JP4464805B2 - センサシステム - Google Patents

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Description

本発明は、複数台のセンサ本体を横並びに隣接配置して使用するセンサシステムに関する。
FA等の技術分野に使用される例えばファイバタイプの光電センサ、超音波センサ、近接センサ等のヘッド分離型センサでは、センサ本体をDINレールに多数台を横並び状態に装着してセンサシステムを構築することがある。かかるセンサシステムでは、各センサ本体に電源電力を供給するための電源線を各センサ本体毎に個別に接続するとなると、システムの構築作業に大変に手間取るため、その省配線化が望まれている。
そのような要望に応えるものとして、特許文献1記載の発明が公知である。これは、各センサ本体に接続される親コネクタおよび子コネクタを利用して電源電力を中継しようとするものである。具体的には、親コネクタには信号線に加えて電源線を導入しておき、その電源線に電気的に連ねて給電端子を設けてセンサ本体内の電源供給回路に連なる受電端子に接続されるようにすると共に、その電源線に電気的に連ねて隣接する子コネクタとの間で電気的な導通を確保するための内部導体を配置してある。子コネクタには隣のコネクタに向けて突出する中継端子が設けられると共に、その中継端子はセンサ本体の上記受電端子に接続可能とされると共に、その子コネクタに親コネクタが隣接している場合には、その親コネクタの上記内部導体に接続され、子コネクタが隣接している場合には、その子コネクタの中継端子に接続されるようになっている。したがって、多数台のセンサ本体を横並びに隣接配置し、端部のものに親コネクタを嵌合し、それ以外のものに子コネクタを嵌合すると、各子コネクタの中継端子が相互接続されると共に、端部の子コネクタは親コネクタの内部導体に接続され、結局、親コネクタに導入されている一対の電源線から親コネクタ及び全ての子コネクタに電源電力の供給が可能になる。
特許第3266198号
しかし、従来のセンサシステムでは、隣接したセンサ本体に嵌合したコネクタ間だけで、電源電力が順次供給されるから、隣接配置した多数の子センサのうちの一部を例えば点検・修理のためにコネクタから外している状態でも、他の子センサの全てに対して電源電力が供給されてしまう。すると、センサシステムとしては異常な状態にあるにもかかわらず、残ったセンサ本体の全ては正常に動作しているため、一見して異常があることに気が付かず、不用意に生産ライン等を稼働させてしまう等の問題があった。
本発明は上記の各課題に鑑みてなされたもので、複数のセンサ本体を隣接して配置して使用する際に、各センサ本体への電源電力の供給を簡単に行うことができるとともに、仮に一部のセンサ本体がコネクタから外された場合には、その異常を確実に察知できるようなセンサシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに隣接して配置される複数のセンサ本体と、それらのセンサ本体のコネクタ嵌合部に対して着脱自在に嵌合可能なコネクタとを含んだセンサシステムであって、前記センサ本体の前記コネクタ嵌合部には、外部電源からセンサ回路に電力を供給するための電力供給回路に電気的に連なる受電用端子が設けられ、前記センサ本体のうち隣接するセンサ本体のコネクタ嵌合部に対応する部分には、前記電力供給回路から分岐接続された電力送出用端子が設けられ、前記コネクタには、それが接続されたセンサ本体に隣接する他のセンサ本体の前記電力送出用端子に接続可能な中継端子部と、そのコネクタが接続されているセンサ本体の前記受電用端子に接続可能な給電端子部とが電気的に導通して設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のセンサシステムであって、前記センサ本体のコネクタ嵌合部に嵌合可能な親コネクタを備え、この親コネクタには、前記センサ本体の前記受電用端子に接続可能な電源端子を前記外部電源からの電源線に接続して設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のセンサシステムであって、前記センサ本体の側方にはエンドユニットが取付け可能となっており、そのエンドユニットには、前記外部電源からの電源線に電気的に連なる電源端子が、前記コネクタの前記中継端子部に接続可能に設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明は、互いに隣接して配置される複数のセンサ本体と、それらのセンサ本体に対して着脱自在に嵌合可能なコネクタとを含んだセンサシステムであって、前記センサ本体には、外部電源から内部のセンサ回路へ電力供給を行う電力供給回路と、この電力供給回路に電気的に連なって電力を隣接する他のセンサ本体に送り出すための電力送出用端子と、その電力送出用端子とは反対側に位置して隣接する他のセンサ本体の前記電力送出用端子に接続可能であって前記電力供給回路に電気的に連なる電力受け入れ用端子とが設けられ、前記電力送出用端子及び電力受け入れ用端子のうちの一方は、前記センサ本体のうち隣接配置された他のセンサ本体に対面する側壁面に非突出状態で設けられ、他方は、前記センサ本体の前記側壁面とは反対側にあって隣接配置された他のセンサ本体に対面する側壁面から常時は突出し前記センサ本体が隣接配置されたときに相手側の端子に押されて弾性的に後退する弾性変位端子により構成されており、前記各コネクタの一部のものには、前記外部電源からの電源線が引き込まれると共に、その電源線に電気的に連なる電源端子が備えられ、かつ、前記センサ本体には、さらに前記コネクタの前記電源端子に接続可能であって前記電力供給回路に電気的に連なる受電用端子が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4記載のセンサシステムであって、前記センサ本体は保持部材に着脱可能に装着することで互いに隣接して配置されるようになっており、前記弾性変位端子には前記センサ本体の前記保持部材への装着方向及び離脱方向側に斜面部が形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載のセンサシステムであって、前記弾性変位端子は、弾性板を円弧状に湾曲させた板状電極であり、その円弧の両側の斜面部が前記センサ本体の前記保持部材への装着方向及び離脱方向側に位置していることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4又は請求項5に記載のセンサシステムであって、前記弾性変位端子は、少なくとも先端側が球面状となった可動電極をスプリングにより弾性的に押圧して前記センサ本体の側面壁に設けた開口部から一部を突出させたものであることを特徴とする。
<請求項1の発明>
