JP4477050B2 - 重金属回収装置及び重金属回収方法 - Google Patents

重金属回収装置及び重金属回収方法 Download PDF

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Description

本発明は、重金属を含む廃水から廃水処理の過程で発生する物質を利用して重金属を回収する重金属回収装置及び重金属回収方法に関する。
工場廃水等の廃水には人間に有害な水銀、鉛、カドミウム、クロム等の重金属を含むことがある。これらの有害な重金属は廃水から除去する必要がある。
重金属を含む廃水(重金属含有廃水)からの重金属の除去方法の一例に、単に規定される値(排水基準値)を満たすように重金属含有廃水から重金属を除去し、除去した重金属を廃棄物として処理する方法がある。一方、重金属含有廃水から重金属を有価物として回収して再利用すれば、廃水に含まれる重金属を有効活用することができる。
廃水から重金属等の目的物質を回収する方法にも、単に目的物質を回収する『単位処理技術』や、複数の単位処理技術を組み合わせて効率的に目的物質を回収する『複合技術』があり、目的に応じて使い分けられている。
単位処理技術には、『電気分解法』や『アルカリ沈殿法(凝集沈殿法)』がある。電気分解法は、重金属含有廃水に2本の電極(陽極、陰極)を挿入し、電極間に電流を流すことによって電極上に重金属を析出させる方法である。また、アルカリ沈殿法では、苛性ソーダや消石灰などのアルカリ剤を重金属含有廃水に添加して重金属を水酸化物として析出させる方法である。
また、複合技術に用いられる方法の一例に『硫化物法』がある。硫化物法では、重金属含有廃水に硫化ソーダや硫化水素を添加して、重金属を硫化物塩として沈殿除去する。ここで用いられる硫化水素は、例えば、嫌気性条件下における硫酸還元菌の働きによって硫酸イオンと有機物から硫化物法に必要な硫化水素を発生させることができる。また、硫酸イオンは、例えば、単体の硫黄分から硫黄酸化菌の働きによって発生させることができる。
従来、重金属含有廃棄物の処理方法として、硫酸イオンと有機物を含む第1廃棄物から硫酸還元菌の働きによって発生させた硫化水素を、重金属を含む第2廃棄物に添加し、重金属を硫化物塩として不溶化させて処理する技術があった(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の技術は、「硫酸イオンと有機物を含む第1廃棄物」と「重金属のみを含む第2廃棄物」とが別々に得られる場合には、第1廃棄物の処理によって得られた硫化水素を第2廃棄物の処理に利用できるため有効な方法である。
また従来、硫酸還元菌による硫化水素の発生と、重金属の硫化物塩の生成を同一系内(一体型還元槽)で行う技術があった(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に記載の技術では、硫酸還元菌と生育に必要な栄養塩類と重金属含有廃水を混合し、還元菌の作用による硫化水素の発生と、重金属の硫化物塩としての沈殿を同時に行い、硫化物塩を還元菌の増殖の吸着担体として利用している。
特開2006‐2462号公報 特開2006‐187682号公報
一般的な廃水の含有物は多種多様である。したがって、特許文献1に記載されるように「硫酸イオンと有機物を含む第1廃棄物」と「重金属のみを含む第2廃棄物」とが別々にしかも同時に得られること、すなわち、引用文献1に記載の技術を適用できるケースは少ない。また、引用文献1では、廃棄物から重金属を除去する技術は記載されているが、不溶化した硫化物塩中の重金属を有価物として純粋な金属を回収することまでは考慮されていない。さらに、特許文献2では、重金属の硫化物塩を担体として利用しているものの、硫化物塩から不純物の含まれない有価物として重金属を回収することは考慮されていない。
本発明は、重金属含有廃水から、廃水処理の過程で発生する物質を利用して重金属を効率的に回収することができる重金属回装置及び重金属回収方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る重金属回収装置は、重金属を含有する廃水と硫化水素が供給されると、廃水に含まれる重金属と硫化水素とを反応させて硫化物塩を生成する生成部と、硫化物塩と酸が供給されると、硫化物塩と酸との反応により発生する硫化水素と重金属イオンとを取得する取得部と、取得部が取得した硫化水素を生成部に供給する硫化水素供給ラインと、重金属イオンを排出する排出ラインとを備える。
