JP4485577B2 - パリティ生成回路,パリティ生成回路用構成回路,情報処理装置,及びエンコーダ - Google Patents
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Description
従来、このプライオリティエンコーダの出力データ(プライオリティエンコーダ結果)にパリティビットを付加することはなかった。なお、パリティの生成方法に関しては、従来から種々の技術が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
なお、以下の説明において、プライオリティエンコーダは、2進数入力データの先頭から最初の“0”の位置(ビット位置)を出力データとして出力するものである場合を例にあげて説明する。
まず、第1の方法として、図14に示すごとく、プライオリティエンコーダ100の出力側にEXOR(EXclusive OR;排他的論理和)回路102をそなえ、このEXOR回路102がプライオリティエンコーダ100の出力データの排他的論理和を取ることによって、当該出力データのパリティを生成する方法が考えられる。
また、論理積回路103−1には入力データZn,Zn−1に加えて、入力データZn−2、及び、入力データZn−3の反転データが入力される。これにより、論理積回路103−1からは、入力データZn〜Zn−2がすべて“1”であり、且つ、入力データZn−3が“0”である場合にのみ、“1”が出力される。
そして、最下位の論理積回路103では、入力データZn〜Z0のすべてが入力され、論理積が算出される。
さらに、第2の方法では、並列的にそなえられた複数の論理積回路103のうちの下位側の論理積回路103には多数の入力データが入力されることになるので、回路が複雑化してしまうとともに、論理積回路103での処理時間が長くなってしまう。例えば、最下位の論理積回路103ではすべての入力データZn〜Z0の論理積を算出しなければならず、ディレイが増大してしまう。
該構成回路は、それぞれ1ビットの第1〜4信号が入力され、前記第1〜4信号に基づいて、前記第1信号の否定論理と前記第3信号との論理積と、前記第1信号と前記第4信号の否定論理の論理積と、の論理和をパリティ生成用信号として生成して出力し、前記2進数入力データが入力される構成回路において、前記第1信号および第2信号は、それぞれ、前記2進数入力データにおける前記先頭ビット側から連続する2ビットのうち、先頭ビット側のビットデータおよび他方のビットデータであり、前記第3信号および第4信号は、 “0”または“1”のいずれか一方の値であり、前記2進数入力データが入力される構成回路以外の構成回路において、前記第1信号および第2信号は、それぞれ、前段における2つの構成回路のうち、先頭ビット側の構成回路からの論理積信号および他方の構成回路からの論理積信号であり、前記第3信号および第4信号は、それぞれ、前記前段における2つの構成回路のうち、先頭ビット側の構成回路からのパリティ生成用信号および他方の構成回路からのパリティ生成用信号であることを特徴としている。
また、パリティ生成回路が、複数の第1構成回路を並列的にそなえる第1段生成部と、この第1段生成部からの第1信号及び第2信号に基づいてパリティを生成する第2段生成部とをそなえて構成されているので、一つの入力データを多数のゲートに入力させる必要がなく、回路が複雑にならず、簡素な構成でパリティを生成することができる。
2,100 プライオリティエンコーダ(エンコーダ)
3,3a,3b,3c,105 パリティ生成回路
4,4a,4b,4c 第1段生成部
5,5b 第2段生成部
5−1 前段生成部
5−2 後段生成部
6,6c 修正部
6a,11a,11b,11e,12b〜j NOTゲート
6b,11f,11h,12r,12u,12v,103−0〜103−2 ANDゲート
6d,6e,104 ORゲート
10−1〜10−15,10a−1〜10a−8,10b−1〜10b−5,10c−1〜10c−4 パリティ生成回路用構成回路(10−1〜10−8,10a−1〜10a−8,10b−1〜10b−4,10c−1〜10c−4:第1構成回路,10−9〜10−12,10b−5:第2構成回路)
11c,11d,12n〜q 論理ゲート
11g,12a,12s バッファゲート
12k〜m,12t NANDゲート