例えば3つのセンサ本体X,Y,Zが順に隣接して配置され、各センサ本体X,Y,ZにそれぞれコネクタCx,Cy,Czが嵌合されたとする。この状態では、例えばセンサ本体Yのコネクタ嵌合部に嵌合したコネクタCyの中継端子部は、隣のセンサ本体Xのコネクタ嵌合部に設けられている電力送出用端子に接続され、コネクタCy の給電端子はセンサ本体Yの受電端子に接続される。そして、センサ本体Xの電力送出用端子はそのセンサ本体Xの電力供給回路に電気的に連なっており、かつ、前記コネクタCyの中継端子部とコネクタCyの給電端子とは電気的に導通接続されているから、センサ本体Xに供給されている電源電力は隣接するセンサ本体Yの電力供給回路にコネクタCyを介して供給されることになる。さらに隣接するセンサ本体Zについても同様に、センサ本体XからコネクタCy,センサ本体Y,コネクタCzを順に介してセンサ本体Zの電力供給回路に電源電力が供給される。したがって、最初のセンサ本体X(またはいずれかのセンサ本体)の電力供給回路のみに電源電力が供給されるようになっていれば、隣接するセンサ本体に順次バトンタッチするようにして電力供給がなされるから、他のセンサ本体には電源線を接続する必要がなく、センサシステムへの電源供給ラインが簡素化される。
また、本発明では、コネクタのみを介して電源電力を順次バトンタッチするように下流に供給するのではなく、コネクタ、センサ本体、コネクタと間にコネクタを挟んで順に電源電力を下流に供給する構成であるから、仮に、例えば一部のセンサ本体Yがメンテナンス等のためにコネクタCy から外されていた場合には、そのセンサ本体Yの電力送出用端子と隣のセンサ本体Zに嵌合されているコネクタCz の中継端子との接続が外れ、その結果、そのセンサ本体Yの下流のセンサ本体群(センサ本体Z以降)には電力供給が遮断されることになる。このため、センサシステム全体として異常があることが明確になり、不用意に製造ラインを稼働させてしまうこと等がなく、安全である。
<請求項2の発明>
親コネクタをいずれかのセンサ本体のコネクタ嵌合部に嵌合すれば、そのコネクタに設けた電源端子がコネクタ嵌合部の受電用端子に接続されるから、外部電源から電源線を介して電力供給を行うことができる。コネクタを介して電源供給を行うことができるから、センサ本体群のうちのどのセンサ本体にまず電力供給を行うかを自在に設定することができ、外部電源からの電源ケーブルを配索する上での自由度が高くなるという利点がある。
なお、一般に、親コネクタは、横並びしたセンサ本体群のうちの端部のセンサ本体に装着されるが、センサ本体群のうちの端部以外(例えば、中間)のセンサ本体に装着してもよく、この場合、左右両方のコネクタへ電力を送るための端子(中継端子)をもう一つ増やせばよい。
<請求項3の発明>
センサ本体群の端部にエンドユニットを取り付けると、そこに設けた電源端子がセンサ本体に嵌合したコネクタの給電端子に接続されるため、外部電源からエンドユニットを介して電源供給を行うことができる。エンドユニットを介して電力供給を行うから、コネクタとしては電源端子を備えた電源コネクタを使用する必要がなく、単一種類のコネクタによってセンサシステムを構成することが可能である。
<請求項4の発明>
例えば3つのセンサ本体X,Y,Zが順に隣接して配置されているとする。この状態では、センサ本体Yの電力受け入れ用端子と、そのセンサ本体Yの前隣に位置するセンサ本体Xの電力送出用端子とは弾性的に接触して電気的導通状態にあり、かつ、センサ本体Yの電力送出用端子とセンサ本体Yの後隣に位置するセンサ本体Zの電力受け入れ用端子とは弾性的に接触して電気的導通状態にある。したがって、例えばセンサ本体Xの電力供給回路に電源電力が供給されているとすると、隣接するセンサ本体Yの電力供給回路には、センサ本体Xの電力送出用端子及びセンサ本体Yの電力受け入れ用端子を介して電源電力が供給され、さらに隣接するセンサ本体Zについても同様に、センサ本体Xからセンサ本体Yを介して電源電力が供給される。したがって、最初のセンサ本体X(またはいずれかのセンサ本体)の電力供給回路のみに電源電力が供給されるようになっていれば、隣接するセンサ本体に順次バトンタッチするようにして電力供給がなされるから、他のセンサ本体には電源線を接続する必要がなく、センサシステムへの電源供給ラインが簡素化される。
また、本発明では、コネクタを介して電源電力を順次バトンタッチするように下流に供給するのではなく、センサ本体を介して電源電力を順に下流に供給する構成であるから、仮に、例えば一部のセンサ本体Yがメンテナンス等のために取り外されていた場合には、そのセンサ本体Yの電力送出用端子とその隣のセンサ本体Zの電力受け入れ用端子との接続が外れ、その結果、そのセンサ本体Yの下流のセンサ本体群(センサ本体Z以降)には電力供給が遮断されることになる。このため、センサシステム全体として異常があることが明確になり、不用意に製造ラインを稼働させてしまうこと等がなく、安全である。
また、親コネクタをいずれかのセンサ本体のコネクタ嵌合部に嵌合すれば、そのコネクタに設けた電源端子がコネクタ嵌合部の受電用端子に接続されるから、外部電源から電源線を介して電力供給を行うことができる。コネクタを介して電源供給を行うことができるから、センサ本体群のうちのどのセンサ本体にまず電力供給を行うかを自在に設定することができ、外部電源からの電源ケーブルを配索する上での自由度が高くなるという利点がある。
なお、一般に、親コネクタは、横並びしたセンサ本体群のうちの端部のセンサ本体に装着されるが、センサ本体群のうちの端部以外(例えば、中間)のセンサ本体に装着してもよい。
<請求項5の発明>
各センサ本体を保持部材に対して着脱可能に装着することができる。弾性変位端子は常時は突出状態にあるから、保持部材に対してセンサ本体を装着する際、または取り外す際には弾性変位端子が引っかかることが懸念されるが、その弾性変位端子のセンサ本体の装着方向又は離脱方向側に斜面部が形成されているから、弾性変位端子はその斜面部に円滑にガイドされるので、センサ本体の装着及び取り外しの邪魔になることはない。
<請求項6の発明>
弾性変位端子は弾性板の曲げ変形によって製造することができるから、低コストで製造することができる。
<請求項7の発明>
弾性変位端子の先端側が球面状となっているから、センサ本体の装着および取り外しに伴って弾性変位端子が円滑に移動して引っかかりが生ずることがない。
<実施形態1>
以下、本発明(請求項1、2の発明に相当)のセンサシステムを光ファイバ式の光電センサに適用した一実施形態について、図1〜図7を参照しつつ説明する。なお、前後方向については、図1の左上方を前方として説明する。
本実施形態のセンサシステム100は、図1に示すように、断面略コ字状をなすレールRを跨って隣接して配置される複数のセンサ本体110と、それらの各センサ本体110に対して着脱自在に嵌合可能な複数のコネクタ130とからなり、このうち端部側(図1の左下端)に位置する親コネクタ130Aから端部側のセンサ本体110Aへと供給された電力が、下流側(図1の右上方)へと順次伝送されていくようになっている。なお、図1では、図面の単純化のために、センサ本体110とこれらに嵌合したコネクタ130とを3台分だけ示してある。
