JP4463013B2 - 狭額縁タッチパネル用の回路形成装置及びこれを用いた回路形成方法 - Google Patents

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本発明は、コンピュータに接続されたLCD(液晶ディスプレイ)などの表示画面上に配置し、透視した表示画面に表示された指示に従って指やペンなどで上から押圧することにより、押圧箇所の表示画面中における位置をコンピュータに入力することができるタッチパネルに関し、特に狭額縁タッチパネル用の回路形成装置及びこれを用いた回路形成方法に関するものである。
従来より、電子手帳やパソコンなどに使用されるタッチパネルとしてはアナログ抵抗膜方式のものがある。通常、特許文献1に示されているように、下側透明絶縁基材21の上面の一部に下側透明電極22を有すると共に、下側透明電極22の平行な2辺に一対の下側バスバー23,24、下側透明電極22以外の部分に下側バスバー23,24と外部端子とを接続する下側引き回し回路25,26をそれぞれ有する下側電極部材2と、可撓性を有する上側透明絶縁基材11の下面の一部に上側透明電極12を有すると共に、上側透明電極12の平行な2辺に一対の上側バスバー13,14、上側透明電極12以外の部分に上側バスバー13,14と外部端子とを接続する上側引き回し回路15,16をそれぞれ有する上側電極部材1とを、上側及び下側バスバー13、14、23、24が方形配置となるように絶縁性のスペーサ3を介して対向させ、周縁部において接着している。また、上側及び下側引き回し回路15、16、25、26の他端はタッチパネルの一辺においてまとめられ外部端子接続部17,27を形成し、フィルムコネクタ5の端部と接続されている(図15参照)。
アナログ抵抗膜方式の透明タッチパネルの原理は、図16に示すように、上側電極部材1上から任意の点Pを指やペンなどで押圧して両透明電極12、22の点Pの箇所を点接触させたとき、上側電極部材1の透明電極12に電圧を印加しかつ下側電極部材2の透明電極22には電圧を印加しないことによって、上側電極部材1の透明電極12はX方向に電位勾配が生じ、上側電極部材1の透明電極12上の点Pに分圧された電圧eが生じ、この電圧eは下側電極部材2の分圧出力端28から検出される。ここで、点Pの座標を(x、y)、上側電極部材1の透明電極12のバスバー13、14間の距離をL、バスバー13、14間の電圧をEとすると、e/E=x/Lという関係により、電圧eから点Pのx座標を求めることができる。また、下側電極部材2の透明電極22に対する電圧を印加しかつ上側電極部材1の透明電極12には電圧を印加しないことによって、下側電極部材2の透明電極22上の点Pに分圧された電圧eが生じ、この電圧eは、下側電極部材1の透明電極12の分圧出力端18から検出される。ここで、下側電極部材1の透明電極22のバスバー23、24間の距離をL、バスバー23、24間の電圧をEとすると、e/E=y/Lという関係により、電圧eから点Pのy座標を求めることができる。
ところで、最近では上記のようなタッチパネルについて、製品の小型化及び画面の大型化のため、バスバー及び引き回し回路の配線がパネルの縁から僅かの狭額縁範囲に納まるように形成することが望まれている。
登録実用新案第3018780号公報
しかし、上記バスバー13,14,23,24及び引き回し回路15,16,25,26(以下、バスバー及び引き回し回路を総称して回路とする。)は、金、銀、銅若しくはニッケルなどの金属あるいはカーボンなどの導電性フィラーを樹脂バインダー中に分散させた導電ペーストをスクリーン印刷してなるものなので、次のような問題があった。
すなわち、上記回路には、バインダーとして含有する樹脂のために、導電性フィラーの固有抵抗以上の抵抗が発生する。そして、タッチパネルに定電圧をかけたときのタッチ位置は、上記したように分圧出力端で検出されるX方向の電圧e及びY方向の電圧eで決まるが、タッチ位置のx座標が同じ場合でも、バスバー13、14、23、24に抵抗があれば、検出される位置のx座標は引き回し回路15、16、25、26との接続部分に近い箇所(図15中のa)と遠い箇所(図15中のb)とで完全には一致しないことになる。タッチ位置のy座標が同じ場合でも同様である。バスバー13、14、23、24には導電ペースト材料で構成されることによる大きな抵抗があり、この抵抗はバスバー13、14、23、24を細く形成するとさらに大きくなり、引き回し回路15、16、25、26との接続部分に近い箇所(図15中のa)と遠い箇所(図15中のb)とで位置検出の差がより大きく目立つことになる。つまり、透明タッチパネル上の指やペンの動きをそのまま入力できず、違った入力内容になる。バスバー13、14、23、24を太く形成すれば位置検出の差は目立たないが、それでは狭額縁のタッチパネルを得ることは出来ないことになる。
