JP4474258B2 - 電気泳動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、核酸やタンパク質等を電気泳動により分離分析する技術に関し、例えば、キャピラリ電気泳動装置に関する。
近年、DNAの塩基配列決定に際し、高速化・高スループット化を目的として、ゲルを充填したキャピラリを多数本並べて計測するキャピラリアレイ方式の電気泳動装置が提案されている。
例えば、特開平10−19846号公報には、ゲルが予め充填されたキャピラリと、キャピラリの下端部に設けられたバッファー槽とを有し、蛍光検出をキャピラリの下端面から行うキャピラリ電気泳動装置が開示されている。尚、キャピラリ内を伝播し、キャピラリ末端から放出される蛍光を検出する末端検出方式は、特表2000−506606号公報,特表2001−519913号公報、及び特表2002−520616号公報にも開示されている。
また、特開平には、複数のキャピラリ端を束ねるキャピラリヘッドを、フェラールにより締め付けて泳動媒体充填機構に接続する電気泳動装置が開示されている。ゲル充填用シリンジにより、キャピラリ端からキャピラリ内に泳動媒体を充填している。
特開平10−19846号公報 特表2000−506606号公報 特表2001−519913号公報 特表2002−520616号公報
末端検出方式における複数のキャピラリ端と泳動媒体充填機構との接続方法について本願発明者が鋭意検討した結果、本願発明者は次の問題を見出した。
複数のキャピラリ端をフェラールを用いて泳動媒体充填機構に接続する場合、フェラールで締め付ける際に、所望の取付け位置より、複数のキャピラリ端が微動する虞がある。また、フェラールを締め付ける力加減がばらつく為、複数のキャピラリ端の取り付け位置の再現性が担保できない虞もある。蛍光を放出するキャピラリ末端を、蛍光を検出する受光光学系に対して精密配置できないと、蛍光を精度良く検出できず、分析精度が悪化する恐れがある。
本発明の目的は、末端検出方式において、複数のキャピラリ端を高精度に配置することに関する。
本発明は、末端検出方式において、複数のキャピラリ端を保持する保持部材に設けられた基準面を用い、検出光学系と位置合わせすることに関する。基準面を検出光学系に位置合わせすることにより、複数のキャピラリ端を検出光学系に高精度に位置合わせできる。
また、本発明は、末端検出方式において、検出光学系と泳動媒体充填機構を、複数のキャピラリ端を保持する保持部材に、個別に接続することに関する。複数のキャピラリ端を、検出光学系と直接位置合わせできる為、高精度な位置合わせが可能となる。
また、本発明は、末端検出方式において、泳動媒体充填機構と検出光学系が独立していることに関する。泳動媒体充填機構と実質的に独立して、複数のキャピラリ端と受光光学系の位置合わせができ、位置合わせにおける誤差要因の一つを取り除くことができる。
本発明により、複数のキャピラリ端を高精度に配置でき、高精度な電気泳動分析を実現できる。
以下、上記及びその他の本発明の新規な特徴と利益を、図面を参酌して説明する。ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
図1に、電気泳動装置の概略斜視図を示す。図2に、キャピラリヘッドの概略斜視図を示す。図3に、ポリマ充填ブロック近傍の概略断面図を示す。図4に、分析手順の概略フロー図を示す。以下、これら図面を参照して、電気泳動装置の概略を示す。
本実施例における電気泳動装置(以下、「本装置」)は、泳動媒体が充填された複数本のキャピラリを用い、各キャピラリに試料を導入し、試料中の試料成分を電気泳動分離し、分析する。例えば、DNA含有試料を複数サンプル同時に分析し、塩基配列を解析できる。本装置の基本的構成は、キャピラリアレイ,照射光学ユニット,検出光学ユニット,オートサンプラユニット,泳動媒体充填ユニット,電源ユニット、及び温度制御ユニットである。
