JP4479040B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばBluetooth方式に従って近距離無線通信をして外部通信網とデータの送受信をする通信装置及び通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線通信システムの分野において、2.4GHz帯の電波を用い、周波数ホッピング処理をして各機器間でデータの送受信を行うBluetooth(以下、BTと呼ぶ。)方式を採用したシステムの開発が行われている。
【0003】
上記BT方式は、モバイル、コンピュータ、ハンドヘルド・コンピューティング機器、携帯電話、ヘッドセット、ウェアラブルコンピュータといった機器や、プリンタ等のPC周辺機器、データパッドやマウス等のヒューマンインターフェース機器間において無線接続の実現を目指す新しい業界標準規格のコード名である。このBT方式は、電気通信、ネットワーキング等の各業界の企業が共同で開発を進めており、複数のパーソナルコンピュータやデバイス間でアドホックな無線(RF)ネットワーキングを実現する。このBT方式は、インテル、エリクソン、IBM、ノキア、東芝(登録商標)といった企業がBT SIG(Special Interest Group)に参加して策定された。このBT方式により、ノートブック、PDA(Personal Digital Assistant)、或いは携帯電話が、情報や各種サービスを無線通信でパーソナルコンピュータと共有することができ、面倒なケーブル接続を不要とする。このようなBT方式は、デバイス間の相互運用性を確保すべく、無線通信インターフェースや制御ソフトウェアの標準規格の策定が行われ、“BT(TM)Special Interest Group、BT仕様書バージョン1.0”で開示されている。
【0004】
上述したようなBT方式を採用した無線通信システム100は、図6に示すように、携帯電話101、パーソナルコンピュータ102、ディジタルカメラ103、携帯情報端末104にそれぞれBT方式の無線通信モジュール110を搭載している。これにより、無線通信システム100を構成する各携帯電話101、パーソナルコンピュータ102、ディジタルカメラ103、携帯情報端末104は、搭載された無線通信モジュール110を用いてデータの送受信を行うことで、相互にデータの送受信を行うことができる。
【0005】
また、この無線通信システム100の携帯電話101からダイヤルアップ接続により移動体通信網200を介してインターネット網300に接続するときには、パーソナルコンピュータ102、ディジタルカメラ103、携帯情報端末104により無線通信システム100、移動体通信網200を介してインターネット網300内のインターネットサービスプロバイダ301に接続し、インターネット網300内のWWW(World Wide Web)サーバ302に接続する。
【0006】
このように、無線通信システム100によれば、パーソナルコンピュータ102、ディジタルカメラ103及び携帯情報端末104は、携帯電話101と有線により接続することなく、無線接続でインターネット網300との接続が可能となる。したがって、無線通信システム100によれば、パーソナルコンピュータ102、ディジタルカメラ103及び携帯情報端末104のポータビリティ性を向上させることができる。また、このような無線通信システム100によれば、携帯電話101を鞄等に入れた状態で携帯情報端末104等の端末機器のみを手に所持してインターネット網300への接続が可能となる。
【0007】
次に、無線通信システム100を構成するホスト機器500の構成について図7を用いて説明する。このホスト機器500は、上述の図6におけるパーソナルコンピュータ102、ディジタルカメラ103又は携帯情報端末104に相当するものである。
【0008】
このホスト機器500は、外部との通信を制御し上記無線通信モジュール110に相当する無線通信モジュール510と、機器自体の制御を行うホスト制御部530とからなる。
【0009】
無線通信モジュール510は、無線通信システム100内における無線通信を制御する無線通信部511と、無線通信システム100を構成する各部とデータの送受信をするアンテナ部512と、無線通信部511を制御するベースバンド制御部513と、ホスト制御部530と有線接続してデータの入出力を行うインタフェース部514とを備える。
【0010】
上記ベースバンド制御部513は、周波数ホッピング制御を含む無線通信部511の制御を行う。また、このベースバンド制御部513は、データ送信時にはデータを所定のフォーマットに変換して無線通信モジュール510を介して送信させる処理、データ受信時には上記所定のフォーマットで受信したデータを変換してホスト制御部530側に出力するためのデータ変換を行う。
【0011】
上記無線通信部511は、アンテナ部512からの無線データを受信するための処理を行う受信部521と、アンテナ部512から無線データを送信するための処理を行う送信部522と、送信部522からの無線データをアンテナ部512を介して送信するか又はアンテナ部512からの無線データを受信部521に出力するかを切り換えるスイッチ部523と、受信部521及び送信部522で用いるローカル周波数を生成し、周波数ホッピングによるスペクトラム拡散を行うホッピングシンセサイザ部524とを備える。
【0012】
更に、この無線通信モジュール510は、アドレスバスとデータバスとで構成されるシステムバス515に接続されたRAM(Random Access Memory)516、ROM(Read Only Memory)517、CPU(Central Processing Unit)518を備える。
【0013】
上記CPU518は、システムバス515を介して無線通信モジュール510を構成する各部を制御するため制御プログラムをROM517から読み込むことで各部を制御する制御信号を生成する。このとき、CPU518は、RAM516を作業領域として随時データを格納して制御プログラムを実行する。これにより、CPU518は、ベースバンド制御部513及び無線通信部511を制御して無線通信システム100を構成する他の機器との無線通信を制御するとともに、インタフェース部514を介してホスト制御部530とユーザデータの授受を行う。
【0014】
ホスト機器500におけるホスト制御部530は、無線通信モジュール510のインタフェース部514と信号の入出力を行うインタフェース部531と、ホスト機器500がインターネット接続時のインターネットサービスプロバイダ301のサーバアドレス等のネットワーク設定情報を記憶するネットワーク設定記憶部533と、各ホスト機器500を保有するユーザ毎のユーザID、メールアドレス、パスワード等の個人情報を記憶する個人情報記憶部534と、これら各部を制御するCPU535とがシステムバス532に接続されてなる。また、このホスト制御部530は、無線通信モジュール510に電源を供給する電源供給部536を備える。
【0015】
ホスト機器500とインターネット網300との接続を行うときには、先ず、ネットワーク設定記憶部533に格納されたネットワーク設定情報及び個人情報記憶部534に格納された個人情報を無線通信モジュール510側に出力し、次に、無線通信部511及びベースバンド制御部513を制御し、ネットワーク設定情報及び個人情報を用いてインターネット網300との接続設定を無線通信モジュール510のCPU518により行うことで、ホスト機器500とWWWサーバ302との接続を確立する。
【0016】
上記BT方式の無線通信機能を各機器に付加させるためには、各機器にBT無線通信機能を備えた無線通信モジュール510を内蔵する必要がある。図8は、無線通信モジュール510を備えた携帯電話101、携帯情報端末104に実装されるプロトコルスタック610、620を示す。
【0017】
プロトコルスタック610及びプロトコルスタック620は下位のレイヤとしてBT方式の無線通信システム100を実現するための2.4GHz帯でFH及び送受信を行うRFレイヤ、ベースバンド制御を行うBB(Baseband)レイヤ、コネクションの確立、解放及びリンクのハンドリングを行うLMP(Link Manager Protocol)レイヤ、各種プロトコルのマルチプレクス及びセグメントの確立、分解を行うL2CAP(Logical Link Control and Adaptation Protocol)レイヤ、RS−232Cシリアルラインをエミュレーションする簡易トランスポートプロトコルであるRFCOMMレイヤの5つのレイヤを有する。
