JP4454436B2 - ペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法及び装置 - Google Patents

ペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4454436B2
JP4454436B2 JP2004244408A JP2004244408A JP4454436B2 JP 4454436 B2 JP4454436 B2 JP 4454436B2 JP 2004244408 A JP2004244408 A JP 2004244408A JP 2004244408 A JP2004244408 A JP 2004244408A JP 4454436 B2 JP4454436 B2 JP 4454436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peroxidase
organic waste
treatment
producing plant
waste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004244408A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006061763A (ja
Inventor
昌浩 多田羅
哲 山澤
雅史 後藤
寛 宮野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2004244408A priority Critical patent/JP4454436B2/ja
Publication of JP2006061763A publication Critical patent/JP2006061763A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4454436B2 publication Critical patent/JP4454436B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

本発明はペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法及び装置に関し、とくにペルオキシダーゼ産生植物を利用して微生物難分解性の有機系廃棄物を微生物により分解処理する方法に関する。
本発明は、廃水の生物学的処理に由来する有機質汚泥や木質系廃棄物等の微生物難分解性の有機系廃棄物をメタン発酵処理、アルコール発酵処理、コンポスト化処理する場合に有効に適用することができる。
有機系廃棄物を処理する場合に、従来の埋め立て処分や焼却処理等に代えて、最近は循環型社会を形成する観点から再資源化・エネルギー化が求められる。有機系廃棄物のうち比較的含水率の高い生ごみ・食品残渣等の食品系廃棄物については、好気性微生物による分解を利用して飼料・堆肥・肥料(コンポスト化)等に再資源化する技術、メタン発酵微生物その他の嫌気性微生物による分解を利用してバイオガス・電力エネルギー・熱エネルギーを回収する技術等が実用化されており、その普及が進められている。例えば特許文献1は、嫌気性微生物処理と好気性微生物処理と燃料電池とを組み合わせ、生ごみのエネルギー化と再資源化とを同時に達成したシステムを開示している。
しかし、有機系廃棄物のなかには、食品系廃棄物のように微生物による再資源化・エネルギー化が比較的容易なもの(以下、微生物易分解性の有機系廃棄物又は易分解性廃棄物ということがある。)だけでなく、微生物が容易に分解できず再資源化・エネルギー化が難しいもの(以下、微生物難分解性の有機系廃棄物又は難分解性廃棄物ということがある。)がある。難分解性廃棄物の代表例は、廃水の生物学的処理(例えば、活性汚泥法等)で発生する余剰汚泥(有機質汚泥)や、比較的含水率の低い廃木材・間伐材・剪定枝・稲わら・もみがら等の木質系廃棄物である。
余剰汚泥は、廃水中の有機物を吸収して増殖した多種多様の好気性微生物を大量に含んでおり、その微生物の細胞壁にペプチドグリカン、ペクチン質、セルロース等の微生物分解が難しい成分(以下、難分解成分という。)が含まれるため、再資源化・エネルギー化が難しい。それにも拘らず大量に発生する余剰汚泥の減容化が社会的に強く要請されていることから、例えば余剰汚泥の細胞構成成分を熱処理・オゾン処理・物理的粉砕処理により溶解有機物にまで分解(可溶化)した上で、好気性又は嫌気性微生物により分解処理して減容化する方法が実施されている。また特許文献2は、余剰汚泥を脱水したのちアルカリ添加と加熱とにより可溶化し、可溶化後の余剰汚泥を嫌気性微生物が阻害されない塩濃度となるように希釈・中和して嫌気性消化槽で処理することにより減容化する方法及び装置を提案している。非特許文献1のように、廃水処理時に空気曝気による好気性処理と曝気停止による嫌気性処理とを繰り返し施すことにより余剰汚泥の発生量を低減する方法も提案されている。
