JP4482038B2 - 電圧制御ループおよび電流制御ループをもつ電源回路 - Google Patents

電圧制御ループおよび電流制御ループをもつ電源回路 Download PDF

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Description

開示されている実施形態は、概ね、電源回路に関する。
図1(先行技術)は、外部負荷2に電力を供給する従来の電源回路1の回路図である。電源回路1は、バッテリ(図示されていない)から、VBAT電圧供給端子2および接地端子3を介して電力を受け取る。電源回路1は、希望の出力電圧VOUTを出力端子4上に出力する。バンドギャップ電圧基準5は、例えば、1.2ボルトのような基準電圧VREFを出力する。抵抗器6および抵抗器7から構成されている抵抗分圧器が、出力ノード4上の電圧VOUTを分圧すると、例えば、希望の電圧(例えば、4.0ボルト)が出力ノード4上に存在するとき、電圧VREFがノード8上に存在することになる。差動増幅器9は、基準電圧VREFを、ノード8上の電圧と比較し、それにしたがって、トランジスタ10のゲート上の電圧を駆動する。トランジスタ10内のドレインからソースへ流れる電流は、トランジスタ11および大きいパストランジスタ12によってミラーリングされ、その結果、比例する電流が、VBAT端子2からパストランジスタ12を通って出力端子4へ流れる。パストランジスタ12を通って出力端子4へ流れる電流が小さ過ぎて、ノード8上の電圧が基準電圧VREFよりも小さくなると、差動増幅器9は、トランジスタ10のゲート上の電圧を増加して、ノード8上の電圧が基準電圧VREFに達するまで、パストランジスタ12を流れる電流を増加させる。他方で、トストランジスタ12を通って出力端子4へ流れる電流が大き過ぎて、ノード8上の電圧が基準電圧VREFよりも大きくなると、差動増幅器9は、トランジスタ10のゲート上の電圧を低減し、ノード8上の電圧がVREFに整合するまで、パストランジスタ12を流れる電流を低減させる。したがって、出力端子4上の電圧は、電圧制御ループによって調整される。
幾つかの応用では、電源回路1に加えて、多数の回路が同じバッテリに結合されるために、雑音がバッテリ電圧VBAT上に存在し得る。例えば、バッテリ電圧VBATが、希望の4.0ボルトの供給電圧から3.0ボルトへ瞬間的に下がり、その後で、希望の4.0ボルトに戻るとき、VBATにおけるこの瞬間的な降下は、出力端子4上へ供給される供給電圧VOUTにおいて、対応する瞬間的変化に変換されないはずである。セル電話のための高感度の無線周波数(radio frequency, RF)回路をもつ無線周波数(RF)のダイは、例えば、出力端子4から電力を受け取り得る。出力端子4から供給される4.0ボルトは、バッテリ供給電圧VBATの瞬間的変動にかかわらず、一定であり続ける。
電源回路が、その入力電圧VBATの変化にかかわらず、一定の出力電圧VOUTを出力する能力は、電源除去比(power supply rejection ratio)またはPSRRと呼ばれる量によって測定される。電源回路のPSRRは、dBの単位で、出力電圧VOUTに見られる変動を、入力電圧VBATにおける変動で割り、次に、この商の対数をとり、結果の値に20を掛けることによって判断される。一般に、電圧制御ループの利得がより大きくなると、PSRRはより良くなる(より良いPSRRは、PSRRの数値がより大きい負の数値であることを意味する)。しかしながら、電源回路のPSRRは、周波数に応じる。電圧制御ループは、入力電圧VBATの低周波における変動に適切に応答する。しかしながら、入力電圧VBATのより速い変化に対して、制御ループは、望ましくなく遅く、その結果、VBATの変動が、電源回路を通して伝えられ、出力電圧VOUTへ取り込まれる。高感度のRFのダイが電源回路によって電力を供給される上述のセル電話の応用では、0Hzないし100kHzの入力電圧の周波数の変動に対して、−40dB以上のPSRRの除去が望ましい。
電圧制御ループの速度に対する1つの制限は、パストランジスタ12のサイズである。パストランジスタ12は、通常、大きく作られ、その結果、電源回路1は、希望の量の供給電流を負荷2に供給することができる。図1の回路の一例では、パストランジスタ12は、約48ミリメートルの幅(wide, W)×0.4マイクロメータの長さ(long, L)にされ(W/L=120,000)、その結果、セル電話の応用において、電源回路は、300mAの必要供給電流を供給することができる。したがって、パストランジスタ12は、ダイスペースの数平方ミリメートルを占める。電圧制御ループ内のパストランジスタ12の大きいサイズは、望ましくなく大きい量のダイスペースを占めることに加えて、電圧制御ループの応答を遅くする働きをし、100kHzの電源回路のPSRRは、そうでないときよりも、より良くなる。向上した電源回路が、望まれる。
統合された電源回路は、電圧供給端子VBATから出力端子へ電流を通す2つのパストランジスタを含む。パストランジスタの一方は、より小さく、他方は、より大きい。小さい方のパストランジスタM1を通る電流を、電圧制御ループによって制御し、出力端子上の出力電圧VOUTが、所定の電圧に調整されるようにする。大きい方のパストランジスタM2を通る電流を、電流制御ループによって制御し、大きい方のパストランジスタM2を流れる電流の量が、小さい方のパストランジスタM1を流れる電流の倍数になるようにする。大きい方のパストランジスタM2を通る電流の流れは、小さい方のパストランジスタM1を通る電流の流れの変化にほぼ比例して変化する。小さい方のパストランジスタM1を流れる電流に対する、大きい方のパストランジスタM2を流れる電流の比例関係は、トランジスタM1およびM2を通る結合された電流の流れが約1ミリアンペアを超える電源回路動作のレジームで維持される。小さい方のパストランジスタM1における電流の流れを低減することによって、電源回路の電源除去比(PSRR)は向上する。一例では、PSRRは、100kHzまでの周波数において、−65dBよりも良い(より良いPSRRは、PSRRの数値がより大きい負の数値であることを意味する)。2つのパストランジスタM1およびM2によって占められるダイスペースは、同様の性能またはさらに一層劣る性能の従来の電源回路におけるパストランジスタのダイスペースの量と比較して、低減される。
