を示す分解断面図である。
【符号の説明】
21 炭素充填ポリマーシート電極部材
23,23’,23” 金属−金属塩化物の膜
25 ゲルパッド
27 配電マット
28 ベースフレーム
29 親皮性粘着剤
31 剥離シート
33 カバー部材
34 粘着層
35,35’ コンダクタ

Claims (51)

  1. 上面と下面と外周縁部とを有する導電性のポリマーのシート電極部材と、該シート電極部材の下側の少なくとも大部分を被う導電性の銀−塩化銀の膜と、前記シート電極部材の下側の前記銀−塩化銀の膜の下に上面を有する導電性ゲルのパッドと、使用前に該パッドの下面を覆う該下面上の剥離可能なキャリアシートと、上面および下面ならびに前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた外周縁部を有する配電マットと、該配電マットの前記上面および医療装置へ、または前記配電マットの前記上面および前記医療装置から心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達する手段とを含み、前記配電マットは目の粗いメッシュ状の金属炭素繊維のウェブを含み、該ウェブはその上面及び下面に炭素充填の感圧接着剤を有し、前記配電マットは該配電マットの表面に沿う方向および前記配電マットの表面に直角な方向に導電性を有し、前記配電マットは前記シート電極部材の上側に導電的に接着された下面を有し、前記シート電極部材および前記配電マットはX線透過性であり心臓の細動除去のために必要な高さのエネルギーの伝達が可能であり、前記配電マットの表面と平行な方向における前記配電マットの電気抵抗は、前記シート電極部材の上面と平行な方向における前記シート電極部材の電気抵抗より小さい、使い捨て可能な経皮電極。
  2. 前記心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達する手段は、電気絶縁材料で被覆されたコンダクタであって前記配電マットに導電的に接着された被覆されていない端部を有するコンダクタを含む、請求項1に記載の電極。
  3. 前記銀−塩化銀の膜は前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた外縁部を有する、請求項1に記載の電極。
  4. 前記銀−塩化銀の膜は第1および第2の層を含み、前記第1の層は前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた外縁部を有し、前記第2の層は前記第1の層の外縁部の内方へ隔てられた外縁部を有する、請求項1に記載の電極。
  5. 上面と下面と外周縁部とを有する導電性の炭素充填ポリマーのシート電極部材と、該シート電極部材の下側の少なくとも大部分を被う導電性の銀−塩化銀の膜と、前記シート電極部材の下側の前記銀−塩化銀の膜の下に上面を有する導電性ゲルのパッドと、使用前に該パッドの下面を覆う該下面上の剥離可能なキャリアシートと、上面および下面ならびに前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた外周縁部を有する配電マットと、電気絶縁材料で被覆され、前記配電マットの上面および医療装置へ、または前記配電マットおよび医療装置から心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達するように前記配電マットに導電的に接着された被覆されていない端部を有するコンダクタとを含み、前記配電マットは目の粗いメッシュ状の金属炭素繊維のウェブを含み、該ウェブはその上面および下面に炭素充填の感圧接着剤を有し、前記配電マットは該配電マットの表面に沿う方向および前記配電マットの表面に直角な方向に導電性を有し、前記配電マットは前記シート電極部材の上側に導電的に接着された下面を有し、前記シート電極部材および前記配電マットはX線透過性であり心臓の細動除去のために必要なエネルギーの伝達が可能であり、前記配電マットの表面と平行な方向における前記配電マットの電気抵抗は、前記シート電極部材の上面と平行な方向における前記シート電極部材の電気抵抗より小さい、使い捨て可能な経皮電極。
  6. さらに、上面および下面に導電性の感圧接着剤を有する金属炭素繊維のウェブを有する第2の配電マットを含み、前記コンダクタの前記端部は少なくとも前記配電マットの上部において前記配電マットの上面および前記第2のマットの下面に接着している、請求項5に記載の電極。
  7. 前記コンダクタはX線透過性の金属被膜された炭素繊維のトウからなる、請求項5に記載の電極。
  8. 前記炭素繊維のトウに被膜された金属は前記金属被膜された炭素繊維のトウの約20%から50%の質量である、請求項7に記載の電極。
  9. 前記炭素繊維のトウは6,000本以上の繊維からなる、請求項7に記載の電極。
  10. 前記コンダクタはX線透過性のニッケルをメッキした炭素繊維のトウを含む、請求項5に記載の電極。
  11. 前記コンダクタは多数の金属導線の撚り線を含む、請求項5に記載の電極。
  12. 前記電気絶縁材料の被覆は熱可塑性材料で形成され、柔軟性に富み、被覆されていない端部近傍は他の部分より薄く平らに形成されている、請求項5に記載の電極。