キャピラリアレイ101は、複数本のキャピラリ102より構成される着脱可能な交換部材であり、所定回数の分析により品質が劣化し、分離能が低下した際に、新品に交換される。また、測定手法を変更する場合、キャピラリ102の長さが異なるキャピラリアレイ101に交換することにより、キャピラリ102の長さを調節できる。キャピラリアレイ101は、試料をキャピラリ102内に導入する試料導入部104,泳動分離された試料に励起光を照射する照射部103,複数本のキャピラリを束ねるキャピラリヘッド107を有する。
キャピラリ102は、内径数十〜数百ミクロン,外形数百ミクロンの細管であり、強度を向上させるために表面がコーティングされている。キャピラリ102の内部に泳動媒体を充填することにより、泳動路を形成する。泳動路の両端に電圧を印加することにより、試料を電気泳動分離できる。
本実施例では、キャピラリ102内にて生じた光が、その内部を伝播するように、外表面をフッ素コーティングした石英パイプを用いる。尚、試料導入部104から少し離れた照射部103では、キャピラリ102内の試料に、レーザ光122を効率的に照射する為に、フッ素被膜が除去されている。このキャピラリ102を複数本束ねて、キャピラリアレイ101を構成している。尚、キャピラリ102の本数は、例えば、384本,192本,96本,8本である。また、必要に応じ、キャピラリ102をポリイミドによりコーティングしても良い。
試料導入部104は、キャピラリ102の試料導入端105を、サンプル容器147のウェルに合わせて配置しており、各ウェルに保持された複数の試料を泳動路に導入できる。
本実施例では、キャピラリ102の先端を中空電極106に挿入して試料導入端105を形成し、試料導入端105を24行16列に配置し、試料導入部104を構成している。試料導入端105において、キャピラリ102の先端は、中空電極106から少し突出した状態となっている。ステンレス製パイプから構成される中空電極106は、高圧電源162に電気的に接続されている。試料導入端105を試料に浸し、電圧を印加することにより、試料を電気泳動し、キャピラリ内に導入できる。尚、試料導入の方法は、電気泳動に限定されず、圧力や分注により試料を泳動路に導入してもよい。
照射部103は、励起光であるレーザ光122を、キャピラリ102に充填された泳動媒体に照射する箇所であり、電気泳動分離された試料成分に励起光を照射することができる。試料成分に標識された蛍光体は、試料成分に依存した波長の光を放出する。
本実施例では、複数のキャピラリ102を複数の組に分け、複数のガラス基板上に複数のキャピラリ102をそれぞれ並べ、いくつかのキャピラリ配列を形成する。尚、キャピラリ配列の組数は、1組,2組,3組,4組等である。各ガラス基板上では、各キャピラリ102が互いに実質的に平行、かつガラス基板に実質的に平行に配列されている。また、各々のキャピラリ102におけるフッ素皮膜の除去部分が、一直線上に配列されている。ここでキャピラリ102が互いに実質的に平行、及びガラス基板に平行であるとは、精度誤差程度に収まる程度の平行度であることを指す。照射光学ユニットにより、各ガラス基盤の両側から照射された複数のレーザ光122は、複数のキャピラリ102におけるポリイミド皮膜除去部をそれぞれ伝播し、各キャピラリ102内の試料を同時に励起する。
キャピラリヘッド107は、複数のキャピラリを束ねて保持し、装置本体と着脱することができる。図2に示すように、本実施例のキャピラリヘッド107は、キャピラリの終端部108をマトリックス状となるように保持している。照射部103において試料成分から生じた蛍光の一部は、キャピラリ102の内表面で全反射してキャピラリ102の内部を伝播し、終端部108から放出され、検出光学ユニットにより検出される。また、キャピラリヘッド107は、ポリマ充填ブロック152に耐圧気密で接続できる。そして、泳動媒体充填ユニットにより、終端部108より、キャピラリ102内に、新しい泳動媒体を充填することができる。尚、終端部108は、必要に応じ、96行4列,64行6列、または48行8列のマトリックス状に配列したり、単に一つに収束させてもよい。