1つの実施形態において、電流制御ループは、高い利得をもち、演算電流増幅器(operational current amplifier, OCA)を含む。高負荷電流の状態では、OCAおよび電流制御ループが動作可能であり、既に記載したように、大きい方のパストランジスタM2は、小さい方のパストランジスタM1の電流負荷をとる。低電流の状態では、OCAおよび電流制御ループはディスエーブルにされ、それによって、電源回路の電流消費量を低減する。電源回路が、ディスエーブルにされた電流制御ループで動作するか、またはイネーブルにされた電流制御ループで動作するかは、ディジタルENABLE信号によって制御される。ENABLE信号のディジタル値は、適切な値を、レジスタ内の対応するビットに書き込むことによって制御される。レジスタは、セルラ電話内で、例えば、SBIバスのようなバスからアクセス可能である。
電源回路は、回路に電力を供給するか、または充電中に再充電可能なバッテリに電力を供給するのに使用可能である。追加の実施形態は、次の詳細な記述に記載される。この要約は、本発明を定義することを意味しない。本発明は、特許請求項によって定義される。
図2は、1つの実施形態にしたがう電源回路100の回路図である。電源回路100は、バッテリ(図示されていない)のようなエネルギ源から、電源端子VBAT101および接地端子102を介してエネルギを受け取る。電源回路100は、調整された所定の出力電圧VOUTを、出力ノード103および出力端子104上へ供給する。1つの実施形態において、電源回路100は、半導体の集積回路のダイ上へ統合される。電源回路100は、外部コンデンサ105を用いて動作する。図1の図中の抵抗器106は、外部コンデンサ105の直列抵抗を表わす。ブロック107は、電源回路100によって電力を供給される外部負荷を表わす。1つの実施形態において、外部負荷107は、集積回路であり、例えば、無線周波数(radio frequency, RF)回路が配置された集積回路である。電源集積回路およびRF集積回路の両者は、セルラ電話において具現することができる。
電源回路100は、第1のパストランジスタM1と、より大きい第2のパストランジスタM2とを含む。第1のパストランジスタM1は、第1のパストランジスタM1を制御する電圧制御ループの応答速度を高めるために、比較的に小さくされる(W/L=20)。第2のパストランジスタM2は、比較的に大きくされ(W/L=20,000)、第2のパストランジスタM2が、希望の所定の出力電圧VOUTに調整された出力ノード103および出力端子104上の電圧を維持するために、電源端子VBAT101から出力ノード103へ供給されるのに必要な電流の大部分を供給する。電流制御ループは、第2のパストランジスタM2を制御し、第2のパストランジスタM2によって出力ノード103に供給される電流ILが、電圧制御ループ内の制御電流に比例するようにしている。大きい方の第2のパストランジスタM2および電流制御ループを与えることには、別途より詳しく記載するように、付加的な利点がある。
電圧制御ループの動作は、次の通りである。バンドギャップ電圧基準108は、例えば、1.2ボルトの基準電圧VREFを出力する。抵抗器110および抵抗器111から構成されている抵抗分圧器109は、出力ノード103上の電圧VOUTを分圧し、希望の電圧(例えば、2.6ボルト)が出力ノード103上に存在するとき、電圧VREF(例えば、1.2ボルト)がセンスノード112上に存在することになる。差動増幅器113は、基準電圧VREFをセンスノード112上の電圧と比較し、それにしたがって、トランジスタM5のゲート上の電圧を設定する。トランジスタM5内でドレインからソースへ流れる制御電流IL’は、トランジスタM4および第1のパストランジスタM1によってミラーリングされ(mirror)、比例する第1の電流IL’が、VBAT端子101から、第1のパストランジスタM1のソースからドレインへ通り、出力ノード103へ流れる。VBAT端子101から、第1のパストランジスタM1および第2のパストランジスタM2を通り、出力ノード103へ流れる総電流が、小さ過ぎて、センスノード112上の電圧が基準電圧VREFよりも小さくなると、差動増幅器113は、トランジスタM5のゲート上の電圧を増加し、それによって、制御電流IL’を増加し、センスノード112上の電圧が基準電圧VREFと整合するまで、第1のパストランジスタM1を流れる第1の電流ILを増加させる。他方で、VBAT端子101から、第1のパストランジスタM1および第2のパストランジスタM2を通って、出力ノード103へ流れる総電流が、大き過ぎて、センスノード112上の電圧がVREFよりも大きくなると、差動増幅器113は、トランジスタM5のゲート上の電圧を低減し、それによって、制御電流IL’を低減し、センスノード112上の電圧がVREFと整合するまで、第1のパストランジスタM1を流れる第1の電流ILを低減させる。したがって、出力ノード103上の電圧は電圧制御ループによって調整され、所定の出力電圧VOUTを維持する。
