JP4467108B2 - 水車駆動圧縮機の停止方法及び前記方法を実施するための水車駆動型圧縮機 - Google Patents

水車駆動圧縮機の停止方法及び前記方法を実施するための水車駆動型圧縮機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は圧縮機本体の駆動源として水車を使用する水車駆動型圧縮機の停止方法及び前記停止方法を実施するための水車駆動型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
流体の圧縮作用を行う圧縮機本体を駆動する原動機として、モータやエンジン等の代わりに水車を使用する水車駆動型圧縮機にあっては、水車のシャフトと圧縮機本体の入力軸とが動力伝達装置を介して連結され、水車の出力が圧縮機本体に伝達されるよう構成されている。
【0003】
このような水車駆動型圧縮機にあって、圧縮機の始動、停止は、水車に対して水の導入を開始し、又は水の導入を停止することにより行われ、そのため水車と水源間を連通する水圧管路には、水車に対して水の導入を開始又は停止し、又は水車に導入される水の流量を調整するためのバルブを設け、このバルブを開閉することにより水車の始動、停止、回転速度の調整を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のような水車駆動型圧縮機にあっては、水圧管路内に設けられたバルブには水源からの高さ水頭と速度水頭が弁体に加わるので、バルブを閉じるためにはバルブを開くときよりも大きな動力が必要であり、このバルブの閉動作を急激に行うためには更に大きな動力を必要とする。また、バルブの開閉を急激に行うと、水の衝撃力により弁体自体も破損するおそれがあることから、水車に対する水の導入を制御する前記バルブは、徐々に閉動作を行うよう構成されている。そのため、圧縮機を停止させる際、水車はこのバルブの閉動作に伴って導入される水の流量の減少と共に徐々に減速し、停止作業の開始から水車が完全に停止するまでには比較的長時間を要していた。
【0005】
そのため、圧縮機本体の各部や周辺機器の点検・整備等のために水車駆動型圧縮機を停止させる場合であっても、水車と連動する圧縮機本体は水車が停止するまで停止せず、例えば停止ボタンの操作から水車が停止する迄の比較的長い時間、圧縮機本体についてもこれを点検・整備等することができなかった。
【0006】
このように水車駆動型圧縮機の停止に比較的長時間を要するという問題点は、圧縮機を通常の運転状態から停止する場合のみならず、例えば水車駆動型圧縮機のいずれかの箇所が故障するなどして水車駆動型圧縮機を非常停止する場合にも同様に生じている。そのため、例え圧縮機の異常を検知するために設けられた異常検知手段が早期に圧縮機の異常を検知した場合であっても、圧縮機が完全に停止するまでの間比較的長時間運転が継続されることから圧縮機の故障の程度が重くなったり、当初の故障箇所以外にまで故障が広がるおそれもある。
【0007】
そこで、本発明は上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり、水圧管路に設けたバルブに対して負担をかけることなく、停止作業の開始から圧縮機が停止するまでの時間を比較的短かくすることのできる水車駆動型圧縮機の停止方法及び前記方法を実施するための水車駆動型圧縮機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の水車駆動型圧縮機1の停止方法及びこの方法を実施するための水車駆動型圧縮機1は、圧縮機本体50の入力側に水車40を連結し、前記水車40に対する水の導入を調整して水車の出力を制御する水車駆動型圧縮機1において、
前記圧縮機本体50を、例えば電磁クラッチ68等のクラッチ手段により前記水車40から切り離し可能に連結し、
停止ボタンの操作により出力された信号及び/又は圧縮機の異常を検知した検知手段の検知信号等を圧縮機の停止信号として切り離し動作する前記クラッチ手段により前記水車40と圧縮機本体50間の連結を切り離すと共に、前記水車40と水源間を連通する水圧管路3に前記停止信号により閉動作を開始する電動バルブMVを設け、この水圧管路3を徐々に閉じることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の別の水車駆動型圧縮機1の停止方法及びこの方法を実施するための水車駆動型圧縮機1は、前記水車40と水源間を連通する水圧管路3と、水車40に導入された水を排出する排水管路4間をバイパス管路5で連通して成り、
停止ボタンの操作により出力された信号及び/又は圧縮機の異常を検知した検知手段の検知信号等よりなる圧縮機の停止信号により開動作する例えば電動バルブMV2を前記バイパス管路5に設け、圧縮機1の停止作業時前記バイパス管路5を開放すると共に、前記バイパス管路5の分岐点下流において前記水圧管路3に前記停止信号により閉動作する例えば電動バルブMV1を設け、この電動バルブMV1により前記水圧管路3を徐々に閉じて圧縮機1を停止させることを特徴とする。
【0010】
前述の2つの停止方法は、これを同時に行うこともでき、この場合の水車駆動型圧縮機1は、各方法において説明した構成をいずれも備えたものとして構成する。
【0011】
さらに、本発明の水車駆動型圧縮機の停止方法にあっては、水車40と圧縮機本体50間の切り離し、バイパス管路5の開放、水圧管路3の閉塞と共に、圧縮機本体50の吸気口を閉じると共に、圧縮機本体50の吐出口55を、例えば吐出配管72を介して大気開放することもでき、この方法を実施するための水車駆動型圧縮機1にあっては、さらに、吸入弁53、油圧シリンダ74、電磁弁SV、油圧管路81,82,84・・・等の吸気口52の開閉手段を備えると共に、吐出配管72に連通された放気弁73等の手段を備える。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら以下説明する。
【0013】
〔圧縮機の全体構成〕