【0018】
携帯電話101及び携帯情報端末104は、これらの5つのレイヤを用いて無線通信システム100内においてデータの送受信を行う。
【0019】
また、プロトコルスタック620のRFCOMMレイヤの上位には、インターネット網300にダイヤルアップ接続するときに用いられるPPP(Point to Point Protocol)が実装される。更に、PPPの上位には、インターネット網300の接続に必要なプロトコルであるIP(Internet Protocol)、TCP(Transmission Control Protocol)が実装され、アプリケーションレイヤ(AP)とユーザデータの授受を行う。
【0020】
また、携帯電話101が実装しているプロトコルスタック610は、上記プロトコルスタック620と同様の前記BTを実現するための下位の5つのレイヤを実装し、RFCOMMの上位に移動体通信網200と接続するためのデータ通信モードのレイヤが実装される。このデータ通信モードのレイヤとしては、CDMA−ONE(Code Division Multiple Access−ONE)、W−CDMA(Wide Band−Code Division Multiple Access)等の携帯電話のデータ通信モードのレイヤが実装される。これにより、無線通信システム100では、携帯情報端末104の上位4レイヤでTCP/IPカプセル化したTCP/IPデータを下位5レイヤを用いて携帯電話101に送信するとともに、携帯電話101を介して受信したTCP/IPデータをカプセル化して、移動体通信網200を介してインターネット網300への接続を実現する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したように無線通信システム100を構築する方法には、以下のような問題点があった。
【0022】
すなわち、無線通信システム100を構成する携帯電話101、携帯情報端末104等に無線通信システム100を介してインターネット網300への接続を実現するためのインターネットプロトコルスタック(TCP/IP、PPP)を実装する必要があり、各機器102〜104のハードウェア、ソフトウェアが大きくなり、各機器102〜104の構成を複雑にしてしまうという問題点があった。これは、各機器102〜104を製造するときのコストアップを発生させ、例えばインターネット網300への接続を行わないユーザにとっては冗長な設計となることが多かった。
【0023】
更に、図7に示すように無線通信システム100を構成する各機器102〜104は、インターネット網300に接続するときのインターネットサービスプロバイダ301のアドレス、メールアドレス、パスワード等のネットワーク設定情報及び個人情報をネットワーク設定記憶部533及び個人情報記憶部534に格納する必要がある。
【0024】
したがって、ユーザは複数の機器102〜104について個別にネットワーク設定情報及び個人情報の設定を行う必要があり、マンマシンインタフェース機能の乏しい小型携帯型機器ではネットワーク設定情報及び個人情報の設定を行う手間が煩雑となって大きな負担となることが多かった。また、各種情報の設定を容易とするためには各機器102〜104に複雑なマンマシンインタフェースを実装する必要があった。
【0025】
特に、インターネットサービスプロバイダ301を変更する等の処理を行うときには、無線通信システム100を構成する複数の機器102〜104の1台ごとにネットワーク接続に関する設定変更を行う必要があった。
【0026】
そこで、本発明は、上述したような実情に鑑みて提案されたものであり、無線通信システムを構成する各ホスト機器についてインターネット網等への接続するためのネットワーク設定等を簡便にすることができる通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信装置は、上述の課題を解決するために、上述の課題を解決するために、ホスト機器との間で無線通信網を介してデータの送受信を行う第1の無線通信手段と、上記無線通信網外の外部通信網と接続する通信機器との間で無線通信網を介してデータの送受信を行う第2の無線通信手段と、上記外部通信網に関する情報である通信設定情報が格納される記憶手段と、上記記憶手段に記憶された通信設定情報に基づいて、上記無線通信網及び上記通信機器を介した上記外部通信網との接続関係を設定し、上記外部通信網と上記ホスト機器との間のデータの送受信を行うように上記第1の無線通信手段及び上記第2の無線通信手段を制御する通信制御手段とを備え、上記記憶手段には、上記ホスト機器を操作するユーザに関する情報である個人情報が記憶され、上記通信制御手段は、上記記憶手段に格納された通信設定情報及び上記記憶手段に格納された個人情報を用いて、上記ホスト機器と上記外部通信網との接続関係を設定することを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、上述の課題を解決するために、ホスト機器との間で無線通信網を介してデータの送受信を行う第1の無線通信手段と、上記無線通信網外の外部通信網と接続する通信機器との間で無線通信網を介してデータの送受信を行う第2の無線通信手段と、上記外部通信網に関する情報である通信設定情報が格納される記憶手段と、上記記憶手段に記憶された通信設定情報に基づいて、上記無線通信網及び上記通信機器を介した上記外部通信網との接続関係を設定し、上記外部通信網と上記ホスト機器との間のデータの送受信を行うように上記第1の無線通信手段及び上記第2の無線通信手段を制御する通信制御手段とを備え、上記記憶手段には、PPP(Point to Point Protocol)、IP(Internet Protocol)、TCP(Transport Control Protocol)のうち少なくとも一のプロトコルが格納され、上記通信制御手段は上記記憶手段に格納された少なくとも一のプロトコルを用いて上記ホスト機器と上記外部通信網との接続を設定し、上記ホスト機器と上記外部通信網との間のデータの送受信を制御することを特徴とする。
さらに、本発明に係る通信装置は、上述の課題を解決するために、ホスト機器との間で無線通信網を介してデータの送受信を行う第1の無線通信手段と、上記無線通信網外の外部通信網と接続する通信機器との間で無線通信網を介してデータの送受信を行う第2の無線通信手段と、上記外部通信網に関する情報である通信設定情報が格納される記憶手段と、上記記憶手段に記憶された通信設定情報に基づいて、上記無線通信網及び上記通信機器を介した上記外部通信網との接続関係を設定し、上記外部通信網と上記ホスト機器との間のデータの送受信を行うように上記第1の無線通信手段及び上記第2の無線通信手段を制御する通信制御手段とを備え、上記記憶手段には、上記ホスト機器とデータの送受信をするプロトコルからなる第1のプロトコルスタック及び上記通信機器とデータの送受信をするプロトコルからなる第2のプロトコルスタックが格納され、上記第1の無線通信手段は第1のプロトコルスタックを用いて上記ホスト機器との間でデータの送受信をし、上記第2の無線通信手段は第2のプロトコルスタックを用いて上記通信機器との間でデータの送受信をし、上記通信制御手段は、上記第1のプロトコルスタック及び第2のプロトコルスタックを用いて無線通信網を介して外部通信網とホスト機器との接続関係を設定することを特徴とする。
【0028】
本発明は、上述の課題を解決するために、ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信するとともに、上記無線通信網外の外部通信網と接続した通信機器と無線通信網を介してデータを送受信する通信装置の通信方法において、内部に記憶した外部通信網に関する情報である通信設定情報を用いて、上記通信機器を介した外部通信網との接続関係を設定し、上記外部通信網との接続関係を用いて、上記通信機器を介して外部通信網とデータを送受信するとともに、上記ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信して上記ホスト機器と外部通信網との間のデータの送受信を制御し、上記通信装置の内部に記憶されたホスト機器を操作するユーザに関する情報である個人情報及び通信設定情報を用いて、上記ホスト機器と上記外部通信網との接続関係を設定することを特徴とする。
この請求項5は、拒絶理由のない元の請求項8に係る通信方法の発明を独立請求項として再定義したものである。
