JP4457264B2 - Symbol positioning method in symbol variable display device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、図柄可変表示装置における図柄の位置合わせ方法に関し、更に詳細には、制御基板で選択設定された変動パターンに基いて駆動されるモータで、複数の図柄を所要間隔毎に配列形成した図柄表示体を回転移動させ、前記変動パターンの途中に設定された図柄位置合わせの処理中に、該処理前の表示図柄および図柄変動停止後の最終停止図柄とのずれ量を補正することで、図柄変動停止時に最終停止図柄を有効ラインへ停止表示する図柄可変表示装置における図柄の位置合わせ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図柄組合わせ遊技機として従来から実施に供されているパチンコ機やスロットマシンにおいては、図柄変動組合わせゲームを展開して特別遊技状態や入賞成立状態に係る図柄組合わせを成立表示することのできる図柄可変表示装置を搭載している。この図柄可変表示装置では、図柄ドラムを具備する「ドラム式図柄可変表示装置」、図柄ベルトを具備する「ベルト式図柄可変表示装置」、液晶パネルを具備する「液晶式図柄可変表示装置」等に大別される。このうち、前記ドラム式図柄可変表示装置やベルト式図柄可変表示装置では、その基本的な形式(形態)として、モータ(ステッピングモータまたはパルスモータ)および駆動制御回路等を含む回転駆動制御手段と、数字やキャラクタデザイン等からなる複数個の図柄を形成配列して前記モータにより回転するドラム形態またはベルト形態の図柄表示体と、各図柄を有効ライン上に停止表示するための位置合わせ基準を検出する検出手段と、前記図柄を内側から照明するランプを具備した照明手段、等を含めて構成された図柄表示ユニットを、例えば1つの箱枠体内に複数基(通常では左列、中列、右列の3基が多い)を組単位として並列セットすることでユニット化されている。
【0003】
そして前記図柄可変表示装置では、毎回の図柄組合わせゲームに係る基本的な図柄変動制御態様として、遊技領域内に打出された遊技球の入賞検出時またはコイン投入後のスタート操作時に基く始動条件と、ストップ操作時または設定時間経過時点に基く停止条件を前提として、各列毎の図柄表示ユニットにおけるモータにより図柄表示体が設定条件に基いて順次変動開始すると共に適時変動停止することで、設定された最終停止図柄を有効ライン上に横並び状に停止表示させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記ドラム式図柄可変表示装置やベルト式図柄可変表示装置の如く、印刷や転写等により形成された図柄が固定的に配列された図柄表示体を有する表示装置の場合には、変動開始から変動停止までの図柄変動パターンが同じであっても、図柄位置合わせ処理前に表示されている図柄と変動停止時に表示されている図柄とが毎回異なるため、変動開始前の表示図柄と変動停止時の表示図柄とのずれ量に差が生じ、これにより該ずれ量を補正するための移動量(図柄ドラムや図柄ベルトの回転移動量)も必然的に異なってくる。しかも、従来の図柄可変表示装置における図柄位置合わせ方法では、高速図柄変動時の回転速度を一定に制御したもとで、この高速図柄変動中に前記ずれ量を補正する図柄位置補正を並行して行なうようになっているから、ずれ量の大きさにより図柄変動時間が変化してしまい、例えば移動量が大きい場合に図柄変動時間も長くなってしまう欠点を有していた。従って、同一の図柄変動パターンであっても複数からなる変動時間パターンを有することになるから、各図柄変動パターンにおいて発生し得る全ての変動時間パターンを網羅した変動制御データを予め入力設定しておく必要が生じ、メモリ容量の占有率が高くなる問題もあった。また、動作検査をするに際しても、全ての変動時間パターンを検査しなければならないため手間がかかっていた。
【0005】
また前述したステッピングモータ等では、その駆動制御方式から駆動中にすべり等が発生する可能性があり、万一すべりが発生した場合はステップ単位のずれが生じ、有効ラインに停止表示された最終停止図柄が該ラインからずれて停止してしまう。このため図柄可変表示装置では、前述した図柄単位のずれ量を補正する一方、ステップ単位のずれ量を補正する必要がある。しかしながら従来の図柄可変表示装置では、このステップ単位のずれ量を補正する場合も、図柄単位のずれ量の補正と同様に回転速度を一定にしたもとで行なうようになっていたため、ずれ量の大きさに応じて図柄変動時間が変化してしまい、前述と同様の問題点を内在していた。しかも、複数列の図柄表示ユニットを有する場合には、各図柄表示ユニット毎に変動時間パターンが異なるから、停止タイミングも毎回異なって図柄変動動作に不自然さが露呈してしまうと共に、図柄位置合わせ中であることが遊技者に容易に察しられてしまう不都合も指摘される。
【0006】
更に従来の図柄可変表示装置では、モータの駆動制御や検出手段の検出制御および照明手段の照明制御等を、当該パチンコ機を総合的に制御する主基板(メイン制御基板)で行なうようになっていた。このため、グレードの高い図柄変動表示を行なう場合には、主基板に対する負荷が大きくなってパチンコ機全体の作動に支障を来たすようになってしまい、該主基板に過負荷が掛からない範囲内での図柄表示機能しか具有させることができず、趣向を凝らし変化に富んだゲーム表示内容を設定することが困難となっていた。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、図柄位置合わせに係るステップ位置補正時の図柄変動速度を可変速制御して図柄変動パターンにおけるステップ位置補正を常に一定時間で行なうようにすることで、図柄位置合わせに要する時間短縮や自然的な図柄位置合わせ動作を可能とすると共に、主なる制御基板とは別に設けた特別図柄制御基板で図柄可変表示装置を制御することで、前記主なる制御基板の負荷軽減をも可能とした図柄可変表示装置における図柄の位置合わせ方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本発明は、制御基板(34)で選択設定された変動パターンに基いて駆動されるステッピングモータ(41)と、複数の図柄を回転方向へ等間隔に配列形成され、前記ステッピングモータ(41)の所定ステップ毎の駆動により1図柄分回転移動されるドラムまたはベルト式の図柄表示体(42)とを備え、前記ステッピングモータ(41)で図柄表示体(42)を回転移動させることで有効ライン(L)上で図柄変動され、該図柄表示体(42)の回転停止時に、図柄変動毎に制御基板(34)で決定された最終停止図柄を有効ライン(L)へ停止表示するよう構成された図柄可変表示装置における図柄の位置合わせ方法であって、
前記ステッピングモータ(41)の1ステップの駆動に伴って1図柄中のステップ単位での現在位置を示すデータを更新記録すると共に、前記図柄表示体(42)が1図柄分回転移動される前記所定ステップ分だけステッピングモータ(41)が駆動される毎に、前記ステップ単位での現在位置を示すデータを基準値に更新するよう設定し、
前記変動パターンの途中に設定された位置合わせ処理時における前記ステップ単位での現在位置を示すデータと、前記基準値との差となるステップ単位のずれ量毎に対応して、前記図柄表示体(42)を所要の位置合わせ速度(S)で回転移動させる位置補正パターン(R)を設定すると共に、
前記位置合わせ処理時におけるステップ単位のずれ量と、該ずれ量に対応した位置補正パターンで回転移動される図柄表示体の移動量とを合計した値が一定で、かつ各位置補正パターンにより回転される図柄表示体(42)の回転時間を一定時間となるよう設定し、
前記位置合わせ処理において前記ステップ単位のずれ量に対応した位置補正パターン(R)を選択設定して、選択された位置補正パターン(R)に従い前記図柄表示体(42)を回転移動させることで、ステップ単位でのずれ量分に対する補正が常に一定時間で完了するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
図柄の位置合わせでは、一定時間において「ステップ位置補正」処理を行なって1図柄におけるステップ単位のずれを補正することができるため、少ない位置補正パターンだけを設定しておけば全てのステップ位置補正処理が好適になされる。そして位置補正パターンは、図柄表示体を複数の位置合わせ速度で所定時間ずつ回転移動することで、常に一定時間で図柄の位置合わせを行なうことができる。
しかも、高速変動時の変動速度と同一の第1位置合わせ速度と、該第1位置合わせ速度より低速の第2位置合わせ速度でステップ位置補正が実行されるので、図柄位置合わせに伴う処理時間が短縮される一方、ステップ位置補正処理中での不自然な図柄変動が起きないので、遊技者に図柄位置合わせのための動作であることを悟られ難い。
更にステップ位置補正処理は、パチンコ機を総合的に制御する制御基板から独立した特別図柄制御基板で実行されるので、該制御基板では図柄表示制御に係る負荷軽減が図られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る図柄可変表示装置における図柄の位置合わせ方法につき、好適な実施例を挙げ、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお本実施例では、図柄可変表示装置として、図17〜図19に示すドラム式図柄可変表示装置を例示し、該図柄可変表示装置における図柄の位置合わせ方法につき説明する。
【0011】
(パチンコ機について)
そこで、先ず本実施例の図柄可変表示装置が実施されるパチンコ機について、図14および図15を参照して要約説明する。本実施例のパチンコ機Pは、その基本的な概略構成として、外枠10の開口前面側に対して前枠11が、連結支持手段および施錠手段を利用して着脱および開放可能に組付けられている。そして前枠11の内外部分に、横開き式のガラス扉13を組付けた窓枠12と、ガラス扉13の下部において該前枠11に対して着脱および開放可能に組付けられる開閉セット板の前側にセットされた上球皿14および後側にセットされた電動式の球送り装置(図示せず)と、下段に位置する下球皿15および打球発射装置16と、後側に位置する機構セット盤17等が夫々装備されている一方、前枠11後側の収容枠体の正面内部に所要の遊技領域19を構成した遊技盤18が着脱交換可能にセットされる。また機構セット盤17の背面下部には、当該パチンコ機Pを総合的に制御する主制御装置33が搭載されている。
【0012】
(遊技盤)
前記遊技盤18は、図16に示すように、略円形状に湾曲形成したレール20により囲まれた遊技領域19の前側において、縦央やや下部に配設されてセーフ球をスイッチで検出し得る始動入賞具21と、この始動入賞具21の直上方に配置され、後述する図柄可変表示装置35に組付けた透視表示体36が整合すると共に内壁面をメッキ処理した可視表示部分23を形成した大型装飾部品22と、風車とも称されて遊技球用の流下方向を任意に変向する電飾案内車24および普通案内車25と、始動入賞具21の直下方に設置された前記大型電動式の入賞装置26と、遊技状態に応じて照射パターンが変更制御される電飾装置27等を備えている。また遊技盤18の後側には、図15に示すように、セーフ球を機構セット盤17側に通出案内させるセーフ球案内部材28が装着されている。そして、このセーフ球案内部材28には、該案内部材28に開設した透視窓部28aの後側に合わせて図柄可変表示装置35が装備セットされる。なお、図16中の符号29はアウト口を示す。
【0013】
前記始動入賞具21内に配設された図示しない始動スイッチは、各セーフ球の検出毎に図柄可変表示装置35を1回ずつ作動スタートさせるための始動入力手段として利用される。また前記入賞装置26は、図柄可変表示装置35の大当り成立時に対する特別遊技状態として、開成作動条件が付与される大型の入賞装置であって、図16に示す如く、特別入賞口30に対設された扉状の開閉板31が、後側の電磁ソレノイド(図示せず)に係る設定駆動条件に基いて、通常の閉鎖状態から開放状態に変化されるようになっている。そして、特別入賞口30の後側内部にセーフ球用のカウントスイッチと、開放作動継続用の特別スイッチ(Vスイッチ)が組込まれている(何れも図示せず)。なお、入賞装置26の左右両側に普通入賞口32,32が設けられている。
【0014】
(図柄可変表示装置)
実施例に係るドラム式の図柄可変表示装置35は、前記遊技盤18の後側にセットされる前記セーフ球案内部材28に装備される前提にあって、基本的な構成として図17〜図19に示すように、セーフ球案内部材28の後面側に装着セットされて前記大型装飾部品22の可視表示部分23に臨む透視表示体36と、この透視表示体36の後面側に装着される収容箱体37と、該収容箱体37内に並列収容セットされる複数基(図示3基)の図柄表示ユニットUと、前記収容箱体37に対して後面側から装着されて透視表示体36との間で該収容箱体37を挟持する金属枠38と、夫々の図柄表示ユニットUに係る所要の入出力制御をなし得る表示制御装置39とを備え、全体が前後方向へ組付結合されて単一ユニット体として構成される。そして後述する如く、パチンコゲーム中に発生した始動信号入力条件により、前記表示制御装置39の特別図柄制御基板50からの制御出力に基いて、各列の図柄表示ユニットUの図柄ドラム42が設定時間条件で回転・停止され、前記可視表示部分23へ臨んだ透視表示体36に設けた有効ラインL上に各図柄を停止表示し得るようになっている。
【0015】
(図柄表示ユニット)
前記各図柄表示ユニットUは、図18に示す如く、プリント配線を有する基板を兼用する矩形状の駆動基盤40と、この駆動基盤40中央部に装着されたモータ41(ステッピングモータまたはパルスモータ)と、このモータ41の駆動軸に固定されて回転制御される図柄表示体としての図柄ドラム42と、有効ラインLに停止した図柄を内側から照明する照射ランプ43,43を有する照明具44と、図柄ドラム42の各図柄の位置検出の基準となるインデックス45を検出する検出具(原位置スイッチ)46とから構成されている。この図柄ドラム42の円筒外周面には、後述する如く、位置合わせ制御のための0〜9の図柄番号に対応するキャラクタデザインや数字等からなる合計10個の図柄(図示せず)が、該ドラム42の回転方向へ所要の等間隔で配列形成されている。また各駆動基盤40の下端後部に、下方に突出する位置決め突片40aが形成され、該突片40aのモータ装着面側に、コネクタ47が接続口47aを側方に向く横向き(駆動基盤40に対する直交する向き)とした姿勢で配設されている。そして各図柄表示ユニットUは、位置決め突片40aが前記収容箱体37における前後のケース37a,37bの切欠37c,37cに嵌挿されたもとで、収容室内において各図柄表示ユニットUが互いに等間隔で整列保持される。なお、収容箱体37の逃し口から下方に突出する位置決め突片40aに配設されるコネクタ47は、前記表示制御装置39のコネクタ58に対し、ハーネス48を介して最短距離で接続できるようになっている。
【0016】
(表示制御装置)
前記表示制御装置39は、前記夫々の図柄表示ユニットUの制御に関する各種電子部品が実装される特別図柄制御基板50と、該基板50を収容する基板ケース51とから基本的に構成される。特別図柄制御基板50は、図17および図19に示す如く、前記収容箱体37の上面側に位置する第1基板部52と、収容箱体37の後面側に位置する第2基板部53とから構成され、全体としてL字型を呈している。所要の回路パターンが形成された第1基板部52には、大型であったり、重量が大きかったり、発熱あるいはノイズの発生原因となる、放熱板を備えたトランスやレギュレータ等の電源部品54やコンデンサ55等の大型部品(電子部品)が実装される。これに対して所要の回路パターンが形成された第2基板部53には、小型部品(電子部品)であるCPU56やIC57等が実装され、表示制御装置自体の前後方向の厚み寸法を小さくし得るよう構成される(図19参照)。また第2基板部53の後面(配設面)には、前記各図柄表示ユニットUに対するコネクタ58が、その接続口58aを下向きとした姿勢(接続口が制御基板の配設面に沿う方向に向けて開口する姿勢)で下端部に配設されると共に、該第2基板部53の左側部(図17において)には、当該パチンコ機Pの主制御装置33(図15参照)に収容した主基板(制御基板)34に対するコネクタ59が、その接続口59aを側方に向けた姿勢(接続口が制御基板の配設面に沿う方向に向けて開口する姿勢)で配設してある。
【0017】
なお前記特別図柄制御基板50が収容される基板ケース51は、透明合成樹脂材によりL字型に形成された第1ケース体51aと、同じく透明合成樹脂材により該第1ケース体51aと整合し得るL字型の箱枠形に形成された第2ケース体51bとから構成され、両ケース体51a,51bを組付けることにより内部画成された収容室51cに、前記特別図柄制御基板50が収容されるようになっている(図19参照)。このように構成された表示制御装置39は、前記金属枠38に対してビス着される。
【0018】
次に、前述のように構成された本実施例に係る図柄可変表示装置における図柄の位置合わせ方法を、該図柄可変表示装置35の全体的な制御を総合して説明する。本実施例のパチンコ機Pは、前述すると共に図1に示す如く、該パチンコ機Pを総合的に制御する前記主基板34と、前記図柄可変表示装置35を専用に制御する前記特別図柄制御基板50とを、夫々別体に独立した基板として個別に製作・搭載したもとで、主基板34から各種コマンド信号およびINT信号を特別図柄制御基板50へ送信し、該特別制御基板50はこのコマンド信号を基にして図柄可変表示装置35を制御するようになっている。
【0019】
(主基板)
前記主基板34では、2msに実行されるタイマ割込み処理により、図2に示すような一連の処理プログラムを2ms毎に実行するようになっている。この処理プログラムに関して概略説明すると、プログラムが開始すると先ずステップMS1でCPU等の初期設定を行ない、次いでステップMS2でスタックポインタの設定を行ない、更にMS3で初期チェック異常値の有無を確認する。そして、もしステップMS3において初期チェック異常値が確認された場合には、ステップMS4へ進んで初期化処理を行なうと共にタイマ割込み待機となる。
【0020】
一方、ステップMS3において初期チェック異常値が確認されない場合は、ステップMS5へ進んで出力処理を行なう。この出力処理では、前記入賞装置26等の作動源とされる各種ソレノイド60用の出力データの作成および出力や、賞球データや電飾装置27等の各種ランプ,LEDの出力データおよび各種情報信号の出力等が行なわれる一方、前記特別図柄制御基板50に対する各種表示コマンド(後述)およびINT信号の送信や、ストローブ信号のON,OFF制御等が実行される(図1)。なお、当該処理プログラムにおけるステップMS5の出力処理は、これ以前に実行された処理プログラムにおけるステップMS13の特別図柄処理(後述)での処理結果に基いて設定された表示コマンドおよびINT信号等を送信するものである。
【0021】