図1に、本発明の水車駆動型圧縮機の全体構成を示す。図1における圧縮機1は、内部に設けられた水車40を、ダム、貯水池等の水源より導入された水流により回転させて圧縮機本体50を駆動して、空気等の流体の圧縮を行う水車駆動型の圧縮機であり、この圧縮機1は水車40と、この水車40の回転動力を圧縮機本体50に伝達する動力伝達手段60、前記動力伝達手段60を介して駆動される圧縮機本体50及びこの圧縮機本体50に連結された各種配管、部品、付属品を含んでいる。
【0014】
〔水車〕
本圧縮機1の駆動原である水車40は、ダムや貯水池等の水源より取水された水の落下エネルギーを回転エネルギーに変換して圧縮機本体50の動力源とするものであり、水流にて回転する羽根車42と、前記羽根車に回転自在に固着されたシャフト44を備え、この羽根車42がダム等の水が導入される水車室46内に回転自在に配置されている。
【0015】
この水車室46は、水源からの水が導入される導入口46aと、水車室46内に導入されて、水車を回転した後の水を排出する排水口46bを備えている。このうちの導入口46aを、ダムや貯水池等の水源にバルブを備えた水圧管路3を介して連通し、排水口46bを機外に開放された排水管路4に連通して機外に開放している。
【0016】
従って、前記バルブを開閉して水車室46内に水の導入を開始し、または水の導入を停止することにより水車40を始動又は停止させることができると共に、バルブの開度を調整して水車室46内に導入される水の流量等を調整することで、水車40の回転数を調整することができる。
【0017】
本実施形態において、前記水車室46に対する水の導入を制御するバルブとして電動バルブMV(MV1)を使用し、この電動バルブMV(MV1)の開閉及び開度調整による水流の制御、従って水車40の始動、停止、回転数の調整を自動で行うことができるよう構成している。
【0018】
この電動バルブMV(MV1)としては、既知の各種の電動バルブを使用することかでき、また、電動バルブMV(MV1)の駆動回路に例えば既知の熱動過電流回路等を組み込み、例えば異物の噛み込みや、水圧等により電動バルブMV(MV1)のモータが拘束されて必要以上の負荷がかかれば電動バルブMV(MV1)のモータが停止するよう構成された電動バルブを使用しても良い。
【0019】
また、本実施形態の水車駆動型圧縮機1にあっては、一例として有効落差45.0m、流量9.5m3/minの時、約45kWの出力を発生する。
【0020】
〔動力伝達手段〕
以上のように構成した水車40により発生した動力は、動力伝達手段60を介して圧縮機本体50に入力されている。
【0021】
水車40により発生した出力を圧縮機本体50に伝達する前記動力伝達手段60は、水車40のシャフト44の回転力を圧縮機本体50の入力軸51に伝達し得ると共に、圧縮機を停止する際に水車40と圧縮機本体50間の連結を切り離し可能な構成であれば如何なる構成のものであっても良いが、本実施形態にあってはこの動力伝達手段60を、電磁クラッチ68よりなるクラッチ手段により連結された2機の増速装置64,66により構成している。
【0022】
この増速装置64,66間を連結するクラッチ手段68は、水車駆動型圧縮機1の始動時、例えば水車駆動型圧縮機1の始動ボタンの操作により前記二機の増速装置64,66間を連結し、圧縮機1を停止する際、例えば圧縮機1の停止ボタンの操作により発生した停止信号や非常停止時における後述の故障信号の受信により前記二機の増速装置64,66間の連結を切り離すものであり、圧縮機1の始動時及び運転継続時には水車40の出力を圧縮機本体50に伝達するが、圧縮機1の停止作業が開始されると圧縮機本体1に対して水車40の出力を入力せず、水車40とは独立して圧縮機本体50を停止可能としている。
【0023】
〔圧縮機本体〕
このようにして、動力伝達手段60を介して水車40により駆動される圧縮機本体50としては、各種型式のものを使用することができ、その形式は限定されない。一例として図1に示す本実施形態の圧縮機本体50は、雄ロータ及び雌ロータが噛合して回転することにより、雄ロータと雌ロータが噛合して形成された圧縮作用空間内に導入された空気を圧縮可能に構成した既知のスクリュ圧縮機としている。このスクリュ圧縮機としては、圧縮作用空間の密封、冷却に油を使用するもの、油の代わりに水を使用するもの、油や水を全く注入しないもの等、その方式はいずれであっても良く、また、スクリュ圧縮機以外の、例えばスクロール式の圧縮機、レシプロ型の圧縮機等、各種型式の圧縮機を使用することができ、圧縮機本体50の型式は実施例のものに限定されない。
【0024】
スクリュ圧縮機として説明する本実施形態の圧縮機本体50の吸気口52には、吸入弁53及びエアフィルタ54が設けられると共に、圧縮機本体50の吐出口55は、吐出配管72を介して図示せざる例えば空気作業機に連結されている。
【0025】
また、この圧縮機本体50は冷却水等の冷却媒体により冷却され、圧縮作業により熱を帯びた圧縮機本体50を冷却すると共に、圧縮機本体に対して潤滑油が注油され、各部の円滑な動作が確保されている。
【0026】
さらに、前記圧縮機本体50には、圧縮機本体の吸気口52に設けられた吸入弁53の開閉を行う吸入弁53の開閉機構、及び前記圧縮機本体の吐出口55に連結された吐出配管72内の圧縮空気を放出する放気弁73を設け、圧縮機本体50の作動を全負荷運転の状態から無負荷運転の状態間で切換可能に構成している。
【0027】
前記吸入弁53の開閉機構としては、既知の各種の構成のものを使用することができるが、本実施形態にあっては、前記吸入弁53の開閉機構として油圧シリンダ74と、この油圧シリンダ74の一次室74a及び2次室74bに対する作動油の導入、排出を制御する電磁弁SVを設けている。
【0028】
また、前記油圧シリンダ74の二次室74bに連通された配管81には、この配管81内の油圧をパイロット圧として作動する放気弁73が設けられており、前記吸入弁53が閉じるとき、放気弁73が開放するよう構成されている。
【0029】
