JP4454479B2 - 業務メッセージ通信方法及び業務メッセージ通信システム - Google Patents

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本発明は、複数の作業者が介在する一連の業務を行う際に個別のシステムを構築することなく、連続した業務間において関連データを含むメッセージの通信を可能にする業務メッセージ通信方法及び業務メッセージ通信システムに関する。
従来、業務システムにおいて作業者間のメッセージおよび業務関連データの伝達は、物理的な帳票や、電子メールといった直接業務システムとは切り離された媒体および手段を用いて行われてきた。このため、作業者の伝達ミスや入力ミスによる業務の後戻りを発生させ、業務の進捗情報をリアルタイムに把握することが難しい問題があった。これを自動化するためには、都度個別システムの構築が必要となり多大なコストや時間を必要とした。
上記した技術分野に関連して、以下に示すような報告がなされている。
特開平11−306098号公報に開示されている「メッセージ処理装置、メッセージ管理方法及びメッセージ管理プログラムを記録した記録媒体」におけるメッセージ処理装置は、メッセージの受信、完了状態を把握するシステムである。複数の端末装置がLAN等の回線網を介してサーバ装置に接続されている。サーバのメッセージ処理プログラムは、端末装置におけるメッセージの作成、発信機能、受信メッセージの一覧、発信メッセージの一覧、受信メッセージ等の表示機能を有している。メッセージファイルは、メッセージの発信者側の情報が記憶されるファイルであり、発信者ID、メッセージのタイトル、メッセージ内容等が記憶される。メッセージ管理テーブルは、メッセージの受信者側の情報が記憶されるテーブルであり、受信者ID、完了日時、メッセージに対するコメント等が記憶される。メンバーテーブルは、メッセージの送信先となるメンバーに関する情報が記憶されるテーブルであり、メンバーID、氏名、所属グループ等が記憶される。
しかし、開示されている当該技術には、次のような問題点があった。第一の問題点は、メッセージの受け渡しを行う上でその業務に必要な関連データ(メッセージキー)の伝達ができないことである。その理由は、従来のメッセージ処理システムでは、業務を行う上での関連データの受け渡しについて何ら考慮されていないためである。第二の問題点は、複数の作業者が介在する一連の業務間でメッセージの送信時の送信先の選定が自動化できないことである。その理由は、従来のメッセージ処理システムでは、メッセージの送信先については作業者が選定することを前提としているため、定型的な業務プロセス等においての自動化について何ら考慮されていないためである。第三の問題点は、複数の作業者が介在する一連の業務間で各々の業務の開始時に作業者に対して同様なデータの入力を必要とさせてしまうことである。その理由は、従来のメッセージ処理システムでは、この作業者の入力の手間に対してなんら考慮されていないためである。第四の問題点は、複数の業務間のシステム化されていない部分をシステム化することによる工数の増大である。第五の問題点は、第四の問題点に伴い、業務変更時の個別システム変更による工数の増大がある。また、第六の問題点として、システム間をまたがった業務プロセスの進捗状況を作業者からの都度の報告無しに自動的に把握できない。
また、特開2001−175782号公報に開示されている「自立型電文システム」では、電文に電文自身がどのような動きをすれば良いかが分かるフロー定義情報及びフローステータス情報とそれを解析することができるプログラムが添付されている自律型電文システムが提案されている。
また、特開2002−373234号公報に開示されている「予定管理方法およびシステム」では、複数の作業者が管理する作業者端末と、複数の工程からなる業務のワークフローを管理した予定管理コンピュータをネットワークを介して接続し、複数の作業者により行われる業務の予定管理を行うための方法であって、作業者が自分の作業が終了した際に、自分の作業が終了した旨の情報を作業者端末より送信する段階と、予定管理コンピュータが、作業が終了した旨の情報を用いてワークフローを参照することにより、次の工程の作業を行う作業者を特定し、特定された作業者の作業者端末に、前の工程の作業が終了した旨の情報を送信する段階と、を備えた予定管理方法が提案されている。
また、特開平06−131138号公報に開示されている「対話型業務プログラム呼び出し方式」では、情報処理装置の上の対話型情報処理プログラムにより、端末装置との対話処理を実現する対話型情報処理システムの対話型業務プログラム呼び出し方式において、端末装置制御プログラムに、端末装置からのメッセージを受信するメッセージ受信手段と、受信したメッセージを特定の対話型業務プログラムに伝達するメッセージ伝達手段と、対話型情報処理プログラムからのメッセージをあたかも端末装置から受信したように扱うメッセージ疑似受信手段と、対話型業務プログラムによる端末装置の使用状態を記憶する端末装置状態表と、端末装置状態表のプログラム使用状態を変更する使用状態変更手段と、メッセージに対応する対話型業務プログラムを記憶するプログラム対応表とを有するとともに、対話型情報処理プログラムに、対話型業務プログラムの呼び出し指示を検出する呼び出し指示検出手段と、呼び出し指示を対応するメッセージに変換するメッセージ変換手段と、呼び出し指示に対応するメッセージを記憶するメッセージ登録表とを有する対話型業務プログラム呼び出し方式が報告されている。