また、本発明の他の形態に係る重金属回収装置は、硫化物塩と塩酸が供給されると、硫化物塩と塩酸との反応により発生する硫化水素と重金属イオンとを取得する取得部と、取得部が取得した重金属イオンを電気分解し、電極に金属を析出する析出部と、電気分解で発生した塩素ガスを利用して塩酸を生成し、取得部に供給する酸生成部とを備える。
さらに、本発明の他の形態に係る重金属回収装置は、重金属を含有する廃水と硫化水素が供給されると、廃水に含まれる重金属と硫化水素とを反応させて硫化物塩を生成する生成部と、硫化物塩が供給されると、予め内部に存在する硫黄酸化菌の働きによって、硫酸イオンが発生する硫黄酸化部と、硫酸イオンと有機物が供給されると、予め内部に存在する硫酸還元菌の働きによって嫌気性条件下で、硫化水素と重金属イオンとが発生する硫酸還元部と、硫酸還元部で発生した硫化水素を生成部に供給する硫化水素供給ラインと、重金属イオンを排出する排出ラインとを備える。
本発明に係る重金属回収方法は、重金属を含有する廃水と硫化水素が供給されると、廃水に含まれる重金属と硫化水素とを反応させて硫化物塩を生成する生成ステップと、硫化物塩と酸が供給されると、硫化物塩と酸を反応させて発生する硫化水素と重金属イオンとを取得する取得ステップと、取得された硫化水素を生成ステップで利用する硫化水素として供給する供給ステップと、重金属イオンを排出する排出ステップとを備える。
また、本発明の他の形態に係る重金属回収方法は、硫化物塩と塩酸が供給されると、硫化物塩と塩酸との反応により発生する硫化水素と重金属イオンとを取得する取得ステップと、取得ステップで取得された重金属イオンを電気分解し、電極に金属を析出する析出ステップと、電気分解で発生した塩素ガスを利用して塩酸を生成する酸生成ステップと、生成された塩酸を取得ステップで利用する塩酸として供給する酸供給ステップとを備える。
さらに、本発明の他の形態に係る重金属回収方法は、重金属を含有する廃水と硫化水素が供給されると、廃水と硫化水素とを反応させて硫化物塩を生成する生成ステップと、硫化物塩が供給されると、予め内部に存在する硫黄酸化菌の働きによって、硫酸イオンが発生する酸化ステップと、硫酸イオンと有機物が供給されると、予め内部に存在する硫酸還元菌の働きによって嫌気性条件下で、硫化水素と重金属イオンとが発生する還元ステップと、重金属イオンを排出する排出ステップとを備える。
本発明によれば、重金属含有廃水から、廃水処理の過程で発生する物質を利用して重金属を効率的に回収することができる。
本発明の実施形態に係る重金属回収装置について、図面を用いて以下に説明する。重金属回収装置は、工場等で排出される重金属含有廃水に処理を施して重金属を回収する装置である。以下の説明においては、同一の構成は同一の符号を付して説明を省略する。
〈第1の実施形態〉
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る重金属回収装置1aは、重金属含有廃水と硫化水素が供給されると、廃水中の重金属と硫化水素とを反応させて硫化物塩を生成する生成部11と、硫化物塩と酸が供給されると、硫化物塩と酸との反応により発生する硫化水素と重金属イオンとを取得する取得部12と、取得部12が取得した硫化水素を生成部11に供給する硫化水素供給ライン13とを備えている。また、重金属回収装置1aは、取得部12が取得した重金属イオンを電気分解し、電極に重金属Mを析出する析出部14を備えている。
生成部11には、ライン15を介して重金属回収装置1aで処理対象とする重金属含有廃水が供給されるとともに、硫化水素供給ライン13を介して硫化水素が供給される。生成部11では、廃水に含まれる重金属と硫化水素とが反応し、硫化物塩が生成される。生成部11は、生成した硫化物塩をライン16から排出して取得部12に供給する。また、生成部11は、重金属含有廃水から硫化物塩として重金属を除去した廃水(処理水)を、ライン17から排出する。すなわち、生成部11は、硫化物法によって重金属含有廃水から重金属を除去して得られた処理水をライン17から排出する。
