JP4458041B2 - プログラム、情報処理方法および装置、並びにデータ構造 - Google Patents

プログラム、情報処理方法および装置、並びにデータ構造 Download PDF

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Description

本発明は、プログラム、情報処理方法および装置、並びにデータ構造に関し、特に、能力が異なる装置間で確実に接続ができるようにしたプログラム、情報処理方法および装置、並びにデータ構造に関する。
最近、インターネットが普及し、インターネットを利用して各種のデータを相手側と授受するユーザが増えてきた。
しかしながら、従来、例えば、相手側の装置に対して所定の画像を伝送しようとした場合、相手側の装置の能力が自分自身の能力と異なるため、実質的には、相互に接続することができず、結局、画像データを伝送することができなくなるといった事態が発生することがあった。
これを防ぐには、ユーザは、相手側の装置の能力を事前に確認する必要がある。
例えば、ストリーミングを行う場合に、RTSP(Real Time Streaming Protocol)(Real Time Streaming Protocol,IETF RFC 2326,April 1998,<http://www.ietf.org/rfc/rfc/2326.txt>)では、サーバとクライアント間でストリームのパラメータを交換する方法として、SDP(Session Description Protocol)(SDP:Session Description Protocol,IETF RFC 2327,April 1998,<http://www.ietf.org/rfc/rfc/2327.txt>)を用いることが規定されている。
しかしながら、RTSPには、具体的にどのようにしてパラメータを交換するのかが規定されておらず、結局、サーバとクライアント間でデータを確実に授受することができない課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、相手側の装置と確実に接続し、データを授受することができるようにするものである。
本発明のプログラムは、ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報を前記ネットワークに接続されている送信先に送信する詳細情報送信ステップと、前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち前記送信先が利用可能な範囲を示す第2の詳細情報を、前記送信先から受信する詳細情報受信ステップと、前記第2の詳細情報に基づいて、前記送信先と通信する通信ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる。
M次元の前記パラメータのそれぞれは、整数値と論理記号の組み合わせで表現されるようにすることができる。
前記論理記号として、複数の前記整数値のいずれか1つの選択を表現する第1の記号と、前記整数値の集合を表す第2の記号が用いられるようにすることができる。
前記第2の記号として、範囲の始まりを表す始値、前記範囲の終わりを表す終値、並びに前記始値と前記終値の間の変化幅を規定するステップが用いられるようにすることができる。
前記サービスを識別する識別子を、前記送信先に送信する識別子送信ステップと、前記識別子に対応する前記第1の詳細情報の送信の要求を、前記送信先から受信する要求受信ステップとをさらに含み、前記詳細情報送信ステップの処理により、前記送信先の要求に基づいて、前記識別子に対応する前記第1の詳細情報を、前記送信先に送信する処理をコンピュータに実行させるようにすることができる。
前記パラメータは、基本単位により正規化されているようにすることができる。
本発明の情報処理方法は、ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報を前記ネットワークに接続されている送信先に送信する詳細情報送信ステップと、前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち前記送信先が利用可能な範囲を示す第2の詳細情報を、前記送信先から受信する詳細情報受信ステップと、前記第2の詳細情報に基づいて、前記送信先と通信する通信ステップとを含む。
本発明の情報処理装置は、ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報を前記ネットワークに接続されている送信先に送信する詳細情報送信手段と、前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち前記送信先が利用可能な範囲を示す第2の詳細情報を、前記送信先から受信する詳細情報受信手段と、前記第2の詳細情報に基づいて、前記送信先と通信する通信手段とを備える。
本発明のプログラムは、ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報を、前記ネットワークに接続されている送信者から受信する詳細情報受信ステップと、受信した前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち利用可能な範囲を示す第2の詳細情報を生成する生成ステップと、生成した前記第2の詳細情報を、前記送信者に送信する詳細情報送信ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる。
前記生成ステップは、前記各領域について前記主要因パラメータが利用可能な範囲を含むか否かを判定してから、利用可能な範囲を含む前記主要因パラメータを含む前記領域内の他の前記パラメータが利用可能な範囲を含むか否かを判定するようにすることができる。
前記サービスを識別する識別子を、前記送信者から受信する識別子受信ステップと、前記識別子に対応する前記第1の詳細情報の送信の要求を、前記送信者に送信する要求送信ステップとをさらに含み、前記詳細情報受信ステップは、前記識別子に対応する前記第1の詳細情報を、前記送信者から受信する処理をコンピュータに実行させるようにすることができる。
本発明の情報処理方法は、ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報を、前記ネットワークに接続されている送信者から受信する詳細情報受信ステップと、受信した前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち利用可能な範囲を示す第2の詳細情報を生成する生成ステップと、生成した前記第2の詳細情報を、前記送信者に送信する詳細情報送信ステップとを含む。
本発明の情報処理装置は、ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報を、前記ネットワークに接続されている送信者から受信する詳細情報受信手段と、受信した前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち利用可能な範囲を示す第2の詳細情報を生成する生成手段と、生成した前記第2の詳細情報を、前記送信者に送信する詳細情報送信手段とを備える。
本発明の第1のプログラム、第1の情報処理方法および第1の情報処理装置においては、ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報が前記ネットワークに接続されている送信先に送信され、前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち前記送信先が利用可能な範囲を示す第2の詳細情報が、前記送信先から受信され、前記第2の詳細情報に基づいて、前記送信先と通信される。
本発明の第2のプログラム、第2の情報処理方法および第2の情報処理装置においては、ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報が、前記ネットワークに接続されている送信者から受信され、受信された前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち利用可能な範囲を示す第2の詳細情報が生成され、生成された前記第2の詳細情報が、前記送信者に送信される。
本発明によれば、サービスの内容を表す情報を生成することができる。特に、サービスの内容を容易に確認することが可能な詳細情報を生成することができる。それにより、サービスの内容を確実に相手側に知らしめることが可能となり、相手側の装置と迅速且つ確実に接続し、データを授受することができる。
本発明によれば、サービスの内容を表現することができる。特に、サービスの内容を容易に確認することが可能な状態で表現することができる。それにより、サービスの内容を確実に確認することが可能となり、相手側の装置と迅速且つ確実に接続し、データを授受することができる。
図1は、本発明を適用したネットワークシステムの構成例を表している。このネットワークシステムにおいては、インターネット1を介して、メディアインスタントメッセージサーバ(Media IM Server)14に対して、ユーザ端末として、パーソナルコンピュータ11,12,並びにPDA(Personal Digital Assistants)13が接続されている。メディアIMサーバ14にはまた、アプリケーションサーバ15もインターネット1を介して接続されている。
パーソナルコンピュータ11には、ミドルウェアとしてメディアIMクライアント#1が実装されており、パーソナルコンピュータ12には、ミドルウェアとしてメディアIMクライアント#2が実装されている。同様に、PDA13には、ミドルウェアとしてメディアIMクライアント#3が実装されている。
アプリケーションサーバ15には、ミドルウェアとしてメディアIMクライアント#4が実装されている。アプリケーションサーバ15は、プリントサービス#1乃至プリントサービス#7を、アクセスしてきたユーザに対して提供する。
メディアIMサーバ14は、これらのメディアIMクライアント#1乃至メディアIMクライアント#4の相互のインスタントメッセージ処理を制御する。
図2は、ソフトウェアの構成を表している。上述したメディアIMクライアント#1乃至メディアIMクライアント#4は、図2において、メディアIMクライアントミドルウェア32として示されている。このメディアIMクライアントミドルウェア32は、IPネットワークトランスポート層31とAPI(Application Program Interface)33との間に配置されている。API33は、アプリケーション#1乃至アプリケーション#Nと、メディアIMクライアントミドルウェア32との間のインタフェース処理を実行する。メディアIMクライアントミドルウェア32は、API33とIPネットワークトランスポート層31とのインタフェース処理を実行する。
アプリケーション(Application)#1乃至アプリケーション#Nは、それぞれサービスエンティティを構成する。
このネットワークシステムにおいては、図3に示されるように、サービスを提供する側のアプリケーション(図3の例では、Application#1)がサービスプロバイダ(Service Provider)51とされ、そのサービスの提供を受ける側のアプリケーション(図3の例では、Application#n)が(サービスを消費する側が)サービスコンシューマ(Service Consumers)52とされる。
サービスプロバイダ51とサービスコンシューマ52は、対応するメディアIMクライアント#P1またはメディアIMクライアント#C1を介して、インスタントメッセージのプレゼンス機能、メッセージング機能、またはInfo/Query機能を用いて、接続のためのネゴシエーション処理を実行する。ネゴシエーションにより、相手側と接続が可能であることが確認された後、サービスプロバイダ51とサービスコンシューマ52は、ピアツーピア(P2P)で、接続処理を実行する。
