JP4456513B2 - 回線収容装置、回線収容装置の制御方法 - Google Patents

回線収容装置、回線収容装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、回線収容装置、回線収容装置の制御方法、制御プログラムに関し、特に、複数の通信システムの局や通信ノードを集約する回線収容技術等に適用して有効な技術に関する。
多くのデータ系ネットワークにおいて、安定してフレームの送受信を行うために、SONET(Synchronous Optical NETwork)やSDH(Synchronous Digital Hierarchy)、WDM(Wavelength Division Multiplexing)等の通信システムが持つ障害救済機能を利用したネットワークの設計が行われている。そのような中で、SONETを通信媒体として利用しつつ、フレームレベルで障害救済機能を実現しようとした規格が、RPR(Resilient Packet Ring)である。RPR規格により、SONETやSDH、WDM上において障害救済のための冗長構成を構築する必要はなくなった。
しかし、通信媒体として依然として、SONETなどを利用するため、RPRを利用するまでに、SONETなどのネットワークの構築を行う必要がある。
従来の技術として、IEEE802.17(RPR規格書)での記述事項をあげる。この規格では、RPR網の構築方法の詳細については、特に言及していない。上記規格書に示すように、RPRでは、互いに逆方向に情報伝送を行う二つのリング状の情報伝送路(リングレット)を介してRPR局(以下、ステーションと記す)間がつながっていることが重要であるが、SONETを通信媒体として用いる場合、当該ステーション間がどのように接続されているのかは、注目されていない。
規格書の開示内容から考えると、ステーションには、必ず1組(右回り用(SO1)と左回り用(SO2)の組み合わせ)のSONETインタフェースが用意される。ステーションにSONETインタフェースを持たせる場合、ステーションを収容する回線収容装置(以下、シェルフと記す)に対する複数のステーションや、複数のSONETインタフェースの追加/削除が想定されるが、このようなシェルフ内で発生する構成変更には言及がない。
一般的に、ルータでも伝送装置でも、大容量の回線サービスを提供できる通信装置は、シェルフ構成を採用している。そして、それぞれの通信サービス(たとえば、ステーション、SONETインタフェース)は、カード(回路基板)の形態で具現化され、このカードをシェルフに対して自由に挿抜できることが望ましい。
このような用途に、RPR機能を適用しようとすると、上述のような規格書の開示内容のままでは不完全となる。とくに、次の点に留意してネットワークを設定する必要がある。
すなわち、(1)ステーションのリング状の配置、(2)リングに対するEast方向、West方向を間違えないような、SONETインタフェースの接続、(3)複数のRPRをシェルフ内に集約する場合の、目的のリングに対する慎重な光ファイバの接続、等に配慮する必要がある。
これら(1)〜(3)の設定を、ステーションごとに行う必要がある。ステーションの組み合わせとしては、シェルフ内のステーションの組み合わせだけでなく、複数のシェルフに跨がったステーションの組み合わせも想定され、いずれの場合においても、誤接続が発生しないように配慮する必要がある。
RPR規格として、仮に誤って接続した場合、次のような警告が通知されることが規定されている。
すなわち、(1)ミスケーブル、(2)ケーブル接続ミス、(3)キープアライブタイムアウト、(4)隣接ステーションから定期報告が受信できない、等の警告がRPR規格では規定されている。
しかし、これらは、East/Westのケーブルの接続ミスやステーションの故障などのハードウェア的な障害がない限り起こらない警告である。このため、ステーションを意図しないRPRに接続してもそれを見破る方法は、規格上定義されていない。
また、RPR上での障害救済については、ステーションが障害となった場合には、当該ステーションの切り離し動作を行うことが規格上に明記されている。その切り離し方法としては、RPRの切り換え手法(Steering/Wrapping)を用いているにすぎずない。そのため、ステーションが壊れた場合でも、SONETやSDH,WDMのレイヤに障害が発生した場合も、同じように救済することになっている。つまり、ステーションが壊れたことによっても、RPRの切り替えが発生してしまう。
このため、ステーションの故障によりRPR切り替えが発生しているネットワークは、ステーションが故障から復旧するまで、RPRの切り替えを新たに起動することはできず、この間、冗長性が失われたままとなる。一つのリングの長さとして2000Kmを想定しているRPRでは、長距離を隔ててステーションが散在する可能性があるため、壊れたステーションの交換は容易ではなく、ネットワークの冗長性、すなわち信頼性の回復までに長期間を要することとなる。
上述のような従来技術の課題を整理すると以下のようになる。
1.任意のリングに対するステーションの追加が保証されていない。
2.任意のリングからのステーションの削除が保証されていない。
3.複数のシェルフ間で、同一リングに接続していることが、保証できていない。
4.ステーションが壊れたとき、RPR切り替えでリングから切り離すことができるが、その影響で、他の障害が発生したときには、RPR切り替えによる障害救済を実現できない。
なお、特許文献1には、SONET/SDH網に接続される接続手段から得られる同期信号を用いて、ネットワーク信号単位でのスイッチングを行うネットワーク信号処理手段を備えることで、SONET/SDH網レベルのリング切替と、RPR等のネットワークレベルでのリング切替とを独立に行うようにした伝送装置が開示されている。しかし、一つのシェルフ内に複数のステーションやSONETインタフェースを実装する場合の上述のような技術的課題は、認識されていない。
特開2004−236205号公報
本発明の目的は、第1通信システムを媒体として用いる第2通信システムに接続される第2通信制御手段を収容する回線収容装置において、第2通信制御手段の追加や削除を的確に実現することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、第1通信システムを媒体として用いる第2通信システムに接続される第2通信制御手段を収容する回線収容装置において、複数の第2通信システムの各々に帰属する複数の第2通信制御手段の的確な通信動作を保証することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、第1通信システムを媒体として用いる第2通信システムに接続される第2通信制御手段を収容する回線収容装置において、第2通信システムの対故障性能を低下させることなく、当該第2通信システムに接続される第2通信制御手段の障害対策を実現することが可能な技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、第1通信システムとの間での情報の授受を制御する少なくとも一つの第1通信制御手段と、
前記第1通信システムを通信媒体として用いる第2通信システムとの間での情報の授受を制御する少なくとも一つの第2通信制御手段と、
前記第1通信制御手段と前記第2通信制御手段との間における情報転送経路の切替制御を行う経路制御手段と、
を含む回線収容装置を提供する。
本発明の第2の観点は、第1通信システムとの間での情報の授受を制御する第1通信制御手段と、前記第1通信システムを通信媒体として用いる第2通信システムとの間での情報の授受を制御する第2通信制御手段が実装される回線収容装置の制御方法であって、
前記第1通信制御手段と前記第2通信制御手段を、当該第1通信制御手段と前記第2通信制御手段との間における情報転送経路の切替制御を行う経路制御手段を介して接続することで前記第2通信システムを構築する第1工程と、
前記第1通信制御手段および/または第2通信制御手段の増設または取り外しに際して、前記情報転送経路の変更を行う第2工程と、
を含む回線収容装置の制御方法を提供する。
