JP4456240B2 - 指紋照合装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、セキュリティー等のために個人判別の手段として用いられる指紋照合装置、及びこの指紋照合装置の利用者に対するガイダンス表示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
個人判別の手段として用いられる指紋照合装置は、様々なセキュリティー確保のために用いられる。例えば指紋照合装置をパーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置と接続すれば、指紋照合によってコンピュータ装置へログインするための個人認証を行うことができる。以下に、図10を用いて、コンピュータ装置へログインするための個人認証を行う従来の指紋照合装置の構成を説明する。
【0003】
図10は従来のコンピュータ装置に接続された指紋照合装置の構成を示すブロック構成図である。図10において、指紋照合装置1は、検出対象である利用者の指を置くプリズム2a、プリズム2aに置かれた指の指紋画像を撮るカメラ等の撮像手段2b、プリズム2aへ光を放射するLED等の光源手段2c、この光源手段2cのON/OFFを制御する光源制御手段2d、撮像手段2bから出力された画像から指がプリズム2a上に置かれているか否かを判別する指置き判定手段3、指紋の照合処理を行う指紋照合手段4、指紋照合手段4での照合結果をコンピュータ装置6に送信する通信手段5により構成されている。
【0004】
前述の様に構成された従来の指紋照合装置は、最初に指紋データを登録し、その後プリズム2a上に置かれた指の指紋画像が、先に登録された指紋データと一致するかを確認して指紋照合処理を行う。そして、その照合結果により接続されているコンピュータ装置6へのログインの可否が決定されるものであり、その流れを図11により説明する。
図11は、従来の指紋照合装置によってコンピュータ装置へのログイン認証を行う流れを示すフロー図である。まず、コンピュータ装置6の電源を入れて、コンピュータ装置6の立ち上げ動作を行う(ステップ301)。以下、「ステップ」をSと略す。コンピュータ装置6が立ち上げられると、コンピュータ装置6のディスプレイは、指紋照合装置1のプリズム2a上に指を置く旨の「指置き」ガイダンスを表示する(S302)。
【0005】
そして、指置き判定手段3は、撮像手段2bからの出力画像を基に、プリズム2a上に指が置かれているか否かを判定する。指置きが無い場合には(S303のNO)、次の動作へと移行せず、指置き判定手段3は指が置かれているか否かの判定を継続する。一方、指置きがある場合には(S303のYES)、指置き判定手段3は撮像手段2bからの出力指紋画像を指紋照合手段4へ出力する(S304)。
続いて、コンピュータ装置6のディスプレイは、指紋照合装置1のプリズム2a上から指を離す旨の「指離し」ガイダンスを表示する(S305)。また、指紋照合手段4は入力された指紋画像を基に、予め登録しておいた指紋データと一致するかを確認する指紋照合処理を行う(S306)。
【0006】
指紋照合結果が一致しない場合には(S306のNO)、コンピュータ装置6へのログインは失敗する(S307)。そして、コンピュータ装置6のディスプレイは、指紋照合結果が一致しない旨の「指紋照合NG」ガイダンスを表示する(S308)。一方、指紋照合結果が一致する場合には(S306のYES)、コンピュータ装置6へのログインは成功する(S309)。そして、コンピュータ装置6のディスプレイは、指紋照合結果が一致した旨の「指紋照合OK」ガイダンスを表示する(S310)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の指紋照合装置を用いたコンピュータ装置へのログイン認証では、利用者に対する指紋照合の操作ガイダンスがコンピュータ装置のディスプレイ上に表示されていた。この場合、利用者はコンピュータ装置のディスプレイを見ながら指紋照合装置で指紋照合する必要があり、コンピュータ装置へのログイン手続きが煩雑になっていた。
