JP4457640B2 - 不正インストール防止プログラム、そのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び不正インストール防止システム - Google Patents

不正インストール防止プログラム、そのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び不正インストール防止システム Download PDF

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本発明は、ネットワークを介してダウンロードしたアプリケーションプログラムにプロテクトを行って、他のコンピュータに不正にインストールされることを防止する不正インストール防止プログラム、そのプログラムが記録された記録媒体、及び不正インストール防止プログラムをコンピュータに実行させるための不正インストール防止システムに関するものである。
従来、アプリケーションプログラムはフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に記録され、ユーザに提供されている。また、近年、インターネットが広く利用されるようになり、インターネット上のサーバからアプリケーションプログラムを直接ダウンロードして、ユーザに提供されている。サーバからダウンロードするアプリケーションプログラムは、無料で使用可能なアプリケーションプログラムもあるが、記録媒体に記録して販売しているアプリケーションプログラムを割り引いて販売していたり、ダウンロードのみの販売など、記録媒体を用いないアプリケーションプログラムの販売が行われている。これらの販売されるアプリケーションプログラムは、正規に購入したユーザに対して、アプリケーションプログラム毎、又は記録媒体毎に設定されている固有のシリアル番号等を該ユーザに電子メールで通知したり、記録媒体とともにシリアル番号が印刷された用紙を同梱している。そして、このアプリケーションプログラムのインストール時又は初回起動時に前記シリアル番号をユーザに入力させることによって、該アプリケーションプログラムの正規なユーザか否かを判断して、アプリケーションプログラムの不正なインストールの防止を行っている。
またユーザに通知したシリアル番号を入力させる方法以外にも、ユーザ端末がサーバからアプリケーションプログラムをダウンロードするときに、該ユーザ端末に設定されているイーサネット(登録商標)アドレス等のユーザ端末が備える固有情報を前記サーバに送信し、該ユーザ端末の固有情報をアプリケーションプログラムに書き込み、この固有情報が書き込まれたアプリケーションプログラムをユーザ端末がダウンロードし、インストールを行うときにアプリケーションプログラムに書き込まれた固有情報と、インストールを行うユーザ端末の固有情報とが一致するか否かを判断し、一致する場合にのみ、インストールが行えるようにして、他のユーザ端末にインストールできないようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−49594号公報
しかしながら、アプリケーションプログラム毎や記録媒体毎に設定されているシリアル番号をインストール実行時や初回起動時にユーザに入力させる場合は、ユーザが他のユーザに不正に前記シリアル番号を教えた場合などは、正規のユーザ以外のユーザ端末に容易にインストールすることができた。特に、インターネットを介してダウンロードされたアプリケーションプログラムの場合には、前記シリアル番号が不正なユーザに知られると、アプリケーションプログラムは、サーバから容易にダウンロードすることができるので、多数のユーザに不正にインストールされていた。
一方、後者は前者に比べてアプリケーションプログラムの不正なインストールを防止することはできるが、ユーザ端末の固有情報をサーバに送信するため、ユーザにとっては前記固有情報がアプリケーションプログラムのプロテクト以外の目的で悪用される、若しくはその管理が十分でないときには、これらの情報が流出する可能性を考慮し、ユーザ端末が特定されるような固有情報を送信することを好ましく思っていなかった。
また、アプリケーションプログラムをユーザ端末に提供するサーバにとっては、ユーザ端末からのダウンロード要求を受信すると、その都度、ユーザ端末から送信された固有情報に基づいて、アプリケーションプログラムにプロテクト処理を行わなければならず、サーバに負荷がかかるだけでなく、ダウンロード要求の直後にデータの送信を実行することが困難であった。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、アプリケーションプログラムの不正なインストールを防止するとともに、サーバにユーザ端末が備える固有情報を送信することなく、さらには、ユーザ端末がアプリケーションプログラムをダウンロードするときには、サーバにかかる負荷を軽減させることができる不正インストール防止プログラム、及び不正インストール防止プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とすると共に、前記不正インストール防止プログラムを実行する不正インストール防止システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本願発明の不正インストール防止プログラムは、ネットワークを介してユーザ端末と通信接続が可能なサーバに記憶されているアプリケーションプログラムを含むプログラムファイルを前記ユーザ端末にダウンロードするダウンロード手段と、前記ダウンロード手段によってダウンロードされた前記プログラムファイルを記録するプログラムファイル記録手段と、前記プログラムファイル記録手段が前記プログラムファイルの全ての記録が完了したことを検知する完了検知手段と、前記プログラムファイル記録手段に記録されているプログラムファイルに含まれるアプリケーションプログラムをユーザ端末にインストールするときに、該プログラムファイルにユーザ端末が備える固有情報を含んでいるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段が該プログラムファイルに前記固有情報を含んでいないと判断した場合に、該判断手段の実行を開始させたタスクと前記完了検知手段を実行しているタスクが一致するか否か、若しくは該判断手段の実行を開始させたジョブと前記完了検知手段を実行しているジョブが一致するか否かを判定するタスク判定手段と、該判断手段の実行を開始させたタスクと前記完了検知手段を実行しているタスクが一致する、若しくは該判断手段の実行を開始させたジョブと前記完了検知手段を実行しているジョブとが一致すると前記タスク判定手段が判定した場合に、該ダウンロード手段を実行したユーザ端末が備える固有情報を取得する第1固有情報取得手段と、前記第1固有情報取得手段によって取得された第1固有情報を、前記プログラムファイル記録手段に記録されたプログラムファイルに追加記録する追加記録手段と、前記追加記録手段によって前記第1固有情報が追加記録されたプログラムファイルに含まれるアプリケーションプログラムのインストールを実行する第1インストールプログラム実行手段と、前記判断手段が前記プログラムファイルに前記固有情報を含んでいると判断した場合に、該プログラムファイルに含まれるアプリケーションプログラムのインストールを行おうとするユーザ端末が備える前記固有情報を取得する第2固有情報取得手段と、前記追加記録手段によって前記プログラムファイルに追加記録された前記第1固有情報と、前記第2固有情報取得手段が取得した前記第2固有情報とを比較する固有情報比較手段と、前記固有情報比較手段による比較結果が予め定めた基準の範囲内の相違であれば、前記アプリケーションプログラムのインストールを実行する第2インストールプログラム実行手段と、前記判断手段の実行を開始させたタスクと前記完了検知手段を実行しているタスクが一致しない、若しくは該判断手段の実行を開始させたジョブと前記完了検知手段を実行しているジョブとが一致しないと前記タスク判定手段が判定した場合、及び前記固有情報比較手段による比較結果が予め定めた基準の範囲外の相違である場合、前記アプリケーションプログラムのインストールを強制的に中止するインストール強制中止手段として、ユーザ端末を機能させることを特徴とするものである。
また、ネットワークを介してユーザ端末と通信接続が可能なサーバに記憶されているアプリケーションプログラムを含むプログラムファイルを前記ユーザ端末にダウンロードするダウンロード手段と、前記ダウンロード手段によってダウンロードされた前記プログラムファイルを記録するプログラムファイル記録手段と、前記プログラムファイル記録手段が前記プログラムファイルの全ての記録が完了したことを検知する完了検知手段と、前記プログラムファイル記録手段に記録されているプログラムファイルに含まれるアプリケーションプログラムをユーザ端末にインストールするときに、該プログラムファイルにユーザ端末が備える固有情報を含んでいるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段が該プログラムファイルに前記固有情報を含んでいないと判断した場合に、該判断手段の実行を開始させたタスクと前記完了検知手段を実行しているタスクが一致するか否か、若しくは該判断手段の実行を開始させたジョブと前記完了検知手段を実行しているジョブが一致するか否かを判定するタスク判定手段と、該判断手段の実行を開始させたタスクと前記完了検知手段を実行しているタスクが一致する、若しくは該判断手段の実行を開始させたジョブと前記完了検知手段を実行しているジョブとが一致すると前記タスク判定手段が判定した場合に、該ダウンロード手段を実行したユーザ端末が備える固有情報を取得する第1固有情報取得手段と、前記第1固有情報取得手段によって取得された第1固有情報を、前記プログラムファイル記録手段に記録されたプログラムファイルに追加記録する追加記録手段と、前記追加記録手段によって前記第1固有情報が追加記録されたプログラムファイルに含まれるアプリケーションプログラムのインストールを実行する第1インストールプログラム実行手段と、前記判断手段が前記プログラムファイルに前記固有情報を含んでいると判断した場合に、該プログラムファイルに含まれるアプリケーションプログラムのインストールを行おうとするユーザ端末が備える前記固有情報を取得する第2固有情報取得手段と、前記追加記録手段によって前記プログラムファイルに追加記録された前記第1固有情報と、前記第2固有情報取得手段が取得した前記第2固有情報とを比較する固有情報比較手段と、前記固有情報比較手段による比較結果が予め定めた基準の範囲内の相違であれば、前記アプリケーションプログラムのインストールを実行する第2インストールプログラム実行手段と、前記判断手段の実行を開始させたタスクと前記完了検知手段を実行しているタスクが一致しない、若しくは該判断手段の実行を開始させたジョブと前記完了検知手段を実行しているジョブとが一致しないと前記タスク判定手段が判定した場合、及び前記固有情報比較手段による比較結果が予め定めた基準の範囲外の相違である場合、前記アプリケーションプログラムのインストールを強制的に中止するインストール強制中止手段とをコンピュータに備えることを特徴とする不正インストール防止システムとしてもよい。
したがって、正規なユーザのユーザ端末のキーボードやマウスなどの入力手段を操作して、該ユーザ端末にアプリケーションプログラムのダウンロードを開始させると、ユーザ端末は、アプリケーションプログラムのダウンロードを開始し、該アプリケーションプログラムのダウンロードが完了すると、一連の処理として該アプリケーションプログラムのインストールを実行し、アプリケーションプログラムを使用することができる。