サービスプロバイダ51とサービスコンシューマ52は、それぞれサービスエンティティを構成する。サービスエンティティは、そのものが1つのアプリケーションである場合もあれば、複数のサービスエンティティの集合が1つのアプリケーションを形成する場合もある。以下においては、簡単のため、1つのサービスエンティティが1つのアプリケーションに対応しているものとする。
次に、接続処理の詳細を図4乃至図7のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、サービスプロバイダ51としてのアプリケーション#1は、名簿(Roster)に登録されている各メンバー(Buddy)に対して、自分自身が提供可能なサービスの種別を表すプロファイルスペースID(Profile Space ID)をアナウンスすることを、メディアIMクライアント#P1に指令する。メディアIMクライアント#P1は、ステップS2において、この指示を受け取ると、ステップS3において名簿に予め登録されているメンバーに対して、プロファイルスペースIDをプレゼンスによって通知する。
ここで、メンバー(Buddy)は、メディアIMサーバ14が提供するインスタントメッセージサービスにおいて、あるユーザ(または、メディアIMクライアント)に対するメッセージ通信の相手のことであり、メディアIMサーバ14に予め登録されているユーザIDや、ユーザIDに対応付けられたニックネーム等で表される情報である。
また、名簿(Roster)は、そのメンバー(Buddy)のリストであり、すなわち、ユーザ(またはメディアIMクライアント)が、メッセージ通信の相手として設定した他のユーザ(または、他のメディアIMクライアント)のユーザID(またはニックネーム)のリストである。この、ユーザ毎の名簿(Roster)は、メディアIMサーバ14において一元管理される。
例えば、メディアIMクライアント#P1のユーザがメディアIMクライアント#C1のユーザをメッセージ通信の相手として設定している場合、メディアIMクライアント#P1に対応する名簿には、メディアIMクライアント#C1のユーザ(ユーザID等)がメンバーとして登録されている。逆に、メディアIMクライアント#C1のユーザがメディアIMクライアント#P1のユーザをメッセージ通信の相手として設定している場合、メディアIMクライアント#C1に対応する名簿には、メディアIMクライアント#P1のユーザがメンバーとして登録されている。
このように、インスタントメッセージによるメッセージ通信を行う場合、互いをメンバーとして予め名簿に登録しておかなければならない。例えば、第1のユーザが、他のメディアIMクライアントの第2のユーザをメンバーとして名簿に登録しているが、第2のユーザが第1のユーザをメンバーとしてそのクライアントに登録してない場合、メッセージ通信を行うためには、第1のユーザは、メッセージ通信の前に第2のユーザにメンバーとして名簿に登録させる必要がある。
この名簿は、メディアIMクライアントよりユーザがメディアIMサーバ14にログイン(接続)すると、必要に応じてメディアIMサーバ14よりそのメディアIMクライアントに提供され、ディスプレイ等にGUI(Graphical User Interface)として表示される。その際、メディアIMサーバ14は、上述した名簿とともに、ユーザが目的のメンバーを容易に識別することができるようにするためのアイコンや、そのメンバーに関する情報(例えば、通信可能か否かを示す情報)であるプレゼンス等の情報をメディアIMクライアントに供給する。名簿等を供給されたメディアIMクライアントは、その名簿の各メンバーにアイコンやプレゼンスを関連付けて表示する。
なお、以上のような名簿を一元管理する専用のサーバを設けるようにしてももちろんよい。
なお、プロファイルスペースID並びにアプリケーションIDは、図1のネットワークシステムに示されるような、インスタントメッセージのプレゼンス機能、メッセージング機能、およびInfo/Query機能をベースとして、アプリケーションレベルでのプロファイルのネゴシエーションを実現するアプリケーションプラットフォームの運用者によって、予め登録され、管理されている。従って、サービスコンシューマ52は、そのIDに基づいて、その内容を特定することが可能となる。
図8は、パーソナルコンピュータ11において動作するMPEG4ストリーミングサーバアプリケーションを定義するためのプロファイルスペースの例を表している。同図に示されるように、プロファイルスペースは、そのパーソナルコンピュータにおいて提供されるサービスを表現するM次元の空間(スペース)であり、各プロファイルスペースを識別するためのIDであるプロファイルスペースIDとM次元のパラメータにより構成される。この例においては、プロファイルスペースIDは、「10000001」とされている。また、パラメータは、access method, bit rate(link speed), X scale, Y scale, audio codecにより構成されている。この例の場合、通信に用いられるプロトコルを表すaccess methodの値は、1(RTSP/TCP+RTP/UDP)または2(HTTP tunnelling)とされる。接続されている通信回線の速度を表すbit rateは、6k乃至512kbpsとされる。画面の横方向の大きさを表すX scaleは128pixel乃至352pixelとされ、また画面の縦方向の大きさを表すY scaleは96pixel乃至288pixelとされている。
ここで、プロファイルのaccess methodは、通信に用いられるプロトコルを表しており、例えば、番号1で表されるRTSP(Real Time Streaming Protocol)/TCP(Transmission Control Protocol)+RTP(Real Time Transport Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)、または番号2で表されるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)tunnellingのいずれかとされる。また、bit rateは、使用されている通信回線のデータ転送速度を表す。すなわち、bit rateは、アプリケーション#1がMPEG4ストリーミングサービスを行う際のMPEG4データ転送速度を決定するための情報である。
さらに、ビデオの圧縮伸長方式を表すVideo Codecは、MPEG4とされている。オーディオの圧縮伸長方式を表すaudio codecは、なし(none)、CELP(Code Excited Linear Predictive) 8k,CELP 16k,AAC(Advanced Audio Coding) 16k, AAC 32k, AAC 44.1k,AAC 48kのいずれかとされる。
このように、パラメータは全て数値によって表現されている。これにより、サービスを提供するサービスプロバイダと、サービスの提供を受ける(サービスを利用する)サービスコンシューマとの間で、迅速且つ簡単に、サービスの利用の可否を判定することができる。
図4に戻って、メディアIMサーバ14は、ステップS4において、メディアIMクライアント#P1からの通知を受け取ると、ステップS5において、これを名簿内の各メンバーにアナウンスする。
アナウンスを受けたメンバー(サービスコンシューマ52)の1人であるメディアIMクライアント#C1は、ステップS6において、この通知を受け取ると、ステップS7において、プロファイルスペースIDとサービスプロバイダ51側のアプリケーションID(いまの場合、アプリケーション#1のID)に基づいて、自分自身がこのプロファイルを受け入れ可能であるか否かを判定する(検証する)。上述したように、このシステムの参加者は、これらのIDに基づいて、その内容(図8に示されているような、相手側装置の機能)を特定することができるので、この判定が可能である。
例えば、各メディアIMクライアント(すなわち、パーソナルコンピュータ11,12等)は、図8に示されるような、プロファイルに含まれるパラメータの種類や、そのパラメータが取り得る値の集合に、アプリケーションIDおよびプロファイルIDを関連付けたテーブルと、サービスコンシューマとなるアプリケーションに関する情報を予め保持しており、ステップS7において、保持しているテーブルを参照し、ステップS6において取得したアプリケーションIDやプロファイルIDに対応するプロファイルに含まれるパラメータの種類やそのパラメータが取り得る値の集合を特定し、さらに、保持しているアプリケーションに関する情報に基づいて、その特定されたパラメータ(パラメータに対応するプロファイル)が、サービスコンシューマとなるアプリケーションの有する機能に対応しているか否か(すなわち、受け入れ可能であるか否か)を判定する。
なお、この、IDと内容の対応関係を記述したテーブルを各装置(パーソナルコンピュータ11,12等)に記憶させておくこともできるが、所定のサーバ(例えば、メディアIMサーバ14)に記憶させておくこともできる。この場合、ユーザが検証のために、このテーブルを利用する度に、ユーザに対して課金するようにすることもできる。これにより、メディアIMサーバ14の運用者は、利益を得ることができる。
メディアIMクライアント#C1は、サービスプロバイダ51からプレゼンスを受けたプロファイルの内容が、サービスコンシューマが受け入れ可能であると判断した場合、ステップS8において、その受け入れ可能なサービスコンシューマ52となるアプリケーション#nに対して、プレゼンスの内容(図8に示されるような、プロファイルスペースIDに対応するプロファイル)を通知する。ステップS9において、アプリケーション#nは、メディアIMクライアント#C1からの通知を受信する。
なお、サービスプロバイダからのアナウンス(ステップS4乃至S6)を受け取った各メディアIMクライアントは、ステップS7における検証の結果、サービスコンシューマとなる適切なアプリケーションが存在しないと判断した場合、受信したアナウンスを無視する。
サービスコンシューマ52としてのアプリケーション#nは、サービスプロバイダ51のプレゼンスの内容を受信すると、ステップS10において、サービスプロバイダ51から提供されたサービスの詳細情報を取得するように、メディアIMクライアント#C1に指示する。ステップS11において、メディアIMクライアント#C1は、この指示を受け取ると、ステップS12において、サービスプロバイダ51が提供するサービスの、上述したプロファイルスペースのパラメータ群の一部または全部のパラメータにより構成されるプロバイダプロファイルの送信を、メッセージング機能またはInfo/Query機能を用いて要求する。この要求には、サービスプロバイダ51を指定するための宛先情報が含められている。
なお、Info/Query機能を用いて通知や要求を行った場合、メッセージング機能を用いた場合と異なり、受け手側より受信確認の応答が送り手側に供給される。例えば、メディアIMクライアント#P1のアプリケーション#1がメディアIMサーバ14より名簿(Roster)を取得する場合、メディアIMクライアント#P1は、Info/Query機能により、GETコマンド等をメディアIMサーバ14に供給する。メディアIMサーバ14は、このGETコマンドを取得すると、取得したことを示す応答を送信元のメディアIMクライアント#P1を介してアプリケーション#1に供給する。アプリケーション#1は、この応答により、GETコマンドがメディアIMサーバ14に供給されたことを確認することができる。
このようにアプリケーションレベルにおいて確認応答が送信先より送信元に対して供給されるので、アプリケーションは、Info/Query機能を用いて通知や要求を行うことにより、確実にその通知や要求を送信先に供給することができる。