また、本発明は、上述の課題を解決するために、ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信するとともに、上記無線通信網外の外部通信網と接続した通信機器と無線通信網を介してデータを送受信する通信装置の通信方法において、内部に記憶した外部通信網に関する情報である通信設定情報を用いて、上記通信機器を介した外部通信網との接続関係を設定し、上記外部通信網との接続関係を用いて、上記通信機器を介して外部通信網とデータを送受信するとともに、上記ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信して上記ホスト機器と外部通信網との間のデータの送受信を制御し、上記通信装置の内部に記憶されたPPP(Point to Point Protocol)、IP(Internet Protocol)、TCP(Transport Control Protocol)のうち少なくとも一のプロトコル用いて、上記ホスト機器と上記外部通信網との接続を設定し、上記ホスト機器と上記外部通信網との間のデータの送受信を制御することを特徴とする。
さらに、本発明は、上述の課題を解決するために、ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信するとともに、上記無線通信網外の外部通信網と接続した通信機器と無線通信網を介してデータを送受信する通信装置の通信方法において、内部に記憶した外部通信網に関する情報である通信設定情報を用いて、上記通信機器を介した外部通信網との接続関係を設定し、上記外部通信網との接続関係を用いて、上記通信機器を介して外部通信網とデータを送受信するとともに、上記ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信して上記ホスト機器と外部通信網との間のデータの送受信を制御し、上記ホスト機器とデータの送受信をするプロトコルからなる第1のプロトコルスタック及び上記通信機器とデータの送受信をするプロトコルからなる第2のプロトコルスタックを上記通信装置の内部に保持し、上記第1のプロトコルスタックを用いて上記ホスト機器との間でデータの送受信をし、上記第2のプロトコルスタックを用いて上記通信機器との間でデータの送受信をし、上記第1のプロトコルスタック及び第2のプロトコルスタックを用いて無線通信網を介して外部通信網とホスト機器との接続関係を設定することを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0030】
本発明は、例えば図1に示すように構成された無線通信システム1に適用される。
【0031】
この無線通信システム1では、ゲートウェイとなる外部通信機器2、無線通信装置3及びホスト機器4の間のデータ通信を実現するためにBluetooth(以下、BTと呼ぶ。)方式を採用している。
【0032】
このBT方式とは、日欧5社が1998年5月に標準化活動を開始した近距離無線通信技術の呼称である。このBT方式では、最大データ伝送速度が1Mbps(実効的には721Kbps)、最大伝送距離が10m程度の近距離無線通信網を構築してデータ通信を行う。このBT方式では、無許可で利用可能な2.4GHz帯のISM(Industrial Scientific Medical)周波数帯域に帯域幅が1MHzのチャネルを79個設定し、1秒間に1600回チャネルを切り換える周波数ホッピング方式のスペクトラム拡散技術を採用して外部通信機器2、無線通信装置3、ホスト機器4間で無線データを送受信する。
【0033】
このBT方式を適用した近距離無線通信網10では、スレーブマスター方式が適用され、処理内容に応じて、周波数ホッピングパターンを決定するマスタ機器と、マスタ機器に制御される通信相手のスレーブ機器とに別れる。マスタ機器では、一度に7台のスレーブ機器と同時にデータ通信を行うことができる。マスタ機器とスレーブ機器とを加えた計8台の機器で構成するサブネットは“piconet(ピコネット)”と呼ばれる。ピコネット内、すなわち無線通信システム1に含まれるスレーブ機器となされたホスト機器4は、同時に2つ以上のピコネットのスレーブ機器となることができる。
【0034】
図1に示す無線通信システム1は、例えばインターネット網40、公衆通信網30、移動体通信網20とデータの送受信を行う外部通信機器2と、近距離無線通信網10を介してBT方式でユーザデータ等を含むパケットの送受信を外部通信機器2及びホスト機器4との間で行う無線通信装置3と、無線通信装置3との間でユーザデータ等を含むパケットの送受信を行うホスト機器4で構成される。
【0035】
ホスト機器4は、無線通信装置3と近距離無線通信網10を介して無線接続され、ユーザにより操作される電子デバイスである。ホスト機器4としては、例えばPDA(Personal Digital Assistant)、ディジタルカメラ、メール処理端末、EMD(Electronic Music Distribution)端末等がある。このホスト機器4は、無線通信システム1内でBT方式に従って無線通信装置3とデータの送受信をするためにのBTモジュール4aを実装している。このBTモジュール4aは、BT方式に従って無線通信装置3とデータを送受信するためのプロトコル、プロトコルを実行するモジュールを備える。
【0036】
このホスト機器4は、例えばユーザが操作することで操作入力信号を生成する。このホスト機器4は、例えば無線通信装置3及び近距離無線通信網10を介して外部通信機器2と接続する旨の操作入力信号を生成して、操作入力信号に従った制御コマンドを無線通信装置3に送信する。これにより、ホスト機器4は、外部通信機器2が公衆通信網30と接続することで、近距離無線通信網10及び移動体通信網20を介して公衆通信網30やインターネット網40と接続する。
【0037】
外部通信機器2は、近距離無線通信網10を介して無線通信装置3と接続されるとともに移動体通信網20、公衆通信網30、インターネット網40に接続され、無線通信装置3とインターネット網40とを接続するためのゲートウェイである。この外部通信機器2は、無線通信システム1内でBT方式に従って無線通信装置3とデータの送受信をするためにのBTモジュール2aを実装している。このBTモジュール2aは、BT方式に従って無線通信装置3とデータを送受信するためのプロトコル、プロトコルを実行するモジュールを備える。
【0038】
この外部通信機器2としては、公衆通信網30と接続するためのモデム等を備えたパーソナルコンピュータ、例えばcdmaOne(Code Division Multiple Access)方式やW−CDMA(Wide Band−Code Division Multiple Access)方式を採用した携帯電話、TA/モデム、STB(Set Top Box)、例えばBT方式に準じた無線通信装置3と公衆通信網30とを接続するための基地局等の準公衆システム、Qualcomm社から提案されているワイヤレスインターネットアクセスシステムであるHDR(High Data Rate)システムを利用した無線端末等がある。
【0039】
公衆通信網30としては、例えばパーソナルコンピュータと電話回線を介して接続されるインターネット(Internet)網40、携帯電話と接続される移動体通信網(Mobile Network)20、TA/モデムと接続されるISDN(Integrated Services Digital Network)/B(broadband)−ISDN、STBと接続される衛星通信網(Broadcasting)、準公衆システムと接続されるWLL(wireless local loop)等がある。
【0040】
インターネット網40には、インターネットサービスプロバイダ41、WWWサーバ42を始めとして、情報提供サーバ、メールサーバ、EMDサーバ、コミュニティサーバを含む。
【0041】
情報提供サーバでは、ホスト機器4からの要求を無線通信装置3、外部通信機器2を介して受信し、要求に応じた情報をホスト機器4に送信する。また、メールサーバでは、電子メールを管理し、外部通信機器2、無線通信装置3を介してホスト機器4との間で電子メールを送受信する。更に、EMDサーバでは、外部通信機器2及び無線通信装置3を介してホスト機器4のEMD端末に音楽情報を送信して、音楽提供サービスを管理する。更にまた、コミュニティサーバでは、例えばホスト機器4のディジタルカメラに例えば街角情報、ニュース情報ダウンロードサービスを提供するとともに、ホスト機器4からの情報のアップロード等を管理する。
【0042】
