JP4473663B2 - 防水膜施工方法および屋上庭園における防水膜施工方法 - Google Patents

防水膜施工方法および屋上庭園における防水膜施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンクリートビルなどの建築物における屋上庭園を構築すべき被施工物表面にウレタン防水膜を形成する防水膜施工方法に関するものである。
例えばコンクリートビルの屋上などの被施工物の表面に防水膜を形成するに際しては、高速硬化ウレタン樹脂主剤液とその硬化剤液とを被施工物に吹き付けながら、その吹き付け中に前記両液を衝突混合させることにより、混合した両液が硬化してなるウレタン防水膜を被施工物表面に形成する施工方法が知られている。ところが、従来一般の防水膜施工方法では、被施工物のコンクリートなどの内部から長期間にわたり徐々に蒸散する水蒸気が、被施工物表面に形成されたウレタン防水膜の裏面に閉じ込められて、その閉じ込められた水蒸気の圧力によってウレタン防水膜の所々が盛り上がる膨れ現象が生じる不具合がある。
そのため、従来では、被施工物表面との間にガラスメッシュなどの通気用スペーサまたは脱気シートを介在させてなる脱気層を設けた状態でウレタン防水膜を形成するとともに、ウレタン防水膜を貫通する配置で設けた脱気筒を介して脱気層を外気に連通させることにより、ウレタン防水膜の裏面に水蒸気が溜まるのを防いで、上記膨れ現象が発生しない防水膜を形成することも行われている。
しかし、上述のような工法は、通気用スペーサまたは脱気シートおよび脱気筒の処理に非常に手間がかかる煩雑な作業を要してコスト高となるだけでなく、ウレタン防水膜と被施工物表面とは、隣接する各2つの通気用スペータの隙間の目地部分に形成されたウレタン防水膜或いは脱気シートに形成された透孔にそれぞれ充填されたウレタン防水膜のみによって相互に直接的に結合しているだけであるから、互いの密着強度が低い問題がある。しかも、上記工法では、吹き付け中に2種の防水材料液を衝突混合させることから、2種の防水材料液が混合されたのち硬化するまでに時間を要するので、所定厚み、例えば2〜3mmの膜厚のウレタン防水膜を1回の吹き付けで形成することが困難であって、数回の吹き付けを必要とする。そのため、従来工法では、作業能率が悪い上に、2〜3mm程度以上の膜厚のウレタン防水膜を形成することが困難である。
そこで、本件出願人は、上述の種々の問題を悉く解消した画期的な防水膜施工方法を先に提案している(特許文献1参照)。この防水膜施工方法は、高速硬化ウレタン樹脂主剤液とその硬化剤液とを噴出機におけるスクリューガイドで形成されているスタティック混合部に圧送し、これら2液をスタティック混合部で混合した後、この混合液を、スタティック混合部とこれを覆う外筒との間に形成されたエア経路を流れる圧縮エアの流れに乗せて噴出機のノズルから噴出させることにより、被施工物表面に吹き付けてウレタン防水膜を形成する工程を経るものである。
一方、コンクリートビルなどの建築物に構築される屋上庭園では、植物を植えるための土が敷き詰められて、植物に水が頻繁に供給されるために、これに耐えることのできる十分な防水性能を有した防水構造を設ける必要がある。屋上庭園用の防水構造としては、従来工法で形成可能な2〜3mm程度の膜厚のウレタン防水膜を採用することができないので、被施工物表面にアスファルト防水膜を形成し、このアスファルト防水膜の表面に、8cm程度の厚さの押さえコンクリート層を敷設した構成が採用されている。
特許第3248554号公報
しかしながら、従来のアスファルト防水膜と押さえコンクリート層とを積層してなる屋上庭園用の防水構造では、1m2 当たりの重量が130kg程度であって、施工面積が1000m2 になると130tもの大きな総重量となり、被施工物に対してかなりの負担がかかる問題がある。
一方、上記特許文献1の防水膜施工方法では、高速硬化ウレタン樹脂主剤とその硬化剤とを噴出機のスタティック混合部内で予め十分に混合させることにより硬化を早期に開始させて、この両液の混合液をノズルより圧縮エアの流れに乗せて噴出させることから、2〜3mm程度の所定膜厚のウレタン防水膜を1回の吹き付けで確実に形成することができる。しかも、その形成されたウレタン防水膜は、エアを含んで潰れ難い気孔が連続的に形成されることから、水を透過させないが、水蒸気の透過が可能な水蒸気透過性を有するものとなるので、従来の通気用スペーサまたは脱気シートおよび脱気筒が不要となる。これにより、上記施工方法により形成したウレタン防水膜は、被施工物表面の全面に完全密着したものとなる利点がある。
