JP4491692B2 - タンクローリのホースリール - Google Patents

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Description

本発明は、タンクローリのホースリールに関するものである。
寒冷地における、家庭用大容量燃料タンクに燃料を供給するためのタンクローリは、図14に示されるタンクローリ10のように、キャビン12とタンク14との間に、ホースリール16が搭載されている。ホースリール16は、先端に液体供給ノズルが設けられた長尺のホースを巻き取り繰り出すためのものである。ホースは、十分な給油速度を確保するために、直径が約5センチ程度あり、また、接道から各戸敷地内のタンクまで液体供給ノズルが確実に届くように、その全長も30〜40メートル程度あることが一般的である。したがって、ホースリール16は、図15に示されるように、ホースを巻き取るドラム18と、ドラム18を回転駆動するモータ20及びモータ20の回転軸の回転動作をドラム18に伝達する伝達機構22(図示の例では、スプロケット及びチェーンにより構成されている。)からなる駆動手段とを備え、人力によらずにホースの巻き取りを行うことを可能とし、給油作業の労力軽減を図っている。
モータ20は、図16に示される液圧回路により駆動される液圧モータであり、PTO(Power Take Off)により直接駆動される油圧ポンプにより、若しくは図示のごとくバッテリーや発電機から電力供給を受けて回転する電動モータ34により、油圧供給用のポンプ32が駆動されることで作動油の供給を受け、ドラム18を回転駆動し、ホースの巻き取りを行うものである。又、液圧モータ20が回転していない状態では、電磁弁36が開放されることにより、液圧モータ20が自由回転し、ドラム18からのホースの繰り出しを円滑に行うことが可能となる。なお、図16の油圧回路中の絞り弁38は、ドラム18によるホースの巻き取り作業の完了直前に、ドラム18の回転速度を減速させるためのものである。
また、ホースリール16には、タンクローリ10の移動時等に、不用意にホースが解けてしまうことを防ぐために、ドラム18の自由回転を阻止するロック装置24が設けられている。従来のロック装置24は、例えば、図15に示されるように、ドラム18のスポーク26に設けられた孔26aに対し、ドラム18を支えるフレーム28に取付けられたピン30を挿通することで、ドラム18の回転を阻止するものが用いられている。その他にも、伝達機構22のチェーンに爪を噛ませることにより、ドラム18の回転を阻止するロック装置も用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭56−17872号公報
しかしながら、従来のロック装置24は、以下のように十分な機能を発揮してはいなかった。まず、従来のロック装置24は、ドラム18又は伝達機構22に対し、直接的にピンや爪を噛ませることにより、ドラム18の回転を阻止するものであることから、作業者がドラム18からホースを繰り出し、タンクローリ10から離れた状態、すなわち、作業者がロック装置24から離れた状態での操作は不可能である。
一方、実際の給油作業では、給油作業中にロック装置24を掛ける必要が生じている。例えば、給油完了直前では、最終的な給油量を調整するために、作業者は、液体供給ノズルの引き金を細かくオンオフ操作して、少量づつ断続的に給油を行う。この際、ホース内の燃料に、いわゆるウォータハンマ現象が生じて、ホースが激しく揺り動かされ、それによってドラム18が回転して、ホースに緩みが生じてしまう。従って、ホースの緩みを防ぐために、給油作業中にロック装置24を掛けることが必要となる。
ところが、作業者が必要な長さだけホースを繰り出した後に、タンクローリ10まで戻ってロック装置24を掛け、再びホース先端部に引き返して給油作業を行い、給油作業完了後に再度タンクローリ10まで戻り、ロック装置24を解除してホースを巻き取るといった煩雑な作業は極めて非効率で、作業者には好まれない。したがって、実情では、ホースは乱れた状態で無理にドラム18に巻き取られることが多く、無理に巻き取られたホースをドラム18から繰り出す際等に、引っ掛りを生じる等、作業性を悪化させる原因となっていた。
又、ドラムにホースを完全に巻き取った状態でも、ロック装置24を掛けることを怠ると、タンクローリ10の走行時の加減速を受けて、ホースに更なる緩みを生じてしまう場合もあった。
又、従来は、ドラムにホースを巻き取る際に、作業者がドラムの回転速度を自在に調整することができず、これも作業性を低下させるものであった。
なお、ドラム18を駆動するための液圧モータ20の液圧回路(図16)に設けられた絞り弁38は、一応ドラム18の回転速度を減速させる機能を有するものであるが、絞り弁38を閉じても液圧モータ20の回転を確実にロックする効果は薄く、ドラム18のロック装置としての機能を果たすものではない。又、液圧モータ20自体が、作動液体の吸い込みポートと吐出ポートとでリークを生じる構造であることから、ウォータハンマのごとき強い衝撃がホースに加わる場合には、液圧モータ20自体でドラム18の回転を阻止することは困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、タンクローリのホースリールの操作性を向上させ、必要なときには簡単確実にドラムのロック装置を作動させることを可能とすることにある。そして、給油操作の際に、ホース内の燃料に生じるウォータハンマによりホースが激しく揺り動かされることにより、若しくは、タンクローリの走行時の加減速を受けて、ドラムが回転してホースの巻きが緩んでしまうことを確実に防ぐことにある。又、ドラムにホースを巻き取る際の、ドラムの回転速度を自在に調整することを可能とすることにより、ホースの巻き取り作業の、作業性を向上させることにある。
上記課題を解決するための、本発明に係るタンクローリのホースリールは、先端に液体供給ノズルが設けられたホースを巻き取り繰り出すタンクローリのホースリールであって、ホースを巻き取るドラムと、該ドラムを回転駆動する駆動手段と、該ドラムの自由回転を適宜阻止するロック装置とを備え、前記駆動手段は、液圧モータと、該液圧モータの回転軸の回転動作を前記ドラムに伝達する伝達機構とを含み、前記ロック装置は、前記液圧モータの回転軸に固定されたブレーキディスクと、プランジャロッドをばねにより常時前記ブレーキディスクへと付勢し、かつ、液圧を受けて前記プランジャロッドを前記ブレーキディスクから離間させる液圧シリンダと、該液圧シリンダへと液体を供給するための、前記ホースへの液体供給配管から分岐する分岐回路と、該分岐回路に設けられ、前記液圧シリンダへの液体の供給を制御する電磁弁とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、ドラムの自由回転を適宜阻止するロック装置は、液圧モータの回転軸に固定されたブレーキディスクに対し、液圧シリンダのプランジャロッドをばねにより常時付勢し、かつ、液圧を受けてプランジャロッドをブレーキディスクから離間させることによって、液圧モータの回転軸の自由回転を阻止し又は許容することが可能となる。従って、伝達機構を介して液圧モータにより駆動されるドラムの回転は、液圧シリンダの動作に応じて許容され又は阻止される。
又、液圧シリンダへと液体を供給するための、ホースへの液体供給配管から分岐する分岐回路と、該分岐回路に設けられ、液圧シリンダへの液体の供給を制御する電磁弁とを備えることから、タンクローリのPTOが作動し、ホースへの液体供給配管に液圧が与えられている状態では、分岐回路から液圧シリンダへと液体が供給される状態にある。よって、電磁弁の位置を液体供給位置へと切換えることで、液圧シリンダに液圧を与えてプランジャロッドをブレーキディスクから離間させ、液圧モータを自由回転させることができる。かかる状態では、ドラムからのホースの繰り出し操作と、巻き取り操作とを円滑に行うことが可能となる。
一方、電磁弁を液体放出位置にすることで、液圧シリンダのプランジャロッドは、ばねによりブレーキディスクへと付勢され、液圧モータの回転を阻止することができる。更に、タンクローリのPTOが停止し、ホースへの液体供給配管に液流が与えられていない状態では、分岐回路から液圧シリンダへと高圧液体が供給されることもないので、液圧シリンダのプランジャロッドは、ばねによりブレーキディスクへと付勢され、ドラムを駆動する液圧モータの自由回転は阻止される。
又、上記課題を解決するための、本発明に係るタンクローリのホースリールは、先端に液体供給ノズルが設けられたホースを繰り出し巻き取るタンクローリのホースリールであって、ホースを巻き取るドラムと、該ドラムを回転駆動する駆動手段と、該ドラムの自由回転を適宜阻止するロック装置とを備え、前記駆動手段は、液圧モータと、該液圧モータの回転軸の回転動作を前記ドラムに伝達する伝達機構とを含み、前記ロック装置は、前記液圧モータの回転軸に固定されたブレーキディスクと、プランジャロッドをばねにより常時前記ブレーキディスクへと付勢し、かつ、液圧を受けて前記プランジャロッドを前記ブレーキディスクから離間させる液圧シリンダと、該液圧シリンダへと液体を供給するための、タンクローリのPTOにより駆動される液圧ポンプを備える液圧シリンダ専用回路と、該液圧シリンダ専用回路に設けられ、前記液圧シリンダへの液体の供給を制御する電磁弁とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、ドラムの自由回転を適宜阻止するロック装置は、液圧モータの回転軸に固定されたブレーキディスクに対し、液圧シリンダのプランジャロッドをばねにより常時付勢し、かつ、液圧を受けてプランジャロッドをブレーキディスクから離間させることによって、液圧モータの回転軸の自由回転を阻止し又は許容することが可能となる。従って、伝達機構を介して液圧モータにより駆動されるドラムの回転は、液圧シリンダの動作に応じて許容され又は阻止される。