本実施形態にあっては、前記圧縮機本体50に対する潤滑油の循環回路を前述の吸入弁の開閉機構である油圧シリンダ74及び放気弁73を駆動する油圧回路として使用している。
【0030】
〔潤滑油の循環回路と吸入弁の開閉機構〕
潤滑油の循環回路を吸入弁53を開閉する機構である油圧回路の一部として使用した本実施形態における吸入弁53の開閉機構の一例を図1に従って説明すると、圧縮機本体50には、前述のように潤滑油を注油するための注油口56が設けられており、この注油口56は、配管82,83を介して潤滑油の供給源に連通されている。
【0031】
本実施形態にあっては、前述の動力伝達手段60として設けた増速装置64,66のうち、圧縮機本体50側に配置された第2の増速装置66のケーシング内に油溜り67を形成し、この油溜り67を前記潤滑油の供給源としている。
【0032】
前述の油溜り67に連結された配管82には、油圧ポンプ90が設けられており、この油圧ポンプ90を駆動することにより、前記油溜り67内の潤滑油が潤滑油の循環回路内に吸引される。なお、この油圧ポンプ90は、電動モータ等の独自の駆動源を備えるものとすることもできるが、本実施形態にあっては、この油圧ポンプ90は第2の増速装置66から動力を取り作動するよう構成している。
【0033】
前記油圧ポンプ90の吐出側において、前記配管82はこれを二股に分岐されており、この分岐された一方83をオイルクーラ92を介して圧縮機本体50の注油口56に連結している。従って、この配管83内を通過する潤滑油は、オイルクーラ92により冷却された後、圧縮機本体50内に導入される。
【0034】
分岐された他方の配管84は、圧縮機本体50の吸気口52に設けられた吸入弁53の開閉機構を成す油圧シリンダ74の一次室74aに連通され、この油圧シリンダ74の二次室74bに連通された配管81を前記増速装置66の油溜り67に連通している。この増速装置66に連通された戻りの配管81に、前記圧縮機本体50内を循環した後に排油口57より排出された潤滑油を合流させ、潤滑油が再度第2増速装置66内に形成された油溜まり67内に循環するよう構成している。
【0035】
前記油圧シリンダ74の一次室74aおよび二次室74bに連通された前記潤滑油の循環回路81,84は、4ポート二位置切換弁である電磁弁SVに連結されており、電磁弁SVの位置切換により、図1中矢印に示すように油圧シリンダ74の一次室74a及び二次室74bに対する作動油の導入、排出を逆方向に切り換え可能に構成している。従って、この電磁弁SVの位置切換により油圧シリンダ74のシャフトが進退移動して吸入弁53を開閉する。
【0036】
また、前記油圧シリンダ74の二次室74bに連通された配管81は、油圧シリンダ74と前記電磁弁SVとの間で分岐されて、その分岐された配管85の先端が、吐出配管72と連通する放気弁73のパイロット室に連通している。このようにして、例えば図示せざる空気作業機による空気使用量が減少し、一例として吐出配管72内の圧力が0.69Mpa に上昇すると、これを吐出配管72に設けた例えば圧力スイッチPS2にて検出して電磁弁SVを切り換えて油圧シリンダ74で吸入弁53を閉じると共に、放気弁73を開放して吐出配管72内に導入された圧縮空気を大気放出して圧縮機を無負荷運転の状態と成す。
【0037】
また、逆に吐出配管72内の圧力が一例として0.59Mpa に下がると、この圧力低下を圧力スイッチPS2が検出して前記電磁弁SVを切り換えて吸入弁53を開放すると共に、放気弁73を閉じて負荷運転となるよう構成している。
【0038】
〔冷却媒体の循環系〕
前述の構成の圧縮機本体50において、さらに、前記圧縮機本体50の冷却媒体の導入口58には、図示せざる冷却媒体供給源から延設された配管86が接続され、この配管86を介して例えば冷却水等の冷却媒体が圧縮機本体50に導入される。
【0039】
また、前記圧縮機本体50は、圧縮機本体50の内部を循環した冷却媒体を排出するための排水口59を備え、この排水口59を介して排出された冷却媒体が配管87を介して機外に排出される。本実施形態にあっては、前述のように圧縮機本体50内を循環して熱交換した後、排水口59より排出された冷却媒体を、吐出配管中に配置されたアフタクーラ93及びプレクーラに導入し、圧縮機本体50より吐出された圧縮空気の冷却に使用している。
【0040】
また、圧縮機本体50を冷却した後の冷却媒体及び/又は冷却媒体の導入源より導入された冷却媒体は、前述の潤滑油の循環回路を成す配管83中に形成されたオイルクーラ92に導入され、潤滑油の冷却に使用されている。
【0041】
以上のように、圧縮機本体50及び圧縮機本体50の周辺に設けられた機器を冷却した前記冷却媒体は、例えば図示せざるラジエータ又はクーリングタワー等を通過させて冷却した後、再度冷却媒体の導入源に循環されて圧縮機本体50、その他の機器の冷却に使用しても良く、また、使用後の冷却媒体は、機外に排出して、順次新たな冷却媒体を導入して圧縮機本体50及びその周辺機器等を冷却するよう構成しても良い。
【0042】
なお、前記循環回路86,87,88内で冷却媒体を循環させるためには、例えば前述の潤滑油の循環に使用された油圧ポンプ90と同様に、増速装置64,66や水車40、圧縮機本体50に連動して作動するポンプ等を使用しても良い。
【0043】
これらの圧縮機1を構成する各機器は、開閉可能な扉等を備えた防音箱内に収納される等して、圧縮機1の作動時の騒音が外部に漏れること等が防止されている。
【0044】
また、このようにして各機器を包囲した防音箱内には、防音箱内の空気を放出すると共に外気を導入して防音箱内の空気を循環させる換気ファン96が設けられ、各機器の作動により防音箱内に発生した熱を機外に放出し得るよう構成されている。
【0045】
〔制御回路〕
以上のように構成された本発明の圧縮機は、その各部の動作を制御する制御回路を備えている。従って、この制御回路と、これにより操作される前述の電動バルブMV、電磁弁SV、及びこれらにより作動される油圧シリンダ74,吸入弁53,放気弁73,その他の機器と組み合わされて、原動機40の始動、停止、運転速度の調整、圧縮機の全負荷、無負荷間での運転の切り替え、非常停止、その他の圧縮機の制御が行われる。