また、特開平11−149383号公報に開示されている「プロセス間通信制御装置」では、複数の業務プロセスが互いに通信し合いながら協調動作するマルチプロセス機能を有したデータ処理システムに設けられるプロセス間通信制御装置において、各業務プロセスを個々に通信可能に接続する複数のプロセス間通信手段と、各プロセス間通信手段にそれぞれ接続された業務プロセスの識別情報をそのプロセス間通信手段の識別情報と対応付けて記憶する記憶手段と、各プロセス間通信手段にそれぞれ接続された業務プロセスからプロセス間通信用メッセージ伝文を受信する受信手段と、この受信手段によりいずれかの業務プロセスからプロセス間通信用メッセージ伝文を受信するとそのメッセージ伝文に含まれる送信先プロセスの識別情報で記憶手段を検索して当該送信先プロセスの識別情報に対応するプロセス間通信手段の識別情報を取得する情報取得手段と、この情報取得手段により取得した識別情報で識別されるプロセス間通信手段に接続された業務プロセスに受信手段により受信したプロセス間通信用メッセージ伝文を転送するメッセージ通信制御手段と、このメッセージ通信制御手段により業務プロセス間を通信されたプロセス間通信用メッセージ伝文の内容をリアルタイムに可視化出力する通信監視手段とを具備するプロセス間通信制御装置が報告されている。
また、特開平11−203334号公報に開示されている「プラント設計用ワークフロー管理装置」では、プラントの設計作業を複数の部門で連携して進め、各部門でネットワークに接続された各入出力端末上で設計作業を行い、設計作業で作成した書類データを格納し、格納した書類データをあらかじめ定義した作業の流れに沿って各入出力端末に配送するワークフロー機能を有するプラント設計用ワークフロー管理装置であって、ワークフローの機能を実現するための管理情報を有する管理情報データベースと、書類データを格納する書類データベースと、ワークフロー機能を制御するワークフロー制御手段と、を備え、管理情報データベースには、プラントを設計するときの必須の作業名があらかじめ定義され、各作業は当該作業を行うために必要となる入手書類と作業を実行したときの発行書類を属性として持ち、作業を行う作業者を関連付けされ、作業者に対して所属する部門とこの部門が設計担当する製品を階層的に関連付けされた管理情報を有し、書類データベースには、書類データと、作業者が作成完了した書類に属性としての、書類名、作成者、作成日時、状態を含む作成情報と、を有し、ワークフロー制御手段は、ワークフロー管理装置への作業者からの接続時に、書類データベースに格納されている書類と当該作成情報と管理情報データベースの管理情報を照合し、接続した作業者の担当する作業を実行するために必要な書類がある場合には、書類を受け取り、作業の実行を促すようなメッセージを当該作業者に対して出力し、必要な書類がない場合には、書類の作成担当作業者を管理情報より調べて該当作業者に対して書類作成の催促を行うような制御を行い、管理情報データベースの内容を読み込み、変更するための情報読み込み手段および情報書き込み手段と、作業者が作成完了した書類に属性としての作成情報を付して書類データベースに格納し、取り出す情報受信手段および情報発信手段と、を設けるプラント設計用ワークフロー管理装置が報告されている。
特開平11−306098号公報 特開2001−175782号公報 特開2002−373234号公報 特開平06−131138号公報 特開平11−149383号公報 特開平11−203334号公報
本発明の目的は、業務メッセージ通信方法及び業務メッセージ通信システムを提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する括弧付き符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の業務メッセージ通信方法は、一連の作業を行うためのクライアント(111)と、クライアントにおける作業の指示に基づいて業務を実行する業務システム(108)と、クライアントと業務システムとに接続して一連の作業間でメッセージの通信を行う業務メッセージ通信装置(100)とを備える業務メッセージ通信システム(150)における業務メッセージ通信方法であって、クライアントからの業務メッセージ選択指示に基づいて、業務メッセージ通信装置が業務メッセージ選択指示に対応する業務システムを起動する業務システム起動ステップと、業務メッセージ通信装置が、業務システムからの業務完了通知信号の受信に基づいて、以降の業務に必要な情報を含む新たな業務メッセージを生成して記憶するメッセージ蓄積ステップとを備える。
また、本発明の業務メッセージ通信方法において、業務メッセージ通信装置(100)は、メッセージ制御部(103)と、メッセージ表示部(104)と、メッセージ蓄積部(102)とを備え、業務システム(108)は、メッセージ送信部(110)を備え、業務システム起動ステップは、業務メッセージ通信システム(150)の起動に基づいて、メッセージ表示部がメッセージ蓄積部からメッセージを読み込み、メッセージの送信先となるクライアント(111)にメッセージを送信するメッセージ送信ステップと、メッセージの受信に基づいて、クライアントがメッセージの中から特定のメッセージを選択して特定のメッセージの処理を開始する指示を含む開始信号をメッセージ表示部に送信する開始信号送信ステップと、メッセージ表示部が開始信号を受信し、開始信号に含まれる情報に基づいて、情報に対応した業務システムを起動する起動ステップとを備え、メッセージ蓄積ステップは、メッセージ制御部が、メッセージ送信部から送信される業務システムにおける業務の完了を知らせる業務完了信号の受信に基づいて、以降の業務の実行に必要な情報を含む新たな業務メッセージを生成するメッセージ生成ステップと、メッセージ制御部が、メッセージ生成ステップで生成された新たな業務メッセージをメッセージ蓄積部に記憶する蓄積ステップとを備える。
また、本発明の業務メッセージ通信方法において、開始信号に含まれる情報は、業務仕分けを示す業務情報と、業務権限を示す業務情報アクセスタイプ情報とを備える。
また、本発明の業務メッセージ通信方法において、以降の業務の実行に必要な情報は、業務仕分けを示す業務情報と、送信先情報とを備える。
また、本発明の業務メッセージ通信方法において、業務システム(108)は複数である。
また、本発明の業務メッセージ通信方法において、クライアント(111)はパーソナルコンピュータ(PC)である。