102 EXOR(EXclusive OR)回路(排他的論理和回路)
〔1〕本発明の第1実施形態について
まず、図1を参照しながら、本発明の第1実施形態としての情報処理装置の構成について説明する。この図1に示すように、本情報処理装置1は、プライオリティエンコーダ(エンコーダ)2及びパリティ生成回路3をそなえて構成されている。
プライオリティエンコーダ2は、入力データZ15〜Z0の先頭ビット(入力データZ15)から見て最初に“0”が出現するビット位置を出力データ(プライオリティエンコーダ結果)として出力するものである。なお、プライオリティエンコーダ2からの出力データは2進数データであり、この出力データが示すビット位置は、最初に出現した“0”の位置であってもよいし、先頭ビットから当該“0”までの“1”の数であってもよい。
ここで、図3を参照しながら構成回路10の構成について説明する。なお、図3に示す構成は、複数の構成回路10−1〜10−15のすべてに共通する。
特に、構成回路10は、次式(1)により、仮パリティビットPが算出されて出力されるように、NOTゲート11a,11b,11e及び論理ゲート11c,11dをそなえて構成されている。なお、下記式(1)において、XA1は入力A1の反転を示し、XB0は入力B0の反転を示している。
また、構成回路10は、次式(2)によってG信号が算出されて出力されるように、ANDゲート11fをそなえて構成されている。
G=A0・A1 ・・・(2)
つまり、G信号は、入力A0と入力A1との論理積である。
また、入力“A1A0”が“10”のとき、仮パリティビットPは入力B0の反転(“XB0”)になり、G信号は“0”になる。
次に、第2段生成部5について説明すると、第2段生成部5は、第1段生成部4における複数の第1構成回路10−1〜10−8からの仮パリティビットP及びG信号に基づいて、エンコーダ2の出力データのパリティP´を生成するものであり、構成回路10−9〜10−12(以下、構成回路10−9〜10−12のことを第2構成回路10−9〜10−12ともいう)からなる前段生成部5−1と、構成回路10−13〜10−15からなる後段生成部5−2とをそなえて構成されている。
具体的には、構成回路10−9〜10−12のそれぞれは、2つの第1構成回路を前段に接続され、構成回路10−9はその前段に第1構成回路10−1,10−2を接続され、構成回路10−10はその前段に第1構成回路10−3,10−4を接続され、構成回路10−11はその前段に第1構成回路10−5,10−6を接続され、構成回路10−12はその前段に第1構成回路10−7,10−8を接続されている。
また、構成回路10−10の入力A1として第1構成回路10−3のG信号が、入力A0として第1構成回路10−4のG信号が、入力B1として第1構成回路10−3の仮パリティビットPが、入力B0として第1構成回路10−4の仮パリティビットPが、それぞれ入力される。
また、構成回路10−12の入力A1として第1構成回路10−7のG信号が、入力A0として第1構成回路10−8のG信号が、入力B1として第1構成回路10−7の仮パリティビットPが、入力B0として第1構成回路10−8の仮パリティビットPが、それぞれ入力される。
さらに、第2構成回路10−9〜10−12のそれぞれは、入力A1,A0に基づいて、上記式(2)により前段の第1構成回路からのG信号(第2信号)の論理積(G信号;第4信号)を生成して出力する。
つまり、構成回路10−13,10−14が並列的にそなえられ、これら構成回路10−13,10−14の後段に構成回路10−15が接続されている。
なお、構成回路10−13において、入力A1は第2構成回路10−9のG信号であり、入力A0は第2構成回路10−10のG信号であり、入力B1は第2構成回路10−9の仮パリティビットPであり、入力B0は第2構成回路10−10の仮パリティビットPである。
そして、構成回路10−13,10−14は、上記第2構成回路10−9〜10−12と同様に、担当する前段の構成回路からの仮パリティビットP及びG信号に基づいて、上記式(1),(2)により仮パリティビットP及びG信号を生成する。
ここでは、プライオリティエンコーダ2の出力データに含まれる“1”の個数が奇数ならば、パリティP´が“1”になる。