したがって、この防水膜施工方法を用いれば、既存の施工方法では2〜3mm程度の膜厚が限界であったのに対し、10mm以上の膜厚を有するウレタン防水膜、さらには20mm以上の膜厚を有するウレタン防水膜をも形成することも可能であると考えられる。しかしながら、上述のような極めて大きな膜厚のウレタン防水膜をコンクリートビルの屋上などの広い施工面積を有する被施工物表面の全面にわたり均一な膜厚になるように調整しながら形成することは困難である。この問題を解消できる新たな工法を案出することができれば、特許文献1の防水膜施工方法により形成できる極めて大きな膜厚を有するウレタン防水膜は、屋上庭園用の防水構造として採用することが可能であると考えられる。
本発明は前記従来の課題に鑑みてなされたもので、水蒸気透過性を有するウレタン防水膜を、10mm以上の膜厚、好ましくは20mm以上の膜厚で屋上庭園を構築すべき被施工物表面の広い施工面積の全面にわたり確実に均一な膜厚となるように調整して形成することができる屋上庭園における防水膜施工方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明の防水膜施工方法は、四角形状又は六角形状の筒状孔が互いに平行な配置で、連続的に設けられ、且つ全体にわたり一定の高さを有するマット状形態に形成された膜厚設定部材を、被施工物表面上に載置し、高速硬化ウレタン樹脂主剤液とその硬化剤とを予め混合した混合液を、圧縮エアの流れに乗せて前記被施工物表面に吹き付け、前記混合液の吹き付け工程を、当該混合液の積層高さが前記膜厚設定部材の高さとほぼ同じになるまで継続して、前記膜厚設定部材を埋め込む状態に積層した前記混合液の硬化によりウレタン防水膜を形成するようにしたことを特徴としている。
請求項2に係る発明の屋上庭園における防水膜施工方法は、四角形状又は六角形状の筒状孔が互いに平行な配置で、連続的に設けられ、且つ全体にわたり一定の高さを有するマット状形態に形成された膜厚設定部材を、建築物における屋上庭園を構築すべき被施工物表面上に載置し、高速硬化ウレタン樹脂主剤液とその硬化剤とを予め混合した混合液を、圧縮エアの流れに乗せて前記被施工物表面に吹き付け、前記混合液の吹き付け工程を、当該混合液の積層高さが前記膜厚設定部材の高さとほぼ同じになるまで継続して、前記膜厚設定部材を埋め込む状態に積層した前記混合液の硬化によりウレタン防水膜を形成するようにしたことを特徴としている。
請求項1、2に係る発明によれば、主剤液と硬化剤液とを予め混合することによって硬化を早期に開始させた混合液を吹き付けることから、被施工物表面での混合液滴の積層が容易になされるので、極めて大きな膜厚を有するウレタン防水膜を容易に形成することができる。その形成の際に、膜厚設定部材の高さを目安としてウレタン防水膜の膜厚を調整しながら形成することにより、広い施工面積を有する被施工物表面であっても、これの全体にわたり均一な膜厚となるように膜厚調整して容易、且つ確実に形成することができる。
また、上記大きな膜厚に形成されたウレタン防水膜は、早期に硬化が開始された混合液を圧縮エアに乗せて吹き付けることから、塗膜形成時に適量のエラーが含まれて、比較的大きく、且つ潰され難い気孔が連続する配置で形成されるので、水を透過させないが、水蒸気の透過が可能な水蒸気透過性を有してものとなる。したがって、上記ウレタン防水膜は、その高い水蒸気透過性によって被施工物表面に完全密着して一体化し、且つ気孔の存在によって水よりも比重が小さい軽量であることから、被施工物にかかる負担が極めて低減されるから、被施工物表面に対して保護および強化する機能をも兼ね備えたものとなり、被施工物表面を超高度な耐久性を有したものとできる。このように、形成されたウレタン防水膜は、その大きな膜厚に応じた高い防水機能を有しながらも、被施工物表面に対して保護および強化する機能をも兼ね備えているので、屋上庭園の防水構造として好適で十分な機能を備えたものとなる。
