JP4478108B2

JP4478108B2 - Maintenance work support system for component mounting system and component mounting system including the same

Info

Publication number: JP4478108B2
Application number: JP2005504027A
Authority: JP
Inventors: 美津男今井; 知克久保田
Original assignee: Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Fuji Corp
Priority date: 2003-03-24
Filing date: 2004-03-19
Publication date: 2010-06-09
Anticipated expiration: 2024-03-19
Also published as: JPWO2004086841A1; WO2004086841A1

Description

本発明は、部品実装システム（例えば、電子部品等を回路基板に実装する部品実装機等の実装関連作業機、それらの作業機が並ぶ実装ライン等を含んで構成されるシステム）において、そのシステムを構成する作業機，その作業機の構成要素のメンテナンスを支援するためのシステムに関し、また、そのシステムを含んでなる部品実装システムに関する。 The present invention relates to a component mounting system (for example, a system including a mounting-related work machine such as a component mounter for mounting an electronic component or the like on a circuit board, a mounting line in which those work machines are arranged), and the like. In addition, the present invention relates to a system for supporting maintenance of components of the work machine, and a component mounting system including the system.

電子部品等の回路部品の回路基板への実装は、部品実装機によって行われる。部品実装機は、例えば、回路基板を保持する基板保持装置，電子部品等の回路部品を供給する部品供給装置、供給された回路部品を部品保持デバイスにおいて保持し、上記保持された回路基板の表面に載置する実装装置等の各種装置を含んで構成されている。高精度な部品実装が望まれる中、実装精度を維持するために部品実装機のメンテナンス作業は重要な作業である。これまで、部品実装機のメンテナンスに関する技術として、例えば、特開平１１−１５０３９８号公報、特開平６−１６９１９２号公報、特開平７−３８２８１号公報に掲げる技術が存在する。 Mounting of circuit components such as electronic components on a circuit board is performed by a component mounting machine. The component mounter includes, for example, a substrate holding device that holds a circuit board, a component supply device that supplies circuit components such as electronic components, and holds the supplied circuit components in a component holding device, and the surface of the held circuit board. It is configured to include various devices such as a mounting device to be mounted on. While high-precision component mounting is desired, the maintenance work of the component mounter is an important operation in order to maintain the mounting accuracy. Up to now, as techniques relating to maintenance of a component mounting machine, for example, there are techniques listed in JP-A-11-150398, JP-A-6-169192, and JP-A-7-38281.

