JP4483030B2 - 挟み込み式ランプソケット及び照明器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直管型けい光ランプを着脱可能に支持する挟み込み式のランプソケット、及びこのソケットを備えて構成される照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
挟み込み式のランプソケットの中には、このソケットが支持する直管型けい光ランプの回動に伴って、このランプのランプピンを介して回転される回転子を備えるものがある。回転子は、ランプピンの挿脱を許す姿勢から略90°回転されることにより、けい光ランプが不用意に脱落することを防止して、ランプを正しい取付け姿勢に保持する。適正なランプの取付け状態において、そのランプピンは、回転子の円筒部をその径方向両側から挟んで弾性変形可能な接触金具で挟み込まれる。
【0003】
回転子を備えるランプソケットでは、直管型けい光ランプを着脱するときに、ランプが適正な取付け位置に配置されたことと、ランプを適正に挿脱できる位置にランプが配置されたことを、手応えなどにより分かるようにすることが望ましい。
【0004】
この点を可能とするために回転子の回転に節度を与えればよい。そのために、回転子が有する円筒部の後端部が嵌合する円形状リブをソケット本体の内面に設けるとともに、このリブに周方向略90度毎に節度用凹部を形成し、かつ、前記円筒部の後端部にその外周に略180°隔てて一対の節度用凸部を突設し、これら凸部を前記節度用凹部に係脱させることにより、回転子が略90°回転する毎に節度を得る構成が提案されている。
【0005】
しかし、前記円筒部は、ランプピンの挿脱を許すために円筒部の前端に開放する一対のスリットを備えてはいるものの、前記円形状リブに回転可能に嵌合する前記後端部は、周方向に切れ目なく一体に連続した構成をなしている。そのため、節度用凸部が円形状リブの節度用凹部に係脱する際において、節度用凸部を有した前記後端部は弾性変形しずらく、節度用凸部は強く円形状リブの内周面に擦れ合う。よって、直管型けい光ランプが数回着脱されると、節度用凸部が大きく削れてしまい、それ以降は明確な節度感を得ることが困難になる。
【0006】
又、照明器具が装着された状態で、その器具本体が外力で捻られることがあると、直管型けい光ランプとこれを両端から支持した挟み込み式ランプソケットとの相対的位置が変化するに伴い、けい光ランプに回転トルクが与えられる。そのため、この回転トルクによってけい光ランプ全体が、ランプソケットの回転子を伴って回転されることがあると、けい光ランプが脱落可能な状態になる恐れが考えられる。従って、照明器具の安全性をより向上するためには、前記のような恐れがないように配慮することが求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、着脱される直管型けい光ランプの回転に伴う節度感を長期間にわたり持続できる挟み込み式ランプソケット及び照明器具を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、開口及びこの開口に連なるピン出入り口を有するボディと、周方向略90°毎に節度用凹部又は節度用凸部が形成された円形状リブを前記開口に対応して有し前記ボディの裏面を覆って設けられるカバーと、前記ボディとカバーとで作られるソケット本体に内蔵され、後端部が前記円形状リブに回転可能に嵌合される円筒部、この円筒部の前端から径方向外側に一体に張出して前記開口を塞ぐように設けられるフランジ部、このフランジ部を二分するとともに前記円筒部の前端に開放して前記円筒部に設けられ前記ピン出入り口に連通可能な一対の前開きスリット、これらスリットから周方向に位置をずらして前記円筒部に設けられかつ前記円筒部の後端に開放する1以上の後開きスリット、及び前記後端部に周方向略180°隔てて設けられかつ前記前開きスリットの延長線上に設けられ前記節度用凹部又は節度用凸部に係脱する節度用凸部又は節度用凹部を有する回転子と、前記円筒部をその径方向両側から挟んで前記ソケット本体に内蔵された弾性変形可能な接触金具と、を具備することを特徴とするものである。
【0009】
この請求項1の発明は、1灯用のランプソケット及び多灯用のランプソケットのいずれにも適用でき、その適用に応じた数の回転子及び接触金具が用いられる。ボディ、カバー、及び回転子は、いずれも合成樹脂、例えばPBT、PP等により成形される。又、この請求項1の発明において、ボディとカバーとの連結は、爪係合、又はねじ止め、或はこれら両者を併用して行ってもよいとともに、後開きスリットは、1つのみ設けてもよく、又、節度用凸部又は節度用凹部を挟むようにその両側近傍に夫々設けてもよく、或は、略180°隔たっている節度用凸部又は節度用凹部間に一つずつ設けて実施することもできる。
【0010】