例えば、生成部11は、生成部11の水槽内(図示せず)で、生成した硫化物塩が沈殿すると、廃水から沈殿した硫化物塩部分を抽出し、ライン16を介して取得部12に供給する。また、生成部11は、沈殿した硫化物塩を排出した後、生成部11の水槽内に残された廃水を重金属が除かれた処理水としてライン17を介して外部に排出する。ライン17を介して排出された処理水は、処理水の性質に応じて他の処理装置に供給されたり、下水等に放出されたりする。
取得部12には、生成部11からライン16を介して硫化物塩が供給されるとともに、酸注入部18から酸供給ライン19を介して塩酸が供給される。取得部12では、硫化物塩と塩酸とが反応し、硫化水素と重金属イオンが生成される。これにより、生成部11で硫黄分(硫化水素)と結合した重金属は、取得部11において再び硫黄分と分離する。
取得部12は、生成された硫化水素を取得し、硫化水素供給ライン13を介して生成部11に供給する。また、取得部12は、生成された重金属イオンを取得し、ライン20を介して析出部14に供給する。
酸注入部18が取得部12に供給する酸は塩酸に限られず、硫酸等の他の酸であってもよい。酸注入部18では予め塩酸や硫酸等の酸を内部の貯留槽(図示せず)に貯留しており、生成部11から供給される硫化物塩の量に応じた量の酸を取得部12に供給する。
析出部14は、陽極21aおよび陰極21bの電極を有する電気分解装置21を有している。析出部14は、ライン20を介して取得部12から重金属イオンが供給されると、電気分解装置21が重金属イオンを電気分解することで、陰極21bに重金属Mが析出する。このように電気分解装置21の陰極21bに析出される重金属Mを回収することで、重金属回収装置1aでは有価物として不純物の含まれない状態の重金属Mを回収することができる。
上述したように、第1の実施形態に係る重金属回収装置1aは、電気分解を利用して有価物として不純物の含まれない重金属Mを回収することができる。
また、重金属回収装置1aは、取得部12において重金属イオンを取得する際に発生した硫化水素を前段の生成部11で利用している。したがって、重金属回収装置1aは、硫化物塩の生成に利用する硫化水素を最低限貯留しておくだけでよく、重金属を回収する過程で発生した物質(硫化水素)を有効に活用することで薬品代や薬品の管理コストを抑えることができる。
〈変形例1〉
図2に示す変形例1に係る重金属回収装置1bは、図1を用いて上述した重金属回収装置1aと比較して、酸注入部18に代えてガス捕集部22および塩酸生成部23を備えている点で異なる。
析出部14では、重金属イオンの電気分解の際に塩素ガスG1が発生する。ガス捕集部22は、析出部14で発生した塩素ガスG1を捕集して塩酸生成部23に送る。また、塩酸生成部23は、ガス捕集部22から供給される塩素ガスG1を利用して塩酸を生成する。塩酸生成部23で生成された塩酸は、塩酸生成部23内部の貯留槽(図示せず)に貯留しており、酸注入部18と同様にライン16を介して生成部11から供給される硫化物塩の量に応じた塩酸の量を、酸供給ライン19を介して取得部12に供給する。塩酸生成部23は、例えば、塩素ガスG1を水に吸収させて塩酸を製造する既存の設備である。
上述したように、変形例1に係る重金属回収装置1bは、析出部14で電気分解において発生した塩素ガスG1を利用して生成した塩酸を取得部12に供給して硫化物塩に添加し、硫化水素と重金属との分離に利用する。したがって、重金属回収装置1bでは最低限の酸を貯留しておくだけでよく、重金属を回収する過程の電気分解で発生した物質(塩素ガス)を有効に活用することで薬品代や薬品の管理コストを抑えることができる。
〈第2の実施形態〉
図3に示すように、本発明の第2の実施形態に係る重金属回収装置1cは、重金属含有廃水と硫化水素が供給されると、廃水中の重金属と硫化水素とを反応させて硫化物塩を生成する生成部11と、硫化物塩が供給されると、予め内部に存在する硫黄酸化菌の働きによって、硫酸イオンが発生する硫黄酸化部24と、硫酸イオンと有機物が供給され、予め内部に存在する硫酸還元菌の働きによって嫌気性条件下で、硫化水素と重金属イオンとが発生する硫酸還元部26と、硫酸還元部26で発生した硫化水素を生成部11に供給する硫化水素供給ライン13とを備えている。また、重金属回収装置1cは、硫酸還元部26で生成された重金属イオンを電気分解し、電極に金属Mを析出する析出部14を備えている。
生成部11は、図1を用いて上述した構成と同一であるが、生成した硫化物塩をライン16を介して硫黄酸化部24に供給する。