また、タッチパネルにおいては、タッチパネルのタッチ位置と、これを検出して得られるLCDの表示位置とが重なって見えるように特定の補正(キャリブレーション)がされている。そして、タッチパネルに定電圧をかけたときのタッチ位置は、上記したように分圧出力端で検出されるX方向の電圧e及びY方向の電圧eで決まるが、透明電極の抵抗が経時的に又は環境温度により変化した場合には検出される電圧が変わり、LCDの表示位置と位置ズレを起こす。そして、回路には導電ペースト材料で構成されることによる大きな抵抗があり、この回路抵抗が大きいほど透明電極の抵抗が経時的に又は環境温度により変化したときの位置ズレも大きい。上記したように定電圧Eが分圧されて入力位置が決まるが、正確には、定電圧Eは回路抵抗を含んだものでありバスバーでは電圧E´となるため、電圧E´が分圧されて入力位置が決まる。そのため、回路抵抗が経時的に又は環境温度により変化せずに透明電極の抵抗が経時的に又は環境温度により変化する場合、回路抵抗が大きいほど透明電極の抵抗の経時変化又は環境温度による変化によるE´の変化が大きくなり、タッチパネルのタッチ位置とLCDの表示位置とで位置ズレが大きく目立つことになるのである。回路を太く形成すれば、タッチパネルのタッチ位置とLCDの表示位置とで位置ズレは起きても目立たないが、それでは、やはり狭額縁のタッチパネルを得ることは出来ない。
したがって、本発明の目的は、上記の問題点を解決し、入力精度が低下することなく狭額縁化が容易な狭額縁タッチパネル用の回路形成装置及びこれを用いた回路形成方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、以下のように構成している。
すなわち、本発明の回路形成装置は、導電ペーストが溜められた容器と、容器内に線径30〜100μmの金属細線を供給する金属細線供給手段と、透明電極が上面に形成された透明絶縁基材を支持するテーブルと、長さ2mm以上の筒状部を有するとともに、その孔からの金属細線の引出若しくは吐出の際に当該金属細線を上記容器に溜められた導電ペーストで被覆可能なニードルと、上記ニードルの孔を通過した金属細線の一端を上記透明絶縁基材上又は上記テーブル上に固定するクランプ手段を備え、上記ニードルの先端が上記透明絶縁基材に対して相対的に水平方向に移動自在であるように構成した。
また、上記構成において、上記ニードルから引出若しくは吐出された金属細線を被覆している上記導電ペーストを上記透明絶縁基材上で硬化させる硬化手段を備えているようにした。
また、上記各構成において、上記ニードルの孔径を40〜800μmとした。
また、上記各構成において、上記水平移動の速さを5〜100mm/sとした。
また、上記各構成において、上記導電ペーストの粘度を10〜200Pa・sとした。
また、上記各構成において、上記ニードルの先端と上記透明絶縁基材の上面との高低差を5mm以下とした。
また、上記各構成において、透明絶縁基材上に溝を形成する溝形成手段を上記ニードルの先端の移動方向前方に備え、該溝形成手段が上記ニードルの先端ともに水平方向に移動自在であるようにした。
本発明の狭額縁タッチパネル用の回路形成方法は。上記したいずれかの回路形成装置を用い、まず上記テーブル上に透明電極が上面に形成された透明絶縁基材を支持し、次いで上記ニードルの孔を通過した金属細線の一端を上記透明絶縁基材上又は上記テーブル上にクランプ手段にて固定した後、上記ニードルの先端を上記透明絶縁基材に対して相対的に水平方向に任意の距離だけ移動させることにより、金属細線を上記ニードルの孔より引出若しくは吐出すると同時に上記容器に溜められた導電ペーストで被覆して上記透明絶縁基材上に付着させ、その後に導電ペーストを硬化させて上記金属細線を上記透明絶縁基材上に固着するように構成した。