この請求項1の発明においては、回転子の円筒部の後端部が嵌合するカバーの内面の円形状リブに形成した略90°毎の節度用凹部又は節度用凸部に、前記リブに嵌合された状態で直管型けい光ランプのランプピンを介して回転される回転子の前記後端部の外周に略180°隔てて突設された一対の節度用凸部又は節度用凹部が係脱することにより、回転子が略90°回転する毎に節度を得ることができる。そして、この場合、円筒部には、ランプピンの挿脱を許す一対の前開きスリットと、この前開きスリットの延長線上に節度用凹部又は節度用凸部に係脱する節度用凸部又は節度用凹部が設けられている他に、前開きスリットとは周方向に位置をずらして円筒部の後端に開放する後開きスリットを形成してあるから、節度感を伴う前記係脱の際における円筒部の弾性変形を、後開きスリットにより容易にでき、円筒部の前記後端部の変形量を大きくできる。よって、回転子の回転に伴い、節度用凸部が円形状リブと強く擦れ合うことがなくなり、節度用凸部の摩耗が抑制されるので、直管型けい光ランプの着脱が繰り返し行われる場合にも、その度に明確な節度感を得ることができる。
【0011】
同様の課題を解決するために、請求項2発明は、一対の開口及びこれらの開口に個別に連なる一対のピン出入り口を有するボディと、周方向略90°毎に節度用凹部又は節度用凸部が形成された円形状リブを前記両開口に個別に対応して一対有し前記ボディの裏面を覆って設けられるカバーと、前記ボディとカバーとで作られるソケット本体に内蔵され、後端部が前記円形状リブに回転可能に嵌合される円筒部、この円筒部の前端から径方向外側に一体に張出して前記開口を塞ぐように設けられるフランジ部、このフランジ部を二分するとともに前記円筒部の前端に開放して前記円筒部に設けられ前記ピン出入り口に連通可能な一対の前開きスリット、これらスリットから周方向に位置をずらして前記円筒部に設けられかつ前記円筒部の後端に開放する1以上の後開きスリット、及び前記後端部に周方向略180°隔てて設けられかつ前記前開きスリットの延長線上に設けられ前記節度用凹部又は節度用凸部に係脱する節度用凸部又は節度用凹部を有する一対の回転子と、これらの回転子の円筒部をその径方向両側から挟んで前記ソケット本体に内蔵された弾性変形可能な接触金具と、を具備するとともに、前記一対の回転子の内の一方の回転子の後開きスリットと、他方の回転子の後開きスリットとの大きさを異ならせたことを特徴
とするものである。
【0012】
この発明の挟み込み式ランプソケットは、2本の直管型けい光ランプを支持する二口形のランプソケットである。この発明においては、個々にけい光ランプが着脱される部分に配置された回転子の円筒部に、ランプピンの挿脱を許す一対の前開きスリットと、この前開きスリットの延長線上に節度用凹部又は節度用凸部に係脱する節度用凸部又は節度用凹部を設けるとともに、前開きスリットとは周方向に位置をずらして円筒部の後端に開放する後開きスリットを形成したので、この後開きスリットにより前記請求項1の発明と同様に、節度感を伴う節度用凹部と節度用凸部との係脱又は節度用凸部と節度用凹部との係脱の際における前記円筒部の弾性変形を容易にでき、円筒部の後端部の変形量を大きくできる。よって、回転子の回転に伴い、節度用凸部が円形状リブと強く擦れて摩耗することが抑制されるので、直管型けい光ランプの着脱が繰り返し行われる場合にも、その度に明確な節度感を得ることができる。
【0013】
その上、一対の回転子の内の一方の回転子の後開きスリットと、他方の回転子の後開きスリットの大きさを異ならせたから、一対の回転子の円筒部の後端部の弾性変形は、小さい方の後開きスリットを有した方が、大きい方の後開きユニットを有した方よりも生じがたくなる。このようにして弾性変形に強弱の差を持たしたから、この発明のランプソケットが装着された器具本体が捻られた場合、前記強弱の差に伴い直管型けいランプの両端でこのランプを回転させるための回転トルクが異なる。よって、回転トルクが弱い方ではランプソケットに対し前記ランプは回転しようとするが、回転トルクが強い方ではランプソケットに対し前記ランプを回転させないようにする。そのため、前記ランプは回転トルクが弱い方のランプソケットに対し周方向に往復回転するだけで、前記捻りに基づいて前記ランプが脱落する恐れを解消できる。
【0014】
請求項3の発明は、ランプピンが挿脱する位置に対応して設けられた前記節度用凹部の開口の両縁にこの節度用凹部の奥行き方向とは逆方向に突出する小突起を一体に設けたことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、節度用凹部の開口縁に作られた小突起を乗り越えなければ、回転子の節度用凸部が前記節度用凹部に入らないようにしたから、器具本体が捻られて直管型けい光ランプが外れ得る寸前になった時点で、回転子の節度用凸部を小突起に引掛けて、それ以上のランプの回転を妨げて、ランプの脱落を未然にできる。
【0016】
請求項4の発明は、前記ボディとカバーとを爪係合により連結するとともに、前記ソケット本体が前記一対の開口間に位置する本体凹部を有しており、この凹部の相対向する凹部側壁をなしている前記ボディとカバーとの互いに重なり合った壁部の内の一方の壁部に切欠きを設けるとともに、他方の壁部に突起を設けて、これら切欠きと突起とを凹凸係合させたことを特徴とする。この発明において、切欠きはそれが設けられる壁を厚み方向に貫通する構成でもよく、或は、こうした貫通をしない溝で形成してもよい。
【0017】
ランプソケットに直管型けい光ランプを取付ける際に加えられる力によって、ソケット本体の本体凹部の互いに重なり合っている壁部間の隙間が広げられようとすることがある。しかし、この発明においては、本体凹部の相対向する凹部側壁において、互いに重なり合ってこの側壁を構成するボディとカバーの壁部に設けた切欠きと突起とを凹凸係合させたから、この係合によって、前記隙間が広げられることを防止できる。
