JP4490220B2 - ローラーハースキルン - Google Patents

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本発明は、炉内部の炉床の上方に複数本のローラーを設置すると共に該ローラー上に被処理物を載せて移動させつつ熱処理するようにしたローラーハースキルンに関する。
ローラーハースキルンは、固定的な炉床の両横に炉壁を立設し、その炉壁の天部を覆ったトンネル形態の炉であり、前記炉壁に多数のローラーを設置すると共にそのローラー上に被処理物を載せて移動させつつ熱処理する。このローラーハースキルンは、短時間焼成が可能でありしかも燃費もよい等の利点があるため幅広い分野で使われているが、メンテナンス面において未だ改善すべき余地がある。
すなわち、ローラーハースキルンは、被処理物が、小さいピッチで並んだローラー上を僅かに振動しながら移動するため、被処理物から出る落下物や飛散物、或いは被処理物から発生するガスやタール状の物質が炉床の上面に堆積する。そのような堆積物は、炉床を傷めたり、被処理物の歩留に影響を与えるおそれがあるため定期的に除去しているが、従来の一般的なローラーハースキルンでは、そのような炉床の清掃作業(堆積物の除去作業)を作業員が炉内に入って実施している。そのためメンテナンスの際は、炉の運転を停止して炉内を作業可能な温度にまで下げ、作業終了後に再び温度を上げる必要があり、1週間前後の間、炉が全く使えない。
また、ローラーハースキルンでは、ローラーの破損等により被処理物が炉床の上面に落下し、その後、後続の被処理物も次々と落下して炉内に詰まるトラブルが発生し得るが、このような場合も前記と同様に運転を停止して炉内の温度を下げ、炉内に作業員が入って落下物の撤去作業を行う。もちろんそのための運転停止期間も1週間前後に及ぶ。
しかしてローラーハースキルンの炉床に堆積する堆積物を除去する手段については従来から工夫されている。例えば特許文献1では炉床にコイルコンベヤを設置して炉外に堆積物を送り出すようにしている。
特開昭58−147512号公報
従来のように炉床にコンベヤを設けたものでは、堆積物の定期的な除去に関する課題については解決できるものの、例えば炉床の表面を覆っている耐火煉瓦の貼り替え、という異種のしかも必須のメンテナンスに関して全く無力であり、また、ローラーの破損等のトラブルに対しても全く意味がない。却って炉床にあるコンベヤが邪魔になって炉内での作業が行い難い弊害さえある。加えて設置したコンベヤ自体のメンテナンスが新たに発生するため、導入によるメリットは極めて限定的である。
本発明は上記に鑑みなされたもので、その目的はメンテナンスが容易なローラーハースキルンを提供することにある。
請求項1に記載したように、炉床の両横に炉壁を配設してその炉壁の天部を覆ってなる炉と、
前記両炉壁間に差し渡して並べられた回転自在な複数本のローラーと、を備え、
前記ローラー上に被処理物を載せて移動させつつ熱処理するようにしたローラーハースキルンにおいて、
地面に設置され、前記炉床から切り離された状態の炉壁の下端を支持すると共に炉の全長に亘って敷設されるレールを支持する基台と、
回転自在な車輪を有し、該車輪を前記基台のレールに載せて移動自在とし、そのレール上に連続して並んでトータルで炉の長さより長い炉床を形成する複数の炉床ブロックと、
該炉床ブロックをレール上で移動させる移動手段と、
前記炉の横に併設され、炉の一方の口から炉外に出た炉床ブロックを反対側の口に案内するための炉床領域と、を備え、
前記炉床ブロックの両側面と炉壁の内側面に隙間をもって嵌まり合うシール部を設けてなるローラーハースキルンを提供する。
また、請求項2に記載したように、前記炉床ブロックは、前面と後面が互いに符合する段付き形状に形成され、前後に連なる炉床ブロックの後面と前面とが符合するものである請求項1記載のローラーハースキルンを提供する。
また、請求項3に記載したように、前記炉床ブロックの両側下方に垂設したシール板と、
前記基台上に設置した樋状のサンド受けと、