上記列挙した特許文献に記載されている技術は、いずれも、メンテナンスを行う時期が到来した時点で通知する、あるいは、メンテナンスの作業項目を列挙するに留まり、使い勝手という点では、不十分なものである。また、上記いずれの技術も、１台の部品実装機のメンテナンスに関するものであり、複数の部品実装機をメンテナンスの対象とする場合、部品実装機ごとにメンテナンス計画を作成する装置を必要とすることに加え、他の部品実装機との関係等を考慮したメンテナンスの計画が作成されず、その点においても、使い勝手が十分であるとは言えない。
そこで、本発明は、部品実装機等の実装関連作業機を含む部品実装システムのメンテナンスに関して、利便性に優れた支援システムを得ることを課題とし、また、その利便性に優れた支援システムを含んだ部品実装システムを得ることを課題としてなされたものである。本発明によって、下記各態様のメンテナンス作業支援システム、部品実装システムが得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解釈されるべきではない。また、一つの項に複数の事項が記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に採用しなければならないわけではない。一部の事項のみを選択して採用することも可能である。
（１）複数の実装関連作業機を備える部品実装システムにおいて利用され、前記複数の実装関連作業機のうちの少なくとも１つのものと、前記複数の実装関連作業機の構成要素のうちの少なくとも１つのものとの少なくとも一方であるメンテナンス対象についてのメンテナンス作業を支援する支援システムであって、
前記メンテナンス対象の各々についての１以上のメンテナンス作業項目と、その作業項目に関する実施頻度とを含むメンテナンスデータを保有するメンテナンスデータ保有部と、
その保有されているメンテナンスデータに基づいて、前記メンテナンス対象のうちの少なくとも１つのものについて実施されるメンテナンス作業の計画を作成するメンテナンス作業計画作成部と
を含む部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本発明の支援システムは、複数の実装関連作業機が含まれる部品実装システムのメンテナンス作業計画を作成できるシステムであることから、従来技術に掲げたところの１つの部品実装機のメンテナンス作業の計画を作成するものとは異なり、利便性がある。一般に、電子回路の組立てを行う工場においては、１つの部品実装機のみが配置されるのではなく、種々の実装関連作業機が連なったラインが複数配置されることが多いことから、本発明の支援システムは、電子回路の組立てを行う工場全般に利用することができる。また、複数の実装関連作業機が配備された部品実装システムでは、多数のメンテナンス作業項目が存在し、それら多数の項目から、適切な作業項目を選択することは困難である。このことに鑑みれば、本発明の支援システムを利用して適切なメンテナンス作業の計画を作成することによって、メンテナンス忘れ，メンテナンス過剰を等を効果的に防止することができる。また、本発明の支援システムを利用すれば、時間的な効率，あるいは、メンテナンスを実施する要員に関しての効率の高いメンテナンス作業を行うことが可能である。
本発明において、「実装関連作業機」は、回路基板に回路部品を実装する部品実装機を始め、例えば、回路基板にクリームはんだを印刷するはんだ印刷機、回路基板に接着剤を塗布する接着剤塗布機（「ディスペンサ」とも呼ばれる）、回路部品が載置された回路基板を加熱して回路部品をはんだ付けする加熱炉（例えば、「リフロー炉」等）、実装結果を検査する検査作業機、それらの作業機間において回路基板を搬送する基板搬送機等、部品実装作業に関連する各種の作業を行う作業機が該当する。本発明が適用される「部品実装システム」は、それらのもののうちの１種類のもののみを複数含んで構成された態様、複数種類のものの各々が１つないしは複数含んで構成された態様のいずれをも含む。具体的には、例えば、いくつかの実装関連作業機が直列に配置された部品実装ラインを１ライン以上含んで構成された態様も該当し、極端には、１つの工場内のすべての部品実装ラインを含んで構成された態様も該当する。実装関連作業機の「構成要素」は、その実装関連作業機の種類によって異なる様々のもののいずれをも含み得る。部品実装機であれば、例えば、フィーダ等の部品供給装置，回路基板保持装置，実装装置といった装置的な要素、それらの装置を構成するさらに下位の装置（例えば、実装装置における実装ヘッド等），部品，部材、その下位の装置，部品を構成するさらに下位の装置，部品（例えば、吸着ノズル），部材等、概念的大きさの異なる様々のものが、「構成要素」となり得る。なお、「構成要素」は、実装関連作業機に固定的に装着されるものであってもよく、また、上記フィーダ等のように、実装関連作業機本体に対して脱着可能とされ、基板種等の実装作業の対象、実装作業形態等に応じて任意に実装関連作業機本体に装着されるようなものであってもよい。
本発明において、「メンテナンス対象」は、上記実装関連作業機のみであってもよく、また、上記構成要素のみであってもよい。さらに、実装関連作業機とそれの構成要素との両者が含まれるものであってもよい。なお、実装関連作業機に固定的に装着された構成要素や、脱着可能な構成要素であってメンテナンス作業の際現に装着されている構成要素についてメンテナンス作業を行う場合には、そのメンテナンス作業を、構成要素についてのメンテナンス作業ではなく、実装関連作業機についてのメンテナンス作業として扱うことができる。つまり、そのようなときは、装着された構成要素をその実装関連作業機の一部とみなし、「メンテナンス対象」を、その構成要素を含む実装関連作業機とすることができるのである。
本発明において、「メンテナンス作業」は特に限定されず、その概念には、通常考えられる点検，保守，保全等の種々の作業が含まれる。具体的には、例えば、上記メンテナンス対象あるいはそれの一部の外観，配置位置，動作等のチェック作業、メンテナンス対象の摺動部，動力伝達部等の給油作業、メンテナンス対象あるいはそれの一部の清掃作業，メンテナンス対象を構成する消耗部品，使用期限規定部品等の交換，メンテナンス対象あるいはそれを構成する部品等の廃棄といった種々の作業である。
本発明において、「メンテナンスデータ」に含まれる「メンテナンス作業項目」は、その形式が特に限定されるものではなく、各メンテナンス対象の各メンテナンス作業を特定可能なものであればよい。例えば、作業名，作業内容種名等や、作業内容を表すコードといった種々の形式のものであってよい。「実施頻度」は、時間的尺度における頻度、動作回数，生産数量といった作業数量的尺度における頻度等であればよい。また、「実施頻度」は、周期を示すものであってもよく、限度を示すものであってもよい。例えば、メンテナンス対象の稼動，動作の有無に関係なく一定の期間，時間経過ごとに１回行うといったものや、あるいは、メンテナンスメンテナンス対象の稼動時間，動作時間におけるｘｘ時間が経過した際にメンテナンス作業を行う、ｙｙ枚の回路基板を生産したあるいはｚｚ個の回路部品を実装した際にメンテナンス作業を行うといったもの等、種々の頻度を採用することが可能である。
本発明において、作成される「計画」は、それの利用目的，通知される形式等が限定されるものではなく、例えば、広い意味でのメンテナンス作業のスケジュールを示すものであればよく、例えば、メンテナンス作業の実施者，メンテナンス作業の管理者等の指針となるものであればよい。計画の内容は、利用目的等に応じて種々の態様のものとすることができる。例えば、単に、メンテナンス作業が実施されるある時期において行われるメンテナンス作業項目のみが含まれる態様のものであってもよく、また、それらのメンテナンス作業項目が何らかの順序付け，階層付け，分類等がされた態様のものであってもよい。例えば、作業を行う順番であるとか、作業の優先度とかいった順位，等級等を伴う態様である。さらには、メンテナンス作業項目に、それとは異なるデータが付随するあるいはそれとは異なるデータが関連付けられ、それらのデータをも含んだ態様のものであってもよい。
本発明において、計画が作成される時期と、その計画によるメンテナンス作業が実施される時期とが一致していることを要しない。例えば、メンテナンス作業の計画を、そのメンテナンス作業が行われる日の前日に作成してもよい。なお、メンテナンス作業を実施する時期が予め定められているような場合は、メンテナンス作業の実施予定時期にそのメンテナンス作業の計画を作成する計画作成時期が関連付けられ、その計画作成時期が到来した際に自動的にそのメンテナンス作業の計画を作成する態様であってもよい。
本発明において、メンテナンス作業の計画の具体的な作成プロセスに関する態様は、特に限定されるものではない。例えば、本発明の支援システムは、メンテナンスデータ保有部が、メンテナンスデータとして、保有されているメンテナンス作業項目の各々の直近に実施されたメンテナンス作業の時期である直近実施時期を含むデータを保有しており、メンテナンス作業計画作成部が、（ｉ）メンテナンス作業が予定されるメンテナンス対象を選択するメンテナンス対象選択部と、（ｉｉ）選択されたメンテナンス対象についてのメンテナンス作業項目の中から、各メンテナンス作業項目の実施頻度，直近実施時期およびメンテナンス作業が予定されている時期である予定実施時期に基づいて、実施するメンテナンス作業項目を決定する実施作業項目決定部とを備える態様とすることが可能である。
より具体的には、例えば、上記実施作業項目決定部が、実施頻度と直近実施時期とから、メンテナンス作業項目ごとの次にメンテナンス作業を行うのが望ましいとされる時期である実施推奨時期を推定し、その推定された実施推奨時期と予定実施時期との関係に基づいて、実施するメンテナンス作業項目である実施作業項目を決定する態様とすることができる。さらに言えば、予定実施時期があるメンテナンス作業項目の実施推奨時期である若しくは実施推奨時期を超える場合に、そのメンテナンス作業項目を実施作業項目とする態様とすることができ、また、予定実施時期があるメンテナンス作業項目の実施推奨時期より前であるが、実施推奨時期より設定時間遡った時期を超える場合に、そのメンテナンス作業項目を実施作業項目とする態様とすることができる。
本発明の支援システムは、例えば、コンピュータを主体とする支援装置を中心としたハード構成のシステムとすることができる。その場合、「メンテナンス作業計画作成部」は、そのコンピュータのＣＰＵ，ＲＡＭ，ＲＯＭ等、データ処理，演算処理等を行う部分と、それらの処理を実行するためのプログラムを含んで構成されるものであってよい。また、「メンテナンスデータ保有部」は、そのコンピュータの内部あるいは外部に、または、支援装置の内部あるいは外部に設けられたメモリ、ハードデスク等や、ＣＤ−ＲＯＭ、フレキシブルディスク等の記憶メディアを備えた記憶装置等を含んで構成されるものであってよい。なお、１つのコンピュータではなく複数のコンピュータによる分散処理を行う態様とすることもできる。
（２）当該メンテナンス作業支援システムが、複数の前記メンテナンス対象についてのメンテナンス作業を支援するものである（１）項に記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、１つの支援システムで複数の実装関連作業機、あるいは、複数の構成要素のメンテナンス作業を支援する態様が含まれ、さらに利便性に優れるシステムである。例えば、部品実装システムに含まれる実装関連作業機のすべてをメンテナンス対象とする態様，部品実装システムに含まれる同種の構成要素のすべてをメンテナンス対象とする態様等が含まれる。
（３）前記メンテナンス作業計画作成部が、前記メンテナンス対象のうちの少なくとも１つのものの各々についてのメンテナンス作業の計画を作成する対メンテナンス対象計画作成部を備えた（１）項または（２）項に記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、平たく言えば、メンテナンス作業計画作成部がメンテナンス対象ごとのメンテナンス作業計画を作成する態様である。例えば、実装関連作業機ごとにメンテナンスが行われる場合（例えば、実装関連作業機ごとにメンテナンスを行うメンテナンス要員が定められている，実装関連作業機ごとにメンテナンス作業を行う時期が定められているといった情況下でメンテナンス作業が行われる場合等）に、有効な計画を作成することが可能である。また、実装関連作業機ごとにメンテナンス作業の負荷を把握したい場合等にも、有効な計画が作成できる。
（４）前記メンテナンス作業計画作成部が、前記メンテナンス対象である前記実装関連作業機から選ばれる１つ以上のものを含む作業機グループについてのメンテナンス作業の計画を作成する対作業機グループ計画作成部を備えた（１）項ないし（３）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様には、例えば、複数の実装関連作業機がいくつかのグループに分けられており、そのいくつかのグループごとにメンテナンス作業計画を作成する態様が含まれる。例えば、部品実装システムに、複数の部品実装ラインが存在する場合、１つの部品実装ラインに含まれる実装関連作業機の一部のもののメンテナンス作業を行うときには、その部品実装ラインの稼動を停止させなければならない場合もある。そのような場合には、生産性を考慮すれば、その部品実装ラインに含まれるすべての実装関連作業機のメンテナンス作業を一斉にあるいは同時期に行うことが望ましいときもある。そのようなときに、部品実装ラインごとのメンテナンス作業計画は便利である。本項に記載の態様には、そのような部品実装ラインごとのメンテナンス作業の計画を作成する態様も含まれる。
（５）前記メンテナンス作業計画作成部が、前記メンテナンス対象である前記構成要素であって前記複数の実装関連作業機から取り外されたものである非装着要素のうちの少なくとも１つのものについてのメンテナンス作業の計画を作成する対非装着要素計画作成部を備えた（１）項ないし（４）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
上述したように、例えば、部品実装機においては、生産対象となる電子回路ごとに実装される回路部品が異なるため、生産対象の変更に従ってフィーダ，実装ヘッド等の構成要素が交換される場合がある。この場合、部品実装機から取り外されたそれらの構成要素のメンテナンス作業を行えば、その部品実装機の稼動ロスを小さくすることが可能である。本項に記載の態様は、平たく言えば、実装関連作業機の構成要素のうちの使用されていないものをメンテナンス対象とする態様であり、本態様によれば、部品実装システムの稼動ロスの向上に寄与し得る計画が作成可能である。なお、例えば、本項に記載の態様は、当該支援システムが、（Ａ）メンテナンス対象である構成要素が複数の実装関連装置に装着されているか否かの装着情報を取得する装着情報取得部と、（Ｂ）その装着情報取得部が取得した装着情報に基づいて、メンテナンス作業が予定される非装着要素を選択する非装着要素選択部とを含み、対非装着要素計画作成部が、その被装着要素選択部によって選択された非装着要素のうちの少なくとの１つのものについてのメンテナンス計画を作成する態様とすることができる。なお、この態様における非装着要素選択部は、先に説明したメンテナンス対象選択部の一部をなすものと観念することができる。
（６）前記メンテナンス作業計画作成部が、定期的に実施されるメンテナンス作業の計画を作成する定期計画作成部を有する（１）項ないし（５）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、いわゆる定期メンテナンス（例えば、月，週または日ごとに一度、決まった時刻，日に行われるメンテナンス等）等に対して有効な計画を作成し得る態様である。本態様は、例えば、メンテナンス作業の予定実施時期を記憶するともに時間の管理を行う機能を有する計画作成指示部を備え、予定実施時期に関係付けられた所定の時期において発せられるその計画作成指示部からの指示に基づいて、メンテナンス作業計画作成部がメンテナンス作業の計画を作成するような態様とすることができる。いわゆるメンテナンス作業計画の自動作成である。
（７）前記メンテナンス作業計画作成部が、前記メンテナンス対象が稼動していない不定期の時期において実施されるメンテナンス作業の計画を作成する不定期計画作成部を有する（１）項ないし（６）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、例えば、休日等の定められた部品実装システムの稼動休止時期，不測の事態によって生じる部品実装システムあるいはそれの一部の稼動停止時期等において実施されるメンテナンス作業に対して、好適な計画を作成し得る態様である。本態様は、例えば、計画要望者の入力した作成指示情報を受け付けるとともにその情報に基づいて作成計画の内容を決定する機能を有する計画作成指示部を備え、その作成計画の内容を含むその計画作成部から発せられる指示に基づいて、メンテナンス作業計画作成部がメンテナンス作業の計画を作成するような態様とすることができる。
（８）前記メンテナンスデータ保有部が、前記メンテナンスデータとして、そのデータに含まれる前記メンテナンス作業項目の少なくとも１つのものであってメンテナンス作業の属性である作業属性が規定された属性規定メンテナンス作業項目を含むデータを保有しており、前記メンテナンス作業計画作成部が、そのデータに基づいてメンテナンス作業の計画を作成する作業属性依拠計画作成部を備えた（１）項ないし（７）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様には、例えば、メンテナンス作業項目ごとにその項目の作業の属性が付けられたメンテナンスデータが保有されており、それらの属性に基づいて、メンテナンス作業の計画を作成する態様が含まれる。「作業属性」は、メンテナンス作業項目に対応するメンテナンス作業の性質，特性，特徴といったものであり、例えば、後に説明する作業技術レベル，作業必要性を始めとして、作業種別（例えば、清掃，給油，位置調整等）、作業に必要な資材（工具，治具等の作業ツール、オイル等の補給資材等を含む）といった各種の性質，特性等が含まれる。例えば、清掃作業だけ、あるいは、給油作業だけといった具合に、同じ作業種別の作業項目についての計画を作成する態様、同じ作業工具を使用する，同じオイルを補給するといった同じメンテナンス資材を使用するメンテナンス作業について計画を作成する態様等も、本項に記載の態様に含まれる。
（９）前記メンテナンスデータ保有部が、前記メンテナンスデータとして、作業技術レベルが前記作業属性として規定された前記属性規定メンテナンス作業項目を含むデータを保有する（８）項に記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、上記作業属性を作業技術レベルを含むものに限定する態様である。「作業技術レベル」には、例えば、メンテナンス作業の技術的難易度等が含まれる。後に説明するように、メンテナンス作業を行うメンテナンス要員は技術レベルの異なる者によって構成され、技術レベルの低い要員が行い得ないあるいは行うことを禁止する作業項目が設定される場合がある。本態様には、そのような場合、メンテナンス作業項目に関連付けてその作業項目の作業技術レベルを記憶しておき、その作業技術レベルに基づいて計画を作成する態様が含まれる。本態様は、例えば、メンテナンス作業が予定されるメンテナンス要員個々との関係において、その関係に応じた計画を作成するような場合にあって、好適な態様である。また、互いに同じ作業技術レベルのメンテナンス作業項目のみを選び、その選ばれた作業項目にについての計画を作成するといった態様も、本項に記載の態様に含まれる。
（１０）前記メンテナンスデータ保有部が、前記メンテナンスデータとして、作業必要性が前記作業属性として規定された前記属性規定メンテナンス作業項目を含むデータを保有する（８）項または（９）項に記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、上記作業属性を作業必要性を含むものに限定する態様である。「作業必要性」には、例えば、メンテナンス作業の至急度（例えば、メンテナンス作業を行わなかった場合における障害発生の時期の到来の早晩を示す度合等），重要度（例えば、メンテナンス作業を行わなかった場合において発生する障害の大きさの度合等）等が含まれ、それらの１つあるいは複数のものを作業必要性として採用することが可能である。作業必要性の高い作業項目を優先して実施するような計画を作成する態様（１のメンテナンス作業において作業順序を優先させる態様も含まれる）、互いに同程度の作業必要性を有する作業項目を選択してそれら選択したものについての計画を作成する態様等、様々な態様が本態様に含まれる。
（１１）前記メンテナンス作業計画作成部が、前記部品実装システムにおいてメンテナンス作業を行うことが予定された複数のメンテナンス要員のうちの少なくとも１人の各々についてのメンテナンス作業の計画を作成する対要員計画作成部を備えた（１）項ないし（１０）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、平たく言えば、メンテナンス要員ごとの作業計画を作成する態様である。例えば、複数のメンテナンス対象について複数のメンテナンス作業項目が存在する場合、あるメンテナンス要員が自身で自身の行う作業項目を選択することが困難であることが多い。本態様によれば、作成されるメンテナンス要員１人についての作業計画が作成され、そのメンテナンス要員はその計画に従って作業を行うことができるため、効率のよいメンテナンス作業が実現されることになる。なお、「メンテナンス要員」は、実際にメンテナンス作業を行う実施者のみならず、メンテナンスを管理する管理者をも含む概念である。
（１２）前記対要員計画作成部が、前記少なくとも１人のメンテナンス要員の各々について定められた要員属性に基づいて、メンテナンス作業の計画を作成する要員属性依拠計画作成部を有する（１１）項に記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様には、上記メンテナンス要員ごとの計画を作成する際に、メンテナンス要員ごとにその要員に設定されている属性に基づいて、その要員に関する作業計画を作成する態様が含まれる。「要員属性」は、後に説明するように、技術レベル、職種、作業速度、担任範囲の他に、そのメンテナンス要員の作業可能なあるいは不可能な時期，作業可能なあるいは作業不可能なメンテナンス対象の種別等、様々なものが含まれ、それらの１つあるいは２つ以上のものを採用することができる。本態様によれば、メンテナンス要員の個々の能力，個々についての適正，個々に加えられている制限等に応じて適切な計画を作成することが可能である。なお、要員属性は、計画を作成する都度決定されるものであってもよく、また、予め固定的に設定されたものであってもよい。予め設定されている場合、例えば、当該支援システムに、その設定されている要員属性がメンテナンス要員に関連付けられた要員データ（前記メンテナンスデータの一部としてもよく、あるいは、そのデータとは別のデータとしてもよい）を保有する要員データ保有部を設け、その保有部が保有する要員データに基づいてメンテナンス作業の計画を作成する態様とすることができる。
（１３）前記対要員計画作成部が、前記要員属性として、技術レベル，職種，作業速度，担任範囲から選ばれる少なくとも１つのものに基づいて、メンテナンス作業の計画を作成するものである（１２）項に記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、要員属性をさらに具体的なものに限定した態様である。「技術レベル」は、メンテナンス要員の技術的能力，資格等を意味し、技術レベルに基づく態様として、例えば、先に説明したメンテナンス作業項目の作業技術レベルとの関係に基づいてその要員が可能な作業項目を選択し、その選択した作業項目についての作業計画を作成する態様を採用することができる。また、「職種」は、メンテナンス要員の役職，部署，実施者か管理者かといった区別等を意味し、職種に基づく態様として、例えば、実施者向けの作業計画，管理者向けの作業計画といった計画の利用目的等に応じた種々の計画が作成可能である。また、「作業速度」は、例えば、メンテナンス作業一般についてのあるいは特定の項目のメンテナンス作業についての作業の完了までの時間等、メンテナンス要員個々の作業を行う早さに関する能力を示す程度値を意味し、作業速度に基づく態様として、作業速度が大きく設定された要員には多くのメンテナンス作業項目を割り当て、作業速度が小さく設定された要員には少ないメンテナンス作業項目を割当てるといった計画を作成する態様を採用することができる。さらに、「担任範囲」は、例えば、受け持つメンテナンス対象の種類，ライン等の作業機グループの名，工場内の領域等を意味し、担任範囲に基づく態様として、メンテナンス要員個々の担任範囲を参照してその範囲に含まれるメンテナンス対象あるいは作業項目を選択し、その選択されたメンテナンス対象あるいは作業項目についての作業計画を作成する態様を採用することができる。
（１４）前記メンテナンスデータ保有部が、前記メンテナンスデータとして、そのデータに含まれる前記メンテナンス作業項目の少なくとも１つのものであってメンテナンス作業の所要時間である作業所要時間が規定された所要時間規定メンテナンス作業項目を含むデータを保有しており、前記メンテナンス作業計画作成部が、そのデータに基づいてメンテナンス作業の計画を作成する所要時間依拠計画作成部を備えた（１）項ないし（１３）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、平たく言えば、メンテナンス作業項目ごとに定められたメンテナンス作業の所要時間を参照して、作業計画を作成する態様である。例えば、実施が予定されている作業項目が決定している場合は、メンテナンス作業の実施時間を見積もることが可能であり、逆に、メンテナンス作業の実施可能時間が予定されている場合は、その時間内に行い得るメンテナンス作業項目を見積もることができる。本態様によれば、例えば、メンテナンス作業の時間的負荷等を考慮した計画を作成することが可能となる。
（１５）前記所要時間依拠作成部が、予定された作業時間内にメンテナンス作業が終了する計画を作成するものである（１４）項に記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、上記作業所要時間に基づく作業計画作成の一態様であり、メンテナンス作業の実施可能時間が予定されている場合に、その時間内に収まる作業計画を作成する態様である。例えば、日々のメンテナンスであるとか、生産対象変更時である段取替えの際に行われるメンテナンスとかの場合、メンテナンス作業を行う時間が制限されていることがある。その場合に、本態様の支援システムによれば、メンテナンス要員が実施し得る適切なメンテナンス作業項目を含む作業計画を作成することが可能である。なお、「予定された作業時間」は、例えば、定期的なメンテナンスの多くがそうであるように、予め設定されている時間であってもよく、また、不測事態による稼動停止時に行われるメンテナンスの多くがそうであるように、メンテナンス作業を行うことが予定される都度設定されることで予定される時間であってもよい。
（１６）前記所要時間依拠作成部が、前記複数のメンテナンス要員のメンテナンス作業を実施する複数の者の各々のメンテナンス作業を実施する時間が平均化された計画を作成するものである（１４）項または（１５）項に記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、上記作業所要時間に基づく作業計画作成の一態様であり、例えば、一時期において行われるメンテナンス作業において、複数のメンテナンス要員の負荷が均等化されるような作業計画を作成する態様が含まれる。本態様によれば、メンテナンス要員間の衡平が確保された作業計画が作成可能である。また、実施可能時間が決められているような場合、複数のメンテナンス要員が一時期に行う作業において、その複数の要員全体を考えれば、より多くの作業項目を実施可能な作業計画が容易に作成できる。なお、より高度なメンテナンス管理を目指すのであれば、例えば、上記作業所要時間をメンテナンス要員ごとの時間として保有し、そのメンテナンス要員ごとの作業所要時間に基づいて作業計画を作成する態様を採用することも可能である。
（１７）当該メンテナンス作業支援システムが、前記メンテナンスデータ保有部に保有されている前記所要時間規定項目うちの少なくとも１つのもののを、実施されたメンテナンス作業の実績作業時間に基づいて更新する作業所要時間更新部を含む（１４）項ないし（１６）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、上記作業所要時間に基づく計画作成において、その基準とされた作業所要時間を更新する態様である。本態様は、具体的には、例えば、実績作業時間を取得する実績作業時間取得部を備え、その取得部の取得した実績作業時間に基づいて上記作業所要時間更新部が更新処理を行う態様とすることができる。その場合、各メンテナンス要員が行ったメンテナンス作業項目ごとの実績作業時間が取得されるものであってもよく、また、一時期における各メンテナンス要員ごとの総実績時間であるとか、一時期における各メンテナンス対象についての総実績時間とかを取得し、その取得した総実績時間に何らかの演算処理（例えば、統計的あるいは解析的な処理等）によって各メンテナンス作業項目ごとの実績時間を推定し、その推定結果に基づいて更新処理を行うものであってもよい。メンテナンス作業の所要時間は、メンテナンス要員の作業習熟の進行に伴って減少したり、逆に、メンテナンス対象が古くなれば増加したりする場合がある。本態様によれば、例えばそのような要因による作業所要時間の変動に柔軟に対応して、より効率のよい作業計画が作成できる。なお、更新処理は、単に直前の実績値を置き換えるものであってもよく、また、直近の一定期間内あるいは一定回数内の実績値を平均した値のように、何らかの演算処理を施した値に基づいて更新処理を行うものであってもよい。
以上、上記各項において、メンテナンス作業計画作成部が備えるところの各機能部を説明した。それらの機能部を列挙すれば、それらはそれぞれ、対メンテナンス対象計画作成部，対作業機グループ計画作成部，対非装着要素計画作成部，定期計画作成部，不定期計画作成部，作業属性依拠作計画成部，対要員計画作成部（要員属性依拠計画作成部を含む），所要時間依拠計画作成部である。本発明の支援システムが、コンピュータを主体とする装置を中心として構成される場合は、メンテナンス作業計画作成部は、ハード的には、そのコンピュータのＣＰＵを始めとする演算処理を行う部分である。そのため、上記列挙した各機能部は、独立して存在する部分とはならない場合が多い。つまり、上記各機能部は、メンテナンス作業計画作成部の機能を種々の角度から見たものであることを意味するのである。そして、各機能部は任意に複数のものが組み合わされて、１つ以上のメンテナンス作業の計画を作成する態様とすることができる。言い換えれば、メンテナンス作業計画作成部は、任意に選択された複数の機能を発揮して、１つ以上のメンテナンス作業の計画を作成することができるのである。
例えば、ある作業機グループの定期メンテナンスの作業計画であって、そのグループに割当てられた複数のメンテナンス要員（技術レベルの異なる者が含まれる）のうちの１人について、予定された実施可能時間の中で作業可能な作業計画を作成する場合を考えれば、その場合には、上記各機能部のうち、対作業機グループ計画作成部，定期計画作成部，作業属性依拠作計画成部，対要員計画作成部（要員属性依拠計画作成部を含む），所要時間依拠計画作成部の各々が機能して、上記１人のメンテナンス要員についての１つの作業計画が作成される。ここに説明した例は一例であるが、作成される作業計画の用途すなわち利用の目的等に応じて、上記各機能部のうちのいずれか１以上の任意のものが単独あるいは組み合わされた様々な態様で機能し、任意の作業計画を作成することができるのである。
（１８）前記メンテナンス作業計画作成部が、互いに異なる複数のメンテナンス作業の計画を作成するものである（１）項ないし（１７）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、複数の作業計画を作成する態様である。例えば、一時期のメンテナンス作業において複数のメンテナンス要員の各々に要員ごとに異なる作業計画を作成する場合、一時期のメンテナンス作業において複数のメンテナンス対象の各々についてそれら対象ごとに異なる作業計画を作成する場合等が含まれる。これらの場合は、例えば、上記機能部のうちの対要員計画作成部，対メンテナンス対象計画作成部等の１つが、異なる作成条件の下に複数回機能することにより複数の計画を作成するのである。つまり、本項に記載の態様は、同じ機能部が異なる作成条件の下に複数の作業計画を作成する態様を含むのである。また、本項に記載の態様には、例えば、同じメンテナンス対象に対して定期メンテナンスと不定期メンテナンスとの両者を作成するような場合も含まれる。この場合は、上記機能部のうちの定期計画作成部と不定期計画作成部とが選択的に機能することになる。つまり、本項に記載の態様は、機能する機能部が互いに異なる（組み合わせが異なる場合をも含む）状態で複数の作業計画を作成する態様をも含むのである。本項に記載の態様によれば、利用条件，利用目的等に応じた複数の作業計画が得られるため、より利便性の高い支援システムが実現される。
（１９）当該メンテナンス作業支援システムが、前記メンテナンス作業計画作成部によって作成されたメンテナンス作業の計画を、その計画を利用する利用者に通知する作業計画通知部を含む（１）項ないし（１８）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、メンテナンス作業の結果を通知する態様に関するものである。本項における「作業計画通知部」は、その具体的態様が限定されるものではないが、例えば、支援装置自体が備えるディスプレイ等を含む表示部であってもよく、また、部品実装システムに含まれる実装関連作業機が有する自らの動作情報，操作情報等を表示するディスプレイ等を含む表示装置（例えば、操作盤の一部分のようなもの）等であってよい。また、それらとは別体に設けられたコンピュータを主体とするモニタ装置であってもよく、そのモニタ装置は、例えば、支援装置と無線によって情報通信可能なＰＤＡ，携帯電話機等の携帯端末装置であってもよい。なお、メンテナンス作業の計画の通知は、視覚的な手段に限られず、音声案内等の聴覚的手段によるものであってもよい。さらにまた、本項に記載の態様は、作業計画通知部が複数存在する態様であってもよい。なお、複数の表示装置等によって通知される場合、複数の作業計画通知部が存在すると観念することもでき、また、それらの表示装置を総合して１つの作業計画通知部と観念し、それら複数の表示装置等の各々を１つの作業計画通知部の一部分として観念することもできる。なお、本項における「利用者」は、メンテナンス要員の他、経営者、生産管理者等、直接メンテナンスと関連しない者をも含む概念である。
（２０）前記メンテナンス作業計画作成部が、互いに異なる複数のメンテナンス作業の計画を作成するものであり、前記作業計画通知部が、前記複数の計画のうちから選択された少なくとも１以上のものを通知するものである（１９）項に記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、先に説明したように複数の作業計画が作成される場合に、その作成された複数の作業計画のうちから、任意にあるいは何らかの選択条件に従って選択して表示する態様である。何らかの選択条件に従う例としては、例えば、複数の上記表示装置等を備えるような場合に、それら表示装置等の種類等を選択条件として、表示装置等に応じて異なる計画が自動的に選択されるような態様である。具体的には、例えば、実装関連装置の各々の表示装置に、その各々をメンテナンス対象とするその各々についてのメンテナンス作業の計画が表示され、メンテナンス管理者が利用するモニタ装置には、管理用情報として、１つの作業機グループのすべてのメンテナンス作業項目が表示されるような態様である。本項の態様は、作業計画の通知という観点からの利便性が高い態様である。
（２１）当該メンテナンス作業支援システムが、前記作業計画通知部によって通知されるメンテナンス作業の計画を、前記利用者に応じて選択する通知計画選択部を含む（２０）項に記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、複数の作業計画のうちの１以上のものを選択的に通知する態様に関する一態様である。例えば、上記表示装置，モニタ装置等にアクセスする場合、利用者は、それらの装置に自らの個人識別情報（名称，社員コード等のＩＤ情報等が含まれる）を入力すれば、その識別情報に関連付けられたその利用者の属性に従って、その利用者が必要とする作業計画を自動的に選択し、その選択された計画を通知する態様が含まれる。利用者ごとにその利用者に応じた作業計画が自動的に選択されれば、例えば、作業計画の受け取りミス（例えば他人の作業の作業計画を参照してしまうといったミス）が防止される。例えば、１つの作業機グループにおいて複数のメンテナンス要員が一時期にメンテナンス作業を行うような場合に、メリットがある。なお、本項に記載の態様は、例えば、前述の要員データが上記個人識別情報を含むものとされ、通知計画選択部が、その要員データを参照してメンテナンス要員に応じた作業計画を決定する態様で実施することが可能である。
（２２）前記作業計画通知部が、前記メンテナンス作業項目のうちの前記通知されるメンテナンス作業の計画に含まれる少なくとも１以上のものの各々について、その各々のメンテナンス作業において必要なメンテナンス資材を通知する必要資材通知部を備えた（１９）項ないし（２１）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
多種多様のメンテナンス作業項目が存在する場合、メンテナンス要員がそれらメンテナンス作業項目ごとのメンテナンス資材をすべて覚えるのが困難である場合が多い。本項に記載の態様によれば、メンテナンス作業を実際に行う場面における利便性の高い作業計画を作成することができる。本項における「メンテナンス資材」は、作業に必要な資材であり、例えば、レンチ，ドライバ等の工具、特定の部分の調整具等の治具等の作業ツール、オイル，グリス等の補給資材等が含まれ、通知される情報としては、それらの名称，品番，型式、サイズ等の各種の情報が含まれる。通知の具体的な方式は特に限定されるのものではないが、例えば、メンテナンス作業項目に関連付けて上記名称，品番等が表示されるような方式であってよい。なお、本項における技術的特徴であるメンテナンス資材の通知は、複数の実装関連作業機を備えない部品実装システム、すなわち、１つの実装関連作業にのみに利用される支援システムについても適用可能であり、そのような態様も、本願における発明足り得ると考える。
（２３）前記作業計画通知部が、前記メンテナンス作業項目のうちの前記通知されるメンテナンス作業の計画に含まれる少なくとも１以上のものの各々について、その各々のメンテナンス作業の作業内容を静止画と動画との少なくとも一方にて表示する作業内容表示部を備えた（１９）項ないし（２２）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
メンテナンス作業項目の種類が多い場合、メンテナンス実施者は、それらの項目のすべての作業を習得することが困難である場合が多い。本項に記載の態様によれば、そのような場合において有効な計画を作成することができる。静止画，動画といった画像は、作業内容を解りやすく表示することができるため、メンテナンス作業を実施する実施者にとって、作業内容を把握するための大いなる一助となり得る。その観点からすれば、本態様は、メンテナンス作業を実際に行う場面における利便性の高いシステムである。本項における「作業内容」には、メンテナンス作業を実施すべき箇所，作業の実施手順，作業のポイント等の各種情報等の各種のものが相当する。なお、本項における技術的特徴である静止画と動画との少なくとも一方による通知は、複数の実装関連作業機を備えない部品実装システム、すなわち、１つの実装関連作業にのみに利用される支援システムについても適用可能であり、そのような態様も、本願における発明足り得ると考える。
（２４）当該メンテナンス作業支援システムが、前記メンテナンス対象について実施したメンテナンス作業の実績情報を取得する実績情報取得部と、その実績情報取得部が取得した実績情報に基づいてメンテナンス作業の履歴である作業履歴を作成する作業履歴作成部と含む（１）項ないし（２３）項のいずれかに記載の部品実装システム用メンテナンス作業支援システム。
本項に記載の態様は、実施されたメンテナンス作業の実績を、各種の目的に利用可能な一態様である。本項における「実績情報」には、先に説明した実績作業時間を始めとして、各種の情報が相当する。例えば、予定したメンテナンス作業項目が完了したか否かの完了・未完了情報，メンテナンスの結果不具合を発見した場合における不具合情報等である。それらの実績情報は、例えば、実装関連装置の制御装置等によって自動的に取得されるものであってもよく、メンテナンス要員が、実装関連作業機が備える操作盤等に備えられた入力装置や，支援装置が備える入力装置等に入力した情報であってもよい。また、上記実績情報取得部が実装関連作業機と別体をなす支援装置に含まれる場合、例えば、各実装関連作業機からの通信によって実績情報を受け取るような態様であってもよい。上述したように、実績情報に実績作業時間を含む場合には、先に説明した実績作業時間取得部は、実績情報取得部の一態様となる。
メンテナンス作業の「作業履歴」は、特に限定されるものでなく、その履歴を利用する目的に応じて種々の形式のものとすることができる。例えば、単に実施された作業項目が列挙されるといった単純な形式のものから、メンテナンス対象若しくは作業項目ごとのあるいはメンテナンス要員ごとの実績時間を示す形式のもの，各メンテナンス作業項目とその各々に関する不具合情報を示す形式のもの，完了しなかったメンテナンス作業項目の一覧を示す形式のもの等である。利用目的等に応じた種々の情報を含んだ種々の形式の作業履歴を作成することができ、その作業履歴はメンテナンス作業を管理する上において有効な情報となる。なお、なお、先に説明した作業所要時間更新部は、上記実績作業時間に基づいて、メンテナンスデータ保有部に保有されているメンテナンス作業項目の所要時間を更新するものであり、作業所要時間更新部が本項にいう作業履歴作成部の一部分を構成するものと観念することもできる。
（３１）複数の実装関連作業機と、
その複数の実装関連作業機のうちの複数のものと、前記複数の実装関連作業機の構成要素のうちの少なくとも１つのものとの少なくとも一方であるメンテナンス対象についてのメンテナンス作業を支援する支援システムであって、（ａ）前記メンテナンス対象の各々についての１以上のメンテナンス作業項目と、その作業項目に関する実施頻度とを含むメンテナンスデータを保有するメンテナンスデータ保有部と、（ｂ）その保有されているメンテナンスデータに基づいて、前記メンテナンス対象のうちの少なくとも１つのものについて実施されるメンテナンス作業の計画を作成するメンテナンス作業計画作成部とを備えたメンテナンス作業支援システムと
を含む部品実装システム。
本発明の部品実装システムは、上記本発明のメンテナンス作業支援システムを自らに含んで構成されるシステムである。上記支援システムの説明と重複するため、ここでの説明は省略する。なお、上記支援システムに関する各項の技術的特徴を、上記支援システムと同様に、本項の支援システムに採用することができる。None of the technologies described in the patent documents listed above is inadequate in terms of usability, notifying at the time when maintenance is due, or enumerating work items for maintenance. is there. In addition, any of the above technologies relates to the maintenance of one component mounter, and when a plurality of component mounters are to be maintained, a device for creating a maintenance plan for each component mounter is required. In addition, a maintenance plan that considers the relationship with other component mounting machines is not created, and in this respect, it cannot be said that the usability is sufficient.
Therefore, the present invention has an object to obtain a support system excellent in convenience for maintenance of a component mounting system including a mounting related work machine such as a component mounting machine, and includes a support system excellent in the convenience. It was made as a task to obtain a component mounting system. According to the present invention, a maintenance work support system and a component mounting system of the following aspects can be obtained. As with the claims, each aspect is divided into sections, each section is numbered, and is described in a form that cites the numbers of other sections as necessary. This is for the purpose of facilitating understanding of the present invention, and should not be construed as limiting the technical features described in the present specification and the combinations thereof to those described in the following sections. . In addition, when a plurality of items are described in one section, it is not always necessary to employ the plurality of items together. It is also possible to select and employ only some items.
(1) Used in a component mounting system including a plurality of mounting-related work machines, and at least one of the plurality of mounting-related work machines and at least one of the components of the plurality of mounting-related work machines A support system that supports maintenance work for a maintenance object that is at least one of the objects,
A maintenance data holding unit that holds maintenance data including one or more maintenance work items for each of the maintenance targets and an execution frequency related to the work items;
A maintenance work plan creation unit that creates a maintenance work plan to be performed on at least one of the maintenance targets based on the maintenance data held;
Maintenance work support system for component mounting systems.
Since the support system of the present invention is a system capable of creating a maintenance work plan for a component mounting system including a plurality of mounting related work machines, a maintenance work plan for one component mounting machine as described in the prior art is prepared. Unlike what you create, it is convenient. Generally, in a factory that assembles an electronic circuit, not only one component mounting machine is arranged, but a plurality of lines in which various mounting-related work machines are connected are often arranged. The support system can be used in all factories that assemble electronic circuits. Moreover, in a component mounting system in which a plurality of mounting-related work machines are deployed, there are a large number of maintenance work items, and it is difficult to select an appropriate work item from these many items. In view of this, forgetting maintenance, excessive maintenance, etc. can be effectively prevented by creating an appropriate maintenance work plan using the support system of the present invention. Further, if the support system of the present invention is used, it is possible to perform maintenance work with high efficiency in terms of time efficiency or maintenance personnel.
In the present invention, the “mounting-related work machine” includes a component mounting machine for mounting circuit components on a circuit board, for example, a solder printing machine for printing cream solder on a circuit board, and an adhesive for applying an adhesive to the circuit board. A coating machine (also called “dispenser”), a heating furnace (for example, a “reflow furnace”) that heats the circuit board on which the circuit parts are placed and solders the circuit parts, an inspection work machine that inspects the mounting results, A work machine that performs various operations related to component mounting work, such as a board transfer machine that transfers a circuit board between the work machines, corresponds to this. The “component mounting system” to which the present invention is applied includes an aspect configured to include only one of those types, and an aspect configured to include one or more of each of the plurality of types. Both are included. Specifically, for example, an aspect in which one or more component mounting lines in which several mounting-related work machines are arranged in series is also applicable, and in an extreme case, all component mounting in one factory The aspect comprised including the line also corresponds. The “component” of the mounting related work machine may include any of various components that differ depending on the type of the mounting related work machine. If it is a component mounting machine, for example, component elements such as a feeder, a circuit board holding device, a mounting device, and other lower-level devices (for example, a mounting head in the mounting device) constituting these devices, Various components having different conceptual sizes, such as components, members, lower-level devices, lower-level devices constituting the components, components (for example, suction nozzles), and members, can be “components”. The “component” may be fixedly attached to the mounting-related work machine, and is removable from the mounting-related work machine body, such as the above-described feeder, It may be mounted arbitrarily on the mounting related work machine main body according to the mounting work target, the mounting work mode, and the like.
In the present invention, the “maintenance target” may be only the mounting related work machine, or may be only the above-described components. Further, both the mounting-related work machine and its constituent elements may be included. In addition, when performing maintenance work on components that are fixedly mounted on mounting-related work machines or components that are detachable and are currently mounted during maintenance work, the maintenance work is It can be handled not as a maintenance work for components but as a maintenance work for mounting-related work machines. That is, in such a case, the mounted component is regarded as a part of the mounting related work machine, and the “maintenance target” can be a mounting related work machine including the component.
In the present invention, “maintenance work” is not particularly limited, and the concept includes various kinds of work such as inspection, maintenance, and maintenance that can be normally considered. Specifically, for example, the above-mentioned maintenance target or part of it, check operation of appearance, arrangement position, operation, etc., maintenance target sliding part, power transmission part, etc., maintenance target or part of it There are various operations such as cleaning work, replacement of consumable parts constituting the maintenance target, expiry date regulation parts, etc., and disposal of the maintenance target or parts constituting it.
In the present invention, the format of the “maintenance work item” included in the “maintenance data” is not particularly limited as long as it can identify each maintenance work to be maintained. For example, it may be in various forms such as a work name, a work content type name, and a code representing the work content. The “execution frequency” may be a frequency on a work quantity scale such as a frequency on a time scale, the number of operations, and a production quantity. Further, the “implementation frequency” may indicate a period or may indicate a limit. For example, the maintenance work is performed once every lapse of time for a certain period of time regardless of the operation and operation of the maintenance target, or when the xx time in the operation and operation time of the maintenance target has elapsed. It is possible to employ various frequencies such as performing yy circuit boards or performing maintenance work when zz circuit components are mounted.
In the present invention, the “plan” to be created is not limited to the purpose of use, the format to be notified, and the like, and may be anything that indicates a maintenance work schedule in a broad sense, for example, Anything may be used as long as it serves as a guideline for a maintenance worker, a maintenance manager, and the like. The contents of the plan can be in various forms according to the purpose of use. For example, it may be a mode in which only maintenance work items that are performed at a certain time when maintenance work is performed are included, and these maintenance work items are somehow ordered, stratified, classified, etc. The aspect may be sufficient. For example, it is an aspect accompanied by a rank, grade, etc., such as the order in which work is performed or the priority of work. Furthermore, the maintenance work item may be associated with data different from or associated with data different from the maintenance work item, and may include such data.
In the present invention, it is not necessary that the time when the plan is created coincides with the time when the maintenance work according to the plan is performed. For example, a maintenance work plan may be created the day before the day when the maintenance work is performed. In addition, when the time for performing maintenance work is determined in advance, the schedule for creating the maintenance work is associated with the scheduled time for performing the maintenance work, and when the time for creating the plan comes It may be an aspect of automatically creating a plan for the maintenance work.
In the present invention, the aspect relating to the specific creation process of the maintenance work plan is not particularly limited. For example, in the support system of the present invention, the maintenance data holding unit holds data including the most recent execution time, which is the time of the maintenance work performed most recently for each of the held maintenance work items, as maintenance data. The maintenance work plan creation unit includes (i) a maintenance target selection unit that selects a maintenance target for which the maintenance work is scheduled, and (ii) each maintenance work item from among the maintenance work items for the selected maintenance target. It is possible to adopt an aspect including an execution work item determination unit that determines a maintenance work item to be executed based on the execution frequency, the latest execution time, and the scheduled execution time that is the time when the maintenance work is scheduled.
More specifically, for example, the execution work item determination unit estimates the recommended execution time, which is the time when it is desirable to perform the next maintenance work for each maintenance work item, from the execution frequency and the latest execution time. Then, based on the estimated relationship between the recommended execution time and the scheduled execution time, an execution work item that is a maintenance work item to be executed can be determined. Furthermore, if the maintenance work item with the scheduled execution time is the recommended execution time or exceeds the recommended execution time, the maintenance work item can be set as the execution work item, and the planned execution time is If the maintenance work item is before the recommended execution time of the maintenance work item but exceeds a time that is set time earlier than the recommended execution time, the maintenance work item can be set as the execution work item.
The support system according to the present invention can be a system having a hardware configuration centered on a support device mainly composed of a computer, for example. In this case, the “maintenance work plan creation unit” includes a CPU, RAM, ROM, and the like of the computer that perform data processing, arithmetic processing, and the like, and a program for executing those processing. It may be. In addition, the “maintenance data holding unit” includes a memory, a hard disk, or a storage medium such as a CD-ROM or a flexible disk provided inside or outside the computer or inside or outside the support device. It may be configured to include a storage device or the like. Note that it is possible to adopt a mode in which distributed processing is performed by a plurality of computers instead of one computer.
(2) The maintenance work support system for a component mounting system according to (1), wherein the maintenance work support system supports maintenance work for a plurality of the maintenance objects.
The aspect described in this section includes an aspect in which maintenance work for a plurality of mounting-related work machines or a plurality of components is supported by a single support system, and is a system that is more convenient. For example, a mode in which all mounting-related work machines included in the component mounting system are targeted for maintenance, a mode in which all the same type of components included in the component mounting system are targeted for maintenance, and the like are included.
(3) In the item (1) or (2), the maintenance work plan creation unit includes a counter maintenance target plan creation unit that creates a maintenance work plan for each of at least one of the maintenance objects. Maintenance work support system for the component mounting system described.
The aspect described in this section is an aspect in which the maintenance work plan creation unit creates a maintenance work plan for each maintenance target. For example, when maintenance is performed for each mounting-related work machine (for example, maintenance personnel for performing maintenance for each mounting-related work machine are defined, and the timing for performing maintenance work for each mounting-related work machine is determined. It is possible to create an effective plan when maintenance work is performed under circumstances). Also, an effective plan can be created when it is desired to grasp the load of maintenance work for each mounting-related work machine.
(4) The work machine group plan creation unit that creates a maintenance work plan for a work machine group including one or more selected from the mounting-related work machines that are the maintenance targets. A maintenance work support system for a component mounting system according to any one of (1) to (3).