【0018】
請求項5の発明は、前記切欠きをそれが設けられた壁部の肉厚より浅い溝で形成したことを特徴とする。
【0019】
この発明においては、切欠きを溝としたから、前記隙間が広がることを防止する際に受ける力によって、この切欠きを有する壁部に切欠きを中心としてクラックを生じることを防止して、切欠きと突起との凹凸係合による機能を全うさせることができる。
【0020】
請求項6の発明は、前記本体凹部の凹部底壁をなしている前記ボディとカバーとの互いに重なり合った壁部同士を爪係合により連結したことを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、凹部底壁の互いに重なり合った壁部同士を爪係合により連結したので、この爪係合をランプの着脱操作に拘らずに確実に保持して、爪係合による本体凹部の組立て強度、ひいてはソケット本体の組立て強度を向上できる。
【0022】
請求項7の発明は、器具本体と、この器具本体の長手方向両端部に夫々取付けられて直管型けい光ランプを支持する請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の挟み込み式ランプソケットと、を具備することを特徴とするものである。
【0023】
この発明によれば、着脱される直管型けい光ランプの回転に伴う節度感を長期間にわたり持続でき、或はそれに加えてソケット本体の本体凹部の互いに重なり合ったボディとカバーとの壁部間の隙間が広げられて、ボディとカバーとの爪係合が外れる恐れを防止できる等の効果を有する請求項1〜6のランプソケットを備えるから、高品質な照明器具を提供できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図11を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0025】
本実施形態に係る二口形の挟み込み式けい光ランプソケットSは、図11に示す直管型けい光ランプ(以下ランプと略称する)Lが視認可能に露出して設けられる例えば天井吊り下げ形照明器具1の鋼板製の器具本体2の長手方向両端部(一端部のみ図11に示す。)に夫々取付けて用いられる。なお、図11中3は器具本体2の長手方向の端部に連結されたソケット取付け金具で、その略水平な下壁からなるソケット取付け壁には、図示しないがソケット取付け孔が明けられており、この孔にランプソケットSが係止して取付けられている。又、図11中LPは、ランプLの口金から突設された互いに略平行な一対のランプピンを示している。
【0026】
図1及び図2に示すようにランプソケットSは、合成樹脂製のソケット本体5と、この本体5と同種の合成樹脂製の一対の回転子6と、各回転子6に対して個別に組合わされる一対の接触金具7とを備えている。ソケット本体5は、ボディ8とカバー9とを連結して作られている。
【0027】
図1、図2、及び図4〜図7等に示すようにボディ8は、一対の円形の開口11を有した正面壁12と、この壁12の周辺から後ろ向きに一体に突設された周壁13とを備えている。このボディ8には、両開口11に個別に連通して正面壁12及び周壁13の下端に開放するピン出入り口14が形成されていて、これら一対のピン出入り口14にはランプLのランプピンLPが出し入れされる。
【0028】
一対の開口11間のボディ8の下部は下方に開口する本体凹部15をなしている。こうした凹部15を設けることは、ソケット本体5を構成する合成樹脂材料の使用量を減じてコストダウンを図ることができる点で有利である。この本体凹部15の相対向する凹部側壁部13aの夫々にはこれらを一体につないでいる凹部底壁部13b側に寄せて前後方向に延びる細い突起16が夫々一体に突設されている。
【0029】
周壁13の上辺中央部には電線挿入部17が一体に設けられ、これには上方に開口する複数の電線挿入孔18が明けられている。電線挿入部17の根元には、この根元の両側面及び前後両面に夫々開放する取付け溝19が前後方向に延びて形成されており、これら取付け溝19を図示しない前記ソケット取付け孔の孔縁にスライドして嵌め付けることによって、ソケット取付け金具3へのランプソケットSの装着が行われる。
【0030】
前記ボディ8の裏面を覆って設けられるカバー9は、背面壁21と、この壁21の周辺から前向きに一体に突設された周壁22と、電線挿入部背面カバー部23とを備えている。周壁22の上壁部中央は電線挿入部背面カバー部23に対応して途切れている。周壁22の下端には前端に開放する一対の切欠き溝24が形成されている。これらの溝24は前記一対のピン出入り口14に個別に対応して設けられ、これらのピン出入り口14に連通して、ランプLのランプピンLPが出し入れを許すようになっている。
【0031】
背面壁21の内面には、前記一対の開口11に対応する一対の円形状リブ25と、このリブ25内側に位置する回転子支持軸26とが夫々一体に形成されている。
【0032】
