JP4490871B2 - 分類リスト作成支援システムおよび分類リスト作成支援プログラム - Google Patents
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Description
本発明の一つの目的は、利用者の負担がより低減できるシステムあるいはプログラムなどの技術を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、操作性に優れたシステムあるいはプログラムなどの技術を提供することである。
また、本発明の他の一つは、現在のパスの経過情報を把握し、どのような分類に基づいて分析・評価しているのかを把握できるようにしたことである。
また本発明によれば、より優れた操作性を得ることができる。
このシステムは、分類関連の基本情報である在庫分析基本情報を記憶する記憶手段1(以下在庫分析基本情報記憶手段と記す)と、分類リストを設定する多種多階層ツリーを設定する設定手段(以下リスト設定手段と記す)2と、演算を行う計算手段7と、分類リスト等を表示する表示手段11と、分類リストを表示するための情報を記憶する多種多階層ツリーの展開結果を表す情報を記憶する記憶手段(以下多種多階層ツリー展開結果情報記憶手段と記す)15とを備えて構築されている。
選択アイテムに関する在庫分析情報を計算する計算手段10(以下分析情報計算手段と記す)は、特定のアイテムについて、在庫分析情報を、システムが計算する手段である。選択アイテム在庫分析情報計算手段10は、展開子アイテム特定手段8と、在庫分析情報表示アイテム設定手段6で設定されているアイテムデータを表すテーブル17T(図8参照)と多種多階層ツリー展開情報記憶手段4で記憶されている現在画面上で展開されている多種多階層ツリー構造のデータを用いて、ユーザが画面上で選択したアイテムの在庫分析を計算する。
ここで、製品群とは、製品の種類や機能の類似等によっていくつかの製品をグループ化したことを意味する。図3に示すように、マスタ情報としては、例えば、製品群コード12aの名称である製品群名12bがある。また、図3に示すように、上下関係の情報としては、例えば、上位群コード12cがある。この上位群コード12cは、同レコードの製品群コード12aを示す製品群の一つ上位の階層に位置する製品群であり、その製品群を識別するコードである。なお、あるレコードで、上位群コード12cがNULLの場合、そのレコードの製品群コード12aは最上位の製品群であることを示す。
平均在庫量14cは、在庫を分析する期間における製品の平均在庫量である。平均出荷量14dは、在庫を分析する期間における製品の平均出荷量である。在庫月数14eは、在庫を分析する期間における製品の在庫月数である。出荷変動14fは、在庫を分析する期間における製品の出荷量のばらつきを評価した値である。
テーブル16Tは、図7に示すように、例えば、平均在庫量16aと、平均出荷量16bと、在庫月数16cと、出荷変動16dと、出荷頻度16eと、季節指数16fと、予測誤差率16gと、欠品率16hと、出荷総量16iと、出荷金額16jと、在庫金額16kとの各データを、行方向に1行配列している。
「新規作成」は、階層別の現状の在庫分析を新規に行う際に選択するメニューである。この「新規作成」は、ユーザがこれを選択することで、在庫分析基本情報記憶手段1に記憶されているデータ(図2〜図6)の作成、読込み、編集等のユーザによる操作に従って、システムが指定するようになっている。
「保存」は、ユーザがこれを選択することで、後述する現状分析ウィンドウ301(図10)の表示状態を多種多階層ツリー展開結果情報記憶手段15に、システムが記憶するようになっている。なお、保存データは、データベースやCSV(Comma Separated Values)ファイル等として、システムが保存するようになっている。
「終了」は、これを選択することで、システムが分類リスト支援処理を終了させ、メインウィンドウ101を画面上から消去するようになっている。
この現状分析ウィンドウ301には、多種多階層ツリー表示領域302と、判定指標設定領域304と、アイテム基本情報表示領域309と、アイテム在庫分析情報表示領域315と、レイダチャート表示領域327とが設けられている。
