JP4489562B2 - Game machine - Google Patents
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Description
本発明は、遊技媒体を遊技領域に発射することにより遊技者が所定の遊技を行うことが可能であり、所定の入賞領域に遊技媒体が入賞したことにもとづいて景品として景品遊技媒体を払い出し、遊技者からの貸出要求を受け付けた貸出要求受付装置からの貸出要求信号にもとづいて遊技者に貸し出す貸出遊技媒体を払い出すパチンコ遊技機やスロット機等の遊技機に関する。 The present invention allows a player to play a predetermined game by firing the game medium into the game area, and pays out the prize game medium as a prize based on the game medium winning in the predetermined prize area, The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko gaming machine or a slot machine that pays out a rented gaming medium to be lent to a player based on a renting request signal from a renting request acceptance device that has accepted a renting request from a player.
遊技機として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞すると、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。さらに、表示状態が変化可能な可変表示部が設けられ、可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定表示態様となった場合に所定の遊技価値を遊技者に与えるように構成されたものがある。 As a gaming machine, a game medium such as a game ball is launched into a game area by a launching device, and when a game medium wins a prize area such as a prize opening provided in the game area, a predetermined number of prize balls are paid out to the player. There is something to be done. Furthermore, there is provided a variable display unit capable of changing the display state, and configured to give a predetermined game value to the player when the display result of the variable display unit is in a predetermined specific display mode. is there.
なお、遊技価値とは、遊技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装置の状態が打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態になることや、遊技者にとって有利な状態となるための権利を発生させたりすることや、賞球払出の条件が成立しやすくなる状態になることである。 Note that the game value is the right that the state of the variable winning ball device provided in the gaming area of the gaming machine is advantageous for a player who is likely to win a ball, or the advantageous state for a player. In other words, or a condition for winning a prize ball is easily established.
パチンコ遊技機では、特別図柄を表示する可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定表示態様の組合せとなることを、通常、「大当り」という。大当りが発生すると、例えば、大入賞口が所定回数開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態に移行する。 In a pachinko gaming machine, a combination of a predetermined display mode with a display result of a variable display unit that displays a special symbol is usually referred to as “big hit”. When a big hit occurs, for example, the big winning opening is opened a predetermined number of times, and the game shifts to a big hit gaming state in which a hit ball is easy to win.
遊技機における遊技進行は、マイクロコンピュータ等による遊技制御手段によって制御される。賞球払出の制御を行う払出制御手段が、遊技制御手段が搭載されている遊技制御基板(主基板)とは別の払出制御基板に搭載されている場合、遊技の進行は主基板に搭載された遊技制御手段によって制御されるので、入賞にもとづく賞球個数は遊技制御手段によって決定され、賞球個数を示す制御信号が払出制御基板に送信される。そして、払出制御手段は、遊技制御手段からの制御信号にもとづいて、入賞にもとづく個数の賞球を払い出す処理を行う。 Game progress in the gaming machine is controlled by game control means such as a microcomputer. When the payout control means for controlling the prize ball payout is mounted on a payout control board different from the game control board (main board) on which the game control means is mounted, the progress of the game is mounted on the main board. Therefore, the number of prize balls based on the winning is determined by the game control means, and a control signal indicating the number of prize balls is transmitted to the payout control board. Then, the payout control means performs a process of paying out the number of prize balls based on the winning based on the control signal from the game control means.
このような遊技機においては、例えば、特許文献1に記載されているように、電源電圧の低下を検出する電源監視手段からの検出信号を主基板と払出制御基板とに入力し、遊技制御手段と払出制御手段とに制御状態をバックアップするための電力供給停止時処理を実行させるものがあった。
In such a gaming machine, for example, as described in
また、特許文献1に記載されているように、バックアップされている情報をクリアして制御状態を電源断時の状態に復旧させないようにするためのクリア信号を出力する操作手段を備え、操作手段の操作に応じて、主基板と払出制御基板とにクリア信号をそれぞれ出力するようにしているものがあった。
In addition, as described in
ところが、従来の遊技機では、操作手段の操作にもとづくクリア信号が主基板と払出制御基板とにそれぞれ入力されていたため、操作手段から主基板と払出制御基板とに向けてクリア信号を送受するための信号線を配線する必要があり、信号線の配線スペースを広く確保しなければならず、また、配線が多いことから遊技機のコスト(材料コストおよび配線作業コスト)が高くなってしまう。このように、バックアップ情報のクリア機能を実現するためのハード構成が複雑になっているという課題があった。 However, in the conventional gaming machine, the clear signal based on the operation of the operation means is input to the main board and the payout control board, respectively, so that the clear signal is transmitted from the operation means to the main board and the payout control board. It is necessary to wire the signal line, and it is necessary to secure a wide wiring space for the signal line, and since there are many wirings, the cost of the gaming machine (material cost and wiring work cost) becomes high. As described above, there is a problem that the hardware configuration for realizing the backup information clear function is complicated.
そこで、本発明は、遊技制御基板と払出制御基板とが別個に設けられ、遊技制御手段と払出制御手段とがともにバックアップ情報のクリア機能を有する遊技機において、バックアップ情報のクリア処理の実行に関わる配線を簡略化して、遊技機のコストを低減させることを目的とする。 Therefore, the present invention relates to execution of a backup information clear process in a gaming machine in which a game control board and a payout control board are provided separately, and both the game control means and the payout control means have a backup information clear function. The purpose is to simplify the wiring and reduce the cost of the gaming machine.
本発明による遊技機は、遊技媒体(例えば遊技球)を遊技領域に発射することにより遊技者が所定の遊技を行うことが可能であり、所定の入賞領域(例えば遊技領域に設けられている固定の入賞口29,30,33,39や可変入賞球装置15)に遊技媒体が入賞したことにもとづいて景品として景品遊技媒体を払い出し、遊技者からの貸出要求を受け付けた貸出要求受付装置(例えばカードユニット50)からの貸出要求信号にもとづいて遊技者に貸し出す貸出遊技媒体を払い出す遊技機であって、遊技媒体を遊技領域に向けて発射する発射手段(例えば発射モータ94)と、入賞領域に遊技媒体が入賞したことを検出して入賞検出信号を出力する入賞検出手段(例えば入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aやカウントスイッチ23)と、入賞検出手段からの入賞検出信号が入力され、遊技の進行を制御する遊技制御用マイクロコンピュータ(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560)が搭載された遊技制御基板(例えば主基板31)と、景品遊技媒体および貸出遊技媒体の払い出しを行う払出手段(例えば球払出装置97)と、貸出要求受付装置が遊技機に接続されているか否かを判定するための貸出要求受付装置接続判定信号(例えばVL信号)が入力され、払出手段を制御する払出制御用マイクロコンピュータ(例えば払出制御用マイクロコンピュータ370)と、貸出要求受付装置からの貸出要求受付装置接続判定信号を払出制御用マイクロコンピュータに伝達するフォトカプラ(例えばフォトカプラ151)と、貸出要求受付装置からフォトカプラの間に接続されるコンデンサ(例えばコンデンサ153,154)とが搭載された払出制御基板(例えば払出制御基板37)と、貸出要求受付装置からの貸出要求信号を中継して払出制御基板に出力する中継基板(例えばインタフェース基板66)と、遊技機で用いられる電源電圧の低下を検出したときに電圧低下検出信号(例えば電源断信号)を出力する電源監視手段(例えば電源監視回路920)と、フォトカプラから伝達される貸出要求受付装置接続判定信号が伝達されていないときに、発射手段の動作を停止させる発射停止手段(例えば、フォトカプラ151からの出力信号と発射制御信号とが入力側に入力され、出力側から発射モータ94の制御信号を出力するAND回路91)と、遊技制御用マイクロコンピュータと払出制御用マイクロコンピュータとの間の信号の接続状態を監視する接続状態監視手段(例えば、払出制御用マイクロコンピュータ370におけるステップS543,ステップS562,ステップS815の処理を実行する部分)と、操作に応じて操作信号(例えばクリア信号)を出力する操作手段(例えばクリアスイッチ921)とを備え、遊技制御用マイクロコンピュータは、入賞領域に遊技媒体が入賞したことにもとづいて払い出すべき景品遊技媒体の数を特定可能な景品遊技媒体数データを記憶し(例えばステップS221,S222の処理)、遊技機への電力供給が停止しても少なくとも所定期間は記憶内容を保持する遊技制御用記憶手段(例えばバックアップ電源によって電源バックアップされたRAM55)と、入賞検出信号の入力に応じて、払い出すべき景品遊技媒体の数を指定する払出数データ(例えば賞球個数信号)を払出制御用マイクロコンピュータに送信する払出数データ送信手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS254,S255の処理を実行する部分)と、払出数データ送信手段が払出数データを送信したことを条件に、景品遊技媒体数データから払出数データで指定した払出数に対応する値を減算する減算処理を行う景品遊技媒体数データ減算手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS254,S255の処理の後にステップS256の処理を実行する部分)と、電源監視手段が遊技機で用いられる電源電圧の低下を検出したことに応じて、遊技の進行状態を示すデータ(例えば特別図柄プロセスフラグ等)を保存するための遊技制御側電力供給停止時処理を実行する遊技制御側電力供給停止時処理手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS454〜S481の処理を実行する部分)と、遊技機への電力供給が開始され、操作手段が操作されなかったことを含む所定の復旧条件(例えば、クリアスイッチ921が押下されない、バックアップ監視タイマの値が保存されている、パリティチェック結果が正常)が成立したときに(例えば、ステップS7で「N」かつステップS8,S9で「Y」となったとき)、遊技制御用記憶手段に保存されていた遊技の進行状態を示すデータにもとづいて、遊技機への電力供給が停止したときの遊技の進行状態を復旧させる復旧処理を行う遊技制御側復旧手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS8,S9,S91〜S94の処理を実行する部分)と、操作手段が操作されたときに(例えば、ステップS7で「Y」となったとき)、遊技制御用記憶手段に保持されていた記憶内容を初期化する遊技制御側初期化処理を実行する遊技制御側初期化処理手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS10〜S14の処理を実行する部分)とを含み、払出制御用マイクロコンピュータは、払出数データ送信手段により送信された払出数データにより指定された景品遊技媒体の払出数のうち未だ払い出されていない未払出の景品遊技媒体の数を示す未払出数データを記憶し、遊技機への電力供給が停止しても少なくとも所定期間は記憶内容を保持する払出制御用記憶手段(例えば、電源バックアップされている払出制御用マイクロコンピュータ370におけるRAM、特にRAMに形成されている賞球未払出個数カウンタ)と、払出数データ送信手段により送信された払出数データによって指定された景品遊技媒体の払出数を払出制御用記憶手段に記憶された未払出数データに加算する未払出数データ加算手段(例えば、払出制御用マイクロコンピュータ370におけるステップS545の処理を実行する部分)と、未払出数データによって示されている未払出の景品遊技媒体と、貸出要求受付装置からの貸出要求信号にもとづく貸出遊技媒体とを払出手段を制御して払い出させる払出制御を実行する遊技媒体払出制御手段(例えば、払出制御用マイクロコンピュータ370におけるステップS623〜S626,ステップS631〜S635,S627の処理を実行する部分)と、電源監視手段が遊技機で用いられる電源電圧の低下を検出したことに応じて、未払出数データを保存するための払出制御側電力供給停止時処理を実行する払出制御側電力供給停止時処理手段(例えば、払出制御用マイクロコンピュータ370におけるステップS911〜S931の処理を実行する部分)と、遊技機への電力供給が開始され、操作手段が操作されなかったことを含む所定の復旧条件(例えば、クリアスイッチが押下されない、バックアップ監視タイマの値が保存されている、パリティチェック結果が正常)が成立したときに(例えば、ステップS708で「N」かつステップS709,S710で「Y」となったとき)、払出制御用記憶手段に保存されていた未払出数データにもとづいて払い出しを可能にする払出制御側復旧手段(例えば、払出制御用マイクロコンピュータ370におけるステップS711の処理を実行する部分)と、操作手段が操作されたときに、払出制御用記憶手段に保持されていた記憶内容を初期化する払出制御側初期化処理を実行する払出制御側初期化処理手段(例えば、払出制御用マイクロコンピュータ370におけるステップS711を実行することなくステップS712の処理を実行する部分)と、フォトカプラからの貸出要求受付装置接続判定信号の伝達状態に応じて貸出要求受付装置接続判定信号の伝達状態を判定する伝達状態判定手段(例えば、払出制御用マイクロコンピュータ370におけるステップS825の処理を実行する部分)と、伝達状態判定手段によって貸出要求受付装置接続判定信号が伝達されていないと判定されたときに、貸出要求受付装置が遊技機に接続されていないことを報知するための接続エラー報知処理(例えばプリペイドカードユニット未接続エラーを報知する処理)を実行する接続エラー報知処理手段(例えば、払出制御用マイクロコンピュータ370におけるエラー表示用LED374に「8」を表示する処理を実行する部分)と、接続状態監視手段が接続状態の異常を検出したときに(例えばステップS621のY)、遊技媒体払出制御手段による景品遊技媒体の払出制御の実行を禁止する景品遊技媒体払出禁止手段(例えば、払出制御用マイクロコンピュータ370におけるステップS621のYと判定したときにステップS631〜ステップS635に移行することなく払出開始待ち処理を終了する処理を実行する部分)とを含み、払出制御基板と遊技制御基板の何れか(例えば払出制御基板37)に操作手段からの操作信号が入力される操作信号入力部(例えば入力ポート2、図31参照)と、操作信号入力部に操作信号が入力されたことを条件に所定の信号を他方の基板(例えば主基板31)に出力する操作信号出力部(例えば出力回路373B)が設けられ、払出制御用マイクロコンピュータは、電源監視手段が電圧低下検出信号を出力したときに、払出制御側電力供給停止時処理手段による払出制御側電力供給停止時処理を実行する前に、待機時間タイマを設定し、該設定された待機時間タイマがタイムアップするまでの間、払出数データ送信手段が払出数データを送信したか否かを判定する電圧低下時判定手段と、電圧低下時判定手段により払出数データが送信されたと判定したときに、該払出数データによって指定された景品遊技媒体の払出数を払出制御用記憶手段に記憶された未払出数データに加算する電圧低下時データ加算手段とを含み、払出数データ送信手段は、遊技制御側電力供給停止時処理が開始された後には、払出数データの送信は実行せず、待機時間タイマに設定される時間は、遊技制御側電力供給停止時処理が開始された後にタイムアップする時間であることを特徴とする。
The gaming machine according to the present invention allows a player to play a predetermined game by firing a game medium (for example, a game ball) into the game area, and a predetermined winning area (for example, a fixed area provided in the game area). Based on the fact that the game medium has won the prize-winning
請求項1記載の発明によれば、払出制御基板と遊技制御基板の何れかに操作手段からの操作信号が入力される操作信号入力部と、操作信号入力部に操作信号が入力されたことを条件に所定の信号を他方の基板に出力する操作信号出力部が設けられているので、初期化処理の実行に関わる配線を簡略化して、遊技機のコストを低減させることができるとともに、操作信号に関する配線スペースを節減することができる。また、貸出要求受付装置からの貸出要求受付装置接続判定信号を伝達するフォトカプラと、フォトカプラに接続されるコンデンサとが払出制御基板に搭載されているので、貸出要求受付装置と払出制御基板との間の信号を中継する中継基板に、貸出要求受付装置接続判定信号を伝達するフォトカプラに接続されるコンデンサを搭載する必要がなくなるため、中継基板に不正回路が設置されたことを容易に発見することができるようになり、不正行為を防止することができる。 According to the first aspect of the present invention, the operation signal input unit to which the operation signal from the operation means is input to either the payout control board or the game control board, and the operation signal is input to the operation signal input unit. Since an operation signal output unit that outputs a predetermined signal to the other board is provided as a condition, wiring related to execution of the initialization process can be simplified, and the cost of the gaming machine can be reduced. Wiring space can be saved. In addition, since the photocoupler for transmitting the lending request accepting device connection determination signal from the lending request accepting device and the capacitor connected to the photocoupler are mounted on the payout control board, the lending request accepting device, the payout control board, It is no longer necessary to mount a capacitor connected to the photocoupler that transmits the lending request acceptance device connection determination signal on the relay board that relays the signal between them, so it is easy to discover that an unauthorized circuit has been installed on the relay board Can be prevented and cheating can be prevented.
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機を正面からみた正面図、図2は遊技盤の前面を示す正面図である。なお、以下の実施の形態では、パチンコ遊技機を例に説明を行うが、本発明による遊技機はパチンコ遊技機に限られず、スロット機などの他の遊技機に適用することもできる。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
First, the overall configuration of a pachinko gaming machine that is an example of a gaming machine will be described. FIG. 1 is a front view of a pachinko gaming machine as viewed from the front, and FIG. 2 is a front view showing the front of the game board. In the following embodiments, a pachinko gaming machine will be described as an example. However, the gaming machine according to the present invention is not limited to a pachinko gaming machine, and can be applied to other gaming machines such as a slot machine.
パチンコ遊技機1は、縦長の方形状に形成された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取り付けられた遊技枠とで構成される。また、パチンコ遊技機1は、遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り付けられる機構板と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する遊技盤を除く。)とを含む構造体である。
The
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4と遊技球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の背面には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。なお、遊技盤6は、それを構成する板状体と、その板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤6の前面には遊技領域7が形成されている。
As shown in FIG. 1, the
遊技領域7の中央付近には、それぞれが演出用の飾り図柄を可変表示する複数の可変表示部を含む可変表示装置(飾り図柄表示装置)9が設けられている。可変表示装置9には、例えば「左」、「中」、「右」の3つの可変表示部(図柄表示エリア)がある。また、可変表示装置9には、始動入賞口14に入った有効入賞球数すなわち始動記憶数を表示する4つの特別図柄始動記憶表示エリア(始動記憶表示エリア)18が設けられている。有効始動入賞がある毎に、表示色が変化する(例えば青色表示から赤色表示に変化)始動記憶表示エリアを1増やす。そして、可変表示装置9の可変表示が開始される毎に、表示色が変化している始動記憶数表示エリアを1減らす(すなわち表示色をもとに戻す)。この例では、図柄表示エリアと始動記憶表示エリアとが区分けされて設けられているので、可変表示中も始動記憶数が表示された状態にすることができる。なお、始動記憶表示エリアを図柄表示エリアの一部に設けるようにしてもよい。また、可変表示中は始動記憶数の表示を中断するようにしてもよい。また、この例では、始動記憶表示エリアが可変表示装置9に設けられているが、始動記憶数を表示する表示器(特別図柄始動記憶表示器)を可変表示装置9とは別個に設けてもよい。
Near the center of the
可変表示装置9の上部には、識別情報としての特別図柄を可変表示する特別図柄表示器(特別図柄表示装置)8が設けられている。この実施の形態では、特別図柄表示器8は、例えば0〜9の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で実現されている。特別図柄表示器8は、遊技者に特定の停止図柄を把握しづらくさせるために、0〜99など、より多種類の数字を可変表示するように構成されていてもよい。可変表示装置9は、特別図柄表示器8による特別図柄の可変表示期間中に、装飾用(演出用)の図柄としての飾り図柄の可変表示を行う。なお、飾り図柄の可変表示を行う可変表示装置9は、演出制御基板に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータによって制御される。また、パチンコ遊技機1は、遊技の進行中に遊技者が操作可能な操作スイッチ81を備える。
A special symbol display (special symbol display device) 8 that variably displays a special symbol as identification information is provided on the
可変表示装置9の下方には、始動入賞口14としての可変入賞球装置15が設けられている。始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ14aによって検出される。また、始動入賞口14の下部には開閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされる。
Below the
可変入賞球装置15の下部には、特定遊技状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開状態とされる開閉板を用いた可変入賞球装置20が設けられている。可変入賞球装置20は大入賞口を開閉する手段である。可変入賞球装置20に入賞し遊技盤6の背面に導かれた入賞球のうち一方(V入賞領域:特別領域)に入った入賞球はVカウントスイッチ22で検出され、他方の領域に入った遊技球はカウントスイッチ23で検出される。遊技盤6の背面には、大入賞口内の経路を切り換えるためのソレノイド21Aも設けられている。
A variable winning
遊技球がゲート32を通過しゲートスイッチ32aで検出されると、普通図柄表示器10の表示の可変表示が開始される。この実施の形態では、左右のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって可変表示が行われ、例えば、可変表示の終了時に左側のランプが点灯すれば当たりとなる。そして、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。普通図柄表示器10の近傍には、ゲート32を通過した入賞球数を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄始動記憶表示器41が設けられている。ゲート32への遊技球の通過がある毎に、普通図柄始動記憶表示器41は点灯するLEDを1増やす。そして、普通図柄表示器10の可変表示が開始される毎に、点灯するLEDを1減らす。
When the game ball passes through the
遊技盤6には、複数の入賞口29,30,33,39が設けられ、遊技球の入賞口29,30,33,39への入賞は、それぞれ入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aによって検出される。各入賞口29,30,33,39は、遊技媒体を受け入れて入賞を許容する領域として遊技盤6に設けられる入賞領域を構成している。なお、始動入賞口14や大入賞口も、遊技媒体を受け入れて入賞を許容する入賞領域を構成する。遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった遊技球を吸収するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cが設けられている。さらに、遊技領域7における各構造物(大入賞口等)の周囲には装飾LEDが設置されている。天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cおよび装飾用LEDは、遊技機に設けられている装飾発光体の一例である。
The
そして、この例では、左枠ランプ28bの近傍に、賞球払出中に点灯する賞球LED51が設けられ、天枠ランプ28aの近傍に、補給球が切れたときに点灯する球切れLED52が設けられている。上記のように、この実施の形態のパチンコ遊技機1には、発光体としてのランプやLEDが各所に設けられている。さらに、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするプリペイドカードユニット(以下、「カードユニット」という。)50が、パチンコ遊技機1に隣接して設置されている。
In this example, a prize ball LED 51 that is lit while paying out a prize ball is provided in the vicinity of the
カードユニット50には、例えば、使用可能状態であるか否かを示す使用可表示ランプ、カードユニット50がいずれの側のパチンコ遊技機1に対応しているのかを示す連結台方向表示器、カードユニット50内にカードが投入されていることを示すカード投入表示ランプ、記録媒体としてのカードが挿入されるカード挿入口、およびカード挿入口の裏面に設けられているカードリーダライタの機構を点検する場合にカードユニット50を解放するためのカードユニット錠が設けられている。
The
遊技者の操作により打球発射装置から発射された遊技球は、打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。遊技球が始動入賞口14に入り始動口スイッチ14aで検出されると、図柄の可変表示を開始できる状態であれば、特別図柄表示器8において特別図柄が可変表示(変動)を始める。図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、始動記憶数を1増やす。
A game ball launched from the ball striking device by the player's operation enters the
特別図柄表示器8における特別図柄の可変表示は、一定時間が経過したときに停止する。停止時の特別図柄(停止図柄)が大当り図柄(特定表示結果)であると、大当り遊技状態に移行する。すなわち、可変入賞球装置20が、一定時間経過するまで、または、所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するまで開放する。そして、可変入賞球装置20の開放中に遊技球がV入賞領域に入賞しVカウントスイッチ22で検出されると、継続権が発生し可変入賞球装置20の開放が再度行われる。継続権の発生は、所定回数(例えば15ラウンド)許容される。
The variable display of the special symbol on the
停止時の特別図柄表示器8における特別図柄が確率変動を伴う大当り図柄(確変図柄)である場合には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、確変状態という遊技者にとってさらに有利な状態となる。
When the special symbol on the
遊技球がゲート32を通過すると、普通図柄表示器10において普通図柄が可変表示される状態になる。また、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所定時間だけ開状態になる。さらに、確変状態では、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数が高められる。すなわち、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数は、普通図柄の停止図柄が当り図柄であったり、特別図柄の停止図柄が確変図柄である場合等に高められ、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化する。なお、開放回数が高められることは、閉状態から開状態になることも含む概念である。
When the game ball passes through the
次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造について図3を参照して説明する。図3は、遊技機を裏面から見た背面図である。
Next, the structure of the back surface of the
図3に示すように、遊技機裏面側では、可変表示装置9を制御する演出制御用マイクロコンピュータが搭載された演出制御基板80を含む可変表示制御ユニット49、遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基板(主基板)31が設置されている。また、球払出制御を行う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された払出制御基板37が設置されている。なお、演出制御マイクロコンピュータは、遊技盤6に設けられている可変表示装置9を制御するとともに、ランプ制御基板に搭載されているランプ制御用マイクロコンピュータに、各種装飾LED、普通図柄始動記憶表示器41、装飾ランプ25、枠側に設けられている天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cを点灯制御させ、音声制御基板に搭載されている音声制御用マイクロコンピュータに、スピーカ27からの音発生を制御させる。
As shown in FIG. 3, on the back side of the gaming machine, a variable
なお、この実施の形態では、演出制御マイクロコンピュータは、ランプ制御基板に搭載されているランプ制御用マイクロコンピュータおよび音声制御基板に搭載されている音声制御用マイクロコンピュータに制御コマンドを送信し、ランプ制御用マイクロコンピュータおよび音声制御用マイクロコンピュータが、演出制御マイクロコンピュータからの制御コマンドに従って各種ランプ・LEDおよびスピーカ27を制御するが、ランプ制御基板および音声制御基板には、マイクロコンピュータが搭載されていない構成であってもよい。
In this embodiment, the effect control microcomputer transmits a control command to the lamp control microcomputer mounted on the lamp control board and the voice control microcomputer mounted on the voice control board, and the lamp control is performed. The microcomputer for controlling the sound and the microcomputer for controlling the sound control various lamps / LEDs and the
さらに、DC30V、DC21V、DC12VおよびDC5Vを作成する電源回路が搭載された電源基板910や発射制御基板90が設けられている。電源基板910は、大部分が主基板31と重なっているが、主基板31に重なることなく外部から視認可能に露出した露出部分がある。この露出部分には、遊技機1における主基板31および各電気部品制御基板(ランプ制御基板、音声制御基板、演出制御基板80および払出制御基板37)や遊技機に設けられている各電気部品(電力が供給されることによって動作する部品)への電力供給を実行あるいは遮断するための電力供給許可手段としての電源スイッチ914(図9参照)が設けられている。さらに、露出部分における電源スイッチ914の内側(基板内部側)には、交換可能なヒューズが設けられている。
Further, a
なお、電気部品制御基板には、電気部品制御用マイクロコンピュータを含む電気部品制御手段が搭載されている。電気部品制御手段は、遊技制御手段等からのコマンドとしての指令信号(制御信号)に従って遊技機に設けられている電気部品(遊技用装置:球払出装置97、可変表示装置9、ランプやLEDなどの発光体、スピーカ27等)を制御する。以下、主基板31を電気部品制御基板に含めて説明を行うことがある。その場合には、電気部品制御基板に搭載される電気部品制御手段は、遊技制御手段と、遊技制御手段等からの指令信号に従って遊技機に設けられている電気部品を制御する手段とのそれぞれを指す。また、主基板31以外のマイクロコンピュータが搭載された基板をサブ基板ということがある。
An electrical component control means including an electrical component control microcomputer is mounted on the electrical component control board. The electrical component control means is an electrical component (game device: ball payout device 97,
遊技機裏面において、上方には、各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えたターミナル基板160が設置されている。ターミナル基板160には、少なくとも、球切れ検出スイッチ167の出力を導入して外部出力するための球切れ用端子、賞球情報(賞球個数信号)を外部出力するための賞球用端子および球貸し情報(球貸し個数信号)を外部出力するための球貸し用端子が設けられている。また、中央付近には、主基板31からの各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えた情報端子基板(情報出力基板)34が設置されている。
On the back side of the gaming machine, a
貯留タンク38に貯留された遊技球は誘導レール39を通り、カーブ樋を経て払出ケース40Aで覆われた球払出装置に至る。球払出装置の上部には、遊技媒体切れ検出手段としての球切れスイッチ187が設けられている。球切れスイッチ187が球切れを検出すると、球払出装置の払出動作が停止する。球切れスイッチ187は遊技球通路内の遊技球の有無を検出するスイッチであるが、貯留タンク38内の補給球の不足を検出する球切れ検出スイッチ167も誘導レール39における上流部分(貯留タンク38に近接する部分)に設けられている。球切れ検出スイッチ167が遊技球の不足を検知すると、遊技機設置島に設けられている補給機構から遊技機に対して遊技球の補給が行われる。
The game balls stored in the
入賞にもとづく景品としての遊技球や球貸し要求にもとづく遊技球が多数払い出されて打球供給皿3が満杯になると、遊技球は、余剰球通路を経て余剰球受皿4に導かれる。さらに遊技球が払い出されると、感知レバー(図示せず)が貯留状態検出手段としての満タンスイッチ48(図示せず)を押圧して、貯留状態検出手段としての満タンスイッチがオンする。その状態では、球払出装置97(図4参照)内の払出モータの回転が停止して球払出装置の動作が停止するとともに打球発射装置の駆動も停止する。
When a large number of game balls as prizes based on winning a prize and game balls based on a ball lending request are paid out and the hitting
なお、この実施の形態では、遊技機背面における遊技枠に電源基板910や払出制御基板37が設置され、遊技枠の内側に配置されている遊技盤6に主基板31が設置される。
In this embodiment, the
図4は、払出ケース40Aで覆われた球払出装置97を示す正面図(図4(A))および断面図(図4(B))である。球払出装置97は、球切れスイッチ187と球払出装置97との間に設置されている通路体の下部に固定されている。通路体は、カーブ樋によって流下方向が左右方向に変換された2列の遊技球を流下させる球通路を有する。球通路の上流側には、球切れスイッチ187が設置されている。なお、実際には、それぞれの球通路に球切れスイッチが設置されている。球切れスイッチ187は、球通路内の遊技球の有無を検出するものであって、球切れスイッチ187が遊技球を検出しなくなると球払出装置97における払出モータ(図4において図示せず)の回転を停止して遊技球の払出が不動化される。
FIG. 4 is a front view (FIG. 4 (A)) and a cross-sectional view (FIG. 4 (B)) showing the ball dispensing device 97 covered with the dispensing
また、球切れスイッチ187は、球通路に27〜28個の遊技球が存在することを検出できるような位置に係止片によって係止されている。
The ball break
球払出装置97において、ステッピングモータによる払出モータ(図示せず)が例えばカムを回転させることによって、賞球または球貸し要求にもとづく遊技球を1個ずつ払い出す。また、球払出装置97の下方には、例えば近接スイッチによる払出個数カウントスイッチ301が設けられている。球払出装置97から1個の遊技球が落下する毎に、払出個数カウントスイッチ301がオンする。すなわち、払出個数カウントスイッチ301は、球払出装置97から実際に払い出された遊技球を検出する。従って、払出制御用マイクロコンピュータは、払出個数カウントスイッチ301の検出信号によって、実際に払い出された遊技球の数を計数することができる。この例では、払出個数カウントスイッチ301は、払い出された賞球および貸し球の両方を検出する。すなわち、賞球の払い出しと貸し球の払い出しが同一の検出手段によって検出される。よって、部品点数を減らすことができ、遊技機のコストを低減させることができる。ただし、賞球の払い出しと貸し球の払い出しとが別個の検出手段によって検出される構成としてもよい。
In the ball payout device 97, a payout motor (not shown) using a stepping motor rotates, for example, a cam, thereby paying out one winning ball or one game ball based on a ball lending request. Also, below the ball payout device 97, for example, a payout
この実施の形態では、球払出装置97は、賞球払出と球貸しとを共に行うように構成されている。しかし、賞球払出を行う球払出装置と球貸しを行う球払出装置が別個に設けられていてもよい。別個に設けられている場合には、賞球払出を行う球払出装置と球貸しを行う球払出装置とで払出手段が構成される。さらに、例えば、カムまたはスプロケットの回転方向を変えて賞球払出と球貸しとを分けるように構成されていてもよいし、本実施の形態において例示する球払出装置97(モータによってカムを回転させる構成)以外のどのような構造の球払出装置を用いても、本発明を適用することができる。 In this embodiment, the ball payout device 97 is configured to perform both prize ball payout and ball lending. However, a ball payout device for paying out a prize ball and a ball payout device for lending a ball may be provided separately. When separately provided, the payout means is composed of a ball payout device for paying out a prize ball and a ball payout device for lending a ball. Further, for example, the configuration may be such that the prize ball payout and the ball lending are separated by changing the rotation direction of the cam or sprocket, or the ball payout device 97 exemplified in the present embodiment (the cam is rotated by the motor). The present invention can be applied to any structure other than the structure).
