JP4457493B2 - タイヤ・ホイール組立体 - Google Patents
タイヤ・ホイール組立体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4457493B2 JP4457493B2 JP2000381220A JP2000381220A JP4457493B2 JP 4457493 B2 JP4457493 B2 JP 4457493B2 JP 2000381220 A JP2000381220 A JP 2000381220A JP 2000381220 A JP2000381220 A JP 2000381220A JP 4457493 B2 JP4457493 B2 JP 4457493B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bead
- rim
- tire
- wheel
- male screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/02—Seating or securing beads on rims
- B60C15/0209—Supplementary means for securing the bead
- B60C15/0216—Supplementary means for securing the bead the bead being pierced by bolts, rivets, clips or other elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はタイヤ・ホイール組立体に関し、さらに詳しくは、リム組み作業時のリム組み性とリム組み後の耐リム滑り性、耐リム外れ性との両立を可能にしたタイヤ・ホイール組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気入りタイヤをホイールにリム組みする作業は、まずタイヤの両ビード部をリム部中央のウェル部に落とし、その状態の空気入りタイヤに空気を注入して内圧を徐々に上昇させながら、ウェル部に落とした両ビード部をそれぞれ両側のビードシートに向けて滑らせ、そのビードシートに嵌め込むようにする。
【0003】
上記リム組み作業では、ビード部内径の大きさがリム組み性(リム組み作業の容易性)に大いに影響すると共に、リム組み後には耐リム滑り性や耐リム外れ性にも大いに影響することが知られている。すなわち、ビード部内径がビードシート径に比べて小さすぎると、リム組み時にビード部の滑りに大きな抵抗が発生し、かつ空気圧(嵌合圧力)を大きくしなければならなくなるため、リム組み作業を困難にする。逆に、ビード部内径がビードシート径に比べて大きすぎると、リム組み作業は容易になるものの、リム組み後のビード部がビードシートにルーズな状態になるため、耐リム滑り性や耐リム外れ性を低下することになる。
【0004】
したがって、リム組み作業時のリム組み性と、リム組み後の耐リム滑り性、耐リム外れ性とは、一方をよくすると他方が悪くなるという互いに相容れない関係にあり、両特性を同時に満足させる技術の実現が当業界における従来からの課題になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、リム組み作業時のリム組み性とリム組み後の耐リム滑り性、耐リム外れ性との両立を可能にしたタイヤ・ホイール組立体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、空気入りタイヤをホイールにリム組みしたタイヤ・ホイール組立体において、前記空気入りタイヤのビード部を前記ホイールのリムフランジ又はビードシートに対して雄ネジで連結すると共に、該雄ネジの先端部を前記ビード部内のビードコアに螺合させたことを特徴とするものである。
【0007】
上記のように雄ネジを使用して空気入りタイヤのビード部をホイールのリムフランジ又はビードシートに連結すると共に、雄ネジの先端部をビード部内のビードコアに螺合させて固定するため、ビード部内径を無理に小さくしなくても、耐リム滑り性、耐リム外れ性を確実にすることができる。また、このようにビード部内径を無理に小さくしなくてもよいため、リム組みが低い嵌合圧力でも可能になり、リム組み性を向上することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のタイヤ・ホイール組立体を例示した半断面図である。
【0009】
図1において、タイヤ・ホイール組立体Aは、空気入りタイヤ1をホイール2にリム組みして構成されている。ここにリム組みされる空気入りタイヤとしては、ラジアルタイヤであってもよく、バイアスタイヤであってもよい。
【0010】
ホイール2はリム部3とディスク部4から一体に構成され、かつリム部3は幅方向の中央部にウェル部3wを有し、左右両側にビードシート3s,3s' を形成している。このホイール2のビードシート3s,3s' に、上記空気入りタイヤ1が左右のビード部1b,1b' を装着している。
【0011】
この装着状態において、ビード部1bとリム部3との間は、図2に示すように、リムフランジ3fの外側から挿入した雄ネジ5(ボルト)の先端部がビード部内のビードコア6に螺合するように連結されている。この雄ネジ5によって行うビード部とリム部との間の連結は、図1の左側のビード部1b' に示すように、雄ネジ5をビードシート3s' の外側から挿入してビード部1b’に連結するようにしてもよい。