電流制御ループの動作は、次の通りである。トランジスタM5のドレインからソースへ流れる制御電流IL’は、第1の電流ミラーリングトランジスタM6によってミラーリングされる。第1の電流ミラーリングトランジスタM6のゲートは、トランジスタM5のゲートに結合される。第1の電流ミラーリングトランジスタM6のソースは、トランジスタM5のソースに結合される。したがって、第1の電流ミラーリングトランジスタM6を流れるドレインからソースへの電流IL’は、トランジスタM5を流れる制御電流IL’に比例する。この例において、トランジスタM5およびM6は、同じサイズである。したがって、2つのトランジスタを通るドレインからソースへの電流は、同じ記号IL’で示されている。
第2の電流ミラーリングトランジスタM3が与えられ、第2の電流ILをミラーリングする。第2の電流ILは、第2のパストランジスタM2のソースから、第2のパストランジスタM2のドレインへ、第2のパストランジスタM2を流れる。第2のミラーリングトランジスタM3を流れるミラー電流は、IL’で示されている。第2の電流ミラーリングトランジスタM3のゲートは、第2のパストランジスタM2のゲートに結合される。第2の電流ミラーリングトランジスタM3のソースは、第2のパストランジスタM2のソースに結合される。したがって、第2のミラー電流IL’の大きさは、第2の電流ILの大きさに比例する。この例では、トランジスタM3は、トランジスタM2よりも相当に小さい。第2のミラー電流IL’は、第2の電流ILの約1/100である。
電流制御ループは、制御回路114を含む。制御回路114は、第2の電流ミラーリングトランジスタM3のゲート上の電圧Vを制御し、第2の電流ミラーリングトランジスタM3を流れる第2のミラー電流IL’が、第1の電流ミラーリングトランジスタM6を流れる第1のミラー電流IL’に実質的に等しくなるようにする。この制御回路114は、演算電流増幅器(operational current amplifier, OCA)115と、2つのトランジスタM7およびM8とを含む。演算電流増幅器115は、正の(非反転)入力リードINP、負の(反転)入力リードINN、イネーブル入力リードENABLE、および出力リードOCAOUTをもつ。出力リードOCAOUTは、トランジスタM7のゲートに結合される。第2の電流ミラーリングトランジスタM3を流れる第2のミラー電流IL’の大きさが、第1のミラーリングトランジスタM6を流れる第1のミラー電流IL’の大きさよりも大きいときは、電流は、ノード116から、演算電流増幅器115の負の入力リードINNへ流れる。トランジスタM7のゲート上の電圧が低減され、それによって、トランジスタM7を通るドレインからソースへの電流の流れを低減する。トランジスタM7を通るソースからドレインへの電流の流れは、トランジスタM8を通るソースからドレインへの電流の流れである。また、トランジスタM8を通るソースからドレインへの電流の流れは、第2の電流ミラーリングトランジスタM3によってミラーリングされ、電流の流れIL’は、トランジスタM8を通るソースからドレインへの電流の流れに比例する。したがって、第2のミラー電流IL’は、それが第1のミラー電流IL’と等しくなるまで、低減される。演算電流増幅器115、トランジスタM7、トランジスタM8、および第2の電流ミラーリングトランジスタM3を含む電流制御ループは、第2のミラー電流の大きさIL’を、第1のミラー電流の大きさIL’に等しく維持するように動作する。
第2のパストランジスタM2のゲートが、第2のミラーリングトランジスタM3のゲートに結合され、第2のパストランジスタM2のソースが、第2のミラーリングトランジスタM3のソースに結合されるので、第2の電流ILは、第2のミラー電流IL’に比例する。この例では、第2のミラー電流IL’は、第2の電流ILの約1/100である。したがって、第2の電流ILの大きさは、電流制御ループによって制御され、電圧制御ループ内のトランジスタM5を流れる制御電流IL’の大きさに比例する。この比例関係は、パストランジスタM1およびM2を流れる総負荷電流が約1ミリアンペアを超える場合に維持される。電圧制御ループ内の制御電流IL’がより大きくなると、第2の電流ILがより大きくなる。したがって、電流制御ループは、電源回路100が出力端子104から所与の電流量を供給するために、第1のパストランジスタM1を流れる必要がある電流量を低減するように働く。第1のパストランジスタM1を通される必要のある電流量を低減することによって、第1のパストランジスタM1をより小さくすることができる。第1のパストランジスタをより小さくすることによって、電圧制御ループ内の第1のパストランジスタM1のゲートキャパシタンスもより小さくされ、それによって、図1の先行技術の回路と比較して、電圧制御ループの速度を高めることができる。
図3は、図2の演算電流増幅器115の一例の回路図である。演算電流増幅器115は、第1段120および第2段121を含む。コンデンサ122ないし124は、ポリプレート基板(poly-plate substrate)コンデンサとして実現される。図2の電源回路100は、高電力モードおよび低電力モードをもつ。高電力モードでは、演算電流増幅器115に電力が供給されると、電流制御ループは、第2のパストランジスタM2に電流を出力ノード103上に供給させる。このモードでは、電源回路100は、2.6ボルトのVOUTで、出力端子104から外部負荷107へ300ミリアンペアの電流を供給することができる。高電力モードでは、電源回路自体の回路構成は、約40マイクロアンペアの電流を消費する。約10マイクロアンペアが、演算電流増幅器115によって消費される。電源回路100を高電力モードにするために、図3の回路の左下に示されている信号ENABLEは、ディジタル ハイ(high)に設定される。1つの実施形態において、ENABLE信号は、レジスタの1ビットによって出力されるディジタル値である。ENABLE信号は、ディジタル1をレジスタのビットに書き込むことによってハイ(high)に設定される。
