JP4466208B2 - Catvネットワークを利用した無線タグ情報収集システム - Google Patents

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Description

本発明はCATVネットワークを利用した、情報収集システム、情報監視システム、徘徊・盗難防止システムに関するものである。
近年の犯罪増加に伴い、外出先の子供がどこに居るのか知りたい、安全に行動しているか知りたいというニーズが高まっている。また、盗難物や徘徊老人の位置を検出して、早期に発見することができるシステムに対してのニーズがある。
これらを解決する手段として、ネットワークを利用した地域探索システムがある。
従来の地域探索システムとしては、無線タグの発信する無線電波を、各所に設置したアンテナ付カメラで受信し、受信画像をセンター局に送信するというものがあった(例えば、特許文献1参照)。
従来技術の内容を、図33を基に説明する。
この移動体認識及び追尾撮像監視システムは、撮像・監視を行おうとする屋内外のエリアに撮像・監視手段x1、x2、x3、・・・が配置され、これらを統轄管理するシステム管理手段x10が設けられる。それぞれの撮像・監視手段x1、x2、x3、・・・は、それぞれ自動的に、または設定によってパン、チルド、ズーミングなどにより監視可能な領域xA、xB、xC、・・・を有している。システム管理手段x10は、個々の撮像・監視手段x1、x2、x3、・・・と無線またはメタルワイヤケーブル、光ケーブル等の有線で連係されており、信号の送受信、モニタ装置によるリアルタイムの画像表示、録画等をその場でまたは遠方で実施することができるように構成されている。被撮像・監視対象である移動体x20、x30、・・・は、この例では人間の形に描かれており、識別信号発生手段x22、x32、・・・が付加されている。これら識別信号発生手段は、例えばICカードまたは無線タグとして構成され、常時またはシステム側からの要求に応じて当該手段に割り当てられたIDコードその他の所要情報を発信する。また、前記識別信号発生手段からの識別信号を受信する信号授受手段は、撮像・監視手段x1、x2、x3、・・・におくことができるが、システム管理部x10にあってもよい。この場合の信号授受の形態は、例えば携帯電話が待ち受け状態にある際に、基地局との間で交換されている交信可能圏内にあることの確認動作と同様である。このような確認動作を行っているため、撮像・監視手段x1、x2、x3、・・・は、目的とする識別信号発生手段x22、x32、・・・の発生する信号源を判定して追尾するように構成できる。したがって、自サービスエリアに被撮像・監視対象である移動体x20、x30、・・・が存在すればその挙動を認識して、追尾しながら撮像してその出力信号を所要箇所に伝送することができる。被撮像・監視対象である移動体x20、x30、・・・が、矢印Xのように移動して、撮像・監視手段2の領域Bに移動した後は、撮像・監視手段x1からのリレーを受けて撮像・監視手段x2によって認識し、当該移動体の追尾および撮像・監視が可能となる。さらに、移動体が破線矢印Yのように、撮像・監視手段x3の領域Cに移動した場合は、同様に撮像・監視手段2からのリレーを受けて撮像・監視手段x3によって認識し、追尾および撮像・監視が可能となる。これらの移動体を実際に撮像・監視をするか否かは、システム管理手段x10側の判断による。なお、移動範囲が通路に沿っていて複雑な動きがないような特別の用途にあっては、撮像・監視手段を複数設ける代わりに、通路に沿って路面、壁面、天井等に設けられた線状移動手段によって移動させながら追尾し、撮像・監視するように構成することも可能である。また、領域Aに複数の被撮像・監視対象x20、x30、・・・があった場合に、いずれの移動体に焦点を当てて追尾し撮像・監視するかはシステム管理手段x10によって適宜選択できる。このような区別は、識別信号発生手段x22、x32、・・・、それぞれのIDコードによって容易に判別することができる。
一方、地域ネットワークとしてはCATVがあり、ローカル番組などを独自に放送してきたが、新たなサービスの検討も進められている。
CATVネットワークのトポロジーの一例を図34に示す。
図34において、100はCATV局、200および200Aおよび200Bおよび200CはCATVネットワークの幹線を分岐するための分岐器(Branch Amplifier以後BAと称す)、210Aおよび220Aおよび230Aおよび210Cおよび220Cおよび230CはCATVネットワークの幹線を拡張するために信号の増幅などを行う延伸器(Extention Amplifier:以後EAと称す)、211Aおよび212Aおよび213Aおよび211Cおよび212Cおよび213Cは幹線から各家庭に信号を分岐するためのタップオフ装置(以後TOと称す)、212A1から212A3はCATV加入宅である。
図34にあるように、CATVネットワークはCATV局を頂点とする階層構造を持ったツリー構造のトポロジーであり、CATV局から分岐や延長を加えて地域内でのネットワークを構成している。
徘徊老人や子供の行動範囲を考えた場合、地域内でのセキュリティシステムとしてCATVネットワークを利用した位置検出システムが考えられる。
特開2003−317169号公報
しかしながら、前記従来の構成をCATVネットワークで実現しようとする場合、無線タグの収集装置をネットワーク上のいずれの場所に設置されるにしても、システム管理手段x10はCATV局となり、受信した画像やタグ情報やCATV局に情報が集まり、且つユーザーからの無線タグ情報収集リクエストもCATV局に集まるため、トラフィックの集中が発生したり、CATV局機器の負荷が大きくなったりする課題を有していた。
また、監視される人物が知らないうちに、第三者に無線タグを持たされた場合、常に監視される課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、トラフィック集中や、CATV局機器の負荷を軽減しつつ、家庭から位置情報や履歴情報を参照できる個人向け情報収集システムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の情報収集システムは、CATVネットワークが階層的なツリー構造であることに着目し、無線タグリーダをBAやEA及びTO等の中継装置に設置し、中継装置で無線タグを検出した場合、1つ上の階層の中継装置に情報を送り、一つ上の階層の中継装置は、無線タグを持つ人がツリーの階層を越えて移動した場合にのみ、移動情報をさらに上の階層の中継装置に情報を発行することにより、CATV局への情報転送量は少なくなり、トラフィック量を軽減させる。また、無線タグの情報はその無線タグを所有する加入者宅の最短の場所にある無線タグリーダ(以後ホームリーダと称す)に集め、且つ、加入宅からの無線タグの居場所の問い合わせはホームリーダに行うことによって、CATV局機器およびトラフィック量の軽減および分散を行う。また、無線タグのIDをCATV受信機のIDと対応付け、有効期限を設けることで無線タグを持つ人が無秩序に追跡されることを防ぐ。
前記従来の課題を解決するために、本発明の情報を収集するネットワークシステムは、無線タグの情報を受信するための無線信号受信手段と 前記無線信号受信手段で受信した信号を保持する受信信号保持手段とネットワークに接続するためのネットワーク接続手段とを備えた中継装置と、ネットワークに接続するためのネットワーク接続手段と所望の無線タグの情報を設定する無線タグ情報設定手段と
前記無線タグ情報設定手段で設定された無線タグに関する情報を要求する信号を生成する、無線タグ情報要求信号生成手段と前記中継装置からの情報を処理する無線タグ情報処理手段と前記無線タグ情報処理手段の結果を出力あるいは表示する無線タグ情報出力手段を備えた受信装置とを具備し、前記無線信号受信手段は、前記受信装置より指定する無線タグの情報のみを処理するものであり、前記無線タグの情報を前記受信装置からリクエストし、前記中継装置が収集して返信し、前記受信装置で確認することができることを、また、前記ネットワークとしてCATVネットワークを利用することを特徴とする。
本発明の一実施の形態において、任意の前記中継装置が受信した任意の前記無線タグの情報は、前記無線タグに関連付けられた中継装置に送信されることを特徴とする。
本発明の一実施の形態において、前記受信装置は、特定の中継装置とのみ通信することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記特定の中継装置とは、前記受信装置が情報収集を要求する前記無線タグに関連付けられた中継装置であることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記中継装置は、前記無線信号受信手段で無線タグ情報を受信可能なとき、もしくは受信が不可能になったときの少なくとも一つ以上のタイミングでのみ稼動することを特徴とする。
本発明の一実施の形態において、前記中継装置は、無線タグの情報を収集するための信号を出力する無線信号出力手段を具備することを特徴する。
また、本発明の一実施の形態において、前記中継装置の前記無線信号受信手段は、時刻情報を生成する時刻情報生成手段を具備し、前記受信信号保持手段は、無線タグの情報を収集した時刻も同時に保持することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、ネットワークに接続するためのネットワーク接続手段と、前記中継装置や前記受信装置とネットワークを通して通信するネットワーク通信手段と、前記中継装置から前記ネットワーク通信手段を通して前記無線タグ情報を取得する無線タグ情報取得手段と、前記無線タグ情報取得手段が取得した無線タグ情報を保持する無線タグ情報保持手段と、前記受信装置に表示させる情報を生成する情報生成手段と、前記受信装置に前記情報生成手段で生成した情報と前記無線タグ情報とを前記ネットワーク通信手段を通して送信する無線タグ情報送信手段とを備えた少なくともひとつ以上の局装置を具備し、前記無線タグ情報を前記中継装置が収集して前記局装置に送信し、前記局装置は前記受信装置からのリクエストに応じて前記無線タグ情報を送信することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記局装置の前記情報生成手段によって生成される情報は、前記無線タグ情報保持手段で保持されている情報が含まれていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記中継装置は、外部機器とのインタフェース手段を具備し、無線信号受信手段で受信した無線タグ情報に加え、前記外部機器から情報を収集することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記外部機器は前記中継装置と連動して動作することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記外部機器は、前記中継装置における前記無線信号受信手段で無線タグ情報を受信可能なとき、もしくは受信が不可能になったときの少なくとも一つ以上のタイミングでのみ稼動することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記外部機器は、前記中継装置にネットワークを介して特定の信号が入力されたときのみ稼動することを特徴とする。