これに対してメッセージング機能を用いて通知や要求を行う場合、その通知や要求を取得した送信先のアプリケーションは、送信元に上述した確認応答を供給しない。従って、送信元のアプリケーションは、メッセージング機能を用いて供給した通知や要求を、その送信先が取得したか否かを把握することができないので、Info/Query機能を用いた場合と比較して、目的の送信先に確実に供給することができない。しかしながら、メッセージング機能を用いた通知や要求の場合、Info/Query機能を用いた場合と比較して、通信処理が簡潔になるので、処理の負荷を減らすことができる。このメッセージング機能は、例えば、メディアIMクライアント間におけるテキスト文書からなるインスタントメッセージ(INSTANT MESSAGING)の授受に用いられる。
なお、以上のようなInfo/Query機能を用いた通知や要求、またはメッセージング機能を用いた通知や要求は、メディアIMクライアントだけでなくメディアIMサーバも使用可能であり、メディアIMクライアントとメディアIMサーバ間における通知や要求だけでなくメディアIMクライアント間における通知や要求等にも使用可能である。
さらに、これらのInfo/Query機能やメッセージング機能を用いた通知や要求は、コマンドだけでなく、メッセージやパラメータ等、どのようなデータを含んでいても良く、どのような内容であっても良い。
以上のように、メディアIMクライアント#P1、メディアIMクライアント#C1、およびメディアIMサーバ14は、メッセージング機能またはInfo/Query機能を用いてデータ(通知や要求等も含む)の授受を行う。
上述したように、プロバイダプロファイルを送信する場合、メディアIMクライアント#P1等は、メッセージング機能またはInfo/Query機能のいずれを用いて送信してもよい。ただし、Info/Query機能を用いてプロバイダプロファイルを送信する場合、そのプロバイダプロファイルの送信に対する応答が、送信先より送信元に供給される。
メディアIMサーバ14は、ステップS13において、メディアIMクライアント#C1からの要求を受信すると、ステップS14において、これをメディアIMクライアント#P1に送信する。メディアIMクライアント#P1は、ステップS15において、メディアIMサーバ14からの要求を受信すると、ステップS16において、これをサービスプロバイダ51としてのアプリケーション#1に供給する。
アプリケーション#1は、ステップS17において、メディアIMクライアント#P1からの要求を受信すると、ステップS18において、サービスコンシューマ52に対して提供するプロバイダプロファイルを組み立て、メディアIMクライアント#P1に送信する。このプロバイダプロファイルの組み立ての詳細は、図16と図17のフローチャートを参照して後述する。
アプリケーション#1により生成されるプロバイダプロファイルの内容は、プロファイルスペース(図8)で定義されているパラメータ群のうち、サービスプロバイダ51がネットワークのリンクスピードやCPUの負荷状況などのランタイム環境を考慮した上で、サービスコンシューマ52に対して実際に提供できるパラメータの値の範囲を具体的に設定したものとされる。
図9は、このようにして、生成されるプロバイダプロファイルの例を表している。図9では、このプロバイダプロファイルが、プロファイルディスクリプション(Profile Description)として表されている。
図9は、サービスプロバイダ51としてのアプリケーション#1がVGA(Video Graphics Array)系の画角(160pixel×120pixelまたは320pixel×240pixel)のみをサポートし、かつPHS(Personal Handyphone System)相当のネットワーク(リンクスピードの最大値が128kbpsのネットワーク)に接続されている場合の例を表している。従って、図9の例においては、ネットワークのリンクスピードとの兼ね合いから、画角が図8のプロファイルスペースで規定されている範囲のうち、160pixel×120pixel(X scale×Y scale)のみに限定されている。
また、図9の例においては、プロファイルスペースIDは、「10000001」とされており、図8に示されるプロファイルスペースに対応するプロファイルディスクリプションであることが示されている。すなわち、上述したように、メディアIMクライアント#C1がステップS12においてプロバイダプロファイルを要求すると、その要求に応じて、図9に示されるような、ステップS3においてメディアIMクライアント#P1が供給したプロファイルスペースIDに対応するプロファイルディスクリプション(プロバイダプロファイル)が生成される。
図9のaccess methodは、RTSP/TCP+RTP/UDPまたはHTTP tunnellingのいずれかとされる。bit rateは、6k乃至128kbpsとされている。さらに、audio codecは、なし(none)またはCELP 8kとされている。
メディアIMクライアント#P1は、ステップS19において、アプリケーション#1からのプロバイダプロファイルの応答を受信すると、ステップS20において、これをアプリケーション#nに向けてメッセージング機能またはInfo/Query機能を用いて返信する。
メディアIMサーバ14は、ステップS21において、メディアIMクライアント#P1からの返信を受信すると、ステップS22において、これをメディアIMクライアント#C1に送信する。ステップS23において、メディアIMクライアント#C1は、この返信を受信すると、それをステップS24において、アプリケーション#nに送信する。アプリケーション#nは、ステップS25において、このサービスプロバイダ51からの返信(図9に示されるプロバイダプロファイルが含まれている)を受信する。
アプリケーション#nは、ステップS25の処理で受信したサービスプロバイダ51のプロバイダプロファイルと、自分自身が形成するコンシューマプロファイルとのマッチング(比較)を行う。上述したプロバイダプロファイルとコンシューマプロファイルは、後述する図16と図17のフローチャートで示される処理で生成される。
ここで、プロバイダプロファイルは、上述したように、メディアIMクライアント#C1によりサービスコンシューマが受け入れ可能であると判断された内容のプロファイルスペースに基づいて、アプリケーション#1が作成したプロファイルである。すなわち、このプロバイダプロファイルに対応するプロファイルスペースは、サービスコンシューマとしてのアプリケーション#nにも対応している。従って、アプリケーション#nは、アプリケーション#1がプロバイダプロファイルを作成する場合と同様の処理を行い、サービスコンシューマに対応する、このプロファイルスペースのパラメータ群の一部または全部のパラメータにより構成されるプロファイル(すなわち、コンシューマプロファイル)を作成することができる。アプリケーション#nは、受信したサービスプロバイダ51のプロバイダプロファイルと、このように作成されたコンシューマプロファイルとのマッチングを行う。
上述したように、サービスプロバイダが提示するプロバイダプロファイル(プロファイルディスクリプション)は、数値だけで表現されているため、サービスコンシューマ52は、自分自身のプロファイルを構成する各パラメータの値の範囲と単純に1次元での比較を行うだけで、整合性を簡単に検証することができる。
ここで、次元とは、パラメータの実質的な数を意味する。すなわち、サービスコンシューマ52は、コンシューマプロファイルの各パラメータの値の範囲を、そのパラメータに対応するプロバイダプロファイルのパラメータの値の範囲とを1対1で、1つずつ比較する。
そして、コンシューマプロファイルの各パラメータの値の範囲の一部または全部が、そのパラメータに対応するプロバイダプロファイルのパラメータの値の範囲に重なる場合、すなわち、サービスコンシューマ52が、サービスプロバイダ51より提供されたサービスを取得することができる(アプリケーション#1が送信したデータを、アプリケーション#nが受け入れることができる)範囲が存在すると判定した場合、サービスコンシューマ52は、整合性が確認できたと判定する。
アプリケーション#nは、整合性が確認できた場合、ステップS26において、サービスプロバイダ51に対して、提供されたサービスへの自分自身(サービスコンシューマ52)の登録を要求する。メディアIMクライアント#C1は、ステップS27において、アプリケーション#nからこの指示を受け取ると、ステップS28において、サービスプロバイダ51に対して、プロファイルスペースIDに対応させて、サービスコンシューマ52のアプリケーション#nのアプリケーションIDを登録することにより、サービスの提供先としてサービスコンシューマ52を登録する、サービスへの登録を、メッセージング機能またはInfo/Query機能を用いて要求する。このとき、プロファイルスペースIDとアプリケーションID(アプリケーション#nのID)がその要求に含められる。
メディアIMサーバ14は、ステップS29において、メディアIMクライアント#C1からの要求を受け取ると、ステップS30において、これをメディアIMクライアント#P1に送信する。メディアIMクライアント#P1は、ステップS31において、メディアIMサーバ14からの要求を受信すると、ステップS32において、これをアプリケーション#1に送信する。アプリケーション#1は、ステップS33において、サービスコンシューマ52からの登録要求を受信する。
サービスプロバイダ51としてのアプリケーション#1は、ステップS18の処理でサービスコンシューマ52に対して提供したサービスに対応してサービスコンシューマ52を登録する。具体的には、プロファイルスペースIDに対応して、サービスコンシューマ52のアプリケーション#nのアプリケーションIDが対応して登録される。
このように登録されたサービスコンシューマ52に関する情報は、アプリケーション#1によりサービスが提供される際に利用される。すなわち、アプリケーション#1は、この登録された情報を参照し、その情報に基づいてサービスコンシューマ52のアプリケーション(アプリケーションIDに対応するアプリケーション)に対して、サービスを提供する。
ステップS34において、アプリケーション#1は、サービスコンシューマ52より供給された要求であり、アプリケーション#1がプロファイルスペースIDに対応させてサービスコンシューマ52のアプリケーション#nのアプリケーションIDを登録することにより、サービスの提供先としてサービスコンシューマ52を登録させる要求である、サービスへの登録要求に対応する応答(すなわち、アプリケーション#nの登録が完了したか否かを示す情報の供給)をメディアIMクライアント#P1に指示し、ステップS35において、この指示を受け取ったメディアIMクライアント#P1は、ステップS36において、供給された登録要求に対応する応答である登録結果を、メッセージング機能またはInfo/Query機能を用いて通知する。ステップS37において、この登録結果の通知を受信したメディアIMサーバ14は、ステップS38において、それをメディアIMクライアント#C1に送信する。メディアIMクライアント#C1は、ステップS39において、これを受信すると、ステップS40において、アプリケーション#nに送信する。アプリケーション#nは、ステップS41において、登録結果の通知を受信する。
アプリケーション#nは、ステップS42において、サービスプロバイダ51からのプロファイルディスクリプション(ステップS25の処理で受信したプロバイダプロファイル)に基づく接続性を保証するためのパラメータを、プロファイルアトム(Profile Atom)として決定する。すなわち、アプリケーション#1が送信したデータを、アプリケーション#nがそのまま利用することが可能な(アプリケーション#nが受け入れることが可能な)パラメータが決定される。このプロファイルアトムの決定処理の詳細は、図21と図22のフローチャートを参照して後述する。