そして、ステップMS5において出力処理が完了したら、ステップMS6へ進んで入力処理を行なう。この入力処理では、前記始動入賞具21や普通入賞口32および入賞装置26に設けた各入賞スイッチ49からの入球検出信号の入力をもとに、大当り判定用乱数と大当り図柄用乱数を抽出してRAMに格納する一方、通過ゲート等に設けた検出スイッチからの検出信号の入力により、当り判定用乱数を抽出して該RAMに格納する。次いで、ステップMS6において入力処理が完了したら、ステップMS7に進んで乱数処理を行なう。この乱数処理では、大当り判定用乱数、大当り図柄用乱数、外れ図柄用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン振分け用乱数、当り判定用乱数、大当り判定用初期値用乱数等が更新される。更に、ステップMS8に進んで各種エラーを判定するエラー処理を行なうと共に、次いでステップMS9に進んで賞球データの作成を行なう賞球払出し処理が実行される。
【0022】
そして、ステップMS10へ進んで前記ステップMS8のエラー処理においてエラーが確認されていた場合には、以降の処理を実行することなくステップMS18へ進む。また、エラーが確認されていなかった場合にはステップMS11へ進み、この時点がエラー復帰時かどうか判定し、エラー復帰時の場合はステップMS18へ進み、エラー復帰時でない場合はステップMS12へ進んで第1種特別電動役物処理が実行される。この第1種特別電動役物処理では、大当り時における前記入賞装置26の特別入賞口30の開閉板31の開閉動作制御を行なう。
【0023】
次いで、ステップMS13では特別図柄処理を行なう。この特別図柄処理では、大別して特別図柄開始処理および特別図柄変動処理を行なうようになっている。すなわち特別図柄開始処理では、前記ステップMS6の入力処理において抽出格納した大当り判定用乱数の値と判定用設定値とを比較判定し、「大当り」の場合には入力処理において抽出格納した大当り図柄用乱数の値に基いて大当り停止図柄を決定し、「外れ」の場合にはリーチ判定用乱数および外れ図柄作成用乱数1,2,3の値に基いて外れ停止図柄を決定し、変動パターン振分け乱数の値に基いて変動パターンを決定し(実施例では、図3(a)の如く、変動パターン1〜変動パターン29までの29種類が設定されている)、変動開始コマンド(図柄制御コマンド)を設定する。一方、特別図柄変動処理では、図3(c)の如く、前記特別図柄開始処理において決定された大当り停止図柄または外れ停止図柄に対応した左、右、中特別図柄指定コマンド(図柄制御コマンド)を順次設定する。また、特別図柄開始処理において決定された変動パターンに対応した全図柄停止コマンド送信までの所定の時間(全図柄停止時間T)をタイマ設定してこれを計測する。そして、この計測結果において所定の時間を経過した時点で、全図柄停止コマンドを設定するようになっている。
【0024】
そして、特別図柄処理が完了したら、ステップMS14に進んで普通図柄役物処理として、当り時における普通電動役物の開閉動作制御を行なう。次いでステップMS15では、普通図柄処理として、ステップMS6の入力処理において抽出格納した当り判定乱数と判定用設定値とを比較判定し、この判定結果に応じた停止図柄を決定して普通図柄の変動制御を行なう。更に、ステップMS16ではランプ処理として、前記電飾装置27等の各種ランプ,LEDの出力データの作成を行なうと共に、ステップMS17では情報処理として、各種情報信号(大当り信号、始動入賞口入球信号、図柄確定信号等)の作成を行なう。そしてステップMS18では、余り時間乱数更新処理として、大当り判定用初期値用乱数、外れ図柄用乱数1,2,3、リーチ判定用乱数、変動パターン振分け用乱数の更新を、当該処理プログラムが終了するまで(タイマ割込み処理が実行されるまで)行なう。
【0025】
すなわち前記主基板34では、タイマ割込み処理に基いて前述した一連の処理プログラムを2ms毎に実行しているもとで、前記遊技盤18の遊技領域19内でのパチンコ遊技において前記始動入賞具21へ入球があると、これを検出した入賞スイッチからの入球検出信号が主基板34へ入力され、これが処理プログラムにおけるステップMS6の入力処理で有効となる。そして、当該処理プログラムでの処理結果に基き、以降2ms毎に順次実行される処理プログラムにおけるステップMS5の出力処理において、各種の表示コマンドおよびINT信号が前記特別図柄制御基板50へ送信される。
【0026】
(特別図柄制御基板)
前記特別図柄制御基板50では、0.5ms毎に実行されるタイマ割込み処理(図4(b))により、図4(a)に示す処理プログラムを0.5ms毎に実行して前記図柄可変表示装置35の総合的な制御を行なうようになっている。この処理プログラムに関して概略説明すれば、プログラムが開始されると、先ずステップS1に進んでCPU56等の初期設定を行ない、次いでステップS2へ進んでスタックポインタの設定を行ない、更にステップS3に進んで割込み許可の処理を行なった後、ステップS4に進む。このステップS4に進んだ時点が割込み待機状態の場合はステップS4を繰返して実行し、図4(b)に係るタイマ割込み処理が実行されて割込み待機が解除された場合にステップS5に進んで出力処理を実行する。なお、割込み待機が設定されるのは、ステップS5〜ステップS9の処理後にステップS10の割込み待機設定が実行された場合である。
【0027】
ステップS5の出力処理では、ステップS7のモータ処理(後述)に基き、前記モータ41へのパルス出力処理が行なわれると共に、ステップS8の図柄ランプ処理に基き、前記図柄可変表示装置35における各図柄表示ユニットUの図柄ドラム42内に設置された前記照明具44への出力処理等が行なわれる。
【0028】
前記ステップS5での出力処理が完了すると、ステップS6に進んで入力処理を行なう。この入力処理では、前記主基板34から送信された表示コマンドおよびINT信号を受信することで実行されるもので、この特別図柄制御基板50が該INT信号を受信すると図4(c)に示すINT割込み処理が実行されてINT信号フラグが設定される。従って、主基板34から表示コマンドおよびINT信号を受信した際には、図5に示す如く、ステップS13においてプログラムはステップS14に進んでINT信号フラグをクリアした後に、ステップS15へ進んで該主基板34から送信された表示コマンドに対応した入力処理が実行される。なお主基板34から送信される表示コマンドは、前述すると共に図3(c)に示す如く、▲1▼変動開始コマンド、▲2▼左特別図柄指定コマンド、▲3▼右特別図柄指定コマンド、▲4▼中特別図柄指定コマンド、▲5▼全図柄停止コマンドの5種類があり、後述する如く、前記▲1▼のコマンドを受信した場合は図6(a)に示す変動開始コマンド入力処理を実行し、また前記▲2▼,▲3▼,▲4▼の何れかのコマンドを受信した場合は図6(b)に示す図柄指定コマンド入力処理を実行し、更に前記▲5▼のコマンドを受信した場合は図6(c)に示す全図柄停止コマンド入力処理を実行する。なお入力処理では、前記主基板34から表示コマンドおよびINT信号を受信していない場合は、ステップS13を実行した後に当該入力処理を終了する。
【0029】
主基板34からの前記各表示コマンドおよびINT信号の送信間隔は、図3(b)に示す如く、変動開始コマンドが送信された時点を起点として、2ms後に左列の図柄指定コマンドが送信され、次いでその2ms後に右列の図柄指定コマンドが送信され、更にその2ms後に中列の図柄指定コマンドが送信される。そして全図柄停止コマンドは、主基板34側で設定された変動パターンの全図柄停止時間Tに基き、変動開始コマンド送信後から全図柄停止時間Tが経過した後に(例えば変動パターン1の場合はT=9360ms(9.36秒))、主基板34から送信されるようになる。
【0030】
前記ステップS6での入力処理が完了すると、次いでステップS7に進み、後述する如く、図7に示すモータ処理が実行される。そして、このモータ処理が終了すると、ステップS8に進んで図柄内ランプ処理を行なう。この図柄内ランプ処理では、前記図柄可変表示装置35における各図柄表示ユニットUに配設された前記照明具44の点灯・点滅制御処理を行ない、その出力は、0.5ms後に実行される処理プログラムにおけるステップS5の出力処理で行なわれる。次いで、ステップS9の乱数処理に進み、再変動する以前の仮停止図柄を決定するための乱数処理を行なう。そして乱数処理が完了すると、ステップS10へ進んで割込み待機設定を行ない、これが完了すると前記ステップS4に進んで割込み待機状態となる。従って、ステップS5〜ステップS9の一連の処理が完了した後は、タイマ割込み処理が実行されるまで割込み待機状態となる。
【0031】
(受信した表示コマンドに応じた入力処理)
前記入力処理におけるステップS15の「受信した表示コマンドに応じた入力処理」では、前述した如く、▲1▼変動開始コマンドの受信による「変動開始コマンド入力処理」、▲2▼左特別図柄指定コマンドと▲3▼右特別図柄指定コマンドおよび▲4▼中特別図柄指定コマンドの受信による「図柄指定コマンド入力処理」、▲5▼全図柄停止コマンドの受信による「全図柄停止コマンド入力処理」が実行される。
【0032】
(変動開始コマンド入力処理)
このうち変動開始コマンドを受信した場合は、この変動開始コマンドに、変動パターン1〜変動パターン29のうちのどの変動パターンを実行するのか等の情報が添付されているので、図6(a)に示す如く先ずステップS16において、当該変動パターンに対応した「変動制御データ」から最初の速度データを取得して、この速度データをRAM(速度)に格納する。例えば図10は、変動パターン1に対応した変動制御データを示すもので、主基板34の処理結果により変動パターン1が設定された場合では、この「変動制御データ」における最初の速度データ「−12」を取得して、この速度データ「−12」をRAM(速度)に格納する。そして、速度データの格納が完了したらステップS17に進んで、前記「変動制御データ」から速度データに対応した移動量データ(ステップ数)を取得して、この移動量データをRAM(移動量)に格納する。例えば変動パターン1の場合では、最初の速度データ「−12」に対応した移動量データ(ステップ数)は「−5」であるから、この移動量データ「−5」を取得してRAM(移動量)に格納する。次いで、ステップS18に進んで変動フラグを設定したのち、当該変動開始コマンド入力処理が完了する。なお、ここでの変動フラグは、図7に示すモータ処理におけるステップS25で有効となり、またステップS40が実行されるまでは該変動フラグが有効となる。
【0033】
(図柄指定コマンド入力処理)
また、前記夫々の図柄指定コマンドを受信した場合は、各図柄指定コマンドに最終停止図柄の情報が添付されているので、図6(b)に示す如くステップS19において、この受信した図柄指定コマンドを図柄番号に補正して、この図柄番号をRAM(停止図柄)に格納する。ここで実施例の図柄可変表示装置35では、各図柄表示ユニットUに設けた前記図柄ドラム42に合計10個ずつの図柄が形成配列されているため、夫々の図柄に0〜9の図柄番号が付与されている。
【0034】
(最終停止図柄コマンド入力処理)
また全図柄停止コマンドを受信した場合は、図6(c)に示す如く先ずステップS20へ進み、RAM(速度)が停止図柄待ち(最終停止直前のゆれ状態)かどうかを判定する。ここで、RAM(速度)に格納されるデータとしては、前述した速度データ(15,12,8等)と、速度情報(図10における「逆変動A」,「停止B」,…「位置合わせE」,…「ゆれH」等の動作状態を認識し得る)等がある。また、停止図柄待ちには、(a)最終停止直前の「ゆれ」状態と、(b)変動パターンによって設定されている変動途中の「ゆれ」状態とがあり、ステップS20における停止図柄待ちとは、最終停止直前の「ゆれ」状態を意味するものである。従って、RAM(速度)に格納されるデータにおける速度情報が、停止直前のゆれで最終図柄を待っている状態である場合はステップS21へ進むが、停止直前のゆれ状態でない状態で全図柄停止コマンドが入力した場合はステップS22へ進む。但し、主基板34から適切なタイミングで全図柄停止コマンドが送信された場合、特別図柄制御基板50では、RAM(速度)が停止直前のゆれ状態で該全図柄停止コマンドを受信するように設計されているので、何等異常がない場合は必ずステップS21へ進むようになる。
【0035】
そしてステップS21では、RAM(現在ステップ)とRAM(現在図柄番号)から、現在が停止位置かどうか判定する。実施例の図柄可変表示装置35では、各図柄表示ユニットUの現在の位置を把握し得るように、RAM(現在ステップ)とRAM(現在図柄番号)とが具備されており、夫々の図柄表示ユニットUにおける図柄ドラム42が1ステップ移動する毎に夫々のRAMを更新するようになっている。なお、RAM(現在ステップ)は後述するステップS30の処理により更新され、またRAM(現在図柄番号)は後述するステップS32の処理により更新される。ステップS21で現在が停止位置と判定された場合は、ステップS24に進んでRAM(速度)に停止図柄待ちの速度情報を格納する。この停止図柄待ちの速度情報は、図7に示すと共に後述する如く、ステップS26およびステップS37において使用される。一方、現在が停止位置でない場合は、後述する如く、ステップS22へ進んで「最終停止図柄処理」を実行する。
【0036】
適切ではないタイミング(変動中等)で全図柄停止コマンドを受信するのは、(a)主基板34の故障やノイズ等によりコマンドが誤送信された場合、(b)当該図柄可変表示装置35の動作試験のために接続されたシミュレーターシステムから適時に全図柄停止コマンドを送信した場合、等が想定される。従ってこのような場合には、後述する如く、ステップS22およびステップS23へ進んで「最終停止図柄処理」を実行するようになっている。
【0037】
(モータ処理)
次に、図4(a)に示した処理プログラムにおけるステップS7のモータ処理につき、図7をもとに詳細に説明する。なお実施例の図柄表示制御装置35では、前記モータ41が400ステップで1回転(360度)するように設計されており、また前記図柄ドラム42には合計10個の図柄が等間隔に配列形成されているので、前記モータ41の40ステップ分が1図柄分(36度)に相当する。また各図柄表示ユニットUでは、図柄ドラム42の各図柄の位置検出の基準となる前記インデックス45が、図13に示す如く、基準位置(原点位置)から4番目の図柄(図柄番号4)における22パルスの位置(4−22)に形成されている。
【0038】
このような前提でのモータ処理では、先ずステップS25において変動フラグが有効かどうか判定する。この変動フラグは、図6(a)における変動開始コマンド入力処理のステップS18で設定されるもので、主基板34からの変動開始コマンドを受信していない場合は変動開始コマンド入力処理が実行されないから変動フラグは有効ではなく、ステップS26〜ステップS41の処理は一切行なわれずにモータ処理が終了し、前記モータ41は駆動制御されずに停止したままとなる。一方、主基板34からの変動開始コマンドを受信して変動開始コマンド入力処理が実行された後では、変動フラグが設定されて有効となっているのでステップS25からステップS26へ進む。
【0039】
そしてステップS26では、RAM(速度)に、速度データとして「0」または速度情報として「停止図柄待ち」が格納されているかどうかを判定し、速度データが「0」または速度情報が「停止図柄待ち」の場合はステップS37へ進む。一方、RAM(速度)が、速度データが「0」または速度情報が「停止図柄待ち」でない場合は、ステップS27へ進んでRAM(速度タイマ)を+1して更新する。このRAM(速度タイマ)は、モータの速度調整をするために使用されるものである。そして、ステップS28に進んで、RAM(速度)=RAM(速度タイマ)かどうか判定し、RAM(速度)=RAM(速度タイマ)でない場合はモータ処理を終了し、RAM(速度)=RAM(速度タイマ)の場合はステップS29に進んでRAM(速度タイマ)をクリアする。ここで、次のステップS29〜ステップS36は、前記モータ41を1ステップ動かす処理であって、RAM(速度)=RAM(速度タイマ)の条件が成立した場合はモータを1ステップ動かすことを意味する。
【0040】
これを具体的に例示すれば、RAM(速度)に速度データとして「15」が格納されている場合は、ステップS27の処理を15回行なうとRAM(速度)=RAM(速度タイマ)となるのでプログラムがステップS29へ進むことになる。ここで、特別図柄制御基板50の処理プログラムが0.5ms毎に実行されているので、0.5×15=7.5msでモータ41が1ステップ分だけ回転制御されることになるから、この速度データ「15」では図柄ドラム42の回転速度が20rpmとなる。一方、RAM(速度)に速度データとして「3」が格納されている場合は、ステップS27の処理を3回行なうとRAM(速度)=RAM(速度タイマ)となるのでプログラムがステップS29へ進むことになり、0.5×3=1.5msでモータ41が1ステップ分だけ回転制御されることになるから、この速度データ「3」では図柄ドラム42の回転速度が100rpmとなる。すなわち実施例の制御では、速度データの絶対値が小さい程、モータ41が高速に回転制御されることになる。
【0041】
ステップS29でRAM(速度タイマ)がクリアされると、ステップS30に進んでRAM(現在ステップ)を+1して更新する。このRAM(現在ステップ)は、1図柄中のステップ単位での現在位置を示すデータであって、実施例では前述した如く40ステップが1図柄分となっているので、このRAM(現在ステップ)は0〜39とされ、RAM(現在ステップ)が「39」であった場合は「0」に更新される。一方、移動量がマイナスの値は逆回転を意味するものであり、この場合はRAM(現在ステップ)を−1する。なお「0」からマイナスされた場合は「39」となる。
【0042】
そしてステップS31では、RAM(現在ステップ)=0かどうか判定し、「0」でない場合はステップS33に進むと共に、「0」の場合はステップS32へ進むようになる。このステップS32では、RAM(現在図柄番号)を+1して更新する。このRAM(現在図柄番号)は、図柄単位での現在位置を示すデータであって、実施例では前述した如く図柄ドラム42に10図柄が形成されているので、RAM(現在図柄番号)は0〜9とされ、RAM(現在ステップ)が「9」であった場合は「0」に更新される。また、移動量がマイナスの値は逆回転を意味するものであり、この場合はRAM(現在図柄番号)を−1する。なお、「0」からマイナスされた場合は「9」となる。
【0043】
次のステップS33では、原位置スイッチがオンかどうか判定する。この原位置スイッチは、図柄ドラム41に設けた前記インデックス45を検出する前記検出具46であって、この検出具46が前記インデックス45を検知した場合はステップS34へ進むと共に、検出しなかった場合はステップS37へ進む。ここで、実施例の図柄可変表示装置35における各図柄表示ユニットUでは、図柄ドラム42に形成されたインデックス45が、前述した如く、図柄番号4の図柄における22ステップ目のところに位置しており、前記モータ41のすべりによる図柄ドラム42のずれが生じなければ、RAM(現在ステップ)が「22」の時に該インデックス45が検出具46で検出される。従ってステップS34では、ステップS33において検出具46がインデックス45を検出したら、RAM(現在ステップ)に「22」を設定する。なお、RAM(現在ステップ)が「22」以外の場合は、図柄ドラム42にずれが生じていることを意味し、RAM(現在ステップ)と「22」との差がステップ単位のずれ量として認識される一方、強制的にRAM(現在ステップ)を「22」に書換えるようになっている。そして、ステップS34でRAM(現在ステップ)の設定(書換え)が完了したらステップS35に進み、検出具46がインデックス45を検出したことに基きRAM(現在図柄番号)を「4」に設定する。なお、RAM(現在図柄番号)が「4」以外の場合であっても、強制的にRAM(現在図柄番号)を「4」とする。そしてステップS36では、RAM(励磁データ)の更新を行する。このRAM(励磁データ)が更新されたことにより、図4(a)におけるステップS5の出力処理において、モータ41へのパルス出力処理が行なわれる。
