JP4468713B2 - 鉋に用いる面状態確認器 - Google Patents

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本発明は、使用状態のままで鉋の鉋台下面のくるい(歪み・ねじれ等)を簡単に確認できる鉋に用いる面状態確認器に関するものである。
一般的な鉋の鉋台は木製であるため、温度,湿度の影響や、使用状況によって変形(歪み・ねじれ等)を生じることがある。
特に、鉋台の下面は、損耗と変形によるくるいを生じることで鉋本来の切れ味と仕上がりを損なってしまうため、本来の切れ味を有効に発揮させるためには、精緻な鉋台調整を行うことが最も重要である。
鉋台下面のくるいは、例えば、定規の直線縁を鉋台下面にあてがうことで確認できる(鉋台下面の中央部及び端部と、定規(直線縁)とに適正な隙間があるか否かを検出する。)。
しかし、このくるい確認作業は、鉋台下面より鉋身の前端刃縁が突出している状態で行うとこの前端刃縁を定規などで傷付けてしまうので、たとえ鉋削り作業の途中であっても一々一旦鉋台下面より前端刃縁を上方(内側)へ戻すかまたは鉋身自体を鉋台より外してからでないと行うことができなかった。
また、鉋は、側方より見て楔状断面を有する鉋身を鉋台に叩き入れる構造上、鉋身を鉋台に叩き入れると、鉋台前端部(台頭)をはじめとして鉋台に変形・歪みが発生してしまうため、鉋台を修正する際には、修正後に再び鉋身を叩いて前端刃縁を調整する際の変形・歪み量を想定して修正しなければならない上、再び前端刃縁を使用状態に調整し直して木材を削ってみなければ鉋台の修正具合を確認することができないために、何度となくくるい調整(台均し)を繰り返さなければならず、この作業には熟練を要し非常に厄介であった。
本発明は、このような現状に鑑みて発案されたもので、鉋台より鉋身の前端刃縁が下方へ突出している使用状態のままであっても鉋台下面のくるいの確認を行うことができ、これにより上記の問題点を解決した画期的な鉋に用いる面状態確認器を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
鉋Kの鉋台1下面の面状態を確認するために下面にあてがう鉋に用いる面状態確認器であって、鉋台1の下面にあてがう直線状の基準縁部2に、この基準縁部2を前記鉋台1の下面にあてがった際に鉋台1下面より下方へ突出する鉋身3の前端刃縁3Aを逃げる凹部4を設けたことを特徴とする鉋に用いる面状態確認器に係るものである。
また、前記鉋台1の前端部1A若しくは後端部1Bに係止して前記基準縁部2を位置決める位置決め部5を備えたことを特徴とする請求項1記載の鉋に用いる面状態確認器に係るものである。
また、前記位置決め部5は、前記基準縁部2の長さ方向に移動して位置調整可能に構成したことを特徴とする請求項2記載の鉋に用いる面状態確認器に係るものである。
また、前記基準縁部2を前記鉋台1の前後長さ方向に対し斜設状態にして鉋台1下面にあてがった際、前記凹部4が前記鉋身3の前端刃縁3Aを逃げ得るように、この凹部4の幅を設定構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉋に用いる面状態確認器に係るものである。
また、帯板状の定規体6の一側縁部を前記基準縁部2に構成し、この基準縁部2に前記凹部4を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鉋に用いる面状態確認器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、鉋削り作業中(鉋身の前端刃縁が鉋台下面より突出したままの使用状態)であっても、前端刃縁を傷付けることなく基準縁部により鉋台下面のくるいを容易に確認することができ、これにより使用途中で頻繁に確認を行うことも苦にならず、精緻な鉋台調整を行うことが容易に可能となり、しかも、従来までのくるい確認方法とは異なり、確認後或いは鉋台下面調整後に再度前端刃縁を鉋台下面より叩き出すことが不要となるため、鉋においては鉋台下面の調整(修正)状態の良さを維持できることになるなど、極めて実用性に秀れた画期的な鉋に用いる面状態確認器となる。
