JP4467613B2 - プライズゲーム機 - Google Patents

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Description

本発明は、景品を外部に払い出すことを前提とするプライズゲーム機に関し、特にそのスライドテーブルに関連する機構に係る。
一般に、固定テーブル上に溜まっているメダルを、当該固定テーブルに沿って往復運動するスライドテーブルにて押し出し、この押し出し操作に伴うメダルの玉突き現象を利用して一部のメダルを落し口に落下させることによって、ゲームプレーヤーにメダルを払い出すように構成されている、プライズゲーム機が周知となっている。
この種のメダル払出型プライズゲーム機の典型的な例としては、特許公報第2945662号にて開示されているものを挙げることができる。
かかる特許公報にて提案されているメダル払出型プライズゲーム機は、スライドテーブルを所定方向に往復移動させる駆動装置を備えている。この駆動装置は、スライドテーブルの駆動力を発生するモーターと、このモーターの回転運動をスライドテーブルの所定方向への往復運動に変換する変換機構とを含み、モーターの回転方向に応じて、スライドテーブルのストローク量が変化するように構成されている。
特許第2945662号公報
ところで、最近では、景品をスライドテーブルの往復運動によって固定テーブルから落下させ、外部に払い出すように構成されている、プライズゲーム機が普及しつつある。
この種の景品払出型プライズゲーム機は、ゲームプレーヤーに上記メダル払出型プライズゲーム機とは趣きの異なるゲーム性を与えることは勿論、複数のゲームプレーヤーが同時にゲームを行えるようになっていることを特徴としている。それゆえ、最大ゲームプレーヤー数に対応した台数のスライドテーブルが必要となる。
かかる景品払出型プライズゲーム機において、上記特許公報に係るスライドテーブルの駆動装置を単に適用したとしても、スライドテーブル毎にモーターを装備しなければならない。そのため、ゲーム機自体が大型化し且つゲーム機の制御が複雑となることに加えて、製造コストが高くなるのが実情である。
本発明は、上記技術的課題に鑑みなされたもので、ゲーム機自体が大型化し且つゲーム機の制御が複雑化するのを防止し、もって製造コストを低廉化できるプライズゲーム機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るプライズゲーム機は、プレーヤによる操作によって固定テーブル上に移送された景品を往復運動するスライドテーブルで押して落下させることにより、この景品を外部に払い出させるプライズゲーム機であって、直軸を回転中心として回転駆動されるカムと、上記カムの周囲に周方向に間隔をあけて同一高さ位置に配置された複数の上記固定テーブルと、上記カムの周囲に上記各固定テーブルと対応して上記各固定テーブル上に個々に配置され、上記各固定テーブル上を内外方向に往復運動する複数の上記スライドテーブルと、一端部が上記各スライドテーブルにそれぞれ接続されていると共に他端部が上記カムの周面に同時に当接する複数の伝動部材と、上記各伝動部材を上記カムの回転中心に向かって付勢する付勢手段と、を備え上記カムを回転させることにより、上記全てのスライドテーブルが同時に作動するように構成されており、上記カムは、周面外形の異なる複数のカムを上下方向に積層した構造を有しており、かつ、上記各伝動部材の上記他端部に周面を当接させるカムを上記複数のカムから選択的に切り替えるための切り替え機構をさらに備えていることを特徴としている。上記構成によると、景品のサイズや種類に応じて、或いは景品の払出率に応じて、スライドテーブルのストローク長、スライドテーブルの固定テーブルに対するストローク位置、及びスライドテーブルのストローク周期を多様且つ適切に変更することができる。それゆえ、店舗側での取り扱う景品の種類やサイズ、或いは景品の払出率により適当な調整が可能となる。
好ましい実施の形態では、上記カムと一体となって回転し、景品が載置されるターンテーブルを備え、このターンテーブル上の景品がプレーヤの操作によって上記固定テーブル上に移送される。