また、パリティ生成回路3が、複数の第1構成回路10−1〜10−8を並列的にそなえる第1段生成部4と、この第1段生成部4からの仮パリティビットP及びG信号に基づいてパリティP´を生成する第2段生成部5とをそなえて構成されているので、上述した図15に示す第2の方法のように、一つの入力データを多数のゲートに入力させる必要がなく、回路が複雑にならず、簡素な構成でパリティP´を生成することができる。
しかも、パリティ生成回路3によれば、上述した第2の方法のごとく、多数のデータ(例えば、すべての入力データ)の論理積を算出するようなことがないので、高速にパリティP´を生成することができる。
次に、本発明の第2実施形態としての情報処理装置について説明する。図1に示すように、本発明の第2実施形態としての情報処理装置1aもプライオリティエンコーダ2及びパリティ生成回路3aをそなえて構成されており、本情報処理装置1aは、上述した第1実施形態の情報処理装置1に対して、パリティ生成回路3aの構成(特に後述する第1構成回路10a−1〜10a−8(図5,図6参照))が異なっている。
図5は本情報処理装置1aのパリティ生成回路3aの構成を示す図である。なお、図5において既述の符号と同一の符号は同一の部分もしくは略同一の部分を示しており、ここではこれらの部分の詳細な説明は省略する。
つまり、図6に示すように、第1構成回路10a−1〜10a−8のそれぞれは、バッファゲート11g及びANDゲート11hをそなえて構成され、2ビットの入力データのみが入力されるように構成されており、上述した第1実施形態の第1構成回路10−1〜10−8のごとく入力B1,B0をそなえていない。
なお、上述した第1実施形態の第1構成回路10−1〜10−8と同様に、構成回路10a−1には入力データZ15,Z14がそれぞれ入力A1,A0として入力され、構成回路10a−2には入力データZ13,Z12がそれぞれ入力A1,A0として入力され、構成回路10a−3には入力データZ11,Z10がそれぞれ入力A1,A0として入力され、構成回路10a−4には入力データZ9,Z8がそれぞれ入力A1,A0として入力され、構成回路10a−5には入力データZ7,Z6がそれぞれ入力A1,A0として入力され、構成回路10a−6には入力データZ5,Z4がそれぞれ入力A1,A0として入力され、構成回路10a−7には入力データZ3,Z2がそれぞれ入力A1,A0として入力され、構成回路10a−8には入力データZ1,Z0がそれぞれ入力A1,A0として入力される。
つまり、修正部6は、前段の構成回路10−15から出力されたG信号をNOTゲート6aで反転し、この反転されたG信号と仮パリティビットPとの論理積をANDゲート6bで算出することによって、パリティP´を生成する。
次に、本発明の第3実施形態としての情報処理装置について説明する。図1に示すように、本発明の第3実施形態としての情報処理装置1bもプライオリティエンコーダ2及びパリティ生成回路3bをそなえて構成されており、本情報処理装置1bは、上述した第1実施形態の情報処理装置1に対して、パリティ生成回路3aの構成が異なっている(後述する図7,図8参照)。
図7に示すように、本情報処理装置1bのパリティ生成回路3bは、複数の構成回路10b−1〜10b−5がツリー状に多段接続されて構成されており、構成回路10b−1〜10b−4(第1構成回路)から第1段生成部4bが構成され、構成回路10b−5が第2段生成部5bとして機能する。
したがって、並列的に配置された構成回路10b−1〜10b−4のそれぞれに対して、構成回路10b−1に入力データZ15〜Z12が入力され、構成回路10b−1に入力データZ11〜Z8が入力され、構成回路10b−1に入力データZ7〜Z4が入力され、構成回路10b−1に入力データZ3〜Z0が入力される。
なお、第1構成回路10b−1〜10b−4の入力A3〜A0は、入力データZ15〜Z0のいずれかを示し、入力B3〜B0は強制的に“0”にされている。
また、構成回路10b−5の入力B3には第1構成回路10b−1で生成された仮パリティビットPが入力され、入力B2には第1構成回路10b−2で生成された仮パリティビットPが入力され、入力B1には第1構成回路10b−3で生成された仮パリティビットPが入力され、入力B0には第1構成回路10b−4で生成された仮パリティビットPが入力される。
