JP4458264B2 - 被搬送体位置決め装置 - Google Patents
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そして、特許文献1には、「アンチバック爪は、…アンチバック爪支持片の孔間に架設されたピンを通孔に挿通させることによりアンチバック爪支持片間に回動自在に取り付けられている。したがって、アンチバック爪は、上端部に後方より負荷が加わると、回動して上端部が下方へ引っ込む。また、除荷後は、下方へ引っ込んでいたアンチバック爪の上端部が再び上方へ突出するようになっている。このためには、アンチバック爪をバネ等の弾性手段によって復帰方向へ付勢させておいてもよく、あるいは、アンチバック爪の後方下端部に重心を偏在させ、重力によってアンチバック爪の上端部が上方へ復帰させられるようにしてもよい。ただし、アンチバック爪は、上端部が上方へ突出して前面が鉛直方向を向いた状態で停止し、それ以上上端部が後方へ向けて回動できないよう、ストップピンによって回動範囲を規制されている。」(段落番号0022)などと記載されている。
さらに、特許文献1には、「搬送パレットの前部下面には、ストッパによって搬送パレットを停止させた時にアンチバック爪と対向する箇所に凹部が形成されており、凹部の前壁面がアンチバック爪に係止される係止面となっている。あるいは、この係止面は、搬送パレットの下面に形成されている桟部やリブ等の背面であってもよい。」(段落番号0025)、「停止後、搬送パレットは、その前端面と係止面の間をストッパとアンチバック爪によって挟まれ、作業ステーションで位置決めされる。従来例のように搬送パレットの前端面と後端面を挟むことにより搬送パレットを位置決めすると、搬送パレットの長さが異なる場合、アンチバック爪の位置を調整しないと長さの異なる搬送パレットに対応できないが、本発明では、搬送パレットの前端面と係止面の間で位置決めしているので、搬送パレットの長さが異なる場合でもそのままで位置決め可能である。」(段落番号0029)などと記載されている。
請求項2に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明において、ストッパの係合部が被搬送体の被係合部と係合可能に凹設されたものであり、前記ストッパ部が係合部の搬送方向前方側に構成され、且つ、前記アンチバック部が係合部の搬送方向後方側に構成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明において、被搬送体の被係合部が凹設されたものであり、ストッパの係合部が前記被係合部と係合可能に凸設されたものであり、前記アンチバック部の高さH4を前記ストッパ部の高さH3と中間部の高さH2との間に形成したことを特徴とするものである。
請求項2の発明では、請求項1に記載の発明において、ストッパのガイド部を超えた被搬送体の被係合部が一旦中間部を摺動してから、凹設された係合部の搬送方向前方側に構成されたストッパ部に衝合して被搬送体が停止され、支持手段によって被搬送体の被係合部にストッパの係合部が係合されることにより、凹設された係合部の搬送方向後方側に構成されたアンチバック部によって被搬送体が搬送方向後方に移動不能に位置決めされる。
請求項3の発明では、請求項1に記載の発明において、ストッパのガイド部を超えた被搬送体の凹設された被係合部がストッパ部に衝合して被搬送体が停止され、ストッパの凸設された係合部に係合して、高さH4をストッパ部の高さH3と中間部の高さH2との間に形成されたアンチバック部によって被搬送体が搬送方向後方に移動不能に位置決めされる。
請求項2の発明によれば、被搬送体を精度良く位置決め停止させることができる被搬送体位置決め装置を具体的に提供することができる。
請求項3の発明によれば、被搬送体を精度良く位置決め停止させることができる被搬送体位置決め装置を具体的に提供することができる。