本発明の一実施の形態において、前記中継装置は、前記無線信号受信手段によって受信した無線タグ情報を前記受信装置および前記局装置の少なくとも一つ以上に送信し、前記外部機器は収集した外部情報を前記受信装置へと送信し、前記受信装置では前記無線タグ情報と前記外部情報を合わせて表示することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記無線タグは、外部からの制御信号で内部情報を書替えるための内部情報書替え手段を具備し、外部からの制御信号で、無線タグの内部情報を書替え可能とすることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記中継装置は、前記無線信号受信手段によって受信する前記無線タグ情報と、前記受信装置より送信される受信機の固有情報とを比較する比較手段を具備し、前記無線タグ情報と前記固有情報または前記識別信号との比較結果が特定の条件を満たした時のみ前記無線タグ情報を前記受信装置に送信することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記無線タグは、時間情報を保持する時間情報保持手段を具備し、所定の時間が経過した後は前記無線タグ情報の送信を停止することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記無線タグは、所定の時間が経過した後は無効情報を送信することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記無線タグは、所定の時間が経過した後に、前記内部情報書替え手段を用いて内部情報を書替えることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記受信装置は、前記無線タグ情報処理手段によって前記中継装置からの情報を処理した結果が特定の条件を満たしていた場合に前記無線タグ情報出力手段から警告を表示することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記局装置は、前記受信装置ごとに個別のIDを生成する受信装置ID生成手段と、前記無線タグごとに個別のIDを生成する無線タグID生成手段と、を具備し、前記受信装置は前記固有情報を書替えるための固有情報書替え手段を具備し、前記局装置で無線タグと受信装置を関連付けて管理することを特徴とする。本発明の一実施の形態において、前記無線タグは前記中継装置からの信号を受信したことを使用者に通知する信号受信通知機能を備えることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記無線タグは、前記受信装置より送信された情報を表示する情報表示手段を具備することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記無線タグは、情報を入力する情報入力手段と、前記入力情報を前記受信装置あるいは前記局装置あるいは前記中継装置の少なくとも1つ以上へ送信する情報送信手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態において、前記無線タグは情報を送信したことを無線タグ保持者に通知する信号送信通知機能を具備することを特徴とする。
本構成によって、各家庭などに設置した受信装置で、無線タグを持った対象の、現在位置や履歴情報を取得して使用者に提示することができる。
本発明の情報収集システムによれば、トラフィックやCATV局装置の負荷を集中させることがなくなるので、CATVネットワークを用いて、安価に、家庭において子供や所有物の位置情報、行動履歴情報などの地域セキュリティ情報を観察することができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における無線タグ情報収集システムのネットワーク構成図である。図1は図34に示されたCATVネットワークと同様にツリー構成をとるが、説明に用いないツリー部を省略して示している。
図1において、200Rおよび200ARおよび200BRおよび200CRはそれぞれBA200、200A、200B、200Cの前段に設けられた、通信機能を持つ無線タグリーダ、220ARおよび210CRはそれぞれEA220Aおよび210Cの前段に設けられた、通信機能を持つ無線タグリーダ、221ARおよび211CRはそれぞれTO221Aおよび211Cの前段に設けられた、通信機能を持つ無線タグリーダ、S221A1およびS211C1は加入者宅221Aおよび211Cに設置されたSTB(Set Top Box:受信装置)、T221A1は加入者宅A1が所有する無線タグである。なお、図34と同記号に関しては説明を省略する。
まず、無線タグの情報をその無線タグを所有する加入者宅の最短の場所にあるタグリーダであるホームリーダに集め、且つ、加入宅からのタグの居場所の問い合わせはホームリーダに行うことによって、CATV局機器およびトラフィック量の軽減および分散を行う場合の説明を行う。
最初に概要を説明する。
無線タグT221A1が自宅221A1を出発し、自宅の最短の距離にあるTO221Aの近くを通ると、無線タグT221A1が出力する信号をTO221Aの前段に設置された無線タグリーダ221ARがその信号を受信し、T221A1というIDとT221A1のホームリーダのIDおよび受信時刻Time1を確認する。無線タグが出力する信号の構成例を図2に示す。
図2において、D101は本発明の無線タグ情報収集システムを用いたCATV局で行われるサービスの種別を示すサービスID、D102は無線タグのホームリーダを示すホームリーダIDで、本実施例では無線タグリーダ221ARが設置されているTOの221A、D103は無線タグ自身の識別を行う無線タグIDで本実施例では221A1、D104は各STBの固有IDである。
ここではT221A1のホームリーダは自宅の最短の距離のTO221Aに設置されている221AR自身であるので、221ARではT221A1と受信時刻Time1及びSTB_IDのみを保存する。
次に、無線タグT221A1が図1の破線矢印の方向に進み、EA220Aに近づくと、EA220Aの前段に設置されている無線タグリーダ220ARが無線タグT221A1の信号を受信し、221A1というIDとT221A1のホームリーダのID221Aおよび受信時刻Time2およびSTB_IDを確認する。この時T221A1のホームリーダは221Aと記載されているため、220ARはホームリーダ221ARにT221A1のIDと受信時刻Time2とSTB_IDおよび自身のIDである、220ARが設置されている220Aを送信する。ホームリーダ221ARではT221A1がTime2の時刻に無線タグリーダ220ARの場所を通過したことをSTB_IDとともに記憶する。同様に、無線タグT221A1が図1の破線矢印の方向に進み、BA200Aに近づくと、BA200Aの前段に設置されている無線タグリーダ200ARが無線タグT221A1の信号を受信し、221A1というIDとT221A1のホームリーダのIDである221Aおよび受信時刻Time3およびSTB_IDを確認する。200ARはホームリーダ221ARにT221A1のIDと受信時刻Time3およびSTB_IDと自身のIDである200Aを送信する。ホームリーダ221ARではT221A1がTime3の時刻に無線タグリーダ200ARの場所を通過したことをSTB_IDとともに記憶する。ホームリーダ221ARにデータを送信する場合は、変換テーブルを無線タグリーダが保持することによって、送信先のホームリーダのIPアドレスを知ることができる。図3にホームリーダIDとIPアドレスの変換テーブルの例を示す。
図3において、D110はホームリーダIDとホームリーダのIPアドレスを変換する変換テーブルであり、各無線タグリーダがCATV局などからブロードキャスト等であらかじめ送られて保持しているものとする。
なお、IPアドレス自体をホームリーダIDにしたり、IPアドレスの一部をIDにしたり、IPアドレスを特定の計算式に代入して算出された値をIDとすることでIDからIPアドレスへの変換処理を軽減したり、変換テーブルD110を保持するためのメモリリソースを軽減することが可能となる。図4にホームリーダが保持するホーム信号の情報の構成例を示す。
図4において、D111はホームリーダが保持する無線タグIDとSTB_IDの関連表、D112は無線タグの信号を受信した無線タグリーダと受信時刻の表である。
無線タグのホームリーダ221ARはD111に示されるように、ホームリーダ221ARが管理する無線タグと無線タグを所有する加入者宅のSTB_IDが保持されている。
無線タグIDとSTB_IDの関連表D111は列A、B、Cには無線タグリーダ221ARをホームリーダとする無線タグ、すなわちTOで分岐されてケーブル線が引き込まれている加入者が所有する無線タグが、1行目には無線タグID、2行目には無線タグを所有する加入者宅のSTB_IDが示されている。無線タグの信号を受信した無線タグリーダと受信時刻の表D112には1行目には無線タグID、2行目以降には無線タグリーダ221AR自身が受信した、あるいは他の無線タグリーダが受信した無線タグの情報であるタグリーダのIDとその時刻が保持されている。本実施例においては、A列に無線タグT221A1の情報が保持されている。
無線タグT221A1を所有する加入者221A1は、無線タグの場所を確認したい場合、STBのS221A1からホームリーダ221ARに自身のSTB_IDと問い合わせたい無線タグのIDを送信する。
D111に示された情報により、ホームリーダ221ARではSTBID=S221A1を確認し、所有する無線タグIDがT221A1であることを確認する。STB_IDが一致したら、D112の行2_1及び行3_1および行4_1に示された無線タグの信号を受信した場所、すなわち中継装置であるEAやBAの情報と、D112の行2_2及び行3_2および行4_2に示された無線タグの信号を受信した時刻の組み合わせをSTBのS221A1に送信する。これにより、加入者は無線タグT221A1がどの時刻にどこにいたかを知ることが可能となる。