1.センサ本体の構成
センサ本体110は、幅方向(並び方向)に薄幅の略直方体状をなし、その内部には、図2に示すようなセンサ回路150が図示しない回路基板上に構成されている。このセンサ回路150は、タイミング発生回路151で生成された所定のタイミングで投光素子111を駆動するための駆動回路152、受光素子112の出力信号を増幅させる増幅回路153、増幅された信号を所定の閾値と比較するコンパレータ154、コンパレータ154からの信号を検波処理する検波回路155,検波回路155からの信号に基づき検出対象物の有無を判定した判定信号を出力する出力回路156等からなる周知の構成である。また、上記センサ回路150と共に、これに電源電力を供給するための電力供給回路157が設けられている。
このセンサ本体110の前面(図1における左上方)には、一対の光ファイバFが各基端部をセンサ本体110内に備えられた投光及び受光の両素子111,112にそれぞれ突き合わせた状態で差し込まれており、これにより投光素子111からの光が一方の光ファイバF内を伝わって検出対象物等に照射され、その反射光が他方の光ファイバFを通って受光素子112にて受光されるようになっている。
センサ本体110後面(光ファイバFの導出面と反対側)の略下半分は、後方に開放する凹部が幅方向の上流側(図3の左側)半分に形成されており、この凹部はコネクタ130が嵌合可能なコネクタ嵌合部120とされている(図3、図4)。
このコネクタ嵌合部120の奥壁には3本の端子121〜123が高さ方向に均等な間隔を空けて並列されている。このうち上段の端子は高圧側の電圧(V[V])を受電する高圧側受電用端子121とされ、中段の端子はセンサ本体110内部の出力回路156からの信号を外部に送信するための送信用端子122とされ、下段の端子は低圧側の電圧(例えば、0[V])を受電する低圧側受電用端子123とされている。
また、センサ本体110後面の略下半分においてコネクタ嵌合部120の下流側の側方(図4の右側方)には、上段の端子121の高さ位置に、後面および下流側の側面(図4において右側面)に開放するスリット117が形成されている。このスリット117内には、長方形状の電極板からなる高圧側送出用端子124が設けられている。また、下段の端子123の高さにも、同じく後面および下流側の側面(図4において右側面)に開放するスリット118が形成されており、このスリット118内には長方形状の電極板からなる低圧側送出用端子125が配されている。両スリット117、118内において各送出用端子124、125は天井面に密接して設けられ、この送出用端子124、125の下面とスリット117、118底面との間には、後述するコネクタ130の雄端子部141A、142Aが進入できるように、この雄端子部141A、142Aの板厚分だけの隙間が設けられている。また、これら送出用端子124、125の下面には、下方に僅かに突出する接触部124A、125Aが形成されている。
そして、これらの端子121〜123、124、125のうち高圧側受電用端子121、低圧側受電用端子123、高圧側送出用端子124および低圧側送出用端子125はセンサ本体110内部の電力供給回路157に電気的に接続されている。また、送信用端子122はセンサ本体110内部の出力回路156に電気的に接続されている。
なお、図1に示すように、センサ本体110の一側面の上部中央には、光を投光する投光部113が設けられると共に、他方の側面の上部中央には、投光部113からの光を受光する受光部114が設けられており、隣のセンサ本体110の投光部113からの光を隣接する下流側のセンサ本体の受光部114が受光することで下流側のセンサ本体110に対して検出状態等の情報を送信できるようになっている。
また、センサ本体110の底面には、長手方向の中央位置にレールRが収容される底面凹部115が設けられており、センサ本体110がレールRを跨るようにして取り付けられるようになっている。この底面凹部115において一対の対向する側壁からは内側に向かって突出するとともにレールRの前後両端部に係合可能な一対の係止爪116A、116Bが設けられている。
2.コネクタの構成
コネクタ130は、電源線C1,C2を備えて電源からの電力が伝送される1つの親コネクタ130A(図1の左端のコネクタ)と、電源線C1,C2を備えず隣接するセンサ本体110から電力が伝送される複数の子コネクタ130B、130C…とからなる。
まず、子コネクタ130B、130C…の構成について説明する。なお、これらの子コネクタ130B、130C…は、いずれも同一の構成であるから、代表して子コネクタ130Bについて説明する。
子コネクタ130Bは全体としてセンサ本体110のコネクタ嵌合部120に嵌合可能な略直方体状のコネクタハウジング131を有しており、その前面には、センサ本体110の各端子121〜123が挿入される3つの端子挿入孔132〜134が各端子に対応して3段に設けられている(図5)。上段、および下段の端子挿入孔132、134内には、雌型の高圧側給電端子132B、低圧側給電端子134Bがそれぞれ配されている(図6)。
また、コネクタハウジング131において上段の端子挿入孔132の高さ位置には、上流側のセンサ本体110と対向する側面(図3の左側面)に開口するとともに端子挿入孔132と連通するスリット135が形成されている。そして、このスリット135内には、高圧側の電圧を伝送するための高圧側中継端子141が挿入されている(図3、図6)。この高圧側中継端子141は長方形状の電極板からなり、その一端部がスリット135内に収容されて高圧側給電端子132Bと電気的に接続されている。そして、その他端部は子コネクタ130Bの上流側の側方(図3の左下方)へ突出して、隣接するセンサ本体110のスリット117に進入可能な雄端子部141Aとされている。
さらに、下段の端子挿入孔134の高さにも、同じく上流側のセンサ本体110と対向する側面に開口するとともに端子挿入孔134に連通するスリット136が形成されている。そして、このスリット136内には低圧側の電圧を伝送するための低圧側中継端子142が挿入されている。この低圧側中継端子142は高圧側中継端子141と同形の電極板からなり、その一端部がスリット136内に収容されて低圧側給電端子134Bと電気的に接続されている。そして、その他端部は子コネクタ130Bの下流側(図3の左下方)へ突出して、隣接するセンサ本体110のスリット118に進入可能な雄端子部142Aとされている。