又、液圧シリンダへと液体を供給するための、タンクローリのPTOにより駆動される液圧ポンプを備える液圧シリンダ専用回路と、液圧シリンダ専用回路に設けられ、液圧シリンダへの液体の供給を制御する電磁弁とを備えることから、タンクローリのPTOが作動し、液圧シリンダ専用回路の液圧ポンプが作動している状態では、液圧シリンダ専用回路から液圧シリンダへと液体が供給される状態にある。よって、電磁弁の位置を液体供給位置へと切換えることで、液圧シリンダに液圧を与えてプランジャロッドをブレーキディスクから離間させ、液圧モータを自由回転させることができる。従って、ドラムからのホースの繰り出し操作と、巻き取り操作とを円滑に行うことが可能となる。
一方、電磁弁を液体放出位置にすることで、液圧シリンダのプランジャロッドは、ばねによりブレーキディスクへと付勢され、液圧モータの回転を阻止することができる。更に、タンクローリのPTOが停止し、液圧シリンダ専用回路の液圧ポンプが作動していない状態では、液圧シリンダ専用回路から液圧シリンダへと液体が供給されることもないので、液圧シリンダのプランジャロッドは、ばねによりブレーキディスクへと付勢され、ドラムを駆動する液圧モータの自由回転は阻止される。
又、本発明において、前記ホースへの液体供給配管の液流の有無を検知し、液流が有るときに、前記電磁弁を前記液圧シリンダへの液体放出位置へと切換える制御装置が設けられている。
本発明によれば、ホースへの液体供給配管の液流の有無を検知し、液流が有るとき、すなわち、ホース先端の液体供給ノズルから液体が供給されている間は、制御装置によって、電磁弁を液圧シリンダからの液体放出位置へと切換える。電磁弁が液圧シリンダからの液体放出位置へと切換えられることで、液圧シリンダのプランジャロッドはばねによって、ブレーキディスクへと付勢される。したがって、ホース先端の液体供給ノズルから液体が供給されている間は、ドラムを駆動する液圧モータの自由回転は阻止されることとなる。
又、本発明において、前記制御装置には、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後、一定時間を置いて、前記電磁弁を前記液圧シリンダへの液体供給位置へと切換えるタイマーが設けられている。
本発明によれば、タイマーによって、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後、一定時間を置いて、前記電磁弁を前記液圧シリンダへの液体供給位置へと切換えられることから、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後の一定時間は、電磁弁が液圧シリンダからの液体放出位置にある。すなわち、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後の一定時間は、液圧シリンダのプランジャロッドはばねによって、ブレーキディスクへと付勢され、ドラムを駆動する液圧モータの自由回転は阻止される。従って、給油完了直前での給油操作の際に、作業者が液体供給ノズルの引き金を細かくオンオフ操作して、給油量を微調整することにより、ホース内の燃料に生じるウォータハンマの影響を受けて、ホースが激しく揺り動かされても、ドラムが不用意に回転して巻き付けられた部分のホースが緩んでしまうことを回避することができる。
又、本発明において、前記ホースへの液体供給配管には、液流を受けて開閉するフラップ弁が設けられ、該フラップ弁には、フラップ弁の開閉状態を検出して前記制御手段へと伝えるリミットスイッチが設けられている。
本発明によれば、ホースへの液体供給配管に設けられたフラップ弁の開閉状態が、リミットスイッチによって検出されて制御手段へと伝えられるので、制御手段による電磁弁の液体供給位置と液体放出位置との切換え制御を、適切なタイミングで正確に行うことが可能となる。
又、本発明において、前記制御装置には、タンクローリのPTOの起動を把握した後、一定時間を置いて、前記電磁弁を前記油圧シリンダへの液体供給位置へと切換えるタイマーが設けられていることが望ましい。
本発明によれば、PTOの起動を把握した後の一定時間は、電磁弁が液圧シリンダからの液体放出位置にある。すなわち、PTOの起動を把握した後の一定時間は、液圧シリンダのプランジャロッドはばねによって、ブレーキディスクへと付勢され、ドラムを駆動する液圧モータの自由回転は阻止される。従って、ホースへの液体供給配管に液圧が付与される際に、PTO起動時の液圧上昇により生じるウォータハンマを受けて、ホースが揺り動かされても、ドラムが不用意に回転して巻き付けられた部分のホースが緩んでしまうことを回避することができる。
更に、本発明によれば、PTOの起動を把握した後の一定時間は、液圧モータはロックされその後ロックが自動解除される。よって、PTO起動時の液圧上昇により生じるウォータハンマを、ホース先端の液体供給ノズルから液体が供給されることによる液流(吐出による液流)と制御装置が誤認して、電磁弁を油圧シリンダへの液体放出位置へと切換え、ドラムを駆動する液圧モータの自由回転を阻止することにより、ドラムからのホースの繰り出しが不可能となることを防ぐことができる。
又、本発明において、前記制御装置には、手動操作により前記電磁弁を前記油圧シリンダへの液体供給位置へと切換える、ロック強制解除手段が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、前記制御手段が故障により機能しないような場合であっても、ロック強制解除手段により、任意に電磁弁を前記油圧シリンダへの液体供給位置へと切換えることで、ドラムは自由回転可能となり、ドラムからのホースの繰り出し又は巻き取りを行うことが可能となる。又、前述のごとく、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後、一定時間を置いて、前記電磁弁を液圧シリンダへの液体供給位置へと切換えるタイマーによる切換え操作に頼ることなく、作業者の判断でロックを強制解除し、ホースの巻き取り作業を行うことも可能となる。
又、本発明において、前記電磁弁を、前記液圧シリンダへの液体供給位置と液体放出位置との間で任意に切換える、遠隔制御手段を備えることが望ましい。
本発明によれば、電磁弁の液体供給位置と液体放出位置との切換え制御を、ホースリールから離れた位置においても、作業者の意志に基づき、遠隔制御手段によって適切なタイミングで正確に行うことが可能となる。
なお、本発明において、前記ブレーキディスクには、前記液圧シリンダのプランジャロッドを挿通するための、複数の穴が円形に並べて設けられていることが望ましい。
この構成によれば、ブレーキディスクに円形に並べて設けられた複数の穴に、ブレーキディスクへと付勢された液圧シリンダのプランジャロッドが挿通されることで、ブレーキディスクの回転は機械的に阻止され、ブレーキディスクが回転軸に固定された液圧モータの回転も阻止される。よって、伝達機構を介して液圧モータに駆動されるドラムの回転も阻止され、ドラムが不用意に回転することによるホースの緩みを回避することができる。なお、液圧シリンダのプランジャロッドがブレーキディスクに付勢された時点で、プランジャロッドとブレーキディスクの穴位置とが一致していない場合には、プランジャロッドはブレーキディスク表面に当接した状態で停止する。この際、自由回転状態にあるドラムが微小角度だけ回転し、かかる回転が伝達機構を介して液圧モータの回転軸を回すことで、ブレーキディスクの穴がプランジャロッドと一致し、プランジャロッドがブレーキディスクの穴に挿通される。かかるドラムの微小角度の回転によって、ホースの緩みが誘発されることはない。
又、前記液圧シリンダのプランジャロッドには、前記ブレーキディスクに圧着されるブレーキシューが設けられていることしても良い。
本発明によれば、液圧シリンダのプランジャロッドがブレーキディスクへと付勢され、ブレーキシューがブレーキディスクに密着することで、ブレーキディスクの回転は機械的に阻止され、ブレーキディスクが回転軸に固定された液圧モータの回転も阻止される。よって、伝達機構を介して液圧モータに駆動されるドラムの回転も阻止され、ドラムが不用意に回転することによるホースの緩みを回避することができる。