また、本発明の業務メッセージ通信システム(150)は、一連の作業を行うためのクライアント(111)と、クライアントにおける作業の指示に基づいて業務を実行する業務システム(108)と、クライアントと業務システムとに接続して一連の作業間でメッセージの通信を行う業務メッセージ通信装置(100)とを備え、クライアントからの業務メッセージ選択指示に基づいて、業務メッセージ通信装置が業務メッセージ選択指示に対応する業務システムを起動し、業務システムは、業務の完了に基づいて業務メッセージ通信装置に業務完了通知信号を送信し、業務メッセージ通信装置は、業務完了通知信号の受信に基づいて、以降の業務に必要な情報を含む新たな業務メッセージを生成して蓄積する。
また、本発明の業務メッセージ通信システム(150)において、業務メッセージ通信装置(100)は、メッセージ制御部(103)と、メッセージ表示部(104)と、メッセージ蓄積部(102)とを備え、業務システム(108)は、メッセージ送信部(110)を備え、業務メッセージ通信システムの起動に基づいて、メッセージ表示部はメッセージ蓄積部からメッセージを読み込み、メッセージの送信先となるクライアント(111)にメッセージを送信し、メッセージの受信に基づいて、クライアントはメッセージの中から特定のメッセージを選択して特定のメッセージの処理を開始する指示を含む開始信号をメッセージ表示部に送信し、メッセージ表示部は開始信号を受信し、開始信号に含まれる情報に基づいて情報に対応した業務システムを起動し、メッセージ送信部は業務システムにおける業務が完了するとメッセージ制御部に業務の完了を知らせる業務完了信号を送信し、メッセージ制御部は、業務完了信号の受信に基づいて以降の業務の実行に必要な情報を含む新たな業務メッセージを生成し、さらにメッセージ制御部は、新たな業務メッセージをメッセージ蓄積部に記憶する。
また、本発明の業務メッセージ通信システム(150)に係わる業務システム(108)は複数である。
また、本発明の業務メッセージ通信システム(150)に係わるクライアント(111)はパーソナルコンピュータ(PC)である。
また、本発明の業務メッセージ通信装置(100)は、請求項7から10までのいれか一項に記載の業務メッセージ通信システム(150)に備わる。
また、本発明のプログラムは、請求項1から6までのいずれかに記載の業務メッセージ通信装置(100)の機能を実現し、コンピュータ読み込み可能である。
本発明により、業務メッセージ通信方法及び業務メッセージ通信システムを提供することができる。これにより、以下の作用効果を実現する。
(1)本発明に係わる、業務メッセージ通信方法及び業務メッセージ通信システムにおいては、業務プロセスの変化や組織変更といった環境の変化に対して、その都度個別のシステムの構築が必要にならない。業務プロセスの変更によるシステムの修正は、本装置に設定するデータを変更することで可能となる。本発明は、このような業務プロセスの変更要求に対して、迅速に対応する仕組みを提供することができる。
(2)また、作業者の作業リストをメッセージの一覧として表示でき、作業の抜け漏れを無くすことができる。
(3)また、業務上必要な情報の伝達に関してメッセージ中にそのデータを添付しメッセージを送信(次の作業者に業務を依頼)することでペーパーレス化、業務の効率化を実現する。
(4)また、メッセージキーにより次の作業者の操作ステップを軽減することができる。
(5)また、メッセージキーの値またはそこから導出される業務システムデータの値によりメッセージ自動分岐または作業者による送信先選定を実現することで、伝達ロスや作業者による伝達先間違いを無くすことができる。
(6)また、メッセージ送信した履歴より一連の業務プロセスの状態を参照することにより、エンドユーザに対して精度の高い納期回答等の情報を提供することができる。
添付図面を参照して、本発明による業務メッセージ通信方法及び業務メッセージ通信システムを実施するための最良の形態を以下に説明する。
本発明の実施の形態に係わる業務間メッセージによる業務メッセージ通信方法及び業務メッセージ通信システムは、業務連携のためのメッセージ制御並びに業務システム連携を行う。本発明の実施の形態においては、
(1)業務メッセージ通信装置を備えた業務メッセージ通信システムが起動すると、業務メッセージ通信装置が業務メッセージ通信装置に備わるメッセージ蓄積部からメッセージを読み出す。そして、業務メッセージ通信装置に接続されているクライアント(一般にはパーソナルコンピュータ)に対象となる作業者に向けたメッセージを送信する。
(2)クライアントで受信されたメッセージに基づいて、メッセージの中から処理対象となるメッセージが指定される。クライアントは、選択されたメッセージの処理を開始する指示を業務メッセージ通信装置に送信する。
(3)業務メッセージ通信装置は、処理を開始する指示の信号を受信し、信号に含まれるメッセージの指定に基づいて業務メッセージ通信装置に接続された対応する業務システムを起動する。
(4)起動された業務システムにおいて一連の業務が完了すると、業務システムは業務メッセージ通信装置に向けて業務の完了を知らせる信号を送信する。そして、業務メッセージ通信装置は、業務の完了を知らせる信号の受信に基づいて次の業務の実行に必要な情報を含む新たなメッセージを生成する。
(5)業務メッセージ通信装置は、生成した新たなメッセージをメッセージ蓄積部に記憶する。
(本発明の実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態に係わる業務メッセージ通信装置を備えた業務メッセージ通信システムの概略構成を示す。本実施の形態に係わる業務メッセージ通信システム150は、業務毎の業務システム108に備えられたメッセージ送信装置110と、クライアント(一般にはパーソナルコンピュータ)111と、メッセージ履歴表示器112と、業務メッセージ通信装置100とを備えている。業務システム108は、各業務毎に個別に構築されており、作業者の業務内容に基づいて、各業務システム108に係わる業務システムデータ109との間においてデータの送受信を行う。