図10は、このプロファイルアトムのディスクリプションの例を表している。この例においては、プロファイルスペースIDが「10000001」とされており、図8に示されるプロファイルスペースに対応するプロファイルアトムであることが示されている。すなわち、上述したように、メディアIMクライアント#C1の要求に応じてプロファイルスペースIDに対応するプロファイルディスクリプション(プロバイダプロファイル)がメディアIMクライアント#P1により作成され、供給されると、メディアIMクライアント#C1は、プロファイルスペースIDに対応するコンシューマプロファイルを作成し、それを供給されたプロバイダプロファイルと比較し、整合すると判定した場合、提供されたサービスへの登録処理を行うとともに、それらのプロファイルに対応するプロファイルスペースの各パラメータの範囲から、接続性を保証するための範囲を特定し、図10に示されるような、それらの範囲のパラメータにより構成されるプロファイルアトムを生成する。
access methodは、HTTP tunnellingとされている。すなわち、図9のプロバイダプロファイルにおけるaccess methodのうち、番号2に対応する方が選択されている。
また、bit rateは48kbps、 X scaleは160、Y scaleは120とされている。さらに、audio codecは、CELP 8kとされている。
アプリケーション#nは、ステップS42において、このようにして決定したプロファイルアトムを伴ったコネクト要求を発行する。ステップS43において、メディアIMクライアント#C1は、この要求を受信すると、ステップS44において、この要求を、メッセージング機能またはInfo/Query機能を利用して、サービスプロバイダ51に送信する。メディアIMサーバ14は、ステップS45において、この要求を受信すると、ステップS46において、その要求をメディアIMクライアント#P1に送信する。メディアIMクライアント#P1は、ステップS47において、メディアIMサーバ14からの要求を受信すると、これをステップS48において、アプリケーション#1に送信する。アプリケーション#1は、ステップS49において、この要求を受信する。
アプリケーション#1は、この要求を受信すると、ステップS50において、サービスコンシューマ52(アプリケーション#n)がサービスプロバイダ51(アプリケーション#1)に対して接続するために必要な接続情報を含む応答を、サービスコンシューマ52に送信する。この接続情報は、例えば、サービスコンシューマ52がサービスプロバイダ51に接続する際にアクセスするアドレスである、サービスプロバイダ51のアドレスを示すURI(Uniform Resource Identifier)(サービスURI)とすることができる。
アプリケーション#1からステップS50の処理で送信された応答は、ステップS51において、メディアIMクライアント#P1で受信され、メディアIMクライアント#P1は、ステップS52において、その応答を、メッセージング機能またはInfo/Query機能を利用して、サービスコンシューマ52に向けて送信する。メディアIMサーバ14は、ステップS53において、メディアIMクライアント#P1からの応答を受信すると、ステップS54において、これをメディアIMクライアント#C1に送信する。メディアIMクライアント#C1は、ステップS55において、メディアIMサーバ14からの応答を受信すると、ステップS56において、これをアプリケーション#nに送信する。アプリケーション#nは、ステップS57において、この応答を受信する。
アプリケーション#1は、ステップS50において、応答の送信を指示した後、アプリケーション#nからの直接の(メディアIMサーバ14を介さない)アクセスを待機している。そこで、ステップS58において、アプリケーション#nは、メディアIMサーバ14を介さずに、ピアツーピアで、アプリケーション#1のサービスURL(Uniform Resource Locator)にアクセスする。ステップS59において、アプリケーション#1は、アプリケーション#nからのピアツーピアのURLへのアクセスを受け付ける。
以後、アプリケーション#1とアプリケーション#nは、ピアツーピアで情報を授受することが可能となる。
以上に説明した手順を行うことにより、最終的に、プロファイルアトムというアプリケーション#1とアプリケーション#nは、実行可能な機能を事前に交換しているため、アプリケーション#1とアプリケーション#nとの間の接続性が保証され、情報が授受できないといった事態が発生することが防止される。
以上のように、本発明のアプリケーションプラットフォームは、インスタントメッセージのプレゼンス機能、メッセージング機能、およびInfo/Query機能をベースとして、アプリケーションレベルでのプロファイルのネゴシエーションを実現する新たなプロトコルアーキテクチャを構築している。その結果、このアプリケーションプラットフォームにおけるマッチングメーキングの仕組みを用いることによって、パーソナルコンピュータ、モバイル機器などの能力が異なる(勿論、同一でもよいが)様々なデバイスに実装されたアプリケーション同志が、簡単かつ確実に接続可能となる。これにより、文字、音声、音楽、動画、静止画といった様々な情報からなるリッチメディア情報を、ピアツーピアコミュニケーションで伝送することが可能なシステムを実現することができる。この場合において、最終的に接続性が保証されたアプリケーション(サービスエンティティ同志)がピアツーピアでコミュニケーションを図ることができる。従って、ユーザは、特別の操作を行わずとも、簡単かつ確実に、情報を授受することが可能となる。
上述したアプリケーション(サービスエンティティ)は、パーソナルコンピュータやネットワーク対応のCE(Consumer Electronics)機器のみならず、インターネット1上の商用アプリケーションサーバにも適用することが可能となる。
例えば、図1のアプリケーションサーバ15においては、商用プリントサービスのアプリケーションが、サービスプロバイダとして、メディアIMクライアント#4上で実行される。従って、図1におけるパーソナルコンピュータ11,12あるいはPDA13は、アプリケーションサーバ15との間で上述した手順を実行することで、アプリケーションサーバ15が提供するプリントサービスを、インターネット1を介して利用することができる。
従って、本発明においては、インターネット1に接続されている各サーバが提供しているサービスを検索することで、サービスプロバイダの一覧をBuddyリストとして、例えば、図11に示されるように、表示することができる。
図11の例においては、PDA13に実装されたメディアIMクライアント#3上で、サービスコンシューマとして動作しているプリントサービスのアプリケーションが利用できるサービスプロバイダの一覧が表示されている。この場合において、プレゼンス機能を用いることによって、サービスコンシューマに応じてきめ細かく、かつ自由に、商用サービスのステータスを表現することができる。例えば、図11の例において、商用サービスを運用中であるか否かを、ランプアイコン13Aで表示するようにすることができる。この場合、例えば、運用中の商用サービスは、緑色で表示し、休止中の商用サービスは、赤色で表示するようにすることができる。また、図11の例においては、依頼したプリントが仕上がる時刻、価格などの細かい状況も、ステータス情報として表示されている。
なお、当然のことながら、ユーザ端末上のサービスプロバイダとサービスコンシューマのアプリケーション間においても、ユーザインタフェースおよびプレゼンス機能により、相手先に応じたきめ細かいステータス表示をアプリケーション毎に行うことが可能である。
図12は、パーソナルコンピュータ11の構成例を表している。なお、図示は省略するが、他のパーソナルコンピュータ12も同様に構成される。従って、この図12には、パーソナルコンピュータ12の構成としても、適宜、引用される。
図12において、CPU(Central Processing Unit)121は、ROM(Read Only Memory)122に記憶されているプログラム、または記憶部128からRAM(Random Access Memory)123にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM123にはまた、CPU121が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU121、ROM122、およびRAM123は、バス124を介して相互に接続されている。このバス124にはまた、入出力インタフェース125も接続されている。
入出力インタフェース125には、キーボード、マウスなどよりなる入力部126、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部127、ハードディスクなどより構成される記憶部128、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部129が接続されている。通信部129は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース125にはまた、必要に応じてドライブ130が接続され、磁気ディスク141、光ディスク142、光磁気ディスク143、或いは半導体メモリ144などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部128にインストールされる。
上述したアプリケーション#1(サービスプロバイダ51)及びメディアIMクライアント#P1またはアプリケーション#n(サービスコンシューマ52)及びメディアIMクライアント#C1は、CPU121により、RAM123によりロードされ、実行される。
本発明においては、以上に説明したように、プロファイルにより、サービス内容を記述して、サービスコンシューマに提供される。このプロファイル(プロファイルディスクリプション)は、M次元のパラメータで表記される。ここで次元とは、パラメータの実質的な数を意味する。図13に示される例では、プロファイルが5次元のパラメータにより構成されている(M=5とされている)。
図13は、図8の例におけるプロファイルスペースとは異なる、MPEG(Moving Picture Experts Group)4のストリーミングサーバのプロファイルスペースを表している。図13の例の場合、パラメータは、主に、全体に関連するパラメータ、ビデオに関するパラメータ、並びにオーディオに関するパラメータの3つにより構成される。そのうちの全体に関連するパラメータは、アクセスメソッド(access method)とリンクスピード(Link Speed)とにより構成され、ビデオに関するパラメータは、X scaleとY scaleとにより構成される。すなわち、access method, Link Speed, X scale, Y scale, audio codecの5次元の(5個の)パラメータにより構成される。そして、この5次元のパラメータは、「10000002」のプロファイルスペースIDにより識別される。
このプロファイルのaccess methodは、通信に用いられるプロトコルを表し、番号1で表されるRTSP(Real Time Streaming Protocol)/TCP(Transmission Control Protocol)+RTP(Real Time Transport Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)、または番号2で表されるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol) tunnellingのいずれかとされる。
使用されている通信回線のデータ転送速度を表すLink Speedは、図8の例におけるbit rateに対応し、6kbps乃至100000kbpsの範囲のいずれかの値とされる。
画面のX軸方向の大きさを表すX scaleは、128pixel乃至352pixelの範囲とされ、Y軸の方向の大きさを表すY scaleは、96pixel乃至288pixelの範囲とされる。