また、同じユーザ端末であれば、例えば、オペレーティングシステムを再インストールした後でも、ダウンロードしたアプリケーションプログラムを記録媒体に記録しておけば、再度インストールすることができる。しかし、他のユーザ端末にインストールする場合は、ダウンロードしたユーザ端末の固有情報と、インストールを実行しようとしているユーザ端末の固有情報が異なっているので、インストールは実行できない。
つまり、ユーザはユーザ端末を使用してサーバからアプリケーションプログラム(ソフトウエア)のダウンロードを開始させると、一連の処理として該アプリケーションプログラムのインストールを行うことができ、インストールが終了した段階では、ユーザ端末が備える固有情報を前記アプリケーションプログラムに追加記録するので、二度目以降、該アプリケーションプログラムをインストールする場合は、該ユーザ端末では再度インストールことが可能であるが、他のユーザ端末にインストールすることは不可能となる。
また、初回にインストールする場合(アプリケーションプログラムに固有情報が追加記憶されていない場合)は、タスク判定手段がアプリケーションプログラムをダウンロードした後に、ユーザ端末が自動的にインストールを行ったか否かを判定するので、ダウンロードを行ったユーザ端末にはインストールを実行できるが、他のユーザ端末にアプリケーションプログラムをコピーしてもインストールを実行することができない。
また、ユーザ端末が備える固有情報をサーバに送信することがないため、ユーザは固有情報が流出する心配をする必要性がない。さらに、サーバではアプリケーションプログラムのダウンロード要求が送信される度に、プロテクト処理を行う必要がないためサーバの負荷を軽減することができる。
また、本願発明の不正インストール防止プログラムは、ネットワークを介してユーザ端末と通信接続が可能なサーバに記憶されているアプリケーションプログラムを含むプログラムファイルを前記ユーザ端末にダウンロードするダウンロード手段と、前記ダウンロード手段によってダウンロードされた前記プログラムファイルを記録するプログラムファイル記録手段と、前記プログラムファイル記録手段が前記プログラムファイルの全ての記録が完了したことを検知する完了検知手段と、前記プログラムファイル記録手段として機能するユーザ端末が備えている固有情報を取得する第1固有情報取得手段と、前記第1固有情報取得手段によって取得された第1固有情報を、前記プログラムファイル記録手段に記録されているプログラムファイルに追加記録する追加記録手段と、前記アプリケーションプログラムをコンピュータにインストールするときに、該コンピュータに備えられている固有情報を取得する第2固有情報取得手段と、前記追加記録手段によって記録された第1固有情報と、前記第2固有情報取得手段が取得した第2固有情報とを比較する固有情報比較手段と、前記固有情報比較手段による比較結果が予め定めた許容範囲内の相違であれば、前記アプリケーションプログラムのインストールを実行させるインストールプログラム実行手段と、前記固有情報比較手段による比較結果が予め定めた許容範囲外の相違であれば、前記アプリケーションプログラムのインストールを強制的に中止するインストール強制中止手段として、ユーザ端末を機能させるものである。
また、前記固有情報は、前記ユーザ端末を構成するハードウエアの各デバイス名、又は構成する各デバイスの数、若しくはユーザ端末にインストールされているオペレーティングシステムの種類の何れか2つ以上の情報から構成するようにしてもよい。
また、前記追加記録手段は、前記第1固有情報取得手段によって取得された前記第1固有情報を、暗号化する若しくは暗号化せずにバイナリデータに変換して、前記プログラムファイル記録手段に記録されているプログラムファイルに追加記録する機能を備えてもよい。
また、前記不正インストール防止プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録させてもよい。
以上の如く、本願発明の不正インストール防止プログラム、不正インストール防止プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び不正インストール防止システムは、ユーザがユーザ端末を使用してサーバからアプリケーションプログラム(ソフトウエア)のダウンロードを開始させると、一連の処理として該アプリケーションプログラムのインストールまで自動的に行うことができ、インストールが終了した段階では、ユーザ端末が備える固有情報を前記アプリケーションプログラムに追加記録するので、二度目以降、該アプリケーションプログラムのインストールを実行する場合は、該ユーザ端末では再度インストールすることが可能であるが、他のユーザ端末でインストールすることは不可能となる。
また、ダウンロードしたアプリケーションプログラムを初めてインストールする場合(アプリケーションプログラムに固有情報が追加記憶されていない場合)は、タスク判定手段がアプリケーションプログラムをダウンロードした後に、ユーザ端末が自動的にインストールを行ったか否かを判定するので、ダウンロードを行ったユーザ端末にはインストールすることができるが、他のユーザ端末にアプリケーションプログラムをコピーして、そのコピーしたアプリケーションプログラムをユーザが強制的にインストールを開始するように操作しても、インストールが強制的に中止されるので、他のユーザ端末にはインストールすることができない。
また、ユーザ端末が備える固有情報をサーバに送信することがないため、ユーザは固有情報が流出する心配をする必要性がない。さらに、サーバではアプリケーションプログラムのダウンロード要求が受信される度に、プロテクト処理を行う必要がないためサーバの負荷を軽減することができる。