硫黄酸化部24には、生成部11からライン16を介して硫化物塩が供給される。硫黄酸化部24内には、硫化物塩が与えられると、硫黄を酸化して硫酸イオンを生成する硫黄酸化菌が存在する。したがって、硫化物塩が供給された硫黄酸化部24内では、硫黄酸化菌の働きによって、硫化物塩から硫酸イオンと重金属イオンとが生成される。これにより、生成部11で硫黄分(硫化水素)と結合した重金属は、硫黄酸化部24において再び硫黄分と分離する。硫黄酸化部24は、生成された硫酸イオンと重金属イオンとをライン25を介して硫酸還元部26に供給する。
硫酸還元部26には、硫黄酸化部24から硫酸イオンが供給されるとともに、有機物供給部27から有機物が供給される。有機物供給部27では予め硫酸還元菌に分解される有機物を内部の貯留槽(図示せず)に貯留しており、硫黄酸化部24から供給される硫酸イオンの量に応じた量の有機物を硫酸還元部26に供給する。
硫酸還元部26内には、嫌気性条件下において硫酸イオンと有機物とが与えられると、硫酸イオンを還元して硫化水素を生成する硫酸還元菌が存在する。また、硫酸還元部26内は嫌気性条件に保たれている。したがって、硫酸イオンと有機物とが供給された硫酸還元部26内では、硫酸還元菌の働きによって、硫酸イオンと有機物とから硫化水素が生成される。硫酸還元部26は、生成された硫化水素を硫化水素供給ライン13を介して生成部11に供給する。また、硫酸還元部26は、硫黄酸化部24から供給された重金属イオンをライン20を介して析出部14に供給する。
析出部14は、図1を用いて上述した構成と同一である。すなわち、析出部14は、ライン20を介して硫酸還元部26から重金属イオンが供給されると、電気分解装置21が重金属イオンを電気分解することで、陰極21bには重金属Mが析出する。このように電気分解装置21の陰極21bに析出される重金属Mを回収することで、重金属回収装置1cでは有価物として不純物の含まれない状態の重金属Mを回収することができる。
上述したように、第2の実施形態に係る重金属回収装置1cは、電気分解を利用して有価物として不純物の含まれない重金属Mを回収することができる。
また、重金属回収装置1cは、重金属イオンを取得する際に得られた硫酸還元部26において生成された硫化水素を前段の生成部11で利用している。したがって、重金属回収装置1cは、硫化物塩の生成に利用する最低限の硫化水素を貯留しておくだけでよく、重金属を回収する過程で発生した物質(硫化水素)を有効に利用することができる。
〈変形例2〉
図4に示す変形例2に係る重金属回収装置1dは、図3を用いて上述した重金属回収装置1cと比較して、有機物供給部27を備えず、有機物供給ライン28のみ備えている点で異なる。
生成部11がライン17から排出する廃水から重金属が除去された処理水は、硫酸還元菌が利用できる有機物を含んでいることがある。処理水が有機物を含んでいるとき、有機物供給ライン28は、生成部11から排出される処理水を硫酸還元部26に供給する。硫酸還元部26では、硫黄酸化部24から供給される硫酸イオンと、有機物供給ライン28が供給した処理水が含む有機物とにより、嫌気性条件下で硫酸還元菌の働きによって硫化水素が生成される。また、硫酸還元部26は、重金属回収装置1cと同様に生成された硫化水素を硫化水素供給ライン13を介して生成部11に供給する。
上述したように、変形例2に係る重金属回収装置1dは、生成部11で重金属含有廃水から重金属を除いた有機物を含む処理水を硫酸還元部26に供給し、硫酸還元菌の分解物質として利用する。したがって、有機物を予め貯留する必要がなく、重金属含有廃水を処理する過程で発生した処理水に含まれる物質(有機物)を有効に利用することができる。
なお、生成部11から排出される処理水に含まれる有機物が硫酸還元菌に利用されにくい有機物であるとき、処理水に対し、有機物が硫酸還元菌に利用され易くする何らかの前処理を与えてから硫酸還元部26に提供することもできる。
〈変形例3〉
図5に示す変形例3に係る重金属回収装置1eは、図3を用いて上述した重金属回収装置1cと比較して、硫酸還元部26に代えて硫酸還元部29、ガス捕集部30および発電部31を備えている点で異なる。