  13. エネルギーを伝達する電極およびエネルギーを受ける電極を含む使い捨て可能な経皮電極の組み合わせであって、各電極は、上面と下面と外周縁部とを有する導電性の炭素充填ポリマーのシート電極部材と、該シート電極部材の下側の少なくとも大部分を被う導電性の銀−塩化銀の膜と、前記シート電極部材の下側の前記銀−塩化銀の膜の下に上面を有する導電性ゲルのパッドと、使用前に該パッドの下面を覆う該下面上の剥離可能なキャリアシートと、上面および下面ならびに前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた外周縁部を有する配電マットと、電気絶縁材料で被覆され、前記配電マットの前記上面および医療装置へ、または前記配電マットおよび前記医療装置から心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達するように前記配電マットに導電的に接着された被覆されていない端部を有するコンダクタと、前記シート電極部材および前記配電マットの上に取り付けられた電気絶縁材料のカバー部材とを含み、前記配電マットは目の粗いメッシュ状の金属炭素繊維のウェブを含み、該ウェブはその上面および下面に炭素充填の感圧接着剤を有し、前記配電マットは該配電マットの表面に沿う方向および前記配電マットの表面に直角な方向に導電性を有し、前記配電マットは前記シート電極の上側に導電的に接着された下面を有し、前記シート電極部材および前記配電マットはX線透過性であり心臓の細動除去のために必要なエネルギーの伝達が可能であり、各電極は金属炭素繊維のウェブを有する第2の配電マットを含み、該第2の配電マットの表面と平行な方向における前記第2の配電マットの電気抵抗は前記シート電極部材の上面と平行な方向における前記シート電極部材の電気抵抗より小さい、使い捨て可能な経皮電極の組み合わせ。
  14. 各電極の前記銀−塩化銀の膜は前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた外縁部を有する、請求項13に記載の電極の組み合わせ。
  15. 各電極の前記銀−塩化銀の膜は第1の層および第2の層を含み、前記第1の層は前記シート電極部材の外縁部の内方へ隔てられた外縁部を有し、前記第2の層は前記第1の層の外周縁部の内方へ隔てられた外縁部を有する、請求項13に記載の経皮電極の組み合わせ。
  16. 各電極の前記コンダクタはX線透過性の金属被膜された炭素繊維のトウを含む、請求項13に記載の電極の組み合わせ。
  17. 前記炭素繊維のトウに被膜された金属の質量は前記金属被膜された炭素繊維のトウの少なくとも30%の質量である、請求項16に記載の電極の組み合わせ。
  18. 前記炭素繊維のトウは6,000本以上の繊維からなる、請求項17に記載の電極の組み合わせ。
  19. 各電極の前記コンダクタはX線透過性のニッケルでメッキされた炭素繊維のトウを含む、請求項13に記載の電極の組み合わせ。
  20. 各電極の前記コンダクタは多数の金属導線の撚り線を含む、請求項13に記載の電極の組み合わせ。
  21. 上面と下面と外周縁部とを有する導電性の炭素充填ポリマーのシート電極部材と、該シート電極部材の下側の少なくとも大部分を被う導電性の銀−塩化銀の膜と、前記シート電極部材の下側の前記銀−塩化銀の膜の下に上面を有する導電性ゲルのパッドと、使用前に該パッドの下面を覆う該下面上の剥離可能なキャリアシートと、上面および下面ならびに前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた外周縁部を有する配電マットと、電気絶縁材料で被覆され、前記配電マットの前記上面へ、または前記配電マットから心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達するように前記配電マットに導電的に接着された被覆されていない端部を有するコンダクタとを含み、前記配電マットは目の粗いメッシュ状の金属炭素繊維のウェブを含み、該ウェブはその上面および下面に炭素充填の感圧接着剤を有し、前記配電マットは該配電マットの表面に沿う方向および前記配電マットの表面に直角な方向に導電性を有し、前記配電マットは前記シート電極部材の上側に導電的に接着された下面を有し、前記シート電極部材および前記配電マットはX線透過性であり心臓の細動除去および電気的な外科手術におけるエネルギーを受ける電極として使用するのに十分な高さのエネルギーの伝達が可能であり、前記配電マットの表面と平行な方向における前記配電マットの電気抵抗は、前記シート電極部材の上面と平行な方向における前記シート電極部材の電気抵抗より小さい、使い捨て可能な受信用経皮電極。
  22. 上面と下面と外周縁部とを有する導電性のポリマーのシート電極部材と、該シート電極部材の下側の少なくとも大部分を被う導電性の金属の層と、前記シート電極部材の下側の前記金属の層の下に上面を有する導電性ゲルのパッドと、上面および下面ならびに前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた外周縁部を有する配電マットと、前記配電マットの前記上面および医療装置へ、または前記配電マットおよび前記医療装置から心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達する手段とを含み、前記配電マットは目の粗いメッシュ状の金属炭素繊維のウェブを含み、該ウェブはその上面および下面に炭素充填の感圧接着剤を有し、前記配電マットは前記シート電極部材の表面電気抵抗より小さい表面と平行な方向における表面電気抵抗を有し、前記配電マットは前記シート電極部材の上側に導電的に付着している下面を有し、前記シート電極部材および前記配電マットはX線透過性であり心臓の細動除去のために必要な高さのエネルギーの伝達が可能であり、前記配電マットの表面と平行な方向における前記配電マットの電気抵抗は、前記シート電極部材の上面と平行な方向における前記シート電極部材の電気抵抗より小さい、使い捨て可能な経皮電極。
  23. 上面と下面と外周縁部とを有する導電性の炭素充填ポリマーのシート電極部材と、該シート電極部材の下側の少なくとも大部分を被う導電性の金属−金属塩化物の膜と、前記シート電極部材の下側の前記金属−金属塩化物の膜の下に上面を有する導電性ゲルのパッドと、上面および下面ならびに前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた外周縁部を有する配電マットと、電気絶縁材料で被覆され、前記配電マットの前記上面および医療装置へ、または前記配電マットおよび前記医療装置から心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達するように前記配電マットに導電的に接着された被覆されていない端部を有するコンダクタとを含み、前記配電マットは目の粗いメッシュ状の金属炭素繊維のウェブを含み、該ウェブはその上面および下面に炭素充填の感圧接着剤を有し、前記配電マットは該配電マットの表面に沿う方向および前記配電マットの表面に直角な方向に導電性を有し、前記配電マットは前記シート電極部材の上側に導電的に接着された下面を有し、前記シート電極部材および前記配電マットはX線透過性であり心臓の細動除去のためのエネルギーの伝達が可能であり、前記配電マットの表面と平行な方向における前記配電マットの電気抵抗は、前記シート電極部材の上面と平行な方向における前記シート電極部材の電気抵抗より小さい、使い捨て可能な経皮電極。