低電力モードでは、電源回路100の電流制御ループ部分は、ディスエーブルにされる。演算電流増幅器115をディスエーブルにし、第2のパストランジスタM2を制御し、それが電流をノード103に出力しないようにする。このモードでは、電源回路100は、2.6ボルトのVOUTで、最大約2ミリアンペアの電流を出力端子104から外部負荷107へ供給することができる。低電力モードでは、電源回路自体の回路構成は、約11マイクロアンペアの電流を消費する。演算電流増幅器115は、電流をほとんど消費しない。電源回路100を低電力モードにするために、図3の回路の左下に示されている信号ENABLEは、ディジタル ロー(low)に設定される。ENABLEビットが書き込み可能レジスタ内にある実施形態では、このENABLEビットは、ディジタル0をレジスタのビットに書き込むことによってロー(low)に設定される。この実施形態におけるレジスタは、セルラ電話内でシリアル バス インターフェース(Serial Bus Interface, SBI)またはシングル ワイヤ シリアル バス インターフェース(Single wire Serial Bus Interface, SSBI)のバスから書き込み可能なレジスタである。
パストランジスタのサイジング
第2のパストランジスタM2のサイズ対第1のパストランジスタM1のサイズは、第1の比率N=IL/IL’および第2の比率N=IL/IL’を使用して判断することができる。これらの比率は、第1のパストランジスタM1を流れる第1の電流ILの量対第2のパストランジスタM2を流れる第2の電流ILの量を決める。第1の電流のILと第2の電流ILとの関係は、次の式(1)によって定められる。
Figure 0004482038
比率Nは、式(2)において、第2のパストランジスタM2のサイズを第1のパストランジスタM1のサイズで割ることによって定められる。
Figure 0004482038
式(2)において、Lは、第1のパストランジスタM1の長さであり、Wは、第1のパストランジスタの幅であり、Lは、第2のパストランジスタM2の長さであり、Wは、第2のパストランジスタM2の幅であり、L’は、第2の電流ミラーリングトランジスタM3の長さであり、W’は、第2の電流ミラーリングトランジスタM3の幅であり、L’は、第1の電流ミラーリングトランジスタM6の長さであり、W’は、第1の電流ミラーリングトランジスタM6の幅である。図2の電源回路100の例では、比率Nは、約1000であり、トランジスタM1のW/Lは、20である。トランジスタM2のW/Lは、20,000である。
ループの安定度
図4は、図2の電源回路100の安定度を解析するのに使用可能な小信号モデルの図である。安定させられる2つの制御ループ、すなわち、電圧制御ループおよび電流制御ループがある。各ループの安定度は、調べるループを開き、他方のループを閉じることによって調べることができる。
出力端子104から流れる負荷電流に対して、電圧制御ループを安定化させることは、第1の電流ILを、第2の電流ILのほんの何分の1かにすることによって容易になる。電圧制御ループは、例えば、入れ子のミラー キャパシタンス ループ(nested Miller capacitance loop)、ポール トラッキング ループ(pole tracking loop)、またはゼロ トラッキング ループ(zero tracking loop)のような、任意の種類の電圧ループであり得る。図2の電源回路100の例では、より良いPSRR(より大きい負のPSRRの数値)を得るために、ポールトラッキング電圧ループを採用する。
図2の電源回路100内のコンデンサ117およびトランジスタ118は一緒に、補償回路119を形成している。補償回路119は、ポールおよびゼロを電圧制御ループに加え、それによって、電圧制御ループの位相マージンを向上する。電圧制御ループは、3つのポールと、1つのゼロとをもつ。ゼロヘルツから始まり、周波数を上げていくと、ポールおよびゼロは、第1のポール、第2のポール、ゼロ、および第3のポールの順番で発生する。
第1のポールは、主に、負荷107のインピーダンスと、外部コンデンサ105のキャパシタンスとによる。図4において、インピーダンスは、Rで示されており、キャパシタンスは、Cで示されている。第2のポールは、主に、差動増幅器113の出力インピーダンスと、そのノード上のキャパシタンスとによる。図4において、インピーダンスは、Ro1で示され、キャパシタンスは、C1で示されている。ゼロは、主に、補償回路119のトランジスタ118のインピーダンスと、コンデンサ117のキャパシタンスとによる。図4において、インピーダンスは、R1で示され、キャパシタンスは、C1で示されている。第3のポールは、主に、トランジスタM4およびM1のゲートにおけるノード上の総キャパシタンスと、このノードからAC接地へのインピーダンスとによる。図4において、インピーダンスは、Ro2で示され、キャパシタンスは、C2で示されている。
補償回路119によって与えられるゼロは、ノード上のトランジスタ118によって、差動増幅器113の出力において影響を与えられる。トランジスタ118は、線形領域で動作し、可変抵抗として働く。電源回路100上の電流負荷が増加すると、第1の電流ILが増加し、トランジスタM5を通る第1の電流IL’が増加する。したがって、差動増幅器113によって出力される電圧も増加するに違いない。しかしながら、トランジスタ118上のVgsが増加すると、トランジスタ118のソースからドレインへの抵抗を低減させる。差動増幅器113の出力におけるノード上のインピーダンスが低減すると、ゼロをより高い周波数に動かす。