また、請求項2記載の発明においては、位置決め部と凹部の距離を、鉋台の前端部若しくは後端部と前端刃縁との距離に合せておけば、位置決め部を鉋台の前端部若しくは後端部に当接し、その後基準縁部を鉋台下面にあてがうようにすると自動的に前端刃縁が凹部に位置することになるため、前端刃縁に凹部を慎重に位置合わせせずとも気兼ねなく基準縁部を鉋台下面にあてがうことが可能となる上、位置決め部を当接したまま基準縁部をあてがった状態を保つことで、基準縁部と鉋台とがずれて前端刃縁を傷付けることも防止し易くなるなど、一層作業性に秀れ、取り扱い容易な鉋に用いる面状態確認器となる。
また、請求項3記載の発明においては、位置決め部を位置調整可能に構成したため、様々なサイズの鉋に対応可能となる一層作業性に秀れ、取り扱い容易な鉋に用いる面状態確認器となる。
また、請求項4記載の発明においては、鉋台の長さ方向に沿って基準縁部をあてがった状態での確認だけでなく、鉋台の長さ方向に対して基準縁部を斜めに配した状態でねじれ・歪み確認を行った際にも鉋身の前端刃縁が傷付くことを確実に防止できる一層実用性に秀れた構成の鉋に用いる面状態確認器となる。
また、請求項5記載の発明においては、前記作用・効果を良好に発揮する本発明の鉋に用いる面状態確認器を簡易に設計実現可能となり、しかも、帯板状であるため嵩張らず、収納、運搬、携帯に便利となるなど、一層実用性に秀れた構成となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
鉋台1下面は、この鉋台1下面の確認状態(図4に示す鉋Kを上下逆向きにした状態)に基づいて説明すると、鉋身3の前端刃縁3Aが存する刃口1Cから鉋台1後端部1B(台尻)にかけての部位は、鉋台1長さ方向の中間部がわずかに下方へ向かって凹となる凹面状となっていることが最良の使用状態であり、また、前端刃縁3Aが存する刃口1Cから鉋台1前端部1A(台頭)にかけての部位は、鉋Kの機能上、刃口1Cと鉋台1後端部1Bとを結ぶ仮想の基準平面よりもやや下方の低い位置に存する平面になるように構成されている必要がある。
鉋台1下面の調整は、基本的にこの状態を達成するために行われる。
鉋Kの使用状態下で、鉋台1の下面に基準縁部2をあてがい、この基準縁部2と鉋台1下面との間に隙間がなければ、鉋台1下面が平滑面であることが容易にわかるし、基準縁部2と鉋台1下面との間に、前述した鉋台1下面の機能上最良の状態に合致しない状態(隙間)が確認できれば、鉋台1の下面に使用に適さないくるい(歪み・ねじれ等)があることが容易にわかる。
また、この際、前端刃縁3Aに凹部4を位置させるようにして基準縁部2を鉋台1下面にあてがうことで、凹部4が前端刃縁3Aを逃げて接触しないために、前端刃縁3Aが傷付くことはない。
従って、従来までの鉋台1確認作業のように、例えば使用状態から一々一旦鉋台1より前端刃縁3Aを戻さなくとも良いので、この確認作業を容易に行うことができるし、その後再度前端刃縁3Aを鉋台1下面より叩き出す作業も不要となるのでこれを原因とする鉋台1のくるいが生じることもない。
よって、職人が鉋Kを使用中に違和感を抱いて鉋台1の下面状態の確認を要する場合でも、その使用状態のままで(前端刃縁3Aが鉋台1下面より突出したままで)鉋台1下面に基準縁部2をあてがって鉋台1下面状態を確認することができるし、鉋台1下面調整後にはそのまま鉋削り作業を行うことができることになるので、この鉋台1下面の確認作業が鉋削り作業の妨げとなりにくく、頻繁に確認を行うことも苦にならず、熟練を要せずに精緻な鉋台1調整を行うことが可能となる。
