JP4477796B2 - 履物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表胛材と裏胛材とを積層して胛被を形成する履物に関し、裏胛材が、表胛材の縁部より突出した部分を装飾部とし、使用者の好みに合わせて該装飾部が切除可能である履物に関する。
【0002】
【従来の技術】
短靴やサンダル等の履物の胛被は、多くのものが所望の形状に裁断されたシート状の表胛材とシート状の裏胛材とで形成される。そして、上記胛被に、合成ゴム、EVA、ポリウレタン、ポリオレフィン等の発泡体、又は非発泡体の本底を底付けする履物が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に製造される履物は、商品開発及び設計段階で履物の外観が決定されてしまうので、一つの設計に対し、一つの外観しか有さないものである。そこで本発明は、使用者の好みに合わせて、デザイン変更が可能である履物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明の履物は、表胛材と裏胛材とを積層して胛被を形成する履物において、裏胛材が、表胛材の縁部より突出した部分を装飾部とし、該装飾部が切除可能な構造になっている。
【0005】
本発明の胛被は、主として表胛材と裏胛材とからなるものであり、表胛材と裏胛材は、各々が設計された所望の形状に裁断されるものである。
また、裏胛材が、表胛材の縁部より突出した部分を装飾部とし、該装飾部を形成するために、例えば、表胛材より裏胛材の方を大きく裁断したり、表胛材と裏胛材とを相似形状に裁断してもよい。
このように所望の形状に裁断された表胛材と裏胛材とを装飾部が形成されるように積層することで、胛被を形成する。
【0006】
本発明の表胛材としては、布帛、皮革状物、シート状物、フォームシート状物、熱成形シート状物が好ましく、布帛には、例えば、織布、不織布、編布等があげられ、皮革状物には、例えば、天然皮革、塩ビレザー、合成皮革、人工皮革等があげられ、シート状物には、例えば、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、塩ビ系、ポリアミド系等の熱可塑性エラストマー又は合成樹脂等があげられ、フォームシート状物には、例えば、オレフィン系フォーム、エチレン酢酸ビニル系フォーム等があげられ、熱成形シート状物には、例えば、ポリウレタンフォーム等の熱成形品があげられる。
また、表胛材は、上記の素材を単独、又は二種類以上を貼り合わせてシート状物とし、これらを所定の形状に裁断し作製してもよい。或いは、熱可塑性エラストマー又は合成樹脂を金型へ射出成形し作製してもよい。
【0007】
本発明の装飾部は、表胛材より突出したものであるので、裏胛材はある程度腰があるものが好ましく、JIS L−1096記載の45度カンチレバー法による剛軟度が50mm以上のものが好ましい。剛軟度が50mm未満であると、装飾部が変形する虞れがある。
また、該装飾部は、市販されているハサミ、カッター等を用いて切除することが可能であり、切除後、切除部がギザギザになったり、切除部がほつれない材質のものが好ましい。
このような裏胛材としては、天然皮革、布帛に樹脂を積層した塩ビレザーや合成皮革、布帛に樹脂を含浸した人工皮革などの皮革状物、ポリオレフィン系、エチレン酢酸ビニル系のフォームシート状物、或いは布帛/ポリウレタンフォーム/布帛の三層積層品が好適であり、特に、布帛/ポリウレタンフォーム/布帛の三層積層品が、色彩を豊かに出来る点で好ましく、さらにポリウレタンフォームを熱成形して強度を向上させたものがより好ましい。
【0008】
表胛材と裏胛材との積層は、例えば、表胛材の縁部に沿って、表胛材と裏胛材を縫合したり、スチレンブタジエンゴム等の合成ゴム系又は合成樹脂系等の接着剤を介在させたりする。また、表胛材と裏胛材との間に、ポリウレタンや不織布等のスポンジ材等のインサート物を挿入してもよい。
【0009】
装飾部の長さとは、表胛材の縁部から該装飾部の先端までの長さをいう。裏胛材からなる装飾部の長さは、1mm以上とするのが好ましい。それよりも該装飾部の長さを短くしてしまうと、外観的に装飾部の存在自体が薄れてしまう。
【0010】
表胛材の縁部は、皮革状物や布帛等が折り返されて縁縫いされた状態でも、人工皮革やフォームシート状物が裁断されたままの状態でもかまわないが、装飾部と表胛材との調和の意味から裁断したままの状態が好ましい。