又、前記液圧モータの液圧回路には、前記液圧モータに作動油を供給する液圧ポンプを駆動するための電動モータと、作動油タンクとが含まれ、かつ、前記液圧モータを迂回して前記液圧ポンプ及び前記作動油タンクを連通するバイパス管路と、該バイパス管路に設けられた絞り弁と、該絞り弁のニードルを回転駆動するための操作レバーと、該操作レバーの回転軸の回転速度を増速して前記絞り弁のニードルに伝達する減速機とを含む、液圧モータの回転速度調整手段が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、絞り弁の開度を増加させ、バイパス管路へと迂回する作動油の流量を増加させることで、液圧モータへと供給される作動油流量を徐々に減少させることにより、液圧モータの回転速度を徐々に減速させ、更に、液圧モータへと供給される作動油流量が液圧モータの駆動可能流量を下回るまで、絞り弁の開度を増大させることにより、液圧モータを停止させることができる。すなわち、絞り弁の開度を調整することにより、液圧モータの回転速度を全速から停止まで、無段階に調整することが可能となる。ここで、絞り弁の構造上、液圧モータの速度調整を行うための流量変化を得るためには、ニードルを一回転以上(例えば420度程)回転させる必要があり、操作性に難がある。本発明ではかかる点を考慮して、絞り弁のニードルを回転駆動するための操作レバーと、操作レバーの回転軸の回転速度を増速して絞り弁のニードルに伝達する減速機とを設け、減速機の減速比を調整することにより操作レバーの操作角度を適切な角度に収め、絞り弁の開度を調整する際の操作性を向上させている。このようにして、比較的高価な流量制御弁を用いることなく、比較的安価な絞り弁を用いた、モータの回転速度調整手段が構成される。
又、本発明において、前記減速機の出力軸と前記絞り弁のニードルとが、フレキシブルホースで連結されていることが望ましい。
この構成によれば、減速機の出力軸と絞り弁のニードルとの位置度交差が高精度でなくとも、フレキシブルホースの捩れ強度の範囲内で、減速機の出力軸と絞り弁のニードルとの間で動力伝達可能に、両者を連結することができる。
又、本発明において、前記絞り弁の開度が、前記バイパス管路を通過する作動油の流量を増加させることにより、前記液圧モータへと供給される作動油流量が前記液圧モータの駆動可能流量を下回る開度以上となるときの、前記操作レバーの位置を検出し、前記電動モータの給電回路を遮断するリミットスイッチが設けられていることが望ましい。
本発明によれば、絞り弁の開度が増加して、液圧モータへと供給される作動油流量が液圧モータの駆動可能流量を下回る開度となるとき、液圧モータが停止する。この状態では、液圧回路を流れる作動油は、液圧モータの駆動に何ら寄与するものでないことから、リミットスイッチによって、かかる絞り弁の開度を操作レバーの位置に基づき検出し、電動モータの給電回路を遮断することで、電動モータに駆動される液圧ポンプからの作動油の吐出を停止する。
又、本発明において、前記絞り弁の開度が、前記バイパス管路を通過する作動油の流量を増加させることにより、前記液圧モータへと供給される作動油流量が前記液圧モータの駆動可能流量を下回る開度以上となるときの、前記操作レバーの位置が、その定位置となるように、前記操作レバーを付勢する戻しばねが設けられていることが望ましい。
本発明によれば、作業者が操作レバーから手を離すと、絞り弁の開度は必ず液圧モータを停止させる開度となることから、不用意に液圧モータが回転して、ホースを巻き取るドラムが勝手に回転するような事態を、確実に回避することができる。
又、上記課題を解決するための、本発明に係るタンクローリのホースリールは、先端に液体供給ノズルが設けられたホースを繰り出し巻き取るタンクローリのホースリールであって、ホースを巻き取るドラムと、該ドラムを回転駆動する駆動手段とを備え、駆動手段は、液圧モータと、該液圧モータの回転軸の回転動作を前記ドラムに伝達する伝達機構とを含み、かつ、タンクローリのPTO作動時で、かつ、前記ドラムからのホースの繰り出し時、又は巻き取り時にのみ、前記油圧モータの回転軸の回転を許容する機械式ロック装置を備え、該機械式ロック装置は、前記液圧モータの回転軸に固定されたブレーキディスクと、プランジャロッドをばねにより常時前記ブレーキディスクへと付勢し、かつ、液圧を受けて前記プランジャロッドを前記ブレーキディスクから離間させる液圧シリンダと、該液圧シリンダへと液体を供給するための、前記ホースへの液体供給配管から分岐する分岐回路ないしタンクローリのPTOにより駆動される液圧ポンプを備える液圧シリンダ専用回路と、前記分岐回路ないし液圧シリンダ専用回路に設けられ、前記液圧シリンダへの液体の供給を制御する電磁弁と、前記ホースへの液体供給配管の液流の有無を検知し、液流が有るときに、前記電磁弁を前記液圧シリンダからの液体放出位置へと切換える制御装置とを備え、前記ホースへの液体供給配管には、液流を受けて開閉するフラップ弁が設けられ、該フラップ弁には、フラップ弁の開閉状態を検出して前記制御装置へと伝えるリミットスイッチが設けられ、前記制御装置には、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後、一定時間を置いて、前記電磁弁を前記液圧シリンダへの液体供給位置へと切換えるタイマーが設けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、ロック装置によって、タンクローリのPTO作動時で、かつ、前記ドラムからのホースの繰り出し時、又は巻き取り時にのみ、ドラムの自由回転が許容されることとなる。よって、タンクローリが停車した状態で、PTOを作動させ、ドラムからホースを繰り出し、又は巻き取る際には、ドラムの自由回転を許容してホースの繰り出し、巻き取りを円滑に行うことが可能となる。一方、PTO作動時でかつホース先端部の液体供給ノズルから液体供給がされている間は、ロック装置によってドラムの自由回転を阻止することで、液体供給時にホースに加わる液圧の反動で、ドラムが不用意に回転し、ホースが緩むことを回避することができる。又、PTOの非作動時、例えば、タンクローリの走行時にも、ロック装置によってドラムの自由回転を阻止することで、走行時の加減速を受けてホースが緩むことを回避することができる。かかるロック装置の作動は、PTOの作動時にのみ制御され、PTOの非作動時にはロック装置は確実に作動するものであることから、タンクローリの走行時の加減速を受けて、ドラムが回転してホースの巻きが緩んでしまうことを確実に防ぐことが可能となる。
又、ホースへの液体供給配管の液流の有無を検知し、液流が有るとき、すなわち、ホース先端の液体供給ノズルから液体が供給されている間は、制御装置によって、電磁弁を液圧シリンダからの液体放出位置へと切換える。電磁弁が液圧シリンダからの液体放出位置へと切換えられることで、液圧シリンダのプランジャロッドはばねによって、ブレーキディスクへと付勢される。したがって、ホース先端の液体供給ノズルから液体が供給されている間は、ドラムを駆動する液圧モータの自由回転は阻止されることとなる。
又、タイマーによって、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後、一定時間を置いて、前記電磁弁を前記液圧シリンダへの液体供給位置へと切換えられることから、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後の一定時間は、電磁弁が液圧シリンダからの液体放出位置にある。すなわち、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後の一定時間は、液圧シリンダのプランジャロッドはばねによって、ブレーキディスクへと付勢され、ドラムを駆動する液圧モータの自由回転は阻止される。従って、給油完了直前での給油操作の際に、作業者が液体供給ノズルの引き金を細かくオンオフ操作して、給油量を微調整することにより、ホース内の燃料に生じるウォータハンマの影響を受けて、ホースが激しく揺り動かされても、ドラムが不用意に回転して巻き付けられた部分のホースが緩んでしまうことを回避することができる。
しかも、ホースへの液体供給配管に設けられたフラップ弁の開閉状態が、リミットスイッチによって検出されて制御手段へと伝えられるので、制御手段による電磁弁の液体供給位置と液体放出位置との切換え制御を、適切なタイミングで正確に行うことが可能となる。
本発明はこのように構成したので、タンクローリのホースリールの操作性を向上させ、必要なときには確実にドラムのロック装置を作動させることが可能となる。そして、タンクローリの走行時の加減速を受けて、若しくは、給油操作の際に、ホース内の燃料に生じるウォータハンマによりホースが激しく揺り動かされることにより、ドラムが回転してホースが緩んでしまうことを確実に防ぐことが可能となる。又、ドラムにホースを巻き取る際の、ドラムの回転速度を自在に調整することが可能となり、ホースの巻き取り作業の、作業性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については同一符号で示し、詳しい説明を省略する。
本発明の実施の形態に係る、タンクローリ10のホースリール16に巻き取られるホース60への液体供給配管40は、図1に示されるように、タンク14の底弁44から、ヘッドバルブ46、PTO48により駆動される液用ポンプ50、ストレーナ52、流量計54、チェック弁56、三方弁58を備えている。そして、液体供給配管40は、先端に液体供給ノズル62が設けられ、ドラム18に巻き取られたホース60へと連通している。三方弁58は、流量計54を迂回して、タンクローリの両側に設けられた吐出口64から燃料を吐出する場合、ホース60や配管内の燃料を、流量計54を迂回してタンク14へと戻す場合、吐出口64から流量計54を迂回してタンク14へと燃料を吸引する場合等に用いられる。又、チェック弁56は、ウォータハンマ現象の発生時に、流量計54の計量値が影響を受けることを防ぐためのものである。