【0044】
次いでステップS37では、RAM(速度)=停止図柄待ちかどうか判定する。このRAM(速度)に、速度情報として停止図柄待ちが格納されるのは、前記ステップS24での処理が行なわれた場合(全図柄停止コマンド入力処理が実行された場合)や、図12に示す最終停止図柄処理用の「変動制御データ」における立下げの終了後である。この条件のもとで、RAM(速度)に速度情報として「停止図柄待ち」が格納されている場合はステップS39に進むと共に、RAM(速度)に速度情報として「停止図柄待ち」が格納されていない場合はステップS38に進み、図柄データ設定処理として図8に示す処理が実行される(後述)。
【0045】
なおステップS39に進んだ場合は、RAM(速度)に速度情報として「停止図柄待ち」が格納されているので、ステップS30の処理で更新されたRAM(現在ステップ)と、ステップS32の処理で更新されたRAM(現在図柄番号)とが、ステップS19の処理で設定された停止位置であるかどうかを判定する。そして、RAM(現在ステップ)とRAM(現在図柄番号)とが停止位置でない場合は当該のモータ処理を終了し、またRAM(現在ステップ)とRAM(現在図柄番号)とが停止位置である場合はステップS40に進み、ステップS18で設定された変動フラグをクリアする。すなわち、図6(c)に示す全図柄停止コマンド入力処理に基き、当該の変動パターンに係る最終停止図柄が有効ラインLに到来したことになり、次に主基板34から送信された変動開始コマンドに基いてステップS18で変動フラグが設定されるまでは図柄ドラム42が変動しない。
【0046】
そして、ステップS40の処理が完了したらステップS41に進み、変動に関するRAMをクリアする。この変動に関するRAMとは、例えばRAM(速度)やRAM(移動量)等である。なお、これに関連して、RAM(速度タイマ)、位置合わせフラグ等もクリアされる。この処理が完了することにより、当該処理プログラムにおけるモータ処理が終了する。
【0047】
(図柄データ設定処理)
次に、前記モータ処理におけるステップS38で実行される「図柄データ設定処理」を、図8に基いて詳細に説明する。この図柄データ設定処理では、前記主基板34で設定された変動パターンに基いてモータ41を制御するためのデータを取得して該データを各RAMに格納したり、該主基板34で設定された最終停止図柄を有効ラインLに停止表示させるために、変動パターンにおける高速D変動に引き続いて実行される図柄の位置合わせEを行なうに際し、図柄のずれ量を補正する(移動量を設定する)ためのデータを取得してRAMに格納する等の処理を行なう。そして本実施例における図柄の位置合わせでは、時間を基準とした位置合わせ処理、換言すれば図柄ドラム42を複数の位置合わせ速度(実施例では2種類)で回転移動させることにより、常に一定時間で図柄のずれ量を補正することを特徴としている。具体的には、図11に示す変動パターン1を例にとると、(a)2.4秒(4,800rst)間で実行する「図柄位置補正」処理と、(b)0.24秒(480rst)で実行する「ステップ位置補正」処理とを、図柄ドラム42を第1位置合わせ速度S1および第2位置合わせ速度S2で回転移動させることで、常には合計2.64秒(5,280rst)で位置合わせEの処理を完了するように設定されている。
【0048】
(図柄位置補正方法)
本実施例の図柄ドラム42では、前述した如く、合計10個の図柄を等間隔に配列形成したものであるから、図柄の位置合わせ処理前に有効ラインLに表示される図柄と、図柄変動停止後に該有効ラインLに表示される最終停止図柄とのずれ量は、常に10通りが考えられる。例えば、図柄の位置合わせ処理前の表示図柄と最終停止図柄とが同一図柄の場合は、ずれ量が最も小さくなり(ずれが全くない)、図柄位置合わせ前の表示図柄に対して図柄ドラム42の回転方向に隣接した図柄が最終停止図柄となる場合は、ずれ量が最も大きくなる(9図柄分)。これを前提とした実施例の「図柄位置補正」方法は、2.4秒の一定時間内で全てのずれ量を補正するために、速度3に設定される第1位置合わせ速度S1および/または速度4に設定される第2位置合わせ速度S2を組合わせ、第1位置合わせ速度S1での変動時間と第2位置合わせ速度S2での変動時間との比率を変化させることにより、前記10通りのずれ量に対応した移動量を設定し得るようになっている。図11(a)は、これに基いて予め設定された合計10種類の位置補正パターンQからなる図柄位置補正データを示すもので、第1図柄位置補正移動量データMD1は、図柄ドラム42を第1位置合わせ速度S1で所要時間に亘って回転移動させることで得られる移動量を示し、また第2図柄位置補正移動量データMD2は、図柄ドラム42を第2位置合わせ速度S2で所要時間に亘って回転移動させることで得られる移動量を示している。
【0049】
例えばNo.1の位置補正パターンQは、第2図柄位置補正移動量データMD2の「30」だけであって、図柄ドラム42を第2位置合わせ速度S2で2.4秒間(4,800rst)回転させて30図柄分(3回転)移動させるもので、2.4秒間の移動量が最短となって前述した如く図柄の位置合わせ処理前後で同一図柄を停止表示させる場合に選択される。またNo.10の位置補正パターンQは、第1図柄位置補正移動量データMD1の「36」および第2図柄位置補正移動量データMD2の「3」の組合わせであって、図柄ドラム42を第1位置合わせ速度S1で2.16秒間(4,320rst)回転させて36図柄分を移動させ、第2位置合わせ速度S2で0.24秒間(480rst)回転させて3図柄分を移動させるもので、2.4秒間(4,800rst)の移動量が39図柄分(最長)となるから前記No.1より9図柄分長い最長となる。更にNo.4の位置補正パターンQは、第1図柄位置補正移動量データMD1の「12」および第2図柄位置補正移動量データMD2の「21」の組合わせであって、図柄ドラム42を第1位置合わせ速度S1で0.72秒間(1,440rst)回転させて12図柄分を移動させ、第2位置合わせ速度S2で1.68秒間(3,360rst)回転させて21図柄分を移動させるもので、2.4秒間(4,800rst)の移動量が33図柄分(3回転+3図柄)となる。このような図柄位置補正方法では、図柄の位置合わせ処理前の表示図柄および図柄変動停止後の最終停止図柄からずれ量(移動量)を算出し、No.1〜No.10の位置補正パターンQの中からこの算出結果に対応したものを取得して、これにより常に2.4秒間(4,800rst)の一定時間で図柄の位置合わせを行なうことができる。
【0050】
(ステップ位置補正方法)
また前記「ステップ位置補正」方法は、前記モータ41に発生し得るすべり等を起因とした表示図柄のステップ単位の微妙なずれを補正するためのもので、前述した如く、一定時間0.24秒で行なうようになっている。実施例の図柄可変表示装置35における各図柄表示ユニットUの図柄ドラム42には、前述した如く、合計10個の図柄が等間隔に配列形成されており、前記モータ41の40ステップ分が1図柄(36度)に相当しているから、1図柄内でのステップ単位の誤差は40通り考えられる。これを前提とした実施例の「ステップ位置補正」方法は、0.24秒の一定時間内で全てのずれ量を補正するために、速度3に設定される前記第1位置合わせ速度S1および/または速度4に設定される第2位置合わせ速度S2を組合わせ、第1位置合わせ速度S1での変動時間と第2位置合わせ速度S2での変動時間との比率を変化させることにより、前記40通りのずれ量に対応した移動量を設定し得るようになっている。図11(b)は、これに基いて予め設定された合計40種類の位置補正パターンRからなるステップ位置補正データを示すもので、第1ステップ位置補正移動量データSD1は、図柄ドラム42を第1位置合わせ速度S1で所要時間に亘って回転移動させることで得られる移動量を示し、また第2ステップ位置補正移動量データSD2は、図柄ドラム42を第2位置合わせ速度S2で所要時間に亘って回転移動させることで得られる移動量を示している。
【0051】
例えばNo.1の位置補正パターンRは、第1ステップ位置補正移動量データSD1の「160」だけからなり、図柄ドラム42を第1位置合わせ速度S2で0.24秒間(480rst)回転させて160ステップ(4図柄分)移動させるもので、前記モータ41のすべりに伴う図柄のずれが全くない場合に選択される。またNo.40の位置補正パターンRは、第1ステップ位置補正移動量データSD1の「4」および第2ステップ位置補正移動量データSD2の「117」の組合わせであって、図柄ドラム42を第1位置合わせ速度S1で0.006秒間(12rst)回転させて4ステップ移動させ、第2位置合わせ速度S2で0.234秒間(468rst)回転させて117ステップ移動させるもので、0.24秒間(480rst)の移動量が121ステップ(3図柄分+1ステップ)となり、前記モータ41のすべりに伴う図柄のずれ量が最大の39ステップある場合に選択される。更にNo.20の位置補正パターンRは、第1ステップ位置補正移動量データSD1の「84」および第2ステップ位置補正移動量データSD2の「57」の組合わせであって、図柄ドラム42を第1位置合わせ速度S1で0.126秒間(252rst)回転させて84ステップ移動させ、第2位置合わせ速度S2で0.114秒間(228rst)回転させて57ステップ移動させるもので、0.24秒間(480rst)の移動量が141ステップ(3図柄分+21ステップ)となり、前記モータ41のすべりに伴う図柄のずれが19ステップある場合に選択される。このようなステップ位置補正方法では、ずれ量と補正量の合計が常に4図柄分(160ステップ)とされる。
【0052】
このように、「図柄位置補正」および「ステップ位置補正」に使用されるデータを設定する「図柄データ設定処理」では、先ずステップS42において、前記ステップS17または後述するステップS45、ステップS51、ステップS57の何れかにより格納されて後述のステップS53により減算されるRAM(移動量)の値が「0」かどうかを判定し、RAM(移動量)が「0」の場合はステップS43に進み、RAM(移動量)が「0」でない場合はステップS53に進む。すなわち、図10に示す「変動制御データ」から、速度データがRAM(速度)に順次格納されると共に移動量データ(ステップ数)がRAM(移動量)に順次格納されていることにおいて、その速度での移動量が達成されていない場合はステップS53に進み、その速度での移動量が達成された場合にはステップS43に進むことになる。
【0053】
ついでステップS43では、後述するステップS52において設定される「位置合わせフラグ」が有効かどうかを判定し、位置合わせフラグが設定されている場合はステップS58へ進み、位置合わせフラグが設定されていない場合はステップS44に進む。すなわち変動パターンにおいて、現在図9に示す「位置合わせE」を行なっている場合は、ステップS52において位置合わせフラグが設定されているはずであるからステップS58に進み、現在「位置合わせE」を行なっていない場合は、ステップS60において位置合わせフラグがクリアされているはずであるからステップS44へ進むことになる。
【0054】
ステップS44に進んだ場合は、前記ステップS42での判定から現在の速度での移動量が達成され、かつ前記ステップS43での判定から現時点が「位置合わせ」ではないことになるから、「変動制御データ」から次の速度データを取得してRAM(速度)に格納する。ここで例を挙げると、図10に示す変動パターン1においては、図10に示した「変動制御データ」における変動速度に示されている最初の速度データ「−12」を格納した後であった場合であれば、次の速度データ「−8」を取得してRAM(速度)に格納することになる。次いでステップS45では、前記「変動制御データ」から、ステップS44で取得した速度データに対応する移動量データ(ステップ数)を取得してRAM(移動量)に格納する。変動パターン1では、図10に示す如く、速度データ「−8」に対応する移動量データ「−10」を取得してRAM(移動量)へ格納することになる。
【0055】
次いでステップS46では、前記ステップS44においてRAM(速度)に格納された速度データの速度情報に「位置合わせ」が格納されている場合はステップS47に進んで、ステップS47〜ステップS49において「位置合わせ」の処理を行なうことになり、速度データの速度情報に「位置合わせ」が格納されていない場合は、図柄データ設定処理を完了することになる。
【0056】
(ステップ位置補正のための位置補正パターン選択)
ステップS47では、1図柄中のステップ単位でのずれ量を補正する前記「ステップ位置補正」処理のための位置補正パターンRの選択を行なう。すなわち前記モータ処理において、RAM(現在ステップ)が「0」に対してどの程度のずれが生じているのかの算出を行ない、この算出結果に基いて図11(b)に示すステップ位置補正データから位置補正パターンRを決定し、この位置補正パターンRの第1ステップ位置補正移動量データSD1および第2ステップ位置補正移動量データSD2を取得し、夫々のデータをRAM(第1位置合わせ移動量)およびRAM(第2位置合わせ移動量)に格納する。ここで例えば図13の(b)部の如く、RAM(現在ステップ)が「3」ステップ分ずれている場合には、図柄ドラム42の回転方向へ3図柄分+37ステップ分を移動させるとずれが補正されることになるから、図11(b)のステップ位置補正データにおけるNo.4の位置補正パターンRが選択され、第1ステップ位置補正移動量データSD1の「148」および第2ステップ位置補正移動量データSD2の「9」を夫々取得して、夫々のデータをRAM(第1位置合わせ移動量)およびRAM(第2位置合わせ移動量)に格納する。
【0057】
ステップS47の処理が完了したら、ステップS48へ進んで位置合わせ終了時点の図柄情報データを取得する。例えば、図9および図10に示す変動パターン1では、位置合わせE後に行なわれる立下げFでの2図柄分(80ステップ)および中速Gでの1図柄分を合わせた合計3図柄分が移動するように設定されているので、位置合わせ終了時点での図柄は最終停止図柄の3図柄前の図柄となり、この図柄に対応した図柄情報データが取得される。
【0058】
(図柄位置補正のための位置補正パターン選択)
そしてステップS49では、図柄単位のずれ量に応じてずれ補正を行なう前記「図柄位置補正」処理のための位置補正パターンQの選択を行なう。すなわち前記RAM(現在図柄番号)が、ステップS48で取得した位置合わせ終了時点での図柄情報データからどれだけずれているのかの算出を行ない、この算出結果に基いて図11(a)に示す「図柄位置補正データ」から、第1位置合わせ速度S1による第1図柄位置補正移動量データMD1および第2位置合わせ速度S2による第2図柄位置補正移動量データMD2を取得し、夫々のデータを前記RAM(第1位置合わせ移動量)および前記RAM(第2位置合わせ移動量)に加算して格納する。例えば、ステップS48で取得された図柄情報データとRAM(現在図柄番号)との間に2図柄分のずれがあった場合には、図柄ドラム42の外周面に10図柄が形成されていることを鑑みると、該図柄ドラム42の回転方向へn周+8図柄分移動させれば前記ずれが補正されることになる。但し、前記ステップS47での「ステップ位置補正」処理において4図柄分の移動量データが格納されているため、ここではn周+4図柄分移動させればよいことになる。このため、図11(a)の「図柄位置補正データ」におけるNo.5の位置補正パターンQが選択され、第1図柄位置補正移動量データMD1の「16図柄(640ステップ)」および第2図柄位置補正移動量データMD2の「18図柄(720ステップ)」を夫々取得して、夫々のデータをRAM(第1位置合わせ移動量)およびRAM(第2位置合わせ移動量)に格納する。これにより、RAM(第1位置合わせ移動量)には148+640=788が格納され、またRAM(第2位置合わせ移動量)には9+720=729が格納される。
【0059】
このように本実施例では、ステップS47〜ステップS49の処理により、「ステップ位置補正」処理および「図柄位置補正」処理のためのデータが設定され、ステップ単位のずれおよび図柄単位のずれが好適に補正されるようになる。そして、このような図柄位置合わせは、第1位置合わせ速度S1(速度3)および/または第2位置合わせ速度S2(速度4)での図柄ドラム42の回転移動により、如何なる位置補正パターンQ,Rを組合わせても、常には2.64秒(5280rst)で処理が完了する。
【0060】
次いでステップS50では、RAM(速度)に第1位置合わせ速度S1を格納する。実施例の図柄可変表示装置35では、第1位置合わせ速度S1が、前述した如く速度3であるから、RAM(速度)に「3」を格納する。またステップS51では、ステップS49において取得したRAM(第1位置合わせ移動量)を、RAM(移動量)に格納する(前記例の場合は「788」)。そしてステップS52では、ステップS43で有効となる位置合わせフラグを設定する。
【0061】
そして、前記ステップS47〜ステップS49において、「ステップ位置補正」および「図柄位置補正」用のデータを設定した後、ステップS50においてRAM(速度)に第1位置合わせ速度S1(速度3)を格納すると共に、ステップS51においてRAM(移動量)に第1位置合わせ移動量を格納し、更にステップS52において位置合わせフラグが設定されたもとで、次の処理プログラムにおいてステップS42へ進むと、ステップS51で格納された第1位置合わせ移動量によりRAM(移動量)≠0と判定されるから、ステップS53に進んでRAM(移動量)を減算する。すなわち、ステップS51で格納されたデータがステップS53でRAM(移動量)=「0」になるまで、ステップS42からステップS53へ進むようになる。
【0062】
一方、図6(c)に示した全図柄停止コマンド入力処理におけるステップS20で「N」が選択され、ステップS22およびステップS23の処理が行なわれた場合(変動途中に全図柄停止コマンドを受信した場合)は、後述する如く「最終停止図柄処理」を行ない、この最終停止図柄処理中に「一致図柄待ち」の処理が行なわれる。すなわちステップS54では、RAM(速度)の速度情報が最終停止図柄処理における「一致図柄待ち」かどうか判定するものであり、「一致図柄待ち」であればステップS55に進み、「一致図柄待ち」でなければ図柄データ設定処理を終了する。なお、ステップS55〜ステップS57は、後述する「最終停止図柄処理」に関係するものであるから、ここでは説明を省略する。
【0063】
そして、毎回の処理プログラムにおける前記ステップS42→ステップS53の流れによって、ステップS51で設定されたRAM(移動量)がステップS53での処理により「0」となった場合には、次の処理プログラムのステップS42およびステップS43からステップS58へ進むようになる。すなわちRAM(移動量)=0になることは、第1位置合わせ速度S1(速度3)による移動量が達成されたことであるから、ステップS58では第2位置合わせ速度S2(速度4)をRAM(速度)に格納する。またステップS59では、第1位置合わせ速度S1(速度3)による移動量が達成されたことから、RAM(第2位置合わせ移動量)をRAM(移動量)に格納する。更にステップS60では、ステップS58およびステップS59において、位置合わせに係る速度と移動量のデータを各RAMに格納することが完了したため、ステップS52で設定した位置合わせフラグをクリアする。
