JP4487499B2 - 個人認証装置及び個人認証機能を備えた開錠システム - Google Patents
個人認証装置及び個人認証機能を備えた開錠システム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は個人認証装置及び個人認証機能を備えた開錠システムに関し、特に携帯機器を使用して個人認証する個人認証装置及び個人認証機能を備えた開錠システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の個人認証装置及び個人認証機能を備えた開錠システムは、データ管理室の扉、実験ベンチの扉、自動ロッカーの扉等の個人認証を必要とする扉を開くときに使用されている。
【0003】
従来の個人認証機能を備えた開錠システムは、ICカード等の個人を特定するものを使用して個人認証を行い、個人認証できたときにデータ管理室の扉等を開くようにしたものがある。
【0004】
また、携帯電話機を使用して個人認証するようにしたものもある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示された技術は、個人認証して扉を開くようにしたロッカーである。この技術はロッカーを開きたいときにロッカーに識別番号を入力すると、ロッカーからこの識別番号に対応する携帯電話機に電話が掛かり、携帯電話機のスピーカからはロッカーから送られるドレミ等の音声データが発せられる。携帯電話機をこの音声データを発したままでロッカーに近づけると、ロッカーは送信した音声データと携帯電話機が発した音声データとを比較し一致したときに扉を開く。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−41824号公報(段落「0019」〜「0022」)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の個人認証機能を備えた開錠システムは、ICカード等の個人を特定するものを使用して個人認証を行い、個人認証できたときにデータ管理室の扉等を開くようにしているため、ICカード等の個人を特定するものをデータ管理室等を利用する人数分用意する必要があり、コストが掛かるという問題がある。
【0007】
また、上述した従来の個人認証機能を備えた開錠システムのうちの特許文献1に開示された技術は、ロッカーを開きたいときにロッカーに識別番号を入力すると、ロッカーからこの識別番号に対応する携帯電話機に電話が掛かり、携帯電話機のスピーカからロッカーが送信した音声データが発せられ、携帯電話機をこの音声データを発したままでロッカーに近づけると、ロッカーは送信した音声データと携帯電話機が発した音声データとを比較し一致したときに扉を開くようにするため、ロッカーは、個人認証するときに個人認証するための鍵となる音声データを携帯電話機に送信するために携帯電話機に電話を掛ける必要があるので、個人認証するたびに通信費が発生するという問題がある。
【0008】
本発明の目的はこのような従来の欠点を除去するため、個人を特定するものを人数分用意する必要がなくコストが掛からず、個人認証するときに携帯電話機に送信する必要がなく通信費が発生しない個人認証装置及び個人認証機能を備えた開錠システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の個人認証装置は、本個人認証装置の利用者の持参する携帯機器のスピーカから発する音を受ける手段と、
この手段が受けた前記音の有する予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とを求める手段と、
この求めた強度情報と歪み情報との組が予め自個人認証装置に登録されているか否かを調べ登録されているときに認証確認信号を出力する手段と、
を備えて構成されている。
【0010】
本発明の第2の個人認証装置は、本個人認証装置の利用者の持参する携帯機器に備えたスピーカが発する音の有する予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とを前記携帯機器に割り付けられたIDに対応付けて格納する記憶手段と、
前記携帯機器の前記スピーカから発する前記音を集音しこの集音した前記音をデジタル信号に変換して出力する集音手段と、
前記集音手段が出力した前記デジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換するFFT手段と、
前記FFT手段が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求めこの求めた強度情報と歪み情報との組が前記記憶手段に格納されているか否かを調べ、格納されているときに前記強度情報と歪み情報との組に対応する前記IDの前記携帯機器が登録されていることを示す認証確認信号を出力する制御手段と、
を備えて構成されている。
【0011】