【0046】
図2において、制御回路は水車制御部10と圧縮機制御部20を備え、始動ボタン又は停止ボタンの操作により発生された信号に基づき前記水車制御部10が電磁クラッチ68を操作して水車40と圧縮機本体50間の連結・切り離しを行うと共に、電動バルブMVを操作して水車室46に対する水の導入を開始又は停止し、または水車室46に対して導入される水の流量を調整することにより水車40の運転制御が行われる。
【0047】
また、前記圧縮機制御部20により、圧縮機1の各部の異常に基づく故障信号が出力されて、これを受信した前記水車制御部10により前記電磁クラッチ68の操作が行われると共に水車40が停止されるよう構成されている。
【0048】
水車40の非常停止を行う前述の圧縮機1の異常としては、例えば圧縮機本体40より吐出された吐出空気の温度異常;圧力異常、潤滑油の油圧低下異常、冷却媒体の流量低下異常等の異常があり、これらの異常を吐出配管72中に配置され、圧縮機本体より吐出された圧縮空気の温度を検知する手段(TS1)、逆止弁の下流において前記吐出配管72中の圧縮空気の圧力を検知する手段(PS2)、前記潤滑油の循環回路中に配置され、潤滑油の圧力を検知する手段(PS1)、及び、冷却媒体である冷却水の循環回路中に配置され、冷却水の流量を検知する手段(FS1)をそれぞれ設け、前記圧縮機制御部20は、これらの各検知手段により各部の異常が検知されたとき、故障信号を発し、この故障信号を受信した水車制御部10により、圧縮機本体50が水車40より切り離されると共に、水車の運転が停止される。
【0049】
一例として、上記に示した圧縮機の異常中、潤滑油の油圧の異常(潤滑油の圧力低下異常)の検知により水車40を非常停止する構成を備えた制御回路につき、図2〜図7を参照して説明すると、その構成は以下の通りである。
【0050】
本発明の制御回路は、図2に示す圧縮機制御部20と、図3に示す水車制御部10より成る。なお、図2及び図3において、電磁接触器等より成るリレーは、例えば通電による励磁又は通電の停止による消磁により同一の符号で示す各接点を開閉する。
【0051】
この水車制御部10及び圧縮機制御部20のそれぞれは、主電源ブレーカーMCBを介して交流電源に接続されている。
【0052】
このうちの水車制御部10は、前述の水車室46に対する水の導入を制御する電動バルブMVの開閉及び開度を制御して、水車40の始動、停止、回転数等を制御すると共に、水車40と圧縮機本体50間を切り離し可能に連結する電磁クラッチ68を制御するもので、電動バルブMVと、この電動バルブMVに接続されて選択的に開閉される接点Xkai及び接点Xheiより成る電動バルブ制御回路16と、始動ボタンの操作に連動して電磁クラッチ68を連結し、停止ボタンの操作及び/又は故障信号の受信により前記電磁クラッチ68による連結を切り離す、電磁クラッチ制御回路17を備えると共に、前記接点Xkai及び接点Xheiを開閉して電動バルブMVを開方向に作動させる電動バルブ開放回路12、前記電動バルブ開放回路12を始動すると共に、電磁クラッチ制御回路17を作動させて前記電磁クラッチ68により水車40と圧縮機本体50間を連結する始動回路11、前記接点Xkai及び接点Xheiを開閉して電動バルブMVを閉方向に作動させる電動バルブ閉塞回路14、前記電動バルブ閉塞回路14を始動させると共に電磁クラッチ68による連結を切り離す停止回路13、及び、後述する圧縮機制御部20により発生された故障信号を受信して前記電動バルブ閉塞回路14を作動させて水車40を非常停止させると共に、電磁クラッチ68による連結を切り離す非常停止回路15を備えている。
【0053】
従って、前記始動回路11、電動バルブ開放回路12、停止回路13、電動バルブ閉塞回路14、非常停止回路15により、電動バルブMV及び電磁クラッチ68の制御を行う制御回路が構成され、電動バルブ制御回路16及び電磁クラッチ制御回路17により前記制御回路により制御される主回路が構成されている。
【0054】
なお、前記電動バルブ制御回路16は、電動バルブMVと前記接点Xkai及び接点Xheiとの間に熱動過電流リレー(THR)等を組み込んで、異物の噛み込み、過剰な水圧等により電動バルブMVに必要以上の負荷がかかった場合には、電動バルブが停止する既知の安全装置等を設けることもできる。
【0055】
以上のように構成された水車制御部10は、油圧の低下異常を検知して出力される圧縮機制御部20から故障信号を受信して、圧縮機本体50を水車40から切り離すと共に、水車40の非常停止を行うよう構成されている。
【0056】
この圧縮機制御部20は、圧縮機制御部20中の各接点を始動可能な状態にリセットするリセット回路21と、故障信号を発生する故障信号発生回路22と、水車40の回転数を検知する回転数検知回路23、潤滑油の循環回路中の油圧の低下異常を検知する油圧異常検知回路24、油圧の低下異常を警告する警告灯RL1を点灯する表示回路25を備えている。
【0057】
なお、前記水車制御回路10及び圧縮機制御回路20の各回路の構成は、一例として図2及び図3に示す通りであり、図2及び図3に示す各部の動作は図4及び図5に示す通りである。
【0058】
図2〜図5に示す構成より規定される本発明の制御回路の動作を図6及び図7に従って説明すれば、以下の通りである。
【0059】
(1) 圧縮機の始動
主電源ブレーカーMCBを閉じ、制御回路を交流電源に接続すると、圧縮機制御回路20中のリセット回路21のタイマTre及びリレーXreが通電して故障信号発生回路22の接点Xreが開くと共に、回転数検知回路23の接点Xreが閉じる。従って、前記油圧検知回路24の接点Xreの閉により、リレーXopが通電し、油圧検知回路24の接点Xopが閉じて自己保持されると共に、表示回路25の接点Xopが開き、警告灯RL1が消灯する。
【0060】
