JP4492902B2 - 管路止水剤のはつり工法と管路止水剤のはつり工法に用いるはつり冶具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、管路止水剤のはつり工法と管路止水剤のはつり工法に用いるはつり治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マンホール間を管路で連結し、送電用のケーブルは管路に挿通させてマンホール内で連結されている。
【0003】
管路のマンホールに臨む箇所の管路口では、管路とケーブルとの間からの漏水を防ぐため、止水剤が充填されている。止水剤としては、黄土、石膏、セメントを混合したものが用いられている。
【0004】
この止水剤の除去は、チスとハンマーを用いて手はつり(削り)で施工している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
手はつりでは、活線近接作業であり、さらにマンホールの狭い箇所での作業で、熟練作業員の施工でもかなりの時間を必要とし、作業効率が悪い。また、手はつりではチスの刃先の固定が不安定なため、ケーブル損傷のおそれがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑み、作業効率がよく、ケーブルを損傷させないようにすべく、管路21にケーブル6を挿通させ、管路口で管路21とケーブル6との間に充填した止水剤23を、圧縮空気によりエアーチッパー1の棒状の刃3を進退させてはつる管路止水剤のはつり工法であって、管路外のケーブル6にはつり治具2を介してエアーチッパー1を設置して管路口の止水剤23をはつるようにした管路止水剤のはつり工法とした。
【0007】
また、本発明は、作業効率がよく、ケーブルを損傷させないようにすべく、請求項1の管路止水剤のはつり工法用のはつり冶具であって、ケーブル6を覆う半円筒状のケーブルガイド7と、ケーブルガイド7をケーブル6に固定するバンドと、エアーチッパー1の刃3の摺動方向を向く長手方向の案内孔9を刻設し、エアーチッパー1の本体の両側にボルト11により螺締したガイド10に設けた突出物(摺動体)が案内孔9に摺動自在に設けた前記ケーブルガイド7後端部外面に対向して固着した長手方向に2個のスライドガイド8とよりなり、ケーブルガイド7の先端部外面に、刃3の先端部を案内する2個のガイド14を長手方向に起立させ、ガイド14をまたいでコ字状のストッパー15を固着したはつり治具とした。
【0008】
さらに、本発明は、作業効率がよく、ケーブルを損傷させないようにすべく、請求項1の管路止水剤のはつり工法用のエアーチッパーであって、棒状の刃3を圧縮空気により進退させて掘削するエアーチッパー1において、刃3の先端部12を基部に対してケーブルガイド7側に平行状に近づくように屈曲成形させ、本体両側方にガイド10をボルト11で螺締し、前記ガイド10をはつり冶具2の案内孔9に摺動自在に設けたエアーチッパーとした。
【0009】
【発明の実施の態様】
本発明を添付する図面に示す具体的な実施例に基づいて、以下詳細に説明する。
【0010】
図1、図2および図3において、エアーチッパー1がはつり治具2に装着された状態を示す。
【0011】
エアーチッパー1は、棒状の刃3が圧縮空気の作動により軸方向に進退して止水剤23をはつる。符号4はハンドルで、ハンドル4には圧縮空気の作動をオン、オフするスイッチ5が設けてある。
【0012】
はつり治具2は、ケーブル6を覆う半円筒状のケーブルガイド7があり、ケーブルガイド7の後端部外面の長手方向に2個のスライドガイド8を固着し、スライドガイド8には長手方向の案内孔9を刻設する。
【0013】
エアーチッパー1の本体両側方にガイド10をボルト11により螺締し、このガイド10を前記スライドガイド8の案内孔9に摺動自在に設ける。
【0014】
エアーチッパー1の刃3の先端部12を基端部13に対してケーブルガイド7側に平行状に近づくように屈曲成形し止水剤23のはつり作業が容易にできるようにする。
【0015】
ケーブルガイド7の先端部外面には、刃3の先端部12を案内する2個のガイド14を長手方向に起立させる。このガイド14の中央部にはガイド14をまたいでコ字状のストッパー15を固着する。このストッバー15は刃3の先端部12が外方に振れるのを防止する。
【0016】
ケーブルガイド7の先端部外面両側方および後端部外面側方にそれぞれ丸棒をコ字状に屈曲したバンド通し16を固着する。
【0017】
上記のはつり治具2に装着したエアーチッパー1を設置するには、図1に示すように、管路21からマンホール22内に突出したケーブル6上にケーブルガイド7を載置し、ケーブルガイド7をケーブル6に沿わせ、バンド(図示せず)をバンド通し16に挿入させて固定する。
【0018】
はつり作業はケーブル6と管路21とのクリアランスの大きい上側からはつる。ハンドル4のスイッチ5をオンにすると、刃3は前後に進退して止水剤23をはつる。このはつり作業中、ハンドル4を前方に向けて押さえるだけで、刃3ははつり作業をする。エアーチッパー1は、スライドガイド刃の案内孔9にガイド10が摺動自在に設けられているため、はつり作業中エアーチッパー1とケーブルガイド7ごと止水剤23に向けて移動させる必要がない。