図2、図8(B)、図10等に示すように円形状リブ25の高さは比較的低く、その内周面には、略90°(90°を含む)毎に節度用凹部27、28が形成されている。略180°隔たった一対の節度用凹部27は、ランプピンLPを挿脱する位置に上下方向に対向するように設けられており、これらとは略90°ずれて互いに略180°隔たった他の一対の節度用凹部28は、ランプLを保持する位置に左右方向に対向するように設けられている。
【0033】
この円形状リブ25と同心に回転子支持軸26は設けられている。図2、図8(B)(C)、図9等に示すように回転子支持軸26は、円形状リブ25の突出高さよりも可成に長く、その前端に開放するすり割り溝29を有しているとともに、前端に外側に張出すストッパ縁30を有している。すり割り溝29は切欠き溝24に対向しており、ランプピンLPが通過可能な幅に形成されている。
【0034】
図2及び図4に示すように周壁22は、前記凹部側壁部13a及び凹部底壁部13bとともに本体凹部15を形成する凹部側壁部22a及びこれら側壁部22a間を一体につないだ凹部底壁部22bを有している。この周壁22の凹部側壁部22aはボディ8の凹部側壁部13aの内面に重ね合わされ、同様に周壁22の凹部底壁部22bはボディ8の凹部底壁部13bの内面に重ね合わされる。そして、凹部側壁部22aの前記凹部側壁部13aへの重なり面には、凹部側壁部22aの肉厚よりも浅い溝により形成される切欠き31が夫々設けられている。これらの切欠き31は、凹部側壁部22aの前後方向に延びてこの壁部22aの端面に開放しており、前記突起16と凹凸係合する。
【0035】
前記ボディ8とカバー9との連結は爪係合により行われている。この場合、カバー9の周壁22の内側に、この周壁22よりも一回り小さいボディ8の周壁13を嵌入することで、ボディ8とカバー9とに夫々設けた係止爪と爪受けとを係合させて組立てが行われる。なお。図2、図4、図8、図9等において符号32は係止爪を示し、33は爪受けを示しており、中でも前記周壁13,22の重なり合った凹部底壁部13b、22b同士を連結している係止爪を符号32aで示すとともに同爪受けを符号33aで示している。
【0036】
図3等に示すように前記回転子6は、前後両端が開放された円筒部41、一対の節度用凸部42、フランジ部43、一対の前開きスリット44、一対の後開きスリット45とを有している。
【0037】
円筒部41は前記円形状リブ25の例えば内側に回転可能に嵌合できる径を有し、その前端部にフランジ部43が径方向外側に一体に張出して形成されている。一対の前開きスリット44は、円筒部41の周方向に略180°隔てて設けられていて、円筒部41の前端に夫々開放されている。それにより、これらのスリット44によりフランジ部43は二分されている。
【0038】
これら前開きスリット44の延長線上において円筒部41の後端部外周面に位置する節度用凸部42が一体に突設されている。そのため、これら凸部42も周方向に略180°隔てられている。一対の節度用凸部42は前記各節度用凹部27、28に節度感を伴って係脱される。
【0039】
一対の後開きスリット45は、前開きスリット44から周方向に位置をずらして、例えば前開きスリット44とは略90°(90°を含む)周方向にずらして円筒部41に形成され、円筒部41の後端に夫々開放されている。これらのスリット45により、前開きスリット44及び節度用凸部42を周方向略中央部に有した半円筒状部分が、フランジ部43側を支点として内側に弾性変形できるようになっている。
【0040】
回転子6は、その後端部を円形状リブ25の内側に嵌合するとともに、フランジ部43の内周側を前記回転子支持軸26のストッパ縁30に引掛けることによって、回転子支持軸26から抜けることなくカバー9の内面に回転子支持軸26の軸回りに回転するように取付けられている。なお、回転子支持軸26と回転子6とは、ストッパ縁30とフランジ部43とが引っ掛っているだけで、その他の円筒部41の内周面と回転子支持軸26の外周面との間には隙間があって、この隙間により、前記半円筒状部分の弾性変形が許されて、節度用凸部42の前記節度用凹部27、28への係脱を可能にしている。
【0041】
なお、前記構成の回転子6は、ソケット本体5とは別に成形して用意することもできるが、本実施形態においては、ボディ8と一体に成形され後に分離されたものが使用されている。
【0042】
つまり、図6(A)及び図7中一点鎖線を境に左側に示すように組立て前においては、前記開口11の縁とフランジ部43の裏面とを、例えば180°隔たった位置で点状のブリッジ部(図示しない)を介して一体に接続した状態で、ボディ8と回転子6とは一体に成形されている。そして、この成形状態のままで回転子6及び前記各接触金具7を内蔵してソケット本体5を組立てた後に、回転子6全体を押圧して前記ブリッジ部の切断を伴ってソケット本体5内に押し込むことによって、図6(B)及び図7中一点鎖線を境に右側に示すように回転子6の後端部を円形状リブ25内に嵌め込むとともに、この回転子6を回転子支持軸26に遊嵌状態に保持して、ランプソケットSが組み立てられるようになっている。
【0043】
この組立てにより、回転子6のフランジ部43は、図1図及び図11図に示すようにボディ8の前面と略面一となるように後退して開口11を略塞ぐように配置される。
【0044】