特に、各構成回路10b−1〜10b−4は、次式(3)により、仮パリティビットP(第1信号)が算出されて出力されるように、構成回路10b−5は、次式(3)により、パリティビットP´が算出されて出力されるように、バッファゲート12a,NOTゲート12b〜12i,NANDゲート12k〜12m,及び論理ゲート12n〜12qをそなえて構成されている。なお、下記式(3)において、XA3は入力A3の反転を示し、XA2は入力A2の反転を示し、XA1は入力A1の反転を示し、XB2は入力B2の反転を示し、XB1は入力B1の反転を示している。
また、各構成回路10b−1〜10b−5は、次式(4)によってG信号(第2信号)が算出されて出力されるように、ANDゲート12rをそなえて構成されている。
G=A0・A1・A2・A3 ・・・(4)
つまり、G信号は、入力A0〜A3の論理積である。
また、入力“A3A2A1A0”において、入力A3が“1”であり、且つ、入力A2が“0”のとき、仮パリティビットPは入力B2の反転(“XB2”)になり、G信号は“0”になる。
また、入力“A3A2A1A0”が“1110”のとき、仮パリティビットPは入力B0になり、G信号は“0”になる。
このように、本発明の第3実施形態としての情報処理装置1bによれば、上述した第1実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、本情報処理装置1bでは、入力データZ15〜Z0を4ビットに分割し、その構成単位を4ビットとする構成回路10b−1〜10b−5をツリー状に多段接続してパリティ生成回路3bを構成することによって、5つの構成回路10b−1〜10b−5によってパリティビットP´の生成を実現し、回路をより簡素化することができる。
次に、本発明の第4実施形態としての情報処理装置について説明する。図1に示すように、本発明の第4実施形態としての情報処理装置1cもプライオリティエンコーダ2及びパリティ生成回路3cをそなえて構成されており、本情報処理装置1cは、上述した第3実施形態の情報処理装置1bに対して、パリティ生成回路3cの構成(特に後述する第1構成回路10c−1〜10c−4(図10,図11参照))が異なっている。
したがって、ここでは上述した第3実施形態の情報処理装置1bとの共通部分についてはその詳細な説明を省略する。
図10に示すように、本情報処理装置1cのパリティ生成回路3cは、第1構成回路10c−1〜10c−4が並列的にそなえてなる第1段生成部4c,構成回路10b−5からなる第2段生成部5b,及び修正部6cをそなえて構成されている。なお、構成回路10c−1〜10c−4及び構成回路10b−5は、ツリー状に多段接続されている。
つまり、図11に示すように、第1構成回路10c−1〜10c−4のそれぞれは、バッファゲート12s,NANDゲート12t,及びANDゲート12u,12vをそなえて構成され、4ビットの入力データのみが入力されるように構成されており、上述した第3実施形態の第1構成回路10b−1〜10b−4のごとく入力B3,B2,B1,B0をそなえていない。
修正部6cは、最終段の構成回路10b−5から出力された仮パリティビットPとG信号とに基づいて、パリティP´を生成するものであり、NOTゲート6a及びANDゲート6bをそなえて構成されている。
パリティ生成回路3cでは、第1段生成部4c及び第2段生成部5bによって生成されるパリティ(すなわち、構成回路10b−5から出力される仮パリティビットP)は、第1段生成部4cの構成に起因して、入力データZ15〜Z0がすべて“1”であった場合に誤った値を出力してしまうが、修正部6cが構成回路10b−5から出力される仮パリティビットPを訂正することによって、かかる場合であっても正しい値を出力することができる。つまり、修正部6cは、入力データZ15〜Z0がすべて“1”であった場合に構成回路10c−1〜10c−4を簡素化したことに起因するエラーを解消すべく、最終段の構成回路10b−5の出力データを訂正する。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形、組み合わせて実施することができる。