上記構成では、1つの駆動源により全てのスライドテーブルを往復運動させるようになっている。そのため、ゲーム機自体が大型化し且つゲーム機の制御が複雑化するのを防止できる。その結果、製造コストの低廉化に貢献する。
上記構成ではまた、スライドテーブル及びターンテーブルの両者の間で駆動源を共用し、1つの駆動源で全てのスライドテーブルを往復運動させると共にターンテーブルを回転させるようになっている。そのため、ゲームプレーヤーによりインパクトのあるゲーム性を与えるためにターンテーブルを加えたとしても、ゲーム機自体が大型化し且つゲーム機の制御が複雑化するのを防止して、製造コストを低廉化できる。
好ましい実施の形態ではまた、上記複数のカムは、周長、谷部に対する山部の高さ、山部及び谷部の数、並びに外径のうち少なくとも1つが互いに異なる。
好ましい実施の形態ではさらに、上記複数のカムは、2枚であって、上記切り替え機構は、上記スライドテーブルに対して上記伝動部材をその軸線周りに回転自在に支持する挿通孔と、上記伝動部材の一端部から当該伝動部材の延長方向と交差する方向に沿って伸びるレバーと、上記スライドテーブルの下面に開口されているレバー摘み口と、一方のカムを選択するために、上記伝動部材の他端部が他方のカムの周面に当接している状態から上記レバーを所定方向に回動操作した際には、当該伝動部材の他端部を選択された一方のカムの周面に当接させる一方、他方のカムを選択するために、上記伝動部材の他端部が一方のカムの周面に当接している状態から上記レバーを反所定方向に回動操作した際には、当該伝動部材の他端部を選択された他方のカムの周面に当接させる手段とを含む。
上記構成では、レバーの回動操作のみで、スライドテーブルのストローク調整作業が達成されるようになっている。それゆえ、店舗側での景品の払出率設定作業は、迅速化及び簡素化される。
上記伝動部材は、その他端部に回転自在に支持されおり、上記カムの周面に沿って転動する転動体を含む。
上記構成によると、カムが回転する際に生じるカムの周面と伝動部材の後端部との摩擦を低減させることができる。その結果、スライドテーブルの往復運動は、円滑に行われる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。
1.外観構成
図1及び図2を参照して、本実施の形態に係るプライズゲーム機1は、筐体2内に収容された景品(容器に収容された景品も含む)を固定テーブル6から落下させることによって、筐体2外に払い出すゲーム態様を有している。
筐体2は、その平面形状が円形を呈しており、円形の円周方向に沿って9分割されている。すなわち、筐体2では、分割されたエリアのうちの1つがメンテナンス領域3Aとされており、残りの8つのエリアがプレー領域3Bとされている。各プレー領域3Bには、ゲームプレーヤーがゲーム入力を実行するための操作パネルを含む操作手段4が配置されている。
筐体2の周面には、景品払い出し口5が各プレー領域3Bに対応して形成されている。この景品払い出し口5は、固定テーブル6の先端縁から落下した景品を筐体2外に払い出すためのものであって、筐体2の円周方向に沿って所定の間隔を開けた状態で開口している。
筐体2内には、外部と透明カバー7で仕切られることにより、景品収納空間8が形成されている。この景品収容空間8内には、景品が載置されるターンテーブル9、ターンテーブル9の下からその法線方向に突出して設けられたスライドテーブル10、スライドテーブル10の下で景品が裁置される固定テーブル6、ターンテーブル9上に載置されている景品をスライドテーブル10又は固定テーブル6まで移送するための移送手段11、並びにターンテーブル9の上方に設けられ、ジャックポット当選時に景品を放出する球体12等が配置されている。
透明カバー7は、メンテナンス領域3A及び各プレー領域3B毎に設けられている。すなわち、透明カバー7を通して、固定テーブル6、ターンテーブル9、スライドテーブル10、移送手段11、及び球体12等が筐体2の外側から視認できるようになっている。
特に、メンテナンス領域3Aの透明カバー7は、図示しない開閉機構によって開閉可能とされている。それゆえ、ゲームセンターの店員は、プレー領域3Bでゲームを行っているゲームプレーヤーのゲームの進行を妨げることなく、メンテナンス領域3Aからメンテナンスを実行することができる。ここに、メンテナンスとは、ターンテーブル9、及び/又はスライドテーブル10又は固定テーブル6の上に載置する景品を交換したり、補充したりする行為、並びにスライドテーブル10のストロークを調整して景品の払出率を設定する行為等を含む概念である。
