JP4484314B2 - 給水・給湯機器におけるストレーナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、給水・給湯機器に、機器故障の最大の原因となっている水・湯に含まれるごみを除去するよう組込むストレーナの装着手段についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
給水・給湯機器に組込むストレーナは、例えば、給水・給湯機器のうちの自動混合水栓において、それの外箱内に、混合弁機構を組込んで挿脱自在に装入するカートリッジに組付けるストレーナについて具体的にいえば、混合水栓の外箱内に対し挿脱自在に装入するカートリッジAは、図1に示しているように、筒状に形成してあるボディ1の内部の一端側(図において下端側)に弁室aを形成し、この弁室aと連通する水入口10および湯入口11を、ボディ1の筒壁1aに上下に並列させてそれぞれ窓穴状に開設し、弁室a内には、これら水入口10および湯入口11の開度を制御する混合弁2を、筒状弁に形成して上下に摺動自在に嵌装して、この混合弁2の上昇により水入口10の開度を狭めると同時に湯入口11の開度を拡げ、下降により水入口10の開度を拡げると同時に湯入口11の開度を狭めるようにし、この混合弁2の下面側に、ボディ1内の下端側に組付けるバネ3を押し上げる方向に連繋し、また、この混合弁2の上面側に、ボディ1内に温度変化により昇降作動するよう設けたサーモエレメント4を連繋し、サーモエレメント4の出入作動する作動ロッド40を、カートリッジAを装入する自動混合水栓の外箱(図においては省略している)に組付ける温度調節機構に連繋し、この温度調節機構の操作により所望に設定した温度の混合水がボディ1の筒壁1aに設けた混合水出口12から取り出されるようにする。
【0003】
そしてこれにより、カートリッジAを組付ける混合水栓の外箱に設けられる水流路と湯流路から、水入口10および湯入口11に導かれる水と湯が、弁室a内に流入し、混合水となって、サーモエレメント4の感温部4aのまわりの混合室bに流入し、そこから混合水出口12に流れていくときの混合水の温度に応じて、サーモエレメント4の作動杆40が出入作動して、感温部4aが昇降作動することで、混合弁2が水入口10と湯入口11の開度を自動制御し、混合水栓の蛇口から所望に設定した温度の混合水が出湯するようにしている。
【0004】
この混合水栓に、それの水入口10および湯入口11から弁室a内に流入する水および湯の中に混在しているごみを除去するように装設するストレーナは、ボディ1の、それに開設した水入口10および湯入口11の上下の両側における外面側に、外側に突出する突起状リング5・5を設けて、水入口10と湯入口11の外周に、環状に連続する溝を形成しておき、ここに、金属線で円筒状に編成した網部材6を、それを軸方向に押し潰して編目を拡げて径を増大させた状態として、ボディ1の外周に嵌挿していき、その網部材6が突起状リング5・5を越してそれらの上下の間隔内に形成された溝内に位置したところで、軸方向の押し潰しを解除して、径を旧の状態に戻して溝に嵌着した状態とすることにより、水入口10と湯入口11のそれぞれの外側に網部材6を装着してストレーナを構成するようにしている。
【0005】
また、ストレーナの装着する手段には、前述のボディ1の外周に装設する突起状のリング5・5を、ボディ1と別体に形成しておいて、金属線で円筒状に編成した網部材6を嵌挿した後に、この別体に形成した突起状リング5…を嵌挿し、ビスによりボディ1の外周面に止着して網部材6を装着するようにする手段がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の給水・給湯機器におけるストレーナの装着手段には、ストレーナに、金属線材を編成した金網の網部材を用いることで、網に編成した金属線が解けだしたりほつれが生じる問題がある。
【0007】
また、ストレーナの装着を、金網よりなる網部材を円筒状に編成して、それを軸方向に押し潰すことで拡径状態としてボディの外周に嵌挿し、次いで、押し潰しを解放することで旧の状態に戻して縮径させることで装着する操作を、手先の感覚により行なうことから、取付け装着が不完全になる場合があり、組立てられた製品の品質を劣悪なものとする問題がある。