【0012】
このようなタイヤ・ホイール組立体Aのリム組みする作業は、次のようにして実施する。
【0013】
まず、空気入りタイヤ1の左右一対のビード部1b,1b’をウェル部3wに落とし込んだ状態にする。次いで、空気入りタイヤ1に空気を注入しつつ内圧を次第に上昇させていくと、両ビード部1b,1b’がそれぞれ滑りながら左右のビードシート3s,3s’に向けて移動し、最後にビードシート3s,3s’に装着状態になる。このようにビード部1b,1b’を移動させるとき、ビード部1b,1b’の内径が小さめであると、滑り抵抗が大きくなるためリム組み作業性が低下する。また、滑り抵抗に抗してビード部1b,1b’を移動させるため大きな嵌合圧力(空気圧)が必要になり、ビード部1b,1b’を損傷する原因になる。
【0014】
本発明のタイヤ・ホイール組立体Aでは、リム組み後にビード部1b,1b' をそれぞれホイール2のリムフランジ3f,3f’、又はビードシート3s,3s’に雄ネジ5,5で連結するため、ビード部1b,1b' の内径の大きさ如何に関わらず確実な耐リム滑り性、耐リム外れ性を得ることができる。したがって、これら耐リム滑り性、耐リム外れ性のために、ビード部1b,1b' の内径を小さめに設定する必要がないため、リム組み作業性を良好にし、嵌合圧力も小さくすることができる。また、従来のタイヤ・ホイール組立体の場合には、ビードシートの表面にリム外れ防止のためにハンプ(突起)を設けているが、本発明ではこのようなハンプを無くすこともできる。
【0015】
本発明において、空気入りタイヤのビード部をホイールのリムフランジ又はビードシートに対して連結する連結手段には雄ネジが使用され、その雄ネジとしては、頭付きボルトが好ましい。頭付きボルトの雄ネジは、その頭をリムフランジ又はビードシートに係止させ、その先端部を、図2に示すように、ビード部のゴム層およびビードコアに対して、そのゴム層やビードコアに設けた雌ネジに螺合させる。ただし、雄ネジの先端部を挿入するゴム層やビードコアの孔は、雌ネジ無しの単純孔であってもよい。
【0016】
前者のようにゴム層やビードコアに雌ネジの孔を設ける場合は、リム側の雄ネジの挿通孔は雌ネジ無しのバカ孔にする。後者のようにゴム層やビードコアに雌ネジ無しの単純孔を設ける場合は、リム側の雄ネジの挿通孔は雌ネジ孔にして螺合させるようにする。
【0017】
ビードコアに雌ネジ孔を設ける場合は、そのビードコアの構成は一般のビードコアのように複数本の金属ワイヤの収束体から形成するよりも、単一の中実鋼材から成形した方がよい。このようにビードコアを中実鋼材から構成することにより、雄ネジを螺合させる雌ネジ孔を設けた場合であっても、ビードコアの強度低下を招くことはない。また、ビードコアの強度低下防止のため、雄ネジが螺合する雌ネジ孔を設けた箇所を、非螺合箇所(雌ネジ孔を設けていない箇所)よりも局部的に肉厚にしてもよい。
【0018】
雄ネジの素材としては金属が好ましく、中でも鋼が好ましい。また、軽量化のために樹脂を使用してもよい。樹脂を雄ネジに使用する場合は、高弾性率の樹脂が好ましく、さらに好ましくは、補強繊維で強化した繊維強化樹脂がなおよい。補強繊維の種類は特に限定されないが、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリオレフィン繊維などを挙げることができる。
【0019】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、雄ネジを使用して空気入りタイヤのビード部をホイールのリムフランジ又はビードシートに連結すると共に、雄ネジの先端部をビード部内のビードコアに螺合させて固定したため、ビード部内径を無理に小さくしなくても耐リム滑り性、耐リム外れ性を確実にすることができる。また、ビード部内径を無理に小さくしなくてもよいので、リム組み性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ・ホイール組立体を例示した半断面図である。
【図2】図1のタイヤ・ホイール組立体の要部を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 空気入りタイヤ
1b,1b' ビード部
2 ホイール
3 リム部
3s,3s' ビードシート
3f,3f' リムフランジ
3w ウェル部
5 雄ネジ
6 ビードコア
A タイヤ・ホイール組立体
Claims (4)
- 空気入りタイヤをホイールにリム組みしたタイヤ・ホイール組立体において、前記空気入りタイヤのビード部を前記ホイールのリムフランジ又はビードシートに対して雄ネジで連結すると共に、該雄ネジの先端部を前記ビード部内のビードコアに螺合させたタイヤ・ホイール組立体。
- 前記ビードコアを単一の中実鋼材で構成した請求項1に記載のタイヤ・ホイール組立体。
- 前記ビードコアにおいて前記雄ネジが螺合する箇所を非螺合箇所よりも肉厚を大きくした請求項2に記載のタイヤ・ホイール組立体。
- 前記雄ネジを金属又は樹脂で形成した請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ・ホイール組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000381220A JP4457493B2 (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | タイヤ・ホイール組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000381220A JP4457493B2 (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | タイヤ・ホイール組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002178721A JP2002178721A (ja) | 2002-06-26 |