固定テーブル6は、その平面形状が矩形を呈しており、その先端縁外方には、景品落し口13が各プレー領域3Bに対応して形成されている。この景品落し口13は、スライドテーブル10のスライド方向外方において、所定の開口径を有して設けられており、景品払い出し口5に連通している。なお、景品落し口13には、図示しないが、その開口を開閉するシャッタが設けられている。
ターンテーブル9は、その平面形状が円形を呈しており、固定テーブル6の上方で筐体2の周方向に沿って回転する。
スライドテーブル10は、その平面形状が矩形を呈しており、ターンテーブル9の下において、ターンテーブル9の円周方向に沿って所定の間隔を開けた状態(各プレー領域3Bに対応した状態)でターンテーブル9の周縁部から景品落し口13に向かって突出している。それゆえ、スライドテーブル10は、景品を押して景品落し口13に落下させるために、固定テーブル6上を筐体2の法線方向に沿って往復移動する。なお、スライドテーブル10及び固定テーブル6の幅寸法は、景品落し口13の幅寸法とほぼ合致している。
図に示す実施形態において移送手段11は、固定テーブル6とターンテーブル9との間において、ターンテーブル9の円周方向に沿って所定の間隔を開けた状態(各プレー領域3Bに対応した状態)でターンテーブル9より上方に設けられている。それゆえ、移送手段11は、スライドテーブル10の往復運動を邪魔することなく、所期の機能を発揮することができる。
球体12は、開閉自在に構成されており、景品収納空間8の天井部に筐体2の円周方向に沿って回転自在に吊り下げられている。
すなわち、上記プライズゲーム機1では、ゲームプレーヤーが操作手段4を操作すると、ターンテーブル9上に載置された景品は、移送手段11によって掬い取られ、スライドテーブル10又は固定テーブル6まで移送される。スライドテーブル10又は固定テーブル6上に景品が移送されると、スライドテーブル10が往復運動し、それによって景品同士が接触して固定テーブル6の先端縁下方において開口している景品落し口13に落下し、この落下した景品が景品払い出し口5から排出される。
2.スライドテーブルのスライド機構の構成
図3及び図5を参照して、スライドテーブル10は、筐体2の法線方向に沿って往復移動する。このスライドテーブル10は、無底状の中空体であり、内部両側部に、往復運動時に固定テーブル6の上面を滑動する一対の補助ローラー101Aが設けられている。
上記前提条件を踏まえて、スライドテーブル10のスライド機構は、図3乃至図5に示すように、以下の要素を備えている。
(1)ターンテーブル9の回転軸15に上下2段に嵌め込まれているカム14A,14B
(2)ターンテーブル9及びカム14A,14Bの両者を同時に回転駆動させるためのモーター16
(3)モーター16の回転力を回転軸15に伝達する伝達手段17
(4)前端部がスライドテーブル10に接続されていると共に後端部が上カム14A又は下カム14Bの周面に当接しており、上カム14A又は下カム14Bの回転運動を直線運動に変換して上カム14A又は下カム14Bの駆動力をスライドテーブル10に伝達する伝動部材18
(5)伝動部材18の後端部をカム14A,14Bの回転中心に向かって付勢するばね19
カム14A,14Bは、固定テーブル6とターンテーブル9との間において、ターンテーブル9と同軸回転するものであって、平面形状が歯車形状を呈している。すなわち、カム14A,14Bの周面には、山部及び谷部が滑らかなアナログ波的に連続して形成されている。
カム14A,14Bの形状は、図4によく示されているように、互いに相似形関係を有している。すなわち、カム14A,14Bは、谷部に対する山部の高さ、並びに山部及び谷部の数は同じであるが、周長及び外形が互いに異なっている。上カム14Aの外形寸法は、下カム14Bの外形寸法よりも大に設定されている。それゆえ、上カム14Aは、スライドテーブル10のストローク長を長くする場合に使用され、一方下カム14Bは、スライドテーブル10のストローク長を短くする場合に使用される。