また、本発明の狭額縁タッチパネル用の回路形成方法は。上記した溝形成手段を備えた回路形成装置を用い、まず上記テーブル上に透明電極が上面に形成された透明絶縁基材を支持し、次いで上記ニードルの孔を通過した金属細線の一端を上記透明絶縁基材上又は上記テーブル上にクランプ手段にて固定した後、上記ニードルの先端及び溝形成手段を上記透明絶縁基材に対して相対的に水平方向に任意の距離だけ移動させることにより、上記透明絶縁基材上に溝を形成するとともに、金属細線を上記ニードルの孔より引出若しくは吐出すると同時に上記容器に溜められた導電ペーストで被覆して上記溝内に付着させ、その後に導電ペーストを硬化させて上記金属細線を上記透明絶縁基材上に固着するように構成した。
本発明の狭額縁タッチパネル用の回路形成装置及びこれを用いた回路形成方法は、上記した構成からなるので、次の効果が奏される。
すなわち、本発明によれば、タッチパネルの回路を線径30〜100μmの金属細線にて形成し透明絶縁基材上に固着することができるので、狭額縁化のために回路の線幅を細くしても回路抵抗の上昇を抑えることができ、入力精度の高いタッチパネルを提供できる。
以下に、図を参照しながら本発明に係る狭額縁タッチパネルを詳細に説明する。なお、タッチパネルの狭額縁とは、タッチパネルの上側及び下側の透明絶縁基材11,21において、回路200を形成する領域であって、外形からの額縁幅寸法が1mm未満で形成されている領域を意味する。
図1に示す狭額縁タッチパネル用の回路形成装置は、導電ペースト71が溜められた容器72と、容器72内に線径30〜100μmの金属細線7を供給する金属細線供給手段73と、透明電極74が上面に形成された透明絶縁基材75を支持するテーブル76と、長さ2mm以上の筒状部を有するとともに導電ペースト71で被覆された金属細線7を上記透明絶縁基材75上に吐出可能なニードル77と、上記ニードル77の孔を通過した金属細線7の一端を上記透明絶縁基材75上又は上記テーブル76上に固定するクランプ手段78とを備え、上記ニードル77の先端が上記透明絶縁基材75に対して相対的に水平方向に移動自在であるものである。
上記容器72は、導電ペースト71を溜め、この中に金属細線7を供給することにより金属細線7の外周に導電ペースト71を付着させる役目を持っている。容器72の容量は1ml以上とする。容量が1ml未満だと周りに導電ペースト71を充分に絡めて金属細線7をニードル77内に導入することができないため、ニードル77内壁と金属細線7外周との間に導電ペースト71の粘性による摩擦力を発生させることが難しくなる。つまり、ニードル77の先端から吐出される導電ペースト71で被覆された金属細線7に対してニードル77の移動と上記摩擦力と前記クランプ手段78とに基づくテンションが掛からず、上記透明絶縁基材75に付着する前に左右に振れてしまう。左右に振れが生ずると直線状に回路200を形成できなくなり、その結果。狭額縁化が困難となったり、リニアリティが崩れたりする。また、周りに導電ペースト71を十分に絡めて金属細線7をニードル77内に導入することができないと、導電ペースト71による金属細線7の固定力も低下する。
上記導電ペースト71は、樹脂バインダー中に導電性フィラーが分散されているものである。樹脂バインダーとしては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂若しくはシリコン樹脂などの熱硬化性樹脂やポリアミド、又は、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニール共重合体若しくはエチレン−アクリル酸エチル共重合体などの熱可塑性樹脂などが挙げられる。導電性フィラーとしては、銀、金、銅、ニッケル、白金若しくはパラジウムなどの導電性金属粉末のほか、核材としてアルミナ若しくはガラスなどの無機絶縁体、又は、ポリエチレン、ポリスチレン若しくはジビニルベンゼンなどの有機高分子などを用い、核材表面を金若しくはニッケルなどの導電層で被覆したもの、カーボン、グラファイトなどが挙げられる。また、導電性フィラーは、フレーク状、球状若しくは短繊維状などの形状のものを用いることができる。また、上記導電ペースト71の吐出により上記容器72内の貯え量が減少するのに対して、別途設けた導電ペースト供給手段によって上記容器72内に導電ペースト71を随時補充するようにしてもよい。
上記導電ペースト71の粘度は、10〜200Pa・sとするのがとくに好ましい。粘度が10Pa・s未満だと(1)導電ペースト71で金属細線7を十分に被覆することができず、金属細線7の透明絶縁基材75上への固着が困難となったり、(2)ニードル77の先端から吐出される導電ペースト71で被覆された金属細線7にテンションが掛からず、上記透明絶縁基材75に付着する前に左右に振れてしまったり、(3)ニードル77の孔と金属細線7との間から導電ペースト71が漏れて透明絶縁基材75上の不要な部分にぽたぽたと滴下されてしまったりする。また、粘度が200Pa・sを超えるとニードル77の孔から金属細線7が引き出されるとき、テンションがかかりすぎて断線するおそれが生じる。