なお、あらかじめブロードキャストでSTBあるいはCATV局から加入者宅のSTBIDと無線タグIDが送られ、保持されていて新たにサービスに加わるSTBが発生するたびに情報を追加されていってもよい。
また、STB_IDはユーザーがリクエストする際に入力するのではなく、STBが自動的に付与する。
同様に、加入者211C1は自身が所有する無線タグの情報を知りたい場合は、STBのS211C1からホームリーダである211CRに問い合わせる。
続いて、各構成機器の動作について詳細に説明する。最初に無線タグリーダについて、図5を用いて説明する。
図5において、T100は無線タグ、221ARは無線タグリーダ、221は無線タグリーダ221ARが取り付けられているTO、R10は無線タグリーダ221ARの電源供給部、R20は無線タグリーダ221ARをホームリーダとする無線タグの情報(以後ホーム信号と称す)を処理するホームリーダ部、R21は無線タグリーダ221ARをホームリーダとしている無線タグのIDや、他の無線タグリーダから送られてきた無線タグの情報、すなわち図4に示された情報を保持しておくホーム信号保持部、R22はホーム信号のチェックを行い、ホーム信号保持部R21に書き込みを行うホーム信号制御部、R30は無線タグの信号を受信する無線信号受信部、R40は無線信号受信部で受信した信号を保持する受信信号保持部、R50は受信した無線タグ信号の処理を行う受信信号処理部、R60はCATVネットワークに接続するためのネットワーク接続部、R70はケーブル線と結合するための結合部、R80は時刻情報を生成する時刻情報生成部である。
まず、無線タグの信号を受信した無線タグリーダの動作について説明する。
CATVのケーブルにおいては、通常の信号に、AC60Vが重畳されており、トランス(T)などで電源を取り出し、AC/DC変換を行って、DC24Vを取り出してEA等での増幅器の電源として用いる方法が一般的であり、電源部10でも同様にして電源を取り出し、無線タグリーダ221ARの電源を生成して、他の部に供給するが、本図では電源供給の接続信号は図示しない。無線信号受信部R30で無線タグT100の信号を受信すると、受信信号保持部R40では受信した信号をいったん保持する。
なお、無線信号受信部R30は一般的な無線タグリーダの読み取り部と同様のものであり、アンテナも含まれる。
受信情報保持部R40で保持される情報は図2で示された、無線信号受信部R30から送られてくる情報に加え、時刻情報生成部R80で生成される現在時刻情報であり、これによって、受信された無線タグの情報と、受信した時刻が保持される。受信信号処理部R50では受信信号保持部R40に保存された信号を図6に示す流れで処理し、解析する。
受信信号処理部R50では処理を開始後(S601)、受信信号保持部R40への情報書き込みを確認すると(S602)、書き込まれた情報のチェックを行う。サービスID(図5の101)をチェックし(S603)、本サービス、すなわち、本CATVネットワークを用いた無線タグ情報収集サービスのIDと異なる場合は、本サービス以外の無線タグの情報と判断し、受信信号保持部R40の情報を削除し(S604)、今回受信したデータの処理を終了する(S614)。サービスIDが本サービスを示していれば、ホームリーダID(図5の102)を読み取り(S605),チェックする(S606)。もし、ホームリーダIDが自身、すなわち0x221Aでなければ、他のホームリーダが管理するホーム情報と判断し、時刻情報生成部R80で生成した受信時刻とともに、ネットワーク接続部R60へ送信し(S607)、結合部R70からホームリーダIDが示すホームリーダへ転送して(S608)、今回受信したデータの処理を終了する(S614)。
なお、他のホームリーダへは時刻情報は送らず、他のホームリーダ側で、今回送信した情報を受信した時刻を記憶するようにすれば転送する情報量を削減することも可能である。
受信したネットワーク接続部R60は一般的なケーブルモデムと同等機能であればよいため、詳細な説明は省略する。また、他のホームリーダIDが自身、すなわち0x221Aを示していれば、ホーム信号処理部R22へ送り(S609),ホーム信号としての処理を行う。ホーム信号処理部R22では、受信した情報の無線タグID(図5のD103)を読み出し(S610),チェックする(S611)。チェックした無線タグIDがホーム信号保持部R20に格納されているID,すなわち、無線タグリーダ221ARが管理する無線タグのIDと一致していない場合は、不正データか、あるいはサービス登録前の情報として情報を破棄し(S612)、今回受信したデータの処理を終了する(S614)。無線タグIDが一致した場合は、無線タグの情報と、時刻情報生成部R80で生成された受信時刻情報をホーム信号保持部R21へ保持して(S614)、今回受信したデータの処理を終了する(S614)。
次に、他の無線タグリーダから自身のホーム信号を送られてきた場合の無線タグリーダの動作の流れに関して図7を用いて行う。無線タグリーダの構成は図5と同様である。
ネットワーク接続部R60では処理を開始後(S701)、他の無線タグリーダからの情報を受け取ると(S702)、受信情報制御部R50へ転送し(S703)、自身宛の情報であるかを確認する。以降は図6と同じ処理のため省略する。ただし、S607とS612ではもともと情報を保持しないので情報消去でなく、情報を無視する(S704)。
次にSTBから無線タグ情報収集のリクエストがあった場合の無線タグリーダの動作について図8で説明する。
ネットワーク接続部R60では処理を開始後(S701)、STBからの情報を受け取ると(S702)、STB_IDを確認し(S801)、要求しているSTBのIDと、情報を要求している無線タグのIDの組み合わせがホーム信号保持部R21に格納している、無線タグIDとSTB_IDの組み合わせに一致しているかをチェックし(S802)、一致しなければ要求を無視する(S704)。一致すれば、受信情報制御部R50へ転送し(S703)、自身宛の情報であるかを確認する。以降はS611までは図7と同じ処理のため省略するが、無線タグIDが一致した場合は、ホーム信号制御部R22はホーム信号保持部R21から該当する無線タグの情報を読み出して、ネットワーク接続部R60から送信する。
これまでが無線タグリーダ221A1の処理であったが、続いて無線タグの情報を収集するSTBのS221A1の動作について図9を用いて説明する。
図9において、S221A1は無線タグT221A1を所有する、加入者宅221A1に設置されているSTB、401は所有する無線タグT221A1に関する情報を設定する無線タグ情報設定部、402は無線タグの情報を取得するためCATVネットワークを介してホームリーダなどに要求する無線タグ情報要求部、403はCATVネットワークに接続するためのネットワーク接続部で一般的なケーブルモデムと同等なもの、404はネットワーク接続部403経由で収集された情報を処理する無線タグ情報処理部、405は無線タグ情報処理部404で受信した収集された無線タグの情報を外部へ出力する無線タグ情報出力部、406はCATV網から送られてくるテレビ放送などの信号を処理する放送処理部、407はSTBの使用者が無線タグ情報の収集を行い、表示するための信号を入力するUI部、500は放送信号とIPなどのネットワーク信号を別に処理するために、CATV信号を分岐する分岐器、600は外的要因から宅内の機器を保護する保安器、700はTVである。
ユーザーは図示しないSTBのリモコンなどを使って、STBに無線タグの情報を要求すると、STBのS221A1ではUI部407でその要求を確認する。なお、無線タグ情報の要求画面はCATV局の自主放送画面や、データ放送画面でBML記述を用いて形成可能である。UI部で要求を確認すると、無線タグ情報要求部402は、無線タグ情報設定部401に格納されている、STBのS221A1がある加入者221A1が所有している無線タグのIDであるT221A1と、ホームリーダである221ARのIPアドレスを読み出して、ネットワーク接続部403から分岐器500、保安器600を経由して、ホームリーダ221ARにリクエスト信号を送信する。ホームリーダ221ARから無線タグ情報が送られてきたら、無線タグ情報処理部404で無線タグT221A1が検出された時刻と無線タグリーダIDを抽出して、図10のD120に示すあらかじめ保持していた無線タグリーダIDと所在の場所を関連付けた変換テーブルで無線タグ情報出力部405ではTVで表示できるようなOSD(On Screen Display)等の文字情報に変換し、放送処理部406が処理可能なトランスポートパケット等のフォーマットに変換して放送処理部406に送る。放送処理部406が持つ表示機能を用いてTV700に出力する。図10のD121にTV700上での表示形式の一例を示す。
なお、無線タグ情報は無線タグ処理部404あるいはマザーリーダ221ARでBML記述に変換してデータ放送形式でTV700に表示させることも可能である。
また、最新情報だけを保持して、最終の居場所を表示することで取り扱う情報量を軽減することも可能である。
また、変換テーブルD120と関連付けた、BMLで記述された地図情報を無線タグ情報処理部404で保持し、無線タグの所在地を地図上であらわすことも可能である。地図上に現在位置を示す方法はカーナビゲーションシステム等で様々な方法が広く用いられているため、その方法は限定せず、ここでは説明を省略する。
次に、無線タグの動作について図11を用いて説明する。図11は本発明の実施の形態で用いられる無線タグの構成図の一例であり、本発明での無線タグの構成は本図に限定されない。
図11において、T100は無線タグ、T101は各無線タグ固有の無線タグIDおよびホームリーダIDを保持するID保持部、T102はID保持部T101に保持されている情報を読み出すID読み出し部、T103は送信部、T104は必要に応じて電波の受信も行う通信部である。
なお、無線タグT100は図示しない電源供給部も内部に具備している。
ID保持部T101は図2のD101からD104の構成をとる情報を保持し、ID読み出し部T102では常時あるいは周期的にID保持部T101から情報を読み出し、送信部T103から情報を送信する。このようにして送信された情報を無線タグリーダが受信する。
なお、前記実施の形態では無線タグリーダは無線タグを受信した場合にホームリーダに情報を送信していたが、無線タグの受信が途切れた場合に送信しても同様の効果が得られる。また、受信した場合および途切れた両方のタイミングでホームリーダに情報を送信することによって、より詳細な情報をユーザーに送ることが可能となる。
また、無線タグリーダはあらかじめSTBから要求や登録があった無線タグの情報のみを処理して送信することによって、ネットワークのトラフィックを抑制することが可能となる。
また、無線タグのホームリーダの関連情報は最初にブロードキャストで全無線タグリーダに送付しておいてもよい。