The mode described in this section includes a mode in which, for example, a plurality of mounting-related work machines are divided into several groups, and a maintenance work plan is created for each of the several groups. For example, when there are multiple component mounting lines in the component mounting system, when performing maintenance work on some of the mounting related work machines included in one component mounting line, the operation of the component mounting line must be stopped. Sometimes it is necessary. In such a case, in consideration of productivity, it may be desirable to perform maintenance work for all mounting-related work machines included in the component mounting line simultaneously or simultaneously. In such a case, a maintenance work plan for each component mounting line is convenient. The aspect described in this section also includes an aspect of creating a maintenance work plan for each component mounting line.
(5) Maintenance work for at least one of the non-mounted elements that are the components to be maintained and removed from the plurality of mounting-related work machines by the maintenance work plan creation unit The maintenance work support system for a component mounting system according to any one of the items (1) to (4), further comprising a non-mounting element plan creation unit that creates a plan for the component mounting.
As described above, for example, in a component mounter, circuit components to be mounted are different for each electronic circuit to be produced, so that components such as a feeder and a mounting head may be exchanged according to a change in the production target. . In this case, if maintenance work is performed on those components removed from the component mounter, the operation loss of the component mounter can be reduced. To put it plainly, the aspect described in this section is an aspect in which components that are not used among the components of the mounting-related work machine are subject to maintenance. According to this aspect, the operation loss of the component mounting system is improved. It is possible to create a plan that can contribute to For example, in the aspect described in this section, the support system includes (A) a mounting information acquisition unit that acquires mounting information indicating whether or not a component that is a maintenance target is mounted on a plurality of mounting related devices; (B) a non-mounting element selection unit that selects a non-mounting element for which maintenance work is scheduled based on the mounting information acquired by the mounting information acquisition unit. It can be set as the aspect which produces the maintenance plan about at least one thing of the non-mounting elements selected by the mounting element selection part. In addition, it can be considered that the non-mounting element selection unit in this aspect forms part of the maintenance target selection unit described above.
(6) The maintenance for the component mounting system according to any one of (1) to (5), wherein the maintenance work plan creation unit includes a regular plan creation unit for creating a plan for maintenance work to be performed periodically. Work support system.
The mode described in this section is a mode in which an effective plan can be created for so-called regular maintenance (for example, once every month, week or day, maintenance performed at a fixed time and day). This aspect includes, for example, a plan creation instruction unit having a function of storing a scheduled execution time of maintenance work and managing time, and the plan creation instruction unit issued at a predetermined time related to the scheduled execution time Based on the instruction from the maintenance work plan creation unit, the maintenance work plan creation unit can create a maintenance work plan. This is the automatic creation of a so-called maintenance work plan.
(7) Item (1) to Item (6), wherein the maintenance work plan creation unit includes an irregular plan creation unit that creates a maintenance work plan to be performed at an irregular time when the maintenance target is not operating. A maintenance work support system for a component mounting system according to any one of the above.
The mode described in this section is applicable to maintenance work that is carried out, for example, when the component mounting system is suspended, such as during holidays, during component mounting systems that are caused by unforeseen circumstances, or when some of them are shut down Thus, a suitable plan can be created. This aspect includes, for example, a plan creation instruction unit having a function of receiving creation instruction information input by a plan requester and determining the content of the creation plan based on the information, and the plan creation including the contents of the creation plan The maintenance work plan creation unit may create a maintenance work plan based on an instruction issued from the department.
(8) The maintenance data holding unit includes, as the maintenance data, an attribute-specified maintenance work item in which a work attribute that is at least one of the maintenance work items included in the data and is an attribute of the maintenance work is defined. The maintenance work plan creation unit includes a work attribute dependency plan creation unit that creates a maintenance work plan based on the data. Maintenance work support system for the component mounting system described.
In the aspect described in this section, for example, maintenance data with work attributes of the maintenance work items is held for each maintenance work item, and a maintenance work plan is created based on those attributes. included. The “work attribute” is the nature, characteristics, and characteristics of the maintenance work corresponding to the maintenance work item. For example, the work type (for example, cleaning, refueling, Position adjustment, etc.) and various properties and characteristics such as materials necessary for work (including work tools such as tools and jigs, supply materials such as oil). For example, maintenance work that uses the same maintenance materials, such as cleaning work or refueling work, such as creating a plan for work items of the same work type, using the same work tool, or refilling the same oil A mode for creating a plan for the above is also included in the mode described in this section.
(9) The maintenance for component mounting system according to (8), wherein the maintenance data holding unit holds data including the attribute-specified maintenance work item whose work technology level is specified as the work attribute as the maintenance data. Work support system.
The mode described in this section is a mode in which the work attributes are limited to those including the work skill level. The “work technology level” includes, for example, the technical difficulty level of the maintenance work. As will be described later, maintenance personnel who perform maintenance work are configured by persons with different technical levels, and work items that cannot be performed or prohibited by personnel with low technical levels may be set. In this case, the aspect includes an aspect in which the work technology level of the work item is stored in association with the maintenance work item, and a plan is created based on the work technology level. This mode is a preferable mode when, for example, a plan corresponding to the relationship is created in relation to individual maintenance personnel scheduled for maintenance work. An aspect in which only maintenance work items having the same work technology level are selected and a plan is created for the selected work items is also included in the aspect described in this section.
(10) The maintenance data holding unit holds, as the maintenance data, data including the attribute-specified maintenance work item in which work necessity is specified as the work attribute. Maintenance work support system for component mounting systems.
The mode described in this section is a mode in which the work attributes are limited to those including work necessity. “Necessity of work” includes, for example, the urgency of maintenance work (for example, a degree indicating the early or late time of occurrence of failure when the maintenance work is not performed), and the importance (eg, maintenance work is not performed). Etc.), and one or more of them can be adopted as work necessity. A mode of creating a plan that prioritizes work items with high work necessity (including a mode in which work order is prioritized in one maintenance work), and selection of work items having similar work needs. Various aspects, such as an aspect of creating a plan for those selected, are included in this aspect.
(11) The maintenance work plan creation unit creates a maintenance work plan for creating a maintenance work plan for each of at least one of a plurality of maintenance personnel scheduled to perform maintenance work in the component mounting system. A maintenance work support system for a component mounting system according to any one of (1) to (10), comprising a section.
The mode described in this section is a mode for creating a work plan for each maintenance person. For example, when there are a plurality of maintenance work items for a plurality of maintenance targets, it is often difficult for a maintenance person to select a work item to be performed by himself / herself. According to this aspect, a work plan is created for one maintenance person to be created, and the maintenance person can work according to the plan, so that an efficient maintenance work is realized. “Maintenance personnel” is a concept that includes not only a person who actually performs maintenance work but also an administrator who manages maintenance.
(12) In the paragraph (11), the staff plan creation unit includes a staff attribute dependency plan creation unit that creates a maintenance work plan based on a personnel attribute determined for each of the at least one maintenance staff. Maintenance work support system for the component mounting system described.
The aspect described in this section includes an aspect in which, when creating a plan for each maintenance staff, a work plan for the staff is created based on attributes set for the staff for each maintenance staff. As described later, the “personnel attribute” includes, in addition to the technical level, job type, work speed, and range of the teacher, the maintenance staff's workable / impossible times, the workable / unworkable maintenance targets. Various types and the like are included, and one or more of them can be adopted. According to this aspect, it is possible to create an appropriate plan according to the individual abilities of the maintenance personnel, the appropriateness of each individual, the restrictions imposed on each individual, and the like. The personnel attribute may be determined each time a plan is created, or may be fixedly set in advance. In the case where it is set in advance, for example, in the support system, personnel data in which the set personnel attribute is associated with maintenance personnel (may be part of the maintenance data or data different from the data) It is also possible to provide a staff data holding unit that holds a maintenance work plan based on the personnel data held by the holding unit.
(13) The staff plan creation unit creates a maintenance work plan based on at least one selected from a technical level, a job type, a work speed, and a teacher's range as the staff attribute. The maintenance work support system for the component mounting system described in the section.
The aspect described in this section is an aspect in which the personnel attribute is further limited to a more specific one. “Technical level” means the technical ability, qualification, etc. of maintenance personnel. As an aspect based on the technical level, for example, the personnel can be based on the relationship with the work technical level of the maintenance work items described above. A mode in which a work item is selected and a work plan for the selected work item is created can be employed. Also, “job type” means a distinction such as the job title, department, implementer or administrator of the maintenance staff. As an aspect based on the job type, for example, a plan such as a work plan for the implementer or a work plan for the administrator. Various plans can be created according to the purpose of use. In addition, “work speed” means a degree value indicating the ability regarding the speed of performing individual work of maintenance personnel, for example, the time to completion of work for general maintenance work or maintenance work for a specific item. As a mode based on work speed, a mode is adopted in which a plan is created in which many maintenance work items are assigned to personnel with a high work speed and few maintenance work items are assigned to personnel with a low work speed. can do. In addition, the “homeroom range” means, for example, the type of maintenance object that is handled, the name of the work equipment group such as the line, the area in the factory, etc., and refers to the homeroom range of individual maintenance personnel as an aspect based on the homeroom range. Thus, it is possible to select a maintenance target or work item included in the range and create a work plan for the selected maintenance target or work item.
(14) The maintenance data holding unit, as the maintenance data, is at least one of the maintenance work items included in the data, and the required time-stipulated maintenance in which the required time for maintenance work is specified. (1) to (13), wherein the maintenance work plan creation unit includes data including work items, and the maintenance work plan creation unit includes a required time-based plan creation unit that creates a maintenance work plan based on the data. A maintenance work support system for a component mounting system according to any one of the above.
The mode described in this section is a mode in which a work plan is created by referring to the time required for the maintenance work defined for each maintenance work item. For example, if the work item scheduled to be performed is determined, it is possible to estimate the maintenance work execution time, and conversely, if the maintenance work execution time is scheduled, that time It is possible to estimate the maintenance work items that can be performed within. According to this aspect, for example, it is possible to create a plan in consideration of the time load of maintenance work.
(15) The maintenance work support system for a component mounting system according to (14), wherein the required time dependency creation unit creates a plan for completing the maintenance work within the scheduled work time.
The mode described in this section is a mode of creating a work plan based on the time required for the above work, and is a mode of creating a work plan that fits within the time when maintenance work can be performed. . For example, in the case of daily maintenance or maintenance that is performed at the time of changeover when the production target is changed, the time for performing the maintenance work may be limited. In that case, according to the support system of this aspect, it is possible to create a work plan including appropriate maintenance work items that can be performed by maintenance personnel. The “scheduled work time” may be a preset time, for example, as is the case with many regular maintenances, or a maintenance operation performed when the operation is stopped due to an unexpected situation. As is the case with many, it may be a scheduled time by being set each time maintenance work is scheduled.
(16) The required time dependency creation unit creates a plan in which time for performing maintenance work of each of a plurality of persons who perform maintenance work of the plurality of maintenance personnel is averaged. Or the maintenance work support system for component mounting systems as described in the item (15).
The mode described in this section is one mode of creating a work plan based on the time required for the work. For example, in a maintenance work performed at one time, a work plan is created so that the load of a plurality of maintenance personnel is equalized. Embodiments are included. According to this aspect, it is possible to create a work plan in which equity among maintenance personnel is ensured. In addition, when workable time is determined, work plans that can carry out more work items can be easily created in consideration of the whole workforce for work performed by several maintenance personnel at one time. . If more advanced maintenance management is desired, for example, the above-mentioned work required time is held as the time for each maintenance person, and a work plan is created based on the work required time for each maintenance person. Is also possible.
(17) The work required time for the maintenance work support system to update at least one of the required time prescribed items held in the maintenance data holding unit based on the actual work time of the performed maintenance work. The maintenance work support system for a component mounting system according to any one of (14) to (16), including an update unit.
The mode described in this section is a mode in which the work required time used as a reference is updated in the planning based on the work required time. Specifically, this aspect includes, for example, an actual work time acquisition unit that acquires an actual work time, and the work required time update unit performs update processing based on the actual work time acquired by the acquisition unit. can do. In that case, the actual work time for each maintenance work item performed by each maintenance person may be acquired, or it may be the total actual time for each maintenance person at one time, or about each maintenance object at one time The actual time of each maintenance work item is estimated by some arithmetic processing (for example, statistical or analytical processing) on the acquired total actual time, and based on the estimation result An update process may be performed. The time required for the maintenance work may decrease as the maintenance personnel become familiar with the work, and conversely, the maintenance work may increase as the maintenance target becomes old. According to this aspect, for example, a more efficient work plan can be created by flexibly responding to fluctuations in work required time due to such factors. The update process may simply replace the previous actual value, or it may be a value that has undergone some arithmetic processing, such as an average of actual values within the most recent fixed period or fixed number of times. An update process may be performed based on this.
In the above, each function unit provided in the maintenance work plan creation unit has been described. If these functional parts are listed, they are respectively the plan for maintenance target plan creation unit, the plan group for work machine plan creation, the non-installable element plan creation unit, the regular plan creation unit, the irregular plan creation unit, and the work attribute dependency. These are an operation plan creation unit, a personnel plan creation unit (including a personnel attribute dependency plan creation unit), and a required time dependency plan creation unit. In the case where the support system of the present invention is configured mainly with an apparatus mainly including a computer, the maintenance work plan creation unit is a part that performs arithmetic processing including the CPU of the computer in hardware. Therefore, in many cases, each of the function units listed above is not a part that exists independently. That is, each of the functional units means that the function of the maintenance work plan creating unit is viewed from various angles. And each function part can be set as the aspect which creates the plan of one or more maintenance work, combining several things arbitrarily. In other words, the maintenance work plan creation unit can create one or more maintenance work plans by exhibiting a plurality of arbitrarily selected functions.
For example, it is a work plan for periodic maintenance of a certain work equipment group, and one of a plurality of maintenance personnel (including persons with different technical levels) assigned to the group, Considering the case of creating a work plan that can be worked in, in that case, among the above functional units, the anti-worker machine group plan creation unit, the regular plan creation unit, the work attribute-based work plan creation unit, the personnel Each of the plan creation section (including the personnel attribute dependence plan creation section) and the required time dependence plan creation section functions to create one work plan for the one maintenance staff. The example described here is an example, but various ones in which any one or more of the above functional units are used alone or in combination depending on the use of the created work plan, that is, the purpose of use. It works in a way and can create any work plan.
(18) The maintenance work support system for a component mounting system according to any one of (1) to (17), wherein the maintenance work plan creation unit creates a plurality of different maintenance work plans.
The mode described in this section is a mode for creating a plurality of work plans. For example, when preparing a different work plan for each of a plurality of maintenance personnel in a maintenance work for a period, creating a different work plan for each of a plurality of maintenance objects in a maintenance work for a period, etc. included. In these cases, for example, one of the function units, such as the personnel plan creation unit and the maintenance target plan creation unit, creates a plurality of plans by functioning a plurality of times under different creation conditions. . That is, the mode described in this section includes a mode in which the same functional unit creates a plurality of work plans under different creation conditions. In addition, the mode described in this section includes a case where, for example, both regular maintenance and irregular maintenance are created for the same maintenance target. In this case, the regular plan creation unit and the irregular plan creation unit of the functional units function selectively. That is, the aspect described in this section also includes an aspect in which a plurality of work plans are created in a state in which functioning functional units are different from each other (including cases where the combinations are different). According to the aspect described in this section, since a plurality of work plans corresponding to the use conditions, the purpose of use, and the like are obtained, a more convenient support system is realized.
(19) The maintenance work support system includes a work plan notifying unit for notifying a user who uses the plan of the maintenance work created by the maintenance work plan creating unit (1) to (18) The maintenance work support system for a component mounting system according to any one of the items.
The mode described in this section relates to a mode for notifying the result of the maintenance work. The specific aspect of the “work plan notification unit” in this section is not limited. For example, the “work plan notification unit” may be a display unit including a display or the like included in the support device itself, and is also included in the component mounting system. It may be a display device (for example, a part of an operation panel) including a display or the like for displaying its own operation information, operation information, and the like possessed by the mounting related work machine. In addition, a monitor device mainly including a computer provided separately from them may be used. The monitor device is, for example, a portable terminal device such as a PDA or a mobile phone capable of wirelessly communicating information with the support device. There may be. The notification of the maintenance work plan is not limited to visual means, and may be by auditory means such as voice guidance. Furthermore, the aspect described in this section may be an aspect in which a plurality of work plan notification units exist. In addition, when notified by a plurality of display devices, etc., it can be considered that there are a plurality of work plan notification units, and these display devices are collectively considered as one work plan notification unit, and a plurality of them can be considered. Each of the display devices can be considered as a part of one work plan notification unit. The “user” in this section is a concept that includes not only maintenance personnel but also those who are not directly related to maintenance, such as managers and production managers.
(20) The maintenance work plan creation unit creates a plurality of different maintenance work plans, and the work plan notification unit notifies at least one selected from the plurality of plans. The maintenance work support system for a component mounting system according to item (19).
The mode described in this section is a mode in which, when a plurality of work plans are created as described above, any one of the created work plans is selected or displayed according to some selection condition. It is. As an example according to some selection condition, for example, when a plurality of display devices are provided, a different plan is automatically selected depending on the display device, etc., with the type of the display device as a selection condition. It is such an aspect. Specifically, for example, each display device of the mounting-related device displays a maintenance work plan for each of which is subject to maintenance, and the monitoring device used by the maintenance manager includes management information. As an example, all maintenance work items of one work machine group are displayed. The mode of this section is a mode that is highly convenient from the viewpoint of notification of work plans.
(21) The maintenance work support system includes a notification plan selection unit that selects a maintenance work plan notified by the work plan notification unit according to the user. Maintenance work support system.
The mode described in this section is a mode related to a mode of selectively notifying one or more of a plurality of work plans. For example, when accessing the display device, the monitor device, etc., if the user inputs his / her personal identification information (including ID information such as name and employee code) to those devices, the identification information is included in the identification information. A mode in which the work plan required by the user is automatically selected according to the associated user attribute and the selected plan is notified is included. If a work plan corresponding to the user is automatically selected for each user, for example, a mistake in receiving a work plan (for example, a mistake that refers to a work plan of another person's work) is prevented. For example, there is a merit when a plurality of maintenance personnel perform maintenance work at one time in one work machine group. In the aspect described in this section, for example, the personnel data described above includes the personal identification information, and the notification plan selection unit determines a work plan corresponding to the maintenance personnel with reference to the personnel data. It is possible to implement in an embodiment.
(22) The work plan notification unit needs to notify maintenance materials necessary for each maintenance work for each of at least one of the maintenance work items included in the notified maintenance work plan. The maintenance work support system for a component mounting system according to any one of (19) to (21), comprising a material notification unit.
When there are a wide variety of maintenance work items, it is often difficult for maintenance personnel to learn all the maintenance materials for each maintenance work item. According to the aspect described in this section, it is possible to create a highly convenient work plan in a scene where the maintenance work is actually performed. “Maintenance materials” in this section are materials necessary for work. For example, tools such as wrench and screwdriver, work tools such as jigs such as adjustment tools for specific parts, supply materials such as oil and grease, etc. The information included and notified includes various types of information such as the name, product number, model, and size. The specific method of notification is not particularly limited, but may be a method in which the name, product number, etc. are displayed in association with the maintenance work item. The notification of maintenance materials, which is a technical feature in this section, can also be applied to component mounting systems that do not have multiple mounting-related work machines, that is, support systems that are used only for one mounting-related work. Such an aspect is considered to be sufficient for the invention in the present application.
(23) For each of at least one or more items included in the notified maintenance work plan among the maintenance work items, the work plan notification unit sets the work content of each maintenance work as a still image and a moving image. A maintenance work support system for a component mounting system according to any one of (19) to (22), further comprising a work content display unit for displaying at least one of the above.
When there are many types of maintenance work items, it is often difficult for a maintenance person to master all the work of those items. According to the aspect described in this section, an effective plan can be created in such a case. Since images such as still images and moving images can be displayed in an easy-to-understand manner, it is possible for a practitioner performing maintenance work to greatly assist in grasping the work content. From this point of view, this aspect is a highly convenient system in situations where maintenance work is actually performed. The “work content” in this section corresponds to various information such as a location where the maintenance work should be performed, a work execution procedure, and various points of work. Note that the notification by at least one of still images and moving images, which is a technical feature in this section, is a component mounting system that does not include a plurality of mounting-related work machines, that is, a support system that is used only for one mounting-related work. It is also possible to apply this to the above, and such an aspect is considered to be sufficient for the invention in the present application.
(24) A performance information acquisition unit that acquires the maintenance work performance information performed on the maintenance target by the maintenance work support system, and a work that is a history of maintenance work based on the performance information acquired by the performance information acquisition unit The maintenance work support system for a component mounting system according to any one of (1) to (23), including a work history creation unit that creates a history.
The aspect described in this section is an aspect in which the results of the maintenance work performed can be used for various purposes. The “actual information” in this section corresponds to various information including the actual work time described above. For example, completion / non-completion information indicating whether or not a scheduled maintenance work item has been completed, failure information when a failure is found as a result of maintenance, and the like. Such track record information may be automatically acquired by, for example, a control device of a mounting related device, etc., and maintenance personnel input devices provided on an operation panel or the like provided in the mounting related work machine, Information input to an input device or the like included in the support device may be used. Moreover, when the said performance information acquisition part is contained in the assistance apparatus which makes | forms a mounting related work machine and a different body, the aspect which receives performance information by communication from each mounting related work machine may be sufficient, for example. As described above, when the actual work time is included in the actual result information, the actual work time acquisition unit described above is an aspect of the actual result information acquisition unit.
The “work history” of the maintenance work is not particularly limited, and can be of various types according to the purpose of using the history. For example, from a simple format in which the work items performed are simply enumerated, to a format indicating the actual time for each maintenance target, each work item, or each maintenance personnel, and each maintenance work item and defect information about each Or a list showing a list of maintenance work items that have not been completed. Various types of work histories including various information according to the purpose of use can be created, and the work histories are useful information for managing maintenance work. Note that the work time update unit described above updates the time required for maintenance work items held in the maintenance data holding unit based on the actual work time. Can be considered to constitute a part of the work history creation section referred to in this section.
(31) a plurality of mounting-related work machines;
A support system that supports maintenance work for a maintenance target that is at least one of the plurality of mounting-related work machines and at least one of the components of the plurality of mounting-related work machines. (A) a maintenance data holding unit that holds maintenance data including one or more maintenance work items for each of the maintenance objects and an execution frequency related to the work items; and (b) the maintenance that is held. A maintenance work support system comprising a maintenance work plan creation unit for creating a maintenance work plan to be performed on at least one of the maintenance objects based on the data;
Including component mounting system.
The component mounting system of the present invention is a system that includes the maintenance work support system of the present invention described above. Since it overlaps with description of the said support system, description here is abbreviate | omitted. It should be noted that the technical features of each item relating to the support system can be employed in the support system of this item, similarly to the support system.