また、本発明第2の個人認証装置は、前記集音手段が集音した前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とが前記記憶手段にあるか否かの調査を開始させるための予め定めた番号を示す認証開始番号を更に格納する前記記憶手段と、
番号を入力されこの入力された番号が前記記憶手段に格納されている前記認証開始番号と一致しているか否かを調べ、一致しているときに前記FFT手段が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求めるようにした前記制御手段と、
を更に備えて構成されている。
【0012】
本発明の第3の個人認証装置は、本個人認証装置の利用者の持参する携帯機器に備えたスピーカが発する音の有する予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とを前記携帯機器に割り付けられたIDに対応付けて格納する第一のメモリと、
前記携帯機器の前記スピーカから発する前記音を集音するマイクと、
前記マイクが集音した前記音をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
前記A/D変換器が変換した前記デジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換するFFT処理部と、
前記FFT処理部が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求め、この求めた強度情報と歪み情報との組が前記第一のメモリに格納されているか否かを調べ、格納されているときに前記強度情報と歪み情報との組に対応する前記IDの前記携帯機器が登録されていることを示す認証確認信号を出力する制御部と、
を備えて構成されている。
【0013】
また、本発明の第3の個人認証装置は、前記マイクが集音した前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とが前記第一のメモリにあるか否かの調査を開始させるための予め定めた番号を示す認証開始番号を予め格納する第二のメモリと、
番号を入力する入力部と、
前記入力部より入力された前記番号が前記第二のメモリに格納されている前記認証開始番号と一致しているか否かを調べ、一致しているときに前記FFT処理部が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求めるようにした前記制御部と、
を更に備えて構成されている。
【0014】
また、本発明の第1から第3の個人認証装置の前記携帯機器は、携帯電話端末、PHSを含む携帯端末装置である。
【0015】
更に、本発明の第1から第3の個人認証装置において、前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音は、同一レベルの予め定めた周波数の単音である。
【0016】
また、本発明の第1から第3の個人認証装置の前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音は、前記携帯機器に予め格納し予め定めた操作により鳴動する着信音である。
【0017】
更に、本発明の第1から第3の個人認証装置の前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音は、300Hzから500Hzの周波数帯域の音である。
【0018】
また、本発明の第1から第3の個人認証装置の前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記歪み情報は、この予め定めた周波数の信号を基本波信号としたときの二次高調波信号強度と三次高調波信号強度との和をこの基本波信号強度で割った情報である。
【0019】
更に、本発明の第1から第3の個人認証装置の前記認証確認信号は、施錠機能付き扉の鍵を開錠するための開錠許可信号である。
【0020】
また、本発明の第1から第3の個人認証装置は、前記スピーカと前記マイクの位置関係を固定する冶具を有し、この冶具は、ベースと、このベースに設定され前記携帯機器を固定する携帯機器固定部と、前記ベースに設定され前記マイクを固定するマイク固定部と、を備えている。
【0021】
本発明の第1の個人認証機能を備えた開錠システムは、本開錠システムの利用者の持参する携帯機器のスピーカから発する音を受けこの音の有する予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とを求めこの求めた強度情報と歪み情報との組が予め自個人認証装置に登録されているか否かを調べ、登録されているときに開錠許可信号を出力する個人認証装置と、
前記個人認証装置が出力する前記開錠許可信号を受け、鍵を開錠する施錠機能付き扉と、
を備えて構成されている。
【0022】
また、本発明の第1の個人認証機能を備えた開錠システムの前記個人認証装置は、
前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを前記携帯機器に割り付けられたIDに対応付けて格納する記憶手段と、