中段の端子挿入孔133内には、雌型の受信用端子139が配されており、この受信用端子139は子コネクタ130Bの後面部に接続される信号線C3と電気的に接続されている。これによりセンサ本体110の送信用端子122と受信用端子139とが接続されて、出力回路156からの検出結果等の信号が信号線C3を介して外部に出力されるようになっている。
なお、コネクタハウジング131の上面部には、操作用押圧部138を備えた片持ち型のロックアーム137が一体に設けてあり、操作用押圧部138を手指で押圧しながらコネクタハウジング131をコネクタ嵌合部120内に挿入し、操作用押圧部138から手指を離すと、ロックアーム137が弾性的に復帰変形してその左右両側に突設した係合肩部137Aがセンサ本体110のコネクタ嵌合部120に形成した係合部120Aと係合してコネクタハウジング131の抜け止めがなされる。
一方、親コネクタ130Aは、子コネクタ130Bと同様の外形寸法のコネクタハウジング131と、このコネクタハウジングの上面部に設けられたロックアーム137とを備えている。この親コネクタ130Aには信号線C3に加えて外部電源(図示しない)に接続された高圧側、低圧側一対の電源線C1、C2が備えられ、これら2本の電源線C1、C2と信号線C3とが1本のケーブルにまとめられている。電源線C1、C2は、それぞれ上段および下段の端子挿入孔132、134内に配される雌型の高圧側電源端子132A、低圧側電源端子134A(図5参照)にそれぞれ電気的に接続されている。また、親コネクタ130Aは子コネクタ130B(130C)に設けられているスリット135、136および高圧側中継端子141、低圧側中継端子142を有さず、その上流側の側面(図1の左下方を向く面)は平坦に形成されている。
3.センサシステムの組み付け手順
複数のセンサ本体110を組み付けるには、例えば、まず必要台数のセンサ本体110をレールRに組み付け、隣り合ったセンサ本体110同士を若干離しておく。そして、上流(図1の左端)のセンサ本体110に親コネクタ130Aを装着し、残りのセンサ本体110に子コネクタ130B、130C…を装着する。これにより、センサ本体110の3つの端子121〜123がそれぞれコネクタ130の3つの端子挿入孔132〜134に挿入され、送信用端子122が受信用端子139に電気的に接続される。また、親コネクタ130Aにおいては高圧側受電用端子121、低圧側受電用端子123が高圧側電源端子132A、低圧側電源端子134Aにそれぞれ電気的に接続される。一方、子コネクタ130Bにおいては高圧側受電用端子121、低圧側受電用端子123が高圧側給電端子132B、低圧側給電端子134Bにそれぞれ電気的に接続され、その他の子コネクタ130C…においても同様に接続がなされる。
次いで、センサ本体110をレールRに沿ってスライドして、センサ本体110を上流側のものから順次密接させていく。すると、コネクタ130の高圧側中継端子141、低圧側中継端子142の雄端子部141A、142Aが隣接するセンサ本体110のスリット117、118に進入し、高圧側送出用端子124および低圧側送出用端子125の接触部124A、125Aと接触することで、高圧側中継端子141と高圧側送出用端子124、および低圧側中継端子142と低圧側送出用端子125がそれぞれ電気的に接続される(図6)。
4.本実施形態の効果
外部電源から電源線C1、C2を介して親コネクタ130Aに電圧が供給されると、高圧側電圧については、高圧側電源端子132Aを介してこの親コネクタ130Aを嵌合したセンサ本体110の電力供給回路157に電圧が与えられる。これとともに、この電力供給回路157と接続した高圧側送出用端子124から隣接する子コネクタ130Bの高圧側中継端子141、高圧側給電端子132B、隣接するセンサ本体110Bの高圧側受電用端子121を介してこのセンサ本体110Bの電力供給回路157に電圧が与えられる(図7)。また、低圧側電圧についても、同様に、低圧側電源端子134Aを介してこの親コネクタ130Aを嵌合したセンサ本体110の電力供給回路157に電圧が与えられるとともに、この電力供給回路157と接続した低圧側送出用端子125から隣接する子コネクタ130Bの低圧側中継端子142、低圧側給電端子134B、および隣接するセンサ本体110Bの高圧側受電用端子121を介してこのセンサ本体110Bの電力供給回路157に電圧が与えられる。このようにして、隣接するセンサ本体110Bに電力が供給される。以下、同様にして、その隣のセンサ本体110C…に順次電力が供給されていく。
このように本実施形態によれば、最初のセンサ本体110A(またはいずれかのセンサ本体)の電力供給回路157に電源電力が供給されるようになっていれば、隣接するセンサ本体110B,110C…に順次バトンタッチするようにして電力供給がなされるから、他のセンサ本体110B,110C…には電源線C1,C2を接続する必要がなく、センサシステムへの電源供給ラインが簡素化される。
また、本発明では、複数のコネクタのみを介して電源電力を順次バトンタッチするように下流に供給するのではなく、例えば、コネクタ130B、センサ本体110B、コネクタ130Bというように、センサ本体110Bを挟んで順に電源電力を下流に供給する構成であるから、仮に、例えば一部のセンサ本体110Bがメンテナンス等のためにコネクタ130Bから外されていた場合には、そのセンサ本体110Bの高圧側送出用端子124、低圧側送出用端子125と隣接するコネクタ130Cの高圧側中継端子141、低圧側中継端子142の接続が外れ、その結果、そのセンサ本体110Bよりも下流のセンサ本体110群には電力供給が遮断されることになる。このため、センサシステム100全体として異常があることが明確になり、不用意に製造ラインを稼働させてしまうこと等がなく、安全である。
さらに、コネクタ130を介して電源供給を行うことができるから、センサ本体110群のうちのどのセンサ本体110にまず電力供給を行うかを自在に設定することができ、外部電源からの電源ケーブルを配線する上での自由度が高くなるという利点がある。
なお、本実施形態では親コネクタ130Aは、横並びしたセンサ本体110群のうちの端部のセンサ本体110Aに装着されているが、センサ本体110群のうちの端部以外(例えば、中間)のセンサ本体110B、110C…に装着してもよく、この場合、左右両方のコネクタ130へ電力を送るための端子(中継端子)をもう一つ増やせばよい。
<実施形態2>
次に、請求項3の発明を具体化した実施形態2について図8を参照して説明する。本実施形態の実施形態1との相違点は、親コネクタ130Aに代えてセンサ本体110群の左右両端部に配されるエンドユニット160によって端部のセンサ本体110に電力供給を行うようにした点である。