該サンド受けに入れたシール用の砂と、を備え、
前記シール板の先を前記サンド受けの砂に差し込んで第二のシール部としたものである請求項1又は2記載のローラーハースキルンを提供する。
炉内にある炉床ブロックを炉外に出して炉床領域で堆積物を除去し、或いは傷んだ耐火煉瓦を貼り替えることができる。一方、炉外に押し出した炉床ブロックと入れ替わりにそれまで炉床領域にあった炉床ブロックを炉内に入れるため、炉内には常に途切れることなく炉床ブロックが存在するから炉の運転を停止する必要がない。従って炉の定期的なメンテナンスを運転状態のまま実施することができるから、メンテナンスに要するコストが大幅に削減でき、同時にメンテナンスに要していた作業員の肉体的・精神的負担も軽減できる。
また、ローラーの破損等に起因する被処理物の炉内での詰まりに対して、詰まった被処理物等を運び出す台車として炉床ブロック自体が機能するから、作業員が炉内に入らずとも被処理物等の撤去が可能である。従って炉の温度を上げ下げする数日にも及ぶ時間と燃料が不要になるため、トラブル発生時の復旧作業が極めて短時間且つ低コストに行える。
さらにまた、炉床ブロックのレールと炉壁を共通の土台たる基台に設置したことにより基台が熱膨張しても炉床ブロックと炉壁がほぼ一緒に変位する。従って、炉床ブロックと炉壁のシール部の隙間の変動が小さく抑制されるため、該シール部の隙間を小さくしてシール効果を高めつつ炉床ブロックの自由な移動が確保できる。
また、請求項2のように、炉床ブロックの前面と後面を互いに符合する段付き形状に形成して前後に連なる炉床ブロックの後面と前面とを符合させることにより、炉床ブロック同士の接合箇所のシール効果が高め得る。
また、請求項3のように、炉床ブロックと基台の間に第二のシール部を設けることによりさらに高いシール効果を得ることができる。
以下に本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図1はローラーハースキルンの縦断面図、図2は中間を省略して示すローラーハースキルンの横断面図、図3は中間を省略して示すローラーハースキルンの平面図である。
本発明のローラーハースキルンは、図3に示したように、炉1とその炉1の横に併設した炉床領域2とからなる。
炉1は、図1に示したように炉床10の両横に炉壁20,20を配置し、その炉壁20の天部を覆ったトンネル形態であり、前記炉壁20,20に多数のローラー30,30…とバーナー40,40…が設けられている。前記ローラー30,30…は、定ピッチで水平に並べられており、炉壁20,20外に突出する両端が炉壁20,20に取り付けた軸受け21,21によって回転自在に支持されている。各ローラー30,30…は一端にスプロケット31を有し、そのスプロケット31に掛け渡したチェーン(図示せず)を介して駆動用のモーター(図示せず)に繋がっている。ローラー30,30…の上面は被処理物Wの移送面であり、前記モーターの回転によりローラー30,30…が従動してその上の被処理物Wを所定の方向に移動させる。なお、本実施形態における被処理物Wの移動方向は、図3に矢示したように左から右であり、従って図2,図3において向かって左側が炉1の入口、向かって右側が炉1の出口である。
前記炉床10と炉壁20,20は、地面に設置した枠状の基台50を共通の土台としてその上に設置されている。炉床10と炉壁20,20は切り離されて別体になっており、炉壁20,20は基台50のフレーム51上に一体的に固着されている。一方、炉床10は回転自在な車輪11,11…を下面に備え、該車輪11,11…が基台50のレール52に載って移動自在に支えられている。炉床10の両側面と炉壁20,20の内側面には、例えば図1に示したように適宜な隙間Cをもってルーズに嵌まり合うようなシール部60,60が形成されており、このシール部60,60によって炉1内の熱が外部に漏れないようにしてある。もっとも例示したシール部60,60のみではシール効果が不足する場合には、図1に示したように基台50と炉床10か或いは図示しないが炉壁20,20と炉床10の間に別のシール部61,61を介在させてシール効果をさらに高めるようにしてもよい。図1に示した第二のシール部61は、基台50のレール52上に設置した樋状のサンド受け62と、炉床10に垂設したシール板63を組み合わせたものであり、該シール板63の先をサンド受け62の砂64に差し込むようにした公知のサンドシールである。