前記携帯機器の前記スピーカから発する前記音を集音しこの集音した前記音をデジタル信号に変換して出力する集音手段と、
前記集音手段が出力した前記デジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換するFFT手段と、
前記FFT手段が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求めこの求めた強度情報と歪み情報との組が前記記憶手段に格納されているか否かを調べ、格納されているときに前記求めた強度情報と歪み情報との組に対応する前記IDの前記携帯機器が登録されているとして前記開錠許可信号を出力する制御手段と、
を備えて構成されている。
【0023】
また、本発明の第1の個人認証機能を備えた開錠システムの前記個人認証装置は、
前記集音手段が集音した前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とが前記記憶手段にあるか否かの調査を開始させるための予め定めた番号を示す認証開始番号を更に格納する前記記憶手段と、番号を入力されこの入力された番号が前記記憶手段に格納されている前記認証開始番号と一致しているか否かを調べ、一致しているときに前記FFT手段が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求める前記制御手段と、
を更に備えて構成されている。
【0024】
本発明の第1の個人認証機能を備えた開錠システムの前記個人認証装置は、
前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを前記携帯機器に割り付けられたIDに対応付けて格納する第一のメモリと、
前記携帯機器の前記スピーカから発する前記音を集音するマイクと、
前記マイクが集音した前記音をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
前記A/D変換器が変換した前記デジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換するFFT処理部と、
前記FFT処理部が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求め、この求めた強度情報と歪み情報との組が前記第一のメモリに格納されているか否かを調べ、格納されているときに前記強度情報と歪み情報との組に対応する前記IDの前記携帯機器が登録されているとして前記開錠許可信号を出力する制御部と、
を備えて構成されている。
【0025】
また、本発明の第1の個人認証機能を備えた開錠システムの前記個人認証装置は、
前記マイクが集音した前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とが前記第一のメモリにあるか否かの調査を開始させるための予め定めた番号を示す認証開始番号を予め格納する第二のメモリと、
番号を入力する入力部と、
前記入力部より入力された前記番号が前記第二のメモリに格納されている前記認証開始番号と一致しているか否かを調べ、一致しているときに前記FFT処理部が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求めるようにした前記制御部と、
を更に備えて構成されている。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、本発明の個人認証機能を備えた開錠システムの一つの実施の形態を示すブロック図である。
【0028】
図1に示す本実施の形態は、個人認証装置1と施錠機能付き扉2とにより構成する。
【0029】
個人認証装置1は、この装置の利用者の持参する携帯機器(携帯電話端末、PHSを含む携帯端末装置である。以後、携帯電話端末3と記載する。)のスピーカ4から発する音を受けこの音の有する予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とを求め、この求めた強度情報と歪み情報との組が予めこの個人認証装置1に登録されているか否かを調べ、登録されているときに開錠許可信号を出力する。
【0030】
施錠機能付き扉2は、例えば、データ管理室の扉、実験ベンチの扉、自動ロッカーの扉等の個人認証を必要とするドア,戸を含む扉であり、個人認証装置1が出力する開錠許可信号を受け、扉の鍵を開錠する。
【0031】
本システムの利用者は、この扉の鍵を開錠することによりデータ管理室、実験ベンチ等に入場することができ、また、自動ロッカーの扉が開錠したときにはロッカー内に荷物を置いたり、ロッカー内の荷物を取り出したりすることができる。
【0032】
個人認証装置1は、記憶手段5と、集音手段6と、FFT手段7と、制御手段8とにより構成する。
【0033】