【0011】
胛被への本底の底付けは、表胛材と裏胛材とを積層して形成される胛被に、予め作製しておいた本底を、例えば、接着剤又は縫着で接合する。或いは、射出成形機によって、サーモプラスチックラバー、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂を金型に射出させて作製した本底を、金型にセットした胛被に直接接着してもよい。本底は、発泡体であっても非発泡体であってもよいが、軽量化という観点から発泡体が好ましい。
【0012】
【発明の実施形態】
以下、本発明の具体例を図面を用いて説明する。本発明の履物1は、例えば図1〜図4に示すように、主として裏胛材10、11と表胛材20、21とから胛被が形成される履物であり、表胛材20、21の縁部に沿って、表胛材20、21と裏胛材10、11とが積層縫合されて胛被30、31が形成され、胛被30、31に本底60を底付して履物が製造される。
履物1の装飾部は、表胛材と裏胛材との積層の際に、裏胛材が表胛材の縁部より突出させた部位であり、符号10’11’に示す。
このように図1に示すような履物であれば、サンダルとして利用される。
また、履物1の該装飾部10’、11’は、使用者の好みに合わせて、容易に切除ができ、かつデザインの変更が可能であると共に、履物の機能を保つものである。
【0013】
また、本発明の履物2は、図5〜図7に示すように、主として裏胛材15、16、17と表胛材20、21とから胛被32が形成される履物であり、表胛材20、21の縁部に沿って、表胛材20、21と裏胛材15、16、17とが連結及び積層縫合されて、胛被32が形成され、胛被32に本底60を底付けして履物が製造される。
履物2の装飾部は、表胛材20、21と裏胛材15、16、17との連結及び積層の際に、裏胛材15、16、17が表胛材20、21の縁部より突出させた部位であり、符号15’、16’、17’に示す。
このように図5に示すような履物であれば、シューズとして利用される。
また、履物2は、裏胛材15、16、17、からなる装飾部15’、16’、17’を使用者の好みに合わせて、容易に切除ができ、かつデザインの変更が可能であると共に、履物の機能を保つものである。
さらに、履物2は、該装飾部15’、16’、17’を足の指、足の甲部、足の踵部を露出するように切除することで、シューズをサンダルへ変更することが可能である。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の履物は、表胛材と裏胛材とで胛被を形成し、表胛材と裏胛材とを積層し、裏胛材が表胛材の縁部より突出した部分を装飾部とし、表胛材の縁部より突出した裏甲材の装飾部を、使用者の好みに合わせて、容易に切除ができ、かつデザインの変更が可能であると共に、履物の機能を保つものである。
また、本発明では、例えばシューズとして履いていたものを、使用者の好みに合わせて、裏胛材からなる装飾部を切除することにより、サンダルとして履くということが可能である。このように本発明の履物は用途変更が可能である。
さらに、使用者は、裏胛材からなる装飾部を自分の好みに合わせて、自在に加工することで、容易にオリジナルの履物を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の履物の側面図である。
【図2】図1のサンダルを製造するための表胛材と裏胛材と胛被30の説明図。
【図3】図1のサンダルを製造するための表胛材11と裏胛材と胛被31の説明図。
【図4】本発明の胛被に本底を接合する様子の説明図。
【図5】本発明の他実施例の履物の側面図。
【図6】図5の靴を製造するための表胛材と裏胛材の説明図。
【図7】図5の靴を製造するための、図6の胛材を積層縫合した胛被32の説明図。
【符号の説明】
10 裏胛材
10’装飾部
11 裏胛材
11’装飾部
20 表胛材
21 表胛材
30 胛被
31 胛被
60 本底
15 裏甲材
15’装飾部
16 裏胛材
16’装飾部
17 裏胛材
17’装飾部
32 胛被

Claims (1)

  1. 表胛材と裏胛材とを積層して胛被を形成する履物において、裏胛材が、表胛材の縁部より突出した部分を装飾部とし、該装飾部が切除可能であることを特徴とする履物。
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