モーター16は図3及び図4に示すように、固定テーブル6の下方において、ターンテーブル9及びカム14A,14Bの両者の回転中心(回転軸15)から離間して配置されている。
伝達手段17は、モーター16の出力軸16Aに一体回転可能に嵌め込まれている小プーリー171と、固定テーブル6の下方において回転軸15に一体回転可能に嵌め込まれている大プーリー172と、小プーリー171及び大プーリー172の両者に巻き掛けられている無端状のプーリーベルト173とを備えている。モーター16の回転力は、小プーリー171、プーリーベルト173、及び大プーリー172を介して、回転軸15に伝えられる。
伝動部材18は、図5に示すように、スライドテーブル10の後端面に挿通されており、スライドテーブル10のスライド方向に沿って伸びる棒体181と、上カム14A又は下カム14Bの周面に沿って転動する転動ローラー182と、棒体181の後端に接続されており、転動ローラー182を軸183周りに回転自在に支持する支持体184とを備えている。
棒体181のスライドテーブル10への挿通部には、コ字形の支持アングル185が嵌め込まれており、棒体181は、支持アングル185の両端面それぞれに設けられた挿通口185Aに挿通され、ベアリングにより回転自在に支持されている。また、この支持アングル185の錘作用を利用して、スライドテーブル10のスライド時に生じる棒体181の軸方向と交差する方向のぶれを吸収するようにしている。棒体181の後端と支持体184との接続部分は、溶接等により固定されている。
引張ばね19は、スライドテーブル10とカム14A,14Bとの間に配置され、この引張ばね19の一端は、スライドテーブル10の後側端面に取り付けら得たバネステー102に取り付けられており、一方他端は、カム14Aの周面近傍であって、固定テーブル6が載置されている基体A上に植設された支持ボルト103に取り付けられ、スライドテーブル10、延いては伝動部材18をカム14A,14Bの回転中心方向へと付勢している。
すなわち、上記スライド機構では、カム14A,14Bを回転させることにより、スライドテーブル10のストローク量を連続して変化するように構成されている。
3.カムの切り替え機構の構成
本実施の形態では、転動ローラー182に当接させるカムを上記2枚のカム14A,14Bの中から選択的に切り替え、景品の種類又はサイズ、あるいは景品の払出率に応じて、スライドテーブル10のストローク長を変更できる。
図5(a)及び(b)を参照して、上記カムの切り替え機構は、以下の要素を備えている。
(1)スライドテーブル10の内部に設けられた支持アングル185の両端面に開けられており、棒体181を軸線周りに回転自在に支持する挿通孔185A
(2)棒体181の前端部から棒体181の延長方向と直交する方向に伸びるレバー20(3)固定テーブル6の上下面を貫通して開口しているレバー摘み口B
レバー20は、棒体181の前端部と一体的に形成されている。このレバー20の長さ寸法は、レバー20を下側から摘み、レバー20をレバー摘み口Bの開口空間を通過するように時計周り方向又は反時計周り方向に180度回動したときにレバー摘み口Bの周縁部に受け止められるように設定されている。
加えて、図3に示すように、棒体181と支持体184との接続点は、転動ローラー182の転動面の中心より上下方向に位相した位置に設定されており、且つ、上下2枚のカム14A,14Bを合わせた厚さは、スライドテーブル10の高さ寸法内に収まるように設定されている。
それゆえ、上記切り替え機構では、上カム14Aを選択してスライドテーブル10のストローク長を短くするために、転動ローラー182が下カム14Bの周面に当接している状態(図3において一点鎖線で示す)からレバー20を時計周り方向に回動操作した際には、転動ローラー182が選択された上カム14Aの周面に当接する(図3において実線で示す)。一方、下カム14Bを選択してスライドテーブル10のストローク長を長くするために、転動ローラー182が上カム14Aの周面に当接している状態(図3において実線で示す)からレバー20を反計周り方向に回動操作した際には、転動ローラー182が選択された下カム14Bの周面に当接する(図3において一点鎖線で示す)。
なお、以下の説明において、上カム14A及び下カム14Bの両者を総称するときは、「カム14」と称する。