以下、本発明の最良の実施の形態および参考例について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1(a)〜(c)は本発明の一実施の形態に係る防水膜施工方法により形成したウレタン防水膜57の縦断面図並びに施工途中過程の斜視図および平面図をそれぞれ示したものであるが、この防水膜施工方法の要旨を容易に理解できるよう図るために、防水膜施工方法の説明に先立って、この防水膜施工方法に用いる防水膜施工装置について、図2ないし図4を参照しながら説明する。
図2は上記防水膜施工装置を示す概略構成図であり、同図において、2つの材料供給用タンク1,2には、それぞれポリエーテル系ポリオールからなる高速硬化ウレタン樹脂主剤3およびイソシアネートプレポリマーからなる硬化剤4が収容されている。この液状の高速硬化ウレタン樹脂主剤3および液状の硬化剤液は、それぞれモータ7,8により駆動されるギアポンプ9,10によりタンク1,2から取り出されて個々の供給路内を圧送される。この各供給路には、主剤3および硬化剤4の圧力をそれぞれ測定する圧力計11,12、主剤3および硬化剤4のリリース用圧力スイッチ13,14および主剤3および硬化剤4の流量をそれぞれ計測する流量計17,18が配設されている。
上記主剤3および硬化剤4は、ギアポンプ9,10の駆動により個々のホース19,20(19のみ図示)を介して噴出機21に向け圧送される。噴出機21は、供給された主剤3および硬化剤4を予め十分に混合して、この混合液22を、ウレタン防水膜を形成すべき被施工物表面(下地)23に向けて噴出する。なお、被施工物表面23にはプライマー(図示せず)が予め塗布されている。
図3は上記防水膜施工装置の制御機構を示すブロック構成図である。同図において、図2と同一若しくは同等のものには同一の符号を付して、重複する説明を省略する。操作盤24には、主剤3と硬化剤4との各々の単位時間当たりの供給量などの情報が作業者の手動操作によって設定入力される。各流量計17,18は、主剤3および硬化剤4の流量に応じた回転数で回転される樹脂製ギア(図示せず)にマグネット(図示せず)が埋め込まれており、このマグネットによる磁界の変化を磁気センサ17a,18aが検知することにより、主剤3および硬化剤4の流量を検出する。
制御部25は、各流量計17,18の磁気センサ17a,18aから入力する流量検出情報と操作盤24から入力する流量設定情報とに基づく演算を行い、流量検出情報と流量設定情報との差がゼロとなる制御情報を算出して、その制御情報をモータドライバー27,28に与えてモータ7,8を回転制御することにより、主剤圧送用ギアポンプ9および硬化剤圧送用ギアポンプ10の駆動をフィードバック制御する。これにより、噴出機21には、操作盤24に設定された供給量に正確に調整された主剤3および硬化剤4が圧送される。ここで、主剤3および硬化剤4はそれぞれギアポンプ9,10を用いて圧送しているので、シリンダポンプを用いた場合のような圧送時の脈動が生じない。
図4は噴出機21を示す一部破断した側面図である。図2の主剤圧送用ホース19および硬化剤圧送用ホース20(図示せず)は、噴出機21の両側面に設けられた主剤流路29および硬化剤流路30(図示せず)にそれぞれ接続されており、主剤圧送用ホース19および硬化剤圧送用ホース20(図示せず)をそれぞれ介して噴出機21に圧送されてきた主剤3および硬化剤4は、それぞれ主剤流路29および硬化剤流路30を介して樹脂製のスタティック混合部31内に向け圧送される。
上記スタティック混合部31は、ナット32により噴出機本体に着脱自在に固定されており、主剤流路29および硬化剤流路30を介してそれぞれ圧送されてきた主剤3および硬化剤4を、内部に設けられた螺旋状のスクリューガイド33の回転により十分に混合して、その混合液22(図2)を混合液流出口37からノズル34に流出する。
噴出機本体の後端部(図の右端部)に設けられたエア導入パイプ38には、コンプレッサ(図示せず)から供給される圧縮エアが導入される。この圧縮エアは、作業者により操作引き金39を引く操作が行われることで図の右方に押圧移動されるバルブ開閉制御用軸41によってエア開閉バルブ40が開弁されたときに、そのエア開閉バルブ40を通ってエア流路42に流入したのち、スタティック混合部31とこれの外周を覆う外筒43との間に設けられたエア経路44内をノズル34に向け流れて、混合液流出口37の外周部を通ってノズル34の噴出口47から外部に噴出される。
