JP4479836B2 - 温水システム - Google Patents
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Description
冷媒回路およびこの冷媒回路に設けられた第1の蒸発器、圧縮機、凝縮器および膨張機構を有するヒートポンプユニットと、
温水を貯える貯湯タンクと、
上記貯湯タンク内の水を上記凝縮器を経由させて加熱した後、再び、上記貯湯タンク内に戻して循環させるための加熱循環回路と、
上記冷媒回路において、上記第1の蒸発器の下流側、かつ、上記圧縮機の上流側に設けられた第2の蒸発器と、
上記貯湯タンク内に貯められた温水を上記第2の蒸発器を経由させた後、再び、上記貯湯タンク内に戻して循環させるためのデフロスト用循環回路と、
上記デフロスト用循環回路に設けられ、上記デフロスト用循環回路を流れる温水の流通を制御する流通制御部と
を備え、
上記第2の蒸発器は過冷却熱交換器を兼ねており、
上記第2の蒸発器では、上記第1の蒸発器から上記圧縮機へ向かう冷媒が、上記デフロスト用循環回路を流れる温水と熱交換すると共に、上記凝縮器から上記膨張機構へ向かう冷媒と熱交換することを特徴としている。
また、上記第2の蒸発器は過冷却熱交換器を兼ねるので、第2の蒸発器とは別に過冷却熱交換器を設けなくてもよく、ヒートポンプユニットを小型化できる。
一実施形態の温水システムでは、
上記加熱循環回路における上記凝縮器の上流側の一部は、上記デフロスト用循環回路における上記第2の蒸発器の上流側の一部として兼用され、
上記流通制御部は、上記加熱循環回路と上記デフロスト用循環回路との分岐部に設けられて、上記加熱循環回路における上記凝縮器の上流側の一部から上記凝縮器に流す温水の流量と、上記加熱循環回路における上記凝縮器の上流側の一部から上記第2の蒸発器に流す温水の流量とを調節する。
上記実施形態の温水システムによれば、上記加熱循環回路における凝縮器の上流側の一部は、デフロスト用循環回路における第2の蒸発器の上流側の一部として兼用されるので、加熱循環回路における凝縮器の上流側の一部を施工すれば、デフロスト用循環回路における第2の蒸発器の上流側の一部の施工を行わずに済む。
したがって、上記加熱循環回路およびデフロスト用循環回路の施工に係る手間が少なくなり、加熱循環回路およびデフロスト用循環回路の施工性を向上できる。
また、上記流通制御部を加熱循環回路とデフロスト用循環回路との分岐部に設けているので、加熱循環回路における温水の流通と、デフロスト用循環回路における温水の流通とを、一つの流通制御部で制御することができる。
したがって、上記加熱循環回路における温水の流通と、デフロスト用循環回路における温水の流通との制御が複雑になるのを防ぐことができる。
また、非デフロスト運転時、上記流通制御部によって、第2の蒸発器に必要最小量の温水を流すことにより、デフロスト用循環回路内の温水が冷えて凍結するのを防ぐことができる。
冷媒回路およびこの冷媒回路に設けられた第1の蒸発器、圧縮機、凝縮器および膨張機構を有するヒートポンプユニットと、
温水を貯える貯湯タンクと、
上記貯湯タンク内の水を上記凝縮器を経由させて加熱した後、再び、上記貯湯タンク内に戻して循環させるための加熱循環回路と、
上記冷媒回路において、上記第1の蒸発器の下流側、かつ、上記圧縮機の上流側に設けられた第2の蒸発器と、
上記貯湯タンク内に貯められた温水を上記第2の蒸発器を経由させた後、再び、上記貯湯タンク内に戻して循環させるためのデフロスト用循環回路と、
上記デフロスト用循環回路に設けられ、上記デフロスト用循環回路を流れる温水の流通を制御する流通制御部と
を備え、
上記加熱循環回路における上記凝縮器の上流側の一部は、上記デフロスト用循環回路における上記第2の蒸発器の上流側の一部として兼用され、
上記流通制御部は、上記加熱循環回路と上記デフロスト用循環回路との分岐部に設けられて、上記加熱循環回路における上記凝縮器の上流側の一部から上記凝縮器に流す温水の流量と、上記加熱循環回路における上記凝縮器の上流側の一部から上記第2の蒸発器に流す温水の流量とを調節することを特徴としている。
上記構成の温水システムによれば、上記第1の蒸発器の霜を取るためのデフロスト運転を行う場合、流通制御部の制御により、貯湯タンク内の温水をデフロスト用循環回路に流す。これにより、上記温水は、第2の蒸発器を経由した後、再び、貯湯タンク内に戻る。このとき、上記第2の蒸発器に入った冷媒が温水によって加熱された後、第1の蒸発器へ向かって流れる。その結果、上記第1の蒸発器に入る冷媒の温度が上がり、第1の蒸発器に付いた霜を融かすことができる。