図5は、主基板31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図5には、払出制御基板37および演出制御基板80等も示されている。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路(遊技制御手段に相当)53と、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、入賞口スイッチ29a,30a,33a,39a、およびクリアスイッチ921からの信号を基本回路53に与える入力ドライバ回路58と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、可変入賞球装置20を開閉するソレノイド21および大入賞口内の経路を切り換えるためのソレノイド21Aを基本回路53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59とが搭載されている。
FIG. 5 is a block diagram illustrating an example of a circuit configuration in the
なお、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、入賞口スイッチ29a,30a,33a,39a等のスイッチは、センサと称されているものでもよい。すなわち、遊技球を検出できる遊技媒体検出手段(この例では遊技球検出手段)であれば、その名称を問わない。入賞検出を行う始動口スイッチ14a、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aの各スイッチは、入賞領域への遊技球の入賞を検出する入賞検出手段でもある。なお、ゲート32のような通過ゲートであっても、賞球の払い出しが行われるものであれば、通過ゲートへ遊技球が進入することが入賞になり、通過ゲートに設けられているスイッチ(例えばゲートスイッチ32a)が入賞検出手段になる。さらに、この実施の形態では、V入賞領域に入賞した遊技球はVカウントスイッチ22のみで検出されるので、大入賞口に入賞した遊技球数は、Vカウントスイッチ22による検出数とカウントスイッチ23による検出数との和になる。しかし、V入賞領域に入賞した遊技球が、Vカウントスイッチ22で検出されるとともにカウントスイッチ23でも検出されるようにしてもよい。その場合には、大入賞口に入賞した遊技球数は、カウントスイッチ23による検出数に相当する。
The
また、基本回路53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示装置9における図柄の可変表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部装置に対して出力する情報出力回路64が搭載されている。
Further, according to the data given from the
基本回路53は、ゲーム制御(遊技進行制御)用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段(変動データを記憶する変動データ記憶手段)としてのRAM55、およびプログラムに従って制御動作を行う遊技制御用マイクロコンピュータ560を有する遊技制御用マイクロコンピュータ560と、I/Oポート部57とを含む。この実施の形態では、ROM54およびRAM55は遊技制御用マイクロコンピュータ560に内蔵されている。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、1チップマイクロコンピュータである。1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM55が内蔵されていればよく、ROM54は外付けであっても内蔵されていてもよい。また、I/Oポート部57は、1チップマイクロコンピュータに内蔵されていてもよい。
The
なお、遊技制御用マイクロコンピュータ560において遊技制御用マイクロコンピュータ560がROM54に格納されているプログラムに従って制御を実行するので、以下、遊技制御用マイクロコンピュータ560が実行する(または、処理を行う)ということは、具体的には、遊技制御用マイクロコンピュータ560がプログラムに従って制御を実行することである。このことは、主基板31以外の他の基板に搭載されているマイクロコンピュータについても同様である。また、遊技制御手段は、遊技制御用マイクロコンピュータ560を含む基本回路53で実現されている。
In addition, since the
また、RAM55は、その一部または全部が電源基板910において作成されるバックアップ電源によってバックアップされている不揮発性記憶手段としてのバックアップRAMである。すなわち、遊技機に対する電力供給が停止しても、所定期間(バックアップ電源としてのコンデンサが放電してバックアップ電源が電力供給不能になるまで)は、RAM55の一部または全部の内容は保存される。特に、少なくとも、遊技状態すなわち遊技制御手段の制御状態に応じたデータ(特別図柄プロセスフラグ等)と未払出賞球数を示すデータは、バックアップRAMに保存される。なお、遊技制御手段の制御状態に応じたデータとは、停電等が生じた後に復旧した場合に、そのデータにもとづいて、制御状態を停電等の発生前に復旧させるために必要なデータである。また、この実施の形態では、RAM55の全部が、電源バックアップされているとする。
The RAM 55 is a backup RAM as a non-volatile storage means that is partially or entirely backed up by a backup power source created on the
遊技制御用マイクロコンピュータ560のリセット端子には、電源基板910からのリセット信号が入力されるのであるが、電源基板910からのリセット信号は、主基板31において、遅延回路69で遅延される。なお、リセット信号は遊技制御用マイクロコンピュータ560に対する遊技制御用許容信号(CPUを動作可能状態にさせるための信号)および払出制御用マイクロコンピュータに対する払出制御用許容信号として共用されるので、遅延回路69は、遊技制御用許容信号が遊技制御用マイクロコンピュータ560に入力されるタイミングを、払出制御用許容信号が払出制御用マイクロコンピュータに入力されるタイミングよりも、遅延回路69における遅延量で決まる期間だけ遅延させることになる。なお、リセット信号がハイレベルになると遊技制御用マイクロコンピュータ560および払出制御用マイクロコンピュータは動作可能状態になり、リセット信号がローレベルになると遊技制御用マイクロコンピュータ560および払出制御用マイクロコンピュータは動作停止状態になる。従って、リセット信号がハイレベルである期間は、遊技制御用マイクロコンピュータ560および払出制御用マイクロコンピュータの動作を許容する許容信号が出力されていることになり、リセット信号がローレベルである期間は、遊技制御用マイクロコンピュータ560および払出制御用マイクロコンピュータの動作を停止させる動作停止信号が出力されていることになる。
The reset signal from the
さらに、基本回路53の入力ポートには、払出制御基板37を経由して、電源基板910からの電源電圧が所定値以下に低下したことを示す電源断信号が入力される。また、基本回路53の入力ポートには、RAMの内容をクリアすることを指示するためのクリアスイッチが操作されたことを示すクリア信号が入力される。
Further, a power-off signal indicating that the power supply voltage from the
遊技球を打撃して発射する打球発射装置は発射制御基板90上の回路によって制御される発射モータ94を含み、発射モータ94が回転することによって遊技球を遊技領域7に向けて発射する。発射モータ94を駆動するための駆動信号は、主基板31から発射制御基板90を介して発射モータ94に伝達される。そして、遊技者が操作ノブ(打球ハンドル)5に触れていることはタッチセンサで検出され、タッチセンサからの信号が発射制御基板90に搭載されているタッチセンサ回路(遊技者が操作ノブ5に触れているか否かを検出するための検出回路等を含む回路)を介して主基板31に伝達される。主基板31上の回路は、タッチセンサ回路からの信号がオフ状態を示している場合には、発射モータ94の駆動を停止する。なお、操作ノブ5には、弾発力を調節するものであり、遊技者が接触する部分であるタッチリングが組み付けられている。発射制御基板90は、遊技機において、タッチリングと主基板31との間に配置され、かつ、タッチリングの近傍に配置されている。具体的には、タッチリングと発射制御基板90との間の配線長は、発射制御基板90と主基板31との間の配線長よりも短い。
The hitting ball launching device for hitting and launching the game ball includes a
なお、この実施の形態では、演出制御基板80に搭載されている演出制御手段(演出制御用マイクロコンピュータで構成される。)が、中継基板77を介して遊技制御用マイクロコンピュータ560からの演出制御コマンドを受信し、特別図柄を可変表示する可変表示装置9の表示制御を行う。また、ランプ制御基板35に搭載されているランプ制御手段(ランプ制御用マイクロコンピュータで構成される。)が、遊技盤6に設けられている普通図柄表示器10、普通図柄始動記憶表示器41および装飾ランプ25の表示制御を行うとともに、枠側に設けられている天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cの表示制御を行う。
In this embodiment, the effect control means (comprised of the effect control microcomputer) mounted on the
また、この実施の形態で用いられている遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ソフトウェアで割込禁止に設定できないマスク不能割込(NMI)を発生させるために使用されるマスク不能割込端子(NMI端子)と、遊技制御用マイクロコンピュータ560の外部から割込(外部割込;ソフトウェアで割込禁止にできるマスク可能割込)を発生させるために使用される割込端子(INT端子)とを有する。しかし、この実施の形態では、マスク不能割込および外部割込を使用しない。そこで、NMI端子およびINT端子を、抵抗を介してVcc(+5V)にプルアップしておく。従って、NMI端子およびINT端子の入力レベルは常にハイレベルになり、端子オープン状態に場合に比べて、ノイズ等によってNMI端子およびINT端子の入力レベルが立ち下がって割込発生状態になる可能性が低減する。
Further, the
図6は、払出制御基板37および球払出装置97などの払出に関連する構成要素を示すブロック図である。図6に示すように、払出制御基板37には、払出制御用CPU371を含む払出制御用マイクロコンピュータ(電気部品制御用マイクロコンピュータの一例)370が搭載されている。この実施の形態では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、1チップマイクロコンピュータであり、少なくともRAMが内蔵されている。払出制御用マイクロコンピュータ370、RAM(図示せず)、払出制御用プログラムを格納したROM(図示せず)およびI/Oポート等は、払出制御手段を構成する。すなわち、払出制御手段は、払出制御用CPU371、RAMおよびROMを有する払出制御用マイクロコンピュータ370と、I/Oポートとで実現される。また、I/Oポートは、払出制御用マイクロコンピュータ370に内蔵されていてもよい。払出制御用マイクロコンピュータ370におけるRAMの少なくとも一部は、電源基板910に搭載されているバックアップ電源によって電源バックアップされている。この実施の形態では、全てのRAM領域が電源バックアップされているとする。よって、遊技機に対して電力供給がなされていないときにも、所定期間(バックアップ電源としてのコンデンサが放電してバックアップ電源が電力供給不能になるまで)は、RAMの記憶内容は保存される。
FIG. 6 is a block diagram showing components related to payout, such as the
球切れスイッチ187、満タンスイッチ48および払出個数カウントスイッチ301からの検出信号は、中継基板72を介して払出制御基板37のI/Oポート372fに入力される。また、払出モータ位置センサ295からの検出信号は、中継基板72を介して払出制御基板37のI/Oポート372eに入力される。払出モータ位置センサ295は、払出モータ289の回転位置を検出するための発光素子(LED)と受光素子とによるセンサであり、遊技球が詰まったこと、すなわちいわゆる球噛みを検出するために用いられる。払出制御基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータ370は、球切れスイッチ187からの検出信号が球切れ状態を示していたり、満タンスイッチ48からの検出信号が満タン状態を示していると、球払出処理を停止する。
Detection signals from the ball break
さらに、満タンスイッチ48からの検出信号が満タン状態を示していると、払出制御用マイクロコンピュータ370は、打球発射装置からの球発射を停止させるために、発射制御基板90に対してローレベルの満タン信号を出力する。遊技制御用マイクロコンピュータ560からの発射モータ94への駆動信号(発射制御信号)は、発射制御基板90を介して発射モータ94に伝えられる。払出制御用マイクロコンピュータ370からの満タン信号は、発射制御基板90に搭載されたAND回路91の入力側の一方に入力され、遊技制御用マイクロコンピュータ560からの発射制御信号は、AND回路91の入力側の他方に入力される。そして、AND回路91の出力信号が発射モータ94に入力される。すなわち、払出制御用マイクロコンピュータ370が満タン信号を出力している間は、発射モータ94への駆動信号の出力が停止される。
Further, when the detection signal from the
入賞口への遊技球の入賞があると、主基板31の出力回路67から、払出指令信号として、払い出すべき賞球個数を示す賞球個数信号および賞球個数信号の取り込み(受信)を要求する賞球REQ信号(取込要求信号)が出力(送信)される。具体的には、オン状態になる。賞球個数信号は、4ビットのデータ(2進4桁のデータ)によって構成され、4本の信号線によって出力される。なお、信号のオン状態すなわち出力状態は、信号が有意である状態であり、オン状態になることは、信号を受ける側に対してその信号にもとづく何らかの処理を開始することを指令することを意味する。例えば、賞球個数を示す賞球個数信号および賞球REQ信号がオン状態になるということは、払出制御用マイクロコンピュータ370に対して、賞球個数信号が示す払出数を認識するように指令することを意味する。また、信号を出力することによってオン状態とし、信号出力を停止することによってオフ状態としてもよいが、オン状態にするときにはオン状態に応じた信号を出力し、オフ状態にするときにはオフ状態に応じた信号を出力することによって、オン状態とオフ状態とを切り替えてもよい。
When there is a winning game ball at the winning opening, the output circuit 67 of the
賞球REQ信号および賞球個数信号は、入力回路373Aを介してI/Oポート372eに入力される。払出制御用マイクロコンピュータ370は、I/Oポート372eを介して賞球個数信号を入力すると、賞球個数信号が示す個数の遊技球を払い出すために球払出装置97を駆動する制御を行う。なお、主基板31の出力回路67からは、主基板31が接続されていることを示す接続確認信号も出力される。また、賞球REQ信号および賞球個数信号は、払出数を指定する払出指令信号に相当する。
The prize ball REQ signal and the prize ball number signal are input to the I /
また、電源基板910から、電源電圧が所定値以下の低下したことを示す電源断信号、およびRAMの内容をクリアするためのクリアスイッチが操作されたことを示すクリア信号とが、入力ポート372gに入力される。電源断信号とクリア信号とは、出力回路373Bを介して主基板31に出力される。そして、主基板31において、入力回路68およびI/Oポート57を介して遊技制御用マイクロコンピュータ560に入力される。
Also, a power-off signal indicating that the power supply voltage has dropped below a predetermined value and a clear signal indicating that a clear switch for clearing the contents of the RAM has been operated are supplied to the
払出制御用マイクロコンピュータ370は、出力ポート372bを介して、賞球払出数を示す賞球情報信号および貸し球数を示す球貸し個数信号をターミナル基板(枠用外部端子基板と盤用外部端子基板とを含む)160に出力する。なお、出力ポート372bの外側に、ドライバ回路が設置されているが、図6では記載省略されている。
The
また、払出制御用マイクロコンピュータ370は、出力ポート372cを介して、7セグメントLEDによるエラー表示用LED374にエラー信号を出力する。さらに、出力ポート372bを介して、点灯/消灯を指示するための信号を賞球LED51および球切れLED52に出力する。なお、払出制御基板37の入力ポート372fには、エラー状態を解除するためのエラー解除スイッチ375からの検出信号が入力される。エラー解除スイッチ375は、ソフトウェアリセットによってエラー状態を解除するために用いられる。
Also, the
さらに、払出制御用マイクロコンピュータ370からの払出モータ289への駆動信号は、出力ポート372aおよび中継基板72を介して球払出装置97の払出機構部分における払出モータ289に伝えられる。なお、出力ポート372aの外側に、ドライバ回路(モータ駆動回路)が設置されているが、図6では記載省略されている。
Further, a drive signal from the
遊技機に隣接して設置されているカードユニット50には、カードユニット制御用マイクロコンピュータが搭載されている。また、カードユニット50には、使用可表示ランプ、連結台方向表示器、カード投入表示ランプおよびカード挿入口が設けられている。インタフェース基板(中継基板)66には、打球供給皿3の近傍に設けられている度数表示LED60、球貸し可LED61、球貸しスイッチ62および返却スイッチ63が接続される。
A card unit control microcomputer is mounted on the
インタフェース基板66からカードユニット50には、遊技者の操作に応じて、球貸しスイッチ62が操作されたことを示す球貸しスイッチ信号および返却スイッチ63が操作されたことを示す返却スイッチ信号が与えられる。また、カードユニット50からインタフェース基板66には、プリペイドカードの残高を示すカード残高表示信号および球貸し可表示信号が与えられる。カードユニット50と払出制御基板37の間では、接続信号(VL信号)、ユニット操作信号(BRDY信号)、球貸し要求信号(BRQ信号)、球貸し完了信号(EXS信号)およびパチンコ機動作信号(PRDY信号)が入力ポート372fおよび出力ポート372dを介して送受信される。カードユニット50と払出制御基板37の間には、インタフェース基板66が介在している。よって、接続信号(VL信号)等の信号は、図6に示すように、インタフェース基板66を介してカードユニット50と払出制御基板37の間で送受信されることになる。
A card lending switch signal indicating that the ball lending switch 62 has been operated and a return switch signal indicating that the
パチンコ遊技機1の電源が投入されると、払出制御基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータ370は、カードユニット50にPRDY信号を出力する。また、カードユニット制御用マイクロコンピュータは、電源が投入されると、VL信号を出力する。払出制御用マイクロコンピュータ370は、VL信号の入力状態によってカードユニット50の接続状態/未接続状態を判定する。カードユニット50においてカードが受け付けられ、球貸しスイッチが操作され球貸しスイッチ信号が入力されると、カードユニット制御用マイクロコンピュータは、払出制御基板37にBRDY信号を出力する。この時点から所定の遅延時間が経過すると、カードユニット制御用マイクロコンピュータは、払出制御基板37にBRQ信号を出力する。
When the power of the
そして、払出制御用マイクロコンピュータ370は、カードユニット50に対するEXS信号を立ち上げ、カードユニット50からのBRQ信号の立ち下がりを検出すると、払出モータ289を駆動し、所定個の貸し球を遊技者に払い出す。そして、払出が完了したら、払出制御用マイクロコンピュータ370は、カードユニット50に対するEXS信号を立ち下げる。その後、カードユニット50からのBRDY信号がオン状態でないことを条件に、遊技制御手段から払出指令信号を受けると賞球払出制御を実行する。
Then, the
カードユニット50で用いられる電源電圧AC24Vは払出制御基板37から供給される。すなわち、カードユニット50に対する電源基板910からの電力供給は、払出制御基板37およびインタフェース基板66を介して行われる。この例では、インタフェース基板66内に配されているカードユニット50に対するAC24Vの電源供給ラインに、カードユニット50を保護するためのヒューズが設けられ、カードユニット50に所定電圧以上の電圧が供給されることが防止される。
The power supply voltage AC24V used in the
なお、この実施の形態で用いられている払出制御用マイクロコンピュータ370は、マスク不能割込(NMI)を発生させるために使用されるマスク不能割込端子(NMI端子)と、マスク可能割込を発生させるために使用される割込端子(INT端子)とを有する。しかし、この実施の形態では、マスク不能割込および外部割込を使用しない。そこで、NMI端子およびINT端子を、抵抗を介してVcc(+5V)にプルアップしておく。
The
また、この実施の形態では、カードユニット50が遊技機とは別体として遊技機に隣接して設置されている場合を例にするが、カードユニット50は遊技機と一体化されていてもよい。また、コイン投入に応じてその金額に応じた遊技球が貸し出されるような場合でも本発明を適用できる。
In this embodiment, the case where the
図7は、カードユニット50と払出制御基板37とで送受される信号を伝達するための回路構成例を示すブロック図である。図7に示すように、カードユニット50からの接続信号(VL信号)は、インタフェース基板66を介して払出制御基板37に入力される。払出制御基板37に入力されたVL信号は、払出制御基板37に搭載されたフォトカプラ151を介して払出制御用マイクロコンピュータ370に入力される。なお、フォトカプラ151には、抵抗器152やコンデンサ153,154等の受動素子が接続されている。
FIG. 7 is a block diagram illustrating a circuit configuration example for transmitting signals transmitted and received between the
この例では、フォトカプラ151からの出力信号が分岐されてAND回路155の入力側の一方に入力され、AND回路155の入力側の他方に満タン信号が入力される。そして、AND回路155の出力は、発射制御基板90に搭載されているAND回路91の入力側の一方に入力される。従って、フォトカプラ151からの出力信号がローレベルとなっているとき、又はローレベルの満タン信号が出力されているときは、発射制御基板90に搭載されているAND回路91の入力側の一方にローレベル信号が入力することになり、AND回路91の入力側の他方に入力されている発射制御信号の状態に関わらず、発射モータ94への駆動信号の出力が停止される。
In this example, the output signal from the
また、カードユニット50からのユニット操作信号(BRDY信号)は、インタフェース基板66に搭載されたフォトカプラ66aを介して払出制御基板37に入力され、払出制御用マイクロコンピュータ370に入力される。同様に、カードユニット50からの球貸し要求信号(BRQ信号)は、インタフェース基板66に搭載されたフォトカプラ66bを介して払出制御基板37に入力され、払出制御用マイクロコンピュータ370に入力される。
A unit operation signal (BRDY signal) from the
さらに、払出制御用マイクロコンピュータ370からの球貸し完了信号(EXS信号)は、インタフェース基板66に搭載されたフォトカプラ66dを介してカードユニット50に入力される。同様に、払出制御用マイクロコンピュータ370からのパチンコ機動作信号(PRDY信号)は、インタフェース基板66に搭載されたフォトカプラ66eを介してカードユニット50に入力される。
Further, a ball lending completion signal (EXS signal) from the
上記のように、カードユニット50から払出制御用マイクロコンピュータ370に送信されるVL信号を伝達するためのフォトカプラ151を払出制御基板37に搭載する構成としたので、フォトカプラ151に接続される抵抗器152やコンデンサ153,154等の受動素子をも払出制御基板37に搭載する構成とすることができ、インタフェース基板66にコンデンサを一切搭載しないようにすることができる。従って、インタフェース基板66に何らかの不正回路が取り付けられたり、インタフェース基板66が不正基板に交換されたりしたときに、その不正行為を容易に発見することができる。すなわち、一切搭載されていないはずのコンデンサがインタフェース基板66に存在する場合には、何らかの不正行為が行われていると判断することができるため、不正行為を容易に発見することができるようになり、不正行為を防止することができるようになる。
Since the
従来の遊技機では、例えば特開2001−347054号公報(特に図11)に記載されているように、インタフェース基板にコンデンサが搭載されていた。よって、払出制御用マイクロコンピュータに対して不正な信号を入力するための不正回路をインタフェース基板に設けた不正基板が作成され、正規のインタフェース基板が不正基板に交換された場合に、基板が交換されたことが発見されにくいという課題があった。 In a conventional gaming machine, a capacitor is mounted on an interface board as described in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-347054 (particularly FIG. 11). Therefore, when a fraudulent board having an illegal circuit for inputting an illegal signal to the payout control microcomputer is created on the interface board and the authorized interface board is replaced with the illegal board, the board is replaced. There was a problem that it was difficult to discover.
不正基板には、例えば、入賞していない、あるいは球貸し要求がなされていないにもかかわらず、払出動作を実行させるための信号を払出制御基板に入力するための不正回路が搭載された不正インタフェース基板が想定される。そして、不正インタフェース基板を不正に取り付け、遊技機外部からの操作(例えばボタン操作、無線通信操作)によって、不正インタフェース基板から払出制御基板に対する信号の出力指令を行い、遊技媒体(遊技球やメダルなど)不正に払い出させることにより、不正に遊技媒体を獲得することが考えられる。なお、不正インタフェース基板を作成する際には、その不正インタフェース基板に搭載される回路(あるいは不正インタフェース基板から出力される信号)を安定化されるために、コンデンサが必要とされ、コンデンサ等の受動素子が不正インタフェース基板に搭載されることになる。 For example, a fraudulent interface is provided with a fraudulent circuit for inputting a signal for executing a payout operation to the payout control board even though no winning is made or a ball lending request is not made. A substrate is assumed. Then, the unauthorized interface board is illegally attached, and a signal output command is issued from the unauthorized interface board to the payout control board by an operation from the outside of the gaming machine (for example, a button operation or a wireless communication operation). ) It is conceivable to illegally acquire game media by paying out illegally. When creating an illegal interface board, a capacitor is required to stabilize a circuit (or a signal output from the illegal interface board) mounted on the illegal interface board. The element is mounted on the illegal interface board.