また、第1固有情報と第2固有情報の相違が基準範囲内であれば、ユーザ端末に再度インストールすることができるので、例えば、オペレーティングシステムのバージョンを更新(変更)したときや、ハードディスクドライブが故障して新しいハードディスクドライブに交換したときでも再度インストールすることができ、不正なインストールだけを防止できる。
また、固有情報は前記ユーザ端末を構成するハードウエアの各デバイス名、又は構成する各デバイスの数、若しくはユーザ端末にインストールされているオペレーティングシステムの種類の何れか2つ以上の情報から構成されるので、ユーザ端末が備える複数の情報に基づき、段階的にインストールを実行するか否かの判断を行うことができる。
また、前記追加記録手段は、前記第1固有情報取得手段によって取得された前記第1固有情報を、暗号化する若しくは暗号化せずにバイナリデータに変換して、前記プログラムファイル記録手段に記録されているプログラムファイルに追加記録する機能を備えているので、ユーザはプロテクトの解読や解除を容易に行うことができない。したがって、より強固な不正インストール防止プログラムとすることができる。
(実施例1)
図1は、ダウンロードしたアプリケーションプログラムの不正インストール防止プログラムの概略を示した図であり、ユーザ端末Tと、前記ユーザ端末Tから送信されるプログラムファイルFのダウンロード要求に基づき、プログラムファイルFを提供するサーバSとがインターネットなどのネットワークNを介して通信接続されている。
前記サーバSはFTPサーバなどのサーバであり、少なくともユーザ端末Tからのダウンロード(ファイル転送)の要求に基づいて、該要求で指定されたプログラムファイルFをユーザ端末Tに送信する機能を備えたコンピュータである。なお、サーバSはWebサーバやその他のサービスを提供できるコンピュータであってもよく、例えば、アプリケーションAの販売に関する決済を行う決済用サーバと兼用していてもよい。なお、サーバSに記録されているプログラムファイルFは、同一のアプリケーションAであれば、同一のプログラムファイルFがユーザ端末にダウンロードされる。
前記サーバSからダウンロードするプログラムファイルFは、ワープロソフト、ゲームソフトなどのアプリケーションAを含むファイルであり、図2(a)に示すように、プログラムファイルFは、アプリケーションAをインストールするときに必要なファイル(例えば、「Setup.exe」という実行形式のファイルA)だけであってもよいし、図2(b)に示すように、アプリケーションAとそれ以外のファイル(例えば、「Setup.dll」という、ライブラリファイル14と、「Setup.tmp」という、テンポラリファイル15)の組み合わせてあってもよく、それらはインストールするアプリケーションAに対応して適宜選択する。また、これらの単又は複数のファイルは、個別にユーザ端末Tにダウンロードされてもよいが、圧縮ファイルとして一つにまとめてダウンロードできるようにしてもよい。
前記ユーザ端末Tは、パーソナルコンピュータなどのコンピュータであり、CPU、ハードディスクドライブ、CD−ROM、RAM、NIC(Network Interface Card)、ディスプレイアダプタなどのハードウエアと、オペレーティングシステム(以下、OSと称す。)(例えば、Windows(登録商標))などのソフトウエアがインストールされ、後述する各手段を該ハードウエアとソフトウエアが協働して実現可能なコンピュータである。
前記不正インストール防止プログラム1は、図1で示すように、ダウンロードするダウンロード手段2、プログラムファイル記録手段3、完了検知手段4、判断手段5、タスク判定手段6、第1固有情報取得手段7、追加記録手段8、第1インストールプログラム実行手段9、第2固有情報取得手段10、固有情報比較手段11、第2インストールプログラム実行手段12、インストール強制中止手段13として、ユーザ端末T(コンピュータ)を機能させるプログラムである。なお、前記不正インストール防止プログラム1は、サーバSに記録されているプログラムファイルFをダウンロードすることによって、ユーザ端末Tを機能させるプログラムであり、主に前記ユーザ端末Tに備えられるハードウエア及びソフトウエア(OS等)と、ダウンロードされたプログラムファイルFによって実現される。
前記ダウンロード手段2は、前記サーバSに記録されているプログラムファイルFをFTP(File Transfer Protocol)等によってサーバSから取得(ダウンロード)し、該プログラムファイルFを前記プログラムファイル記録手段3に記録させる手段である。なお、ダウンロード手段2は、同一のプログラムファイルFをダウンロードできる回数を制限する実行制限手段としての機能を備えて、任意のユーザ端末Tにはダウンロードされないような、セキュリティ機能を高めることが望ましい。
前記プログラムファイル記録手段3は、前記ハードディスクドライブ、CD−Rなどの読み書き可能な記録媒体であり、前記ダウンロード手段2によってダウンロードされたプログラムファイルFを記録する手段である。
前記完了検知手段4は、前記ダウンロード手段2が、前記プログラムファイルFの全てをダウンロードし、且つ前記プログラムファイル記録手段3への記録が完了したことを検知する手段である。なお、完了検知手段4が、前記プログラムファイル記録手段3への記録が完了したことを検知すると、ユーザ端末Tのディスプレイの画面に、続けてダウンロードしたアプリケーションAのインストールを実行するか否かを決定させる為のメッセージと、2つのボタンを備えているダイアログを表示させてユーザにインストールを実行するか否かの判断を促してもよい。
これらの手段によって、ダウンロードすべき全てのプログラムファイルFのダウンロード及び記録が完了したことを、前記完了検知手段4が検知して、ダウンロードの処理が完了すると、次にダウンロードされたプログラムファイルFの不正インストールに対するプロテクト処理とインストールの処理を開始する。