記憶手段5は、第一のメモリ14と、第二のメモリ15とにより構成し、第一のメモリ14には、携帯電話端末3に備えたスピーカ4(例えば、携帯電話端末3内臓のマイクロスピーカ4)が発する音の有する予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とを携帯電話端末3に割り付けられたIDに対応付けて格納する。第二のメモリ15には、マイク10が集音した音の有する予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とが第一のメモリ14にあるか否かの調査を開始させるための予め定めた番号を示す認証開始番号と、使用する携帯電話端末3を個人認証装置1に登録するときに使用する認証番号を示す登録開始番号とを予め格納する。
【0034】
集音手段6は、携帯電話端末3のスピーカ4から発する音を集音するマイク10と、マイク10が集音した音を増幅するアンプ11と、増幅された音をデジタル信号に変換するA/D変換器12とにより構成する。
【0035】
FFT手段7(FFT処理部13)は、A/D変換器12が出力するデジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換する。
【0036】
制御手段8は、番号を入力するテンキー等の入力部と、制御部9とにより構成し、
入力部より入力された番号が第二のメモリ15に格納されている認証開始番号と一致しているか否かを調べ、一致しているときにFFT処理部13が変換した周波数領域信号より予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とを求め、この求めた強度情報と歪み情報との組が第一のメモリ14に格納されているか否かを調べ、格納されているときにこの強度情報と歪み情報との組に対応するIDの携帯電話端末3が登録されていることを示す認証確認信号を開錠許可信号として施錠機能付き扉2へ出力する。
【0037】
予め定めた周波数の信号の歪み情報は、この予め定めた周波数の信号を基本波信号としたときの二次高調波信号強度と三次高調波信号強度との和をこの基本波信号の強度で割った情報である。
【0038】
携帯電話端末3に備えたスピーカ4が発する音は、変動のない同一レベルの例えば300Hzから500Hzの周波数帯域の予め定めた周波数の音(単音)が望ましい。携帯電話端末3に備えたスピーカ4が発する音が変動のない同一レベルの単音であると、歪み情報の計算が容易となる。また、周波数を300Hzから500Hzの間を適用する理由は、この帯域が、一般的にマイクロスピーカ4の歪率が高くかつ音圧もある程度確保でき、携帯電話端末3の個体差が大きくなる帯域だからである。
【0039】
携帯電話端末3に備えたスピーカ4が発する音は、例えば、この携帯電話端末3に予め格納し予め定めた操作により鳴動する着信音(認証用着信音)である。この認証用着信音は、全携帯電話端末3で共通に使用する。これは、スピーカ4を携帯電話端末3に実装した時のスピーカ音圧(着信音の強度情報)及び歪み特性(着信音の歪み情報)が端末毎に異なるため、複雑な構成の着信音を複数使用する必要がないためである。
【0040】
次に、本実施の形態の個人認証機能を備えた開錠システムの動作を図2,図3,図4,図5及び図6を参照して詳細に説明する。
【0041】
図2は、本発明の実施の形態の動作の一例を示すフローチャートである。
【0042】
図3は、第二のメモリに格納する内容の一例を示す図であり、第二のメモリ15に、個人認証装置1に個人認証を開始することを指示するときの認証番号を示す認証開始番号と、使用する携帯電話端末3を個人認証装置1に登録するときに使用する認証番号を示す登録開始番号とを予め格納しておく。また、携帯電話端末3に割り付けられたID(例えば、端末番号)と、この端末番号の携帯電話端末3を使用して施錠機能付き扉2の鍵を開錠したときの時刻(最終の入場時刻)とが格納される。
【0043】
図4は、冶具を使用して携帯電話端末のスピーカと個人認証装置のマイクとの位置関係を固定する様子の一例を示す図であり、この冶具は、ベースと、このベースに設定され携帯電話端末3を固定する携帯機器固定部と、ベースに設定されマイク10を固定するマイク固定部と、を備えている。携帯電話端末3のスピーカ4からマイク10までの距離は例えば10cm(この数値にこだわることなく、システムにより適宜設定してよい)である。マイク10は予めマイク固定部に設定しておき、システムを使用するときに携帯電話端末3を携帯機器固定部に設定する。この冶具を無響箱内に設置すると、マイク10の周囲が防音されるため、マイク10が周囲騒音を集音しなくなるので、個人認証装置1の誤動作を防ぐことができる。
【0044】
図5は、第一のメモリに格納する内容の一例を示す図であり、本開錠システムで使用する携帯電話端末3の登録内容を示している。この登録内容は携帯電話端末3に割り付けられたID(例えば、端末番号)に対応させて、この端末番号の携帯電話端末3のスピーカ4より発する認証用着信音の音圧(着信音の強度情報)及び歪み(着信音の歪み情報)である。
【0045】
図6は、本開錠システムで使用する携帯電話端末の登録の動作の一例を示すフローチャートである。
【0046】
図1において、最初に、使用する携帯電話端末3を個人認証装置1に登録する。