【0064】
これにより、以降の処理プログラムでは、ステップS42からステップS53へ進んで前記ステップS59で設定したRAM(移動量)が毎回減算され、RAM(移動量)が「0」になった場合にはステップS43に進む。ここでRAM(移動量)=0となったことは、第2位置合わせ速度S2(速度4)による移動量が達成されたことであるから、当該の変動パターンにおける図柄位置合わせ処理が完了したことを意味する。
【0065】
(最終停止図柄処理)
次に、適切ではないタイミングで主基板34から送信された全図柄停止コマンドを受信した場合や、動作試験の時間短縮のためにシミュレーターシステムから送信された全図柄停止コマンドを受信した際に実行される「最終停止図柄処理」につき説明する。このように、当該の変動パターンにおける適切ではないタイミングで全図柄停止コマンドを受信した際に、その受信タイミングが停止図柄待ち(最終停止直前のゆれ状態)でない場合は、ステップS22に進むようになる。また、停止図柄待ち状態で全図柄停止コマンドを受信した場合は、ステップS20からステップS21に進むが、現在が停止位置にない場合には同じくステップS22へ進むようになる。
【0066】
ステップS22では、図12に示す最終停止図柄処理用の「変動制御データ」から速度データを取得し、このデータをRAM(速度)に格納する。但し、全図柄停止コマンドは、図9および図10に示すどの動作時に受信されるかは定まっていないので、最終停止図柄処理用の「変動制御データ」は、その動作を実行しているモータ41の速度に応じて、図12の(a)〜(d)の4種類が準備されており、これらのうちの一つを選択するようになっている。例えば、中速Gの処理中に全図柄停止コマンドを受信して最終停止図柄処理を行なう場合は、速度が「12」であるから図12の(a)の「変動制御データ」を取得し、最初の変動データ「15」および速度情報「立上げ」を取得してRAM(速度)に格納することとなる。次いでステップS23では、ステップS22において選択された図12(a)の「変動制御データ」に基き、移動量データ(ステップ数)「3」を取得してRAM(移動量)に格納することとなる。
【0067】
そして、ステップS22およびステップS23の処理を行なって入力処理が完了した後、モータ処理におけるステップS38の図柄データ設定処理に進み、ステップS42からステップS53へ進んでRAM(移動量)の減算処理を行なった後、ステップS54に進む。このステップS54では、RAM(速度)が「一致図柄待ち」(変動途中で全図柄停止コマンドを受信した場合)かどうかを判定して、「一致図柄待ち」でない場合(「立上げ」または「立下げ」の場合)は図柄データ設定処理を終了し、「一致図柄待ち」となっている場合は、処理プログラムはステップS55へ進むようになる。なお「一致図柄待ち」とは、停止位置(停止図柄の1図柄前)に現在位置(RAM(現在ステップ)およびRAM(現在図柄番号))が一致するまで移動させる処理である。
【0068】
ステップS55では、現在位置(RAM(現在ステップ)およびRAM(現在図柄番号))が停止位置(最終停止図柄の1図柄前)かどうかを判定し、現在位置が停止位置ならばステップS56へ進み、現在位置が停止位置でない場合は図柄データ設定処理を終了する。そして、現在位置が停止位置である場合は、ステップS56で最終停止図柄処理用の「変動制御データ」(図12)から次の速度データを取得して、このデータをRAM(速度)に格納する。なお、最終停止図柄処理における「一致図柄待ち」の後は、(a)〜(d)の何れのデータでも必ず「立下げ」であるから、ここでは「立下げ」の最初の速度データ「6」が取得され、この速度データがRAM(速度)に格納される。次いでステップS57では、「立下げ」における最初の速度データに対応した移動量データ(ステップ数)「10」が取得され、このデータがRAM(移動量)に格納される。
【0069】
このような処理プログラムを前提とした最終停止図柄処理では、例えばシミュレーターシステムから全図柄停止コマンドを受信すると、入力処理における全図柄停止コマンド入力処理のステップS22およびステップS23を実行した後、モータ処理におけるステップS38の図柄データ設定処理において、図12に示す最終停止図柄処理用の「変動制御データ」の「立上げ」処理でステップS42→ステップS53〜ステップS54を繰り返すと共に、RAM(移動量)=0になるとステップS42〜ステップS46を実行することでモータ41を加速制御する。そして、「立上げ」処理が完了した時点では、RAM(移動量)=0となることに伴ってステップS42からステップ43およびステップS44に進むと、このステップS44では一致図柄待ちにおける速度データ「3」を取得して、このデータをRAM(速度)に格納した後にステップS45に進む。ここで、一致図柄待ち処理前の表示図柄と最終停止図柄の1図柄前の図柄とのずれ量は一定ではなく、このずれ量は最小1ステップから最大400ステップ(1回転)となっている。そこで、移動量データ(ステップ)が決定されていないため、ステップS45では差し当たり400以上(例えば500)を移動量データとして取得するようにして、この400以上のデータをRAM(移動量)に格納する。
【0070】
これにより以降の処理プログラムでは、ステップS42→ステップS53およびステップS54に進んだ後、更にステップS55へ進むようになり、これを繰り返すことによりRAM(移動量)が「0」になる前に現在が停止位置(最終停止図柄の1図柄前)の条件が成立し、ステップS55からステップS56およびステップS57へ進んで「立下げ」処理へ進んでいく。すなわち、移動量データを400以上としておけば、図柄ドラム42が1回転する間に必ず停止位置が到来するようになる。そして、「立下げ」処理においては、ステップS42→ステップS53〜ステップS54を繰り返すと共に、RAM(移動量)=0になるとステップS42〜ステップS46を実行することで、モータ41を減速制御する。
【0071】
そして、「立下げ」処理が完了した時点では、RAM(移動量)=0となることに伴ってステップS42からステップS43およびステップS44に進むと、停止処理として、このステップS44では速度データとして「0」を取得して、このデータおよび速度情報として「停止図柄待ち」をRAM(速度)に格納する。そしてステップS45で、移動量データ「0」をRAM(移動量)に格納した後、ステップS46を実行して図柄データ設定処理を終了する。これにより、次の処理プログラムにおけるモータ処理では、ステップS25からステップS26に進み、RAM(速度)=停止図柄待ちとなっているのでこのステップS26からステップS37へ進み、更にステップS37からステップS39、ステップS40、ステップS41と進み、モータ処理が終了してモータ41が停止制御される。
【0072】
【実施例の作用】
次に、図2に示す処理プログラムを2ms毎に実行する前記主基板34と、図4に示す処理プログラムを0.5ms毎に実行する前記特別図柄制御基板50とにより、実施例の図柄可変表示装置35における図柄変動制御を行なう場合を説明する。前記図柄可変表示装置35では、前記主基板34における特別図柄処理(図2のステップMS13)において決定される合計29種類の変動パターン(図3(a))に基いて3列の各図柄表示ユニットUが夫々駆動制御され、変化に富んでグレードの高い図柄変動および図柄停止に係る図柄変動制御を行ない得るようになっている。そこでここでは、前記主基板34における特別図柄処理において、変動パターン1が設定された場合の図柄表示制御につき説明することとする。この変動パターン1は、図9に示す如く、3基の夫々の図柄表示ユニットUを、逆変動A→停止B→立上げC→高速D→位置合わせE→立下げF→中速G→ゆれHの順に実行し、このような一連の動作で構成される図柄変動制御を1サイクル9360ms(9.36秒)で行なうものである。
【0073】
(入賞球の検出および変動パターンの決定)
先ず、当該パチンコ機Pの前記遊技盤18における遊技領域19内でのパチンコゲームにおいて、該遊技領域19内へ打出された遊技球が前記始動入賞具21へ入球すると、該始動入賞具21の入賞スイッチから前記主基板34へ入球検出信号が入力され、これにより該主基板34では、前述した如くステップMS6での入力処理で大当り判定用乱数と大当り図柄用乱数を抽出してRAMに格納する。そして主基板34では、ステップMS13の特別図柄処理における特別図柄開始処理で、前記ステップMS6の入力処理で抽出格納した大当り判定用乱数の値と予め設定された判定用設定値とを比較判定して、この判定結果が「大当り」の場合には大当り図柄用乱数に基いて大当り停止図柄を決定し、また判定結果が「外れ」の場合には外れ停止図柄を決定する。更に、変動パターン振分け乱数の値に基いて、前記29種類の変動パターンのうちから例えば変動パターン1が決定される。そしてこの結果に基き、ステップMS17の情報処理において変動パターン1に対応した変動開始コマンド(図柄制御コマンド)が作成される(図3(c))。前記主基板34で作成された変動開始コマンドは、当該プログラムの2ms後に実行される次のプログラムにおけるステップMS5の出力処理で、前記特別図柄制御基板50へ送信される。
【0074】
また、特別図柄開始処理において決定された大当り停止図柄または外れ停止図柄に対応した左列、右列、中列の特別図柄指定コマンド(図柄制御コマンド)を順次作成し、図3(b)に示す如く、前記変動開始コマンドの送信から2ms後に先ず左列用の特別図柄指定コマンドが送信され、この2ms後に右列用の特別図柄指定コマンドが送信され、更にこの2ms後に中列用の特別図柄指定コマンドが送信される。また、前記特別図柄開始処理において決定された変動パターン1の全図柄停止時間Tは9360msであるから、この全図柄停止時間Tに対応した全図柄停止コマンド送信までの時間をタイマ設定して計測開始し、タイムアップした時点で全図柄停止コマンドを作成して送信する。
【0075】
(変動開始コマンド入力処理)
一方、特別図柄制御基板50では、前記主基板34から最初に送信された変動開始コマンドを受信すると、図5および図6(a)に示す如く、ステップS6の入力処理における変動開始コマンド入力処理として、図10に示した変動パターン1に対応の「変動制御データ」から速度データ「−12」を取得してRAM(速度)に格納する一方、ステップS17において速度データに対応した移動量データ(ステップ数)「−5」を取得してRAM(移動量)に格納した後、ステップS18で変動フラグを設定する。
【0076】
(図柄指定コマンド入力処理)
一方、変動開始コマンド送信から2ms後に主基板34から送信された左列図柄指定コマンドを受信すると、図5および図6(b)に示す如く、ステップS6の入力処理における左列図柄指定コマンド入力処理として、受信した図柄指定コマンドを図柄番号に補正してRAM(停止図柄)に格納する。また、この2ms後に主基板34から送信された右列図柄指定コマンドを受信すると、ステップS6の入力処理における右列図柄指定コマンド入力処理として、受信した右列図柄指定コマンドを図柄番号に補正してRAM(停止図柄)に格納する。更に、この2ms後に主基板34から送信された中列図柄指定コマンドを受信すると、ステップS6の入力処理における中列図柄指定コマンド入力処理として、受信した中列図柄指定コマンドを図柄番号に補正してRAM(停止図柄)に格納する。
【0077】
(逆変動A)
前述した変動開始コマンド入力処理に基いてステップS7のモータ処理では、ステップS25〜ステップS28を実行した後に当該モータ処理が終了する。そして、図4の処理プログラムが0.5ms毎に実行される度にステップS27によりRAM(速度タイマ)が更新され、この処理プログラムが12回実行されるとRAM(速度)=RAM(速度タイマ)となるので、ステップS28からステップS29に進み、ステップS30でRAM(現在ステップ)が更新されてモータ41が1ステップ分だけ逆方向へ回転制御され、図柄データ設定処理におけるステップS53でRAM(移動量)が減算される。従って逆変動Aでは、先ず第1段階として処理プログラムを12×5=60回実行し、この間に図柄ドラム42を5ステップだけ逆方向へ回転移動させる。そして、この時点でステップS53での処理によりRAM(移動量)=0となるから、ステップS44で次の速度データ「−8」を取得してRAM(速度)に格納すると共にステップS45で次の移動量データ「−10」を取得してRAM(移動量)に格納する。従って逆変動Aの第2段階では、処理プログラムを8×10=80回実行し、この間に図柄ドラム42を10ステップ分だけ更に逆方向へ回転移動させる。そして、ステップS53での処理によりRAM(移動量)=0となるから、ステップS44で次の速度データ「−12」を取得してRAM(速度)に格納すると共にステップS45で次の移動量データ「−5」を取得してRAM(移動量)に格納する。これにより逆変動Aの第3段階では、処理プログラムを12×5=60回実行し、この間に図柄ドラム42を5ステップ分だけ更に逆方向へ回転移動させる。すなわち逆変動Aでは、図4の処理プログラムを合計200回実行することで、0.1秒間に図柄ドラム42を20ステップ分(0.5図柄分)だけ逆方向へ回転させる。
【0078】
(停止B)
前述した「逆変動A」が終了した時点で処理プログラムがステップS44に進むと、変動パターン1の「変動制御データ」から次の速度データとして「0」と速度情報として「停止」を取得してこのデータをRAM(速度)に格納すると共に、ステップS45で移動量データとして「0」をRAM(移動量)に格納する。但し、この停止Bでは、速度データとしてリセット数「960」が格納され、図柄ドラム42を0.48秒間停止させる。
【0079】
(立上げC)
前述した「停止B」が終了した時点で処理プログラムがステップS44に進むと、変動パターン1の「変動制御データ」から次の速度データとして「15」と速度情報として「立上げ」を取得してこのデータをRAM(速度)に格納すると共に、ステップS45で移動量データとして「3」をRAM(移動量)に格納する。この立上げCでは、速度15で3ステップ(第1段階)、速度12で5ステップ(第2段階)、速度8で7ステップ(第3段階)、速度6で6ステップ(第4段階)、速度5で7ステップ(第5段階)、速度4で32ステップ(第6段階)というように、0.18秒間に60ステップ(1.5図柄)移動させる間に、図柄ドラム42を6段階に分けて速度4まで徐々に加速させる。
【0080】
(高速D)
前述した「立上げC」が終了した時点で処理プログラムがステップS44に進むと、変動パターン1の「変動制御データ」から次の速度データとして「3」と速度情報として「高速」を取得してこのデータをRAM(速度)に格納すると共に、ステップS45で移動量データとして「2320(58図柄)」をRAM(移動量)に格納する。従って高速Dでは、処理プログラムを3×2320=6960回実行しながら、図柄ドラム42を速度3(100rpm)で3.48秒間に亘って定速回転させることで、2320ステップ(58図柄)移動させる。
【0081】
(位置合わせE)
前述した「高速D」が終了した時点で処理プログラムがステップS44に進むと、変動パターン1の「変動制御データ」から次の速度データの速度情報として「位置合わせ」を取得してこのデータをRAM(速度)に格納する。すなわち位置合わせEの処理に入る時点では、速度データとしての速度および移動量はまだ決定していないから、この時点では速度情報として位置合わせのみを格納する。これによりステップS46からステップS47へ進むようになるから、ステップS47〜ステップS52の処理が実行される。
なお、ここでは、
RAM(現在ステップ)=5
RAM(現在図柄番号)=8
図柄情報データ=4
最終停止図柄=7
と仮定して説明する。
【0082】
(ステップ位置補正処理のためのデータ設定)
先ずステップS47では、「ステップ位置補正」処理のために、図7のモータ処理からRAM(現在ステップ)が「0」から5ステップ分ずれていることを認識したもとで、図柄ドラム42を3図柄分+35ステップ(155ステップ)分だけ移動すればステップ単位のずれ補正がなされることが算出され、図11(b)に示すステップ位置補正データにおけるNo.6の位置補正パターンRが選択される。これにより、第1ステップ位置補正移動量データSD1の「140」および第2ステップ位置補正移動量データSD2の「15」を夫々取得して、夫々のデータをRAM(第1位置合わせ移動量)およびRAM(第2位置合わせ移動量)に格納する。そして、ステップS48の処理を行なって図柄情報データ「4」を取得した後、ステップS49の処理を行なう。
【0083】
(図柄位置補正処理のためのデータ設定)
このステップS49では、「図柄位置補正」処理のために、RAM(現在図柄番号)とステップS48で取得された図柄情報データとを比較して8−4=4図柄分だけずれていることを認識したもとで、3回転+6図柄分だけ移動させれば図柄単位のずれ補正がなされることが認識される。但し、ステップS47において既に4図柄分の移動量データが格納されているため、実際には4図柄分を差し引いて3回転+2図柄(32図柄)分だけ移動すればよいことになり、図11(a)に示す「図柄位置補正データ」におけるNo.3の位置補正パターンQが選択される。これにより、第1図柄位置補正移動量データMD1の「8図柄(320ステップ)」および第2図柄位置補正移動量データMD2の「24図柄(960ステップ)」を夫々取得し、各データを前記RAM(第1位置合わせ移動量)および前記RAM(第2位置合わせ移動量)に加算して格納する。これにより、RAM(第1位置合わせ移動量)には140+320=460が格納され、またRAM(第2位置合わせ移動量)には15+960=975が格納されたことになる。
【0084】
このようにステップS47〜ステップS49において位置合わせEに伴うデータの格納が完了したら、ステップS50でRAM(速度)に第1位置合わせ速度S1として「3」を格納すると共に、ステップS51でRAM(移動量)に第1位置合わせ移動量として「460」が格納される。これにより位置合わせEの処理の第1段階では、処理プログラムを3×460=1380回実行することでRAM(移動量)=0となるから、ステップS42からステップS43へ進むと共にステップS58に進むようになる。そして、ステップS58でRAM(速度)に第2位置合わせ速度S1として「4」を格納すると共に、ステップS59でRAM(移動量)に第2位置合わせ移動量として「975」が格納される。これにより、位置合わせEの処理の第2段階では、処理プログラムを4×975=3900回実行することでRAM(移動量)=0となり、図柄位置合わせ処理が完了する。なお、位置合わせEが完了した時点では、有効ラインL上には最終停止図柄の3つ前の図柄(図柄番号4の図柄)が位置している。
【0085】
(立下げF)
前述した「位置合わせE」が終了した時点で処理プログラムがステップS44に進むと、変動パターン1の「変動制御データ」から次の速度データとして「6」と速度情報として「立下げ」を取得してこのデータをRAM(速度)に格納すると共に、ステップS45で移動量データとして「10」をRAM(移動量)に格納する。この立上げCでは、速度6で10ステップ(第1段階)、速度8で65ステップ(第2段階)、速度12で5ステップ(第3段階)というように0.32秒間に80ステップ(2図柄分)移動させ、この間に図柄ドラム42を3段階に分けて速度12まで徐々に減速させる。すなわち、立下げFが完了した時点では、有効ラインL上には最終停止図柄の1つ前の図柄(図柄番号6の図柄)が到来している。