木質系廃棄物も、リグニン質、セルロース、ヘミセルロース等の難分解成分を多く含むため再資源化・エネルギー化が難しいが、最近はバイオマス資源の有効利用という観点から再資源化・エネルギー化が求められている。木質系廃棄物は、例えばそのまま堆肥化処理しても発酵温度が上昇せず、コンポスト化に十分な腐熟(作物に生育障害を起こさない程度までの有機質材の十分な腐朽)が得られないため、寒冷地等では腐熟のためにヒータ等で加熱する必要がある。特許文献3は、食品系廃棄物を嫌気性微生物によりバイオガスと発酵液とに分解し、木質系廃棄物を破砕した上で腐熟に適した割合の発酵液と混合して混合物とし、その混合物を通気下で腐熟させてコンポスト化すると共に、食品系廃棄物から得たバイオガスにより分解・通気・混合及び腐熟のエネルギーを供給する食品系及び木質系廃棄物の混合再資源化方法及び装置を提案している。
海野肇・岡畑恵雄編「グリーンバイオテクノロジー 持続的社会のための生物工学 第9章『廃水の有機物をバイオで消す』」株式会社講談社、2002年5月20日、pp105-116 特許第3064272号公報 特開2000−288594号公報 特開2002−326074号公報 特開昭61−082898号公報 特開2003−019494号公報
しかし、上述したように余剰汚泥を熱処理・オゾン処理・機械的粉砕処理・アルカリ処理等によって可溶化する方法は、加熱・粉砕のためのエネルギーや薬品等の資源を外部から供給しなければならない問題点がある。外部から大きなエネルギーや資源の供給を必要とする処理方法は、ランニングコストの上昇を招くだけでなく、環境負荷をできる限り低減する循環型社会形成の観点からは望ましくない。非特許文献1は、新たなプロセスを組み込むのではなく、廃水処理本来のプロセスの中で余剰汚泥の発生量を低減する提案といえるが、現段階では処理効率が低く、処理時間が長くなるため大きなリアクタが必要となり、広大な敷地スペース等を必要とする等の問題点がある。余剰汚泥の循環利用を実現するためには、環境負荷が小さく且つ余剰汚泥を効率的に分解処理できる技術の開発が必要である。
また、木質系廃棄物についても、再資源化・エネルギー化のためには化石燃料等の外部からのエネルギーや資源の供給はできる限り抑えることが望ましい。特許文献3は、木質系廃棄物を食品系廃棄物と混合して処理することにより腐熟のための外部エネルギー供給量を小さく抑える提案といえるが、やはり木質系廃棄物の分解処理に時間がかかるため大きな装置が必要となる等の問題点がある。木質系廃棄物の循環利用の実現にも、余剰汚泥の場合と同様に、木質系廃棄物を小さな環境負荷で効率的に分解処理できる技術の開発が必要である。
そこで本発明の目的は、微生物難分解性の有機系廃棄物を小さい環境負荷で効率的に分解処理できる方法及び装置を提供することにある。
本発明者等は、ホースラディッシュ(セイヨウワサビ)等のペルオキシダーゼ産生植物に注目した。ペルオキシダーゼは、リグノセルロースや含塩素難生分解性有機物の分解への関与が知られた酵素であり、余剰汚泥や木質系廃棄物等に含まれる難分解成分を分解し、その微生物分解効率を改善することが期待できる。植物によって難分解性廃棄物の分解処理効率を改善できれば、環境負荷が極めて小さい省エネルギー・省資源のシステムが構築できる。しかも植物は、例えばバイオジオフィルタ等の廃水処理施設において栽培することができ、有機系廃棄物の処理システム内で調達可能である。従来から例えば余剰汚泥の可溶化を促進するためにプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ等の酵素を利用した方法が提案されているが(非特許文献1参照)、従来方法は何れもシステム外の工場等で生産された酵素を利用するものであり、システム内で酵素の自足的生産を想定していない。ペルオキシダーゼ産生植物を用いて難分解性廃棄物の処理効率を高めることができれば、環境負荷が小さな自足的システムの構築が可能となる。本発明は、この着想に基づく研究開発の結果、完成に至ったものである。
図1の実施例を参照するに、本発明によるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法は、微生物難分解性の有機系廃棄物Aをペルオキシダーゼ産生植物Rの粉砕物Sと混合し、粉砕物Sと共に微生物と接触させて分解処理してなるものである。好ましくは、ペルオキシダーゼ産生植物Rの粉砕物Sと有機系廃棄物Aとを混合して一定時間貯留したのち微生物と接触させる。更に好ましくは、有機系廃棄物Aから生じる臭気ガス等のガスT及び/又は分解処理により生じる処理液Wをペルオキシダーゼ産生植物Rが生育する植栽基盤10に導き、植栽基盤10上で生育したペルオキシダーゼ産生植物Rを粉砕して有機系廃棄物Aと混合する。