本発明の第3の観点は、第1通信システムとの間での情報の授受を制御する第1通信制御手段と、前記第1通信システムを通信媒体として用いる第2通信システムとの間での情報の授受を制御する第2通信制御手段と、第1通信制御手段と前記第2通信制御手段との間における情報転送経路の切替制御を行う経路制御手段とが実装される回線収容装置に備えられた構成制御装置の制御プログラムであって、
前記第2通信制御手段の障害時または前記回線収容装置からの取り外し時に、前記経路制御手段に、障害の前記第2通信手段を迂回する前記情報転送経路を設定させる機能、
任意の前記第2通信システムに対する前記第2通信制御手段の追加時に、当該第2通信システム内における追加位置を決定する機能、
を前記構成制御装置に実現させる制御プログラムを提供する。
本発明の第4の観点は、第1通信システムとの間での情報の授受を制御する第1通信制御手段と、前記第1通信システムを通信媒体として用いる第2通信システムとの間での情報の授受を制御する第2通信制御手段と、第1通信制御手段と前記第2通信制御手段との間における情報転送経路の切替制御を行う経路制御手段とが実装される回線収容装置において、前記第2通信制御手段を制御する制御プログラムであって、
前記第2通信システムに対して送出する通信情報に前記識別情報を付加する機能、
前記通信情報に付加された前記識別情報を検出する機能、
前記識別情報を用いて、個々の前記第2通信システムを弁別する機能、
を前記第2通信制御手段に実現させる制御プログラムを提供する。
より具体的には、たとえば、第1通信システムとしてSONET/SDHを用い、このSONET/SDH上に第2通信システムとしてRPRを構築する場合、1つのシェルフ(回線収容装置)に複数のRPRを登録する、あるいは、複数のステーション(RPR局:第2通信制御手段)を登録する、という概念がRPRの規格にないために、上述のような技術的課題が生じる。これらの課題を解決するために、たとえば、次の方法をとる。
第1に、シェルフ内に複数のSDHインタフェースおよびステーションを収容し、ステーションが複数のRPRに個別に帰属する場合には、個々のRPRにRing−IDというリング識別子を付与し、シェルフに関連づけられるRPRを識別する。
第2に、Ring−IDにしたがって、シェルフ内のどのSDHインタフェースやステーションと接続されなければいけないのかを判定する制御論理をシェルフ内に備える。この判定のための制御論理は、シェルフ内に設けられたインテリジェントカード(構成制御手段)にて行われる。SDHインタフェースとステーションとの接続は、判定結果にしたがって、回線(フレーム)交換を操作することにより行われる。1つのRPRのみ収容しているシェルフでは、Ring−IDは、なくても構わない。
第3に、ステーション間通信においてRPR網を流れるフレームにRing−IDを適用することで、個々のRPRを識別する制御論理をステーションの備える。これにより、RPRがシェルフをまたぐような接続になっても、個々のシェルフ内のステーションは、期待しているRing−IDを有するRPRからのフレームでなければ、たとえば、Ring−IDの不一致に基づく警告の報知や、フレームの破棄を実施することで、異なるRPR間での混信等の障害を的確に防止できる。
第4に、Ring−IDを使用することにより個々のシェルフ内で、個々のRPRに帰属するステーションの並びを管理することができる。これにより、個々のステーションに障害が発生したり、ステーションがシェルフから抜去されることで、サービスが提供できない状況になったとき、ステーションの並びを変更することで、RPRから切り離すことができる。この場合、RPR機能での切り替えによるステーションの切り離しではないので、RPR自体の障害救済機能は損なわれず、以降に障害が発生しても、RPR自体の切替機能による救済が可能となる。
このように、本発明では、たとえばRPR機能をSONET網で構築するとき、従来の方法よりも簡単に、また、シェルフレベルで行える救済機能を付加することにより、より容易にRPRを利用することが可能になる。
たとえば、第1通信システムであるSONET上に第2通信システムであるRPR網を構築するためには、RPR網の複数のステーション機能(第2通信制御手段)と、SONETへの接続用の2つの光インタフェース(第1通信制御手段)が必要である。RPR網のステーションは、規格では、255個となっているので、RPR網内で255個のサポートが必要である。そのうち、いくつを利用してRPR網を構築するのかは、任意で構わない。2つの光インタフェースは、East側とWest側を担う。
シェルフは、RPR機能を提供するためのステーションカードと、シェルフ間を接続するための光インタフェースカードと、ステーションカードとステーションカードあるいは光インタフェースカードとステーションカードを接続するための、回線交換カードまたはフレーム交換カード(経路制御手段)で構成される。
RPR網を構成するためには、複数のシェルフをRPR網上に配置することが必要となる。そのためには、光インタフェースにて、シェルフ間を接続することでリング状伝送路を構成することが必要である。
複数のシェルフにてRPR網を構成する場合、RPR網の機能が提供できる構成が確保できるのであれば、1つのシェルフで、複数のRPR網をサポートすることもできる。なお、RPR機能を提供するためには、1つのRPR網毎に一つのステーションカードと、2つの光インタフェースカードが必要である。
この構成を、シェルフ内に複数設定することができれば、複数のRPR網を一つのシェルフ内に収容することが可能となる。本発明では、この場合、Ring−IDという識別子を用いて、任意の数のRPR網をシェルフ内に収容することを可能にする。
シェルフに自動的にステーションを追加削除する機能において、Ring−IDを必要とするのは、対象のRPR網を識別するためである。もし、1つのシェルフに一つのRPR網のみを収容してステーションの追加削除を行うのであれば、とくにRing−IDを設定しなくても、本発明は適用可能である。
ステーションを追加するとき、ステーションにもRing−IDを登録することにより、シェルフ内のインテリジェントカード(構成制御手段)が、ステーションのRPR網に対する追加位置(トポロジー)を計算し、RPR網に接続されるように回線交換の設計を変更する。もし、経路制御手段が、フレーム交換であれば、フレーム交換の設定変更を行う。インテリジェントカードが接続されている監視装置やターミナルからの指示(たとえば、オペレータからのインプット)がなくても、一定のルールに基づいて設定変更ができることを、自動的に行うと表現している。
ステーションの追加と同様に、ステーションの削除(切り離し)を、インテリジェントカードにて経路制御手段の接続設定の変更を行うことで実現する。
設定変更の最中、RPR網に対する影響を最小限にとどめるために、回線交換方式である場合は、PathSwitch機能を活用する。PathSwitch機能とは、2方向からの入力を、受信部においてスイッチ動作にて切り換えることをいう。この機能を利用することで、回線設定後、スイッチを反対に倒すことだけで、通る回線を変更できるので、瞬時(たとえば、50ミリ秒(ms)以内)に切り替えを発生することが可能となる。たとえば、通常回線設定として1回線のみ設定されているところに、追加の動作が起動されたとき、まず、追加で1回線用意し、合計2本とする。そして、PathSwitchを動作させ、追加した回線へ信号が通るようにすることで、接続経路の切り替えを実現する。
経路制御手段が、回線交換ではなく、フレーム交換であった場合、ルーティングテーブルに特定情報を付加することで、フレームの通過するルートを変更することを、発明では利用する。そのとき、追加、削除にて、テーブルを作り直すのではなく、追加/削除の際、瞬時にテーブルを変更するために、有効無効情報を付記する。有効無効情報を使っておけば、SA(Source Address)やDA(Destination Address)が重複したままルーティングテーブルに登録しても、誤動作を起こさない。
インテリジェントカード内で、RPR網に対するステーションの接続順番を決めるためには、RPR網に対してどのような順番で、ステーションに登録しなければいけないのか、ルール付けが必要である。このルールがあれば、ルールに従って、同じRing−IDをもつRPR網の中のステーションのどの位置に追加すればいいのか計算できる。あるいは、削除するとき、削除したあと、どのように残りのステーションを接続すればよいのかがわかる。