4.電気的構成
図6を参照して、参照符号Cは制御中枢を司る制御手段であって、この制御手段Cには、以下の要素が接続されている。
(1)操作手段4
(2)景品移送手段11
(3)モーター16
(4)コンセントや変圧器で構成される電源21
(5)プレー領域3B毎に操作手段4の近傍に設けられているコインセレクター22
(6)コインセレクター22に所定の金額のコインが投入されることを条件に発動する抽選手段23
(7)球体12を含み、抽選手段23による抽選結果がジャックポット当選となった場合に発動するジャックポット演出手段24
(8)ジャックポット演出手段24の演出プログラム、抽選手段23による抽選時に使用される乱数、及び各種の制御プログラムを記憶している記憶手段25
(9)景品落し口13に景品が落下し、この落下した景品が景品払い出し口5から払い出されたことを検知する払出検知センサー26
5.ゲームの流れ
図7を参照して、ゲームセンターの固定電源にゲーム機側の電源21を接続してスイッチをON状態にすると、制御手段Cは、コインセレクター22からの検知信号に基づいて、所定の金額のコインが投入されるのを待つ(ステップS1)。
所定の金額のコインが投入されると、制御手段Cは、記憶手段25に記憶されている乱数を参照しつつ、抽選手段23にジャックポット抽選を実行させる(ステップS2)。このジャックポット抽選の抽選過程は、操作手段4の近傍に設けられている7セグメント表示器(図示せず)に表示される。なお、この表示器は、ジャックポット演出手段24の1つである。
次に、制御手段Cは、ジャックポット抽選の結果が当選であるか否かを判別する(ステップS3)。ここで、ジャックポット当選であった場合には、制御手段Cは、ジャックポット演出手段24を作動してジャックポット演出を行う(ステップS4)。具体的には、球体12が景品収納空間8内でその円周方向に沿って移動し始め、当選したプレー領域3Bで停止し、球体12を開いて球体12内の景品を当該プレー領域3Bの景品落し口13に放出する。なお、ステップS2で抽選が開始されたと同時に球体12が移動し、ゲームプレーヤーのプレー領域3Bで停止すると当選となるように演出すれば、より視覚的且つ動的な演出によってゲームプレーヤーの当選に対する期待感を高めることができる。上記ジャックポット演出処理が終了すると、制御手段Cは、処理をステップS5に移す。一方、当選でない場合には、制御手段Cは、ジャックポット演出処理を行うことなく、処理をステップS5に移す。
ステップS5に移行すると、制御手段Cは、ショベルゲームを開始させる。ここに、ショベルゲームとは、ゲームプレーヤーが操作手段4を操作するに伴って移送手段11が作動し、この移送手段11によって、ターンテーブル9上に載置されている景品を掬い上げてスライドテーブル10及び/又は固定テーブル6上に移送させ、この移送されてきた景品及び既にスライドテーブル10及び/又は固定テーブル6上にある景品同士の衝突、並びにスライドテーブル10の往復運動によって、景品落し口13に景品を落下させ、景品払い出し口5から景品を取得するゲームである。
ターンテーブル9からスライドテーブル10上に移送された景品の一部又は全部は、スライドテーブル10のスライド運動により、相対的にターンテーブル9の外周面で押し出されるようにして固定テーブル6上に落下される。また、スライドテーブル10のスライド運動により、固定テーブル6上に落下させられた景品及びもともと固定テーブル6上にある景品は、景品落し口13の方向へとスライドテーブル10の前端面で直接的又は間接的(景品を介して)押圧されようになる。なお、固定テーブル6の両側端縁から落下した景品は、本ゲーム機に回収されることになる。
上記ショベルゲームが開始されると、制御手段Cは、払出検知センサー26からの検知信号に基づいて、景品が景品払い出し口5から払い出されたか否かを判別する(ステップS6)。ここで、景品が景品払い出し口5から払い出された場合には、制御手段Cは、記憶手段25に記憶されているプログラムに従って払出演出を実行する(ステップS7)。具体的には、報知手段(図示せず)を作動させて、景品の払い出しに成功した旨をゲームプレーヤーに報知する。払出演出が終了すると、制御手段Cは、ゲームを終了させる。一方、景品が景品払い出し口5から払い出されなかった場合には、制御手段Cは、上記払出演出を行うことなく、ゲームを終了させる。