照射光学ユニットは、キャピラリアレイ101の照射部103に、励起光であるレーザ光122を照射する機構である。本実施例の照射光学ユニットは、レーザ光源112,ビームスプリッタA124,ミラーA125,ビームスプリッタB126,ミラーB127、及び集光レンズ128を有する。
レーザ光源112は、試料成分を励起する励起光であるレーザ光を発振することができる。ビームスプリッタA124とミラーA125は、照射部103のキャピラリ配列をその両側から照射可能とする為に、レーザ光122は二手に分ける。複数のビームスプリッタB126と、複数のミラーB127、および集光レンズ128は、複数のレーザ光122をそれぞれ調節し、照射部103にレーザ光122を照射する。各キャピラリ配列に照射されたレーザ光122は、隣接するキャピラリ102に次々に伝播する。
尚、レーザ光源112としては、液体レーザ,気体レーザ,半導体レーザを適宜使用でき、必要に応じLEDで代用しても良い。例えば、アルゴンイオンレーザであり、波長
488nm、及び514.5nm ,出力100mWのレーザ122を発振するマルチラインである。また、マルチラインのみならず、シングルラインでも良く、2種類以上のレーザ光源を組み合わせても良い。また、レーザ光122の波長は、532nmや633nmも適宜使用できる。さらに、キャピラリ配列の片側からのみレーザ光122を照射したり、時分割でレーザ光122を照射しても良い。
検出光学ユニット131は、試料成分から放出された光を検出する機構である。図3に示すように、本実施例の検出光学ユニット131は、第1カメラレンズ118,光学プリズム134,第2カメラレンズ135,2次元検出器136を含む。
終端部108を有するキャピラリヘッド107の端面は、泳動媒体で満たされポリマ流路154を介し、無蛍光石英ガラス製の検出窓132に対面するように配置されている。終端部108から放出された光は、ポリマ流路154内の泳動媒体を透過し、検出窓132から放射され、第1カメラレンズ133に入射し、平行光束とされる。この平行光束は、光学プリズム134により波長分散され、第2カメラレンズ135により、CCDカメラである2次元検出器136上に結像される。そして、CCDカメラからの信号を、コンピュータにより演算処理して、試料を分析する。
尚、光学プリズム134に代えて、回折格子やフィルタを適宜組み合わせて波長分散手段を構成してもよい。また、2次元検出器136としては、一次元検出器,フォトマル,フォトダイオード等と、光学機構を適宜組み合わせて構成してもよい。
オートサンプラユニットは、サンプル容器147をはじめとする電気泳動分析に用いる各容器を、試料導入部104の直下等の所定位置に搬送し、保持する機構である。本実施例のオートサンプラユニットは、爪143を備えたロボットアーム142により、サンプル容器147,バッファ容器144,洗浄容器145、及び廃液容器146を搬送する。
ロボットアーム142は、各容器をその上に固定する爪143を備え、3次元的に移動できる。これにより、所定の場所に保管されている各容器を、試料導入部104の直下に搬送し、その場所にて各容器を所定時間保持し、所定の場所に返却できる。
バッファ容器144は、試料導入端105を浸す緩衝液を保持する容器である。泳動分析時、緩衝液が試料導入端105を浸すように、バッファ容器144は試料導入部104の直下に搬送される。また、装置待機中も、泳動分析時と同様に搬送され、試料導入端
105を緩衝液に浸し、キャピラリ102内の泳動媒体の乾燥を防止している。
洗浄容器145は、試料導入端105を洗浄する洗浄液を保持する容器であり、泳動媒体充填,予備泳動、及び試料導入の後に試料導入部104の直下に搬送される。試料導入端105を、洗浄容器中の洗浄液に浸すことにより、試料導入端105を洗浄し、コンタミネーションを回避できる。