また、図5はTOの前段に取り付けられた無線タグリーダについて記述してあるが、ホームリーダでないEAやBAの無線タグリーダの場合はR20のホームリーダ部は必須構成ではない。
(実施の形態2)
次に、中継装置で無線タグを検出した場合、1つ上の階層の中継装置に情報を送り、一つ上の階層の中継装置は、無線タグを持つ人がツリーの階層を越えて移動した場合にのみ、移動情報をさらに上の階層の中継装置もしくはCATV局に情報を発行することにより、トラフィック量を軽減させる場合の、発明の実施の形態について図12を用いて説明を行う。図12は図34に示されたCATVネットワークと同様にツリー構成をとるが、説明に用いないツリー部を省略して示している。
図12において230ARおよび231ARおよび210BRおよび211BRはEAやTOに設置された無線タグリーダである。図5および図34と同じ記号に関しては説明を省略する。
最初に、無線タグT221A1が自宅221A1を出発し、自宅の最短の距離にあるTO221Aの近くを通ると、無線タグT221A1が出力する信号をTO221Aの前段に設置された無線タグリーダ221ARがその信号を受信する。無線タグリーダ221ARは無線タグT221A1の信号を受信し、無線タグT221A1が配下に入ったことを、ひとつ上の階層にある無線タグリーダ220ARに通信し、無線タグリーダ220ARでは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「221AR」の配下にあると記憶する。無線タグリーダ220ARは無線タグT221A1が配下に入ったことをひとつ上の階層にある無線タグリーダ200ARに通信し、無線タグリーダ200ARでは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「220AR」の配下にあると記憶する。以降同様に、無線タグリーダ200ARは無線タグリーダ200Rに無線タグリーダT221A1が配下に入ったことを通信し、無線タグリーダ200Rでは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「200AR」の配下にあると記憶する。無線タグリーダ200RはCATV局100に無線タグリーダT221A1が配下に入ったことを通信してもよいし、自身で管理してもよい。本実施の形態では無線タグリーダ200が管理する場合で説明を行う。
次に、無線タグT221A1が破線矢印方向に移動すると、無線タグリーダ221ARでなく、無線タグリーダ231ARが無線タグT221A1の信号を受信する。無線タグリーダ231ARは無線タグT221A1の信号を受信し、無線タグT221A1が配下に入ったことを、ひとつ上の階層にある無線タグリーダ230ARに通信し、無線タグリーダ230ARでは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「231AR」配下にあると記憶する。以降同様に、無線タグリーダ230ARは無線タグリーダ200ARに無線タグリーダT221A1が配下に入ったことを通信する。
また、無線タグリーダ221ARは無線タグT221A1の信号を受信しなくなったことをひとつ上の階層にある無線タグリーダ220ARに通信し、無線タグリーダ220ARでは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「221AR」の配下から外れたことを記憶する。以降同様に、無線タグリーダ220ARは無線タグリーダ200ARに無線タグリーダT221A1が配下から外れたことを通信する。
これにより、無線タグリーダ200ARは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「230AR」の配下に移動したことが確認できる。この時、無線タグリーダ200ARは自身の配下に無線タグT221ARがあることには変わりないのでひとつ上の階層にある無線タグリーダ200Rには通信しない。
続いて無線タグT221A1が破線矢印方向に移動すると、無線タグリーダ231ARでなく、無線タグリーダ211BRが無線タグT221A1の信号を受信する。まず、無線タグリーダ211BRは無線タグT221A1の信号を受信し、無線タグT221A1が配下に入ったことを、ひとつ上の階層にある無線タグリーダ210BRに通信し、無線タグリーダ210BRでは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「211BR」の配下にあると記憶する。無線タグリーダ210BRは無線タグT221A1が配下に入ったことをひとつ上の階層にある無線タグリーダ200BRに通信し、無線タグリーダ200BRでは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「210BR」の配下にあると記憶する。以降同様に、無線タグリーダ200BRは無線タグリーダ200Rに無線タグリーダT221A1が配下に入ったことを通信し、無線タグリーダ200Rでは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「200BR」の配下にあると記憶する。
また、無線タグリーダ231ARは無線タグT221A1の信号を受信しなくなったことをひとつ上の階層にある無線タグリーダ230ARに通信し、無線タグリーダ230ARでは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「231AR」の配下から外れたことを記憶する。無線タグリーダ230ARは無線タグT221A1の信号を受信しなくなったことをひとつ上の階層にある無線タグリーダ200ARに通信し、無線タグリーダ200ARでは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「230AR」の配下から外れたことを記憶する。同様に、無線タグリーダ200ARは無線タグT221A1の信号を受信しなくなったことをひとつ上の階層にある無線タグリーダ200Rに通信し、無線タグリーダ200Rでは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「200AR」の配下から外れたことを記憶する。
これにより、無線タグリーダ200Rは、無線タグT221A1が無線タグリーダ「200AR」及び「230AR」および「231AR」の配下から「200BR」および「210BR」および「211BR」の配下に移動したことが確認できる。
なお、無線タグリーダは無線タグが配下から外れたことを記憶せずに、消去してもよい。
加入者221A1が所有する無線タグT221A1の居場所を確認する場合は、STBのS221A1からCATV局100にリクエスト信号を発行する。リクエストの方法は実施の形態1で図9を用いて説明した内容と同様で、問合せ先がTO221ARからCATV局100に変わるだけである。CATV局100は無線タグリーダ200Rに「T221A1」の要求を発行すると、無線タグリーダ200Rは保持している内容から無線タグT221A1は無線タグリーダ200BRの配下にあることが確認できるので無線タグリーダ200BRに「T221A1」の要求を発行する。無線タグリーダ200BRは保持している内容から無線タグT221A1は無線タグリーダ210BRの配下にあることが確認できるので無線タグリーダ210BRに「T221A1」の要求を発行する。同様に、無線タグリーダ210BRは保持している内容から無線タグT221A1は無線タグリーダ211BRの配下にあることが確認できるので無線タグリーダ211BRに「T221A1」の要求を発行する。無線タグリーダ211BRは自身が「T221A1」を検出したことをCATV局100に返送する。CATV局100は無線タグ「T221A1が無線タグリーダ「211BR」にあることをSTBS221A1に返送する。STBのS221A1での表示方法は実施の形態1と同様のため省略する。
無線タグの信号を受信した場合の無線タグリーダの動作について、図13を用いて詳細に説明する。
図13において、R90は配下で検出された無線タグ情報を管理する配下信号部、R91は配下の無線タグに関する情報を保持する配下情報保持部、R92は配下情報保持部R91で保持された情報を読み出したり、書き込んだりする配下情報制御部である。図5とはホームリーダ部R20の代わりに配下情報部R90が設けられているだけである。
無線信号受信部R30で無線タグT221A1の情報を受信すると、受信信号保持部R40では受信した信号をいったん保持する。なお、無線信号受信部R30は一般的な無線タグリーダの読み取り部と同様のものであり、アンテナも含まれる。受信情報保持部R40で保持される情報は図14で示された、無線信号受信部R30から送られてくる情報に加え、時刻情報生成部R80で生成される現在時刻情報であり、これによって、受信された無線タグの情報と、受信した時刻が保持される。受信信号処理部R50では受信信号保持部R40に保存された信号をネットワーク接続部R60を経由して上位層の無線タグリーダ220ARに送信する。図14は図2のホームリーダIDのD102がない構成である。なお、図2と同一構成でも同等の効果が得られる。
次に下位層の無線タグリーダが無線タグを受信した場合の処理の流れについて無線タグリーダ220ARの動作を図15の流れ図を用いて説明する。なお、無線タグリーダの構成は図14と同じである。
無線タグリーダは処理を開始し(S1501)、下位の無線タグリーダである221ARから無線タグを検出した通知があると(S1502)、検出した無線タグのID(ここでは221A1)を読み出し(S1503)、チェックする(S1504)。もし、既に配下の他の無線タグリーダ(ここでは211ARや231AR)が検出したことがあれば、検出した無線タグリーダのIDを書き替えて記憶し(S1505)、このデータに関する処理を終了する(S1508)。もし、検出したことがなければ、無線タグリーダのIDと無線タグIDを記憶し(S1506)、上位の無線タグリーダ(ここでは200AR)に通知して(S1507)、このデータに関する処理を終了する(S1508)。下位層の無線タグリーダが無線タグを検出できなくなった場合も同様の処理の流れとなる。
図16に無線タグリーダが保持する、無線タグの情報の例を示す。
図16において、D130は最上位階層の無線タグリーダ200Rが保持する無線タグの情報、D140は無線タグ200ARが保持する情報、D141は最初に無線タグT221A1が無線タグリーダ221ARで検出されたときの無線タグリーダ200ARが保持していた情報、D142は無線タグT221A1が無線タグリーダ231ARで検出されたときの無線タグリーダ200ARが保持していた情報、D150は無線タグリーダ221ARが無線タグを検出したときの情報構成例である。
無線タグリーダ200RではD130にあるように、1階層下の無線タグリーダのIDとSTB_IDおよび、それらの無線タグリーダ配下にある無線タグの情報を保持する。