前記判断手段5は、前記完了検知手段4がプログラムファイルFの記録が完了を検知すると、該完了検知手段4によって該判断手段5のタスク(又はジョブ)が実行される。また、ユーザが入力手段(図示しない)を操作してアプリケーションAのインストールを実行した場合(例えば、図2(a)の「Setup.exe」ファイルを選択して実行した場合)にも、前記ユーザ端末Tで該判断手段5が実行される手段である。この判断手段5は、前記プログラムファイル記録手段3に記録されているプログラムファイルFに、ユーザ端末Tが備える固有情報Kを含んでいるか、否かの判断をする手段であり、例えば、図3(a)に示すように、アプリケーションAに前記固有情報Kを含んでいないか、又は図3(b)に示すように、アプリケーションAに前記固有情報Kを含んでいるかを判断する。つまり、この判断手段5によって、正規のユーザ端末TにアプリケーションAが少なくとも1回はインストールされたか否かの判断をしている。
前記タスク判定手段6は、前記判断手段5がプログラムファイルFに前記固有情報Kを含んでいないと判断したときに実行される手段であり、該判断手段5の実行を開始させたタスク(又はジョブ)と前記完了検知手段4を実行したタスク(又はジョブ)が一致するか否かを判定する手段であり、前記完了検知手段4によって前記判断手段5が実行されたのか、又は人が入力手段(図示しない)を操作して前記判断手段5を実行したのかを判定している。つまり、双方のタスク(又はジョブ)が一致する場合は、前記ダウンロード手段2からの一連の処理によって実行されており、アプリケーションAをインストールしようとするユーザ端末とダウンロード手段2を実行したユーザ端末とが同じユーザ端末であり、正規のユーザ端末Tへのインストールであることが分かり、逆に、双方のタスク(又はジョブ)が一致しない場合は、アプリケーションAをインストールしようとするユーザ端末とダウンロード手段2を実行したユーザ端末とが一致しない(つまり不正にインストールを実行している)可能性を含んでいることが分かる。
したがって、タスク(又はジョブ)が一致しないときは前記インストール強制中止手段13を実行させて、アプリケーションAのインストールを強制的に中止する。
前記第1固有情報取得手段7は、前記判断手段5の実行を開始させたタスク(又はジョブ)と前記完了検知手段4を実行しているタスク(又はジョブ)が一致する場合(完了検知手段4が判断手段5の実行を開始した場合)(つまり、ダウンロードを実行したユーザ端末TとアプリケーションAをインストールしようとするユーザ端末Tが同一である場合)に、前記ダウンロード手段2を実行したユーザ端末Tが備える固有情報K(第1固有情報K1)を取得する手段である。なお、固有情報Kとは、前記ユーザ端末Tを構成するハードウエアの各デバイス名、又は構成する各デバイスの数、若しくはユーザ端末にインストールされているオペレーティングシステムの種類の何れか2つ以上の情報から構成されており、例えば、以下に示す(1)〜(13)の中から少なくとも2つ以上の情報から構成されている。
(1)IDEコントローラの数
(2)IDEコントローラの名前(複数のときは、それぞれの名前)
(3)CPUの動作クロック数
(4)CPUに備えられているシリアル番号
(5)OSの名前
(6)ハードディスクドライブの数
(7)ハードディスクドライブの名前(複数のときは、それぞれの名前)
(8)ディスプレイアダプタ数
(9)ディスプレイアダプタの名前(複数のときは、それぞれの名前)
(10)RAMの最大記録容量
(11)CD−ROMドライブの名前(複数のときは、それぞれの名前)
(12)NICの数
(13)NICのMAC(Media Access Control)アドレス(複数のときは、それぞれのアドレス)
なお、これら以外のユーザ端末Tのハードウエア及びソフトウエアの構成要素を固有情報としてもよい。
前記追加記録手段8は、前記第1固有情報取得手段7が取得した第1固有情報K1を、図3(b)に示すように、前記プログラムファイルFに追加記録する手段である。なお、プログラムファイルFに追加する第1固有情報K1を、ユーザ端末Tに備える暗号化手段(図示しない)によって暗号化した後に追加記録したり、図3(b)に示すように、第1固有情報K1をバイナリデータに変換してライブラリファイル14にバイナリ形式の第1固有情報K1を追加記録してもよい。また、第1固有情報K1を暗号化した後に、バイナリデータに変換してプログラムファイルFに追加してもよい。
そして、前記追加記録手段8によって、第1固有情報K1をプログラムファイルFに追加記録されると、前記第1インストールプログラム実行手段9が、該プログラムファイルFに基づいて、アプリケーションAのインストールを開始する。つまり、プログラムファイルFに含まれる又はユーザ端末Tに既に導入されているインストーラ(セットアッププログラム)が実行されて、アプリケーションAがユーザ端末Tにインストールされる。
このように、プログラムファイルFをダウンロードしたユーザ端末Tで、ダウンロード及びインストールの各ジョブが一連のジョブ(動作)として動作したときのみに、アプリケーションAのインストールができるので、ダウンロードしたプログラムファイルFを、他のユーザ端末Tにコピーペーストして、他のユーザ端末Tでインストールを実行することができない。つまり、アプリケーションプログラムの不正インストールを防止することができる。
そして、インストール終了後、前記プログラムファイル記録手段3に記録されている固有情報K1が追加記録されたプログラムファイルFを、CD−Rなどの記録媒体に記録しておく。その後、前記ユーザ端末TのOSなどを再インストールした後に、再度アプリケーションAをインストールする場合には、固有情報K1が追加記録されたプログラムファイルFをCD−Rなどの記録媒体から読み出し、ユーザが前記入力手段(図示しない)を操作してインストールを開始する(例えば、「Setup.exe」ファイルを実行する。)。ユーザ端末Tが、該入力手段からのインストール要求を検知すると、前記判断手段5が、該プログラムファイルFに固有情報K1が追加記録されているかを判断する。該プログラムファイルFには、固有情報K1が追加記録されているので、該判断手段5は第2固有情報取得手段10を起動させる。