硫酸還元部29内には、硫酸還元菌とメタン菌が共存している。メタン菌は、嫌気性条件下で有機物が与えられるとメタンガスG2を生成する。すなわち、硫黄酸化部24から硫酸イオンが供給され、有機物供給部27から有機物が供給された硫酸還元部29内では、硫酸還元菌の働きによって硫酸イオンと有機物とから硫化水素が生成されるとともに、メタン菌の働きによってメタンガスG2が生成される。硫酸還元部29は、硫酸還元菌によって生成された硫化水素を硫化水素供給ライン13を介して生成部11に供給する。また、硫酸還元部29は、硫黄酸化部24から供給された重金属イオンをライン20を介して析出部14に供給する。
ガス捕集部30は、硫酸還元部29で発生したメタンガスG2を捕集して発電部31に供給する。発電部31は、メタンガスG2に基づいて発電する既存の設備であり、ガス捕集部30から供給されたメタンガスG2を利用して電気エネルギーを生成(電力に変換)する。また、発電部31は、生成した電気エネルギーを電気分解装置21に供給する。電気分解装置21は、発電部31から供給される電気エネルギーを利用して電気分解を行う。
上述したように、変形例3に係る重金属回収装置1eは、硫酸還元部29において硫酸還元菌と共存するメタン菌の働きによって発生したメタンガスG2で発電した電気エネルギーを電気分解装置21に供給し、電気分解で必要な電気エネルギーとして利用する。そのため、重金属含有廃水を処理する過程で発生した物質(メタンガス)を電気エネルギーとして有効に利用することができる。
なお、発電部31で発電された電気エネルギーは、電気分解装置21に限られず、重金属回収装置1e内部や外部で電気エネルギーが必要な他の装置に供給されてもよい。また、発電部31で発電された電気エネルギーが電気分解装置21が必要とする電気エネルギーに満たない場合、他の電力源から供給される電気エネルギーと合わせて使用してもよい。さらに、図4に示した重金属回収装置1dのように、生成部11から排出される処理水に含まれる有機物を硫酸還元部29に供給してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る重金属回収装置を表わす機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る重金属回収装置を表わす機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る重金属回収装置を表わす機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態の変形例に係る重金属回収装置を表わす機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に他の変形例係る重金属回収装置を表わす機能ブロック図である。
符号の説明
1a〜1e…重金属回収装置
11…生成部
12…取得部
13…硫化水素供給ライン
14…析出部
15…ライン
16…ライン
17…ライン
18…酸注入部
19…酸供給ライン
20…ライン(排出ライン)
21…電気分解装置
21a…陽極
21b…陰極
22…ガス捕集部
23…塩酸生成部(酸生成部)
24…硫黄酸化部
25…ライン
26…硫酸還元部
27…有機物供給部
28…有機物供給ライン
29…硫酸還元部
30…ガス捕集部
31…発電部

Claims (10)

  1. 重金属を含有する廃水と硫化水素が供給されると、前記廃水に含まれる重金属と前記硫化水素とを反応させて硫化物塩を生成する生成部と、
    前記硫化物塩と酸が供給されると、前記硫化物塩と前記酸との反応により発生する硫化水素と重金属イオンとを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記硫化水素を前記生成部に供給する硫化水素供給ラインと、
    前記重金属イオンを排出する排出ラインと、
    を備えることを特徴とする重金属回収装置。
  2. 重金属を含有する廃水から得られた硫化物塩と塩酸が供給されると、前記硫化物塩と前記塩酸との反応により発生する硫化水素と重金属イオンとを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記重金属イオンを電気分解し、電極に金属を析出する析出部と、
    電気分解で発生した塩素ガスを利用して塩酸を生成し、前記取得部に供給する酸生成部と、
    を備えることを特徴とする重金属回収装置。
  3. 前記排出ラインから排出された重金属イオンを電気分解し、電極に金属を析出する析出部と、