これに対し、本例では、インタフェース基板66にコンデンサを全く搭載しない構成としているので、インタフェース基板にコンデンサが搭載されているか否かを確認するだけで、不正基板であるか否かを容易に見分けることができる。また、VL信号ラインのコンデンサ153,154を払出制御基板37に搭載する際に、フォトカプラ151も一緒に払出制御基板37に搭載する構成としているので、インタフェース基板66と払出制御基板37との間において無用に信号経路を往復させることを無くし、省スペース化や、配線数の低減を実現することができる。
On the other hand, in this example, since the capacitor is not mounted on the
なお、図7に示す例では、抵抗器152やコンデンサ153,154が接続されているフォトカプラ151のみを払出制御基板37に搭載する構成としたが、カードユニット50と払出制御用基板37との間で送受される信号を伝達する全てのフォトカプラ151,66a〜66dをも払出制御基板37に搭載するようにしてもよい。このように構成すれば、一切搭載されていないはずのフォトカプラがインタフェース基板66に存在する場合には、何らかの不正行為が行われていると判断することができるようになる。
In the example shown in FIG. 7, only the
また、上記のように、払出制御基板37に搭載されたフォトカプラ151からのVL信号(貸出要求受付装置接続判定信号)の出力が分岐され、払出制御用マイクロコンピュータ370と、発射モータ94を駆動する発射制御信号を伝達する発射制御基板90とに入力される構成とされているので、フォトカプラ151によるVL信号の伝達状態に応じて発射モータ94の駆動を停止させることができるようになる。図6に示したように、払出制御基板37にて分岐されて発射制御基板90に送信されるフォトカプラ151によって伝達されたVL信号と、主基板31からの発射制御信号とがAND回路91に入力される。このため、本例では、フォトカプラ151によって伝達されたVL信号がオフ状態(ローレベル状態)のとき、又は、ローレベルの満タン信号が出力されているときは、主基板31からの発射制御信号の状態に関わらず、AND回路91からの出力信号である発射制御信号がオフ状態に維持される。よって、フォトカプラ151がVL信号を伝達していないときは、発射モータ94の駆動が停止されることになる。
Further, as described above, the output of the VL signal (lending request accepting device connection determination signal) from the
図8は、演出制御基板80、ランプ制御基板35および音声制御基板70の回路構成例を示すブロック図である。演出制御基板80において、演出制御用マイクロコンピュータ(電気部品制御用マイクロコンピュータの一例)100における演出制御用CPU101は、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、中継基板77を介して主基板31から送信される取込信号(演出制御INT信号)に応じて、中継基板77、入力ドライバ102および入力ポート103を介して演出制御コマンドを受信する。また、演出制御用マイクロコンピュータ100は、演出制御コマンドにもとづいて、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)109に、LCDを用いた可変表示装置9の表示制御を行わせる。VDP109は、GCL(グラフィックコントローラLSI)と呼ばれることもある。
FIG. 8 is a block diagram illustrating a circuit configuration example of the
中継基板77には、主基板31から入力された信号(演出制御コマンドを構成する演出制御信号と演出制御INT信号)を演出制御基板80に向かう方向にしか信号を通過させない(演出制御基板80から主基板31への方向には信号を通過させない)信号方向規制手段としての単方向性回路74が搭載されている。単方向性回路74として、例えばダイオードやトランジスタが使用される。図8には、ダイオードが例示されている。また、単方向性回路74は、各信号線毎に設けられる。演出制御基板80からの信号、演出制御基板80に入力される信号(操作スイッチ81の操作信号)、および演出制御基板80に接続されるランプ制御基板35および音声制御基板70(主基板31に接続されない基板を周辺基板ともいう。)からの信号は、中継基板77の存在によって、主基板31の遊技制御用マイクロコンピュータ560に伝達されない。従って、遊技制御用マイクロコンピュータ560に対する外部からの信号入力経路が限定され、遊技制御用マイクロコンピュータ560に対して不正信号を送り込む不正行為がなされる可能性を低減できる。
The
演出制御用マイクロコンピュータ100には、入力ポート106を介して、遊技者によって操作される操作スイッチ81からの操作信号が入力される。
An operation signal from an operation switch 81 operated by the player is input to the
また、演出制御用マイクロコンピュータ100は、入出力ポート104を介して音声制御基板70に対して音声制御コマンドを出力する。また、演出制御用マイクロコンピュータ100は、入出力ポート105を介してランプ制御基板35に対してランプ制御コマンドを出力する。
In addition, the
ランプ制御基板35において、CPU、ROMおよびRAMを含むランプ制御用マイクロコンピュータ351は、ランプ制御コマンドに応じたROMに格納されている制御データにもとづいて普通図柄表示器10およびランプ・LED等を制御する。そして、ランプ制御基板35に搭載されている出力ポート352、ランプドライバ354およびLED駆動回路355を介して、ランプ・LEDが駆動される。なお、ランプ制御コマンドを入力する入力ポートは、ランプ制御用マイクロコンピュータ351に内蔵されている。
In the
また、音声制御基板70において、CPU、ROMおよびRAMを含む音声制御用マイクロコンピュータ701は、音声制御コマンドに応じたROMに格納されている制御データを音声データROM704からから音声合成用IC703に出力させる。音声合成用IC703は、制御データに応じた音声や効果音を発生し増幅回路705に出力する。増幅回路705は、音声合成用IC703の出力レベルを、ボリューム706で設定されている音量に応じたレベルに増幅した音声信号をスピーカ27に出力する。
In the
音声データROM704に格納されている音声制御コマンドに応じた制御データは、所定期間(例えば飾り図柄の変動期間)における効果音または音声の出力態様を時系列的に示すデータの集まりである。音声合成用IC703は、制御データを入力すると、音声データROM704内の対応するデータに従って音出力制御を行う。対応するデータに従った音出力制御は、次の音声制御コマンドが音声制御用マイクロコンピュータ701に入力されるまで継続される。そして、音声合成用IC703は、次の音声制御コマンドが入力されると、新たに入力した音番号データに対応した音声データROM704内のデータに従って音出力制御を行う。
The control data corresponding to the voice control command stored in the
なお、ランプ制御コマンドおよび音声制御コマンドは、演出制御用マイクロコンピュータ100とランプ制御用マイクロコンピュータ351および音声制御用マイクロコンピュータ701との間で、双方向通信(コマンド受信側から送信側に応答信号を送信するような通信)によって伝達される。
The lamp control command and the voice control command are transmitted bi-directionally between the
次に、電源基板910の構成を図9のブロック図を参照して説明する。電源基板910には、遊技機内の各電気部品制御基板や機構部品への電力供給を実行または遮断するための電源スイッチ914が設けられている。なお、電源スイッチ914は、遊技機において、電源基板910の外に設けられていてもよい。電源スイッチ914が閉状態(オン状態)では、交流電源(AC24V)がトランス911の入力側(一次側)に印加される。トランス911は、交流電源(AC24V)と電源基板910の内部とを電気的に絶縁するためのものであるが、その出力電圧もAC24Vである。また、トランス911の入力側には、過電圧保護回路としてのバリスタ918が設置されている。
Next, the configuration of the
電源基板910は、電気部品制御基板(主基板31、払出制御基板37および演出制御基板80等)と独立して設置され、遊技機内の各基板および機構部品が使用する電圧を生成する。この例では、AC24V、VSL(DC+30V)、VLP(DC+24V)、VDD(DC+12V)およびVCC(DC+5V)を生成する。また、バックアップ電源(VBB)すなわちバックアップRAMに記憶内容を保持させるための記憶保持手段となるコンデンサ916は、DC+5V(VCC)すなわち各基板上のIC等を駆動する電源のラインから充電される。また、+5Vラインとバックアップ+5V(VBB)ラインとの間に、逆流防止用のダイオード917が挿入される。なお、VSLは、整流平滑回路915において、整流素子でAC24Vを整流昇圧することによって生成される。VSLは、ソレノイド駆動電源となる。また、VLPは、ランプ点灯用の電圧であって、整流回路912において、整流素子でAC24Vを整流することによって生成される。
The
電源電圧生成手段としてのDC−DCコンバータ913は、1つまたは複数のレギュレータIC(図9では2つのレギュレータIC924A,924Bを示す)を有し、VSLにもとづいてVDDおよびVCCを生成する。レギュレータIC(スイッチングレギュレータ)924A,924Bの入力側には、比較的大容量のコンデンサ923A,923Bが接続されている。従って、外部からの遊技機に対する電力供給が停止したときに、VSL、VDD、VCC等の直流電圧は、比較的緩やかに低下する。
A DC-
図9に示すように、トランス911から出力されたAC24Vは、そのままコネクタ922Bに供給される。また、VLPは、コネクタ922Cに供給される。VCC、VDDおよびVSLは、コネクタ922A,922B,922Cに供給される。
As shown in FIG. 9, AC24V output from the
コネクタ922Aに接続されるケーブルは、主基板31に接続される。また、コネクタ922Bに接続されるケーブルは、払出制御基板37に接続される。従って、コネクタ922A,922Bには、VBBも供給されている。例えば、コネクタ922Cに接続されるケーブルは、ランプ制御基板36に接続される。なお、演出制御基板80および音声制御基板70には、ランプ制御基板35を経由して各電圧が供給される。
The cable connected to the
また、電源基板910には、押しボタン構造のクリアスイッチ921が搭載されている。クリアスイッチ921が押下されるとローレベル(オン状態)のクリア信号が出力され、コネクタ922Bを介して払出制御基板37に送信される。また、クリアスイッチ921が押下されていなければハイレベル(オフ状態)の信号が出力される。なお、クリアスイッチ921は、押しボタン構造以外の他の構成であってもよい。また、クリアスイッチ921は、遊技機において、電源基板910以外に設けられていてもよい。
In addition, a
さらに、電源基板910には、電気部品制御基板に搭載されているマイクロコンピュータに対するリセット信号を作成するとともに、電源断信号を出力する電源監視回路920と、電源監視回路920からのリセット信号を増幅してコネクタ922A,922B,922Cに出力するとともに、電源断信号を増幅してコネクタ922Bに出力する出力ドライバ回路925が搭載されている。なお、演出制御用マイクロコンピュータおよび音声制御用マイクロコンピュータに対するリセット信号は、ランプ制御基板35を経由して演出制御基板80に伝達される。
Further, the
電源監視回路920は電源断信号を出力する電源監視手段とリセット信号を生成するリセット信号生成手段とを実現する回路であるが、電源監視回路920として、市販の停電監視リセットモジュールICを使用することができる。電源監視回路920は、遊技機において用いられる所定電圧(例えば+24V)が所定値(例えば+5V)以下になった期間が、あらかじめ決められている時間(例えば56ms)以上継続すると電源断信号を出力する。具体的には、電源断信号をオン状態(ローレベル)にする。また、電源監視回路920は、例えば、VCCが+4.5V以下になると、リセット信号をローレベルにする。なお、この実施の形態では、電源断信号を出力する機能とリセット信号を出力する機能とが1つの電源監視回路920で実現されているが、それらを別の回路で実現してもよい。その場合、リセット信号を出力する回路として、ウォッチドッグタイマ内蔵ICを使用することができる。そのようなICとして、電源電圧の瞬断や瞬停などに起因してCPUの誤動作したり暴走したりすることを防止するために、クロック信号がクロック入力端子(CK端子)に入力されない期間(コンデンサ接続端子(TC端子)に接続される単一のコンデンサの容量に応じて設定される期間、また、タイマ監視時間は検出電圧可変端子(VS 端子)に接続される抵抗に応じて可変可能)が所定時間以上になると一定期間リセット信号をリセットレベル(CPUを動作停止させるレベル)としてのローレベル(ローレベル期間は、コンデンサ接続端子に接続される上記コンデンサの容量に応じて設定される)にすることを繰り返すウォッチドッグ機能を内蔵するとともに(ウォッチドッグタイマ停止端子(RCT端子)の入力レベルをGND端子の入力レベルと同じレベルである接地レベルにすることによってこの機能を停止可)、例えばVCC(動作可能電圧+0.8V以上)が+5VであるときにVCCが+4.2V以下になるとリセット信号をローレベルにし、VCCが高くなっていくときと低くなっていくときとでリセット信号のレベルを反転するための検出電圧値を変えるヒステリシス特性を有し、さらに、リセットレベルがローレベルであるリセット信号(RESET ̄端子の出力)の他に、リセットレベルがハイレベルであるリセット信号(RESET端子の出力)を出力可能であるシステムリセットICを使用することができる。
The power
電源監視回路920は、遊技機に対する電力供給が停止する際には、電源断信号を出力(ローレベルにする)してから所定期間が経過したことを条件にリセット信号をローレベルにする。所定期間は、主基板31に搭載されている遊技制御用マイクロコンピュータ560および払出制御基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータ370が、後述する電源断処理を実行するのに十分な時間である。すなわち、電源監視回路920は、電圧低下検出信号としての電源断信号を出力した後、遊技制御用マイクロコンピュータ560および払出制御用マイクロコンピュータ370が、電源断処理を実行完了した後に、動作停止信号(リセット信号のローレベル)を出力する。また、電源監視回路920は、電圧低下検出信号を出力する第1の電源監視手段と動作停止信号を出力する第2の電源監視手段とを兼ねている。また、遊技機に対する電力供給が開始され、VCCが例えば+4.5Vを越えるとリセット信号をハイレベルにするのであるが、その場合に、電源断信号が出力されなくなってから(ハイレベルにしてから)所定期間が経過したことを条件にリセット信号をハイレベルにする。従って、リセット信号がハイレベルになったことに応じて各電気部品制御基板(主基板31を含む)に搭載されているマイクロコンピュータがプログラムに従って制御を開始するときに、電源断信号は必ずオフ状態になっている。
When the power supply to the gaming machine is stopped, the power
電源監視回路920からの電源断信号すなわち電源監視手段からの検出信号は、払出制御基板37において、入力ポート372gを介して払出制御用マイクロコンピュータ370に入力される。すなわち、払出制御用マイクロコンピュータ370は、入力ポート372gの入力信号を監視することによって遊技機への電力供給の停止の発生を確認することができる。また、主基板31において、電源監視回路920からの電源断信号は、払出制御基板37および主基板31に搭載されている入力ポートを介して遊技制御用マイクロコンピュータ560に入力される。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、入力ポートの入力信号を監視することによって遊技機への電力供給の停止の発生を確認することができる。
The power-off signal from the power
なお、この実施の形態では、電源監視手段が所定電位の電源の出力を監視し、外部から遊技機に供給される電力の供給停止に関わる検出条件として、遊技機の外部からの電圧(この実施の形態ではAC24V)から作成された所定の直流電圧が所定値以下になったことを用いたが、検出条件は、それに限られず、外部のからの電力が途絶えたことを検出できるのであれば、他の条件を用いてもよい。例えば、交流波そのものを監視して交流波が途絶えたことを検出条件としてもよいし、交流波をディジタル化した信号を監視して、ディジタル信号が平坦になったことをもって交流波が途絶えたことを検出条件としてもよい。 In this embodiment, the power supply monitoring means monitors the output of the power supply of a predetermined potential, and the voltage from the outside of the gaming machine (this implementation) In this embodiment, it is used that the predetermined DC voltage created from AC24V) is lower than the predetermined value. However, the detection condition is not limited to this. Other conditions may be used. For example, the AC wave itself may be monitored and the AC wave may be detected as a detection condition, or the signal obtained by digitizing the AC wave may be monitored and the AC signal may be stopped when the digital signal becomes flat. May be used as a detection condition.
図10および図11は、遊技制御手段における出力ポートの割り当ての例を示す説明図である。図10に示すように、出力ポート0は払出制御基板37に送信される払出制御信号の出力ポートである。また、演出制御基板80に送信される演出制御コマンドの8ビットのデータ(演出制御信号)は出力ポート1から出力される。なお、図10および図11に示された「論理」(例えば1がオン状態)と逆の論理(例えば0がオン状態)を用いてもよいが、特に、接続確認信号については、主基板31と払出制御基板37との間の信号線において断線が生じた場合やケーブル外れの場合(ケーブル未接続を含む)等に、払出制御用マイクロコンピュータ370では必ずオフ状態と検知されるように「論理」が定められる。具体的には、一般に、断線やケーブル外れが生ずると信号の受信側ではハイレベルが検知されるので、主基板31と払出制御基板37との間の信号線でのハイレベルが、遊技制御手段における出力ポートにおいてオフ状態になるように「論理」が定められる。従って、必要であれば、主基板31において出力ポートの外側に、信号を論理反転させる出力バッファ回路が設置される。
10 and 11 are explanatory diagrams showing an example of output port assignment in the game control means. As shown in FIG. 10, the
大入賞口を開閉する可変入賞球装置20を開閉するためのソレノイド(大入賞口扉ソレノイド)21、大入賞口内の経路を切り換えるためのソレノイド(大入賞口内誘導板ソレノイド)21Aおよび可変入賞球装置15を開閉するためのソレノイド(普通電動役物ソレノイド)16に対する駆動信号は、出力ポート2から出力される。また、演出制御基板80に送信される演出制御コマンドについての演出制御INT信号(取込信号)も出力ポート2から出力される。演出制御INT信号は、演出制御コマンドの8ビットのデータを取り込む(受信する)ことを演出制御手段に指令するための信号である。さらに、ステッピングモータによる発射モータ94に供給される各相の信号が、出力ポート2から出力される。
Solenoid (large winning opening door solenoid) 21 for opening and closing the variable winning
そして、出力ポート3,4から、情報出力回路64を介して情報端子板34やターミナル基板160に至る各種情報出力用信号すなわち制御に関わる情報の出力データが出力される。
Then, various information output signals from the
図12は、遊技制御手段における入力ポートのビット割り当ての例を示す説明図である。図12に示すように、入力ポート0のビット0〜7には、それぞれ、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、ゲートスイッチ32a、入賞口スイッチ33a,39a,29a,30a、始動口スイッチ14aの検出信号が入力される。また、入力ポート1のビット0,1には、それぞれ、払出制御基板37からの電源断信号およびクリアスイッチ921の検出信号が入力される。
FIG. 12 is an explanatory diagram showing an example of bit assignment of input ports in the game control means. As shown in FIG. 12,
次に遊技機の動作について説明する。図13および図14は、遊技機に対して電力供給が開始され遊技制御用マイクロコンピュータ560へのリセット信号がハイレベルになったことに応じて遊技制御用マイクロコンピュータ560が実行するメイン処理を示すフローチャートである。リセット信号が入力されるリセット端子の入力レベルがハイレベルになると、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、プログラムの内容が正当か否かを確認するための処理であるセキュリティチェック処理を実行した後、ステップS1以降のメイン処理を開始する。メイン処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、必要な初期設定を行う。
Next, the operation of the gaming machine will be described. 13 and 14 show main processing executed by the
初期設定処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、割込禁止に設定する(ステップS1)。次に、割込モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定する(ステップS3)。そして、内蔵デバイスレジスタの設定(初期化)を行う(ステップS4)。
In the initial setting process, the
次いで、遊技の進行を制御する遊技装置制御処理(遊技制御処理)の開始タイミングをソフトウェアで遅らせるためのソフトウェア遅延処理を実行する。具体的には、まず、ウェイトカウンタ1に、初期化ウェイト回数指定値1をセットする(ステップS81)。また、ウェイトカウンタ2に、初期化ウェイト回数指定値2をセットする(ステップS82)。なお、ウェイトカウンタ1,2として、遊技制御用マイクロコンピュータ560が内蔵する汎用のレジスタが用いられる。そして、ウェイトカウンタ2の値が0になるまでウェイトカウンタ2の値を1ずつ減算する(ステップS83,S84)。ウェイトカウンタ2の値が0になったらウェイトカウンタ1の値を1減算し(ステップS85)、ウェイトカウンタ1の値が0になっていなければ(ステップS86)、ステップS82に戻る。ウェイトカウンタ1の値が0になっていれば、ソフトウェア遅延処理を終了する。
Next, a software delay process for delaying the start timing of the game device control process (game control process) for controlling the progress of the game by software is executed. Specifically, first, the initialization wait
以上のようなソフトウェア遅延処理によって、ほぼ、[(初期化ウェイト回数指定値1)×(初期化ウェイト回数指定値2)×(ステップS83,S84の処理時間)]だけ、ソフトウェア遅延処理を実行しない場合に比べて、遊技制御処理の開始タイミングを遅延させることができる。換言すれば、所望の時間だけ遊技制御処理の開始タイミングを遅延させることができるように、初期化ウェイト回数指定値1,2の値が決定される。なお、初期化ウェイト回数指定値1,2の値は、ROM54に設定されている。また、ここで説明したソフトウェア遅延処理は一例であって、他の方法によってソフトウェア遅延処理を実現してもよい。また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ステップS81,S82でセットされるウェイトカウンタ1およびウェイトカウンタ2の値を入力する手段を備えていてもよい。ウェイトカウンタ1およびウェイトカウンタ2は、遅延時間の長さを定めるパラメータである。従って、ウェイトカウンタ1およびウェイトカウンタ2の値を入力する手段を備えていれば、遅延時間の設定に関する汎用性を向上させることができる。
By the software delay process as described above, the software delay process is not executed substantially by [(initialization wait number specification value 1) × (initialization wait number specification value 2) × (processing time of steps S83 and S84)]. Compared to the case, the start timing of the game control process can be delayed. In other words, the initialization weight count designation values 1 and 2 are determined so that the start timing of the game control process can be delayed by a desired time. Note that the values of the initialization wait times designation values 1 and 2 are set in the ROM 54. Further, the software delay processing described here is an example, and the software delay processing may be realized by other methods. The
ソフトウェア遅延処理を終了すると、内蔵デバイス(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)およびPIO(パラレル入出力ポート)の設定(初期化)(ステップS5)を行った後、RAM55をアクセス可能状態に設定する(ステップS6)。 When the software delay processing is completed, the CTC (counter / timer) and PIO (parallel input / output port) which are built-in devices (built-in peripheral circuits) are set (initialized) (step S5), and then the RAM 55 is accessible. (Step S6).
この実施の形態で用いられる遊技制御用マイクロコンピュータ560は、I/Oポート(PIO)およびタイマ/カウンタ回路(CTC)も内蔵している。また、CTCは、2本の外部クロック/タイマトリガ入力CLK/TRG2,3と2本のタイマ出力ZC/TO0,1を備えている。
The
この実施の形態で用いられている遊技制御用マイクロコンピュータ560には、マスク可能な割込のモードとして以下の3種類のモードが用意されている。なお、マスク可能な割込が発生すると、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、自動的に割込禁止状態に設定するとともに、プログラムカウンタの内容をスタックにセーブする。
In the
割込モード0:割込要求を行った内蔵デバイスがRST命令(1バイト)またはCALL命令(3バイト)を遊技制御用マイクロコンピュータ560の内部データバス上に送出する。よって、CPU56は、RST命令に対応したアドレスまたはCALL命令で指定されるアドレスの命令を実行する。リセット時に、遊技制御用マイクロコンピュータ560は自動的に割込モード0になる。よって、割込モード1または割込モード2に設定したい場合には、初期設定処理において、割込モード1または割込モード2に設定するための処理を行う必要がある。
Interrupt mode 0: The built-in device that made the interrupt request sends an RST instruction (1 byte) or a CALL instruction (3 bytes) onto the internal data bus of the
割込モード1:割込が受け付けられると、常に0038(h)番地に飛ぶモードである。 Interrupt mode 1: In this mode, when an interrupt is accepted, the mode always jumps to address 0038 (h).
割込モード2:遊技制御用マイクロコンピュータ560の特定レジスタ(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力する割込ベクタ(1バイト:最下位ビット0)から合成されるアドレスが、割込番地を示すモードである。すなわち、割込番地は、上位アドレスが特定レジスタの値とされ下位アドレスが割込ベクタとされた2バイトで示されるアドレスである。従って、任意の(飛び飛びではあるが)偶数番地に割込処理を設置することができる。各内蔵デバイスは割込要求を行うときに割込ベクタを送出する機能を有している。
Interrupt mode 2: The address synthesized from the value (1 byte) of the specific register (I register) of the
よって、割込モード2に設定されると、各内蔵デバイスからの割込要求を容易に処理することが可能になり、また、プログラムにおける任意の位置に割込処理を設置することが可能になる。さらに、割込モード1とは異なり、割込発生要因毎のそれぞれの割込処理を用意しておくことも容易である。上述したように、この実施の形態では、初期設定処理のステップS2において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は割込モード2に設定される。
Therefore, when the interrupt
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、入力ポート1を介して入力されるクリアスイッチ921の出力信号の状態を1回だけ確認する(ステップS7)。その確認においてオンを検出した場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、通常の初期化処理を実行する(ステップS10〜ステップS15)。クリアスイッチ921がオンである場合(押下されている場合)には、ローレベルのクリア信号が出力されている。なお、入力ポート1では、クリア信号のオン状態はハイレベルである。また、例えば、遊技店員は、クリアスイッチ921をオン状態にしながら遊技機に対する電力供給を開始する(例えば電源スイッチ914をオンする)ことによって、容易に初期化処理を実行させることができる。すなわち、RAMクリア等を行うことができる。
Next, the
クリアスイッチ921がオンの状態でない場合には、遊技機への電力供給が停止したときにバックアップRAM領域のデータ保護処理(例えばパリティデータの付加等の電力供給停止時処理)が行われたか否か確認する(ステップS8)。この実施の形態では、電力供給の停止が生じた場合には、バックアップRAM領域のデータを保護するための処理が行われている。そのような保護処理が行われていたことを確認した場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ560はバックアップありと判定する。そのような保護処理が行われていないことを確認した場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ560は初期化処理を実行する。
If the
保護処理が行われていたか否かは、後述する電力供給停止時処理においてバックアップRAM領域に保存されるバックアップ監視タイマの値が、バックアップRAM領域のデータ保護処理を実行したことに応じた値(例えば2)になっているか否かによって確認される。なお、そのような確認の仕方は一例であって、例えば、電力供給停止時処理においてバックアップフラグ領域にデータ保護処理を実行したことを示すフラグをセットし、ステップS8において、そのフラグがセットされていることを確認したらバックアップありと判定してもよい。 Whether or not the protection process has been performed depends on the value of the backup monitoring timer stored in the backup RAM area in the power supply stop process described later according to the execution of the data protection process in the backup RAM area (for example, It is confirmed by whether or not 2). Note that such a confirmation method is merely an example. For example, a flag indicating that the data protection process has been executed is set in the backup flag area in the power supply stop process, and the flag is set in step S8. If it is confirmed that there is a backup, it may be determined that there is a backup.
バックアップありと判定したら、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、バックアップRAM領域のデータチェック(この例ではパリティチェック)を行う(ステップS9)。この実施の形態では、クリアデータ(00)をチェックサムデータエリアにセットし、チェックサム算出開始アドレスをポインタにセットする。また、チェックサムの対象となるデータ数に対応するチェックサム算出回数をセットする。そして、チェックサムデータエリアの内容とポインタが指すRAM領域の内容との排他的論理和を演算する。演算結果をチェックサムデータエリアにストアするとともに、ポインタの値を1増やし、チェックサム算出回数の値を1減算する。以上の処理が、チェックサム算出回数の値が0になるまで繰り返される。チェックサム算出回数の値が0になったら、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、チェックサムデータエリアの内容の各ビットの値を反転し、反転後のデータをチェックサムとする。
If it is determined that there is a backup, the
電力供給停止時処理において、上記の処理と同様の処理によってチェックサムが算出され、チェックサムはバックアップRAM領域に保存されている。ステップS9では、算出したチェックサムと保存されているチェックサムとを比較する。不測の停電等の電力供給停止が生じた後に復旧した場合には、バックアップRAM領域のデータは保存されているはずであるから、チェック結果(比較結果)は正常(一致)になる。チェック結果が正常でないということは、バックアップRAM領域のデータが、電力供給停止時のデータとは異なっていることを意味する。そのような場合には、内部状態を電力供給停止時の状態に戻すことができないので、電力供給の停止からの復旧時でない電源投入時に実行される初期化処理(ステップS10〜S15の処理)を実行する。 In the power supply stop process, a checksum is calculated by the same process as described above, and the checksum is stored in the backup RAM area. In step S9, the calculated checksum is compared with the stored checksum. When the power supply is stopped after an unexpected power failure or the like, the data in the backup RAM area should be saved, so the check result (comparison result) is normal (matched). That the check result is not normal means that the data in the backup RAM area is different from the data when the power supply is stopped. In such a case, since the internal state cannot be returned to the state when the power supply is stopped, the initialization process (the processes of steps S10 to S15) executed when the power is turned on, not when the power supply is stopped. Execute.
チェック結果が正常であれば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、遊技制御手段の内部状態と演出制御手段等の電気部品制御手段の制御状態を電力供給停止時の状態に戻すための遊技状態復旧処理を行う。具体的には、ROM54に格納されているバックアップ時設定テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS91)、バックアップ時設定テーブルの内容を順次作業領域(RAM55内の領域)に設定する(ステップS92)。作業領域はバックアップ電源によって電源バックアップされている。バックアップ時設定テーブルには、作業領域のうち初期化してもよい領域についての初期化データが設定されている。ステップS91およびS92の処理によって、作業領域のうち初期化してはならない部分については、保存されていた内容がそのまま残る。初期化してはならない部分とは、例えば、電力供給停止前の遊技状態を示すデータ(特別図柄プロセスフラグなど)、出力ポートの出力状態が保存されている領域(出力ポートバッファ)、未払出賞球数を示すデータが設定されている部分などである。
If the check result is normal, the
また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ROM54に格納されているバックアップ時コマンド送信テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS93)、その内容に従って演出制御基板80に、電力供給が復旧した旨を示す制御コマンド(電力供給復旧時の初期化コマンドとしての復旧コマンド)が送信されるように制御する(ステップS94)。そして、ステップS15に移行する。
Further, the
初期化処理では、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、RAMクリア処理を行う(ステップS10)。なお、RAM55の全領域を初期化せず、所定のデータ(例えば大当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値のデータ)をそのままにしてもよい。例えば、大当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値のデータをそのままにした場合には、不正な手段によって初期化処理が実行される状態になったとしても、大当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値が大当り判定値に一致するタイミングを狙うことは困難である。また、ROM54に格納されている初期化時設定テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS11)、初期化時設定テーブルの内容を順次作業領域に設定する(ステップS12)。
In the initialization process, the
ステップS11およびS12の処理によって、例えば、普通図柄判定用乱数カウンタ、普通図柄判定用バッファ、特別図柄バッファ、総賞球数格納バッファ、特別図柄プロセスフラグ、賞球中フラグ、球切れフラグ、払出停止フラグなど制御状態に応じて選択的に処理を行うためのフラグに初期値が設定される。また、出力ポートバッファにおける接続確認信号を出力する出力ポートに対応するビットがセット(接続確認信号のオン状態に対応)される。 By the processing in steps S11 and S12, for example, a normal symbol determination random number counter, a normal symbol determination buffer, a special symbol buffer, a total prize ball number storage buffer, a special symbol process flag, an award ball flag, a ball out flag, and a payout stop An initial value is set in a flag such as a flag for selectively performing processing according to the control state. In addition, a bit corresponding to the output port that outputs the connection confirmation signal in the output port buffer is set (corresponding to the ON state of the connection confirmation signal).
また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ROM54に格納されている初期化時コマンド送信テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS13)、その内容に従ってサブ基板を初期化するための初期化コマンドをサブ基板に送信する処理を実行する(ステップS14)。初期化コマンドとして、可変表示装置9に表示される初期図柄を示すコマンド等がある。
The
そして、ステップS15において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、所定時間(例えば2ms)毎に定期的にタイマ割込がかかるように遊技制御用マイクロコンピュータ560に内蔵されているCTCのレジスタの設定を行なう。すなわち、初期値として例えば2msに相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。この実施の形態では、2ms毎に定期的にタイマ割込がかかるとする。
In step S15, the
初期化処理の実行(ステップS10〜S15)が完了すると、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、表示用乱数更新処理(ステップS17)および初期値用乱数更新処理(ステップS18)を繰り返し実行する。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が実行されるときには割込禁止状態にして(ステップS16)、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理の実行が終了すると割込許可状態にする(ステップS19)。なお、表示用乱数とは、可変表示装置9に表示される図柄を決定するための乱数であり、表示用乱数更新処理とは、表示用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。また、初期値用乱数更新処理とは、初期値用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。初期値用乱数とは、大当りとするか否かを決定するための乱数を発生するためのカウンタ(大当り決定用乱数発生カウンタ)等のカウント値の初期値を決定するための乱数である。後述する遊技制御処理(遊技制御用マイクロコンピュータ560が、遊技機に設けられている可変表示装置9、可変入賞球装置、球払出装置等の遊技用の装置を、自身で制御する処理、または他のマイクロコンピュータに制御させるために指令信号を送信する処理、遊技装置制御処理ともいう。)における判定用乱数更新処理において、大当り決定用乱数発生カウンタの値が1ずつ+1されるが、大当り決定用乱数発生カウンタの値が1周(大当り決定用乱数発生カウンタの取りうる値の最小値から最大値までの間の数値の個数分歩進したこと)すると、そのカウンタに初期値が設定される。
When the execution of the initialization process (steps S10 to S15) is completed, the
なお、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が実行されるときに割込禁止状態にされるのは、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が後述するタイマ割込処理でも実行されることから、タイマ割込処理における処理と競合してしまうのを避けるためである。すなわち、ステップS17,S18の処理中にタイマ割込が発生してタイマ割込処理中で表示用乱数や初期値用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新してしまったのでは、カウント値の連続性が損なわれる場合がある。しかし、ステップS17,S18の処理中では割込禁止状態にしておけば、そのような不都合が生ずることはない。 Note that when the display random number update process and the initial value random number update process are executed, the interrupt disabled state is caused by the timer interrupt process described later. This is to avoid conflict with the processing in the timer interrupt processing. That is, if a timer interrupt is generated during the processing of steps S17 and S18 and the count value of the counter for generating the display random number and the initial value random number is updated during the timer interrupt processing, The continuity of values may be impaired. However, such an inconvenience does not occur if the interrupt disabled state is set during the processes of steps S17 and S18.
また、主基板31に入力されたリセット信号は、遅延回路69で遅延されてから遊技制御用マイクロコンピュータ560のリセット端子に入力する。従って、遊技制御用マイクロコンピュータ560が動作可能状態になる時点は、サブ基板に搭載されているマイクロコンピュータが動作可能になる時点よりも遅い。また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、動作可能状態になるとセキュリティチェックプログラムにもとづいてセキュリティチェック処理を実行する。そして、セキュリティチェック処理を終了すると、ソフトウェア遅延処理を実行した後、初期化処理および遊技制御処理を開始する、
The reset signal input to the
上述したように、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、初期化処理においてサブ基板に搭載されているマイクロコンピュータに対してコマンド(指令信号)を送信する処理を行う。遅延回路69による遅延(ハードウェア回路による遅延)およびセキュリティチェック処理の実行によって、遊技制御用マイクロコンピュータ560が初期化処理を開始する時点では、サブ基板に搭載されているマイクロコンピュータが初期化処理を完了する時点よりも遅くなっている。すなわち、セキュリティチェック処理の実行時間は遊技制御用マイクロコンピュータ560に供給されるクロック信号の周波数に応じて決まっているので、遊技制御用マイクロコンピュータ560が初期化処理を開始する時点がサブ基板に搭載されているマイクロコンピュータが初期化処理を完了する時点よりも遅くなるように、遅延回路69の遅延量が設定されている。
As described above, the
また、この実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ560が初期化処理を開始する前に、ソフトウェア遅延処理も実行される。従って、遊技制御用マイクロコンピュータ560が初期化処理を開始する時点がサブ基板に搭載されているマイクロコンピュータが初期化処理を完了する時点よりも遅くなることがより確実になる。従って、遊技機の電力供給が開始されたときに、サブ基板に搭載されているマイクロコンピュータが、遊技制御用マイクロコンピュータ560からの制御コマンドをより確実に受信することができるようになる。
In this embodiment, software delay processing is also executed before the
次に、遊技制御処理について説明する。図15は、タイマ割込処理を示すフローチャートである。メイン処理の実行中に、具体的には、ステップS16〜S19のループ処理の実行中における割込許可になっている期間において、タイマ割込が発生すると、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、タイマ割込の発生に応じて起動されるタイマ割込処理において遊技制御処理を実行する。タイマ割込処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、電源断信号が出力されたか否か(オン状態になったか否か)を検出する電源断処理(電源断検出処理)を実行する(ステップS20)。次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、発射モータ94に対する励磁パターンの出力処理(発射モータφ1〜φ4のパターンの出力ポート0への出力)を行う(ステップS21a)。なお、ステップS21bの発射モータ制御処理において、励磁パターンがRAM領域である励磁パターンバッファに格納され、ステップS21aでは、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、励磁パターンバッファの内容を出力ポート2の上位4ビットに出力する処理を行う。
Next, the game control process will be described. FIG. 15 is a flowchart showing the timer interrupt process. When a timer interrupt occurs during execution of the main process, specifically, during a period in which the interrupt is permitted during the execution of the loop process of steps S16 to S19, the
次に、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、スイッチ回路58を介して、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39a等のスイッチの検出信号を入力し、それらの状態判定を行う(スイッチ処理:ステップS22)。具体的には、各スイッチの検出信号を入力する入力ポートの状態がオン状態であれば、各スイッチに対応して設けられているスイッチタイマの値を+1する。
Next, the
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、発射モータ制御処理を実行する(ステップS21b)。発射モータ制御処理では、発射モータφ1〜φ4のパターンを励磁パターンバッファに格納する。また、発射モータ94を不能動化すべきときには、発射モータ94を回転させない発射モータφ1〜φ4のパターンを励磁パターンバッファに格納する。
Next, the
次に、遊技制御に用いられる大当り判定用の乱数等の各判定用乱数を生成するための各カウンタのカウント値を更新する処理を行う(ステップS23)。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、さらに、初期値用乱数および表示用乱数を生成するためのカウンタのカウント値を更新する処理を行う(ステップS24,S25)。
Next, a process of updating the count value of each counter for generating each determination random number such as a big hit determination random number used for game control is performed (step S23). The
さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、特別図柄プロセス処理を行う(ステップS26)。特別図柄プロセス制御では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステップS27)。普通図柄プロセス処理では、普通図柄表示器10の表示状態を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
Furthermore, the
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、特別図柄の変動に同期する飾り図柄に関する演出制御コマンドをRAM55の所定の領域に設定して演出制御コマンドを送出する処理を行う(特別図柄コマンド制御処理:ステップS28)。また、普通図柄に関する演出制御コマンドをRAM55の所定の領域に設定して演出制御コマンドを送出する処理を行う(普通図柄コマンド制御処理:ステップS29)。
Next, the
さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、例えばホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを出力する情報出力処理を行う(ステップS30)。
Further, the
また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、入賞口スイッチ29a,30a,33a,39a等の検出信号にもとづく賞球個数の設定などを行う賞球処理を実行する(ステップS31)。具体的には、入賞口スイッチ29a,30a,33a,39a等がオンしたことにもとづく入賞検出に応じて、払出制御基板37に賞球個数を示す払出個数信号等の払出指令信号を出力する。払出制御基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータ370は、賞球個数を示す払出個数信号の受信に応じて球払出装置97を駆動する。
The
そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、始動入賞記憶数の増減をチェックする記憶処理を実行する(ステップS32)。また、遊技機の制御状態を遊技機外部で確認できるようにするための試験信号を出力する処理である試験端子処理を実行する(ステップS33)。また、この実施の形態では、出力ポートの出力状態に対応したRAM領域(出力ポートバッファ)が設けられているのであるが、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、出力ポート3のRAM領域におけるソレノイドに関する内容(図10参照)を出力ポートに出力する(ステップS34:ソレノイド出力処理)。その後、割込許可状態に設定し(ステップS35)、処理を終了する。
Then, the
以上の制御によって、この実施の形態では、遊技制御処理は定期的(例えば2ms毎)に起動されることになる。なお、この実施の形態では、タイマ割込処理で遊技制御処理が実行されているが、タイマ割込処理では例えば割込が発生したことを示すフラグのセットのみがなされ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるようにしてもよい。また、ステップS22〜S34の処理(ステップS30およびS33を除く)が、遊技の進行を制御する遊技制御処理に相当する。 With the above control, in this embodiment, the game control process is started periodically (for example, every 2 ms). In this embodiment, the game control process is executed by the timer interrupt process. However, in the timer interrupt process, for example, only a flag indicating that an interrupt has occurred is set, and the game control process is performed by the main process. May be executed. Further, the processing of steps S22 to S34 (except for steps S30 and S33) corresponds to a game control process for controlling the progress of the game.