又、前記構成の一対の回転子6において、一方の回転子6と他方の回転子6の前記半円筒状部分の弾性変形に強弱を付けるために、その後開きスリット45の大きさを異ならせてある。この場合に、後開きスリット45の幅及び長さの少なくとも一方を変えることで行う。後開きスリット45が大きい程前記半円筒状部分の弾性変形がし易く、この逆に後開きスリット45を小さくする程前記半円筒状部分の弾性変形をしずらくでき、こうした調整により、前記節度用凸部42が節度用凹部27、28から外れる際の強さに強弱を付けている。
【0045】
つまり、一方の回転子6での節度の強さは、他方の回転子6での節度の強さより大きく又は小さく形成されている。したがって、前記ランプLはその長手方向一端を節度が強い方の回転子6を介して支持され、長手方向他端を節度が弱い方の回転子6を介して支持されている。なお、本実施形態は2灯用のランプソケットであるが、1灯用のランプソケットで以上のような節度の強弱を伴うランプ支持を実現する場合には、一方のランプソケットが備える回転子の後開きスリットと、他方のランプソケットが備える回転子の後開きスリットとの大きさを変えればよく、こうした2種類の1灯用のランプソケットを用いる。
【0046】
図5(C)に示すように前記各接触金具7は、回転子6の円筒部41をその径方向両側から挟んでソケット本体5に内蔵される。これらの金具7はいずれもボディ8及びカバー9の内面に設けたリブ等により位置決めされるとともに、その上端部に形成した電線接続部7aは前記電線挿入部17の各電線挿入孔18に個別に対向して配置されている。各電線接続部7aは図示しないが速結端子を有しており、この端子により電線挿入孔18に挿入される電線の芯線を自己鎖錠式に接続できるようになっている。
【0047】
次に、前記構成のランプソケットSに直管型けい光ランプLを取付ける場合を説明する。まず、図11に示すようにランプLを、その口金から突設された一対のランプピンLPが上下に並ぶ姿勢としてから、ランプLを押上げてランプピンLPを互いに重なった切欠き溝24及びピン出入り口14に挿入する。
【0048】
そうすると、上側のランプピンLPが、回転子6の下部に位置された一方の前開きスリット44及び回転子支持軸26のすり割り溝29を順次通り抜けて、回転子6の上部に位置された他方の前開きスリット44に挿入されるとともに、下側のランプピンLPが切欠き溝24及びピン出入り口14を通って回転子6の下部に位置された一方の前開きスリット44に挿入される。この状態でランプピンLPは回転子6のフランジ部43に引っ掛り得るように対向している。
【0049】
次に、ランプLをその軸回りに略90°回転させる。それにより、一対のランプピンLPは、回転子6との引っ掛りにより、この回転子6を伴って回転子支持軸26の周囲を略90°変位される。この場合、図10に示すように円形状リブ25においてランプ挿脱位置の一対の節度用凹部27に係合している回転子6の一対の節度用凸部42が、円筒部41の半円筒状部分が内方への弾性変形を伴って前記節度用凹部27から外れて、これら凹部27とは略90°隔たったランプ保持位置の一対の節度用凹部28に係合する。この係合時には円筒部41の半円筒状部分が外方へ弾性変形するので、節度感を与えることができる。それにより、ランプLが適正な取付け状態となったことを容易に知覚できる。そして、以上の節度感を伴う節度用凸部42と節度用凹部28との係合により、既述のように略90°回転されたランプLが適正な取付け姿勢に保持される。
【0050】
このランプLの取付け状態では、一対のランプピンLPが、それらに対応する一対の接触金具7に接してこれら金具7を互いに離れる方向に個別に弾性変形させるから、横方向に並んだ一対のランプピンLPがその並び方向両側から一対の接触金具7で挟まれて、これら金具7のばね力で、以上の取付け状態を保持される。しかも、回転子6の前記略90°回転に伴って、そのフランジ部43がピン出入り口14を横切って、この出入り口14に対するランプピンPLの通過さ妨げるから、以上のようにして取付けられたランプLが不用意に脱落することを防止できる。
【0051】
ランプLを取外すには、以上と逆の手順でランプLを略90°回して引き下げ、ランプソケットSから引出せばよい。この場合、円形状リブ25においてランプ保持位置の一対の節度用凹部28に係合している回転子6の一対の節度用凸部42が、円筒部41の半円筒状部分の内方への弾性変形を伴って前記節度用凹部28から外れて、これら凹部28とは略90°隔たった一対の節度用凹部28に係合して、ランプ挿脱位置に位置決めされる。そして、その際にも、円筒部41の半円筒状部分が外方へ弾性変形して、節度用凹部28に節度用凸部42が係合するので、節度感を与えることができる。それにより、ランプLが適正な取外し位置に回動されたことを容易に知覚できる。
【0052】
以上の手順でランプLが着脱される際に、節度用凸部42は円形状リブ25の内周面を摺動する。ところで、回転子6の円筒部41には、ランプピンLPの挿脱を許す一対の前開きスリット44とは別に、円筒部41の後端に開放する一対の後開きスリット45を形成してあるから、これら後開きスリット45により、円筒部41の節度用凸部42を有した前記半円筒状部分の弾性変形を容易にできる。言い換えれば、回転子6の回転に伴う円形状リブ25に対する節度用凸部42の逃げが容易であるから、節度用凸部42が円形状リブ25と強く擦れ合うことがなくなり、その早期の摩耗が抑制される。そのため、長期間にわたる使用において、直管型けい光ランプLの着脱が繰り返し行われる場合にも、その度に明確な節度感を持続して得ることができる。