また、例えば、前記鉋台1の前端部1A若しくは後端部1Bに係止して前記基準縁部2を位置決める位置決め部5を備えれば、例えば、位置決め部5を鉋台1の前端部1A若しくは後端部1Bに当接した際に、前端刃縁3Aに凹部4が位置することとなるように位置決め部5の位置を設定しておくことで、先ず位置決め部5を鉋台1の前端部1A若しくは後端部1Bに当接し、その後基準縁部2を鉋台1下面にあてがうようにすると、自動的に前端刃縁3Aに凹部4が位置して前端刃縁3Aが傷付くことが阻止されることになる。
従って、小幅であることが望ましい凹部4(凹部4の幅が大きいと、この凹部4では歪み検出が不可能であるため、検出不能範囲が広くなる。)と、前端刃縁3Aとの位置合わせは、前端刃縁3Aを傷付けないために慎重を要するが、この位置決め部5を備えた構成によれば、上記したような操作を行うことで、何も気兼ねなく基準縁部2を鉋台1下面にあてがうことが可能となり、一層作業性に秀れる。
また、例えば、あるメーカーの鉋に合せて位置決め部5の位置を調整設定しておけば、そのメーカーの鉋に対して次々と連続的にしかも簡単に鉋台1下面の状態確認を行うことが可能となり、非常に取り扱い容易となる。
また、更に、位置決め部5は基準縁部2の長さ方向に移動して位置調整可能に構成すれば、様々なサイズの鉋Kに対応して使用可能となり、一層実用的となる。
また、例えば、前記基準縁部2を前記鉋台1の長さ方向に対し斜設状態にして鉋台1下面にあてがった際、前記凹部4が前記鉋身3の前端刃縁3Aを逃げ得るように、この凹部4の幅を設定構成すれば、鉋台1の長さ方向に対して基準縁部2を斜めに配しても凹部4が前端刃縁3Aを逃げるので、この際においても前端刃縁3Aを傷付けることがない。
従って、確実に鉋身3の前端刃縁3Aを傷付けることなく、鉋台1の長さ方向に沿って基準縁部2をあてがったり、前記鉋台1の長さ方向に対し斜設状態にして基準縁部2をあてがったり、鉋台1の長さ方向と直交状態にして基準縁部2をあてがったりして正確に鉋台1下面の状態を検出でき、一層実用的となる。
また、前記位置決め部5を併用すれば、鉋台1の長さ方向に沿って基準縁部2をあてがった後、位置決め部5を支点に基準縁部2を鉋台1下面に沿ってスライドさせながら鉋台1の長さ方向に対し斜設状態にあてがうこともできる。即ち、鉋台1の長さ方向に沿った方向での確認と、鉋台1に対して斜設状態となる方向での確認とを一連の動作のうちに行えることとなり、一層操作性に秀れ、取り扱い容易となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、鉋台1の下面にあてがう基準縁部2に、この基準縁部2を前記鉋台1の下面にあてがった際に鉋台1下面より下方へ突出する鉋身3の前端刃縁3Aを逃げる凹部4を設けている。
具体的には、図1〜図3に示すように略帯板状の定規体6を採用し、この定規体6の一側縁全縁部を剣先状に形成すると共に、この一側縁を精度良く直線状に形成して、この一側縁の全縁部を前記基準縁部2としている。
また、この定規体6は、鉋の鉋台1の長さ方向の長さ寸法よりも長く形成している。更に詳しくは、例えば、鉋台1下面の対角線の長さ寸法よりも定規体6を長く形成し、これにより、鉋台1下面に定規体6を斜めに配して基準縁部2をあてがっても基準縁部2の長さが足りなくなることなく、鉋台1下面長さ方向の全範囲及びこの長さ方向に対する斜め方向の全範囲に基準縁部2をあてがってくるいを検出することができるように構成している(図5参照。)。
そして、この基準縁部2の途中部を凹状に切欠形成して前記凹部4を構成している。
また、この凹部4は、鉋の使用状態において、鉋台1の下面より突出する鉋身3の前端刃縁3Aに対して決して触れることのない凹設深さを有し、且つ鉋台1下面に定規体6を斜めに配して基準縁部2をあてがった際にも(例えば、鉋台1下面の対角線に沿って基準縁部2をあてがった場合でも)、前記前端刃縁3Aが触れることなく確実に逃げることとなる横幅を有するように設定構成している。