なお、実施形態では前記のように炉床10と炉壁20,20を共通の土台たる基台50に設置するようにしたが、その目的は、炉床10の自由な移動を確保することにある。
すなわち、前記のように炉床10と炉壁20,20は適宜な隙間Cをもってルーズに嵌まり合うようになっているが、この隙間Cは炉床10の自由な移動を確保する上で必須である。けだし、炉床10と炉壁20,20の間に隙間Cがなければ、炉床10が大きな摩擦抵抗を受けて動けないからである。
しかして炉床10が基台50ではなく地面に直に設置されていると、熱膨張の違いから基台50に支持された炉壁20,20だけが大きく上昇するから、結果的に前記隙間Cが消滅して炉床10と炉壁20,20が接触する。
これに対し炉床10と炉壁20,20を共通の土台たる基台50に設置すれば、基台50の熱膨張により炉床10と炉壁20,20がほぼ一緒に変位するため、前記隙間Cの変動が最小限に抑制され、その結果、炉床10の自由な移動が確保できるのである。
実施形態の炉床10は、個々に独立した形態である複数の炉床ブロック12,12…を基台50の前記レール52上で一列に並べた集合構造になっている。この場合、炉床10を構成する炉床ブロック12,12…の個数は、少なくとも1個の炉床ブロック12が炉外にはみ出す条件を満たせば、炉床10のトータル長さが炉1の長さを越える。炉1の出口側と入口側の夫々には1個の炉床ブロック12が載る大きさの台板70,70が炉外に設けられており、その台板70,70に炉1内に収まりきれない炉床ブロック12が載る。
炉1には移動自在である炉床10を移動させるための移動手段80が設けられている。実施形態の移動手段80は空気圧や油圧などを動力源としてロッド81を伸縮させる流体圧シリンダ82であり、炉1の出口側に固定した取付台83に、炉1内にロッド81の先を向けた水平状態にして取り付けられている。
前記炉床領域2は、図3の平面図に示したように炉1の横に設けられている。炉床領域2には炉1内にある前記レール52と同じ規格で同じ長さのレール(図示せず)が敷設されている。この炉床領域2と炉1の出入り口にある台板70,70は横行きコンベヤ71で繋がっており、炉1のレール52と炉床領域2のレールへの炉床ブロック12の移動はこの横行きコンベヤ71により自由に行える。炉床領域2にはレール上の炉床ブロック12を移動させる移動手段(例えばチェーンに引掛具を設け、その引掛具を炉床ブロック12に引っ掛けて牽引する等)を設けても良いし、そのような移動手段を設けないで炉床ブロック12を手動で移動させるようにしてもよい。
その他、図2,3中符号90は被処理物Wを搬送するテーブルコンベヤである。また、炉床ブロック12,12…の前面と後面は、ぴったり符合する形状の段付き構造になっており、前後に位置する炉床ブロック12,12の後面と前面が符合してその接合箇所のシール効果を高めるようにしてある。
次ぎに本発明のローラーハースキルンの運転方法について説明する。なお、使用する炉床ブロック12,12…の個数は、炉1内を完全に満たす個数に1個を加えた最小構成とする。
通常の運転時にはローラー30,30…が図2において時計回りに回転している。そのローラー30,30…の上に被処理物Wを載せると、図2,3に矢示したように被処理物Wが左から右に向かって移動する。炉1の入口側は加熱領域になっていて被処理物Wはそこで加熱される。一方、炉1の出口側は冷却領域になっていて被処理物Wはそこである程度冷却されてから出口側のテーブルコンベヤ90に排出される。炉1内では、被処理物Wが移動する過程で生じる落下物や飛散物、或いは被処理物から発生するガスやタール状の物質が炉床10上に堆積する。