又、ドラム18の自由回転を適宜阻止するロック装置66は、図2に示されるように、液圧モータ20の回転軸20aに固定されたブレーキディスク68と、プランジャロッド70をばね72(図1)により常時前記ブレーキディスク68へと付勢し、かつ、液圧を受けてプランジャロッド70をブレーキディスク68から離間させる液圧シリンダ74を備えている。そして、ブレーキディスク68には、液圧シリンダ74のプランジャロッド70を挿通するための、複数の穴68aが円形に並べて設けられている。図示の例では、穴68aは15°ピッチで均等に設けられている。なお、液圧シリンダ74は、ブラケット75を介して、液圧モータ20と同様にフレーム28(図15参照)に固定され、プランジャロッド70と、ブレーキディスク68の穴68aとの軸心が一致するように、位置決めされている。液圧モータ20の液圧回路は、図16と同様である。
又、ロック装置66は、図1に示されるように、液圧シリンダ74へと液体を供給するための、ホースへの液体供給配管から分岐する分岐回路76と、分岐回路76に設けられ、液圧シリンダ74への液体の供給を制御する電磁弁78とを備えている。
更に、ホース60への液体供給配管80の液流の有無を検知し、液流が有るときに、電磁弁78を液圧シリンダ74への液体放出位置(図1参照)へと切換える制御装置82が設けられている。しかも、制御装置82には、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後、一定時間を置いて、電磁弁78を液圧シリンダ74への液体供給位置へと切換えるタイマー84が設けられている。又、タイマー84は、制御装置82がタンクローリのPTO48の起動を把握した後、一定時間を置いて、電磁弁78を油圧シリンダ74への液体供給位置へと切換える機能も備えている。
なお、制御装置82及びタイマー84は、マイコンによっても、リレーを組合せることによっても、構成することが可能である。又、タイマー84の設定時間は任意に設定可能である。液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後の切換えに係る設定時間は、給油完了直前での給油操作の際に、作業者が液体供給ノズルの引き金を細かくオンオフ操作して、給油量を微調整することにより、ホース60内の燃料に生じるウォータハンマの影響を避けるべく、ロック装置66を掛けた状態を維持できれば良く、通常は2〜3秒程度に設定して使用される。又、PTO48の起動を把握した後の切換えに係る設定時間は、ホース60への液体供給配管80に液圧が付与される際に、PTO起動時の液圧上昇により生じるウォータハンマを受けて、ホースリール60が揺り動かされても、ドラム18が不用意に回転して巻き付けられた部分のホースが緩んでしまうことを回避すべく、ロック装置66を掛けた状態を維持できれば良く、通常は1〜10秒程度に設定して使用される。
更に、制御装置82には、手動操作により電磁弁78を油圧シリンダ74への液体供給位置へと切換える、ロック強制解除手段85が設けられている。ロック解除手段85は、図3に示されるように、制御手段(リレーボックス)82に設けられたロック解除ボタン83を備え、このロック解除ボタン83押すことにより、制御装置82から、電磁弁78を油圧シリンダ74への液体供給位置へと切換えるための制御信号が出力されるものである。又、ロック解除手段85は、液圧モータ20の回転の開始又は停止を制御するために絞り弁38を用いた場合において、絞り弁38の操作レバー39の、全速側A(符号Bは停止側)への操作に連動して、制御装置82から、電磁弁78を油圧シリンダ74への液体供給位置へと切換えるための制御信号が出力されることとしても良い。
ホース60への液体供給配管80には、液流の有無を検知する検知手段86として、図4に示されるフラップ弁88が設けられている。フラップ弁88は、液体供給配管80内の液流Qと直行する方向に延びるピボット90によってハウジング92に軸着されたフラップ94を備えている。フラップ94は、液体供給配管80に液流が無いときには、図4(a)に実線で示されるように起立し、液体供給配管80に液流があるときには、液体の吐出方向の流れQ、液体の吸引方向の流れQの何れの液流を受けても、図4(b)に二点鎖線で示されるように、液体供給配管80を開放するものである。又、図5に示されるように、ピボット90には、銀杏の葉に類似した形状のカムプレート96が固定され、カムプレート96の一端部96aには、フラップ94を常時起立方向へと付勢するためのばね98が連結されている。又、カムプレート96の端面96bには、先端にローラが軸着された接触子100が当接しており、接触子100は、リミットスイッチ102の検知レバーとして機能している。
そして、カムプレート96の端面96bは、液体供給配管80に液流が無くフラップ94が起立している状態(図5(a)の状態)で、接触子100がリミットスイッチ102をオフとし、液体供給配管80に液流が有り、フラップ94が開放方向へと回転して、かかる回転動作がピボット90を介してカムプレート96を回転させると、接触子100がリミットスイッチ102をオンにする形状となっている。
リミットスイッチ102により検知された、フラップ弁92の状態を示す信号104(図1)は、制御装置82へと送られ、制御装置82は、この信号104を受けて、電磁弁78に対し、位置の切換え信号106を送る。
なお、制御装置82には、PTO48の作動・停止信号108(図1)も送られる。そして、制御装置82は、PTO48の作動信号を受信し、なおかつ、フラップ弁92におけるフラップ94の起立信号を受けた状態でのみ、電磁弁78を液体供給位置へと切換える切換え信号106を発信する(具体的には、電磁弁78はばねによって、常時、液体流入位置に付勢されているので、電磁弁78のソレノイドに対する励磁電流を断つ。)。それ以外の条件では、制御装置82は、電磁弁78を液体放出位置へと切換える切換え信号106を発信する(すなわち、具体的には、電磁弁78のソレノイドへと励磁電流を供給する。)。
上記構成を有する本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能となる。まず、本発明の実施の形態は、先端に液体供給ノズル62が設けられたホース60を繰り出し巻き取るタンクローリのホースリール16であって、ホース60を巻き取るドラム18と、ドラム18を回転駆動する駆動手段とを備え、駆動手段は、液圧モータ20と、液圧モータ20の回転軸20aの回転動作をドラム18に伝達する伝達機構22とを含み、かつ、タンクローリのPTO48の作動時で、かつ、ドラム18からのホース60の繰り出し時、又は巻き取り時にのみ、液圧モータ20の回転軸20aの回転を許容する機械式ロック装置66を備えるものである。
そして、ロック装置66によって、タンクローリのPTO48の作動時で、かつ、ドラム18からのホース60の繰り出し時、又は巻き取り時にのみ、ドラム18の自由回転が許容されることとなるので、タンクローリが停車した状態で、PTO48を作動させ、ドラム18からホース60を繰り出し、又は巻き取る際には、ドラム18の自由回転を許容して、ホース60の繰り出し、巻き取りを円滑に行うことが可能となる。一方、PTO48の作動時でかつホース先端部の液体供給ノズル62から液体供給がされている間は、ロック装置66によってドラムの自由回転を阻止することができる、よって、液体供給時にホース60に加わる液圧の反動で、ドラム18が不用意に回転し、ホース60が緩むことを回避することができる。又、PTO48の非作動時、すなわち、タンクローリの走行時にも、ロック装置66によってドラム18の自由回転を阻止することで、走行時の加減速を受けてホース60が緩むことを回避することができる。かかるロック装置66の作動は、PTO48の作動時にのみ制御され、PTO48の非作動時には確実にロック装置66は作動するものであることから、タンクローリの走行時の加減速を受けて、ドラム18が回転してホース60の巻きが緩んでしまうことを確実に防ぐことが可能となる。
より具体的には、ドラム18の自由回転を適宜阻止するロック装置66において、液圧モータ20の回転軸20aに固定されたブレーキディスク68に対し、液圧シリンダ74のプランジャロッド70をばね72により常時ブレーキディスク68へと付勢し、かつ、液圧を受けてプランジャロッド70をブレーキディスク68から離間させることによって、液圧モータ20の回転軸20aの自由回転を阻止し又は許容することが可能となる。従って、伝達機構22を介して液圧モータ20により駆動されるドラム18の回転は、液圧シリンダ74の動作に応じて許容され又は阻止される。