本発明では、シェルフ内を制御するために、インテリジェントカードを用意している。このインテリジェントカードは、シェルフ外部からも指示を受け付けることができ、オペレータの指示によりシェルフ内の各カードへ、たとえば、Ring−ID等の設定を指示できる。複数のRing−IDをサポートする場合は、オペレータの指示により指示することにより、自由にそのシェルフで利用するRing−IDを設定することができる。インテリジェントカードは、それ自身でも計算できるので、アラームや統計情報といったものを光インタフェースカードやステーションカード、経路制御手段から収集して、オペレータや監視装置に通知することもできる。
Ring−IDをシェルフ内での接続だけに使うのではなく、ステーションがシェルフをまたぐ場合にも適応させる。このとき、あるRPRフレームの一部にRing−IDを設定し、隣接するシェルフにあるステーションへ送ることを考える。ステーション内で、RPRフレームに含まれるRing−IDと自分のRing−IDを比較することで、受信しているフレームの正当性を判断する。もし、同じRing−IDであれば、正常と判断でき、Ring−IDが異なるようであれば、異常と判断して必要な処理を行うことができる。
もし、期待しなかったRign−IDを隣接ステーションから受信した場合は、RPR網内に期待しないステーションが存在することがわかる。その中で、Ring−IDが期待通りでなければ、その旨を警告として表示する機能をもたせ、オペレータにRPR網内にあるステーションの確認を促す。
さらに、RPR網内に期待しないステーションが存在する場合、警告だけでなく、実際の通信信号を切断させたい場合は、オペレータからの設定により、切断させることも可能である。これにより、光ファイバの接続ミスにより、あるRPR網に属するデータが、期待しないRPR網へ漏洩することを防ぐことができる。
RPRでは、光ファイバの切断や障害が原因で信号が不通となったときの救済だけでなく、ステーション自身の故障によっても、RPR機能で提供している切り替えロジックを用いることになっている。本発明では、ステーションの故障など、明らかにRPR機能を提供できない状態にステーションが陥った場合に、経路制御手段を制御することにより切り離す。そのため、ステーションが、RPR機能を提供できない状況に陥ったことを検出するロジックをインテリジェントカードに実装する。
ステーションが異常状態(故障など)になったとき、そのステーションをRPR網から切り離し、ステーションをリング状に再配置する。再配置は、経路制御手段を制御することによって行う。これは、異常状態を検出したインテリジェントカードが、そのステーションを避けることのできるステーション内のトポロジーを再計算し、経路制御手段に対して、切り離しのための迂回路を設定する。
本発明によれば、第1通信システムを媒体として用いる第2通信システムに接続される第2通信制御手段を収容する回線収容装置において、第2通信制御手段の追加や削除を的確に実現することが可能となる。
また、第1通信システムを媒体として用いる第2通信システムに接続される第2通信制御手段を収容する回線収容装置において、複数の第2通信システムの各々に帰属する複数の第2通信制御手段の的確な通信動作を保証することが可能となる。
また、第1通信システムを媒体として用いる第2通信システムに接続される第2通信制御手段を収容する回線収容装置において、第2通信システムの対故障性能を低下させることなく、当該第2通信システムに接続される第2通信制御手段の障害対策を実現することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である回線収容装置の構成の一例を示す概念図であり、図2および図3は、本実施の形態の回線収容装置の一部をより詳細に例示したブロック図である。
図1に例示されるように、本実施の形態のシェルフ10(回線収容装置)は、インテリジェントカード20(構成制御手段)、複数のスロット11、経路制御部50(経路制御手段)を含んでいる。
スロット11には、ステーション30(第2通信制御手段)および光インタフェース40(第1通信制御手段)が挿抜自在に実装される。ステーション30は、たとえばSONET等の光通信システム(第1通信システム)を通信媒体として用いるRPR(Resilient Packet Ring)(第2通信システム)の通信ノード(RPR局)を構成する。
光インタフェース40は、たとえばSONET等の光通信システムと、ステーション30との接続インタフェースを提供する。
経路制御部50は、個々のスロット11に実装されるステーション30と光インタフェース40との間における情報転送経路の制御を行う。この経路制御部50は、後述のように、回線交換方式、およびフレーム交換方式のいずれも用いることができる。
図2は、インテリジェントカード20の構成の一例を示すブロック図である。
本実施の形態のインテリジェントカード20は、MPU(マイクロプロセッサユニット)21、主記憶22、ROM23、入出力インタフェース24、バス25を含んでいる。
主記憶22には、オペレーティングシステム26、シェルフ制御プログラム27、カード管理テーブル28等の情報が格納される。
MPU21は、主記憶22に格納されたオペレーティングシステム26およびシェルフ制御プログラム27を実行することで、後述のフローチャートに例示されるような、シェルフ10の全体の管理を行う。カード管理テーブル28は、シェルフ制御プログラム27の実行に用いられる。
ROM23は、書き換え可能な不揮発性の記憶媒体で構成され、オペレーティングシステム26、シェルフ制御プログラム27、カード管理テーブル28等の情報を保持する。そして、インテリジェントカード20の起動時に、ROM23から主記憶22に前記情報がロードされる。
入出力インタフェース24は、制御信号線12a、制御信号線12b、制御信号線12cおよび制御信号線12dを介して、外部装置との間における情報の授受を行う。
すなわち、入出力インタフェース24は、制御信号線12aを介してステーション30に接続され、制御信号線12bを介して経路制御部50に接続され、制御信号線12cを介して光インタフェース40に接続されている。
カード管理テーブル28は、スロットID28aとリングID28bが対応付けて格納されている。スロットID28aは、複数のスロット11の各々にユニークに付与された識別情報である。リングID28bは、当該スロット11に実装されたステーション30が帰属するRPRネットワーク70を識別するための後述のRing−IDである。
図3は、ステーション30の構成の一例を示すブロック図である。本実施の形態のステーション30は、制御部31、リングID記憶部39、データ送受信部32、右回りインタフェース33、左回りインタフェース34、GFP(Generic Framing Procedure)フレーマ35、GFPフレーマ36含んでいる。
制御部31は、上位のインテリジェントカード20の配下で、右回りインタフェース33、左回りインタフェース34を制御することで、RPRのプロトコル制御、さらにはステーション30の全体の制御を行う。
データ送受信部32は、ステーション30と外部のLAN等のユーザネットワーク80との間における情報の授受を制御する。
右回りインタフェース33は、RPRを構成するリングレット37(Ringlet0)と、データ送受信部32との間における情報の授受を制御する。
左回りインタフェース34は、RPRを構成するリングレット38(Ringlet1)と、データ送受信部32との間における情報の授受を制御する。
GFPフレーマ35、GFPフレーマ36は、RPRのフレームを汎用的なフレームに変換してSONETのフレームにマッピングする動作を行う。
リングID記憶部39には、当該ステーション30が帰属するRPRに付与されたRing−IDが格納される。このRing−IDは、インテリジェントカード20から与えられる。
なお、以下では、必要に応じて、ステーション30をSSnで、光インタフェース40をOPTSn(nは自然数)で参照する。
シェルフ10の空いているスロット11には、必要に応じて、ステーション30と、このステーション30をSONET上に構築されたRPRネットワーク70に接続するための光インタフェース40が実装される。スロット11に実装されたステーション30および光インタフェース40は、経路制御部50を介して情報の授受が可能になる。