図16および図17は、ステップS20の電源断処理の一例を示すフローチャートである。電源断処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、電源断信号が出力されているか否か(オン状態になっているか否か)確認する(ステップS450)。オン状態でなければ、RAM55に形成されているバックアップ監視タイマの値を0クリアする(ステップS451)。オン状態であれば、バックアップ監視タイマの値を1増やす(ステップS452)。そして、バックアップ監視タイマの値が判定値(例えば2)と一致すれば(ステップS453)、ステップS454以降の電力供給停止時処理すなわち電力の供給停止のための準備処理を実行する。つまり、遊技の進行を制御する状態から遊技状態を保存させるための電力供給停止時処理(電源断時制御処理)を実行する状態に移行する。なお、「RAMに形成されている」とは、RAM内の領域であることを意味する。
16 and 17 are flowcharts illustrating an example of the power-off process in step S20. In the power-off process, the
バックアップ監視タイマと判定値とを用いることによって、判定値に相当する時間だけ電源断信号のオン状態が継続したら、電力供給停止時処理が開始される。すなわち、ノイズ等で一瞬電源断信号のオン状態が発生しても、誤って電力供給停止時処理が開始されるようなことはない。なお、バックアップ監視タイマの値は、遊技機への電力供給が停止しても、所定期間はバックアップ電源によって保存される。従って、メイン処理におけるステップS8では、バックアップ監視タイマの値が判定値と同じ値になっていることによって、電力供給停止時処理の処理結果が保存されていることを確認できる。 By using the backup monitoring timer and the determination value, if the power-off signal is kept on for a time corresponding to the determination value, the power supply stop process is started. That is, even when the power-off signal is turned on for a moment due to noise or the like, the power supply stop process is not erroneously started. Note that the value of the backup monitoring timer is stored by the backup power source for a predetermined period even when power supply to the gaming machine is stopped. Therefore, in step S8 in the main process, it is possible to confirm that the processing result of the power supply stop process is stored because the value of the backup monitoring timer is the same value as the determination value.
電力供給停止時処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、パリティデータを作成する(ステップS454〜S463)。すなわち、まず、クリアデータ(00)をチェックサムデータエリアにセットし(ステップS454)、電力供給停止時でも内容が保存されるべきRAM領域の先頭アドレスに相当するチェックサム算出開始アドレスをポインタにセットする(ステップS455)。また、電力供給停止時でも内容が保存されるべきRAM領域の最終アドレスに相当するチェックサム算出回数をセットする(ステップS456)。
In the power supply stop process, the
次いで、チェックサムデータエリアの内容とポインタが指すRAM領域の内容との排他的論理和を演算する(ステップS457)。演算結果をチェックサムデータエリアにストアするとともに(ステップS458)、ポインタの値を1増やし(ステップS459)、チェックサム算出回数の値を1減算する(ステップS460)。そして、ステップS457〜S460の処理を、チェックサム算出回数の値が0になるまで繰り返す(ステップS461)。 Next, an exclusive OR of the contents of the checksum data area and the contents of the RAM area pointed to by the pointer is calculated (step S457). The calculation result is stored in the checksum data area (step S458), the value of the pointer is incremented by 1 (step S459), and the value of the checksum calculation count is decremented by 1 (step S460). Then, the processes in steps S457 to S460 are repeated until the value of the checksum calculation count becomes 0 (step S461).
チェックサム算出回数の値が0になったら、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、チェックサムデータエリアの内容の各ビットの値を反転する(ステップS462)。そして、反転後のデータをチェックサムデータエリアにストアする(ステップS463)。このデータが、電源投入時にチェックされるパリティデータとなる。次いで、RAMアクセスレジスタにアクセス禁止値を設定する(ステップS471)。以後、内蔵RAM55のアクセスができなくなる。
When the value of the checksum calculation count becomes 0, the
さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ROM54に格納されているポートクリア設定テーブルの先頭アドレスをポインタにセットする(ステップS472)。ポートクリア設定テーブルにおいて、先頭アドレスには処理数(クリアすべき出力ポートの数)が設定され、次いで、出力ポートのアドレスおよび出力値データ(クリアデータ:出力ポートの各ビットのオフ状態の値)が、処理数分の出力ポートについて順次設定されている。
Further, the
遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ポインタが指すアドレスのデータ(すなわち処理数)をロードする(ステップS473)。また、ポインタの値を1増やし(ステップS474)、ポインタが指すアドレスのデータ(すなわち出力ポートのアドレス)をロードする(ステップS475)。さらに、ポインタの値を1増やし(ステップS476)、ポインタが指すアドレスのデータ(すなわち出力値データ)をロードする(ステップS477)。そして、出力値データを出力ポートに出力する(ステップS478)。その後、処理数を1減らし(ステップS479)、処理数が0でなければステップS474に戻る。処理数が0であれば、すなわち、クリアすべき出力ポートを全てクリアしたら、タイマ割込を停止し(ステップS481)、ループ処理に入る。
The
ループ処理では、電源断信号がオフ状態になったか否かを監視する(ステップS482)。電源断信号がオフ状態になった場合には復帰アドレスとして、電源投入時実行アドレス(ステップS1のアドレス)を設定してリターン命令を実行する(ステップS483)。すなわち、メイン処理に戻る。具体的には、遊技機に設けられている遊技用の装置を制御(自身で制御することと、他のマイクロコンピュータに制御させるために指令信号を送信することの双方を含む概念)する状態に戻る。 In the loop processing, it is monitored whether or not the power-off signal is turned off (step S482). When the power-off signal is turned off, the execution address at power-on (address in step S1) is set as a return address and a return command is executed (step S483). That is, the process returns to the main process. Specifically, a state in which a gaming device provided in the gaming machine is controlled (a concept including both controlling by itself and sending a command signal to cause another microcomputer to control). Return.
以上の処理によって、電力供給が停止する場合には、ステップS454〜S481の電力供給停止時処理が実行され、電力供給停止時処理が実行されたことを示すデータ(バックアップあり指定値およびチェックサム)がバックアップRAMへストアされ、RAMアクセスが禁止状態にされ、出力ポートがクリアされ、かつ、遊技制御処理を実行するためのタイマ割込が禁止状態に設定される。 When the power supply is stopped by the above process, the power supply stop process in steps S454 to S481 is executed, and data indicating that the power supply stop process has been executed (specified value with backup and checksum) Is stored in the backup RAM, the RAM access is disabled, the output port is cleared, and the timer interrupt for executing the game control process is disabled.
この実施の形態では、RAM55がバックアップ電源によって電源バックアップ(遊技機への電力供給が停止しても所定期間はRAM55の内容が保存されこと)されている。この例では、ステップS452〜S479の処理によって、バックアップ監視タイマの値とともに、電源断信号が出力されたときのRAM55の内容にもとづくチェックサムもRAM55のバックアップ領域に保存される。遊技機への電力供給が停止した後、所定期間内に電力供給が復旧したら、遊技制御手段は、上述したステップS91〜S94の処理によって、RAM55に保存されているデータ(電力供給が停止した直前の遊技制御手段による制御状態である遊技状態を示すデータ(例えば、プロセスフラグの状態、大当り中フラグの状態、確変フラグの状態、出力ポートの出力状態等)を含む)に従って、遊技状態を、電力供給が停止した直前の状態に戻すことができる。なお、電力供給停止の期間が所定期間を越えたらバックアップ監視タイマの値とチェックサムとが正規の値とは異なるはずであるから、その場合には、ステップS10〜S14の初期化処理が実行される。 In this embodiment, the RAM 55 is backed up by a backup power source (the contents of the RAM 55 are stored for a predetermined period even if the power supply to the gaming machine is stopped). In this example, the checksum based on the content of the RAM 55 when the power-off signal is output is stored in the backup area of the RAM 55 together with the value of the backup monitoring timer by the processing of steps S452 to S479. After the power supply to the gaming machine is stopped, when the power supply is restored within a predetermined period, the game control means performs data stored in the RAM 55 (immediately before the power supply is stopped) by the processing of steps S91 to S94 described above. In accordance with the data indicating the game state that is the control state by the game control means (for example, including the process flag state, the big hit flag state, the probability change flag state, the output port output state, etc.) It is possible to return to the state immediately before the supply is stopped. If the power supply stop period exceeds the predetermined period, the value of the backup monitoring timer and the checksum should be different from the regular values. In this case, the initialization process of steps S10 to S14 is executed. The
以上のように、電力供給停止時処理(電力の供給停止のための準備処理)によって、遊技状態を電力供給が停止した直前の状態に戻すためのデータが確実に変動データ記憶手段(この例ではRAM55の一部の領域)に保存される。よって、停電等による電源断が生じても、所定期間内に電源が復旧すれば、遊技状態を電力供給が停止した直前の状態に戻すことができる。 As described above, the power supply stop process (preparation process for stopping the power supply) ensures that the data for returning the gaming state to the state immediately before the power supply stopped is the fluctuation data storage means (in this example) Stored in a part of the RAM 55). Therefore, even if the power is cut off due to a power failure or the like, if the power is restored within a predetermined period, the gaming state can be returned to the state immediately before the power supply is stopped.
また、電源断信号がオフ状態になった場合には、ステップS1に戻る。その場合、電力供給停止時処理が実行されたことを示すデータが設定されているので、ステップS91〜S94の遊技状態復旧処理が実行される。よって、電力供給停止時処理を実行した後に払出制御基板37からの電源断信号がオフ状態になったときには、遊技の進行を制御する状態に戻る。従って、電源瞬断等が生じても、遊技制御処理が停止してしまうようなことはなく、自動的に、遊技制御処理が続行される。
If the power-off signal is turned off, the process returns to step S1. In this case, since data indicating that the power supply stop process has been executed is set, the game state recovery process of steps S91 to S94 is executed. Therefore, when the power-off signal from the
なお、払出制御基板37に対して送信される接続確認信号は、出力ポートをクリアする処理によってオフ状態に設定される。また、ステップ82およびS12の作業領域の設定では、接続確認信号に対応した出力ポートバッファの内容が、接続確認信号のオン状態に対応した値に設定される。そして、ステップS31の賞球処理が実行されると、出力ポートバッファの内容が出力ポートに出力されるので、払出制御基板37への接続確認信号がオン状態になる。従って、接続確認信号は、主基板31の立ち上がり時に出力される(オン状態になる)ことになる。なお、電源瞬断等から復帰した場合も、接続確認信号が出力される。
The connection confirmation signal transmitted to the
次に、メイン処理におけるスイッチ処理(ステップS22)を説明する。この実施の形態では、入賞検出またはゲート通過に関わる各スイッチの検出信号のオン状態が所定時間継続すると、確かにスイッチがオンしたと判定されスイッチオンに対応した処理が開始される。図18は、スイッチ処理で使用されるRAM55に形成される各1バイトのバッファを示す説明図である。前回ポートバッファは、前回(例えば2ms前)のスイッチオン/オフの判定結果が格納されるバッファである。ポートバッファは、今回入力したポート0の内容が格納されるバッファである。スイッチオンバッファは、スイッチのオンが検出された場合に対応ビットが1に設定され、スイッチのオフが検出された場合に対応ビットが0に設定されるバッファである。
Next, the switch process (step S22) in the main process will be described. In this embodiment, when the ON state of the detection signal of each switch related to winning detection or gate passage continues for a predetermined time, it is determined that the switch is surely turned on, and processing corresponding to the switch on is started. FIG. 18 is an explanatory diagram showing each 1-byte buffer formed in the RAM 55 used in the switching process. The previous port buffer is a buffer that stores the previous switch-on / off determination result (for example, 2 ms before). The port buffer is a buffer in which the contents of
図19は、遊技制御処理におけるステップS22のスイッチ処理の処理例を示すフローチャートである。スイッチ処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、入力ポート0(図12参照)に入力されているデータを入力し(ステップS101)、入力したデータをポートバッファにセットする(ステップS102)。次いで、RAM55に形成されるウェイトカウンタの初期値をセットし(ステップS103)、ウェイトカウンタの値が0になるまで、ウェイトカウンタの値を1ずつ減算する(ステップS104,S105)。
FIG. 19 is a flowchart showing a processing example of the switch process in step S22 in the game control process. In the switch process, the
ウェイトカウンタの値が0になると、再度、入力ポート0のデータを入力し(ステップS106)、入力したデータとポートバッファにセットされているデータとの間で、ビット毎に論理積をとる(ステップS107)。そして、論理積の演算結果を、ポートバッファにセットする(ステップS108)。ステップS103〜S108の処理によって、ほぼ[ウェイトカウンタの初期値×(ステップS104,S105の処理時間)]の時間間隔を置いて入力ポート0から入力した2回の入力データのうち、2回とも「1」になっているビットのみが、ポートバッファにおいて「1」になる。つまり、所定期間としての[ウェイトカウンタの初期値×(ステップS104,S105の処理時間)]だけスイッチの検出信号のオン状態が継続すると、ポートバッファにおける対応するビットが「1」になる。
When the value of the wait counter becomes 0, the data of the
さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、前回ポートバッファにセットされているデータとポートバッファにセットされているデータとの間で、ビット毎に排他的論理和をとる(ステップS109)。排他的論理和の演算結果において、前回(例えば2ms前)のスイッチオン/オフの判定結果と、今回オンと判定されたスイッチオン/オフの判定結果とが異なっているスイッチに対応したビットが「1」になる。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、さらに、排他的論理和の演算結果と、ポートバッファにセットされているデータとの間で、ビット毎に論理積をとる(ステップS110)。この結果、前回のスイッチオン/オフの判定結果と今回オンと判定されたスイッチオン/オフの判定結果とが異なっているスイッチに対応したビット(排他的論理和演算結果による)のうち、今回オンと判定されたスイッチに対応したビット(論理積演算による)のみが「1」として残る。
Further, the
そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ステップS110における論理積の演算結果をスイッチオンバッファにセットし(ステップS111)、ステップS108における演算結果がセットされているポートバッファの内容を前回ポートバッファにセットする(ステップS112)。
Then, the
以上の処理によって、所定期間継続してオン状態であったスイッチのうち、前回(例えば2ms前)のスイッチオン/オフの判定結果がオフであったスイッチ、すなわち、オフ状態からオン状態に変化したスイッチに対応したビットが、スイッチオンバッファにおいて「1」になっている。 Through the above processing, among the switches that have been in the on state for a predetermined period of time, the switch on / off determination result of the previous time (for example, 2 ms ago) was off, that is, the switch has changed from the off state to the on state. The bit corresponding to the switch is “1” in the switch-on buffer.
次に、主基板31と払出制御基板37との間で送受信される払出制御信号について説明する。図20は、遊技制御手段から払出制御手段に対して出力される制御信号の内容の一例を示す説明図である。この実施の形態では、払出制御等に関する各種の制御を行うために、主基板31と払出制御基板37との間で複数種類の制御信号が送受信される。図20に示すように、接続確認信号は、主基板31の立ち上がり時(遊技制御手段が遊技制御処理を開始したとき)に出力され、払出制御基板37に対して主基板31が立ち上がったことを通知するための信号(主基板31の接続確認信号)である。また、接続確認信号は、賞球払出が可能な状態であることを示す。
Next, payout control signals transmitted and received between the
賞球REQ信号は、賞球の払出要求時に出力状態(=オン状態)になる信号(すなわち賞球払出要求のトリガ信号)である。また、賞球REQ信号は、所定期間が経過すると、停止状態(オフ状態)になる。賞球個数信号は、払出要求を行う遊技球の個数(0〜15個)を指定するために出力される信号(賞球個数コマンド)である。 The prize ball REQ signal is a signal that is in an output state (= ON state) when a prize ball payout request is made (that is, a trigger signal for a prize ball payout request). In addition, the prize ball REQ signal is in a stopped state (off state) when a predetermined period has elapsed. The award ball number signal is a signal (prize ball number command) output for designating the number of game balls (0 to 15) for which a payout request is made.
図21は、図20に示す各制御信号の送受信に用いられる信号線等を示すブロック図である。図21に示すように、接続確認信号、賞球REQ信号および賞球個数信号は、遊技制御用マイクロコンピュータ560によって出力回路67を介して出力され、入力回路373Aを介して払出制御用マイクロコンピュータ370に入力される。また、電源断信号は、払出制御用マイクロコンピュータ370によって出力回路373Bを介して出力され、入力回路68を介して遊技制御用マイクロコンピュータ560に入力される。接続確認信号、賞球REQ信号および電源断信号は、それぞれ1ビットのデータであり、1本の信号線によって送信される。賞球個数信号は、0個〜15個を指定するので、4ビットのデータで構成され4本の信号線によって送信される。主基板31と払出制御基板37との間で、遊技制御用マイクロコンピュータ560への電源断信号の信号線と、払出制御に関わる制御信号(接続確認信号、賞球REQ信号および賞球個数信号)の信号線とをまとめて配線することができる。よって、遊技機において、遊技制御用マイクロコンピュータ560への電源断信号に関する配線スペースを節減することができる。
FIG. 21 is a block diagram showing signal lines and the like used for transmission / reception of each control signal shown in FIG. As shown in FIG. 21, the connection confirmation signal, the prize ball REQ signal, and the prize ball number signal are output by the
図22は、払出制御信号の出力の仕方の一例を示すタイミング図である。図22に示すように、入賞検出スイッチが遊技球の入賞を検出すると、遊技制御手段は、賞球REQ信号をオン状態にするとともに、賞球個数信号の出力状態を、入賞に応じて払い出される賞球数に応じた状態にする。なお、具体的には、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、遊技球が遊技機に設けられている入賞領域に入賞したことが入賞検出スイッチの検出信号によって検知すると、あらかじめ決められた賞球数をバックアップRAMに形成されている総賞球数格納バッファの内容に加算する。そして、総賞球数格納バッファの内容が0でない値になったら、賞球REQ信号をオン状態にするとともに、賞球個数信号の出力状態を、入賞に応じて払い出される賞球数に応じた状態にする。
FIG. 22 is a timing chart showing an example of how to output the payout control signal. As shown in FIG. 22, when the winning detection switch detects the winning of the game ball, the game control means turns on the winning ball REQ signal and pays out the output state of the winning ball number signal according to the winning. A state corresponding to the number of prize balls is set. Specifically, when the
また、この実施の形態では、始動口スイッチ14aで遊技球が検出されると4個の賞球払出を行い、入賞口スイッチ33a,39a,29a,30aのいずれかで遊技球が検出されると7個の賞球払出を行い、Vカウントスイッチ22またはカウントスイッチ23で遊技球が検出されると15個の賞球払出を行う。また、上述したように、賞球個数信号は4ビットで構成されているので、8ビットで表現されている00(H)〜0F(H)の賞球個数コマンドのうち、下位の4ビットが賞球個数信号によって主基板31から払出制御基板37に伝達される。以下、「00(H)〜0F(H)の賞球個数信号」のように表現することがあるが、実際には、賞球個数信号は、8ビットで表現されている00(H)〜0F(H)のうちの下位の4ビットに相当する。
In this embodiment, when a game ball is detected by the
払出制御手段は、賞球REQ信号の受信を確認すると、賞球個数信号の受信状態を確認し、賞球個数信号が示す賞球数を賞球未払出個数カウンタに加算する。 When the payout control means confirms the reception of the prize ball REQ signal, the payout control means confirms the reception state of the prize ball number signal, and adds the prize ball number indicated by the prize ball number signal to the prize ball unpaid number counter.
遊技制御手段は、所定の賞球REQ信号出力時間の経過後に、賞球REQ信号をオフ状態にするとともに、賞球個数信号の出力状態をクリアしてオフ状態にする。すなわち、賞球個数信号が0個を示す状態(無効コマンドを出力する状態)にする。従って、賞球個数信号は、賞球REQ信号がオン状態であるときには無効コマンド出力状態になっているので、払出制御手段において、ノイズ等によって賞球REQ信号のオン状態が検出されたような場合でも、誤って賞球払出を実行してしまうようなことはない。なお、賞球REQ信号出力時間は、払出制御基板37側で賞球REQ信号の受信を確実に認識できる時間としてあらかじめ定められた賞球REQ信号のオン状態を継続する時間である。
The game control means turns off the prize ball REQ signal after a predetermined prize ball REQ signal output time elapses and clears the output state of the prize ball number signal to turn it off. That is, a state in which the prize ball number signal indicates 0 (a state in which an invalid command is output) is set. Accordingly, the prize ball number signal is in an invalid command output state when the prize ball REQ signal is in an on state, so that in the case where the on state of the prize ball REQ signal is detected by noise or the like in the payout control means. However, there is no such thing as accidentally paying out a prize ball. The prize ball REQ signal output time is a period of time during which the award ball REQ signal is turned on in advance, which is predetermined as a time during which the
図23は、ステップS31の賞球処理の一例を示すフローチャートである。賞球処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、賞球個数加算処理(ステップS201)と賞球制御処理(ステップS202)とを実行する。そして、RAM55に形成されるポート0バッファの内容をポート0に出力する(ステップS203)。なお、ポート0バッファの内容は、賞球制御処理において更新される。
FIG. 23 is a flowchart showing an example of the prize ball processing in step S31. In the prize ball process, the
賞球個数加算処理では、図24に示す賞球個数テーブルが使用される。賞球個数テーブルは、ROM54に設定されている。賞球個数テーブルの先頭アドレスには処理数(この例では「7」)が設定され、その後に、スイッチオンバッファの下位アドレス、入賞により賞球を払い出すことになる入賞口の各スイッチについてのスイッチ入力ビット判定値、賞球数が、入賞口の各スイッチのそれぞれに対応して順次設定されている。なお、スイッチ入力ビット判定値は、入力ポート0における各スイッチの検出信号が入力されるビットに対応した値である(図12参照)。また、スイッチオンバッファの上位アドレスは固定的な値(例えば7F(H))である。また、賞球個数テーブルにおいて、7つのスイッチオンバッファの下位アドレスのそれぞれには、同じデータが設定されている。
In the prize ball number adding process, a prize ball number table shown in FIG. 24 is used. The prize ball number table is set in the ROM 54. The number of processes (in this example, “7”) is set in the top address of the winning ball number table, and then the lower address of the switch-on buffer, and each switch of the winning opening that will pay out the winning ball by winning. The switch input bit determination value and the number of winning balls are sequentially set corresponding to each switch of the winning opening. The switch input bit determination value is a value corresponding to the bit to which the detection signal of each switch at the
図25は、賞球個数加算処理を示すフローチャートである。賞球個数加算処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、賞球個数テーブルの先頭アドレスをポインタにセットする(ステップS211)。そして、ポインタが指すアドレスのデータ(この場合には処理数)をロードする(ステップS212)。次に、スイッチオンバッファの上位アドレス(8ビット)を2バイトのチェックポインタの上位1バイトにセットする(ステップS213)。
FIG. 25 is a flowchart showing the prize ball number adding process. In the winning ball number adding process, the
そして、ポインタの値を1増やし(ステップS214)、ポインタが指す賞球個数テーブルのデータ(この場合にはスイッチオンバッファの下位アドレス)をチェックポインタの下位1バイトにセットした後(ステップS215)、ポインタの値を1増やす(ステップS216)。次いで、チェックポインタが指すアドレスのデータ、すなわちスイッチオンバッファの内容をレジスタにロードし(ステップS217)、ロードした内容と、ポインタが指す賞球個数テーブルのデータ(この場合にはスイッチ入力ビット判定値)との論理積をとる(ステップS218)。この結果、スイッチオンバッファの内容がロードされたレジスタには、検査対象としているスイッチの検出信号に対応したビット以外の7ビットが0になる。そして、ポインタの値を1増やす(ステップS219)。 Then, the value of the pointer is incremented by 1 (step S214), the prize ball number table data pointed to by the pointer (in this case, the lower address of the switch-on buffer) is set in the lower 1 byte of the check pointer (step S215), The pointer value is increased by 1 (step S216). Next, the address data pointed to by the check pointer, that is, the contents of the switch-on buffer is loaded into the register (step S217), and the loaded contents and the data of the prize ball number table pointed to by the pointer (in this case, the switch input bit judgment value) ) And the logical product (step S218). As a result, 7 bits other than the bit corresponding to the detection signal of the switch to be inspected become 0 in the register loaded with the contents of the switch-on buffer. Then, the pointer value is incremented by 1 (step S219).
ステップS218における演算結果が0でなれば、すなわち、検査対象のスイッチの検出信号がオン状態であれば、ポインタが指す賞球個数テーブルのデータ(この場合には賞球個数)を賞球加算値に設定し(ステップS220,S221)、賞球加算値を、RAM55に形成されている16ビットの総賞球数格納バッファの内容に加算する(ステップS222)。加算の結果、桁上げが発生した場合には、総賞球数格納バッファの内容を65535(=FFFF(H))に設定する(ステップS223,224)。 If the calculation result in step S218 is 0, that is, if the detection signal of the switch to be inspected is on, the prize ball number table data pointed to by the pointer (in this case, the prize ball number) is used as the prize ball addition value. (Steps S220 and S221), and the prize ball addition value is added to the contents of the 16-bit total prize ball number storage buffer formed in the RAM 55 (step S222). If a carry occurs as a result of the addition, the content of the total number of winning balls storage buffer is set to 65535 (= FFFF (H)) (steps S223 and 224).
ステップS225では処理数を1減らし、処理数が0であれば処理を終了し、処理数が0でなければステップS214に戻る(ステップS226)。また、ステップS220において、ステップS218における演算結果が0であること、すなわち、検査対象のスイッチの検出信号がオフ状態であることを確認したら、ステップS225に移行する。 In step S225, the number of processes is reduced by 1. If the number of processes is 0, the process ends. If the number of processes is not 0, the process returns to step S214 (step S226). In step S220, when it is confirmed that the calculation result in step S218 is 0, that is, the detection signal of the switch to be inspected is in the OFF state, the process proceeds to step S225.
図26は、ステップS201の賞球制御処理を示すフローチャートである。賞球制御処理では、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、賞球プロセスコードの値に応じて、ステップS231〜S233のいずれかの処理を実行する。
FIG. 26 is a flowchart showing the prize ball control process in step S201. In the prize ball control process, the
図27は、賞球プロセスコードの値が0の場合に実行される賞球待ち処理1(ステップS231)を示すフローチャートである。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、賞球待ち処理1において、賞球待機中出力値(10(H))をポート0バッファにセットする(ステップS241)。なお、賞球待機中出力値がポート0バッファにセットされると、ステップS203においてポート0バッファの内容がポート0に出力されることによって、賞球REQ信号がオフ状態になり、接続確認信号のオン状態が維持される(図10参照)。また、賞球個数信号が無効コマンド(00(H))を出力する状態になる。
FIG. 27 is a flowchart showing the prize waiting process 1 (step S231) executed when the value of the prize ball process code is zero. In the award
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、賞球タイマが0であるか否か確認する(ステップS242)。賞球タイマが0でなければ、賞球タイマの値を1減らして(ステップS243)、処理を終了する。賞球タイマは賞球処理において必要となる時間を計測するためのタイマであるが、この段階で賞球タイマの値が0でないということは、前回の払出処理が完了した後、次に賞球REQ信号をオン状態にするまでの待ち時間(連続して賞球払出が実行される場合に複数の賞球REQ信号のオン期間の間に間隔を設けるための時間)が終了していないことを意味する。なお、賞球タイマは、後述する賞球待ち処理2のステップS263でセットされる。また、ステップS241〜S243の処理は、ステップS233の賞球待ち処理2の実行が完了して前回の賞球制御処理が完了した後に、賞球REQ信号をオフ状態にするとともに、賞球個数信号として無効コマンド(00(H))を出力するための処理である。
Next, the
賞球タイマの値が0であれば、次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、総賞球数格納バッファの内容を確認する(ステップS244)。その値が0であれば処理を終了し、0でなければ、賞球プロセスコードの値を1にした後(ステップS245)、処理を終了する。
If the value of the prize ball timer is 0, the
図28は、賞球プロセスコードの値が1の場合に実行される賞球送信処理(ステップS232)を示すフローチャートである。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、賞球送信処理において、総賞球数格納バッファの内容が賞球コマンド最大値(この例では「15」)よりも小さいか否か確認する(ステップS251)。総賞球数格納バッファの内容が賞球コマンド最大値以上であれば、賞球コマンド最大値を賞球個数バッファに設定する(ステップS252)。また、総賞球数格納バッファの内容が賞球コマンド最大値よりも小さい場合には、総賞球数格納バッファの内容を賞球個数バッファに設定する(ステップS253)。
FIG. 28 is a flowchart showing a prize ball transmission process (step S232) executed when the value of the prize ball process code is 1. In the prize ball transmission process, the
その後、賞球REQ中出力値(30(H))を出力ポート0バッファにセットする(ステップS254)。なお、賞球REQ中出力値が出力ポート0バッファにセットされると、ステップS203において出力ポート0バッファの内容がポート0に出力されることによって、賞球REQ信号がオン状態になり、接続確認信号のオン状態が維持される(図10参照)。また、賞球個数バッファの内容を出力ポート0バッファの下位4ビットにセットする(ステップS255)。
Thereafter, the output value (30 (H)) during the prize ball REQ is set in the
この実施の形態では、賞球コマンド最大値は「15」である。従って、最大で「15」の払出数を指定する賞球制御信号が払出制御基板37に送信される。
In this embodiment, the maximum value of the prize ball command is “15”. Accordingly, a prize ball control signal designating the maximum number of payouts of “15” is transmitted to the
賞球制御信号を送信すると、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、総賞球数格納バッファの内容から、賞球個数バッファの内容(払出制御手段に指令した賞球払出個数)を減算する(ステップS256)。また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、賞球タイマにREQ終了判定時間値(例えば3)をセットする(ステップS257)。REQ終了判定時間値は、賞球REQ信号オフ待ち時間を作成するための値である。そして、賞球プロセスコードの値を2にして(ステップS258)、処理を終了する。
When the prize ball control signal is transmitted, the
なお、この例では、賞球制御信号を送信したあとにステップS256の減算処理を行うが、具体的には、ステップS254およびステップS255で賞球REQ中出力値と賞球個数バッファの内容とが出力ポート0バッファにセットされたあと、ステップS203にて出力ポート0バッファの内容がポート0に出力される前に行われる。ただし、ステップS254およびステップS255で賞球REQ中出力値と賞球個数バッファの内容とが出力ポート0バッファにセットされ、その後にステップS203において出力ポート0バッファの内容がポート0に出力されて、賞球REQ信号が実際にオン状態となったあとに、総賞球数格納バッファの内容から賞球個数バッファの内容を減算する減算処理を行うようにしてもよい。
In this example, after the prize ball control signal is transmitted, the subtraction process in step S256 is performed. Specifically, in step S254 and step S255, the output value in the prize ball REQ and the content of the prize ball number buffer are obtained. After being set in the
図29は、賞球プロセスコードの値が2の場合に実行される賞球待ち処理2(ステップS233)を示すフローチャートである。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、賞球待ち処理2において、賞球タイマの値を確認し(ステップS261)、その値が0でなければ賞球タイマの値を1減らして(ステップS262)、処理を終了する。賞球タイマの値が0になったら、すなわち、賞球REQ信号オフ待ち時間(賞球REQ信号をオンさせている時間)が経過したら、賞球REQ待ち時間を賞球タイマにセットする(ステップS263)。そして、賞球プロセスコードの値を0にして(ステップS264)、処理を終了する。賞球REQ待ち時間は、次に賞球REQ信号をオン状態にするまでの待ち時間(連続して賞球払出が実行される場合に、複数の賞球REQ信号のオン期間の間に間隔を設けるための時間)である。なお、ステップS261で賞球REQ信号オフ待ち時間が経過したと判定された場合には、ステップS241において、賞球REQ信号をオフ状態にするための制御が実行される(図27参照)。
FIG. 29 is a flowchart showing the winning ball waiting process 2 (step S233) executed when the value of the winning ball process code is 2. In the award
以上の処理によって、遊技制御手段は、払出条件の成立にもとづいて払い出される賞球としての遊技球の総数を特定可能に総賞球数格納バッファに記憶する。また、遊技制御手段は、総賞球数格納バッファに記憶されている賞球数にもとづいて払出制御手段に対して所定数の賞球の払出数を指定する払出指令信号を送信する。ここで、所定数は、総賞球数格納バッファに記憶されている賞球数が15個以上であれば15であり、15個未満であれば、総賞球数格納バッファに記憶されている賞球数である。そして、賞球払出を指定する賞球制御信号の送信を開始したときに、総賞球数格納バッファに記憶されている賞球数から払出指令信号で指定した払出数を減算する減算処理を行う。 By the above processing, the game control means stores the total number of game balls as prize balls to be paid out based on the establishment of the payout condition in the total prize ball number storage buffer so as to be specified. Further, the game control means transmits a payout command signal for designating a payout number of a predetermined number of prize balls to the payout control means based on the number of prize balls stored in the total prize ball number storage buffer. Here, the predetermined number is 15 if the number of prize balls stored in the total prize ball number storage buffer is 15 or more, and is stored in the total prize ball number storage buffer if it is less than 15. The number of prize balls. Then, when transmission of a prize ball control signal designating a prize ball payout is started, a subtraction process is performed for subtracting the number of prizes designated by the payout command signal from the number of prize balls stored in the total prize ball number storage buffer. .