【0008】
また、円筒状の金網の網部材を嵌挿した後に、突起状リングを嵌挿してビスにより締着することで組付け装着する手段は、部品点数が増え、かつ、組立工数が増えることで高価なものとなる問題がある。
【0009】
本発明は、従来手段に生じている上述の問題を解消せしめるためになされたものであって、ストレーナに用いる網部材の網目がほどけるようになることがなく、また、組付け装着が、網部材に無理な変形を加えたり、面倒なビス止めの作業を行なうことなく、簡単な操作により適確に行なえるようにする新たな手段を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そして、本発明においては、上述の目的を達成するための手段として、周壁に水入口または湯入口等を具備する筒状のボディの外周面に網部材を装着してなる給水・給湯機器のストレーナにおいて、網部材を、金属材・樹脂材から網目を具備する帯板状として、それの両端部に互いに係合して連結する止め装置を設け、この帯板状の網部材を、筒状のボディの外周に巻き付け両端部の止め装置を互いに係合させて連結することによりボディの外周に緊縛状態に装着することを特徴とする給水・給湯機器におけるストレーナを提起するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明手段による給水・給湯機器におけるストレーナの装着手段は、弁機構が収蔵してある弁箱または自動混合水栓のカートリッジの筒状のボディに、網部材よりなるストレーナを組付け装着するに際し、ストレーナを構成する網部材は、円筒状に形成して、弁箱内の流路を仕切るように、または、筒状のボディの外周面に、そのボディに開設してある水入口または湯入口の外面側を囲うように、嵌装した状態として装着するが、長手方向の両端に互いに係合させることでリング状に連結させる止め装置を設けた帯板状に形成して、筒状に丸めて両端の止め装置を連結することで円筒状となるようにするか、周方向の一部に周方向の伸縮を可能とする伸縮部を設けた円筒状に形成しておく。
【0012】
そして、長手方向の両端部に止め装置を設けた帯状に網部材を形成した場合にあっては、筒状のボディの外周面で、そのボディの筒壁に開設してある水入口または湯入口等の流入口の外面側に、この帯板状の網部材が嵌合して装着される環状の溝状の網部材装着部を、上下に並列する突起状リングを設けるか、切削加工などにより形成しておいて、このボディの周面の環状の嵌合溝状の網部材装着部に、帯板状の網部材をボディに巻き付けるようにして嵌装し、両端の止め装置を係合連結して装着するようにする。
【0013】
また、周方向の一部に伸縮を可能とする伸縮部を具備せしめた円筒状に網部材を形成せしめた場合にあっては、それの伸縮部を伸長させて径を拡げた状態として、筒状のボディの外周に嵌挿し、前述の如くボディの周面に形成しておく環状に連続する嵌合溝状の網部材装着部と嵌合するように位置させ、その位置において伸縮部の伸長を解除し、旧の径の状態に戻してその網部材装着部に嵌合した状態として装着するようにする。
【0014】
帯板状に形成した網部材の円筒状に連続させるために、それの長手方向の両端部に装設する止め装置は、帯板状に形成した網部材の長手方向の一端側に、外面側にランス状またはあご状に突出する突起部を設け、他端側にこれと嵌合する穴を設けて、突起部と穴との嵌合による連結で両端を止め合わせるように構成する。
【0015】
または、帯板状の網部材の長手方向の一端側に穴を設け、他端側にはこの穴に挿入される舌片状の挿入部を設け、その挿入部の巾方向または厚さ方向に複数の突起を設けておいて、帯板状の網部材を筒状に巻き込んで両端部を突き合わせ、一方の端部の挿入部を他端部の穴に挿し込み、挿入部の突起を穴の口縁に係合させることで、帯板状の網部材の長手方向の両端部を連結して止め合わせるように構成する。
【0016】
