JP4466892B2 - アンテナ取付具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナ取付具に関し、アンテナ設置作業時間の短縮を図り、高所等の作業時に部品の落下を防止し、手摺の笠木や格子あるいはコンクリート手摺にも取付けできる取付箇所選択の自由度を高めたアンテナ取付具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
衛星放送受信用パラボラアンテナ100は、図6に示すように、パラボラ反射鏡101を、その裏面に取付けたマウント102とマスト押え具103とによりマスト104の先端に取付けられている。上記衛星放送受信用パラボラアンテナ100を取付けるアンテナ取付具120はマスト104、ベース板105および押え板106で構成されている。
【0003】
このマスト104基端にはベース板105を固着させ、このベース板105と押え板106とによりベランダ手摺の格子107を挟持し、ボルト108、スプリングワッシャ109、平ワッシャ110によりアンテナ取付具120を格子107に固定している。なお、符号111は一次放射器付コンバータ、112は支持アームであり、符号113は手摺の笠木である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来のアンテナ取付具120は、格子107に取付ける際、ベース板105からボルト108、スプリングワッシャ109、平ワッシャ110を取り外す必要があるため、分離した構造となっていた。それで、部品の落下や紛失の可能性が高く、作業性も悪いものであった。また、このアンテナ取付具では笠木113への取付けはできず、取付箇所選択の自由度は低いものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑み、アンテナ設置作業時間の短縮を図り、高所等での作業時に部品の落下を防止し、手摺の笠木や格子あるいはコンクリート手摺にも取付けできる取付箇所選択の自由度を高めたアンテナ取付具を提供すべく、マストを起立させたスライドガイドと、スライドガイドを摺動する押え具とを備え、スライドガイドと押え具との間に取付部材を挟持するようにしたアンテナ取付具であって、スライドガイドに複数個の切り込みを刻設し、押え具に装着したボルトの先端にナット板を螺着し、取付部材の厚さに応じて押え具を摺動させ前記ナット板を適宜箇所の切り込みに係合させて螺締するようにしたアンテナ取付具とした。
【0006】
また、本発明は、ベランダ手摺に取付可能とすべく、スライドガイドおよび押え具の高さを格子間の間隔より狭く、スライドガイドに設けたベース板の幅および押え具に設けた押え板の幅を格子間距離より長く設定した。
【0007】
さらに、本発明は、具体的には、取付部材を挟持する押え板のボルトをベース板および押え板の上方に配置させたアンテナ取付具とした。
【0008】
【発明の実施の態様】
本発明を、添付する図面に示す具体的一実施例に基づいて、以下詳細に説明する。
【0009】
図1および図2に示すように、基板1の両側からそれぞれ側壁2を下方へ垂設したスライドガイド3に、押え具4を摺動自在に設ける。
【0010】
押え具4は先端を直角状に屈曲させ取付部材を後述するベース板8とで押さえる押え板5を形成する。
【0011】
図2・図3に示すように、押え具4の両側を下方に屈曲させてフランジ6を形成し、スライドガイド3側壁2から内方へ水平状に折り曲げた支持片7上に前記フランジ6を支持させ、押え具4をスライドガイド3に対して摺動自在に設けている。
【0012】
基板1の端面1aにはスライドガイド3の押え具4の押え板5に対向する箇所に、スライドガイド3本体より広幅のベース板8を固着する。このベース板8に対向する押え板5の幅もほぼ同様の大きさに設定する。
【0013】
押え具4の押え板5の上部に2本のボルト9を摺動自在に挿入し、その先端にナット板10を螺着する。
【0014】
スライドガイド3の側壁2には前記ナット板10が係合する切り込み11を複数個(図1では3個)刻設する。
【0015】
このアンテナ取付具は、スライドガイド3に押え具4が摺動自在に設けられ、ナット板10を螺着したボルト9が押え具4に装着されており、ベランダの格子や笠木に取付ける際、部品を分離させる必要がないので、高所等での作業時に部品を落下させる危険もなく、部品の紛失のおそれもなく、取付作業性も良い。
【0016】
このアンテナ取付具を取付部材たとえばベランダ手摺の格子に取付ける場合は、押え板5とベース板8とを適宜間隔に開かせ、図1のアンテナ取付具の水平状の押え板5およびベース板8を垂直状になるまで回転させ、その状態で格子間に挿入させ、格子が押え板5とベース板8との間に至った時停止させ、このアンテナ取付具を図4に示すように、90°回転させて押え板5とベース板8とを水平状にする。
