JP4458920B2 - 電磁流量計 - Google Patents

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本発明は、流体の流量を計量する電磁流量計に関し、特にその測定精度を向上させる技術に関する。
従来、流体の流れ方向に対して垂直に磁界を与え、流路に設けられた電極に誘起される起電力を検出し、この検出結果に基づいて流体の流量を計測する電磁流量計が知られている(例えば、特許文献1参照)。図7は従来の電磁流量計の構成を示す図である。
この電磁流量計は、測定対象の液体が流れる測定管1、磁気回路2、電極対3、アンプ4、A/D変換器5、マイクロプロセッサ6および励磁回路7を有して構成されている。磁気回路2は、測定管1に直流磁場または交番磁場を与えるためのコア20、永久磁石21および励磁コイル22から構成されている。この磁気回路2は、コア20の一部に永久磁石21が組み込まれ、更に、励磁コイル22を巻回することにより構成されている。この磁気回路2は、コア20のギャップが測定管1に取り付けられた電極対3に対応するように配置されている。
電極対3は、測定管1の所定位置に、対向するように取り付けられた2個の電極から構成されている。この電極対3は、磁気回路2によって与えられる直流磁場による起電力を検出する。この電極対3で検出された起電力はアンプ4に送られる。
アンプ4は、電極対3から送られてくる起電力を増幅し、検出信号としてA/D変換器5に送る。A/D変換器5は、アンプ4からアナログ信号として送られてくる検出信号をデジタル信号に変換し、マイクロプロセッサ6に送る。マイクロプロセッサ6は、A/D変換器5から送られてくるデジタル信号に基づいて流速および流量を計算し、この計算結果に応じて励磁制御信号を生成して励磁回路7に送る。
励磁回路7は、マイクロプロセッサ6から送られてくる励磁制御信号に基づいて励磁コイル22に流す電流を制御するための励磁信号を生成する。この励磁信号が磁気回路2の励磁コイル22に送られることにより該励磁コイル22が駆動され、交番磁場の生成が制御される。
以上のように構成される電磁流量計では、永久磁石21と励磁コイル22とが同一の磁気回路に併設されているが、通常は永久磁石21による直流磁場のみによって励磁が行われ、必要に応じて励磁コイル22に電流を流して磁場を変えることにより電極対3に誘起される起電力の電気化学的電位に起因する誤差を補正する処理が行われる。この電磁流量計では、励磁コイル22の駆動は必要に応じて間欠的に行われるために消費電力の低減が可能になっている。
特公平1−26491号公報
ところで、上述した従来の電磁流量計では、永久磁石21と励磁コイル22が同一の磁気回路に併設されているが、永久磁石21は磁気抵抗が大きいので、励磁コイル22による交番磁場の生成効率が低下し、測定精度の低下につながるという問題がある。この問題は、励磁コイル22に流す電流を増加することにより解消されるが、電流を増加すると消費電力が増加するという新たな問題が生じる。
また、励磁コイル22に電流を流して交番磁場を発生させる場合は、永久磁石21による直流磁場も同時に発生されているので、電極対3は、これら2つの磁場が重畳された磁場による起電力を発生する。この場合、永久磁石21の直流磁場による信号は、測定管1内に液体が流れると、その液体の複雑な動きに対応した複雑な波形になるので、励磁コイル22によって発生される交番磁場による信号に重畳されたノイズとして観測される。その結果、測定精度が低下するという問題がある。
また、励磁コイル22に電流を流して永久磁石21による測定の補正をすると、励磁コイル22による測定に誤差があれば、その後の永久磁石21による測定結果に誤差が含まれたままになる。瞬時流量よりも積算流量が重要となる場合、測定精度を決めるのは励磁コイル22による測定であり、永久磁石21による測定で必ずしも測定精度が向上するわけではない。一方、消費電力の低減のために間欠動作を行う場合、休止期間を長くすると流速の急な変化に追従できず、積算流量に影響を与えるので測定精度が低下するという問題がある。