6.スライドテーブルのスライド動作
モーター16が駆動すると、モーター16の出力軸16Aの回転力は、小プーリー171、プーリーベルト173、及び大プーリー172を介して、回転軸15に伝達される。そうすると、ターンテーブル9及びカム14の両者は、同時に回転する。このカム14の回転によって、スライドテーブル10は、固定テーブル6上で連続的に往復運動を繰り返す。このとき、伝動部材18の転動ローラー182は、カム14の周面に沿って転動する。
図8(a)に示すように、カム14の山部が転動ローラー182に当接すると、伝動部材18は、ばね19の付勢力に抗して、カム14の回転中心(回転軸15)から離間する方向に押圧される。よって、スライドテーブル10は、景品落し口13に近接する方向(ゲームプレーヤーから視て手前側)に向かって押し出される。
一方、図8(b)に示すように、カム14の谷部が転動ローラー182に当接すると、伝動部材18は、カム14の押圧力から解放され、ばね19の付勢力によってカム14の回転中心(回転軸15)に近接する方向に移動される。よって、スライドテーブル10は、景品落し口13から離間する方向(ゲームプレーヤーから視て奥側)に向かって引き寄せられる。
7.カムの切り替え動作
図3において1点鎖線で示すように、転動ローラー182が下カム14Bの周面に当接している状態から、スライドテーブル10の下方からレバーを摘み、このレバー20をレバー摘み口Bの開口空間を通過するように180度時計周り方向(図5参照)に回動操作して、棒体181を軸線周りに180度時計周り方向に回転させると、転動ローラー182は、図3において実線で示すように、上カム14Aの周面に当接する。この状態で、モーター16を駆動させると、スライドテーブル10のストローク長は、長くなる。
一方、図3において実線で示すように、転動ローラー182が上カム14Aの周面に当接している状態から、スライドテーブル10の下方からレバーを摘み、このレバー20をレバー摘み口Bの開口空間を通過するように180度反時計周り方向(図6参照)に回動操作して、棒体181を軸線周りに180度時計周り方向に回転させると、転動ローラー182は、図3において1点鎖線で示すように、下カム14Bの周面に当接する。この状態で、モーター16を駆動させると、スライドテーブル10のストローク長は、短くなる。
8.作用・効果
本実施の形態によると、以下の作用・効果を奏する。
(1)1つのモーター16により全てのスライドテーブル10を往復運動させるようになっている。そのため、ゲーム機自体が大型化し且つゲーム機の制御が複雑化するのを防止できる。その結果、製造コストの低廉化に貢献する。
(2)スライドテーブル10及びターンテーブル9の両者の間でモーター16を共用し、この共用している1つのモーター16で全てのスライドテーブル10を往復運動させると共にターンテーブル9を回転させるようになっている。そのため、本プライズゲーム機1では、ゲームプレーヤーによりインパクトのあるゲーム性を与えるためにターンテーブル9を備えているが、上記(1)の効果は、担保される。
(3)伝動部材18の転動ローラー182に当接させるカムを複数のカム14の中から選択的に切り替えるようになっている。そのため、景品のサイズや種類(素材、形状など)、あるいは景品の払出率に応じて、スライドテーブル10のストローク長、スライドテーブル10の固定テーブル6に対するストローク位置、及びスライドテーブル10のストローク周期を多様且つ適切に変更することができる。その結果、ゲームセンター側で景品のサイズ、種類(素材、形状など)、払出率などに応じて適当な調整が可能となる。
(4)特に、レバー20の回動操作のみで、上下2枚のカム14A,14Bを選択的に切り替えてスライドテーブル10のストローク調整作業が達成されるようになっている。それゆえ、ゲームセンター側でのストローク調整(設定)作業は、迅速化及び簡素化される。
(5)伝動部材18の後端部には、カム14の周面に沿って転動する転動ローラー182が設けられている。そのため、カム14が回転する際に生じるカム14の周面と伝動部材18の後端部との摩擦を低減させることができる。その結果、スライドテーブル10の往復運動は、円滑に行われる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の請求の範囲内での種々の設計変更及び修正を加え得ることは勿論である。