図1に示すように、本発明の被搬送体位置決め装置は、概略、搬送ガイド5によって搬送されるパレットPを所定の位置に位置決め停止させるためのもので、パレットPに設けられた被係合部1に対して係合可能なストッパ2と、パレットPの搬送に伴って、ストッパ2が退避し、また、パレットPの被係合部1に係合させるよう弾性的にストッパ2を移動可能に支持する支持手段3と、を備えている。ストッパ2は、パレットPの搬送に伴って退避するよう案内するガイド部20と、パレットPの被係合部1が係合される係合部21と、ガイド部20と係合部21との間に形成された中間部22と、を有している。
係合部21は、パレットPの被係合部1と衝合してパレットPを停止させるストッパ部23と、係合されたパレットPの被係合部1の後退を防止するアンチバック部24とで構成され、ストッパ部23とアンチバック部24の間の長さL2がパレットPの被係合部1の搬送方向長さL1よりも僅かに長く形成されており、ストッパ部23の高さH3をガイド部20の高さH0と中間部H2の高さとの間に形成したものである。そして、この実施の形態では、ストッパ2の係合部21がパレットPの被係合部1と係合可能に凹設されたものであり、ストッパ部23が係合凹部21の搬送方向前方側(図の左方)に構成され、また、アンチバック部24が係合凹部21の搬送方向後方側(図の右方)に構成されている。
ここで、パレットPの「搬送方向」とは、図1〜図7において矢印で示すように右方から左方への方向を意味するものとする。したがって「搬送方向方向前方側」とは図1〜図7における左方側を意味し、「搬送方向前方側」とは図1〜図7における右方側を意味し、「搬送方向長さ」とは搬送方向と平行である図1〜図7における左右方向の長さを意味することとする。さらに、ストッパの各部の「高さ」とは、図1において上下方向の長さのみならず、ストッパの配置によっては、図1の図面視方向に対して垂直方向など、搬送方向と直交する方向の長さまたは幅を意味するものとする。
中間部22は、ガイド部20の前方から連続して形成されたもので、搬送方向後方側から搬送方向前方側に向かって水平方向に延びる水平面を構成している。中間部22の搬送方向長さは、後述するように、所定の速度で搬送されるパレットPがガイド部20が接することによりストッパ2が退避位置に退避した状態から、ストッパ部23が被係合部1と衝合し得るように、ストッパ2が弾性復帰するのに充分な長さを有している。ここで、中間部22の高さをH2とする。
パレットPは、その両側縁を搬送ガイド5、5に支持されて図の右方から左方に向かって搬送される。ストッパ2は、パレットPの被係合部1の移動経路と対応して配設されている。図2に示すように、パレットPの搬送方向側前方端面Pbがストッパ2のガイド部20に当接し、さらにパレットPが搬送されると、ストッパ2が弾性体30の付勢に抗して下方に押し下げられて退避移動することとなる(矢印Dを参照)。なお、パレットPの被係合部1が図2〜図7に示したように、孔10を穿設することにより構成されたものである場合には、パレットPが搬送されるのに伴って、ストッパ2が孔10と整合すると、弾性体30の付勢によって一旦ストッパ2が上昇するが、さらにパレットPが搬送されて頂点の高さH0を有するガイド部20に被係合部1を構成する孔10の搬送方向後方側の側面が当接することによって、ストッパ2は再び弾性体30の付勢に抗して下方に押し下げられて退避移動する。
上述した第1の実施の形態における被搬送体位置決め装置は、支持手段3がストッパ2を上方に付勢する弾性体30と、ストッパ2の搬送方向への移動を阻止し且つストッパ2を昇降移動可能に保持するガイドと、を備えた構成とされていたのに対し、この実施の形態では、支持手段3がストッパを支持するアーム31と、アーム31を俯仰可能に支持する支持台32と、アーム31に支持されたストッパ2を上方に向けて付勢する付勢手段33とを備えた構成とされている。
なお、本発明はこの実施の形態に限定されることはなく、例えば、搬送方向と直交する方向に配設されたピン(34)にアーム(31)を枢着してもよい。かかる場合には、ストッパ2のガイド部20の高さH0と、中間部22の高さH2と、ストッパ部23の高さH3との関係は、俯仰するアーム(31)の回動角度に応じて設定することができる。また、付勢手段33はバネに限定されることなく、アーム31のストッパ2が取付けられた先端とは反対側の先端を延長して、その重みなどによって取付けられたストッパ2を上方へ付勢するように構成することもできる。