【0053】
又、既述のように前記構成の2灯用ランプソケットSが有する一方の回転子6の節度の強さと他方の回転子6の節度の強さとは異なっているから、このランプソケットSで長手方向両端を支持される2本のランプLの夫々は、その長手方向一端を一方のランプソケットSの節度が強い方の回転子6を介して支持され、長手方向他端を他方のランプソケットSの節度が弱い方の回転子6を介して支持される。
【0054】
そのため、吊り下げられた照明器具1の器具本体2が風圧等を受けて捻られることがあっても、以下のように直管型けい光ランプLが不用意に脱落することを防止できる。つまり、前記節度の強弱の差に伴い、ランプLの両端でこのランプLを回転させるための回転トルクが異なるに伴い、回転トルクが弱い方ではランプソケットSに対しランプLが回転し易く、回転トルクが強い方ではランプソケットSに対しランプLが回転しないようにできる。これは、前記捻りに伴うランプLの回転を節度感が弱い方に集中させるということであり、その結果として節度感が強い方ではランプLの回転がしないようにできる。
【0055】
これに対して、ランプLの両端を支持するランプソケットSの回転子6の節度の強さをいずれも高めた場合には、前記捻りの影響で一対のランプソケットSの回転子は回転しずらくはなるが、一方のランプソケットSの回転子が回転される情況になると他方のランプソケットSの回転子も同様に回転される情況となるので、結果としては前記捻りの影響により一対のランプソケットSの回転子が同時に回転する恐れが高い。
【0056】
しかし、以上のように回転トルクに差を付けて、回転トルクが弱い方で積極的にランプの一端を回して、器具本体2の捻じれによる影響を吸収するようにしたから、ランプLの一端が回転トルクが弱い方の回転子6を伴って周方向に往復回転するだけで、ランプLの他端を回転トルクが強い回転子6により回転しないように保持することができる。よって、前記捻りに基づいてランプLのランプピンLPがピン挿脱用の節度用凹部27に達して脱落する恐れを解消できる。しかも、こうした確実なランプ保持を一種類のランプソケットSにより得ることができる。
【0057】
又、前記ランプソケットSは、そのソケット本体5をなすボディ8とカバー9とが爪係合で連結されているので、その互いに重なり合った周壁13、22間には多少とも隙間が残っている。そのため、ランプLを既述のように略90°回転して取付ける際の力によって、前記隙間が広げられることがある。特に、本体凹部15をなして互いに重なり合っている凹部側壁部13a、22a、及び凹部底壁部13b、22bにおいての前記隙間の広がりは大きくなり易く、こうした広がりが生じる場合には爪係合が外れる恐れが考えられる。
【0058】
しかし、前記構成のランプソケットSは、互いに重なり合った凹部側壁部13a、22aの凹部底壁部13b、22b側において、それに設けた突起16と切欠き31とを凹凸係合させているから、その係合によって、凹部側壁部13a、22a間の隙間が広げられることを防止できる。しかも、切欠き31をそれが設けられた凹部側壁部22aの肉厚より浅い溝で形成したから、前記隙間の広がりを防止する際に受ける力に拘らず、凹部側壁部22aが切欠き31を中心としてクラックを生じることを防止できる。それにより、切欠き31と突起16との凹凸係合により前記隙間の広がり止めの機能を全うさせることができる。
【0059】
したがって、本体凹部15の凹部底壁をなしているボディ8の凹部底壁部13bとカバー9の凹部底壁部22bとを連結している係止爪32aと爪受け33aとの引っ掛かりを確実に保持できる。言い換えれば、ランプLの着脱操作に拘らずに、本体凹部15の爪係合による組立て強度を確実に保持でき、それにより、ボディ8とカバー9との爪係合による連結が不用意に外れるおそれをなくして、結果的にソケット本体5の組立て強度を向上できる。
【0060】
図12は本発明の第2実施形態を示している。この実施形態は基本的には前記第1実施形態と同様な構成であるので、同様構成部分には前記第1実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。
【0061】
この第2実施形態において、ピン挿脱位置の一対の節度用凹部27の開口の両縁には、節度用凹部27の奥行き方向とは逆方向に突出する小突起27aが夫々形成されている。なお、以上説明した点以外の構成及び作用は前記第1実施形態と同じである。従って、この第2実施形態の構成でも本発明の課題を解決できる。
【0062】
しかも、この第2実施形態ではランプの脱落防止の信頼性をより向上できる。すなわち、前記小突起27aを備えることにより、例えば既述のように器具本体が捻られることに伴って回転トルクが小さい方の回転子が回動することがあっても、その際に回転子の節度用凸部はピン挿脱位置の節度用凹部27の開口の小突起27aを乗り越えなければ、節度用凹部27に入ることができない。
【0063】