廃液容器146は、使用済の泳動媒体を保持する容器であり、泳動媒体充填時に試料導入部104の直下に搬送され、泳動媒体充填時に試料導入端105から排出される使用済の泳動媒体を受け止める。
サンプル容器147は、複数の微量試料を保持する容器であり、試料導入時に試料導入部104の直下に搬送される。本実施例では、数10μlの試料を保持できるウェルを
24行16列備えたサンプルプレートに、樹脂製のシートであるセプタを乗せ、それをホルダとクリップで挟むことにより、サンプル容器147を構成している。試料としては、例えば、4種類のヌクレオシド塩基分子を識別するように蛍光標識され、多数の適当な長さ(大きさ)の核酸を含む溶液である。セプタは、ウェルに対応する位置に通常は密閉状態の貫通孔を有しており、ウェル中の試料の蒸発を防止しつつ、試料導入時に試料導入端105と試料の接触を可能としている。また、セプタ上面に保護フィルムを貼り付け、試料蒸発を防止することもできる。また、ホルダとクリップは、その間にサンプルプレートやセプタを挟み、一体化することにより、ロボットアーム142にて搬送可能なサンプル容器147を形成する。
図1及び図3に示す泳動媒体充填ユニットは、泳動媒体であるポリマをキャピラリ102内に充填する機構である。本実施例の泳動媒体充填ユニットは、ポリマ充填ブロック152,シリンジ153,チューブ155,電磁弁156とを含み、分析開始前に新しい泳動媒体をキャピラリ102内に自動的に充填できる。
ポリマ充填ブロック152は、ポリマ流路154と検出窓132を有し、シリンジ153とチューブ155に接続し、キャピラリヘッド110を着脱できる。キャピラリヘッド
110は、耐圧気密を維持しながらポリマ充填ブロック152に装着される。キャピラリヘッド107の終端部108は、検出窓132に対向するように配置され、キャピラリヘッド106と検出窓132に挟まれた領域はポリマ流路154の一部を形成する。ポリマ流路154は、泳動媒体により満たされたシリンジ153と、電磁弁156を備えたチューブ155と連通している。チューブ155の他端は、陽極バッファ容器163に保持された緩衝液に浸されている。
キャピラリ102内に泳動媒体を充填する際には、試料導入部104の直下に廃液容器146を配置し、電磁弁156を閉じ、シリンジ153のプランジャを押す。これにより、シリンジ153内の泳動媒体が、ポリマ流路154を経由して、終端部108からキャピラリ102内に流入する。また、キャピラリ102内の使用済泳動媒体は、試料導入端105から排出され、廃液容器146にて受け止められる。
電源ユニットは、キャピラリ102内の泳動媒体から構成される泳動路に電圧を印加する機構であり、試料を電気泳動できる。本実施例の電源ユニットは、中空電極106と陽極電極164に電気的接続され、15kV前後の高電圧を発生できる高圧電源162を含む。
試料導入時は、キャピラリ102,ポリマ流路154及びチューブ155の内部を泳動媒体で満たし、サンプル容器147のウェルに保持された試料に試料導入端105を浸し、電磁弁156を開く。これにより、中空電極106,ウェル中の試料,キャピラリ102,ポリマ流路154,チューブ155,陽極バッファ容器163内の緩衝液、及び陽極電極164からなる通電路が形成される。そして、中空電極106を負電位、陽極電極164を正電位として、この通電路にパルス電圧を印加する。これにより、ウェル内に存在する負に帯電する試料成分、例えばDNAが、試料導入端105から泳動路に導入される。
また、泳動分析時は、試料導入時と異なり、バッファ容器144に保持された緩衝液に試料導入端105を浸す。これにより、中空電極106,バッファ容器144中の緩衝液,キャピラリ102,ポリマ流路154,チューブ155,陽極バッファ容器163内の緩衝液、及び陽極電極164からなる通電路が形成される。そして、試料導入時と異なり、15kV前後の高電圧を印加する。これにより、照射部103から試料導入部104の方向に電界が生じ、泳動路に導入された負に帯電する試料成分が、照射部103の方向に電気泳動する。