【0008】
本発明はかかる問題を解決するためになされたもので、指紋照合装置に対応するのみで個人認証の手続きを行うことができ、操作が簡易で分かり易く、低コストな指紋照合装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、指が接触する平面部が露出する光学部材を有する筐体と、前記光学部材の平面部に接触した指に対して光を照射する光源手段と、前記平面部に接触した指による反射光を撮像して前記指の指紋の画像を得る撮像手段と、を備え、前記筐体は、前記光源手段からの光を該筐体外部へ透過する部材を有するものである。
【0010】
また、本発明は、前記光源手段の点灯、消灯、点滅により、指紋照合のガイダンス表示を行うものである。
【0011】
また、本発明は、前記光源手段は複数の光源から構成され、この複数の光源のうちの任意の光源の点灯により指紋照合のガイダンス表示を行うものである。
【0012】
また、本発明は、前記光源手段は、異なる色を発光する複数の光源から構成されているものである。
【0013】
また、本発明は、前記光源を格子状に配置したものである。
【0014】
また、本発明は、前記平面部に接触する指の位置ずれに基づいて、前記光源を点灯させるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
本発明による指紋照合装置の一実施形態について図1を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1に係わる指紋照合装置の構成を示すブロック構成図である。以下、本実施の形態では、コンピュータ装置へログインするための個人認証を行う指紋照合装置について説明する。
【0016】
図1において、1は指紋照合装置、2aは検出対象である利用者の指を置くプリズム、2bはプリズム2aに置かれた指の指紋画像を撮るカメラ等の撮像手段、2cはプリズム2aに置かれた人の指に対して光を放射するLED等から構成される光源手段、2dは光源手段2cの点灯及び消灯を制御する光源制御手段である。また、3は撮像手段2bから出力された画像から指がプリズム2a上に置かれているかを判別する指置き判定手段、4は指置き判定手段3を介して入力される指紋画像から、指紋照合のための検出アルゴリズムによって、検出すべき当人か否か、また、指紋照合した人間が登録されている人間の内の誰かなどの照合を行い、その照合結果を出力する指紋照合手段である。5は指紋照合手段4での照合結果をコンピュータ装置6に送信する等のコンピュータ装置6との通信を行う通信インターフェースたる通信手段である。
【0017】
また、ここで、プリズム2a、撮像手段2b、光源手段2c、光源制御手段2dからなる部分を、単体の装置として製造、販売することも可能であり、この人間の指の指紋画像を得ることのできる装置を指紋センサ2と呼ぶこととする。この指紋センサ2は、指紋照合装置1を構成する筐体で覆われており、プリズム2aが一部露出している。そして、このプリズム2aの周辺部の筐体は、例えば透明なプラスチック材等の透明部材2eで構成されている。次に、指紋照合装置1の外観について図2を用いて説明する。図2は指紋照合装置の外観図である。図2において、プリズム2a上に置かれた指を照射するための光源手段2cの放射光は、透明部材2eを介して外部へ透過して指紋照合を行う利用者の視覚に訴えることができる構成になっている。この透明部材2eの代わりに、半透明の部材を用いることもでき、利用者が視覚で光を認識可能な程度に、光源手段2cからの放射光を透過する部材であればどのような部材を用いても良い。
【0018】