また、上述した実施形態では、プライオリティエンコーダ2が、入力データZ15〜Z0のうちの先頭の“0”の位置(ビット位置)を出力するように構成された例をあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、プライオリティエンコーダ2が入力データZ15〜Z0のうちの先頭の“1”の位置を出力するように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、入力データZ15〜Z0のビット数が偶数である場合を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、入力データのビット数は奇数であってもよい。
さらに、入力データのビット数が奇数である場合、上述した第4実施形態の情報処理装置1cのパリティ生成回路3cの修正部6cは、図13に示すごとく、ORゲート6eのみをそなえて構成する。これによって上述した第4実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
〔6〕付記
(付記1)
2進数入力データを入力され該2進数入力データの先頭ビットから見て最初に“0”もしくは“1”が出現するビット位置を出力データとして出力するエンコーダに並設され、該エンコーダからの前記出力データのパリティを生成するパリティ生成回路であって、
前記2進数入力データを前記先頭ビットから所定ビット数毎にそれぞれ入力され、前記所定ビット数のビットデータについてのパリティ生成用の第1信号を生成して出力するとともに前記所定ビット数のビットデータが全て“1”もしくは“0”であるか否かを示す第2信号を生成して出力する複数の第1構成回路を並列的にそなえてなる第1段生成部と、
該第1段生成部における前記複数の第1構成回路からの前記第1信号および前記第2信号に基づいて、前記出力データのパリティを生成する第2段生成部とから構成されていることを特徴とする、パリティ生成回路。
(付記2)
前記第2段生成部が、
前記第1段生成部における前記複数の第1構成回路からの前記第1信号および前記第2信号を前記先頭ビット側から所定数毎にそれぞれ入力され、前記所定数の前記第1信号および前記第2信号に基づいて前記第1信号にかかるビットデータについてのパリティ生成用の第3信号を生成して出力するとともに前記所定数の前記第2信号の論理積を第4信号として生成して出力する複数の第2構成回路を並列的にそなえてなる前段生成部と、
該前段生成部における前記複数の第2構成回路からの前記第3信号および前記第4信号に基づいて、前記出力データのパリティを生成する後段生成部とから構成されていることを特徴とする、付記1記載のパリティ生成回路。
(付記3)
前記後段生成部が、前記前段生成部をなす前記第2構成回路と同一構成を有する複数の構成回路をツリー状に多段接続して構成されていることを特徴とする、付記2記載のパリティ生成回路。
(付記4)
前記後段生成部における各構成回路が、前段における所定数の構成回路からの第3信号および第4信号に基づいて当該第3信号にかかるビットデータについてのパリティ生成用の信号を次段の構成回路への第3信号として生成して出力するとともに、前記所定数の構成回路からの第4信号の論理積を前記次段の構成回路への第4信号として生成して出力することを特徴とする、付記3記載のパリティ生成回路。
(付記5)
前記第1構成回路と前記第2構成回路とが同一構成を有していることを特徴とする、付記2〜4のいずれか一項に記載のパリティ生成回路。
(付記6)
前記複数の第2構成回路のそれぞれに入力されるデータの前記所定数が2のn乗(nは1以上の整数)であることを特徴とする、付記2〜5のいずれか一項に記載のパリティ生成回路。
(付記7)
前記複数の第1構成回路のそれぞれに入力されるデータの前記所定ビット数が2のn乗(nは1以上の整数)であることを特徴とする、付記1〜6のいずれか一項に記載のパリティ生成回路。
(付記8)
2進数入力データを入力され該2進数入力データの先頭ビットから見て最初に“0”もしくは“1”が出現するビット位置を出力データとして出力するエンコーダに並設され、該エンコーダからの前記出力データのパリティを生成するパリティ生成回路を構成すべく、該パリティ生成回路においてツリー状に多段接続される構成回路であって、
前記2進数入力データにおける前記先頭ビット側から連続する所定ビット数のビットデータ、もしくは、前段における所定数の構成回路からのパリティ生成用信号および論理積信号に基づいて、前記所定ビット数のビットデータについてのパリティ生成用信号、もしくは、前記パリティ生成用信号にかかるビットデータについてのパリティ生成用信号を生成して次段の構成回路に出力する論理回路と、