本実施形態では、親コネクタ130Aを使用せず、全てのセンサ本体110に対して実施形態1の子コネクタ130B,130C…と同一の構成のコネクタ130を使用する。これらのコネクタ130およびセンサ本体110の構成は実施形態1と同一であるので同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態には、並列されたセンサ本体110群の両側に一対のエンドユニット160が配されている。このエンドユニット160は、コネクタ130が嵌合した状態のセンサ本体110とほぼ同形でやや薄幅の形状をなしている。
一対のエンドユニット160のうち上流側(図8の左側)のエンドユニット160Aの後端面からは外部電源からの電源線C1,C2が引き込まれている。また、このエンドユニット160Aにおいて下流側のセンサ本体110と対向する側の面(図8において右側面)には、隣接するセンサ本体110に嵌合されたコネクタ130の高圧側中継端子141、低圧側中継端子142と対応する位置にスリット162、163が設けられている。そして、このスリット162、163内には、高圧側及び低圧側の電源線C1,C2とそれぞれ電気的に接続された電源端子164、165が設けられている。そして、エンドユニット160Aがセンサ本体110群の端部側(図8の左端)に寄せて配されると、スリット162、163にコネクタ130の高圧側中継端子141、低圧側中継端子142が挿入されることで、電源端子164、165が高圧側中継端子141、低圧側中継端子142と接触する。これにより、外部電源からエンドユニット160Aを介して端部側(図8の左端)のセンサ本体110に電力が供給され、実施形態1と同様にしてその下流側のセンサ本体110にも順次電力が供給される。
以上のように本実施形態では、エンドユニット160を介して電力供給を行うから、電源線C1,C2を備えた親コネクタ130Aを使用する必要がなく、単一種類のコネクタ230だけでセンサシステムを構成することが可能である。
<実施形態3>
以下、本発明(請求項4、5、6の発明に相当)のセンサシステムを光ファイバ式の光電センサに適用した一実施形態について、図9〜図14を参照しつつ説明する。なお、前後方向については、図9の左上方を前方として説明する。
本実施形態のセンサシステム200は、図9に示すように、断面略コ字状をなすレールRを跨って隣接して配置される複数のセンサ本体210と、それらの各センサ本体210に対して着脱自在に嵌合可能な複数のコネクタ230とからなり、このうち端部側(図9の左下端)に位置する親コネクタ230Aから端部側のセンサ本体210Aへと供給された電力が、下流側(図9の右上方)へと順次伝送されていくようになっている。なお、図9では、図面の単純化のために、センサ本体210とこれらに嵌合したコネクタ230とを3台分だけ示してある。
1.センサ本体の構成
センサ本体210は、幅方向(並び方向)に薄幅の略直方体状をなし、その内部には、図10に示すようなセンサ回路240が図示しない回路基板上に構成されている。このセンサ回路240は、タイミング発生回路241で生成された所定のタイミングで投光素子211を駆動するための駆動回路242、受光素子212の出力信号を増幅させる増幅回路243、増幅された信号を所定の閾値と比較するコンパレータ244、コンパレータ244からの信号を検波処理する検波回路245,検波回路245からの信号に基づき検出対象物の有無を判定した判定信号を出力する出力回路246等からなる周知の構成である。また、上記センサ回路240と共に、これに電源電力を供給するための電力供給回路247が設けられている。
このセンサ本体210の前面(図9における左上方)には、一対の光ファイバFが各基端部をセンサ本体210内に備えられた投光及び受光の両素子211、212にそれぞれ突き合わせた状態で差し込まれており、これにより投光素子211からの光が一方の光ファイバF内を伝わって検出対象物等に照射され、その反射光が他方の光ファイバFを通って受光素子212にて受光されるようになっている。
センサ本体210後面(光ファイバFの導出面と反対側)の略下半分には、後方に開放する凹部が全幅にわたって形成されており、この凹部はコネクタ230が嵌合可能なコネクタ嵌合部220とされている(図11、図12)。
コネクタ嵌合部220には3本の端子221〜223が高さ方向に均等な間隔を空けて並列されている。このうち上段の端子は高圧側の電圧(V[V])を受電する高圧側受電用端子221とされ、中段の端子はセンサ本体210内部の出力回路246からの信号を外部に送信するための送信用端子222とされ、下段の端子は低圧側の電圧(例えば、0[V])を受電する低圧側受電用端子223とされている。
また、センサ本体210において上流側の側面(図11の左側面)には、矩形状に開口した受入側窓部224の一対が前後方向に並列して開口されている。この受入側窓部224からは、それぞれ高圧側受入用端子225および低圧側受入用端子226の弾性接触片225A、226A(板状電極)が臨んでいる(図11、図15)。これらの弾性接触片225A、226Aは、受入側窓部224の内側に配された高圧側受入用端子225および低圧側受入用端子226の基部225B、226Bから外方へ突出するとともに下側に向かって円弧状に曲げ加工されたもので、上端側を基端としてセンサ本体210の幅方向に沿って遥動可能とされるとともに、このセンサ本体210が組み付けられていない状態では円弧の最も膨らんだ部分が受入側窓部224から僅かに突出された状態となっている。
一方、センサ本体210において下流側の側面(図11の右側面)には、隣接するセンサ本体210の受入側窓部224に対応する位置に矩形状に開口した送出側窓部227の一対が開口されている。この送出側窓部227からは、それぞれ高圧側送出用端子228および低圧側送出用端子229の接触板228A、229Aが臨んでいる(図13、図15)。これらの接触板228A、229Aは送出側窓部227とほぼ同じ大きさの板状に形成されて、その板面がセンサ本体210の側壁部と面一となるようにして送出側窓部227に嵌め込まれている。
これらの端子のうち送信用端子222はセンサ本体210内部の出力回路246に電気的に接続され、その他の端子221、223、225、226、228、229はセンサ本体210内部の電力供給回路247に電気的に接続されている。
なお、図9に示すように、センサ本体210の一側面の上部中央には、光を投光する投光部213が設けられると共に、他方の側面の上部中央には、投光部213からの光を受光する受光部214が設けられており、隣のセンサ本体210の投光部213からの光を隣接する下流側のセンサ本体の受光部214が受光することで下流側のセンサ本体210に対して検出状態等の情報を送信できるようになっている。
また、センサ本体210の底面には、長手方向の中央位置にレールRが収容される底面凹部215が設けられており、センサ本体210がレールRを跨るようにして取り付けられるようになっている。この底面凹部215において一対の対向する側壁からは内側に向かって突出するとともにレールRの両端部に係合可能な一対の係止爪216A、216Bが設けられている。