【0047】
図6に従って、登録する手順を示す。
【0048】
図6のステップ61では、利用者は、携帯電話端末3のスピーカ4から予め定められた認証用着信音(例えば、300Hzの単音)を鳴動させ、個人認証装置1のマイク10に集音させた状態で入力部に登録開始番号を入力する。このとき、図4に示すように、マイク10で集音する認証用着信音のレベルが一定になるようにするために、携帯電話端末3のスピーカ4とマイク10の位置関係を固定する冶具を使用し、携帯機器固定部に携帯電話端末3を設定する。一方、この個人認証装置1のマイク10で集音した認証用着信音を、個人認証装置1のアンプ11で増幅しA/D変換器12でデジタル信号に変換し、FFT処理部13によりこのデジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換する。
【0049】
図6のステップ62では、制御部9は、入力部より入力された番号が、図3に示す第二のメモリ15に予め格納されている登録開始番号と一致するか否かを確認し、登録開始番号と一致しないときはステップ61に戻る。登録開始番号と一致したときには、ステップ63へ続ける。
【0050】
図6のステップ63では、制御部9は、第一のメモリ14内に新規にデータ登録するためのメモリ領域を確保し、この携帯電話端末3に新規にID(端末番号)を割り付けて追加する。
【0051】
図6のステップ64では、制御部9は、ステップ61で作成した認証用着信音の周波数領域信号よりこの認証用着信音の周波数の信号である基本波信号を取り出しこの基本波信号の強度(認証用着信音の音圧)を第一のメモリ14に追加したメモリ領域に、図5に示すように新規追加した端末番号と対応付けて記録する。
【0052】
図6のステップ65では、制御部9は、ステップ61で作成した認証用着信音の周波数領域信号より基本波信号の二倍の周波数の信号(二次高調波信号)と基本波信号の三倍の周波数の信号(三次高調波信号)とを取り出し、二次高調波信号強度と三次高調波信号強度との和をとりこの和を基本波信号強度で割り100を掛けることにより認証用着信音の歪み情報を%にして取得する。そして、第一のメモリ14に追加したメモリ領域に、図5に示すように新規追加した端末番号と対応付けて記録する。
【0053】
次に、登録した携帯電話端末3を使用して施錠機能付き扉2を開ける。
【0054】
図2に従って施錠機能付き扉2を開ける手順を示す。
【0055】
図2のステップ21では、利用者は、図6のステップ61と同様に、携帯電話端末3のスピーカ4から認証用着信音を鳴動させ、マイク10に集音させた状態で入力部に認証開始番号を入力する。このとき、図4に示すように、個人認証装置1のマイク10で集音する認証用着信音のレベルが一定になるようにするために、携帯電話端末3のスピーカ4とマイク10の位置関係を固定する冶具を使用して携帯機器固定部に携帯電話端末3を設定するのが望ましい。利用者は、図4で示す冶具を使用せずにマイク10とスピーカ4との距離が例えば10cm程度になるように携帯電話端末3をマイク10に近づけるようにしても良い。一方、個人認証装置1は、マイク10で集音した認証用着信音を、アンプ11で増幅しA/D変換器12でデジタル信号に変換し、FFT処理部13によりこのデジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換する。
【0056】
図2のステップ22では、制御部9は、入力部より入力された番号が図3に示す第二のメモリ15に予め格納されている認証開始番号と一致するか否かを確認し、認証開始番号と一致しないときはステップ21に戻る。認証開始番号と一致したときには、ステップ23へ続ける。
【0057】
図2のステップ23では、制御部9は、ステップ21で作成した認証用着信音の周波数領域信号より基本波信号とこの信号の二次高調波信号と三次高調波信号とを取り出し、二次高調波信号強度と三次高調波信号強度との和をとりこの和を基本波信号強度で割り100を掛けることにより認証用着信音の歪み情報を%にして取得する。
【0058】
図2のステップ24では、制御部9は、ステップ23で取得した歪み情報と基本波信号強度の両方が一致する(完全一致でなくても良く、それぞれ、その差が図5で示す登録した値の例えば0%から10%の間にあれば良い。この「0%から10%」はシステムにより適宜設定して良い。)端末番号が第一のメモリ14内にあるか否かを調べ、一致する端末番号が第一のメモリ14内にないときにはステップ21へ戻る。一致する端末番号が第一のメモリ14内にあるときにはステップ25へ続ける。
【0059】
図2のステップ25では、制御部9は、図3に示すように歪み情報と基本波信号強度の両方が一致した端末番号の現在の時刻を最終入場時刻として端末番号に対応させて第二のメモリ15に記録する。このことにより、この開錠システムの設置された場所へのこの携帯電話端末3の利用者の入場記録が取れることになり、管理者は、第二のメモリ15に記録された端末番号の最終入場時刻を見ることにより入場状況を把握できる。