JP4457493B2 true JP4457493B2 (ja) | 2010-04-28 |
Family
ID=18849259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000381220A Expired - Fee Related JP4457493B2 (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | タイヤ・ホイール組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4457493B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4647369B2 (ja) * | 2005-04-07 | 2011-03-09 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5066844B2 (ja) * | 2006-06-19 | 2012-11-07 | 横浜ゴム株式会社 | 非空気入りタイヤ |
WO2015156975A1 (en) | 2014-04-07 | 2015-10-15 | Bridgestone Americas Tire Operations, Llc | Tire with pre-stressed toroidal element |
-
2000
- 2000-12-15 JP JP2000381220A patent/JP4457493B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002178721A (ja) | 2002-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10250309A (ja) | 自転車用チューブレスタイヤ及びリム | |
JP4457493B2 (ja) | タイヤ・ホイール組立体 | |
US6070948A (en) | Bicycle wheel rim | |
JP4190356B2 (ja) | 横装填ホイール | |
US8122927B2 (en) | Inner-tube assembly for bicycle wheel | |
KR101555132B1 (ko) | 타이어용 런플렛 지지체의 연결 및 분리구조 | |
US20030006643A1 (en) | Bicycle wheel with two-section spokes | |
KR20010082064A (ko) | 공기 타이어 | |
JPH02246811A (ja) | 空気入りタイヤ用中子組立体 | |
US6402255B1 (en) | Bicycle wheel rim capable of mounting selectively with a circular disc and a set of spokes | |
JP4259010B2 (ja) | リム一体型ランフラットタイヤ | |
US6705369B1 (en) | Deformable valve extension support with retention flanges | |
US20100270852A1 (en) | Wheel Rim | |
JPH02182507A (ja) | ラジアルタイヤとリムの組立体 | |
JP2003512968A (ja) | タイヤの安全支持体、およびセンタリング手段を備えた取付けが容易なリム/支持体組立体 | |
JP2007076392A (ja) | 空気のう、及びバルブスパッド | |
JP4647369B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3422545B2 (ja) | ビード部の構造 | |
US20130300186A1 (en) | Vehicle wheel spoke connection | |
CN211641719U (zh) | 一种易拆装的管道爬行器轮胎 | |
JPH09254601A (ja) | スポークホイール | |
JP2005534548A (ja) | 浅型リムを有する複合ホイール | |
JP2874838B2 (ja) | ニューマチック型ソリッドタイヤ | |
JPH06106908A (ja) | ソリッドタイヤ | |
JP4205381B2 (ja) | タイヤ/ホイール組立体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070320 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100119 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100201 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |