JP4471773B2 - 多機能混合装置、発泡装置、軽量固化材の製造方法、軽量固化体 - Google Patents
多機能混合装置、発泡装置、軽量固化材の製造方法、軽量固化体 Download PDFInfo
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Description
<請求項1記載の発明>
水平配置された直線状の混合管路およびその内部に設けられた撹拌軸を有する第一管路ミキサと、水平配置された直線状の混合管路およびその内部に設けられた撹拌軸を有する第二管路ミキサと、排出口を有するアジテータ槽およびその内部に設けられた撹拌手段を有するアジテータと、気泡を生成し供給する気泡製造装置と、圧送ポンプと、第一ホッパおよびその内部の材料を定量供給するための第一フィーダと、ならびに第二ホッパおよびその内部の材料を定量供給するための第二フィーダと、を含む機器が基台上に装備されるとともに、
使用する機器を任意に選択して配管することによって、機器の一部または全部を使用した混合装置が構成されるようになした、多機能混合装置であって、
前記第一管路ミキサおよび第二管路ミキサは、互に平行に前記アジテータ槽内に並設され、
前記第一管路ミキサの混合管路には、長手方向一端部の上部に投入口が設けられ、前記第二管路ミキサの混合管路には、前記第一管路ミキサの投入口と反対側の端部の上部に投入口が設けられており、
前記第一管路ミキサの投入口に前記第一フィーダが連結され、この第一フィーダの上に前記第一ホッパが設けられ、前記第二管路ミキサの投入口に前記第二フィーダが連結されており、この第二フィーダの上に前記第二ホッパが設けられている、
ことを特徴とする多機能混合装置。
本発明の多機能混合装置では、管路ミキサ等の混合に必要とされる機器がそれぞれ必要数以上(単数でも複数でも良い)基台に装備されており、これらを任意に配管接続することによって、機器の一部または全部を使用した混合装置が構成される。よって、一つの装置で多種多様な原料、製造物、工事形態に対応できるようになる。なお、使用態様に応じて配管変更する必要がない部分等の一部の部分については、機器間を固定的な配管により接続しておくことも、また、全ての機器を使用態様に応じて配管するように構成することも本発明に含まれる。
また、このようにアジテータに管路ミキサを一体化することによって、アジテータ単体の設置スペースと殆ど変わりないスペースでミキサをも設置でき、非常にコンパクトな混合装置となる。これにより、例えば、車両搭載可能なサイズ・重量を有する可般型装置とすることも可能である。
前記第一管路ミキサの混合管路には、その投入口と反対側の端部の上部に排出口が設けられ、前記第二管路ミキサの混合管路には、その投入口と反対側の端部の上部に排出口が設けられており、前記アジテータ槽内において前記第一管路ミキサの排出口と前記第2管路ミキサの投入口とが連結管により連結されている、請求項1記載の多機能混合装置。
前記気泡製造装置は、側面に気泡排出路を有する円筒状の容器と、この容器内に同軸的に配置された円筒状の20〜120メッシュの網型フィルタと、このフィルタの内空部に軸心方向に沿って連通された圧縮空気供給路と、圧縮空気供給路に合流接続された起泡剤供給路とを備えているものである、請求項1又は2記載の多機能混合装置。
上記範囲内の網目を有する網型フィルタを用いて気泡を製造すると、従来のビーズ充填筒を用いる場合と比べて細かく且つ強い気泡を製造できる。
水平配置された直線状の混合管路と、その内空内に同軸的に配置された中空撹拌軸と、混合管路の長手方向一端部に形成された投入口と、混合管路の長手方向他端部に形成された排出口と、中空撹拌軸における投入口側端部の外周面に形成された供給口とを有する第三管路ミキサを備え、
前記アジテータ槽内において前記第一管路ミキサの排出口と前記第2管路ミキサの投入口とが連結管により接続されており、
前記第二管路ミキサの排出口は開放状態とされることにより前記アジテータ槽内に連通されており、
前記アジテータ槽の排出口が前記圧送ポンプを介して前記第三管路ミキサの投入口に配管接続されており、
前記気泡製造装置の気泡排出路が前記第三管路ミキサの供給口に配管接続されている、
請求項3記載の多機能混合装置。
請求項4記載の多機能混合装置を用い、
第一フィーダにより前記第一ホッパから前記第一管路ミキサの投入口にセメントを供給するとともに、前記第一管路ミキサの投入口から水を供給し、これらセメント及び水を第一管路ミキサで混合してセメントミルクとし、
このセメントミルクを第二管路ミキサの投入口に供給するとともに、第二フィーダにより前記第二ホッパから前記第二管路ミキサの投入口に泥土を供給し、これらセメントミルクと泥土とを第二管路ミキサで混合してセメント混合泥土とし、
このセメント混合泥土を前記第二管路ミキサの排出口からアジテータ槽内に溢流供給し、アジテータ槽内に供給したセメント混合泥土を、前記圧送ポンプによる吸引によりアジテータの排出口から吸引して、前記第三管路ミキサの投入口に圧送供給するとともに、前記気泡製造装置で製造して気泡を前記第三管路ミキサにおける供給口から撹拌軸内および供給口を介して混合管路内に回転噴射し、前記第三管路ミキサで前記セメント混合泥土と気泡とを混合して軽量固化材を製造する、
ことを特徴とする軽量固化材の製造方法。
図1〜図3は本発明に係る多機能混合装置例を示している。この装置では、基台1の長手方向一方側が混合部Mとされ、他方側がポンプ部P及び気泡製造部Bとされている。混合部Mには、第一、第二及び第三管路ミキサ10,20,30と、アジテータ40とが装備されており、またこれらの上に、ホッパ51,53が一対と、各ホッパ内の材料を定量供給するためのフィーダ52,54とが装備されており、一方のホッパ51は、基台1上に立設されたフレームFに対してロードセル55を解して吊り下げられている。
(1) セメント・モルタル・コンクリートプラント
セメントミルクプラントとして使用する場合、例えば、第一管路ミキサ10の第一投入口13からセメントを供給し、第二投入口14から水を供給し、混合物たるセメントミルクを予備口兼点検口16から溢流させてアジテータ40に供給し、アジテータ40内のセメントミルクを圧送ポンプ60によりアジテータ排出口45から吸引し、外部へ送出するように構成することができる。この場合、使用する管路ミキサは一つであり、他の機器は使用しない。
気泡混合セメントミルクプラントとして使用する場合、例えば、第一管路ミキサ10の第一投入口13からセメントを供給し、第二投入口14から水を供給し、混合物たるセメントミルクを予備口兼点検口16から溢流させてアジテータ40に供給し、アジテータ40内のセメントミルクを圧送ポンプ60によりアジテータ排出口45から吸引し、第三管路ミキサ30の投入口33に供給するとともに、気泡製造装置70で製造した気泡をスイーベル36経由で供給口34から管路31内に供給し、混合物たる気泡混合セメントミルクを排出口35から外部へ送出する。この場合、第一及び第三の管路ミキサ10,30は使用するが、第二の管路ミキサは使用しない。
浚渫泥土等の泥土混合処理またはスラリー化安定処理プラントとして用いる場合、例えば、第一管路ミキサ10の第一投入口13からセメントを供給し、第二投入口14から泥水または泥土を供給し、混合物を予備口兼点検口16から溢流させてアジテータ40に供給し、アジテータ40内の混合物を圧送ポンプ60によりアジテータ排出口45から吸引し、外部へ送出するように構成することができる。この場合、使用する管路ミキサは一つであり、他の機器は使用しない。
本発明の装置はベントナイト混練プラントとしても用いることができる。この場合、例えば、第一管路ミキサ10の第一投入口13からベントナイトを供給し、第二投入口14から水を供給し、混合物たるベントナイト液を予備口兼点検口16から溢流させてアジテータ40に供給し、アジテータ40内のベントナイト液を圧送ポンプ60によりアジテータ排出口45から吸引し、外部へ送出するように構成することができる。
Claims (5)