温度制御ユニットは、試料成分の泳動速度に影響を与える泳動路の温度を制御する機構である。本実施例における温度制御ユニットは、図示しない恒温槽内にキャピラリ102を収容する。そして、ペルチェ等の温度制御機構により一定温度に保たれた空気を、ファン等の送風機構により恒温槽内を循環させ、キャピラリ102を所定温度に保つ。
以下、主に図4を参照して、電気泳動分析の基本的手順について説明する。
電気泳動分析の基本的手順は、事前準備201,泳動媒体充填203,予備泳動204,試料導入205、及び泳動分析206に大別できる。本装置のオペレータは、分析開始前の事前準備として、試料や試薬を本装置にセットする(201)。より具体的には、まず、バッファ容器144と陽極バッファ容器163に、通電路の一部を形成する緩衝液を満たす。緩衝液は、例えば、各社から電気泳動用として市販されている電解質液である。
また、サンプル容器147のウェル内に、分析対象である試料を分注する。試料は、例えば、DNAのPCR産物である。また、洗浄容器145に、試料導入部104を洗浄する為の洗浄溶液を分注する。洗浄溶液は、例えば、純水である。また、シリンジ153内に、試料を電気泳動する為の分離媒体を注入する。泳動媒体は、例えば各社から電気泳動用として市販されているポリアクリルアミド系分離ゲルである。さらに、キャピラリ102の劣化が予想される場合や、キャピラリ102の長さを変更する場合、キャピラリアレイ101を交換する。そして、事前準備が完了した後、オペレータは本装置を操作して、分析を開始する(202)。泳動媒体充填203とは、キャピラリ102内に新しい泳動媒体を充填し、泳動路を形成する手順である。
本実施例における泳動媒体充填203では、まず、オートサンプラユニットにより廃液溶液146を試料導入部104の直下に運び、試料導入端105から排出される使用済の泳動媒体を受け止められるようにする(211)。そして、シリンジ153を駆動して、キャピラリ102内に新しい泳動媒体を充填し、使用済の泳動媒体を廃棄する(212)。最後に、洗浄容器145内の洗浄溶液に試料導入端105を浸し、泳動媒体により汚れた試料導入端105を洗浄する(213)。予備泳動204とは、泳動媒体に所定の電圧を印加し、泳動媒体を電気泳動に適した状態にする手順である。本実施例における予備泳動204では、まず、オートサンプラユニットにより、バッファ容器144内の緩衝液に試料導入端105を浸し、通電路を形成する(214)。そして、電源ユニットにより、泳動媒体に数〜数十キロボルト程度の電圧を数〜数十分間加え、泳動媒体を電気泳動に適した状態とする(215)。最後に、洗浄容器145内の洗浄溶液に試料導入端105を浸し、緩衝液により汚れた試料導入端105を洗浄する(216)。試料導入205とは、試料成分を泳動路に導入する手順である。
本実施例における試料導入205では、まず、オートサンプラユニットにより、サンプル容器147のウェル内に保持された試料に試料導入端105を浸す。これにより、通電路が形成され、泳動路に試料成分を導入できる状態となる(217)。そして、電源ユニットによりパルス電圧を通電路に印加し、泳動路に試料成分を導入する(218)。最後に、洗浄容器145内の洗浄溶液に試料導入端105を浸し、試料により汚れた試料導入端105を洗浄する(219)。泳動分析206とは、電気泳動により、試料中に含まれる各試料成分を分離分析する手順である。本実施例における泳動分析206では、まず、オートサンプラユニットにより、バッファ容器144内の緩衝液に試料導入端105を浸し、通電路を形成する(220)。
そして、電源ユニットにより、通電路に15kV前後の高電圧を印加し、泳動路に電界を発生させる(221)。発生した電界により、泳動路内の各試料成分は、各試料成分の性質に依存した速度で照射部103へ移動する。つまり、試料成分は、その移動速度の差により分離される。そして、照射部103に到達した試料成分から順番に検出される。例えば、試料が、塩基長の異なるDNAを多数含む場合は、その塩基長により移動速度に差が生じ、塩基長の短いDNAから順に照射部103に到達する。各DNAに、その末端塩基配列に依存した蛍光物質を取り付けておけば、照射部103に到達した順に、その末端塩基配列を検出できる。