多種多階層ツリー表示領域302には、多種多階層ツリー333が表示されている。この多種多階層ツリー333は、多種多階層ツリー表示手段12に表示される一例である。この多種多階層ツリー333では、階層構造が分かるようにツリー状にアイテムを配列している。なお、アイテムとは、多種多階層ツリー333を構成する一つ一つの階層に属するワード(項目)が該当する。例えば、「ルート」「日本」「北米」等の一つ一つがアイテムに該当する。
なお、ユーザが初めてシステムを利用するときには、例えば、多種多階層ツリー333は全て閉じられた状態で、ルートだけが表示されている。
つまり、多種多階層ツリー333では、ヨーロッパ331とテレビ330とが同一階層のアイテムとして表示され、ヨーロッパ331の子アイテムとしてテレビ332が表示されている。しかし、テレビ330の子アイテムとしてヨーロッパというアイテムが表示されていないため、同一レベルの階層同士の間の情報が重複なく、もれのないように表示されている。
これにより、システムは、ユーザによって判定指標コンボックス305に入力された判定指標に応じ、多種多階層ツリー333の展開パターンをシステムが変更し、表示させることができる。そのため、ユーザが展開パターンの設定を気にしなくても、システムは、展開要素を切り替えて表示させることとなる。
そのため、システムが分類リストのアイテム情報の全体の整合性を保持しつつ、ユーザの目的にそって分類リスト作成して、様々なアイテムを配置して表示してくれるため、ユーザにとっての使い勝手が向上する。
また、レイダチャート327Aは、アイテム在庫分析情報315Aに表示した在庫分析集計データ16T(図7参照)の各データ(符号16a〜16k)を視覚的に表示したチャートである。
まず、図11に従って、図1〜図10を適宜参照しつつ、前記構成のシステムを利用した分析方法について説明する。
ここで、システムは、現状分析ウィンドウ301を画面に表示し、ユーザのポインティングデバイス等の入力装置からの指令の入力を待つ待機状態にあるものとする。
また、ここでは、判定基準が3種の場合について説明するが、これら以外のアイテムであってもよい。その場合には、そのアイテムに応じた処理(説明省略)に進む。
ステップS301では、システムが、在庫拠点マスタデータを表すテーブル13T(図4参照)のデータを用いて、展開するアイテム(ここでは在庫拠点のアイテム)の一つ下位の在庫拠点(複数あり得る)を検索し、その拠点を子アイテムとして、多種多階層ツリー表示領域302に多種多階層ツリー333として表示する。ただし、展開するアイテム(ここでは在庫拠点のアイテム)の一つ下位の在庫拠点が無いと判断される場合は、そのアイテムは末端のアイテムとなるため、前記アイテムの下位層には何も表示しないことを意味する。
なお、展開するアイテム(ここでは在庫拠点のアイテム)の兄弟アイテムにおいて、製品(製品群)アイテムが展開されているか否かは、多種多階層ツリー展開情報記憶手段4のデータから判定できる。そのため、システムは、展開するアイテム(ここでは在庫拠点のアイテム)の兄弟アイテムの中に、製品(製品群)アイテムが存在しない場合(ステップ302のNO)には、処理を終了する。
ステップS303では、システムは、展開するアイテム(ここでは在庫拠点のアイテム)の兄弟アイテムで、製品(製品群)アイテムの中で、展開されていない製品(製品群)アイテムを子アイテムとして、多種多階層ツリー333として表示し、処理を終了する。
ステップS401では、システムが、製品マスタデータを表すテーブル11T(図2参照)と、製品群マスタデータを表すテーブル12T(図3参照)のデータを用いて、展開するアイテム(ここでは製品または製品群のアイテム)の一つ下位に位置する製品または製品群(複数あり得る)を検索し、その拠点を子アイテムとして、多種多階層ツリー表示領域302に多種多階層ツリー333を表示する。ただし、展開するアイテム(ここでは製品または製品群のアイテム)の一つ下位の製品または製品群が無いと判断される場合は、そのアイテムは末端のアイテムとなり前記アイテムの下位層には何も表示しないことを意味する。
ステップS501(図15参照)では、システムは、在庫分析情報表示アイテム設定手段6で設定されているデータから、選択したアイテムが製品(製品群)、在庫拠点、ルートのどれになるかを判定する。システムは、ルートの場合(ステップS501のルート)にはステップS502の処理に進み、在庫拠点の場合(ステップS501の在庫拠点)にはステップS601(図16参照)の処理に進み、製品(製品群)の場合(ステップS501の製品(製品群))にはステップS701(図17参照)の処理に進む。