本発明は、低消費電力で安定した測定精度を得ることのできる電磁流量計を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、第1の発明に係る電磁流量計は、永久磁石による直流磁場において発生される起電力と励磁コイルによる交番磁場において発生される起電力とを併用して測定管に流れる流体の流量を測定する電磁流量計であって、前記永久磁石による直流磁場において発生された起電力が所定の許容範囲にあるかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段により前記所定の許容範囲を越えたことが判定された場合に、前記励磁コイルを駆動する駆動手段と、前記駆動手段で駆動された前記励磁コイルによる交番磁場において発生された起電力に基づいて流速を算出し、該算出された流速に基づき流量を算出する流量算出手段とを備えたことを特徴とする。
また、第2の発明に係る電磁流量計は、前記永久磁石による前記直流磁場を与える第1磁気回路と、前記第1磁気回路により与えられた前記直流磁場において発生される前記起電力を検出する第1電極対と、磁路が前記第1磁気回路の前記永久磁石による磁路に遮らないように構成され、前記測定管に前記励磁コイルによる前記交番磁場を与える第2磁気回路と、前記第2磁気回路により与えられた前記交番磁場において発生された前記起電力を検出する第2電極対とを備えたことを特徴とする。
第1の発明によれば、永久磁石による直流磁場において発生された起電力が所定の許容範囲を越えた場合に、励磁コイルを駆動して交番磁場を発生させ、この交番磁場において発生された起電力に基づいて流速を算出し、該算出された流速に基づき流量を算出するようにしたので、消費電力の低減のための間欠動作により休止期間が長くなっても流速の急な変化に追従することができ、積算流量に影響を与えることがないので、測定精度が向上する。
第2の発明によれば、第2磁気回路の磁路が第1磁気回路の永久磁石による磁路に遮らないように構成されているので、永久磁石の磁気抵抗は励磁コイルによる交番磁場の発生に影響を与えない。その結果、交番磁場の生成効率が低下しないので、測定精度の低下を防止できるとともに、励磁コイルに流す電流を増加する必要もないので、消費電力の増加を抑制できる。また、励磁コイルによって発生される交番磁場における起電力には、永久磁石による直流磁場における起電力が重畳されることもないので、この点からも測定精度の低下を防止できる。
以下、本発明に係る電磁流量計の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1に係る電磁流量計の構成を示す図である。この電磁流量計は、測定対象の液体が流れる測定管1、第1磁気回路2a、第1電極対3a、第1アンプ4a、第1A/D変換器5a、第2磁気回路2b、第2電極対3b、第2アンプ4b、第2A/D変換器5b、マイクロプロセッサ6および励磁回路7から構成されている。
第1磁気回路2aは、測定管1に直流磁場を与えるための第1コア20aおよび永久磁石21から構成されている。第1磁気回路2aは、図2(a)に第1電極対3aの位置で切断して示すように、第1コア20aの一部に永久磁石21が組み込まれて構成されている。第1磁気回路2aは、第1コア20aのギャップが測定管1の所定位置に取り付けられた第1電極対3aに対応するように配置されている。
第1電極対3aは、測定管1の所定位置に、対向するように取り付けられた2個の電極から構成されている。この第1電極対3aは、第1磁気回路2aによって与えられる直流磁場による起電力を検出する。この第1電極対3aで検出された起電力は第1アンプ4aに送られる。
第1アンプ4aは、第1電極対3aから送られてくる起電力を増幅し、第1検出信号S1として第1A/D変換器5aに送る。第1A/D変換器5aは、第1アンプ4aからアナログ信号として送られてくる第1検出信号S1をデジタル信号に変換し、第1起電力信号S10としてマイクロプロセッサ6に送る。
第2磁気回路2bは、第1磁気回路2aとは別体に構成されており、測定管1に交番磁場を与えるための第2コア20bおよび励磁コイル22から構成されている。この第2磁気回路2bは、図2(b)に第2電極対3bの位置で切断して示すように、第2コア20bの一部に励磁コイル22を巻回することにより構成されている。第2磁気回路2bは、第2コア20bのギャップが測定管1の上記所定位置とは異なる位置に取り付けられた第2電極対3bに対応するように配置される。