または、帯板状の網部材の長手方向の一端側に穴を開設して、その穴の内縁に内側に向けて突出する突起を設けておき、他端側には、前記穴に挿し込まれる舌片状の挿入部を形設し、これに、前記穴の口縁に設けた突起部と嵌合する嵌合穴を設けておいて、帯板状の網部材を円筒状に巻き込んで両端部を突き合わせ、一端側の穴に他端側の舌片状の挿入部を挿し込み、その挿入部の嵌合穴を、一端側の穴の口縁に設けた突起部に嵌め合わせることで、帯板状の網部材の両端部を閉じ合わせて連結するように構成する。
【0017】
または、帯板状の網部材を巻き付け装着するように筒状のボディの周面に装設しておく環状の溝状の網部材装着部に、外面側に突出する突起を設けておき、帯板状の網部材には、それの一端側に前記突起に嵌合する嵌合穴を設け、他端側には前記突起に嵌合する嵌合穴を、複数個、網部材の長手方向にシリーズに並列させて設けておき、その帯板状の網部材の一端側の嵌合穴を、網部材装着部の突起に嵌合させて、その網部材装着部に巻き付けていき、他端側を前記突起に嵌合している一端側の上に重ねて、その他端側の嵌合穴を前記突起に嵌合させることで、網部材を網部材装着部に巻き付けた状態としてそれの両端部を閉じ合わせて連結するように構成する、等種々に構成してよい。
【0018】
また、帯板状の網部材を円筒状に形成する際に、周方向に伸縮可能に装備せしめる伸縮部は、帯板状の網部材の長手方向の一端側に、網目のない部分を形成し、そこに、網部材の巾方向の両縁から交互に切り込み状のスリットを入れてジグザグ状にスリットが並列するようにして、長手方向に引張ることで伸長する伸縮部とするか、前述の如く帯板状の網部材の一端側に形成した網目のない部分に、網部材を巾方向に横切る方向の長穴状の窓穴を長手方向に並列させて複数個形成しておくとともに、それら長穴状の窓穴と窓穴との間に、網部材の巾方向に沿う切り込み状のスリットを網部材の巾方向の両縁から、その巾方向の中央部位に向けて切り込み状に設けておいて、長手方向に引張ることで伸長する伸縮部とし、この伸縮部が網部材の他端側の外周側に位置するように網部材を円筒状に巻き、その伸縮部がその長さだけ網部材の他端側に重ねた状態として、その伸縮部の端末側を内側の網部材にスポット熔接・接着剤等により接着で連結することで、円筒状の網部材を構成すると同時に周方向に伸縮する伸縮部を構成するようにする。
【0019】
また、本発明手段に用いる網部材は、金属線材を編成した金網を用いる必要はなく、金属板または樹脂板に、多数の小孔を目抜き板状に形設した網を用いてよく、むしろ、その方が網目のほつれ・ほどけがなく、また、伸縮部を形設する際の加工が容易となる利益が得られる。
【0020】
【実施例】
次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図面符号は、従前手段のものと同様の機能の構成部材については同じ符号を用いるものとする。
【0021】
図2は本発明手段を実施せる自動混合水栓の外箱内に対し抜き差し自在に装入される混合弁機構を収蔵せるカートリッジAの縦断面図で、同図において、1は筒状に形成したボディ、aはそのボディ1の一端側(図において下端側)の内部に形設した弁室、10はその弁室aの天井部側に連通するように配位してボディ1の筒壁1aに開設した水入口、11は弁室aの底部側に連通するように配位してボディ1の筒壁1aに開設した湯入口、12は水入口10から流入する水と湯入口11から流入する湯との混合水を流出させるよう筒壁1aの上端側に寄る部位に開設した混合水出口、2は前記水入口10と湯入口11との開度を開閉制御するよう弁室a内に上下に摺動自在に装入せる混合弁で、筒状弁に形成してあり、上端側には水入口10の上縁側に設けた水弁座10aと対向する水弁20が設けられ、下縁側には湯入口11の下縁側に設けた湯弁座11aと対向する湯弁21が設けてある。
【0022】
3は前記混合弁2を押し上げる方向に付勢するバネで、ボディ1の筒壁1aの底部に嵌合せる盲蓋1bと混合弁2の底面側との間に張設してある。
【0023】