電源回路上の電流負荷が増加すると、電源回路の負荷の増加に伴って、ゼロの周波数を高くするだけでなく、第1のポールおよび第3のポールもより高い周波数に動く。負荷電流の量が増加すると、第1の電流ILが増加する。電源回路から出力される出力電流が増加すると、電源回路に見られるインピーダンスは低減されるに違いない。この低減したインピーダンスは、第1のポールを発生させ、第1のポールの周波数を高くする。
第3のポールは、トランジスタM1およびM4のゲートにおけるノード上のインピーダンスによる。このノードにおけるインピーダンスは、主に、トランジスタM4の入力インピーダンスによって判断される。このノード上の総キャパシタンスは、主に、トランジスタM1およびM4の結合されたゲートキャパシタンスによる。電源回路上の負荷電流が増加すると、第1の電流ILが増加する。トランジスタM4を流れる電流IL’も増加する。したがって、トランジスタM4の入力インピーダンスは、対応して低減するに違いない。トランジスタM1およびM4のゲートにおけるノード上のインピーダンスの低減は、第3のポールをより高い周波数に動かすように働く。
したがって、負荷電流が増加すると、第3のポールは、第1のポールの周波数の後を追う(track)ことが分かる。したがって、電圧制御ループは、ポールトラッキング特性をもつと言われている。同様に、負荷電流が増加すると、ゼロは、第1のポールの周波数の後を追うことが分かる。したがって、電圧制御ループは、ゼロトラッキング特性をもつと言われている。電源負荷の増加に伴って、高い周波数に動くゼロを与えることによって、第3のポールは、より高い周波数にされる。これは、高電流負荷の状態において、電源回路100の位相マージンが低減するのを防ぐ。電源回路100が、より小さい雑音マージンをもつと、出力端子104から取り出される電流パルスは、出力端子104上へ出力される出力電圧VOUTにおいてリンギングになり得る。電源回路100の位相マージンをハイ(high)に維持することによって、リンギングは低減するか、または無くなる。
図5は、電流ループが閉じているときの電圧ループのシミュレーションを示す図である。
図4のモデルを参照して、電流制御ループの安定度も調べることができる。電流制御ループが高い利得帯域幅(gain bandwidth, GBW)の値をもつと、ループは刺激に迅速に反応できる。したがって、図2の電源回路100の例では、電流制御ループ内で演算電流増幅器(OCA)を採用している。電流制御ループは、3つのポールと1つのゼロとを含んでいる。ゼロヘルツから始まり、周波数を上げていくと、ポールおよびゼロは、第1のポール、第2のポール、ゼロ、および第3のポールの順序で発生する。第1のポールは、電圧制御ループ内の第1のポールと同じポールである。これは、負荷107のインピーダンスと、外部コンデンサ105のキャパシタンスとによって決まる。このインピーダンスおよびキャパシタンスは、図4において、CとRとによって表わされている。第2のポールは、OCA115の第1段120の出力上のインピーダンスと、OCA115の第1段120の出力上のキャパシタンスとによって決まる。図4において、このインピーダンスは、Riで示され、このキャパシタンスは、Ciで示されている。ゼロは、図2のOCA115内に設けられた追加の構成要素によって与えられる。図4において、これらの追加の構成要素は、RccおよびCccで示されている。電圧制御ループ内のゼロとは異なり、電流制御ループに加えられたこのゼロは、電源回路上の電流負荷の増加に伴って、高い周波数へ移動しない。電流制御ループの第3のポールは、OCA115の第2段121の出力インピーダンスと、OCA115の第2段121の出力上のキャパシタンスとによって決まる。図4において、このインピーダンスは、Raで示され、このキャパシタンスは、Caで示されている。
図6は、電圧ループが閉じているときの電流ループのシミュレーションを示す図である。
パラメータの改善
次の式(3)は、電源回路100のDC伝達関数のための式である。この式において、gmpvは、第1のパストランジスタM1の相互コンダクタンスである。Abvは、Nチャネルのプルダウン トランジスタM5およびPチャネルのプルアップ トランジスタM4から成る緩衝器の利得である。Zは、負荷107のインピーダンスである。gmは、差動増幅器113の相互コンダクタンスである。αは、抵抗分圧器109の抵抗器110と111との比率である。Zは、差動増幅器113の出力におけるノードのインピーダンスである。gmは、第2のパストランジスタM2の相互コンダクタンスである。Abcは、Nチャネル プルダウン トランジスタM7およびPチャネル プルアップ トランジスタM8から成る緩衝器の利得である。Bは、演算電流増幅器115の利得である。rdsは、演算電流増幅器115の出力インピーダンスである。
Figure 0004482038
値(gmpc)(Abc)(Brds/N)は、電流制御ループの利得である。電流制御ループの利得(gmpc)(Abc)(Brds/N)が、1よりも相当に大きいときは、式(4)が成り立つ。
Figure 0004482038
式(4)内の係数(1+N/N)は、電圧制御ループの閉ループの利得を増加する効果をもつ。閉ループの利得は、等号の右側であって、VREFの左側に示されている量である。係数(1+N/N)は、第1のパストランジスタM1の相互コンダクタンスgmpvに掛ける乗数の役割を果たす。この係数は、第1のパストランジスタM1を、希望の総負荷電流ILを与えるのに必要とされる最小サイズにすることを可能にする。第1のパストランジスタM1のサイズが決まると、係数(1+N/N)は、第1のパストランジスタM1の相互コンダクタンスに依存する電圧ループの利得を増加するように選択され、1)高周波のPSRR、2)負荷レギュレーション(load regulation)、3)ラインレギュレーション(line regulation)、4)オーバーシュートおよびアンダーシュートのパラメータが最適化される。