以下の説明は、説明の簡単のため、図1に示すように、上記外部通信機器2を移動体通信網20とデータの送受信を行う携帯電話(通信機器)2とし、当該携帯電話2と、近距離無線通信網10を介して上記BT方式でパケットの送受信を携帯電話2との間で行う無線通信装置3と、無線通信装置3との間でBT方式でパケットの送受信を行うホスト機器4とからなる無線通信システム1について行う。
【0043】
つぎに、無線通信システム1を構成する携帯電話2、無線通信装置3及びホスト機器4が実装するプロトコルスタック11,12,13について説明する。
【0044】
携帯電話2は、BT方式の無線通信システム1を実現するための下位の5つのレイヤを実装している。これら携帯電話2、無線通信装置3及びホスト機器4は、下位レイヤとして、BT方式の無線通信システム1を実現するための2.4GHz帯でFH及び送受信を行うRFレイヤ、ベースバンド制御を行うBB(Baseband)レイヤ、コネクションの確立、解放及びリンクのハンドリングを行うLMP(Link Manager Protocol)レイヤ、各種プロトコルのマルチプレクス及びセグメントの確立、分解を行うL2CAP(Logical Link Control and Adaptation Protocol)レイヤ、RS−232Cシリアルラインをエミュレーションする簡易トランスポートプロトコルであるRFCOMMレイヤの5つのプロトコルを有する。携帯電話2、無線通信装置3及びホスト機器4は、これらの5つのプロトコルを用いて無線通信システム1内において無線データの送受信を行う。
【0045】
携帯電話2は、BT方式を実現するための下位レイヤに対する上位レイヤとしてW−CDMA(Wide Band−Code Division Multiple Access)プロトコル等の移動体通信網接続プロトコルを実装している。この携帯電話2は、移動体通信網接続プロトコルとして例えばW−CDMAプロトコルを実装し、移動体通信網20に接続し、無線通信装置3によりデータ通信モードとされることで移動体通信網20を介して公衆通信網30への接続を実現する。
【0046】
ホスト機器4は、BT方式で近距離無線通信網10を介して携帯電話2及び無線通信装置3と無線データを送受信するためのRF、BB、LMP、L2CAP及びRFCOMMを実装している。このホスト機器4は、RFCOMMの上位レイヤとしてアプリケーションレイヤ(AP)を実装している。
【0047】
無線通信装置3は、近距離無線通信網10を介して携帯電話2と接続するためのプロトコルスタック12aと、近距離無線通信網10を介してホスト機器4と接続するためのプロトコルスタック12bを実装している。無線通信装置3は、携帯電話2と無線データを送受信するためのRF、BB、LMP、L2CAP及びRFCOMMをプロトコルスタック12aに実装するとともに、ホスト機器4と無線データを送受信するためのRF、BB、LMP、L2CAP及びRFCOMMをプロトコルスタック12bに実装している。すなわち、無線通信装置3は、近距離無線通信網10を介して無線データを送受信するためのプロトコルを2組実装している。
【0048】
この無線通信装置3では、携帯電話2のプロトコルスタック11とプロトコルスタック12aとが対応し、ホスト機器4のプロトコルスタック13とプロトコルスタック12bとが対応していることで、携帯電話2及びホスト機器4とBT方式で無線データの送受信をする。この無線通信装置3では、携帯電話2及び無線通信装置3が実装しているRFCOMM間でパケットの送受信を実行する。
【0049】
更に、無線通信装置3は、プロトコルスタック12aのRFCOMMの上位レイヤとして、インターネットの接続時のリンク層に位置するPPP(Point to Point Protocol)、ネットワーク層に位置するIP(Internet Protocol)、トランスポート層に位置するTCP(Transmission Control Protocol)を実装している。
【0050】
更にまた、無線通信装置3は、プロトコルスタック12aのTCPの上位レイヤ及びプロトコルスタック12bのRFCOMMの上位レイヤとして、ブリッジを実装している。この無線通信装置3では、ブリッジを介してプロトコルスタック12aとプロトコルスタック12bとの間でデータの授受をする。
【0051】
無線通信システム1において、ホスト機器4のAPで生成したユーザデータを無線通信装置3を介して携帯電話2からインターネット網40に送信するとき、ホスト機器4では、プロトコルスタック13の下位レイヤでの処理を行って、無線データを無線通信装置3に送信する。次に、無線通信装置3では、プロトコルスタック12bの下位レイヤの各プロトコルに従って処理をすることによりユーザデータを受信し、ブリッジを介してプロトコルスタック12aのTCPにブリッジする。次に、無線通信装置3では、プロトコルスタック12aのTCP、IP、PPPの各レイヤでTCP/IPに準じたヘッダをユーザデータに付加してTCP/IPカプセル化し、下位レイヤのプロトコルに従った処理をして携帯電話2にユーザデータを送信する。次に、携帯電話2では、プロトコルスタック11の下位レイヤのプロトコルに従った処理をして無線通信装置3からのTCP/IPパケットを受信し、移動体通信網接続プロトコルに従った処理をすることで無線通信装置3で作成されたTCP/IPパケットを送信することで、移動体通信網20、公衆通信網30を介してインターネットサービスプロバイダ41に送信しインターネット網40に送信する。
【0052】
また、無線通信システム1において、インターネット網40からのデータをホスト機器4で受信するときには、インターネット網40、公衆通信網30及び移動体通信網20を介して送信されたTCP/IPパケットを携帯電話2で受信する。携帯電話2は、移動体通信網接続プロトコル、下位レイヤのプロトコルに従った処理をすることで、TCP/IPパケットを無線通信装置3に送信する。次に、無線通信装置3では、プロトコルスタック12aの下位レイヤで携帯電話2からのTCP/IPパケットを受信し、上位レイヤに従った処理をすることでTCP/IPパケットのヘッダを取り除いてデータを取り出す。次に、無線通信装置3では、取りだしたデータをプロトコルスタック12aからプロトコルスタック12bにブリッジし、下位レイヤに従った処理をしてホスト機器4に送信する。これにより、無線通信システム1では、ホスト機器4で下位の5レイヤに従った処理をすることで、インターネット網40からのデータを受信する。
【0053】
上述した無線通信システム1を構成する無線通信装置3の外観構成を図2及び図3に示す。
【0054】
この無線通信装置3は、図2に示すように、略円筒状の筐体の一方端3aから他方端3bに向かって一方面3cに表示部51、操作部52が設けられている。この無線通信装置3には、一方端3a側に携帯電話2及びホスト機器4との間で無線データを送受信をするアンテナが設けられ、他方端3b側に板状のカードを挿入するための装着凹部53が設けられている。
【0055】
表示部51は、例えば液晶ディスプレイからなり、種々の内容を表示する。この表示部51には、例えば、無線通信装置3により携帯電話2及びホスト機器4との間で送受信するユーザデータの内容、無線通信装置3での処理内容、無線通信装置3、携帯電話2及びホスト機器4の動作を制御するための内容、装着凹部53に挿入されたカードに関する情報等が表示される。
【0056】
操作部52は、例えば回転式ダイヤルからなり、ユーザにより操作されることで、図2中のA方向に回転するように構成されている。また、この操作部52は、回転式ダイヤルを回転させるとともに、回転中心に向かって押圧できるように構成されている。この操作部52は、ユーザにより操作されることにより、無線通信装置3の処理を制御するための操作入力信号を生成する。
【0057】
装着凹部53は、板状のカードが挿入可能な深さを有して凹状に形成されている。この装着凹部53には、例えば画像や音楽等のユーザデータを格納したメモリーカード、各種機能を無線通信装置3に与えるための機能を備えた機能カードが挿入される。この装着凹部53は、図示しないが、機械的にカードと接続することで信号の入出力を行う端子を内部に備えている。この装着凹部53は、カードが装着されることで、無線通信装置3とカードとの間で信号の入出力を実現する。この装着凹部53に備えられている端子は、例えば既存の10ピンで構成されたシリアルインターフェース規格に準じて構成されている。
【0058】