尚、この凹部4の横幅は、あまり幅広すぎると、鉋台1の下面に当接できず、平滑度を測定できない範囲が広くなるために、上記条件を満たしながらも可及的に幅狭となるように構成することが望ましい。
また、本実施例では、前記鉋台1の後端部1B(台尻)に係止して前記基準縁部2を位置決める位置決め部5を備えている。
具体的には、前記定規体6に位置決め部5を設けている。
更に詳しくは、定規体6の一方の側面に取付部材7を設け、この取付部材7に前記位置決め部5を設けると共に、この取付部材7は、定規体6に対しこの定規体6の長さ方向にスライド自在に設けている。
また、取付部材7は、側方より見て略L字形を呈する板材を採用し、この取付部材7の屈曲部を境にした一側部を定規体6に取付するための取付部7Aとし、他側部を前記位置決め部5としている。
また、この位置決め部5は、取付部7Aを前記定規体6に取付した際に前記基準縁部2よりも外方(図1において下方)へ突設するように設け、この外方へ突出する位置決め部5の図面右側に存し且つ上下長さを有する係止縁5Aを、鉋台1の後端部1B(後端面)に当接係止し得るように構成している。また、この係止縁5Aは、剣先状に形成すると共に、外側(図面右側)へ湾曲突出する湾曲縁に形成している。
また、この位置決め部5は、基準縁部2の長さ方向に移動して位置調整可能に構成している。
具体的には、図3に示すように、定規体6の一方(図面手前側)の側面に、定規体6の長さ方向に沿った長さを有するスライド凹溝8を形成する一方、このスライド凹溝8に嵌合可能なスライド凸部9を取付部材7の取付部7Aの図面奥側の側面に設けて、このスライド凹溝8とスライド凸部9との凹凸嵌合構造によって定規体6に対しこの定規体6の長さ方向に取付部材7をスライド自在に設けている。
また、更に、このスライド凹溝8に、このスライド凹溝8の長さ方向に所定間隔を置いて螺子孔10を複数(図面では3つ)形成する一方、取付部材7の取付部7Aには、この取付部材7の長さ方向に沿った長さを有する長孔11を形成し、この長孔11と前記各螺子孔10とは、スライド凹溝8とスライド凸部9とを嵌合した際に連通可能となるように夫々の形成位置を設定構成し、この連通状態となるように位置を合せた任意の螺子孔10と長孔11とに操作部12としての螺子12を貫通させて締付螺着固定することで、定規体6に対し取付部材7を係止固定した構造としている。
また、螺子12を緩めれば、この螺子12と長孔11との関係により長孔11が許容する範囲で取付部材7(位置決め部5)は定規体6の長さ方向に沿ってスライド移動自在となり、更に、この螺子12を取り外して他の螺子孔10に螺着することで、この他の螺子孔10を基準にして同様に取付部材7をスライド移動調整することが可能となる。従って、非常に広範囲にわたって取付部材7をスライド移動させて(位置決め)係止することができる構成としているもので、これにより様々な寸法サイズの鉋(鉋台1)に対して使用できることになる。
また、このスライド位置決め係止構造は、簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ安価に構成可能となる。
また、取付部材7は、上記した形状に樹脂などで一体成形したものを採用しているもので、この取付部材7も簡易に設計実現可能な構成としている。
次に、本実施例の具体的な使用方法を説明する。
予め、位置決め部5を鉋台1の後端部1B(台尻)に当接した際に、前端刃縁3Aに凹部4が位置することとなるように基準縁部2に対する位置決め部5の位置を前記操作部12を操作して調整しておく。
先ず、位置決め部5を鉋台1の後端部1Bに当接し、その後基準縁部2を鉋台1下面にあてがうようにすると(位置決め部5の係止縁5Aを支点として基準縁部2を鉋台1下面上に降ろすようにすると)、自動的に前端刃縁3Aのところに凹部4が位置して前端刃縁3Aが傷付くことが阻止されることになる(図4参照。)。この際、湾曲縁状の係止縁5Aを支点にして基準縁部2を下方向へ動かし易い。