- 水平配置された直線状の混合管路およびその内部に設けられた撹拌軸を有する第一管路ミキサと、水平配置された直線状の混合管路およびその内部に設けられた撹拌軸を有する第二管路ミキサと、排出口を有するアジテータ槽およびその内部に設けられた撹拌手段を有するアジテータと、気泡を生成し供給する気泡製造装置と、圧送ポンプと、第一ホッパおよびその内部の材料を定量供給するための第一フィーダと、ならびに第二ホッパおよびその内部の材料を定量供給するための第二フィーダと、を含む機器が基台上に装備されるとともに、
使用する機器を任意に選択して配管することによって、機器の一部または全部を使用した混合装置が構成されるようになした、多機能混合装置であって、
前記第一管路ミキサおよび第二管路ミキサは、互に平行に前記アジテータ槽内に並設され、
前記第一管路ミキサの混合管路には、長手方向一端部の上部に投入口が設けられ、前記第二管路ミキサの混合管路には、前記第一管路ミキサの投入口と反対側の端部の上部に投入口が設けられており、
前記第一管路ミキサの投入口に前記第一フィーダが連結され、この第一フィーダの上に前記第一ホッパが設けられ、前記第二管路ミキサの投入口に前記第二フィーダが連結されており、この第二フィーダの上に前記第二ホッパが設けられている、
ことを特徴とする多機能混合装置。 - 前記第一管路ミキサの混合管路には、その投入口と反対側の端部の上部に排出口が設けられ、前記第二管路ミキサの混合管路には、その投入口と反対側の端部の上部に排出口が設けられており、前記アジテータ槽内において前記第一管路ミキサの排出口と前記第2管路ミキサの投入口とが連結管により連結されている、請求項1記載の多機能混合装置。
- 前記気泡製造装置は、側面に気泡排出路を有する円筒状の容器と、この容器内に同軸的に配置された円筒状の20〜120メッシュの網型フィルタと、このフィルタの内空部に軸心方向に沿って連通された圧縮空気供給路と、圧縮空気供給路に合流接続された起泡剤供給路とを備えているものである、請求項1又は2記載の多機能混合装置。
- 水平配置された直線状の混合管路と、その内空内に同軸的に配置された中空撹拌軸と、混合管路の長手方向一端部に形成された投入口と、混合管路の長手方向他端部に形成された排出口と、中空撹拌軸における投入口側端部の外周面に形成された供給口とを有する第三管路ミキサを備え、
前記アジテータ槽内において前記第一管路ミキサの排出口と前記第2管路ミキサの投入口とが連結管により接続されており、
前記第二管路ミキサの排出口は開放状態とされることにより前記アジテータ槽内に連通されており、
前記アジテータ槽の排出口が前記圧送ポンプを介して前記第三管路ミキサの投入口に配管接続されており、
前記気泡製造装置の気泡排出路が前記第三管路ミキサの供給口に配管接続されている、
請求項3記載の多機能混合装置。 - 請求項4記載の多機能混合装置を用い、
第一フィーダにより前記第一ホッパから前記第一管路ミキサの投入口にセメントを供給するとともに、前記第一管路ミキサの投入口から水を供給し、これらセメント及び水を第一管路ミキサで混合してセメントミルクとし、
このセメントミルクを第二管路ミキサの投入口に供給するとともに、第二フィーダにより前記第二ホッパから前記第二管路ミキサの投入口に泥土を供給し、これらセメントミルクと泥土とを第二管路ミキサで混合してセメント混合泥土とし、
このセメント混合泥土を前記第二管路ミキサの排出口からアジテータ槽内に溢流供給し、アジテータ槽内に供給したセメント混合泥土を、前記圧送ポンプによる吸引によりアジテータの排出口から吸引して、前記第三管路ミキサの投入口に圧送供給するとともに、前記気泡製造装置で製造して気泡を前記第三管路ミキサにおける供給口から撹拌軸内および供給口を介して混合管路内に回転噴射し、前記第三管路ミキサで前記セメント混合泥土と気泡とを混合して軽量固化材を製造する、
ことを特徴とする軽量固化材の製造方法。
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