業務メッセージ通信装置100は、メッセージの制御情報が格納されたメッセージ制御ファイル101、クライアント111に送信されたメッセージの情報が格納されるメッセージ実行データ102、メッセージの送信制御を行うメッセージ制御装置103、送信されたメッセージを作業者毎に表示するメッセージ表示装置104、業務毎に作業者を識別する作業者制御装置105、作業者のアクセスする業務システム108を起動する業務システム起動装置106、一連の業務プロセスに係わる複数の作業者が登録された作業者定義ファイル107、CPU117、業務メッセージ通信装置100を動作させるための業務メッセージ通信プログラムを格納したメモリ118、そしてインターフェース部116を備えている。業務メッセージ通信装置100に備えられるそれぞれの装置、データおよびファイルは、バスライン115を介して接続されている。業務メッセージ通信装置100と、業務メッセージ通信装置100外部に設置されている業務システム108、メッセージ送信装置110、クライアント111、およびメッセージ履歴表示器112との間における信号の入出力はインタフェース部116を介して行われる。
メッセージ制御ファイル101の実施の形態を図2に示す。メッセージ制御ファイル101は、当該業務がスタートする時点で予め作成されて、業務メッセージ通信装置100内に格納される。メッセージ制御ファイル101は、図2に示されるように、業務関係マスタ210(元業務コード、先業務マスタ、メッセージコード、条件、送信方式、ラインフラグ)、メッセージマスタ220(メッセージコード、送信側メッセージ表現、受信側メッセージ表現、納期、メールコード)、業務マスタ230(業務コード、業務名)、グループ常設業務マスタ240(業務グループコード、仕分けグループコード、業務コード、表示順)、業務仕分けマスタ250(業務グループコード、仕分けグループコード、仕分けグループ名、閉フラグ)、グループ受信業務マスタ260(業務グループコード、業務コード、表示順)、業務グループマスタ270(業務グループコード、業務グループ名)、管理キーリンクマスタ280(業務コード、管理キークラスコード、送受信タイプ)、管理キーマスタ290(管理キークラスコード、管理キー連番、テーブル名、カラム名)、業務処理マスタ300(業務コード、業務処理コード、業務処理名、表示順)、画面マスタ310(業務コード、業務処理コード、画面番号、親画面番号、画面URL,画面名、メッセージ発行フラグ)を備えている。
メッセージ実行データ102の実施の形態を図3に示す。メッセージ実行データ102は、メッセージテーブル500(プロセスID,メッセージコード、送信側メッセージ表現、受信側メッセージ表現、業務コード、業務名、管理データID,親メッセージID,発行元業務グループコード、発行元業務コード、発行元業務グループ名、発行元業務名、発行元コード、発行者名、備考、進捗状態、納期、表示レベル、ロック状態、完了フラグ、削除フラグ)、管理キーテーブル510(管理データID,管理キークラスコード、管理キークラス連番、管理キー連番、テーブル名、カラム名、値、データタイプ)を備えている。
メッセージ制御装置103は、業務システム108を利用する作業者の操作により、メッセージ送信装置110からメッセージ送信情報を受信する。そして、受信したメッセージ送信情報に基づいて、メッセージ制御ファイル101から対応したメッセージ制御情報を読込む。さらに、作業者制御装置105の制御情報に基づいて、メッセージ実行データ102を生成する。作業者制御装置105は、作業者定義ファイル107を読込み、メッセージ制御ファイル101の情報に基づいて、メッセージを送信するメッセージ制御装置103に対して対象作業者の業務リスト情報を送信する。
作業者定義ファイル107は、当該業務がスタートする時点で予め作成されて、業務メッセージ通信装置100内に格納される。そして、ユーザマスタ600(ユーザコード、ユーザ名、パスワード、会社コード、部コード、役職コード、主業務、メールアドレス)、所属マスタ610(業務グループコード、ユーザコード)を備えている。
作業者制御装置105は、作業者が作業を実施する業務システム108を起動する業務システム起動装置106に対して、対応作業者の業務システムアクセスタイプを送信する。ここで、業務システムアクセスタイプとは、業務システム108に対して対応作業者がアクセスできる権限である。図4に示される作業者定義ファイル107に備えられている、ユーザマスタ600中の「部コード」および「役職コード」がこれに対応する。メッセージ表示装置104は、メッセージ実行データ102を読込み、作業者制御装置105から送信された作業者の業務システムアクセスタイプに基づいてクライアント111に向けて対応するメッセージを送信する。
業務システム起動装置106は、メッセージ表示装置104から作業者の行う業務情報(作業者定義ファイル107の所属マスタ610に格納されている業務権限に関する業務グループコード等)と、作業者制御装置105から送信される業務システムアクセスタイプ情報とに基づいて、対応する業務システム108を起動する。
メッセージ送信装置110は、業務システム108から次の業務を行う作業者へ、現在の業務の完了を通知するためのメッセージ情報および現在の業務に関連するデータを送信するための指示をメッセージ制御装置103へ向けて送信する。
メッセージ履歴表示器112は、メッセージ実行データ102を読込み、業務単位および時系列にソートを行う。そして、対象業務毎に一連の業務プロセスの進捗状況を時系列表示する。
(実施の形態の動作フロー)
初めに、図1に示された本実施の形態の構成、および図5に示された本実施の形態における信号の流れおよびデータの流れに基づいて、本実施の形態の全体の動作原理を概説する。
(A)業務メッセージ通信システム150が起動すると、CPU117は、バスライン115を介して業務メッセージ通信装置100のメモリ118内に格納されている業務メッセージ通信プログラムを読み込んで実行する。