4は前記水入口10と湯入口11とから流入する水と湯との混合水の温度に応じて混合弁2を前記バネ3の付勢に抗して押し下げるようボディ1内に装入せるサーモエレメントで、それのボディとなる感温部4aが上下に動くようボディ1内に収蔵され、その感温部4aの下端側が混合弁2に連繋し、感温作動により感温部4aの上端側から出入する作動ロッド40は、ボディ1の上端側から突出させてあって、カートリッジAを自動混合水栓の外箱内に装填することで、その外箱内に組み込まれている温度調節機構の衝合部に衝合して、出入作動により逆に感温部4aを昇降作動させるようにしてある。
【0024】
5…は、ボディ1の筒壁1aの外面側で、水入口10の上方部位と下方部位および湯入口11の上方部位と下方部位とに、それぞれ外周方向に鍔状に突出するように設けた突起状リングで、それらの上下の間に、ストレーナの網部材6・6を装着するための環状に連続する溝状の網部材装着部w・wを形成している。
【0025】
次に、図3および図4は、この網部材装着部wに装着する網部材6を示している。
【0026】
網部材6は、鉄板等の金属板または樹脂材よりなる樹脂板から、網部材装着部wの上下の巾に対応する巾で、その網部材装着部wの周方向の長さより少し長い長さの帯板状の板部材6aを成形し、それの全面または長手方向の両端部を除いた全面に多数の透孔60…を形成し、長手方向の一端側には、この板部材6aの表面側にランス状乃至あご状に突出する係合突起61を形設し、他端側には前記係合突起61と係合する係合穴62を、複数個長手方向に並列させて設けて、この係合突起61と係合穴62との係合により両端部を閉じ合わせて円筒状にする止め装置yを構成するようにしてあり、これにより、この網部材6を、ボディ1に設けた網部材装着部wの外周に巻き付けて一端側と他端側とを止め装置yで連結することで、水入口10・湯入口11の外面側にストレーナとして装着されるようにしてある。
【0027】
この網部材6は、それの板部材6aに、巻き癖を付けておく場合があり、それにより巻き付け装着が容易になる。また、このとき、係合突起61が突出している面の側を内側として巻き込まれるように巻き癖を付けておくことで、巻き付け装着する際の径調整を行なう側となる係合穴62…を並設した端部側が内側に位置することから、端末処理が不要となる利益が得られる。
【0028】
次に、図5は網部材6の別の実施例を示している。この例の網部材6は、帯板状に形成した板部材6aの長手方向の両端部に設ける止め装置yを、一端側には巾方向に沿うスリット状の切り溝63を巾方向の両側縁から切り込み状に形設し、他端側には同様のスリット状の切り溝64を長手方向に並列させてジグザグ状に形設して、一端側の切り溝63を他端側の並列する切り溝64…のうちから選択する切り溝64に係合させることで両端を閉じ合わせる止め装置を構成するようにしている例であり、その余の構成は前述の実施例と変わりがない。
【0029】
次に図6は、網部材6の別の実施例を示している。この例の網部材6は、帯板状に形成した板部材6aの長手方向の両端部に、それらを接続連結せしめて円筒状に形成するために装設する止め装置yを、板部材6aの一端側には、板部材6aの巾方向に沿う長穴状の係合穴65を開設し、他端側には、この係合穴65に挿し込まれる舌片状の挿入部66を設け、その挿入部66に、巾方向または厚さ方向に突出する多数の突起片660…を設けておくことで、板部材6aを円筒状に巻き込み一端側の係合穴65に他端側の挿入部66を挿し込んで、それの突起片660…を係合穴65の口縁に係合させることにより網部材6の両端部を閉じ合わせて連結させるように構成している例であり、その余の構成については前述の各実施例の網部材6と変わりがない。
【0030】
次に図7および図8は網部材6の両端部に設ける止め装置yの形態を変えたさらに別の実施例を示している。
【0031】
この例は、網部材6の一端側に、巾方向に沿う長穴状の係合穴65を開設し、他端側に、前記係合穴65に挿し込まれる舌片状の挿入部66を形成することについては、前述の図6に示している実施例と同様であるが、他端側に形成した舌片状の挿入部66には、それの厚さ方向の両面にラック状の係合歯661・661を、そのラック状の係合歯661の歯が長手方向に並列するように形設しておいて、舌片状の挿入部66を係合穴65に挿通し、その挿入部66のラック状の係合歯661を係合穴65の口縁に噛み込ませることで、網部材6の両端部を閉じ合わせて連結するように止め装置yを構成した例であり、その余の構成については前述の各実施例と変わりがない。