次に、図1に示す本実施形態の指紋照合装置の動作について図3を用いて説明する。図3は本発明の実施の形態1に係わる指紋照合装置によってコンピュータ装置へのログイン認証を行う流れを示すフロー図である。まず、コンピュータ装置6の電源を入れて、コンピュータ装置6の立ち上げ動作を行う(S101)。コンピュータ装置6が立ち上げられると、コンピュータ装置6から指紋照合装置1に、コンピュータ装置6へログイン認証するための「指紋照合開始」が送信される。そして、指紋照合装置1の通信手段5が、コンピュータ装置6からの「指紋照合開始」を受信すると、指紋照合装置1は指紋照合を開始する。まず、指紋センサ2の光源制御手段2dは、光源手段2cを点灯させて(S102)、図4の(a)に示すようにその光を外部から視覚で認識可能にして利用者の注意を惹き、利用者がプリズム2a上に指を置くことを促す。
【0019】
そして、指置き判定手段3は、撮像手段2bからの出力画像を基に、プリズム2a上に指が置かれているか否かを判定する。指置きが無い場合には(S103のNO)、次の動作へと移行せず、指置き判定手段3は指が置かれているか否かの判定を継続する。一方、指置きがある場合には(S103のYES)、指置き判定手段3は撮像手段2bからの出力指紋画像を指紋照合手段4へ出力する(S104)。
続いて、撮像手段2bからの出力指紋画像を指紋照合手段4へ出力すると、指紋画像の取込みは終了しているので、光源制御手段2dは光源手段2cを消灯する(S105)。利用者は、図4の(b)に示すように透明部材2eを介して光源手段2cが点灯状態から消灯状態へ変わったことを確認でき、指紋照合装置1のプリズム2aから指を離して良いことを認識する。そして、指紋照合手段4は入力された指紋画像を基に、予め登録しておいた指紋データと一致するかを確認する指紋照合処理を行う。
【0020】
指紋照合結果が一致しない場合には(S106のNO)、コンピュータ装置6へのログインは失敗する(S107)。そして、コンピュータ装置6へのログインが失敗したことを利用者に知らせるために、指紋照合装置1の光源手段2cは3回点滅を繰り返してから再点灯する(S108)。一方、指紋照合結果が一致する場合には(S106のYES)、コンピュータ装置6へのログインは成功する(S109)。そして、コンピュータ装置6へのログインが成功したことを利用者に知らせるために、指紋照合装置1の光源手段2cは1回点滅してから消灯する(S110)。
指紋照合結果の一致・不一致を利用者に知らせるための光源手段2cの点灯、点滅及び消灯の制御は、指紋照合結果の一致・不一致を区別できる方法であれば、その他の方法を用いることもできる。尚、光源手段2cの点灯、点滅及び消灯がどのような指紋照合操作のガイダンス表示を示すものかは、指紋照合装置1に貼付した説明用シール等を用いて予め利用者に知らせておく事によって、より正確に利用者にガイダンス表示の意味を伝えることができる。
【0021】
上記のような構成であれば、コンピュータ装置6へのログイン認証時に指紋照合装置1のみに対処すれば良く、利用者がコンピュータ装置6のディスプレイ画面と指紋照合装置1の両方に対処する煩雑さを解消でき、認証手続きを簡素化することができる。
また、指紋照合装置1の光源手段2cに、プリズム2a上の指を照射する機能と、指紋照合操作のガイダンス指示の機能との両方を持たせたことにより、指紋照合装置1に新たな部品を付加すること無く、指紋照合操作が分かり易い指紋照合装置1を得ることができる。
【0022】
また、上記のような構成であれば、指紋照合装置1とコンピュータ装置6との通信異常が生じたとき等に、光源手段2cを点灯させて指紋照合装置1の異常を利用者に知らせることもでき、指紋照合装置1の通信チェックなどの保守機能を実行した場合には、光源手段2cを点滅させて指紋照合装置1の動作状況を利用者に知らせることもできる。
【0023】
なお、本実施の形態では、コンピュータ装置へログインするための個人認証を行う指紋照合装置について説明しているが、本発明はこれに限られるものではなく、セキュリティー等のために個人判別の手段として用いられる指紋照合装置一般に用いることができる。この場合、指紋照合装置1に操作ガイダンス用の新たな部品(LED等)を付加すること無く、指紋照合操作が分かり易い指紋照合装置を得ることができる。また、このことは実施の形態2・3についても同様である。
【0024】
実施の形態2.