オーディオの圧縮伸長方式を表すaudio codecは、番号0で表されるなし(none)、番号1で表されるCELP 8k、番号2で表されるCELP(Code Excited Linear Predictive) 16k、番号3で表されるAAC(Advanced Audio Coding) 16k、番号4で表されるAAC 32k、番号5で表されるAAC 44.1k、または番号6で表されるAAC 48kのいずれかとされる。
このように、パラメータは、全て整数値で表現される。また、1つの次元を構成する1つのパラメータが、複数の整数値の組み合わせとして表現される場合、次のような論理記号が用いられる。
1つのパラメータが、複数の整数値のいずれか1つとして表現される場合、「OR」(または)の論理記号が用いられる。「OR」は、[k]|[m]|[n]のように、[|]で区切って表される。これは、そのパラメータが、k,m,nのいずれか1つとされることを意味する。この場合、k,m,nは整数とされ、小さい順番に(k<m<nのように)、配置される。
例えば、後述する図15において、access methodが、「1|2」とされているが、これは、access methodが、1(RTSP/TCP+RTP/UDP)または2(HTTP tunnelling)のいずれかであることを意味する。
1つのパラメータが、所定の範囲の中の整数値で表される場合、その範囲を表す論理記号「:」が用いられる。範囲は、[m]:[n]#[k]のように表される。[m]は、始値を表し、[n]は、終値を表す。[m]と[n]は、省略することができない。また、当然のことながら、始値[m]は、終値[n]と等しいか、それより小さい値とされる。#[k]は、始値[m]と終値[n]の間の変化幅を規定するステップを表し、[k]は、自然数かつ正規化のための基本単位を1とする倍数値とされる。[k]は、省略することができる。
例えば、ビデオX軸が、「8:22#2」と表される場合、これは、ビデオX軸が、(8,10,12,14,16,18,20,22)のいずれかであることを表す。すなわち、正規化のための基本単位が16ピクセルであるとすると(16ピクセルがk=1に対応するものとすると)、この表現は、128ピクセル乃至352ピクセルを、32ピクセル(k=2に対応する)おきにサンプリングした値の集合を表す。
サービスを受けることが可能であるのか否の容易な判定が困難になるため、範囲(レンジ)と「OR」の複合記述は禁止される。適用できない(N/A(not-applicable)のパラメータは、空(,,)(null)で表される。
さらに、プロファイルを具体的に記述する場合には、各パラメータは、正規化のための単位として予め定められた基本単位で正規化される。図14に示されるように、Link Speedの基本単位は、kbpsとされ、X scaleとY scaleの基本単位は、それぞれ16pixelとされる。従って、図13に示されるX scaleの128pixel乃至352pixelは、16pixelで正規化すると、8乃至22と表記され、Y scaleの96pixel乃至288pixelは、6乃至18と表記される。
以上がパラメータのスタンダードの表記方法とされるが、XML(eXtensible Markup Lunguage) Documentでカスタムな表記を追加することが可能とされる。
また、各次元を構成する要素は、適宜追加することが可能である。例えば、audio codecは、図13の例の場合、番号0から番号6で表される7個のいずれかとされるが、それ以外の番号7あるいは番号8で表される要素を追加、拡張することができる。
ただし、追加した場合には、下位互換性が確保されることが要求される。すなわち、番号7または番号8で表される追加したaudio codecの要素を有しない装置も、このプロファイルスペースIDが「10000002」であるプロファイルスペースを利用することができることが要求される。各装置が、プロファイルスペースIDによりその内容を判定することができることを保証するためである。従って、各次元を構成する要素の数が増加されても、各装置が、プロファイルスペースIDによりその内容を判定することができるので(互換性が確保されるので)、プロファイルスペースIDは、変更されない。逆に、次元が増加された場合には、各装置が、プロファイルスペースIDによりその内容を判定することができないので(互換性が確保できないので)、プロファイルスペースIDは変更される。
また、本発明においては、プロファイルは、他のパラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域(region)に区分して、作成することが可能とされる。
他のパラメータとの共存が制限されるとは、そのパラメータの値が所定の値を取ると、他のパラメータとの組み合わせが困難になるようなパラメータをいう。本発明においては、リンクスピードが主要因パラメータとされる。
例えば、ユーザに、Link Speedとして任意の値を選択させ、audio codecとして任意の値を選択させると、実際には実現できないか、実現が困難となる環境が規定されてしまうことがある。例えば、リンクスピードが50kbps未満であるアナログの電話回線に接続されているパーソナルコンピュータが、audio codecとして番号5で示されるAAC 44.1kや、番号6で示されるAAC 48kといったaudio codecを選択したとしても、そのような関係は、実際には、実現することが困難となる。
そこで、本発明においては、図15に示されるように、アナログ電話回線などにおける場合のように、リンクスピードが50kbps未満(49kbps以下)の第1の領域((1)のregion)、ISDN(Integrated Service Digital Network)やPHSなどにおける場合のような、50kbps以上200kbps未満(199kbps以下)の第2の領域((2)のregion)、さらにADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)における1.5Mbpsまたは8Mbpsなどにおける場合のような、200kbps以上の第3の領域((3)のregion)に区分される。さらに、リンクスピードが200kbps以上であって、その装置が使用しているCPU(Central Processing Unit)の能力が高い場合の領域として、第4の領域((4)のregion)が規定される。
図15の例の場合、第1の領域においては、アクセスメソッドは1または2とされ、リンクスピードは35kbps乃至49kbpsとされる。X scaleは10とされ、Y scaleは7とされる。audio codecは、0または1のいずれかとされる。
第2の領域においては、アクセスメソッドは1または2とされ、リンクスピードは50kbps乃至199kbpsとされる。X scaleとY scaleは、第1の領域における場合と同様に、それぞれ、10または7とされる。audio codecは、1または2とされる。
第3の領域においては、アクセスメソッドは1または2とされ、リンクスピードは200kbps乃至100000kbpsとされる。X scaleは10とされ、Y scaleは7とされる。audio codecは1乃至6のいずれかとされる。
第4の領域においては、アクセスメソッドは1または2とされ、リンクスピードは第3の領域における場合と同様に、200kbps乃至100000kbpsとされる。X scaleは20とされ、Y scaleは15とされる。audio codecは、1乃至6のいずれかとされる。
各領域においては、5次元の各パラメータは、1次元の整数値として規定される。すなわち、1個の数値として規定される。
プロファイルの分割の数(領域の数)は、各サービスプロバイダが任意に行うことができる。また、プロファイルディスクリプションの値(各領域における各次元の構成要素の値)をいずれの値にするかも、サービスプロバイダが任意に設定することができる。
なお、領域の数が変更されても、プロファイルスペースIDは変更されない。
このように、主要因パラメータに基づいて、複数の領域に分割しておくと、1つの領域内においては、サービスコンシューマが5次元のパラメータの値をいずれの値に設定したとしても、実現困難あるいは実現不可能な環境が設定されることがない。従って、サービスコンシューマが複数の領域の中から1つの領域を選択し、その領域の5次元のパラメータの中から任意の値を適宜選択することが可能となる。
具体的には、上述した図5のステップS25の処理で、サービスプロバイダ51のプロバイダプロファイル(プロファイルディスクリプション)を受信したとき、サービスコンシューマ52(アプリケーション#n)は、プロバイダプロファイルの各領域に記述されている主要因パラメータ(リンクスピード)の値を、自分自身のコンシューマプロファイルの主要因パラメータと比較し、整合する部分が存在する領域を抽出する。主要因パラメータは、上述したように、整数で表されているため、単純な整数値演算によって、整合する範囲があるか否かを容易に算出することが可能となる。
パラメータをこのように、領域に区分しない場合には、複雑な場合分けを伴ったプログラムを駆使しなければ、サービスコンシューマ52は、適用可能なサービスを選択することができなくなる。
以上のように、サービスは、M次元のパラメータで構成される空間(スペース)により表現される。個々の空間は、プロファイルスペースIDにより識別される。個々の空間を構成するパラメータは、整数値と論理記号の組み合わせで表現される。論理記号としては、複数の整数値のいずれか1つの選択を表現する「OR」と、整数値の集合を表す「範囲」が用いられる。サービスをこのようなデータ構造で表現することで、サービスを提供するサービスプロバイダと、サービスの提供を受ける(サービスを利用する)サービスコンシューマとの間で、迅速且つ簡単に、サービスの利用の可否を判定することが可能になる。
次に、サービスプロバイダ51(アプリケーション#1)が、サービスコンシューマ52(アプリケーション#n)に提供するプロファイル(プロファイルディスクリプション)を作成する処理について、図16と図17のフローチャートを参照して説明する。この処理は、図5のステップS18におけるプロバイダファイルの組立処理に対応する処理である。
いま、アプリケーション#1が、図13に示されたプロファイルスペースIDが「10000002」のプロバイダプロファイル(自分自身の機能に関するプロファイル)を生成するものとする。そして、アプリケーション#1は、8MbpsのADSL回線に接続されており、その実際の回線のスループットの値(CurrentLinkSpeed(カレントリンクスピード))から、主要因パラメータであるリンクスピードは4800kbpsであり、ビデオの表示系はVGA(Video Graphics Array)系であり、CPUの処理能力は、比較的低いものであるとする。
以下の各ステップにおいて、アプリケーション#1は、各領域に対応する自分自身の能力(機能)を調べ、各パラメータに、各領域に対応する自分自身の能力に対応する値を設定する。従って、以下に述べる各ステップにおいて各パラメータに設定される具体的数値は、各領域に対応する自分自身の能力に対応する値である。アプリケーション#1は、自分自身の能力を、各ステップにおいて、その都度調べてもよいし、予め、調べて記憶しておいたものを読み出して使用するようにしてもよい。
ステップS71において、アプリケーション#1は、パラメータを設定する変数PSIdに、いま対象とされているプロファイルスペースIDの値「10000002」を設定する。
以下、ステップS72乃至ステップS78において、第1の領域に関するパラメータの設定処理が行われ、ステップS79乃至ステップS85において、第2の領域に関するパラメータの設定が行われ、ステップS86乃至ステップS92において、第3の領域に関するパラメータの設定が行われ、そして、ステップS93乃至ステップS98において、第4の領域に関するパラメータの設定が行われる。
ステップS72において、アプリケーション#1は、領域が第1の領域であることを表す変数PSId.regionに値「1」を設定する。