すなわち、スロット11に実装されたステーション30は、主信号線13を介して経路制御部50に接続され、同様に、光インタフェース40は、主信号線13を介して経路制御部50に接続される。
また、光インタフェース40は、光ファイバ41を介して、RPRネットワーク70の通信媒体であるSONETに接続される。
ステーション30は、通信ケーブル81を介してユーザネットワーク80に接続される。
本実施の形態では、シェルフ10内に実装される複数のステーション30が、異なるRPRネットワーク70に独立に接続される場合、個々のRPRネットワーク70には、ユニークなリングID28bが付与される。
シェルフ10へのRing−IDの登録は、監視装置60からインテリジェントカード20に送られる。このとき、どの光インタフェース40が、どのRing−IDにより利用されるか、もカード管理テーブル28によって関連づけられる。
すなわち、カード管理テーブル28のスロットID28aには当該スロット11に装着されたステーション30または光インタフェース40の識別情報が設定され、当該ステーション30または光インタフェース40に付与されたRing−IDがリングID28bに設定される。
従って、互いに対応するステーション30と光インタフェース40には、カード管理テーブル28上において、同一のRing−IDが設定される。
図4に、Ring−IDを”1”として、監視装置60から設定した例をあげる。ここでは、OPTS1をEast側、OPTS2をWest側として、RPR網に、光インタフェース40が登録されている。シェルフ10にRing−IDを登録するときは、光インタフェース40のスロット位置(スロットID28a)が明確になっている必要があるが、実装に関しては、されていてもされていなくても問題はない。また、ステーション30に関しても、実装されていたり、インテリジェントカード20の支配下になくても構わない。
シェルフ10の内部に、Ring−IDを登録したあとに、ステーション30を追加する場合、インテリジェントカード20は、図5のフローチャートに示すロジックにしたがって、経路制御部50を制御する。
インテリジェントカード20がステーション30を自動登録するにあたり、次の項目が重要になる。(項目1)ステーション30が追加されるRPRネットワーク70を示すためのRing−IDの取り扱い、(項目2)同じRing−ID(RPRネットワーク70)に属するステーション30の同一のシェルフ10内における配置方法、の二つである。
“項目1”に関しては、複数のRPRが同一のシェルフ10内に展開されることを想定しているため、個々のRPRを区別するために必要としている。もし、1つのRPRだけを取り扱うのであれば、とくに必要としない。光インタフェース40に対して、無条件にRPRを追加していけば問題ない。あるいは、Ring−IDのデフォルト値をもたせて(たとえば、Ring−ID=0)、RPRのユーザにRing−IDを意識させないことも可能である(後述の図6のフローチャート参照)。
本来の目的は、同一のシェルフ10内に複数のRPRを収容することなので、Ring−IDを明示した後、そのRing−IDを持つステーション30を、決められたルールで配置するようにすることが重要である(前記“項目2”の配置のルール)。シェルフ10内におけるステーション30の配置ルールとしては、次のような三つのルールが考えられる。
ルールa.ステーション30を実装するスロット番号を昇順に並べる。
ルールb.並べる順番は、Ringに対して時計回り(右回り)とする。
ルールc.ステーション30を並べる順番は、RPRに接続された順番とする。
そして、本実施の形態では、ルールa 且つ ルールbを用いる。あるいはルールcを用いる。
このように、一定のルールでステーション30をシェルフ10内に並べることで、監視装置60からのオペレータの手を介さずに、同じRing−IDをもつステーション30をインテリジェントカード20内の計算だけで、RPRに追加することができる。
すなわち、図5、図6、図7および図8を参照して、ステーション30の追加動作について説明する。ステーション30の追加に際しては、まず、ステーション30を、任意のスロットに登録し(ステップ101)、ステーション30に、Ring−IDを割り当てる(ステップ102)。
そして、同じRing−IDを持つ、ステーション30がシェルフ10内に存在するか判別する(ステップ103)。
存在しない場合には、East側接続先を、East側の光インタフェース40へ接続し(FSA1’)(ステップ104)、West側接続先を、West側の光インタフェース40へ接続する(FSA2’)(ステップ105)。
このステップ104およびステップ105の処理における経路制御部50内の接続経路の変化の様子が図7に示されている。
ステップ103で存在すると判定された場合には、スロット11の並びをRPRネットワーク70の時計回りに合わせて、整列する(ステップ106)。
そして、新しく登録(ステーション30が装着)されたスロット11の左右のステーション30のスロット番号を確認する(ステーション30がなければ、光インタフェース40の番号)(ステップ107)。
その後、East側の接続関係のはりかえが必要か判別し(ステップ108)、必要な場合には、East側の接続先と対象のステーション30のEast側の接続を追加する(FSA1)(ステップ113)。
さらに、West側の接続関係のはりかえが必要か判別し(ステップ109)、必要な場合は、West側の接続先と対象のステーション30のWest側の接続を追加する(FSA2)(ステップ114)。
その後、East側へ接続を追加したか判別し(ステップ110)、追加されている場合には、East側の古い接続を削除する(FSA3)(ステップ115)。
同様に、West側へ接続を追加したか判別し(ステップ111)、追加した場合には、West側の古い接続を削除する(FSA4)(ステップ116)。
このステップ106〜ステップ116の処理における経路制御部50内の接続経路の変化が図8に示されている。
これらの処理の後、追加されたステーション30は、登録したRing−IDを利用して、隣接ステーションとRPR情報の交換を行う(ステップ112)。
図5のフローチャートのロジックは、経路制御部50で、ステーション30の配置ロジックにしたがってステーション30と、光インタフェース40の順番を関連づけるだけなので、違うRing−IDを持つ光インタフェース40やステーション30の影響は受けない。従って、図9に例示されるように、インテリジェントカード20にて、経路制御部50を制御することにより、別々のRPRネットワーク70へ接続させることができる。
なお、Ring−IDが存在しない場合の準備処理の一例を図6のフローチャートにて説明する。
まず、Ring−IDが存在しているか確認し(ステップ201)、存在する場合は終了する。ステップ201で存在しない場合は、経路制御部50へ接続されていない光インタフェース40が2枚あるか調べ(ステップ202)、存在する場合は、Ring−ID=1(default値)として、経路制御部50と接続されていない光インタフェース40を用いて、Ring−IDのサポート状態を作る(ステップ203)。具体的には、カード管理テーブル28に登録する。
ステップ202で経路制御部50に未接続の光インタフェース40が存在しない場合は、RPRネットワーク70へつながる光インタフェース40がないので、処理を中断する(ステップ204)。
ステーション30の削除に関するロジックは、図10のフローチャートように構成される。ステーション30の削除に際しては、削除対象のステーション30のEast側とWest側を直接に接続することで、RPRネットワーク70から切り離される。
図11は、削除前のシェルフ10の構成状態を示し、図12は、ステーション30の削除処理中における経路制御部50内の接続経路の推移を示し、図13は、削除完了後のシェルフ10の構成状態を示している。
図10に例示されるように、ステーション30の削除処理においては、まず、削除対象のステーション30の巡回フレームの交換先をEast側およびWest側の各々で調査する(ステップ301)。