そして、この際、この基準縁部2と鉋台1下面との間に隙間がなければ、鉋台1下面が平滑面であることがわかるし、基準縁部2と鉋台1下面との間に、前述の使用に適した機能的な構成に合致しない隙間が生ずれば、鉋台1の下面にくるい(歪み・ねじれ)があることがわかる。
また、基準縁部2を鉋台1の前後長さ方向に沿って鉋台1下面にあてがったり、例えば鉋台1下面の対角線に沿ってあてがったりしてくるいを検出するが、この確認作業は、図5に示すように、鉋台1の長さ方向に沿って基準縁部2をあてがった後、位置決め部5を支点に基準縁部2を鉋台1下面に沿ってスライドさせながら鉋台1の長さ方向に対し斜設状態にあてがうようにして、一連の動作のうちに行うことができる。即ち、鉋台1の長さ方向に対して鉋台1の長さ方向と平行及び斜設状態での確認作業を一連に容易に行うことができる。
また、この際、剣先状の係止縁5Aを支点にして基準縁部2を横方向へ動かし易いし、鉋台1の長さ方向に対して基準縁部2を斜めに配しても、前記凹部4の横幅設定により前端刃縁3Aが傷付くことはない。
また、基準縁部2を鉋台1の長さ方向と直交する方向に沿って鉋台1下面にあてがう場合には、位置決め部5を使用する必要はない。この場合、前端刃縁3Aの位置を避けて確認を行う。
尚、図6は、鉋台1下面の主な状態確認位置を示しており、およそこの図中の一点鎖線で示した位置全てに基準縁部2をあてがうと、鉋台1下面にくるいがあるか否かを確認できる。
従って、本実施例によれば、従来までの鉋台1下面の状態確認作業のように、例えば使用状態から一々一旦鉋台1より前端刃縁3Aを戻さなくとも良いので、この作業を容易に行うことができるし、前端刃縁3Aを鉋台1下面より突出したまま基準縁部2をあてがうことができるので、再度前端刃縁3Aを鉋台1下面より叩き出すことによって鉋台1にくるいが生じることもない。
この本確認器を用いた面状態確認作業により鉋台1下面にくるいが生じていることがわかったら、例えば、スクレーパーなどを使用して鉋台1下面の調整を行う。
図中符号13は裏金である。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例を示す別角度からの斜視図である。 本実施例の分解斜視図である。 本実施例の使用状態を示す説明側断面図である。 本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。 鉋台下面の主な確認位置を示した説明図である。
符号の説明
1 鉋台
1A 前端部
1B 後端部
2 基準縁部
3 鉋身
3A 前端刃縁
4 凹部
5 位置決め部
6 定規体
K 鉋

Claims (5)

  1. 鉋の鉋台下面の面状態を確認するために下面にあてがう鉋に用いる面状態確認器であって、鉋台の下面にあてがう直線状の基準縁部に、この基準縁部を前記鉋台の下面にあてがった際に鉋台下面より下方へ突出する鉋身の前端刃縁を逃げる凹部を設けたことを特徴とする鉋に用いる面状態確認器。
  2. 前記鉋台の前端部若しくは後端部に係止して前記基準縁部を位置決める位置決め部を備えたことを特徴とする請求項1記載の鉋に用いる面状態確認器。
  3. 前記位置決め部は、前記基準縁部の長さ方向に移動して位置調整可能に構成したことを特徴とする請求項2記載の鉋に用いる面状態確認器。
  4. 前記基準縁部を前記鉋台の前後長さ方向に対し斜設状態にして鉋台下面にあてがった際、前記凹部が前記鉋身の前端刃縁を逃げ得るように、この凹部の幅を設定構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉋に用いる面状態確認器。
  5. 帯板状の定規体の一側縁部を前記基準縁部に構成し、この基準縁部に前記凹部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鉋に用いる面状態確認器。
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