ステップS503(図15参照)では、システムが、在庫分析データを表すテーブル14T(図5参照)上のレコードにおける符号14c〜符号14mの各項目のデータについて、平均値を計算し、各項目の平均値を在庫分析集計データを表すテーブル16T(図7参照)に格納して、選択されたアイテムについて反映し、処理を終了する。
以下に、図16に従って、この処理を説明する。
ステップS701では、システムは、多種多階層ツリー333で、選択したアイテムより上位のアイテム(ここでは製品または製品群のアイテム)より上位の階層に位置する在庫拠点アイテムが存在するか否かを判定する。システムは在庫拠点アイテムが存在する場合(ステップS701のYES)にはステップS702の処理に進み、それが存在しない場合(ステップS701のNO)にはステップS705の処理に進む。
なお、在庫分析集計データを表すテーブル16T(図7参照)やアイテムデータを表すテーブル17T(図8参照)のデータの計算では、平均値を算出したが、例えば、最頻値(モード)や中位数(メディアン)等を用いてもよい。
ステップS901では、システムは、多種多階層ツリー333上で、判定するアイテム(ここでは在庫拠点アイテム)より上位の階層に位置するアイテムの中で、製品(または製品群)アイテムが存在するか否かを判定する。そして、システムは、その製品(または製品群)アイテムが存在する場合(ステップS901のYES)にはステップS902の処理に進み、そのアイテムが存在しない場合(ステップS901のNO)にはステップS904に進む。
ステップS906では、システムは、在庫分析判定結果表示手段14を用いて、多種多階層ツリー333上で、判定したアイテム(ここでは在庫拠点アイテム)の背景色を塗りつぶして処理を終了する。
ステップS1001では、システムは、多種多階層ツリー展開情報記憶手段4に記憶されているデータから、多種多階層ツリー333上で、判定するアイテム(ここでは製品または製品群アイテム)より上位の階層に位置するアイテムの中で、在庫拠点アイテムが存在するか否かを検索する。システムは、在庫拠点アイテムが存在すれば(ステップS1001のYES)、ステップS1002の処理に進み、それが存在しなければ(ステップS1001のNO)、ステップS1004の処理に進む。
ステップS1006では、システムは、在庫分析判定結果表示手段14を用いて、多種多階層ツリー333で、判定するアイテム(ここでは在庫拠点アイテム)の背景色を塗りつぶして処理を終了する。
また、本発明によれば、既に定義付けられているフィールドと異なる観点で分類してツリー表示を行わせる場合には、フィールド同士の関係の再定義が自動的に行われ、個々のフィールドの上下関係をシステムに再定義する必要がないため、ユーザは従来のものに比べて非常に使い勝手がよくなる。
Webブラウザウィンドウ401は、Webページを閲覧するためのアプリケーションソフトであるWebブラウザを、システムが実行することにより、画面上に表示される。Webブラウザウィンドウ401は、アドレス402と、Webページ領域403と、分類経過リスト405とで構成されている。アドレス402は、特定のWebページを、システムが表示するためのアドレスを表示する領域である。このアドレス402には、システムがユーザに直接入力させることができる。Webページ領域403は、アドレス402で指定されたHTML(Hyper Text Markup Language)文書を、システムが画面上に表示する領域である。
2・・・多種多階層ツリー設定手段(リスト設定手段)
3・・・多種多階層ツリー展開アイテム設定手段
4・・・多種多階層ツリー展開情報記憶手段
5・・・在庫判定指標設定手段
6・・・在庫分析情報表示アイテム設定手段
7・・・計算手段
8・・・展開子アイテム特定手段(アイテム特定手段)
9・・・在庫分析判定手段(分析判定手段)
10・・・選択アイテム在庫分析情報計算手段(分析情報計算手段)
11・・・表示手段
12・・・多種多階層ツリー表示手段
13・・・選択アイテム在庫分析情報表示手段
14・・・在庫分析判定結果表示手段
15・・・多種多階層ツリー展開結果情報記憶手段
11T・・・製品マスタデータを表すテーブル
12T・・・製品群マスタデータを表すテーブル
13T・・・在庫拠点マスタデータを表すテーブル
14T・・・在庫分析マスタデータを表すテーブル
15T・・・在庫分析判定基準データを表すテーブル
16T・・・在庫分析集計データを表すテーブル
17T・・・アイテムデータを表すテーブル
301・・・現状分析ウィンドウ