また、上記ヒートポンプユニットが貯湯タンク内の温水を沸き上げている最中であっても、貯湯タンク内の温水をデフロスト用循環回路に流せるので、貯湯タンク内の温水を沸き上げながらデフロスト運転を行うことができる。
また、上記貯湯タンク内の温水を第2の蒸発器に供給することによって、デフロスト運転を行った場合、その温水は第2の蒸発器で温度が下がった後、貯湯タンクに戻る。これにより、上記デフロスト運転を終了した後、貯湯タンク内の温水の沸き上げを行う際、デフロスト運転で得た低温の温水をヒートポンプユニットに供給することができる。
したがって、上記デフロスト運転後の沸き上げ運転において、ヒートポンプユニットのCOPが向上するので、運転トータルで、ヒートポンプユニットのCOPの改善が見込める。
また、上記加熱循環回路における凝縮器の上流側の一部は、デフロスト用循環回路における第2の蒸発器の上流側の一部として兼用されるので、加熱循環回路における凝縮器の上流側の一部を施工すれば、デフロスト用循環回路における第2の蒸発器の上流側の一部の施工を行わずに済む。
したがって、上記加熱循環回路およびデフロスト用循環回路の施工に係る手間が少なくなり、加熱循環回路およびデフロスト用循環回路の施工性を向上できる。
また、上記流通制御部を加熱循環回路とデフロスト用循環回路との分岐部に設けているので、加熱循環回路における温水の流通と、デフロスト用循環回路における温水の流通とを、一つの流通制御部で制御することができる。
したがって、上記加熱循環回路における温水の流通と、デフロスト用循環回路における温水の流通との制御が複雑になるのを防ぐことができる。
また、非デフロスト運転時、上記流通制御部によって、第2の蒸発器に必要最小量の温水を流すことにより、デフロスト用循環回路内の温水が冷えて凍結するのを防ぐことができる。
一実施形態の温水システムは、
上記第1の蒸発器の下流側、かつ、上記第2の蒸発器の上流側に配置された過冷却熱交換器を備え、
上記過冷却熱交換器では、上記第1の蒸発器から上記第2の蒸発器へ向かう冷媒が、上記凝縮器から上記膨張機構へ向かう冷媒と熱交換する。
上記第2の蒸発器は、
上記冷媒回路を流れる冷媒が通過する容器と、
上記容器内に配置され、上記貯湯タンクからの温水が内部を流れる熱交換パイプと
を有する。
上記冷媒回路を流れる冷媒はCO2冷媒である。
上記第1の蒸発器のデフロスト運転時に上記第2の蒸発器に流入する温水の量が、上記第1の蒸発器の非デフロスト運転時に上記第2の蒸発器に流入する温水の量よりも多くなるように、上記流通制御部を制御する制御部を備える。
上記第2の蒸発器から出た温水の温度を検知する温度検知部を備え、
上記制御部は、上記温度検知部の出力に基づいて、上記流通制御部を制御する。
図1は、本発明の第1実施形態の暖房給湯装置の構成を示す模式図である。
図1は、本発明の第2実施形態の暖房給湯装置の構成を示す模式図である。また、図2において、図1に示した第1実施形態の構成部と同一構成部は、図1における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
図3は、本発明の第3実施形態の暖房給湯装置の構成を示す模式図である。また、図3において、図2に示した第2実施形態の構成部と同一構成部は、図2における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
図4は、本発明の第4実施形態の暖房給湯装置の構成を示す模式図である。また、図4において、図1に示した第1実施形態の構成部と同一構成部は、図1における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
2 貯湯タンク
3 給湯用熱交換器
5 沸き上げ用循環回路
8A,8B,… 暖房端末
11 蒸発器
12 圧縮機
13 凝縮器
14 過冷却熱交換器
15 膨張弁
16 冷媒回路
19,219,419 デフロスト熱交換器
40H 温度センサ
50 デフロスト用循環回路
55 分岐弁
461 容器
462 熱交換パイプ
Claims (8)
- 冷媒回路(16)およびこの冷媒回路(16)に設けられた第1の蒸発器(11)、圧縮機(12)、凝縮器(13)および膨張機構(15)を有するヒートポンプユニット(1)と、
温水を貯える貯湯タンク(2)と、
上記貯湯タンク(2)内の水を上記凝縮器(13)を経由させて加熱した後、再び、上記貯湯タンク(2)内に戻して循環させるための加熱循環回路(5)と、
上記冷媒回路(16)において、上記第1の蒸発器(11)の下流側、かつ、上記圧縮機(12)の上流側に設けられた第2の蒸発器(219)と、