又、液圧シリンダ74へと液体を供給するための、ホース60への液体供給配管80から分岐する分岐回路76と、分岐回路76に設けられ、液圧シリンダ74への液体の供給を制御する電磁弁78とを備えることから、タンクローリのPTO48が作動し、ホース60への液体供給配管に液圧が与えられている状態では、分岐回路76から液圧シリンダ74へと液体が供給される状態にある。よって、電磁弁78の位置を液体供給位置へと切換えることで、液圧シリンダ74に液圧を与えてプランジャロッド70をブレーキディスク68から離間させ、液圧モータ20を自由回転させることができる。かかる状態では、ドラム18からのホース60の繰り出し、巻き取り操作を円滑に行うことが可能となる。
一方、電磁弁78を液体放出位置にすることで、液圧シリンダ74のプランジャロッド70は、ばね72によりブレーキディスク68へと付勢され、液圧モータ20の回転を阻止することができる。更に、タンクローリのPTO48が停止し、ホース60への液体供給配管に液流が与えられていない状態では、分岐回路76から液圧シリンダ74へと高圧液体が供給されることもないので、液圧シリンダ74のプランジャロッド70は、ばねに72よりブレーキディスク68へと付勢され、ドラム18を駆動する液圧モータ20の自由回転は阻止される。
又、本発明の実施の形態では、ホース60への液体供給配管80の液流の有無を検知し、液流が有るとき、すなわち、ホース60先端の液体供給ノズル62から液体が供給されている間は、制御装置82によって、電磁弁78を液圧シリンダ74からの液体放出位置へと切換える。電磁弁78が液圧シリンダ74からの液体放出位置へと切換えられることで、液圧シリンダ74のプランジャロッド70は、ばね72によって、ブレーキディスク68へと付勢される。したがって、ホース60先端の液体供給ノズル62から液体が供給されている間は、ドラム18を駆動する液圧モータ20の自由回転は阻止されることとなる。
更に、制御装置82にはタイマー84が設けられており、このタイマー84によって、ホース60への液体供給配管80の液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後、一定時間を置いて、電磁弁78は、液圧シリンダ74への液体供給位置へと切換えられる。よって、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後の一定時間は、電磁弁78は液圧シリンダ74からの液体放出位置にある。すなわち、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後の一定時間は、液圧シリンダ74のプランジャロッド70は、ばね72によってブレーキディスク68へと付勢され、ドラム18を駆動する液圧モータ20の自由回転は阻止される。
従って、給油完了直前での給油操作の際に、作業者が液体供給ノズル62の引き金を細かくオンオフ操作して、給油量を微調整する際に、ホース60内の燃料に生じるウォータハンマの影響を受けて、ホース60が激しく揺り動かされても、ドラム18が不用意に回転して、ドラム18に巻き付けられた部分のホース60が緩んでしまうことを回避することができる。
又、制御装置82のタイマー84に、タンクローリ10のPTO48の起動を把握した後、一定時間を置いて、電磁弁78を油圧シリンダ74への液体供給位置へと切換える機能を持たせることで、PTO48の起動を把握した後の一定時間は、電磁弁78が液圧シリンダ74からの液体放出位置となる。すなわち、制御装置82がPTO48の起動を把握した後の一定時間は、液圧シリンダ74のプランジャロッド70はばね72によって、ブレーキディスク68へと付勢され、ドラム18を駆動する液圧モータ20の自由回転は阻止される。従って、ホース60への液体供給配管80に液圧が付与される際に、PTO48起動時の液圧上昇により生じるウォータハンマを受けて、ホース60が揺り動かされても、ドラム18が不用意に回転して、ホース60が緩んでしまうことを回避することができる。
更に、制御装置82がPTO48の起動を把握した後の一定時間は、液圧モータ20はロックされその後ロックが自動解除されることから、PTO起動時の液圧上昇により生じるウォータハンマを、ホース60先端の液体供給ノズル62から液体が供給されることによる液流(吐出による液流)と制御装置82が誤認して、電磁弁78を油圧シリンダ74への液体放出位置へと切換え、ドラム18を駆動する液圧モータ20の自由回転を阻止することにより、ドラム18からのホース60の繰り出しが不可能となることを防ぐことができる。
又、制御装置82には、手動操作により電磁弁78を油圧シリンダ74への液体供給位置へと切換える、ロック強制解除手段85が設けられていることから、制御手段82が故障により機能しないような場合であっても、ロック強制解除手段85により、任意に電磁弁78を油圧シリンダ74への液体供給位置へと切換えることができる。よって、ドラム18は自由回転可能となり、ドラム18からのホース60の繰り出し又は巻き取りを行うことが可能となる。又、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後、一定時間を置いて、電磁弁78を液圧シリンダ74への液体供給位置へと切換える、タイマー84による切換え操作に頼ることなく、作業者の判断でロックを強制解除し、ホース60の巻き取り作業を行うことも可能となる。
更に、ホース60への液体供給配管80に設けられたフラップ弁88の開閉状態が、リミットスイッチ102によって検出されて制御手段82へと伝えられるので、制御手段82による電磁弁78の液体供給位置と液体放出位置との切換え制御を、適切なタイミングで正確に行うことが可能となる。
又、ブレーキディスク68に円形に並べて設けられた複数の穴68aに、ブレーキディスク68へと付勢された液圧シリンダ74のプランジャロッド70が挿通されることで、ブレーキディスク68の回転は機械的に阻止され、ブレーキディスク68が回転軸20aに固定された液圧モータ20の回転も阻止される。よって、伝達機構22を介して液圧モータ20に駆動されるドラム18の回転も阻止され、ドラム18が不用意に回転することによるホース60の緩みを回避することができる。なお、液圧シリンダ74のプランジャロッド70がブレーキディスク68に付勢された時点で、プランジャロッド70とブレーキディスク68の穴68aの位置とが一致していない場合には、プランジャロッド70はブレーキディスク68の表面に当接した状態で停止する。この際、自由回転状態にあるドラム60が、微小角度だけ回転し、かかる回転が伝達機構22を介して液圧モータ68の回転軸を回すことで、ブレーキディスク68の穴68aがプランジャロッド70と一致し、プランジャロッド70がブレーキディスク68の穴68aに挿通される。本実施の形態では、ブレーキディスク68の最大7度の回転により、ブレーキディスク68の穴68aがプランジャロッド70と一致する。なお、かかるドラム18の微小角度の回転によっては、ホース60の緩みが誘発されることはない。
尚、図示は省略するが、液圧シリンダ74のプランジャロッド70には、ブレーキディスク68に圧着されるブレーキシューが設けられていることしても良い。
この場合には、液圧シリンダ74のプランジャロッド70がブレーキディスク68へと付勢され、ブレーキシューがブレーキディスク68に密着することで、ブレーキディスク68の回転は機械的に阻止され、ブレーキディスク68が回転軸20aに固定された液圧モータ20の回転も阻止される。よって、伝達機構22を介して液圧モータ20に駆動されるドラム18の回転も阻止され、ドラム18が不用意に回転することによるホース60の緩みを回避することができる。この場合、ブレーキディスク68の複数の穴68aは不要である。
又、図6には、液体供給配管の応用例が示されている。図6に示される液体供給配管140の、図1に示される液体供給配管40との相違点は、図1の分岐回路76を廃して、代りに、液圧シリンダ74への作動液体の供給を制御する電磁弁78が、タンクローリのPTOにより駆動される液圧ポンプ110を備える、液圧シリンダ専用回路112に設けられている。
すなわち、図6の例では、液圧シリンダ74へと液体を供給するための、タンクローリのPTO48により駆動される液圧ポンプ110を備える液圧シリンダ専用回路112と、液圧シリンダ専用回路112に設けられ、液圧シリンダ74への液体の供給を制御する電磁弁78とを備えることから、タンクローリのPTO48が作動し、液圧シリンダ専用回路112の液圧ポンプ110が作動している状態では、液圧シリンダ専用回路112から液圧シリンダ74へと液体が供給される状態にある。よって、電磁弁78の位置を液体供給位置へと切換えることで、液圧シリンダ74に液圧を与えてプランジャロッド70をブレーキディスク68から離間させ、液圧モータ20を自由回転させることができる。従って、ドラム18からのホース60の繰り出し、巻き取り操作を円滑に行うことが可能となる。
一方、電磁弁78を液体放出位置にすることで、液圧シリンダ74のプランジャロッド70は、ばね72によりブレーキディスク68へと付勢され、液圧モータ20の回転を阻止することができる。更に、タンクローリのPTO48が停止し、液圧シリンダ専用回路112の液圧ポンプ110が作動していない状態では、液圧シリンダ専用回路112から液圧シリンダ74へと液体が供給されることもないので、液圧シリンダ74のプランジャロッド70は、ばね72によりブレーキディスク68へと付勢され、ドラム18を駆動する液圧モータ20の自由回転は阻止される。その他、図1の例と同様の作用効果については、説明を省略する。