具体的には、この装着凹部53は、例えばメモリスティック(商標名)に対応する仕様のシリアルインターフェイスとなされている。すなわち、装着凹部53は、カードが接続されたときにおけるシリアルバスの状態を示すバスステート、データ、クロック等が入出力される複数の端子を備えている。この装着凹部53に挿入されるカードは、フラッシュメモリを内蔵しインターフェースとしてシリアルプロトコルを採用する既存のメモリーカードと同形状、同仕様としても良い。すなわち、この装着凹部53に挿入されるカードは、例えば縦寸法50.0mm、横寸法2.5mm、厚さ寸法2.8mmの板状筐体を有し、内部にフラッシュメモリ、メモリコントローラが収容されてなるメモリーカードが装着される。この無線通信装置3においては、10ピンのうち、上記データ、クロック、バスステートの3ピンのみを用い、データ入出力を双方向の半2重転送で行う。
【0059】
このような無線通信装置3は、図3に示すように、ユーザの手に収まる程度の大きさを有してなり、ユーザの親指により操作部52が操作されることで、表示部51に表示された内容の変更や、近距離無線通信網10を介した携帯電話2又はホスト機器4とのデータやコマンド等の送受信等を示す操作入力信号を生成する。
【0060】
上述した無線通信システム1を構成する無線通信装置3のブロック図を図4に示す。
【0061】
無線通信装置3は、無線通信システム1で送受信する無線データの送信処理及び受信処理を行う無線通信部61と、無線通信システム1を構成する各機器と無線データの送受信をするアンテナ部62と、無線制御部61で行う通信を制御するベースバンド制御部63とを備える。
【0062】
アンテナ部62は、無線通信装置3が図2に示す外観構成を有する場合には、一方端3a側に設けられる。このアンテナ部62は、2.4GHz帯(2.402GHz〜2.480GHz)の無線データを送信/受信するためのアンテナからなる。このアンテナ部62は、無線通信部61からの無線データを近距離無線通信網10を介して携帯電話2又はホスト機器4に送信するとともに、携帯電話2又はホスト機器4から近距離無線通信網10を介して無線データを受信して無線通信部61に出力する。
【0063】
このアンテナ部62で送受信される近距離無線通信網10における無線データは、所定のビット数からなり、ユーザデータと制御データとからなるパケットを最小単位として送受信される。
【0064】
上記無線通信部61は、アンテナ部62からの無線データを受信するための処理を行う受信部81と、アンテナ部62から無線データを送信するための処理を行う送信部82と、送信部82からの無線データをアンテナ部62を介して送信するか又はアンテナ部62からの無線データを受信部81に出力するかを切り換えるスイッチ部83と、受信部81及び送信部82における無線データについて周波数ホッピングによるスペクトラム拡散を行うホッピングシンセサイザ部84とを備える。
【0065】
スイッチ部83は、後述する無線通信CPU(Central Processing Unit)69からの制御信号に応じて動作し、アンテナ部62で無線データを受信したときにはアンテナ部62からの無線データを受信部81に出力するように動作し、アンテナ部62から無線データを送信するときには送信部82から無線データをアンテナ部62に出力するように動作する。
【0066】
受信部81は、スイッチ部83からの無線データが入力され、ベースバンド制御部63に出力する。この受信部81は、ホッピングシンセサイザ部84によりホッピング周波数パタンが指定され、無線データを受信するときにおける周波数パタンに従って2.4G帯の搬送波を取り除いて無線データを0,1のデータにしてベースバンド制御部63に出力する。このとき、受信部81は、ホッピングシンセサイザ部84でパケット単位で指定された周波数パタンを乗算する等の処理を行うことで無線データから搬送波を取り除いてベースバンド制御部63に出力する。
【0067】
送信部82は、アンテナ部62から近距離無線通信網10を介して携帯電話2又は無線通信装置3に出力する無線データとして、ベースバンド制御部63で生成され一次変調されたパケット単位の0,1の無線データが入力され、スイッチ部83に出力する。この送信部82は、ホッピングシンセサイザ部84により周波数パタンが指定され、当該周波数パタンに従って2.4G帯の搬送波をのせた無線データを生成してスイッチ部83に出力する。このとき、送信部82は、ホッピングシンセサイザ部84で指定された周波数パタンに従って搬送波をのせる処理をパケット単位で施して送信する処理を行う。
【0068】
ホッピングシンセサイザ部84は、ベースバンド制御部63により周波数ホッピングのホッピングパターンが指定される。このホッピングシンセサイザ部84は、受信部81及び送信部82に同じ周波数パタンを指定するようにベースバンド制御部63に制御される。
【0069】
このホッピングシンセサイザ部84は、アンテナ部62から無線データを受信するときには、ベースバンド制御部63で指定された周波数パタンに従って、受信部81で取り除く搬送波の周波数をスロット毎に変更する。
【0070】
また、このホッピングシンセサイザ部84は、アンテナ部62から無線データを送信するときには、送信部82でベースバンド制御部63からのデータに周波数変換を施すための周波数パタンに従って、送信部82でデータにのせる搬送波の周波数をスロット毎に変更する。
【0071】
このホッピングシンセサイザ部84は、例えば、1MHzごとに分割された79チャネル上(2.402GHz〜2.480GHz)に毎秒1600回の周波数ホッピングを行うように周波数制御を行う。
【0072】
ベースバンド制御部63は、受信部81からパケット単位の無線データが入力され、周波数ホッピングにより周波数変調された無線データを復調する処理を行う。また、このベースバンド制御部63は、アンテナ部62から無線データを送信するときには、送信するデータについて一次変調を施して送信部82に出力する。
【0073】
更に、このベースバンド制御部63は、ホッピングシンセサイザ部84にホッピングパターンを与えることにより、ホッピングシンセサイザ部84を制御する。これにより、ベースバンド制御部63は、無線通信装置3から送信する無線データの送信タイミングを制御するとともに、受信する無線データの受信タイミングを制御する。このベースバンド制御部63は、ホッピングパターンとして、例えばf(k)、f(k+1)、f(k+2)、・・・の周波数パタンを所定時間ごとにホッピングシンセサイザ部84に与える。
【0074】
更にまた、このベースバンド制御部63は、無線通信CPU69からの制御信号等に従って送信するデータを所定のパケットフォーマットに変換してパケット単位で受信部81に出力するとともに、送信部82からの所定のパケットフォーマットのパケットを分解する処理を行ってシステムバスを70介して無線通信CPU69に出力する。
【0075】
更に、このベースバンド制御部63は、送信部82での送信出力を変化させるように制御する機能を有し、無線通信装置3と携帯電話2及びホスト機器4との距離を示す情報を無線通信CPU69から得て、送信部82で生成する無線データの出力パワーを制御する。
【0076】
無線通信装置3は、ユーザごとに与えられる個人情報を記憶する個人情報記憶部65と、ホスト機器4が公衆通信網30やインターネット網40等のネットワークと接続するために必要な情報を示すネットワーク設定情報を記憶するネットワーク設定記憶部66とを更に備える。
【0077】
個人情報記憶部65には、ホスト機器4を保有するユーザのメールアドレス、アクセスポイントに接続するためのユーザID、パスワード(PPP接続用)等が個人情報として格納される。この個人情報記憶部65は、無線通信CPU89により読み込まれるとともに、その内容が制御される。
【0078】
更に、個人情報記憶部65には、例えば電子メールアプリケーションにより作成された無線データを送信する場合には、電子メール送信先の電子メールアドレス一覧(アドレス帳)を示す情報、送受信履歴を示す情報、文字入力機能の乏しいホスト機器4(例えばディジタルカメラ)に対して入力の簡略化を図るための定型文一覧を示す情報、送信した電子メールの文章の末尾に付加するシグネチャ情報、電子メールを受信したときに未読又は既読の管理を行うためのメールユニークIDを示す情報等を格納しても良い。
【0079】
更にまた、この個人情報記憶部65には、SIM(Subscriber Identification Module)情報を格納しても良い。この個人情報記憶部65に格納される上記SIM情報とは、ユーザを識別するために必要とされる情報であって、セキュリティ性の向上を図り、無線通信装置3の内部で暗号化処理された情報である。このSIM情報は、例えば上記ユーザID、ユーザパスワード、個人のメールボックスにアクセスするためのメールID、メールパスワード、ユーザのメールアドレス、無線通信装置3自体の利用権限を確認するための個人認証用パスワード等が暗号化された情報である。