無線タグが移動した場合はD141からD142のように、情報を書き換える。なお、0xffffは無線タグが検出されていない状態である。
無線タグを検出した場合は、D150に示すように、検出した無線タグのIDとSTB_IDおよび、検出したことを知らせるフラグおよび検出時刻を記憶しておき、問い合わせがあった場合は、実施の形態1同様、保持しているSTB_IDとリクエストのあったSTB_IDを比較し、一致した場合のみ検出した無線タグのID、自身の無線タグID及び検出時刻をCATV局100に返送する。これにより不正なSTBからの要求を排除することが可能となる。
なお、STBからのリクエスト信号はCATV局100でなく、無線タグリーダ200Rに直接発行してもよい。
また、無線タグリーダ211BRが受信したことは、あらかじめひとつ上の階層の無線タグリーダ210BRに伝えておき、無線タグリーダ210BRが、無線タグT221A1が無線タグリーダ211BRの配下にあることをCATV局100に返送してもよい。
また、STB_IDと無線タグIDの組み合わせはCATV局100で保持し、STBから無線タグリクエストの要求があった場合、要求のあったSTB_IDが無線タグIDとの組み合わせに一致しているかを確認し、一致した場合のみ無線タグリーダにリクエスト信号を転送して、無線タグの情報収集要求はあらかじめ登録されたSTBからだけ行うことが可能となるようにしてもよい。
これにより、無線タグが移動した場合でも、階層を超えた移動の場合にしか信号が発生しないため、CATV局の負荷やネットワークのトラフィック量を軽減することが可能となる。
(実施の形態3)
次に、CATV局で無線タグから得た情報を基に地図情報などを生成してSTBに送信する場合の発明の実施の形態について説明を、図17を用いて行う。
図17において、100はCATV局、101は無線タグの情報を保持する無線タグ情報保持部、102は無線タグ情報を無線タグリーダから取得する無線タグ情報取得部、103はSTBへ送信する地図情報等を生成する情報生成部、104は無線タグの情報を送信する無線タグ情報送信部、105はネットワーク接続部、106はCATVネットワークへ信号を出力するために変復調を行う変復調部、107は通常の放送処理を行う放送部である。なお、無線タグの情報収集手段としては、実施の形態2で説明した手段を例に用いる。
実施の形態2で説明したように、無線タグを検出した無線タグリーダのIDが無線タグリーダ200RあるいはCATV局100に送られてくる。本実施の形態では実施の形態2同様、無線タグリーダ200Rに無線タグの情報が送られてきているとする。STBから無線タグ情報の収集要求が変復調部107及びネットワーク接続部106経由で送られてくると、無線タグ情報取得部102は無線タグを検出した無線タグリーダのIDを無線タグリーダ200Rに問い合わせて取得し、無線タグ情報保持部101で保持する。保持された無線タグリーダIDは情報生成部103で読み出され、無線タグ情報送信部104でBML(Broadcast Markup Language)フォーマットに変換して、ネットワーク変換部105から出力される。
情報生成部103の処理について、図18を用いて詳細に説明する。
図18において、1031はCATVネットワーク上の無線タグリーダの位置情報を保持するタグリーダ座標情報保持部、1032は無線タグ情報保持部101から無線タグリーダIDを読み出し、無線タグリーダIDの位置情報をタグリーダ座標情報保持部1031から読み出す無線タグ情報読出し部、1033はCATVネットワークが張られている地図情報を保持している地図情報保持部、1034は地図情報保持部1033から地図情報を読み出す地図情報読出し部である。
無線タグ情報保持部101にタグリーダIDが格納されると、無線タグ情報読出し部1032はタグリーダ座標情報保持部1031から読み出した無線タグリーダの座標軸情報を読み出す。タグリーダ座標情報保持部1031に格納されているデータの構成例を図19に示す。D150に示すように、無線タグリーダのIDと、無線タグリーダが地図情報保持部1033に保持されている地図上のどの位置に存在するかを示した座標を、縦軸をX、横軸をYにとってあらわしている。無線タグ情報読出し部1032は読み出した無線タグのIDと座標を地図情報読出し部1034に送る。地図情報読出し部1034では、無線タグ情報読出し部1032から送られてきた座標が中心来るように地図情報保持部1033から地図情報を読み出す。即ち、送られてきた座標が、X=100,Y=200であれば、X=50〜150、Y=150〜250の地図情報を地図情報保持部1033から読み出す。
なお、読み出す地図の大きさはプラスマイナス50を例にとって表したが、大きさは規定しない。地図情報読出し部1034で読み出された情報は無線タグ情報送信部104に送られて、BMLに変換されて送信される。
また、あらかじめ地図情報保持部1033にBMLデータで格納されていても同等の効果が得られる。
あるいは、地図情報保持部1033には無線タグリーダを中心とした分割地図情報が格納されていて、地図情報読出し部1034では図20のD160に示すような無線タグリーダIDと分割地図情報の関連表を保持しておいて、該当する無線タグリーダが中心となる分割地情報を地図情報保持部1033から読み出して送信しても同等の効果が得られる。D161は分割地図情報の一例である。
(実施の形態4)
次に、CATV局から地図情報を分割して送出し、STBで地図情報と無線タグの位置情報を結合して表示する場合について、図21を用いて説明する。
図21において、1035は地図情報保持部1031から読み出した地図情報を繰り返し送信する地図情報連続読出し部である。なお、地図情報保持部1033には無線タグリーダを中心に分割した地図情報を保持しているものとする。無線タグ情報保持部101にタグリーダIDが格納されると、無線タグ情報読出し部1032は読み出したタグリーダIDを無線タグのリクエストを行ったSTBに送信する。地図情報読出し部1035では、地図情報保持部1033から分割された地図情報を順に繰り返し読み出す。読み出された地図情報は中心にある無線タグリーダのIDを付与して、STBに繰り返し送信する。
STBでは送信されてきたタグリーダIDを基に連続して送られてきている地図情報から該当する分割地図情報を受信して表示する。
STBの動作の流れを、図22を用いて説明する。
動作を開始すると(S2201)、CATV局にリモコンなどで無線タグ情報収集のリクエスト信号を発行し(S2202)、無線タグを受信した無線タグリーダの無線タグリーダIDが送られてくるのを待つ(S2203)。無線タグリーダIDを受信すると(S2204)、次に、周期的に送られてくる分割地図情報の受信を行い(S2205)、分割地図情報に付与されている無線タグリーダIDのチェックを行う(S2206)。もし、先に受信した無線タグリーダIDと異なれば受信した地図情報を破棄して(S2207)、サイド受信を行う。一致すれば受信した地図情報をデコードして表示し(S2208)、処理を完了する。
なお、無線タグリーダに無線タグの位置検出機能が搭載されている場合は、位置検出情報を無線タグリーダからの座標情報に置き換えることによってさらに詳細な位置検出が可能となる。
(実施の形態5)
次に、中継装置と外部装置が得た情報をSTBに送信する場合の、発明の実施の形態について説明を行う。まず、無線タグリーダの動作について図23を用いて説明する。
図23において、R100は外部装置と接続するインタフェース部、300は外部装置の一例であるビデオカメラである。なお、他は図13と同じであるため記号の説明は省略する。また受信した無線タグ情報の処理や無線タグIDとSTB_IDの組み合わせチェック等は実施の形態の2で説明した方法を例に説明する。
無線信号受信部R30で無線タグT100の情報を受信すると、受信信号保持部R40では受信した信号をいったん保持する。なお、無線信号受信部R30は一般的な無線タグリーダの読み取り部と同様のものであり、アンテナも含まれる。受信情報保持部R40で保持される情報は無線信号受信部R30から送られてくる情報に加え、時刻情報生成部R80で生成される現在時刻情報であり、これによって、受信された無線タグの情報と、受信した時刻が保持される。受信信号処理部R50では受信信号保持部R40に保存された信号を、ネットワーク接続部R60を経由して上位層の無線タグリーダ220ARに送信する。これにより、CATV局あるいはCATV局に最も近いBAでは無線タグT100が無線タグリーダ221ARで受信したことを検索できるようになる。STBがCATV局に無線タグの情報収集要求を出すと、CATV局から無線タグリーダ221ARに要求が転送される。ネットワーク接続部R60では無線タグ情報のリクエスト要求があると、受信情報制御部R50へ転送し、自身が受信した無線タグの情報収集リクエストであるかを確認する。自身宛であれば、インタフェース部R100でビデオカメラ300を制御してビデオカメラの撮影を開始し、撮影した信号を受信する。なお、インタフェース部R100の制御プロトコルはIEEE1394(Institute of Electrical Electronic Engineers 1394)等一般的に知られた制御方法でよい。受信した撮影信号は、インタフェース部でリクエスト信号を発行したSTBにTCP/IPで定められたRTP(Real−time Transport Protocl)等のリアルタイム伝送プロトコルにあったフォーマットに変換されて伝送される。STBでは送られてきた信号をデコードすることによって、無線タグがいる場所の映像を視聴することが可能となる。
インタフェース部の詳細な動作について図24を用いて説明する。
図24において、R1001はビデオカメラ300を制御する外部装置制御部、R1002はビデオカメラ300から入力されたAV信号のフォーマットを変換するAV信号処理部、R103はIPでAV信号のリアルタイム伝送を行うための処理を行うRTP処理部である。
受信信号処理部R50からSTBからのリクエスト信号を受け取ると、STB_IDと無線タグIDのチェックを行い、無線タグIDの要求を行ったSTBが無線タグIDとの組み合わせで保持されているSTB_IDと一致した場合、外部装置制御部R1001はIEEE1394インタフェースでビデオカメラの撮影を開始する信号を送る。外部装置制御部R1001はIEEE1394インタフェースでビデオカメラが受信した信号を受け取るとAV信号処理部R1002に信号を伝送する。AV信号処理部R1002では、ビデオカメラ300から送られてきた信号が圧縮率の低い信号や、RTPで規定されていないデータフォーマットの場合、MPEG2の低ビットレートのAV信号に変換し、RTP処理部R1003に送信する。RTP処理部R1003ではRTPフォーマットに変換して外部装置制御部R1001から受け取ったSTBのIPアドレス宛てに送信する。無線タグの信号を受信できなくなった時点で、外部装置制御部R1001はビデオカメラ300に撮影終了信号を送る。