ところで、比較的高粘性の液体、例えば自己流動がないか、あるいは自己流動性の少ない各種接着剤、ろう付け用ペースト、成形用及び流し込み用の樹脂液などを被加工物6の表面に微量注出するための装置としてディスペンサー9が従来から知られているが、該ディスペンサー9が容器72内の高粘性液体171を加圧してニードル77から注出させる役割とともに圧力調整によりディスペンサー9の注出幅を調整する役割を果す空圧装置91を備えている(図12参照)のに対して、本発明の回路形成装置では、金属細線7の引き出しにともなって該金属細線7に付着している導電ペースト71も同時に吐出されるので、空圧装置91を必要としない。
上記金属細線供給手段73は、例えば容器72内に供給する金属細線7を巻装したリールであり、該リールをフリー回転状態とし上記ニードル77の先端を上記透明絶縁基材75に対して相対的に水平方向に移動することで金属細線7が繰り出される。また、金属細線供給手段73は、ニードル77とともに移動させてもよいし、容器72近傍に金属細線7のたるみを無くすべくテンションを与えるバックテンション機構を備えているならば金属細線供給手段73を固定しててもよい。金属細線7の材料としては、金、銅若しくはアルミニウムなどを用いることができる。また、金属細線7は、線径30〜100μmのものを用いる。線径が30μm未満であると、断面積が小さくなり、断線しやすく、生産上、取り扱いにくくなるとともに、タッチパネルに位置検出の誤差が発生しやすくなる。また、線径が100μmを超えると、透明電極12,22間のギャップが大きくなり入力が困難となる。上記金属細線7の周囲には1種類以上の金属層がメッキ等で被覆されていてもよい。また、金属細線7の断面形状も丸型、四角型、楕円型と特に限定されるものではなく、適宜適応できるような形状に設計すればよい。なお、ニードル77の孔77aから吐出された導電ペースト71付き金属細線7は、自重により上記透明絶縁基材75上に緩やかに落ち、付着するが、上記したようにリールをフリー回転状態とせず、リールを駆動モーターにより回転させて金属細線7を適度に送り出してやれば、導電ペースト71付き金属細線7が透明絶縁基材75上に付着するまでの時間を短縮させることができる。
上記テーブル76は、透明電極74が上面に形成された透明絶縁基材75を支持するものである。また、透明絶縁基材75を固定するために、テーブル76に吸引機能を付与し透明絶縁基材75を下面側から真空引きするとよい。また、透明絶縁基材75の固定には、ピン等の治具を用いて固定してもよい。
上記ニードル77は、導電ペースト71で被覆された金属細線7を上記透明絶縁基材75上に吐するものである(図2参照)。ただし、ニードル77は上記透明絶縁基材75の表面とは接触しない。接触により透明電極を傷付けてしまうからである。またニードル77の材質としては、ステンレス、鉄、銅、アルミニウム、タングステン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどがある。上記ニードル77は、長さ2mm以上の筒状部を有する。筒状部の長さが2mmに満たないと、(1)金属細線7の外周に付着する導電ペースト71を一定量とすることができず、(2)ニードル77の先端から吐出される導電ペースト71で被覆された金属細線7にテンションが掛からず、上記透明絶縁基材75に付着する前に左右に振れてしまう。また、上記ニードル77は屈曲していても構わない。また、ニードル77と上記透明絶縁基材75のなす角度も適宜決定することができる。
上記ニードル77の孔径は、40〜800μmとするのがとくに好ましい。40μm未満だと、金属細線7の線径を下限である30μmとしても5μm以上の厚みの導電ペースト71で金属細線7を被覆できない。5μm以上の厚みを確保しないと、透明絶縁基材75への固定が十分にできない。また、孔径が800μmを超えると透明絶縁基材75上を被覆する導電ペースト71が横に拡がり、線幅が1mmを超えてしまう。