  24. (a)上面と下面と外周縁部とを有する導電性のポリマーのシート電極部材と、
    (b)医療装置から前記シート電極部材の外周縁部によって規定された範囲より小さい前記シート電極部材の範囲へ心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達する手段であって、前記シート電極部材の上面に導電的に付着された伝達手段と、
    (c)前記シート電極部材の下側の少なくとも大部分に導電的に付着された導電性の金属の層と、
    (d)該金属の層の下側に上面を有する導電性ゲルのパッドであって、使用時に前記シート電極部材から患者へエネルギーを伝達するパッドとを含み、
    前記シート電極部材は前記金属の層の表面電気抵抗より高い上面および下面と平行な方向における表面電気抵抗を有し、前記導電性の金属の層は前記シート電極部材の外周縁部の内側の中央部分における高導電性の部分と、中央部分の周囲および前記シート電極部材の外周縁部近傍における低導電性の部分とを有する、使い捨て可能な経皮電極。
  25. 前記導電性の金属の層は第1の層および第2の層を含み、前記第1の層は前記シート電極部材に対して導電的に配置され、前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた縁部を有し、前記第2の層は前記第1の層に重なり、前記第1の層および前記シート電極部材に対して導電的に配置され、前記第1の層の外周縁部の外方へ隔てられかつ前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた縁部を有する、請求項24に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  26. 前記第1の層の縁部はぎざぎざにされている、請求項25に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  27. 前記第2の層の縁部はぎざぎざにされている、請求項25に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  28. 前記導電性の金属の層は金属−金属塩化物の膜である、請求項25に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  29. 前記導電性の金属の層は銀−塩化銀の膜である、請求項25に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  30. 前記医療装置から心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達する手段は、
    (a)上面と下面と前記シート電極部材の外周縁部の内方に隔てられた外周縁部とを有する配電マットと、
    (b)電気絶縁材料で被覆され、前記配電マットの前記上面および前記医療装置へ、または前記配電マットおよび前記医療装置から心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達するように前記配電マットに導電的に付着された被覆されていない端部を有するコンダクタとを含む、請求項24に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  31. 前記配電マット、前記シート電極部材および前記金属の層は実質的にX線透過性である、請求項30に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  32. 前記シート電極部材は炭素充填である、請求項31に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  33. 前記配電マットは金属炭素繊維のウェブを含み、該ウェブはその上面および下面に炭素充填の感圧接着剤を有し、前記配電マットは該配電マットの表面に沿う方向および前記配電マットの表面に直角な方向に導電性を有し、前記配電マットは前記シート電極部材の表面電気抵抗より小さい表面と平行な方向における表面電気抵抗を有する、請求項30に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  34. 前記シート電極部材および前記配電マットは心臓の細動除去のために十分な高さのエネルギーの伝達に適している、請求項33に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  35. さらに、使用前に前記パッドの下面を覆う該下面上の剥離可能なキャリアシートを含む、請求項24に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  36. (a)上面と下面と外周縁部とを有する導電性ポリマーのシート電極部材と、
    (b)医療装置から前記シート電極部材の外周縁部によって規定された範囲より小さい前記シート電極部材の範囲へ心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達する配電マットであって、前記シート電極部材の上面に導電的に付着している配電マットと、