そして、予定していたデータを取り終えたら電圧印加を停止し、泳動分析を終了する
(213)。
以上が、一連の分析手順である。さらに分析を実施する場合は、泳動媒体充填203から分析手順を進める。
図5は、本実施例におけるキャピラリヘッドの詳細斜視図である。図6は、本実施例におけるキャピラリヘッドの詳細断面図である。以下、図5及び図6を参照して、本実施例におけるキャピラリヘッドの詳細について説明する。
キャピラリヘッド501は、複数のキャピラリ端を64行6列のマトリックス状に配置するキャピラリ末端平面502と、これと平行なキャピラリヘッド基準面503を備えるフランジ部504を備える。キャピラリヘッド501は、PEEK等の樹脂製である。各キャピラリは、接着剤により固定されている。キャピラリ末端平面502とキャピラリヘッド基準面503は、樹脂製のキャピラリヘッド部品に各キャピラリを挿入し、接着剤により固定した後、これをダイヤモンドカッターにより切断することにより形成されている。キャピラリ末端平面502とキャピラリヘッド基準面503は同一研磨面であり、キャピラリ末端平面502とキャピラリヘッド基準面503は平行となっている。尚、キャピラリ末端平面502とキャピラリヘッド基準面503を所定距離離して構成しても良い。キャピラリヘッドは、例えば、二つのポリマ充填ブロック取付用ネジ505と、二つの検出光学系取付用ネジ506を備える。ポリマ充填ブロック507は、キャピラリ末端平面502を覆うように、キャピラリヘッド501と接続し、二つのポリマ充填ブロック取付用ネジ505により固定されている。キャピラリヘッド501とポリマ充填ブロック507は、Oリングや樹脂パッキン等のシール材により密着し、密閉している。ポリマ充填ブロック507により、キャピラリ内にポリマを充填することができる。また、ポリマ充填ブロック507を取り付けたキャピラリヘッド501は、検出光学系と独立して動かすことができる。キャピラリヘッド501の取扱いが容易であり、ポリマ充填ブロック501と検出光学系508の位置関係が、検出光学系508によるキャピラリ末端平面の測定に影響を与えることもない。
キャピラリヘッド501と検出光学系508は、検出光学系のフランジ509が備えるフランジ基準面510をキャピラリヘッド基準面503を合わせ、検出光学系取付用ネジ506により固定されている。検出光学系のフランジ509は、例えば、第1カメラレンズ,光学プリズム,第2カメラレンズ及び2次元検出器を固定する略円筒形の金属製部材である。この円筒の端面にあたる箇所にフランジ基準面510が設けられ、フランジ基準面510上に位置決めピン511が存在する。このフランジ基準面510は、検出光学系の光軸に対して所定角度傾いており、検出光学系の光軸に対してキャピラリ末端平面502を所定角度傾けることにより、波長分散手段に起因する色収差を補正している。尚、必要に応じ、検出光学系の光軸がキャピラリ末端平面502と垂直になるように、フランジ基準面510が検出光学系の光軸と垂直になるようにしてもよい。キャピラリ検出光学系のフランジ509に設けられたフランジ基準面510と第1カメラレンズの取り付け基準面は、機械加工により高精度に寸法配置されており、検出光学系の焦点は、フランジ基準面上に存在する。これにより、キャピラリヘッド基準面503とフランジ基準面510とを接合させることにより、キャピラリ末端平面502を、検出光学系の焦点位置に高精度に配置できる。また、位置決めピン511は、キャピラリヘッドに設けられた窪み512に嵌め込まれ、キャピラリ末端平面502が、検出光学系の光軸に対して回転することを防止する。キャピラリ末端平面502の中心軸と、検出光学系の光軸は高精度に一致し、キャピラリ末端平面502と、プリズム等の波長分散手段の回転角は高精度に位置合わせされる。