なお、この実施の形態では、払出条件の成立にもとづいて払い出される景品遊技媒体の総数を特定可能に記憶する景品遊技媒体数記憶手段として、総数そのものを記憶する総賞球数格納バッファが例示されたが、景品遊技媒体の総数を特定可能に記憶する景品遊技媒体数記憶手段は、各入賞領域への入賞数を記憶したり、賞球数が同じである入賞領域毎の入賞数(例えば6個の賞球数に対応した入賞口14、10個の賞球数に対応した入賞口33,39,29,30、15個の賞球数に対応した大入賞口への入賞数であって、未だ賞球払出が終了していない入賞数)を記憶するものであってもよい。
In this embodiment, as the prize game medium number storage means for storing the total number of prize game media to be paid out based on the establishment of the payout condition, a total prize ball number storage buffer for storing the total number itself is exemplified. However, the prize game medium number storage means for storing the total number of prize game media in an identifiable manner stores the number of prizes received in each prize area, or the number of prizes for each prize area (for example, 6). The number of winning holes 14 corresponding to the number of winning balls, the number of winning
次に、払出制御手段(払出制御用マイクロコンピュータ370およびI/Oポート)の動作を説明する。図30は、払出制御手段における出力ポートの割り当ての例を示す説明図である。図30に示すように、出力ポート0は、ステッピングモータによる払出モータ289に供給される各相の信号を出力するための出力ポートである。また、出力ポート1は、球切れLED52、および賞球LED51と、主基板31に対して送信されるクリア信号、遊技機外部に出力される賞球中信号、賞球情報、球貸し情報および遊技機エラー状態信号を出力するための出力ポートである。出力ポート2は、7セグメントLEDによるエラー表示LED374の各セグメント出力の出力ポートである。
Next, the operation of the payout control means (the
なお、払出制御基板37には、図30には示されていないが、カードユニット50へのEXS信号およびPRDY信号を出力するための出力ポート3も設けられている。
Although not shown in FIG. 30, the
図31は、払出制御手段における入力ポートのビット割り当ての例を示す説明図である。図31に示すように、入力ポート0のビット0〜3には、4ビットの賞球個数信号が入力され、ビット4〜7には、それぞれ、主基板31からの接続確認信号、主基板31からの賞球REQ信号、球切れスイッチ187の検出信号、払出モータ位置センサ295の検出信号が入力される。また、入力ポート1のビット1〜3には、それぞれ、払出個数カウントスイッチ301の検出信号、エラー解除スイッチ375からの操作信号、満タンスイッチ48の検出信号が入力される。入力ポート1のビット4〜6には、それぞれ、カードユニット50からのVL信号、BRDY信号、BRQ信号が入力される。入力ポート2には、電源基板910からのクリアスイッチ921の出力信号(クリア信号:図31では「クリアスイッチ」として示す。)、および電源断信号が入力される。
FIG. 31 is an explanatory diagram showing an example of bit assignment of input ports in the payout control means. As shown in FIG. 31, a 4-bit prize ball number signal is input to
次に、払出制御手段の動作について説明する。図32は、払出制御手段が実行するメイン処理を示すフローチャートである。メイン処理では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、まず、必要な初期設定を行う。すなわち、払出制御用マイクロコンピュータ370は、まず、割込禁止に設定する(ステップS701)。次に、割込モードを割込モード2に設定し(ステップS702)、スタックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定する(ステップS703)。また、払出制御用マイクロコンピュータ370は、内蔵デバイスレジスタの初期化を行い(ステップS704)、CTCおよびPIOの初期化を行う(ステップS705)を行った後に、RAMをアクセス可能状態に設定する(ステップS706)。また、賞球未払出個数カウンタ初期値として0000(H)をセットする(ステップS707)。
Next, the operation of the payout control means will be described. FIG. 32 is a flowchart showing main processing executed by the payout control means. In the main process, the
この実施の形態では、内蔵CTCのうちの一つのチャネルがタイマモードで使用される。従って、ステップS704の内蔵デバイスレジスタの設定処理およびステップS705の処理において、使用するチャネルをタイマモードに設定するためのレジスタ設定、割込発生を許可するためのレジスタ設定および割込ベクタを設定するためのレジスタ設定が行われる。そして、そのチャネルによる割込がタイマ割込として用いられる。タイマ割込を例えば2ms毎に発生させたい場合は、初期値として2msに相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。 In this embodiment, one channel of the built-in CTC is used in the timer mode. Accordingly, in the built-in device register setting process in step S704 and the process in step S705, register setting for setting the channel to be used to timer mode, register setting for permitting interrupt generation, and setting an interrupt vector. The register is set. The interrupt by the channel is used as a timer interrupt. For example, when it is desired to generate a timer interrupt every 2 ms, a value corresponding to 2 ms is set as an initial value in a predetermined register (time constant register).
なお、タイマモードに設定されたチャネル(この実施の形態ではチャネル3)に設定される割込ベクタは、タイマ割込処理の先頭アドレスに相当するものである。具体的は、Iレジスタに設定された値と割込ベクタとでタイマ割込処理の先頭アドレスが特定される。タイマ割込処理では、払出手段を制御する払出制御処理(少なくとも主基板からの賞球払出に関する指令信号に応じて球払出装置97を駆動する処理を含み、球貸し要求に応じて球払出装置97を駆動する処理が含まれていてもよい。)が実行される。
The interrupt vector set for the channel set to the timer mode (
この実施の形態では、払出制御用マイクロコンピュータ370でも割込モード2が設定される。従って、内蔵CTCのカウントアップにもとづく割込処理を使用することができる。また、CTCが送出した割込ベクタに応じた割込処理開始アドレスを設定することができる。CTCのチャネル3(CH3)のカウントアップにもとづく割込は、CPUの内部クロック(システムクロック)をカウントダウンしてレジスタ値が「0」になったら発生する割込であり、タイマ割込として用いられる。
In this embodiment, the
次いで、入力ポート2を介して入力されるクリアスイッチ921の出力信号の状態を1回だけ確認する(ステップS708)。その確認においてオンを検出した場合には、払出制御用マイクロコンピュータ370は、クリア信号を出力ポート1にセットして主基板31に対してクリア信号を出力する(ステップS712b)。すなわち、クリア信号をオン状態とする。そして、初期化処理を実行する(ステップS712〜ステップS715)。すなわち、クリアスイッチ921のオンが検出されると、主基板31へのクリア信号がオン状態とされるとともに、初期化処理が実行される。なお、ステップS712bでクリア信号がオン状態とされた場合には、その後にクリアスイッチ921からのクリア信号がオフ状態となったあと所定期間が経過するまで、主基板31へのクリア信号のオン状態が継続される。クリアスイッチ921がオンの状態でない場合には、遊技機への電力供給が停止したときにバックアップRAM領域のデータ保護処理(例えばパリティデータの付加等の電力供給停止時処理)が行われたか否か確認する(ステップS709)。保護処理が行われていたか否かは、後述する電力供給停止時処理においてバックアップRAM領域に保存されるバックアップ監視タイマの値が、バックアップRAM領域のデータ保護処理を実行したことに応じた値(例えば2)になっているか否かによって確認される。なお、そのような確認の仕方は一例であって、例えば、電力供給停止時処理においてバックアップフラグ領域にデータ保護処理を実行したことを示すフラグをセットし、ステップS709において、そのフラグがセットされていることを確認したらバックアップありと判定してもよい。
Next, the state of the output signal of the
バックアップありと判定したら、払出制御用マイクロコンピュータ370は、バックアップRAM領域のデータチェック(この例ではパリティチェック)を行う(ステップS710)。この実施の形態では、クリアデータ(00)をチェックサムデータエリアにセットし、チェックサム算出開始アドレスをポインタにセットする。また、チェックサムの対象となるデータ数に対応するチェックサム算出回数をセットする。そして、チェックサムデータエリアの内容とポインタが指すRAM領域の内容との排他的論理和を演算する。演算結果をチェックサムデータエリアにストアするとともに、ポインタの値を1増やし、チェックサム算出回数の値を1減算する。以上の処理が、チェックサム算出回数の値が0になるまで繰り返される。チェックサム算出回数の値が0になったら、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、チェックサムデータエリアの内容の各ビットの値を反転し、反転後のデータをチェックサムとする。
If it is determined that there is a backup, the
後述する電力供給停止時処理において、上記の処理と同様の処理(図34に示す処理)によってチェックサムが算出され、チェックサムはバックアップRAM領域に保存されている。ステップS710では、算出したチェックサムと保存されているチェックサムとを比較する。不測の停電等の電力供給停止が生じた後に復旧した場合には、バックアップRAM領域のデータは保存されているはずであるから、チェック結果(比較結果)は正常(一致)になる。チェック結果が正常でないということは、バックアップRAM領域のデータが、電力供給停止時のデータとは異なっていることを意味する。そのような場合には、内部状態を電力供給停止時の状態に戻すことができないので、払出制御状態復旧処理を実行せず、クリア信号をオン状態とするとともに(ステップS712b)、初期化処理(ステップS712〜S715の処理)を実行する。 In the power supply stop process described later, the checksum is calculated by the same process (the process shown in FIG. 34) as the above process, and the checksum is stored in the backup RAM area. In step S710, the calculated checksum is compared with the stored checksum. When the power supply is stopped after an unexpected power failure or the like, the data in the backup RAM area should be saved, so the check result (comparison result) is normal (matched). That the check result is not normal means that the data in the backup RAM area is different from the data when the power supply is stopped. In such a case, since the internal state cannot be returned to the state at the time of power supply stop, the payout control state restoration process is not executed, the clear signal is turned on (step S712b), and the initialization process ( Steps S712 to S715) are executed.
チェック結果が正常であれば、払出制御用マイクロコンピュータ370は、払出制御状態復旧処理を行う。具体的には、賞球未払出個数カウンタ初期値として、バックアップRAMに形成されている賞球未払出個数カウンタの値をセットする(ステップS711)。そして、ステップS713以降の処理を実行する。
If the check result is normal, the
初期化処理では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、まず、クリア信号をオン状態とするとともに(ステップS712b)、RAMクリア処理を行う(ステップS712)。また、RAM領域のフラグやカウンタなどに初期値を設定する(ステップS713)。ステップS713の処理には、賞球未払出個数カウンタ初期値を賞球未払出個数カウンタにセットする処理が含まれる。従って、払出制御状態復旧処理(ステップS711)が実行された場合には、バックアップRAMに保存されていた賞球未払出個数カウンタの値が、あらためて賞球未払出個数カウンタにセットされる。換言すれば、バックアップRAMに保存されていた賞球未払出個数カウンタの値がそのまま使用される。
In the initialization process, the
そして、定期的にタイマ割込がかかるように払出制御用マイクロコンピュータ370に設けられているCTCのレジスタの設定を行う(ステップS714)。すなわち、初期値としてタイマ割込発生間隔に相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。そして、初期設定処理のステップS701において割込禁止とされているので、初期化処理を終える前に割込が許可される(ステップS715)。その後、タイマ割込の発生を監視するループ処理に入る。
Then, the CTC register provided in the
上記のように、この実施の形態では、払出制御用マイクロコンピュータ370の内蔵CTCが繰り返しタイマ割込を発生するように設定される。そして、タイマ割込が発生すると、払出制御用マイクロコンピュータ370は、タイマ割込処理を実行する。
As described above, in this embodiment, the built-in CTC of the
図33は、払出制御手段が実行するタイマ割込処理の例を示すフローチャートである。タイマ割込処理にて、払出制御用マイクロコンピュータ370は、電源断信号が出力された否かを監視する電源断処理を実行する(ステップS749)。その後、ステップS750以降の払出制御処理を実行する。払出制御処理では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、まず、入力判定処理を行う(ステップS751)。入力判定処理は、入力ポート0のビット4〜6および入力ポート1のビット3〜6(図31参照)の状態を検出して検出結果をRAMの所定の1バイト(入力状態フラグと呼ぶ。)に反映する処理である。なお、払出制御処理において、入力ポート0のビット4〜6および入力ポート1のビット3〜6の状態にもとづいて制御を行う場合には、直接入力ポートの状態をチェックするのではなく、入力状態フラグの状態をチェックする。
FIG. 33 is a flowchart showing an example of timer interruption processing executed by the payout control means. In the timer interruption process, the
次に、払出制御用マイクロコンピュータ370は、払出モータ制御処理を実行する(ステップS753)。払出モータ制御処理では、払出モータ289を駆動すべきときには、払出モータφ1〜φ4のパターンを出力ポート0に出力するための処理を行う。
Next, the
また、払出制御用マイクロコンピュータ370は、カードユニット50と通信を行うプリペイドカードユニット制御処理を実行する(ステップS754)。次いで、払出制御用マイクロコンピュータ370は、主基板31の遊技制御手段と通信を行う主制御通信処理を実行する(ステップS755)。さらに、カードユニット50からの球貸し要求に応じて貸し球を払い出す制御を行い、また、主基板からの賞球個数信号が示す個数の賞球を払い出す制御を行う賞球球貸し制御処理を実行する(ステップS756)。
Further, the
そして、払出制御用マイクロコンピュータ370は、各種のエラーを検出するエラー処理を実行する(ステップS757)。また、遊技機外部に出力される賞球情報や球貸し情報を出力するための情報出力処理を実行する(ステップS758)。また、エラー処理の結果に応じてエラー表示LED374に所定の表示を行うとともに、賞球LED51および球切れLED52を点灯するための表示制御処理を実行する(ステップS759)。なお、払出制御用マイクロコンピュータ370は、表示制御処理において、賞球払出を行っている状態であるときに、賞球LED51を点灯するための制御を行う。また、賞球払出を終了したら、賞球LED51を消灯するための制御を行う。
Then, the
また、この実施の形態では、出力ポートの出力状態に対応したRAM領域(出力ポート0バッファ、出力ポート1バッファ、出力ポート2バッファ)が設けられているのであるが、払出制御用マイクロコンピュータ370は、出力ポート0バッファ、出力ポート1バッファおよび出力ポート2バッファの内容を出力ポートに出力する(ステップS760:出力処理)。出力ポート0バッファ、出力ポート1バッファおよび出力ポート2バッファは、払出モータ制御処理(ステップS753)、プリペイドカード制御処理(ステップS754)、主制御通信処理(ステップS755)、情報出力処理(ステップS758)および表示制御処理(ステップS759)で更新される。
In this embodiment, a RAM area (
図34および図35は、ステップS749の電源断処理の一例を示すフローチャートである。電源断処理において、払出制御用マイクロコンピュータ370は、まず、電源断信号が出力されているか否か(オン状態になっているか否か)確認する(ステップS901)。オン状態でなければ、払出制御基板37が備えるRAMに形成されるバックアップ監視タイマの値を0クリアする(ステップS902)。オン状態であれば、RAMに形成されるバックアップ監視タイマの値を1増やす(ステップS903)。そして、バックアップ監視タイマの値が判定値(例えば2)と一致すれば(ステップS904)、ステップS905以降の電力供給停止時処理を実行する。つまり、払出制御を実行する状態から払出制御の制御状態を保存させるための電力供給停止時処理(電源断時制御処理)を実行する状態に移行する。
34 and 35 are flowcharts illustrating an example of the power-off process in step S749. In the power-off process, the
バックアップ監視タイマと判定値とを用いることによって、判定値に相当する時間だけ電源断信号のオン状態が継続したら、電力供給停止時処理が開始される。すなわち、ノイズ等で一瞬電源断信号のオン状態が発生しても、誤って電力供給停止時処理が開始されるようなことはない。なお、バックアップ監視タイマの値は、遊技機への電力供給が停止しても、所定期間はバックアップ電源によって保存される。従って、メイン処理におけるステップS709では、バックアップ監視タイマの値が判定値と同じ値になっていることによって、電力供給停止時処理の処理結果が保存されていることを確認できる。 By using the backup monitoring timer and the determination value, if the power-off signal is kept on for a time corresponding to the determination value, the power supply stop process is started. That is, even when the power-off signal is turned on for a moment due to noise or the like, the power supply stop process is not erroneously started. Note that the value of the backup monitoring timer is stored by the backup power source for a predetermined period even when power supply to the gaming machine is stopped. Accordingly, in step S709 in the main process, it is possible to confirm that the processing result of the power supply stop process is stored because the value of the backup monitoring timer is the same value as the determination value.
電力供給停止時処理において、払出制御用マイクロコンピュータ370は、電力供給停止時処理待機時間を待機時間タイマに設定し(ステップS905)、遊技制御手段からの賞球制御信号を所定期間(電力供給停止時処理待機時間)受付ける待機時間中賞球受付処理を行う(ステップS906〜S909)。なお、待機時間タイマは、RAMに格納されている。
In the power supply stop process, the
電力供給停止時処理待機時間は、電源断信号を出力してから、電源断信号の入力に応じた主基板31での電力供給停止時処理が開始されるまでの期間としてあらかじめ定められた時間である。なお、電力供給停止時処理待機時間は、少なくとも、待機時間中賞球受付処理が終了する前に主基板31での電力供給停止時処理が開始されるような時間が定められる。
The processing standby time at the time of power supply stop is a predetermined time as a period from the output of the power-off signal to the start of the power-supply stop processing at the
待機時間中賞球受付処理において、払出制御用マイクロコンピュータ370は、賞球REQ信号がオン状態であれば(ステップS906)、賞球個数信号が示す個数を賞球未払出個数カウンタに加算する(ステップS909)。賞球REQ信号がオン状態でなければ、払出制御用マイクロコンピュータ370は、待機時間タイマを1減算し(ステップS907)、待機時間タイマが0でなければステップS906の処理に戻る(ステップS908)。すなわち、電力供給停止時処理待機時間が経過するまで、待機時間中賞球受付処理を実行する。
In the award ball acceptance process during the waiting time, the
そして、待機時間タイマが0であれば、待機時間中賞球受付処理を終了し、ステップS911の処理に移行する。 If the waiting time timer is 0, the award ball acceptance process during the waiting time is terminated, and the process proceeds to step S911.
待機時間中賞球受付処理を終了すると、払出制御用マイクロコンピュータ370は、パリティデータを作成する(ステップS911〜S920)。すなわち、まず、クリアデータ(00)をチェックサムデータエリアにセットし(ステップS911)、電力供給停止時でも内容が保存されるべきRAM領域の先頭アドレスに相当するチェックサム算出開始アドレスをポインタにセットする(ステップS912)。また、電力供給停止時でも内容が保存されるべきRAM領域の最終アドレスに相当するチェックサム算出回数をセットする(ステップS913)。
When the award ball acceptance process during the waiting time is completed, the
次いで、チェックサムデータエリアの内容とポインタが指すRAM領域の内容との排他的論理和を演算する(ステップS914)。演算結果をチェックサムデータエリアにストアするとともに(ステップS915)、ポインタの値を1増やし(ステップS916)、チェックサム算出回数の値を1減算する(ステップS917)。そして、ステップS914〜S917の処理を、チェックサム算出回数の値が0になるまで繰り返す(ステップS918)。 Next, an exclusive OR of the contents of the checksum data area and the contents of the RAM area pointed to by the pointer is calculated (step S914). The calculation result is stored in the checksum data area (step S915), the pointer value is incremented by 1 (step S916), and the value of the checksum calculation count is decremented by 1 (step S917). Then, the processes in steps S914 to S917 are repeated until the value of the checksum calculation count becomes 0 (step S918).
チェックサム算出回数の値が0になったら、払出制御用マイクロコンピュータ370は、チェックサムデータエリアの内容の各ビットの値を反転する(ステップS919)。そして、反転後のデータをチェックサムデータエリアにストアする(ステップS920)。このデータが、電源投入時にチェックされるパリティデータとなる。次いで、RAMアクセスレジスタにアクセス禁止値を設定する(ステップS921)。以後、内蔵RAM55のアクセスができなくなる。
When the value of the checksum calculation count becomes 0, the
さらに、払出制御用マイクロコンピュータ370は、ROM54に格納されているポートクリア設定テーブルの先頭アドレスをポインタにセットする(ステップS922)。ポートクリア設定テーブルにおいて、先頭アドレスには処理数(クリアすべき出力ポートの数)が設定され、次いで、出力ポートのアドレスおよび出力値データ(クリアデータ:出力ポートの各ビットのオフ状態の値)が、処理数分の出力ポートについて順次設定されている。
Further, the
払出制御用マイクロコンピュータ370は、ポインタが指すアドレスのデータ(すなわち処理数)をロードする(ステップS923)。また、ポインタの値を1増やし(ステップS924)、ポインタが指すアドレスのデータ(すなわち出力ポートのアドレス)をロードする(ステップS925)。さらに、ポインタの値を1増やし(ステップS926)、ポインタが指すアドレスのデータ(すなわち出力値データ)をロードする(ステップS927)。そして、出力値データを出力ポートに出力する(ステップS928)。その後、処理数を1減らし(ステップS929)、処理数が0でなければステップS924に戻る(ステップS930)。処理数が0であれば(ステップS930のY)、すなわち、クリアすべき出力ポートを全てクリアしたら、タイマ割込を停止し(ステップS931)、ループ処理に入る。
The
ループ処理では、電源断信号がオフ状態になったか否かを監視する(ステップS932)。電源断信号がオフ状態になった場合には、復帰アドレスとして、電源投入時実行アドレス(ステップS701のアドレス)を設定してリターン命令を実行する(ステップS933)。すなわち、メイン処理に戻る。具体的には、遊技機に設けられている遊技用の装置(球払出装置97など)を制御する状態に戻る。 In the loop processing, it is monitored whether or not the power-off signal is turned off (step S932). When the power-off signal is turned off, the return address is set to the execution address at power-on (the address in step S701) and the return command is executed (step S933). That is, the process returns to the main process. Specifically, the state returns to a state in which a gaming device (such as a ball payout device 97) provided in the gaming machine is controlled.
以上の処理によって、電力供給が停止する場合には、電源断信号を出力する処理と、待機時間中賞球受付処理と、ステップS911〜S931の電力供給停止時処理とが実行され、電力供給停止時処理が実行されたことを示すデータ(バックアップあり指定値およびチェックサム)がバックアップRAMへストアされ、RAMアクセスが禁止状態にされ、出力ポートがクリアされ、かつ、払出制御処理を実行するためのタイマ割込が禁止状態に設定される。 When the power supply is stopped by the above process, the process of outputting the power-off signal, the award ball acceptance process during the standby time, and the power supply stop process of steps S911 to S931 are executed, and the power supply is stopped. Data indicating that time processing has been executed (specified value with backup and checksum) is stored in the backup RAM, RAM access is disabled, the output port is cleared, and the payout control process is executed. Timer interrupt is disabled.
待機時間中賞球受付処理を実行することによって、電力供給停止直前に遊技制御用マイクロコンピュータ560が払出数データとしての賞球個数信号を送信したときでも、払出制御用マイクロコンピュータ370が確実に払出数データを受信して保存することができ、遊技者に不利益を与えないようにすることができる。
By executing the award ball acceptance process during the waiting time, even when the
払出制御用マイクロコンピュータ370が確実に払出数データを受信できるようにするために、払出制御用マイクロコンピュータ370に電源断信号が入力されるタイミングを遅らせて、払出制御用マイクロコンピュータ370が電力供給停止時処理を開始するタイミングを遅らせるような構成にしてもよい。しかし、そのように構成する場合には、ハードウェアによる遅延回路等を設ける必要がある。ハードウェアによる遅延回路等を設けない場合には、払出制御用マイクロコンピュータ370に電源断信号が入力される直前に遊技制御用マイクロコンピュータ560が賞球個数信号の出力を開始したり、払出制御用マイクロコンピュータ370に電源断信号が入力された後に(電源断信号の遊技制御用マイクロコンピュータ560への伝達が遅れたような場合)、遊技制御用マイクロコンピュータ560が賞球個数信号の出力を開始するおそれがある。その場合、払出制御用マイクロコンピュータ370が電源断信号に応じて直ちに電力供給停止時処理を開始すると、払出制御用マイクロコンピュータ370は、賞球個数信号が送信されたことを認識しない可能性がある。しかし、この実施の形態では、待機時間中賞球受付処理を実行することによって、払出制御用マイクロコンピュータ37は、確実に賞球個数信号を取り込むことができる。
In order to allow the
また、この実施の形態では、払出制御基板37が備えるRAMの全領域がバックアップ電源によって電源バックアップ(遊技機への電力供給が停止しても所定期間はRAMの内容が保存されること)されている。従って、ステップS905〜S931の処理によって、バックアップ監視タイマの値とともに、電源断信号が出力されたときのRAMの内容にもとづくチェックサムもRAMに保存される。遊技機への電力供給が停止した後、所定期間内に電力供給が復旧したら、払出制御手段は、上述したステップS711の処理によって、RAMに保存されているデータ(電力供給が停止した直前の払出制御手段による制御状態である払出状態を示すデータ(例えば、賞球未払出個数カウンタの値等)を含む)に従って、払出状態を、電力供給が停止した直前の状態に戻すことができる。なお、電力供給停止の期間が所定期間を越えたらバックアップ監視タイマの値とチェックサムとが正規の値とは異なるはずであるから、その場合には、ステップS712〜S714の初期化処理が実行される。
In this embodiment, the entire RAM area of the
以上のように、電力供給停止時処理(電力の供給停止のための準備処理)によって、払出制御状態を電力供給が停止した直前の状態に戻すためのデータが確実に変動データ記憶手段(この例では払出制御基板37が備えるRAMの全領域)に保存される。よって、停電等による電源断が生じても、所定期間内に電源が復旧すれば、払出制御状態を電力供給が停止した直前の状態に戻すことができる。なお、払出制御基板37が備えるRAMの全領域が電源バックアップされるのではなく、払出制御状態を電力供給が停止した直前の状態に戻すためのデータを記憶する領域のみが電源バックアップされるようにしてもよい。
As described above, the power supply stop process (preparation process for power supply stop) ensures that the data for returning the payout control state to the state immediately before the power supply is stopped is the fluctuation data storage means (this example Then, it is stored in the entire RAM area of the
また、電源断信号がオフ状態になった場合には、ステップS701に戻る。その場合、電力供給停止時処理が実行されたことを示すデータが設定されているので、ステップS711の払出制御状態復旧処理が実行される。よって、電力供給停止時処理を実行した後に電源監視手段からの検出信号がオフ状態になったときには、払出制御処理を実行する状態に戻る。従って、電源瞬断等が生じても、払出制御処理が停止してしまうようなことはなく、自動的に、払出制御処理が続行される。 If the power-off signal is turned off, the process returns to step S701. In this case, since data indicating that the power supply stop process has been executed is set, the payout control state recovery process in step S711 is executed. Therefore, when the detection signal from the power supply monitoring unit is turned off after executing the power supply stop process, the process returns to the state of executing the payout control process. Therefore, even if a power interruption or the like occurs, the payout control process does not stop, and the payout control process is automatically continued.