前記第2固有情報取得手段10は、アプリケーションAのインストールを実行するユーザ端末Tに備えられる前記固有情報K(第2固有情報K2)を取得する手段である。
前記固有情報比較手段11は、前記プログラムファイルFに追加記録された前記第1固有情報K1と、前記第2固有情報取得手段10が取得した前記第2固有情報K2とを比較し、第1固有情報K1と第2固有情報K2の相違が、予め定めた基準の範囲内の相違であるか否かを判断する手段である。例えば、上述の(1)〜(13)の各項目毎に相違点があるか否かを比較する。そして、上述の(1)〜(4)の項目の固有情報が1つでも相違している場合には、基準の範囲外の相違として判断し、上述の(5)〜(13)の項目の固有情報が、3つ以下の相違であれば許容の範囲内(4つ以上であれば許容の範囲外)として判断する。つまり、固有情報の各項目に対応して、段階的な基準を設定して、その基準に沿って、インストールの可否を決定している。
そして、前記第2インストールプログラム実行手段12は、前記固有情報比較手段11による比較結果が予め定めた基準の範囲内の相違であれば、前記アプリケーションAのインストールを実行する手段である。
前記インストール強制中止手段13は、前記判断手段5の実行を開始させたタスク(ジョブ)と前記完了検知手段4を実行しているタスク(ジョブ)が一致しないと前記タスク判定手段6が判定した場合、及び前記固有情報比較手段11による比較結果が予め定めた基準の範囲外の相違である場合、前記アプリケーションAのインストールを強制的に中止する手段であり、人が入力手段(図示しない)を操作してプログラムファイルFを選択して実行した場合、及びプログラムファイルFをダウンロードしたユーザ端末T以外の他のユーザ端末Tにインストールを行う場合であり、これらの不正なインストールが行われる可能性がある場合に、インストールの処理を強制的に中止する。
したがって、正規なユーザ端末TにアプリケーションAをインストールした後に、再度同じユーザ端末Tに該アプリケーションAをインストールする場合には、第1固有情報K1と第2固有情報K2が一致、若しくはその相違が許容範囲内となるので、正規のユーザ端末Tには複数回のインストールを行うことができる。また、第1固有情報K1と第2固有情報K2との許容範囲内(多少の相違)であれば、ユーザ端末Tに再度インストールすることができるので、例えば、ハードディスクドライブの故障によりハードディスクドライブを交換した場合でも、正規のユーザ端末Tとして認識し、アプリケーションAをインストールすることができる。一方、コンピュータの構成上での大きな相違があった場合(例えば、CPUやマザーボードが異なっている場合や、多数のパーツが異なっている場合)には、インストールを強制的に中止するので、プログラムファイルFを他のユーザ端末Tに不正にインストールすることを防止することができる。
また、サーバSは、アプリケーションAを含むプログラムファイルFをユーザ端末Tの要求に従って送信するだけあり、ユーザ端末Tからの固有情報を受信して、ユーザ端末T毎にプログラムファイルFにプロテクト処理を行っていない。つまり、サーバSがユーザ端末TからプログラムファイルFのダウンロード要求を受け取っても、プロテクト処理を行っていないので、サーバSの負荷を軽減することが可能である。さらに、ユーザ端末Tが備える固有情報KをサーバSに送信することがないため、ユーザは自身が使用するユーザ端末Tの固有情報が流出する心配をする必要性がなく、安心してアプリケーションAのインストールを行うことができる。また、それによってユーザの購入意欲も増大して、アプリケーションAの販売数も増加する。
なお、前記不正インストール防止プログラム1をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録させて、記録させた該不正インストール防止プログラム1を前記サーバに導入して、不正なインストール実行できないサーバを構築できるようにしてもよい。
また、図1で示すように、前記不正インストール防止プログラム1を導入し、ユーザ端末T(コンピュータ)を、前記ダウンロードするダウンロード手段2、前記プログラムファイル記録手段3、前記完了検知手段4、前記判断手段5、前記タスク判定手段6、前記第1固有情報取得手段7、前記追加記録手段8、前記第1インストールプログラム実行手段9、前記第2固有情報取得手段10、前記固有情報比較手段11、前記第2インストールプログラム実行手段12、前記インストール強制中止手段13として、前記ユーザ端末T(コンピュータ)と機能する不正インストール防止システムとすることもできる。
(実施例2)
不正インストール防止プログラムの別実施例としては、図4に示すように、ユーザ端末Tは、前記サーバSとネットワークNを介して通信接続可能となっている。
前記不正インストール防止プログラム1aは、ダウンロード手段2a、プログラムファイル記録手段3a、完了検知手段4a、第1固有情報取得手段7a、追加記録手段8a、第2固有情報取得手段10a、固有情報比較手段11a、インストールプログラム実行手段12a、インストール強制中止手段13aとしてユーザ端末Tを機能させるプログラムである。