図１は部品実装システムの全体を示す模式図である。
図２は部品実装システムに含まれる実装関連作業機の１つである汎用実装機の全体斜視図である。
図３は汎用実装機の内部構造を示す斜視図である。
図４は汎用実装機が備える実装装置を示す斜視図である。
図５は支援システムの中枢をなす支援装置の機能ブロック図である。
図６は支援システムのメンテナンスデータ保有部に格納されている作業機別作業項目マスタファイルのデータ内容を示す図である。
図７は支援システムのメンテナンスデータ保有部に格納されている要素別作業項目マスタファイルのデータ内容を示す模式図である。
図８は支援システムのメンテナンスデータ保有部に保有されている対作業機作業項目毎履歴ファイルのデータ内容を示す模式図である。
図９は支援システムのメンテナンスデータ保有部に保有されている対要素作業項目毎履歴ファイルのデータ内容を示す模式図である。
図１０は支援システムのメンテナンスデータ保有部に保有されている作業内容画像ファイルのデータ内容を示す模式図である。
図１１は支援システムの要員データ保有部に保有されている要員マスタファイルのデータ内容を示す模式図である。
図１２は支援システムの作業機・構成要素データ保有部に保有されている作業機配置マスタファイルのデータ内容を示す模式図である。
図１３は支援システムの作業機・構成要素データ保有部に保有されている構成要素装着状態ファイルのデータ内容を示す模式図である。
図１４は支援装置が備えるメンテナンス作業計画作成部の機能に関するもう１つの機能ブロック図である。
図１５は支援装置が実行するメンテナンス作業支援プログラムの一部分である作業機グループメンテナンス計画作成ルーチンのフローチャートである。
図１６は支援装置が実行するメンテナンス作業支援プログラムの一部分である非装着要素メンテナンス計画作成ルーチンのフローチャートである。
図１７は１つの作業機グループのメンテナンス作業を示す作業フローチャートであって、その作業機グループを担任範囲とする１人のオペレータ（メンテナンス要員）の行う作業のフローチャートである。
図１８は支援システムの端末装置に表示される作業対象作業機情報画面を示す模式図である。
図１９は支援システムの端末装置に表示されるところの、その端末装置が備わっている実装関連作業機について実施されるメンテナンス作業項目が列挙された実施作業項目列挙画面を示す模式図である。
図２０は支援システム端末装置に表示されるところの、メンテナンス作業項目の作業内容表示画面を示す模式図である。FIG. 1 is a schematic diagram showing the entire component mounting system.
FIG. 2 is an overall perspective view of a general-purpose mounting machine that is one of the mounting-related work machines included in the component mounting system.
FIG. 3 is a perspective view showing the internal structure of the general-purpose mounting machine.
FIG. 4 is a perspective view showing a mounting apparatus provided in the general-purpose mounting machine.
FIG. 5 is a functional block diagram of a support device that forms the center of the support system.
FIG. 6 is a diagram showing the data content of the work item-specific work item file stored in the maintenance data holding unit of the support system.
FIG. 7 is a schematic diagram showing the data contents of the element-specific work item master file stored in the maintenance data holding unit of the support system.
FIG. 8 is a schematic diagram showing the data content of the history file for each work implement work item held in the maintenance data holding unit of the support system.
FIG. 9 is a schematic diagram showing the data contents of the history file for each element work item held in the maintenance data holding unit of the support system.
FIG. 10 is a schematic diagram showing the data content of the work content image file held in the maintenance data holding unit of the support system.
FIG. 11 is a schematic diagram showing the data contents of a staff master file held in the staff data holding section of the support system.
FIG. 12 is a schematic diagram showing data contents of a work machine arrangement master file held in the work machine / component data holding unit of the support system.
FIG. 13 is a schematic diagram showing data contents of a component installation state file held in a work machine / component data holding unit of the support system.
FIG. 14 is another functional block diagram relating to the function of the maintenance work plan creation unit provided in the support apparatus.
FIG. 15 is a flowchart of a work machine group maintenance plan creation routine which is a part of the maintenance work support program executed by the support device.
FIG. 16 is a flowchart of a non-mounted element maintenance plan creation routine which is a part of the maintenance work support program executed by the support device.
FIG. 17 is a work flowchart showing the maintenance work of one work machine group, and is a work flow chart of work performed by one operator (maintenance personnel) who uses the work machine group as a range of charge.
FIG. 18 is a schematic diagram showing a work target work machine information screen displayed on the terminal device of the support system.
FIG. 19 is a schematic diagram showing an execution work item enumeration screen that lists maintenance work items that are displayed on the terminal device of the support system and that are executed on the mounting-related work machines equipped with the terminal device.
FIG. 20 is a schematic diagram showing a work content display screen for maintenance work items displayed on the support system terminal device.