【0060】
図2のステップ26では、制御部9は、ステップ23で取得した基本波信号強度情報と歪み情報とをこの携帯電話端末3の端末番号と対応付けて再度第一のメモリ14に格納することによりこの基本波信号強度情報と歪み情報とを更新する。このことにより経年劣化による携帯電話端末3のスピーカ特性の変化を、開錠処理する度に補正できるようになる。
【0061】
図2のステップ27では、制御部9は、開錠許可信号を出力し、施錠機能付き扉2は開錠許可信号を受け鍵を開錠する。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、個人認証装置や個人認証機能を備えた開錠システムの利用者の持参する携帯機器のスピーカから発する音を受け、この音の予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とを求め、この強度情報と歪み情報との組が予め登録されているときに認証確認信号を出力するため、個人を特定するものが利用者個人の持参する携帯機器であるので、個人認証装置や個人認証機能を備えた開錠システムを使用する人数分のICカード等の個人を特定するものを用意する必要がなくコストが掛からない。
【0063】
また、利用者の持参する携帯機器のスピーカから発する音を受け、この音の強度情報と歪み情報とを調べて認証確認信号を出力するので、個人認証するときに携帯機器に通信する必要がなく通信費が発生しない。
【0064】
更に、携帯機器のスピーカの鳴動する音の強度情報と歪み情報は、同一機種の携帯機器のスピーカの鳴動する音の強度情報と歪み情報と異なり個体差があるので、同一機種の携帯機器を持参して音を鳴動しても個人認証できないので、成りすましがされにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の個人認証機能を備えた開錠システムの一つの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】第二のメモリに格納する内容の一例を示す図である。
【図4】冶具を使用して携帯電話端末のスピーカと個人認証装置のマイクとの位置関係を固定する様子の一例を示す図である。
【図5】第一のメモリに格納する内容の一例を示す図である。
【図6】本開錠システムで使用する携帯電話端末の登録の動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 個人認証装置
2 施錠機能付き扉
3 携帯電話端末
4 スピーカ
5 記憶手段
6 集音手段
7 FFT手段
8 制御手段
9 制御部
10 マイク
11 アンプ
12 A/D変換器
13 FFT処理部
14 第一のメモリ
15 第二のメモリ
Claims (24)
- 本個人認証装置の利用者の持参する携帯機器のスピーカから発する音を受ける手段と、
この手段が受けた前記音の有する予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とを求める手段と、
この求めた強度情報と歪み情報との組が予め自個人認証装置に登録されているか否かを調べ登録されているときに認証確認信号を出力する手段と、
を備えたことを特徴とする個人認証装置。 - 本個人認証装置の利用者の持参する携帯機器に備えたスピーカが発する音の有する予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とを前記携帯機器に割り付けられたIDに対応付けて格納する記憶手段と、
前記携帯機器の前記スピーカから発する前記音を集音しこの集音した前記音をデジタル信号に変換して出力する集音手段と、
前記集音手段が出力した前記デジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換するFFT手段と、
前記FFT手段が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求めこの求めた強度情報と歪み情報との組が前記記憶手段に格納されているか否かを調べ、格納されているときに前記強度情報と歪み情報との組に対応する前記IDの前記携帯機器が登録されていることを示す認証確認信号を出力する制御手段と、
を備えたことを特徴とする個人認証装置。 - 前記集音手段が集音した前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とが前記記憶手段にあるか否かの調査を開始させるための予め定めた番号を示す認証開始番号を更に格納する前記記憶手段と、
番号を入力されこの入力された番号が前記記憶手段に格納されている前記認証開始番号と一致しているか否かを調べ、一致しているときに前記FFT手段が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求めるようにした前記制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2記載の個人認証装置。 - 本個人認証装置の利用者の持参する携帯機器に備えたスピーカが発する音の有する予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とを前記携帯機器に割り付けられたIDに対応付けて格納する第一のメモリと、