これにより、無線タグの居場所だけでなく、周りの映像音声の状態をSTBで確認することが可能となる。
なお、前記実施の形態ではビデオカメラは無線タグを受信した場合に動作していたが、STBや局設備からの要求信号で動作することにより、緊急で人を探す場合などに用いることも可能となる。
また、ネットワーク接続部R60でRTP処理を行ってもよい。
また、AV信号の転送フォーマットはRTPに限定しない。
また、AV信号の転送はファイル形式でもよい。
また、撮影終了のタイミングはリクエスト要求後一定時間経過したときでもよい。
(実施の形態6)
次に、無線タグが想定外の動きを示した場合にSTBから異常を知らせる場合の発明の実施の形態について図9を用いて、説明を行う。なお、無線タグの情報収集の動作については実施の形態1と同じとして説明を行うが、他の実施方法でもよい。
UI部407から無線タグ情報設定部401に異常状態の条件を設定する。異常条件としては、一定の速度を超えて移動している場合や、設定時刻に検出されるべき場所で検出されない場合、あるいは設定外の場所で検出された場合などが挙げられる。無線タグ情報要求部402ではホームリーダに対して周期的に無線タグ情報収集を行い、収集結果を無線タグ情報処理部404に送る。無線タグ情報処理部404では解析して、無線タグ情報設定部401で設定された異常状態の条件に当てはまった場合、無線タグ情報出力部405で異常を知らせる音声や映像信号を出力して、TV700で表示することによって異常を加入者に知らせることが可能となる。例えば、無線タグリーダ間を500mとし、無線タグリーダ間の移動が1分以内とすると、時速30km以上の速度で移動していることになり、子供が自分で移動しているとは考えられず、異常状態と認識できる。無線タグ情報設定部401で異常条件を無線タグリーダ間の移動を1分以内と設定した場合、無線タグ情報要求部402では30秒以内の周期でホームリーダから無線タグの情報を収集し、無線タグ情報処理部404では情報収集ごとに無線タグが異なる無線タグリーダで検出していないかを確認し、もし確認されているようであれば異常を知らせる信号を出力するように無線タグ情報出力部405に命令する。その他、UI部407で設定時刻と無線タグリーダIDを設定して特定時刻に特定の場所にいない場合、例えば19:00に塾にいるはずの場合、塾の近くの無線タグリーダIDで信号が検出されない場合、設定していない場所の無線タグリーダで検出された場合、設定された場所で検出された場合に異常を知らせる信号を出力するように無線タグ情報出力部405に命令することも可能である。
(実施の形態7)
次に、無線タグの内部情報を書き換えることによって無線タグの有効性に制限を設ける場合の発明の実施の形態について説明を行う。まず、CATV局100の動作について図25を用いて説明する。
図25において、110は無線タグ及びSTBのIDを管理し、生成するSTBおよび無線タグID生成部である。その他は図17と同じであるため説明を省略する。
STB及び無線タグID生成部110では、無線タグと無線タグを管理する受信機の新しい固有情報を生成して、現在の固有情報と現在の時刻情報をともに、ネットワーク接続部105経由でSTBに送信する。STBに送信するデータの構成例を図26に示す。
図26において、D171は送られてきた情報のコマンド種別、D172は現在用いられている固有情報、D173は新しい固有情報、D174は新しい固有情報が書き込まれた時刻である。
なお、書き替えた情報は無線タグ情報保持部101にも記憶することによって、STBから無線タグの情報収集要求があった場合、正式なSTBからの要請であるかを認証することも可能となる。
次に、STBでの動作について、図26を用いて説明する。
図27において、408はCATV局から送られてきたSTB及び無線タグのIDを保持する固有情報保持部、409は固有情報保持部408の内容を追加したり書き換えたりする固有情報書替え部である。その他は図9と同じであるため説明を省略する。
CATV局からネットワークを経由して固有情報が送られてきたら、固有情報書替え部409は固有情報保持部408の内容を書き換える。併せて、無線タグの固有情報も書き換える。この時、書き替えた時刻も一緒に無線タグに通信する。無線タグとは専用の通信プロトコルで通信してもよいし、IEEE1394やUSBインタフェース等の一般的な通信板フェースを用いてもよい。固有情報保持部408に書き込まれた値を無線タグ情報設定部401に送ることによって、無線タグとは新しい固有情報を基に通信することが可能となる。
続いて無線タグの動作について図26及び図28を用いて、また処理の流れについては図29を用いて説明する。
図28において、T105は現在時刻を生成する時刻情報生成部、T106はID保持部T101の情報を書き換える内部情報書替え部、T107はSTBから送られてきた固有情報を保持する固有情報保持部、400は無線タグT100を所有する加入者宅のSTBである。
STB400から固有情報保持部T107に固有情報が書き込まれる(S2901)。
内部情報書替え部T106は固有情報保持部T107から情報を読み出すと(S2902)、まず図26に示すコマンド種別D171を確認し、書替えコマンドであることを確認する。書替え以外には読出しや消去、書き込みなどのコマンドがある。次に(S2903)、現在固有情報D172を読み出すと(S2904)、ID情報保持部T101から現在の固有情報を読出し(S2905)、比較する(S2906)。一致しなければ、不正書替えか他の無線タグ用の固有情報として、書替えを行わず、固有情報保持部T107の情報を消去する(S2907)。一致した場合は、ID情報保持部T101へ新しい情報として書き込むとともに(S2908)、時刻情報D174もID情報保持部T101へ書き込む(S2909)。これにより新しい固有情報の書替えが完了する。新しい固有情報の有効期限を1日とした場合、固有情報保持部T107は定期的に固有情報保持部T107に格納されて入れる時刻情報を読出し(S2910)、時刻情報生成部T105で生成される現在時刻と比較し(S2911)、1日が過ぎた場合は、ID情報保持部T101の情報を出力不可とする(S2912)。これにより、定期的に情報を書き替えないと無線タグの情報を収集することが不可能となり、知らないうちに第三者に無線タグを持たされた場合でも、無制限に情報を収集されることを防ぐことが可能となる。
なお、有効期限が切れた場合には無線タグから図示しないメモリにあらかじめ保持していた無効を知らせる情報や、でたらめな情報あるいは保持している有効情報自体を書き換えて出力しても同様の効果が得られる。
また、有効期限が切れた場合、固有情報保持部T107の情報を消去すると、誤って書替えを忘れた場合、現在固有情報が読み出せず、書替えができなくなるので、消去ではなく出力不可としたが、プライバシー保護のため使用条件をより厳しくする場合は固有情報消去でもよい。
また、有効期限の長さは1日を例に説明したが特に規定しない。
また、D174には現在時刻ではなく有効期限を書き込んでもよい。
また、STBと無線タグのIDを別にすることによって、無線タグの情報を受信しただけではSTBのIDが判別できないので、成りすましによる無線タグ情報の不正収集を防ぐことも可能となる。
次に、STBが無線タグの固有情報を管理し、無線タグの固有情報を書き換える場合について図26から図28を用いて説明する。
STB400の固有情報書替え部409では図28で示すデータに加え、STBの固有情報をあらかじめ無線タグに送り、無線タグT100のID情報保持部T101では自身の固有情報や有効期限に加え、自分が所属するSTBのIDを格納する。以降、固有情報を書き換える場合は現在の固有情報に加え、STBのIDをチェックすることによって、他人のSTBで固有情報を書き換えられる事を防ぐことが可能となる。
また、本実施の形態は実施の形態1から実施の形態6で用いられたSTB_IDと無線タグIDチェックの代わりに適用することも可能である。
(実施の形態8)
次に、無線タグの使用者に無線タグの動作状況を通知する場合の、発明の実施の形態について図30を用いて、説明を行う。
図30において、T108は無線タグリーダからの信号を受信する受信部、T109は受信した信号を処理する受信信号処理部、T110は無線タグリーダからの信号を受信したことを無線タグ保持者に知らせる信号受信通知部、T111は、無線タグリーダへ信号を送信したことを知らせる信号送信通知部である。
まず、無線タグが無線タグリーダからの信号を受信したことを知らせる場合について説明する信号を送信する無線タグの構成を図31に示す。
図31において、R31は無線タグへ信号を出力する無線信号出力部である。他は図9と同じであるため説明を省略する。
STBでは無線タグ情報収集要求と同様の手順で無線タグへの信号発信要求を発行する。STBから要求があると実施の形態2で説明した手順で無線タグへSTBから要求が到達する。受信信号制御部R50で信号送信要求を受信すると、無線信号出力部R31を制御して無線タグに信号を送信する。この時、無線タグのIDを一緒に送る。
無線タグT100では、受信部T108で信号を受信すると、受信信号処理部T109で無線タグIDを解析し、ID読出し部T102を制御してID保持部T101で保持されているIDと比較して、一緒であれば信号受信通知部T110に信号を送る。信号受信通知部T110では信号を出力して無線タグ保持者に信号受信を知らせる。
なお、信号通知部T110はLEDや液晶ディスプレイ等の表示装置や音声発生器等一般的に用いられる信号発生器でよい。
これにより、無線タグ情報収集システムを用いて加入者宅から無線タグ保持者に連絡することが可能となる。
同様に無線タグが無線タグリーダへ信号を送信したことを知らせる場合については送信部T103から信号を送出する際、信号送信通知部T111へ信号を送る。信号送信通知部T111では信号を出力して無線タグ保持者に信号受信を知らせる。信号送信通知部T111は信号受信通知部T110と同一構成でよい。
これにより、無線タグ保持者は無線タグリーダに情報を読み取られていることが分かり、第三者に自分が知らないうちに無線タグを持たされていた場合に気付くことが可能となる。
また、無線タグが発信する信号を、無線タグ自身が受信部T108で受信することにより、無線タグが発信した情報を別の無線タグでも受信し、その情報を無線タグリーダに送信することにより、無線タグの出力信号が無線タグリーダに届かない場所にいても、近くの無線タグを経由することで無線タグリーダに転送することが可能となり、より多くのエリアをカバーすることも可能となる。
(実施の形態9)
次に、無線タグの使用者が無線タグを使って情報を通知する場合の、発明の実施の形態について図32を用いて、説明を行う。