業務メッセージ通信プログラムが実行されると、メッセージ表示装置104は、クライアント(パーソナルコンピュータ)111におけるオペレーションの業務内容に対応する業務一覧メッセージをメッセージ実行データ102から読み込み、クライアント111に向けて当該メッセージを送信する。
(B)クライアント111で受信された当該メッセージに基づいて、メッセージの中から処理対象となるメッセージが指定される。そして、クライアント111は選択されたメッセージの処理を開始する指示をメッセージ制御装置103に向けて送信する。
(C)メッセージ制御装置103は、処理を開始する指示の信号を受信し、信号に含まれるメッセージの指定に基づいて作業者制御装置105に対して対象業務リストの抽出をさせる指示信号を送信する。
(D)作業者制御装置105は、作業者定義ファイル107を読み込み、メッセージ制御ファイル101の当該情報に基づいて業務システム起動装置106に業務システムアクセス情報を送信する。
(E)そして、業務システム起動装置106は、作業者制御装置105からの業務システムアクセス情報と、メッセージ表示装置104からの業務情報とに基づいて対応する業務システム108を起動する。
(F)業務システム108において一連の業務が完了すると、当該業務システム108が、メッセージ制御装置103に業務の完了を知らせる信号を送信する。そして、メッセージ制御装置103において、業務の完了を知らせる信号の受信に基づいて、次の業務の実行に必要な情報を含む新たなメッセージを生成する。
(G)メッセージ制御装置103は、生成した新たなメッセージをメッセージ実行データ102に記憶する。
本実施の形態においては、業務メッセージ通信装置100全体の動作を制御する業務メッセージ通信プログラムがメモリ118に格納されている。また、メッセージ制御装置103、メッセージ表示装置104、作業者制御装置105、および業務システム起動装置106それぞれの制御プログラムは対応する装置内の図示せぬ記憶部に格納されており、それぞれの装置に備えられている図示せぬCPUによりそれぞれ対応するプログラムが実行されている。
業務メッセージ通信プログラムが実行されると、それぞれの装置に備えられている制御プログラムが起動して、それぞれの装置の動作を制御する。しかし、CPU117の演算処理速度およびメモリ118の記憶容量によっては、それぞれの装置に個別に格納されていた図示せぬCPU、および記憶部の制御用プログラムは、全てCPU117で代用、およびメモリ118に記憶させることができる。これにより、業務メッセージ通信装置100の構成を簡素化することができる。
以下に、本発明の実施の形態に係わる業務メッセージ通信装置100を備えた業務メッセージ通信システム150の動作フローを、業務メッセージ通信装置100(メッセージ制御装置103、メッセージ表示装置104、作業者制御装置105、業務システム起動装置106)、メッセージ送信装置110、クライアント111、およびメッセージ履歴表示器112毎にフローチャートを参照にして詳細に説明する。
図6に、メッセージ表示装置104の動作フローを示す。業務メッセージ通信システム150が起動すると、業務メッセージ通信装置100のメッセージ表示装置104は、アクセスしている作業者に関連した当該メッセージをメッセージ実行データ102から読み込む(ステップS12)。また、メッセージ表示装置104は、作業者制御装置105から当該作業者の対象業務リストを抽出する(ステップS13)。作業者制御装置105から当該作業者の対象業務リストを抽出する動作については、作業者制御装置105の動作フロー説明において詳細に説明する。そして、ステップS12で抽出されたメッセージが、ステップS13で抽出された業務リストに含まれるかどうかを判断する(ステップS14)。含まれない場合には、ステップS12で抽出されたメッセージの次のメッセージの存在を判別し(ステップS16)、存在する場合にはステップS12からのステップを繰り返す。存在しない場合には終了する。
一方、ステップS14において、ステップS12で抽出されたメッセージがステップS13で抽出された業務リストに含まれる場合には、当該メッセージをクライアント111に送信し、このメッセージの受信に基づいて、クライアント11はメッセージおよびメッセージに関連する選択業務一覧を表示部に表示する(ステップS15)。
図7に、業務システム起動装置106の動作フローを示す。まず、クライアント111への作業者のアクセスにより、メッセージ表示装置104が起動対象となる業務システム108を選択する(ステップS17)。業務システム起動装置106は、作業者制御装置105から業務システムアクセスタイプを抽出する(ステップS18)。作業者制御装置105の詳細な動作フローについては、図8を参照して後述する。業務システム起動装置106は、ステップS17で選択された業務システム108に向けて、ステップS18で抽出されたアクセスタイプに基づいた画面制御信号を送信する(ステップS19)。そして、業務システム108は、ステップS19による画面制御信号の受信に基づいて、ステップS19の業務システムアクセスタイプが適用された画面を表示する(ステップS20)。
図8に、作業者制御装置105の動作フローを示す。作業者制御装置105は、メッセージ制御装置103またはメッセージ表示装置104から、対象作業者の業務リストの抽出を指示する信号を受信する(ステップS06)。作業者制御装置105は、ステップS06による業務リストの抽出を指示する信号の受信に基づいて作業者定義ファイル107から対象作業者の業務リストを抽出する(ステップS07)。そして、作業者制御装置105は、依頼元装置へ対象作業者の業務リストを返却する(ステップS08)。
あるいは、業務システム起動装置106から、対象作業者の業務システムアクセスタイプ情報の抽出を指示する信号を受信する(ステップS09)。ステップS09による業務システムアクセスタイプ情報の抽出を指示する信号の受信に基づいて、作業者制御装置105は、作業者定義ファイル107から対象作業者の業務システムアクセスタイプ情報を抽出する(ステップS10)。そして、作業者制御装置105は、依頼元装置へ対象作業者の業務システムアクセスタイプ情報を返却する(ステップS11)。