上記ニードル77の先端が上記透明絶縁基材75に対して相対的に水平方向に移動自在である。例えば、図6に示すように、固定されたテーブル76の上面に透明絶縁基材75が載置され、この上方には水平にXレール77bが配置され、該Xレールに移動自在にニードル77を取り付けておき、X軸駆動モータ(図示せず)の駆動によってXレールに沿ってニードル77を移動させる。あるいは、図7に示すように、ニードル77の方を固定しておき、上面に透明絶縁基材75が載置されたテーブル76の下方あるいは側方にXレールが配置され、該Xレールに移動自在に上記テーブル76を取り付けておき、X軸駆動モータ(図示せず)の駆動によってXレール76aに沿ってテーブル76を移動させてもよい。なお、図6及び図7ではX軸方向への移動を示しているが、Y軸方向への移動としてもよい。
また、図14に示すように金属細線7にて引き回し回路も形成する場合、上記ニードル77の先端を上記透明絶縁基材75に対して相対的にX軸,Y軸方向に移動自在とする。例えば、図8に示すように、固定されたテーブル76の上面に透明絶縁基材75が載置され、この上方には水平にXレール77bが配置され、該Xレール77bに移動自在にニードル77を取り付け、さらにXレール77bの両端は平行なYレール77cに移動自在に取付けておき、X軸駆動モータ(図示せず)の駆動によってXレール77bに沿ってニードル77を移動させ、Y軸駆動モータ(図示せず)の駆動によってYレール77cに沿ってニードル77を移動させる。また、この場合もニードル77の方を固定し、テーブル76をX軸,Y軸方向に移動させてもよい。さらに、ニードル77をX軸,Y軸方向のうち一方に移動させ、テーブル76を他方向に移動させてもよい。
上記水平移動の速さは、5〜100mm/sとするのがとくに好ましい。速さが5mm/s未満だと上記ニードル77の先端から吐出される導電ペースト71で被覆された金属細線7にテンションが掛からず、上記透明絶縁基材75に付着する前に左右に振れてしまう。また、速さが100mm/sを超えると導電ペースト71で金属細線7を十分に被覆することができなくなるおそれがある。
上記ニードル77の先端と上記透明絶縁基材75の上面との高低差が、5mm以下とするのがとくに好ましい。高低差が5mmを超えると、導電ペースト71で被覆された金属細線7が上記透明絶縁基材75に付着する前に左右に振れてしまう。
上記クランプ手段78は、ニードル77の孔を通過した金属細線7の一端を上記透明絶縁基材75上又は上記テーブル76上に固定するものである。ニードル77の孔を通過した金属細線7の一端がクランプされているため、前記したように上記ニードル77の先端を上記透明絶縁基材75に対して相対的に水平方向に移動させることにより。金属細線7にテンションが掛かり、ニードル77の先端から導電ペースト71で被覆された金属細線7を引き出すことができる。クランプ手段78としては、治具によって押さえる以外に、接着剤や接着テープによる接着固定、超音波振動や熱圧を加えることによる埋め込み固定などもある。
上記構成の回路形成装置によれば、以下のような手順で狭額縁用タッチパネルの回路200を形成することができる。
まず、上記テーブル76上に透明電極74が上面に形成された透明絶縁基材75を支持する(図4参照)。
上記透明絶縁基材75を上側電極部材1に用いる上側透明絶縁基材11(図11,18参照)とする場合は、その材料として、ポリカーボネート系、ポリアミド系、ポリエーテルケトン系などのエンジニアリングプラスチック、アクリル系、ポリエチレンテレフタレート系、ポリブチレンテレフタレート系などの透明フィルムを用いることができる。また、1枚の透明フィルムではなく複数枚の透明フィルムを重ね合わせた積層体とすることができる。
他方、上記透明絶縁基材75を下側電極部材2に用いる下側透明絶縁基材21(図11,18参照)とする場合は、その材料として、ソーダガラス、ホウケイ酸ガラス若しくは強化ガラスなどのガラス板のほか、ポリカーボネート系、ポリアミド系若しくはポリエーテルケトン系などのエンジニアリングプラスチック、又は、アクリル系、ポリエチレンテレフタレート系若しくはポリブチレンテレフタレート系などの透明樹脂板又は透明フィルムを用いることができる。また、透明フィルムと透明プラスチック板との積層品であってもよい。