主電源ブレーカーMCBの閉によりタイマTreの通電から10秒の経過の後、リセット回路21の接点Treが開き、リレーXreに対する通電が停止すると、故障信号発生回路22の接点Xreが閉じると共に、油圧検知回路24の接点Xreが開く。この状態において制御回路のリセットが完了し、圧縮機1を作動可能な状態となる。
【0061】
以上のようにリセットが完了した状態において、制御盤等に設けられた水車の始動ボタンを操作して、水車制御部10の始動回路11の接点PB1を閉じると(図6中の「S1」)、リレーXonが通電して、電磁クラッチ制御回路17の接点Xonが閉じ、リレーXscに対する通電が開始される。このリレーXscに対する通電により、接点Xscが閉じ、電磁クラッチ68により水車40と圧縮機本体50間を連結する。また、接点Xscが自己保持されてリレーXscに対する通電が継続することから電磁クラッチ68は水車40と圧縮機本体50を連結した状態に維持し(図6中の「S2」)、また、始動回路11のリレーXonに対する通電により電動バルブの開放回路12の接点Xonが閉じてリレーXkaiが通電すると共に、電動バルブの閉塞回路14中の接点Xonが開いた状態となる。
【0062】
このリレーXkaiの通電により、電動バルブ開放回路12の接点Xkaiが閉じて自己保持され、始動ボタンを離して始動回路11の接点PB1が開いて、リレーXonに対する通電を停止しても、電動バルブ開放回路12は自己保持された接点Xkaiにより通電し、そのため電動バルブ制御回路16の接点Xkaiの閉状態が維持されるので、電動バルブMVは開動作を継続する(図5中の「S2」)。従って、この電動バルブMVの開動作によって圧縮機1の水車室46内に水の導入が開始されて水車40が回転を開始する。
【0063】
このようにして、水車40が回転を始め、水車40の回転数が所定値、一例として1,200min-1を越えると、水車40のシャフト44と、動力伝達手段60間に設けられた遠心クラッチ62が接続され、圧縮機本体50が始動する。
【0064】
この遠心クラッチ62による水車40のシャフト44と動力伝達手段60の連結により、動力伝達手段60の第2増速装置66の回転に連動して作動する油圧ポンプ90が始動して、潤滑油が循環回路内を循環し、この回路内の油圧が上昇する。
【0065】
このとき油圧が、一例として0.15Mpa に上昇すると、潤滑油の循環回路中に配置された油圧スイッチPS1が作動して、油圧異常検知回路中24中の接点PS1を閉じる。このとき、油圧異常検知回路24は、接点X1が閉じるため、この状態において再度油圧が低下して油圧スイッチPS1が作動して油圧異常検知回路24中の接点PS1が開閉したとしても、接点PS1の開閉による影響を受けずリレーXopに対する通電が継続され、故障信号発生回路22の接点Xopは開状態に保持され故障信号は発生しない。従って、本実施形態にあっては水車の回転数が後述の設定回転数以下である場合には、水車制御部10に設けられた非常停止回路15の接点Xalが閉じられることはなく、故障信号の発生は行われないよう構成されている。
【0066】
この状態において、さらに水車40の運転を継続すると、水車40の回転数が増加し、この回転数が所定の回転数、一例として1,500min-1となると、水車の回転数を検知する回転数検知装置RS1がこの回転数を検知して、回転数検知回路23中の接点RS1を閉じ、リレーX1に対する通電が開始される。
【0067】
このリレーX1に対する通電により、油圧異常検知回路24中の接点X1が開き、リレーXopは、油圧スイッチPS1と自己保持された接点Xopのみを介して通電された状態となり、油圧の低下異常に基づく接点PS1の開により、リレーXopに対する通電が停止して故障信号発生回路22の接点Xopを閉じ、故障信号を発生させることが可能となる。
【0068】
潤滑油の循環回路中の油圧が、0.15Mpa 以上である場合には、油圧スイッチにより油圧検出回路24中の接点PS1が閉じた状態にあるので、圧縮機1の運転が継続される(図6中の「S4」)。
【0069】
本発明の圧縮機の制御装置にあっては、例えば水車40の回転数を検出する回転数検知装置により検知された水車の回転数に従って、電動バルブ制御回路16の電動バルブMVの開度を調整可能に構成することもできる。
【0070】
一例として、水車40の定常回転数を1,800min-1に設定する場合、前記回転数検知装置が、水車の回転数が1,800min-1であることを検知する場合には、例えば電動バルブ制御回路の接点Xkai及びXheiのいずれも開き、電動バルブを停止してこの回転数による運転を維持し、回転数検知手段が水車の回転数が1,800min-1以上であることを検知する場合には、接点Xheiを閉じ、電動バルブMVを閉方向に動かすと共に、この閉動作に従って水車の回転数が1,800min-1となったことを回転数検知装置が検知すると、前述のようにこの位置にて電動バルブを停止し、さらに、水車の回転数が1,800min-1以下である場合には、電動バルブ制御回路の接点Xkaiを閉じ、電動バルブMVを開方向に作動してバルブを開き、水車の回転数が常に定常運転である例えば1,800min-1となるよう調整する回転数の制御機構を設けることもできる。
【0071】
このようにして圧縮機本体50が安定運転となる位置にて電動バルブMVが停止する(図6中の「S5」)。
【0072】
(2) 圧縮機の非常停止制御
以上の方法により始動され、運転中である圧縮機において、圧縮機の異常が検知された場合には、圧縮機制御部20により出力された故障信号により水車制御部10は水車40を非常停止すると共に、圧縮機本体50と水車40間の連結が解除されて圧縮機本体50が水車40とは独立して停止可能となる。このように、完全に停止する迄に長時間を要する水車40と切り離して圧縮機本体50を停止することで、圧縮機本体50を短時間にて停止させることが可能となり、圧縮機本体50やその付属品の故障、保守・点検等に際して圧縮機1を停止する場合、水車40の停止を待たずして作業を開始することができ、また、破損状態がひどくなったり他に広がることが防止できる。なお、このときの制御回路の各部の動作は、下記の通りである。