すなわち、図18に示されるように、プロファイルスペースIDが10000002のプロファイルは、PSId(プロファイルスペースID)をルートとして、region(Region)毎に、access(Access Method), linkSpeed(Link Speed), xScale(X scale), yScale(Y scale), audio(Audio Codec)の各パラメータで構成される。以下、上記ツリーの構造は、各階層を(.)で区切り、例えば、PSId.region.accessという記述方法で記述する。
従って、PSId.regionには、具体的には、「10000002.1」が設定されることになる。ただし、図16と図17においては、記述が長くなるので、新たに設定されたパラメータだけが示されている。
ステップS73において、アプリケーション#1は、Access Methodとして、1:RTSP/TCP+RTP/UDP、または2:HTTP tunnellingを示す{1|2}をPSId.region.accessに設定する。これは、上述したように、アプリケーション#1が、「RTSP/TCP+RTP/UDP」を用いた通信を行う機能を有するとともに、「HTTP tunnelling」を用いた通信を行う機能をも有するからである。仮に、アプリケーション#1が、「RTSP/TCP+RTP/UDP」を用いた通信を行う機能しか有していないのであれば(「HTTP tunnelling」を用いた通信を行う機能を有していないのであれば)、アプリケーション#1は、Access Methodとして、1:RTSP/TCP+RTP/UDPを示す{1}をPSId.region.accessに設定することになる。
ステップS74において、アプリケーション#1は、Link Speedとして、30kbpsから49kbpsを表す{39:49}を、PSId.region.linkSpeedに設定する。これは、いま処理対象としている領域が第1の領域であり、第1の領域のデフォルトのLink Speedが、30kbpsから49kbpsであるからである(従って、後述するように、対応する第2乃至第4の領域のステップS81,S88,S95の処理では、各領域におけるデフォルトのLink Speedである、50kbpsから199kbps,200kbpsから100000kbps,または200kbpsから100000kbpsが、それぞれ設定される)。
ステップS75において、アプリケーション#1は、Xscaleとして、160pixelを示す{10}を、PSId.region.xScaleに設定し、Y scaleとして、114pixelを示す{7}を、PSId.region.yScaleに設定する。これらの値も、アプリケーション#1が有する画像表示の画角に関する機能に基づくものである。
ステップS76において、アプリケーション#1は、audio Codecとして0:none、または1:CELP 8kを表す{0|1}を、PSId.region.audioに設定する。これも、アプリケーション#1が、audio Codecとして0:none、または1:CELP 8kの両方の機能に対応しているからである。
次に、ステップS77において、アプリケーション#1は、自分自身が実際に接続されている回線の実効スループットを示すカレントスピード(Current Link Speed)の値が、次の第2の領域の下限値である50kbpsと比較して、それより小さいか否かを判定する。カレントリンクスピードが50kbpsより小さい場合には、第2の領域以上の領域を規定することができないので、ステップS78に進み、アプリケーション#1は、Link Speedとして30kbpsからカレントリンクスピード(CurrentLinkSpeed)までの値を示す{30:CurrentLinkSpeed}をPSId.region.linkSpeedに再度設定する。すなわち、ステップS74の処理で設定された値{30:49}の値が更新される。これにより、使用可能な最大の値がパラメータとして設定される。
いまの場合、アプリケーション#1のCurrentLinkSpeedは、4800kbpsであるため、50kbpsより大きいのでステップS79に進み、第2の領域のパラメータ設定処理が実行される。
ステップS79において、アプリケーション#1は、PSId.regionに第2の領域である値「2」を設定する。具体的には、PSId.regionに「10000002.2」が設定されることになる。
ステップS80において、ステップS73における場合と同様に、アプリケーション#1は、Access Methodとして{1|2}を、PSId.region.accessに設定する。
ステップS81において、アプリケーション#1は、Link Speedとして、50kbpsから199kbpsを示す{50:199}を、PSId.region.linkSpeedに設定する。
ステップS82において、アプリケーション#1は、ステップS75における場合と同様に、X Scaleとして{10}を、PSId.region.xScaleに設定し、Y Scaleとして{7}を、PSId.region.yScaleに設定する。
ステップS83において、アプリケーション#1は、Audio Codecとして1:CELP 8k、または2:CELP 16kを示す{1|2}を、PSId.region.audioに設定する。
ステップS84において、アプリケーション#1は、CurrentLinkSpeedの値が、次の第3の領域の下限値である200kbpsと比較して、それより小さいか否かを判定する。CurrentLinkSpeedの値が200kbpsより小さい場合には、第3の領域のパラメータを設定することができないので、ステップS85に進み、アプリケーション#1は、Link Speedとして{50:CurrentLinkSpeed}を、PSId:region:linkSpeedに再度設定する。すなわち、ステップS81で設定された{50:199}の値が更新される。
ステップS84において、CurrentLinkSpeedの値が、200kbpsより大きいと判定された場合、ステップS86に進み、第3の領域のパラメータ設定処理が実行される。いまの場合、アプリケーション#1は、そのCurrentLinkSpeedの値は、4800kbpsであるため、ステップS84において、NOの判定が行われ、ステップS86以降の処理が実行される。
ステップS86において、アプリケーション#1は、第3の領域の値「3」をPSId.regionに設定する。具体的には、PSId.regionに「10000002.3」の値が設定される。
ステップS87において、アプリケーション#1は、ステップS80における場合と同様に、Access Methodとして{1|2}を、PSId.region.accessに設定する。
ステップS88において、アプリケーション#1は、Link Speedとして、200kbpsから100000kbpsを示す{200:100000}を、PSId.region.linkSpeedに設定する。
ステップS89において、アプリケーション#1は、ステップS82における場合と同様に、X Scaleとして{10}を、PSId.region.xScaleに設定し、Y Scaleとして{7}を、PSId.region.yScaleに設定する。
ステップS90において、アプリケーション#1は、Audio Codecとして、1:CELP8k,2:CELP16k,3:AAC16k,4:AAC32k,5:AAC44.1k、または6:AAC 48kを示す{1|2|3|4|5|6}を、PSId.region.audioに設定する。
ステップS91において、アプリケーション#1は、次の第4の領域のパラメータを設定する条件として、CPUの性能が低いか否かを判定する。CPUは、そのクロックの周波数が予め設定されている所定の基準の周波数(例えば、800MHz)より低い場合、あるいは所定の種類(例えば、Pentium(登録商標)4)より低い機能のCPUである場合には、CPUの性能が低いと判定される。
いまの場合、アプリケーション#1のCPUは性能が低いため、ステップS91でYESと判定され、ステップS92において、アプリケーション#1は、第3の領域のLink Speedの更新処理を行う。これにより、Link Speedとして{200:CurrentLinkSpeed}と設定されていたものが、PSId.region.linkSpeedに再度設定される。すなわち、ステップS88の処理で設定された{200:1000000}の値が、使用可能な最大値に更新される。
ステップS91において、CPUの性能が低くない(高い)と判定された場合(クロック周波数が800MHz以上であるか、またはPentium(登録商標)4と同等か、それ以上の機能のCPUである場合)には、ステップS93に進み、第4の領域のパラメータ設定処理が実行される。
ステップS93において、アプリケーション#1は、第4の領域であることを表す値「4」を、PSId.redionに設定する。具体的には、「10000002.4」が設定される。
ステップS94において、アプリケーション#1は、ステップS87における場合と同様に、Access Methodとして{1|2}を、PSId.region.accessに設定する。
ステップS95において、アプリケーション#1は、ステップS88における場合と同様に、Link Speedとして{200:100000}を、PSId.region.linkSpeedに設定する。
ステップS96において、アプリケーション#1は、X scaleとして320pixelを示す{20}を、PSId.region.xScaleに設定し、Y scaleとして240pixelを示す{15}を、PSId.region.yScaleに設定する。
ステップS97において、アプリケーション#1は、ステップS90における場合と同様に、Audio Codecとして{1|2|3|4|5|6}を、PSId.region.audioに設定する。
最後に、ステップS98において、アプリケーション#1は、Link Speedとして{200:CurrentLinkSpeed}を、PSId.region.linkSpeedに再度設定する。すなわち、ステップS95の処理で設定された{200:100000}の値が更新される。
以上のようにして、設定されたサービスプロバイダ51としてのアプリケーション#1のプロバイダプロファイル(プロバイダプロファイルディスクリプション)が図19に示されている。同図に示されるように、この場合、上述したステップS71乃至ステップS92の処理により、3つの領域のパラメータが設定されている。設定されているパラメータは、図16と図17を参照して説明した値の通りである。
図16と図17に示されるプロファイルディスクリプション作成処理は、サービスコンシューマ52としてのアプリケーション#nにおいても実行され、それによりコンシューマプロファイルが作成される。但し、図16と図17の各ステップに記載されているパラメータの具体的な値は、アプリケーション#1のものであり、アプリケーション#nのものではないので、各ステップで設定される値は異なるものとなる。
例えば、サービスコンシューマ52としてのアプリケーション#nが比較的低速なISDN64kbpsの回線に接続され、実効スループットであるCurrentLinkSpeedが48kbpsであるとする。この場合、図16と図17に示されるプロファイルディスクリプション作成処理が実行されると、ステップS71乃至ステップS78の第1の領域の処理のみが実行される。すなわち、CurrentLinkSpeedの値(48kbps)が50kbpsより小さいため、ステップS77において、YESと判定され、ステップS79以降の処理は実行されない。
すなわち、この場合、アプリケーション#nは、ステップS71において、PSIdに、「10000002」を設定し、ステップS72において、PSId.regionとして第1の領域であることを示す値「1」を設定する。具体的には、PSId.regionに「10000002.1」が設定される。
ステップS73において、アプリケーション#nは、Access Methodとして{1|2}を、PSId.region.accessに設定する。