【0086】
(中速G)
前述した「立下げF」が終了した時点で処理プログラムがステップS44に進むと、変動パターン1の「変動制御データ」から次の速度データとして「12」と速度情報として「中速」を取得してこのデータをRAM(速度)に格納すると共に、ステップS45で移動量データとして「40(1図柄)」をRAM(移動量)に格納する。この中速Gでは、処理プログラムを480回実行しながら、図柄ドラム42を速度12で0.24秒間に亘って定速回転させることで、40ステップ(1図柄)移動させる。すなわち、中速Gが完了した時点では、有効ラインL上に最終停止図柄(図柄番号7の図柄)が到来している。
【0087】
(ゆれH)
前述した「中速G」が終了した時点で処理プログラムがステップS44に進むと、変動パターン1の「変動制御データ」から次の速度情報として「ゆれ」を取得してこのデータをRAM(速度)に格納すると共に、ステップS45で移動量データとして「6往復」をRAM(移動量)に格納する。すなわち、このゆれHでは、1.92秒間に亘って6往復の微妙な振動を行なうもので、遊技者の目には最終停止図柄が有効ラインL上に停止しているように視認されるが、実際には上下に微妙に振動して完全に停止しておらず、当該の図柄変動が継続中であることを意味するものである。
【0088】
なお、実施例に示した変動パターン1は、図9に示す如く、左列の図柄表示ユニットUに対する変動制御用のもので、右列および中列の図柄表示ユニットUに対する変動制御は、全図柄停止時間Tが何れも9.36秒とされ、左列に対して適宜の時間差を以て順次停止するように制御される前提において、前記高速Dの時間を適宜長くすると共に、これに基いてゆれHの時間を短く設定したもので、これ以外の動作は前記左列と同一となっている。ちなみに左列では、高速D(D1)の動作時間が3.48秒、ゆれH(H1)の動作時間が1.92秒であるのに対し、右列では、高速D(D2)の動作時間が3.96秒、ゆれH(H2)の動作時間が1.44秒であり、中列では、高速D(D3)の動作時間が4.44秒、ゆれH(H3)の動作時間が0.96秒である。
【0089】
(最終停止図柄処理)
また、図柄変動中に主基板34から全図柄停止コマンドが送信された場合や、シミュレーターシステムから適時に全図柄停止コマンドを送信した場合は、入力処理における全図柄停止コマンド入力処理においてステップS22およびS23へ進んで最終停止図柄処理が実行される。例えば、高速D処理中に全図柄停止コマンドを受信した場合には、速度が「3」となっているので、ステップS22において図12に示す最終停止図柄処理用の変動制御データにおけるデータ(d)を選択したもとで、速度データ「4」および速度情報として「立上げ」を取得してRAM(速度)に格納すると共に、ステップS23において移動量データ「60」を取得してRAM(移動量)に格納する。但し、高速Dで全図柄停止コマンドを受信した場合は、実際には立上げで変動速度が「4」に減速される。
【0090】
(一致図柄待ち)
前述した「立上げ」が終了した時点では、RAM(移動量)=0となることに伴ってステップS42からステップ43およびステップS44に進み、このステップS44では一致図柄待ちにおける速度データ「3」を取得してRAM(速度)に格納し、ステップS45では暫定的な移動量データとして例えば「500」を取得してRAM(移動量)に格納する。これにより、RAM(移動量)が「0」になる前に現在が停止位置(最終停止図柄の1図柄前)の条件が成立し、ステップ55からステップS56およびステップS57へ進んで「立下げ」処理へ進む。
【0091】
(立下げ)
有効ラインL上に最終停止図柄の1つ前の図柄が到来して処理プログラムがステップS56に進むと、最終停止図柄処理の「変動制御データ」から次の速度データとして「6」と速度情報として「立下げ」を取得してこのデータをRAM(速度)に格納すると共に、ステップS57で移動量データとして「10」をRAM(移動量)に格納する。この立下げでは、速度6で10ステップ(第1段階)、速度8で25ステップ(第2段階)、速度12で5ステップ(第3段階)というように、40ステップ(1図柄分)移動させる間に、図柄ドラム42を3段階に分けて速度12まで徐々に減速させる。すなわち、立下げが完了した時点では、有効ラインL上には最終停止図柄が到来している。
【0092】
そして、立下げが完了して処理プログラムがステップS44に進んだら、最終停止図柄処理の「変動制御データ」から次の速度情報として「停止図柄待ち」を取得してRAM(速度)に格納すると共に、ステップS45で移動量データ「0」をRAM(移動量)に格納することで、最終停止図柄が有効ラインL上に停止表示させた状態でモータ41が停止制御される。
【0093】
このように本実施例の図柄位置合わせでは、0.24秒間の一定時間において、「ステップ位置補正」処理を行なってステップ単位のずれを補正することができるため、合計40種類の位置補正パターンRからなるステップ位置補正データ(図11(b))だけを設定しておけば、全てのステップ位置補正処理が好適になされる。従って、ステップ位置補正データの大幅な削減が可能となる。しかも、高速Dでの変動速度と同一速度である第1位置合わせ速度S1(速度3)および/または略同一速度の第2位置合わせ速度S2(速度4)でステップ位置補正が実行されるので、図柄位置合わせに伴う処理時間が短縮される一方、ステップ位置補正処理中での不自然な図柄変動が起きず、遊技者に図柄位置合わせのための動作であることを悟られ難い。
【0094】
また本実施例の図柄位置合わせでは、2.4秒間の一定時間において、「図柄位置補正」処理を行なって図柄単位のずれを補正することができるため、合計10種類の位置補正パターンQからなる図柄位置補正データ(図11(a))だけを設定しておけば、全ての図柄位置補正処理が好適になされる。従って、図柄位置補正データの大幅な削減が可能となる。しかも、高速Dでの変動速度と同一速度である第1位置合わせ速度S1(速度3)および/または略同一速度の第2位置合わせ速度S2(速度4)で図柄位置補正が実行されるので、位置合わせに伴う処理時間が短縮される一方、図柄位置補正処理中での不自然な図柄変動が起きず、遊技者に図柄の位置合わせのための動作であることを悟られ難い。
【0095】
しかも、図柄位置補正処理およびステップ位置補正処理は、前記主基板34から独立した特別図柄制御基板50で実行されるよう構成してあるので、該主基板34では図柄表示制御に係る負荷軽減が図られる。従って、特別図柄制御基板50における前記CPU56を高性能なものとすれば、これに伴って複雑で変化に富んだ図柄変動制御が可能となってパチンコ機Pのグレードアップを図り得る。
【0096】
なお、変動処理時間を一定にしたため、各図柄表示ユニットUにおける図柄ドラム42の停止タイミングを予測できる。これにより、「大当り」発生前のリーチ状態になるかどうかや、リーチが更に発展するかどうか等の予測が可能となり、パチンコ遊技の面白みが増大する。
【0097】
また前述した最終停止図柄処理では、特別図柄制御基板50が図柄変動中の適時に全図柄停止コマンドを受信したとしても、主基板34で設定されていた最終停止図柄を、当該変動パターンの終了時に瞬時に有効ラインL上に正確に停止表示することが可能である。従って、例えばシミュレーターシステムを使用して当該図柄可変表示装置35の動作試験を行なう際には、図柄変動中の適時に全図柄停止コマンドを送信しても最終停止図柄を有効ラインL上に停止表示させることができるから、試験時間の大幅な短縮が可能となる。しかも最終停止図柄処理は、通常時のモータ処理をそのまま最終停止図柄処理の一部として兼用使用できるため、図柄可変表示装置35に係る処理系の簡素化を図り得る。更に、図柄変動中のモータ41の回転速度に合わせて処理パターンを選択して実行するようになっているので、モータ41の急激な速度変化が回避されて該モータ41に負担がかかることなく処理できる。
【0098】
また、例えば当該パチンコ機Pに何らかのトラブルやアクシデントが発生して、パチンコゲームによる図柄変動中に主基板34から特別図柄制御基板50へ全図柄停止コマンドが送信されてしまったとしても、主基板34での判定結果と図柄可変表示装置35での図柄停止結果とが必ず一致するようになる。これにより、主基板34において「大当り」(特別遊技状態)と判定されていた場合では、図柄可変表示装置35でも必ず「大当り」状態が現出され、また主基板34において「外れ」と判定されていた場合では、図柄可変表示装置35でも必ず「外れ」状態が現出され、遊技者やホール経営者に不信感を与えるような不都合も好適に回避される。
【0099】
なお前記実施例では、「図柄位置補正」処理および「ステップ位置補正」処理からなる位置合わせEを、高速Dに引き続いて実行する場合を例示したが、例えば停止G直前の立下げFと同時に行なうようにしてもよい。すなわち、ずれ量に応じて減速処理データを選択するようにしてもよく、この場合も停止直前に「位置合わせ」処理を行なうために、変動途中に停止図柄を察知され難い。
【0100】
更に前記実施例では、図柄可変表示装置として、パチンコ機Pに実施される図柄ドラム42を具備する「ドラム式図柄可変表示装置」を例示したが、本発明が対象とする図柄可変表示装置は、これに限定されるものではなく、例えば図柄ベルトを具備する「ベルト式図柄可変表示装置」も含まれる。また、実施対象はパチンコ機に限定されず、この他にアレンジボール機やスロットマシン等に実施されるドラム式図柄可変表示装置やベルト式図柄可変表示装置も対象とされる。
【0101】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係る図柄可変表示装置における図柄の位置合わせ方法では、一定時間で「ステップ位置補正」処理を行なって1図柄におけるステップ単位のずれを補正することができるため、少ない位置補正パターンだけを設定しておけば全てのステップ位置補正処理が好適になされる。そしてステップ位置補正は、図柄単位のずれ量を補正する図柄位置補正と同時に実行される。また各位置補正パターンは、複数の位置合わせ速度を組合わせて構成されて、夫々の位置合わせ速度毎に図柄表示体を設定時間ずつ回転移動することで、常に一定時間で図柄の位置合わせを完了し得る。
しかも、高速変動時の変動速度と同一の第1位置合わせ速度と、該第1位置合わせ速度より低速の第2位置合わせ速度でステップ位置補正が実行されるので、図柄位置合わせに伴う処理時間が短縮される一方、ステップ位置補正処理中での不自然な図柄変動が起きないので、遊技者に図柄位置合わせのための動作であることを悟られ難い。
更にステップ位置補正処理は、パチンコ機を総合的に制御する制御基板から独立した特別図柄制御基板で実行されるので、該制御基板では図柄表示制御に係る負荷軽減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る図柄可変表示装置の図柄位置補正方法を実施する制御構成を示すブロック図である。
【図2】主基板で実施される処理プログラムのフローチャートである。
【図3】 (a)は、実施例の図柄可変表示装置で実施される各変動パターンの設定図、(b)は主基板から特別図柄制御基板へ送信される各種コマンドの送信タイミングを示すタイミングチャート、(c)は各種コマンドの内容を示す説明図である。
【図4】 (a)は、実施例の図柄可変表示装置を制御するために特別図柄制御基板で実施される処理プログラムのフローチャート、(b)はタイマ割込み処理のフローチャート、(c)はINT割込み処理のフローチャートである。
【図5】図4に示した特別図柄制御基板の処理プログラムにおける入力処理で実施される処理内容を示すフローチャートである。
【図6】図5に示した入力処理における受信コマンドに応じた入力処理で実施される処理内容であって、(a)は変動開始コマンド入力処理に係る処理内容を示すフローチャート、(b)は図柄指定コマンド入力処理に係る処理内容を示すフローチャート、(c)は全図柄停止コマンド入力処理に係る処理内容を示すフローチャートである。
【図7】図4に示した特別図柄制御基板の処理プログラムにおけるモータ処理で実施される処理内容を示すフローチャートである。
【図8】図7に示したモータ処理の処理内容における図柄データ設定処理で実施される処理内容を示すフローチャートである。
【図9】図3(a)で示した変動パターン1のタイムチャートである。
【図10】図9に示した左列の図柄表示ユニットのタイムチャートを実施するための変動制御データである。
【図11】 (a)は、図柄単位のずれ量を補正するための図柄位置補正データ、(b)は1図柄内のステップ単位のずれ量を補正するためのステップ位置補正データである。
【図12】最終停止図柄処理用の変動制御データである。
【図13】図柄ドラムにステップ単位のずれが生じない場合と、ステップ単位のずれが生じた場合とを例示した説明図である。
【図14】実施例の図柄可変表示装置が実施されるパチンコ機の概略正面図である。
【図15】実施例の図柄可変表示装置が実施されるパチンコ機の概略背面図である。
【図16】図柄可変表示装置が裏側に設置された遊技盤の正面図である。
【図17】実施例の図柄可変表示装置の分解斜視図である。
【図18】図柄可変表示装置を構成する図柄表示ユニットの分解斜視図である。
【図19】遊技盤に設置した図柄可変表示装置の側断面図である。
【符号の説明】
34 主基板(制御基板)
35 図柄可変表示装置
41 ステッピングモータ
42 図柄ドラム(図柄表示体)
50 特別図柄制御基板
D 高速
E 位置合わせ
L 有効ライン
Q 位置補正パターン(第2の位置補正パターン)
R 位置補正パターン
S 位置合わせ速度
S1 第1位置合わせ速度
S2 第2位置合わせ速度[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a variable symbol display deviceAlignment of symbols inIn more detail, the motor is driven based on the variation pattern selected and set on the control board, and the symbol display body in which a plurality of symbols are formed at a required interval is rotated and moved, and the method is performed in the middle of the variation pattern. During the symbol alignment process set to, by correcting the amount of deviation between the display symbol before the process and the final stop symbol after symbol variation stop, the final stop symbol is displayed on the active line when symbol variation is stopped. Variable display deviceAlignment of symbols inIt is about the method.
[0002]
[Prior art]
In pachinko machines and slot machines that have traditionally been used as symbol combination gaming machines, symbol combination combinations can be developed and symbol combinations related to special gaming status and winning status can be established and displayed. It is equipped with a variable symbol display device. In this symbol variable display device, a “drum-type symbol variable display device” having a symbol drum, a “belt-type symbol variable display device” having a symbol belt, a “liquid crystal symbol variable display device” having a liquid crystal panel, etc. Broadly divided. Among these, in the drum-type symbol variable display device and the belt-type symbol variable display device, as its basic form (form), rotational drive control means including a motor (stepping motor or pulse motor), a drive control circuit, and the like, A drum-shaped or belt-shaped symbol display body which forms and arranges a plurality of symbols consisting of numbers, character designs, etc., and a positioning reference for stopping and displaying each symbol on an effective line are detected. For example, a plurality of symbol display units configured to include a detection unit and an illumination unit including a lamp that illuminates the symbol from the inside, for example, in one box frame (usually the left column, the middle column, the right column) 3 units) are set in parallel as a group unit.
[0003]