【0073】
圧縮機の異常として、本実施形態にあっては前述のように潤滑油の油圧が設定値である例えば0.15Mpa 以下に低下した場合には、潤滑油の循環回路中に設けられた油圧スイッチが作動して、圧縮機制御部の油圧異常検知回路24中の接点PS1を開く(図6中の「S4」)。
【0074】
この接点PS1の作動により、同様に油圧異常検知回路24中に設けられたリレーXopに対する通電が停止すると、故障信号発生回路22中の接点Xopが閉じると共に、表示回路中の接点Xopが閉じる。従って、表示回路25中に設けられた警告灯RL1が点灯して油圧異常を警告すると共に(図7中の「S6」)、故障信号発生回路22中のリレーXalが通電して、水車制御部10に設けられた非常停止回路15中の接点Xalを閉じる。
【0075】
この接点Xalの作動によりリレーXemが通電すると電磁クラッチ制御回路17中の接点Xemが開き、リレーXscに対する通電が停止し、これにより接点Xscが開き電磁クラッチ68が水車40と圧縮機本体50間の連結を切り離す(図7中の「S7」)。 また、前記非常停止回路15中のリレーXemの通電により電動バルブ開放回路12中の接点Xemが開き、リレーXkaiに対する通電が停止する。
【0076】
これと同時に、電動バルブ閉塞回路14中のXemが閉じ、リレーXheiが通電する。
【0077】
リレーXkaiに対する通電の停止により、電動バルブ開放回路12中の接点Xkaiが開き、該回路の自己保持が解除されると共に、電動バルブ制御回路16中に設けられた接点Xkaiも開き、電動バルブMVを開方向に作動する通電が停止する。
【0078】
一方、リレーXheiに対する通電により、電動バルブ制御回路16中の接点Xheiが閉じ、電動バルブMVに対して、該バルブを閉方向に駆動する通電がなされ、電動バルブMVは閉動作を開始する(図7中の「S8」)。
【0079】
前記電動バルブMVの閉動作が完了して水車室46に対する水の導入が完全に停止すると、この導入された水の落下エネルギーを回転エネルギーに変換する水車40の羽根車42の回転も停止し、圧縮機1は停止する。また、前記バルブMVが完全に閉じた状態となると(図7中の「S9」)、電動バルブ制御回路16中の接点Xheiが開き、電動バルブMVに対する通電も停止される(図7中の「S10」)。
【0080】
このように、圧縮機1が停止した後、圧縮機制御部20のリセット回路21に設けられたリセットスイッチの操作により、接点PB3が閉じると、リレーXreに対する通電が開始され、故障信号発生回路22中の接点Xreが開くと共に、油圧異常検知回路24中の接点Xreが閉じる。
【0081】
従って、前記油圧異常検知回路24の接点Xreの閉により、リレーXopが通電し、油圧異常検知回路24の接点Xopが閉じると共に、表示回路25の接点Xopが開き、警告灯RL1が消灯する。
【0082】
リセットスイッチを離して接点PB3が開くと、リレーXreに対する通電が停止して故障信号発生回路22の接点Xreが閉じると共に、油圧異常検知回路24の接点Xreが開く。この状態において制御回路のリセットが完了した状態となる(図7中の「S11」)。
【0083】
(3) 通常停止作業
圧縮機1が正常に作動している状態において、これを停止する場合には、停止ボタンを操作し、水車制御部10の停止回路13中にある接点PB2を閉じる(図6中の「S12」)。
【0084】
接点PB2を閉じると、この接点PB2に接続されたリレーXoffが通電し、電磁バルブ制御回路17中の接点Xoffが開く。そのためリレーXscに対する通電が停止して接点Xscが開き、電磁クラッチ68に対する通電が停止される。従って、電磁クラッチ68は水車40と圧縮機本体50間の連結を解除する(図6中の「S13」)。
【0085】
また、停止回路13中のリレーXoffに対する通電により電動バルブの開放回路12中の接点Xoffが開くと共に、電動バルブ閉塞回路14の接点Xoffが閉じる。従って、電動バルブ開放開回路12中のリレーXkaiに対する通電が停止すると共に、電動バルブ閉塞回路14中のリレーXheiに対する通電が開始され、閉じた状態にある電動バルブ開放回路12の接点Xkaiの自己保持が解除される一方、電動バルブ閉塞回路14中の接点Xheiが閉じた状態で自己保持される。従って、停止ボタンを離して接点PB2を開きリレーXoffに対する通電が停止して電動バルブ閉塞回路14中の接点Xoffが開いた状態となっても、閉じた状態に自己保持された接点Xheiを介してリレーXheiに対する通電が継続する。また、電動バルブ制御回路16に設けられた接点Xkaiが開き、接点Xheiが閉じるので、電動バルブMVに対して電動バルブMVを閉ざす方向に駆動する通電がなされ、電動バルブMVは閉動作を継続する(図6中の「S14」)。
【0086】
電動バルブMVが完全に閉じると、水車室46に対する水の導入も完全に停止し、水の落下エネルギーを回転エネルギーに変換して回転していた水車40の羽根車42もその回転を停止する。また、前記バルブMVが完全に閉じた状態となると(図6中の「S15」)、電動バルブ制御回路16中の接点Xheiが開き、電動バルブMVに対する通電も停止される(図6中の「S16」)。
【0087】
このようにして、停止された圧縮機1は、再度始動ボタンの操作により、水車制御部10の始動回路11中の接点PB1を閉じると、前述と同様の動作により圧縮機1の始動が開始される。
【0088】
次に、本発明の別の実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。
【0089】
図8に示す水車駆動型圧縮機1は、圧縮機本体50の停止を早める前述の図1に示す水車駆動型圧縮機1の構成に、さらに水車40の停止を早める構成を備えたものであり、水車40と水源間を連通する水圧管路3を開閉する電動バルブMV1の上流において水圧管路3を分岐して排水管路4に連通してバイパス管路5を形成し、このバイパス管路5を開閉する電動バルブMV2を設けている。