以下、本発明の一実施形態について、図を参照しつつ説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、以下の実施形態の他、前記〔発明の開示〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
＜部品実装システム＞
図１に、部品実装システムの全体を模式的に示す。本部品実装システムは、複数の実装関連作業機を含んだシステムであるとともに、それらの実装関連作業機およびそれらの構成要素のメンテナンス作業を支援するメンテナンス作業支援システムを含んだシステムである。実装関連作業機としては、はんだ印刷機であるスクリーン印刷機１０ａ，接着剤塗布機であるディスペンサ機１０ｂ，ロータリーヘッド型の部品実装機である高速実装機１０ｃ，ＸＹロボット型の部品実装モジュールを複数連結して構成された部品実装機である汎用実装機１０ｄ，はんだ付けを行う加熱炉であるリフロー機１０ｅ等の種々のものが配置されている（以下、これらを総称して、「実装関連作業機１０」あるいは「実装関連作業機１０ａ〜１０ｅ」と呼ぶことがある）。
実装関連装置１０ａ〜１０ｅの各々１台ずつは、直列に配置され、それらによて部品実装ライン１２を構成している。本部品実装システムには、複数の部品実装ライン１２が含まれており、それらのうちの１以上のものによって作業機グループ１４が構成されている。図では、２つの部品実装ライン１２を含む１つの作業機グループ１４しか示していないが、本部品実装システムには、複数の作業機グループ１４が存在する。
また、部品実装ライン１２が存在する場所とは別の場所に、構成要素置場１６が存在し、この構成要素置場１６には、実装関連作業機１０から取り外された構成要素である非装着要素１８が集められている。
部品実装システムには、部品実装ライン１２の他に、メンテナンス作業支援システム（以下、単に「支援システム」と呼ぶことがある）の中核をなす支援装置２０と、その支援装置２０の端末としての機能を有する複数のモニタ装置２２（図では、２２ａ，２２ｂが示されている）とを有している。モニタ装置２２の１つである管理要員用モニタ装置２２ａは、主にメンテナンス管理要員に利用されれ、もう１つのモニタ装置２２である構成要素置場用モニタ装置２２ｂは、構成要素置場１６に配置されて、主にそこでメンテナンス作業を行う者に利用される。支援装置２０およびモニタ装置２２は、ともにコンピュータを主体とする装置である。また、各実装関連作業機１０が自らの制御のために備える制御装置である作業機制御装置２４（各実装関連作業機に対応して２４ａ〜２４ｅと呼ぶ場合がある）も、支援装置２０の端末としての機能を有している。これらのモニタ装置２２の各々および作業機制御装置２４の各々は、ＬＡＮ２６に接続され、同様にＬＡＮ２６に接続された支援装置２０と互いに各種の情報を通信可能とされている。さらに、部品実装システムには、支援装置１２の携帯端末であるＰＤＡ（ｐｅｒｓｏｎａｌｄｉｇｉｔａｌａｓｓｉｓｔａｎｔ）２８が存在しており、ＰＤＡ２８もＬＡＮ２６に接続され、支援装置１２と各種情報の通信が可能とされている。詳しく言えば、無線通信装置３０がＬＡＮ２６に接続され、ＰＤＡ２８がこの無線通信装置３０と交信可能とされていることで、ＰＤＡ２８は、支援装置２０と通信可能とされているのである。支援システムは、支援装置２０，モニタ装置２２，作業機制御装置２４，ＬＡＮ２６，ＰＤＡ２８，無線通信装置３０等を含んで構成されているのである。
部品実装システムには、複数のメンテナンス要員が従事している。メンテナンス要員は、２つの職種に区分されており、その１つはメンテナンス作業を管理するメンテナンス管理要員（管理者）４０ａであり、もう１つは実際にメンテナンス作業を行うメンテナンス実施要員（実施者）４０ｂ，４０ｃである。さらに、メンテナンス実施要員４０ｂ，４０ｃは、技術レベルの異なる２つのものに区分されている。その１つは、高い技術レベルにあるメンテナンス技術者４０ｂであり、もう１つは、実装作業において実装関連作業機を操作するオペレータ４０ｃである（図に示す作業機グループ１４では、３人のオペレータが２つの部品実装ラインの操作に従事している）。オペレータ４０ｃは、専属のメンテナンス要員ではないが、低作業技術レベルのメンテナンス作業を行い得るように訓練されている。メンテナンス技術者４０ｂは、複数の作業機グループ１４のうちの特定の１以上のものを担任している。１つの作業機グループ１４を１単位としたメンテナンス作業が行われる場合、メンテナンス技術者４０ｂは、そのメンテナンス作業が自己が担任する作業機グループ１４であるときには、その作業機グループ１４のオペレータ４０ｃと一緒になってメンテナンス作業を行う。つまり、本部品実装システムでは、作業機グループ１４ごとにメンテナンス要員が割当てられているのである。なお、以下、メンテナンス管理要員４０ａ，メンテナンス技術者４０ｂ，オペレータ４０ｃを総称して、メンテナンス要員４０と呼ぶことがあり、また、メンテナンス技術者４０ｂ，オペレータ４０ｃを総称してメンテナンス実施要員４０ｂ，４０ｃと呼ぶことがある。
＜部品実装機の構成およびメンテナンス作業＞
本実施形態において、すべての実装関連作業機１０のメンテナンス作業の説明を行うことは、明細書を冗長とするものであるため、本明細書では、それらを代表して汎用実装機１０ｄのメンテナンス作業を中心に説明することにする。その前提として、以下に、汎用実装機１０ｄの構成を説明する。
図２に、汎用実装機１０ｄの全体斜視図を示す。汎用実装機１０ｄは、ベースモジュール５０と、回路基板の搬送方向に並んでベースモジュール５０上に配置された８つの実装モジュール５２と、それら実装モジュール５２を統括して当該汎用実装機１０ｄを制御する制御装置２４ｄ（先に説明した作業機制御装置２４の１つである）を含んで構成されている。
図３に、実装モジュール５２の内部構造を斜視にて示す。実装モジュール５２の各々は、互いに同じハード構成である。１つの実装モジュール５２について説明すれば、実装モジュール５２は、モジュールの躯体であるフレーム５４と、そのフレーム５４の各所に設けられた各種の装置等とを含んで構成されている。以下に、各種の装置を順に説明する。
モジュールの前方（図における左下）には、それぞれが部品供給装置である複数のフィーダ５６が、フレーム５４の一部をなすフィーダテーブル部（図示を省略）に配設されている。各フィーダ５６は、回路部品が等ピッチ保持されてなる回路部品テーピング（電子部品の場合は「電子部品テーピング」と呼ばれる）が巻回されたリール５８がセットされており、リール５８から延び出すテーピングを１ピッチずつ送り、カバーフィルムを剥がして所定の部品供給位置において、回路部品を１つずつ供給する。フィーダ５６は、よく知られた構造のものであるため、詳細についての説明は省略する。なお、フィーダ５６の各々は、ワンタッチの操作で脱着できるようにされており、生産対象つまり基板種が変更される等のときには、実装される回路部品に応じたものに交換され、また、実装順序等に応じて任意の位置に配設することが可能とされている。
フレーム５０の中央部には、基板固定保持・搬送装置であって、２つのコンベア部６０（６０ａ，６０ｂ）を有するコンベア装置６２が、固定的に配設されている。それぞれのコンベア部６０は、上流側，下流側の実装モジュール５２のそれらと協働して、回路基板６２を搬送するとともに、回路基板６４を所定の作業位置に固定保持する機能を備えている。各コンベア部６０は、それらが有するコンベアレール６６が電動モータによってガイドに沿って移動させられることで、コンベア幅を変更可能な構造となっている。また、基板の搬送は、各コンベアレール６６に巻きかけられたコンベアベルト（図示を省略）が、電動モータによって周回させられることによって行われ、基板の固定保持は、下部にある昇降板６８が上昇し、昇降板に設けられた保持具（図示を省略）が回路基板の裏面に当接し、それとコンベアレール６６との間で回路基板６４が挟持されることによって行われる。
さらに、フレーム５０の一部であるビーム部７０には、実装装置７２が配設されている。実装装置７２は、フィーダ５６から供給された回路部品を保持し、保持した回路部品を、コンベア装置６２に固定保持された回路基板６４の表面に載置する装置である。図４に、実装装置７２の斜視図を示す。実装装置７２は、実装ヘッド７４ａを、Ｘ方向（基板搬送方向）に移動させるＸ方向移動装置７６と、Ｙ方向（前後方向）に移動させるＹ方向移動装置７８とを含むＸＹロボット装置である。Ｙ方向移動装置７８は、ビーム部７０に設けられたＹ方向ガイド８０と、Ｙ方向ガイド８０に摺接してそのガイド方向に移動可能とされたＹスライド８２と、電動モータ８４，ボールねじ機構８６等を有しＹスライド８２をガイド方向に移動させるＹスライド移動装置８８を含んで構成されている。また、Ｘ方向移動装置７６は、Ｙスライドに設けられたＸ方向ガイド９０と、Ｘ方向ガイド９０に摺接してそのガイド方向に移動可能とされたＸスライド９２と、電動モータ９４，ボールねじ機構９６等を有しＸスライド９２をガイド方向に移動させるＸスライド移動装置９８とを含んで構成されている。実装ヘッド７４ａは、Ｘスライド９２に脱着可能に設けられている。
装着されている実装ヘッド７４ａは、ロータリ型の実装ヘッドであり、複数の概ね軸状の実装ユニット１１０（部品保持デバイスとして機能する）が、ユニット保持体１１２に、昇降可能かつ自転可能に保持されており、ユニット保持体１１２が間欠回転することによって、実装ユニット１１０が間欠的に周回させられる構造とされている。各実装ユニット１１０は、その下部に吸着ノズル１１４を有しており、回路部品の取り出しの際、ある停止位置において、順次下降させられて回路部品を保持し、回路基板の上方の所定の実装位置において、所定角度だけ自転させられつつ順次下降させられて保持した回路部品を載置する。実装ヘッド７４ａは、ワンタッチの操作で脱着可能とされているとともに、他の実装ヘッド７４ｂ，７４ｃと交換可能とされている。他の実装ヘッドの１つである実装ヘッド７４ｂは、実装ユニット１１０を２つ有するツイン型の実装ヘッドであり、一方の実装ユニット１１０は、下部に複数の吸着ノズル１１４を備えており、それらのうちの１つが回路部品に応じて選択可能とされている。またもう１つの実装ヘッド７４ｃは、実装ユニット１１０を１つだけ備えるシングル型の実装ヘッドである。これらの実装ヘッド７４ｂ，７４ｃは、実装ユニット１１０が間欠的に周回させられる構造とはされていないが、実装ヘッド７４ａと同様に、昇降、自転させられる構造とされている。なお、以下、それらの実装ヘッド７４ａ〜７４ｃを総称して実装ヘッド７４と呼ぶことがある。
実装モジュール５２は、他に、実装ユニット１１０に保持された回路部品の保持位置のずれを取得するためにその回路部品を撮像する撮像デバイスである部品カメラ１２０、Ｘスライド９２に設けられて回路基板の保持位置のずれを取得するためにその回路基板に付された基準マークを撮像する撮像デバイスであマークカメラ１２２を含んでいる。また、実装モジュール５２は、自身を制御する制御装置であるモジュール制御装置１２４（コンピュータを主体とする）、自身のステータスの表示，自身が操作されるための操作情報の入力のための操作・表示パネル１２６を有している。なお、実際には、実装モジュール５２は、脱着可能であり、他の汎用実装機１０ｄのものとの交換が可能であるが、本実施形態では、説明を単純化するために、実装モジュール５２は、配設される汎用実装機１０ｄが設定されており、他の汎用実装機１０ｄには装着されないものとして扱う。
本汎用実装機１０ｄにおいて、複数の実装モジュール５２の各々は、専用回線（イーサネット（登録商標））で繋がっており、各モジュールのモジュール制御装置１２４が情報をやり取りし合って、実装作業を行う。本汎用実装機１０ｄの作業機制御装置２４ａは、上記専用回線に繋がっており、各実装モジュール５２と情報をやり取りしあってそれらを統括して制御する制御装置である。コンピュータを主体とし、ディスプレイを備えて汎用実装機１０ｄに関する種々の情報を表示する表示装置，キーボード，各種スイッチ類を備えて汎用実装機１０ｄに関する種々の操作情報が入力される入力装置を有している。これら、表示装置１２８および入力装置１３０は、後に詳しく説明するが、支援システムの一部として機能する。
上述のように構成されている汎用実装機１０ｄのメンテナンスは、上述した各装置について、種々の作業項目が設定されている。例えば、動作に関連して駆動を伝達する駆動伝達機構，摺動部への給油，各構成装置間の相対位置のずれに関する調整，空気等の流体通路に設けられたフィルタの交換，装置の各部の清掃，重要機能部品の点検等、様々な構成要素について様々な作業項目が設定されているのである。具体的には、例えば、実装装置７２が有するボールねじ機構８６，９６へのグリス塗布、ガイド８０，９０への潤滑油の給油、実装装置７２の配設位置のずれに起因するキャリブレーション（Ｘスライド９２のある停止位置において、そのＸスライド９２に付された基準マークを、部品カメラ１２０で撮像することにより、位置ずれを検出して調整が可能）、コンベアベルトの点検、実装ユニット１１０の負圧通路に設けられたフィルタの交換、部品カメラ１２０，マークカメラ１２２のレンズ表面のクリーニング等である。
汎用実装機１０ｄは、それ自体がメンテナンス対象であるとともに、汎用実装機１０ｄを構成する上記各種の装置，デバイス等やそれらを構成する部品，部材は、いずれも汎用実装機１０ｄの構成要素であり、それらもメンテナンス対象となり得る。先に説明したように、実装ヘッド７４およびフィーダ７４は、脱着・交換が予定されているものであり、それらをメンテナンス対象とする場合、メンテナンス行う場合において装着されているときもありまた取り外されているときもあるため、メンテナンス管理上の注意を要する。本実施形態では、説明を単純化するために、それら実装ヘッド７４，フィーダ５６のうち、汎用実装機１０ｄに装着されている場合のそれらについてのメンテナンス作業は、汎用実装機１０ｄについてのメンテナンス作業として扱い、それらが取り外されている場合は、取り外されたそれらを非装着要素として扱うとともに、それらに関するメンテナンス作業は、汎用実装機１０についてのメンテナンス作業として扱わないことにする。非装着要素とされた実装ヘッド７４，フィーダ５６は、前述の構成要素置場１６に保管されるものとし、その構成要素置場１６におけるメンテナンス作業の対象となる。つまり、実装ヘッド７４およびフィーダ５６は、メンテナンス作業において、他の構成要素と異なり、別管理されているのである。なお、実装ヘッド７４およびフィーダ５６は、自身のＩＤを有しており、後に説明するように、支援システムによって、そのＩＤに基づく管理が行われている。詳しく言えば、実装ヘッド７４およびフィーダ５６はＩＤコードを記憶したチップを有しており、それらが汎用実装機１０ｄに装着された場合に、そのＩＤコードがモジュール制御装置１２４によって読み出され、その情報が作業機制御装置２４ｄに送られ、さらに支援装置２０に送られ、支援装置２０は、実装ヘッド７４，フィーダ５６が装着されているものであるか否かを、把握しているのである。
以上、汎用実装機１０ｄについて説明したが、他の実装関連装置１０も、同様に種々の構成要素を含み、また、種々のメンテナンス作業項目が設定されている。さらに、非装着要素の管理についても同様である。他の実装関連装置１０の構成等はよく知られているものであるため、明細書が冗長化するのを避けるべく、他の実装関連装置１０についての説明は省略する。
＜支援システムの機能的構成＞
メンテナンス作業支援システムは、前述したように、支援装置２０と、各実装関連作業機１０の作業機制御装置２４，モニタ装置２２，ＰＤＡ２８等の支援装置２０の端末としての装置（以下、「端末装置」と総称する場合がある）と、支援装置２０と端末装置とを結ぶＬＡＮ２６等を含んで構成されている。支援装置２０は、コンピュータを主体とする装置であり、ハード的なブロック図は省略するが、ＣＰＵ，ＲＯＭ，ＲＡＭ，入出力インターフェース，それらを繋ぐバス等、および、ディスプレイ等を含む表示装置，キーボード等を含む入力装置，ハードディスク等の外部記憶デバイス，通信ユニット（ＬＡＮボード等）等を含んで構成されている。支援システムの中枢的な役割は、この支援装置２０が担っている。
図５に、支援装置２０の機能的なブロック図を示す。支援装置２０は、中心的役割をを果たす部分として、各種のデータ（その殆どがハードディスクに格納されている）を保有するデータベース部１４０と、データベース部１４０が保有するデータに基づいて各種のメンテナンス作業の計画を作成するメンテナンス作業計画作成部１４２と、作成された作業計画を通知可能な形態にまで処理して端末装置１４４等を介して通知する作業計画通知部１４６とを含んでいる。メンテナンス作業計画部１４２は、メンテナンス対象を選択するメンテナンス対象選択部１４８（非装着要素１８を対象とする場合の非装着要素選択部１５０を含む）と、選択されたメンテナンス対象についてのメンテナンス作業項目の中から実施する作業項目を決定する実施作業項目決定部１５２とを含んで構成される。また、作業計画通知部１４６は、メンテナンス作業に必要なメンテナンス資材を通知する必要資材通知部１５４およびメンテナンス作業の内容をグラフィック表示で通知する作業内容表示部１５６を含んでいる。なお、本実施形態では、便宜的に、支援システムに１つの作業計画通知部が存在するものとして扱う。支援装置２０の機能を解りやすく説明するために、図に示す作業計画通知部１４６はそれの中心的な部分のみを表しているが、実際には、図示した上記作業計画通知部１４６と、端末装置１４４（表示装置１２８等を備える表示部１５８を含む），通信部１６０および当該支援装置２０の表示部１６２（表示装置等を含む）等の一部分とを含んで作業計画通知部が構成されているのである。以下、作業計画通知部の全体についても作業計画通知部１４６と表すものとする。なお、汎用実装機１０ｄについては、各実装モジュール５２の操作・表示パネル１２６も表示機能を備えており、作業計画通知部１４６の一部分を構成するものとされている。
本支援装置２０は、他にも種々の機能部分を含んでいる。通知計画選択部１６４は、端末装置１４４の入力部１６６（入力装置１３０，操作・表示パネル１２６等を含む）から通信部１６０を介して受け取った情報、あるいは、当該支援装置２０の入力部１６８（入力装置等を含む）からの情報に基づいて、通知する作業計画を選択すべく作業計画通知部に指令を与える部分であり、計画作成指示部１７２は、自らに設定された設定情報あるいは入力部１６６，１６８からの情報に基づいて、メンテナンス作業計画作成部１４２に、作成のタイミング，作成する計画の種別等を指示する部分である。装着情報取得部１７４は、端末装置１４４から構成要素が作業機１０に装着されているか否かの装着情報を受け取る部分であり、実績情報取得部１７６は、メンテナンス作業の実績情報を端末装置１４４等から受け取る部分である。これらによって受け取られた情報は、データベース部１４０のデータ内容の更新等に用いられる。特に、実績情報取得部１７６が備える実績作業時間取得部１７８は実績作業時間を取得する部分であり、その取得された実績作業時間は、作業所要時間更新部１８０において行われるところの、データベース部１４０に保有されている作業所要時間の更新に用いられる。作業履歴作成部１８２は、端末装置１４４等から受け取った情報，データベース部１４０の保有する情報に基づいて、履歴情報の作成処理（データベース部１４０のデータの更新を含む）を行う。作成された履歴情報は、表示部１５８，１６２によって表することが可能である。これらの各機能部有する機能は、後に、さらに詳しく説明する。
データベース部１４０は、メンテナンスデータ保有部１９０，要員データ保有部１９２，作業機・構成要素データ保有部１９４，計画データ保有部１９６の４つのデータ保有部を備えている。メンテナンスデータ保有部１９０は、実装関連作業機１０の種別ごとについてのメンテナンス作業項目に関するデータが格納されている作業機別作業項目マスタファイル２００（構成要素として別管理するものを除く），別管理を行う構成要素の種別ごとについてのメンテナンス作業項目に関するデータが格納されている要素別作業項目マスタファイル２０２，部品実装システムに配置されている実装関連作業機１０ごと各作業項目ごとのメンテナンス作業履歴（作業実績）データが格納されている対作業機作業項目毎履歴ファイル２０４（構成要素として別管理するものを除く），別管理を行う構成要素ごと各作業項目ごとのメンテナンス作業履歴（作業実績）データが格納されている対要素作業項目毎履歴ファイル２０６，作業項目毎の作業内容をグラフィック表示するための画像データが格納された作業内容画像ファイル２０８を有している。また、要員データ保有部１９２は、メンテナンス要員ごとの要員データが格納されている要員マスタファイル２１０を有し、作業機・構成要素データ保有部１９４は、実装関連作業機１０のグループ分けに関するデータが格納されている作業機配置マスタファイル２１２，別管理されている構成要素がいずれかの実装関連作業機１０に装着されているか否かの情報を示すデータが格納されている構成要素装着状態ファイル２１４を有している。また、計画データ保有部１９６は、メンテナンス作業計画作成部１４２によって作成された各種のメンテナンス作業計画が格納されている作成作業計画ファイル２１６を有している。
図６〜図１３に、上述した各ファイル（作成作業計画ファイルを除く）のデータ内容を模式的に示す。これらの図を参照しつつ、各ファイルのデータ内容について説明する。作業機別作業項目マスタファイル２００は、メンテナンス対象である実装関連作業機１０の種別ごとのデータ格納されている。詳しくは、種別ごとに、〔作業項目名〕に関連付けて，その作業項目の〔実施頻度〕，〔作業技術レベル〕，〔重要度〕，〔所要時間〕，〔必要資材〕，〔表示画像データ名〕に関するデータが格納されている。個々についてより詳しく説明すれば、〔作業項目名〕には、その種の実装関連作業機１０について行われるメンテナンス作業の項目名のデータが格納されており、そして、〔実施頻度〕には、その作業項目のメンテナンス作業が何日，何週あるいは何月に１度実施すべきであるかのデータが格納されている。〔作業技術レベル〕には、その作業項目のメンテナンス作業を行い得る作業技術レベル（後に説明するところのメンテナンス要員の技術レベルと対応する）が、高技術レベルを表すＨおよび低技術レベルを表すＬの値として格納されている。〔重要度〕は、その作業項目のメンテナンス作業を行わなかった場合に発生する不具合の程度（作業必要性の一種）を示すものであり、重要度が高いと設定されているものが、マーク（図では☆印）を付されて記録されている。〔所要時間〕には、その作業項目のメンテナンス作業を開始してから終了するまでの時間の標準的な値が格納されている。〔必要資材〕には、その作業項目のメンテナンス作業を行うために必要なメンテナンス資材（例えば、メンテナンス作業において使用する機器，オイル等の補給部材の名称が格納されている。また、後に説明するように、本実施形態においては、メンテナンス要員に対して、作業項目ごとに作業内容をグラフィックにて表示可能とされており、〔表示画像データ名〕には、その表示される画像を作成するためのデータの名称が格納されている。
上記〔作業技術レベル〕，〔重要度〕，〔必要資材〕といったデータは、メンテナンス作業の性質，特性，特徴等を示すデータであり、それぞれが、作業項目ごとのメンテナンス作業の作業属性を示すデータある。作業機別作業項目マスタファイル２００に含まれる各作業項目は、それぞれが上記いずれかの作業属性が規定された作業項目であることから、属性規定メンテナンス作業項目とされているのである。また、各作業項目は、メンテナンス作業の所要時間である作業所要時間に関するデータが〔所要時間〕として記録されており、所要時間規定メンテナンス作業項目とされているのである。
図６において手前側に表されているものは、汎用実装機１０ｄに関するものである。汎用実装機１０ｄは、先に説明したように、複数のモジュール（実装モジュール５２，ベースモジュール５０）が組み合わされて構成されていることから、他の実装関連作業機１０のものが作業機ごとのデータであるのと異なり、汎用実装機１０ｄに関する作業機別作業項目マスタファイル２００のデータは、厳密には、作業機別であってかつモジュール単位のデータとされている。このような、作業機ごとモジュールごとのデータであっても、本実施形態では、作業機別データとして扱うことにする。
図７に示す要素別作業項目マスタファイル２０２は、メンテナンス対象であるところの特別に管理する構成要素、つまり、非装着状態においてもメンテナンス作業がなされる構成要素に関するデータが格納されている。本実施形態では、別管理構成要素として、脱着可能な実装ヘッド，フィーダ（汎用実装機１０ｄのもは、実装ヘッド７４，フィーダ５６）が設定されている。〔作業項目名〕〜〔表示画像データ〕の各々の内容は、作業機別作業項目マスタファイル２００と同様であるめ、説明は省略する。なお、図において手前側に示されているものは、汎用実装機１０ｄの実装モジュール５２に装着されるある種類の実装ヘッド７４に関するデータである。
図８に示す対作業機作業項目毎履歴ファイル２０４には、実装関連作業機１０ごと（種別ごとではない）の、作業項目ごとの履歴（メンテナンス作業の実績の集合）に関するデータが記録されている。実装関連作業機１０は、作業機ごとにＩＤが付されており、対作業機作業項目毎履歴ファイル２０４のデータは、この作業機ＩＤに関連付けられたデータとされている。〔作業項目名〕については、先に説明したとおりであり、その作業項目ごとに、過去に行ったメンテナンス作業が記録されている。〔実施日〕は、その作業項目のメンテナンス作業を行った時期（年月日）を示し、〔判定〕は、その時期のメンテナンス作業の際に発見された当該メンテナンス箇所に関する不具合情報を示している（不具合が発見された場合に×として、発見されなかった場合は○として記録されている）。また、〔実施日〕および〔判定〕は、図ではわかり易いように現在から遡る順に示しており（〔実施日２〕，〔判定２〕は〔実施日１〕，〔判定１〕より先に行われている）、〔実施日１〕は、直近実施時期を示すものとされている。なお、図の手前側に示されているデータは、作業機別作業項目マスタファイル２００の場合と同様、汎用実装機１０ｄに関するものであり、実装モジュール５２ごとのデータとされている。このデータの取扱も、作業機別作業項目マスタファイル２００の場合の取扱と同様とする。
図９に示す対要素作業項目毎履歴ファイル２０６には、別管理構成要素についての、構成要素ごと（種別ごとではない）の作業項目ごとの履歴に関するデータが記録されている。実装ヘッドおよびフィーダは、個々にＩＤが付されており、対要素作業項目毎履歴ファイル２０６のデータは、それらのＩＤに関連付けられたデータとされている。〔作業項目名〕，〔実施日〕，〔判定〕の各項目については、先の対作業機作業項目毎履歴ファイル２０４の場合と同様であるため、個々での説明は省略する。なお、図の手前に示すデータは、汎用実装機１０ｄの実装モジュール５２に装着されるある種類の実装ヘッド７４に関するデータである。
図１０に示す作業内容画像ファイル２０８には、メンテナンス対象である実装関連作業機１０および構成要素の種別ごとのかつ作業項目ごとのメンテナンス作業の内容を、メンテナンス要員が理解しやすいような画像として表示するための画像データが記録されている。図では、データ構造を省略し示しているが、このデータを端末装置１４４の表示部１５８が処理することで、各表示部１５８にメンテナンスの手順、ポイント等を示す静止画あるいは動画が表示される。作業内容画像のデータの名称は、先に説明した作業機別作業項目マスタファイル２００および要素別作業項目マスタファイル２０２のデータに含まれる表示画像データ名と一致し、両者のデータは、その名称によって関連付けられている。
図１１に示す要員マスタファイル２１０は、部品実装システムに従事してメンテナンス作業に関連するメンテナンス要員４０の全員についてのデータが記録されている。各データ項目は、〔要員名〕に関連付けられている。〔社員コード〕は、個人識別情報であり、メンテナンス要員が端末装置１４４にログインする際に入力され、当該支援システムでは、端末装置１４４において、社員コードをキーにして、各端末装置１４４の表示内容や、端末装置１４４の入力部１６６から行う当該支援システムの操作のコマンドが、そのメンテナンス要員に相応しいものに、自動的に選択されるようになっている。〔技術レベル〕は、そのメンテナンス要員のメンテナンス技能の高さを示すものと観念することができる。メンテナンス管理要員を除くオペレータおよびメンテナンス技術者について設定されており、高いメンテナンス技術を有するメンテナンス技術者は、技術レベルが高いメンテナンス要員４０とされ、先に説明した作業技術レベの高い作業項目についてのメンテナンス作業および低い作業項目についてのいずれもを行うことが可能とされている。逆に、技術レベルの低いオペレータは、自らの技術レベルに応じるところの作業技術レベルの低いメンテナンス作業しか行い得ないものとされている。〔職種〕は、本実施形態では、オペレータ４０ｃ，メンテナンス技術者４０ｂ、メンテナンス管理要員４０ａの３者が設定されており、先に説明したように、オペレータ４０ｃとメンテナンス技術者４０ｂとが、実際のメンテナンス作業を行うメンテナンス実施要員４０とされている。また、〔担任〕は、その要員の担任範囲、つまり本実施形態では、その要員が担当する作業機グループ１４を示すものであり、本実施形態では、オペレータ４０ｃについては、自身が従事する複数の実装関連作業機１０のうちの１つのグループが設定されており、また、メンテナンス技術者４０ｂについては、複数の作業機グループ１４を担任するものとされている。〔技術レベル〕，〔職種〕，〔担任〕の項の各データは、各メンテナンス要員の要員属性を示すものである。
図１２に示す作業機配置マスタファイル２１２は、各実装関連作業機１０がどの作業機グループ１４に属するのかを示すデータが記憶されている。つまり、１つの〔作業機ＩＤ〕に対して、１つの〔配置グループ名（例えば、「Ｇ１」は第１グループを意味する）〕が割り当てられている。このデータファイルを参照して、作業機グループ１４ごとのメンテナンス作業の計画が作成されることになる。また、図１３に示す構成要素装着状態ファイル２１４は、先に説明した別管理の構成要素が、実装関連作業機１０に装着されているか否かの情報が記憶されている。ある構成要素ＩＤを有する構成要素が装着されている場合は、その構成要素に関する〔装着／非装着〕の項目が「装着」とされ、装着されていない場合は、「非装着」とされる。装着されている場合には、装着されている作業機の作業機ＩＤが記録される。なお、図において、実際にデータが記載されているものは汎用実装機１０ｄの実装ヘッド７４であるため、作業機ＩＤの他にその実装ヘッド７４が装着されている実装モジュール５２のモジュールＩＤも記録されている。
支援装置２０は、以上説明したような各機能ブロックを含んで構成されているが、本支援装置２０は、後に説明するように、メンテナンスの目的等に応じた様々な種類のメンテナンス作業の計画を作成可能とされている。したがって、メンテナンス作業計画作成部１４２は、見方を変えれば、作成される計画の種類の違いによって異なる機能を発揮することになる。つまり、メンテナンス作業計画作成部１４２は、互いに異なる機能を発揮する部分を複数含んでいるものと観念することができるのである。図１４に、このような観念を表現するものとして、メンテナンス作業計画作成部１４２について、それの機能に関するもう１つの機能ブロック図を示す。
上記のような考え方の下、メンテナンス作業計画作成部１４２は、以下の各機能部、すなわち、対メンテナンス対象計画作成部２２０，対作業機グループ作成部２２２，対非装着要素計画作成部２２４，定期計画作成部２２６，不定期計画作成部２２８，作業属性依拠計画作成部２３０，対要員計画作成部２３２（要員属性依拠計画作成部２３４を備える），所要時間依拠計画作成部２３６を備えるものとされている。
上記各機能部を簡単に説明すれば、対メンテナンス対象計画作成部２２０は、メンテナンス対象ごとの計画を作成する機能を発揮する部分であり、対作業機グループ作成部２２２は、実装関連作業機１０の作業機グループ１４ごとの計画を作成する機能を発揮する部分であり、また、非装着要素計画作成部２２４は、実装関連作業機１０から取り外された構成要素である非装着要素１８についてのメンテナンス作業計画を作成する機能を発揮する部分である。また、定期計画作成部２２６は、定期的に実施されるメンテナンス作業の計画を作成する機能を発揮する部分であり、不定期計画作成部２２８は、メンテナンス対象が稼動していない不定期の時期において実施されるメンテナンス作業の計画を作成する機能を発揮する部分である。またさらに、作業属性依拠計画作成部２２４は、作業属性に関するデータに基づいて作業計画を作成する機能を発揮する部分であり、対要員計画作成部２３２は、メンテナンス要員ごとの作業計画を作成する機能を発揮する部分である。なお、対要員計画作成部２３２は、要員属性に基づいてメンテナンス要員ごとの作業計画を作成する機能を発揮する部分として、要員属性依拠計画作成部２３４を有している。さらにまた、所要時間依拠計画作成部２３６は、メンテナンス作業項目ごとの作業所要時間に基づいて作業計画を作成する機能を発揮する部分である。これらの各機能部が発揮する具体的な機能は、後に、作業計画の作成の一例の中で詳しく説明する。
支援装置２０は、自らが有するハードディスクに格納されているメンテナンス作業支援プログラムを実行することによって、メンテナンス作業計画作成，作業計画通知等の各種の支援のための処理を行う。メンテナンス作業支援プログラムは、メインルーチンと、そのメインルーチンの実行下で実行される各種のルーチンを含んで構成されおり、支援装置２０が行う各種の処理に応じて、その各種ルーチンが選択されて実行され、それによって、上記各機能部分が機能するのである。
＜メンテナンス作業計画作成処理＞
メンテナンス作業計画の作成は、上述したように、計画作成指示部１７２の指示に基づいて作成される。計画作成指示部１７２は、定期的なメンテナンスのための計画を作成する指示をメンテナンス作業計画作成部１４２に発するようにされている。計画作成指示部１７２は、そのためのデータを保有している。例えば、本部品実装システムでは、定期メンテナンスとしての日常メンテナンスを行うように決められており、それに関するデータとして、日常メンテナンスを行うある作業機グループ１４のグループ名と、そのグループ１４の日常メンテナンスの実施予定時間（例えば、火曜日から金曜日は１５分間、月曜日は２５分間といった時間）を保有しているのである。また、計画作成指示部１７２は、時刻の管理をも行っており、部品実装システムの日々の稼動開始時刻の前に、各作業機グループ１４についてのその日に実施すべき日常メンテナンスの作業の計画を作成する旨の指示を、メンテナンス作業計画作成部１４２に行うようにされているのである。また、不定期のメンテナンス、例えば、ある作業機グループ１４が何らかの原因（ある実装関連作業機の故障、不意の回路部品切れ等）によって、その作業グループ１８が生産の停止を余儀なくされる場合において、その非生産時間を利用して行うメンテナンス等に対応できるようにされている。具体的には、メンテナンス要員４０が、不定期メンテナンスを行う旨の情報として、そのメンテナンスを行う作業機グループ１４のグループ名およびそのメンテナンスの実施予定時間を含む情報を、入力部１６８あるいは１６６に入力した場合に、その情報に基づいたメンテナンス作業計画を作成するよう、メンテナンス作業計画作成部１４２に指示を発するようにされているのである。
ｉ）対作業機グループ計画の作成
メンテナンス作業計画作成部１４２によって行われるところの、計画作成指示部１７２の指示に基づいたメンテナンス作業計画の作成処理として、作業機グループ１４ごとのメンテナンス作業計画を例にとって説明する。その作成処理は、先に説明した、メンテナンス作業支援プログラムの一部分である作業機グループメンテナンス計画作成ルーチンが実行されて行われる。図１５に、作業機グループメンテナンス計画作成ルーチンのフローチャートを示す。以下、そのフローチャートに沿って具体的に説明する。
まず、ステップ１（以下、「Ｓ１」と略す、他のステップも同様とする）において、計画を作成する作業機グループ１４に含まれる実装関連作業機１０が特定される。具体的には、図１２に示す作業機配置マスタファイル２１２に格納されているデータに基づき、配置グループ名が計画作成対象であるグループ名とされている実装関連作業機１０が抽出され、それらの作業機１０の各々の作業機ＩＤが特定される。そして、さらに図１３に示す構成要素装着状態ファイル２１４に基づいて、別管理されている構成要素（フィーダ５６および実装ヘッド７４）の中から、作業機ＩＤをキーとして、先に特定された実装関連作業機１０に装着されている構成要素が、構成要素ＩＤにて特定される。これらの特定は、メンテナンス対象選択部１４８によって行われる。
次に、Ｓ２において、メンテナンス作業を行うメンテナンス要員４０、詳しくは、メンテナンス実施要員４０ｂ，４０ｃが特定される。具体的には、図１１に示す要員マスタファイル２１０に基づき、担任範囲が計画作成対象である作業機グループとされているメンテナンス実施要員４０ｂ，４０ｃが、要員名および社員コードにて特定される。
続くＳ３において、実施が予定される仮のメンテナンス作業項目が特定される。詳しく説明すれば、まず、図８および図９に示す対作業機作業項目毎履歴ファイル２０４および対要素作業項目毎履歴ファイル２０６が参照され、それらのデータの中から、それぞれ作業機ＩＤ，構成要素ＩＤをキーとして、Ｓ１において特定された実装関連作業機１０および構成要素に関するすべてのメンテナンス作業項目が抽出される。次に、作業機名（モジュール名）あるいは構成要素名と作業項目名とをキーとして、抽出された各作業項目のメンテナンス作業の直近実施時期（〔実施日１〕の項に記載された日に相当）と、図６および図７に示す作業機別作業項目マスタファイル２００および要素別作業項目マスタファイル２０２が有する実施頻度のデータとに基づき、抽出された各作業項目についての実施推奨時期（次に行うことが望ましいされる時期）が演算される。次いで、演算された各作業項目の実施推奨時期とメンテナンス作業の予定実施時期とを比較して、予定実施時期において推奨実施時期となる作業項目（実施推奨時期と予定実施時期とが同じ日であるかあるいは実施推奨時期が予定実施時期を越えている作業項目）が選択され、その選択された作業項目が、とりあえず実施が予定される作業項目（仮実施予定作業項目）として特定される。
上記Ｓ３において、予定実施時期において推奨実施時期となる作業項目を仮実施予定作業項目としている。このような条件での特定は、日常メンテナンスのような定期的なメンテナンスに対して好適な条件である。ところが、例えば、不定期のメンテナンス作業の場合、生産停止の時間が長くかかるような場合は、メンテナンス作業の予定時間を比較的長く設定することができる。その場合、より多くの項目のメンテナンス作業の実施を希望することも考えられる。そのような場合、上記条件に代え、例えば、１週間後に推奨実施時期を迎える作業項目までもが仮実施予定作業項目として特定されるような特定条件を採用することができる。
次に、Ｓ４おいて、特定された仮実施予定作業項目の中から、作業技術レベルが高いとされる高技術レベルの作業項目が選出される。具体的には、上記作業項目マスタファイル２００，２０２において作業技術レベルが“Ｈ”とされている作業項目のものが選出される。
続くＳ５において、選出された高技術レベルの作業項目についての作業計画が作成される。本実施形態では、高技術レベルのメンテナンス作業は、技術レベルが高い者のみが実施できることとされているため、Ｓ２において特定されたメンテナンス実施要員４０ｂ，４０ｃのうちのメンテナンス技術者４０ｂが実施可能な範囲の計画が予備的に作成される。原則的に、その作業機グループ１４の高技術レベル作業項目の延べ作業所要時間がメンテナンス技術者４０ｂが実施可能な作業時間を超えないように、メンテナンス技術者４０ｂの担任範囲が設定されており、ここでは、説明を単純化するために、Ｓ４において選出された高技術レベルの作業項目のすべてが、特定されたメンテナンス技術者４０ｂが実施可能であるとして扱う。なお、実施不可能な場合の調整は、後に述べるオペレータ４０ｃについてのメンテナンス作業計画の作成のプロセスに従えばよく、ここでの説明は省略する。また、Ｓ５において予備的に作成される作業計画は、作業項目名をキーとして、重要度の高い項目から順に時間的に優先して実施されるように、作業項目が順序付けられたものとされる。
次に、Ｓ６において、Ｓ３で特定された仮実施予定作業項目の中から、作業レベルが低いとされる低技術レベルの作業項目が選出される。具体的には、上記作業項目マスタファイル２００，２０２において作業技術レベルが“Ｌ”とされている作業項目のものが選出される。
続いて、Ｓ７において、選出された低技術レベル作業項目の延べ作業所要時間が見積られる。具体的には、作業機名（モジュール名）あるいは構成要素名と作業項目名とをキーとして、作業項目マスタファイル２００，２０２の作業所要時間のデータに基づいて、選出された低技術レベル作業項目の作業所要時間が積算され、延べ作業所要時間が見積られるのである。
次に、Ｓ８において、実施する低技術レベルの作業項目が、重要度に基づいて調整される。本実施形態では、オペレータ４０ｃが中心となって低技術レベルのメンテナンス作業を実施するものとされており、オペレータ４０ｃの延べ作業予定時間（計画作成部１７２によって指示された実施予定時間とオペレータ４０ｃの人員数との積）が延べ作業所要時間を超える場合を考慮し、このＳ８で調整がなされるのである。詳しい調整条件の説明は省略するが、具体的には、まず、作業機名（モジュール名）あるいは構成要素名と作業項目名とをキーとして、作業項目マスタファイル２００，２０２の重要度のデータに基づき、重要度の高い作業項目が優先的に特定され、そして、重要度の高い作業項目を引き当てた後、時間的余裕がある場合に、重要度の低い作業項目が延べ作業予定時間内において追加特定されるようにして、実施を予定する作業項目が特定されて調整が行われるのである。なお、上記延べ作業予定時間が上記延べ作業所要時間を超えない場合は、選出された低技術レベル作業項目のすべてが、実施する作業項目として特定される。
続くＳ９において、実施可能な程度に特定された低技術レベルの作業項目が、各メンテナンス要員４０、詳しくは、各オペレータ４０ｃに割振られる。詳しい割振り条件の説明については省略するが、具体的には、各オペレータ４０ｃのメンテナンス作業時間が平均化するように、割振られるのである。なお、この際、メンテナンスの作業性を考慮し、できるだけ１人のオペレータ４０ｃによって１つの実装関連作業機１０のメンテナンス作業が完了するように、特定された低技術レベルのメンテナンス作業項目が割振られるのである。
そして、Ｓ１０において、低技術レベルの作業計画が確定される。具体的には、各オペレータ４０ｃの要員名，社員コードに関連付けられて、各オペレータ４０ｃが実施する作業項目が含まれる計画データが、作成作業計画ファイル２１６の中に格納されることによって、オペレータ４０ごとのメンテナンス作業計画が確定するのである。
次のＳ１１においては、Ｓ５にて作成されている高技術レベルの作業計画が作調整され、確定される。具体的には、時間的な関係で計画に組み入れられなかった低技術レベルの作業項目が、高技術レベルの作業計画に追加されることによって行われる。先に、説明したように、メンテナンス技術者４０ｂは、メンテナンス作業において時間的な余裕を有するように担任範囲が設定されており、低技術レベルのメンテナンス作業に対するバッファ的な役割を果たしている。詳しい追加条件の説明は省略するが、組み入れられなかった低技術レベルの作業項目の各々の作業所要時間に基づいて、メンテナンス技術者４０ｂのメンテナンス作業の所要時間が、予定された実施時間を超えない範囲で、高技術レベルのメンテナンス作業計画に組み入れられる。なお、予定された低技術レベルの作業項目のすべてがＳ８において既に作業計画に組み入れられている場合、あるいは、Ｓ５にて作成されている高技術レベルの作業計画に時間的な余裕が存在しない場合は、本Ｓ１１における調整は行われない。Ｓ１１では、メンテナンス技術者４０ｂの実施する作業項目が含まれる計画データが、そのメンテナンス技術者４０ｂの要員名，社員コードに関連付けられた状態で作成作業計画ファイル２１６の中に格納されることによって、その技術者４０ｂに関するメンテナンス作業計画が確定するのである。
続くＳ１２では、実装関連作業機１０ごとのメンテナンス作業計画が確定される。具体的には、Ｓ１０，Ｓ１１で確定された高技術レベルおよび低技術レベルのメンテナンス作業計画に含まれるすべての作業項目が、実装関連作業機１０ごとに分けられた状態で作成作業計画ファイル２１６の中に格納されることによって、計画作成の対象となる作業機グループ１４を構成する各実施関連作業１０ごとの作業計画が確定されるのである。
以上、Ｓ１〜Ｓ１２の処理によって、１つの作業機グループ１４についてのメンテナンス作業計画の作成が完了する。Ｓ３〜Ｓ１１の処理によって、実施する作業項目が決定され、これらの一連の処理を行う部分を含んで実施作業項目決定部１５２が構成されているのである。上記Ｓ１〜Ｓ１２の処理は、メンテナンス作業計画作成部１４２によって行われるのであるが、それら一連の処理によって１つの作業機グループ１４のメンテナンス作業計画が作成されることから、それらの処理を実行する部分は、すなわち、対作業機グループ計画作成部２２２として機能しているのである。また、上記一連の処理は、計画作成指示部１７２の指示に基づいて、定期的な計画と不定期の計画とのいずれもを作成することが可能であり、Ｓ１〜Ｓ１２を実行する部分は、定期計画作成部２２６としても、また、不定期計画作成部２２８としても機能する。
また、上記一連の処理は、特にＳ４，Ｓ５等を始めとして、メンテナンス作業項目個々の作業技術レベルに基づいて計画を作成しており、また、Ｓ８等を始めとして重要度に基づいて計画を作成している。このことから、上記一連の処理を実行する部分は、作業属性依拠計画作成部２３０を構成するものとなっている。さらに、上記一連の処理によって、メンテナンス実施要員４０ｂ，４０ｃごとの作業計画が作成されており、また、その要員４０ｂ，４０ｃごとの計画は、各要員４０ｂ，４０ｃの技術レベルに基づいて作成されていることから、上記一連の処理を実行する部分は、対要員計画作成部２３２を構成し、また、要員属性依拠計画作成部２３４を構成するものとなっている。さらにまた、各要員４０ｂ，４０ｃごとのメンテナンス作業計画の作成処理は、Ｓ９を始めとして、要員４０ｂ，４０ｃの各々の予定作業時間内に収まる計画とされ、またその計画の作成に当たって、各作業項目の所要時間に基づいた処理がなされている。したがって、そのような処理を実行する部分は、所要時間依拠計画作成部２３６を構成するものとなっている。また、オペレータ４０ｃについての作業計画の作成にあたって、Ｓ９において各オペレータ４０ｃの作業時間が平均化するような処理がなされている。そして、Ｓ１２においては、実装関連作業機１０ごとのメンテナンス作業計画の作成処理がなされていることから、そのような処理を実行する部分を含んで対メンテナンス対象計画作成部２２０が構成されているといえるのである。
ｉｉ）対非装着要素計画の作成
本実施形態の支援システムは、別管理されている構成要素であるフィーダ５６および実装ヘッド７４に関して、それらの構成要素が実装関連作業機１０から取り外された場合に、前記構成要素置場において、それらのメンテナンス作業を実施できるようにされている。詳しく言えば、メンテナンス要員４０であるメンテナンス技術者４０ｂは、担任する作業機グループ１４が生産稼動している場合には、それらの作業機グループ１４に属する実装関連作業機１０についてのメンテナンス作業を行うことができないことから、時間的な余裕をもつメンテナンス要員４０とされている。そこで、その余裕時間を利用して、非装着要素１８のメンテナンス作業を行うのである。例えば、あるメンテナンス技術者４０ｂが、非装着要素１８のメンテナンス作業を実施することを決心した場合、その技術者４０ｂは、構成要素置場１６に配置されているモニタ装置２２ｂから、その旨および実施可能な作業時間を入力して、計画の作成を支援装置２０に依頼することになる。入力された情報は、作業計画指示部１７２が受け取り、その情報に基づいて、メンテナンス作業計画作成部１４２に、そのメンテナンス技術者４０ｂについての作業計画の作成を指示する。指示を受けたメンテナンス作業計画作成部１４２は、非装着要素メンテナンス計画作成ルーチンを実行し、その作業計画を作成する。図１６に、支援装置２０が実行するメンテナンス作業支援プログラムの一部分である非装着要素メンテナンス計画作成ルーチンのフローチャートを示し、以下、それに従って、その作成処理を説明する。
対非装着要素計画の作成においては、まず、Ｓ２１において、非装着要素１８の選択がなされる。具体的には、図１３に示す構成要素装着状態ファイル２１４に基づいて、いずれの実装関連作業機１０にも装着されていない構成要素である非装着要素１８を、メンテナンスの実施が予定されるメンテナンス対象として選択する。このＳ２１の処理は、メンテナンス対象選択部１４８が備える非装着要素選択部１５０によって実行される。
次に、Ｓ２２において、実施が予定される仮のメンテナンス作業項目が特定される。詳しく説明すれば、前述のＳ３と同様に、まず、図９に示す対要素作業項目毎履歴ファイル２０６が参照され、そのデータの中から、構成要素ＩＤをキーとして、Ｓ２１において特定された非装着要素１８に関するすべてのメンテナンス作業項目が抽出される。次に、構成要素名と作業項目名とをキーとして、抽出された各作業項目のメンテナンス作業の直近実施時期と、図７に示す要素別作業項目マスタファイル２０２が有する実施頻度のデータとに基づき、抽出された各作業項目についての実施推奨時期が演算される。次いで、演算された各作業項目の実施推奨時期とメンテナンス作業の予定実施時期（本日の日付となることが多い）とを比較して、予定実施時期において推奨実施時期となる作業項目が選択され、その選択された作業項目が、仮実施予定作業項目として特定される。
続くＳ２３において、至急度に基づいて非装着要素１８の優先順位付けがなされる。具体的には、実施予定時期において実施推奨時期を超えた程度の大きな仮実施予定作業項目を有する非装着要素１８が至急度が高い非装着要素１８とされ（ある非装着要素１８において実施推奨時期を最も超えている作業項目のその超えた程度によってその非装着要素１８の至急度が判断される）、その程度の大きさの順に非装着要素１８に優先順位が付されるのである。
次のＳ２４において、作業所要時間に基づく調整がなされる。具体的には、構成要素名と作業項目名とをキーとして、要素別作業項目マスタファイル２０２が有する作業所要時間のデータに基づき、選択された非装着要素１８の各々について、その各々が有する上記仮実施予定作業項目のすべての作業所要時間が積算され、非装着要素１８ごとのメンテナンス作業の所要時間が求められる。次に、その非装着要素１８ごとの作業所要時間が、上記優先順位に従って積算され、その積算時間が、予定されている作業時間を超えない範囲において、実施する非装着構成要素１８が決定されるのである。
そして、Ｓ２５において、そのメンテナンス技術者４０ｂに対する対非装着要素メンテナンス計画が確定される。具体的には、Ｓ２４で決定された非装着構成要素１８についての実施予定作業項目が実施予定作業項目として決定され、その実施予定作業項目が優先順位付けされた非装着要素１８およびそのメンテナンス技術者４０ｂの要員名，社員コードに関連付けられ、その関連付けれた状態の実施予定作業項目を含む計画データが作成作業計画ファイル２１６の中に格納されることによって、オペレータ４０ごとのメンテナンス作業計画が確定するのである。
以上のような処理によって、非装着作業１８に対するメンテナンス作業の計画が作成される。つまり、Ｓ２１〜Ｓ２５の処理を行う部分を含んで対装着要素計画作成部２２４が構成されているのである。また、Ｓ２２〜Ｓ２４の処理を実行する部分含んで実施作業項目決定部１５２が構成されているのである。さらに、特にＳ２４において作業所要時間に基づいて作業計画が作成されることから、上記一連の処理を実行する部分は、所要時間依拠計画作成部２３６として機能するとともに、不定期計画作成部２２８，対要員計画作成部２３２としても機能するのである。
＜メンテナンス作業の流れと作業計画の通知＞
作成されたメンテナンス作業の計画を参照してメンテナンス作業が行われる。この際、作成された作業計画は、作業計画通知部１４６によって、その計画の利用者に通知される。以下、前述の１つの作業機グループ１４について作成した計画を参照して、その作業機グループ１４を担任範囲とする１人のオペレータ４０ｃのメンテナンス作業を中心に説明しつつ、作業計画の通知等について説明する。図１７に、そのメンテナンス作業の作業フローチャートを示し、以下の説明は、そのフローチャートに従って行うこととする。
まず、作業ステップ１（以下、「ＳＳ１」と呼ぶ。他の作業ステップも同様とする。）において、オペレータ４０ｃは、作業対象作業機情報を取得する。具体的には、担任する作業機グループ１４に属するいずれかの実装関連作業機１０の制御装置２４（図５における端末装置１４４に相当する）から、その制御装置２４の入力部１６６に自身の社員コードを入力して、支援システムにログインし、その後に作業対象作業を知りたい旨を入力する。制御装置２４からの情報は、通信部１６０を介して通知計画選択部１６４に送られる。通知計画選択部１６４は、作業計画通知部１４６に対して、その社員コードのオペレータ４０ｃが行うメンテナンス作業の対象作業機情報を作成する旨の指示を行う。作業計画通知部１４６は、社員コードをキーとして、データベース部１４０に格納されている作成作業計画ファイル２１６を参照し、対象作業機をリストアップした情報を作成し、その情報を、通信部１６０を介してログインされた端末装置１４４である制御装置２４に送信する。その結果、その制御装置２４の表示部１５８に、作業対象作業機情報が表示される。
図１８に、表示される作業対象作業機情報の画面を模式的に示す。作業対象作業機情報画面２５０は、図からわかるように、そのログインしたオペレータ４０ｃが今回のメンテナンスにおいてメンテナンス作業を行うすべての実装関連作業機１０がリストアップされた情報とされ、詳しくは、作業機名および作業機ＩＤが表形式で表示された情報とされている。この情報を参照することで、オペレータ４０ｃは、自身が行うメンテナンス作業の対象作業機を知ることになる。
次にＳＳ２において、作業対象作業機情報画面２５０に掲げられている実装関連作業機１０うちのこれからメンテナンス作業を実施しようとするものの制御装置２４の入力部１６６から、当該支援システムにログインする。ログインは、ＳＳ１と同様、社員コードを入力して行う。
次いで、ＳＳ３において、オペレータ４０ｃは、その制御装置２４の表示部に表示されるところの実施作業項目列挙画面を参照する。詳しくは、実施作業項目列挙画面の表示を希望する旨を入力部１６６に入力すれば、その入力の情報を受け取った通知計画選択部１６４はその旨を作業計画通知部１４６に指示する。作業計画通知部１４６は、社員コードとその作業対象作業機の作業機ＩＤをキーにして、作成作業計画ファイル２１６から、その実装関連作業機１０について実施する作業項目が列挙された情報を作成し、その作業機１０の制御装置２４に送信する。その結果、その制御装置２４の表示部１５８に、実施作業作業項目列挙画面が表示される。
図１９に、表示される実施作業項目列挙画面を模式的に示す。図から解るように、実施作業項目列挙画面２５２は、その実装関連作業機１０について行う作業項目が、詳しくは作業項目名，その作業項目についての所要時間等がリストアップされた画面とされている。図に示すものは、汎用実装機１０ｄに関するものであり、汎用実装機１０ｄの場合は各実装モジュール５２単位でメンテナンス作業を行うため、１つの実装モジュール５２についてのものとなっている。詳しい説明は省略するが、制御装置２４ｄの表示部１６６には、各実装モジュール５２についての実施作業項目列挙画面２５２が任意に切り替えて表示可能であり、また、各実装モジュール５２の操作・表示パネル１２６には、自身の実施作業項目列挙画面のみが表示されるようにされている。なお、画面の操作等は、各操作・表示パネル１２６で行うことができるようになっている。また、実装関連作業機１０に装着されている別管理の構成要素（フィーダ５６および実装ヘッド７４）のメンテナンス作業は、当該作業機１０についてのメンテナンス作業とされているため、図に示すものは、装着されている実装ヘッド７４についての作業項目も、構成要素ＩＤおよび構成要素名とともに列挙されている。
次に、ＳＳ４において、オペレータ４０ｃは、実施作業項目列挙画面２５２に列挙されているメンテナンス作業項目の中から、これから実施する作業項目を１つ指定する。指定は、制御装置２４の入力部１６６（操作・表示パネル１２６でもよい）に、指定情報を入力することによって行う。指定された作業項目は、実施作業項目列挙画面２５２において反転表示される。
続いて、ＳＳ５において、オペレータ４０ｃは、指定した作業項目の作業内容が表示される画面を参照する。作業項目の指定情報は、通知計画選択部１６４に送られ、通知計画選択部１６４は、作業計画通知部１４６に指定された作業項目に関する作業内容表示画面の作成を指示する。作業計画通知部１４６は、作業機名（構成要素名）および作業項目名をキーとして、作業項目マスタファイル２００，２０２のデータの中から、指定された作業項目に関連付けられている必要資材および表示画像データ名を検索し、検索して得られた表示画像データ名の画像データを作業内容画像ファイル２０８の中から抽出する。そして必要資材に関する情報および抽出された画像データを基に、作業内容画像情報を作成し、その情報を制御装置２４に送信する。その結果、制御装置２４の表示部１５８（操作・表示パネル１２６をも含む）に、指定された作業項目の作業内容画像を含む画面が表示されるのである。
図２０に、表示される作業内容表示画面を模式的に示す。図２０に示す作業内容表示画面２５４は、実装ヘッド７４のＺ軸ボールねじへの給油作業に関するものである。図のものは、実装ヘッド７４の内部の斜視を示す静止画像、その画像において給油箇所を示す矢印の点滅画像、給油作業であることを示すアニメーション的な動画像等を含んでいる。作業内容表示画面２５４は、画像を表示する画面であるため、解りやすく作業のポイントを表すことができ、熟練度の低いメンテナンス要員４０であっても、容易に適切なメンテナンス作業を実施できるようになっている。また、作業項目名とともに、メンテナンス作業に必要な必要資材であるところの、給油オイルの型番（＃１２５８８）が表示されており、この必要資材に関する情報は、給油するオイルの間違いを防止する等、適切なメンテナンス作業を担保するための一助となっている。
ＳＳ６において、オペレータ４０ｃは、上記作業内容表示画面２５４を参照した後、あるいは参照しつつ、その項目のメンテナンス作業を実施する。そしてその作業項目の作業が終了した後、オペレータ４０ｃは、ＳＳ７において、終了指示を、制御装置２４の入力部１６６（操作・表示パネル１２６を含む）に入力する。終了指示の際には、例えば点検項目等であれば、その点検における当該箇所の不具合に関する判定結果も入力される。終了指示がなされると、上記実施作業項目列挙画面２５２（図１９参照）の完了の欄にチェックマークが付されるとともに、判定入力を行った場合は、その判定の結果も表示される。完了した旨の情報（完了・未完了情報の一種である）および判定結果情報（不具合情報の一種である）は、通信部１６０を介して実績情報取得部１７６に送られる。また、ＳＳ４の項目指定からＳＳ７の終了指示までの時間が、制御装置２４により計測されており、その時間がその作業項目についての実績作業時間として、先の情報とともに実績情報取得部１７６詳しくは実績作業時間取得部１７８に送られる。
オペレータ４０ｃは、ＳＳ８において、１つの実装関連作業機１０のすべての作業項目が終了したか否かの判断を行い、終了してない場合は、ＳＳ４に戻って次に行う作業項目を指定し、その作業項目のメンテナンス作業を実施する。その作業機１０についてすべての作業項目の作業が終了していると判断した場合は、次のＳＳ９において、その作業機１０の制御装置２４から支援システムへのログオフがなされる。なお、本実施形態で説明している汎用実装機１０ｄの場合は、実装モジュール５２ごとにメンテナンス作業を行うものとされており、１つの実装モジュール５２のすべての作業項目が終了したのち、次の実装モジュール５２のメンテナンス作業の指示がなされる。具体的には、画面内の「次モジュール」の操作表示子（図１９参照）が操作されれば、次の実装モジュール５２の実施作業項目列挙画面２５２に切り替わるようにされており（操作・表示パネル１２６は、次の実装モジュール５２のものに表示される）、すべての実装モジュール５２のメンテナンス作業が終了したときに、画面内の「次作業機」の操作表示子が操作されれば、そのオペレータ４０ｃに割当てられている次の実装関連作業機１０の作業機名および作業機ＩＤが表示されたのち、ログオフがなされるようになっている。
続くＳＳ１０において、そのオペレータ４０ｃが、実施対象とする作業機１０のすべてについてのメンテナンス作業が終了していないと判断する場合は、ＳＳ２に戻って、オペレータ４０ｃは、残る作業機１０のうちの任意のものの制御装置２４から支援システムにログインし、その作業機１０について上記作業フローに従ったメンテナンス作業が繰り返される。そのオペレータ４０ｃは、実施が予定されたすべての実装関連作業機１０についてのメンテナンス作業が終了したことを確認して、一時期に予定されたメンテナンス作業を終了する。
上記メンテナンス作業を支援するため、作業計画通知部１４６は、種々の形式の作業計画を表示して通知する。上記表示される計画の内容は、各表示部１５８によって異なる。詳しくは、各実装関連作業機１０の制御装置２４は、自身に関する作業計画のみを表示するものとされており、作業計画通知部１４６は、表示部１５８に応じて表示内容を自動的に選択するものとされている。また、同じ表示部１５８であっても、作業計画の利用者であるメンテナンス要員４０によって異なる表示がなされる。詳しくは、各表示部１５８はメンテナンス要員４０がシステムにログインした際に入力する個人識別情報に応じて表示する内容が異なるものとされており、作業計画通知部１４６は、利用者に応じた計画を通知するものとされているのである。この利用者に応じた表示内容の選択は、主に、通知計画選択部１６４によって行われる。また、ＳＳ５に関して説明したように、表示される作業内容表示画面２５４は、静止画，動画を含む画面とされており、この作業内容表示画面２５４を作成し表示する部分は、作業内容表示部１５６を構成するものとなっている。また、作業内容表示画面２５４は、メンテナンス作業に必要なメンテナンス資材に関する情報が表示されることから、作業内容表示画面２５４を作成し表示する部分は、必要資材通知部１５４をも構成するものとなっている。
以上の説明は、メンテナンス要員４０のうちのオペレータ４０ｃの作業に関するものであるが、メンテナンス技術者４０ｂは、自身の携えるＰＤＡ２８を操作し、そのＰＤＡ２８に表示される情報を参照して作業を行う。ＰＤＡ２８に表示される画面は、その操作に応じて種々のものが表示されるようにされている。画面の内容および操作は、先に説明した制御装置２４の表示部１６６に表示されるものに準じ、また、制御装置２４に対する操作に準じるものである故、ここでの説明は省略する。なお、ＰＤＡ２８には、利用者であるメンテナンス技術者４０ｂがそのＰＤＡ２８から支援システムにログインすることにより、その技術者４０ｂに応じた表示が自動的に選択されるようににされている。また、メンテナンスが日常的な定期メンテナンスの場合、メンテナンスの開始時刻が設定されており、ＰＤＡ２８には、その定期メンテナンスにおいてメンテナンス技術者４０ｂの行うメンテナンス作業の計画が、メンテナンスの開始時刻の前に自動的に送信されるようになっている。先に説明したように、支援装置２０は、時刻を管理する機能を備えており、定期的なメンテナンスの開始時刻より所定時間（例えば、３０分）前の時刻に、作業計画通知部１４６に対して、メンテナンス技術者４０ｂについての作業計画を送信する旨の指示がなされるようにされている。その指示に基づいて、メンテナンス作業計画作成部１４２が作成した作業計画が、通信部１６０を介してＰＤＡ２８に送信されるのである。
メンテナンス管理要員４０ａについても、モニタ装置２２ａにおいて、その管理要員４０ａに応じた計画が表示されるようにされている。詳しい説明は省略するが、モニタ装置２２ａは、メンテナンス管理要員４０ａの操作に応じて、作業機グループ１４ごとの作業計画，実装関連作業機１０ごとの計画，要員ごとの作業計画等、作成された各種の計画を各種の形式で表示可能とされている。例えば、作業機単位のメンテナンス作業計画（前述のＳ１２において作成れた作業計画）を表示する画面では、その画面の中に、完了・未完了情報，不具合情報（メンテナンス実施者４０ｂ，４０ｃによって入力等されたデータである）がタイムリーに表示されるようになっており、メンテナンス作業の進捗情況を、離れた場所から観察可能とされているのである。なお、モニタ装置２２ａにプリンタ等の出力装置を備えさせ、例えば、定期的なメンテナンスの場合、上記作業機グループ１４ごとのかつメンテナンス要員４０ごとの作業計画を印刷にて出力し、その印刷された作業計画を、メンテナンス開始時刻前に各メンテナンス要員４０に配布することによって、メンテナンスの作業計画を通知することも可能である。
＜作業実績情報ないしデータ更新および履歴作成処理＞
本実施形態においては、支援システムは、実施されたメンテナンス作業の実績情報に基づいて、メンテナンスデータ保有部１９０に保有されているデータが更新される。前述したように、実施作業項目の各々について、その項目の作業が完了したか否かの完了・未完了情報，不具合情報等が実績情報取得部１７６によって取得され、その取得された情報に基づいて、上記保有されたデータが書き換えられるのである。具体的に説明すれば、図８および図９に示す対作業機作業項目毎履歴ファイル２０４および対要素作業項目毎履歴ファイル２０６において、各作業項目について、行われた作業の実施日が〔実施日１〕の欄に記録されるとともに、判定が行われた場合の判定結果が〔判定１〕の欄に記録される。それまでに〔実施日１〕，〔判定１〕の欄に記録されていたデータは、〔実施日２〕，〔判定２〕の欄に移動され、同様に〔実施日ｎ〕，〔判定ｎ〕の欄に記録されていたデータが〔実施日ｎ＋１〕，〔判定ｎ＋１〕の欄に移動させられる。このような処理の結果、〔実施日１〕の欄に記載された日付は、各作業項目のメンテナンス作業が直近に実施された時期である直近実施時期を示すデータとされ、以後のメンテナンス作業計画作成の基礎とされるのである。
また、実績情報の１つとして、前述したように、各作業項目ごとの実績作業時間も、実績情報取得部１７６詳しくは実績作業時間取得部１７８によって取得される。図６および図７に示す作業機別作業項目マスタファイル２００および要素別作業項目マスタファイル２０２において、〔所要時間〕の欄に記録されている所要時間のデータが、上記実績作業時間が取得される都度、その取得された実績作業時間の値に書き換えられるのである。これにより、常に最新の作業所要時間が記録されることになる。なお、現在より遡った複数回のメンテナンス作業の作業実績時間を記録しておき、それらを平均した値によって、上記実績作業時間を書き換えるような処理を行ってもよい。このような作業所要時間の更新処理を行う部分が、支援装置２０における作業所要時間更新部１８０を構成しているのである。
また、本支援システムでは、支援装置２０の入力部１６８，端末装置１４４の入力部１６６への入力操作に基づいて、各種形態の履歴情報が作成され、その履歴情報が、支援装置２０の表示部１６２，端末装置１４４の表示部１５８に表示される。この履歴情報作成処理は、作業履歴作成部１８２によって行われる。詳しい説明は省略するが、例えば、１つの実装関連作業機１０に関して所定の期間に行われたメンテナンス作業項目のすべてがリストアップされた履歴情報、特定のメンテナンス要員４０が所定期間に行ったメンテナンス作業項目のすべてがリストアップされた履歴情報、前述の判定において不具合とされる率が所定の閾率を超えるメンテナンス作業項目がリストアップされた履歴情報、毎回の作業所要時間を記録可能とされている場合において標準の作業所要時間を超えるメンテナンス作業が実施される頻度の高い作業項目がリストアップされた履歴情報等、種々の履歴情報を作成することが可能である。なお、メンテナンス要員４０の個々の実績作業時間を毎回にわたって記録し、そのデータを基にメンテナンス要員４０ごとの作業速度を算出し、その作業速度を要員属性に関する情報として要員マスタファイル２１０に格納しておき、要員４０個々の作業速度に基づいて作業計画を調整するといった態様の支援システムを構築することも可能である。Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. It should be noted that the present invention is not limited to the following embodiments, and in addition to the following embodiments, there are various types based on the knowledge of those skilled in the art including the aspects described in the above [Disclosure of the Invention]. It can implement in the form which gave the change and improvement of.
<Part mounting system>
FIG. 1 schematically shows the entire component mounting system. This component mounting system is a system including a plurality of mounting-related work machines and a maintenance work support system that supports the maintenance work of these mounting-related work machines and their components. The mounting-related work machines include a screen printing machine 10a as a solder printing machine, a dispenser machine 10b as an adhesive application machine, a high-speed mounting machine 10c as a rotary head type component mounting machine, and a plurality of XY robot type component mounting modules. Various components such as a general-purpose mounting machine 10d, which is a component mounting machine configured by connecting, and a reflow machine 10e, which is a heating furnace for performing soldering, are arranged (hereinafter collectively referred to as “mounting-related work”). Machine 10 ”or“ mounting-related work machines 10a to 10e ”).
Each one of the mounting related devices 10a to 10e is arranged in series, and constitutes a component mounting line 12 by them. The component mounting system includes a plurality of component mounting lines 12, and one or more of them constitute a work machine group. In the figure, only one work machine group 14 including two component mounting lines 12 is shown, but a plurality of work machine groups 14 exist in this component mounting system.
Further, a component place 16 exists in a place different from the place where the component mounting line 12 exists, and the non-mounting element 18 that is a component removed from the mounting related work machine 10 is present in the component place 16. Has been collected.
In addition to the component mounting line 12, the component mounting system includes a support device 20 that forms the core of a maintenance work support system (hereinafter simply referred to as “support system”), and a function as a terminal of the support device 20. And a plurality of monitor devices 22 (22a and 22b are shown in the figure). The monitoring device 22a for management personnel, which is one of the monitoring devices 22, is mainly used for maintenance management personnel, and the monitoring device 22b for component placement, which is another monitoring device 22, is arranged in the component placement location 16. It is mainly used by those who perform maintenance work there. Both the support device 20 and the monitor device 22 are devices mainly composed of computers. In addition, a work machine control device 24 (which may be referred to as 24a to 24e corresponding to each mounting related work machine) that is a control device provided for each control of each mounting related work machine 10 is also included in the support apparatus 20. It has a function as a terminal. Each of these monitor devices 22 and each of the work machine control devices 24 are connected to the LAN 26, and similarly, various types of information can be communicated with the support device 20 connected to the LAN 26. Furthermore, the component mounting system includes a PDA (personal digital assistant) 28 that is a portable terminal of the support apparatus 12, and the PDA 28 is also connected to the LAN 26, and various information can be communicated with the support apparatus 12. . More specifically, since the wireless communication device 30 is connected to the LAN 26 and the PDA 28 can communicate with the wireless communication device 30, the PDA 28 can communicate with the support device 20. The support system includes a support device 20, a monitor device 22, a work machine control device 24, a LAN 26, a PDA 28, a wireless communication device 30, and the like.
A plurality of maintenance personnel are engaged in the component mounting system. The maintenance personnel are divided into two types of job, one of which is a maintenance manager (manager) 40a who manages the maintenance work, and the other is the maintenance staff (practitioner) who actually performs the maintenance work. 40b and 40c. Further, the maintenance personnel 40b and 40c are divided into two different technical levels. One of them is a maintenance engineer 40b at a high technical level, and the other is an operator 40c that operates a mounting-related work machine in a mounting work (in the work machine group 14 shown in the figure, three operators). Is engaged in the operation of two component mounting lines). The operator 40c is not a dedicated maintenance person, but is trained to perform maintenance work at a low work skill level. The maintenance engineer 40b is in charge of one or more specific ones of the plurality of work machine groups 14. When a maintenance work is performed with one work machine group 14 as a unit, the maintenance engineer 40b, together with the operator 40c of the work machine group 14, if the maintenance work is the work machine group 14 that he / she takes charge of. To perform maintenance work. That is, in this component mounting system, maintenance personnel are assigned to each work machine group 14. Hereinafter, the maintenance management personnel 40a, the maintenance technician 40b, and the operator 40c may be collectively referred to as the maintenance personnel 40, and the maintenance technician 40b and the operator 40c may be collectively referred to as the maintenance execution personnel 40b and 40c. Sometimes called.
<Component mounter configuration and maintenance work>