上記透明絶縁基材75の上面には透明電極74が形成されており、該透明電極74は上側透明電極12及び下側透明電極22のいずれにする場合も、酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化カドミウム若しくはインジウムチンオキサイド(ITO)などの金属酸化物膜、これらの金属酸化物を主体とする複合膜、又は金、銀、銅、錫、ニッケル、アルミニウム若しくはパラジウムなどの金属膜によって形成したものである。また、透明電極74を2層以上の多層膜とすることができる。透明電極74を構成するこれらの透明導電膜は、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング若しくはCVD法などで形成することができる。透明導電膜は、酸などでエッチング処理を行い上側及び下側透明電極12,22とする部分以外の不要な部分を除去する方法によってパターン化することができる。また、透明導電膜上の透明電極74とする部分以外を絶縁性被膜で覆うようにしてもよい。
次に、上記ニードル77の孔を通過した金属細線7の一端を上記透明絶縁基材75上又は上記テーブル76上にクランプ手段78にて固定する(図5参照)。
次いで、上記ニードル77の先端を上記透明絶縁基材75に対して相対的に水平方向に任意の距離だけ移動させることにより、あらかじめ導電ペースト71で被覆された金属細線7を上記ニードル77の孔より引き出す(図1参照)。ニードル77の孔77aから吐出された導電ペースト71付き金属細線7は、自重により上記透明絶縁基材75上に緩やかに落ち、付着する。この結果、金属細線7上及びその周囲の透明絶縁基材75上への被覆が行なわれ、回路200が形成される(図3参照)。なお、回路のうち上側及び下側バスバー13、14、23、24となる部分は、透明絶縁基材75上の透明電極74表面に形成され、回路のうち上側及び下側引き回し回路15、16、25、26となる部分は、透明電極74以外の表面に形成される。なお、本発明の回路形成装置では、金属細線の配置と導電ペースト71による被覆が別工程ではないため、つまりニードル77の孔77aよりあらかじめ導電ペースト71で均一に被覆された金属細線を引き出して透明絶縁基材75上に付着させるため、導電ペースト71は金属細線7上及びその周囲の透明絶縁基材上をずれることなく被覆することができる。別工程にすることで導電ペースト71の塗布位置がずれると(図13参照)、金属細線7の固着力が低下するおそれがある上、狭額縁化も難しくなる。
その後、導電ペースト71を硬化させて上記金属細線7を上記透明絶縁基材75上に固着する。硬化方法としては、熱硬化、溶剤蒸発乾燥、又はUV硬化等により適宜行なう。特に、UV硬化の場合、塗布した端からほぼ同時に硬化が可能であるため、1)塗布が全て完了した後にオーブンに移して硬化させる必要がなく、作業が簡略化され、2)液垂れが起こる間がないので、線幅や厚みの寸法安定性に優れる、3)金属細線7の引き出し直後にクランプ手段78を解除することができる、4)前記したX軸およびY軸方向に移動により金属細線7で引き回し回路を形成するのに適しているといった効果を奏する。本発明の狭額縁タッチパネル用の回路形成装置は、上記導電ペーストを硬化させる硬化手段を備えていてもよいが、溶剤蒸発乾燥による硬化の場合には回路形成装置に硬化手段を設けずに自然乾燥させることもできる。
任意の距離だけ移動させ、導電ペースト71で被覆された金属細線7による回路を形成した後、ニードル77の先端から任意の長さを残して切断する。この切断は、導電ペースト71を硬化させてから行なっても、導電ペースト71を硬化させる前に行なってもよい。導電ペースト71を硬化させる前に切断する場合、金属細線7の付着した透明絶縁基材75を一旦ラインから外し、別の装置にて導電ペースト71を硬化させてもよい。
また、金属細線7はその一端が透明絶縁基材75の外側までそれぞれ延設されるように切断してもよいし(図11,図14参照)、透明絶縁基材75内で切断してもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施することができる。たとえば、透明絶縁基材75上に溝8を形成する溝形成手段81を上記ニードル77の先端の移動方向前方に備え、該溝形成手段81が上記ニードル77の先端と一体的に水平方向に移動自在であるように構成してもよい(図9参照)。溝形成手段81としては、溝切り刃のほかレーザーなどを用いることができる。
上記構成の回路形成装置によれば、以下のような手順で狭額縁用タッチパネルの回路を形成することができる。すなわち、まず上記テーブル76上に透明電極74が上面に形成された透明絶縁基材75を支持し、次いで上記ニードル77の孔77aの孔を通過した金属細線7の一端を上記透明絶縁基材75上又は上記テーブル76上にクランプ手段78にて固定した後、上記ニードル77の先端及び溝形成手段81を上記透明絶縁基材75に対して相対的に水平方向に任意の距離だけ移動させることにより、上記透明絶縁基材75上に溝8を形成するとともに、あらかじめ導電ペースト71で被覆された金属細線7を上記ニードル77の孔より引き出して上記溝8内に付着させ(図10参照)、その後に導電ペーストを71硬化させて上記金属細線7を上記透明絶縁基材75上に固着する。溝形成手段81を用いて溝8を形成すること以外は、溝8を形成しない回路形成方法と同じである。