【0090】
この電動バルブMV2は、前記水圧管路3に設けられた電動バルブMV1の開放時、前記バイパス回路5を閉じ、電動バルブMV1の閉時、前記バイパス回路5を開くよう構成されており、本実施形態にあっては水圧管路3を開閉する前記電動バルブMV1を常時閉型の電動バルブと成すと共に、前記バイパス管路5を開閉する電動バルブMV2を常時開型の電動バルブと成し、両電動バルブMV1,MV2に対して同様の制御を行うことにより、両バルブを逆動作可能に構成している。
【0091】
この電動バルブMV2を備えた圧縮機の制御回路の水車制御部10の構成を一例として図9に示す。図9において、前述の図3に示す実施形態にあっては、水車制御部10は水圧管路3を開閉する単一の電動バルブMVのみを作動する電動バルブ制御回路16を備えているが、本実施形態にあっては電動バルブ制御回路16は、図3の実施形態における電動バルブMVに相当する電動バルブMV1の他に、バイパス管路5を開閉する電動バルブMV2を備えている。
【0092】
電動バルブMV2の制御回路中の接点Xkai,Xheiは、水圧管路3を開閉する電動バルブMV1の制御回路中の接点Xkai,Xheiと同様に動作し、従って常時閉である電動バルブMV1と、常時開である電動バルブMV2は、本実施形態にあっては全く逆の動作をするよう構成されている。
【0093】
なお、電動バルブMV2は必ずしも常に電動バルブMV1と逆の動作をするものである必要はなく、電動バルブMV1の閉動作時、開動作するものであれば良い。
【0094】
以上のように、水圧管路3と排水管路4間をバイパスするバイパス管路5を設けると共に、電動バルブMV1が水圧管路3を閉じるとき、前記電動バルブMV2がハイパス管路5を開くよう構成したので、電動バルブMV2の開動作により水圧管路3内の水がバイパス回路5を通って排水管路4にバイパスされることにより、水圧管路3を介して水車40に導入される水の流量が減少する。従って、水圧管路3を介して水車室46内に導入される水の流量は、電動バルブMV1の閉動作による減少と、バイパスによる減少という相乗効果により急速に減少し、電動バルブMV1の作動速度を変更することなく水車40を比較的短時間で完全に停止させることができる。
【0095】
また、バイパス管路5及び電動バルブMV2を設けたことにより、圧縮機1の停止時に電動バルブMV1にかかる衝撃力を軽減することができ、水圧管路3の閉塞のみにより圧縮機1の停止を行う場合に比較して電動バルブMV1をより小さな動力で作動させることができ、また、電動バルブMV1を従来のものに比較して高速で作動させた場合であっても弁体にかかる衝撃力を小さく抑えることができ、弁体の破損等を生じ難くすることができる。
【0096】
なお、図8及び図9に示す実施形態では、電磁クラッチ68と共に、バイパス管路5とこのバイパス管路5を開閉する電動バルブMV2を設けた構成について説明したが、バイパス管路5と電動バルブMV2を電磁クラッチ68と組み合わせることなく単独で設けた構成とすることもでき、必ずしも電磁クラッチ68と組み合わせることは必須ではない。 さらに、図10に、前述のような圧縮機1の停止作業時において圧縮機本体50の吸気口52を閉じると共に、圧縮機本体50の吐出口55を大気開放する負荷軽減回路18の構成例を示す。
【0097】
なお、図10に示す負荷軽減回路18は、図3及び図9に示す圧縮機制御回路の水車駆動部10に追加されるものであり、負荷軽減回路18以外の水車制御部10の動作についてはその説明を省略する。
【0098】
このように構成された負荷軽減回路18は、停止ボタンの操作又は故障信号により電動バルブ閉塞回路14中のリレーXheiが通電すると、負荷軽減回路18中の接点Xheiが開き、リレーXsvに対する通電が停止する。このようにして、リレーXsvに対する通電の停止により、接点Xsvが開き、電磁弁SVに対する通電が停止されて電磁弁SVがその位置を図1及び図8に示す位置に切り替わる。これにより、油圧シリンダ74の一次室74aに対して作動油が供給されて吸気口52を開閉する吸入弁53が閉じると共に、油圧シリンダ74の二次室74bに連通する配管81内の圧力低下により、この配管81内の圧力をパイロット圧として作動する放気弁73が開放して、吐出配管72を大気開放して圧縮機本体50を無負荷状態と成す。
【0099】
このように、圧縮機1の停止作業時、圧縮機本体50の吐出側を大気開放することで、吐出側の圧縮空気が圧縮機本体を逆流して圧縮機本体のロータを逆回転することを防止でき、また、逆流する高圧の圧縮空気により、吸気口52に設けられたエアフィルタ54の破損を防止でき、また、冷却や密封に油や水を用いるスクリュ圧縮機にあっては、水や油の逆流、吐出による機内の汚染等を防止することができる。
【0100】
なお、前記負荷軽減回路18は、空圧スイッチPS2により圧縮機本体50の吐出側圧力に応じて作動するよう構成することもでき、また、本実施形態にあっては電動バルブ閉塞回路14中のリレーXheiに連動して負荷軽減回路18を作動する例を示したが、この負荷軽減回路18は、圧縮機1の停止作業時、圧縮機本体50の吸気口52を閉じると共に、吐出口55を大気開放するものであれば良く、本実施形態において説明した構成に限定されない。
【0101】
以上のように構成された本発明の水車駆動型圧縮機において使用する圧縮機本体は、前述の実施形態において述べたスクリュ型圧縮機に限定されず、その他の例えばスクロール型圧縮機、レシプロ式の圧縮機等、各種の圧縮機本体に対して使用することができることは前述の通りである。
【0102】
また、動力伝達手段60として、前述の実施形態にあっては増速装置を備えた例について説明したが、動力伝達手段は水車の動力を圧縮機本体に伝達し得ると共に、圧縮機1の停止作業時、水車40と圧縮機本体50との連結を解除し得る構成のものであれば如何なる構成であっても良く、増速装置64,66を備える構成のものに限定されない。
【0103】
【発明の効果】