本発明による指紋照合装置の一実施形態について図5を用いて説明する。図5は本発明の実施の形態2に係わる指紋照合装置の構成を示すブロック構成図であり、光源手段2cの構成を除いて、他の点は実施の形態1で説明した図1と同様である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
【0025】
図5において、2cはプリズム2aへ光を放射するLED等から構成される光源手段、2dは光源手段2cの点灯及び消灯を制御する光源制御手段である。光源手段2cは3個の点光源(光源)たるLEDから構成されており、それぞれのLEDは緑・赤・橙の異なる色を発色するものである。次に、光源手段2cの3個のLEDの点灯例について図6を用いて説明する。図6は本発明の実施の形態2に係わる光源手段2cの点灯例を示す説明図である。図6において、指紋照合の結果が一致した場合は、光源制御手段2dは緑のLEDを点灯させる。また、指紋照合の結果が一致しない場合は、リトライを要求するために光源制御手段2dは橙のLEDを点灯させる。また、連続して所定回数以上リトライしても指紋照合の結果が一致しない場合は、光源制御手段2dは赤のLEDを点灯させる。
【0026】
次に、図5に示す本実施形態の指紋照合装置の動作について図7を用いて説明する。図7は本発明の実施の形態2に係わる指紋照合装置によってコンピュータ装置へのログイン認証を行う流れを示すフロー図である。S201からS206までは、実施の形態1で説明したS101からS106までと同様であるので説明は省略する。
指紋照合結果が一致しない場合には(S206のNO)、コンピュータ装置6へのログインは失敗する(S207)。そして、未だ連続して所定回数以下しかリトライしていない場合には(S208のYES)、光源制御手段2dは橙色のLEDを点灯する(S209)。また、連続して所定回数以上リトライしている場合には(S208のNO)、光源制御手段2dは赤色のLEDを点灯し(S210)、指紋照合がNGであることを利用者に知らせる。
【0027】
一方、指紋照合結果が一致する場合には(S206のYES)、コンピュータ装置6へのログインは成功する(S211)。そして、コンピュータ装置6へのログインは成功したことを利用者に知らせるために、光源制御手段2dは緑色のLEDを点灯する(S212)。
【0028】
上記のような構成であれば、利用者は光源手段2cからの光の色別に操作ガイダンス表示を認識できるため、より指紋照合装置1での照合結果が分かり易くなり、指紋照合装置1の操作性を向上させることができる。
また、上記のような構成であれば、指紋照合装置1とコンピュータ装置6との異常が生じたとき等に、異常の内容毎に点灯する光源手段2cのLEDの色を変えることにより、利用者に指紋照合装置1の異常内容を分かりやすく伝えることも可能である。更に、指紋照合装置1の通信チェックなどの保守機能を実行した場合には、保守点検の内容毎に点灯する光源手段2cのLEDの色を変えることにより、利用者に指紋照合装置1の保守点検の内容を分かりやすく伝えることもできる。
【0029】
実施の形態3.
指紋センサ2に入力された指紋画像からプリズム2a上の指の位置ずれを検出する検出方法の一例について、実施の形態1で説明した図1と、図8とを用いて説明する。図8は、プリズム2a上の指の位置ずれの検出を説明するための説明図である。
利用者が指紋照合装置1のプリズム2a上に指を置くと、指紋照合手段4は撮像手段2bからの出力指紋画像から図8の(b)に示すような照合指紋方向角データを得ることができる。この方向角データは、指紋隆線の大局的な流れの方向をコード化して求められる。ここでは、出力指紋画像を20×20のウインド領域に分割し、各ウインド毎に指紋隆線の流れの方向を計算し、例えば4方向に分類・コード化して方向角データを得る。
【0030】
この照合指紋方向角データをAs、予め指紋を登録する際に得られた登録指紋方向角データをAfとして、それぞれ、
【0031】
【数1】
【0032】
とする。ここにn,mはそれぞれX,Y方向に並ぶウインド領域の数を表す。いま図8(b)に示すように、照合指紋方向角データが登録指紋方向角データに対して、X,Y方向にそれぞれp,qウインドだけ平行移動した場合を考える。このとき対応するウインド領域の方向角の差の2乗平均S(p,q)は次の式から算出される。
【0033】
【数2】
ここに、
【0034】
【数3】
【0035】
【数4】
【0036】
そして、上記p,qの条件を満たす全ての(p,q)の組み合わせに対して、S(p,q)の値を計算する。このS(p,q)の値は、実際の位置ずれ(平行移動)に最も近い(p,q)の組み合わせ(P,Q)に対して、最小になると考えられる。即ち、照合指紋方向角データと登録指紋方向角データとが一致する部分が最大になるときに、S(p,q)が最小になる。そこでこのベクトル(P,Q)が登録指紋に対する照合指紋のおよその位置ずれを表すと考える。従って、(P,Q)方向に指をずらせば、照合指紋方向角データと登録指紋方向角データとが一致する部分が大きくなり、指紋照合率が向上する。