ダウンロード手段2aは、前記ネットワークNを介してユーザ端末Tと通信接続が可能なサーバSに記憶されているアプリケーションAを含むプログラムファイルFを前記ユーザ端末Tにダウンロードする手段である。前記プログラムファイル記録手段は3aは、前記ダウンロード手段2aによってダウンロードされた前記プログラムファイルFを記録する手段である。前記完了検知手段4aは、前記プログラムファイル記録手段3aが前記プログラムファイルFの全ての記録が完了したことを検知する手段である。前記第1固有情報取得手段10aは前記ダウンロード手段2aを実行したユーザ端末Tが備えている前記固有情報Kを取得する手段である。前記追加記録手段8aは、前記第1固有情報取得手段7aによって取得された第1固有情報K1を、前記プログラムファイル記録手段3aに記録されているプログラムファイルFに追加記録する手段である。前記第2固有情報取得手段10aは、前記アプリケーションAをユーザ端末Tにインストールするときに、該ユーザ端末Tに備えられている固有情報Kを取得する手段である。前記固有情報比較手段11aは、前記追加記録手段8aによって記録された第1固有情報K1と、前記第2固有情報取得手段10aが取得した第2固有情報K2とを比較する手段である。前記インストールプログラム実行手段12aは、前記固有情報比較手段11aによる比較結果が予め定めた許容範囲内の相違であれば、前記アプリケーションAのインストールを実行させる手段である。前記インストール強制中止手段13aは、前記固有情報比較手段11aによる比較結果が予め定めた許容範囲外の相違であれば、前記アプリケーションAのインストールを強制的に中止する手段である。
第2実施例で示す不正インストール防止プログラム1aは、プログラムファイルFのダウンロードと同時に又はダウンロードを行っている間に取得したユーザ端末Tの固有情報(第1固有情報K1)を取得する。一方、サーバSからプログラムファイルFのダウンロード、及びそのプログラムファイルFを記録すると、該固有情報(第1固有情報K1)をダウンロードしたプログラムファイルFに追加記録させる。そして、アプリケーションAをインストールするときに、プログラムファイルFに追加記録された固有情報(第1固有情報K1)と、インストールを実行するときに取得した第2固有情報K2を比較し、双方の固有情報K1,K2の相違が予め設定されている基準の範囲内であればインストールを実行し、基準の範囲外であればインストールを強制的に中止させる。
したがって、ユーザ端末Tの固有情報をサーバに送信することなく、且つダウンロードが完了したプログラムファイルFには、該ダウンロードを行ったユーザ端末Tの固有情報が含まれており、アプリケーションAのインストールを行うときには、インストールを行うユーザ端末Tの固有情報と、ダウンロードしたユーザ端末Tとの固有情報を比較するので、固有情報が異なる他のユーザ端末Tに不正にアプリケーションAをインストールできない。
また、サーバSは、アプリケーションAを含むプログラムファイルFをユーザ端末Tに送信するだけあり、ユーザ端末Tから固有情報を受けて、ユーザ端末T毎にプログラムファイルFにプロテクト処理を行っていないので、サーバSがユーザ端末TからプログラムファイルFのダウンロード要求を受け取っても、プロテクト処理を行っていないので、サーバSの負荷を軽減することが可能である。さらに、ユーザ端末Tが備える固有情報KをサーバSに送信することがないため、ユーザは自身が使用するユーザ端末Tの固有情報が流出する心配をする必要性がなく、安心してアプリケーションAのインストールを行うことができる。また、それによってユーザの購入意欲も増大して、アプリケーションAの販売数も増加する。
不正インストール防止プログラム及び不正インストール防止システムの概略を示したブロック図である。 ユーザ端末にダウンロードされたプログラムファイルの説明図であり、(a)は一つのアプリケーションプログラムのみでプログラムファイルが構成されている状態を説明した説明図であり、(b)は三つのファイルによってプログラムファイルが構成されている状態を説明した説明図である。 プログラムファイルに、固有情報が追加記録される前後を説明した説明図である。 不正インストール防止プログラム及び不正インストール防止システムの別実施例の概略を示したブロック図である。
符号の説明
1,1a 不正インストール防止プログラム
2,2a ダウンロード手段
3,3a プログラムファイル記録手段
4,4a 完了検知手段
5 判断手段
6 タスク判定手段
7,7a 第1固有情報取得手段
8,8a 追加記録手段
9 第1インストールプログラム実行手段
10,10a 第2固有情報取得手段
11,11a 固有情報比較手段
12 第2インストールプログラム実行手段
12a インストールプログラム実行手段
13,13a インストール強制中止手段
14 ライブラリファイル
15 テンポラリファイル
A アプリケーションプログラム
F プログラムファイル
K 固有情報
K1 第1固有情報
K2 第2固有情報
N ネットワーク
S サーバ
T ユーザ端末

Claims (5)

  1. ネットワークを介してユーザ端末と通信接続が可能なサーバに記憶されているアプリケーションプログラムを含むプログラムファイルを前記ユーザ端末にダウンロードするダウンロード手段と、
    前記ダウンロード手段によってダウンロードされた前記プログラムファイルを記録するプログラムファイル記録手段と、
    前記プログラムファイル記録手段が前記プログラムファイルの全ての記録が完了したことを検知する完了検知手段と、
    前記プログラムファイル記録手段に記録されているプログラムファイルに含まれるアプリケーションプログラムをユーザ端末にインストールするときに、該プログラムファイルにユーザ端末が備える固有情報を含んでいるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が該プログラムファイルに前記固有情報を含んでいないと判断した場合に、該判断手段の実行を開始させたタスクと前記完了検知手段を実行しているタスクが一致するか否か、若しくは該判断手段の実行を開始させたジョブと前記完了検知手段を実行しているジョブが一致するか否かを判定するタスク判定手段と、