一方、上記混合液流出部37まで導かれたれ混合液22は、エア経路44を圧縮エアが流れることで生じる負圧により吸引されてノズル34の噴出口47に引き出され、噴出口47から噴出する圧縮エアの流れに乗って霧状になりながら外部に噴出される。なお、上記エア経路44は、外筒43の内周面に筒心方向に沿った配置で形成された複数の溝からなる。
つぎに、上記噴出機21を具備する防水膜施工装置を用いた防水膜の施工について説明する。作業者は、先ず、図3の操作盤24に単位時間当たりの主剤3と硬化剤4の各々の供給量を設定入力する。制御部25は、操作盤24に設定入力された上記供給量の情報をモータドライバー27,28に与えてモータ7,8を回転制御することにより、主剤圧送用ギアポンプ9および硬化剤圧送用ギアポンプ10を駆動させて、この両ギア9,10の駆動により材料供給用タンク1,2の主剤3および硬化剤4を噴出機2へ向けて圧送する動作を始動させる。
続いて、制御部25は、各流量計17,18から入力する流量検出情報と操作盤24から入力する流量設定情報との差がゼロとなるようにモータ7,8を回転制御することにより、主剤圧送用ギアポンプ9および硬化剤圧送用ギアポンプ10をフィードバック制御する。これにより、噴出機21には、操作盤24に設定入力された供給量に正確に調整された主剤3および硬化剤4が圧送されるから、主剤3と硬化剤4との混合割合を正確に制御でき、形成する防水膜の品質の均一化を図ることができる。なお、図示していないが、制御部25は主剤3および硬化剤4の温度管理も行うようになっており、これによっても一層高品質の防水膜を形成することができる。
噴出機21では、液状の主剤3および硬化剤4が、ギアポンプ9,10を備えた圧送機構により個々のホース19,20を通って主剤流路29および硬化剤流路30にそれぞれ別々に導入されてくるとともに、コンプレッサから所定圧力の圧縮エアがエア導入パイプ38に導入されてくる。ここで、作業者が噴出機21の操作引き金39を引く操作を行うと、エア供給制御バルブ40が開弁されて、圧縮エアがエア流路42およびエア経路44を通ってスタティック混合部31の混合液流出口37付近に導かれる。
一方、ホース19,20を通じて供給されてくる主剤3および硬化剤4は、主剤流路29および硬化剤流路30からスタティック混合部31の内部に送り込まれる。スタティック混合部31では、主剤3および硬化剤4が、スクリューガイド33を通過するときに十分に混合攪拌されて、その混合液22が混合液流出口37に導かれる。この混合液流出口37の付近には、圧縮エアが高速で通過することによって負圧が発生するので、この負圧による吸引力で混合液流出口37からノズル34内に吸引された混合液22は、圧縮エアの流れに乗り霧状となってノズル34の噴出口47から噴出される。この噴出時の混合液22の霧状態での粒径は2〜3μm程度である。
上述した防水膜施工装置を用いて防水膜を形成する施工方法は、前記特許文献1において既に提案したものであって、以下に述べる種々の顕著な効果が得られる。すなわち、上記噴出機21では、スタティック混合部31の内部においてスクリューガイド33により主剤3と硬化剤4とを予め十分に攪拌混合するので、この混合液22が混合液流出口37から流出する時点で既に硬化し始めており、この混合液22を圧縮エアに乗せてノズル34から噴出するので、混合液22には1.0〜3.0μm程度の比較的大きな粒径を有する液滴を含有、且つ均質な材質になっている。
したがって、早期に硬化が開始された混合液22は、被施工物表面23上に吹き付けられた時点で半硬化状態となって容易に積層されるので、2〜3mm程度の膜厚のウレタン防水膜を1回の吹き付け工程で形成することできる。これに対し、刷毛やローラによる手作業で主剤3および硬化剤4を混合して塗着する従来工法では、2〜3mm程度の膜厚のウレタン防水膜を形成する場合、ほぼ1日の乾燥時間をそれぞれ介在して複数回の塗着作業を繰り返す必要があるため、3日程度の期間を要していた。