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、ゲーム機自体が大型化し且つゲーム機の制御が複雑化するのを防止し、もって製造コストを低廉化できる。
本発明の実施の形態に係るプライズゲーム機の外観構成を示す斜視図 プライズゲーム機の平面図 プライズゲーム機の要部拡大断面図 ターンテーブル及びカムの駆動系の構成を簡略化して示す図 (a)スライドテーブル及びその関連部材の構成を示す一部切欠斜視図、(b)スライドテーブル及びその関連部材の構成を示す概略断面図 プライズゲーム機の電気的構成を示すブロック図 プライズゲーム機のゲームの流れを示すフローチャート スライドテーブルのスライド動作を簡略化して示す斜視図
符号の説明
1 プライズゲーム機
6 固定テーブル
9 ターンテーブル
10 スライドテーブル
185A 挿通孔
B レバー摘み口
13 景品落し口
14(14A,14B) カム
15 回転軸
16 モーター
16A 出力軸
17 伝達手段
171 小プーリー
172 大プーリー
173 プーリーベルト
18 伝動部材
181 棒体
182 転動ローラー
183 軸
184 支持体
19 引張ばね
20 レバー

Claims (5)

  1. プレーヤによる操作によって固定テーブル上に移送された景品を往復運動するスライドテーブルで押して落下させることにより、この景品を外部に払い出させるプライズゲーム機であって、
    直軸を回転中心として回転駆動されるカムと、
    上記カムの周囲に周方向に間隔をあけて同一高さ位置に配置された複数の上記固定テーブルと、
    上記カムの周囲に上記各固定テーブルと対応して上記各固定テーブル上に個々に配置され、上記各固定テーブル上を内外方向に往復運動する複数の上記スライドテーブルと、
    一端部が上記各スライドテーブルにそれぞれ接続されていると共に他端部が上記カムの周面に同時に当接する複数の伝動部材と、
    上記各伝動部材を上記カムの回転中心に向かって付勢する付勢手段と、
    を備え
    上記カムを回転させることにより、上記全てのスライドテーブルが同時に作動するように構成されており、
    上記カムは、周面外形の異なる複数のカムを上下方向に積層した構造を有しており、かつ、
    上記各伝動部材の上記他端部に周面を当接させるカムを上記複数のカムから選択的に切り替えるための切り替え機構をさらに備えていることを特徴とする、プライズゲーム機。
  2. 上記複数のカムは、それぞれ周面に山部及び谷部がアナログ波的に連続して形成された歯車状をしている、請求項1に記載のプライズゲーム機。
  3. 上記複数のカムは、周長、谷部に対する山部の高さ、山部及び谷部の数、並びに外径のうち少なくとも1つが互いに異なる、請求項に記載のプライズゲーム機。
  4. 上記複数のカムは、2枚であって、
    上記切り替え機構は、
    上記スライドテーブルに対して上記伝動部材をその軸線周りに回転自在に支持する挿通孔と、
    上記伝動部材の一端部から当該伝動部材の延長方向と交差する方向に沿って伸びるレバーと、
    上記スライドテーブルの下面に開口されているレバー摘み口と、
    一方のカムを選択するために、上記伝動部材の他端部が他方のカムの周面に当接している状態から上記レバーを所定方向に回動操作した際には、当該伝動部材の他端部を選択された一方のカムの周面に当接させる一方、他方のカムを選択するために、上記伝動部材の他端部が一方のカムの周面に当接している状態から上記レバーを反所定方向に回動操作した際には、当該伝動部材の他端部を選択された他方のカムの周面に当接させる手段とを含む、請求項1ないし3のいずれかに記載のプライズゲーム機。
  5. 上記伝動部材は、
    その他端部に回転自在に支持されおり、上記カムの周面に沿って転動する転動体を含む、請求項1ないし4のいずれかに記載のプライズゲーム機。
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