ステップS74において、アプリケーション#nは、Link Speedとして{30:48}を、PSId.region.linkSpeedに設定する。
ステップS75において、アプリケーション#nは、X Scaleとして{10}を、PSId.region.xScaleに設定し、Y Scaleとして{7}を、PSId.region.yScaleに設定する。
ステップS77において、CurrentLinkSpeedの値は、48kbpsであるため、50kbpsより小さいと判定され、ステップS78において、アプリケーション#nは、Link Speedとして{30:CurrentLinkSpeed}を、PSId.region.linkSpeedに再度設定する。すなわち、ステップS74で設定された{30:49}の値が更新される。
以上のようにして、アプリケーション#nにより生成されたコンシューマプロファイル(コンシューマプロファイルディスクリプション)は、図20に示されるようになる。同図に示されるように、領域は、第1の領域だけとされる。この領域に設定される各パラメータは、上述したステップS71乃至ステップS78の処理で設定された値である。
アプリケーション#nが図20に示されるコンシューマプロファイルを有する場合、アプリケーション#1から図19に示されるようなプロバイダプロファイルが送信されてくると、図6のステップS26において、アプリケーション#nは、コンシューマプロファイルの主要因パラメータとしてのリンクスピード30:48(図20)が、プロバイダプロファイルの主要因パラメータの値に整合する部分があるか否かを判定することになる。図19のプロバイダプロファイルは、第1の領域のリンクスピードが30:49であり、第2の領域のリンクスピードが50:199であり、第3の領域のリンクスピードが200:4800であるため、少なくとも1つの領域(第1の領域)において、整合する部分(重なる部分)がある(30乃至49の範囲は、30乃至48の値で、30乃至48の範囲と重なっている)と判定されることになる。その結果、上述したように、図6のステップS26で、アプリケーション#nは、提供されたサービスへの登録要求処理を実行し、その後、ステップS42で、プロファイルアトムを作成することになる。
次に、図21と図22のフローチャートを参照して、このプロファイルアトム生成処理について説明する。この処理は、図7のステップS42において実行される処理に対応する。
この処理では、最初に、ステップS111乃至ステップS115の処理で、サービスプロバイダが提示した各領域毎のパラメータ群から、サービスコンシューマが接続されているネットワークのLink Speed(主要因パラメータ)を考慮して、領域(Region)が選択される。
すなわち、ステップS111において、アプリケーション#nは、アプリケーション#1から送信されてきたプロバイダプロファイルディスクリプション(図19)を受信する。この処理は、図6のステップS41の処理に対応する。
次に、ステップS112において、アプリケーション#nは、内部の変数Nの値を0に初期化する。ステップS113において、アプリケーション#nは、ステップS111の処理で受信したプロバイダプロファイルと、自分自身が図16と図17の処理を実行することで作成したコンシューマプロファイル(図20)の中から、N+1の領域の(いまの場合、N=0であるので、第1の領域の)パラメータを抽出する。
ステップS114において、アプリケーション#nは、ステップS113の処理で抽出した領域のLink Speedが重なるか否かを判定する。いまの場合、第1の領域のLink Speedが重なるか否かが判定される。両者のLink Speedが重ならない場合には、ステップS116に進み、値Nが0以外の値であるか否かを判定する。いまの場合、値Nは0であるため、NOと判定される。すなわち、この場合には、Link Speedが重なる領域が1個も存在しないことになるので、アプリケーション#nは、アプリケーション#1と通信することができないことになる。そこで、処理は終了される。
図19と図20に示される例の場合、図20の第1の領域のLink Speedの30:48は、図19の第1の領域のLink Speedの30:49と重なるので、ステップS115に進み、アプリケーション#nは、変数Nの値を1だけインクリメントする(いまの場合、N=1とする)。
その後、ステップS113に戻り、アプリケーション#nは、N+1の領域(いまの場合、N=1なので、第2の領域)のプロバイダプロファイルとコンシューマプロファイルのパラメータをアプリケーション#nは取り出す。
ステップS114において、アプリケーション#nは、ステップS113の処理で取り出されたパラメータのうちの、Link Speedが重なるか否かを判定する。第2の領域のLink Speedが重なる場合には、ステップS115に進み、変数Nの値がさらに1だけインクリメントされる(いまの場合、N=2とされる)。
そして、ステップS113において、N+1の領域(いまの場合、N=2なので、第3の領域)のプロバイダプロファイルとコンシューマプロファイルが読み出される。ステップS114において、ステップS113で取り出されたパラメータのLink Speedが重なるか否かが判定され、重なる場合には、再び、ステップS115に進み、変数Nの値が1だけインクリメントされる(いまの場合、N=3とされる)。
以上のようにして、ステップS113乃至ステップS115の処理が繰り返し実行されることで、Link Speedが重なる全ての領域が抽出される。プロバイダプロファイルとコンシューマプロファイルのうち、対応する領域がもはや存在しない場合、あるいは存在したとしても、Link Speedが重ならないと判定された場合には、処理はステップS114からステップS116に進められ、値Nが0以外の値であるか否かが判定される。この場合における値Nは、ステップS113乃至ステップS115の処理により、Link Speedが重なる領域のうちの、最も番号が大きい領域(最も高機能の領域)のその番号に対応している。従って、Link Speedが1個でも重なる領域が存在する場合には、値Nは、0以外の値ということになる。
この場合、ステップS117に進み、アプリケーション#nは、第N番目の領域のプロバイダプロファイルとコンシューマプロファイルのパラメータを取り出す。ステップS118において、アプリケーション#nは、ステップS117の処理で取り出したプロバイダプロファイルのAccess MethodとコンシューマプロファイルのAccess Methodが重なるか否かを判定する。
図19と図20に示される例の場合、第1の領域のAccess Methodは、いずれも{1|2}であるから、Access Methodが重なると判定される。もし、Access Methodが重ならないと判定された場合には、ステップS119に進み、変数Nの値が1だけデクリメントされる。すなわち、処理対象とされる領域が、1つだけ番号の値が小さい領域に変更される。そして、ステップS116において、値Nが0以外の値であるか否かが判定され、0以外の値ではない、すなわち、0であると判定された場合には、結局、プロファイルアトムが見つからなかったことになるため、処理は終了される。
このように、5次元のパラメータのうちの、1つでも重ならないパラメータが存在する場合には、1つ下の番号の領域に処理対象が移される。同様に、後述するステップS126において、X scaleとY scaleが重ならないと判定された場合、並びにステップS129において、Audioが重ならないと判定された場合にも、1つ下の番号の領域に処理対象が移されることになる。
図19と図20の例の場合、第1の領域のAccess Methodは、いずれも{1|2}であるため、両者が重なることになるので、ステップS120に進み、アプリケーション#nは、HTTP Tunnellingを優先することが選択されているか否かが判定される。ファイアウォールがインターネット1との間に存在する場合には、HTTP Tunnellingを優先することが選択されている。
この場合、ステップS121に進み、アプリケーション#nは、プロファイルアトム(Profile Atom)のAccess MethodであるAtomAccessに{2}(図13)を設定する。これに対して、ステップS120において、HTTP Tunnellingが優先されていないと判定された場合には、ステップS122において、アプリケーション#nは、AtomAccessに{1}(図13)を設定する。
ステップS121、またはステップS122の処理の後、ステップS123に進み、アプリケーション#nは、CurrentLinkSpeedの値が、プロバイダプロファイルのLinkSpeedの最大値と等しいか、それより小さいか否かを判定する。アプリケーション#nが接続されている回線の実効スループットを示すCurrentLinkSpeedの値が、プロバイダプロファイルのLink Speedのパラメータの最大値以下である場合には、ステップS124において、アプリケーション#nは、AtomLinkSpeedにCurrentLinkSpeedの値を設定する。
これに対して、ステップS123において、CurrentLinkSpeedの値が、プロバイダプロファイルのLink Speedの最大値より大きいと判定された場合には、ステップS125において、アプリケーション#nは、AtomLinkSpeedにプロバイダプロファイルのLinkSpeedの最大値を設定する。
例えば、CurrentLinkSpeedが48kbpsであり、プロバイダプロファイルのLinkSpeedのパラメータの最大値が49kbpsであれば、ステップS125において、プロファイルアトムのAtomLinkSpeedに{48}が設定される。
次に、ステップS126において、アプリケーション#nは、プロバイダプロファイルとコンシューマプロファイルのX scaleとY scaleが重なるか否かを判定する。両者が重ならない場合には、上述したように、ステップS119に進み、値Nを1だけデクリメントして、番号が1だけ小さい領域の処理に移行する。
ステップS126において、X scaleとY scaleが重なると判定された場合、ステップS127において、アプリケーション#nは、プロファイルアトムのX scaleであるAtomXscaleに、重なったX scaleの最大値を設定する。さらに、ステップS128において、アプリケーション#nは、プロファイルアトムのY scaleであるAtomYscaleに、重なったY scaleの最大値を設定する。
例えば、プロバイダプロファイルとコンシューマプロファイルのいずれもX scaleの最大値が160pixel(10×16pixel)であり、Y scaleの最大値が112pixel(7×16pixel)となっている場合、プロファイルアトムのAtomXscaleに{10}が設定され、AtomYscaleに{7}が設定される。
ステップS129において、プロバイダプロファイルとコンシューマプロファイルのAudio Codecの重なりが判定される。両者が重ならない場合には、上述したように、ステップS119に進み、値Nが1だけデクリメントされ、1つだけ小さい番号の領域の処理に移行する。
ステップS129において、プロバイダプロファイルとコンシューマプロファイルのAudio Codecが重なると判定された場合、ステップS130に進み、アプリケーション#nは、プロファイルアトムのAudio CodecであるAtomAudioに、重なったAudio Codecの中で最も音質の良いものを選択し、設定する。本例においては、プロファイル内に記述される各Audio Codecに対して、音質の低いものから高いものの順番に値が大きくなるようにパラメータの番号付けが行われており、重なったAudio Codecの中で最も大きい番号のものを選択することによって、音質の高いものが選択される。例えば、プロバイダプロファイルとコンシューマプロファイルのいずれも、Audio Codecが0:None、または1:CELP 8kとなっている場合、プロファイルアトムのAtomAudioには{1}が設定される。