【0080】
ネットワーク設定記憶部66には、ホスト機器4がインターネット網40のインターネットサービスプロバイダ41とダイヤルアップ接続するときに必要となるサーバアドレス、アクセスポイントの電話番号等がネットワーク設定情報として格納され、無線通信CPU69により読み込まれるとともに、その内容が制御される。
【0081】
また、この無線通信装置3は、上述の装着凹部53の内部に備えられるインタフェース部64を備える。このインタフェース部64は、複数の信号入出力用の端子を備え、装着凹部53に装着されるカードの端子と接触して信号の入出力が可能となっている。インタフェース部64は、例えば装着凹部53にメモリ機能を備えた外部メモリモジュール90が装着され、当該外部メモリモジュール90とデータの入出力を行う。
【0082】
このインタフェース部64は、例えば信号入出力用の端子を10ピン備え、シリアルでデータを入出力する規格に準じて外部メモリモジュール90とデータの入出力を行う。すなわち、インタフェース部64は、装着凹部53に外部メモリモジュール90が装着されたときには、シリアルバスの状態を示すバスステート、データ、クロック等を入出力することでデータの入出力をする。
【0083】
無線通信装置3は、データバスに接続されたRAM(Random Access Memory)67、ROM(Read Only Memory)68、無線通信CPU69を更に備える。
【0084】
上記無線通信CPU69は、システムバス70を介して無線通信装置3を構成する各部を制御するため制御プログラムをROM68から読み込むことで制御信号を生成する。無線通信CPU69は、RAM67を作業領域として随時データを格納して制御プログラムを実行して制御信号を生成する。これにより、無線通信CPU69は、ベースバンド制御部63、無線通信部61及びインタフェース部64を制御して無線通信システム1を構成する他の機器との通信を制御するパケットを生成するとともに、インタフェース部64を介して外部メモリモジュール90とデータの入出力を行うように制御する。
【0085】
更に、無線通信装置3は、図2の表示部51に相当する表示部71と、図2の操作部52に相当する操作入力部72と、無線通信装置3を構成する各部に電源を供給する電源供給部73を備える。
【0086】
表示部71は、無線通信CPU69からの制御信号に従って無線通信CPU69での処理内容、インタフェース部64で入出力するデータの内容等を表示することで、種々の内容をユーザに提示する。
【0087】
操作入力部72は、ユーザにより操作されることで、操作入力信号を生成して無線通信CPU69に出力する。無線通信CPU69は、操作入力部72からの操作入力信号に従って制御プログラムを実行するとともに、表示部71の表示内容を変更する処理をする。
【0088】
このように構成された無線通信装置3とホスト機器4とは、マスタ/スレーブの関係にあり、ホスト機器4側がマスタとなり、無線通信装置3、携帯電話2がスレーブとなっている。例えば無線通信装置3からホスト機器4にユーザデータの送信を行うときであっても、無線通信装置3は、ホスト機器4に送信する送信権を得た旨のパケットをホスト機器4から送信されたときにのみホスト機器4側に無線データを送信することができる。また、この無線通信システム1においては、ユーザが操作する無線通信装置3がマスタ機器となり、ホスト機器4、携帯電話2がスレーブ機器となっていても良い。
【0089】
このように構成された無線通信装置3にホスト機器4からインターネット網40への接続を要求する接続要求がされた場合、無線通信CPU69は、先ず、個人情報記憶部65から個人情報、ネットワーク設定記憶部66からネットワーク設定情報をシステムバス70を介して読み出し、RAM67に一旦個人情報及びネットワーク設定情報を格納する。次に、無線通信CPU69は、無線通信部61及びベースバンド制御部63を制御し、プロトコルスタック12a及びプロトコルスタック12bの下位5レイヤに準じた処理を行うことで、ホスト機器4及び携帯電話2とBT方式の近距離無線通信網10を介した接続関係を確立する。次に、無線通信CPU69は、近距離無線通信網10を介した接続関係を利用し、RAM67に格納したネットワーク設定情報及び個人情報を用いて、プロトコルスタック12aの上位3レイヤに従った処理をすることで、携帯電話2を介してホスト機器4とインターネット網40との接続を行う。
【0090】
つぎに、上述した無線通信システム1において、ホスト機器4とインターネット網40との接続関係を確立して、ホスト機器4とインターネット網40との間でユーザデータを送受信するときの処理手順について図5を参照して説明する。この図5は、ホスト機器4、無線通信装置3、携帯電話2、移動体通信網20、公衆通信網30、インターネットサービスプロバイダ41、WWWサーバ42の7つの部分の相互間の通信制御シーケンスを示す。
【0091】
この図5によれば、先ず、ユーザがホスト機器4を操作することによりインターネット網40との接続の要求する操作入力信号が生成されると、ホスト機器4は、BT方式に従った接続関係を無線通信装置3との間で確立すべく、近距離無線通信網10を介して無線通信装置3との接続を要求するBT接続要求(S1−1)を無線通信装置3に送信する。
【0092】
ここで、ホスト機器4ではプロトコルスタック13の下位5レイヤに従った処理を行うとともに、無線通信装置3ではホスト機器4に対応したプロトコルスタック12bの下位5レイヤに従った処理を行うことでBT方式に準じたリンクを確立する(ステップST1)。このとき、無線通信装置3の無線通信CPU69では、ホスト機器4からのBT接続要求(S1−1)を認識し、個人情報及びネットワーク設定情報を読み出してRAM67に一旦格納した後、無線通信部61及びベースバンド制御部63を制御することで、ホスト機器4との間での近距離無線通信網10を介したリンクを確立する。
【0093】
無線通信装置3の無線通信CPU69は、無線通信部61及びベースバンド制御部63を制御して携帯電話2にBT接続要求(S1−2)を送信し、携帯電話2との間でリンクの確立を行う(ステップST2)。このとき、携帯電話2ではプロトコルスタック11の下位5レイヤに従った処理を行うとともに、無線通信装置3では携帯電話2に対応したプロトコルスタック12aの下位5レイヤに従った処理を行う。携帯電話2とのBT方式に従ったリンクが確立すると、無線通信装置3は、ホスト機器4にBT接続完了メッセージ(S2)を送信する。
【0094】
ホスト機器4は、近距離無線通信網10を経由してインターネット網40と接続することを要求するインターネット接続要求(S3)を無線通信装置3に送信する。無線通信装置3の無線通信CPU69は、ホスト機器4からのインターネット接続要求(S3)に応じて、プロトコルスタック12aのPPPをROM68から読み出して起動する(ステップST3)。
【0095】
無線通信CPU69は、RAM67にネットワーク設定情報として格納されたインターネットサービスプロバイダ41の電話番号を参照して、無線通信部61及びベースバンド制御部63を制御して、携帯電話2に発信要求及び電話番号(S5)を送信する。
【0096】
携帯電話2は、無線通信装置3からの発信要求及び電話番号(S5)を受信すると、呼設定メッセージであるセットアップ要求(SET UP1)(S6)を移動体通信網20を介して公衆通信網30に送信する。
【0097】
公衆通信網30では、セットアップ要求(S6)を受信すると、セットアップ要求(S6)と同じ内容のセットアップ要求(SET UP2)(S7)をインターネットサービスプロバイダ41に送信する。
【0098】
インターネットサービスプロバイダ41は、セットアップ要求(S7)を受信すると、自身の回線が空いていてユーザデータの受信が可能であるときには、セットアップ要求(S7)に対する応答をして公衆通信網30に応答メッセージ(CONNECT2)(S8)を返信する。
【0099】
公衆通信網30では、インターネットサービスプロバイダ41からの応答メッセージ(S8)を受信すると、移動体通信網20を経由して応答メッセージ(CONNECT1)(S9)を携帯電話2に転送する。
【0100】
携帯電話2は、公衆通信網30からの応答メッセージ(S9)を受信すると、インターネットサービスプロバイダ41に対する回線接続が完了したことを認識し、接続完了メッセージ(S10)を無線通信装置3に送信する。
【0101】