そして、シェルフ10内において、削除対象のステーション30が、同一のRPRネットワーク70内に属する最後のステーション30か否かを判別する(ステップ302)。
削除対象のステーション30が最後のステーション30ではないと判別された場合には、さらに、East側およびWest側の両方の接続先が存在するか判別し(ステップ303)、見つからない場合には、削除不可状態と確定する(ステップ307)。
ステップ303で、East側およびWest側の両方の接続先が存在すると判別された場合には、East側とWest側の接続先のステーション30同士が接続されるように、経路制御部50の接続経路(図12のFSD1)を設定する(ステップ304)。
そして、削除対象のステーション30のEast側の接続経路(図12のFSD2)を削除し(ステップ305)、削除対象のステーション30のWest側の接続経路(図12のFSD3)を削除する(ステップ306)。
上述のステップ302で削除対象のステーション30が最後のステーション30であった場合には、上述のステップ305およびステップ306を実行して、East側およびWest側の接続経路を削除する。
ステーション30の追加および削除のいずれの場合も、回線交換方式およびフレーム交換方式のいずれの場合においても、後述のような経路制御部50の制御方法によって、回線断の時間を、RPRネットワーク70の要求仕様を満たすレベル(たとえば50ミリ秒(ms)以内)に短くすることができる。
すなわち、経路制御部50における回線交換が、SONET/SDH方式である場合、後述のような”path switch”を構成することで、50ms以内で切り換えることが可能となる。また、フレーム交換方式の場合には、後述のように、ルーティングテーブル53の設定を工夫することで、50ms以内で切り換えることが可能となる。
上述のステーション30の追加および削除における経路制御部50の内部の接続経路の組み合わせを、表1にまとめて例示する。
Figure 0004456513
複数のシェルフ10をまたいでステーション30の間を接続するときにも、リングID28b(RING−ID)を利用する。これにより、既存の”ミスケーブル”や”キープアライブ”等のエラー検出方法よりも、厳密に、隣接のシェルフ10からの情報の送信元が、期待しているRING−IDを持つステーション30であるかどうかをチェックできるようになる。
たとえば、図14に示すような3つのシェルフ10でステーション30を6局を収容しているRPRネットワーク70があるとする。すべてのシェルフ10内のステーション30は、”RING−ID=1”として管理されている。このとき、光インタフェース40上でやりとりされるRPRプロトコルを含むRPRコントロールフレームが存在する。その中で、空き帯域があるときに、強制的に流されるフレームとして、アイドルフレーム(IDLE−Frame)が存在する。
ステーション30間、あるいは、シェルフ10間でやりとりされるIDLE−Frameに対して、Ring−IDを埋め込むことにより、個々のステーション30やシェルフ10は、IDLE−Frameの受信時に、隣接ステーション30のRing−IDを知ることができる。受信したRing−IDが自分の送信しているRing−IDと異なる場合には、アラーム(警告)を通知したり、受信したデータの正当性を無効として、破棄するなどの処理を行う。
図15は、RPRネットワーク70上でのフレームの送受信において、個々のステーション30が行う処理を具体的に例示したフローチャートである。図16は、IDLE−Frameの構成例を示す概念図である。
図16の上側に例示されるように、RPR規格で規定されるアイドルフレーム71は、フレーム寿命72、ベースコントロール73、送信元MACアドレス74、予約領域75、およびフレームチェックシーケンス76を含む。
フレーム寿命72は、8ビット長で、当該アイドルフレーム71のRPRネットワーク70内での寿命を示す。ベースコントロール73は、8ビット長で、コントロールフレームが流れるクラスを示す。送信元MACアドレス74は、48ビット長で、当該アイドルフレーム71を生成した送信元のステーション30のMACアドレスを示す。予約領域75は、32ビット長で、将来の使用に備えて設けられ、通常は、全て“0”で埋められている。
本実施の形態では、図16の下部に示すように、この予約領域75の前半の16ビットを使用してリングID75aを格納する。後半の16ビットは、残予約領域75bとして残す。
このように、本実施の形態では、アイドルフレーム71に格納されてステーション30間でやりとりされるリングID75aを、フレーム受信時の正当性の判別に利用する。
一定期間、リングID75aを含むアイドルフレーム71の受信を待つとともに、送信側として自分の属するRPRネットワーク70のリングID75aを含むアイドルフレーム71を送出する。一定期間内にリングID75aを受信しなければ、RPR本来のキープアライブと同様に、隣接のステーションが見えなくなったと判断し、Ring−ID不明(Ring−ID−MisMatch)を検出する。また、Ring−ID−MisMatchを検出していないときは、受信したフレームは正当なものとして受理する。Ring−ID−MisMatch検出中のステーション30の挙動は、インテリジェントカード20より設定可能で、フレームを破棄する動作と、フレームを受理する動作の2通りを設定することができる。ステーション30は、この設定に従い、フレームを廃棄もしくは受理し、次の処理へ移る。Ring−IDの監視ロジックは、ステーション30がRPRネットワーク70に属している間、稼働させる。ステーション30がRPRネットワーク70から切り離された時点で、監視ロジックを終了させる。
すなわち、図15のフローチャートに例示されるように、まず、リングID記憶部39を参照して、Ring−IDがステーションに登録されているかを判別し(ステップ401)、登録されている場合には、光通信媒体のレベル(すなわち通信媒体であるSONET)で障害があるかを判別する(ステップ402)。
そして、光媒体の障害が検出されない場合には、RPRコントロールフレーム(本実施の形態ではアイドルフレーム71)の受信を待ちつつ(ステップ403)、自ステーションからもリングID75aを埋め込んだアイドルフレーム71を送信する(ステップ404)。
そして、アイドルフレーム71の待ち時間を消化したか、または、アイドルフレーム71を受信したかを判別し(ステップ405)、待ち時間内にアイドルフレーム71を受信した場合には、受信したアイドルフレーム71に格納されているリングID75aと、自ステーションの送信値(すなわち自ステーションが帰属するRPRネットワーク70のリングID28b)とが一致したかを判別し(ステップ406)、一致した場合には、受信したアイドルフレーム71を受理して所定の処理を行い(ステップ407)、ステップ401に戻る。
ステップ405で、待ち時間を消化した場合には、Ring−ID−MisMatchの検出をインテリジェントカード20に通知する(ステップ409)。そして、インテリジェントカード20からの指示に基づいて、受信フレームを無効とするか否かを判別し(ステップ410)、無効とする場合には、受信フレームの廃棄を行って(ステップ411)、ステップ401に戻る。ステップ410で受信フレームを有効とする場合には、上述のステップ407に分岐する。
また、上述のステップ402で光媒体の障害が検出された場合には、光障害の検出をインテリジェントカード20に通知した後(ステップ408)、ステップ401に戻る。
同一のシェルフ10上において、あるRing−IDに複数のステーション30が存在する場合、ステーション30が故障や抜けなどでサービスができない状況に陥った場合は、インテリジェントカード20から経路制御部50を制御することで切り離す。これにより、ステーション30の交換が必要な故障が発生した場合でも、故障のステーション30はRPRネットワーク70から切り離されるため、RPR切り換え機能に影響を与える時間を最小とすることができる。
具体的なロジックの一例を、図17のフローチャートに示す。切り離し動作は、対象となるステーション30を迂回させる接続経路を経路制御部50に設定することで実現する。このステーション30の切り離し処理は、ステーション30の追加/削除の処理と類似している。経路制御部50における迂回接続経路の設定方法としては、回線交換方式の場合にはPathSwitch切り替え機能を利用し、フレーム交換方式の場合にはフレーム交換用のルーティングテーブル53の設定情報を工夫することで実現する。