In the present embodiment, the description of the maintenance work of all the mounting related work machines 10 makes the specification redundant. In this specification, the maintenance work of the general-purpose mounting machine 10d is represented as a representative of them. Will be explained mainly. As the premise, the configuration of the general-purpose mounting machine 10d will be described below.
FIG. 2 is an overall perspective view of the general-purpose mounting machine 10d. The general-purpose mounting machine 10d controls the general-purpose mounting machine 10d by controlling the base module 50, the eight mounting modules 52 arranged on the base module 50 side by side in the conveyance direction of the circuit board, and the mounting modules 52. A control device 24d (one of the work machine control devices 24 described above) is included.
FIG. 3 is a perspective view showing the internal structure of the mounting module 52. Each of the mounting modules 52 has the same hardware configuration. A single mounting module 52 will be described. The mounting module 52 includes a frame 54 that is a housing of the module, and various devices and the like provided at various locations on the frame 54. Hereinafter, various devices will be described in order.
In front of the module (lower left in the figure), a plurality of feeders 56, each of which is a component supply device, are disposed on a feeder table portion (not shown) that forms part of the frame 54. Each feeder 56 is set with a reel 58 around which circuit component taping (referred to as “electronic component taping” in the case of an electronic component) in which circuit components are held at an equal pitch is set, and taping extending from the reel 58. Are fed one pitch at a time, the cover film is peeled off, and circuit components are supplied one by one at a predetermined component supply position. Since the feeder 56 has a well-known structure, a detailed description thereof is omitted. Each of the feeders 56 is designed to be detachable by a one-touch operation. When the production target, that is, the substrate type is changed, the feeder 56 is replaced with one corresponding to the circuit component to be mounted. It can be arranged at an arbitrary position according to the above.
In the center of the frame 50, a substrate fixing and conveying device, which is a conveyor device 62 having two conveyor portions 60 (60a, 60b), is fixedly disposed. Each conveyor unit 60 has a function of transporting the circuit board 62 and fixing and holding the circuit board 64 at a predetermined working position in cooperation with those of the upstream and downstream mounting modules 52. Each conveyor unit 60 has a structure in which the conveyor width can be changed by moving a conveyor rail 66 included in the conveyor unit 60 along the guide by an electric motor. The substrate is transported by a conveyor belt (not shown) wound around each conveyor rail 66 being rotated by an electric motor, and the substrate is fixed and held by the elevating plate 68 at the bottom. Then, a holder (not shown) provided on the elevating plate is brought into contact with the back surface of the circuit board, and the circuit board 64 is sandwiched between the holder and the conveyor rail 66.
Further, a mounting device 72 is disposed on the beam portion 70 which is a part of the frame 50. The mounting device 72 is a device that holds the circuit components supplied from the feeder 56 and places the held circuit components on the surface of the circuit board 64 fixedly held by the conveyor device 62. FIG. 4 is a perspective view of the mounting apparatus 72. The mounting apparatus 72 is an XY robot apparatus including an X direction moving apparatus 76 that moves the mounting head 74a in the X direction (substrate transport direction) and a Y direction moving apparatus 78 that moves the mounting head 74a in the Y direction (front-rear direction). The Y-direction moving device 78 includes a Y-direction guide 80 provided on the beam portion 70, a Y-slide 82 that is slidably contacted with the Y-direction guide 80 and movable in the guide direction, an electric motor 84, and a ball screw mechanism 86. And a Y slide moving device 88 for moving the Y slide 82 in the guide direction. The X-direction moving device 76 includes an X-direction guide 90 provided on the Y-slide, an X-slide 92 that is slidably in contact with the X-direction guide 90, and is movable in the guide direction, an electric motor 94, and a ball screw mechanism. 96 and the like, and an X slide moving device 98 that moves the X slide 92 in the guide direction. The mounting head 74a is detachably attached to the X slide 92.
The mounted mounting head 74a is a rotary mounting head, and a plurality of generally axial mounting units 110 (functioning as component holding devices) are held by the unit holder 112 so as to be movable up and down and capable of rotating. The mounting unit 110 is intermittently rotated by the unit holder 112 rotating intermittently. Each mounting unit 110 has a suction nozzle 114 in the lower part thereof, and when the circuit component is taken out, the circuit unit is sequentially lowered at a certain stop position to hold the circuit component, and a predetermined mounting position above the circuit board. In FIG. 2, the circuit components held by being sequentially lowered while being rotated by a predetermined angle are placed. The mounting head 74a can be detached and attached by a one-touch operation, and can be replaced with other mounting heads 74b and 74c. The mounting head 74b, which is one of the other mounting heads, is a twin-type mounting head having two mounting units 110. One mounting unit 110 includes a plurality of suction nozzles 114 at the lower portion thereof, One of them can be selected according to the circuit component. The other mounting head 74c is a single type mounting head provided with only one mounting unit 110. These mounting heads 74b and 74c are not configured to rotate the mounting unit 110 intermittently, but are configured to be raised and lowered and rotated in the same manner as the mounting head 74a. Hereinafter, the mounting heads 74a to 74c may be collectively referred to as a mounting head 74.
In addition, the mounting module 52 is provided on a component camera 120 and an X slide 92 which are imaging devices that capture the circuit component in order to acquire a shift in the holding position of the circuit component held by the mounting unit 110, and is mounted on the circuit board. A mark camera 122 is included as an image pickup device for picking up an image of a reference mark attached to the circuit board in order to acquire the shift of the holding position. Further, the mounting module 52 is a module control device 124 (mainly a computer) that is a control device that controls itself, displays its own status, and operates / displays for inputting operation information for operating itself. A panel 126 is provided. In practice, the mounting module 52 is detachable and can be replaced with another general-purpose mounting machine 10d. However, in the present embodiment, the mounting module 52 is The general-purpose mounting machine 10d to be disposed is set, and is handled as not mounted on the other general-purpose mounting machine 10d.
In the general-purpose mounting machine 10d, each of the plurality of mounting modules 52 is connected by a dedicated line (Ethernet (registered trademark)), and the module control device 124 of each module exchanges information to perform mounting work. The work machine control device 24a of the general-purpose mounting machine 10d is a control device that is connected to the dedicated line, exchanges information with each mounting module 52, and controls them collectively. It has a display device that mainly includes a computer and displays various information related to the general-purpose mounting machine 10d, a keyboard, and an input device that includes various switches to input various operation information related to the general-purpose mounting machine 10d. Yes. The display device 128 and the input device 130 will be described in detail later, but function as a part of the support system.
In the maintenance of the general-purpose mounting machine 10d configured as described above, various work items are set for each of the above-described apparatuses. For example, a drive transmission mechanism that transmits drive in relation to operation, lubrication to sliding parts, adjustment of relative position deviation between each component device, replacement of a filter provided in a fluid passage such as air, each part of the device Various work items are set for various components, such as cleaning of the machine and inspection of important functional parts. Specifically, for example, calibration (X) caused by applying grease to the ball screw mechanisms 86 and 96 of the mounting device 72, supplying lubricating oil to the guides 80 and 90, and displacement of the mounting position of the mounting device 72. At the stop position where the slide 92 is located, the reference mark attached to the X slide 92 can be detected and adjusted by imaging the component camera 120), the conveyor belt is inspected, and the mounting unit 110 is negative. The replacement of the filter provided in the pressure passage, the cleaning of the lens surfaces of the component camera 120 and the mark camera 122, and the like.
The general-purpose mounting machine 10d itself is a maintenance target, and the various devices, devices, etc. constituting the general-purpose mounting machine 10d and the components and members constituting them are all components of the general-purpose mounting machine 10d. They can also be subject to maintenance. As described above, the mounting head 74 and the feeder 74 are scheduled to be attached / detached / replaced, and when they are targeted for maintenance, they may be attached or removed when performing maintenance. Because there are times when it is, attention in maintenance management is required. In this embodiment, in order to simplify the description, the maintenance work for the mounting head 74 and the feeder 56 when they are mounted on the general-purpose mounting machine 10d is the maintenance work for the general-purpose mounting machine 10d. If they are handled and removed, they are handled as non-mounting elements, and maintenance work related to them is not handled as maintenance work for the general-purpose mounting machine 10. The mounting head 74 and the feeder 56 that are non-mounting elements are stored in the above-described component place 16 and are subjected to maintenance work in the component place 16. That is, the mounting head 74 and the feeder 56 are separately managed in the maintenance work, unlike other components. The mounting head 74 and the feeder 56 have their own IDs, and management based on the IDs is performed by the support system, as will be described later. Specifically, the mounting head 74 and the feeder 56 have a chip storing an ID code, and when they are mounted on the general-purpose mounting machine 10d, the ID code is read by the module control device 124, The information is sent to the work machine control device 24d and further sent to the support device 20, and the support device 20 knows whether or not the mounting head 74 and the feeder 56 are attached.
Although the general-purpose mounting machine 10d has been described above, the other mounting-related apparatuses 10 similarly include various components, and various maintenance work items are set. The same applies to the management of non-mounted elements. Since the configuration and the like of the other mounting-related devices 10 are well known, the description of the other mounting-related devices 10 will be omitted in order to avoid making the specification redundant.
<Functional configuration of support system>
As described above, the maintenance work support system is a device (hereinafter referred to as “terminal device”) as a terminal of the support device 20 and the support device 20 such as the work machine control device 24, the monitor device 22, and the PDA 28 of each mounting related work machine 10. And the LAN 26 that connects the support device 20 and the terminal device. The support device 20 is a device mainly composed of a computer, and although a hardware block diagram is omitted, a CPU, a ROM, a RAM, an input / output interface, a bus connecting them, a display device including a display, a keyboard, and the like Etc., an external storage device such as a hard disk, a communication unit (such as a LAN board), and the like. The support device 20 plays a central role in the support system.
FIG. 5 shows a functional block diagram of the support device 20. As a part that plays a central role, the support device 20 has various types of data (most of which are stored in the hard disk) and various maintenance operations based on the data held by the database unit 140. A maintenance work plan creation unit 142 that creates a plan and a work plan notification unit 146 that processes the created work plan to a form capable of being notified and notifies the result via the terminal device 144 or the like. The maintenance work planning unit 142 includes a maintenance target selection unit 148 that selects a maintenance target (including a non-mounting element selection unit 150 when the non-mounting element 18 is a target), and maintenance work items for the selected maintenance target. And an execution work item determination unit 152 that determines a work item to be executed from the inside. In addition, the work plan notification unit 146 includes a necessary material notification unit 154 that notifies maintenance materials necessary for the maintenance work and a work content display unit 156 that notifies the content of the maintenance work in a graphic display. In the present embodiment, for convenience, it is assumed that one work plan notification unit exists in the support system. In order to explain the functions of the support device 20 in an easy-to-understand manner, the work plan notification unit 146 shown in the figure represents only the central part thereof, but actually, the work plan notification unit 146 shown in FIG. A work plan notification unit is configured to include a part of the device 144 (including the display unit 158 including the display device 128), the communication unit 160, and the display unit 162 (including the display device) of the support device 20. It is. Hereinafter, the entire work plan notification unit is also expressed as a work plan notification unit 146. As for the general-purpose mounting machine 10d, the operation / display panel 126 of each mounting module 52 also has a display function, and constitutes a part of the work plan notification unit 146.
The support apparatus 20 includes various other functional parts. The notification plan selection unit 164 receives information received from the input unit 166 (including the input device 130, the operation / display panel 126, etc.) of the terminal device 144 via the communication unit 160, or the input unit 168 ( Based on information from the input device and the like), a part for giving a command to the work plan notifying unit to select a work plan to be notified. The plan creation instructing unit 172 is set information or input unit set for itself. This is a part for instructing the maintenance work plan creation unit 142 on the creation timing, the type of plan to be created, and the like based on information from 166 and 168. The mounting information acquisition unit 174 is a part that receives mounting information indicating whether or not the component is mounted on the work machine 10 from the terminal device 144, and the performance information acquisition unit 176 receives the maintenance work performance information from the terminal device 144 and the like. The part you receive from The information received by these is used for updating the data content of the database unit 140. In particular, the actual work time acquisition unit 178 included in the actual information acquisition unit 176 is a part that acquires the actual work time, and the acquired actual work time is the database unit 140 that is performed in the work required time update unit 180. It is used to update the time required for work held in The work history creation unit 182 performs history information creation processing (including updating of data in the database unit 140) based on information received from the terminal device 144 and the like and information held by the database unit 140. The created history information can be represented by the display units 158 and 162. The functions of these functional units will be described in detail later.
The database unit 140 includes four data holding units: a maintenance data holding unit 190, a personnel data holding unit 192, a work machine / component data holding unit 194, and a plan data holding unit 196. The maintenance data holding unit 190 is a work machine-specific work item master file 200 (except for those separately managed as components) in which data related to maintenance work items for each type of the mounting-related work machine 10 is stored. Maintenance work history for each work item (work) for each work item for each work-related work machine 10 arranged in the component mounting system, the work item master file 202 for each element storing data related to maintenance work items for each type of component to be performed Actual) Work machine work item history file 204 storing data (excluding those managed separately as components), maintenance work history (work results) data for each work item for each component separately managed Stored per-element work item history file 206, each work item The work content has a work image file 208 in which image data is stored for graphic display. The personnel data holding unit 192 has a personnel master file 210 storing personnel data for each maintenance personnel, and the work machine / component data holding unit 194 stores data related to grouping of the mounting related work machines 10. The stored work machine arrangement master file 212 and the component installation state file 214 in which data indicating whether or not the separately managed component is mounted on any of the mounting related work machines 10 are stored. have. The plan data holding unit 196 has a created work plan file 216 in which various maintenance work plans created by the maintenance work plan creating unit 142 are stored.
6 to 13 schematically show the data contents of the above-described files (excluding the creation work plan file). The data contents of each file will be described with reference to these drawings. The work item-specific work item master file 200 stores data for each type of the mounting related work machine 10 that is a maintenance target. Specifically, for each type, in association with [work item name], [execution frequency], [work technology level], [importance], [required time], [necessary materials], [display image data of the work item. Data on name] is stored. If it explains in detail about each, [work item name] stores the data of the item name of the maintenance work performed for that kind of mounting related work machine 10, and [implementation frequency] Data on the number of days, weeks, or months in which maintenance work for work items should be performed is stored. [Working technology level] includes a working technology level (corresponding to the technical level of maintenance personnel described later) that can perform maintenance work for the work item, H representing a high technology level, and L representing a low technology level. Is stored as the value of. [Importance] indicates the degree of malfunction (a type of work necessity) that occurs when the maintenance work for the work item is not performed. The figure is marked with a asterisk (*). [Required time] stores a standard value of the time from the start to the end of the maintenance work for the work item. [Necessary materials] stores maintenance materials (for example, names of equipment used in the maintenance work, supply members such as oil, etc.) necessary for performing the maintenance work for the work item. In addition, in the present embodiment, it is possible to display the work contents in graphic form for each work item for maintenance personnel, and [Display Image Data Name] is used to create the displayed image. Stores the name of the data.
The data such as [work technology level], [importance], and [necessary materials] are data indicating the nature, characteristics, characteristics, etc. of the maintenance work, and each indicates the work attribute of the maintenance work for each work item. is there. Each of the work items included in the work item-specific work item master file 200 is a work item in which any one of the above-described work attributes is defined, and is therefore an attribute-specified maintenance work item. Each work item is recorded as [Required Time], which is data related to the required work time, which is the required time for the maintenance work, and is a required time-defined maintenance work item.
What is shown on the front side in FIG. 6 relates to the general-purpose mounting machine 10d. As described above, since the general-purpose mounting machine 10d is configured by combining a plurality of modules (the mounting module 52 and the base module 50), the other mounting-related work machines 10 are provided for each work machine. Unlike the data, the data of the work item master file 200 for each work machine related to the general-purpose mounting machine 10d is strictly data for each work machine and in units of modules. Such data for each module for each work machine is handled as data for each work machine in this embodiment.
The element-specific work item master file 202 shown in FIG. 7 stores data relating to components that are specially managed as maintenance targets, that is, components that are subject to maintenance work even in a non-mounted state. In this embodiment, a detachable mounting head and feeder (the mounting head 74 and the feeder 56 in the case of the general-purpose mounting machine 10d) are set as separate management components. Since the contents of [work item name] to [display image data] are the same as those of the work item master file 200 for each work machine, description thereof is omitted. In the figure, what is shown on the front side is data relating to a certain type of mounting head 74 mounted on the mounting module 52 of the general-purpose mounting machine 10d.
In the history file 204 for each work machine work item shown in FIG. 8, data related to the history of each work item (a set of maintenance work results) for each mounting related work machine 10 (not for each type) is recorded. . The mounting-related work machine 10 is assigned an ID for each work machine, and the data in the history file 204 for each work machine work item is data associated with the work machine ID. [Work Item Name] is as described above, and maintenance work performed in the past is recorded for each work item. [Implementation date] indicates the time (year / month / day) when the maintenance work for the work item was performed, and [Judgment] indicates defect information related to the maintenance location found at the time of the maintenance work. (When a defect is found, it is recorded as “X”, and when it is not found, it is recorded as “◯”). In addition, [implementation date] and [judgment] are shown in the order in which they are traced back from the present for easy understanding ([implementation date 2] and [judgment 2] are preceded by [implementation date 1] and [determination 1] [Effective Date 1] indicates the most recent implementation time. Note that the data shown on the front side of the drawing is related to the general-purpose mounting machine 10d as in the case of the work item-specific work item master file 200, and is data for each mounting module 52. The handling of this data is the same as the handling in the case of the work item master file 200 for each work machine.
In the history file 206 for each element work item shown in FIG. 9, data relating to the history for each work item (not for each type) for each management element is recorded. The mounting head and the feeder are individually assigned IDs, and the data in the per-element work item history file 206 is data associated with these IDs. Since each item of [work item name], [implementation date], and [determination] is the same as that of the history file 204 for each work machine work item, description thereof is omitted. The data shown in the forefront of the figure is data related to a certain type of mounting head 74 mounted on the mounting module 52 of the general-purpose mounting machine 10d.
The work content image file 208 shown in FIG. 10 displays the contents of maintenance work for each type of work item and component related to the mounting-related work machine 10 to be maintained as an image that can be easily understood by maintenance personnel. Image data for recording is recorded. In the figure, the data structure is omitted, but when the display unit 158 of the terminal device 144 processes this data, a still image or a moving image showing a maintenance procedure, points, and the like is displayed on each display unit 158. . The name of the data of the work content image coincides with the display image data name included in the data of the work item master file 200 for each work machine and the work item master file 202 for each element described above. Associated.
The personnel master file 210 shown in FIG. 11 records data on all the maintenance personnel 40 engaged in the component mounting system and related to the maintenance work. Each data item is associated with [person name]. [Employee code] is personal identification information, which is input when maintenance personnel log in to the terminal device 144. In the support system, the terminal device 144 uses the employee code as a key to display the contents displayed on each terminal device 144. In addition, a command for operating the support system performed from the input unit 166 of the terminal device 144 is automatically selected to be appropriate for the maintenance personnel. [Technical level] can be thought of as indicating the level of maintenance skills of the maintenance personnel. It is set for operators and maintenance technicians excluding maintenance management personnel, and maintenance technicians with high maintenance skills are designated as maintenance personnel 40 with a high technical level, and maintenance is performed for work items with a high work technology level as described above. Both work and low work items can be performed. On the contrary, an operator with a low technical level can only perform maintenance work with a low working technical level corresponding to his / her own technical level. [Occupation] In this embodiment, the operator 40c, the maintenance engineer 40b, and the maintenance management person 40a are set. As described above, the operator 40c and the maintenance engineer 40b It is assumed that maintenance personnel 40 who perform maintenance work. In addition, [teacher] indicates a range of the staff member, that is, in this embodiment, the work machine group 14 that the staff member is in charge of. In this embodiment, the operator 40c is a plurality of the worker 40c. One group of the mounting related work machines 10 is set, and a plurality of work machine groups 14 are assigned to the maintenance engineer 40b. Each data of [technical level], [job type], and [teacher] indicates the personnel attribute of each maintenance personnel.
The work machine arrangement master file 212 shown in FIG. 12 stores data indicating to which work machine group 14 each mounting related work machine 10 belongs. That is, one [arrangement group name (for example, “G1” means the first group)] is assigned to one [work machine ID]. With reference to this data file, a maintenance work plan for each work machine group 14 is created. Further, the component installation state file 214 shown in FIG. 13 stores information on whether or not the separately managed component described above is mounted on the mounting related work machine 10. When a component having a certain component ID is attached, the item “attachment / non-attachment” regarding the component is “attached”, and when it is not attached, it is “not attached”. If it is mounted, the work machine ID of the mounted work machine is recorded. In the figure, since what is actually described is the mounting head 74 of the general-purpose mounting machine 10d, the module ID of the mounting module 52 to which the mounting head 74 is mounted is recorded in addition to the work machine ID. Has been.
The support device 20 is configured to include each functional block as described above. However, as will be described later, the support device 20 plans various types of maintenance work according to the purpose of maintenance and the like. It can be created. Therefore, if the maintenance work plan creation unit 142 changes the way of viewing, the maintenance work plan creation unit 142 exhibits different functions depending on the type of plan to be created. That is, the maintenance work plan creation unit 142 can be considered to include a plurality of portions that exhibit different functions. FIG. 14 shows another functional block diagram relating to the function of the maintenance work plan creation unit 142 as an expression of such an idea.
Under the above-described concept, the maintenance work plan creation unit 142 includes the following functional units, that is, the maintenance target plan creation unit 220, the work machine group creation unit 222, the non-attachment element plan creation unit 224, and the regular The plan creation unit 226, the irregular plan creation unit 228, the work attribute dependency plan creation unit 230, the personnel plan creation unit 232 (including the personnel attribute dependency plan creation unit 234), and the required time dependency plan creation unit 236 are provided. ing.
Briefly explaining each of the above functional units, the maintenance target plan creating unit 220 is a part that exhibits a function of creating a plan for each maintenance target, and the counter working machine group creating unit 222 is the mounting related work unit 10. The non-mounting element plan creation unit 224 is a part that performs a function of creating a plan for each work machine group 14 of the above, and the non-mounting element plan creating unit 224 performs maintenance on the non-mounting element 18 that is a component removed from the mounting related work machine 10 This is the part that demonstrates the function of creating work plans. In addition, the regular plan creation unit 226 is a part that exhibits a function of creating a plan for maintenance work that is regularly performed, and the irregular plan creation unit 228 is in an irregular period when the maintenance target is not operating. It is a part that demonstrates the function of creating a plan for maintenance work to be performed. Furthermore, the work attribute dependence plan creation unit 224 is a part that exhibits a function of creating a work plan based on data related to work attributes, and the personnel plan creation unit 232 has a function of creating a work plan for each maintenance personnel. It is a part that demonstrates. Note that the staff plan creation unit 232 includes a staff attribute dependency plan creation unit 234 as a part that exhibits a function of creating a work plan for each maintenance staff based on the staff attributes. Furthermore, the required time-based plan creation unit 236 is a part that exhibits a function of creating a work plan based on the work required time for each maintenance work item. Specific functions exhibited by each of these functional units will be described later in detail in an example of creating a work plan.
The support device 20 executes various maintenance processes such as maintenance work plan creation and work plan notification by executing a maintenance work support program stored in its own hard disk. The maintenance work support program is configured to include a main routine and various routines executed under the execution of the main routine, and the various routines are selected and executed according to various processes performed by the support device 20. As a result, each of the functional parts functions.
<Maintenance work plan creation process>
The maintenance work plan is created based on an instruction from the plan creation instruction unit 172 as described above. The plan creation instructing unit 172 issues an instruction to create a plan for regular maintenance to the maintenance work plan creating unit 142. The plan creation instructing unit 172 has data for that purpose. For example, in this component mounting system, it is determined to perform daily maintenance as regular maintenance, and as data related thereto, the group name of a work machine group 14 that performs daily maintenance, and the daily maintenance of the group 14 is performed. It has a scheduled time (for example, 15 minutes from Tuesday to Friday and 25 minutes on Monday). In addition, the plan creation instructing unit 172 also manages time, and plans the daily maintenance work to be performed on each work machine group 14 on that day before the daily operation start time of the component mounting system. The maintenance work plan creation unit 142 is instructed to create the maintenance work plan. In addition, in the case of irregular maintenance, for example, when a certain work machine group 14 is forced to stop production due to some cause (failure of a certain mounting-related work machine, unexpected circuit component loss, etc.) It is possible to cope with maintenance and the like performed using the non-production time. Specifically, the maintenance staff 40 inputs information including the group name of the work machine group 14 performing the maintenance and the scheduled execution time of the maintenance to the input unit 168 or 166 as information indicating that the irregular maintenance is performed. In this case, an instruction is issued to the maintenance work plan creation unit 142 so as to create a maintenance work plan based on the information.
i) Creation of work equipment group plan
A maintenance work plan for each work machine group 14 will be described as an example of a maintenance work plan creation process based on an instruction from the plan creation instruction unit 172 performed by the maintenance work plan creation unit 142. The creation process is performed by executing the work machine group maintenance plan creation routine which is a part of the maintenance work support program described above. FIG. 15 shows a flowchart of a work machine group maintenance plan creation routine. Hereinafter, it demonstrates concretely along the flowchart.
First, in step 1 (hereinafter abbreviated as “S1”, the same applies to other steps), the mounting-related work machine 10 included in the work machine group 14 that creates the plan is specified. Specifically, based on the data stored in the work machine arrangement master file 212 shown in FIG. 12, the mounting related work machines 10 whose arrangement group name is the group name for which the plan is created are extracted. Each work machine ID of the work machine 10 is specified. Further, based on the component mounting state file 214 shown in FIG. 13, the mounting-related information previously identified from among the separately managed components (feeder 56 and mounting head 74) using the work machine ID as a key. The component mounted on the work machine 10 is specified by the component ID. These identifications are performed by the maintenance target selection unit 148.