前記所定ビット数のビットデータの論理積、もしくは、前記所定数の構成回路からの論理積信号の論理積を生成して論理積信号として前記次段の構成回路に出力する論理積回路とをそなえて構成されていることを特徴とする、パリティ生成回路用構成回路。
(付記9)
2進数入力データを入力され該2進数入力データの先頭ビットから見て最初に“0”もしくは“1”が出現するビット位置を出力データとして出力するエンコーダと、
該エンコーダに並設され、該エンコーダからの前記出力データのパリティを生成するパリティ生成回路とをそなえ、
該パリティ生成回路が、
前記2進数入力データを前記先頭ビットから所定ビット数毎にそれぞれ入力され、前記所定ビット数のビットデータについてのパリティ生成用の第1信号を生成して出力するとともに前記所定ビット数のビットデータが全て“1”もしくは“0”であるか否かを示す第2信号を生成して出力する複数の第1構成回路を並列的にそなえてなる第1段生成部と、
該第1段生成部における前記複数の第1構成回路からの前記第1信号および前記第2信号に基づいて、前記出力データのパリティを生成する第2段生成部とから構成されていることを特徴とする、情報処理装置。
(付記10)
前記第2段生成部が、
前記第1段生成部における前記複数の第1構成回路からの前記第1信号および前記第2信号を前記先頭ビット側から所定数毎にそれぞれ入力され、前記所定数の前記第1信号および前記第2信号に基づいて前記第1信号にかかるビットデータについてのパリティ生成用の第3信号を生成して出力するとともに前記所定数の前記第2信号の論理積を第4信号として生成して出力する複数の第2構成回路を並列的にそなえてなる前段生成部と、
該前段生成部における前記複数の第2構成回路からの前記第3信号および前記第4信号に基づいて、前記出力データのパリティを生成する後段生成部とから構成されていることを特徴とする、付記9記載の情報処理装置。
(付記11)
前記後段生成部が、前記前段生成部をなす前記第2構成回路と同一構成を有する複数の構成回路をツリー状に多段接続して構成されていることを特徴とする、付記10記載の情報処理装置。
(付記12)
前記後段生成部における各構成回路が、前段における所定数の構成回路からの第3信号および第4信号に基づいて当該第3信号にかかるビットデータについてのパリティ生成用の信号を次段の構成回路への第3信号として生成して出力するとともに、前記所定数の構成回路からの第4信号の論理積を前記次段の構成回路への第4信号として生成して出力することを特徴とする、付記11記載の情報処理装置。
(付記13)
前記第1構成回路と前記第2構成回路とが同一構成を有していることを特徴とする、付記10〜12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記14)
前記複数の第2構成回路のそれぞれに入力されるデータの前記所定数が2のn乗(nは1以上の整数)であることを特徴とする、付記10〜13のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記15)
前記複数の第1構成回路のそれぞれに入力されるデータの前記所定ビット数が2のn乗(nは1以上の整数)であることを特徴とする、付記9〜14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記16)
2進数入力データを入力され該2進数入力データの先頭ビットから見て最初に“0”もしくは“1”が出現するビット位置を出力データとして出力するエンコーダであって、
前記出力データのパリティを生成するパリティ生成回路をそなえ、
該パリティ生成回路が、
前記2進数入力データを前記先頭ビットから所定ビット数毎にそれぞれ入力され、前記所定ビット数のビットデータについてのパリティ生成用の第1信号を生成して出力するとともに前記所定ビット数のビットデータが全て“1”もしくは“0”であるか否かを示す第2信号を生成して出力する複数の第1構成回路を並列的にそなえてなる第1段生成部と、
該第1段生成部における前記複数の第1構成回路からの前記第1信号および前記第2信号に基づいて、前記出力データのパリティを生成する第2段生成部とから構成されていることを特徴とする、エンコーダ。
(付記17)
前記第2段生成部が、