例として、図18に例示されるような、複数のシェルフ10の接続構成において、ステーション30(SS21)に障害が発生した場合を考える。この障害により、ステーション30(SS21)は、経路制御部50を図19のように制御することにより、Ring−ID=1のRPRネットワーク70から切り離される。
すなわち、図17のフローチャートに例示されるように、まず、Ring−IDがステーションに登録されているかを調べ(ステップ501)、登録されている場合は、ステーションに障害が発生しているか調べる(ステップ502)。
ステーションに障害が発生している場合には、切り離し動作を起動し(ステップ503)、切り離すステーションのEast側接続先とWest側接続先を接続する(ステップ504)。
ステップ502でステーションに障害が発生していない場合には、ステーションが切り離されているか調べ(ステップ505)、ステーションが切り離されている場合には、切り戻し動作を起動し(ステップ506)、上述のステップ504で設定した接続を削除する(ステップ507)。
図20A〜図20Cを参照して、SONET/SDHといった回線交換にて接続変更する場合を考える。回線交換方式の場合、経路制御部50は、経路制御機能として回線交換部51を備える。この回線交換部51は、パス51aと、このパス51aの接続を瞬時に切り替えるパススイッチ部51bおよびパススイッチ部51cからなるpathswitch機能と、を含む。
切り離し前は、図20Aのように、回線(PT1)に示されるルートを通っている。この状態で、ステーション30(SS21)の切り離し動作を行うには、図20Bに示されるように、回線(PT2)を新設し、パススイッチ部51bおよびパススイッチ部51cによって、回線(PT2)へと切り換える。これにより、ステーション30(SS21)を切り離す。
ステーション30(SS21)が、基板交換などにより障害から復旧した場合は、削除せずに切り替えによって未使用にしていた回線(PT1)へパススイッチ部51bおよびパススイッチ部51cを切り戻すことにより、図20Cのように、回線(PT1)を用いた当初のルートへ戻る。
一方、経路制御部50においてフレーム交換により、ステーション30と光インタフェース40の間の接続を変更する場合は、図21のように、経路制御部50はフレーム交換部52を備える。このフレーム交換部52は、ステーション30および光インタフェース40が個別に接続される複数の図示しない接続ポートを備えている。そして、図22Aに例示されるようなルーティングテーブル53にて、各接続ポート間に設定される接続経路の制御を行う。すなわち、ルーティングテーブル53は、各接続経路毎に送信元アドレス53a、宛先アドレス53bが設定される構成になっている。
送信元アドレス53aは、送信元のステーション30または光インタフェース40が接続されるフレーム交換部52の接続ポートのアドレスを示している。
宛先アドレス53bは、宛先のステーション30または光インタフェース40が接続されるフレーム交換部52の接続ポートのアドレスを示している。
さらに、本実施の形態の場合には、ルーティングテーブル53にて定義される個々の接続経路毎に、フリーズフラグ53cが設定される。
このフリーズフラグ53cは、ルーティングテーブル53を使用した経路制御に際して、特定のルート(接続経路)を迂回している間、当該ルートがルーティングテーブル53から忘れ去られてしまうのを防ぐ目的で設定される。すなわち、復元が必要なルートのテーブルエントリには“YES”が設定され、それ以外は“NO”が設定される。
図22Aの初期設定状態では、フレーム交換部52において、OPTS22が接続された接続ポート(a22a)と、SS22のWest側が接続された接続ポート(a2w)が双方向に接続されている。また、SS22のEast側が接続された接続ポート(a2e)と、SS21のWest側の接続ポート(a1w)が双方向に接続されている。また、OPTS21が接続された接続ポート(a21a)と、SS22のWest側が接続された接続ポート(a1e)が双方向に接続されている。
これにより、OPTS22およびOPTS21に対して、複数のSS22およびSS21がループ状に接続されている。
この図22Aの設定による通常状態で、一つのステーション30(SS21)を切り離す場合、図22Bのように、接続ポート(a21a)と接続ポート(a2e)を双方向に接続する迂回路のルートを、ルーティングテーブル53に新設するとともに、迂回されてしまう旧ルートに対応するテーブルエントリにフリーズフラグ53c(この場合、“YES”)を設定する。
そして、ステーション30(SS21)が復旧したとき、図22Cのように、ルーティングテーブル53から、迂回のために追加したテーブルエントリを削除し、旧ルートのテーブルエントリのフリーズフラグ53cの設定を解除し(“NO”)、正常状態に戻す。
切り離し中であっても、RPRネットワーク70内でのステーション30の位置関係(時計回りに配置など)の規則を決定していることで、切り離したとき、経路制御部50においてどのような接続経路の変更を行えばよいか、インテリジェントカード20にて一意に算出することが可能となっている。
また、一部のステーション30をRPRネットワーク70から切り離しても、RPRネットワーク70の伝送路のリング状態を保つため、切り離し中、一時的にRPR自体の障害対策機能での救済措置が行われるものの、RPRネットワーク70がリング状態に復帰したときには、RPR自体の救済措置は解除される。
そのため、多重障害の発生時には、最初に経路制御部50の経路制御によるステーション30の切り離し等の対策が機能し、その状態でさらにステーション30等に障害が発生した場合に、RPR本来の障害対策が機能することとなる。この結果、多重障害に対しても、従来技術よりも障害耐性が向上する。
なお、ステーション30を切り離す要因としては、たとえば、ステーション30を構成する回路基板の故障(キープアライブ障害を含む)、ステーション30のスロット11からの脱落、RingID−Mismatchの発生、等が考えられる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、シェルフ10に対して、同一または異なるRPRネットワーク70に属する複数のステーション30を実装する場合に、シェルフ10に対して追加または削除されたステーション30を、自動的にRPRネットワーク70に登録または削除することができる。
また、各々に複数のステーション30が実装された複数のシェルフ10をRPRネットワーク70に接続する構成であっても、インテリジェントカード20からステーション30のリングID記憶部39に設定されたRing−IDを利用することにより、誤ったRPRネットワーク70へのステーション30の接続に際して、誤接続の警告等の適切なエラー対策を実施することで、異なるRPRネットワーク70間の混信等のない、的確な通信を行うことが可能になる。
さらに、インテリジェントカード20により、ステーション30や光インタフェース40の動作状態を監視しているので、たとえば、ステーション30の故障などにより、当該ステーション30をRPRネットワーク70から切り離す必要がある場合には、インテリジェントカード20が、経路制御部50を制御して自動的に切り離しを行うことができる。また、ステーション30等を構成する回路基板の交換などにより、ステーション30の障害が復旧した場合には、経路制御部50を制御することで自動的に元の状態に復旧させることができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
(付記1)
第1通信システムとの間での情報の授受を制御する少なくとも一つの第1通信制御手段と、
前記第1通信システムを通信媒体として用いる第2通信システムとの間での情報の授受を制御する少なくとも一つの第2通信制御手段と、
前記第1通信制御手段と前記第2通信制御手段との間における情報転送経路の切替制御を行う経路制御手段と、
を含むことを特徴とする回線収容装置。
(付記2)
付記1記載の回線収容装置において、