【0037】
次に、上述のように検出したプリズム2a上に置かれた指の位置ずれを利用者に知らせて、正しい指置き位置へガイダンスするガイダンス表示について図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態3に係わる光源手段2cを構成するLEDの配置構成を示す配置構成図である。図9(a)において、光源手段2cは3×3のマトリクス状(格子状)に並べられた9個の点光源(光源)たるLEDから構成されている。また、光源制御手段2dは9個のLEDの内、任意のLEDのみを点灯及び消灯させることができる。従って、プリズム2a上に置かれた利用者の指を照射する場合には、9個のLEDの全てを発光させても、その内の一部のLEDを発光させても良い。
【0038】
求められた位置ずれ方向ベクトル(P,Q)の方向成分から、指紋照合手段4はいずれの方向に位置ずれしているかを判定して、その方向に対応するLEDを中央のLEDを除いた8個のLEDの内から選択して、そのLEDを点灯させる。即ち、360°を8個のLEDに対応する8方向成分に分割し、方向ベクトル(P,Q)がこの8方向の内いずれであるかを判定し、このLEDを点灯する。このようにすれば、指紋照合装置1のプリズム2a上に置かれた指の位置ずれを利用者に知らせて、適切な位置に指を置くようにガイダンスすることができ、照合指紋方向角データと登録指紋方向角データとが一致する部分が大きくすることで、指紋照合率を向上させることができる。
【0039】
また、実施の形態2ではS209で説明したように、指紋照合結果が一致しない場合には、光源制御手段2dはリトライを示す橙色のLEDを点灯させているが、本実施の形態では位置ずれを修正する方向のLEDを点灯させることで、指紋照合結果が一致せずにリトライすべきことを利用者に知らせることができる。
【0040】
【発明の効果】
以上の発明から明らかなように本発明に係わる指紋照合装置は、操作が簡易で分かり易く、また、指の位置ずれについても適切に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1に係わる指紋照合装置の構成を示すブロック構成図である。
【図2】 この発明の実施形態1に係わる指紋照合装置の外観図である。
【図3】 この発明の実施形態1に係わる指紋照合装置によってコンピュータ装置へのログイン認証を行う流れを示すフロー図である。
【図4】 この発明の実施形態1に係わる指紋照合装置の光源手段の点灯及び消灯を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施形態2に係わる指紋照合装置の構成を示すブロック構成図である。
【図6】 この発明の実施形態2に係わる指紋照合装置の光源手段の点灯例を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施形態2に係わる指紋照合装置によってコンピュータ装置へのログイン認証を行う流れを示すフロー図である。
【図8】 この発明の実施形態3に係わる指紋照合装置のプリズム上の指置き位置の位置ずれの検出を説明するための説明図である。
【図9】 この発明の実施形態3に係わる指紋照合装置の光源手段の配置構成を示す図である。
【図10】 従来の指紋照合装置の構成を示すブロック構成図である。
【図11】 従来の指紋照合装置によってコンピュータ装置へのログイン認証を行う流れを示すフロー図である。
【符号の説明】
1 指紋照合装置、 2 指紋センサ、 2a プリズム、 2b 撮像手段、 2c 光源手段、 2d 光源制御手段、 3 指置き判定手段、 4 指紋照合手段、 5 通信手段、 6 コンピュータ装置。
Claims (1)
- 指が接触する平面部が露出する光学部材を有する筐体と、
前記光学部材の平面部に接触した指に対して光を照射する光源手段と、
前記平面部に接触した指による反射光を撮像して前記指の指紋画像を出力する撮像手段と、
あらかじめ撮像した指紋画像をXY座標のX方向とY方向との複数の領域に分割して、分割した領域ごとに求めた指紋隆線の流れの方向を示す登録指紋方向角データをあらかじめ記憶し、前記撮像手段が出力した指紋画像と、前記あらかじめ記憶した登録指紋方向角データとから、前記平面部に接触された指の位置ずれを検出する指紋照合手段とを備え、
前記光源手段は、格子状に配置された複数の光源を有し、
前記指紋照合手段は、前記撮像手段が出力した指紋画像を前記複数の領域に分割し、分割した領域ごとに指紋隆線の流れの方向を示す照合指紋方向角データを求め、求めた照合指紋方向角データとあらかじめ記憶した登録指紋方向角データとを比較して照合指紋方向角データと登録指紋方向角データとが一致する領域の数が最大になる場合の指紋画像のX方向の位置ずれとY方向の位置ずれとを求め、求めたX方向の位置ずれとY方向の位置ずれとに対応する光源を前記格子上に配置された複数の光源から選択し、選択した光源を点灯させる
ことを特徴とする指紋照合装置。
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