【0032】
次に図9は、網部材6の両端部に設ける止め装置yのさらに異なる実施例を示している。この例の網部材6の止め装置yは、網部材6の一端側には巾方向に沿う長穴状の係合穴65を形設し、他端側にはこの係合穴65に挿し込まれる舌片状の挿入部66を形設することについては、前述の実施例と同様であるが、一端側に形設する係合穴65には、それの口縁に、その係合穴65の中心に向かうよう内側に突出する小突起650を設けておき、また、挿入部66には、前記小突起650と係合する複数の係合穴662…を挿入部66の長手方向に並列させて開設しておき、挿入部66を係合穴65に挿し込んだ状態において、その挿入部66に設けた係合穴662…のうちから選択される係合穴662を、係合穴65に設けてある小突起650に係合させることで、網部材6の両端部を連結する止め装置yとしている例であり、その余の構成については前述の各実施例と変わりがない。
【0033】
次に図10および図11は、帯板状の網部材6を、円筒状に形成するようその網部材6に設ける止め装置yのさらに異なる実施例を示している。
【0034】
この実施例は、帯板状の網部材6を巻き付けて装着するようボディ1の周面に形設しておく環状の網部材装着部w・wの底部に、図10にあるよう係止突起13を設けておき、網部材6には、それの一端側に、前記網部材装着部wに設けた係止突起13に嵌合する嵌合穴67を設け、他端側には、前記係止突起13に嵌合する嵌合穴68…を、長手方向に並列させて形設しておいて、帯板状に形成した網部材6の一端側の嵌合穴67を、ボディ1の周面に形成せる網部材装着部wに設けた係止突起13に嵌合させて、その一端側の嵌合穴67を起点として網部材6を前記網部材装着部wに巻き付けていき、一周巻いたところで、他端側に並列させて設けておいた嵌合穴68…のうちから選択した嵌合穴68を、一端側の嵌合穴67の上に重ねて係止突起13に嵌合して、網部材6を網部材装着部wに装着しながら両端を閉じ合わせて円筒形に組立てる止め装置yに構成している例であり、この例も、その余の構成は前述の各実施例のものと変わりがない。
【0035】
次に図12は、ボディ1の網部材装着部wに装着する網部材6を、周方向の一部に伸縮部zを具備する円筒状に形成し、それを、伸縮部zの伸長により径を増大させてボディ1の網部材装着部wに嵌挿し、その状態で伸縮部zの伸長を解除して旧の径に戻すことで、網部材装着部wに装着するようにしている実施例を示している。
【0036】
この例における網部材6は、前述した各実施例と同様に、金属材または樹脂材から、帯板状の板部材6aを成形し、それの長手方向の両端部位を残して全面に多数の透孔60…よりなる網目を形成しておき、それの一端側の網目のない部位を、長手方向に長く形成しておいて、この部位に、図12にあるように、巾方向に沿う長穴状の窓穴70…を、網部材6の長手方向に複数個並列させて開設しておき、これら窓穴70と窓穴70との間に位置する部位に、巾方向の両側縁から巾方向の中央部位に向かう切り込み状のスリット71…を、巾方向の中央部位に余肉を残す長さに設定して形設し、長手方向の端部に舌片状の接続部72を形成しておき、この網部材6を、図13にあるよう、長穴状の窓穴70および切り込み状のスリット71ならびに舌片状の接続部72を設けた側が外周側に位置するように巻き込んで、その舌片状の接続部72を他端側の外周面に当接し、スポット熔接または接着剤により一体に接着することで円筒状に形成し、それの前述の長穴状の窓穴70…と切り込み状のスリット71…が、伸縮する伸縮部zとなって径方向の拡縮が行なわれるようにしている例である。
【0037】
次に図14および図15は、円筒状に形成する網部材6の周方向の一部に具備せしめる伸縮部zの構成態様を異にする実施例を示している。
【0038】