【0019】
はつり作業は上側のはつりが完了したら、ケーブルガイド7をケーブル6に沿わせて円周方向に移動させてはつる。
【0020】
はつり作業が完了したら、かき出し棒で管路21内からガラを取り出し、ウエスなどで清掃する。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、上述のように、管路21にケーブル6を挿通させ、管路口で管路21とケーブル6との間に充填した止水剤23を、圧縮空気によりエアーチッパー1の棒状の刃3を進退させてはつる管路止水剤のはつり工法であって、管路外のケーブル6にはつり治具2を介してエアーチッパー1を設置して管路口の止水剤23をはつるようにした管路止水剤のはつり工法であるので、作業効率がよく、ケーブルを損傷させるようなことはない。
【0022】
また、本発明は、請求項1の管路止水剤のはつり工法用のはつり冶具であって、ケーブル6を覆う半円筒状のケーブルガイド7と、ケーブルガイド7をケーブル6に固定するバンドと、エアーチッパー1の刃3の摺動方向を向く長手方向の案内孔9を刻設し、エアーチッパー1の本体の両側にボルト11により螺締したガイド10に設けた突出物(摺動体)が案内孔9に摺動自在に設けた前記ケーブルガイド7後端部外面に対向して固着した長手方向に2個のスライドガイド8とよりなり、ケーブルガイド7の先端部外面に、刃3の先端部を案内する2個のガイド14を長手方向に起立させ、ガイド14をまたいでコ字状のストッパー15を固着したはつり治具であるので、作業効率がよく、ケーブルを損傷させるようなことはない。
【0023】
さらに、本発明は、請求項1の管路止水剤のはつり工法用のエアーチッパーであって、棒状の刃3を圧縮空気により進退させて掘削するエアーチッパー1において、刃3の先端部12を基部に対してケーブルガイド7側に平行状に近づくように屈曲成形させ、本体両側方にガイド10をボルト11で螺締し、前記ガイド10をはつり冶具2の案内孔9に摺動自在に設けたエアーチッパーであるので、作業効率がよく、ケーブルを損傷させるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体的一実施例の正面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図1の左側面図である。
【符号の説明】
1…エアーチッパー
2…はつり治具
3…刃
4…ハンドル
5…スイッチ
6…ケーブル
7…ケーブルガイド
8…スライドガイド
9…案内孔
10…ガイド
11…ボルト
12…先端部
13…基端部
14…ガイド
15…ストッパー
16…バンド通し
21…管路
22…マンホール
23…止水剤
Claims (3)
- 管路21にケーブル6を挿通させ、管路口で管路21とケーブル6との間に充填した止水剤23を、圧縮空気によりエアーチッパー1の棒状の刃3を進退させてはつる管路止水剤のはつり工法であって、管路外のケーブル6にはつり治具2を介してエアーチッパー1を設置して管路口の止水剤23をはつるようにした管路止水剤のはつり工法。
- 請求項1の管路止水剤のはつり工法用のはつり冶具であって、ケーブル6を覆う半円筒状のケーブルガイド7と、ケーブルガイド7をケーブル6に固定するバンドと、エアーチッパー1の刃3の摺動方向を向く長手方向の案内孔9を刻設し、エアーチッパー1の本体の両側にボルト11により螺締したガイド10に設けた突出物(摺動体)が案内孔9に摺動自在に設けた前記ケーブルガイド7後端部外面に対向して固着した長手方向に2個のスライドガイド8とよりなり、ケーブルガイド7の先端部外面に、刃3の先端部を案内する2個のガイド14を長手方向に起立させ、ガイド14をまたいでコ字状のストッパー15を固着したはつり治具。
- 請求項1の管路止水剤のはつり工法用のエアーチッパーであって、棒状の刃3を圧縮空気により進退させて掘削するエアーチッパー1において、刃3の先端部12を基部に対してケーブルガイド7側に平行状に近づくように屈曲成形させ、本体両側方にガイド10をボルト11で螺締し、前記ガイド10をはつり冶具2の案内孔9に摺動自在に設けたエアーチッパー。
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Publications (2)
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JP2002118945A JP2002118945A (ja) | 2002-04-19 |
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JPH11165277A (ja) * | 1997-12-05 | 1999-06-22 | Nippon Denwa Shisetsu Co Ltd | 止水用シール材の除去工具 |
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- 2000-10-06 JP JP2000307895A patent/JP4492902B2/ja not_active Expired - Fee Related
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