    (c)前記シート電極部材の下側の少なくとも大部分に導電的に付着している導電性の金属の層と、
    (d)該金属の層の下側に上面を有する導電性ゲルのパッドであって、使用時に前記シート電極部材から患者へエネルギーを伝達するパッドとを含み、
    前記シート電極部材は前記金属の層の表面電気抵抗より高い上面および下面と平行な方向における表面電気抵抗を有し、前記導電性の金属の層は前記シート電極部材の外周縁部の内側の中央部分における高導電性の部分と、中央部分の周囲および前記シート電極部材の外周縁部近傍における低導電性の部分とを有する、使い捨て可能な経皮電極。
  37. 前記導電性の金属の層は第1の層および第2の層を含み、前記第1の層は前記シート電極部材に対して導電的に配置され、前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた縁部を有し、前記第2の層は前記第1の層に重なり、前記第1の層および前記シート電極部材に対して導電的に配置され、前記第1の層の外周縁部の外方へ隔てられかつ前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた縁部を有する、請求項36に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  38. 前記第1の層の縁部は波形である、請求項37に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  39. 前記第2の層の縁部は波形である、請求項37に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  40. 前記導電性の金属の層は金属−金属塩化物の膜である、請求項37に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  41. 前記導電性の金属の層は銀−塩化銀の膜である、請求項37に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  42. 前記配電マットは、
    (a)前記シート電極部材の外周縁部の内方に隔てられた外周縁部を有する上面および下面と、
    (b)前記配電マットおよび前記医療装置へ、または前記配電マットおよび前記医療装置から心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達するように前記配電マットに導電的に付着された端部を有するコンダクタとを含み、前記配電マットは前記シート電極部材の上面に導電的に付着された下面を有する、請求項36に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  43. 前記配電マット、前記シート電極部材および前記金属の層は実質的にX線透過性である、請求項42に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  44. 前記シート電極部材は炭素充填である、請求項43に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  45. 前記配電マットは金属炭素繊維のウェブを含み、該ウェブはその上面および下面に炭素充填の感圧接着剤を有し、前記配電マットは該配電マットの表面に沿う方向および前記配電マットの表面に直角な方向に導電性を有し、前記配電マットは前記シート電極部材の表面電気抵抗より小さい表面と平行な方向における表面電気抵抗を有する、請求項42に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  46. 前記配電マットは導電性ポリマーの接着剤が被膜された金属箔を含む、請求項42に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  47. 前記金属は前記箔を含み、前記箔は銅、スズ、銀、金、ニッケル、アルミニウム、プラチナ、クロム、カドミウム、プラドミウム、亜鉛、アンチモンおよびインジウムから選択される、請求項46に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  48. 前記コンダクタは前記配電マットに半田付けされている、請求項46に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  49. 前記コンダクタは導電性の金属のタブを含む、請求項42に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  50. 前記コンダクタは導電性の柱状の突起を含む、請求項42に記載の使い捨て可能な経皮電極。
  51. 上面と下面と外周縁部とを有する導電性のポリマーのシート電極部材と、該シート電極部材の下側の少なくとも一部を被う導電性の金属の層と、前記シート電極部材の下側の前記金属の層の下に上面を有する導電性ゲルのパッドと、上面および下面ならびに前記シート電極部材の外周縁部の内方へ隔てられた外周縁部を有する配電マットと、前記配電マットの前記上面および医療装置へ、または前記配電マットおよび前記医療装置から心臓の細動除去のためのエネルギーを伝達する手段とを含み、前記配電マットは目の粗いメッシュ状の金属炭素繊維のウェブを含み、該ウェブはその上面および下面に炭素充填の感圧接着剤を有し、前記配電マットは該配電マットの表面に沿う方向および前記配電マットの表面に直角な方向に導電性を有し、前記配電マットは前記シート電極部材の上側に導電的に付着している下面を有し、前記シート電極部材および前記配電マットはX線透過性であり、前記配電マットの表面と平行な方向における前記配電マットの電気抵抗は、前記シート電極部材の上面と平行な方向における前記シート電極部材の電気抵抗より小さい、使い捨て可能な経皮電極。
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