図9にメッセージ送信装置110の動作フローを示す。メッセージ送信装置110は業務システム108に備えられ、業務システム108を使用して作業を実施する作業者から、作業の完了および当該作業に関連した作業データ(メッセージキーのコンテンツ)を含むメッセージの送信依頼を行う(ステップS21)。作業データ(メッセージキーのコンテンツ)が、送信依頼される当該メッセージに添付されるか否かについては、作業者の設定で決められる。
ステップS21によるメッセージの送信依頼に基づいて、メッセージ送信装置110は、メッセージ制御ファイル101を読込み、メッセージを送信することのできる送信先リストを抽出する(ステップS22)。ここで、メッセージを送信することのできる送信先リストは、メッセージ制御ファイル101の業務関係マスタ210に登録されている「元業務コード」、および「先業務コード」を参照して決定される。ステップS22の実施に際しては、上記したように自動で送信先を選択することも、あるいはマニュアルで送信先を選択して送信することもできる。また、メッセージ送信装置110は、業務システムデータ109からメッセージキーのコンテンツを抽出する(ステップS23)。メッセージ送信装置110から送信されるメッセージキーのコンテンツと、メッセージ制御ファイル101から送信されるメッセージおよびメッセージキーとに基づいて、メッセージ制御装置103は、メッセージ実行データ102に新たなメッセージおよびメッセージキーを格納する(ステップS24)。メッセージ制御装置103の動作の詳細については、図10を使用して後述する。メッセージ実行データ102にステップS24による新たなメッセージおよびメッセージキーが格納されると、メッセージ表示装置104は、クライアント111にメッセージ送信完了を知らせる信号を送信する。このメッセージ送信完了を知らせる信号の受信に基づいて、クライアント111の表示部にはメッセージ送信完了が表示される(ステップS25)。本実施の形態においては、メッセージの送信先として複数の業務システム108における作業者(クライアント)を選択することができる。このため、同一業務間におけるメッセージの伝達に限定されずに、複数の業務システム108における作業者(クライアント)に対して正確にメッセージを伝えられると共に、当該メッセージに関連データ(メッセージキー)を添付して送信することができ、業務の質の向上および効率化が実現される。
図10にメッセージ制御装置103の動作フローを示す。
メッセージ制御装置103がメッセージ送信装置110からメッセージの送信を指示する信号を受信すると(ステップS01)、このメッセージの送信を指示する信号の受信に基づいて、作業者制御装置105から対象作業者の業務リストを抽出する(ステップS02)。作業者制御装置105による対象作業者の業務リスト抽出の動作フローについては、図8に示したステップ06以降に記述した通りである。そして、対象作業者の業務リストの有無を判別する(ステップS03)。対象業務リストが存在しない場合には、メッセージの送信処理は終了する。対象業務リストが存在する場合には、メッセージ制御装置103は、ステップS02で抽出された業務リストおよびステップS22で抽出された送信先リストに基づいてメッセージ制御ファイル101から送信メッセージを抽出する(ステップS04)。そして、メッセージ制御装置103は、ステップS04で抽出された当該メッセージをメッセージ実行データ102へ格納する(ステップS05)。このとき、メッセージ送信装置110を介して、作業者がメッセージに添付データ(メッセージキー)を添付するか否かの設定がなされる。
図11にメッセージ履歴表示器112の動作フローを示す。作業者がクライアント111による表示から、メッセージ履歴表示器112による表示に切り替える指示をメッセージ表示装置104に対して送信する。表示を切り替える指示をする信号の受信に基づいて、メッセージ履歴表示器112は、メッセージ実行データ102を読込み、対応する業務のメッセージを抽出する(ステップS26)。メッセージ履歴表示器112は、抽出されたメッセージを業務単位及び時系列にソートする(ステップS27)。そして、メッセージ履歴表示器112は、ソートされたメッセージ履歴を表示する(ステップS28)。
(本発明の実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2に係わる業務メッセージ通信装置を備えた業務メッセージ通信システムの業務メッセージ通信システム表示器の概略構成を示す。
本実施の形態の業務メッセージ通信装置を備えた業務メッセージ通信システムの表示器200は、同一画面上に、対象となる業務システム表示部108A、108B、108C、それぞれの業務システム108に備えられたメッセージ送信装置110のメッセージ送信キー110A,110B、110C、メッセージ送信先110D,110E、110F、クライアント111の表示部に対応するメッセージ表示部120、およびメッセージ表示からメッセージ履歴表示に切り替えるためのメッセージ履歴切替キー112Aを備えている。
本実施の形態に係わる業務メッセージ通信装置を備えた業務メッセージ通信システムの基本的構成および動作原理は、本発明の実施の形態1のそれと同様である。但し,本実施の形態においては、実施の形態におけるクライアント111の表示部と、メッセージ履歴表示器112と、業務システム108の表示部およびメッセージ送信装置が1つの画面上に表示されるようになっている。これにより、作業者は、前工程や関連する業務システムの作業者からのメッセージや、関連業務に係わるメッセージ履歴、および実施する対象作業のオペレーションを全て同一作業画面で一括に確認および実施が出来るため、作業効率の向上が実現される。また、メッセージの不伝達が防止される。