図7には、液体供給配管の更に別の応用例が示されている。図7に示される液体供給配管240の、図1に示される液体供給配管40との相違点は、図1において、ホース60への液体供給配管80設けた、液流の有無を検知する検知手段86を廃して、その換わりに、電磁弁78を、液圧シリンダ74への液体供給位置と液体放出位置との間で任意に切換える遠隔制御手段116、118を備える点にある。遠隔制御手段116は、作業者が携帯する発信機であり、遠隔制御手段118は、制御手段82に設けられた受信機である。作業者は、ドラム18からのホース60の繰り出し時、又は巻き取り時には、ホースリール16から離れた場所から発信機116を操作して、ロック装置24を解除する(このとき、制御手段82は、遠隔制御手段116、118の指令を受けて、電磁弁78を液圧シリンダ74の液体供給位置にする。)。又、給油作業時には、発信機116を操作して、ロック装置24を掛ける(このとき、制御手段82は、遠隔制御手段116、118の指令を受けて、電磁弁78を液圧シリンダ74の液体放出位置にする。)。
このように、図7の例によれば、電磁弁78の液体供給位置と液体放出位置との切換え制御を、ホースリール16から離れた位置においても、作業者の意志に基づき、遠隔制御手段116、118によって適切なタイミングで正確に行うことが可能となる。その他、図1の例と同様の作用効果については、説明を省略する。
続いて、図8〜図13を参照しながら、本発明の実施の形態に採用することが可能な、液圧モータ20の回転速度調整手段126について説明する。ここで、図8は、図6の液圧供給配管に、かかる回転速度調整手段126を設けたものである。
図8の液圧モータ20の液圧回路には、液圧モータ20に作動油を供給する液圧ポンプ32を駆動するための電動モータ34と、作動油タンク35とが含まれている(この点は、図16も同様である。)。又、液圧モータ20の回転速度調整手段126(図9〜図11)が設けられている。回転速度調整手段126は、液圧モータ20を迂回して液圧ポンプ32及び作動油タンク35を連通するバイパス管路120と、バイパス管路120に設けられた絞り弁122と、絞り弁122のニードル122a(図12参照)を回転駆動するための操作レバー39と、操作レバー39の回転軸39aの回転速度を増速して絞り弁122のニードル122aに伝達する減速機124とを含むものである。
なお、図8中二点差線で囲まれた、液圧ポンプ32、電動モータ34、作動油タンク35、電磁弁36、絞り弁38を含む部分128は、液圧モータ20を駆動するための「パワーパック」として、一体に構成されている(この点は、図16に示された液圧モータ20の液圧回路も同様である。)。そして、本実施の形態では、パワーパック128に含まれる絞り弁38は、液圧モータ20の速度制御には用いない。
又、電動モータ34の給電回路130には、後述の如く、絞り弁122の開度を操作レバー39の位置に基づき検出し、電動モータ34の給電回路を遮断することで、電動モータ34に駆動される液圧ポンプ32からの作動油の吐出を停止する、リミットスイッチ132が設けられている。
図8に示されるリレースイッチ134は、リミットスイッチ132に連動するものであり、図示の例では、リミットスイッチ132が操作レバー39を検知する間、リレースイッチ134が給電回路130を遮断するように構成されている。又、リミットスイッチ132が操作レバー39を検知する間、パワーパック128の電磁弁36が開放されることにより、液圧モータ20が自由回転し、ドラム18からのホースの繰り出しを円滑に行うことが可能となる。
以下に、各部の構造についてより具体的に説明する。図9に示されるように、操作レバー39の回転軸39aは、減速機124のハウジング124aを貫通して延び、大歯車124bが固定されている。又、歯車124bと噛合う小歯車124cが、ハウジング124aによって軸支された減速機124の出力軸124dに固定されている。又、板金溶接構造のブラケット136により、減速機124の出力軸124dと、絞り弁122のニードル122aとが対向するように位置決めされ、ハウジング124aと絞り弁122とが互いに固定されている。そして、減速機124の出力軸124dと絞り弁122のニードル122aとが、フレキシブルホース138で連結されている。なお、減速機124の減速比は、操作レバー39の操作角度が90°程度に収まるよう設定されることが望ましい。図示の例では、減速機124の減速比を3.6とし、レバー操作角度116°で、ニードル122aが420°回転するように設定されている。
絞り弁122は、図12に示されるように、通常は、本体122bから延びるニードル122aに操作ノブ122cが取り付けられた状態で、使用されるものである。しかしながら、本実施の形態では、操作ノブ122cをニードル122aから取り外し、その代りに、図13(a)に示される油圧配管用ジョイント152が、ニードル122aに固定される。この油圧配管用ジョイント152は、減速機124の出力軸124dにも固定される。
フレキシブルホース138は、ニードル122aと出力軸124dとの間の駆動トルクを受けても大きく捩れることが無く、かつ、減速機124の出力軸124dと絞り弁122のニードル122aとの位置度交差(具体的には、絞り弁122及び減速機124の取付面の平行度、出力軸124d及びニードル122aの同心度)がさほど高精度でなくとも、フレキシブルホース138の捩れ強度の範囲内で、出力軸124dとニードル122aとの間で動力伝達可能となるように、両者を連結するものである。一例として、フレキシブルホース138に、高圧の油圧配管に用いられるホースを用いることが可能である。かかる油圧配管用ホースは、管壁内部に、高抗張力鋼線製のワイヤーブレードがメッシュ状に編み込まれ、外面は耐圧・対候性合成ゴム、内面は耐油性合成ゴムからなる積層構造を有している(例えば、共栄産業株式会社製キョウエイエテルナL1・R1等)。
なお、フレキシブルホース138の両端部には、図13(b)に示される油圧配管用ジョイント154が固定される。この油圧配管用ジョイント154はナット154aを有し、図13(a)に示される油圧配管用ジョイント152の、雄ねじが形成されたボス部152aに対し、ナット154aを締め付けることにより、両ジョイント同士を固定することができる。
更に、減速機124のハウジング124aを貫通して、ブラケット136に固定されたケース136a内へと延びる操作レバー39の回転軸39aは、ケース136a内の軸受142により軸支されている。又、回転軸39aにはドグ144(図10、図11(a))が固定されており、操作レバー39が図11(a)に示される停止位置Sにあるとき、このドグ144が検知子132aを押すように、ケース136a内にリミットスイッチ132が位置決めされている。なお、操作レバー39が停止位置Sにあるときの、絞り弁122の開度は、バイパス管路120を通過する作動油の流量を増加させることにより、液圧モータ20へと供給される作動油流量が液圧モータ20の駆動可能流量を下回る開度となっている。更に、操作レバー39の定位置が停止位置Sとなるように、操作レバーを付勢する、戻しばね(ねじりコイルばね)146が設けられている(図10、図11(a)参照)。
なお、操作レバー39が図11(a)、(b)に示される全速位置Fにあるとき、絞り弁122は全閉状態となり、ニードル122aはそれ以上回転しない。しかしながら、操作レバー39から絞り弁122に無理な力が加えられることを防止するために、回転軸39aにはストッパプレート148が固定されており、操作レバー39が全速位置Fまで回転すると、図11(b)に二点差線で示されるように、ストッパプレート148がケース136aの床136bに当接し、操作レバー39のそれ以上の回転は、強制的に阻止される。
同様にして、操作レバー39が停止位置Sにあるとき、ドグ144からリミットスイッチ132の検知子132aに対し無理な力が加えられないように、ケース136aには停止ピン(ボルト)150(図10、図11(b))が固定されており、操作レバー39が停止位置Sまで回転すると、図11(b)に実線で示されるように、ストッパプレート148が停止ピン150に当接し、操作レバー39のそれ以上の回転は、強制的に阻止される。
ここで、回転速度調整手段126による液圧モータ20の回転速度の制御操作について説明する。まず、操作レバー39が停止位置Sにあるとき、絞り弁122の開度は、液圧モータ20へと供給される作動油流量が液圧モータ20の駆動可能流量を下回るまで、バイパス管路120へと迂回する作動油の流量を増加させるだけの開度となっている。又、リミットスイッチ132がレバー39を検知して、リレースイッチ134が給電回路130を遮断することにより、電動モータ34への電力供給が停止される。よって、液圧モータ20は停止する。又、このとき、パワーパック128の電磁弁36が開放され、液圧モータ20が自由回転し、ドラム18からのホースの繰り出しを円滑に行うことが可能となる。