なお、待機時間は、遊技制御用マイクロコンピュータ560が電力供給停止時処理を開始したあとに経過するので、払出制御用マイクロコンピュータ370は、遊技制御用マイクロコンピュータ560が電力供給停止時処理を開始したあとに、電力供給停止時処理を開始する。従って、払出制御用マイクロコンピュータ370が電力供給停止時処理を開始したあとに、遊技制御用マイクロコンピュータ560によって賞球制御信号が出力されることがないため、賞球制御信号の取りこぼしを防止することができる。
Since the waiting time elapses after the
さらに電源電圧が低下し、払出制御用マイクロコンピュータ370および遊技制御用マイクロコンピュータ560での電力供給停止時処理が完了したあと、電源監視回路920によって監視されているVCCが+4.5V以下になると、リセット信号がローレベルにされ、払出制御用マイクロコンピュータ370および遊技制御用マイクロコンピュータ560にローレベルのリセット信号が入力されて動作停止状態となる。
When the power supply voltage is further lowered and the VCC monitored by the power
図36は、ステップS753の払出モータ制御処理を示すフローチャートである。払出モータ制御処理において、払出制御用マイクロコンピュータ370は、払出モータ制御コードの値に応じて、ステップS521〜S526のいずれかの処理を実行する。
FIG. 36 is a flowchart showing the payout motor control process in step S753. In the payout motor control process, the
払出モータ制御コードの値が0の場合に実行される払出モータ通常処理(ステップS521)では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、ポインタを、ROMに格納されているテーブルの先頭アドレスにセットする。払出モータ通常処理設定テーブルには、球払出時の払出モータ289を回転させるための各ステップの励磁パターン(払出モータφ1〜φ4)のデータが順次設定されている払出モータ励磁パターンテーブルが格納されている。
In the payout motor normal process (step S521) executed when the value of the payout motor control code is 0, the
払出モータ制御コードの値が1の場合に実行される払出モータ起動準備処理(ステップS522)では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、出力ポート0の出力状態に対応した出力ポート0バッファのビット4〜7に励磁パターンの初期値を設定する等の処理を行う。
In the payout motor activation preparation process (step S522) executed when the value of the payout motor control code is 1, the
払出モータ制御コードの値が2の場合に実行される払出モータスローアップ処理(ステップS523)では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、払出モータ289を滑らかに回転開始させるために、定速処理の場合よりも長い間隔で、かつ、徐々に定速処理の場合の時間間隔に近づくような時間間隔で、払出モータ励磁パターンテーブルの内容を読み出して出力ポート0の出力状態に対応した出力ポート0バッファのビット4〜7に設定する。読み出しに際して、ポインタが指すアドレスの払出モータ励磁パターンテーブルの内容を読み出すとともに、ポインタの値を+1する。
In the payout motor slow-up process (step S523) executed when the value of the payout motor control code is 2, the
払出モータ制御コードの値が3の場合に実行される払出モータ定速処理(ステップS524)では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、定期的に払出モータ励磁パターンテーブルの内容を読み出して出力ポート0の出力状態に対応した出力ポート0バッファのビット4〜7に設定する。
In the payout motor constant speed process (step S524) executed when the value of the payout motor control code is 3, the
払出モータ制御コードの値が4の場合に実行される払出モータブレーキ処理(ステップS525)では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、払出モータ289を滑らかに停止させるために、定速処理の場合よりも長い間隔で、かつ、徐々に定速処理の場合の時間間隔から遠ざかるような時間間隔で、払出モータ励磁パターンテーブルの内容を読み出して出力ポート0の出力状態に対応した出力ポート0バッファのビット4〜7に設定する。
In the payout motor brake process (step S525) executed when the value of the payout motor control code is 4, the
払出モータ制御コードの値が5の場合に実行される球噛み時払出モータブレーキ処理(ステップS526)では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、球噛みを解除するための回転の場合に、払出モータ289を滑らかに停止させるために、球噛みを解除するための払出モータ289の回転の場合よりも長い間隔で、かつ、徐々に定速処理の場合の時間間隔から遠ざかるような時間間隔で、払出モータ励磁パターンテーブルの内容を読み出して出力ポート0の出力状態に対応した出力ポート0バッファのビット4〜7に設定する。
In the ball biting payout motor brake process (step S526) executed when the value of the payout motor control code is 5, the
図37は、ステップS755の主制御通信処理を示すフローチャートである。主制御通信処理では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、主制御通信制御コードの値に応じて、ステップS531〜S532のいずれかの処理を実行する。
FIG. 37 is a flowchart showing the main control communication process of step S755. In the main control communication process, the
図38は、主制御通信制御コードの値が0の場合に実行される主制御通信通常処理(ステップS531)を示すフローチャートである。主制御通信通常処理において、払出制御用マイクロコンピュータ370は、エラービット(主制御未接続エラービットまたは賞球REQ信号エラービット)がオンしている場合には、以降の処理を実行せずに処理を終了する(ステップS541)。ステップS541では、エラーフラグ中の2つのビットのうち1つでもセットされていたら、エラービットがセットされていると判断する。
FIG. 38 is a flowchart showing main control communication normal processing (step S531) executed when the value of the main control communication control code is zero. In the main control communication normal processing, the
ステップS541の条件が成立せず、接続確認信号がオン状態である場合には、払出制御用マイクロコンピュータ370は、賞球REQ信号がオン状態になっているか否か確認する(ステップS543,S544)。なお、接続確認信号がオン状態であるということは、電力供給がなされ遊技制御手段において遊技の進行を制御可能な状態であることを意味し、接続確認信号がオフ状態であるということは、電力供給が停止され遊技制御手段において遊技の進行が不能な状態であることを意味する。賞球REQ信号がオン状態になっている場合には、賞球個数信号が示す賞球数を賞球未払出個数カウンタの内容に加算し(ステップS545)、主制御通信制御タイマに賞球REQ信号オフ監視時間(賞球REQ信号のオン状態が継続され得る最長の期間であってあらかじめ定められている期間:例えばここでは「24」)をセットする処理を行う(ステップS546)。主制御通信制御タイマは、主基板31の遊技制御手段との通信に関わる時間の監視等に使用されるタイマであるが、この段階では、賞球REQ信号がオフされるタイミングを監視するための賞球REQ信号オフ監視時間がセットされる。そして、主制御通信制御コードの値を1にして(ステップS547)、処理を終了する。なお、賞球未払出個数カウンタは、不揮発性(この例では電源バックアップされている)のRAM領域に形成されている。
If the condition of step S541 is not satisfied and the connection confirmation signal is on, the
図39は、主制御通信制御コードの値が1の場合に実行される主制御通信終了処理(ステップS532)を示すフローチャートである。主制御通信中処理において、払出制御用マイクロコンピュータ370は、エラービット(主制御未接続エラービットまたは賞球REQ信号エラービット)がオンしている場合には、ステップS567に移行する(ステップS561)。また、接続確認信号がオフ状態である場合にもステップS567に移行する(ステップS562)。エラービットがともにオフ状態であって接続確認信号がオン状態である場合には、賞球REQ信号がオフ状態になったか否かを確認する(ステップS563)。オフ状態になったらステップS567に移行する。
FIG. 39 is a flowchart showing a main control communication end process (step S532) executed when the value of the main control communication control code is 1. In the main control communication process, if the error bit (main control unconnected error bit or prize ball REQ signal error bit) is on, the
賞球REQ信号がオフ状態になっていない場合には、主制御通信制御タイマの値を確認する(ステップS564)。主制御通信制御タイマの値が0になっていなければ主制御通信制御タイマの値を−1する(ステップS565)。主制御通信制御タイマの値が0になっていたら、監視時間内に賞球REQ信号がオフしなかったとして、エラーフラグのうち賞球REQ信号エラービットをセットし(ステップS566)、ステップS567に移行する。 If the prize ball REQ signal is not turned off, the value of the main control communication control timer is confirmed (step S564). If the value of the main control communication control timer is not 0, the value of the main control communication control timer is decremented by 1 (step S565). If the value of the main control communication control timer is 0, it is determined that the prize ball REQ signal has not been turned off within the monitoring time, and the prize ball REQ signal error bit is set in the error flag (step S566). Transition.
ステップS567では、主制御通信制御コードの値を0にして、処理を終了する。 In step S567, the value of the main control communication control code is set to 0, and the process ends.
図40は、ステップS756の賞球球貸し制御処理を示すフローチャートである。賞球球貸し制御処理において、払出制御用マイクロコンピュータ370は、払出個数カウントスイッチ301の検出信号がオン状態になったことを確認したら(ステップS601)、球貸し中であれば球貸し未払出個数カウンタの値を1減らし(ステップS602,S604)、球貸し中でなければ賞球未払出個数カウンタの値を1減らす(ステップS602,S603)。次に、RAMに形成されている払出制御状態フラグの払出球検知ビットをセットする(ステップS605)。払出球検知ビットは、払出通過待ち処理において、1回の賞球払出処理(最大15個)または1回の球貸し処理において(25個の払出)、払出モータ289を駆動したにもかかわらず遊技球が1個も払出個数カウントスイッチ301を通過しなかったことを検知するために用いられる。その後、払出制御コードの値に応じてステップS610〜S612のいずれかの処理を実行する。
FIG. 40 is a flowchart showing the prize ball lending control processing in step S756. In the award ball lending control process, the
賞球球貸し制御処理において、払出個数カウントスイッチ301の検出信号の確認や未払出個数カウンタの減算処理を行うときには、エラービットのチェックは実行されない。従って、遊技球の払い出しに関わるエラー状態であっても、払出個数カウントスイッチ301によって遊技球の払い出しが検出される毎に、払い出された遊技球が貸し球であれば球貸し未払出個数カウンタの値を1減算し、賞球であれば賞球未払出個数カウンタの値を1減算する処理を実行する。よって、払い出しに関わるエラーが発生しても、未払出の遊技球数を正確に管理することができる。すなわち、払出制御用マイクロコンピュータ370がエラーの発生を検出する前に球払出装置97から払い出された遊技球は、払い出された時点からやや遅れて払出個数カウントスイッチ301によって検出されるのであるが、払出制御用マイクロコンピュータ370は、球払出装置97から遊技球が払い出された後、その遊技球が払出個数カウントスイッチ301によって検出される前にエラーの発生を検出したような場合に、エラーの発生を検出する前に球払出装置97から払い出された遊技球を、賞球未払出個数カウンタまたは球貸し未払出個数カウンタに反映できる。
In the winning ball lending control process, when checking the detection signal of the payout
図41は、払出制御コードが0の場合に実行される払出開始待ち処理(ステップS610)を示すフローチャートである。払出開始待ち処理において、払出制御用マイクロコンピュータ370は、BRDY信号がオン状態でなければ、ステップS631以降の賞球払出のための処理を実行する。ただし、エラービットがセットされていたら、ステップS631以降の処理を実行しない(ステップS621)。エラーフラグにおけるエラービットには、主基板未接続エラーのビットが含まれている。また、主基板未接続エラーは主基板31からの接続確認信号がオフ状態であるときにセットされる。従って、払出制御用マイクロコンピュータ370は、遊技機に対して電力供給が開始された後、接続確認信号がオン状態になったことを条件に、実質的な制御を開始する。接続確認信号がオン状態であるということは、電力供給がなされ遊技制御手段において遊技の進行を制御可能な状態であるので、遊技の進行に応じた賞球の払出制御が実行可能であることを意味する。一方、接続確認信号がオフ状態であるということは、電力供給が停止され遊技制御手段において遊技の進行が不能な状態であるので、遊技の進行に応じた賞球の払出制御が実行不可能であることを意味する。よって、払出制御用マイクロコンピュータ370は、主基板未接続エラーのビットがセットされているときには、賞球の払出制御を停止する。一方、この例では、エラービットの確認を行うことなく貸し球の払出制御を実行する構成とされており、主基板未接続エラーのビットがセットされていても、球貸し制御は継続して行う。
FIG. 41 is a flowchart showing the payout start waiting process (step S610) executed when the payout control code is 0. In the payout start waiting process, if the BRDY signal is not in the on state, the
BRDY信号がオン状態であって、さらに、球貸し要求信号であるBRQ信号がオン状態になっていたら球貸し動作中フラグをセットする(ステップS623,S624)。そして、球貸し未払出個数カウンタに「25」をセットし(ステップS625)、払出モータ回転回数バッファに「25」をセットする(ステップS626)。 If the BRDY signal is on and the BRQ signal, which is a ball lending request signal, is on, a ball lending operation flag is set (steps S623 and S624). Then, “25” is set in the unpaid ball lending number counter (step S625), and “25” is set in the payout motor rotation number buffer (step S626).
払出モータ回転回数バッファは、払出モータ制御処理(ステップS753)において参照される。すなわち、払出モータ制御処理では、払出モータ回転回数バッファにセットされた値に対応した回転数分だけ払出モータ289を回転させる制御が実行される。
The payout motor rotation frequency buffer is referred to in the payout motor control process (step S753). That is, in the payout motor control process, control is performed to rotate the
その後、払出制御用マイクロコンピュータ370は、払出モータ制御処理で実行される処理を選択するための払出モータ制御コードに、払出モータ起動準備処理(ステップS522)に応じた値(具体的は「1」)をセットし(ステップS627)、払出制御コードの値を1にして(ステップS628)、処理を終了する。
Thereafter, the
ステップS631では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、賞球未払出個数カウンタの値が0であるか否かを確認する(ステップS631)。0であれば処理を終了する。賞球未払出個数カウンタには、主制御通信通常処理におけるステップS546において、すなわち、主基板31の遊技制御手段から賞球REQ信号を受けたときに、0でない値(賞球個数信号が示す数)が加算されている。賞球未払出個数カウンタの値が0でない場合には、15以上であるか否か確認する(ステップS632)。15未満であれば、払出モータ回転回数バッファに賞球未払出個数カウンタの値をセットし(ステップS633)、15以上であれば、払出モータ回転回数バッファに「15」をセットする。そして、賞球動作中フラグをセットし(ステップS635)、ステップS627に移行する。
In step S631, the
図42は、払出制御コードが1の場合に実行される払出モータ停止待ち処理(ステップS611)を示すフローチャートである。払出モータ停止待ち処理において、払出制御用マイクロコンピュータ370は、払出動作が終了したか否か確認する(ステップS641)。払出制御用マイクロコンピュータ370は、例えば、払出モータ制御処理における払出モータブレーキ処理(ステップS525)が終了するときにその旨のフラグをセットし、ステップS641においてそのフラグを確認することによって払出動作が終了したか否かを確認することができる。
FIG. 42 is a flowchart showing the payout motor stop waiting process (step S611) executed when the payout control code is 1. In the payout motor stop waiting process, the
払出動作が終了した場合には、払出制御用マイクロコンピュータ370は、払出制御監視タイマに払出通過監視時間をセットする(ステップS642)。払出通過監視時間は、最後の払出球が払出モータ289によって払い出されてから払出個数カウントスイッチ301を通過するまでの時間に、余裕を持たせた時間である。そして、払出制御コードの値を2にして(ステップS643)、処理を終了する。
When the payout operation is completed, the
図43〜図45は、払出制御コードの値が2の場合に実行される払出通過待ち処理(ステップS612)を示すフローチャートである。払出通過待ち処理では、賞球払出が行われているときには、賞球未払出個数カウンタの値が0になっていれば正常に払出が完了したと判定される。賞球未払出個数カウンタの値が0になっていない場合には、エラー状態でなければ、1個の遊技球の再払出動作を、2回を上限として試みる。再払出動作において払出個数カウントスイッチ301によって遊技球が実際に払い出されたことが検出されたら正常に払出が完了したと判定される。なお、この実施の形態では、1回の賞球払出動作で払い出される遊技球数は最大15個であり、また、賞球払出中に賞球個数信号を受信したら賞球未払出個数カウンタの値が増加するので、正常に払出が完了した場合でも、賞球未払出個数カウンタの値が0になっていないことがある。
43 to 45 are flowcharts showing a payout passing waiting process (step S612) executed when the value of the payout control code is 2. In the payout passing waiting process, when the prize ball is being paid out, it is determined that the payout has been completed normally if the value of the prize ball unpaid number counter is 0. If the value of the award ball unpaid number counter is not 0, if it is not in an error state, a re-payout operation of one game ball is tried up to 2 times. In the re-payout operation, when it is detected by the payout
また、球貸し払出が行われているときには、球貸し未払出個数カウンタの値が0になっていれば正常に払出が完了したと判定される。球貸し未払出個数カウンタの値が0になっていない場合には、エラー状態でなければ、1個の遊技球または球貸し残数(球貸し未払出個数カウンタの値に相当)の再払出動作を試みる。なお、この実施の形態では、1回の球貸し払出動作で払い出される遊技球数は25個(固定値)であり、25個の遊技球が払い出されるように払出モータ289を回転させたのであるから、球貸し未払出個数カウンタの値が0になっていない場合には、正常に払出が完了していないことになる。
Further, when the ball lending is being paid out, it is determined that the payout has been completed normally if the value of the ball lending unpaid-out counter is 0. If the value of the ball lending unpaid number counter is not 0, and if it is not in an error state, a re-payout operation of one game ball or the remaining number of ball lending (corresponding to the value of the ball lending unpaid number counter) Try. In this embodiment, the number of game balls to be paid out in one ball lending and payout operation is 25 (fixed value), and the
払出通過待ち処理において、払出制御用マイクロコンピュータ370は、まず、払出制御タイマの値を確認し、その値が0になっていればステップS653に移行する(ステップS650)。払出制御タイマの値が0でなければ、払出制御タイマの値を−1する(ステップS651)。そして、払出制御タイマの値が0になっていなければ(ステップS652)、すなわち払出制御タイマがタイムアウトしていなければ処理を終了する。なお、ステップS650の処理は、後述する遊技球払出のリトライ動作が開始されたときのことを考慮した処理である。後述するステップS807の処理が実行された場合には、ステップS650からS653に移行するルートを経てリトライ動作が開始される。
In the payout waiting process, the
払出制御タイマがタイムアウトしていれば(ステップS652)、球貸し払出処理(球貸し動作)を実行していたか否か確認する(ステップS653)。球貸し動作を実行していたか否かは、RAMに形成されている払出制御状態フラグにおける球貸し動作中ビットがセットされているか否か(ステップS623,S624参照)によって確認される。球貸し動作を実行していない場合、すなわち、賞球払出処理(賞球動作)を実行していた場合には、払出制御用マイクロコンピュータ370は、賞球未払出個数カウンタの値を確認する(ステップS654)。賞球未払出個数カウンタの値が0になっている場合には、正常に賞球払出処理が完了したとして、払出制御状態フラグにおける払出球検知ビット、再払出動作中1ビット、再払出動作中2ビット、賞球動作中フラグおよび球貸し動作中ビットをリセットし(ステップS655)、払出制御コードを0にして(ステップS656)、処理を終了する、なお、払出球検知ビットは、払出個数カウントスイッチ301がオンしたときにセットされるビットであり、払出動作中に払出個数カウントスイッチ301が少なくとも1個の遊技球を検出したことを示すビットである。また、再払出動作中1ビットおよび再払出動作中2ビットは、2回の再払出動作からなる再払出処理を実行する際に用いられる制御ビットである。
If the payout control timer has timed out (step S652), it is confirmed whether or not the ball lending payout process (ball lending operation) has been executed (step S653). Whether or not the ball lending operation has been executed is confirmed by whether or not the ball lending operation bit in the payout control state flag formed in the RAM is set (see steps S623 and S624). When the ball lending operation is not executed, that is, when the prize ball payout process (prize ball operation) is executed, the
払出制御用マイクロコンピュータ370は、賞球未払出個数カウンタの値が0になっていない場合には、エラーフラグ(具体的には、払出スイッチ異常エラー1ビット、払出スイッチ異常エラー2ビットおよび払出ケースエラービットのうちのいずれか1ビットまたは複数ビット)がセットされていないことを条件として(ステップS659)、また、払出球検知ビットがセットされていないことを条件として(ステップS661)、再払出動作を実行する。なお、エラーフラグがセットされている場合には、再払出動作を実行しない。
If the value of the award ball unpaid-out counter is not 0, the
上述したように、この実施の形態では、正常に払出が完了した場合でも、賞球未払出個数カウンタの値が0になっていないことがある。そこで、払出球検知ビットがセットされていれば、すなわち払出個数カウントスイッチ301が賞球払出処理中に少なくとも1個の遊技球の払出を検出していたら、正常に賞球払出処理が完了したとして、ステップS655に移行する。なお、例えば、1回の賞球払出処理で15個の遊技球を払い出すべきところ、実際には14個の遊技球しか払い出されなかった場合(払出個数カウントスイッチ301が14個の遊技球しか検出しなかった場合)にも、払出球検知ビットがセットされるので正常に賞球払出処理が完了したとみなされるが、その場合には、賞球未払出個数カウンタの値は14しか減算されていないはずであり、不足分は次回の賞球払出処理で払い出されるので、遊技者に不利益を与えることはない。
As described above, in this embodiment, even when the payout is completed normally, the value of the unpaid prize ball number counter may not be 0. Therefore, if the payout ball detection bit is set, that is, if the payout
再払出処理を実行するために、払出制御用マイクロコンピュータ370は、まず、再払出動作中2ビットがセットされているか否か確認する(ステップS662)。セットされていなければ、再払出動作中1ビットがセットされているか否か確認する(ステップS663)。再払出動作中1ビットもセットされていなければ、初回の再払出動作を実行するために、再払出動作個数として1をセットし(ステップS664)、再払出動作中1ビットをセットし(ステップS665)、払出モータ回転回数バッファに再払出動作個数または球貸し未払出数個数カウンタの値をセットする(ステップS666)。払出モータ回転回数バッファは、払出モータ制御処理(ステップS753)において参照される。すなわち、払出モータ制御処理では、払出モータ回転回数バッファにセットされた値に対応した回転数分だけ払出モータ289を回転させる制御が実行される。なお、ステップS666において、球貸し未払出数個数カウンタの値も取り扱われるのは、球貸し払出処理における再払出処理でもステップS666が用いられるからである。すなわち、払出制御用マイクロコンピュータ370は、ステップS666において、賞球払出処理における再払出処理では再払出動作個数をセットし、球貸し払出処理における再払出処理では球貸し未払出数個数カウンタの値をセットする。その後、払出制御コードを1にして(ステップS667)、処理を終了する。
In order to execute the re-payout process, the pay-out
ステップS663において、再払出動作中1ビットがセットされていることを確認したら、払出制御用マイクロコンピュータ370は、2回目の再払出を実行するために、再払出動作個数として1をセットし(ステップS668)、再払出動作中1ビットをリセットし(ステップS669)、再払出動作中2ビットをセットする(ステップS670)。そして、ステップS666に移行する。
When it is confirmed in step S663 that 1 bit is set during the re-payout operation, the
ステップS662において、再払出動作中2ビットがセットされていることを確認したら、払出制御用マイクロコンピュータ370は、2回の再払出処理を実行しても遊技球が払い出されなかった(払出個数カウントスイッチ301が遊技球を検出しなかった)として、エラーフラグにおける払出ケースエラービットをセットする(ステップS672)。その際に、再払出動作中2ビットをリセットしておく(ステップS671)。そして、処理を終了する。
In step S662, when it is confirmed that 2 bits are set during the re-payout operation, the
以上のように、再払出処理(補正払出処理)において2回の再払出動作を行っても遊技球が1個も払い出されない場合には、遊技球の払出動作不良として、払出個数カウントスイッチ未通過エラービット(払出ケースエラービット)がセットされる。 As described above, if no game balls are paid out even if two re-payout operations are performed in the re-payout process (corrected payout process), it is determined that the game ball payout operation is defective and the payout number count switch is not A passing error bit (payout case error bit) is set.
従って、この実施の形態では、払出制御用マイクロコンピュータ370における景品遊技媒体払出制御手段は、払出検出手段としての払出個数カウントスイッチ301からの検出信号にもとづいて、景品遊技媒体の払い出しが行われなかったことを検出したときに、あらかじめ決められた所定回(この例では2回)を限度として、払出手段に1個の景品遊技媒体の払い出しを行わせるように制御を行う。なお、この実施の形態では、景品遊技媒体を払い出すためのリトライ動作を2回行っても景品遊技媒体の払い出しが行われなかった場合には、払出ケースエラービットをセットしてエラー発生中状態になるが(ステップS672)、景品遊技媒体の払い出しが行われなかったことを初めて検知したときに払出ケースエラービットをセットしてもよい。なお、「リトライ動作(あるいは「リトライ」、「リトライ動作処理」)」とは、所定数の遊技球の払い出しを行うための通常の払出処理を実行したのにもかかわらず、実際の払い出し数が少ない場合に実行させる動作であって、通常の払出処理とは別に、未払出の遊技球を払い出すために払出処理を再度実行させるための動作を意味する。
Therefore, in this embodiment, the prize game medium payout control means in the
賞球球貸し制御処理において、払出動作(1回の賞球払出または1回の球貸し)を行うか否か判定するためにエラービットがチェックされるのは、図41に示された払出開始待ち処理においてのみである。図42に示された払出モータ停止待ち処理および図43等に示された払出通過待ち処理では、エラービットはチェックされない。なお、払出通過待ち処理におけるステップS659等でもエラービットがチェックされているが、そのチェックは再払出動作を行うか否かを判断するためであって、払出動作(1回の賞球払出または1回の球貸し)を開始するか否か判定するためではない。従って、ステップS626、S633またはステップS634の処理が行われて遊技球の払出処理が開始された後では、エラーが発生しても払出処理は中断されない。すなわち、エラーが発生すると、遊技球の払出処理は、切りのよい時点(1回の賞球払出または1回の球貸しが終了した時点)まで継続される。なお、ステップS621でチェックされるエラーフラグにおけるエラービットの中には、主基板31からの接続確認信号がオフ状態になったことを示すエラービットが含まれている。よって、接続確認信号がオフ状態になったときにも、遊技球の払出処理は、切りのよい時点で停止される。
In the prize ball lending control processing, the error bit is checked to determine whether or not to perform a payout operation (one prize ball payout or one ball lending). The payout start shown in FIG. Only in the waiting process. In the payout motor stop waiting process shown in FIG. 42 and the payout passing wait process shown in FIG. 43 and the like, the error bit is not checked. Note that the error bit is also checked in step S659 or the like in the payout passing waiting process, but this check is for determining whether or not a re-payout operation is performed, and is a payout operation (single prize ball payout or 1 This is not to determine whether or not to start ball lending. Therefore, after the process of step S626, S633, or step S634 is performed and the game ball payout process is started, the payout process is not interrupted even if an error occurs. In other words, when an error occurs, the game ball payout process is continued until a point at which the game ball can be cut well (at the time when one prize ball payout or one ball lending ends). The error bits in the error flag checked in step S621 include an error bit indicating that the connection confirmation signal from the
ステップS653で球貸し払出処理(球貸し動作)を実行していたことを確認すると、払出制御用マイクロコンピュータ370は、球貸し未払出個数カウンタの値が0になっているか否か確認する(ステップS657)。0になっていれば、正常に球貸し払出処理が完了したとしてステップS655に移行する。
When it is confirmed in step S653 that the ball lending / dispensing process (ball lending operation) has been executed, the
ステップS657で、球貸し未払出個数カウンタの値が0になっていなければ、エラーフラグ(具体的には、払出スイッチ異常エラー1ビット、払出スイッチ異常エラー2ビットおよび払出ケースエラービットのうちのいずれか1ビットまたは複数ビット)がセットされていないことを条件として(ステップS675)、再払出処理を実行する。なお、エラーフラグがセットされている場合には、再払出処理を実行しない。
In step S657, if the value of the ball lending unpaid number counter is not 0, an error flag (specifically, any one of the payout
再払出処理を実行するために、払出制御用マイクロコンピュータ370は、まず、再払出動作中2ビットがセットされているか否か確認する(ステップS676)。セットされていなければ、再払出動作中1ビットがセットされているか否か確認する(ステップS677)。再払出動作中1ビットもセットされていなければ、初回の再払出動作を実行するために、再払出動作個数として1をセットし(ステップS678)、再払出動作中1ビットをセットし(ステップS679)、さらに払出球検知ビットをリセットした後(ステップS680)、ステップS666に移行する。
In order to execute the re-payout process, the pay-out
ステップS677において、再払出動作中1ビットがセットされていることを確認したら、払出制御用マイクロコンピュータ370は、再払出動作を再度実行するための処理を行う。具体的には、再払出動作中1ビットをリセットする(ステップS681)。そして、払出球検知ビットがセットされていたら、すなわち、最初の再払出動作で遊技球が払い出されていたら、ステップS683に移行する。払出球検知ビットがセットされていなかったら、2回目の再払出動作を実行するためにステップS684に移行する。
In step S677, when it is confirmed that 1 bit is set during the re-payout operation, the
ステップS683では払出球検知ビットをリセットし、その後、ステップS666に移行する。従って、この場合には、再払出動作中1ビットがセットされたままになっているので、再度、初回(最初)の再払出動作が行われる。ステップS684では、再払出動作個数として1をセットし(ステップS684)、再払出動作中2ビットをセットし(ステップS685)、ステップS666に移行する。 In step S683, the payout ball detection bit is reset, and then the process proceeds to step S666. Therefore, in this case, since 1 bit remains set during the re-payout operation, the first (first) re-payout operation is performed again. In step S684, 1 is set as the number of re-payout operations (step S684), 2 bits during re-payout operation are set (step S685), and the process proceeds to step S666.
ステップS676において、再払出動作中2ビットがセットされていることを確認したら、払出制御用マイクロコンピュータ370は、再払出動作中2ビットをリセットし(ステップS686)、払出球検知ビットがセットされていたら、すなわち、再払出動作で遊技球が払い出されていたらステップS683に移行して残りの未払出を分を解消することを試みる。払出球検知ビットがセットされていなかったら、2回の再払出処理を実行しても遊技球が払い出されなかった(払出個数カウントスイッチ301が遊技球を検出しなかった)として、エラーフラグにおける払出ケースエラービットをセットする(ステップS688)。そして、処理を終了する。
In step S676, when it is confirmed that 2 bits during the re-payout operation are set, the
以上のように、球貸し処理に係る再払出処理(補正払出処理)において連続して2回の再払出動作を行っても遊技球が1個も払い出されない場合には、遊技球の払出動作不良として、払出個数カウントスイッチ未通過エラービット(払出ケースエラービット)がセットされる。 As described above, if one game ball is not paid out even if two re-payout operations are continuously performed in the re-payout processing (corrected payout processing) related to the ball lending process, a game ball payout operation is performed. As a failure, a payout count switch non-passing error bit (payout case error bit) is set.