この堆積物の定期的な除去作業は次のようにして行う。先ず炉1の出口側の台板70上に炉床ブロック12をセットした状態で流体圧シリンダ82のロッド81を伸ばし、台板70上にある炉床ブロック12を炉1内に押し込む。そうすると炉1内に並んでいた炉床ブロック12,12…が1個分ずれるため、入口側の端にあった炉床ブロック12が台板70上に押し出される。この状態で横行きコンベヤ71を作動させて押し出された炉床ブロック12を台板70ごと横滑りさせ、そこからさらに台板70上の炉床ブロック12を炉床領域2のレールに載せ替える。この状態で炉床ブロック12が冷めるのを待ち、温度が適温に下がってから炉床ブロック12の上面にある堆積物を除去する。或いは炉床ブロック12の上面の耐火煉瓦に傷みがあれば、剥がして貼り替える。
こうしてメンテナンスを終えた炉床ブロック12は、炉1の出口側の横行きコンベヤ71にある台板70に載り、炉1の出口の待機位置に台板70ごとセッティングされる。以下上記と同様の動作を繰り返して炉床10上の堆積物の掃除や耐火煉瓦の貼り替え等のメンテナンスを行う。
なお、上記のように通常使用状態における炉床ブロックの炉内での移動方向を被処理物と反対にすることにより、炉に入った炉床ブロックが出口側の不要な熱で加熱されつつ炉の入口側に向かうため、炉床ブロックの移動に伴う燃費のロスを最小限に抑制することができる。すなわち、炉の入口側は被処理物を加熱する加熱領域であり、その加熱領域に冷めた炉床ブロックを入れると温度が低下するから、それを補うために余分な燃料を費やすことになる。これに対し炉の出口側は被処理物を冷却する冷却領域であり、そこに冷めた炉床ブロックを入れて温度が下がっても何ら影響はない。そればかりか炉の出口側の不要な熱で炉床ブロックが加熱され暖まった状態で炉の入口側の加熱領域に至るため、炉床ブロックの移動に伴う燃費のロスが最小限に抑制されるのである。
以上の説明は、炉床領域2に炉床ブロック12が1個だけある最小構成の実施形態に関するものであり、1個の炉床ブロック12のメンテナンスに要する時間相当の間隔をおいて、例えば1個の炉床ブロック12のメンテナンスに要する時間が5時間であれば5時間に1個の割合で、或いは1個の炉床ブロック12のメンテナンスに要する時間が24時間であれば1日に1個の割合で炉床ブロック12のメンテナンスが行える。言うまでもなくメンテナンスの頻度を上げる場合には、炉床ブロック12の個数を増やすことで如何様にも対応できる。炉床ブロック12の個数が炉1内を完全に満たす炉床ブロック数の2倍(この場合、炉床10のトータル長さは炉1の長さの2倍になる。)あれば、炉1内の炉床ブロック12,12…と炉床領域2にある炉床ブロック12,12…を短時間の間に総入れ替えすることができる。
次ぎに炉1内の任意の箇所でローラー30が破損してそのローラー30が炉床ブロック12の上面に落下し、続いてローラー30の欠落部分から被処理物Wが炉床ブロック12上に落下し、後続の被処理物Wも次々と落下するトラブルが発生した場合の復旧方法について説明する。
先ず、前記の要領で1個の炉床ブロック12を流体圧シリンダ82で押し込んで先頭の炉床ブロック12を炉外に押し出し、その押し出された炉床ブロック12を炉床領域2から反対側に移動させて再度炉1内に押し込む動作を繰り返す。そうすると落下物が載った目的とする炉床ブロック12がやがて炉外にでるから、その時点か或いは炉床領域2に移して炉床ブロック12にある落下物を除去することができる。なお、破損したローラー30の交換は、炉床ブロック12,12…の移動を行っている間に公知の方法で行うことができるから、落下物の除去が完了した時点で炉1の運転が再開できる。
ところで上記の説明は、炉床ブロック12,12…を堆積物の除去時と同じく被処理物Wの移動方向とは反対向きに移動させて落下物を除去するようにしたが、このような落下物を除去する場合にはそれとは反対に炉床ブロック12,12…を被処理物Wと同方向に移動させるのがよい。そうすることにより炉1の出口側の冷却領域を使って落下した被処理物等を積極的に冷却することができるため、炉1外に出た被処理物等の撤去作業が迅速に行える。従って図2に二点鎖線で示したように炉1の入口側にも炉床10の移動手段たる流体圧シリンダ84を設置するとよい。このように流体圧シリンダ82と84は双方を備えるのが理想的であるが、言うまでもなくどちらか一方のみでも本発明の利益は享受できる。
