JP4468532B2 - トレーニング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、体本来の機能回復(リハビリテーション)や、さらなる筋力アップを目的に、使用者の筋力を鍛えるために供されるトレーニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
近年の各種スポーツの普及に伴い、これらに向けて体力を増進させるためのアスレチックジム等の体力トレーニング施設が各所に設けられるようになった。また、低下した体力の機能回復を図るリハビリテーション施設も増加している。
しかるに、これら施設に設置されたいわゆるトレーニングマシンは、旧来からの滑車マシン、外力稼働マシン、ゴムチューブマシン、バネ弾性マシン、油圧マシンが多く、トレーニング機能としては必ずしも満足のいくものではない。
【0003】
即ち、これらの多くは、いわゆる終動負荷トレーニングマシンと呼ばれるもので、身体の屈曲状態から伸長動作を開始するとき(初動状態)の負荷を初動負荷と呼び、最終伸長状態に到達したとき(終動状態)の負荷を終動負荷と呼ぶことにすると、上述した各種マシンでは、初動負荷は小さく動作の進行につれて負荷が大きくなり、最終の終動負荷が最大となる(終動負荷トレーニング)。
ところが、最新の筋力トレーニング理論(例えば、1994年9月講談社発行小山裕史著「新トレーニング革命」参照)によると、この終動負荷トレーニングでは、関節の硬化を助長させることになり、逆に筋肉の伸縮機能を失わせる状態となって関節の可動域を狭くしてしまう恐れがあると指摘されている。
【0004】
同理論によれば、このような終動負荷トレーニングに対して、初動負荷トレーニングが注目されている。これは、初動状態における初動負荷が大きく、動作の進行につれて負荷が小さくなり、終動負荷が最小となるトレーニングで、この初動負荷トレーニングでは、トレーニング対象の根幹部が初動作で力とスピードを生み、末端部への力の伝達が円滑に行われるようになり、身体の能力が向上するとされる。
【0005】
例えば、特開平9−24117号公報は、この初動負荷トレーニングを実現するトレーニング装置を開示している。この装置は、一端を支点として回動可能なアームの他端に重錘を設け、初動状態でほぼ水平姿勢にあるアームをロープを介して使用者が引っ張ることで当該アームを次第に起き上がるようにしたものである。この場合、ロープに掛かる負荷は、初動時のアームが水平にあるときに重錘の重量が100%働いて最大となり、アームの回動が進むにつれて次第に減少し、いわゆる初動負荷パターンとなる。
【0006】
ところで、トレーニングをする使用者の体力や身体的特性は一律ではなく、また、トレーニングによって機能回復すべき身体部位や筋力増強すべき身体部位も多岐にわたる。従って、トレーニング装置としては、必要な負荷の大きさ、また、初動姿勢から終動姿勢に至る負荷の変化パターンも、これらトレーニング対象の種別によって変化させ得ることが要請される。
【0007】
しかるに、この上掲公報の装置は、重錘の重力とアームの回動を利用した、純粋に機械構造的な構成のものであるため、負荷の大きさを調整するには、重錘やアームを取り替えてその重さや長さを変える必要があり、その取り替えの作業が煩雑で、かつ、連続的な調整は困難とならざるを得ない。更に、負荷の変化パターンがその原理上、いわゆる余弦関数特性に限定されるという欠点もあり、トレーニング装置として実用性に劣ると言わざるを得ない。
【0008】
これに対し、例えば、特開昭54−138736号公報には、負荷の大きさを自由に調整可能な運動訓練用抵抗負荷装置が開示されている。これは、負荷の発生手段に電磁継手を採用し、この電磁継手をブレーキとして作用させ、更に、この電磁ブレーキに供給する励磁電流を変化させることで負荷としてのトルクを調整するというものである。
例えば、使用者が動かすロッドに加えられた力の変化に比例して負荷を変化させる、また、加えられた力の変化に反比例して負荷を変化させることができる旨説明されている。
【0009】
ところで、発明者等が上述した最新の筋力トレーニング理論を詳細に分析したところ、トレーニング装置としては単にその負荷を自由に変化させ得るというのでは不十分であることが判明した。即ち、たとえ、初動負荷トレーニングを目標に初動時に高く終動時に低くなるような負荷パターンを設定したとしても、トレーニングを行う使用者が実際に働かせる力である作用力は規制することができない。