【0017】
その後、押え具4を摺動させてナット板10を適宜箇所の切り込み11に係合させて、ボルト9をナット板10にねじ込んで固定する。この状態で図4に示すように、破線で表す格子22,22を押え板5とベース板8とで挟持している。ナット板10を適宜箇所の切り込み11に係合させるようにしたので、ボルト9を全長にわたりねじ込む必要はなく、先端部のみをねじ込むようにしたので、作業性が良くなる。
【0018】
ナット板10を切り込み11に係合させた際、ナット板10が落下しないように爪片12が突設してある。
【0019】
基板1の先端には、円弧板13を起立させ、マスト14の基端を円弧板13とクランプ板15とで挟持させ、ボルト16で螺締し、マスト14の先端には衛星放送受信用パラボラアンテナなどを取付ける。なお、マストを基板1の上面に溶着等で固着してもよい。
【0020】
アンテナ取付具を取付部材、たとえばベランダ手摺の笠木21に取付ける場合、図5に示すようにして行う。ベース板8と押え板5とで笠木21を挟みボルト9をねじ込むことにより取付固定することができる。この時、ボルト9は笠木21よりも上方に配置しているので、ボルト9が笠木21にて当接することはない。なお、符号22は格子である。このアンテナ取付具は取付部材の厚さがかなり変化しても取付具4を摺動させナット板10の位置を変更させるだけで取付けが可能で、取付け箇所選択の自由度が高まる。なお、ボルト9は押え板5とベース板8の上方に設けたが、笠木や格子に取付ける際、当接しない位置であればよい。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、上述のように、マストを起立させたスライドガイドと、スライドガイドを摺動する押え具とを備え、スライドガイドと押え具との間に取付部材を挟持するようにしたアンテナ取付具であって、スライドガイドに複数個の切り込みを刻設し、押え具に装着したボルトの先端にナット板を螺着し、取付部材の厚さに応じて押え具を摺動させ前記ナット板を適宜箇所の切り込みに係合させて螺締するようにしたアンテナ取付具であるので、アンテナ設置作業時間の短縮を図り、高所等の作業時に部品の落下を防止し、手摺の笠木や格子あるいはコンクリート手摺にも取付けできる取付箇所選択の自由度を高めた。
【0022】
また、本発明は、ベランダ手摺に取付可能とすべく、スライドガイドおよび押え具の高さを格子間の間隔より狭く、スライドガイドに設けたベース板の幅および押え具に設けた押え板の幅を格子間距離より長く設定したアンテナ取付具であるので、部品をバラバラにして作業を行う必要がなく、部品の落下や紛失のおそれもなく、作業性に優れている。
【0023】
さらに、本発明は、具体的には、取付部材を挟持する押え板のボルトをベース板および押え板の上方に配置させたアンテナ取付具であるので、ボルトが取付部材に当接せず、確実に挟持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ取付具の具体的一実施例の斜視図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】図1の縦断面図である。
【図4】図1のナット板が切り込みから係合が外れた状態の斜視図である。
【図5】図1のアンテナ取付具をベランダ手摺の笠木に装着した状態の側面図である。
【図6】従来のアンテナ取付具をベランダ手摺の格子に装着する状態の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…基板
2…側壁
3…スライドガイド
4…押え具
5…押え板
6…フランジ
7…支持片
8…ベース板
9…ボルト
10…ナット板
11…切り込み
12…爪片
13…円弧片
14…マスト
15…クランプ板
16…ボルト
21…笠木
22…格子
Claims (3)
- マストを起立させたスライドガイドと、スライドガイドを摺動する押え具とを備え、スライドガイドと押え具との間に取付部材を挟持するようにしたアンテナ取付具であって、スライドガイドに複数個の切り込みを刻設し、押え具に装着したボルトの先端にナット板を螺着し、取付部材の厚さに応じて押え具を摺動させ前記ナット板を適宜箇所の切り込みに係合させて螺締するようにしたアンテナ取付具。
- スライドガイドおよび押え具の高さを格子間の間隔より狭く、スライドガイドに設けたベース板の幅および押え具に設けた押え板の幅を格子間距離より長く設定した請求項1記載のアンテナ取付具。
- 取付部材を挟持する押え板のボルトをベース板および押え板の上方に配置させた請求項2記載のアンテナ取付具。
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