以上、本発明の例を説明したが、本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは当業者にて理解されよう。
電気泳動装置の概略斜視図。 キャピラリヘッドの概略斜視図。 ポリマ充填ブロック近傍の概略断面図。 分析手順の概略フロー図。 キャピラリヘッドの詳細斜視図。 キャピラリヘッドの詳細断面図。
符号の説明
101…キャピラリアレイ、102…キャピラリ、103…照射部、104…試料導入部、105…試料導入端、106…中空電極、107,501…キャピラリヘッド、108…終端部、112…レーザ光源、121…照射光学ユニット、122…レーザ光、124…ビームスプリッタA、125…ミラーA、126…ビームスプリッタB、127…ミラーB、131…検出光学ユニット、132…検出窓、133…第1カメラレンズ、134…光学プリズム、135…第2カメラレンズ、136…2次元検出器、141…オートサンプラユニット、142…ロボットアーム、143…爪、144…バッファ容器、145…洗浄容器、146…廃液容器、147…サンプル容器、151…泳動媒体充填ユニット、152,507…ポリマ充填ブロック、153…シリンジ、154…ポリマ流路、155…チューブ、156…電磁弁、161…電源ユニット、162…高圧電源、163…陽極バッファ容器、164…陽極電極、502…キャピラリ末端平面、503…キャピラリヘッド基準面、504…フランジ部、505…ポリマ充填ブロック取付用ネジ、506…検出光学系取付用ネジ、508…検出光学系、509…検出光学系のフランジ、510…フランジ基準面、511…位置決めピン。

Claims (23)

  1. 泳動媒体を充填できる複数のキャピラリと;
    泳動媒体中の試料を電気泳動する電源と;
    泳動分離された試料に励起光を照射する励起光学系と;
    複数のキャピラリ端から放出される試料からの蛍光を検出する検出光学系と;
    複数のキャピラリ端からキャピラリ内に泳動媒体を充填する泳動媒体充填機構と;
    を含む電気泳動装置であって、
    複数のキャピラリ端が、キャピラリヘッドにより保持され、
    該キャピラリヘッドが、複数のキャピラリ端の構成する平面と平行なキャピラリヘッド基準面を備え、
    該キャピラリヘッド基準面を、検出光学系に備えられた検出光学系基準面と接合させる電気泳動装置。
  2. 請求項1記載の電気泳動装置であって、
    検出光学系の焦点が、検出光学系基準面の存在する平面上に存在することを特徴とする電気泳動装置。
  3. 請求項1記載の電気泳動装置であって、
    検出光学系が、レンズ及び二次元検出器を含み、該レンズ及び該二次元検出器が、検出光学系基準面が設けられている検出光学系フランジに保持されていることを特徴とする電気泳動装置。
  4. 請求項1記載の電気泳動装置であって、
    複数のキャピラリ端はキャピラリヘッド基準面上に無く、複数のキャピラリ端が検出光学系基準面と接触しないことを特徴とする電気泳動装置。
  5. 請求項1記載の電気泳動装置であって、
    複数のキャピラリ端の構成する平面と、キャピラリヘッド基準面が同一平面上にあることを特徴とする電気泳動装置。
  6. 請求項1記載の電気泳動装置であって、
    検出光学系が、検出光学系の光軸に対する複数のキャピラリ端の回転を防ぐ回転防止部材を有することを特徴とする電気泳動装置。
  7. 請求項1記載の電気泳動装置であって、
    検出光学系と泳動媒体充填機構を個別にキャピラリヘッドに接続していることを特徴とする電気泳動装置。
  8. 請求項1記載の電気泳動装置であって、
    泳動媒体充填機構が、検出光学系に対して移動可能であることを特徴とする電気泳動装置。
  9. 泳動媒体を充填できる複数のキャピラリと;
    泳動媒体中の試料を電気泳動する電源と;
    泳動分離された試料に励起光を照射する励起光学系と;