    該判断手段の実行を開始させたタスクと前記完了検知手段を実行しているタスクが一致する、若しくは該判断手段の実行を開始させたジョブと前記完了検知手段を実行しているジョブとが一致すると前記タスク判定手段が判定した場合に、該ダウンロード手段を実行したユーザ端末が備える固有情報を取得する第1固有情報取得手段と、
    前記第1固有情報取得手段によって取得された第1固有情報を、前記プログラムファイル記録手段に記録されたプログラムファイルに追加記録する追加記録手段と、
    前記追加記録手段によって前記第1固有情報が追加記録されたプログラムファイルに含まれるアプリケーションプログラムのインストールを実行する第1インストールプログラム実行手段と、
    前記判断手段が前記プログラムファイルに前記固有情報を含んでいると判断した場合に、該プログラムファイルに含まれるアプリケーションプログラムのインストールを行おうとするユーザ端末が備える前記固有情報を取得する第2固有情報取得手段と、
    前記追加記録手段によって前記プログラムファイルに追加記録された前記第1固有情報と、前記第2固有情報取得手段が取得した前記第2固有情報とを比較する固有情報比較手段と、
    前記固有情報比較手段による比較結果が予め定めた基準の範囲内の相違であれば、前記アプリケーションプログラムのインストールを実行する第2インストールプログラム実行手段と、
    前記判断手段の実行を開始させたタスクと前記完了検知手段を実行しているタスクが一致しない、若しくは該判断手段の実行を開始させたジョブと前記完了検知手段を実行しているジョブとが一致しないと前記タスク判定手段が判定した場合、及び前記固有情報比較手段による比較結果が予め定めた基準の範囲外の相違である場合、前記アプリケーションプログラムのインストールを強制的に中止するインストール強制中止手段として、
    ユーザ端末を機能させることを特徴とする不正インストール防止プログラム。
  2. 前記固有情報は、前記ユーザ端末を構成するハードウエアの各デバイス名、又は構成する各デバイスの数、若しくはユーザ端末にインストールされているオペレーティングシステムの種類の何れか2つ以上の情報からなる請求項1記載の不正インストール防止プログラム。
  3. 前記追加記録手段は、前記第1固有情報取得手段によって取得された前記第1固有情報を、暗号化する若しくは暗号化せずにバイナリデータに変換して、前記プログラムファイル記録手段に記録されているプログラムファイルに追加記録する機能を備えてなる請求項1又は2に記載の不正インストール防止プログラム。
  4. 前記請求項1から3のいずれか1項に記載の不正インストール防止プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. ネットワークを介してユーザ端末と通信接続が可能なサーバに記憶されているアプリケーションプログラムを含むプログラムファイルを前記ユーザ端末にダウンロードするダウンロード手段と、
    前記ダウンロード手段によってダウンロードされた前記プログラムファイルを記録するプログラムファイル記録手段と、
    前記プログラムファイル記録手段が前記プログラムファイルの全ての記録が完了したことを検知する完了検知手段と、
    前記プログラムファイル記録手段に記録されているプログラムファイルに含まれるアプリケーションプログラムをユーザ端末にインストールするときに、該プログラムファイルにユーザ端末が備える固有情報を含んでいるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が該プログラムファイルに前記固有情報を含んでいないと判断した場合に、該判断手段の実行を開始させたタスクと前記完了検知手段を実行しているタスクが一致するか否か、若しくは該判断手段の実行を開始させたジョブと前記完了検知手段を実行しているジョブが一致するか否かを判定するタスク判定手段と、
    該判断手段の実行を開始させたタスクと前記完了検知手段を実行しているタスクが一致する、若しくは該判断手段の実行を開始させたジョブと前記完了検知手段を実行しているジョブとが一致すると前記タスク判定手段が判定した場合に、該ダウンロード手段を実行したユーザ端末が備える固有情報を取得する第1固有情報取得手段と、
    前記第1固有情報取得手段によって取得された第1固有情報を、前記プログラムファイル記録手段に記録されたプログラムファイルに追加記録する追加記録手段と、
    前記追加記録手段によって前記第1固有情報が追加記録されたプログラムファイルに含まれるアプリケーションプログラムのインストールを実行する第1インストールプログラム実行手段と、
    前記判断手段が前記プログラムファイルに前記固有情報を含んでいると判断した場合に、該プログラムファイルに含まれるアプリケーションプログラムのインストールを行おうとするユーザ端末が備える前記固有情報を取得する第2固有情報取得手段と、
    前記追加記録手段によって前記プログラムファイルに追加記録された前記第1固有情報と、前記第2固有情報取得手段が取得した前記第2固有情報とを比較する固有情報比較手段と、
    前記固有情報比較手段による比較結果が予め定めた基準の範囲内の相違であれば、前記アプリケーションプログラムのインストールを実行する第2インストールプログラム実行手段と、
    前記判断手段の実行を開始させたタスクと前記完了検知手段を実行しているタスクが一致しない、若しくは該判断手段の実行を開始させたジョブと前記完了検知手段を実行しているジョブとが一致しないと前記タスク判定手段が判定した場合、及び前記固有情報比較手段による比較結果が予め定めた基準の範囲外の相違である場合、前記アプリケーションプログラムのインストールを強制的に中止するインストール強制中止手段とをコンピュータに備えることを特徴とする不正インストール防止システム。
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