ステップS131において、アプリケーション#nは、以上の各ステップの処理で決定されたプロファイルアトムのパラメータの値を基に、プロファイルアトムを作成する(組み立てる)。
以上のようにして生成されたプロファイルアトムは、図7のステップS42の処理により、アプリケーション#1に通知される。
以上のようにして、本発明によれば、サービスに関するパラメータであって、数値化されたM次元のパラメータによりサービスの内容を表す詳細情報を生成するようにしたので、サービスの内容を、容易に識別することができ、ネットワークを介して、2つの装置が迅速且つ確実に情報を授受することが可能となる。
パラメータを基本単位により、正規化するようにすることで、より小さい数字で詳細情報を表現することが可能となる。従って、比較処理が容易となる。
パラメータを複数の領域に区分することで、複雑なアルゴリズムを用いることなく、簡単に、実際に情報を転送することが可能なパラメータを選択することが可能となる。
パラメータを1次元の整数値として表現することで、パラメータを容易に比較することが可能となる。
詳細情報を、整数値と論理記号の組み合わせで表現するようにすることで、パラメータを容易に比較することが可能な形式で表現することができる。
論理記号として、複数の前記整数値のいずれか1つの選択を表現する第1の記号と、前記整数値の集合を表す第2の記号を用いるようにすることで、パラメータを容易に比較することが可能な形式で表現することができる。
第2の記号として、範囲の始まりを表す始値、前記範囲の終わりを表す終値、並びに前記始値と前記終値の間の変化幅を規定するステップを用いるようにすることで、範囲を容易に比較することが可能な形式で表現することができる。
サービスは、ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスとすることで、ネットワークを介して、2つの装置が迅速且つ確実に情報を授受するのに必要な情報を交換することが可能となる。
識別子を詳細情報に付加することで、詳細情報の特定が容易となる。
識別子をネットワークを介して送信先に送信することで、送信先に詳細情報を簡単に識別させることが可能となる。
送信先に識別子に対応する詳細情報を送信し、送信先から送信されてきたM次元のパラメータを受信するようにすることで、始めから詳細情報を送信する必要がなくなり、伝送路を効率的に利用しながら、確実に情報を授受することが可能となる。
ネットワークを介して送信されてきた識別子を受信することで、詳細情報を簡単に識別することが可能となる。
受信された識別子に対応する詳細情報の送信を要求するようにすることで、通信不能な相手側と無駄に詳細情報を交換するようなことが防止される。
データ構造を、M次元のパラメータで構成し、前記パラメータを、整数値と論理記号の組み合わせで構成することで、内容を容易に識別可能な形式でデータを記述することが可能となる。
以上においては、M:5としたが、それより大きい次元または小さい次元とすることも可能である。
また、以上においては、AVデータを提供するサービスを例として説明したが、AVデータを授受するサービスの他、各種のサービスを提供し、利用する場合に、本発明は適用することができる。
なお、上述した処理は、ネットワーク対応のCE機器等の場合、ハードウェアにより実行することもできる。勿論、ソフトウェアにより実行することもできる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図12に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク141(フロッピディスクを含む)、光ディスク142(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク143(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ144などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM122や、記憶部128に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明は、例えばパーソナルコンピュータに適用できる。
本発明を適用したネットワークシステムの構成例を示す図である。 ソフトウェアの階層を説明する図である。 本発明を適用したネットワークシステムの動作の概要を説明する図である。 図1のネットワークシステムの動作を説明するフローチャートである。 図1のネットワークシステムの動作を説明するフローチャートである。 図1のネットワークシステムの動作を説明するフローチャートである。 図1のネットワークシステムの動作を説明するフローチャートである。 プロファイルスペースの例を示す図である。 プロファイルディスクリプションの例を示す図である。 プロファイルアトムの例を示す図である。 サービスプロバイダの一覧の表示例を示す図である。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。 プロファイルの構成を示す図である。 プロファイルの基本単位を説明する図である。 プロファイルの領域を説明する図である。 プロファイルディスクリプション作成処理を説明するフローチャートである。 プロファイルディスクリプション作成処理を説明するフローチャートである。 プロファイルの階層構造を説明する図である。 プロバイダプロファイルの例を示す図である。 コンシューマプロファイルの例を示す図である。 プロファイルアトム生成処理を説明するフローチャートである。 プロファイルアトム生成処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 インターネット, 11,12 パーソナルコンピュータ, 13 PDA, 14 メディアIMサーバ, 31 IPネットワークトランスポート層, 32 メディアIMクライアントミドルウェア, 33 API

Claims (13)

  1. ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報を前記ネットワークに接続されている送信先に送信する詳細情報送信ステップと
    前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち前記送信先が利用可能な範囲を示す第2の詳細情報を、前記送信先から受信する詳細情報受信ステップと、
    前記第2の詳細情報に基づいて、前記送信先と通信する通信ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  2. M次元の前記パラメータのそれぞれは、整数値と論理記号の組み合わせで表現される
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記論理記号として、複数の前記整数値のいずれか1つの選択を表現する第1の記号と、前記整数値の集合を表す第2の記号が用いられる
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記第2の記号として、範囲の始まりを表す始値、前記範囲の終わりを表す終値、並びに前記始値と前記終値の間の変化幅を規定するステップが用いられる
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記サービスを識別する識別子を、前記送信先に送信する識別子送信ステップと、
    前記識別子に対応する前記第1の詳細情報の送信の要求を、前記送信先から受信する要求受信ステップと
    をさらに含み、
    前記詳細情報送信ステップは、前記送信先の要求に基づいて、前記識別子に対応する前記第1の詳細情報を、前記送信先に送信する
    処理をコンピュータに実行させるための請求項に記載のプログラム。
  6. 前記パラメータは、基本単位により正規化されている
    請求項1に記載のプログラム。
  7. 情報処理装置の情報処理方法において、
    ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報を前記ネットワークに接続されている送信先に送信する詳細情報送信ステップと
    前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち前記送信先が利用可能な範囲を示す第2の詳細情報を、前記送信先から受信する詳細情報受信ステップと、
    前記第2の詳細情報に基づいて、前記送信先と通信する通信ステップと
    を含む情報処理方法。
  8. ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報を前記ネットワークに接続されている送信先に送信する詳細情報送信手段と
    前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち前記送信先が利用可能な範囲を示す第2の詳細情報を、前記送信先から受信する詳細情報受信手段と、
    前記第2の詳細情報に基づいて、前記送信先と通信する通信手段と
    を備える情報処理装置。
  9. ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報を、前記ネットワークに接続されている送信者から受信する詳細情報受信ステップと、
    受信した前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち利用可能な範囲を示す第2の詳細情報を生成する生成ステップと、
    生成した前記第2の詳細情報を、前記送信者に送信する詳細情報送信ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 前記生成ステップは、前記各領域について前記主要因パラメータが利用可能な範囲を含むか否かを判定してから、利用可能な範囲を含む前記主要因パラメータを含む前記領域内の他の前記パラメータが利用可能な範囲を含むか否かを判定する
    請求項に記載のプログラム。
  11. 前記サービスを識別する識別子を、前記送信者から受信する識別子受信ステップと、
    前記識別子に対応する前記第1の詳細情報の送信の要求を、前記送信者に送信する要求送信ステップと
    をさらに含み、
    前記詳細情報受信ステップは、前記識別子に対応する前記第1の詳細情報を、前記送信者から受信する
    処理をコンピュータに実行させるための請求項に記載のプログラム。
  12. 情報処理装置の情報処理方法において、
    ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報を、前記ネットワークに接続されている送信者から受信する詳細情報受信ステップと、
    受信した前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち利用可能な範囲を示す第2の詳細情報を生成する生成ステップと、
    生成した前記第2の詳細情報を、前記送信者に送信する詳細情報送信ステップと
    を含む情報処理方法。
  13. ネットワークを介してデータを送信または受信するサービスに関する数値化されたM次元のパラメータのうち、他の前記パラメータとの共存が制限される可能性が最も高い主要因パラメータに基づいて、複数の領域に区分し、前記領域ごとにM次元の前記パラメータにより前記サービスの内容を表す第1の詳細情報を、前記ネットワークに接続されている送信者から受信する詳細情報受信手段と、
    受信した前記第1の詳細情報に示されるM次元の前記パラメータの範囲のうち利用可能な範囲を示す第2の詳細情報を生成する生成手段と、
    生成した前記第2の詳細情報を、前記送信者に送信する詳細情報送信手段と
    を備える情報処理装置。
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