前記携帯機器の前記スピーカから発する前記音を集音するマイクと、
前記マイクが集音した前記音をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
前記A/D変換器が変換した前記デジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換するFFT処理部と、
前記FFT処理部が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求め、この求めた強度情報と歪み情報との組が前記第一のメモリに格納されているか否かを調べ、格納されているときに前記強度情報と歪み情報との組に対応する前記IDの前記携帯機器が登録されていることを示す認証確認信号を出力する制御部と、
を備えたことを特徴とする個人認証装置。 - 前記マイクが集音した前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とが前記第一のメモリにあるか否かの調査を開始させるための予め定めた番号を示す認証開始番号を予め格納する第二のメモリと、
番号を入力する入力部と、
前記入力部より入力された前記番号が前記第二のメモリに格納されている前記認証開始番号と一致しているか否かを調べ、一致しているときに前記FFT処理部が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求めるようにした前記制御部と、
を備えたことを特徴とする請求項4記載の個人認証装置。 - 前記携帯機器は、携帯電話端末、PHSを含む携帯端末装置であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の個人認証装置。
- 前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音は、同一レベルの予め定めた周波数の単音であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の個人認証装置。
- 前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音は、前記携帯機器に予め格納し予め定めた操作により鳴動する着信音であることを特徴とする請求項7記載の個人認証装置。
- 前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音は、300Hzから500Hzの周波数帯域の音であることを特徴とする請求項7又は8記載の個人認証装置。
- 前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記歪み情報は、この予め定めた周波数の信号を基本波信号としたときの二次高調波信号強度と三次高調波信号強度との和をこの基本波信号強度で割った情報であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の個人認証装置。
- 前記認証確認信号は、施錠機能付き扉の鍵を開錠するための開錠許可信号であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の個人認証装置。
- 前記スピーカは、携帯機器内臓のマイクロスピーカであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の個人認証装置。
- 前記スピーカと前記マイクの位置関係を固定する冶具を有し、この冶具は、ベースと、このベースに設定され前記携帯機器を固定する携帯機器固定部と、前記ベースに設定され前記マイクを固定するマイク固定部と、を備えたことを特徴とする請求項4又は5記載の個人認証装置。
- 本開錠システムの利用者の持参する携帯機器のスピーカから発する音を受けこの音の有する予め定めた周波数の信号の強度情報とこの信号の歪み情報とを求めこの求めた強度情報と歪み情報との組が予め自個人認証装置に登録されているか否かを調べ、登録されているときに開錠許可信号を出力する個人認証装置と、
前記個人認証装置が出力する前記開錠許可信号を受け、鍵を開錠する施錠機能付き扉と、
を備えたことを特徴とする個人認証機能を備えた開錠システム。 - 前記個人認証装置は、
前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを前記携帯機器に割り付けられたIDに対応付けて格納する記憶手段と、
前記携帯機器の前記スピーカから発する前記音を集音しこの集音した前記音をデジタル信号に変換して出力する集音手段と、
前記集音手段が出力した前記デジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換するFFT手段と、