実施例1では、第1磁気回路2aと第2磁気回路2bとを別体で構成したので、各磁気回路に最適な形状を有するように構成することができる。なお、図1および図2に示した磁気回路の構造は一例であり、第2磁気回路2bに形成される磁路が第1磁気回路2aを構成する永久磁石21によって遮られない構造であれば、別体に限らず任意の効率的な構造を採用することができる。
第2電極対3bは、測定管1の上記所定位置とは異なる位置に、対向するように取り付けられた2個の電極から構成されている。この第2電極対3bは、第2磁気回路2bによって与えられる交番磁場による起電力を検出する。この第2電極対3bで検出された起電力は第2アンプ4bに送られる。
第2アンプ4bは、第2電極対3bから送られてくる起電力を増幅し、第2検出信号S2として第2A/D変換器5bに送る。第2A/D変換器5bは、第2アンプ4bからアナログ信号として送られてくる第2検出信号S2をデジタル信号に変換し、第2起電力信号S20としてマイクロプロセッサ6に送る。
マイクロプロセッサ6は、第1A/D変換器5aから送られてくる第1起電力信号S10に基づいて流速が変化したかを判別する。また、マイクロプロセッサ6は、第2A/D変換器5bから送られてくる第2起電力信号S20を流速に換算して流量を計算する。さらに、マイクロプロセッサ6は、算出された流速や流量に応じて励磁制御信号を生成し、励磁回路7に送る。このマイクロプロセッサ6の詳細は後述する。
励磁回路7は、マイクロプロセッサ6から送られてくる励磁制御信号に基づいて励磁コイル22に流す電流を制御するための励磁信号を生成する。この励磁信号が第2磁気回路2bの励磁コイル22に送られることにより交番磁場の生成が制御される。
図3はマイクロプロセッサ6の機能的な構成を示すブロック図である。このマイクロプロセッサ6は、判定手段61、駆動手段62、流量算出手段63および許容範囲可変手段64から構成されている。
判定手段61は、第1A/D変換器5aから送られてくる第1起電力信号S10を調べることにより、永久磁石21による直流磁場において第1電極対3aによって検出された起電力が所定の許容範囲にあるかどうかを判定する。この判定手段61による判定結果は、駆動手段62に送られる。
駆動手段62は、判定手段61から送られてくる判定結果が所定の許容範囲を越えたことを示している場合に、励磁制御信号を生成して励磁回路7に送る。励磁回路7は、この励磁制御信号に基づいて励磁信号を生成して励磁コイル22に送る。これにより、励磁コイル22が駆動されて交番磁場を発生する。
流量算出手段63は、第2A/D変換器5bから送られてくる第2起電力信号S20を調べることにより、駆動手段62で駆動された励磁コイル22による交番磁場において第2電極対3bによって検出された起電力に基づいて流速を算出し、該算出された流速に基づき流量を算出する。この流量算出手段63で算出された流量は積算されて図示しない表示手段に送られ、積算流量として表示される。
次に、このように構成される本発明の実施例1に係る電磁流量計の動作を図4に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。
測定管1内の液体の流量が、図4(d)の期間T1およびT2に示すように急激な変化がない状態では、図4(a)の期間T1およびT2に示すように、励磁電流が一定の周期Tで間欠的に励磁コイル22に流される。
具体的には、第1電極対3aから第1アンプ4aを介して常時送られてくる第1検出信号S1が第1A/D変換器5aによりデジタルの第1起電力信号S10に変換され、第1起電力信号S10としてマイクロプロセッサ6の判定手段61に送られる。判定手段61は、期間の区切り毎に、その時点の直流磁場による起電力を基準値VCとし、基準値VCから一定範囲(図4(c)の一点鎖線で示される範囲)を許容範囲とする。実施例1では、第1検出信号S1の測定を連続して行うように構成しているが、周期Tより短い周期で間欠的に行うように構成することもできる。
なお、期間T1の先頭では、第1検出信号S1は、図4(c)に示すように、第1電極対3aと液体の電気化学的作用による電圧や電子回路によるオフセット電圧のためゼロ点がV0だけずれており、このV0だけずれた電圧が最初の基準値VCとされる。
マイクロプロセッサ6の判定手段61は、第1A/D変換器5aから常時送られてくる第1起電力信号S10を調べることにより、永久磁石21による直流磁場において第1電極対3aによって検出された起電力が上述した所定の許容範囲にあるかどうかを判定し、判定結果を駆動手段62に送る。