言い換えれば、器具本体が捻られて直管型けい光ランプLが外れ得る寸前になった時点で、小突起27aがストッパとなって、これに回転子の節度用凸部が引掛かり、それ以上のランプの回転を妨げることができる。それにより、不用意に前記節度用凸部がピン挿脱位置の節度用凹部27に入り込むことがないので、ランプの脱落防止の信頼性を高めることができる。なお、ランプを手で回転させる場合には、回転子の節度用凸部は小突起27aを乗り越えさせることができる。
【0064】
図13は本発明の第3実施形態を示している。この実施形態は基本的には前記第1実施形態と同様な構成であるので、同様構成部分には前記第1実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。
【0065】
この第3実施形態では、回転子6の円筒部41の後端部を円形状リブ25の内側ではなく外側に嵌合してある。そして、一対の節度用凸部42を回転子6の円筒部41の略半円筒状部分の内側に一体に突設し、これらが係脱する節度用凹部27、28を円形状リブ25に略90°間隔で設けている。各節度用凹部27、28の開口はいずれも円形状リブ25の外周面に開放されている。なお、以上説明した点以外の構成及び作用は前記第1実施形態と同じである。従って、この第2実施形態の構成でも本発明の課題を解決できる。
【0066】
又、この第3実施形態においても前記第2実施形態で採用し小突起を、ピン挿脱位置の節度用凹部27の入口の両縁に設けることもできる。
【0067】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0068】
請求項1の発明によれば、節度用の円形状リブに嵌合する回転子の円筒部に、一対の前開きスリットと、この前開きスリットの延長線上に節度用凹部又は節度用凸部に係脱する節度用凸部又は節度用凹部を設けるとともに、前開きスリットとは周方向に位置をずらして円筒部の後端に開放する1以上の後開きスリットを形成して、節度用凸部又は節度用凹部を有する円筒部の弾性変形を容易にしたから、円形状リブ又は円筒部に設けられた節度用凸部が直管型けい光ランプの着脱に伴って摩耗することを抑制でき、それにより、着脱される直管型けい光ランプの回転に伴う節度感を長期間にわたり持続できる挟み込み式ランプソケットを提供できる。
【0069】
請求項2の発明によれば、二口形の挟み込み式ランプソケットにおいても、請求項1の発明と同様に、直管型けい光ランプの着脱に伴う節度用凸部の摩耗を有効に抑制できるから、着脱される直管型けい光ランプの回転に伴う節度感を長期間にわたり持続できる。それに加えて、一対の回転子の内の一方の回転子の後開きスリットと、他方の回転子の後開きスリットの大きさを異ならせて、この発明のランプソケットが装着された器具本体が捻られた場合、直管型けいランプの両端でこのランプを回転させるための回転トルクを異ならせたから、前記捻りに応じて前記ランプ全体がランプソケットに対し回転して前記ランプが脱落する恐れを解消できる。
【0070】
請求項3の発明によれば、器具本体が捻られて直管型けい光ランプが外れ得る寸前になった時点で、回転子の節度用凸部を小突起に引掛けて、それ以上の前記ランプの回転を妨げることができるから、ランプの脱落を未然にできる。
【0071】
請求項4の発明によれば、ランプソケットに直管型けい光ランプを取付ける際に加えられる力によって、ソケット本体の本体凹部の互いに重なり合った壁部間の隙間が広げられようとしても、ボディとカバーの前記重なり合った壁部が切欠きと突起による凹凸係合していることにより、前記隙間が広げられることを防止でき、したがって、ソケット本体の爪係合が不用意に外れることを防止できる。
【0072】
請求項5の発明によれば、前記隙間が広がることを防止する際に、溝からなる切欠きを中心としてこの切欠きを有する壁部にクラックを生じることを防止して、切欠きと突起との凹凸係合による機能を全うさせることができる。
【0073】
請求項6の発明によれば、直管型けい光ランプの着脱操作に拘らずに凹部底壁の互いに重なり合った壁部同士の爪係合を確実に保持して、爪係合による本体凹部組立て強度、ひいてはソケット本体の組立て強度を向上できる。
【0074】
請求項7の発明によれば、着脱される直管型けい光ランプの回転に伴う節度感を長期間にわたり持続でき、或はそれに加えてソケット本体の本体凹部の互いに重なり合ったボディとカバーとの壁部間の隙間が広げられて、ボディとカバーとの爪係合が外れる恐れを防止できる等の効果を有する請求項1〜6のランプソケットを備えるから、高品質な照明器具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るランプソケット全体を示す斜視図。
【図2】図1のランプソケット全体を分解して示す斜視図。
【図3】(A)は図1のランプソケットが備える回転子を後側から見て示す斜視図。
(B)は図1のランプソケットが備える回転子を前側から見て示す斜視図。
【図4】図1のランプソケットの本体凹部回りを分解して示す斜視図。
【図5】(A)は図1のランプソケットが備えるボディを回転子とともに示す正面図。
(B)は図5(A)のボディの下面図。
(C)は接触金具を組込んだ状態で図5(A)のボディを示す裏面図。
【図6】(A)は図5(A)中Z−Z線に沿う断面図。
(B)は回転子を押し込んだ状態で示す図5(A)中Z−Z線に沿う断面図。
【図7】図5(A)中Y−Y線に沿う断面図。