かかる状態から、操作レバー39を全速位置Fへ向けて回転させると、ドグ144がリミットスイッチ132の検知子132aから離れ、それによってリレースイッチ134が給電回路130を通電状態とし、電動モータ34に電力が供給され、電動モータ34による液圧ポンプ32の駆動が行われる。又、パワーパック128の電磁弁36も閉塞される。しかしながら、停止位置Sからの操作レバー39の回転角度が小さい時点では、絞り弁122の開度が依然として大きいことから、バイパス管路120へと迂回する作動油の流量も依然として多く、液圧モータ20へと供給される作動油流量が液圧モータ20の駆動可能流量を下回り、液圧モータ20は回転しない。
続いて、操作レバー39の回転角度が徐々に増加していくと、減速機124による増速作用を受けて、ニードル122aが大きく回転し、絞り弁122の開度が急速に減少していく。そして、液圧モータ20へと供給される作動油流量が液圧モータ20の駆動可能流量を上回った時点で、液圧モータ20は回転を始める。その後は、操作レバー39の回転角度に応じて絞り弁122の開度が減少するに従い、液圧モータ20へと供給される作動油流量が増加して、液圧モータ20の回転速度も増加する。そして、最終的に、操作レバー39が全速位置Fまで回転すると、絞り弁122は閉じられ、作動油はバイパス管路120へと迂回することなく、全量が液圧モータ20へと供給され、液圧モータ20は全速回転する。
一方、操作レバー39を、全速位置Fにある状態から停止位置Sへと向けて回転させると、絞り弁122の開度の増加に伴いバイパス管路120へと迂回する作動油の流量が増加して行き、その分だけ液圧モータ20へと供給される作動油流量が減少して、液圧モータ20の回転速度は低下する。そして、絞り弁122の開度の増加により、バイパス管路120へと迂回する作動油の流量が増加するに従い、液圧モータ20の回転速度は減少していく。更に、液圧モータ20へと供給される作動油流量が液圧モータ20の駆動可能流量を下回ると、液圧モータ20は停止する。
このように、回転速度調整手段126によれば、液圧モータ20が回転を開始してから全速に至るまでの間、液圧モータ20の回転速度は、操作レバー39の角度変化、すなわち、絞り弁122の開度変化に対応して、無段階に増減することとなる。
さて、上記構成を有する液圧モータの回転速度調整手段126により得られる作用効果は、以下の通りである。まず、絞り弁122の開度を増加させ、バイパス管路120へと迂回する作動油の流量を増加させることで、液圧モータ20へと供給される作動油流量を徐々に減少させることにより、液圧モータ20の回転速度を徐々に減速させることができる。更に、液圧モータ20へと供給される作動油流量が液圧モータ20の駆動可能流量を下回るまで、絞り弁122の開度を増大させることにより、液圧モータ20を停止させることができる。すなわち、絞り弁122の開度を調整することにより、液圧モータ20の回転速度を全速から停止まで、無段階に調整することが可能となる。
ここで、絞り弁122の構造上、液圧モータ20の速度調整を行うための流量変化を得るためには、ニードル122aを一回転以上(例えば420度程)回転させる必要があり、操作性に難がある。本実施の形態ではかかる点を考慮して、絞り弁122のニードル122aを回転駆動するための、操作レバー39の回転軸39aの回転速度を増速して絞り弁122のニードル122aに伝達する、減速機124とを設けている。そして、減速機124の減速比を調整することにより操作レバー39の操作角度を適切な角度に収め(116°)、絞り弁122の開度を調整する際の操作性を向上させている。このようにして、比較的高価な流量制御弁を用いることなく、比較的安価な絞り弁122を用いた、モータの回転速度調整手段126が構成される。
又、減速機124の出力軸124dと絞り弁122のニードル122aとが、フレキシブルホース138で連結されていることから、減速機124の出力軸124dと絞り弁122のニードル122aとの位置度交差が高精度でなくとも、フレキシブルホース138の捩れ強度の範囲内で、出力軸124dとニードル122aとの間の動力伝達が可能となるように、両者を連結することができる。従って、出力軸124dとニードル122aとに高い位置度交差が要求される、市販のフレキシブルカップリングを使用する必要が無く、又、かかる高い位置度交差を達成するための、各構成部品の高精度化も不要となる。よって、減速機124と絞り弁122とを、安価な板金溶接構造のブラケット136によって固定しているにもかかわらず、操作レバー39による絞り弁122の確実な開閉操作が可能となり、低コスト化を実現することが可能となる。
なお、本実施の形態では、フレキシブルホース138として、油圧配管用ホースを採用していることから、出力軸124d及びニードル122aに対するフレキシブルホース138の連結も、油圧配管用ジョイント152、154を用いて簡単確実に行うことが可能である。しかしながら、上記のごとく、出力軸124dとニードル122aとに高い位置度交差を要求することなく確実に動力伝達可能なものであれば、フレキシブルホース138に他の連結用部品を用いることも、当然に可能である。
又、絞り弁122の開度が、バイパス管路120を通過する作動油の流量を増加させることにより、液圧モータ20へと供給される作動油流量が液圧モータ20の駆動可能流量を下回る開度以上となるときの操作レバー39の位置を検出し、電動モータ34の給電回路を遮断するリミットスイッチ132が設けられている。従って、絞り弁122の開度が増加して、液圧モータ20へと供給される作動油流量が液圧モータ20の駆動可能流量を下回る開度となるとき、液圧モータ20が停止する。この状態では、液圧回路を流れる作動油は、液圧モータ20の駆動に何ら寄与するものでないことから、リミットスイッチ132によって、かかる絞り弁122の開度を操作レバー39の位置に基づき検出し、電動モータ34の給電回路130を遮断することで、電動モータ34に駆動される液圧ポンプ32からの作動油の吐出を停止し、省エネ運転を実現することができる。
又、絞り弁122の開度が、バイパス管路120を通過する作動油の流量を増加させることにより、液圧モータ20へと供給される作動油流量が液圧モータ20の駆動可能流量を下回る開度以上となるときの、操作レバー39の位置が、操作レバー39の定位置(停止位置S)となるように、操作レバー39を付勢する戻しばね146が設けられている。このため、作業者が操作レバー39から手を離すと、絞り弁122の開度は必ず液圧モータ20を停止させる開度となることから、不用意に液圧モータ20が回転して、ホース60を巻き取るドラム18が勝手に回転するような事態を、確実に回避することができる。
その他、図6の例と同様の作用効果については、説明を省略する。なお、液圧モータの回転速度調整手段126は、図1、図7の液圧供給配管にも同様に採用することが可能であり、かつ、同様の作用効果を得ることができる。
さて、本発明の実施の形態では、ロック装置66のブレーキディスク68を、液圧モータ20の回転軸20aに固定したが、これをドラム18の回転軸に固定し、液圧シリンダ74もドラム18の回転軸近傍に設けることも可能である。又、検知手段86の構成も、上記のごとくフラップ弁88、リミットスイッチ102を用いるものに限定されるものではなく、他の流量計測手段を用いることも可能である。
本発明の実施の形態に係るタンクローリのホースリール16は、以上の構成を有するものであり、何れも、既存のタンクローリにも搭載可能であり、ホースリールの操作性を向上させ、必要なときには確実にドラムのロック装置を作動させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る、タンクローリのホースリールに巻き取られるホースへの液体供給配管を示す模式図である。 (a)は図1に示される液圧モータ及びロック装置の側面図であり、(b)は、(a)のロック装置のブレーキディスクの正面図である。 本発明の実施の形態に係るタンクローリのホースリールの、ロック強制解除手段の、具体的操作手段を例示する模式図である。 (a)は図1に示されるホースへの液体供給配管の液流の有無を検知する検知手段の、フラップ弁の側面図であり、(b)は(a)の平面図である。 (a)は図1に示されるホースへの液体供給配管の液流の有無を検知する検知手段の側面図であり、(b)は(a)の平面図である。 図1の、タンクローリのホースリールに巻き取られるホースへの液体供給配管の応用例を示す模式図である。 図1の、タンクローリのホースリールに巻き取られるホースへの液体供給配管の、更に別の応用例を示す模式図である。 図6に示される液体供給配管に、液圧モータの回転速度調整手段が設けられた例を示す模式図である。 図8の液体供給配管に設けられた、液圧モータの回転速度調整手段の、主要部の縦断面図である。 図8の液体供給配管に設けられた、液圧モータの回転速度調整手段の、主要部の横断面図である。 (a)は、図9のA−A断面図であり、(b)は図9のB−B断面図である。 図8の液体供給配管に設けられた、液圧モータの回転速度調整手段に用いられる絞り弁の断面図である。 図9の液圧モータの回転速度調整手段の、減速機の出力軸及び絞り弁のニードルにフレキシブルホースを連結するための、ジョイントの部分断面図であり、(a)は減速機の出力軸及び絞り弁のニードルに固定される油圧配管用ジョイント、(b)はフレキシブルホースに固定される油圧配管用ジョイントを示すものである。 従来のタンクローリを概略的に示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 従来のタンクローリのホースリールの模式図である。 図15のホースリールの液圧モータの液圧回路を示す模式図である。