以上説明した本発明の構成から、本発明によれば、水車の水圧管路内に設けられた弁体に負担を与えることなく、圧縮機本体の停止および/又は水車の停止を従来のものに比較して短時間で行うことができ、従って水車駆動型圧縮機を停止の開始から停止完了までを比較的短時間にて行うことのできる水車駆動型圧縮機の停止方法及び前記方法を実施するための水車駆動型圧縮機を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 圧縮機の全体構成を示す説明図。
【図2】 実施例1における圧縮機の制御装置を示すシーケンス図。
【図3】 図2の水車制御部のシーケンス図。
【図4】 図2及び図3のタイムチャート(水車制御部)
【図5】 図2及び図3のタイムチャート(圧縮機御部)
【図6】 実施例1の制御装置の動作フロー(通常運転時)。
【図7】 実施例1の制御装置の動作フロー(非常停止時)。
【図8】 本発明の別の圧縮機の全体構成を示す説明図。
【図9】 図8の圧縮機の水車制御部のシーケンス図。
【図10】 負荷軽減回路のシーケンス図。
【符号の説明】
1 圧縮機(水車駆動型圧縮機)
3 水圧管路
4 排水管路
5 バイパス管路
10 水車制御部
11 始動回路
12 電動バルブ開放回路
13 停止回路
14 電動バルブ閉塞回路
15 非常停止回路
16 電動バルブ制御回路
17 電磁クラッチ制御回路
18 負荷軽減回路
20 圧縮機制御回路
21 リセット回路
22 故障信号発生回路
23 回転速度検知回路
24 油圧異常検知回路
25 表示装置
40 水車
42 羽根車
44 シャフト
46 水車室
46a 導入口(水車室の)
46b 排水口(水車室の)
50 圧縮機本体
51 入力軸
52 吸気口
53 吸入弁
54 エアフィルタ
55 吐出口
56 注油口
57 排油口
58 冷却媒体の導入口
59 排水口
60 動力伝達手段
62 遠心クラッチ
64 第1増速装置
66 第2増速装置
67 油溜まり
68 クラッチ手段(電磁クラッチ)
72 吐出配管
73 放気弁
74 油圧シリンダ
74a 一次室(油圧シリンダの)
74b 二次室(油圧シリンダの)
81,82,83,84,85 配管(潤滑油の循環回路)
86,87,88 配管(冷却媒体の循環回路)
90 油圧ポンプ
92 オイルクーラ
93 アフタークーラ
96 換気ファン

Claims (8)

  1. 圧縮機本体の入力側に水車を連結し、前記水車に対する水の導入を調整して水車の出力を制御する水車駆動型圧縮機において、
    前記圧縮機本体を前記水車から切り離し可能に連結して成り、
    前記水車と圧縮機本体間の連結を切り離すと共に、前記水車と水源間を連通する水圧管路を徐々に閉じることを特徴とする水車駆動型圧縮機の停止方法。
  2. 圧縮機本体の入力側に水車を連結し、前記水車に対する水の導入を調整して水車の出力を制御する水車駆動型圧縮機において、
    前記水車と水源間を連通する水圧管路と、水車に導入された水を排出する排水管路間をバイパス管路で連通して成り、
    前記バイパス管路を開放すると共に、前記バイパス管路の分岐点下流において前記水圧管路を徐々に閉じることを特徴とする水車駆動型圧縮機の停止方法。
  3. 圧縮機本体の入力側に水車を連結し、前記水車に対する水の導入を調整して水車の出力を制御する水車駆動型圧縮機において、
    前記圧縮機本体を前記水車から切り離し可能に連結すると共に、前記水車と水源間を連通する水圧管路と、水車に導入された水を排出する排水管路間をバイパス管路で連通して成り、
    前記水車と圧縮機本体間を切り離し、及び前記バイパス管路を開放すると共に、前記バイパス管路の分岐点下流において導入管路を徐々に閉じることを特徴とする水車駆動型圧縮機の停止方法。
  4. 圧縮機本体と、圧縮機本体の入力側に連結された水車を備え、前記水車に対する水の導入を調整して水車の出力を制御する水車駆動型圧縮機において、
    圧縮機の停止信号により前記圧縮機本体を前記水車から切り離すクラッチ機構を介して前記圧縮機本体と前記水車間を連結すると共に、前記圧縮機の停止信号により閉動作を開始するバルブを前記水車と水源間を連通する水圧管路に設けたことを特徴とする水車駆動型圧縮機。
  5. 圧縮機本体と、圧縮機本体の入力側に連結された水車を備え、前記水車に対する水の導入を調整して水車の出力を制御する水車駆動型圧縮機において、
    前記水車と水源間を連通する水圧管路と、水車に導入された水を排出する排水管路間を連通するバイパス管路を設け、
    圧縮機の停止信号により開動作を開始するバルブを前記バイパス管路に設けると共に、前記圧縮機の停止信号により閉動作を開始するバルブを前記バイパス管路の分岐点下流における水圧管路に設けたことを特徴とする水車駆動型圧縮機。
  6. 圧縮機本体と、圧縮機本体の入力側に連結された水車を備え、前記水車に対する水の導入を調整して水車の出力を制御する水車駆動型圧縮機において、
    前記水車と水源間の水圧管路と水車に導入された水を排出する排水管路間を連通するバイバス管路を設け、圧縮機の停止信号により開動作を開始するバルブを前記バイパス管路に設けると共に、前記圧縮機の停止信号により閉動作を開始するバルブを前記バイパス管路の分岐点下流における水圧管路に設け、
    さらに、前記圧縮機の停止信号により前記圧縮機本体を前記水車から切り離すクラッチ機構を介して前記圧縮機本体と前記水車間を連結したことを特徴とする水車駆動型圧縮機。
  7. 前記圧縮機の停止信号が、圧縮機の停止ボタンの操作により発生する信号及び/又は圧縮機の異常を検知する検知手段の検知信号である請求項4〜6いずれか1項記載の水車駆動型圧縮機。
  8. 前記圧縮機の停止信号により圧縮機本体の吸気口を閉じると共に、圧縮機本体の吐出口を大気開放する手段を備えたことを特徴とする請求項4〜7いずれか1項記載の水車駆動型圧縮機。
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