本発明に係わる実施の形態が実現されることにより、メッセージにより業務プロセスの変化や組織変更といった環境の変化に対して、その都度個別のシステムを構築する必要がなくなる。業務プロセスの変更によるシステムの修正に対しては、本装置に設定するデータを変更することで対応可能となる。本発明は、このような業務プロセスの変更要求に対して、迅速に対応する機能を備える。つまり、業務プロセスの変化への適応については、図1のメッセージ制御ファイル101を図2の実施の形態のように定義し、その内容を変更することによって対応することが可能となる。また、組織の変更への適応については、図1の作業者定義ファイル107を図4のように定義することにより、組織変更に対応可能となる。
また、本発明の実施の形態により、クライアント111の表示画面上に作業者の作業選択リストをメッセージの一覧として表示でき、作業の抜け漏れを無くすことが可能となる。つまり、図5に示されるように、業務で連携するほかの作業者からの依頼を業務メッセージ通信装置100によりメッセージとして送信することによって、次の作業者の作業すべき内容をクライアント111により一覧表示することが可能となる。作業者はこの一覧に基づいて作業を行うことで必然的に作業の抜け漏れを無くすことが可能となる。
また、本発明の実施の形態により、業務上必要な情報の伝達に関してメッセージ中にそのデータ(メッセージキー)を添付してメッセージを送信(次の作業者に業務を依頼)することにより、ペーパーレス化および業務の効率化が可能となる。つまり、図1のメッセージ制御ファイル101には、図2に示されるメッセージキーが定義されている。メッセージ制御装置103がメッセージを送信する際には、図3に示されるように、メッセージ(メッセージテーブル500)とメッセージキー(管理キーテーブル510)を合わせて送信することが可能となる。
従来、作業者間におけるメッセージや作業データの伝達は、紙の帳票や電子メール等を媒介として行われていた。しかし本発明の実施の形態により、メッセージや作業データ等の情報をシステム的に格納および伝達することにより、作業者間の情報伝達の効率化が実現する。
また、本発明の実施の形態において、メッセージキーをメッセージと同時に送信して伝達することにより、次の作業者の操作ステップを軽減する。つまり、図1のクライアント(一般にはパーソナルコンピュータ)111に表示された作業者の選択作業リストの1つ1つのメッセージにはメッセージキーが添付可能である。このため、メッセージキーが添付されるメッセージから業務システム起動装置106を介して起動される業務システム108では、添付されるメッセージキーを参照することができる。このため、業務システム108においても、システム起動時にこのメッセージキーを利用して業務システムデータ109からあらかじめ業務に付随する必要なデータを抽出し、業務の高率化が実施される。
従来の業務システムにおいては、他の作業者から伝達された情報を用いて業務システムに新規入力や再入力をする必要があった。このため、業務システムの操作ステップの増大や、作業者の入力ミス等を誘発していた。本発明の実施の形態により、作業者の操作ステップを軽減するばかりでなく本来の作業者の業務に専念させることが可能となり、業務効率化を実現することができる。
また、本発明の実施の形態により、メッセージキーの値、またはそこから導出される業務システムデータ109の値の設定により、メッセージ自動分岐または作業者による送信先選定を実現する。これにより、伝達ロスや作業者による伝達先間違いが防止される。つまり、図1のメッセージ制御ファイル101の中で図2のように業務間のメッセージの定義が行われることにより、メッセージ送信装置110がメッセージ送信指示を送信する際に、送信先を業務に応じて自動選定することが可能となる。
また、本発明の実施の形態により、メッセージ送信した履歴を表示して、一連の業務プロセスの状態を参照することができる。これにより、エンドユーザに対して、例えば精度の高い納期回答等の情報を提供することができる。つまり、図1のメッセージ実行データ102を読み込み、既に各作業者から送信されたメッセージの内容を元に図3のメッセージTBL500を業務単位かつ時系列に並べ替えて、メッセージ履歴表示器112にメッセージ履歴を一覧表示することで、随時一連の業務プロセスの進捗状況を表示することが可能となる。
さらに本発明は、複数の作業者が介在する一連の業務間をメッセージにより接続し、またその際に業務間の関連データを合わせて伝達することができる。これにより、例えば、製造業の生産管理業務などの業務プロセスの変更が頻繁に発生する分野に適用することができる。
本実施の形態に係わる業務メッセージ通信システムの概略構成を示す図である。 本実施の形態に係わるメッセージ制御ファイルの構成を示す図である。 本実施の形態に係わるメッセージ実行データの構成を示す図である。 本実施の形態に係わる作業者定義ファイルの構成を示す図である。 本実施の形態に係わる業務メッセージ通信システムにおける信号の流れおよびデータの流れを示す図である。 本実施の形態に係わるメッセージ表示装置の動作フローを示す図である。 本実施の形態に係わる業務システム起動装置の動作フローを示す図である。 本実施の形態に係わる作業者制御装置の動作フローを示す図である。 本実施の形態に係わるメッセージ送信装置の動作フローを示す図である。 本実施の形態に係わるメッセージ制御装置の動作フローを示す図である。 本実施の形態に係わるメッセージ履歴表示器の動作フローを示す図である。 本実施の形態に係わる業務メッセージ通信システム表示器の概略構成を示す図である。
符号の説明
100…業務メッセージ通信装置
101…メッセージ制御ファイル
102…メッセージ実行データ
103…メッセージ制御装置
104…メッセージ表示装置
105…作業者制御装置
106…業務システム起動装置
107…作業者定義ファイル
108…業務システム
108A…業務システム1
108B…業務システム2
108C…業務システム3
109…業務システムデータ
110…メッセージ送信装置
110A、110B、110C…メッセージ送信キー
110D、110E、110F…メッセージ送信先