【0010】
この原因は以下の通りである。即ち、今、使用者が装置に設けられたレバーの端部を握り、これを初動位置から終動位置まで押し込んでいく場合を想定すると、|作用力|=|負荷|が成立するのは、レバーが静止状態にバランスしたときのみであり、使用者の作用力によってレバーが初動位置から終動位置に向かって移動していく過程では成立し得ない。具体的には、使用者の力の大きさ、力の掛け方等によって、作用力が大きく変動することになる。
【0011】
一方、理想的な筋力トレーニングは、使用者の体力、身体特性やそのトレーニング対象部位等に応じて定まる作用力パターンに沿って、使用者に当該所望の作用力を働かせる体験をさせることである。
従って、上述した先行文献(特開昭54−138736号公報)の装置では、たとえ、その負荷は制御し得ても、使用者の作用力が所望のパターンに沿って変化するようにすることは不可能である。この点では、先に挙げた先行文献(特開平9−24117号公報)も全く同様と言える。
【0012】
この発明は、使用者が働かせる作用力を所望のパターンに一致して変化させることができる、いわば筋力トレーニングとしてより理想に近い機能を備えたトレーニング装置を実現するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るトレーニング装置は、使用者からの作用力を受ける受力部を有する可動体を備え、上記使用者が上記可動体をその初動姿勢から終動姿勢に至るまで動かすことにより、上記使用者の筋力を鍛えるトレーニング装置において、
上記可動体として上記使用者からの作用力を受ける受力部を一端に備え他端が回転軸に結合された作用アームを備え、
更に、その回転駆動軸が上記回転軸に連結され上記作用力に対向する方向の反力負荷を上記受力部に発生させるモータ、上記回転軸の回転位置を検出する位置検出手段、上記回転軸の回転速度を検出する速度検出手段、上記所定の作用力−位置変化特性に対応して設定された作用力指令と回転軸の回転位置との関係を記憶した負荷テーブル、速度指令=零を出力する速度指令発生回路、この速度指令発生回路からの零速度指令と上記速度検出手段からの速度検出値との偏差を入力し、この偏差が零となるよう、少なくとも比例要素と積分要素とを有する制御により上記モータのトルク指令を作成するトルク指令作成回路、および上記位置検出手段からの回転位置検出値に相当する作用力指令を上記負荷テーブルから読み取り、上記トルク指令作成回路の出力を、当該読み取った作用力指令がその最大値となるよう制限するリミッタ回路を備えたものである。
【0014】
また、この発明に係るトレーニング装置におけるトルク指令作成回路の比例ゲインは、速度検出値が終動姿勢の位置から初動姿勢の位置に向かう方向に変化することにより偏差入力の極性が反転した場合、負極性で急増するトルク指令を発生し、この比例ゲインの出力により上記トルク指令作成回路の出力を急減させるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
先ず、具体的な構成例の説明に入る前に、本願になるトレーニング装置を使用して実際にトレーニングを行っている状態をイメージ的に図1に示す。トレーニングは主として人体の四肢を対象に行うものであるが、図1はいずれも下肢を対象としたものである。点線で囲んだ部分が可動部分で、同図(a)では、使用者が座席の部分に座り、足の甲で後述する作用アーム端部の受圧部を初動状態の下端位置から終動状態の水平位置まで押し上げる動作を行う。
同図(b)は、足の裏で作用アームの受圧部を踏む形でトレーニングを行うものである。同図(c)は、座席の背部を倒して水平とし、使用者はこの水平台上に俯せになり足のかかとの部分で作用アームの受圧部を水平位置から上端位置まで移動させてトレーニングを行うものである。
【0016】
図2は目標とする作用力−位置変化特性の代表例を示す図である。後段で詳述するように、使用者が実際に体感する力、作用力が図の作用力−位置変化特性の曲線上を追随するように、作用アームの駆動部を制御する訳である。