303・・・展開/閉じるボタン
304・・・判定指標設定領域
308・・・ブラウン管テレビ(選択アイテム)
333・・・多種多階層ツリー
309A・・・アイテム基本情報
315A・・・アイテム在庫分析情報
327A・・・レイダチャート
Claims (4)
- 分類関連の基本情報に基づいた分類に従って複数のアイテムを分類リストとして階層構造状に表示して、前記アイテムの分類リストの作成を支援する分類リスト作成支援システムであって、
前記分類リスト作成支援システムは、入出力装置と記憶装置と演算装置とを有し、
前記記憶装置には、分類関連の基本情報と、前記入出力装置を介して画面上に表示されている分類リスト内のアイテムの親子関係を示す階層構造と、前記分類リストにおいて展開されて前記入出力装置を介して画面上に表示されている表示済アイテムとが記憶され、
前記演算装置は、前記基本情報に基づいた分類に従って複数のアイテムを階層構造状に分類リストとして前記入出力装置を介して画面上に表示させるように設定する制御と、
前記入出力装置を介して画面上に表示されている分類リストの任意のアイテムを展開する要求が前記入出力装置を介してなされると、前記記憶装置に記憶されている階層構造を参照して前記展開する要求がなされた任意のアイテムの一つ下位の階層に位置する子アイテムを特定する制御と、
前記記憶装置に記憶されている表示済アイテムを参照して、前記特定した子アイテムを、前記入出力装置を介して画面上に表示するときの表示態様の変更として、前記入出力装置からなされた前記要求により展開される前記任意のアイテムが、前記表示済アイテムのうち前記任意のアイテムと同一階層に位置するアイテムの子アイテムとなる表示済アイテムと同一であった場合において、前記特定した子アイテムを、前記入出力装置を介して画面上に表示するとき、当該子アイテムにおいて、前記任意のアイテムと同一階層に位置するアイテムと同一となるアイテムは表示しない制御と、を実行する
ことを特徴とする分類リスト作成支援システム。 - 前記演算装置は、
前記分類リストにおいて、同一階層に位置し、分類が異なる複数のアイテムを、前記入出力装置を介して画面上に表示する制御を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の分類リスト作成支援システム。 - 分類関連の基本情報に基づいた分類に従って複数のアイテムを分類リストとして階層構造状に表示して、前記アイテムの分類リストの作成を支援する分類リスト作成支援システムとして、コンピュータを機能させる分類リスト作成支援プログラムであって、
前記分類リスト作成支援システムは、入出力装置と記憶装置と演算装置とを有し、
前記記憶装置には、分類関連の基本情報と、前記入出力装置を介して画面上に表示されている分類リスト内のアイテムの親子関係を示す階層構造と、前記分類リストにおいて展開されて前記入出力装置を介して画面上に表示されている表示済アイテムとが記憶され、
前記演算装置に、前記基本情報に基づいた分類に従って複数のアイテムを階層構造状に分類リストとして前記入出力装置を介して画面上に表示させるように設定する処理と、
前記入出力装置を介して画面上に表示されている分類リストの任意のアイテムを展開する要求が前記入出力装置を介してなされると、前記記憶装置に記憶されている階層構造を参照して前記展開する要求がなされた任意のアイテムの一つ下位の階層に位置する子アイテムを特定する処理と、
前記記憶装置に記憶されている表示済アイテムを参照して、前記特定した子アイテムを、前記入出力装置を介して画面上に表示するときの表示態様の変更として、前記入出力装置からなされた前記要求により展開される前記任意のアイテムが、前記表示済アイテムのうち前記任意のアイテムと同一階層に位置するアイテムの子アイテムとなる表示済アイテムと同一であった場合において、前記特定した子アイテムを、前記入出力装置を介して画面上に表示するとき、当該子アイテムにおいて、前記任意のアイテムと同一階層に位置するアイテムと同一となるアイテムは表示しない処理と、を実行させる
ことを特徴とする分類リスト作成支援プログラム。 - 前記演算装置に、
前記分類リストにおいて、同一階層に位置し、分類が異なる複数のアイテムを、前記入出力装置を介して画面上に表示する処理を実行させる
ことを特徴とする請求項3に記載の分類リスト作成支援プログラム。
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