複数の前記第1通信制御手段および前記第2通信制御手段が着脱されるスロットを備え、
前記経路制御手段は、前記スロットに装着された複数の前記第1通信制御手段と複数の前記第2通信制御手段との間で、回線交換またはパケット交換にて前記情報転送経路の切替制御を行うことを特徴とする回線収容装置。
(付記3)
付記1記載の回線収容装置において、
前記第1通信システム上には、複数の前記第2通信システムが構築され、個々の前記回線収容装置には、同一または異なる前記第2通信システムに属する複数の前記第2通信制御手段が装着され、
個々の前記第2通信制御手段は、個々の前記第2通信システムに付与された識別情報を記憶する記憶手段と、前記識別情報を用いて当該第2通信システムを識別する制御論理とを含むことを特徴とする回線収容装置。
(付記4)
付記1記載の回線収容装置において、
前記第1通信システム上には、複数の前記第2通信システムが構築され、
前記第2通信制御手段は、当該第2通信制御手段が属する前記第2通信システムの識別情報を記憶する記憶手段と、前記第2通信システムへの前記第2通信制御手段の追加操作時に、当該第2通信システム内における追加位置を決定する制御論理と、を含むことを特徴とする回線収容装置。
(付記5)
付記1記載の回線収容装置において、
さらに、前記経路制御手段、前記第1および第2通信制御手段を制御する構成制御手段を備え、
前記構成制御手段は、前記第1および第2通信制御手段の少なくとも一方の前記回線収容装置に対する追加または切り離しに際して、前記経路制御手段による前記第1および第2通信制御の間の接続関係の再構築を行う制御論理を備えたことを特徴とする回線収容装置。
(付記6)
付記1記載の回線収容装置において、
前記経路制御手段は、前記第1通信制御手段と第2通信制御手段との間の経路制御を行う回線交換機能を備え、
前記第1通信制御手段は、前記経路制御手段の内部に設定された設定回線に対する接続経路を切り替えるためのパススイッチ機能を備え、
前記第1および/または第2通信制御手段の前記回線収容装置に対する追加または切り離しに際して、前記パススイッチ機能を用いて前記第1通信制御手段と前記第2通信制御手段との間の接続経路の変更が行われることを特徴とする回線収容装置。
(付記7)
付記1記載の回線収容装置において、
前記経路制御手段は、前記第1通信制御手段と第2通信制御手段との間の経路制御を行うフレーム交換機能を備え、
前記経路制御手段は、第1および第2通信制御手段の間で授受されるフレームの転送経路を定義する転送経路情報と、前記転送経路情報が有効か否かを示す有効無効情報とが設定される経路制御テーブルを備え、
前記第1および/または第2通信制御手段の前記回線収容装置に対する追加または切り離しに際して、前記経路制御テーブルを更新することで、前記第1通信制御手段と前記第2通信制御手段との間の接続経路の変更が行われることを特徴とする回線収容装置。
(付記8)
付記1記載の回線収容装置において、
さらに、前記経路制御手段、前記第1および第2通信制御手段を制御する構成制御手段を備え、
前記構成制御手段は、前記回線収容装置に実装される複数の前記第2通信制御手段の、前記第2通信システム内における接続順を決定する実装位置決定論理を備え、
前記第2通信制御手段の前記回線収容装置に対する追加または切り離しに際して、前記実装位置決定論理に基づいて前記接続順を決定することを特徴とする回線収容装置。
(付記9)
付記1記載の回線収容装置において、
さらに、前記経路制御手段、前記第1および第2通信制御手段を制御する構成制御手段を備え、
前記構成制御手段は、前記第1および第2通信制御装置と前記経路制御手段の稼働状況を外部の管理端末装置に通知する機能を備えたことを特徴とする回線収容装置。
(付記10)
付記1記載の回線収容装置において、
前記第2通信システムは、互いに情報の転送方向が逆な一対のリング状伝送路を用いるRPR(Resilient Packet Ring)であり、前記第1通信システムにて接続された複数の前記回線収容装置の各々に備えられた前記第2通信制御手段は、前記RPRと第3通信システムとの間における情報の授受を制御するRPR局を構成することを特徴とする回線収容装置。
(付記11)
付記1記載の回線収容装置において、
前記第2通信システムは、互いに情報の転送方向が逆な一対のリング状伝送路を用いるRPRであり、
前記第2通信制御手段は、
前記RPRにて用いられるRPRフレームの一部に個々の前記第2通信システムのリング識別情報を格納する手段と、
自己の属する前記第2通信システムの前記リング識別情報と、他の前記第2通信制御手段から到来する前記RPRフレームに格納されている前記リング識別情報を照合して、前記RPRフレームの正当性を判別し、通信遮断またはエラー警報を行う判別手段と、
を含むことを特徴とする回線収容装置。
(付記12)
付記1記載の回線収容装置において、
さらに、前記経路制御手段、前記第1および第2通信制御手段を制御する構成制御手段を備え、
前記構成制御手段は、前記第1および/または第2通信制御手段の障害検出を契機として、前記経路制御手段を制御することにより、障害の前記第1および/または第2通信制御手段を前記第1および/または第2通信システムから切り離す制御論理を含むことを特徴とする回線収容装置。
(付記13)
第1通信システムとの間での情報の授受を制御する第1通信制御手段と、前記第1通信システムを通信媒体として用いる第2通信システムとの間での情報の授受を制御する第2通信制御手段が実装される回線収容装置の制御方法であって、
前記第1通信制御手段と前記第2通信制御手段を、当該第1通信制御手段と前記第2通信制御手段との間における情報転送経路の切替制御を行う経路制御手段を介して接続することで前記第2通信システムを構築する第1工程と、
前記第1通信制御手段および/または第2通信制御手段の増設または取り外しに際して、前記情報転送経路の変更を行う第2工程と、
を含むことを特徴とする回線収容装置の制御方法。
(付記14)
付記13記載の回線収容装置の制御方法において、
前記第1工程において、複数の前記第2通信システムに個別に属する複数の前記第2通信制御手段を前記回線収容装置内に実装する場合、個々の前記第2通信システムを識別するための識別情報を個々の前記第2通信制御手段に記憶させ、
個々の前記第2通信手段は、前記第2通信システムに対して送出する通信情報内への前記識別情報の付加操作、および前記通信情報に付加された前記識別情報の検出操作を行うことで、個々の前記第2通信システムの弁別を行うことを特徴とする回線収容装置の制御方法。
(付記15)
第1通信システムとの間での情報の授受を制御する第1通信制御手段と、前記第1通信システムを通信媒体として用いる第2通信システムとの間での情報の授受を制御する第2通信制御手段と、第1通信制御手段と前記第2通信制御手段との間における情報転送経路の切替制御を行う経路制御手段とが実装される回線収容装置に備えられた構成制御装置の制御プログラムであって、
前記第2通信制御手段の障害時または前記回線収容装置からの取り外し時に、前記経路制御手段に、障害の前記第2通信手段を迂回する前記情報転送経路を設定させる機能、
任意の前記第2通信システムに対する前記第2通信制御手段の追加時に、当該第2通信システム内における追加位置を決定する機能、
を前記構成制御装置に実現させることを特徴とする制御プログラム。
(付記16)
第1通信システムとの間での情報の授受を制御する第1通信制御手段と、前記第1通信システムを通信媒体として用いる第2通信システムとの間での情報の授受を制御する第2通信制御手段と、第1通信制御手段と前記第2通信制御手段との間における情報転送経路の切替制御を行う経路制御手段とが実装される回線収容装置において、前記第2通信制御手段を制御する制御プログラムであって、
前記第2通信システムに対して送出する通信情報に前記識別情報を付加する機能、
前記通信情報に付加された前記識別情報を検出する機能、
前記識別情報を用いて、個々の前記第2通信システムを弁別する機能、
を前記第2通信制御手段に実現させることを特徴とする制御プログラム。