なお、この実施の形態においては、被搬送体がワークWであり、被係合部1がワークWに形成された凹部であり、ストッパ2の係合部21がワークWの凹部1と係合できるように凸設されている場合により説明する。
図14に示すように、この実施の形態における被搬送体位置決め装置は、ストッパ2の係合部21がワークWに形成された凹部1と係合可能に凸設されたものであり、ストッパ部23が係合部21の搬送方向後方に構成され、アンチバック部24が係合部21の搬送方向前方に構成されており、アンチバック部24の高さH4がストッパ部23の高さH3と中間部22の高さH2との間に形成されている。
ワークWは、その両側縁を搬送ガイド5、5に直接支持されて搬送される。搬送されるワークWは、その搬送方向側前方端面Wbがストッパ2のガイド部20に当接し、さらにワークWが搬送されると、ストッパ2を弾性体30の付勢に抗して下方に押し下げて退避移動させることとなる。そして、さらにワークWが搬送されると、図15に示すように、ワークWの下面の凹部1と搬送方向後方端Waとの間の部分がストッパ2の高さH0を有するガイド部20に対して摺動し、次いで、中間部22に接して摺動する。図16に示すように、ワークWの凹部1の搬送方向後方壁1aがストッパ2の係合部21のストッパ部23に衝合されると、図14に示したように、被係合部1の搬送方向長さL1に対して係合部21の搬送方向長さL2が僅かに小さいだけで実質的には略同じであるにもかかわらず、従来の技術のようにアクチュエータを必要とすることなく、弾性体30の付勢のみによって、ワークWの凹部1に対して、ストッパ2の係合部21がわずかなすきまを形成する状態で確実に嵌合されて、ワークWの搬送が確実に停止され位置決めされる。そして、ワークWの凹部1にストッパ部23が衝合したストッパ2は、弾性体30の付勢によって係合部21がワークWの凹部1内に進入し係合される。そして、係合部21の高さH4を有するアンチバック部24がワークWの凹部1内に進入すると、凹部1の搬送方向前方壁1bがアンチバック部24によって拘束される。そのため、ワークWは、搬送方向の前方にも後方にも移動することなく、その位置で精度良く確実に位置決め停止されることとなる。
Claims (3)
- 被搬送体を所定の位置に位置決め停止させる装置であって、
被搬送体に設けられた被係合部に対して係合可能なストッパと、
被搬送体の搬送に伴って、前記ストッパが退避し、また、被搬送体の被係合部に係合させるよう弾性的に前記ストッパを移動可能に支持する支持手段と、を備えてなり、
前記ストッパは、被搬送体の搬送に伴って退避するよう案内するガイド部と、被搬送体の被係合部と係合される係合部と、前記ガイド部と係合部との間に形成された中間部と、を有し、
前記係合部は、被搬送体の被係合部と衝合して被搬送体を停止させるストッパ部と、係合された被搬送体の被係合部の後退を防止するアンチバック部と、で構成され、
前記ストッパ部とアンチバック部の間の長さL2が被搬送体の被係合部の搬送方向長さL1と略同じ長さを有しており、
前記ストッパ部の高さH3をガイド部の高さH0と中間部の高さH2との間に形成したこと特徴とする被搬送体位置決め装置。 - ストッパの係合部が被搬送体の被係合部と係合可能に凹設されたものであり、
前記ストッパ部が係合部の搬送方向前方側に構成され、且つ、前記アンチバック部が係合部の搬送方向後方側に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の被搬送体位置決め装置。 - 被搬送体の被係合部が凹設されたものであり、ストッパの係合部が前記被係合部と係合可能に凸設されたものであり、
前記アンチバック部の高さH4を前記ストッパ部の高さH3と中間部の高さH2との間に形成したことを特徴とする請求項1に記載の被搬送体位置決め装置。
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