図32において、T112は無線タグ使用者が情報を入力する情報入力部である。他は図30と同じであるため説明を省略する。
無線タグ保持者は情報入力部T112で情報を入力すると、ID保持部T101に一旦保持される。以降は、ID読出し部T102で入力された情報を読出し、ID保持部に保持された固有情報と同様の処理で無線タグリーダに出力される。
情報入力部T112はボタンやスイッチ等一般的なユーザーインタフェースを持った入力装置であり、入力された情報とデコードしてID保持部T101へ書き込む機能を持つ。
なお、これまでの実施の形態では無線タグ自身が信号を出力する無線タグを例に説明してきたが、図31に示すような無線タグリーダの場合、無線タグリーダからの送信信号を受信して無線タグが電磁誘導などで発電し、信号を返信する無線タグでも同様の効果が得られる。
また、これまでの実施の形態では無線タグリーダはBAやEAおよびTOの前段に設置した例を説明してきたが、BAやEAの場合は後段でも全く同様の効果が得られる。TOの場合はTOで電源がカットされているため後段に設置する場合は別途無線タグリーダに電源を供給することにより同様の効果が得られる。
また、これまでの実施の形態では無線タグリーダはBAやEAおよびTOと別の構成で説明してきたが、無線タグリーダをBAやEAおよびTOと一体化して内蔵した構成でも同様の効果が得られる。
また、構成上、BAやEA等の中継装置以外にも、TO出口までの同軸のケーブル線上であれば場所を問わず電源供給が可能であるので無線タグリーダを設置することが可能となる。
また、これまでの実施の形態は無線タグを人ではなく、物に装着することによって、盗難品の追跡などに用いることが可能となる。
また、これまでの実施の形態では無線タグリーダの電源はCATVケーブルから供給していたが、太陽電池やバッテリーなど外部から供給されてもよい。
また、用途に応じて、無線タグIDと組み合わせ可能なSTB_IDを複数登録してもよい。
あるいは、STB_IDを0xffffなど特定の条件にすればどのSTBからのも呼び出し可能との条件設定を行うことも可能である。
本発明に係る情報収集システムは、家庭から子供の所在や移動履歴を確認することができる広域安全システムとして有用である。子供だけでなく徘徊老人の行動監視や物品の盗難防止にも利用できる。また、店舗における品物の状態を家庭から確認するような買い物システムなどにも応用することができる。また、家庭内の物品に装着しておくことで盗難品の追跡などにも応用することが可能となる。
本発明の実施の形態1におけるシステムのネットワーク構成図 本発明の実施の形態1における無線タグが出力する信号の構成例を示す図 本発明の実施の形態1における、無線タグリーダが保持するホームリーダIDとホームリーダのIPアドレスを変換する変換テーブルの構成例を示す図 本発明の実施の形態1における、ホームリーダが保持する無線タグの通過履歴情報を示す図 本発明の実施の形態1における無線タグリーダの構成図 本発明の実施の形態1における、無線タグの信号を受信した無線タグリーダの処理の流れを示す図 本発明の実施の形態1における、他の無線タグリーダから自身のホーム信号を送られてきた場合の無線タグリーダの動作の流れを示す図 本発明の実施の形態1における、STBから無線タグ情報収集のリクエストがあった場合の無線タグリーダの処理の流れを示す図 本発明の実施の形態1における、無線タグの情報を収集するSTBのS221A1の構成例を示す図 本発明の実施の形態1における、STBが保持する無線タグリーダIDと所在の場所を関連付けた変換テーブルを示す図 本発明の実施の形態1における、無線タグの構成例を示す図 本発明の実施の形態2における、システムのネットワーク構成図 本発明の実施の形態2における、無線タグリーダの構成例を示す図 本発明の実施の形態2における、無線タグが出力するデータの構成例を示す図 本発明の実施の形態2における、下位層の無線タグリーダが無線タグを受信した場合の処理の流れを示す図 本発明の実施の形態2における、無線タグリーダが保持する、無線タグの情報の例を示す図 本発明の実施の形態3における、CATV局設備の構成例を示す図 本発明の実施の形態3における、CATV局設備の情報生成部の構成例を示す図 本発明の実施の形態3における、タグリーダ座標情報保持部に格納されているデータの構成例を示す図 本発明の実施の形態3における、無線タグリーダIDと分割地図情報の関連表及び分割地図の例を示す図 本発明の実施の形態4における、地図情報を分割して送出する場合のCATV局設備の情報生成部の構成例を示す図 本発明の実施の形態4における、STBの処理の流れを示す図 本発明の実施の形態5における、無線タグリーダの構成例を示す図 本発明の実施の形態5における、無線タグリーダのインタフェース部の構成例を示す図 本発明の実施の形態7における、CATV局設備の構成例を示す図 本発明の実施の形態7における、CATV局から送信されるデータの構成例を示す図 本発明の実施の形態7における、STBの構成例を示す図 本発明の実施の形態7における、無線タグの構成例を示す図 本発明の実施の形態7における、無線タグの処理の流れを示す図 本発明の実施の形態8における、無線タグの構成例を示す図 本発明の実施の形態8における、無線タグリーダの構成例を示す図 本発明の実施の形態9における、無線タグの構成例を示す図 従来の無線タグ情報収集システムの構成例を示す図 CATVネットワークの構成例を示す図
符号の説明
100 CATV局
101 無線タグの情報を保持する無線タグ情報保持部
102 無線タグ情報を無線タグリーダから取得する無線タグ情報取得部
103 STBへ送信する地図情報等を生成する情報生成部
1031 CATVネットワーク上の無線タグリーダの位置情報を保持するタグリーダ座標情報保持部
1032 無線タグ情報保持部101から無線タグリーダIDを読み出し、無線タグリーダIDの位置情報をタグリーダ座標情報保持部1031から読み出す無線タグ情報読出し部
1033 CATVネットワークが張られている地図情報を保持している地図情報保持部
1034 地図情報を読み出す地図情報読出し部
1035 読み出した地図情報を繰り返し送信する地図情報連続読出し部
104 無線タグの情報を送信する無線タグ情報送信部
105 ネットワーク接続部
106 CATVネットワークへ信号を出力するために変復調を行う変復調部
107 通常の放送処理を行う放送部
110 無線タグ及びSTBのIDを管理し、生成するSTBおよび無線タグID生成部
200,200A,200B,200C CATVネットワークの幹線を分岐するための分岐器(BA)
210A,220A,230A,210B,210C,220C,230C CATVネットワークの幹線を拡張するために信号の増幅などを行う延伸器(EA)
211A,212A,213A,211B,211C,212C,213C 幹線から各家庭に信号を分岐するためのタップオフ装置(TO)
212A1,212A2,212A3,212A1,212A2,212A3 CATV加入宅
200R,200AR,200BR,200CR,220AR,210CR,221AR,211CR 通信機能を持つ無線タグリーダ
300 外部装置の一例であるビデオカメラ
400 STB
401 所有する無線タグに関する情報を設定する無線タグ情報設定部
402 無線タグの情報を取得するためCATVネットワークを介してホームリーダなどに要求する無線タグ情報要求部
403 CATVネットワークに接続するためのネットワーク接続部
404 ネットワーク接続部403経由で収集された情報を処理する無線タグ情報処理部
405 無線タグ情報処理部404で受信した収集された無線タグの情報を外部へ出力する無線タグ情報出力部
406 CATV網から送られてくるテレビ放送などの信号を処理する放送処理部
407 STBの使用者が無線タグ情報の収集を行い、表示するための信号を入力するUI部
408 CATV局から送られてきたSTB及び無線タグのIDを保持する固有情報保持部
409 固有情報保持部408の内容を追加したり書き換えたりする固有情報書替え部
500 放送信号とIPなどのネットワーク信号を別に処理するために、CATV信号を分岐する分岐器
600 外的要因から宅内の機器を保護する保安器
700 TV
D101 本発明の無線タグ情報収集システムを用いたCATV局で行われるサービスの種別を示すサービスID
D102 無線タグのホームリーダを示すホームリーダID
D103 無線タグ自身の識別を行う無線タグID
D104 各STBの固有ID
D110 ホームリーダIDとIPアドレスの変換テーブル
D111 ホームリーダが保持する無線タグIDとSTB_IDの関連表
D112 無線タグの信号を受信した無線タグリーダと受信時刻の表
D120 あらかじめ保持していた無線タグリーダIDと所在の場所を関連付けた変換テーブル
D121 無線タグ通過履歴の表示形式の一例
D130 最上位階層の無線タグリーダが保持する無線タグの情報
D140 無線タグが保持する情報
D141 最初に無線タグT221A1が無線タグリーダ221ARで検出されたときの無線タグリーダ200ARが保持していた情報
D142 無線タグT221A1が無線タグリーダ231ARで検出されたときの無線タグリーダ200ARが保持していた情報
D150 無線タグリーダ221ARが無線タグを検出したときの情報構成例
D160 無線タグリーダIDと分割地図情報の関連
D161 分割地図情報の一例
D171 送られてきた情報のコマンド種別
D172 現在用いられている固有情報
D173 新しい固有情報
D174 新しい固有情報が書き込まれた時刻
R10 無線タグリーダの電源供給部
R20 無線タグリーダ221ARをホームリーダとする無線タグの情報を処理するホームリーダ部
R21 無線タグリーダ221ARをホームリーダとしている無線タグの情報を保持しておくホーム信号保持部
R22 ホーム信号保持部R21に書き込みを行うホーム信号制御部
R30 無線タグの信号を受信する無線信号受信部
R31 無線タグへ信号を出力する無線信号出力部
R40 無線信号受信部で受信した信号を保持する受信信号保持部
R50 受信した無線タグ信号の処理を行う受信信号処理部
R60 CATVネットワークに接続するためのネットワーク接続部
R70 ケーブル線と結合するための結合部
R80 時刻情報を生成する時刻情報生成部
R90 配下で検出された無線タグ情報を管理する配下信号部
R91 配下の無線タグに関する情報を保持する配下情報保持部
R92 配下情報保持部R91で保持された情報を読み出したり、書き込んだりする配下情報制御部
R100 外部装置と接続するインタフェース部
R1001 ビデオカメラを制御する外部装置制御部
R1002 ビデオカメラから入力されたAV信号のフォーマットを変換するAV信号処理部