等価パストランジスタ
図7は、図1の先行技術の回路において、図1の電源回路100の性能特性をもつために、パストランジスタ12がどのくらい大きくなければならないかを判断するのに使用できる図である。図2の電源回路100内の結合されたパストランジスタM1およびM2の等価相互コンダクタンスgmは、パストランジスタM1のゲート電圧とパストランジスタM2のゲート電圧との関係を調べることによって決まる。第1のパストランジスタM1のゲート電圧は、Vで示されている。第2のパストランジスタM2のゲート電圧は、Vで示されている。次の式(5)は、図7の回路内のパストランジスタM1およびM2のゲート電圧を比較している。
Figure 0004482038
量Dは、トランジスタM4とトランジスタM3とのサイズの比率であることが分かる。したがって、トランジスタM5およびM6が同じサイズであるときは、量Dは、次の式(6)によって与えられる。
Figure 0004482038
上述で式(2)において判断された比率Nを整理し直して、使用すると、次の式(7)が得られる。
Figure 0004482038
結合されたパストランジスタ(M1およびM2)の相互コンダクタンスgmは、次の式(8)によって与えられる。
Figure 0004482038
したがって、電源回路100の負荷レギュレーションは、次の式(9)によって表現される。
Figure 0004482038
したがって、電源回路100のラインレギュレーションは、次の式(10)によって表現される。
Figure 0004482038
式(9)および(10)において、量Dは、相互コンダクタンスの増幅因子の役割を果たすことに注意すべきである。図1の先行技術の回路内のパストランジスタ12の相互コンダクタンスを高めるために、パストランジスタ12のサイズは大きくされた。第1の見積もりにおいて、相互コンダクタンスとトランジスタのサイズとの関係は、先行技術の回路において線形である。
他方で、図2の電源回路100では、量Dは、第2のパストランジスタM2の相互コンダクタンスgmを増幅する役割を果たす。電源回路100は、図1の先行技術の回路と比較して、優れた負荷レギュレーションおよびラインレギュレーションの特性をもち、同時に、パストランジスタM1およびM2によって費やされるダイスペースの量を、図1の先行技術の電源回路のパストランジスタ12によって費やされるダイスペースの量と比較して低減している。図1の先行技術の回路内のトランジスタ12のW/Lは、120,000である一方で、電源回路100内のトランジスタM1およびM2のW/Lは、それぞれ、20および20,000である。
トランジスタM3における電流が小さいので、負荷電流Iの小さい値に対して、相互コンダクタンスgm’は、相互コンダクタンスgm’よりも相当に大きくなり得る。開ループの利得は大きく、安定させるのが困難であり得る。したがって、ある特定の実施形態では、電源回路100が少ない量の負荷電流を出力端子104へ供給している状態で、電流ループはディスエーブルにされ得る。Dを増加する別のやり方では、トランジスタM3と並行して、漏れ電流を加える。この漏れ電流は、少ない負荷電流の状況において、電流が電流ループ内を流れるのを可能にする。
オーバーシュート/アンダーシュートの改善
オーバーシュートΔVOUTは、次の式(11)によって表現することができる。
Figure 0004482038
は、第2のパストランジスタM2のキャパシタンスである。Iopは、演算電流増幅器115のバイアス電流である。gmpILは、最大負荷電流Iにおける第2のパストランジスタM2の相互コンダクタンスである。Cは、外部負荷コンデンサ105のキャパシタンスである。Resrは、外部負荷コンデンサ105の寄生直列抵抗106である。
オーバーシュートを低減するために、小さいCおよび小さいResrが望ましい。セラミックコンデンサCの反復可能な既知のResrを用いると、固有のゼロ(1/2πRest)を使用して、電圧制御ループを安定させることができる。しかしながら、電源回路を、ゼロに近いResrをもつチタンコンデンサで安定させたときは、オーバーシュートはより大きくなる。シミュレーション結果は、電圧制御ループおよび電流制御ループを組合せると、両種のコンデンサ、すなわちセラミックコンデンサとチタンコンデンサの使用が可能になることを示している。
電源除去比
図8は、図2の電源回路100の電源除去比(power supply rejection ratio, PSRR)対周波数のグラフである。曲線125および126は、温度範囲および処理変動範囲内の動作条件における電源回路100の動作の境界を示している。曲線125および126は、100kHzで、PSRRにおいて約5dBの較差を示している。PSRRは、100kHz未満の周波数において、−65dBよりも良い(PSRRは、より大きい負の数値である)。
性能パラメータ
図9は、図2の電源回路100の幾つかの性能パラメータを示したテーブルである。1行目において、値IDDQは、電源回路によって負荷へ供給される電流とは無関係に、電源回路100自体によって消費される電流の量である。値LPMは、低電力モードで消費される電流である。値HPMは、高電力モードで消費される電流である。値LOADは、電源回路自体によって消費される負荷に供給される総負荷電流(この場合は、300ミリアンペア)の割合である。