駆動手段62は、判定手段61からの判定結果が、所定の許容範囲を越えていないことを示している場合は、各期間の終わりで、正側と負側に一定になる部分が存在する方形波の励磁制御信号を生成して励磁回路7に送る。励磁回路7は、この励磁制御信号に基づいて励磁信号を生成して励磁コイル22に送る。これにより、正側と負側に電流が一定になる部分が存在する方形波の電流により励磁コイル22が駆動されて交番磁場が発生され、測定管1に与えられる。
この交番磁場が落ち着いた時点で、第2電極対3bから第2アンプ4bを介して送られてくるアナログの第2検出信号S2が第2A/D変換器5bによりデジタル信号に変換され、第2起電力信号S20としてマイクロプロセッサ6の流量算出手段63に送られる。流量算出手段63は、第2A/D変換器5bから送られてくる第2起電力信号S20に基づいて流速を算出し、該算出された流速に基づき流量を算出する。算出された流量は積算されて図示しない表示手段に送られ、積算流量として表示される。このように、周期Tで間欠的に励磁と流量測定を行うことにより消費電力の低減が可能になる。
一方、駆動手段62は、判定手段61からの判定結果が、所定の許容範囲を越えたことを示している場合は、その時点で直ちに、励磁制御信号を生成して励磁回路7に送る。励磁回路7は、励磁制御信号に基づいて励磁信号を生成して励磁コイル22に送る。これにより、図4(c)の期間T3における時刻t1および期間T4における時刻t2に示すように、第1電極対3aによって検出された起電力が所定の許容範囲を越えた場合には、直ちに励磁コイル22が駆動されて交番磁場が発生され、測定管1に与えられる。
交番磁場が落ち着いた時点で、第2電極対3bから第2アンプ4bを介して送られてくるアナログの第2検出信号S2が第2A/D変換器5bによりデジタル信号に変換され、第2起電力信号S20としてマイクロプロセッサ6の流量算出手段63に送られる。流量算出手段63は、上述したようにして流量を算出する。算出された流量は積算されて図示しない表示手段に送られ、積算流量として表示される。この場合、期間T3およびT4の周期は、期間T1およびT2における周期Tより短くなる。この構成により、流量の急激な変化があった場合には、通常の周期Tより短い周期で計測が行われるので、高精度での測定が可能になる。
このように、本発明の実施例1に係る電磁流量計によれば、第1磁気回路2aと第2磁気回路2bとを別体に設けたので、永久磁石21の磁気抵抗は励磁コイル22による交番磁場の発生に影響を与えない。その結果、交流磁場の生成効率が低下しないので、測定精度の低下を防止できるとともに、励磁コイル22に流す電流を増加する必要もないので、消費電力の増加を抑制できる。また、励磁コイル22によって発生される交番磁場における起電力には、永久磁石による直流磁場における起電力が重畳されることもないので、この点からも測定精度の低下を防止できる。
また、永久磁石21による直流磁場において発生された起電力が所定の許容範囲を越えた場合に、励磁コイルを駆動して交番磁場を発生させ、この交番磁場において発生された起電力に基づいて流速を算出し、該算出された流速に基づき流量を算出するようにしたので、消費電力の低減のための間欠動作により休止期間が長くなっても流速の急な変化があった場合には、直ちに交番磁場による測定を行うように追従するため、測定精度を保ちつつ消費電力を低減させることができる。
本発明の実施例2に係る電磁流量計は、実施例1に係る電磁流量計における所定の許容範囲を可変にしたことを特徴とするものである。
実施例2に係る電磁流量計の構成は、マイクロプロセッサ6の機能的な構成を除き、実施例1に係る電磁流量計の構成と同じである。以下、実施例1と相違する部分を中心に説明する。
図5は実施例2に係る電磁流量計のマイクロプロセッサ6の機能的な構成を示すブロック図である。このマイクロプロセッサ6は、判定手段61、駆動手段62、流量算出手段63および許容範囲可変手段64から構成されている。判定手段61、駆動手段62および流量算出手段63は、実施例1におけるそれらと同じである。