また、上記噴出機21では、比較的大きな粒径の液滴を有する混合液22を圧縮エアで吸引して噴射させることから、塗膜形成時に適量のエラーが含まれるので、形成されたウレタン防水膜には、比較的大きく、且つ潰され難い気孔が連続する配置で形成される。その結果、ウレタン防水膜は、水を透過させないが、水蒸気の透過が可能な高い透湿性を有するものとなる。すなわち、上記噴出機21で形成されたウレタン防水膜は、自身で水蒸気を発散させることができる、いわゆる呼吸性を有する弾性塗膜となるため、十分に乾燥していないコンクリート表面などの、水蒸気を蒸散する可能性のある被施工面表面23に形成しても、水蒸気を外部に発散させることができるから、従来工法のように通気用スペーサまたは脱気シートおよび脱気筒を用いなくても、ウレタン防水膜に膨れ現象が生じるおそれがない。
さらに、上記防水膜施工装置は、主剤3および硬化剤4を収納缶から予め収容した材料供給用タンク1,2や制御盤24さらには制御部25を含む制御システムなどの装置全体を車両に搭載して移動させながら、作業者が噴出機21を操作して広い施工面積に防水膜を容易、且つ能率的に形成することが可能であり、従来工法のように缶に入った主剤3や硬化剤4を注ぎ足しながら手作業する場合とは異なり、防水膜施工作業を格段に機械化および自動化して実施することができる。したがって、作業者は、上記車両を移動させながら噴出機21を操作して、建物の屋上やプールの底壁などのコンクリート面からなる被施工物表面23(図2)に、噴出機21から噴出する霧状混合液22を吹き付けることにより、被施工物表面23が広い施工面積を有する場合であっても、ウレタン防水膜を能率的に形成できる。
このように、上記防水膜施工装置を用いた防水膜施工方法では、早期に硬化が開始された混合液22を噴出機21から吹き付けて2〜3mmの膜厚のウレタン防水膜を1回の吹き付け工程で形成できるので、この吹き付け工程を複数回繰り返せば、20mm以上の膜厚のウレタン防水膜であっても、容易に形成することが可能である。しかも、上記防水膜施工方法では、通気用スペーサまたは脱気シートおよび脱気筒が不要となるとともに工程が機械化および自動化されているから、上記20mm以上の大きな膜厚のウレタン防水膜をコンクリートビルの屋上などの広い施工面積に簡単に形成することが可能である。
しかしながら、上記防水膜施工装置を用いた防水膜施工方法を効果的に活用して20mm以上の大きな膜厚のウレタン防水膜をコンクリートビルの屋上などの広い施工面積に形成するためには、解決しなければならない課題が残存している。すなわち、20mm以上の大きな膜厚のウレタン防水膜を広い施工面積に形成する場合には、その広い施工面積の全体にわたり均一な膜厚になるように管理することが容易でない。本発明は、このような課題を解決して、20mm以上の大きな膜厚のウレタン防水膜を広い施工面積の被施工物表面の全体にわたり確実に均一な膜厚になるように正確に膜厚管理しながら施工することにより、屋上庭園用の好適を防水構造の構築を図ろうとするものである。
つぎに、本発明の第1の実施の形態に係る屋上庭園における防水膜施工方法について、図1を参照しながら説明する。図1(a)に示すように、本発明の屋上庭園における防水膜施工方法では、先ず、被施工物表面23の全面に、例えば一液湿気硬化型ポリウレタン樹脂のプライマー50を予め塗布したのち、防水膜下地層51を形成する。この防水膜下地層51の膜厚D1は、形成すべきウレタン防水膜の膜厚Dを例えば20mmに設定する場合、2.5mm程度に設定して形成することが好ましい。この防水膜下地層51は上述した防水膜施工装置を用いた工法により形成する。したがって、操作盤24に上記膜厚を設定入力すれば、広い施工面積を有する被施工物表面23であっても、その全体にわたり設定した膜厚D1に均一化された防水膜下地層51を確実に形成することができる。この形成された防水膜下地層51は、硬化が開始された状態の混合液22が被施工物表面23に衝突するときのエネルギーが大きいことから、被施工物表面23に対し高い密着強度で付着したものとなる。
続いて、均一な膜厚に形成した防水膜下地層51上には、後述する防水膜主体層53の膜厚D2を設定するための目安となる膜厚設定部材52を一定間隔で複数載置する。この膜厚設定部材52は、図1(b)の斜視図に明示するように、多数の六角形状の筒状孔52aが互いに平行な配置で平面視で連続的に設けられたハニカム構造を有し、且つ、図1(c)の平面図に明示するように、平面視でマット状形態に形成されており、例えば段ボール厚紙を素材として構成されている。この膜厚設定部材52の筒状孔52の筒心方向に沿った厚みD2は、目的とするウレタン防水膜の膜厚Dを例えば20mmに設定する場合、15mm程度に設定される。この膜厚設定部材52は、図1(c)に示すように、均一な膜厚の防水膜下地層51における一定範囲内に一定間隔で載置する。