図2のその1、その2はいずれも既述した初動負荷理論に基づくもので、その1は一般的なトレーニングパターンで、その2は、例えば、マラソン選手などが地面を蹴り出すときの脚筋力トレーニングなどに適用され、初めに駆動部を停止させた状態で初動姿勢に入り、作用力の検出値が設定された最大値を越えたとき動作を開始する。
【0017】
次に、具体的な実施例について説明する。図3はこの発明の実施の形態1におけるトレーニング装置の、特に機構部分を示す構成図である。図において、1は可動体としての作用アームで、その一端は直角に曲げられ使用者からの作用力を受ける受力部2となっている。そして、作用アーム1の他端は第1の回転軸3に結合されている。4は第1の回転軸3の回転位置Plを検出する位置検出手段としてのエンコーダ、5は作用力検出手段としてのトルクメータ6を介して第1の回転軸3に連結された第2の回転軸、7は減速機構8を介してその回転駆動軸が第2の回転軸5に連結された負荷発生手段としてのサーボモータである。トルクメータ6は作用力に相当する作用トルクThandを出力する。
【0018】
サーボモータは、入力される速度指令Vrefと内蔵するエンコーダからの速度検出値との偏差入力が零となるようトルク指令を作成しこのトルク指令に基づいて回転駆動する方式のモータで、例えば、DCサーボモータ、同期形ACサーボモータ、誘導形ACサーボモータ等が適用し得るが、上記した駆動制御構成を具備する限り、例えば流体(油等)エネルギーを駆動源に使用したいわゆる油圧サーボモータ等も適用可能である。
【0019】
9は後段で詳述する負荷制御装置で、エンコーダ4からの回転位置Plおよびトルクメータ6からの作用トルクThandを入力し、使用者からの作用力が予め設定された、例えば図2で説明したような、所定の作用力−位置変化特性に追随するように、サーボモータ7に速度指令Vrefを出力する。
【0020】
図4は、この発明の実施の形態1におけるトレーニング装置の、特に制御機構を示す構成図で、各部の符号は図3の各部に対応させている。図4において、10は例えば図2で説明したような作用力−位置変化特性を記憶した負荷テーブルで、同特性を特定するための、作用トルク指令Trefと回転位置Plとの関係をテーブルの形に記憶したROM等で構成されている。負荷テーブル10は使用者やトレーニングプログラムに応じて異なる複数の特性を予め適当な入力手段により設定しておき、使用の都度、それら複数のテーブルの中から必要なものを選択して適用するようにすればよい。
【0021】
また、図示は省略するが、トレーニング動作中に使用者や観察者が、この負荷テーブル10の設定内容を適宜変更できる入力手段を設けるようにしてもよい。更に、同じく図示は省略するが、トレーニング動作中の使用者の身体データ(例えば脈拍、血圧等)を検出する手段を設け、この身体データが予め設定した危険領域に達したときは、負荷テーブル10の作用トルク指令の設定値を自動的に下げて安全にトレーニング動作を変更または停止できるようにしてもよい。
【0022】
11は、負荷テーブル10から読み取られた、エンコーダ4からの回転位置Plに相当する作用トルク指令Trefとトルクメータ6で検出された作用トルクThandとのトルク偏差ΔTを演算する減算器、12は入力されたトルク偏差ΔTが零となるようサーボモータ7に与える速度指令Vrefを作成するコントローラ、7はサーボモータで、既述したが図の点線枠内に示すように、駆動源であるモータと、入力された速度指令Vrefと検出したモータの回転速度である回転数信号Vf(Nm)との速度偏差eが零となるようモータにトルク指令Tcを与えるPI制御器を備えている。
【0023】
次に、トレーニング実行時の本装置の動作を、図5に示すフローチャートをも参照して説明する。使用者が作用アーム1の受力部2に力を掛けると、即ち、作用トルクThand>0になるとスタートする(ステップS0)。なお、以下の動作は所定の制御周期で実行されるものである。
先ず、エンコーダ4から検出した回転位置Plがトレーニングの初動位置(Pl=0)と終動位置(Pl=Plmax)との間にあるか否か、即ち、0≦Pl≦Plmaxが成立するか否かを判断し、Noであれば動作を終了し、Yesであれば以下の本来の制御動作に入る(ステップS1)。続いて、ステップS2で、負荷テーブル10からその時の回転位置Plに相当する作用トルク指令Trefを読み取る。
