JP4488548B2 - 電動工具用防振ハンドル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
電動工具本体から発生する振動、衝撃から人体を保護するための防振構造を持った電動工具のハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】
電動工具に取り付けられているハンドルを防振構造にすることによって、電動工具から発生する振動や衝撃を人体に伝え難くしている。この防振ハンドルを備えた従来の電動工具の実施例を、ポット型の高周波グラインダーを例に、図4および図5を用いて説明する。図4は、従来における高周波グラインダーの正面図である。図5は、図4の高周波グラインダーの防振ハンドル部の側断面図である。
【0003】
図4において、高周波グラインダー11は、モータおよびギヤー部が収納されたグラインダー本体12と、このグラインダー本体12から延出したギヤー部の軸に取り付けられた砥石13と、この砥石13の半円分を覆うようにしてグラインダー本体12に取り付けられたカバー14と、グラインダー本体12に取り付けられた棒状の防振ハンドル15と、電源スイッチが設けられたスイッチハンドル16とで構成されている。
【0004】
図5において、防振ハンドル15は、型によって成形された棒状の成形ゴム17と、この成形ゴム17内に埋設された取付ネジ18および棒状であって金属製のウメガネ19とで構成されている。
【0005】
取付ネジ18は、取付ネジ18の平板状の頭部分18aのみを成形ゴム17内に埋設され、ネジ部18bは成形ゴム17外へ延出している。
【0006】
ウメガネ19は、取付ネジ18の頭部分18aから少し隙間を持たせて、全てが成形ゴム17内に埋設されている。
【0007】
以上のように、防振ハンドル15を構成することにより、グラインダー本体12から発生した振動、騒音は、防振ハンドル15の取付ネジ18部から先、ゴムによって減衰されて、人体に伝達される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電動工具の防振ハンドルでは、成形ゴム部が劣化すると、ハンドル部が破断する可能性があった。
【0009】
さらに、防振効果を向上させるために、ゴムの材質をより軟質なものにすると、電動工具を保持するハンドリング性が悪くなり、操作性が落ちる。逆にゴムの材質をより硬質なものにすると、防振効果が薄れてしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明によれば、棒状の芯金と、この芯金を覆うように形成された成形ゴムとから構成され、この成形ゴムの外周面に、芯金軸心と同一方向に山脈状の複数個の突起が形成され、前記突起は把持により手の握りに適した形に変形可能であることを特徴とする電動工具用防振ハンドルを提供する。
【0011】
【作用】
防振ハンドルの成形ゴムの外周面に山脈状の突起を設けることにより、あるいは成形ゴムの内部に蓮根状の空洞を形成することにより、使用時に突起部あるいは空洞部が変形して、手の握りによくフィットする。
【0012】
また、手の握りを強くすることにより電動工具を安定して保持することができる。また、緩く握ることにより、防振効果を高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明における実施例を図1〜図3を用いて説明する、図1は、本発明における防振ハンドルの側断面図である。図2は、図1の断面A−Aから見た防振ハンドルの縦断面図である。図3は、他の実施例における防振ハンドルの縦断面図である。
【0014】
図1において、防振ハンドル1は、一方の先端にネジ2aが設けられた棒状の芯金2と、この芯金2のネジ2a部以外を覆うように設けられた成形ゴム3とで構成されている。また、成形ゴム3の外周面には、芯金2の軸と同一方向に山脈状に延びた突起3aが、複数個設けられている。
【0015】
図2において、防振ハンドル1の縦断面図は、複数個の突起3aが成形ゴム3の外周面から放射状に延びた形状になる。
【0016】
以上のように防振ハンドル1を構成する事によって、この防振ハンドル1を手で握ると、手と当接している部分の突起3a部が変形して、手の握りに適した形になる。
【0017】
そして、手に伝わってくる振動や衝撃が大きい場合、手の握りを緩めることによって、防振効果を高めることができる。また、電動工具本体をより安定させたいときは、手の握りを強くすればよい。
【0018】
図3において、防振ハンドル4は、前述した実施例と同様に、一方の先端にネジが設けられた棒状の芯金5と、この芯金5のネジ部以外を覆うように設けられた成形ゴム6とで構成されている。
【0019】
成形ゴム6の内部には、芯金5と同一方向に空けられた空洞7が周方向に複数個形成されている。すなわち、成形ゴム6は、蓮根状に形成されている。
【0020】
以上のように防振ハンドル4を構成する事によって、この防振ハンドル4を手で握ると、成形ゴム6内の空洞7が変形して、成形ゴム6の外周面が手の握りに適した形になる。
【0021】
そして、前述した実施例と同様に、手に伝わってくる振動、衝撃が大きい場合、手の握りを緩めることによって、防振効果を高めることができる。また、電動工具本体をより安定させたいときは、手の握りを強くすればよい。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、防振ハンドルを手で握ることにより、ゴムのリブが変形して手の握りにフィットさせることができる。また、強く握ることにより電動工具を安定して保持することができ、さらに緩く握ることにより防振効果をより高めることができる。
【0023】
さらに、ゴムをより軟らかくしても、ハンドルが破断することが無く安全である。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における防振ハンドルの側断面図。
【図2】 図1の断面A−Aから見た防振ハンドルの縦断面図。
【図3】 他の実施例における防振ハンドルの縦断面図。
【図4】 従来における高周波グラインダーの正面図。
【図5】 図4の高周波グラインダーの防振ハンドル部の側断面図。
【符号の説明】
1、4、15…防振ハンドル
2、5…芯金
3、6、17…成形ゴム
3a…突起
7…空洞
11…高周波グラインダー
12…グラインダー本体
13…砥石
14…カバー
16…スイッチハンドル
18…取付ネジ
Claims (1)
- 電動工具本体から発生する振動、衝撃を低減する防振ハンドルにおいて、
棒状の芯金と、
この芯金を覆うように形成された成形ゴムとから構成され、
この成形ゴムの外周面に、芯金軸心と同一方向に山脈状の複数個の突起が形成され、
前記突起は把持により手の握りに適した形に変形可能であることを特徴とする電動工具用防振ハンドル。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12143299A JP4488548B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 電動工具用防振ハンドル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12143299A JP4488548B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 電動工具用防振ハンドル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000308981A JP2000308981A (ja) | 2000-11-07 |
JP4488548B2 true JP4488548B2 (ja) | 2010-06-23 |
Family
ID=14811005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12143299A Expired - Fee Related JP4488548B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 電動工具用防振ハンドル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4488548B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN101466505A (zh) * | 2006-06-28 | 2009-06-24 | 威赛尔工业株式会社 | 工具类的把手及其制造方法 |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP12143299A patent/JP4488548B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000308981A (ja) | 2000-11-07 |
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