111…クライアント
112…メッセージ履歴表示器
112A…メッセージ履歴切替キー
115…バスライン
116…インタフェース部
117…CPU
118…メモリ
120…メッセージ表示部
150…業務メッセージ通信システム
200…業務メッセージ通信システム表示器
210…業務関係マスタ
220…メッセージマスタ
230…業務マスタ
240…グループ常設業務マスタ
250…業務仕分けマスタ
260…グループ受信業務マスタ
270…業務グループマスタ
280…管理キーリンクマスタ
290…管理キーマスタ
300…業務処理マスタ
310…画面マスタ
500…メッセージテーブル(TBL)
510…管理キーテーブル(TBL)
600…ユーザマスタ
610…所属マスタ

Claims (8)

  1. 一連の作業を行うためのクライアントと、メッセージ送信部を備え、前記クライアントにおける作業の指示に基づいて業務を実行する複数の業務システムと、メッセージ制御部と、メッセージ表示部と、業務システム起動部と、メッセージ蓄積部とを備え、前記クライアントと前記複数の業務システムとに接続して前記一連の作業間でメッセージの通信を行う業務メッセージ通信装置とを具備する業務メッセージ通信システムにおける業務メッセージ通信方法であって、
    前記クライアントからの業務メッセージ選択指示に基づいて、前記業務メッセージ通信装置が前記業務メッセージ選択指示に対応した、作業者が利用する前記第1業務システムを起動する業務システム起動ステップと、
    前記業務メッセージ通信装置が、前記第1業務システムからの業務完了通知信号の受信に基づいて、メッセージ制御ファイルを参照して、以降の業務に必要な情報を含む新たな業務メッセージを生成して記憶するメッセージ蓄積ステップと
    を具備し、
    前記業務システム起動ステップは、
    前記メッセージ制御装置が、前記作業者に関連する複数のメッセージを、前記一連の作業間のメッセージを定義したメッセージ制御情報が予め格納された前記メッセージ制御ファイルから抽出するステップと、
    前記メッセージ制御装置が、前記複数のメッセージを、前記作業者に関連する処理中のメッセージを格納している前記メッセージ蓄積部に格納するステップと、
    前記メッセージ表示部が、前記メッセージ蓄積部に格納された前記複数のメッセージ及び前記処理中のメッセージを前記クライアントに送信するステップと、
    前記業務システム起動装置が、前記複数のメッセージ及び前記処理中のメッセージの中から前記作業者に選択されたメッセージに基づいて、前記第1業務システムを起動するステップと
    を備え、
    前記メッセージ蓄積ステップは、
    前記メッセージ制御部が、業務の完了を知らせる業務完了通知信号を、前記第1業務システムのメッセージ送信部から受信するステップと、
    前記メッセージ制御部が、前記業務完了通知信号の受信に基づいて、前記メッセージ制御ファイルを参照して、以降の業務の実行に必要な情報を含む前記新たな業務メッセージを生成するステップと、
    前記メッセージ制御部が、前記新たな業務メッセージを前記メッセージ蓄積部に格納するステップと
    を備える
    業務メッセージ通信方法。
  2. 請求項に記載の業務メッセージ通信方法において、
    前記第1業務システムを起動するステップは、前記業務システム起動装置が、業務仕分けを示す業務情報と、業務権限を示す業務情報アクセスタイプ情報とに基づいて前記第1業務システムを起動する
    業務メッセージ通信方法。
  3. 請求項またはに記載の業務メッセージ通信方法において、
    前記以降の業務の実行に必要な情報は、業務仕分けを示す業務情報と、送信先情報とを具備する業務メッセージ通信方法。
  4. 請求項1からまでのいずれか一項に記載の業務メッセージ通信方法において、
    前記クライアントはパーソナルコンピュータ(PC)である
    業務メッセージ通信方法。
  5. 一連の作業を行うためのクライアントと、メッセージ送信部を備え、前記クライアントにおける作業の指示に基づいて業務を実行する複数の業務システムと、メッセージ制御部と、メッセージ表示部と、業務システム起動部と、メッセージ蓄積部とを備え、前記クライアントと前記複数の業務システムとに接続して前記一連の作業間でメッセージの通信を行う業務メッセージ通信装置とを具備し、
    前記メッセージ制御装置は、前記作業者に関連する複数のメッセージを、前記一連の作業間のメッセージを定義したメッセージ制御情報が予め格納されたメッセージ制御ファイルから抽出して、前記作業者に関連する処理中のメッセージを格納している前記メッセージ蓄積部に格納し、
    前記メッセージ表示部は、前記メッセージ蓄積部に格納された前記複数のメッセージ及び前記処理中のメッセージを前記クライアントに送信し、
    前記業務システム起動装置は、前記複数のメッセージ及び前記処理中のメッセージの中から前記作業者に選択されたメッセージに基づいて、前記第1業務システムを起動し、
    前記メッセージ制御部は、業務の完了を知らせる業務完了通知信号を、前記第1業務システムのメッセージ送信部から受信すると、前記メッセージ制御ファイルを参照して、以降の業務の実行に必要な情報を含む新たな業務メッセージを生成し、前記新たな業務メッセージを前記メッセージ蓄積部に格納する
    業務メッセージ通信システム。
  6. 請求項に記載の業務メッセージ通信システムにおいて、
    前記クライアントはパーソナルコンピュータ(PC)である業務メッセージ通信システム。
  7. 請求項5または6に記載の業務メッセージ通信システムに備わる業務メッセージ通信装置。
  8. 請求項1からまでのいずれかに記載の前記業務メッセージ通信装置の機能を実現するためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
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