次に、無線通信装置3は、接続完了メッセージ(S10)を受信したことに応じて、リンク確立フェーズに移行する(ステップST4)。
【0102】
次に、無線通信CPU69は、PPPに従った認証処理を起動し(ステップST5)、RAM67に個人情報として格納されたユーザID及びパスワードを参照して、インターネットサービスプロバイダ41との間で認証処理を行うための認証データ(S10)を送受信する。これにより、無線通信CPU69は、インターネットサービスプロバイダ41との間で認証処理が確立すると、認証確立フェーズに移行する(ステップST6)。
【0103】
次に、無線通信CPU69は、認証処理が完了すると、無線通信部61及びベースバンド制御部63を制御して、ホスト機器4にインターネット接続完了メッセージ(S11)を送信する。
【0104】
次に、無線通信CPU69は、ネットワークプロトコル起動処理を開始し、プロトコルスタック12aのTCP及びIPの処理内容を示すプログラムをROM68から読み出して起動する。また、無線通信CPU69は、PPPに従った処理によって動的に割り当てられた自身のIPアドレスをRAM67内に記憶する(ステップST7)。
【0105】
次に、ホスト機器4は、ユーザデータ送信先の宛先IPアドレス及びユーザデータ(S12)を近距離無線通信網10を介して無線通信装置3に送信する。これに対し、無線通信CPU69は、ホスト機器4からの宛先IPアドレス及びユーザデータ(S12)を一旦RAM67に格納し、TCP/IP処理を実行する(ステップST8)。すなわち、無線通信CPU69は、ユーザデータにTCPヘッダを付加するとともに、RAM67に格納されている自身のIPアドレスを送信元IPアドレスとし、送信元IPアドレス及び宛先IPアドレスを用いてユーザデータにIPヘッダを付加することで、ユーザデータをTCP/IPにカプセル化する。そして、ホスト機器4は、TCP/IPにカプセル化したユーザデータ(S13)を、インターネットサービスプロバイダ41を介して、宛先IPアドレスで指定したWWWサーバ42に送信する。
【0106】
また、WWWサーバ42からTCP/IPでカプセル化したユーザデータ(S13)がインターネットサービスプロバイダ41等を介して無線通信装置3に送信されると、無線通信CPU69は、TCP/IP処理(ステップST8)を実行することにより、IPヘッダ及びTCPヘッダをユーザデータから分離してTCP/IPのデカプセル化をする。無線通信CPU69は、WWWサーバ42のIPアドレスを送信元IPアドレスとし、送信元IPアドレス及びユーザデータ(S14)をWWWサーバ42からのデータとしてホスト機器4に送信する。
【0107】
このような処理を行うことにより、無線通信装置3は、ホスト機器4からのユーザデータ(S12)をカプセル化してユーザデータ(S13)をWWWサーバ42に送信可能とするとともに、WWWサーバ42からホスト機器4に送信されたユーザデータ(S13)をデカプセル化してユーザデータ(S14)をホスト機器4に送信することができる。無線通信装置3は、このような処理を繰り返すことにより、ホスト機器4とインターネット網40との接続を実現する。
【0108】
また、無線通信装置3では、ホスト機器4からのユーザデータをカプセル化してWWWサーバ42に送信する場合のみならず、装着凹部53に装着された外部メモリモジュール90に格納されたユーザデータをカプセル化してWWWサーバ42に送信しても良い。
【0109】
このような無線通信装置3を備えた無線通信システム1では、無線通信装置3の内部に記憶しているネットワーク設定情報及び個人情報を用いて、TCP、IP、PPPのネットワーク接続のためのプロトコル処理をホスト機器4に代わって実行することにより、ホスト機器4を容易にインターネット網40に接続させることができる。すなわち、ホスト機器4は、インターネット網40の接続に必要なネットワーク設定情報、個人情報を記憶する必要が無く、これらの情報の設定機能及びTCP、IP、PPP等のネットワークプロトコルを内部に実装する必要が無くインターネット網40と接続することができる。
【0110】
また、無線通信システム1では、他のユーザに従ってネットワーク設定情報や個人情報が設定されているホスト機器や、ネットワーク設定情報や個人情報が設定されていない他人のホスト機器を、無線通信装置3に記憶したネットワーク設定情報及び個人情報を用いて、インターネットサービスプロバイダ41に接続させることが可能となる。
【0111】
更に、無線通信システム1では、BT方式に従った近距離無線通信網10を介して無線通信装置3と接続するのみのモジュールをホスト機器4に内蔵するだけで良く、ホスト機器4の小型化、低消費化、低コスト化を実現することができる。
【0112】
また、上述した実施の形態における無線通信装置3の装着凹部53に装着する外部メモリモジュール90は、各種フラッシュメモリカードの物理的仕様、データ通信仕様に基づいたものであっても良い。すなわち、外部メモリモジュール90は、例えば米サンディスク社が提唱するコンパクトフラッシュ(縦寸法36mm×横寸法42mm×厚さ寸法3.3mm)、東芝が提唱するスマートメディア(縦寸法45mm×横寸法37mm×厚さ寸法0.76mm)(正式名称:Solid State Floppy Disk Card)、MultiMediaCard Associationと呼ばれる団体により規格の標準化が行われたマルチメディアカード(縦寸法32mm×横寸法24mm×厚さ寸法1.4mm)、松下電器産業、米サンディスク、東芝で開発されたSDメモリカード(縦寸法32mm×横寸法24mm×厚さ寸法2.1mm)等のフラッシュメモリーカードの物理的仕様、データ通信仕様に基づいて、内部に上述した処理を行うBluetooth用のチップ等を実装することができる。
【0113】
更に、上述した実施の形態では、2.4GHz帯の電波を近距離無線通信網10内で送受信してホスト機器4と公衆通信網40とを接続する一例について説明したが、例えばIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11aで提案されているような5GHz帯の電波を用いたWireless LANにおいてホスト機器4とインターネット網40とを接続する場合にも本発明が適用可能であることは勿論である。
【0114】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る通信装置は、通信設定情報に基づいて、無線通信網及び通信機器を介した上記外部通信網との接続関係を設定し、外部通信網とホスト機器との間のデータの送受信を行うように第1の無線通信手段及び第2の無線通信手段を制御するので、ホスト機器の通信設定に拘わらず、内部で外部通信網との接続関係を形成し、第1の無線通信手段を制御することで、ホスト機器についてインターネット網等の外部通信網への接続を行うことができる。したがって、この通信装置によれば、内部の設定を変更するだけで複数のホスト機器についての接続設定を行うことができ、ホスト機器についてのインターネット網等に接続するためのネットワーク設定等を簡便にすることができる。
【0115】
本発明に係る通信方法は、内部に記憶した外部通信網に関する情報である通信設定情報を用いて、通信機器を介した通信装置と外部通信網との接続関係を設定し、通信装置と外部通信網との接続関係を用いて、通信機器を介して外部通信網とデータを送受信するとともに、ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信してホスト機器と外部通信網との間のデータの送受信を制御することができるので、ホスト機器の通信設定に拘わらず、通信装置内部で外部通信網との接続関係を形成し、ホスト機器についてインターネット網等の外部通信網への接続を行うことができる。したがって、この通信方法によれば、内部の設定を変更するだけで複数のホスト機器についての接続設定を行うことができ、ホスト機器についてのインターネット網等に接続するためのネットワーク設定等を簡便にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した無線通信システムの構成、無線通信システムと外部通信網との関係、無線通信システムを構成する携帯電話、無線通信装置、ホスト機器のプロトコルスタックを示す図である。
【図2】本発明を適用した無線通信装置の外観構成を示す斜視図である。
【図3】本発明を適用した無線通信装置の外観構成を示す平面図である。