以上、本発明を実施の形態について説明したが、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態では、炉床領域2を炉1の横に設けるようにしたが、炉1の上又は下に設けるようにしてもよい。炉床領域2を炉1の上又は下に設けた場合には前記横行きコンベヤ71を昇降リフトに変えればよい。
また、実施形態では炉床10を多数の炉床ブロック12,12…の集合体で形成したが、一本の長い炉床10を炉1に入れて外部にはみ出させ、そのはみ出し部分を炉1内に押し込んで炉外に出た部分に対しメンテナンスを実施し、適当な時間をおいてその逆を行う、というようにしてもよい。この場合の炉床領域2は炉1の延長線上にあって真っ直ぐ細長い。
また、実施形態に示した流体圧シリンダ82は移動手段80の一例であり、チェーンや歯車、スクリューなど、炉床10を移動させ得るあらゆる手段を含む。
また、実施形態では炉床10(炉床ブロック12)に車輪11を設けて移動自在としたが、炉床10(炉床ブロック12)を無車輪に変更すると共に基台50のレール52をローラーコンベアに置換し、そのローラーコンベアに炉床10(炉床ブロック12)を載せて移動させるようにしてもよい。或いはレール52を耐火煉瓦等を敷いた平らな床に変更し、その床面と車輪のない炉床10の腹面を面同士で滑り接触させるようにしてもよい。
また、実施形態では横行きコンベヤ71と炉床領域2を区別して説明したが、横行きコンベヤ71を炉床領域2の一部と解することもできる。
ローラーハースキルンの縦断面図である。 中間を省略して示すローラーハースキルンの横断面図である。 中間を省略して示すローラーハースキルンの平面図である。
1 …炉
2 …炉床領域
10…炉床
11,11…車輪
12…炉床ブロック
20…炉壁
30…ローラー
50…基台
52…レール
60…シール部
61…第二のシール部
62…サンド受け
63…シール板
64…砂
80…移動手段
C …隙間
W …被処理物

Claims (3)

  1. 炉床の両横に炉壁を配設してその炉壁の天部を覆ってなる炉と、
    前記両炉壁間に差し渡して並べられた回転自在な複数本のローラーと、を備え、
    前記ローラー上に被処理物を載せて移動させつつ熱処理するようにしたローラーハースキルンにおいて、
    地面に設置され、前記炉床から切り離された状態の炉壁の下端を支持すると共に炉の全長に亘って敷設されるレールを支持する基台と、
    回転自在な車輪を有し、該車輪を前記基台のレールに載せて移動自在とし、そのレール上に連続して並んでトータルで炉の長さより長い炉床を形成する複数の炉床ブロックと、
    該炉床ブロックをレール上で移動させる移動手段と、
    前記炉の横に併設され、炉の一方の口から炉外に出た炉床ブロックを反対側の口に案内するための炉床領域と、を備え、
    前記炉床ブロックの両側面と炉壁の内側面に隙間をもって嵌まり合うシール部を設けてなることを特徴とするローラーハースキルン。
  2. 前記炉床ブロックは、前面と後面が互いに符合する段付き形状に形成され、前後に連なる炉床ブロックの後面と前面とが符合するものであることを特徴とする請求項1記載のローラーハースキルン。
  3. 前記炉床ブロックの両側下方に垂設したシール板と、
    前記基台上に設置した樋状のサンド受けと、
    該サンド受けに入れたシール用の砂と、を備え、
    前記シール板の先を前記サンド受けの砂に差し込んで第二のシール部としたものであることを特徴とする請求項1又は2記載のローラーハースキルン。
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