2.コネクタの構成
コネクタ230は、電源線C1、C2を備えて電源からの電力が伝送される1つの親コネクタ230A(図9の左端のコネクタ)と、電源線C1、C2を備えず隣接するセンサ本体210から電力が伝送される複数の子コネクタ230B、230C…とからなる。
まず、親コネクタ230Aの構成について説明する。親コネクタ230Aは全体としてセンサ本体210のコネクタ嵌合部220に嵌合可能な略直方体状のコネクタハウジング231を有している(図12、図14)。コネクタハウジング231のの後面からは信号線C3と、外部電源(図示しない)に接続された高圧側、低圧側一対の電源線C1、C2とが導出され、これら2本の電源線C1、C2と信号線C3とが1本のケーブルにまとめられている。
また、コネクタハウジング231の前面には、センサ本体210の各端子221〜223が挿入される3つの端子挿入孔232〜234が各端子に対応して3段に設けられている(図14参照)。上段および下段の端子挿入孔232、234内には雌型の高圧側電源端子232A、低圧側電源端子234Aが配され、これらの端子232A、234Aはそれぞれ電源線C1、C2に電気的に接続されている。
また、中段の端子挿入孔233内には、雌型の受信用端子233Aが配され、この受信用端子233Aは信号線C3と電気的に接続されている。これによりセンサ本体210の送信用端子222と受信用端子233Aとが接続されており、出力回路246からの検出結果等の信号が信号線C3を介して外部に出力されるようになっている。
なお、コネクタハウジング231の上面部には、操作用押圧部238を備えた片持ち型のロックアーム237が一体に設けてあり、操作用押圧部238を手指で押圧しながらコネクタハウジング231をコネクタ嵌合部220内に挿入し、操作用押圧部238から手指を離すと、ロックアーム237が弾性的に復帰変形してその左右両側に突設した係合肩部237Aがセンサ本体210のコネクタ嵌合部220に形成した係合部220Aと係合してコネクタハウジング231の抜け止めがなされる。
一方、子コネクタ230B、230C…は、親コネクタ230Aと同様の形状のコネクタハウジング231と、このコネクタハウジングの上面部に設けられたロックアーム237とを備えている。また、子コネクタ230B、230C…には親コネクタ230Aに設けられている高圧側電源端子232A、低圧側電源端子234Aおよび電源線C1、C2が備えられておらず、信号線C3と受信用端子233Aのみが備えられている。
3.センサシステム100の組み付け手順
複数のセンサ本体210を組み付けるには、例えば、まず必要台数のセンサ本体210をレールRに組み付け、隣り合ったセンサ本体210同士を若干離しておく。そして、端部側(図9の左端)のセンサ本体210に親コネクタ230Aを装着し、残りのセンサ本体210に子コネクタ230B、230C…を装着する。これにより、センサ本体210の3つの端子221〜223がそれぞれコネクタ230の3つの端子挿入孔232〜234に挿入され、送信用端子222が受信用端子233Aに電気的に接続される。また、親コネクタ230Aにおいては高圧側受電用端子221、低圧側受電用端子223が高圧側電源端子232A、低圧側電源端子234Aにそれぞれ電気的に接続される。
次いで、センサ本体210をレールRに沿ってスライドして、センサ本体210を上流側のものから順次密接させていく。すると、高圧側送出用端子228、低圧側送出用端子229の接触板228A、229Aに押されて隣接するセンサ本体210の高圧側受入用端子225および低圧側受入用端子226の弾性接触片225A、226Aがセンサ本体210の内側へ後退し、その弾性復元力によって接触板228A、229Aに弾性的に接触する。これにより、高圧側送出用端子228と高圧側受入用端子225、および低圧側送出用端子229と低圧側受入用端子226がそれぞれ電気的に接続される(図15)。
4.本実施形態の効果
外部電源から電源線C1、C2を介して親コネクタ230Aに電圧が供給されると、高圧側電圧については、高圧側電源端子232Aを介してこの親コネクタ230Aを嵌合したセンサ本体210Aの電力供給回路247に電圧が与えられるとともに、この電力供給回路247と接続した高圧側送出用端子228から隣接するセンサ本体210Bの高圧側受入用端子225を介してこのセンサ本体210Bの電力供給回路247に電圧が与えられる(図9、図14)。また、低圧側電圧についても、同様に、低圧側電源端子234Aを介してこの親コネクタ230Aを嵌合したセンサ本体210Aの電力供給回路247に電圧が与えられるとともに、この電力供給回路247と接続した低圧側送出用端子229から隣接するセンサ本体210Bの低圧側受入用端子226を介してこのセンサ本体210Bの電力供給回路247に電圧が与えられる。このようにして、隣接するセンサ本体210Bに電力が供給される。以下、同様にして、隣接するセンサ本体210C…に順次電力が供給されていく。
このように本実施形態によれば、最初のセンサ本体210A(またはいずれかのセンサ本体)の電力供給回路247に電源電力が供給されるようになっていれば、隣接するセンサ本体210B,210C…に順次バトンタッチするようにして電力供給がなされるから、他のセンサ本体210B,210C…には電源線C1、C2を接続する必要がなく、センサシステムへの電源供給ラインが簡素化される。
また、本発明では、複数のコネクタのみを介して電源電力を順次バトンタッチするように下流に供給するのではなく、センサ本体210Bを介して順に電源電力を下流に供給する構成であるから、仮に、例えば一部のセンサ本体210Bがメンテナンス等のために子コネクタ230Bから外されていた場合には、そのセンサ本体210Bの高圧側送出用端子228、低圧側送出用端子229と隣接するセンサ本体210Cの高圧側受入用端子225、低圧側受入用端子226の接続が外れ、その結果、そのセンサ本体210Bよりも下流のセンサ本体群には電力供給が遮断されることになる。このため、センサシステム全体として異常があることが明確になり、不用意に製造ラインを稼働させてしまうこと等がなく、安全である。
さらに、高圧側受入用端子225、低圧側受入用端子226の弾性接触片225A、226Aは常時は突出状態にあるから、センサ本体210を着脱する際にこの弾性接触片225A、226Aが引っかかることが懸念される。しかし、本実施形態においては弾性接触片225A、226Aが円弧状に形成されることで、この弾性接触片225A、226Aにおいてセンサ本体210の装着方向(上方向)又は離脱方向(下方向)側に斜面部が形成されており、センサ本体210の着脱の際にはこの斜面部にガイドされて弾性接触片225A、226Aが円滑に内側へ撓み変形するから、着脱の邪魔になることはない。また、このような弾性接触片225A、226Aは金属板を円弧状に曲げ加工することによって容易形成することができるから、低コストで製造することができる。