Next, in S <b> 2, maintenance personnel 40 who perform maintenance work, specifically, maintenance execution personnel 40 b and 40 c are identified. Specifically, based on the personnel master file 210 shown in FIG. 11, the maintenance execution personnel 40b and 40c whose work range is a work machine group whose plan is to be created are specified by the personnel name and the employee code.
In subsequent S3, a provisional maintenance work item to be implemented is specified. More specifically, first, the work machine work item history file 204 and the element work item history file 206 shown in FIG. 8 and FIG. 9 are referred to. Using the ID as a key, all the maintenance work items related to the mounting related work machine 10 and the components specified in S1 are extracted. Next, using the work machine name (module name) or the component element name and the work item name as a key, the maintenance work for each extracted work item is the most recently performed maintenance date (the date described in [Effective Date 1]. Equivalent) and the execution frequency data for each extracted work item based on the execution frequency data of the work item-specific work item master file 200 and the element-specific work item master file 202 shown in FIGS. The time when it is desirable to perform is calculated. Next, compare the recommended execution time of each calculated work item with the planned execution time of the maintenance work, and the work items that become the recommended execution time in the planned execution time (the recommended execution time and the planned execution time are the same day Or, the work item whose recommended execution time exceeds the scheduled execution time) is selected, and the selected work item is specified as a work item (temporary execution scheduled work item) to be executed for the time being.
In S3, the work item that is the recommended execution time in the scheduled execution time is set as the temporary execution scheduled work item. Identification under such conditions is a suitable condition for periodic maintenance such as daily maintenance. However, for example, in the case of irregular maintenance work, if it takes a long time to stop production, the scheduled maintenance work time can be set relatively long. In that case, it may be desired to perform maintenance work for more items. In such a case, instead of the above conditions, for example, a specific condition may be adopted in which even work items that reach the recommended execution time after one week are specified as provisional execution scheduled work items.
Next, in S4, a work item at a high technical level that is assumed to have a high work technology level is selected from the identified provisional execution scheduled work items. Specifically, a work item whose work technology level is “H” in the work item master files 200 and 202 is selected.
In subsequent S5, a work plan is created for the selected high-tech work items. In the present embodiment, it is assumed that maintenance work at a high technical level can be performed only by a person with a high technical level, so that the maintenance engineer 40b among the maintenance personnel 40b and 40c identified in S2 can be performed. A range plan is created preliminary. In principle, the maintenance engineer 40b's supervisory range is set so that the total time required for the high-technical level work items of the work machine group 14 does not exceed the work time that can be performed by the maintenance engineer 40b. Here, in order to simplify the description, all the high-tech level work items selected in S4 are treated as being executable by the identified maintenance engineer 40b. The adjustment in the case where it cannot be performed may be performed in accordance with a process for creating a maintenance work plan for the operator 40c described later, and the description thereof is omitted here. In addition, the work plan prepared in S5 is preliminarily created so that the work items are ordered so that the work item name is used as a key so that the work items are prioritized in time order from the most important items. .
Next, in S6, a work item of a low technical level whose work level is low is selected from the provisional execution scheduled work items specified in S3. Specifically, the work item whose work technology level is “L” in the work item master files 200 and 202 is selected.
Subsequently, in S7, the total work required time of the selected low-tech level work item is estimated. Specifically, a low-tech level work item selected based on work time data in the work item master files 200 and 202 using a work machine name (module name) or component name and work item name as a key. The work required time is accumulated and the total work required time is estimated.
Next, in S8, the low-tech work item to be implemented is adjusted based on the importance. In the present embodiment, maintenance work at a low technical level is performed mainly by the operator 40c. The total work scheduled time of the operator 40c (the scheduled work time instructed by the plan creation unit 172 and the operator 40c In consideration of the case where the product of the number of personnel) exceeds the total time required for the work, the adjustment is made in S8. Although detailed description of the adjustment conditions is omitted, specifically, first, the data of the importance of the work item master files 200 and 202 is used by using the work machine name (module name) or the component name and the work item name as a key. Based on the priority, work items with high importance are identified preferentially, and after assigning work items with high importance, if there is a time margin, work items with low importance are added within the scheduled work time. As specified, work items to be implemented are specified and adjustments are made. Note that if the total work schedule time does not exceed the total work required time, all of the selected low-tech level work items are specified as work items to be executed.
In subsequent S9, work items of a low technical level that are specified to the extent that they can be performed are allocated to each maintenance person 40, specifically each operator 40c. Although detailed description of the allocation condition is omitted, specifically, the allocation is performed so that the maintenance work time of each operator 40c is averaged. At this time, considering the workability of maintenance, the specified low-tech level maintenance work items are allocated so that the maintenance work of one mounting-related work machine 10 is completed by one operator 40c as much as possible. is there.
In S10, a low-tech work plan is finalized. Specifically, the plan data including work items executed by each operator 40c in association with the personnel name and employee code of each operator 40c is stored in the created work plan file 216, whereby the operator 40 Each maintenance work plan is finalized.
In the next S11, the high-tech work plan created in S5 is adjusted and finalized. Specifically, work items at a low technical level that have not been incorporated into the plan due to temporal relationships are added to the work plan at the high technical level. As described above, the maintenance engineer 40b has a teacher's range set so as to have a time allowance in the maintenance work, and plays a role as a buffer for the maintenance work at a low technical level. Although detailed description of additional conditions is omitted, the time required for maintenance work of the maintenance engineer 40b does not exceed the scheduled execution time based on the time required for each of the low-tech level work items that have not been incorporated. In scope, it will be incorporated into high-level maintenance work plans. In addition, when all of the planned low-tech level work items have already been incorporated into the work plan in S8, or there is no time margin in the high-tech level work plan created in S5 Are not adjusted in S11. In S11, the plan data including the work items executed by the maintenance engineer 40b is stored in the created work plan file 216 in a state associated with the personnel name and employee code of the maintenance engineer 40b. The maintenance work plan for the engineer 40b is finalized.
In subsequent S12, a maintenance work plan for each mounting-related work machine 10 is confirmed. Specifically, all the work items included in the high-tech level and low-tech level maintenance work plans determined in S10 and S11 are grouped for each mounting-related work machine 10 in the created work plan file 216. By being stored in the work plan, the work plan for each execution-related work 10 constituting the work machine group 14 to be planned is determined.
As described above, the preparation of the maintenance work plan for one work machine group 14 is completed by the processes of S1 to S12. The work item to be executed is determined by the processing of S3 to S11, and the execution work item determination unit 152 is configured including a part for performing these series of processing. The processes in S1 to S12 are performed by the maintenance work plan creation unit 142. Since a maintenance work plan for one work machine group 14 is created by a series of these processes, a part for executing these processes. That is, it functions as the work machine group plan creation unit 222. In addition, the series of processes described above can create both a regular plan and an irregular plan based on an instruction from the plan creation instruction unit 172. It functions as the regular plan creation unit 226 and also as the irregular plan creation unit 228.
In addition, the above-mentioned series of processes, particularly S4, S5, etc., creates a plan based on the work skill level of each maintenance work item, and also creates a plan based on the importance, starting with S8, etc. is doing. From this, the part that executes the above-described series of processes constitutes the work attribute dependence plan creation unit 230. Furthermore, a work plan for each maintenance execution person 40b, 40c is created by the above-described series of processes, and a plan for each person 40b, 40c is created based on the technical level of each person 40b, 40c. Therefore, the part that executes the above-described series of processes constitutes the personnel plan creation unit 232 and also constitutes the personnel attribute dependence plan creation unit 234. Furthermore, the maintenance work plan creation process for each of the personnel 40b and 40c is a plan that fits within the scheduled work time of each of the personnel 40b and 40c starting with S9, and each work item is created when the plan is created. Processing based on the required time is performed. Therefore, the part that executes such processing constitutes the required time-dependent plan creation unit 236. Further, in creating a work plan for the operator 40c, a process is performed in S9 to average the work time of each operator 40c. In S12, since the maintenance work plan creation process for each mounting-related work machine 10 is performed, the maintenance target plan creation unit 220 is configured to include a part for executing such a process. It can be said.
ii) Creation of non-mounted element plan
The support system according to the present embodiment relates to the feeder 56 and the mounting head 74 that are separately managed components, when those components are removed from the mounting-related work machine 10, Maintenance work can be performed. Specifically, the maintenance engineer 40b, which is the maintenance staff 40, performs maintenance work on the mounting related work machines 10 belonging to the work machine group 14 when the work machine group 14 to be in charge is in production. Because it is impossible, the maintenance staff 40 has sufficient time. Therefore, the maintenance work for the non-mounting element 18 is performed using the spare time. For example, when a certain maintenance engineer 40b decides to perform maintenance work on the non-mounting element 18, the engineer 40b can do so from the monitor device 22b arranged in the component site 16. A long work time is input and the support apparatus 20 is requested to create a plan. The input information is received by the work plan instruction unit 172, and based on the information, the maintenance work plan creation unit 142 is instructed to create a work plan for the maintenance engineer 40b. Upon receiving the instruction, the maintenance work plan creation unit 142 executes a non-mounted element maintenance plan creation routine and creates the work plan. FIG. 16 shows a flowchart of a non-installation element maintenance plan creation routine which is a part of the maintenance work support program executed by the support device 20, and the creation processing will be described below according to the flowchart.
In creating the non-mounted element plan, first, in S21, the non-mounted element 18 is selected. Specifically, based on the component mounting state file 214 shown in FIG. 13, maintenance that is scheduled to be performed on the non-mounting element 18 that is not mounted on any mounting-related work machine 10 is scheduled. Select as target. The process of S21 is executed by the non-mounting element selection unit 150 included in the maintenance target selection unit 148.
Next, in S22, a temporary maintenance work item to be implemented is specified. More specifically, as in S3 described above, first, the paired element work item history file 206 shown in FIG. 9 is referred to, and the non-attachment identified in S21 using the component ID as a key from the data. All maintenance work items for element 18 are extracted. Next, based on the most recent execution time of the maintenance work of each extracted work item using the component name and the work item name as keys, and the execution frequency data of the element-specific work item master file 202 shown in FIG. The recommended implementation time for each extracted work item is calculated. Next, the recommended execution time of each calculated work item is compared with the scheduled execution time of maintenance work (often today's date), and the work item that is the recommended execution time is selected at the scheduled execution time. The selected work item is specified as a provisional execution scheduled work item.
In subsequent S23, prioritization of the non-mounting elements 18 is performed based on the urgency. Specifically, the non-mounting element 18 having a large provisional scheduled execution work item that exceeds the recommended execution time at the scheduled execution time is set as the non-mounting element 18 having a high urgency (the recommended execution time for a certain non-mounted element 18). The degree of urgency of the non-attached element 18 is determined based on the degree of the work item exceeding the maximum), and the non-attached element 18 is prioritized in the order of the magnitude.
In the next S24, adjustment based on the work required time is performed. Specifically, each of the selected non-installed elements 18 is based on the data of the required work time of the element-specific work item master file 202 using the component element name and the work item name as a key. All the work required times of the provisional execution scheduled work items are integrated, and the time required for the maintenance work for each non-mounted element 18 is obtained. Next, the work required time for each non-mounting element 18 is accumulated according to the above priority order, and the non-mounting component 18 to be implemented is determined within a range where the accumulated time does not exceed the scheduled work time. It is.
In S25, the non-mounting element maintenance plan for the maintenance engineer 40b is finalized. More specifically, the scheduled work item for the non-mounted component 18 determined in S24 is determined as the scheduled work item, and the scheduled non-mounted element 18 and its maintenance engineer are prioritized. The maintenance work plan for each operator 40 is determined by storing the plan data including the scheduled work items in the associated state in association with the personnel name and employee code of 40b in the created work plan file 216. It is.
Through the process as described above, a maintenance work plan for the non-mounting work 18 is created. That is, the pair mounting element plan creation unit 224 is configured to include a portion that performs the processes of S21 to S25. Moreover, the implementation work item determination part 152 is comprised including the part which performs the process of S22-S24. Furthermore, since the work plan is created based on the work required time in S24, the part for executing the series of processes functions as the required time-based plan creation unit 236, and the irregular plan creation unit 228, It also functions as a personnel plan creation unit 232.
<Notification of maintenance work flow and work plan>
Maintenance work is performed with reference to the created maintenance work plan. At this time, the created work plan is notified to the user of the plan by the work plan notification unit 146. Hereinafter, referring to the plan created for one work machine group 14 described above, while focusing on the maintenance work of one operator 40c whose work machine group 14 is in charge, the work plan notification etc. explain. FIG. 17 shows a flowchart of the maintenance work, and the following description will be made according to the flowchart.
First, in work step 1 (hereinafter referred to as “SS1”. The same applies to other work steps), the operator 40c acquires work target work machine information. Specifically, from the control device 24 (corresponding to the terminal device 144 in FIG. 5) of any of the mounting-related work machines 10 belonging to the work machine group 14 to be in charge, the employee is input to the input unit 166 of the control apparatus 24. Enter the code, log in to the support system, and then enter that you want to know the work to be performed. Information from the control device 24 is sent to the notification plan selection unit 164 via the communication unit 160. The notification plan selection unit 164 instructs the work plan notification unit 146 to create the target work machine information for the maintenance work performed by the operator 40c of the employee code. Using the employee code as a key, the work plan notification unit 146 refers to the created work plan file 216 stored in the database unit 140, creates information listing the target work machines, and sends the information to the communication unit 160. To the control device 24 which is the terminal device 144 logged in through As a result, the work target work machine information is displayed on the display unit 158 of the control device 24.
FIG. 18 schematically shows a screen of displayed work target work machine information. As can be seen from the figure, the work target work machine information screen 250 is information that lists all mounting-related work machines 10 for which the logged-in operator 40c performs maintenance work in the current maintenance. The name and work machine ID are information displayed in a table format. By referring to this information, the operator 40c knows the target work machine for the maintenance work performed by the operator 40c.
Next, in SS2, the support related work machine 10 listed on the work target work machine information screen 250 logs in to the support system from the input unit 166 of the control device 24 of the maintenance work to be performed. The login is performed by inputting the employee code as in SS1.
Next, in SS3, the operator 40c refers to the implementation work item listing screen displayed on the display unit of the control device 24. Specifically, if the input unit 166 inputs that the execution work item enumeration screen is desired to be displayed, the notification plan selection unit 164 that has received the input information instructs the work plan notification unit 146 to that effect. The work plan notification unit 146 uses the employee code and the work machine ID of the work target work machine as a key to create information that lists work items to be executed for the mounting related work machine 10 from the created work plan file 216. And transmitted to the control device 24 of the work machine 10. As a result, the execution work item list screen is displayed on the display unit 158 of the control device 24.
FIG. 19 schematically shows the displayed operation work item listing screen. As can be seen from the figure, the work item list screen 252 is a screen in which work items to be performed on the mounting-related work machine 10 are listed in detail, such as the work item name and the time required for the work item. . What is shown in the figure relates to the general-purpose mounting machine 10d. In the case of the general-purpose mounting machine 10d, the maintenance work is performed in units of each mounting module 52, so that only one mounting module 52 is shown. Although a detailed description is omitted, on the display unit 166 of the control device 24d, an implementation work item enumeration screen 252 for each mounting module 52 can be arbitrarily switched and displayed, and the operation / display panel of each mounting module 52 is displayed. In 126, only the execution work item enumeration screen of its own is displayed. Note that screen operations and the like can be performed on each operation / display panel 126. In addition, the maintenance work of the separately managed components (feeder 56 and mounting head 74) mounted on the mounting-related work machine 10 is a maintenance work for the work machine 10, and therefore, what is shown in the figure is The work items for the mounted mounting head 74 are also listed together with the component ID and the component name.
Next, in SS4, the operator 40c designates one work item to be executed from the maintenance work items listed on the execution work item listing screen 252. The designation is performed by inputting designation information to the input unit 166 (or the operation / display panel 126) of the control device 24. The designated work item is highlighted on the execution work item listing screen 252.
Subsequently, in SS5, the operator 40c refers to a screen on which the work content of the designated work item is displayed. The work item designation information is sent to the notification plan selection unit 164, and the notification plan selection unit 164 instructs the work plan notification unit 146 to create a work content display screen related to the designated work item. The work plan notification unit 146 uses the work machine name (component name) and the work item name as keys, and the necessary material and display associated with the designated work item from the data of the work item master file 200, 202. The image data name is searched, and the image data of the display image data name obtained by the search is extracted from the work content image file 208. Then, based on the information on the necessary materials and the extracted image data, work content image information is created, and the information is transmitted to the control device 24. As a result, a screen including the work content image of the designated work item is displayed on the display unit 158 (including the operation / display panel 126) of the control device 24.
FIG. 20 schematically shows the displayed work content display screen. The work content display screen 254 shown in FIG. 20 relates to a refueling work for the Z-axis ball screw of the mounting head 74. The figure includes a still image showing an internal perspective of the mounting head 74, a blinking image of an arrow indicating a fueling location in the image, an animated moving image indicating a refueling operation, and the like. Since the work content display screen 254 is an image display screen, the work content display screen 254 is easy to understand and can represent the points of the work, so that even the maintenance staff 40 having a low skill level can easily carry out appropriate maintenance work. It has become. In addition to the work item name, the oil supply oil model number (# 12588), which is a necessary material required for maintenance work, is displayed. Information on this necessary material prevents mistakes in the oil to be supplied, etc. This helps to ensure proper maintenance work.
In SS6, the operator 40c performs the maintenance work for the item after or while referring to the work content display screen 254. After the work for the work item is completed, the operator 40c inputs an end instruction to the input unit 166 (including the operation / display panel 126) of the control device 24 in SS7. In the case of an end instruction, for example, if it is an inspection item or the like, a determination result related to the defect at the relevant part in the inspection is also input. When an end instruction is given, a check mark is added to the completion column of the execution work item listing screen 252 (see FIG. 19), and if a determination input is made, the determination result is also displayed. Information indicating completion (a type of completed / uncompleted information) and determination result information (a type of defect information) are sent to the result information acquisition unit 176 via the communication unit 160. In addition, the time from the SS4 item designation to the SS7 end instruction is measured by the control device 24, and the time is obtained as the actual work time for the work item, together with the previous information, the actual information acquisition unit 176. It is sent to the work time acquisition unit 178.
In SS8, the operator 40c determines whether or not all work items of one mounting related work machine 10 have been completed. If not, the process returns to SS4 and designates the next work item to be performed. Carry out maintenance work for the work item. When it is determined that all work items for the work machine 10 have been completed, in the next SS9, the control device 24 of the work machine 10 is logged off to the support system. In the case of the general-purpose mounting machine 10d described in the present embodiment, the maintenance work is performed for each mounting module 52, and after all work items of one mounting module 52 are finished, the next work is performed. An instruction for maintenance work of the mounting module 52 is made. Specifically, when the “next module” operation indicator (see FIG. 19) in the screen is operated, the screen is switched to the execution work item enumeration screen 252 of the next mounting module 52 (operation / display). The panel 126 is displayed on the next mounting module 52), and when the maintenance work of all the mounting modules 52 is finished, if the operation indicator of “next work machine” in the screen is operated, After the work machine name and work machine ID of the next mounting-related work machine 10 assigned to the operator 40c are displayed, logoff is performed.
In subsequent SS10, when it is determined that the maintenance work for all of the work machines 10 to be performed is not completed, the operator 40c returns to SS2, and the operator 40c selects any of the remaining work machines 10 as desired. Log in to the support system from the control device 24, and the maintenance work according to the work flow is repeated for the work machine 10. The operator 40c confirms that the maintenance work for all the mounting related work machines 10 scheduled to be executed is finished, and finishes the maintenance work scheduled at one time.
In order to support the maintenance work, the work plan notification unit 146 displays and notifies various types of work plans. The content of the displayed plan varies depending on each display unit 158. Specifically, the control device 24 of each mounting-related work machine 10 displays only the work plan related to itself, and the work plan notification unit 146 automatically selects display contents according to the display unit 158. It is supposed to be. Moreover, even if it is the same display part 158, a different display is made | formed by the maintenance personnel 40 who are the users of a work plan. Specifically, each display unit 158 has different contents to be displayed according to personal identification information input when the maintenance staff 40 logs in to the system, and the work plan notification unit 146 has a plan according to the user. It is supposed to be notified. The selection of display contents according to the user is mainly performed by the notification plan selection unit 164. Further, as described with respect to SS5, the displayed work content display screen 254 is a screen including a still image and a moving image, and a portion for creating and displaying the work content display screen 254 is a work content display unit 156. It is what constitutes. Further, since the work content display screen 254 displays information related to maintenance materials necessary for the maintenance work, the portion for creating and displaying the work content display screen 254 also constitutes the necessary material notification unit 154. ing.
The above description relates to the work of the operator 40c among the maintenance personnel 40, but the maintenance engineer 40b operates the PDA 28 carried by himself and refers to the information displayed on the PDA 28 to perform the work. Various screens are displayed on the PDA 28 according to the operation. The contents and operations of the screen are the same as those displayed on the display unit 166 of the control device 24 described above, and are the same as the operations performed on the control device 24, and thus the description thereof is omitted here. The PDA 28 is configured such that when a maintenance engineer 40b, who is a user, logs in to the support system from the PDA 28, a display corresponding to the engineer 40b is automatically selected. Further, when the maintenance is routine maintenance, a maintenance start time is set, and the maintenance plan of the maintenance engineer 40b in the periodic maintenance is automatically stored in the PDA 28 before the maintenance start time. To be sent automatically. As described above, the support device 20 has a function of managing the time, and the work plan notification unit 146 is informed at a time before a predetermined time (for example, 30 minutes) from the start time of the regular maintenance. Thus, an instruction to transmit a work plan for the maintenance engineer 40b is given. Based on the instruction, the work plan created by the maintenance work plan creation unit 142 is transmitted to the PDA 28 via the communication unit 160.
As for the maintenance manager 40a, the monitor 22a displays a plan corresponding to the manager 40a. Although detailed description is omitted, the monitor device 22a is created according to the operation of the maintenance management personnel 40a, such as a work plan for each work machine group 14, a plan for each of the mounting-related work machines 10, and a work plan for each person. Various plans can be displayed in various formats. For example, on the screen that displays the maintenance work plan for each work machine (the work plan created in the above-described S12), the completion / incomplete information, defect information (input by the maintenance personnel 40b and 40c, etc.) is included in the screen. Data) is displayed in a timely manner, and the progress of the maintenance work can be observed from a remote location. The monitor device 22a is provided with an output device such as a printer. For example, in the case of regular maintenance, the work plan for each work machine group 14 and for each maintenance personnel 40 is printed and printed. It is also possible to notify the maintenance work plan by distributing the work plan to each maintenance person 40 before the maintenance start time.
<Work performance information or data update and history creation processing>
In the present embodiment, the support system updates the data held in the maintenance data holding unit 190 based on the performance information of the performed maintenance work. As described above, for each execution work item, completion / incomplete information indicating whether or not the work of the item has been completed, defect information, and the like are acquired by the performance information acquisition unit 176, and based on the acquired information The held data is rewritten. More specifically, in the history file 204 for each work machine work item and the history file 206 for each element work item shown in FIG. 8 and FIG. 1] and the determination result when the determination is made is recorded in the [Decision 1] column. The data that has been recorded in the columns of [implementation date 1] and [judgment 1] up to that point is moved to the [implementation date 2] and [judgment 2] fields. The data recorded in the column of [] is moved to the columns of [implementation date n + 1] and [determination n + 1]. As a result of such processing, the date described in the column of [Implementation Date 1] is data indicating the most recent execution time, which is the time when the maintenance work for each work item was most recently performed. It is the basis of creation.
As one example of the result information, as described above, the result work time for each work item is also acquired by the result information acquisition unit 176, specifically, the result work time acquisition unit 178. In the work item-specific work item master file 200 and the element-specific work item master file 202 shown in FIG. 6 and FIG. 7, the above-mentioned actual work time is obtained as the required time data recorded in the “Required time” column. Each time it is rewritten to the acquired actual work time value. As a result, the latest work required time is always recorded. Note that it is also possible to record the actual work times of a plurality of maintenance work retroactive from the present time, and perform a process of rewriting the actual work time by a value obtained by averaging them. The part for performing the work required time update processing constitutes the work required time update unit 180 in the support device 20.
Further, in this support system, history information in various forms is created based on input operations to the input unit 168 of the support device 20 and the input unit 166 of the terminal device 144, and the history information is displayed on the display unit of the support device 20. 162 and displayed on the display unit 158 of the terminal device 144. This history information creation process is performed by the work history creation unit 182. Although detailed explanation is omitted, for example, history information listing all the maintenance work items performed for a predetermined period with respect to one mounting-related work machine 10, and maintenance work performed by a specific maintenance person 40 for a predetermined period It is possible to record history information that lists all items, history information that lists maintenance work items whose failure rate in the above-described determination exceeds a predetermined threshold rate, and time required for each operation. In some cases, it is possible to create various history information such as history information listing work items that are frequently performed for maintenance work exceeding the standard time required for work. In addition, each actual work time of the maintenance personnel 40 is recorded every time, the work speed for each maintenance worker 40 is calculated based on the data, and the work speed is stored in the personnel master file 210 as information on the personnel attributes. It is also possible to construct a support system in such a manner that the work plan is adjusted based on the work speed of each person 40.