本発明の一実施の形態である回線収容装置の構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の一部をより詳細に例示したブロック図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の一部をより詳細に例示したブロック図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の作用を説明するブロック図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の作用を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の作用を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の作用を説明するブロック図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の作用を説明するブロック図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の作用を説明するブロック図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の作用を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の作用を説明するブロック図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の作用を説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の作用を説明するブロック図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置を含む情報ネットワークの作用を説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の作用を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態である回線収容装置にて用いられるIDLE−Frameの構成例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置の作用を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態である回線収容装置を含む情報ネットワークの作用を説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置を含む情報ネットワークの作用を説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置における回線交換方式による経路制御の推移を説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置における回線交換方式による経路制御の推移を説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置における回線交換方式による経路制御の推移を説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置におけるフレーム交換方式による経路制御を説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置におけるフレーム交換方式による経路制御に用いられるルーティングテーブルを説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置におけるフレーム交換方式による経路制御に用いられるルーティングテーブルの推移を説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である回線収容装置におけるフレーム交換方式による経路制御に用いられるルーティングテーブルの推移を説明する概念図である。
符号の説明
10 シェルフ
11 スロット
12a 制御信号線
12b 制御信号線
12c 制御信号線
12d 制御信号線
13 主信号線
20 インテリジェントカード
21 MPU
22 主記憶
23 ROM
24 入出力インタフェース
25 バス
26 オペレーティングシステム
27 シェルフ制御プログラム
28 カード管理テーブル
28a スロットID
28b リングID
30 ステーション
31 制御部
32 データ送受信部
33 右回りインタフェース
34 左回りインタフェース
35 GFPフレーマ
36 GFPフレーマ
37 リングレット
38 リングレット
39 リングID記憶部
40 光インタフェース
41 光ファイバ
50 経路制御部
51 回線交換部
51a パス
51b パススイッチ部
51c パススイッチ部
52 フレーム交換部
53 ルーティングテーブル
53a 送信元アドレス
53b 宛先アドレス
53c フリーズフラグ
60 監視装置
70 RPRネットワーク
71 アイドルフレーム
72 フレーム寿命
73 ベースコントロール
74 送信元MACアドレス
75 予約領域
75a リングID
75b 残予約領域
76 フレームチェックシーケンス
80 ユーザネットワーク
81 通信ケーブル

Claims (5)

  1. 第1通信システムとの間での情報の授受を制御する少なくとも一つの第1通信制御手段と、
    前記第1通信システムを通信媒体として用いる第2通信システムとの間での情報の授受を制御する少なくとも一つの第2通信制御手段と、
    前記第1通信制御手段と前記第2通信制御手段との間における情報転送経路の切替制御を行う経路制御手段と、
    を含むことを特徴とする回線収容装置。
  2. 請求項1記載の回線収容装置において、
    さらに、前記経路制御手段、前記第1および第2通信制御手段を制御する構成制御手段を備え、
    前記構成制御手段は、前記回線収容装置に実装される複数の前記第2通信制御手段の、前記第2通信システム内における接続順を決定する実装位置決定論理を備え、
    前記第2通信制御手段の前記回線収容装置に対する追加または切り離しに際して、前記実装位置決定論理に基づいて前記接続順を決定することを特徴とする回線収容装置。
  3. 請求項1記載の回線収容装置において、
    前記第2通信システムは、互いに情報の転送方向が逆な一対のリング状伝送路を用いるRPR(Resilient Packet Ring)であり、
    前記第2通信制御手段は、
    前記RPRにて用いられるRPRフレームの一部に個々の前記第2通信システムのリング識別情報を格納する手段と、
    自己の属する前記第2通信システムの前記リング識別情報と、他の前記第2通信制御手段から到来する前記RPRフレームに格納されている前記リング識別情報を照合して、前記RPRフレームの正当性を判別し、通信遮断またはエラー警報を行う判別手段と、
    を含むことを特徴とする回線収容装置。
  4. 第1通信システムとの間での情報の授受を制御する第1通信制御手段と、前記第1通信システムを通信媒体として用いる第2通信システムとの間での情報の授受を制御する第2通信制御手段が実装される回線収容装置の制御方法であって、
    前記第1通信制御手段と前記第2通信制御手段を、当該第1通信制御手段と前記第2通信制御手段との間における情報転送経路の切替制御を行う経路制御手段を介して接続することで前記第2通信システムを構築する第1工程と、
    前記第1通信制御手段および/または第2通信制御手段の増設または取り外しに際して、前記情報転送経路の変更を行う第2工程と、
    を含むことを特徴とする回線収容装置の制御方法。
  5. 請求項4記載の回線収容装置の制御方法において、
    前記第1工程において、複数の前記第2通信システムに個別に属する複数の前記第2通信制御手段を前記回線収容装置内に実装する場合、個々の前記第2通信システムを識別するための識別情報を個々の前記第2通信制御手段に記憶させ、
    個々の前記第2通信手段は、前記第2通信システムに対して送出する通信情報内への前記識別情報の付加操作、および前記通信情報に付加された前記識別情報の検出操作を行うことで、個々の前記第2通信システムの弁別を行うことを特徴とする回線収容装置の制御方法。
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