上記膜厚設定部材52を載置したならば、上記噴出機21から噴射する混合液22を、被施工物表面23に向け吹き付けて、膜厚設定部材52の各筒状孔52a内に充填させるとともに、隣接する二つの膜厚設定部材52の各間の隙間に充填させる。この混合液22の吹き付け工程を、混合液22の吹き付けにより形成される防水膜主体層53の上面が各膜厚設定部材52の上端面にほぼ合致するまで複数回繰り返す。例えば、操作盤24に1回の吹き付け工程による膜厚が3mmとなるように供給量を設定入力した場合には、上記吹き付け工程を5回繰り返せば、膜厚設定部材52の厚みD2に合致した15mmの膜厚D2に均一化された防水膜主体層53を容易に形成することができる。
そして、防水膜下地層51における一定範囲内において防水膜主体層53を形成したならば、その形成した防水膜主体層53に隣接する防水膜下地層51の一定範囲内の箇所に、上述したと同様に、複数の膜厚設定部材52を所定間隔の配置で載置して、噴出機21から噴射する混合液22の吹き付け工程を繰り返す。この施工を所要回数繰り返せば、大きな施工面積を有する被施工物表面23に15mm程度の大きな膜厚D2の防水膜主体層53を形成する場合であっても、広い被施工物23の全体にわたり膜厚設定部材52の厚みD2によって設定した膜厚D2に均一化された防水膜主体層53を確実に形成することができる。
最後に、防水膜主体層53の表面に、例えば所要の着色を施した防水膜表層54を形成すれば、防水膜下地層51、防水膜主体層53および防水膜表層54がこの順序で積層されて一体化されてなるウレタン防水膜57が出来上がる。このウレタン防水膜57の膜厚Dは、上記防水膜表層54を2.5mmの膜厚D3に設定して形成することにより、目的とする20mmとなる。なお、防水膜表層54は、上記噴出機21から混合液22を吹き付けて形成する施工手段以外に、塗布手段により形成してもよく、この塗布手段を用いる場合には、種々の図柄や模様或いは着色を施した防水膜下地層57を形成することができる。
このように、第1の実施の形態の防水膜施工方法では、20mmもの極めて大きな膜厚Dを有するウレタン防水膜57を、膜厚設定部材52の厚みD2を目安として防水膜主体層53を形成することにより、広い施工面積を有する被施工物表面23であっても、これの全体にわたり均一な膜厚Dとなるように膜厚調整して容易、且つ確実に形成することができる。ここで、ウレタン防水膜57における防水膜主体層53の膜厚D2は、種々の厚みD2の膜厚設定部材52のうちの所要のものを適宜選択して採用することにより、任意に調整可能である。
また、上記ウレタン防水膜57は、大きな膜厚Dに応じた高い防水機能を有しているのに加えて、大きな膜厚Dを有し、且つ自身の高い水蒸気透過性により被施工物表面23に完全密着して一体化していることから、被施工物表面23に対して保護および強化する機能をも兼ね備えているので、被施工物表面23を超高度な耐久性を有したものとできる。また、上記ウレタン防水膜57は、気孔の存在によって水よりも比重が小さい軽量であることから、被施工物23にかかる負担が極めて低減されるから、この点からも、被施工物表面23に対して保護および強化する機能が一層高められる。このように、形成されたウレタン防水膜57は、その大きな膜厚Dに応じた高い防水機能を有しながらも、被施工物表面23に対して保護および強化する機能をも兼ね備えており、さらに、ハニカム構造を有する膜厚設定部材52が補強芯材として機能することから、強靱性が向上して高い耐荷重性能を有したものとなり、屋上庭園の防水構造として好適で十分な機能を備えたものとなる。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る防水膜施工方法を具現化した防水膜施工の途中過程を示した斜視図である。この実施の形態で用いる膜厚設定部材58は、多数の四角形状の筒状孔58aが互いに平行な配置で連続的に設けられた疑似ハニカム構造を有して、平面視でマット状形態に形成されており、第1の実施の形態のものと同様に、段ボール厚紙を素材として構成されている。この膜厚設定部材58は、筒状孔58aの筒心方向に沿った厚みD2により、形成すべき防水膜主体層53の膜厚D2が設定される。この膜厚設定部材58を用いて第1の実施の形態と同様の工程を経てウレタン防水膜57を形成すれば、第1の実施の形態で説明したと同様の効果を得ることができる。