次に、エラー処理について説明する。図46は、エラーの種類とエラー表示用LED374の表示との関係等を示す説明図である。図46に示すように、主基板31からの接続確認信号がオフ状態になった場合には、払出制御用マイクロコンピュータ370は、主基板未接続エラーとして、エラー表示用LED374に「1」を表示する制御を行う。従って、賞球BUSY信号の入力状態の確認中(ステップS261,S268,S269)に賞球BUSY信号がオフ状態となると、エラー表示用LED374に「1」が表示されることになる。
Next, error processing will be described. FIG. 46 is an explanatory diagram showing the relationship between the type of error and the display of the
払出個数カウントスイッチ301の断線または払出個数カウントスイッチ301の部分において球詰まりが発生した場合には、払出スイッチ異常検知エラー1として、エラー表示用LED374に「2」を表示する制御を行う。なお、払出個数カウントスイッチ301の断線または払出個数カウントスイッチ301の部分において球詰まりが発生したことは、払出個数カウントスイッチ301の検出信号がオフ状態にならなかったことによって判定される。
When the disconnection of the
遊技球の払出動作中でないにも関わらず払出個数カウントスイッチ301の検出信号がオン状態になった場合には、払出スイッチ異常検知エラー2として、エラー表示用LED374に「3」を表示する制御を行う。払出モータ289の回転異常または遊技球が払い出されたにも関わらず払出個数カウントスイッチ301の検出信号がオン状態にならない場合には、払出ケースエラーとして、エラー表示用LED374に「4」を表示する制御を行う。払出個数カウントスイッチ301の検出信号がオン状態にならないことの具体的な検出方法は既に説明したとおりである。不正なタイミングで賞球REQ信号がオン状態になった場合、または不正なタイミングで賞球REQ信号がオフ状態になった場合には、賞球REQ信号エラーとして、エラー表示用LED374に「5」を表示する制御を行う。不正なタイミングで賞球REQ信号がオン状態またはオフ状態になったことの具体的な検出方法は既に説明したとおりである。
When the detection signal of the payout
また、下皿満タン状態すなわち満タンスイッチ48がオン状態になった場合には、満タンエラーとして、エラー表示用LED374に「6」を表示する制御を行う。補給球の不足状態すなわち球切れスイッチ187がオン状態になった場合には、球切れエラーとして、エラー表示用LED374に「7」を表示する制御を行う。
In addition, when the lower pan is full, that is, when the
さらに、カードユニット50からのVL信号がオフ状態になった場合には、プリペイドカードユニット未接続エラーとして、エラー表示用LED374に「8」を表示する制御を行う。不正なタイミングでカードユニット50と通信がなされた場合には、プリペイドカードユニット通信エラーとして、エラー表示用LED374に「9」を表示する制御を行う。なお、プリペイドカードユニット通信エラーは、プリペイドカードユニット制御処理(ステップS754)において検出される。
Further, when the VL signal from the
以上のエラーのうち、払出スイッチ異常検知エラー2、払出ケースエラーまたは賞球REQ信号エラーが発生した後、エラー解除スイッチ375が操作されエラー解除スイッチ375から操作信号が出力されたら(オン状態になったら)、払出制御手段は、エラーが発生する前の状態に復帰する。
Among the above errors, after a payout switch
図47および図48は、ステップS757のエラー処理を示すフローチャートである。エラー処理において、払出制御用CPU371は、エラーフラグをチェックし、そのうちのセットされているビットが、払出スイッチ異常検知エラー2、払出ケースエラーおよび賞球REQ信号エラーのみ(3つのうちのいずれかのビットのみ、もしくは3つのうちの2ビットのみ、またはそれら3ビットのみ)であるか否か確認する(ステップS801)。セットされているビットがそれらのみである場合には、エラー解除スイッチ375から操作信号がオン状態になったか否か確認する(ステップS802)。操作信号がオン状態になったら、エラー復帰時間をエラー復帰前タイマにセットする(ステップS803)。エラー復帰時間は、エラー解除スイッチ375が操作されてから、実際にエラー状態から通常状態に復帰するまでの時間である。
47 and 48 are flowcharts showing the error processing in step S757. In the error processing, the
エラー解除スイッチ375から操作信号がオン状態でない場合には、エラー復帰前タイマの値を確認する(ステップS804)。エラー復帰前タイマの値が0であれば、すなわち、エラー復帰前タイマがセットされていなければ、ステップS808に移行する。エラー復帰前タイマがセットされていれば、エラー復帰前タイマの値を−1し(ステップS805)、エラー復帰前タイマの値が0になったら(ステップS806)、エラーフラグのうちの、払出スイッチ異常検知エラー2、払出ケースエラーおよび賞球REQ信号エラーのビットをリセットし(ステップS807)、ステップS808に移行する。
If the operation signal from the
なお、ステップS807の処理が実行されるときに、払出スイッチ異常検知エラー2、払出ケースエラーおよび賞球REQ信号エラーのビットのうちには、セット状態ではないエラービットがある場合もあるが、セット状態にないエラービットをリセットしても何ら問題はない。以上のように、この実施の形態では、払出スイッチ異常検知エラー2、払出ケースエラーまたは賞球REQ信号エラーのビットをセットする原因になったエラー(図46参照)が発生した場合には、エラー解除スイッチ375が押下されることによってエラー解除される。
When the processing of step S807 is executed, there may be an error bit that is not in the set state among the bits of the payout switch
ステップS807の処理が実行されて払出ケースエラービットがリセットされた場合には、払出制御コードが「2」(図43〜図45に示す払出通過待ち処理の実行に対応)であって、賞球未払出個数カウンタの値または球貸し未払出個数カウンタの値が0でないときには、遊技球払出のリトライ動作が開始される。つまり、次にステップS756の賞球球貸し制御処理が実行されるときにステップS612の払出通過待ち処理が実行されると、再び、再払出処理が行われる。例えば、賞球払出処理が行われていた場合には、賞球未払出個数カウンタの値が0でないときには、ステップS654からステップS659に移行し、ステップS659においてエラービットがリセット状態であることが確認されるので、ステップS662以降の再払出処理を開始するための処理が再度実行され、再払出処理が実行される。なお、エラー解除スイッチ375が押下されることによってリセットされた払出ケースエラービットに関して、そのビットがセットされたときには(ステップS672が実行されたとき)、払出制御タイマは既にタイムアップしている。従って、ステップS807の処理が実行されて払出ケースエラービットがリセットされた場合には、次に払出通過待ち処理が実行されるときには、ステップS650の判断において払出制御タイマ=0と判定される。また、払出ケースエラービットがセットされたときには払出球検知ビットは0である(ステップS661の判断で払出球検知ビットは0でないとステップS672が実行されないので)。従って、ステップS659においてエラービットがリセット状態であることが確認されると、必ずステップS662が実行される。つまり、必ず、再払出処理が実行される。
When the process of step S807 is executed and the payout case error bit is reset, the payout control code is “2” (corresponding to the execution of the payout passing waiting process shown in FIGS. 43 to 45), and the prize ball When the value of the unpaid-out number counter or the value of the ball-lending unpaid-out number counter is not 0, a retry operation for game ball payout is started. That is, when the award ball lending control process of step S756 is executed next, when the payout passing waiting process of step S612 is executed, the repayment process is performed again. For example, if a prize ball payout process has been performed and the value of the prize ball unpaid number counter is not 0, the process proceeds from step S654 to step S659, and it is confirmed in step S659 that the error bit is in a reset state. Therefore, the process for starting the re-payout process after step S662 is executed again, and the re-payout process is executed. Regarding the payout case error bit reset by pressing the
以上のように、払出制御手段は、球払出装置97が遊技球の払い出しを行ったにもかかわらず払出個数カウントスイッチ301が1個も遊技球を検出しなかったときには遊技球を払い出すためのリトライ動作をあらかじめ決められた所定回(例えば2回)を限度として球払出装置97に実行させる補正払出制御を行った後、払出個数カウントスイッチ301が1個も遊技球を検出しなかったことが検出されたときには(図44のステップS661以降を参照)、払い出しに関わる制御状態をエラー状態に移行させ、エラー状態においてエラー解除スイッチ375からエラー解除信号が出力されたことを条件に再度補正払出制御を行わせる補正払出制御再起動処理を実行する。
As described above, the payout control means is used for paying out a game ball when the payout
さらに、エラー状態における再払出処理の実行中(具体的には払出ケースエラーをセットする前の再払出処理中およびエラー解除スイッチ375押下後の再払出処理中)でも、図40に示すステップS601〜S604の処理は実行されている。すなわち、払い出しに関わるエラーが生じているときでも、遊技球が払出個数カウントスイッチ301を通過すれば、賞球未払出個数カウンタや球貸し未払出個数カウンタの値が減算される。従って、エラー状態から復帰したときの賞球未払出個数カウンタや球貸し未払出個数カウンタの値は、実際に払い出された遊技球数を反映した値になっている。すなわち、払い出しに関わるエラーが発生しても、実際に払い出した遊技球数を正確に管理することができる。
Further, even during re-payout processing in an error state (specifically, during re-payout processing before setting a payout case error and during re-payout processing after the
また、図43〜図45に示された払出通過待ち処理において、再払出処理が実行された結果、遊技球が払い出されたことが確認されたときでも、払出ケースエラーのビットはリセットされない。払出ケースエラーのビットがリセットされるのは、あくまでも、エラー解除スイッチ375が操作されたとき(具体的は、操作後エラー復帰時間が経過したとき)である(ステップS802,S807)。すなわち、遊技球が払出個数カウントスイッチ301を通過したこと等にもとづいて自動的に払出ケースエラー(払出不足エラー)の状態が解除されるということはなく、人為的な操作を経ないと払出ケースエラーは解除されない。従って、遊技店員等は、確実に払出不足が発生したことを認識することができる。
In addition, even when it is confirmed that the game ball has been paid out as a result of the re-payout process in the payout passing waiting process shown in FIGS. 43 to 45, the payout case error bit is not reset. The bit of the payout case error is reset only when the
エラー解除スイッチ375が操作されたことによってハードウェア的にリセット(払出制御用CPU371に対するリセット)がかかるように構成されている場合には、エラー解除スイッチ375が操作されたことによって例えば賞球未払出個数カウンタの値もクリアされてしまう。しかし、この実施の形態では、払出制御手段が、エラー解除スイッチ375が操作されたことによって再払出動作を再び行うように構成されているので、確実に払出処理が実行され、遊技者に不利益を与えないようにすることができる。
When the error cancel
ステップS808では、払出制御用CPU371は、満タンスイッチ48の検出信号を確認する。満タンスイッチ48の検出信号が出力されていれば(オン状態であれば)、エラーフラグのうちの満タンエラービットをセットする(ステップS809)。満タンスイッチ48の検出信号がオフ状態であれば、満タンエラービットをリセットする(ステップS810)。
In step S808, the
また、払出制御用CPU371は、球切れスイッチ187の検出信号を確認する(ステップS811)。球切れスイッチ187の検出信号が出力されていれば(オン状態であれば)、エラーフラグのうちの球切れエラービットをセットする(ステップS812)。球切れスイッチ187の検出信号がオフ状態であれば、球切れエラービットをリセットする(ステップS813)。なお、球切れエラービットをセットされているときには、ステップS759の表示制御処理において、出力ポート1バッファにおける球切れLED52に対応したビットを点灯状態に対応した値にする。
Also, the
さらに、払出制御用CPU371は、主基板31からの接続確認信号の状態を確認し(ステップS815)、接続確認信号が出力されていなければ(オフ状態であれば)、主基板未接続エラービットをセットする(ステップS816)。また、接続確認信号が出力されていれば(オン状態であれば)、主基板未接続エラービットをリセットする(ステップS817)。
Further, the
また、払出制御用CPU371は、各スイッチの検出信号の状態が設定される各スイッチタイマのうち払出個数カウントスイッチ301に対応したスイッチタイマの値を確認し、その値がスイッチオン最大時間(例えば「240」)を越えていたら(ステップS818)、エラーフラグのうち払出スイッチ異常検知エラー1のビットをセットする(ステップS819)。また、払出個数カウントスイッチ301に対応したスイッチタイマの値がスイッチオン最大時間以下であれば、払出スイッチ異常検知エラー1のビットをリセットする(ステップS820)。なお、各スイッチタイマの値は、ステップS751の入力判定処理において、各スイッチの検出信号を入力する入力ポートの状態がスイッチオン状態であれば+1され、オフ状態であれば0クリアされる。従って、払出個数カウントスイッチ301に対応したスイッチタイマの値がスイッチオン最大時間を越えていたということは、スイッチオン最大時間を越えて払出個数カウントスイッチ301がオン状態になっていることを意味し、払出個数カウントスイッチ301の断線または払出個数カウントスイッチ301の部分で遊技球が詰まっていると判断される。
Further, the
また、払出制御用CPU371は、払出個数カウントスイッチ301に対応したスイッチタイマの値がスイッチオン判定値(例えば「2」)になった場合に(ステップS821)、球貸し動作中フラグおよび賞球動作中フラグがともにリセット状態であれば、払出動作中でないのに払出個数カウントスイッチ301を遊技球が通過したとして、エラーフラグのうち払出スイッチ異常検知エラー2のビットをセットする(ステップS822,S823)。また、球貸し動作中フラグまたは賞球動作中フラグがセットされていれば、払出スイッチ異常検知エラー2のビットをリセットする(ステップS824)。
Further, the
さらに、払出制御用CPU371は、カードユニット50からのVL信号の入力状態を確認し(ステップS825)、VL信号が入力されていなければ(オフ状態であれば)、エラーフラグのうちプリペイドカードユニット未接続エラービットをセットする(ステップS826)。また、VL信号が入力されていれば(オン状態であれば)、プリペイドカードユニット未接続エラービットをリセットする(ステップS827)。
Further, the
なお、ステップS759の表示制御処理では、エラーフラグ中のエラービットに応じた表示(数値表示)による報知をエラー表示用LED374によって行う。従って、通信エラーをエラー表示用LED374によって報知することができる。また、通信エラーは、払出制御手段の側で検出されるので、遊技制御手段の負担を増すことなく通信エラーを検出できる。
In the display control process in step S759, notification by display (numerical value display) corresponding to the error bit in the error flag is performed by the
また、この実施の形態では、主基板未接続エラーは接続確認信号がオン状態になると自動的に解消されるが(ステップS815,S817参照)、さらにエラー解除スイッチ375が操作されたという条件を加えて、エラー状態が解消されるようにしてもよい。
In this embodiment, the main board non-connection error is automatically eliminated when the connection confirmation signal is turned on (see steps S815 and S817), but the condition that the
また、この実施の形態では、通信エラーが、カードユニット50との間の通信エラー(プリペイドカードユニット未接続エラーおよびプリペイドカードユニット通信エラー)やその他のエラーと区別可能に報知される(図46参照)。従って、遊技制御用マイクロコンピュータ560と払出制御用マイクロコンピュータ370との間の通信エラーが容易に特定される。
In this embodiment, a communication error is reported so as to be distinguishable from a communication error with the card unit 50 (a prepaid card unit unconnected error and a prepaid card unit communication error) and other errors (see FIG. 46). ). Therefore, a communication error between the
なお、この実施の形態では、払い出しに関わるエラーが発生したことを、遊技機裏面に設置されている払出制御基板37に搭載されているエラー表示LED374によって報知するようにしたが、遊技機裏面の他の箇所(例えば球払出装置97等が集中配置された払出ユニット)に報知手段を搭載してもよい。さらに、遊技機の表側に設置されている表示器(例えば賞球LED51)によって報知するようにしてもよい。また、払出制御用マイクロコンピュータ370は、表示制御処理において、賞球REQ信号がオン状態であるときに、賞球LED51を点灯するための制御を行い、賞球REQ信号がオフ状態になったら、賞球LED51を消灯するための制御を行う。払い出しに関わるエラーが発生した場合には、例えば、賞球LED51を点滅させることによって、払い出しに関わるエラーが発生したことを報知する。遊技機の表側に設置されている表示器によってエラー報知すれば、遊技店員等がより容易にエラーの発生を認識できる。また、エラー表示LED374による報知と遊技機の表側に設置されている表示器による報知とを併用してもよい。
In this embodiment, the
図49は、情報出力処理(ステップS758)の賞球個数信号としての賞球情報(賞球信号)の出力に関わる部分を示すフローチャートである。賞球信号は、払出制御基板37からターミナル基板160を介して遊技機外部に出力される。
FIG. 49 is a flowchart showing a portion related to the output of prize ball information (prize ball signal) as a prize ball number signal in the information output process (step S758). The prize ball signal is output from the
情報出力処理において、払出制御用CPU371は、信号出力タイマの値が0であるか否か確認する(ステップS831)。信号出力タイマは、1パルスの賞球信号のオン期間を設定するためのタイマである。すなわち、信号出力タイマの値が0でないということは、賞球信号が出力されている状態にあることを示している。信号出力タイマの値が0でない場合には、信号出力タイマの値を減算し(ステップS841)、信号出力タイマの値が0になったときには(ステップS842)、賞球信号をオフ状態にする(ステップS843)。
In the information output process, the
信号出力タイマの値が0である場合には、球貸し動作中フラグがセットされているか否か確認する(ステップS832)。球貸し動作中フラグがセットされていない場合には、払出個数カウントスイッチ301がオンすれば(遊技球が通過すれば)、賞球払出個数カウンタの値を+1する(ステップS833,S834)。賞球払出個数カウンタは、RAMに形成されているカウンタである。
If the value of the signal output timer is 0, it is confirmed whether or not the ball lending operation flag is set (step S832). When the ball lending operation flag is not set, if the payout
そして、賞球払出個数カウンタの値が10になったときには(ステップS835)、賞球払出個数カウンタの値をクリアし、賞球信号をオン状態にして(ステップS837)、信号出力タイマに、賞球信号のオン期間値を設定する(ステップS838)。以上の処理によって、賞球としての遊技球が10個払い出される毎に、1つの賞球信号が出力される。このように、払出制御手段は、払出個数カウントスイッチ301の検出信号にもとづいて所定数(この例では10個)の賞球としての遊技球が払い出されたことを検出すると、その個数を示す賞球信号を遊技機の外部に出力する。なお、この実施の形態では、所定数は10個であるが、所定数として他の数を用いてもよい。また、所定数は複数種類あってもよい。例えば、遊技制御手段から10個の賞球払出が指示され10個の遊技球の払出が完了すると第1の賞球信号を出力し、遊技制御手段から15個の賞球払出が指示され15個の遊技球の払出が完了すると第2の賞球信号を出力するような場合には、所定数は10および15である。
When the value of the prize ball payout number counter reaches 10 (step S835), the value of the prize ball payout quantity counter is cleared, the prize ball signal is turned on (step S837), and the signal output timer is set to the prize output timer. The on period value of the sphere signal is set (step S838). As a result of the above processing, one prize ball signal is output every time ten game balls as prize balls are paid out. As described above, when the payout control means detects that a predetermined number (10 in this example) of game balls have been paid out based on the detection signal of the
情報出力処理において、エラービットのチェックは実行されない。従って、遊技球の払い出しに関わるエラー状態であっても、払出個数カウントスイッチ301によって、賞球としての10個の遊技球が検出される毎に賞球信号(景品遊技媒体信号)が出力される。よって、払い出しに関わるエラーが発生しても、実際に払い出した遊技球数を遊技機の外部においても正確に管理することができる。すなわち、払い出しに関わるエラーが発生している状態であっても、実際に払い出しが検出された景品遊技媒体の数を、賞球信号を入力可能な管理装置等により集計可能とすることができ、不正行為にもとづく遊技媒体の払い出しを察知可能とすることができる。
In the information output process, error bit checking is not executed. Accordingly, even in an error state related to payout of game balls, a payout ball signal (prize game medium signal) is output every time ten game balls are detected by the payout
また、エラー解除スイッチ375が操作されたことによってハードウェア的にリセット(払出制御用CPU371に対するリセット)がかかるように構成されている場合には、エラー解除スイッチ375が操作されたことによって賞球払出個数カウンタの値もクリアされてしまう。しかし、この実施の形態では、払出制御手段が、エラー解除スイッチ375が操作されたことによってエラーの解除が可能になるように構成され、エラーが解除されるときに賞球払出個数カウンタはクリアされないので、実際に払い出された遊技球が正確に賞球信号に反映される。さらに、払い出しに関わるエラー状態中でも、実際に払い出された遊技球数を遊技機の外部において把握できるので、払い出しに関わるエラーを発生させて不正に遊技球を払い出させるような不正行為が行われても、容易にそのことが検知される。
In addition, when the error cancel
また、賞球払出個数カウンタは、球貸し動作中フラグがセットされていない状態で払出個数カウントスイッチ301が遊技球を検出したときに+1される。従って、賞球動作中フラグがセットされているとき(賞球払出中)だけでなく、賞球動作中フラグおよび球貸し動作中フラグがセットされていないとき(賞球払出も球貸しも行われていないとき)にも、払出個数カウントスイッチ301が遊技球を検出すれば+1される。つまり、賞球払出中でもなく球貸し中でもないときに払出個数カウントスイッチ301が遊技球を検出した場合には、賞球払出によって遊技球が払い出されたとみなし、遊技機外部(例えばホールコンピュータ)に出力される賞球信号に反映される。このように、実際に払い出された遊技球は、必ず、遊技機外部に出力される信号に反映されるので、例えば遊技店における払出数の集計結果に必ず反映される。なお、賞球払出中でもなく球貸し中でもないときに払出個数カウントスイッチ301が遊技球を検出した場合には、貸し球要求にもとづいて遊技球が払い出されたとみなしてもよい。
Also, the prize ball payout number counter is incremented by 1 when the payout
次に、主基板31から演出制御基板80に対する制御コマンドの送出方式について説明する。図50に示すように、この実施の形態では、演出制御コマンド(具体的には、演出制御コマンドを構成する演出制御信号)は2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマンドの分類)を表し、2バイト目はEXT(コマンドの種類)を表す。MODEデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「1」とされ、EXTデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「0」とされる。なお、そのようなコマンド形態は一例であって他のコマンド形態を用いてもよい。例えば、1バイトや3バイト以上で構成される制御コマンドを用いてもよい。
Next, a method for sending a control command from the
図51に示すように、演出制御コマンドの8ビットの演出制御信号は、演出制御INT信号に同期して出力される。演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータ100は、演出制御INT信号が立ち上がったことを検知して、割込処理によって1バイトのデータの取り込み処理を開始する。従って、演出制御手段から見ると、演出制御INT信号は、演出制御信号の取り込みの契機となる取込信号に相当する。
As shown in FIG. 51, the 8-bit effect control signal of the effect control command is output in synchronization with the effect control INT signal. The
演出制御コマンドは、演出制御用マイクロコンピュータ100が認識可能に1回だけ送出される。認識可能とは、この例では、演出制御INT信号のレベルが変化することであり、認識可能に1回だけ送出されるとは、例えば演出制御信号の1バイト目および2バイト目のそれぞれに応じて演出制御INT信号が1回だけパルス状(矩形波状)に出力されることである。なお、演出制御INT信号は図51に示された極性と逆極性であってもよい。
The effect control command is sent only once so that the
次に、演出制御基板80からランプ制御基板35および音声制御基板70に対する制御コマンドの送出方式について説明する。演出制御用マイクロコンピュータ100は、主基板31から演出制御コマンドを受信すると、ランプ・LEDおよびスピーカ27によって、可変表示装置9による演出に同期した演出を行わせるために、ランプ制御基板35に対してランプ制御コマンドを送信し、音声制御基板70に対して音声制御コマンドを送信する。
Next, a method for sending control commands from the
図52に例示するように、演出制御基板80からランプ制御基板35および音声制御基板70にランプ制御コマンドおよび音声制御コマンドが伝達されるときに、演出制御用マイクロコンピュータ100と、ランプ制御用マイクロコンピュータ351および音声制御用マイクロコンピュータ701とは、双方通信を行う。図52に示す例では、演出制御用マイクロコンピュータ100は、例えば8本の信号線で伝達される1バイトのランプ制御信号(または音声制御信号)を出力するとともに、ランプ制御REQ信号(または音声制御REQ信号)をオン状態にする。ランプ制御用マイクロコンピュータ351(または音声制御用マイクロコンピュータ701)は、ランプ制御信号(または音声制御信号)を取り込むと、1パルスのランプ制御応答信号(または音声制御応答信号)を出力する。演出制御用マイクロコンピュータ100は、ランプ制御応答信号(または音声制御応答信号)がオン状態になった後オフ状態になったことを検出すると、ランプ制御REQ信号(または音声制御REQ信号)をオフ状態にする。なお、このような制御コマンドの送出方式は一例であって、双方向通信によって演出制御基板80からランプ制御基板35および音声制御基板70にランプ制御コマンドおよび音声制御コマンドが伝達されるのであれば、他の送出方式を用いてもよい。
As illustrated in FIG. 52, when the lamp control command and the voice control command are transmitted from the
上記の実施の形態では、電源基板910に電源監視回路920が搭載されていたが、図53に示すように、電源監視回路920を払出制御基板37に搭載してもよい。図53に示す電源基板910Aには電源監視回路920は搭載されていない。電源監視回路920からの電源断信号およびリセット信号は、出力回路373Bを介して主基板31に出力される。図53に示す構成では、上記の実施の形態の場合とは異なり、電源基板910Aから払出制御基板37に対して、電源断信号を伝達するための信号線(ケーブル)を設ける必要はない。よって、電源基板910から電気部品制御基板への信号線数をさらに減らすことができる。さらに、電源断信号を伝達する信号線の基板間での全体的な長さが短くなるので、電源断信号のノイズが乗る可能性を低減することができる。
In the above embodiment, the power
図53に示す例では、出力回路373Bといったハードウェア回路によって電源断信号およびリセット信号を出力する構成としていたが、電源断信号およびリセット信号をソフトウェアにおける制御処理によって出力する構成としてもよい。この場合、例えば電源断信号においては、上述したステップS901にて電源断信号のオン状態を検出し、ステップS904にてYと判定したときに、払出制御用マイクロコンピュータ370は、主基板31に対して電源断信号を出力するようにすればよい。
In the example shown in FIG. 53, the power-off signal and the reset signal are output by a hardware circuit such as the
なお、主基板31と演出制御基板80との間の信号経路上に設置されている中継基板77には、単方向性回路が設けられている。従って、演出制御基板80からの信号、演出制御基板80に入力される信号(操作スイッチ81の操作信号およびセンサ154,155の検出信号)、および演出制御基板80に接続されるランプ制御基板35および音声制御基板70(主基板31に接続されない基板を周辺基板ともいう。)からの信号は、中継基板77の存在によって、主基板31の遊技制御用マイクロコンピュータ560に伝達されない。従って、遊技制御用マイクロコンピュータ560に対する外部からの信号入力経路が限定され、遊技制御用マイクロコンピュータ560に対して不正信号を送り込む不正行為がなされる可能性を低減できる。
The
また、図54に示すように、電源基板910から主基板31に供給される直流電力を、払出制御基板37を経由させるようにしてもよい。その場合、払出制御基板37には、電源基板910からの直流電力を主基板31に伝達する電源ケーブルに接続されるコネクタが搭載される。そのような構成によれば、電源基板910から主基板31および払出制御基板37に電力を供給するための電源ケーブルを1本(複数種類の電源ラインを含む。)だけ敷設すればよい。電源断信号、クリアスイッチ921からのクリア信号およびリセット信号を伝達する信号線の設置位置は、電源からのノイズが乗らないように、電源ケーブルの設置位置から離れていることが好ましいのであるが、電源基板910から1本の電源ケーブルを引き出せばよいことから、電源断信号、クリア信号およびリセット信号を伝達する信号線と電源ケーブルとを分離しやすくなる。
Also, as shown in FIG. 54, the DC power supplied from the
なお、図9に示された構成では、主基板31と払出制御基板37のそれぞれに対して、電源線、電源断信号の信号線およびリセット信号の信号線が、1本のケーブルに含まれている。また、図54に示す電源基板910の構成は、ケーブルの引き出し方は異なるが、図9に示された構成と同じである。また、図54に示す構成において、さらに、電源監視回路920を払出制御基板37に搭載するようにしてもよい。上述したように、払出制御基板37および電源基板910は遊技枠に設置され、主基板31は遊技盤6に設置される。図54に示す構成によれば、遊技枠をそのままにして遊技盤6のみを交換する場合に、主基板31において、払出制御基板37に至るケーブルが接続されているコネクタからケーブルを抜くだけで、主基板31と遊技枠側に設けられている基板との接続を切り離すことができ、遊技盤6を交換する際の作業性が向上する。
In the configuration shown in FIG. 9, a power cable, a power-off signal line, and a reset signal line are included in one cable for each of the
また、図54に示す構成でも、主基板31と演出制御基板80との間の信号経路上に設置されている中継基板77には、単方向性回路が設けられる。従って、演出制御基板80からの信号、演出制御基板80に入力される信号(操作スイッチ81の操作信号およびセンサ154,155の検出信号)、および演出制御基板80に接続されるランプ制御基板35および音声制御基板70(主基板31に接続されない基板を周辺基板ともいう。)からの信号は、中継基板77の存在によって、主基板31の遊技制御用マイクロコンピュータ560に伝達されない。
Also in the configuration shown in FIG. 54, the
以上に説明したように、払出制御手段が、クリアスイッチ921からのクリア信号(操作信号)の入力を確認したときに、電源バックアップされているRAMに保持されていた記憶内容を初期化する初期化処理を実行するとともに、クリア信号を遊技制御手段に出力し、払出制御手段が、払出制御手段からのクリア信号の入力を確認したときに、RAM55のバックアップ領域に保持されていた記憶内容を初期化する初期化処理を実行するように構成したので、記憶媒体のバックアップ領域に保持されている情報(バックアップ情報)のクリア機能(初期化処理を実行する機能)を簡素なハード構成で実現することができ、複数の基板のバックアップ情報を簡単な操作で確実にクリアすることができる。また、遊技機において、遊技制御用マイクロコンピュータ560へのクリア信号に関する配線スペースを節減することができる。
As described above, when the payout control means confirms the input of the clear signal (operation signal) from the
また、上記の実施の形態では、払出制御手段が、遊技機への電力供給が復旧した場合に、RAMに保存されていたチェックデータによってRAMの記憶内容が正当であるか否かを判定する処理を実行し、当該記憶内容が正当でないと判定したときは、クリア信号を遊技制御手段に出力するとともに、初期化処理を実行するように構成されている。すなわち、払出制御用マイクロコンピュータ370が、ステップS710にてNと判定した場合には、ステップS712bにてクリア信号を出力するとともに、ステップS712にて初期化処理を実行するように構成されている。従って、払出制御基板37が備えるRAMに保存されていた記憶内容が正当でない場合に、遊技制御手段と払出制御手段の双方に初期化処理を実行させることができ、払出制御基板37が備えるRAMだけでなく主基板31が備えるRAM55の記憶内容も容易にクリアすることができる。
In the above embodiment, the payout control means determines whether the stored contents of the RAM are valid based on the check data stored in the RAM when the power supply to the gaming machine is restored. When the stored contents are determined to be invalid, a clear signal is output to the game control means and an initialization process is executed. That is, when the
また、上記の実施の形態では、払出制御手段が、遊技機への電力供給が復旧した場合に、RAMに実行確認情報(保護処理が行われていたことを示すバックアップ監視タイマの値)が保存されているか否かを判定する処理を実行し、実行確認情報が保存されていないと判定したときは、クリア信号を遊技制御手段に出力するとともに、初期化処理を実行するように構成されているので、払出制御基板37が備えるRAMに実行確認情報が保存されていない場合に、遊技制御手段と払出制御手段の双方に初期化処理とを実行させることができ、払出制御基板37が備えるRAMだけでなく主基板31が備えるRAM55の記憶内容も容易にクリアすることができる。
In the above embodiment, the payout control means stores the execution confirmation information (the value of the backup monitoring timer indicating that the protection process has been performed) in the RAM when the power supply to the gaming machine is restored. Is executed, and when it is determined that the execution confirmation information is not stored, a clear signal is output to the game control means and an initialization process is executed. Therefore, when the execution confirmation information is not stored in the RAM provided in the
また、上記の実施の形態では、クリアスイッチ921が、操作に応じて遊技機に対する電力供給を行うための電源スイッチ924が搭載された電源基板910に搭載されているので、クリアスイッチ921の操作にもとづいて出力される信号(クリア信号)の配線構成を簡略化することができ、信号線の配線を短くすることができる。このため、ノイズの影響を受けにくくすることができるとともに、コストを削減することができる。さらに、クリアスイッチ921と電源スイッチ924が同じ基板に搭載され、クリアスイッチ921と電源スイッチ924とを近くに配置することができるので、初期化処理を実行させるための操作が容易となる。
In the above embodiment, the
また、上述したように、上記の各実施の形態では、電源監視回路920からの電源断信号が、払出制御基板37から主基板31に入力されるので、電力供給停止時処理の実行に関わる配線を簡略化して、遊技機のコストを低減させることができる。
Further, as described above, in each of the above-described embodiments, the power-off signal from the power
従来の遊技機(例えば特開2003−103025号公報に記載された遊技機)では、電源電圧の低下が検出されたときの検出信号(電源断信号)が、主基板と払出制御基板とのそれぞれに入力されるように構成されている。このような構成とされているため、電源断信号が同じタイミングで主基板と払出制御基板とに入力され、同じタイミングで電力供給停止時処理が実行されるものであれば、電力供給停止時処理の実行が開始されたあとに制御コマンドが出力されることはないが、電力供給停止時処理が異なるタイミングで主基板と払出制御基板とに入力されると、払出制御基板にて電力供給停止時処理の実行が開始されたあとに、主基板から賞球制御信号が送信されることがあるため、入賞にもとづく賞球が正確に払い出されなくなるおそれが生じる。 In a conventional gaming machine (for example, a gaming machine described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2003-103025), a detection signal (power-off signal) when a drop in power supply voltage is detected is detected by each of the main board and the payout control board. It is comprised so that it may be input. Since the power cut-off signal is input to the main board and the payout control board at the same timing and the power supply stop process is executed at the same timing, the power supply stop process is performed. The control command is not output after the execution of the power supply is started, but if the power supply stop process is input to the main board and the payout control board at different timings, the power supply stop at the payout control board Since the prize ball control signal may be transmitted from the main board after the execution of the process is started, there is a possibility that the prize ball based on the winning will not be paid out accurately.