前記第1段生成部における前記複数の第1構成回路からの前記第1信号および前記第2信号を前記先頭ビット側から所定数毎にそれぞれ入力され、前記所定数の前記第1信号および前記第2信号に基づいて前記第1信号にかかるビットデータについてのパリティ生成用の第3信号を生成して出力するとともに前記所定数の前記第2信号の論理積を第4信号として生成して出力する複数の第2構成回路を並列的にそなえてなる前段生成部と、
該前段生成部における前記複数の第2構成回路からの前記第3信号および前記第4信号に基づいて、前記出力データのパリティを生成する後段生成部とから構成されていることを特徴とする、付記16記載のエンコーダ。
(付記18)
前記後段生成部が、前記前段生成部をなす前記第2構成回路と同一構成を有する複数の構成回路をツリー状に多段接続して構成されていることを特徴とする、付記17記載のエンコーダ。
(付記19)
前記後段生成部における各構成回路が、前段における所定数の構成回路からの第3信号および第4信号に基づいて当該第3信号にかかるビットデータについてのパリティ生成用の信号を次段の構成回路への第3信号として生成して出力するとともに、前記所定数の構成回路からの第4信号の論理積を前記次段の構成回路への第4信号として生成して出力することを特徴とする、付記18記載のエンコーダ。
(付記20)
前記第1構成回路と前記第2構成回路とが同一構成を有していることを特徴とする、付記17〜19のいずれか一項に記載のエンコーダ。
(付記21)
2進数データのパリティを生成するパリティ生成回路であって、
前記2進数データを先頭ビットから所定ビット数毎にそれぞれ入力され、前記所定ビット数のビットデータについてのパリティ生成用の第1信号を生成して出力するとともに前記所定ビット数のビットデータが全て“1”もしくは“0”であるか否かを示す第2信号を生成して出力する複数の第1構成回路を並列的にそなえてなる第1段生成部と、
該第1段生成部における前記複数の第1構成回路からの前記第1信号および前記第2信号に基づいて、前記2進数データのパリティを生成する第2段生成部とから構成されていることを特徴とする、パリティ生成回路。
Claims (4)
- 2進数入力データを入力され該2進数入力データの先頭ビットから見て最初に“0”もしくは“1”が出現するビット位置を出力データとして出力するエンコーダに並設されるとともに、構成回路をツリー状に多段接続することにより構成され、前記2進数入力データが入力され、入力された前記2進数入力データに基づいて、該エンコーダからの前記出力データのパリティを生成するパリティ生成回路であって、
該構成回路は、それぞれ1ビットの第1〜4信号が入力され、前記第1〜4信号に基づいて、前記第1信号の否定論理と前記第3信号との論理積と、前記第1信号と前記第4信号の否定論理の論理積と、の論理和をパリティ生成用信号として生成して出力するとともに前記第1信号と前記第2信号との論理積を論理積信号として生成し、
前記2進数入力データが入力される構成回路において、前記第1信号および第2信号は、それぞれ、前記2進数入力データにおける前記先頭ビット側から連続する2ビットのうち、先頭ビット側のビットデータおよび他方のビットデータであり、前記第3信号および第4信号は、 “0”または“1”のいずれか一方の値であり、
前記2進数入力データが入力される構成回路以外の構成回路において、前記第1信号および第2信号は、それぞれ、前段における2つの構成回路のうち、先頭ビット側の構成回路からの論理積信号および他方の構成回路からの論理積信号であり、前記第3信号および第4信号は、それぞれ、前記前段における2つの構成回路のうち、先頭ビット側の構成回路からのパリティ生成用信号および他方の構成回路からのパリティ生成用信号であることを特徴とする、パリティ生成回路。 - 2進数入力データを入力され該2進数入力データの先頭ビットから見て最初に“0”もしくは“1”が出現するビット位置を出力データとして出力するエンコーダに並設されるとともに、前記2進数入力データが入力され、入力された前記2進数入力データに基づいて、該エンコーダからの前記出力データのパリティを生成するパリティ生成回路を構成すべく、該パリティ生成回路においてツリー状に多段接続される構成回路であって、