Claims

Used in a component mounting system including a plurality of mounting-related work machines, wherein at least one of the plurality of mounting-related work machines and at least one of the components of the plurality of mounting-related work machines A support system that supports maintenance work for at least one maintenance object,
A maintenance data holding unit that holds maintenance data including one or more maintenance work items for each of the maintenance targets and an execution frequency related to the work items;
A maintenance work plan creation unit that creates a maintenance work plan to be performed on at least one of the maintenance targets based on the maintenance data held;
The maintenance work plan creation unit prepares a maintenance work plan for at least one of the non-mounted elements that are the components that are the maintenance target and are removed from the plurality of mounting-related work machines. A maintenance work support system for a component mounting system having a non-mounting element plan creation unit to be created.

The plurality of mounting-related work machines include at least one component mounting machine for mounting circuit components on a circuit board,
The paired non-mounting element plan creation unit sets at least one of a component supply device and a mounting head, which are the components mounted on the at least one component mounting machine, as the maintenance target, and performs maintenance work on the maintenance target. The maintenance work support system for a component mounting system according to claim 1, which supports the system.

Maintenance work support system for the component mounting system
A mounting information acquisition unit for acquiring mounting information as to whether or not the component to be maintained is mounted on a plurality of mounting related devices;
A non-mounting element selection unit that selects non-mounting elements scheduled for maintenance work based on the mounting information acquired by the mounting information acquisition unit,
The said pair non-mounting element plan preparation part is comprised so that the maintenance plan about at least one of the non-mounting elements selected by the to-be-mounted element selection part may be prepared. 2. A maintenance work support system for a component mounting system according to 2.

The non-mounting element plan creation unit sets at least one of a component supply device and a mounting head, which are the components mounted on the at least one component mounting machine, as the maintenance target, and performs maintenance work on the maintenance target. Is to support,
Each of at least one of the component supply device and the mounting head has its own ID,
4. The device according to claim 1, wherein the paired non-mounting element plan creation unit is configured to create a maintenance work plan based on an ID of at least one of the component supply device and the mounting head. 5. A maintenance work support system for a component mounting system described in Crab.

The maintenance data holding unit includes, as the maintenance data, at least one of the maintenance work items included in the data, and a required time prescribed maintenance work item in which a work required time that is a required time for the maintenance work is defined. The component mounting according to any one of claims 1 to 4, wherein the component mounting unit is configured to create a maintenance work plan based on the data. System maintenance support system.

6. The maintenance operation support system for a component mounting system according to claim 5, wherein the non-mounting element plan creation unit creates a plan for completing the maintenance work within a scheduled work time.

The maintenance support system, the maintenance data retention unit of the required time specified items that are held in at least Tsunomo the working time required to update on the basis of the actual work of the maintenance work performed updater A maintenance work support system for a component mounting system according to claim 5, comprising:

A component mounting system configured to include the plurality of mounting-related work machines and the maintenance work support system for a component mounting system according to any one of claims 1 to 7 .