【図4】本発明を適用した無線通信装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明を適用した無線通信装置、ホスト機器、携帯電話、移動体通信網、公衆通信網、インターネット網、インターネットサービスプロバイダ、WWWサーバとの間で行う通信制御シーケンスを説明するための図である。
【図6】従来の無線通信システムの全体構成について説明するための図である。
【図7】従来の無線通信システムに含まれるホスト機器の構成を示すブロック図である。
【図8】従来の無線通信システムを構成する携帯電話、ホスト機器のプロトコルスタックについて説明するための図である。
【符号の説明】
1 無線通信システム、2 携帯電話、2a BTモジュール、3 無線通信装置、4 ホスト機器、4a BTモジュール、10 近距離無線通信網、11,12a,12b,13 プロトコルスタック、20 移動体通信網、30 公衆通信網、40 インターネット網、41 インターネットサービスプロバイダ、42 WWWサーバ、61 無線通信部、63 ベースバンド制御部、65 個人情報記憶部、66 ネットワーク設定記憶部、68 ROM、69 無線通信CPU、81 受信部、82 送信部、84 ホッピングシンセサイザ部
Claims (8)
- ホスト機器との間で無線通信網を介してデータの送受信を行う第1の無線通信手段と、
上記無線通信網外の外部通信網と接続する通信機器との間で無線通信網を介してデータの送受信を行う第2の無線通信手段と、
上記外部通信網に関する情報である通信設定情報が格納される記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された通信設定情報に基づいて、上記無線通信網及び上記通信機器を介した上記外部通信網との接続関係を設定し、上記外部通信網と上記ホスト機器との間のデータの送受信を行うように上記第1の無線通信手段及び上記第2の無線通信手段を制御する通信制御手段と
を備え、
上記記憶手段には、上記ホスト機器を操作するユーザに関する情報である個人情報が記憶され、上記通信制御手段は、上記記憶手段に格納された通信設定情報及び上記記憶手段に格納された個人情報を用いて、上記ホスト機器と上記外部通信網との接続関係を設定することを特徴とする通信装置。 - ホスト機器との間で無線通信網を介してデータの送受信を行う第1の無線通信手段と、
上記無線通信網外の外部通信網と接続する通信機器との間で無線通信網を介してデータの送受信を行う第2の無線通信手段と、
上記外部通信網に関する情報である通信設定情報が格納される記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された通信設定情報に基づいて、上記無線通信網及び上記通信機器を介した上記外部通信網との接続関係を設定し、上記外部通信網と上記ホスト機器との間のデータの送受信を行うように上記第1の無線通信手段及び上記第2の無線通信手段を制御する通信制御手段と
を備え、
上記記憶手段には、PPP(Point to Point Protocol)、IP(Internet Protocol)、TCP(Transport Control Protocol)のうち少なくとも一のプロトコルが格納され、上記通信制御手段は上記記憶手段に格納された少なくとも一のプロトコルを用いて上記ホスト機器と上記外部通信網との接続を設定し、上記ホスト機器と上記外部通信網との間のデータの送受信を制御することを特徴とする通信装置。 - ホスト機器との間で無線通信網を介してデータの送受信を行う第1の無線通信手段と、
上記無線通信網外の外部通信網と接続する通信機器との間で無線通信網を介してデータの送受信を行う第2の無線通信手段と、
上記外部通信網に関する情報である通信設定情報が格納される記憶手段と、上記記憶手段に記憶された通信設定情報に基づいて、上記無線通信網及び上記通信機器を介した上記外部通信網との接続関係を設定し、上記外部通信網と上記ホスト機器との間のデータの送受信を行うように上記第1の無線通信手段及び上記第2の無線通信手段を制御する通信制御手段と
を備え、
上記記憶手段には、上記ホスト機器とデータの送受信をするプロトコルからなる第1のプロトコルスタック及び上記通信機器とデータの送受信をするプロトコルからなる第2のプロトコルスタックが格納され、上記第1の無線通信手段は第1のプロトコルスタックを用いて上記ホスト機器との間でデータの送受信をし、上記第2の無線通信手段は第2のプロトコルスタックを用いて上記通信機器との間でデータの送受信をし、上記通信制御手段は、上記第1のプロトコルスタック及び第2のプロトコルスタックを用いて無線通信網を介して外部通信網とホスト機器との接続関係を設定することを特徴とする通信装置。 - 上記記憶手段に記憶される第2のプロトコルスタックは、上記第2の無線通信手段と上記通信機器との間でデータを送受信するプロトコル及び上記通信機器を介して外部通信網と第2の無線通信手段との間でデータを送受信するプロトコルからなることを特徴とする請求項3記載の通信装置。
- ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信するとともに、上記無線通信網外の外部通信網と接続した通信機器と無線通信網を介してデータを送受信する通信装置の通信方法において、
内部に記憶した外部通信網に関する情報である通信設定情報を用いて、上記通信機器を介した外部通信網との接続関係を設定し、
上記外部通信網との接続関係を用いて、上記通信機器を介して外部通信網とデータを送受信するとともに、上記ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信して上記ホスト機器と外部通信網との間のデータの送受信を制御し、
上記通信装置の内部に記憶されたホスト機器を操作するユーザに関する情報である個人情報及び通信設定情報を用いて、上記ホスト機器と上記外部通信網との接続関係を設定することを特徴とする通信方法。 - ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信するとともに、上記無線通信網外の外部通信網と接続した通信機器と無線通信網を介してデータを送受信する通信装置の通信方法において、
内部に記憶した外部通信網に関する情報である通信設定情報を用いて、上記通信機器を介した外部通信網との接続関係を設定し、
上記外部通信網との接続関係を用いて、上記通信機器を介して外部通信網とデータを送受信するとともに、上記ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信して上記ホスト機器と外部通信網との間のデータの送受信を制御し、
上記通信装置の内部に記憶されたPPP(Point to Point Protocol)、IP(Internet Protocol)、TCP(Transport Control Protocol)のうち少なくとも一のプロトコル用いて、上記ホスト機器と上記外部通信網との接続を設定し、上記ホスト機器と上記外部通信網との間のデータの送受信を制御することを特徴とする通信方法。 - ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信するとともに、上記無線通信網外の外部通信網と接続した通信機器と無線通信網を介してデータを送受信する通信装置の通信方法において、
内部に記憶した外部通信網に関する情報である通信設定情報を用いて、上記通信機器を介した外部通信網との接続関係を設定し、
上記外部通信網との接続関係を用いて、上記通信機器を介して外部通信網とデータを送受信するとともに、上記ホスト機器との間で無線通信網を介してデータを送受信して上記ホスト機器と外部通信網との間のデータの送受信を制御し、
上記ホスト機器とデータの送受信をするプロトコルからなる第1のプロトコルスタック及び上記通信機器とデータの送受信をするプロトコルからなる第2のプロトコルスタックを上記通信装置の内部に保持し、上記第1のプロトコルスタックを用いて上記ホスト機器との間でデータの送受信をし、上記第2のプロトコルスタックを用いて上記通信機器との間でデータの送受信をし、上記第1のプロトコルスタック及び第2のプロトコルスタックを用いて無線通信網を介して外部通信網とホスト機器との接続関係を設定することを特徴とする通信方法。 - 上記第2のプロトコルスタックは、上記通信装置と上記通信機器との間でデータを送受信するプロトコル及び上記通信機器を介して外部通信網と上記通信装置との間でデータを送受信するプロトコルからなることを特徴とする請求項7記載の通信方法。
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