それぞれ1ビットの第1〜4信号が入力され、前記第1〜4信号に基づいて、前記第1信号の否定論理と前記第3入力信号との論理積と、前記第1信号と前記第4信号の否定論理との論理積と、の論理和を生成してパリティ生成用信号として次段の構成回路に出力する論理回路と、
前記第1信号と前記第2信号との論理積を生成して論理積信号として前記次段の構成回路に出力する論理積回路とをそなえ、
前記2進数入力データが入力される構成回路において、前記第1信号および第2信号は、それぞれ、前記2進数入力データにおける前記先頭ビット側から連続する2ビットのうち、先頭ビット側のビットデータおよび他方のビットデータであり、前記第3信号および第4信号は、 “0”または“1”のいずれか一方の値であり、
前記2進数入力データが入力される構成回路以外の構成回路において、前記第1信号および第2信号は、それぞれ、前段における2つの構成回路のうち、先頭ビット側の構成回路からの論理積信号および他方の構成回路からの論理積信号であり、前記第3信号および第4信号は、それぞれ、前記前段における2つの構成回路のうち、先頭ビット側の構成回路からのパリティ生成用信号および他方の構成回路からのパリティ生成用信号であることを特徴とする、パリティ生成回路用構成回路。 - 2進数入力データを入力され該2進数入力データの先頭ビットから見て最初に“0”もしくは“1”が出現するビット位置を出力データとして出力するエンコーダと、
該エンコーダに並設されるとともに、前記2進数入力データが入力され、入力された前記2進数入力データに基づいて、該エンコーダからの前記出力データのパリティを生成するパリティ生成回路とをそなえ、
該パリティ生成回路が、構成回路をツリー状に多段接続することにより構成され、
該構成回路は、それぞれ1ビットの第1〜4信号が入力され、前記第1〜4信号に基づいて、前記第1信号の否定論理と前記第3信号との論理積と、前記第1信号と前記第4信号の否定論理の論理積と、の論理和をパリティ生成用信号として生成して出力し、
前記2進数入力データが入力される構成回路において、前記第1信号および第2信号は、それぞれ、前記2進数入力データにおける前記先頭ビット側から連続する2ビットのうち、先頭ビット側のビットデータおよび他方のビットデータであり、前記第3信号および第4信号は、 “0”または“1”のいずれか一方の値であり、
前記2進数入力データが入力される構成回路以外の構成回路において、前記第1信号および第2信号は、それぞれ、前段における2つの構成回路のうち、先頭ビット側の構成回路からの論理積信号および他方の構成回路からの論理積信号であり、前記第3信号および第4信号は、それぞれ、前記前段における2つの構成回路のうち、先頭ビット側の構成回路からのパリティ生成用信号および他方の構成回路からのパリティ生成用信号であることを特徴とする、情報処理装置。 - 2進数入力データを入力され該2進数入力データの先頭ビットから見て最初に“0”もしくは“1”が出現するビット位置を出力データとして出力するエンコーダであって、
前記出力データのパリティを生成するパリティ生成回路をそなえ、
該パリティ生成回路が、構成回路をツリー状に多段接続することにより構成され、
該構成回路は、それぞれ1ビットの第1〜4信号が入力され、前記第1〜4信号に基づいて、前記第1信号の否定論理と前記第3信号との論理積と、前記第1信号と前記第4信号の否定論理の論理積と、の論理和をパリティ生成用信号として生成して出力するとともに前記第1信号と前記第2信号との論理積を論理積信号として生成して出力し、
前記2進数入力データが入力される構成回路において、前記第1信号および第2信号は、それぞれ、前記2進数入力データにおける前記先頭ビット側から連続する2ビットのうち、先頭ビット側のビットデータおよび他方のビットデータであり、前記第3信号および第4信号は、 “0”または“1”のいずれか一方の値であり、
前記2進数入力データが入力される構成回路以外の構成回路において、前記第1信号および第2信号は、それぞれ、前段における2つの構成回路のうち、先頭ビット側の構成回路からの論理積信号および他方の構成回路からの論理積信号であり、前記第3信号および第4信号は、それぞれ、前記前段における2つの構成回路のうち、先頭ビット側の構成回路からのパリティ生成用信号および他方の構成回路からのパリティ生成用信号であることを特徴とする、エンコーダ。
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