上記貯湯タンク(2)内に貯められた温水を上記第2の蒸発器(219)を経由させた後、再び、上記貯湯タンク(2)内に戻して循環させるためのデフロスト用循環回路(50)と、
上記デフロスト用循環回路(50)に設けられ、上記デフロスト用循環回路(50)を流れる温水の流通を制御する流通制御部(55)と
を備え、
上記第2の蒸発器(219)は過冷却熱交換器を兼ねており、
上記第2の蒸発器(219)では、上記第1の蒸発器(11)から上記圧縮機(12)へ向かう冷媒が、上記デフロスト用循環回路(50)を流れる温水と熱交換すると共に、上記凝縮器(13)から上記膨張機構(15)へ向かう冷媒と熱交換することを特徴とする温水システム。 - 請求項1に記載の温水システムにおいて、
上記加熱循環回路(5)における上記凝縮器(13)の上流側の一部は、上記デフロスト用循環回路(50)における上記第2の蒸発器(219)の上流側の一部として兼用され、
上記流通制御部(55)は、上記加熱循環回路(5)と上記デフロスト用循環回路(50)との分岐部に設けられて、上記加熱循環回路(5)における上記凝縮器(13)の上流側の一部から上記凝縮器(13)に流す温水の流量と、上記加熱循環回路(5)における上記凝縮器(13)の上流側の一部から上記第2の蒸発器(219)に流す温水の流量とを調節することを特徴とする温水システム。 - 冷媒回路(16)およびこの冷媒回路(16)に設けられた第1の蒸発器(11)、圧縮機(12)、凝縮器(13)および膨張機構(15)を有するヒートポンプユニット(1)と、
温水を貯える貯湯タンク(2)と、
上記貯湯タンク(2)内の水を上記凝縮器(13)を経由させて加熱した後、再び、上記貯湯タンク(2)内に戻して循環させるための加熱循環回路(5)と、
上記冷媒回路(16)において、上記第1の蒸発器(11)の下流側、かつ、上記圧縮機(12)の上流側に設けられた第2の蒸発器(19,419)と、
上記貯湯タンク(2)内に貯められた温水を上記第2の蒸発器(19,419)を経由させた後、再び、上記貯湯タンク(2)内に戻して循環させるためのデフロスト用循環回路(50)と、
上記デフロスト用循環回路(50)に設けられ、上記デフロスト用循環回路(50)を流れる温水の流通を制御する流通制御部(55)と
を備え、
上記加熱循環回路(5)における上記凝縮器(13)の上流側の一部は、上記デフロスト用循環回路(50)における上記第2の蒸発器(19,419)の上流側の一部として兼用され、
上記流通制御部(55)は、上記加熱循環回路(5)と上記デフロスト用循環回路(50)との分岐部に設けられて、上記加熱循環回路(5)における上記凝縮器(13)の上流側の一部から上記凝縮器(13)に流す温水の流量と、上記加熱循環回路(5)における上記凝縮器(13)の上流側の一部から上記第2の蒸発器(19,419)に流す温水の流量とを調節することを特徴とする温水システム。 - 請求項3に記載の温水システムにおいて、
上記第1の蒸発器(11)の下流側、かつ、上記第2の蒸発器(19,419)の上流側に配置された過冷却熱交換器(14)を備え、
上記過冷却熱交換器(14)では、上記第1の蒸発器(11)から上記第2の蒸発器(19,419)へ向かう冷媒が、上記凝縮器(13)から上記膨張機構(15)へ向かう冷媒と熱交換することを特徴とする温水システム。 - 請求項3または4に記載の温水システムにおいて、
上記第2の蒸発器(419)は、
上記冷媒回路(16)を流れる冷媒が通過する容器(461)と、
上記容器(461)内に配置され、上記貯湯タンク(2)からの温水が内部を流れる熱交換パイプ(462)と
を有することを特徴とする温水システム。 - 請求項1から5までのいずれか一項に記載の温水システムにおいて、
上記冷媒回路(16)を流れる冷媒はCO2冷媒であることを特徴とする温水システム。 - 請求項2または3に記載の温水システムにおいて、
上記第1の蒸発器(11)のデフロスト運転時に上記第2の蒸発器(19,219,419)に流入する温水の量が、上記第1の蒸発器(11)の非デフロスト運転時に上記第2の蒸発器(19,219,419)に流入する温水の量よりも多くなるように、上記流通制御部(55)を制御する制御部(7)を備えたことを特徴とする温水システム。 - 請求項7に記載の温水システムにおいて、
上記第2の蒸発器(19,219,419)から出た温水の温度を検知する温度検知部(40H)を備え、
上記制御部(7)は、上記温度検知部(40H)の出力に基づいて、上記流通制御部(55)を制御することを特徴とする温水システム。
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