2行目において、値LOAD REGは、負荷レギュレーションである。この量は、電源回路によって供給される電流を、その最小値(この場合は、0ミリアンペア)からその最大定格値(この場合は、300ミリアンペア)に増加するとき、出力電圧がどれくらい降下するかの表示である。百分率の値は、出力電圧降下の大きさの測定値対4.0ボルトの総出力電圧の値である。
3行目において、値LINE REGは、ラインレギュレーションである。この量は、バッテリ電圧VBATを4.0ボルトから降下させるとき、出力電圧がどのくらい降下するかの表示である。
4行目には、0Hzの入力変動に対する電源除去比(PSRR)が示されている。
5行目には、100kHzの入力変動に対するPSRRが示されている。
6行目において、DC誤差値(DC error value)は、異なる電源回路100のユニットの出力電圧が、温度および処理の変動によって、希望の2.6ボルトの出力にどのくらい近いかの表示である。
7行目において、値ドロップアウト(DROPOUT)は、バッテリ電圧VBATが、希望の出力電圧(この場合は、2.6ボルト)よりもどのくらい高くなければならないかを示す値である。VBATが、希望の出力電圧とドロップアウトの値との和よりも小さい値に降下すると、希望の出力電圧(例えば、2.6ボルト)が、電源回路の出力端子104上で維持されなくなる。
8行目には、結合されたパストランジスタの幅対長さの比率が示されている。第2のパストランジスタM2は、第1のパストランジスタM1の約1000倍である。したがって、この比率は、第2のパストランジスタM2の比率である。第1のパストランジスタM1は、無視される。第2のパストランジスタM2は、約14mmの幅×0.7ミクロンの長さであり、約20,000のW/Lをもつ。第1のパストランジスタM1のW/Lは、約20である。
上述では、教示のために、ある特定の実施形態を記載したが、本発明は、それに制限されない。電源回路は、電力を回路に供給するか、または充電中に、電力を再充電可能バッテリに供給するのに使用可能である。したがって、上述の特定の実施形態の種々の特徴の種々の修正、適応、および組合せは、特許請求項に記載されている本発明の範囲を逸脱することなく行うことができる。
(先行技術の)従来の電源回路の図。 1つの斬新な態様にしたがう電源回路100の簡略図。 図2の電源回路100の演算電流増幅器(operational current amplifier, OCA)の簡略図。 図2の電源回路100の動作を特徴付けるのに使用可能な小信号モデルを示す図。 図2の電源回路100の電圧制御ループの安定度を示すグラフ。 図2の電源回路100の電流制御ループの安定度を示すグラフ。 トランジスタM1およびM2のサイジングを判断するのに使用可能な図。 周波数に対して変化する図2の電源回路100の電源除去比(power supply rejection ratio, PSRR)のグラフ。 図2の電源回路100の性能パラメータを示すテーブル。
符号の説明
1,100・・・電源回路、2,101・・・電圧供給端子、2,107・・・負荷、3,102・・・接地端子、4,104・・・出力端子、6,7,106,110,111・・・抵抗器、8,103,112,116・・・ノード、9,113・・・差動増幅器、10,11,12,118,M1,M2,M3,M4,M5,M6,M7,M8・・・トランジスタ、105,117,122,123,124・・・コンデンサ、108・・・バンドギャップ基準電圧、109・・・抵抗分圧器、114・・・制御回路、119・・・補償回路。

Claims (23)

  1. 出力ノードと、
    第1のパストランジスタと、
    第1のパストランジスタを制御し、第1のパストランジスタに第1の電流を出力ノードに供給させる電圧制御ループであって、制御電流が電圧制御ループの一部において流れている電圧制御ループと、
    第2のパストランジスタと、
    第2の電流を生成する電流制御ループであって、第2の電流が、電圧制御ループを流れる制御電流の大きさに比例する大きさをもち、第2の電流が、第2のパストランジスタによって出力ノードに供給される電流制御ループとを含む電源回路。
  2. 電圧制御ループが、第1のパストランジスタを制御し、所定の出力電圧が出力ノード上に存在するようにし、第1の電流と第2の電流とが共に負荷電流であり、負荷電流が約1ミリアンペア未満であるとき、第2の電流の大きさが、制御電流の大きさに比例しない請求項1記載の電源回路。
  3. 電圧制御ループが、
    出力ノードから所定の出力電圧を受け取り、センス電圧を分圧器ノード上へ出力する分圧器と、
    基準電圧を基準電圧ノード上へ出力する電圧基準と、
    第1の入力リード、第2の入力リード、および出力リードをもつ差動増幅器であって、第1の入力リードが分圧器ノードに結合され、第2の入力リードが基準電圧ノードに結合されている差動増幅器と、
    制御端子をもつトランジスタであって、制御端子が差動増幅器の出力リードに結合され、制御電流がトランジスタを流れる電流であるトランジスタとを含む請求項1記載の電源回路。
  4. 電流制御ループが、
    電圧制御ループ内を流れる制御電流をミラーリングし、第1のミラー電流が、第1の電流ミラーリングトランジスタを流れるようにする第1の電流ミラーリングトランジスタと、
    第2の電流をミラーリングし、第2の電流に比例する第2のミラー電流が、第2の電流ミラーリングトランジスタを流れるようにする第2の電流ミラーリングトランジスタであって、第2のトランジスタの制御端子に結合された制御端子をもつ第2の電流ミラーリングトランジスタと、
    第2の電流ミラーリングトランジスタの制御端子および第2のトランジスタの制御端子上で電圧を制御し、第2の電流ミラーリングトランジスタを流れる第2のミラー電流が、第1の電流ミラーリングトランジスタを流れる第1のミラー電流に実質的に等しくなるようにする制御回路とを含む請求項1記載の電源回路。