    複数のキャピラリ端から放出される試料からの蛍光を検出する検出光学系と;
    複数のキャピラリ端からキャピラリ内に泳動媒体を充填する泳動媒体充填機構と;
    を含む電気泳動装置であって、
    複数のキャピラリ端が、キャピラリヘッドにより保持され、
    検出光学系と泳動媒体充填機構を個別にキャピラリヘッドに接続する電気泳動装置。
  10. 請求項9記載の電気泳動装置であって、
    該キャピラリヘッドが、複数のキャピラリ端の構成する平面と平行なキャピラリヘッド基準面を備え、
    該キャピラリヘッド基準面を、検出光学系に備えられた検出光学系基準面と接合させることを特徴とする電気泳動装置。
  11. 請求項10記載の電気泳動装置であって、
    該キャピラリヘッド基準面を、検出光学系に備えられた検出光学系基準面と接合させることを特徴とする電気泳動装置。
  12. 請求項10記載の電気泳動装置であって、
    検出光学系の焦点が、検出光学系基準面の存在する平面上に存在することを特徴とする電気泳動装置。
  13. 請求項10記載の電気泳動装置であって、
    検出光学系が、レンズ及び二次元検出器を含み、該レンズ及び該二次元検出器が、検出光学系基準面が設けられている検出光学系フランジに保持されていることを特徴とする電気泳動装置。
  14. 請求項10記載の電気泳動装置であって、
    複数のキャピラリ端はキャピラリヘッド基準面上に無く、複数のキャピラリ端が検出光学系基準面と接触しないことを特徴とする電気泳動装置。
  15. 請求項10記載の電気泳動装置であって、
    複数のキャピラリ端の構成する平面と、キャピラリヘッド基準面が同一平面上にあることを特徴とする電気泳動装置。
  16. 請求項9記載の電気泳動装置であって、
    検出光学系が、検出光学系の光軸に対する複数のキャピラリ端の回転を防ぐ回転防止部材を有することを特徴とする電気泳動装置。
  17. 泳動媒体を充填できる複数のキャピラリと;
    泳動媒体中の試料を電気泳動する電源と;
    泳動分離された試料に励起光を照射する励起光学系と;
    複数のキャピラリ端から放出される試料からの蛍光を検出する検出光学系と;
    複数のキャピラリ端からキャピラリ内に泳動媒体を充填する泳動媒体充填機構と;
    を含む電気泳動装置であって、
    泳動媒体充填機構が、検出光学系に対して移動可能である。
  18. 請求項17記載の電気泳動装置であって、
    複数のキャピラリ端が、キャピラリヘッドにより保持され、
    該キャピラリヘッドが、複数のキャピラリ端の構成する平面と平行なキャピラリヘッド基準面を備え、
    該キャピラリヘッド基準面を、検出光学系に備えられた検出光学系基準面と接合させることを特徴とする電気泳動装置。
  19. 請求項18記載の電気泳動装置であって、
    検出光学系が、レンズ及び二次元検出器を含み、該レンズ及び該二次元検出器が、検出光学系基準面が設けられている検出光学系フランジに保持されていることを特徴とする電気泳動装置。
  20. 請求項18記載の電気泳動装置であって、
    複数のキャピラリ端はキャピラリヘッド基準面上に無く、複数のキャピラリ端が検出光学系基準面と接触しないことを特徴とする電気泳動装置。
  21. 請求項18記載の電気泳動装置であって、
    複数のキャピラリ端の構成する平面と、キャピラリヘッド基準面が同一平面上にあることを特徴とする電気泳動装置。
  22. 請求項17記載の電気泳動装置であって、
    検出光学系が、検出光学系の光軸に対する複数のキャピラリ端の回転を防ぐ回転防止部材を有することを特徴とする電気泳動装置。
  23. 請求項18記載の電気泳動装置であって、
    検出光学系と泳動媒体充填機構を個別にキャピラリヘッドに接続していることを特徴とする電気泳動装置。
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