前記FFT手段が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求めこの求めた強度情報と歪み情報との組が前記記憶手段に格納されているか否かを調べ、格納されているときに前記求めた強度情報と歪み情報との組に対応する前記IDの前記携帯機器が登録されているとして前記開錠許可信号を出力する制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項14記載の個人認証機能を備えた開錠システム。 - 前記個人認証装置は、
前記集音手段が集音した前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とが前記記憶手段にあるか否かの調査を開始させるための予め定めた番号を示す認証開始番号を更に格納する前記記憶手段と、
番号を入力されこの入力された番号が前記記憶手段に格納されている前記認証開始番号と一致しているか否かを調べ、一致しているときに前記FFT手段が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求める前記制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項15記載の個人認証機能を備えた開錠システム。 - 前記個人認証装置は、
前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを前記携帯機器に割り付けられたIDに対応付けて格納する第一のメモリと、
前記携帯機器の前記スピーカから発する前記音を集音するマイクと、
前記マイクが集音した前記音をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
前記A/D変換器が変換した前記デジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換するFFT処理部と、
前記FFT処理部が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求め、この求めた強度情報と歪み情報との組が前記第一のメモリに格納されているか否かを調べ、格納されているときに前記強度情報と歪み情報との組に対応する前記IDの前記携帯機器が登録されているとして前記開錠許可信号を出力する制御部と、
を備えたことを特徴とする請求項14記載の個人認証機能を備えた開錠システム。 - 前記個人認証装置は、
前記マイクが集音した前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とが前記第一のメモリにあるか否かの調査を開始させるための予め定めた番号を示す認証開始番号を予め格納する第二のメモリと、
番号を入力する入力部と、
前記入力部より入力された前記番号が前記第二のメモリに格納されている前記認証開始番号と一致しているか否かを調べ、一致しているときに前記FFT処理部が変換した前記周波数領域信号より前記予め定めた周波数の信号の前記強度情報とこの信号の前記歪み情報とを求めるようにした前記制御部と、
を備えたことを特徴とする請求項17記載の個人認証機能を備えた開錠システム。 - 前記携帯機器は、携帯電話端末、PHSを含む携帯端末装置であることを特徴とする請求項14、15、16、17又は18記載の個人認証機能を備えた開錠システム。
- 前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音は、同一レベルの予め定めた周波数の単音であることを特徴とする請求項14、15、16、17、18又は19記載の個人認証機能を備えた開錠システム。
- 前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音は、前記携帯機器に予め格納し予め定めた操作により鳴動する着信音であることを特徴とする請求項20記載の個人認証機能を備えた開錠システム。
- 前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音は、300Hzから500Hzの周波数帯域の音であることを特徴とする請求項20又は21記載の個人認証機能を備えた開錠システム。
- 前記携帯機器に備えた前記スピーカが発する前記音の有する前記予め定めた周波数の信号の前記歪み情報は、この予め定めた周波数の信号を基本波信号としたときの二次高調波信号強度と三次高調波信号強度との和をこの基本波信号強度で割った情報であることを特徴とする請求項14、15、16、17、18、19、20、21又は22記載の個人認証機能を備えた開錠システム。
- 前記スピーカと前記マイクの位置関係を固定する冶具を有し、この冶具は、ベースと、このベースに設定され前記携帯機器を固定する携帯機器固定部と、前記ベースに設定され前記マイクを固定するマイク固定部と、を備えたことを特徴とする請求項17又は18記載の個人認証機能を備えた開錠システム。
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