  5. 制御回路が、演算電流増幅器(operational current amplifier, OCA)を含み、演算電流増幅器が入力リードをもち、第1の電流ミラーリングトランジスタが、演算電流増幅器の入力リードと、第2の電流ミラーリングトランジスタのドレインとに結合されたドレイン端子をもつ請求項4記載の電源回路。
  6. 第1および第2のパストランジスタの両者が、集積回路上に配置され、第1のパストランジスタが、ダイスペースの第1の量を占め、第2のパストランジスタが、ダイスペースの第2の量を占め、ダイスペースの第2の量が、ダイスペースの第1の量よりも少なくとも500倍大きい請求項1記載の電源回路。
  7. 電源回路が、第1のモードおよび第2のモードにおいて動作可能であり、電流制御ループが、第1のモードにおいてイネーブルにされ、第2の電流が、第2のパストランジスタによって出力ノードに供給されるようにし、電流制御ループが、第2のモードにおいてディスエーブルにされ、第2のパストランジスタが出力ノードに電流を実質的に供給しないようにする請求項1記載の電源回路。
  8. 電圧制御ループが第1のパストランジスタを制御して、電源回路が、出力ノードから少なくとも300ミリアンペアを供給するようにし、電源回路が、電源から供給電圧を受け取り、電源回路が、0Hzないし100kHzの範囲にわたる供給電圧の周波数変動に対して、−60dBよりも良い電源除去比(power supply rejection ratio, PSRR)をもつ請求項1記載の電源回路。
  9. 電源回路が、出力ノードから電流を供給し、電流がバッテリに流れ、充電する請求項1記載の電源回路。
  10. 電源回路が、第1の集積回路のダイ上に統合され、電源回路が、出力ノードから電流を供給し、電流が、第2の集積回路のダイに流れ、第1の集積回路のダイと第2の集積回路のダイとが、セルラ電話の部品である請求項1記載の電源回路。
  11. 第1の電流を、電圧供給端子から第1のトランジスタを通って出力端子へ通すことと、
    第1の制御ループを使用して、第1のトランジスタを制御し、出力端子上の電圧が所定の出力電圧に調整されるようにすることと、
    第2の電流を、電圧供給端子から第2のトランジスタを通って出力端子へ通すことと、
    第2の制御ループを使用して、第2のトランジスタを制御し、第2の電流が第1の電流の大きい倍数になるようにすることとを含む方法。
  12. 大きい倍数が、少なくとも500であり、供給電圧が、電圧供給端子上に存在し、大きい倍数が、0Hzないし100kHzの周波数範囲にわたる供給電圧の変動に対して実質的に一定であり続ける請求項11記載の方法。
  13. 電圧供給端子が、バッテリに結合される請求項11記載の方法。
  14. 出力端子が、再充電可能なバッテリに結合される請求項11記載の方法。
  15. 第1のトランジスタ、第1の制御ループ、第2のトランジスタ、第2の制御ループ、電圧供給端子、および出力端子が、電源回路の部品であり、電源回路が、電圧供給端子を通して集積回路に電流を供給する請求項11記載の方法。
  16. 第1のトランジスタ、第1の制御ループ、第2のトランジスタ、第2の制御ループ、電圧供給端子、および出力端子が、電源回路の部品であり、電源回路が、第1の集積回路上に統合され、電源回路が、電流をその出力端子から第2の集積回路に供給し、第1および第2の集積回路が、セルラ電話の部品である請求項11記載の方法。
  17. 第2の制御ループをディスエーブルにし、第2の電流が実質的にゼロになり、第1の制御ループが、出力端子上の電圧を所定の出力電圧へ調整し続けるようにすることをさらに含む請求項11記載の方法。
  18. 第1のトランジスタ、第1の制御ループ、第2のトランジスタ、第2の制御ループ、電圧供給端子、および出力端子が、電源回路の部品であり、電源回路が、電圧供給端子上に存在する供給電圧によって電力を供給され、電源回路が、0Hzないし100kHzの周波数範囲にわたる供給電圧の周波数変動に対して、−60dBよりも良い電源除去比(PSRR)をもつ請求項11記載の方法。
  19. 第2のトランジスタが、第1のトランジスタの少なくとも500倍の大きさである請求項11記載の方法。
  20. 供給電圧が電圧供給端子上に存在する電圧供給端子と、
    出力ノードと、
    トランジスタと、
    トランジスタを制御して、トランジスタに第1の電流を電圧供給端子から出力ノードへ通させる電圧制御ループであって、制御電流が電圧制御ループの一部において流れている電圧制御ループと、
    第2の電流を電圧供給端子から出力ノードへ通す手段とを含み、第2の電流が、第1の電流が増加するときに増加し、第1の電流が低減するときに低減する大きさをもち、手段が第2の電流を制御して、電源回路が、0Hzないし100kHzの範囲にわたる供給電圧における変動に対して、−60dBよりも良い電源除去比(PSRR)をもつようにし、少なくともトランジスタおよび手段が、集積回路上へ統合される電源回路。
  21. 手段が、演算電流増幅器(OCA)を含む請求項20記載の電源回路。
  22. 第2の電流が、第1の電流に比例して変化し、第2の電流が、第1の電流の少なくとも500倍の大きさである請求項20記載の電源回路。
  23. 電源回路が、第1のモードおよび第2のモードにおいて動作可能であり、第2のモードにおいて、手段がディスエーブルにされ、第2の電流が実質的にゼロになるようにし、第2のモードにおいて、電圧制御ループが第1の電流を調整し、所定の出力電圧が出力ノード上に存在するようにする請求項20記載の電源回路。
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