上記の従来の遊技機において電源断信号をパラレルで主基板と払出制御基板とに送信するようにした場合であっても、信号線の長さの違いによって電源断信号が主基板に入力するタイミングと払出制御基板に入力するタイミングが異なる場合があるが、上述した各実施の形態では、電源断信号を払出制御基板37を経由させて主基板31に入力するようにしているので、電源断信号が主基板に入力するタイミングと払出制御基板に入力するタイミングが顕著に異なることとなる。よって、上述した各実施の形態における遊技機では、払出制御基板にて電力供給停止時処理の実行が開始されたあとに主基板から賞球制御信号が送信されることがより頻繁に発生し、入賞にもとづく賞球が正確に払い出されなくなることが高頻度で生じるおそれがある。
Even when the power-off signal is transmitted in parallel to the main board and the payout control board in the conventional gaming machine described above, the timing at which the power-off signal is input to the main board due to the difference in signal line length However, in each of the above-described embodiments, the power-off signal is input to the
上述した各実施の形態では、払出制御用マイクロコンピュータ370が電力供給停止時処理の実行中に賞球制御信号を受信した場合には、その受信内容をRAMに反映させる構成としている(ステップS905〜ステップS909参照)。すなわち、払出制御手段が、払出制御側電力供給停止時処理手段(例えば払出制御用マイクロコンピュータ370におけるステップS906〜S931を実行する部分)による払出制御側電力供給停止時処理(例えばステップS906〜S931)の実行中であっても、未払出数データ加算手段(例えば払出制御用マイクロコンピュータ370におけるステップS544〜S546等を実行する部分)によって、払出数データ送信手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ570におけるステップS244,S251〜S255,S203を実行する部分)により送信された払出数データ(例えば賞球個数信号)によって指定された景品遊技媒体の払出数を払出制御用記憶手段に記憶された未払出数データに加算する(例えばステップS905〜S909)構成とされている。よって、払出制御基板37にて電力供給停止時処理の実行が開始されたあとに主基板31から賞球制御信号が送信された場合であっても、賞球制御信号を取りこぼしてしまうことを防止することができ、入賞にもとづく賞球を正確に払い出すことができるため、賞球制御信号の取りこぼしによる遊技者の不利益を防止することができる。
In each of the above-described embodiments, when the
なお、上記の実施の形態では特に言及していないが、払出制御用マイクロコンピュータ370が、賞球制御信号によって指定された賞球の払出数を賞球未払出個数カウンタに加算する処理を、電力供給停止時処理中であるときと電力供給停止時処理中でないときとで、共通の制御プログラムに従って実行するようにしてもよい。すなわち、ステップS907〜ステップS908の処理と、ステップS544〜ステップS545の処理とを共通のサブルーチンによって実行するようにしてもよい。この場合、電源断処理におけるステップS909の処理の前と、主制御通信通常処理におけるステップS543の処理の後とで、共通のサブルーチンが呼び出され、サブルーチン処理にて、賞球REQ信号の受信状態を確認する処理と、賞球REQ信号の受信に応じて賞球個数信号が示す個数を賞球未払出個数カウンタに加算する処理とが実行される。
Although not specifically mentioned in the above embodiment, the
上記の例では、未払出数データ加算手段が、払出数データ送信手段により送信された払出数データによって指定された景品遊技媒体の払出数を払出制御用記憶手段に記憶された未払出数データに加算する処理を、払出制御側電力供給停止時処理の実行中であるとき(ステップS907,908)と払出制御側電力供給停止時処理の実行中でないとき(ステップS544,545)とで、共通の制御プログラムに従って実行する構成とすればよい。このように構成すれば、プログラム量を削減することができる。 In the above example, the unpaid number data adding means converts the payout number of the prize game medium designated by the payout number data transmitted by the payout number data transmitting means to the unpaid number data stored in the payout control storage means. The process to be added is common when the payout control side power supply stop process is being executed (steps S907 and 908) and when the payout control side power supply stop process is not being executed (steps S544 and 545). What is necessary is just to set it as the structure performed according to a control program. If comprised in this way, the amount of programs can be reduced.
また、上記の各実施の形態では、電源監視回路920からの電源断信号は払出制御基板37のみに入力されているか、または、払出制御基板37に電源監視手段が搭載されている。従って、電源監視回路920からの電源断信号を主基板31と払出制御基板37との双方に供給する場合に比べて、主基板31と払出制御基板37とが電力供給停止時処理を行うための遊技機内の配線が簡略化されコストを低減することができる。
In each of the above-described embodiments, the power-off signal from the power
なお、上記の各実施の形態では、電源監視回路920からの電源断信号が、払出制御基板37から主基板31に入力される構成としていたが、逆に、電源監視回路920からの電源断信号を主基板31に入力し、主基板31を介して払出制御基板37に入力する構成としてもよい。このような構成とした場合であっても、各基板の設置位置によっては、電力供給停止時処理の実行に関わる配線を簡略化することができ、遊技機のコストを低減させることができる。
In each of the above embodiments, the power cut-off signal from the power
また、上記の各実施の形態では、賞球REQ信号によって払出要求を行い、賞球個数信号によって払出数が指定されたが、賞球個数信号によって払出要求および払出数の指定を行うように構成してもよい。その場合、払出制御手段は、賞球個数信号が出力されているときは、同時に払出要求がなされていると判定すればよい。そのような構成によれば、賞球REQ信号を用いる必要はない。 In each of the above embodiments, the payout request is made by the prize ball REQ signal and the payout number is designated by the prize ball number signal. However, the payout request and the payout number are designated by the prize ball number signal. May be. In this case, the payout control means may determine that a payout request is made at the same time when the prize ball number signal is output. According to such a configuration, it is not necessary to use the prize ball REQ signal.
また、上記の各実施の形態では、払出制御手段は、払出モータ289が払出予定数分回転したことを検出したら賞球払出の終了と決定したが、払出モータ位置センサによる検出回数が払出予定数に達したら賞球払出の終了と決定してもよい。すなわち、払出制御手段は、払出手段の動作量(この例では、払出モータ289の回転量または払出モータ位置センサによる検出回数)を検出することによって払い出しが完了したか否かを判定するように構成されていてもよい。
In each of the above-described embodiments, the payout control means determines that the prize ball payout has ended when it detects that the
また、上記の各実施の形態では、払出制御用マイクロコンピュータ370は、主基板31の遊技制御手段からの賞球制御信号の受信をタイマ割込処理内の主制御通信処理(ステップS755)で受信していたが、賞球REQ信号を主基板31からのストローブ信号(払出制御INT信号)とし、外部割込にもとづく割込処理で賞球個数信号を受信するようにしてもよい。
In each of the above embodiments, the
また、上記の各実施の形態では、記録媒体処理装置(カードユニット50)で使用される記録媒体が磁気カード(プリペイドカード)であったが、磁気カードに限られず、非接触型あるいは接触型のICカードであってもよい。また、記録媒体処理装置が識別符号にもとづいて記録情報を特定できる構成とされている場合には、記録媒体は、記録情報を特定可能な識別符号などの情報を少なくとも記録媒体処理装置が読み取り可能に記録できるようなものであってもよい。さらに、記録媒体は、例えばバーコードなどの所定の情報記録シンボル等が読み取り可能にプリントされたものであってもよい。また、記録媒体の形状は、カード状のものに限られず、例えば円盤形状や球状、あるいはチップ形状など、どのような形状とされていてもよい。 In each of the above embodiments, the recording medium used in the recording medium processing apparatus (card unit 50) is a magnetic card (prepaid card). However, the recording medium is not limited to a magnetic card, and is a non-contact type or a contact type. An IC card may be used. In addition, when the recording medium processing device is configured to be able to identify the recording information based on the identification code, the recording medium can be read at least by the recording medium processing device such as an identification code that can identify the recording information It may be something that can be recorded on. Further, the recording medium may be a medium on which a predetermined information recording symbol such as a barcode is printed so as to be readable. The shape of the recording medium is not limited to a card shape, and may be any shape such as a disk shape, a spherical shape, or a chip shape.
また、上記の実施の形態では特に言及していないが、クリア信号が伝送される信号線の接続状態を監視する監視手段(信号線接続状態監視手段)を払出制御手段が備える構成とし、払出制御手段が、当該監視手段が接続状態の異常を検出(例えばステップS712の前に信号線の状態を確認して状態検出する)したときは、初期化処理の実行を禁止するように構成されていてもよい。例えば、信号線接続状態監視手段は、クリア信号が伝送される信号線の断線や接続不良などによってクリア信号が伝送できない状態となっているか否かを監視する。具体的には、例えば、クリア信号が伝送される信号線を主基板31内で分岐させて、一方を遊技制御用マイクロコンピュータ560に入力させ、他方を帰還させて払出制御用マイクロコンピュータ370に入力させるようにし、その帰還信号の状態を監視するようにすればよい。すなわち、ステップS708にてYと判定したとき、ステップS709にてNと判定したとき、あるいはステップS710にてNと判定したときには、払出制御用マイクロコンピュータ370は、ステップS712bにてクリア信号を出力し、帰還信号がオン状態となったことを確認した場合にはクリア信号が主基板31に正常に伝送されていると判断してステップS712の処理を実行し、復帰信号がオン状態とならずオフ状態が維持されていることを確認した場合にはクリア信号が主基板31に伝送されていないと判断してステップS712の処理を実行することなくステップS711に移行するようにすればよい。このように構成すれば、遊技制御手段にクリア信号を伝送することができない状態であるときは、払出制御手段でも初期化処理を実行しないようにすることができ、初期化処理を実行すべき複数の電気部品制御手段の一部でのみ初期化処理が実行されてしまうことを防止することができる。また、上記のように構成すれば、初期化処理が実行されないことによって、クリア信号が伝送される信号線に断線や接続不良などの不具合が発生していることを認識することができる。すなわち、遊技店員がクリアスイッチ921の操作を行ったのにも係わらず、初期化処理が実行されなかった場合(例えば後述する初期化報知がなされないことによって把握できる)には、クリア信号が伝送される信号線に不具合が発生している可能性があると認識することができるようになる。
Although not specifically mentioned in the above embodiment, the payout control means includes a monitoring means (signal line connection state monitoring means) for monitoring the connection state of the signal line through which the clear signal is transmitted, and the payout control. The means is configured to prohibit the execution of initialization processing when the monitoring means detects an abnormality in the connection state (for example, the state of the signal line is confirmed by detecting the state before step S712). Also good. For example, the signal line connection state monitoring unit monitors whether or not the clear signal cannot be transmitted due to disconnection or connection failure of the signal line to which the clear signal is transmitted. Specifically, for example, a signal line through which a clear signal is transmitted is branched in the
なお、上記の例では、ステップS708にてYと判定したとき、ステップS709にてNと判定したとき、あるいはステップS710にてNと判定したときには、払出制御用マイクロコンピュータ370が、ステップS712bにてクリア信号を出力したあと復帰信号がオン状態とならずオフ状態が維持されていることを確認した場合には、クリア信号が主基板31に伝送されていないと判断して、ステップS712の処理を実行することなくステップS711に移行するようにしていたが、ステップS709にてNと判定したとき、あるいはステップS710にてNと判定したときには、ステップS712bにてクリア信号を出力したあと復帰信号がオン状態とならずオフ状態が維持されていることを確認した場合であっても、初期化処理を実行する構成としてもよい。
In the above example, when it is determined Y in step S708, N is determined in step S709, or N is determined in step S710, the
なお、上述した実施の形態では、クリア信号を払出制御基板37に入力し、払出制御基板37を介してクリア信号を遊技制御手段に送信する構成としていたが、クリア信号を主基板31に入力し、主基板31を介してクリア信号を払出制御手段に送信する構成としてもよい。この場合、クリア信号が伝送される信号線の接続状態を監視する監視手段(信号線接続状態監視手段)を遊技制御手段が備える構成とし、遊技制御手段が、当該監視手段が接続状態の異常を検出したときは、クリア信号を送信することなく、かつ、主基板31での初期化処理の実行を禁止するように構成してもよい。例えば、信号線接続状態監視手段は、クリア信号が伝送される信号線の断線や接続不良などによってクリア信号が伝送できない状態となっているか否かを監視する。具体的には、例えば、クリア信号が伝送される信号線を払出制御基板37内で分岐させて、一方を払出制御用マイクロコンピュータ370に入力させ、他方を帰還させて遊技制御用マイクロコンピュータ560に入力させるようにし、その帰還信号の状態を監視するようにすればよい。すなわち、ステップS7にてYと判定したとき、ステップS8にてNと判定したとき、あるいはステップS9にてNと判定したときには、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ステップS10の前にクリア信号を出力し、帰還信号がオン状態となったことを確認した場合にはクリア信号が払出制御基板37に正常に伝送されていると判断してステップS10の処理を実行し、復帰信号がオン状態とならずオフ状態が維持されていることを確認した場合にはクリア信号が払出制御基板37に伝送されていないと判断してステップS10の処理を実行することなくステップS91に移行するようにすればよい。このように構成すれば、払出制御手段にクリア信号を伝送することができない状態であるときは、遊技制御手段でも初期化処理を実行しないようにすることができ、初期化処理を実行すべき複数の電気部品制御手段の一部でのみ初期化処理が実行されてしまうことを防止することができる。
In the above-described embodiment, the clear signal is input to the
また、上述した実施の形態ではクリア信号が払出制御基板37に入力され、払出制御基板37を介してクリア信号が主基板に入力される構成としていたが、さらに主基板31を介して他の電気部品制御基板にクリア信号を出力し、他の電気部品制御基板に搭載されているRAMの記憶内容を初期化するようにしてもよい。
In the above-described embodiment, the clear signal is input to the
なお、上述した実施の形態では、図55に示すように、電源基板910および払出制御基板37が遊技枠に設置され、主基板31が遊技盤6に設置されている。そして、電源基板910から払出制御基板37に対してクリア信号が出力され、払出制御基板37から主基板31に対してクリア信号が出力される。図55では明示されていないが、払出制御基板37には、電源基板910から受けた電源電圧を主基板31に供給するための回路などが搭載されている。上記のように構成されているので、電源電圧の電力の低下にもとづく検出信号の配線構成を簡略化することができる。また、配線を短くすることができるので、ノイズの影響を受けにくくすることができる。
In the above-described embodiment, as shown in FIG. 55, the
なお、図55では特に明示されていないが、払出制御基板37に搭載された出力回路からクリア信号を主基板31に送信するようにしてもよく、払出制御用マイクロコンピュータ370による制御処理によって主基板31にクリア信号を出力するようにしてもよい。すなわち、ハードウェア回路によってクリア信号を出力する構成としてもよいし、ソフトウェアにおける制御処理によってクリア信号を出力する構成としてもよい。ソフトウェアにおける制御処理によってクリア信号を出力する場合には、上述したように、ステップS708にてクリア信号のオン状態を検出したとき、ステップS709にてバックアップなしを検出したとき、あるいはステップS710にてパリティチェック結果が正常でなかったときに、払出制御用マイクロコンピュータ370は、主基板31に対してクリア信号を出力するようにすればよい。
Although not explicitly shown in FIG. 55, a clear signal may be transmitted to the
また、上記の実施の形態では特に言及していないが、初期化処理が実行されていることを遊技店員などに報知するようにしてもよい。この場合、例えば、払出制御用マイクロコンピュータ370(報知部品制御手段)が、ステップS712bを実行したあと、例えばLED374や初期化報知専用の表示器などの報知部品を用いて、初期化処理の実行中であることを示す所定の表示を行うようにすればよい。このように構成すれば、初期化処理が実行されていることを容易に認識させることができる。
Further, although not particularly mentioned in the above embodiment, a game store clerk or the like may be notified that the initialization process is being executed. In this case, for example, after the payout control microcomputer 370 (notification component control means) executes step S712b, the initialization process is being performed using a notification component such as the
また、例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560が、ステップS10の処理を行う前に、初期化報知専用の表示器などの報知部品を用いて、初期化処理の実行中であることを示す所定の表示を行うようにしてもよい。このように構成すれば、遊技制御用マイクロコンピュータ560と払出制御用マイクロコンピュータ370とで、初期化処理が実行されていることを容易に認識させることができる。すなわち、クリアスイッチ921の押下操作にもとづく信号の最も下流の基板で初期化処理が実行されていることを報知するため、上流の基板を含む電気部品制御手段で初期化処理が実行されていることを報知していることとなり、複数の基板で初期化処理が実行されていることを容易に認識させることができる。なお、報知部品は、最も下流の基板が制御可能な電気部品であればどのような部品であってもよく、表示器に限らず、スピーカやランプなどであってもよい。また、最も下流の基板が直接制御可能な電気部品に限らず、例えば初期化報知の実行を指定する演出制御コマンドを演出制御基板80に送信し、演出制御基板80が例えば可変表示装置9を用いて初期化報知を行うようにしてもよい。
In addition, for example, the
上述した実施の形態では、電源電圧の電力の低下にもとづく検出信号やクリアスイッチ921の押下にもとづく検出信号が、払出制御基板37を経由して主基板31に伝達される構成(具体的には電源断信号やクリアスイッチの受信にもとづき払出制御基板37が電源断確認信号やクリア信号を主基板31に対して出力する構成)としていたが、リセット信号などの他の信号についても、払出制御基板37を経由して主基板31に伝達されるようにしてもよい。さらに、遊技機で用いられる各種の電源が、払出制御基板37を経由して主基板31に供給されるようにしてもよい。また、上記の各種信号や各種電源が、払出制御基板37を経由して演出制御基板80等の他のサブ基板にも伝達・供給されるようにしてもよい。
In the above-described embodiment, a configuration in which a detection signal based on a decrease in power of the power supply voltage or a detection signal based on pressing of the
上記の各実施の形態のパチンコ遊技機は、主として、始動入賞にもとづいて可変表示部9に可変表示される特別図柄の停止図柄が大当り図柄であると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になるパチンコ遊技機であったが、始動入賞にもとづいて開放する電動役物の所定領域への入賞があると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になるパチンコ遊技機や、始動入賞にもとづいて可変表示される図柄の停止図柄が所定の図柄になると開放する所定の電動役物への入賞があると所定の権利が発生または継続するパチンコ遊技機であっても、本発明を適用できる。さらに、遊技媒体が遊技球であるパチンコ遊技機に限られず、遊技媒体がコイン(メダル)等のスロット機等においても、遊技媒体の払い出しを行う電気部品が備えられている場合には本発明を適用することができる。
The pachinko gaming machine according to each of the above embodiments can be given a predetermined game value to a player mainly when the special symbol stop symbol variably displayed on the
本発明は、パチンコ遊技機などの遊技機に適用可能であり、特に、遊技制御基板と払出制御基板とが別個に設けられている遊技機に好適に適用できる。 The present invention can be applied to a gaming machine such as a pachinko gaming machine, and in particular, can be suitably applied to a gaming machine in which a game control board and a payout control board are provided separately.
1 パチンコ遊技機
31 遊技制御基板(主基板)
37 払出制御基板
77 中継基板
80 演出制御基板
301 払出個数カウントスイッチ
370 払出制御用マイクロコンピュータ
560 遊技制御用マイクロコンピュータ
910 電源基板
917 コンデンサ(バックアップ電源)
920 電源監視回路
1
37
920 Power supply monitoring circuit
Claims (1)
前記遊技媒体を前記遊技領域に向けて発射する発射手段と、
前記入賞領域に遊技媒体が入賞したことを検出して入賞検出信号を出力する入賞検出手段と、
前記入賞検出手段からの入賞検出信号が入力され、遊技の進行を制御する遊技制御用マイクロコンピュータが搭載された遊技制御基板と、
前記景品遊技媒体および前記貸出遊技媒体の払い出しを行う払出手段と、
前記貸出要求受付装置が遊技機に接続されているか否かを判定するための貸出要求受付装置接続判定信号が入力され、前記払出手段を制御する払出制御用マイクロコンピュータと、前記貸出要求受付装置からの前記貸出要求受付装置接続判定信号を前記払出制御用マイクロコンピュータに伝達するフォトカプラと、前記貸出要求受付装置から前記フォトカプラの間に接続されるコンデンサとが搭載された払出制御基板と、
前記貸出要求受付装置からの貸出要求信号を中継して前記払出制御基板に出力する中継基板と、
遊技機で用いられる電源電圧の低下を検出したときに電圧低下検出信号を出力する電源監視手段と、
前記フォトカプラから伝達される前記貸出要求受付装置接続判定信号が伝達されていないときに、発射手段の動作を停止させる発射停止手段と、
前記遊技制御用マイクロコンピュータと前記払出制御用マイクロコンピュータとの間の信号の接続状態を監視する接続状態監視手段と、
操作に応じて操作信号を出力する操作手段とを備え、
前記遊技制御用マイクロコンピュータは、
前記入賞領域に遊技媒体が入賞したことにもとづいて払い出すべき景品遊技媒体の数を特定可能な景品遊技媒体数データを記憶し、遊技機への電力供給が停止しても少なくとも所定期間は記憶内容を保持する遊技制御用記憶手段と、
前記入賞検出信号の入力に応じて、払い出すべき景品遊技媒体の数を指定する払出数データを前記払出制御用マイクロコンピュータに送信する払出数データ送信手段と、
前記払出数データ送信手段が払出数データを送信したことを条件に、前記景品遊技媒体数データから前記払出数データで指定した払出数に対応する値を減算する減算処理を行う景品遊技媒体数データ減算手段と、
前記電源監視手段が遊技機で用いられる電源電圧の低下を検出したことに応じて、遊技の進行状態を示すデータを保存するための遊技制御側電力供給停止時処理を実行する遊技制御側電力供給停止時処理手段と、
遊技機への電力供給が開始され、前記操作手段が操作されなかったことを含む所定の復旧条件が成立したときに、前記遊技制御用記憶手段に保存されていた遊技の進行状態を示すデータにもとづいて、遊技機への電力供給が停止したときの遊技の進行状態を復旧させる復旧処理を行う遊技制御側復旧手段と、
前記操作手段が操作されたときに、前記遊技制御用記憶手段に保持されていた記憶内容を初期化する遊技制御側初期化処理を実行する遊技制御側初期化処理手段とを含み、
前記払出制御用マイクロコンピュータは、
前記払出数データ送信手段により送信された払出数データにより指定された景品遊技媒体の払出数のうち未だ払い出されていない未払出の景品遊技媒体の数を示す未払出数データを記憶し、遊技機への電力供給が停止しても少なくとも所定期間は記憶内容を保持する払出制御用記憶手段と、
前記払出数データ送信手段により送信された払出数データによって指定された景品遊技媒体の払出数を前記払出制御用記憶手段に記憶された未払出数データに加算する未払出数データ加算手段と、
前記未払出数データによって示されている未払出の景品遊技媒体と、前記貸出要求受付装置からの貸出要求信号にもとづく貸出遊技媒体とを前記払出手段を制御して払い出させる払出制御を実行する遊技媒体払出制御手段と、
前記電源監視手段が遊技機で用いられる電源電圧の低下を検出したことに応じて、前記未払出数データを保存するための払出制御側電力供給停止時処理を実行する払出制御側電力供給停止時処理手段と、
遊技機への電力供給が開始され、前記操作手段が操作されなかったことを含む所定の復旧条件が成立したときに、前記払出制御用記憶手段に保存されていた前記未払出数データにもとづいて払い出しを可能にする払出制御側復旧手段と、
前記操作手段が操作されたときに、前記払出制御用記憶手段に保持されていた記憶内容を初期化する払出制御側初期化処理を実行する払出制御側初期化処理手段と、
前記フォトカプラからの前記貸出要求受付装置接続判定信号の伝達状態に応じて前記貸出要求受付装置接続判定信号の伝達状態を判定する伝達状態判定手段と、
前記伝達状態判定手段によって前記貸出要求受付装置接続判定信号が伝達されていないと判定されたときに、前記貸出要求受付装置が遊技機に接続されていないことを報知するための接続エラー報知処理を実行する接続エラー報知処理手段と、
前記接続状態監視手段が前記接続状態の異常を検出したときに、前記遊技媒体払出制御手段による景品遊技媒体の払出制御の実行を禁止する景品遊技媒体払出禁止手段とを含み、
前記払出制御基板と前記遊技制御基板の何れかに前記操作手段からの操作信号が入力される操作信号入力部と、前記操作信号入力部に前記操作信号が入力されたことを条件に所定の信号を他方の基板に出力する操作信号出力部が設けられ、
前記払出制御用マイクロコンピュータは、
前記電源監視手段が前記電圧低下検出信号を出力したときに、前記払出制御側電力供給停止時処理手段による前記払出制御側電力供給停止時処理を実行する前に、待機時間タイマを設定し、該設定された待機時間タイマがタイムアップするまでの間、前記払出数データ送信手段が払出数データを送信したか否かを判定する電圧低下時判定手段と、
前記電圧低下時判定手段により払出数データが送信されたと判定したときに、該払出数データによって指定された景品遊技媒体の払出数を前記払出制御用記憶手段に記憶された未払出数データに加算する電圧低下時データ加算手段とを含み、
前記払出数データ送信手段は、前記遊技制御側電力供給停止時処理が開始された後には、払出数データの送信は実行せず、
前記待機時間タイマに設定される時間は、前記遊技制御側電力供給停止時処理が開始された後にタイムアップする時間である
ことを特徴とする遊技機。 It is possible for a player to play a predetermined game by launching the game medium into the game area. Based on the fact that the game medium has won the predetermined prize area, the prize game medium is paid out as a prize. A gaming machine that pays out a rented game medium to be lent to a player based on a rent request signal from a rent request receiving device that has received a rent request,
Launching means for launching the game medium toward the game area;
Winning detection means for detecting that a game medium has won in the winning area and outputting a winning detection signal;
A game control board on which a game control microcomputer for controlling the progress of the game is input, and a game detection circuit board that receives a game winning detection signal from the game winning detection means;
A payout means for paying out the premium game medium and the rental game medium;
A lending request receiving device connection determination signal for determining whether or not the lending request receiving device is connected to a gaming machine is input, and a payout control microcomputer that controls the paying means, and the lending request receiving device A payout control board mounted with a photocoupler that transmits the lending request acceptance device connection determination signal to the payout control microcomputer, and a capacitor connected between the lending request acceptance device and the photocoupler,
A relay board that relays a lending request signal from the lending request reception device and outputs the signal to the payout control board;
Power supply monitoring means for outputting a voltage drop detection signal when a drop in power supply voltage used in a gaming machine is detected;
Firing stop means for stopping the operation of the launching means when the lending request acceptance device connection determination signal transmitted from the photocoupler is not transmitted;
Connection state monitoring means for monitoring a connection state of signals between the game control microcomputer and the payout control microcomputer;
An operation means for outputting an operation signal according to the operation,
The game control microcomputer is:
Stores prize game medium number data that can specify the number of prize game media to be paid out based on the winning of game media in the prize area, and stores at least a predetermined period even when power supply to the gaming machine is stopped. Game control storage means for holding contents,
In accordance with the input of the winning detection signal, the number-of-payout data transmission means for transmitting the number-of-payout data specifying the number of prize game media to be paid out to the microcomputer for payout control,
On the condition that the number-of-payout data transmission means has transmitted the number-of-payout data, the prize game medium number data is subjected to subtraction processing for subtracting a value corresponding to the number of payouts designated by the number-of-payout data from the prize game medium number data Subtracting means;
A game control side power supply for executing a game control side power supply stop process for storing data indicating a game progress state in response to the power supply monitoring means detecting a drop in power supply voltage used in the gaming machine Stop processing means,
When the power supply to the gaming machine is started and a predetermined recovery condition including that the operating means has not been operated is satisfied, the data indicating the progress of the game stored in the gaming control storage means Based on the game control side recovery means for performing recovery processing for recovering the progress state of the game when power supply to the gaming machine is stopped,
A game control side initialization processing means for executing a game control side initialization process for initializing the stored contents held in the game control storage means when the operation means is operated,
The dispensing control microcomputer is:
Stores unpaid number data indicating the number of unpaid premium game media that have not yet been paid out of the number of payouts of premium game media specified by the payout number data transmitted by the paid-out number data transmission means, A storage unit for payout control that retains the stored contents for at least a predetermined period even when power supply to the machine is stopped;
Unpaid number data adding means for adding the number of payouts of the prize game medium designated by the payout number data transmitted by the payout number data transmitting means to the unpaid number data stored in the payout control storage means;
The payout control is executed to control the payout means to pay out the unpaid premium game media indicated by the unpaid number data and the loan game media based on the loan request signal from the loan request receiving device. Game media payout control means;
When the payout control side power supply is stopped for executing the payout control side power supply stop process for storing the unpaid-out number data in response to the power supply monitoring means detecting a drop in the power supply voltage used in the gaming machine Processing means;
Based on the unpaid number data stored in the payout control storage means when power supply to the gaming machine is started and a predetermined recovery condition is established including that the operating means has not been operated. A payout control side recovery means for enabling payout;
A payout control side initialization processing means for executing a payout control side initialization process for initializing the stored contents held in the payout control storage means when the operation means is operated;
A transmission state determination means for determining a transmission state of the lending request reception device connection determination signal according to a transmission state of the lending request reception device connection determination signal from the photocoupler;
A connection error notification process for notifying that the lending request acceptance device is not connected to the gaming machine when the transmission state judging means determines that the lending request acceptance device connection judgment signal is not transmitted. Connection error notification processing means to be executed;
A prize game medium payout prohibiting means for prohibiting execution of payout control of the prize game medium by the game medium payout control means when the connection state monitoring means detects an abnormality in the connection state;
An operation signal input unit to which an operation signal from the operation means is input to either the payout control board or the game control board, and a predetermined signal on condition that the operation signal is input to the operation signal input unit Is provided with an operation signal output unit for outputting to the other substrate ,
The dispensing control microcomputer is:
When the power supply monitoring means outputs the voltage drop detection signal, a standby time timer is set before executing the payout control side power supply stop time processing by the payout control side power supply stop time processing means, Until the set standby time timer expires, the voltage drop time determining means for determining whether or not the payout number data transmitting means has transmitted the payout number data;
When it is determined that the number-of-payout data has been transmitted by the voltage drop time determining means, the number of prize game media specified by the number-of-payout data is added to the number of unpaid-out data stored in the payout control storage means Voltage drop data adding means
The payout number data transmission means does not execute the transmission of the payout number data after the game control side power supply stop process is started.
The gaming machine characterized in that the time set in the standby time timer is a time up after the game control side power supply stop process is started .
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