溝8内に金属細線7を収容することにより、回路部分がそれ以外の部分より突出することなくほぼフラットにできるため、下側電極部材2と上側電極部材1とを周縁部において接着したときの接着保持力が強固になり、信頼性が高まる。なお、図10においては溝8の形状はV字状だがこれに限定されない。
ポリエステル樹脂をバインダーとし銀フィラーを含む粘度50Pa・sの導電ペーストが溜められた容量5mlの円筒形容器と、該容器内に線径50μmの銅細線を供給するリールと、透明電極が上面に形成された透明絶縁基材を支持するテーブルと、長さ10mm、孔径250μmのステンレス製の筒状部を有するとともに導電ペーストで被覆された金属細線を上記透明絶縁基材上に0.2mmの高さからが吐出可能なニードルと、上記ニードルの孔を通過した金属細線の一端を上記透明絶縁基材上に固定するクランプ治具を備え、上記ニードルの先端が上記透明絶縁基材に対して40mm/sの速さで水平方向に移動自在である回路形成装置を用いて透明絶縁基材に回路を形成した。
まず、縦65mm、横86mm、厚み125μmのポリエステル樹脂フィルムからなる透明絶縁基材の上面に厚み15nmのITO膜からなる透明電極が全面的に形成されたものを準備し、これを真空吸引により上記テーブル上に支持した。次いで上記ニードルの孔を通過した金属細線の一端を上記透明電極の1横辺の端にクランプ治具にて固定した後、上記ニードルの先端を上記透明絶縁基材に対して水平方向に91mm移動させることにより、あらかじめ導電ペーストで被覆された金属細線を上記ニードルの孔より引き出して透明電極の上記縦辺及びその延長線上に付着させ、さらに基材の外側に5mm残るようにした。このとき、透明絶縁基材上を被覆する導電ペーストの幅は幅0.3mmであった。その後、導電ペーストで被覆された金属細線を切断し、導電ペーストを120℃30分の熱風乾燥により硬化させて上記金属細線を上記透明絶縁基材上に固着させた。また、上記透明電極の残る縦辺についても、透明絶縁基材を180°回転させた後に同様にして回路を形成した。
以上のようにして回路を形成したタッチパネルは、狭額縁化のために回路の線幅を細くしても回路抵抗の上昇を抑えることができ、入力精度の高いものであった。
また、透明絶縁基材上に溝を形成する刃先角度90°の溝切り刃を上記ニードルの先端の移動方向前方に備えた回路形成装置を用い、該溝切り刃を上記ニードルの先端ともに水平方向に移動させることにより、上記透明絶縁基材上に幅0.6mm、深さ0.3mmのV字溝を形成するとともに、あらかじめ導電ペーストで被覆された金属細線を上記ニードルの孔より引き出して上記V字溝内に付着させること以外は、実施例1と同様にした。
以上のようにして回路を形成したタッチパネルは、狭額縁化のために回路の線幅を細くしても回路抵抗の上昇を抑えることができ、入力精度の高いものであった。しかも、回路部分がそれ以外の部分より突出することなくほぼフラットにできるため、下側電極部材と上側電極部材とを周縁部において接着したときの接着保持力が強固になり、信頼性がいものであった。
本発明に係る狭額縁タッチパネル用の回路形成方法の一例を示す図である。 ニードルの孔より引き出された金属細線の状態を説明する図である。 図1の回路形成方法により固着された金属細線の状態を示す図である。 本発明に係る狭額縁タッチパネル用の回路形成工程の一例を示す図である。 本発明に係る狭額縁タッチパネル用の回路形成工程の一例を示す図である。 ニードルの先端を透明絶縁基材に対して相対的に水平方向に移動させる様子を説明する平面図である。 ニードルの先端を透明絶縁基材に対して相対的に水平方向に移動させる様子を説明する平面図である。 ニードルの先端を透明絶縁基材に対して相対的に水平方向に移動させる様子を説明する平面図である。 本発明に係る狭額縁タッチパネル用の回路形成方法の一例を示す図である。 図9の回路形成方法により固着された金属細線の状態を示す図である。 金属細線を用いた狭額縁タッチパネルの一例を示す斜視分解図である。 ディスペンサーの一例を示す図である。 金属細線の配置と導電ペーストによる被覆が別工程の場合における回路形成の状態を示す平面図である。 金属細線を用いた狭額縁タッチパネルの一例を示す斜視分解図である。 従来技術に係るタッチパネルの一般的な構成を示す斜視分解図である。 アナログ抵抗膜方式のタッチパネルの原理図である。