この例は、円筒状の網部材6を成形するのに、帯板状の板部材6aを形成して、それに網目となる多数の透孔60…を形設し、長手方向の少なくとも一方の端部に網目を設けない部位を形成し、それに、巾方向の両側縁から、長手方向に順次変位しながら交互に切り込まれる溝状のスリット73…を設けて、この網目を設けない部位がジグザグ状に折り畳まれて連続するようにして、このジグザグ状の連続部位が伸縮部zを構成するようにした例であり、この帯板状の網部材6を、巻き込んで、それらの両端部を、ジグザグ状にスリット73…を設けた側が外周側に位置するように重合させて、スリット73…を設けた側の遊端部に形成しておく舌片状の接続部72を他端側の外周面に当接して熔接または接着剤により接着することで円筒状に成形し、このとき、ジグザグ状にスリット73…を設けた部位が伸縮部zとなって、円筒状に成形された網部材6の径の拡縮が行なわれるようにし、また、ジグザグ状にスリット73…を設けた部位が、他端側の網部により内側から覆われることで、ストレーナ機能を損なわないようにしている。
【0039】
次に図16乃至図18は、網部材6を逆止弁付きストレーナBの弁箱8内に設けるストレーナのボディbに組付けた実施例を示している。
【0040】
この例は、流入口80と吐出口81とを具備せしめた弁箱8内に、一側が流入口80と連通し上面側が吐出口81と連通する弁室aを設け、この弁室a内に、上面側に環状の弁座90を設けた弁座金具91を、軸線方向を上下方向とした筒状で、周壁に通水口が解放するストレーナのボディbと一体に連結させて装入し、それの内腔に逆止弁92を上下可動に装入してそれの弁体920の下面が前記弁座90に衝合するようバネ93により下降側に付勢し、周壁に通水口を設けた前記ボディbの外周面に、網部材6を装着して構成している逆止弁付きストレーナBについて、その網部材6の装着手段に本発明手段を実施している例である。
【0041】
この例における網部材6は、前述した各実施例において説明した網部材6と同様に、金属材または樹脂材により、図18にあるよう帯板状の板部材6aを形成し、それに長手方向(図18において左右方向)の両端または一端側を残した全面に、多数の透孔60…による網目を形成し、それの両端部または一端部の網目のない部位に、伸縮部zを形設しておいて、両端部を重合し熔接または接着剤により接着して円筒状に組立て、これを拡径した状態でストレーナのボディbの外周に嵌挿して拡径を解放することで装着するようにするか、両端部位に前述の各実施例において示している互いに係合する止め装置yを設けておいて、その網部材6をボディbの外周に巻き付け、止め装置yを係着させることにより装着するようにしているもので、前述した各実施例の網部材6と変わりがないものである。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明手段によれば、網部材に無理な変形を加えたり、面倒なビス止めの作業を行なうことなく、簡単な操作で装着してストレーナを構成できるようになる。そして、網部材を、金属板または樹脂板に多数の透孔を形設した多孔板または目抜板としてよいことから、このようにすることで網目の解きほどけのないストレーナが得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前のストレーナを組付けた自動混合水栓の混合弁機構を収蔵せるカートリッジの縦断面図である。
【図2】本発明によるストレーナの装着手段を実施せる自動混合水栓の混合弁機構を収蔵せるカートリッジの縦断面図である。
【図3】本発明手段によるストレーナの網部材の側面図である。
【図4】同上の網部材の平面図である。
【図5】同上の網部材の別の実施例の平面図である。
【図6】同上の網部材の止め装置を異にする実施例の平面図である。
【図7】同上の網部材の止め装置のさらに異なる実施例の側面図である。
【図8】同上の網部材の止め装置の同上実施例の平面図である。
【図9】同上の網部材のさらに止め装置を異にする実施例の平面図である。
【図10】同上の網部材の止め装置を異にする別の実施例のボディ側の一部破断した側面図である。
【図11】同上の実施例の網部材の平面図である。
【図12】同上の網部材の伸縮部を設けた実施例の平面図である。
【図13】同上の実施例の網部材を円筒状に巻き込んだ状態の斜視図である。