10:タンクローリ、14:タンク、16:ホースリール、18:ドラム、20:モータ、20a:回転軸、22:伝達機構、32:液圧ポンプ、34:電動モータ、35:作動油タンク、39:操作レバー、39a:回転軸、40、140、240:液体供給配管、48:PTO、50:液用ポンプ、60:ホース、62:液体供給ノズル、66:ロック装置、68:ブレーキディスク、68a:穴、70:プランジャロッド、72:ばね、74:液圧シリンダ、76:分岐回路、78:電磁弁、80:ホースへの液体供給配管、82:制御手段、83:ロック解除ボタン、84:タイマー、85:ロック強制解除手段、86:検知手段、88:フラップ弁、94:フラップ、100:接触子、102:リミットスイッチ、104:開閉信号、106:切換え信号、108:作動・停止信号、110:液圧ポンプ、112:液圧シリンダ専用回路、116、118:遠隔制御手段、120:バイパス管路、122:絞り弁、122a:ニードル、124:減速機、124d:出力軸、126:回転速度調整手段、130:給電回路、132:リミットスイッチ、138:フレキシブルホース、146:戻しばね

Claims (12)

  1. 先端に液体供給ノズルが設けられたホースを巻き取り繰り出すタンクローリのホースリールであって、ホースを巻き取るドラムと、該ドラムを回転駆動する駆動手段と、該ドラムの自由回転を適宜阻止するロック装置とを備え、
    前記駆動手段は、液圧モータと、該液圧モータの回転軸の回転動作を前記ドラムに伝達する伝達機構とを含み、
    前記ロック装置は、前記液圧モータの回転軸に固定されたブレーキディスクと、プランジャロッドをばねにより常時前記ブレーキディスクへと付勢し、かつ、液圧を受けて前記プランジャロッドを前記ブレーキディスクから離間させる液圧シリンダと、該液圧シリンダへと液体を供給するための、前記ホースへの液体供給配管から分岐する分岐回路と、該分岐回路に設けられ、前記液圧シリンダへの液体の供給を制御する電磁弁と、前記ホースへの液体供給配管の液流の有無を検知し、液流が有るときに、前記電磁弁を前記液圧シリンダからの液体放出位置へと切換える制御装置とを備え
    前記ホースへの液体供給配管には、液流を受けて開閉するフラップ弁が設けられ、該フラップ弁には、フラップ弁の開閉状態を検出して前記制御装置へと伝えるリミットスイッチが設けられ、
    前記制御装置には、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後、一定時間を置いて、前記電磁弁を前記液圧シリンダへの液体供給位置へと切換えるタイマーが設けられていることを特徴とするタンクローリのホースリール。
  2. 先端に液体供給ノズルが設けられたホースを繰り出し巻き取るタンクローリのホースリールであって、ホースを巻き取るドラムと、該ドラムを回転駆動する駆動手段と、該ドラムの自由回転を適宜阻止するロック装置とを備え、
    前記駆動手段は、液圧モータと、該液圧モータの回転軸の回転動作を前記ドラムに伝達する伝達機構とを含み、
    前記ロック装置は、前記液圧モータの回転軸に固定されたブレーキディスクと、プランジャロッドをばねにより常時前記ブレーキディスクへと付勢し、かつ、液圧を受けて前記プランジャロッドを前記ブレーキディスクから離間させる液圧シリンダと、該液圧シリンダへと液体を供給するための、タンクローリのPTOにより駆動される液圧ポンプを備える液圧シリンダ専用回路と、該液圧シリンダ専用回路に設けられ、前記液圧シリンダへの液体の供給を制御する電磁弁と、前記ホースへの液体供給配管の液流の有無を検知し、液流が有るときに、前記電磁弁を前記液圧シリンダからの液体放出位置へと切換える制御装置とを備え
    前記ホースへの液体供給配管には、液流を受けて開閉するフラップ弁が設けられ、該フラップ弁には、フラップ弁の開閉状態を検出して前記制御装置へと伝えるリミットスイッチが設けられ、
    前記制御装置には、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後、一定時間を置いて、前記電磁弁を前記液圧シリンダへの液体供給位置へと切換えるタイマーが設けられていることを特徴とするタンクローリのホースリール。
  3. 前記制御装置には、タンクローリのPTOの起動を把握した後、一定時間を置いて、前記電磁弁を前記油圧シリンダへの液体供給位置へと切換えるタイマーが設けられていることを特徴とする請求項又は記載のタンクローリのホースリール。
  4. 前記制御装置には、手動操作により前記電磁弁を前記油圧シリンダへの液体供給位置へと切換える、ロック強制解除手段が設けられていることを特徴とする請求項からのいずれか1項記載のタンクローリのホースリール。
  5. 前記電磁弁を、前記液圧シリンダへの液体供給位置と液体放出位置との間で任意に切換える、遠隔制御手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のタンクローリのホースリール。
  6. 前記ブレーキディスクには、前記液圧シリンダのプランジャロッドを挿通するための、複数の穴が円形に並べて設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載のタンクローリのホースリール。
  7. 前記液圧シリンダのプランジャロッドには、前記ブレーキディスクに圧着されるブレーキシューが設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載のタンクローリのホースリール。
  8. 前記液圧モータの液圧回路には、前記液圧モータに作動油を供給する液圧ポンプを駆動するための電動モータと、作動油タンクとが含まれ、
    かつ、前記液圧モータを迂回して前記液圧ポンプ及び前記作動油タンクを連通するバイパス管路と、該バイパス管路に設けられた絞り弁と、該絞り弁のニードルを回転駆動するための操作レバーと、該操作レバーの回転軸の回転速度を増速して前記絞り弁のニードルに伝達する減速機とを含む、液圧モータの回転速度調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載のタンクローリのホースリール。
  9. 前記減速機の出力軸と前記絞り弁のニードルとが、フレキシブルホースで連結されていることを特徴とする請求項記載のタンクローリのホースリール。
  10. 前記絞り弁の開度が、前記バイパス管路を通過する作動油の流量を増加させることにより、前記液圧モータへと供給される作動油流量が前記液圧モータの駆動可能流量を下回る開度以上となるときの、前記操作レバーの位置を検出し、前記電動モータの給電回路を遮断するリミットスイッチが設けられていることを特徴とする請求項又は記載のタンクローリのホースリール。
  11. 前記絞り弁の開度が、前記バイパス管路を通過する作動油の流量を増加させることにより、前記液圧モータへと供給される作動油流量が前記液圧モータの駆動可能流量を下回る開度以上となるときの、前記操作レバーの位置が、その定位置となるように、前記操作レバーを付勢する戻しばねが設けられていることを特徴とする請求項から10のいずれか1項記載のタンクローリのホースリール。
  12. 先端に液体供給ノズルが設けられたホースを繰り出し巻き取るタンクローリのホースリールであって、ホースを巻き取るドラムと、該ドラムを回転駆動する駆動手段とを備え、
    駆動手段は、液圧モータと、該液圧モータの回転軸の回転動作を前記ドラムに伝達する伝達機構とを含み、
    かつ、タンクローリのPTO作動時で、かつ、前記ドラムからのホースの繰り出し時、又は巻き取り時にのみ、前記油圧モータの回転軸の回転を許容する機械式ロック装置を備え
    該機械式ロック装置は、前記液圧モータの回転軸に固定されたブレーキディスクと、プランジャロッドをばねにより常時前記ブレーキディスクへと付勢し、かつ、液圧を受けて前記プランジャロッドを前記ブレーキディスクから離間させる液圧シリンダと、該液圧シリンダへと液体を供給するための、前記ホースへの液体供給配管から分岐する分岐回路ないしタンクローリのPTOにより駆動される液圧ポンプを備える液圧シリンダ専用回路と、前記分岐回路ないし液圧シリンダ専用回路に設けられ、前記液圧シリンダへの液体の供給を制御する電磁弁と、前記ホースへの液体供給配管の液流の有無を検知し、液流が有るときに、前記電磁弁を前記液圧シリンダからの液体放出位置へと切換える制御装置とを備え、
    前記ホースへの液体供給配管には、液流を受けて開閉するフラップ弁が設けられ、該フラップ弁には、フラップ弁の開閉状態を検出して前記制御装置へと伝えるリミットスイッチが設けられ、
    前記制御装置には、液流有りの状態から液流無しの状態を把握した後、一定時間を置いて、前記電磁弁を前記液圧シリンダへの液体供給位置へと切換えるタイマーが設けられていることを特徴とするタンクローリのホースリール。
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