加えて、コネクタ230を介して電源供給を行うことができるから、センサ本体210群のうちのどのセンサ本体210にまず電力供給を行うかを自在に設定することができ、外部電源からの電源ケーブルを配線する上での自由度が高くなるという利点がある。
<実施形態4>
次に、請求項7の発明を具体化した実施形態4について図16、17を参照して説明する。本実施形態は、高圧側受入用端子225、低圧側受入用端子226の弾性接触片225A、226Aに代えてボール端子(可動端子)251、252を使用した点で実施形態3と相違する。
本実施形態のセンサ本体250は、実施形態3と同様の形状の薄幅の略直方体状をなしている。このセンサ本体250において上流側の側面(左側面)には、円形に開口した受入側窓部253の一対が前後方向に並列して設けられている。この受入側窓部253からは、それぞれ高圧側ボール端子251および低圧側ボール端子252が臨んでいる。これらのボール端子251、252は、金属により受入側窓部253の内径よりも一回り大きな径を有する球形に形成されるとともに、金属製のスプリング254の一端部が固着されている。このスプリング254により、センサ本体210が組み付けられていない状態では、ボール端子251、252が外方へ付勢されており、その球面の一部が受入側窓部253から僅かに突出された状態となっている。スプリング254の他端部は、ボール端子251、252の内側位置に設けられた金属製のソケット255に固着されており、このソケット255はセンサ本体210内部の電力供給回路247に電気的に接続されている。これによりボール端子251、252がスプリング254、ソケット254を介して電力供給回路247に電気的に接続されている。
センサ本体250のその他の構成は実施形態3のセンサ本体210と同様であり、コネクタ230の構成も実施形態3と同様であるので同一の符号を付して説明を省略する。
センサ本体250を組み付けると、高圧側送出用端子228、低圧側送出用端子229の接触板228A、229Aに押されて隣接するセンサ本体210の高圧側ボール端子251および低圧側ボール端子252がセンサ本体210の内側へ後退し、その弾性復元力によって接触板228A、229Aに弾性的に接触する。これにより、高圧側送出用端子228と高圧側ボール端子251、および低圧側送出用端子229と低圧側ボール端子252がそれぞれ電気的に接続される。
これにより、本実施形態においても実施形態3と同様に、外部電源から親コネクタ230Aに供給された電圧が、高圧側送出用端子228、および低圧側送出用端子229から隣接する子コネクタ230Bの高圧側ボール端子251、低圧側ボール端子252を介して隣接するセンサ本体210に電力が供給される。以下、同様にして、その隣のセンサ本体210に順次電力が供給されていく。
また、本実施形態においてもボール端子251、252は常時は突出状態にあるが、ボール端子251、252は球形に形成されており、その突出部分が球面状をなしている。したがって、センサ本体210の着脱の際にはこの球面にガイドされてボール端子251、252が円滑に内側へ変位するから、着脱の邪魔になることはない。
以上のように本実施形態においても、実施形態3と同様の作用効果を奏することができる。
参考例
次に、参考例について図18を参照して説明する。本参考例は、親コネクタ230Aに代えてセンサ本体210群の左右両端部に配されるエンドユニット260によって端部のセンサ本体210に電力供給を行うようにした点で実施形態3と相違する。
参考例では、親コネクタ230Aを使用せず、全てのセンサ本体210に対して実施形態1の子コネクタ230B,230C…と同一の構成のコネクタ230を使用する。これらのコネクタ230、およびセンサ本体210の構成は実施形態3と同様であるので同一符号を付して重複する説明を省略する。
参考例には、並列されたセンサ本体210群の両側に一対のエンドユニット260が配されている。このエンドユニット260は、コネクタ230が嵌合した状態のセンサ本体210とほぼ同形でやや薄幅の形状をなしている。
一対のエンドユニット260のうち上流側(図18の左側)のエンドユニット260Aの後端面からは外部電源からの電源線C1、C2が引き込まれている。また、このエンドユニット260Aにおいて下流側のセンサ本体210と対向する側の面(図18において右側面)には、高圧側受入用端子225、低圧側受入用端子226と対応する位置には一対の送出側窓部262が設けられており、この送出側窓部262からは高圧側、低圧側の電源端子263、264が臨んでいる。この電源端子263、264はコネクタ230の高圧側送出用端子228、低圧側送出用端子229と同形の板状に形成されたものであって、高圧側および低圧側の電源線C1、C2とそれぞれ電気的に接続されている。
エンドユニット260Aがセンサ本体210群の端部側(図18の左端)に寄せて配されると、エンドユニット260A側の電源端子263、264がコネクタ230側の高圧側受入用端子225、低圧側受入用端子226と接触する。これにより、外部電源からエンドユニット260Aを介して端部側(図18の左端)のセンサ本体210に電力が供給され、実施形態1と同様にしてその下流側のセンサ本体210にも順次電力が供給される。
以上のように本参考例では、エンドユニット260を介して電力供給を行うから、電源線C1、C2を備えた親コネクタ230Aを使用する必要がなく、単一種類のコネクタ230だけでセンサシステムを構成することが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態2において、電源端子を右端のエンドユニット160Bに取り付けてもよく、この場合、エンドユニット160B側の電源端子を雄型の端子としてもよい。また、エンドユニット160B側の高圧側電源端子及び低圧側電源端子を雌型とし、センサ本体110側の給電端子を突出型(雄型)とし、コネクタ230側の受電用端子を非突出型(雌型)としてもよい。さらに、エンドユニット160A,160Bの両方に電源端子を取り付けて構成してもよい。
(2)実施形態3において、弾性接触片の形状は円弧状に限るものではなく、例えば図19に示す弾性接触片の270ように、「くの字」型に形成されていても良い。
(3)実施形態3および実施形態4において、高圧側、低圧側の送出用端子を送出側窓部227から突出するように形成し、高圧側、低圧側の受入用端子を非突出状態に形成しても良い。
(4)実施形態4において、ボール端子の形状は完全な球体状でなくてもよく、例えば図20に示すボール端子271のように球面の一部に膨出部272を設け、この膨出部272が受入側窓部253から突出するようにしても良い。この他、受入側窓部253から突出する先端部分が球形であればいかなる形状であっても良い。