【図14】同上の網部材の伸縮部を異にする実施例の平面図である。
【図15】同上の実施例の網部材を円筒状に巻き込んだ状態の斜視図である。
【図16】同上の網部材を組付けた逆止弁付きストレーナの縦断面図である。
【図17】同上の逆止弁付きストレーナの開弁状態の縦断面図である。
【図18】同上の逆止弁付きストレーナに組付けた網部材の平面図である。
【符号の説明】
A…カートリッジ、B…ストレーナ、a…弁室、b…ボディ、w…網部材装着部、y…止め装置、z…伸縮部、1…ボディ、1a…筒壁、1b…盲蓋、10…水入口、10a…水弁座、11…湯入口、11a…湯弁座、12…混合水出口、13…係止突起、2…混合弁、20…水弁、21…湯弁、3…バネ、4…サーモエレメント、4a…感温部、40…作動ロッド、5…突起状リング、6…網部材、6a…板部材、60…透孔、61…係合突起、62…係合穴、63・64…切り溝、65…係合穴、650…小突起、66…挿込部、660…突起片、661…係合歯、662…係合穴、67・68…嵌合穴、70…窓穴、71…スリット、72…接続部、73…スリット、8…弁箱、80…流入口、81…吐出口、90…弁座、91…弁座金具、92…逆止弁、920…弁体、93…バネ。

Claims (4)

  1. 周壁に水入口または湯入口等を具備する筒状のボディの外周面に網部材を装着してなる給水・給湯機器のストレーナであって、網部材を、金属材・樹脂材からなる網目を具備する帯板状として、それの両端部に互いに係合して連結する止め装置を設け、この帯板状の網部材を、筒状のボディの外周に巻き付け両端部の止め装置を互いに係合させて連結することによりボディの外周に緊縛状態に装着してなる給水・給湯機器におけるストレーナにおいて、帯板状とした網部材の一端側に係合穴を設け、他端側に前記係合穴に挿入可能な舌片状の挿入部を設け、その舌片状の挿入部にそれの巾方向または厚み方向に突出して前記係合穴の口縁に係合する係合歯状に複数の突起を設けて、前記止め装置を構成することを特徴とする給水・給湯機器におけるストレーナ。
  2. 周壁に水入口または湯入口等を具備する筒状のボディの外周面に網部材を装着してなる給水・給湯機器のストレーナであって、網部材を、金属材・樹脂材からなる網目を具備する帯板状として、それの両端部に互いに係合して連結する止め装置を設け、この帯板状の網部材を、筒状のボディの外周に巻き付け両端部の止め装置を互いに係合させて連結することによりボディの外周に緊縛状態に装着してなる給水・給湯機器におけるストレーナにおいて、帯板状とした網部材の一端側に係合穴を設け、その係合穴の口縁の一部にその係合穴の内側に向けて突出する小突起を設け、網部材の他端側には前記係合穴に挿入可能な舌片状の挿入部を設け、その挿入部に前記小突起に対し嵌合または係合する穴または溝を設けて、前記止め装置を構成することを特徴とする給水・給湯機器におけるストレーナ。
  3. 周壁に水入口または湯入口等を具備する筒状のボディの外周面に網部材を装着してなる給水・給湯機器のストレーナにおいて、網部材を、金属材・樹脂材からなる網目を具備する帯板状として、それの両端部に、ボディの外周に環状の溝状に形成した網部材装着部の溝壁に設けておく突起と嵌合する穴をそれぞれ設け、この帯板状の網部材を、それの一端側の穴を網部材装着部に設けた突起に嵌合させてその網部材装着部に巻き付け、他端側の穴を前記突起または別に網部材装着部に設ける突起に嵌合させてボディの外周に装着することを特徴とする給水・給湯機器におけるストレーナ。
  4. 周壁に水入口または湯入口等を具備する筒状のボディの外周面に網部材を装着してなる給水・給湯機器のストレーナにおいて、網部材を、金属材・樹脂材からなる網目を具備する帯板状として、それの長手方向の一部に伸縮部を形設して、両端部を熔接または接着剤により接着連結して伸縮部により径が拡縮する円筒状に形成し、この円筒状の網部材を伸縮部の伸長により拡径してボディの外周に嵌挿し、伸縮部を旧に戻して装着することを特徴とする給水・給湯機器におけるストレーナ。
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