In the symbol variable display device, as a basic symbol variation control mode related to each symbol combination game, a start condition based on a winning operation of a game ball hit in the game area or a start operation after inserting a coin, Assuming the stop condition based on the stop operation or when the set time elapses, the symbol display unit for each column starts and fluctuates sequentially based on the set condition, and the timely variable stop is set by the motor in the symbol display unit. The final stop symbol is stopped and displayed on the active line side by side.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the case of a display device having a symbol display body in which symbols formed by printing, transfer, etc. are fixedly arranged, such as the drum symbol variable display device and the belt symbol variable display device, from the start of variation. Even if the symbol variation pattern until the variation stop is the same, the symbol displayed before the symbol alignment process and the symbol displayed at the time of variation stop are different each time. There is a difference in the amount of deviation from the displayed symbol, and accordingly, the amount of movement (the amount of rotational movement of the symbol drum or symbol belt) for correcting the amount of deviation is inevitably different. In addition, in the conventional symbol positioning method in the variable symbol display device, the symbol position correction for correcting the deviation amount during the high speed symbol variation is performed in parallel while the rotational speed at the time of the high speed symbol variation is controlled to be constant. Therefore, the symbol variation time varies depending on the amount of deviation. For example, when the movement amount is large, the symbol variation time becomes long. Accordingly, since even the same symbol variation pattern has a plurality of variation time patterns, variation control data covering all variation time patterns that can be generated in each symbol variation pattern is input and set in advance. There is a problem that the necessity of the memory capacity increases and the occupation ratio of the memory capacity increases. Also, when performing the operation inspection, it is troublesome because all the variation time patterns must be inspected.
[0005]
Also, in the above-mentioned stepping motor etc., there is a possibility of slipping during driving due to its drive control system. If slipping occurs, the step unit will shift and the final stop displayed on the effective line will be stopped. The design is shifted from the line and stops. For this reason, in the symbol variable display device, it is necessary to correct the shift amount in units of steps while correcting the shift amount in units of symbols described above. However, in the conventional symbol variable display device, even when the deviation amount in steps is corrected, it is performed with the rotation speed being constant in the same manner as the correction of the deviation amount in symbol units. The symbol variation time changes depending on the size, and the same problem as described above is inherent. In addition, when there are multiple rows of symbol display units, the variation time pattern is different for each symbol display unit, so the stop timing is also different each time, and unnaturalness is exposed to the symbol variation operation, and symbol alignment is performed. It is also pointed out that the player can easily perceive that it is inside.
[0006]
Furthermore, in the conventional variable symbol display device, motor drive control, detection means detection control, illumination means illumination control, and the like are performed on a main board (main control board) that comprehensively controls the pachinko machine. It was. For this reason, when a high-grade symbol variation display is performed, the load on the main board is increased and the operation of the entire pachinko machine is hindered, so that the main board is not overloaded. Only the symbol display function can be provided, and it has been difficult to set game display contents that are varied and varied.
[0007]
OBJECT OF THE INVENTION
The present invention has been proposed in view of the above-mentioned problems inherent in the prior art described above, and has been proposed to suitably solve this problem. The symbol fluctuation speed at the time of step position correction related to symbol alignment is variable. By controlling to always perform step position correction in the symbol variation pattern in a fixed time, it is possible to reduce the time required for symbol alignment and natural symbol alignment operation, and separately from the main control board The variable symbol display device that can also reduce the load on the main control board by controlling the variable symbol display device with the provided special symbol control boardAlignment of symbols inIt aims to provide a method.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to overcome the above-described problems and to achieve the desired purpose suitably, the present invention provides a control board.(34)Driven based on the fluctuation pattern selected and set insteppingmotor(41)Multiple designsTo rotation direction etc.whileEvery otherArray formationA drum or belt type that is rotated by one pattern by driving the stepping motor (41) at every predetermined step.Symbol display(42), the stepping motor (41) with the symbol display (42)Rotate theThe symbol is changed on the effective line (L), and the symbol display (42) rotates.When stopped, Determined by the control board (34) for each design variationLast stop symbol is valid line(L)Stop displayConfigured asDesign variable display deviceThe method of aligning the symbols,
As the stepping motor (41) is driven in one step, data indicating the current position in steps of one symbol is updated and recorded, and the symbol display (42) is rotated by one symbol. Each time the stepping motor (41) is driven by the step, the data indicating the current position in steps is set to be updated to the reference value,
Corresponding to the deviation amount of the step unit which is the difference between the reference value and the data indicating the current position in the step unit during the alignment process set in the middle of the variation pattern, the symbol display body ( 42) Set the position correction pattern (R) to rotate and move at the required alignment speed (S).
A total value of the shift amount in steps at the time of the alignment process and the movement amount of the symbol display body rotated and moved by the position correction pattern corresponding to the shift amount is constant and rotated by each position correction pattern. Set the rotation time of the symbol display body (42) to be a certain time,
In the alignment process, a position correction pattern (R) corresponding to the shift amount in steps is selected and set.Selected position correction pattern(R)According to the above-mentioned symbol display body(42)By rotating theCorrection for the amount of deviation in stepsAlways a certain timeCompleteIt is characterized by having finished.
[0009]
[Action]
When aligning symbols, perform “step position correction” processing for a fixed time.In one patternSince the shift in step units can be corrected, if only a small number of position correction patterns are set, all the step position correction processes are suitably performed. In the position correction pattern, the symbol display can always be aligned in a fixed time by rotating the symbol display body at a plurality of alignment speeds for a predetermined time.
Moreover, it is the same as the speed of change at high speed.First alignment speed and second alignment speed lower than the first alignment speedSince the step position correction is executed at a speed, the processing time required for the symbol alignment is shortened. On the other hand, since the unnatural symbol fluctuation during the step position correction processing does not occur, the player can It is difficult to realize that it is movement.
Furthermore, since the step position correction process is executed by a special symbol control board independent of the control board that comprehensively controls the pachinko machine, the control board can reduce the load related to the symbol display control.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the variable symbol display device according to the present inventionAlignment of symbols inThe method will be described in detail below with reference to the accompanying drawings, taking a preferred embodiment. In the present embodiment, as the symbol variable display device, the drum-type symbol variable display device shown in FIGS.Pattern alignmentThe method will be explained.