【0024】
次に、負荷テーブル10から読み取った作用トルク指令Trefがトルクメータ6から検出した作用トルクThand以上か否か、即ち、Thand≦Trefが成立するか否かを判断する(ステップS3)。
ステップS3でYes、即ち、使用者からの作用トルクThandが作用トルク指令Trefを越えていないときは、コントローラ12からサーボモータ7に速度指令Vref=0を出力する(ステップS4)。従って、この場合、サーボモータ7はその回転数信号Vf=Vref=0を達成するため、作用トルクThandに対向する反力負荷であるモータトルクTmを発生する(ステップS5)。
なお、図3で説明したように、作用アーム1が結合された第2の回転軸5とサーボモータ7の回転駆動軸との間に減速機構8が設けられているので、この減速比をRmとすると、Thand=Rm・Tmが成立するように、モータトルクTmを発生させることになる。
【0025】
ステップS5でモータトルクTmを発生すると、当該単位周期の制御動作を終わり、ステップS1に戻って次周期の動作を繰り返す。
例えば、負荷テーブル10で設定する作用力−位置変化特性が例えば、先の図2のその2に示すパターンであるとすると、Pl=0、即ち、初動位置における作用トルクThandが、図2(その2)のパターンのP点における値(Trefmax)を越えるまで、上述したステップS4を通る動作を繰り返し、結果として作用アーム1は停止状態を保持することになる。換言すれば、図2(その2)で設定された作用力−位置変化特性の立上り部のパターンを忠実に再現する訳である。
【0026】
使用者からの作用トルクThandが負荷テーブル10からの作用トルク指令Trefを越えると(ステップS3でNo)、コントローラ12はそのトルク偏差ΔT=Tref−Thandが零となるよう、例えば、以下の(1)式で示される関数Func(Tref−Thand)に基づきサーボモータ7へ出力する速度指令Vrefを作成する(ステップS6)。
【0027】
【数1】
【0028】
なお、コントローラ12はPI制御系で構成されるもので、(1)式のK、Tiは、それぞれPIのパラメータである。
【0029】
ステップS6で作成された速度指令Vrefに基づきサーボモータ7がモータトルクTmを発生すると、作用アーム1は作用トルクThandとモータトルクTm(正確にはRm・Tm)との差に応じて回転を始める、即ち、終動姿勢の向きに動き始めることになる。また、この動きによって、作用トルクThandの上昇が抑制されその値が設定された作用力−位置変化特性に追随する訳である。 作用アーム1がその初動姿勢から終動姿勢に至り、トレーニングの1周期が終わると、ステップS1の判断がNoとなり一連の制御動作を終了する。
【0030】
以上のように、この発明の実施の形態1によるトレーニング装置は、使用者の作用力が所望の作用力−位置変化特性に沿った作用力となるよう、上記作用力に対向するサーボモータによる反力負荷を制御するので、使用者に所望通りのトレーニング体験を提供することができる。
しかも、その作用力−位置変化特性は極めて簡便に設定できるので、最新の筋力トレーニング理論を考慮した、いわゆる初動負荷トレーニングは勿論、トレーニング対象種目、使用者の体力等に応じて任意のパターンの作用力−位置変化特性を設定することができる。
【0031】
また、トルク偏差ΔT=Tref−Thandを入力にしてサーボモータ7の速度指令Vrefを作成するコントローラ12は、図5のステップS3〜S6で説明したように、
if Thand≦Tref then Vref=0
else Vref=Func(Tref−Thand)
に示すロジックで動作するようにしたので、作用トルクThandを作用力−位置変化特性に追随させる制御が円滑になされるとともに、初動負荷特性を徹底させた、例えば、図2のその2に示されるような、設定作用力が高い値から始まる特性に対しても確実に追随させることができる。
【0032】
更に、使用者が、何らかの理由で終動姿勢に至る手前にその作用力を急減するか、トレーニング本来の向きと逆向きの力を働かせた場合、コントローラ12からの速度指令Vrefは直ちに零となるので、使用者がサーボモータ7による反力負荷で衝撃的に押し反されるという危険性が防止される。
【0033】
実施の形態2.