流量算出手段63は、第2A/D変換器5bから送られてくる第2起電力信号S20を調べることにより、駆動手段62で駆動された励磁コイル22による交番磁場において第2電極対3bによって検出された起電力に基づいて流速を算出し、該算出された流速に基づき流量を算出する。この流量算出手段63で算出された流速は許容範囲可変手段64に送られる。また、流量算出手段63で算出された流量は積算されて図示しない表示手段に送られ、積算流量として表示される。
許容範囲可変手段64は、流量算出手段63から送られてくる流速に基づいて、図6に示すように許容範囲を変化させる。即ち、ある流速U0以下では許容範囲の幅を一定とし、流速U0以上では流速に比例して許容範囲を大きくする。この許容範囲可変手段64で可変された許容範囲を表す信号は判定手段61に送られる。
判定手段61は、許容範囲可変手段64から受け取った許容範囲を表す信号に基づき、上述したように、第1A/D変換器5aから常時送られてくる第1起電力信号S10を調べることにより、永久磁石21による直流磁場において第1電極対3aによって検出された起電力が上述した所定の許容範囲にあるかどうかを判定する。
このように、本発明の実施例2に係る電磁流量計によれば、流速が所定値を越えた場合に流速に比例して許容範囲を大きくするように構成したので、流速が大きく変化する場合の交番磁場による測定間隔を伸ばすことができる。
本発明は、導電性流体の流量を計測する電磁流量計に適用可能である。
本発明の実施例1に係る電磁流量計の構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る電磁流量計の第1磁気回路および第2磁気回路の構造を示す側断面図である。 本発明の実施例1に係る電磁流量計を構成するマイクロプロセッサの構成を機能的に示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る電磁流量計の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施例2に係る電磁流量計を構成するマイクロプロセッサの構成を機能的に示すブロック図である。 本発明の実施例2に係る電磁流量計における流速と流速変化の許容範囲の関係の一例を示す図である。 従来の電磁流量計を説明するための図である。
符号の説明
1 測定管
2a 第1磁気回路
2b 第2磁気回路
3a 第1電極対
3b 第2電極対
4a 第1アンプ
4b 第2アンプ
5a 第1A/D変換器
5b 第2A/D変換器
6 マイクロプロセッサ
7 磁気回路
20a 第1コア
20b 第2コア
21 永久磁石
22 励磁コイル
61 判定手段
62 駆動手段
63 流量算出手段
64 許容範囲可変手段

Claims (3)

  1. 永久磁石による直流磁場において発生される起電力と励磁コイルによる交番磁場において発生される起電力とを併用して測定管に流れる流体の流量を測定する電磁流量計であって、
    前記永久磁石による直流磁場において発生された起電力が所定の許容範囲にあるかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記所定の許容範囲を越えたことが判定された場合に、前記励磁コイルを駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段で駆動された前記励磁コイルによる交番磁場において発生された起電力に基づいて流速を算出し、該算出された流速に基づき流量を算出する流量算出手段と、
    を備えたことを特徴とする電磁流量計。
  2. 前記永久磁石による前記直流磁場を与える第1磁気回路と、
    前記第1磁気回路により与えられた前記直流磁場において発生される前記起電力を検出する第1電極対と、
    磁路が前記第1磁気回路の前記永久磁石による磁路に遮らないように構成され、前記測定管に前記励磁コイルによる前記交番磁場を与える第2磁気回路と、
    前記第2磁気回路により与えられた前記交番磁場において発生された前記起電力を検出する第2電極対と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電磁流量計。
  3. 前記流量算出手段によって算出された流速に応じて前記所定の許容範囲を可変する許容範囲可変手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電磁流量計。
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