符号の説明
1 上側電極部材
11 上側透明絶縁基材
12 上側透明電極
13 上側バスバー
14 上側バスバー
15 引き回し回路
16 引き回し回路
17 外部端子接続部
18 分圧出力端
2 下側電極部材
21 下側透明絶縁基材
22 下側透明電極
23 下側バスバー
24 下側バスバー
25 引き回し回路
26 引き回し回路
27 外部端子接続部
28 分圧出力端
3 スペーサ
4 ドット状スペーサ
5 フィルムコネクタ
6 被加工物
7 金属細線
71 導電ペースト
72 容器
73 金属細線供給手段
74 透明電極
75 透明絶縁基材
76 テーブル
76b Xレール
77 ニードル
77a 孔
77b Xレール
77c Yレール
78 クランプ手段
8 溝
81 溝形成手段
9 ディスペンサー
91 空圧装置
171 高粘性液体
200 回路

Claims (9)

  1. 導電ペーストが溜められた容器と、
    容器内に線径30〜100μmの金属細線を供給する金属細線供給手段と、
    透明電極が上面に形成された透明絶縁基材を支持するテーブルと、
    長さ2mm以上の筒状部を有するとともに、その孔からの金属細線の引出若しくは吐出の際に当該金属細線を上記容器に溜められた導電ペーストで被覆可能なニードルと、
    上記ニードルの孔を通過した金属細線の一端を上記透明絶縁基材上又は上記テーブル上に固定するクランプ手段を備え、
    上記ニードルの先端が上記透明絶縁基材に対して相対的に水平方向に移動自在であることを特徴とする狭額縁タッチパネル用の回路形成装置。
  2. 上記ニードルから引出若しくは吐出された金属細線を被覆している上記導電ペーストを上記透明絶縁基材上で硬化させる硬化手段を備えた請求項1記載の狭額縁タッチパネル用の回路形成装置。
  3. 上記ニードルの孔径が、40〜800μmである請求項1または請求項2のいずれかに記載の狭額縁タッチパネル用の回路形成装置。
  4. 上記水平移動の速さが、5〜100mm/sである請求項1〜3のいずれかに記載の狭額縁タッチパネル用の回路形成装置。
  5. 上記導電ペーストの粘度が、10〜200Pa・sである請求項1〜4のいずれかに記載の狭額縁タッチパネル用の回路形成装置。
  6. 上記ニードルの先端と上記透明絶縁基材の上面との高低差が、5mm以下である請求項1〜5のいずれかに記載の狭額縁タッチパネル用の回路形成装置。
  7. 透明絶縁基材上に溝を形成する溝形成手段を上記ニードルの先端の移動方向前方に備え、
    該溝形成手段が上記ニードルの先端ともに水平方向に移動自在である請求項1〜6のいずれかに記載の狭額縁タッチパネル用の回路形成装置。
  8. 上記請求項1〜6のいずれかに記載の回路形成装置を用い、
    まず上記テーブル上に透明電極が上面に形成された透明絶縁基材を支持し、
    次いで上記ニードルの孔を通過した金属細線の一端を上記透明絶縁基材上又は上記テーブル上にクランプ手段にて固定した後、
    上記ニードルの先端を上記透明絶縁基材に対して相対的に水平方向に任意の距離だけ移動させることにより、金属細線を上記ニードルの孔より引出若しくは吐出すると同時に上記容器に溜められた導電ペーストで被覆して上記透明絶縁基材上に付着させ、
    その後に導電ペーストを硬化させて上記金属細線を上記透明絶縁基材上に固着することを特徴とする狭額縁タッチパネル用の回路形成方法。
  9. 上記請求項7に記載の回路形成装置を用い、
    まず上記テーブル上に透明電極が上面に形成された透明絶縁基材を支持し、
    次いで上記ニードルの孔を通過した金属細線の一端を上記透明絶縁基材上又は上記テーブル上にクランプ手段にて固定した後、
    上記ニードルの先端及び溝形成手段を上記透明絶縁基材に対して相対的に水平方向に任意の距離だけ移動させることにより、上記透明絶縁基材上に溝を形成するとともに、金属細線を上記ニードルの孔より引出若しくは吐出すると同時に上記容器に溜められた導電ペーストで被覆して上記溝内に付着させ、
    その後に導電ペーストを硬化させて上記金属細線を上記透明絶縁基材上に固着することを特徴とする狭額縁タッチパネル用の回路形成方法。
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