先の実施の形態1では、制御に必要な作成トルクThandおよび回転位置Plを、それぞれ専用に設けたトルクメータ6およびエンコーダ4により検出していたが、この実施の形態2は、これらの情報をサーボモータ7からの信号を基に演算により求めるようにして、これら専用の検出器を不要として装置のコストダウン、小形化を図っている。
【0034】
図6は、この発明の実施の形態2におけるトレーニング装置の、特に機構部分を示す構成図である。以下、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。ここでは、作用アーム1を結合する回転軸3は、そのまま減速機構8を介してサーボモータ7の回転駆動軸に連結されている。そして、作用トルクおよび回転位置を演算するために必要なトルク信号Tmおよび回転数信号Nmをサーボモータ7から負荷制御装置9Aに送っている。
【0035】
図7は、この発明の実施の形態2におけるトレーニング装置の、特に制御機構を示す構成図で、各部の符号は図6の各部に対応させている。図7において、13はサーボモータ7からのトルク信号Tm(実際には、モータの電機子電流から算出される)と回転数信号Nmとから作用トルク演算値Tlを作成する作用力検出手段としての演算回路で、この演算は以下の運動方程式に基づき求められ、先の形態1でトルクメータ6により検出される作用トルクThandとほぼ等しい値が得られる。即ち、Tl≒Thandが成立する。
つまり、運動方程式として(2)式が成立する。
【0036】
【数2】
【0037】
ここで、Rmは減速機構8の減速比、Jはモータ軸等価慣性、fはモータ軸等価摩擦である。(2)式を変形して(3)式が得られる。
【0038】
【数3】
【0039】
従って、演算制御周期をτとすると、第k周期における作用トルク演算値Tl(k)は、第(k−1)周期におけるトルク信号値Tm(k−1)と回転数信号値Nm(k−1)とから(4)式により求めることができる。
【0040】
【数4】
【0041】
図7に戻り、14はサーボモータ7の回転数信号Nmから演算により回転位置Plを作成する位置検出手段としての演算回路で、同ブロック内に図示するように、以下の(5)式により求めることができる。
Pl=Nm・(1/Rm)・(1/s) ・・・(5)
但し、sはラプラス演算子である。
【0042】
作用トルクThandとして演算回路13で作成された演算値Tlを採用し、回転位置Plとして演算回路14で作成された演算値Plを採用することにより、先の実施の形態1と全く同様に、使用者の作用力を所望の作用力−位置変化特性に追随させる制御動作が可能となる。
【0043】
以上のように、この実施の形態2では、サーボモータでは必ず存在するトルク信号Tmおよび回転数信号Nm(Vf)を有効に活用し、特別の検出手段(トルクメータ6およびエンコーダ4)を採用することなく、制御に必要な作用トルクThandおよび回転位置Plを上記両信号から演算により求めるようにしたので、装置の小形化、コストダウンが実現する。
【0044】
なお、以上の形態例では、負荷制御装置9のコントローラ12において、Thand≦TrefのときはVref=0とする制御方式を採用したが、設定される作用力−位置変化特性のパターンやその他トレーニング条件によっては、必ずしも上記の判別条件を加えた制御方式を採用せず、トルク偏差ΔT=Tref−Thandを零にする通例の制御方式を適用するようにしてもよい。
【0045】
実施の形態3.
先の実施の形態1、2では、回転位置Plに応じて負荷テーブル10から読み取った作用トルク指令Trefに検出作用トルクThand(Tl)が一致するよう速度指令Vrefを作成し、この速度指令Vrefをサーボモータ7に与える速度指令制御方式を採用したが、この実施の形態3では、サーボモータとしてはこれに速度指令Vref=0を与え、この速度指令Vref=0と検出速度(回転数信号)Vfとの偏差に基づき、負荷テーブル10に応じた所望の作用トルクを発生するようモータにトルク指令Tcを与えるトルク指令制御を採用している。
【0046】
図8は実施の形態3におけるトレーニング装置の、特に制御機構を示す構成図である。図において、15は速度指令Vref=0を出力する速度指令発生回路、16は速度指令発生回路15からの速度指令Vref=0とモータの回転数信号Vf(Nm)との速度偏差eを演算する減算器である。
17は速度偏差eに基づきモータへのトルク指令Tcを作成するPI制御のコントローラで、比例要素18と積分要素19を有し、それぞれからの出力値TPとTTとを加算器20で加算してトルク指令Tcとして出力する。
【0047】
21は、積分要素19で演算された出力を、負荷テーブル10から読み取ったその時点の回転位置Plに相当する作用トルク指令Trefがその最大値となるよう制限するリミッタ回路である。
なお、速度偏差eが負、即ち、回転数信号Vfが正で、従って、作用アーム1が初動位置から終動位置に向かっているトレーニングの本来の動作状態の場合には、比例要素18の枠内にその特性を示すように、比例ゲインKpを小さく設定しTT≫TPとなるようにしている。
【0048】
これに対し、使用者が例えばトレーニングの動作途中で作用アーム1をそれまでと逆の向きに操作した場合などで、回転数信号Vfが負となって速度偏差eが正に反転した場合には、図に示すように、比例ゲインKpは負極性で急増するよう設定されている。この結果、この速度偏差eが反転するとモータへのトルク指令Tcは急減する。従って、この場合、使用者がモータによる反力負荷で急激に押し反されるという危険性が防止される。
【0049】
次に、初動姿勢から終動姿勢へ向かう本来のトレーニングを実行する場合の本装置の動作を、図9に示すフローチャートをも参照して説明する。使用者が作用アーム1の受力部2に力を掛けると、作用トルクThand>0となりスタートする(ステップT0)。なお、以下の動作は所定の制御周期で実行される。
先ず、モータの回転数信号Vf(Nm)を基に演算回路14で求められた回転位置Plがトレーニングの初動位置(Pl=0)と終動位置(Pl=Plmax)との間にあるか否かを判断する(ステップT1)。Noであれば動作を終了する。
【0050】
ステップT1でYesであれば、速度指令発生回路15から速度指令Vref=0を入力する。先の図8の点線枠で示す7Aは、速度指令Vrefに応じて制御されるサーボモータを構成するが、この実施の形態3は、このサーボモータ7Aに対し、常に速度指令Vref=0を与えるものである。速度指令Vrefとモータからの回転数信号Vfとの速度偏差eを演算し(ステップT3)、この速度偏差eに基づきPI制御によりトルク指令Tcを作成する(ステップS4)。
【0051】
ところで、このPI制御による出力は、リミッタ回路21により、ステップT5で回転位置Plに対応して負荷テーブル10から読み取られた作用トルク指令Trefにその最大値が制限されている。従って、このPI制御による出力が、リミッタ回路21のリミッタ領域に至っていないときは、換言すると、作用トルクThandが作用力−位置変化特性で設定されたトルク以下のときは、速度偏差eを零にするためのトルク指令の値がそのままTcとしてモータに与えられるので、モータは作用トルクThandに等しい反力負荷Tmを発生して作用アーム1は静止状態を保つことになる。
【0052】
作用トルクThandが作用力−位置変化特性で設定されたトルクを越えると、PI制御による出力がリミッタ回路21のリミッタ領域に達し、即ち、速度偏差eを零にするためのトルク指令の値がそのまま出力されず、それより低い値に制限された値がTcとしてモータに与えられることになる。このため、Thand>Tmとなり、この差で作用アーム1は作用力の方向に動き、使用者から見ると、自分が掛けた力が一定量抜ける形になり、作用力は頭打ちとなって、結果として作用力−位置変化特性に追随することになる。
【0053】
この実施の形態3においては、作用トルクの検出値(または、演算に基づく検出値)を使用することなく、実際に作用アーム1に働く作用力が所望の作用力−位置変化特性に追随するよう制御することができる。即ち、作用トルクに関しては、フィードバック制御系を有さず、いわばオープン制御系となっている。従って、先の実施の形態1、2のフィードバック制御系を有する場合に比較して、制御動作の安定性が優れている。
【0054】
なお、図8、図9では、回転位置Plをモータの回転数信号Vf(Nm)から演算により求める構成としたが、エンコーダ等による直接の検出値を用いてもよいことは言うまでもない。
また、コントローラ17は比例要素18および積分要素19からなるものとしたが、微分要素を加えたものとしてもよい。
【0055】
また、既述した各形態例では、作用アーム1が結合された回転軸とモータの回転駆動軸との間には減速機構8を介在させているが、モータの種別によっては、この減速機構8を介することなく、上記回転軸にモータを直結する構成としてもよく、その場合も、本願発明は上述したと同様の効果を奏するものである。
【0056】
更に、既述した各形態例では、トレーニングの初動姿勢から終動姿勢までの過程が、作用アーム1の一方向の移動、例えば、使用者の手前側から開始して遠ざける方向へのみ動かす、いわばONE WAYの方式を対象としたが、トレーニングの種別によっては、往復動作を行うものがあるが、この発明はこれらタイプのトレーニングにも同様に適用することができ同等の効果を奏する。
即ち、一方向のトレーニングが終動姿勢で終了すると、この時点で制御回路の必要な入出力端の極性を切り換えることにより逆方向のトレーニングの始動姿勢としてリセットし、当該逆方向の制御動作を実行するようにすればよい。
【0057】
また、既述した各形態例では、回転軸に一端が結合された作用アーム1の他端に形成された受力部2に使用者が作用力を掛ける、従って、この受力部2は初動姿勢から終動姿勢に向かって円周軌道を移動する構造のものとしたが、トレーニングの種別によっては、例えば、この受力部が直線軌道を移動するタイプのものも必要となるが、この発明はこれらタイプのトレーニングにも同様に適用することができ同等の効果を奏する。
即ち、例えば受力部とともに直線運動をする作用アームを、適当な歯車機構を介して回転軸に結合することにより、上記直線運動を回転軸の回転運動に変換するようにすればよい。
従って、本願明細書の特許請求の範囲に記載された「回転軸に結合された作用アーム」は、上記に示したような、移動方向の変換を含む構成で両者が結合される場合も含む概念とする。
【0058】
更に、以上では、筋力トレーニングはいわゆる初動負荷トレーニングが理想であると説明したが本願発明の装置の適用にあっては、その負荷テーブル10で設定する作用力−位置変化特性は、初動負荷パターンに限らず、任意のパターンに設定できることは言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係るトレーニング装置は、使用者からの作用力を受ける受力部を有する可動体を備え、上記使用者が上記可動体をその初動姿勢から終動姿勢に至るまで動かすことにより、上記使用者の筋力を鍛えるトレーニング装置において、
上記可動体として上記使用者からの作用力を受ける受力部を一端に備え他端が回転軸に結合された作用アームを備え、
更に、その回転駆動軸が上記回転軸に連結され上記作用力に対向する方向の反力負荷を上記受力部に発生させるモータ、上記回転軸の回転位置を検出する位置検出手段、上記回転軸の回転速度を検出する速度検出手段、上記所定の作用力−位置変化特性に対応して設定された作用力指令と回転軸の回転位置との関係を記憶した負荷テーブル、速度指令=零を出力する速度指令発生回路、この速度指令発生回路からの零速度指令と上記速度検出手段からの速度検出値との偏差を入力し、この偏差が零となるよう、少なくとも比例要素と積分要素とを有する制御により上記モータのトルク指令を作成するトルク指令作成回路、および上記位置検出手段からの回転位置検出値に相当する作用力指令を上記負荷テーブルから読み取り、上記トルク指令作成回路の出力を、当該読み取った作用力指令がその最大値となるよう制限するリミッタ回路を備えたので、使用者からの作用力を検出する手段を備えることなく、使用者が実際に掛ける作用力が予め定められた任意の作用力−位置変化特性に追随する、所望通りの筋力トレーニングが可能となる。更に、作用力に対しオープン制御の構成となり、安定した反力負荷制御特性が得られる。
【0060】
また、この発明に係るトレーニング装置におけるトルク指令作成回路の比例ゲインは、速度検出値が終動姿勢の位置から初動姿勢の位置に向かう方向に変化することにより偏差入力の極性が反転した場合、負極性で急増するトルク指令を発生し、この比例ゲインの出力により上記トルク指令作成回路の出力を急減させるようにしたので、初動姿勢から終動姿勢に向かう過程で使用者がその作用力を急に緩める等の操作をしても、サーボモータによる反力負荷が使用者に働くという危険が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願になるトレーニング装置を使用したトレーニング状態をイメージ的に示す図である。
【図2】 トレーニングで目標とする作用力−位置変化特性の代表例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1におけるトレーニング装置の、特に機構部分を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態1におけるトレーニング装置の、特に制御機構を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態1におけるトレーニング装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2におけるトレーニング装置の、特に機構部分を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態2におけるトレーニング装置の、特に制御機構を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態3におけるトレーニング装置の、特に制御機構を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態3におけるトレーニング装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 作用アーム、2 受力部、3 第1の回転軸、4 エンコーダ、
5 第2の回転軸、6 トルクメータ、7,7A サーボモータ、
8 減速機構、9,9A 負荷制御装置、10 負荷テーブル、
11,16 減算器、12,17 コントローラ、13,14 演算回路、
15 速度指令発生回路、18 比例要素、19 積分要素、20 加算器、
21 リミッタ回路、Pl 回転位置、Thand 作用力(作用トルク)、
Tref 作用トルク指令、ΔT トルク偏差、Vref 速度指令、
Vf(Nm) 回転数信号、e 速度偏差、Tc トルク指令、
Tm モータトルク、Rm 減速比。
Claims (2)
- 使用者からの作用力を受ける受力部を有する可動体を備え、上記使用者が上記可動体をその初動姿勢から終動姿勢に至るまで動かすことにより、上記使用者の筋力を鍛えるトレーニング装置において、
上記可動体として上記使用者からの作用力を受ける受力部を一端に備え他端が回転軸に結合された作用アームを備え、
更に、その回転駆動軸が上記回転軸に連結され上記作用力に対向する方向の反力負荷を上記受力部に発生させるモータ、上記回転軸の回転位置を検出する位置検出手段、上記回転軸の回転速度を検出する速度検出手段、上記所定の作用力−位置変化特性に対応して設定された作用力指令と回転軸の回転位置との関係を記憶した負荷テーブル、速度指令=零を出力する速度指令発生回路、この速度指令発生回路からの零速度指令と上記速度検出手段からの速度検出値との偏差を入力し、この偏差が零となるよう、少なくとも比例要素と積分要素とを有する制御により上記モータのトルク指令を作成するトルク指令作成回路、および上記位置検出手段からの回転位置検出値に相当する作用力指令を上記負荷テーブルから読み取り、上記トルク指令作成回路の出力を、当該読み取った作用力指令がその最大値となるよう制限するリミッタ回路を備えたことを特徴とするトレーニング装置。 - トルク指令作成回路の比例ゲインは、速度検出値が終動姿勢の位置から初動姿勢の位置に向かう方向に変化することにより偏差入力の極性が反転した場合、負極性で急増するトルク指令を発生し、この比例ゲインの出力により上記トルク指令作成回路の出力を急減させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のトレーニング装置。
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