[0011]
(About pachinko machines)
Accordingly, first, a pachinko machine in which the symbol variable display device of this embodiment is implemented will be briefly described with reference to FIGS. 14 and 15. As for the pachinko machine P of the present embodiment, as a basic schematic configuration, the
[0012]
(Game board)
As shown in FIG. 16, the
[0013]
A start switch (not shown) provided in the
[0014]
(Design variable display device)
The drum-type variable
[0015]
(Design display unit)
As shown in FIG. 18, each of the symbol display units U includes a
[0016]
(Display control device)
The
[0017]
The
[0018]
Next, the symbol variable display device according to the present embodiment configured as described above.Alignment of symbols inA method will be described in which overall control of the symbol
[0019]
(Main board)
In the
[0020]
On the other hand, if the initial check abnormal value is not confirmed in step MS3, the process proceeds to step MS5 to perform output processing. In this output process, the output data for
[0021]
When the output process is completed in step MS5, the process proceeds to step MS6 and the input process is performed. In this input process, the big hit determination random number and the big hit symbol random number are extracted based on the input of the ball detection signal from each winning
[0022]
Then, the process proceeds to step MS10, and if an error is confirmed in the error process in step MS8, the process proceeds to step MS18 without executing the subsequent processes. If no error has been confirmed, the process proceeds to step MS11, where it is determined whether or not this time is an error recovery time. If the error is recovered, the process proceeds to step MS18. If not, the process proceeds to step MS12. The first type special electric accessory processing is executed. In the first type special electric equipment processing, the opening / closing operation control of the opening /
[0023]
Next, in step MS13, special symbol processing is performed. In this special symbol process, a special symbol start process and a special symbol variation process are roughly performed. That is, in the special symbol starting process, the big hit determination random number value extracted and stored in the input process of step MS6 is compared with the set value for determination, and in the case of “big hit”, the big hit symbol extracted and stored in the input process is used. The jackpot stop symbol is determined based on the random number value, and in the case of “off”, the loss stop symbol is determined based on the values of the reach determination random number and the
[0024]
When the special symbol process is completed, the process proceeds to step MS14, where the normal electric accessory opening / closing operation control is performed as the normal symbol accessory process. Next, at step MS15, as the normal symbol processing, the hit determination random number extracted and stored in the input processing at step MS6 is compared with the determination set value, and the stop symbol corresponding to the determination result is determined to control fluctuation of the normal symbol. To do. Further, in step MS16, output data of various lamps and LEDs of the
[0025]
That is, in the
[0026]
(Special design control board)
In the special
[0027]
In the output process in step S5, a pulse output process to the
[0028]
When the output process in step S5 is completed, the process proceeds to step S6 and the input process is performed. This input process is executed by receiving the display command and the INT signal transmitted from the
[0029]
The transmission interval of each display command and INT signal from the
[0030]
When the input process in step S6 is completed, the process proceeds to step S7, and the motor process shown in FIG. 7 is executed as described later. When this motor process is completed, the process proceeds to step S8, and the in-design ramp process is performed. In the in-design lamp processing, the lighting / blinking control processing of the
[0031]
(Input processing according to the received display command)
In the “input process corresponding to the received display command” in step S15 in the input process, as described above, (1) “variation start command input process” by reception of the fluctuation start command, and (2) left special symbol designation command (3) “Design designation command input process” by receiving right special symbol designation command and (4) Medium special symbol designation command, and (5) “All symbol stop command input process” by receiving all symbol stop command are executed. .
[0032]
(Variation start command input process)
When a change start command is received, information such as which change pattern of
[0033]
(Design designation command input processing)
When each of the symbol designation commands is received, since the information of the final stop symbol is attached to each symbol designation command, the received symbol designation command is displayed in step S19 as shown in FIG. 6B. The symbol number is corrected and stored in the RAM (stop symbol). Here, in the symbol
[0034]
(Final stop symbol command input processing)
If all symbols stop command has been received, the process proceeds to step S20 as shown in FIG. 6C, and it is determined whether or not the RAM (speed) is waiting for a stop symbol (a shake state immediately before the final stop). Here, the data stored in the RAM (speed) includes the speed data (15, 12, 8, etc.) and the speed information ("reverse fluctuation A", "stop B" in FIG. 10, "..." E ”,... Can recognize the operating state such as“ sway H ”). In addition, there are (a) a “swing” state immediately before the final stop and (b) a “swaying” state in the middle of the fluctuation set by the fluctuation pattern. This means a “sway” state immediately before the final stop. Accordingly, if the speed information in the data stored in the RAM (speed) is in a state waiting for the final symbol due to the fluctuation just before stopping, the process proceeds to step S21, but all symbols stop command in a state that is not the shaking state immediately before stopping. When is input, the process proceeds to step S22. However, when the all symbol stop command is transmitted from the
[0035]
In step S21, it is determined from the RAM (current step) and RAM (current symbol number) whether or not the current position is the stop position. In the symbol
[0036]
All symbol stop commands are received at an inappropriate timing (during fluctuation, etc.) when (a) a command is erroneously transmitted due to a failure or noise of the
[0037]
(Motor processing)
Next, the motor processing in step S7 in the processing program shown in FIG. 4A will be described in detail with reference to FIG. In the symbol
[0038]
In the motor processing based on such premise, first, in step S25, it is determined whether or not the variation flag is valid. This variation flag is set in step S18 of the variation start command input process in FIG. 6A, and the variation start command input processing is not executed when no variation start command is received from the
[0039]
In step S26, it is determined whether or not “0” as speed data or “waiting for stop symbol” as speed information is stored in the RAM (speed), and the speed data is “0” or the speed information is “waiting for stop symbol”. "" Proceeds to step S37. On the other hand, if the RAM (speed) is not the speed data “0” or the speed information is “waiting for stop symbol”, the process proceeds to step S27 to update the RAM (speed timer) by +1. This RAM (speed timer) is used to adjust the speed of the motor. In step S28, it is determined whether or not RAM (speed) = RAM (speed timer). If RAM (speed) = RAM (speed timer) is not satisfied, the motor processing is terminated, and RAM (speed) = RAM (speed). In the case of (timer), the process proceeds to step S29 to clear the RAM (speed timer). Here, the next steps S29 to S36 are processes for moving the
[0040]
Specifically, if “15” is stored as speed data in the RAM (speed), the process of step S27 is executed 15 times, so that RAM (speed) = RAM (speed timer). The program proceeds to step S29. Here, since the processing program of the special
[0041]
When the RAM (speed timer) is cleared in step S29, the process proceeds to step S30 to update the RAM (current step) by +1. This RAM (current step) is data indicating the current position in units of steps in one symbol. In the embodiment, 40 steps are equivalent to one symbol as described above, so this RAM (current step) is When the RAM (current step) is “39”, it is updated to “0”. On the other hand, a negative value of the movement amount means reverse rotation. In this case, the RAM (current step) is decremented by 1. If it is subtracted from “0”, it becomes “39”.
[0042]
In step S31, it is determined whether RAM (current step) = 0. If it is not “0”, the process proceeds to step S33, and if it is “0”, the process proceeds to step S32. In step S32, the RAM (current symbol number) is incremented by one and updated. This RAM (current symbol number) is data indicating the current position in symbol units. In the embodiment, 10 symbols are formed on the
[0043]
In the next step S33, it is determined whether or not the original position switch is on. This home position switch is the
[0044]
Next, in step S37, it is determined whether or not RAM (speed) = stop symbol waiting. This RAM (speed) stores stop symbol waiting as speed information when the processing in step S24 is performed (when all symbol stop command input processing is executed) or as shown in FIG. This is after the end of the fall in the “variation control data” for final stop symbol processing. Under this condition, if “waiting for stop symbol” is stored as speed information in the RAM (speed), the process proceeds to step S39, and “waiting for stop symbol” is stored as speed information in the RAM (speed). If not, the process proceeds to step S38, and the process shown in FIG. 8 is executed as the symbol data setting process (described later).
[0045]
When the process proceeds to step S39, “Waiting for stop symbol” is stored as speed information in the RAM (speed). Therefore, the RAM (current step) updated in the process of step S30 and the process updated in step S32 are updated. It is determined whether or not the RAM (current symbol number) is the stop position set in the process of step S19. If the RAM (current step) and RAM (current symbol number) are not at the stop position, the motor processing is terminated. If the RAM (current step) and RAM (current symbol number) are at the stop position, Proceeding to step S40, the variation flag set at step S18 is cleared. That is, based on the all symbol stop command input process shown in FIG. 6C, the final stop symbol related to the variation pattern has arrived on the effective line L, and then the variation start command transmitted from the
[0046]
Then, when the process of step S40 is completed, the process proceeds to step S41, and the RAM related to fluctuation is cleared. The RAM related to the fluctuation is, for example, RAM (speed), RAM (movement amount), or the like. In this connection, the RAM (speed timer), the alignment flag, etc. are also cleared. When this processing is completed, the motor processing in the processing program ends.
[0047]
(Design data setting process)
Next, the “symbol data setting process” executed in step S38 in the motor process will be described in detail with reference to FIG. In this symbol data setting process, data for controlling the
[0048]
(Design position correction method)
In the
[0049]
For example, the No. 1 position correction pattern Q is the second symbol position correction movement amount data MD.2No. “30”, and the
[0050]
(Step position correction method)
Further, the “step position correction” method is for correcting a subtle deviation in the step unit of the display symbol caused by a slip or the like that may occur in the
[0051]
For example, the position correction pattern R of No. 1 is the first step position correction movement amount data SD.1No. “160” and the
[0052]
As described above, in the “symbol data setting process” for setting the data used for “symbol position correction” and “step position correction”, first in step S42, the above-described step S17 or steps S45, S51, and S57 described later are performed. It is determined whether or not the value of RAM (movement amount) stored in any of the above and subtracted in step S53 described later is “0”. If the RAM (movement amount) is “0”, the process proceeds to step S43. If (movement amount) is not “0”, the process proceeds to step S53. That is, from the “variation control data” shown in FIG. 10, speed data is sequentially stored in the RAM (speed) and movement amount data (number of steps) is sequentially stored in the RAM (movement amount). If the movement amount at is not achieved, the process proceeds to step S53. If the movement amount at that speed is achieved, the process proceeds to step S43.
[0053]
In step S43, it is determined whether or not the “alignment flag” set in step S52, which will be described later, is valid. If the alignment flag is set, the process proceeds to step S58, and the alignment flag is not set. Advances to step S44. That is, in the variation pattern, if the “alignment E” shown in FIG. 9 is currently being performed, the alignment flag should have been set in step S52, and the process proceeds to step S58, where the current “alignment E” is performed. If not, the alignment flag should be cleared in step S60, and the process proceeds to step S44.
[0054]
When the process proceeds to step S44, the movement amount at the current speed is achieved from the determination in step S42, and the current position is not “alignment” from the determination in step S43. The next speed data is acquired from the “data” and stored in the RAM (speed). As an example, in the
[0055]
Next, in step S46, if “alignment” is stored in the speed information of the speed data stored in the RAM (speed) in step S44, the process proceeds to step S47, and “positioning” is performed in steps S47 to S49. If “position alignment” is not stored in the speed information of the speed data, the symbol data setting process is completed.
[0056]
(Selection of position correction pattern for step position correction)
In step S47, a position correction pattern R for the “step position correction” process for correcting the shift amount in steps of one symbol is selected. In other words, in the motor processing, the degree of deviation of the RAM (current step) with respect to “0” is calculated. Based on the calculation result, the step position correction data shown in FIG. The position correction pattern R is determined, and the first step position correction movement amount data SD of the position correction pattern R is determined.1And second step position correction movement amount data SD2Are stored in RAM (first alignment movement amount) and RAM (second alignment movement amount). Here, for example, as shown in part (b) of FIG. 13, when the RAM (current step) is shifted by “3” steps, the shift is caused by moving 3 symbols +37 steps in the rotation direction of the
[0057]
When the process of step S47 is completed, the process proceeds to step S48, and the symbol information data at the end of alignment is acquired. For example, in the
[0058]
(Position correction pattern selection for symbol position correction)
In step S49, a position correction pattern Q is selected for the "symbol position correction" process for correcting the shift in accordance with the shift amount in symbol units. That is, the RAM (current symbol number) is calculated how much it deviates from the symbol information data obtained at the end of alignment acquired in step S48, and based on the calculation result, “ From the “design position correction data”, the first alignment speed S11st symbol position correction movement amount data MD1And the second alignment speed S22nd symbol position correction movement amount data MD2And the respective data are added to and stored in the RAM (first alignment movement amount) and the RAM (second alignment movement amount). For example, if there is a deviation of 2 symbols between the symbol information data acquired in step S48 and the RAM (current symbol number), it is determined that 10 symbols are formed on the outer peripheral surface of the
[0059]
As described above, in the present embodiment, the data for the “step position correction” process and the “symbol position correction” process is set by the processing of step S47 to step S49, and the deviation in step units and the deviation in symbol units are suitably performed. It will be corrected. Such symbol alignment is performed by the first alignment speed S.1(Speed 3) and / or second alignment speed S2Due to the rotational movement of the
[0060]
Next, in step S50, the first alignment speed S is stored in the RAM (speed).1Is stored. In the symbol
[0061]
In step S47 to step S49, data for “step position correction” and “symbol position correction” is set, and then in step S50, the first alignment speed S is stored in the RAM (speed).1(Speed 3) is stored, the first alignment movement amount is stored in the RAM (movement amount) in step S51, and the process proceeds to step S42 in the next processing program with the alignment flag set in step S52. Then, since it is determined that RAM (movement amount) ≠ 0 based on the first alignment movement amount stored in step S51, the process proceeds to step S53, and RAM (movement amount) is subtracted. That is, the process proceeds from step S42 to step S53 until the data stored in step S51 becomes RAM (movement amount) = “0” in step S53.
[0062]
On the other hand, when “N” is selected in step S20 in the all symbol stop command input process shown in FIG. 6 (c) and the processes in steps S22 and S23 are performed (all symbol stop commands are received during the change). In the case), a “final stop symbol process” is performed as will be described later, and a “matching symbol wait” process is performed during the final stop symbol process. That is, in step S54, it is determined whether or not the speed information in the RAM (speed) is “waiting for a matching symbol” in the final stop symbol processing. If “waiting for a matching symbol”, the process proceeds to step S55, and “waiting for a matching symbol”. If not, the symbol data setting process is terminated. Steps S55 to S57 are related to “final stop symbol processing” to be described later, and thus the description thereof is omitted here.
[0063]
If the RAM (movement amount) set in step S51 becomes “0” by the processing in step S53 due to the flow of step S42 → step S53 in each processing program, the next processing program The process proceeds from step S42 and step S43 to step S58. That is, RAM (movement amount) = 0 means that the first alignment speed S1Since the movement amount by (speed 3) has been achieved, the second alignment speed S is determined in step S58.2Store (speed 4) in RAM (speed). In step S59, the first alignment speed S1Since the movement amount by (speed 3) has been achieved, RAM (second alignment movement amount) is stored in RAM (movement amount). Further, in step S60, since the speed and movement amount data relating to the alignment are stored in the respective RAMs in steps S58 and S59, the alignment flag set in step S52 is cleared.
[0064]
Thus, in the subsequent processing program, the process proceeds from step S42 to step S53, and the RAM (movement amount) set in step S59 is subtracted every time, and when the RAM (movement amount) becomes “0”, step S43 is executed. Proceed to The fact that RAM (movement amount) = 0 here means that the second alignment speed S2Since the movement amount by (speed 4) has been achieved, this means that the symbol alignment process in the fluctuation pattern has been completed.
[0065]
(Final stop symbol processing)
Next, it is executed when an all symbols stop command transmitted from the
[0066]
In step S22, speed data is acquired from the “variation control data” for final stop symbol processing shown in FIG. 12, and this data is stored in RAM (speed). However, since it is not determined at which operation shown in FIGS. 9 and 10 all the symbol stop commands are received, the “variation control data” for the final stop symbol processing is the
[0067]
Then, after the processing of step S22 and step S23 is performed and the input processing is completed, the processing proceeds to the symbol data setting processing of step S38 in the motor processing, and the processing proceeds from step S42 to step S53 to perform the subtraction processing of RAM (movement amount). Then, the process proceeds to step S54. In this step S54, it is determined whether or not the RAM (speed) is “waiting for a matching symbol” (when all symbols stop command is received in the middle of fluctuation), and if it is not “waiting for a matching symbol” (“rise” or “starting”). In the case of “decrease”), the symbol data setting process is terminated, and in the case of “waiting for a matching symbol”, the processing program proceeds to step S55. Note that “waiting for a matching symbol” is a process of moving until the current position (RAM (current step) and RAM (current symbol number)) matches the stop position (one symbol before the stop symbol).
[0068]
In step S55, it is determined whether the current position (RAM (current step) and RAM (current symbol number)) is a stop position (one symbol before the last stop symbol). If the current position is the stop position, the process proceeds to step S56. If the current position is not the stop position, the symbol data setting process is terminated. If the current position is the stop position, the next speed data is acquired from the “variation control data” (FIG. 12) for final stop symbol processing in step S56, and this data is stored in the RAM (speed). . In addition, after “waiting for a matching symbol” in the final stop symbol processing, any of the data (a) to (d) is always “falling”, so here the first speed data “6” of “falling” is “6”. ”Is acquired, and this speed data is stored in the RAM (speed). Next, in step S57, movement amount data (number of steps) “10” corresponding to the first speed data in “falling” is acquired, and this data is stored in the RAM (movement amount).