    電気分解で発生する塩素ガスを利用して塩酸を生成し、前記取得部に供給する酸生成部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の重金属回収装置。
  4. 重金属を含有する廃水と硫化水素が供給されると、前記廃水に含まれる重金属と前記硫化水素とを反応させて硫化物塩を生成する生成部と、
    前記硫化物塩が供給されると、予め内部に存在する硫黄酸化菌の働きによって、硫酸イオンが発生する硫黄酸化部と、
    前記硫酸イオンと有機物が供給されると、予め内部に存在する硫酸還元菌の働きによって嫌気性条件下で、硫化水素と重金属イオンとが発生する硫酸還元部と、
    前記硫酸還元部で発生した前記硫化水素を前記生成部に供給する硫化水素供給ラインと、
    前記重金属イオンを排出する排出ラインと、
    を備えることを特徴とする重金属回収装置。
  5. 重金属を含有する廃水と硫化水素が供給されると、前記廃水に含まれる重金属と前記硫化水素とを反応させて硫化物塩を生成する生成部と、
    前記硫化物塩が供給されると、予め内部に存在する硫黄酸化菌の働きによって、硫酸イオンが発生する硫黄酸化部と、
    前記硫酸イオンと前記硫化物塩が生成された後に残余した有機物を含む廃水が供給されると、予め内部に存在する硫酸還元菌の働きによって嫌気性条件下で、硫化水素と重金属イオンとが発生する硫酸還元部と、
    前記重金属イオンを排出する排出ラインと、
    を備えることを特徴とする重金属回収装置。
  6. 重金属を含有する廃水と硫化水素が供給されると、前記廃水に含まれる重金属と前記硫化水素とを反応させて硫化物塩を生成する生成部と、
    前記硫化物塩が供給されると、予め内部に存在する硫黄酸化菌の働きによって、硫酸イオンが発生する硫黄酸化部と、
    前記硫酸イオンと有機物が供給されると、予め内部に存在する硫酸還元菌の働きによって嫌気性条件下で硫化水素と重金属イオンとが発生し、前記硫酸還元菌とともに予め前記内部に存在するメタン菌の働きによってメタンガスが発生する硫酸還元部と、
    前記重金属イオンを排出する排出ラインと、
    を備えることを特徴とする重金属回収装置。
  7. 前記メタンガスが供給され、前記メタンガスを電気エネルギーに変える発電部と、
    前記発電部で発電された電気エネルギーを利用して前記排出ラインから排出された重金属イオンを電気分解し、電極に金属を析出する析出部と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の重金属回収装置。
  8. 重金属を含有する廃水と硫化水素が供給されると、前記廃水に含まれる重金属と前記硫化水素とを反応させて硫化物塩を生成する生成ステップと、
    前記硫化物塩と酸が供給されると、前記硫化物塩と前記酸を反応させて発生する硫化水素と重金属イオンとを取得する取得ステップと、
    取得された前記硫化水素を前記生成ステップで利用する硫化水素として供給する供給ステップと、
    前記重金属イオンを排出する排出ステップと、
    を備えることを特徴とする重金属回収方法。
  9. 重金属を含有する廃水から得られた硫化物塩と塩酸が供給されると、前記硫化物塩と前記塩酸との反応により発生する硫化水素と重金属イオンとを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された前記重金属イオンを電気分解し、電極に金属を析出する析出ステップと、
    電気分解で発生した塩素ガスを利用して塩酸を生成する酸生成ステップと、
    生成された前記塩酸を前記取得ステップで利用する塩酸として供給する酸供給ステップと、
    を備えることを特徴とする重金属回収方法。
  10. 重金属を含有する廃水と硫化水素が供給されると、前記廃水と前記硫化水素とを反応させて硫化物塩を生成する生成ステップと、
    前記硫化物塩が供給されると、予め内部に存在する硫黄酸化菌の働きによって、硫酸イオンが発生する酸化ステップと、
    前記硫酸イオンと有機物が供給されると、予め内部に存在する硫酸還元菌の働きによって嫌気性条件下で、硫化水素と重金属イオンとが発生する還元ステップと、
    前記重金属イオンを排出する排出ステップと、
    を備えることを特徴とする重金属回収方法。
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