図6は、本発明の参考例1に係る防水膜施工方法を具現化した防水膜施工の途中過程を示した斜視図である。この参考例1で用いる膜厚設定部材59は、多数本の金属線体60を立体的な格子状に組み合わせて、その各交差部分をそれぞれ相互接合した骨組み構造になっている。この膜厚設定部材59は、全体にわたり一定の高さD2を有するほぼマット状形態に形成されて、その高さD2により、形成すべき防水膜主体層53の膜厚D2が設定される。
この膜厚設定部材59を用いて第1の実施の形態と同様の工程を経てウレタン防水膜57を形成すれば、そのウレタン防水膜57における防水膜主体層53の上面が膜厚設定部材59の上端部に合致して、膜厚設定部材52が防水膜主体層53内に埋め込まれる状態となり、第1の実施の形態で説明したと同様の効果を得ることができる。それに加えて、上記膜厚設定部材59は、上述した段ボール製の膜厚設定部材52,58に比較して合計体積が小さいので、この膜厚設定部材59を埋設する状態に形成した防水膜主体層53の体積が大きくなって防水性能がさらに向上するとともに、金属線体60が有する強靱性によって防水膜主体層53の耐荷重性能が一層向上する利点がある。また、膜厚設定部材59の底部の被施工物表面23に対する合計接触面積は非常に小さいので、第1の実施の形態で形成した防水膜下地層51の形成を省略しても、防水性能や被施工物表面23に対する密着性の低下が殆ど問題にならない。
図7(a)は本発明の参考例2に係る建築物における防水膜施工方法により形成された防水膜を示す縦断面図、(b)は防水膜施工の途中過程の斜視図であり、同図において、図と同一若しくは同等のものには同一の符号を付して、重複する説明を省略する。この参考例2では、(b)に示すように、所定の厚みD2を有する矩形状のマット状形態であって、形成するウレタン防水膜57とほぼ同等の透湿性を有する膜厚設定部材61を用いる。この膜厚設定部材61は、例えば多数のゴムチップを加圧して固めることにより、多孔質の内部組織を有している。
この施工方法では、被施工物表面23の全面に、プライマー50を予め塗布したのち、防水膜下地層51を均一な膜厚に形成し、その防水膜下地層51上に膜厚設定部材61を一定の間隙を設けて複数載置し、上述した噴出機21から噴出する混合液22を、隣接する各2枚の膜厚設定部材61の間隙に充填するように吹き付けて、膜厚設定部材61の上端面と面一となる積層高さの防水膜主体層53を形成し、最後に、防水膜表層54を形成する。これにより、被施工物表面53上には、防水膜下地層51、各膜厚設定部材61に対し目地を構成して埋入させる防水膜主体層53および防水膜表層54がこの順序で積層して一体化されてなるウレタンマ防水膜57が形成される。
この防水膜形成方法においても、第1の実施の形態で説明したと同様の効果を得ることのできるウレタン防水膜57を確実に形成でき、それに加えて、ウレタン防水膜57と同等の透湿性を有する膜厚設定部材61を、ウレタン防水膜57に埋設してウレタン防水膜57の一部分を構成するようにしたので、高い防水機能と透湿性とを有するウレタン防水膜57を施工時間を短縮して極めて能率的に形成することができる。また、ウレタン防水膜57は、破損した場合に、その破損部分に対応する膜厚設定部材61のみを新たなものに取り替えて混合液22を再度吹き付けることにより、部分修理を容易に行える利点がある。
なお、上記参考例2において、(b)に2点鎖線で図示するように、マット状の膜厚設定部材61に、この厚み方向に貫通する多数の透孔62を設ければ、各透孔62に充填される混合液22の効果により防水膜下地層51に一体化して形成される防水膜主体層53が増大する。それにより、ウレタン防水膜57は、防水性能および透湿性が一層向上したものとなる。
図8(a)は参考例3に係る建築物における防水膜施工方法により形成された防水膜を示す縦断面図、(b)は防水膜施工の途中過程の斜視図であり、同図において、図と同一若しくは同等のものには同一の符号を付して、重複する説明を省略する。この参考例3では、(a)に示すように、載置プレート63a上に膜厚設定プレート63bが垂直に固定されただけの簡単な構成を有する膜厚設定部材63を用いる。この膜厚設定部材63は、例えば合成樹脂の一体成形品である。
この施工方法では、被施工物表面23の全面に、プライマー50を予め塗布したのち、上記各実施の形態で設けた防水膜下地層51を形成することなく、被施工物表面23上に上記膜厚設定部材63を適当な配置で複数載置して、上述した噴出機21から噴出する混合液22を被施工物表面23上に吹き付けて、膜厚設定部材63の上端面と面一となる積層高さの防水膜主体層64を形成し、最後に、防水膜表層54を形成する。これにより、被施工物表面53上には、防水膜主体層64および防水膜表層54が積層して一体化されてなるウレタンマ防水膜57が形成される。
この防水膜形成方法においても、第1の実施の形態で説明したとほぼ同様の効果を得ることのできるウレタン防水膜57を確実に形成でき、それに加えて、膜厚設定部材63が極めて簡単な形状であるので、その分だけコストの低減を図ることができるとともに、防水膜下地層51の形成を削減できる利点がある。
本発明の防水膜施工方法は、極めて大きな膜厚Dを有するウレタン防水膜57を、膜厚設定部材52,58,59の厚みD2を目安として形成することにより、広い施工面積を有する被施工物表面23の全体にわたり均一な膜厚Dとなるように膜厚調整して容易、且つ確実に形成することができるので、形成したウレタン防水膜57は、極めて大きな膜厚に応じたた十分な防水性能を有しているとともに、極めて軽量であることから、従来のアスファルト防水膜と押さえコンクリートからなる防水構造に比較して被施工物にかかる負担が格段に低減され、屋上庭園用或いは屋上駐車場用として好適で十分な防水機能を有するウレタン防水膜57を形成することができる。
(a)は本発明の第1の実施の形態に係る建築物における防水膜施工方法により形成された防水膜を示す縦断面図、(b)は防水膜施工の途中過程の斜視図、(c)は防水膜施工の途中過程の平面図。 同上の防水膜施工方法に用いる防水膜施工装置の概略構成図。 同上の防水膜施工装置における制御機構を示すブロック構成図 同上の防水膜施工装置における噴出機を示す一部破断した側面図。 本発明の第2の実施の形態に係る建築物における防水膜施工方法を具現化した防水膜施工の途中過程の斜視図。 参考例1に係る建築物における防水膜施工方法を具現化した防水膜施工の途中過程の斜視図。 (a)は参考例2に係る建築物における防水膜施工方法により形成された防水膜を示す縦断面図、(b)は防水膜施工の途中過程の斜視図。 (a)は参考例3に係る建築物における防水膜施工方法により形成された防水膜を示す縦断面図、(b)は防水膜施工の途中過程の斜視図、
3 高速硬化ウレタン樹脂主剤液
4 硬化剤液
52,58,59,61,63 膜厚設定部材
23 被施工物表面
22 混合液
57 ウレタン防水膜
51 防水膜下地層
53,64 防水膜主体層
54 防水膜表層

Claims (2)

  1. 四角形状又は六角形状の筒状孔が互いに平行な配置で、連続的に設けられ、且つ全体にわたり一定の高さを有するマット状形態に形成された膜厚設定部材を、被施工物表面上に載置し、
    高速硬化ウレタン樹脂主剤液とその硬化剤とを予め混合した混合液を、圧縮エアの流れに乗せて前記被施工物表面に吹き付け、
    前記混合液の吹き付け工程を、当該混合液の積層高さが前記膜厚設定部材の高さとほぼ同じになるまで継続して、
    前記膜厚設定部材を埋め込む状態に積層した前記混合液の硬化によりウレタン防水膜を形成するようにしたことを特徴とする防水膜施工方法。
  2. 四角形状又は六角形状の筒状孔が互いに平行な配置で、連続的に設けられ、且つ全体にわたり一定の高さを有するマット状形態に形成された膜厚設定部材を、建築物における屋上庭園を構築すべき被施工物表面上に載置し、
    高速硬化ウレタン樹脂主剤液とその硬化剤とを予め混合した混合液を、圧縮エアの流れに乗せて前記被施工物表面に吹き付け、
    前記混合液の吹き付け工程を、当該混合液の積層高さが前記膜厚設定部材の高さとほぼ同じになるまで継続して、
    前記膜厚設定部材を埋め込む状態に積層した前記混合液の硬化によりウレタン防水膜を形成するようにしたことを特徴とする屋上庭園における防水膜施工方法。
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