[0069]
In the final stop symbol processing based on such a processing program, for example, when an all symbol stop command is received from the simulator system, after performing all symbol stop command input processing steps S22 and S23 in the input processing, In the symbol data setting process in step S38, step S42 → step S53 to step S54 are repeated in the “start-up” process of “variation control data” for the final stop symbol process shown in FIG. 12, and RAM (movement amount) = 0. Then, acceleration control of the
[0070]
As a result, in the subsequent processing program, the process proceeds from step S42 to step S53 and step S54, and further proceeds to step S55. By repeating this, the current state is changed before the RAM (movement amount) becomes “0”. The condition of the stop position (one symbol before the final stop symbol) is established, the process proceeds from step S55 to step S56 and step S57, and proceeds to the “falling” process. That is, if the movement amount data is set to 400 or more, the stop position always comes while the
[0071]
At the time when the “falling” process is completed, the process proceeds from step S42 to step S43 and step S44 as RAM (movement amount) = 0. As a stop process, the speed data is “ “0” is acquired, and “waiting for stop symbol” is stored in the RAM (speed) as this data and speed information. In step S45, the movement amount data “0” is stored in the RAM (movement amount), and then step S46 is executed to complete the symbol data setting process. As a result, in the motor processing in the next processing program, the process proceeds from step S25 to step S26, and since RAM (speed) = stop symbol waiting, the process proceeds from step S26 to step S37, and further from step S37 to step S39. In step S40 and step S41, the motor process is terminated and the
[0072]
[Effect of the embodiment]
Next, the
[0073]
(Detection of winning ball and determination of fluctuation pattern)
First, in a pachinko game in the
[0074]
In addition, special symbol designation commands (symbol control commands) for the left column, right column, and middle column corresponding to the big hit stop symbol or miss stop symbol determined in the special symbol start process are sequentially created, and are shown in FIG. As described above, a special symbol designation command for the left column is first transmitted 2 ms after the transmission of the fluctuation start command, a special symbol designation command for the right column is transmitted after 2 ms, and a special symbol designation for the middle column is further transmitted 2 ms later. A command is sent. In addition, since the total symbol stop time T of the
[0075]
(Variation start command input process)
On the other hand, when the special
[0076]
(Design designation command input processing)
On the other hand, when the left column designating command transmitted from the
[0077]
(Reverse fluctuation A)
In the motor process of step S7 based on the above-described change start command input process, the motor process ends after executing steps S25 to S28. Each time the processing program of FIG. 4 is executed every 0.5 ms, the RAM (speed timer) is updated in step S27. When this processing program is executed 12 times, RAM (speed) = RAM (speed timer). Therefore, the process proceeds from step S28 to step S29, the RAM (current step) is updated in step S30, the
[0078]
(Stop B)
When the processing program proceeds to step S44 when the above-mentioned "reverse fluctuation A" is completed, "0" is acquired as the next speed data and "stop" is obtained as the speed information from the "variation control data" of the
[0079]
(Start-up C)
When the processing program proceeds to step S44 when the above-mentioned “stop B” ends, “15” as the next speed data and “rise” as the speed information are acquired from the “variation control data” of the
[0080]
(High speed D)
When the processing program proceeds to step S44 when the above-described "start-up C" is completed, "3" as the next speed data and "high speed" as the speed information are acquired from the "variation control data" of the
[0081]
(Alignment E)
When the processing program proceeds to step S44 when the above-described “high-speed D” is completed, “position alignment” is acquired from the “variation control data” of the
Here,
RAM (current step) = 5
RAM (current symbol number) = 8
Symbol information data = 4
Final stop symbol = 7
It is assumed that
[0082]
(Data setting for step position correction processing)
First, in step S47, for the “step position correction” process, the
[0083]
(Data setting for symbol position correction processing)
In this step S49, for the “symbol position correction” process, the RAM (current symbol number) is compared with the symbol information data acquired in step S48, and it is recognized that there is a shift of 8-4 = 4 symbols. Under the circumstances, it is recognized that the shift of the symbol unit is corrected by moving the symbol by 3 rotations + 6 symbols. However, since the movement amount data for 4 symbols has already been stored in step S47, it is actually necessary to subtract 4 symbols and move by 3 rotations + 2 symbols (32 symbols). The No. 3 position correction pattern Q in the “symbol position correction data” shown in a) is selected. Thereby, the first symbol position correction movement amount data MD1"8 symbols (320 steps)" and second symbol position correction movement amount data MD2"24 symbols (960 steps)" are acquired, and each data is added to the RAM (first alignment movement amount) and the RAM (second alignment movement amount) and stored. Thereby, 140 + 320 = 460 is stored in the RAM (first alignment movement amount), and 15 + 960 = 975 is stored in the RAM (second alignment movement amount).
[0084]
When the storage of data associated with the alignment E is completed in steps S47 to S49, the first alignment speed S is stored in the RAM (speed) in step S50.1“3” is stored, and “460” is stored as the first alignment movement amount in the RAM (movement amount) in step S51. Thus, in the first stage of the alignment E process, the processing program is executed 3 × 460 = 1380 times, so that RAM (movement amount) = 0, so that the process proceeds from step S42 to step S43 and to step S58. become. In step S58, the second alignment speed S is stored in the RAM (speed).1“4” is stored, and “975” is stored as the second alignment movement amount in the RAM (movement amount) in step S59. Thus, in the second stage of the alignment E process, the processing program is executed 4 × 975 = 3900 times, so that RAM (movement amount) = 0, and the symbol alignment process is completed. At the time when the alignment E is completed, the symbol three symbols before the final stop symbol (the symbol of symbol number 4) is positioned on the effective line L.
[0085]
(Falling F)
When the processing program proceeds to step S44 when the above-mentioned "positioning E" is completed, "6" as the next speed data and "fall" as the speed information are acquired from the "variation control data" of the
[0086]
(Medium speed G)
When the processing program proceeds to step S44 when the above-described "falling F" is completed, "12" as the next speed data and "medium speed" as the speed information are acquired from the "variation control data" of the
[0087]
(Yure H)
When the processing program proceeds to step S44 when the above-described “medium speed G” is completed, “sway” is acquired as the next speed information from the “variation control data” of the
[0088]
The
[0089]
(Final stop symbol processing)
Further, when the all symbol stop command is transmitted from the
[0090]
(Waiting for matching symbols)
When the above-described “start-up” is completed, the process proceeds from step S42 to step 43 and step S44 as RAM (movement amount) = 0. In this step S44, the speed data “3” for waiting for the matching symbol is stored. For example, “500” is acquired as temporary movement amount data and stored in the RAM (movement amount) in step S45. As a result, the current stop position (one symbol before the final stop symbol) is established before the RAM (movement amount) becomes “0”, and the process proceeds from
[0091]
(Fall)
When the symbol immediately before the final stop symbol arrives on the effective line L and the processing program proceeds to step S56, “6” is set as speed information from “variation control data” of the final stop symbol processing as the next speed data. The “fall” is acquired and this data is stored in the RAM (speed), and “10” is stored in the RAM (movement amount) as the movement amount data in step S57. In this fall, 10 steps (first stage) at
[0092]
After the completion of the fall and the processing program proceeds to step S44, “waiting for stop symbol” is acquired as the next speed information from the “variation control data” of the final stop symbol processing and stored in the RAM (speed). In step S45, the movement amount data “0” is stored in the RAM (movement amount), so that the
[0093]
As described above, in the symbol alignment according to the present embodiment, the “step position correction” process can be performed in a fixed time of 0.24 seconds to correct the step-by-step deviation. Therefore, a total of 40 types of position correction patterns R If only the step position correction data (FIG. 11 (b)) consisting of is set, all the step position correction processes are suitably performed. Therefore, the step position correction data can be greatly reduced. Moreover, the first alignment speed S that is the same speed as the fluctuation speed at the high speed D.1(Speed 3) and / or the second alignment speed S at substantially the same speed2Since step position correction is performed at (speed 4), the processing time associated with symbol alignment is shortened, while unnatural symbol fluctuations during step position correction processing do not occur, and the player can It is difficult to realize that it is an action.
[0094]
Further, in the symbol alignment of this embodiment, since the symbol deviation can be corrected by performing the “symbol position correction” process in a fixed time of 2.4 seconds, the pattern correction pattern Q is composed of a total of ten types of position correction patterns Q. If only symbol position correction data (FIG. 11 (a)) is set, all symbol position correction processing is suitably performed. Therefore, the symbol position correction data can be greatly reduced. Moreover, the first alignment speed S that is the same speed as the fluctuation speed at the high speed D.1(Speed 3) and / or the second alignment speed S at substantially the same speed2Since the symbol position correction is executed at (speed 4), the processing time associated with the alignment is shortened, while the unnatural symbol variation during the symbol position correction process does not occur, and the player can perform the symbol alignment. It is difficult to realize that it is an action.
[0095]
In addition, since the symbol position correction process and the step position correction process are executed by the special
[0096]
Since the variation processing time is fixed, the stop timing of the
[0097]
Further, in the final stop symbol processing described above, even if the special
[0098]
Further, for example, even if some trouble or accident occurs in the pachinko machine P, and the all symbols stop command is transmitted from the
[0099]
In the above-described embodiment, the case where the alignment E including the “symbol position correction” process and the “step position correction” process is executed following the high speed D is exemplified. You may do it. That is, deceleration processing data may be selected according to the amount of deviation, and in this case as well, since the “positioning” processing is performed immediately before the stop, it is difficult to detect the stop symbol during the fluctuation.
[0100]
Furthermore, in the said Example, although the "drum type symbol variable display apparatus" which comprises the
[0101]
【The invention's effect】
As described above, the variable symbol display device according to the present invention.Alignment of symbols inIn the method, the “step position correction” process can be performed in a fixed time to correct a step-by-step shift in one pattern. Therefore, if only a few position correction patterns are set, all the step position correction processes are suitable. Made. The step position correction is executed simultaneously with the symbol position correction for correcting the deviation amount in symbol units. Each position correction pattern is composed of a combination of multiple positioning speeds. By rotating the symbol display body by the set time for each positioning speed, the positioning of the symbols is always completed in a fixed time. Can do.
Moreover, it is the same as the speed of change at high speed.First alignment speed and second alignment speed lower than the first alignment speedSince the step position correction is executed at a speed, the processing time required for the symbol alignment is shortened. On the other hand, since the unnatural symbol fluctuation during the step position correction processing does not occur, the player can It is difficult to realize that it is movement.
Furthermore, since the step position correction process is executed by a special symbol control board independent of the control board that comprehensively controls the pachinko machine, the control board can reduce the load related to the symbol display control.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a control configuration for carrying out a symbol position correction method of a symbol variable display device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart of a processing program executed on the main board.
3A is a setting diagram of each variation pattern implemented by the symbol variable display device of the embodiment, and FIG. 3B is a timing showing transmission timings of various commands transmitted from the main board to the special symbol control board. Chart (c) is an explanatory diagram showing the contents of various commands.
4A is a flowchart of a processing program executed by a special symbol control board for controlling the symbol variable display device of the embodiment, FIG. 4B is a flowchart of timer interrupt processing, and FIG. 4C is an INT interrupt. It is a flowchart of a process.
FIG. 5 is a flowchart showing processing contents executed in input processing in the processing program for the special symbol control board shown in FIG. 4;
6A and 6B are process contents executed in an input process corresponding to a received command in the input process shown in FIG. 5, wherein FIG. 6A is a flowchart showing the process contents related to a change start command input process, and FIG. The flowchart which shows the processing content which concerns on a symbol designation | designated command input process, (c) is a flowchart which shows the processing content which concerns on all the symbol stop command input processes.
FIG. 7 is a flowchart showing processing contents executed in motor processing in the processing program for the special symbol control board shown in FIG. 4;
FIG. 8 is a flowchart showing the processing content executed in the symbol data setting processing in the processing content of the motor processing shown in FIG. 7;
FIG. 9 is a time chart of the
10 is variation control data for implementing the time chart of the symbol display unit in the left column shown in FIG. 9;
11A is symbol position correction data for correcting a shift amount in symbol units, and FIG. 11B is step position correction data for correcting a shift amount in step units in one symbol.
FIG. 12 is variation control data for final stop symbol processing.
FIG. 13 is an explanatory diagram exemplifying a case where a step unit shift does not occur in the symbol drum and a step unit shift occurs.
FIG. 14 is a schematic front view of a pachinko machine in which the variable symbol display device of the embodiment is implemented.
FIG. 15 is a schematic rear view of a pachinko machine in which the symbol variable display device of the embodiment is implemented.
FIG. 16 is a front view of a game board in which the symbol variable display device is installed on the back side;
FIG. 17 is an exploded perspective view of the variable symbol display device according to the embodiment.
FIG. 18 is an exploded perspective view of a symbol display unit constituting the symbol variable display device.
FIG. 19 is a side sectional view of the symbol variable display device installed on the game board.
[Explanation of symbols]
34 Main board (control board)
35 Design variable display device
41steppingmotor
42 Design drum (design display)
50 Special design control board
D High speed
E Alignment
L Effective line
Q Position correction pattern(Second position correction pattern)
R Position correction pattern
S Positioning speed
S1 First alignment speed
S2 Second alignment speed
Claims (5)
前記ステッピングモータの1ステップの駆動に伴って1図柄中のステップ単位での現在位置を示すデータを更新記録すると共に、前記図柄表示体が1図柄分回転移動される前記所定ステップ分だけステッピングモータが駆動される毎に、前記ステップ単位での現在位置を示すデータを基準値に更新するよう設定し、
前記変動パターンの途中に設定された位置合わせ処理時における前記ステップ単位での現在位置を示すデータと、前記基準値との差となるステップ単位のずれ量毎に対応して、前記図柄表示体を所要の位置合わせ速度(S)で回転移動させる位置補正パターンを設定すると共に、
前記位置合わせ処理時におけるステップ単位のずれ量と、該ずれ量に対応した位置補正パターンで回転移動される図柄表示体の移動量とを合計した値が一定で、かつ各位置補正パターンにより回転される図柄表示体の回転時間を一定時間となるよう設定し、
前記位置合わせ処理において前記ステップ単位のずれ量に対応した位置補正パターンを選択設定して、選択された位置補正パターンに従い前記図柄表示体を回転移動させることで、ステップ単位でのずれ量分に対する補正が常に一定時間で完了するようにした
ことを特徴とする図柄可変表示装置における図柄の位置合わせ方法。 A stepping motor which is driven based on the variation pattern selected set by the control board, are arranged and formed at equal intervals a plurality of symbols in the rotational direction, 1 symbols worth rotated by the drive for each predetermined step of the stepping motor and a symbol display member of the drum or belt is moving, said the symbol variable the symbol display member by a stepping motor in the effective line on the Rukoto rotated move, during rotation stop of the figure pattern display body, for each symbol variation a configured Contact Keru alignment method of the symbol in the symbol variable display device to stop displaying the final stop symbols determined by the control board to the effective line,
As the stepping motor is driven by one step, data indicating the current position in steps of one symbol is updated and recorded, and the stepping motor is moved by the predetermined step by which the symbol display body is rotated by one symbol. Each time it is driven, the data indicating the current position in steps is set to be updated to a reference value,
Corresponding to each deviation amount of the step unit that is a difference between the reference value and the data indicating the current position in the step unit at the time of the alignment process set in the middle of the variation pattern, the symbol display body While setting the position correction pattern to rotate at the required alignment speed (S),
A total value of the shift amount in steps at the time of the alignment process and the movement amount of the symbol display body rotated by the position correction pattern corresponding to the shift amount is constant and rotated by each position correction pattern. Set the symbol display body rotation time to a certain time,
Select Set the position correction pattern corresponding to the shift amount of the step unit in the positioning process, by rotating moving the symbol display member follows the position correction pattern selected, the deviation amount in the step units alignment method of the symbol in the symbol variable display device, wherein the correction is always to Ryosuru completed in a certain time for.
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