【図8】(A)は図1のランプソケットが備えるカバーを示す平面図。
(B)は図8(A)のカバーの正面図。
(C)は図8(A)のカバーの下面図。
本発明の第2の実施の形態に係る速結接触金具の構成を示す斜視図。
【図9】図8(B)中X−X線に沿う断面図。
【図10】図1のランプソケットにおいて回転子の節度付与部分を示す断面図。
【図11】図1のランプソケットが器具本体に装着された状態を示す断面図。
【図12】本発明の第2実施形態に係るランプソケットが備えるカバーを示す正面図。
【図13】本発明の第3実施形態に係るランプソケットを一部断面して示す正面図。
【符号の説明】
S…ランプソケット
L…直管型けい光ランプ
LP…ランプピン
1…照明器具
2…器具本体
5…ソケット本体
6…回転子
7…接触金具
8…ボディ
9…カバー
11…開口
12…正面壁
13a、22a…凹部側壁部
13b、22b…凹部底壁部
14…ピン出入り口
15…本体凹部
16…突起
25…円形状リブ
27…ピン挿脱位置の節度用凹部
27a…小突起
28…ランプ保持位置の節度用凹部
31…切欠き
32、32a…係止爪
33、33a…爪受け
41…円筒部
42…節度用凸部
43…フランジ部
44…前開きスリット
45…後開きスリット

Claims (7)

  1. 開口及びこの開口に連なるピン出入り口を有するボディと、
    周方向略90°毎に節度用凹部又は節度用凸部が形成された円形状リブを前記開口に対応して有し前記ボディの裏面を覆って設けられるカバーと、
    前記ボディとカバーとで作られるソケット本体に内蔵され、後端部が前記円形状リブに回転可能に嵌合される円筒部、この円筒部の前端から径方向外側に一体に張出して前記開口を塞ぐように設けられるフランジ部、このフランジ部を二分するとともに前記円筒部の前端に開放して前記円筒部に設けられ前記ピン出入り口に連通可能な一対の前開きスリット、これらスリットから周方向に位置をずらして前記円筒部に設けられかつ前記円筒部の後端に開放する1以上の後開きスリット、及び前記後端部に周方向略180°隔てて設けられかつ前記前開きスリットの延長線上に設けられ前記節度用凹部又は節度用凸部に係脱する節度用凸部又は節度用凹部を有する回転子と、
    前記円筒部をその径方向両側から挟んで前記ソケット本体に内蔵された弾性変形可能な接触金具と、
    を具備することを特徴とする挟み込み式ランプソケット。
  2. 一対の開口及びこれらの開口に個別に連なる一対のピン出入り口を有するボディと、
    周方向略90°毎に節度用凹部又は節度用凸部が形成された円形状リブを前記両開口に個別に対応して一対有し前記ボディの裏面を覆って設けられるカバーと、
    前記ボディとカバーとで作られるソケット本体に内蔵され、後端部が前記円形状リブに回転可能に嵌合される円筒部、この円筒部の前端から径方向外側に一体に張出して前記開口を塞ぐように設けられるフランジ部、このフランジ部を二分するとともに前記円筒部の前端に開放して前記円筒部に設けられ前記ピン出入り口に連通可能な一対の前開きスリット、これらスリットから周方向に位置をずらして前記円筒部に設けられかつ前記円筒部の後端に開放する1以上の後開きスリット、及び前記後端部に周方向略180°隔てて設けられかつ前記前開きスリットの延長線上に設けられ前記節度用凹部又は節度用凸部に係脱する節度用凸部又は節度用凹部を有する一対の回転子と、
    これらの回転子の円筒部をその径方向両側から挟んで前記ソケット本体に内蔵された弾性変形可能な接触金具と、
    を具備するとともに、
    前記一対の回転子の内の一方の回転子の後開きスリットと、他方の回転子の後開きスリットとの大きさを異ならせたことを特徴とする挟み込み式ランプソケット。
  3. ランプピンが挿脱する位置に対応して設けられた前記節度用凹部の開口の両縁にこの節度用凹部の奥行き方向とは逆方向に突出する小突起を一体に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の挟み込み式ランプソケット。
  4. 前記ボディとカバーとを爪係合により連結するとともに、前記ソケット本体が前記一対の開口間に位置する本体凹部を有しており、この凹部の相対向する凹部側壁をなしている前記ボディとカバーとの互いに重なり合った壁部の内の一方の壁部に切欠きを設けるとともに、他方の壁部に突起を設けて、これら切欠きと突起とを凹凸係合させたことを特徴とする請求項2又は3に記載の挟み込み式ランプソケット。
  5. 前記切欠きをそれが設けられた壁部の肉厚より浅い溝で形成したことを特徴とする請求項4に記載の挟み込み式ランプソケット。
  6. 前記本体凹部の凹部底壁をなしている前記ボディとカバーとの互いに重なり合った壁部同士を爪係合により連結したことを特徴とする請求項5に記載の挟み込み式ランプソケット。
  7. 器具本体と、
    この器具本体の長手方向両端部に夫々取付けられて直管型けい光ランプを支持する請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の挟み込み式ランプソケットと、を具備することを特徴とする照明器具。
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