(5)参考例において、高圧側、低圧側の送出用端子を送出側窓部227から突出するように形成し、高圧側、低圧側の受入用端子を非突出状態に形成するとともに、エンドユニット260A側の電源端子を突出状態に形成しても良い。
(6)参考例において、電源端子を右端のエンドユニット260Bに取り付けてもよく、この場合、エンドユニット260B側の電源端子を突出型の端子としてもよい。また、エンドユニット260B側の高圧側電源端子及び低圧側電源端子を非突出状態とし、センサ本体210側の高圧側、低圧側の送出用端子を送出側窓部227から突出するように形成し、高圧側、低圧側の受入用端子を非突出状態に形成しても良い。さらに、エンドユニット260A、260Bの両方に電源端子を取り付けて構成してもよい。
実施形態1のセンサシステムの斜視図 実施形態1のセンサ本体内のセンサ回路をコネクタ接続構造と共に示すブロック図 実施形態1のセンサ本体と嵌合状態の子コネクタを示す斜視図 実施形態1のセンサ本体と離脱状態の子コネクタとを示す斜視図 実施形態1のコネクタを示す斜視図 実施形態1の親コネクタをセンサ本体に嵌合した状態を示す縦断面図図 実施形態1のコネクタとセンサ本体側の端子とを示す拡大断面図 実施形態2のセンサシステムの接続状態を示す概略断面図 実施形態3のセンサシステムの斜視図 実施形態3のセンサ本体内のセンサ回路をコネクタ接続構造と共に示すブロック図 実施形態3のセンサ本体と嵌合状態の親コネクタを示す斜視図 実施形態3のセンサ本体と離脱状態の親コネクタとを示す斜視図 実施形態3のセンサ本体を下流側の側面から示す拡大斜視図 実施形態3のコネクタを示す正面図 実施形態3のセンサ本体の接続状態を示す概略断面図 実施形態4のセンサ本体を示す斜視図 実施形態4のセンサ本体の接続状態を示す拡大断面図 参考例のセンサ本体の接続状態を示す概略断面図 他の実施形態のセンサ本体の斜視図−1 他の実施形態のセンサ本体の斜視図−2
符号の説明
100、200…センサシステム
110、210…センサ本体
120…コネクタ嵌合部
121、221…高圧側受電用端子
123、223…低圧側受電用端子
124…高圧側送出用端子(電力送出用端子)
125…低圧側送出用端子(電力送出用端子)
130、230…コネクタ
130A…親コネクタ
132A、232A…高圧側電源端子
132B…高圧側給電端子(給電端子部)
134A、234A…低圧側電源端子
134B…低圧側給電端子(給電端子部)
141…高圧側中継端子(中継端子部)
142…低圧側中継端子(中継端子部)
150、250…センサ回路
157、257…電力供給回路
160、260…エンドユニット
164、165、263、264…電源端子
225…高圧側受入用端子(電力受け入れ用端子)
226…低圧側受入用端子(電力受け入れ用端子)
225A、226A…弾性接触片(弾性変位端子)
228…高圧側送出用端子(電力送出用端子)
229…低圧側送出用端子(電力送出用端子)
251…高圧側ボール端子(弾性変位端子)
252…低圧側ボール端子(弾性変位端子)
C1、C3…電源線
R…レール(保持部材)

Claims (7)

  1. 互いに隣接して配置される複数のセンサ本体と、それらのセンサ本体のコネクタ嵌合部に対して着脱自在に嵌合可能なコネクタとを含んだセンサシステムであって、
    前記センサ本体の前記コネクタ嵌合部には、外部電源からセンサ回路に電力を供給するための電力供給回路に電気的に連なる受電用端子が設けられ、
    前記センサ本体のうち隣接するセンサ本体のコネクタ嵌合部に対応する部分には、前記電力供給回路から分岐接続された電力送出用端子が設けられ、
    前記コネクタには、それが接続されたセンサ本体に隣接する他のセンサ本体の前記電力送出用端子に接続可能な中継端子部と、そのコネクタが接続されているセンサ本体の前記受電用端子に接続可能な給電端子部とが電気的に導通して設けられていることを特徴とするセンサシステム。
  2. 前記センサ本体のコネクタ嵌合部に嵌合可能な親コネクタを備え、この親コネクタには、前記センサ本体の前記受電用端子に接続可能な電源端子を前記外部電源からの電源線に接続して設けたことを特徴とする請求項1記載のセンサシステム。
  3. 前記センサ本体の側方にはエンドユニットが取付け可能となっており、そのエンドユニットには、前記外部電源からの電源線に電気的に連なる電源端子が、前記コネクタの前記中継端子部に接続可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のセンサシステム。
  4. 互いに隣接して配置される複数のセンサ本体と、それらのセンサ本体に対して着脱自在に嵌合可能なコネクタとを含んだセンサシステムであって、
    前記センサ本体には、外部電源から内部のセンサ回路へ電力供給を行う電力供給回路と、この電力供給回路に電気的に連なって電力を隣接する他のセンサ本体に送り出すための電力送出用端子と、その電力送出用端子とは反対側に位置して隣接する他のセンサ本体の前記電力送出用端子に接続可能であって前記電力供給回路に電気的に連なる電力受け入れ用端子とが設けられ、
    前記電力送出用端子及び電力受け入れ用端子のうちの一方は、前記センサ本体のうち隣接配置された他のセンサ本体に対面する側壁面に非突出状態で設けられ、他方は、前記センサ本体の前記側壁面とは反対側にあって隣接配置された他のセンサ本体に対面する側壁面から常時は突出し前記センサ本体が隣接配置されたときに相手側の端子に押されて弾性的に後退する弾性変位端子により構成されており、
    前記各コネクタの一部のものには、前記外部電源からの電源線が引き込まれると共に、その電源線に電気的に連なる電源端子が備えられ、かつ、前記センサ本体には、さらに前記コネクタの前記電源端子に接続可能であって前記電力供給回路に電気的に連なる受電用端子が設けられていることを特徴とするセンサシステム。
  5. 前記センサ本体は保持部材に着脱可能に装着することで互いに隣接して配置されるようになっており、前記弾性変位端子には前記センサ本体の前記保持部材への装着方向及び離脱方向側に斜面部が形成されていることを特徴とする請求項4記載のセンサシステム。
  6. 前記弾性変位端子は、弾性板を円弧状に湾曲させた板状電極であり、その円弧の両側の斜面部が前記センサ本体の前記保持部材への装着方向及び離脱方向側に位置していることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のセンサシステム。
  7. 前記弾性変位端子は、少なくとも先端側が球面状となった可動電極をスプリングにより弾性的に押圧して前記センサ本体の側面壁に設けた開口部から一部を突出させたものであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のセンサシステム。
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