R103 IPでAV信号のリアルタイム伝送を行うための処理を行うRTP処理部
S221A1,S211C1 STB
T100 無線タグ
T101 各無線タグ固有の無線タグIDおよびホームリーダIDを保持するID保持部
T102 ID保持部T101に保持されている情報を読み出すID読み出し部
T103 送信部
T104 必要に応じて電波の受信も行う通信部
T105 現在時刻を生成する時刻情報生成部
T106 ID保持部T101の情報を書き換える内部情報書替え部
T107 STBから送られてきた固有情報を保持する固有情報保持部
T108 無線タグリーダからの信号を受信する受信部
T109 受信した信号を処理する受信信号処理部
T110 無線タグリーダからの信号を受信したことを無線タグ保持者に知らせる信号受信通知部
T111 無線タグリーダへ信号を送信したことを知らせる信号送信通知部
T112 無線タグ使用者が情報を入力する情報入力部
T221A1 無線タグ
x1,x2,x3 従来技術における撮像・監視手段
x10 従来技術における統轄管理するシステム管理手段
x20,x30 被撮像・監視対象である移動体
x22,x32 識別信号発生手段
xA,xB,xC 監視可能な領域

Claims (29)

  1. 無線タグの情報を受信するための無線信号受信手段と
    前記無線信号受信手段で受信した信号を保持する受信信号保持手段と
    ネットワークに接続するためのネットワーク接続手段と
    を備えた中継装置と、
    ネットワークに接続するためのネットワーク接続手段と
    所望の無線タグの情報を設定する無線タグ情報設定手段と
    前記無線タグ情報設定手段で設定された無線タグに関する情報を要求する信号を生成する、無線タグ情報要求信号生成手段と
    前記中継装置からの情報を処理する無線タグ情報処理手段と
    前記無線タグ情報処理手段の結果を出力あるいは表示する無線タグ情報出力手段を備えた受信装置を具備し、
    前記無線信号受信手段は、前記受信装置より指定する無線タグの情報のみを処理するものであり、
    前記無線タグ情報を前記受信装置からリクエストし、前記中継装置が収集して返信し、前記受信装置で確認することができることを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記受信装置は、特定の中継装置とのみ通信することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記特定の中継装置とは、前記受信装置が情報収集を要求する前記無線タグに関連付けられた中継装置であることを特徴とする請求項2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記中継装置は、前記無線信号受信手段で無線タグ情報を受信可能なとき、もしくは受信が不可能になったときの少なくとも一つ以上のタイミングでのみ稼動することを特徴とする、請求項1から請求項のいずれか記載のネットワークシステム。
  5. 前記中継装置は、無線タグの情報を収集するための信号を出力する無線信号出力手段を具備することを特徴する、請求項1から請求項のいずれかに記載のネットワークシステム。
  6. 前記中継装置の前記無線信号受信手段は、時刻情報を生成する時刻情報生成手段を具備し、
    前記受信信号保持手段は、無線タグの情報を収集した時刻も同時に保持することを特徴とする、請求項1から請求項のいずれかに記載のネットワークシステム。
  7. 前記中継装置や前記受信装置とネットワークを通して通信するネットワーク通信手段と、
    前記中継装置から前記ネットワーク通信手段を通して前記無線タグ情報を取得する無線タグ情報取得手段と、
    前記無線タグ情報取得手段が取得した無線タグ情報を保持する無線タグ情報保持手段と、
    前記受信装置に表示させる情報を生成する情報生成手段と、
    前記受信装置に前記情報生成手段で生成した情報と前記無線タグ情報とを前記ネットワーク通信手段を通して送信する無線タグ情報送信手段と、
    を備えた少なくともひとつ以上の局装置を具備し、
    前記無線タグ情報を前記中継装置が収集して前記局装置に送信し、前記局装置は前記受信装置からのリクエストに応じて前記無線タグ情報を送信することを特徴とする、請求項1から請求項のいずれかに記載のネットワークシステム。
  8. 前記局装置の前記情報生成手段によって生成される情報は、前記無線タグ情報保持手段で保持されている情報が含まれていることを特徴とする請求項記載のネットワークシステム。
  9. 前記中継装置は、外部機器とのインタフェース手段を具備し、
    無線信号受信手段で受信した無線タグ情報に加え、前記外部機器から情報を収集することを特徴とする、請求項7または請求項のいずれかに記載のネットワークシステム。
  10. 前記外部機器は前記中継装置と連動して動作することを特徴とする、請求項記載のネットワークシステム。
  11. 前記外部機器は、前記中継装置における前記無線信号受信手段で無線タグ情報を受信可能なとき、もしくは受信が不可能になったときの少なくとも一つ以上のタイミングでのみ稼動することを特徴とする、請求項9または請求項10記載のネットワークシステム。
  12. 前記外部機器は、前記中継装置にネットワークを介して特定の信号が入力されたときのみ稼動することを特徴とする、請求項から請求項11のいずれかに記載のネットワークシステム。
  13. 前記中継装置は、前記無線信号受信手段によって受信した無線タグ情報を前記受信装置および前記局装置の少なくとも一つ以上に送信し、
    前記外部機器は収集した外部情報を前記受信装置へと送信し、
    前記受信装置では前記無線タグ情報と前記外部情報を合わせて表示することを特徴とする、請求項から請求項12のいずれかに項記載のネットワークシステム。
  14. 前記中継装置は、前記無線信号受信手段によって受信する前記無線タグ情報と、前記受信装置より送信される受信機の固有情報とを比較する比較手段を具備し、
    前記無線タグ情報と前記固有情報または前記識別信号との比較結果が特定の条件を満たした時のみ前記無線タグ情報を前記受信装置に送信することを特徴とする、請求項1から請求項13のいずれかに記載のネットワークシステム。
  15. 前記無線タグは、外部からの制御信号で内部情報を書替えるための内部情報書替え手段を具備し、
    外部からの制御信号で、無線タグの内部情報を書替え可能とすることを特徴とする、請求項1から請求項14のいずれかに項記載のネットワークシステム。
  16. 前記無線タグは、時間情報を保持する時間情報保持手段を具備し、
    所定の時間が経過した後は前記無線タグ情報の送信を停止することを特徴とする、請求項1から請求項15のいずれかに項記載のネットワークシステム。
  17. 前記無線タグは、所定の時間が経過した後は無効情報を送信することを特徴とする、請求項16に記載のネットワークシステム。
  18. 前記無線タグは、所定の時間が経過した後に、前記内部情報書替え手段を用いて内部情報を書替えることを特徴とする、請求項16または請求項17に記載のネットワークシステム。
  19. 前記受信装置は、前記無線タグ情報処理手段によって前記中継装置からの情報を処理した結果が特定の条件を満たしていた場合に前記無線タグ情報出力手段から警告を表示することを特徴とする、請求項1から請求項18のいずれか一項記載のネットワークシステム。
  20. 前記局装置は、前記受信装置ごとに個別のIDを生成する受信装置ID生成手段と、
    前記無線タグごとに個別のIDを生成する無線タグID生成手段と、
    を具備し、
    前記受信装置は前記固有情報を書替えるための固有情報書替え手段を具備し、
    前記局装置で無線タグと受信装置を関連付けて管理することを特徴とする、請求項から請求項19のいずれかに記載のネットワークシステム。
  21. 前記ネットワークとしてCATVネットワークを利用することを特徴とする請求項1から請求項20のいずれかに記載のネットワークシステム。
  22. 無線タグの情報を受信するための無線信号受信手段と、
    前記無線信号受信手段で受信した信号を保持する受信信号保持手段と、
    ネットワークに接続するためのネットワーク接続手段と、
    を具備し、
    収集した無線タグ情報をネットワークに接続された受信装置からリクエストに応じて送信するものであり、
    前記無線信号受信手段によって受信する前記無線タグ情報と、前記受信装置より送信される受信機の固有情報とを比較する比較手段を具備し、
    前記無線タグ情報と前記固有情報または前記識別信号との比較結果が特定の条件を満たした時のみ前記無線タグ情報を前記受信装置に送信する
    ことを特徴とする中継装置。
  23. 受信した任意の前記無線タグの情報を、前記無線タグに関連付けられた他の中継装置に送信することを特徴とする請求項22記載の中継装置。
  24. 前記無線信号受信手段で無線タグ情報を受信可能なとき、もしくは受信が不可能になったときの少なくとも一つ以上のタイミングでのみ稼動することを特徴とする、請求項22または請求項23に記載の中継装置。
  25. 無線タグの情報を収集するための信号を出力する無線信号出力手段を具備することを特徴する、請求項22から請求項24のいずれかに記載の中継装置。
  26. 前記無線信号受信手段は、時刻情報を生成する時刻情報生成手段を具備し、
    無線タグの情報を収集した時刻も同時に保持することを特徴とする、請求項22から請求項25のいずれかに記載の中継装置。
  27. 外部機器とのインタフェース手段を具備し、
    無線信号受信手段で受信した無線タグ情報に加え、前記外部機器から情報を収集することを特徴とする、請求項22から請求項26のいずれかに記載の中継装置。
  28. 継装置と受信装置とネットワークを通して通信するネットワーク通信手段と、
    前記中継装置から前記ネットワーク通信手段を通して無線タグ情報を取得する無線タグ情報取得手段と、
    前記無線タグ情報取得手段が取得した無線タグ情報を保持する無線タグ情報保持手段と、
    前記受信装置に表示させる情報を生成する情報生成手段と、
    前記受信装置に前記情報生成手段で生成した情報と前記無線タグ情報とを前記ネットワーク通信手段を通して送信する無線タグ情報送信手段と、
    を具備し、
    前記中継装置が収集した無線タグ情報を受信し、前記受信装置からのリクエストに応じて前記無線タグ情報を送信することを特徴とする局装置。
  29. 前記情報生成手段によって生成される情報は、前記無線タグ情報保持手段で保持されている情報が含まれていることを特徴とする請求項28記載の局装置。
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