また図1のブロック図を参照するに、本発明によるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理装置は、微生物難分解性の有機系廃棄物Aにペルオキシダーゼ産生植物Rの粉砕物Sを混合して一定時間貯留する混合槽1、及び有機系廃棄物Aを粉砕物Sと共に取り入れ且つ微生物と接触させて分解処理するバイオリアクタ5を備えてなるものである。好ましくは、分解処理後に残る未分解廃棄物Pをバイオリアクタ5から混合槽1へ戻して循環させる手段(返送路)9を設ける。更に好ましくは、混合槽1及び/又はバイオリアクタ5から発生する臭気ガス等のガスT及び/又は分解処理により生じる処理液Wを導入してペルオキダーゼ産生植物Rを生育させる植栽基盤10、並びに植栽基盤10上で生育したペルオキシダーゼ産生植物Rを粉砕して混合槽1へ送る粉砕装置2を設ける。
本発明によるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法及び装置は、難分解性廃棄物をペルオキシダーゼ産生植物の粉砕物と混合し、その混合物を微生物と接触させて分解処理するので、次の顕著な効果を奏する。
(イ)ペルオキシダーゼ産生植物の粉砕物との混合により難分解性廃棄物を可溶化できるので、微生物による分解処理効率を高め、処理期間の短縮、処理装置の小型化が可能となる。
(ロ)分解処理効率が向上するため、分解処理後に残る未分解残渣の発生量を削減することができ、未分解残渣を難分解性廃棄物として循環処理することにより実質的に未分解残渣を排出しないシステムとすることが期待できる。
(ハ)ペルオキシダーゼ産生植物は、バイオジオフィルタ等で生育させることによりシステム内で調達することができ、環境負荷が極めて小さな自足的システムが構築できる。
(ニ)難分解性廃棄物を生ごみ等の易分解性廃棄物と同じバイオリアクタで分解処理することが可能となるので、難分解性廃棄物と易分解性廃棄物とを同時に処理するシステムとすることが可能である。
(ホ)好気性微生物処理及び嫌気性微生物処理の何れにも適用可能であり、既存のバイオリアクタにもペルオキシダーゼ産生植物の粉砕物との混合槽を併設することにより本発明を容易に適用できる。
図1は、本発明の有機系廃棄物処理装置の実施例を示す。図示例の処理装置は、ペルオキシダーゼ産生植物Rを粉砕する粉砕装置2と、微生物難分解性の有機系廃棄物Aにペルオキシダーゼ産生植物Rの粉砕物Sを混合する混合槽1と、有機系廃棄物Aと粉砕物Sとの混合物(A+S)を取り入れて微生物と接触させるバイオリアクタ5とを有する。ペルオキシダーゼ産生植物Rの一例はホースラディッシュ(horseradish)であるが、ペルオキシダーゼを産出する他の植物、例えばダイコン・カブ等を利用することも可能である。また将来的には、遺伝子組換え技術により作出された植物の利用も期待できる。
粉砕装置2は、ペルオキシダーゼ産生植物Rを細胞が破壊される程度の大きさに粉砕するものであり、例えばブレンダー、ミキサー、ジューサー等の従来技術に属する食品用粉砕器とすることができる。粉砕装置2にペルオキシダーゼ産生植物Rをそのまま投入して粉砕物Sとしてもよいが、適当量の水を加えて粉砕・撹拌することにより粉砕液Sとすることができる。図示例では、難分解性廃棄物Aである余剰汚泥を混合槽1に投入し、粉砕装置2からペルオキシダーゼ産生植物Rの粉砕物(又は粉砕液)Sを混合槽1に添加して混合し、その混合物(A+S)をバイオリアクタ5に導入して微生物と接触させる。難分解性廃棄物Aが木質系廃棄物等である場合は、難分解性廃棄物Aを適当な大きさに破砕した上で混合槽1へ投入して粉砕物Sと混合する。必要に応じて、混合槽1に設けた撹拌手段1aにより難分解性廃棄物Aと粉砕物Sとを撹拌してもよい。
混合物(A+S)は、混合槽1で一定時間貯留し、難分解性廃棄物Aを粉砕物S中のペルオキシダーゼと反応させて可溶化したのち、バイオリアクタ5へ導入することが望ましい。図示例では、混合槽1とバイオリアクタ5との間に貯留槽3を設け、混合槽1で混合した混合物(A+S)を貯留槽3に一定時間貯留しているが、混合槽1に貯留する場合は貯留槽3を省略してもよい。混合槽1又は貯留槽3に貯留する時間は、難分解性廃棄物A及びペルオキシダーゼ産生植物Rの種類や混合割合、温度(気温)等に応じて適宜選択可能であるが、例えば実験的に定めることができる。
例えば、ペルオキシダーゼ産生植物Rであるホースラディッシュと難分解性廃棄物Aである余剰汚泥との混合物(A+S)は、その混合直後に比し5〜24時間程度貯留することにより、全有機物(T-BOD)に対する溶解性有機物(S-BOD)の割合が1.5〜2.0倍以上に上昇する。例えば、全有機物に対する溶解性有機物の割合が50%以上、好ましくは60%以上、更に好ましくは70%以上に可溶化するまで混合物(A+S)を貯留する。ただし、後述する実験例に示すように、粉砕物Sと混合しただけでも難分解性廃棄物Aのある程度の可溶化が期待できるので、バイオリアクタ5内でペルオキシダーゼによる難分解性廃棄物Aの分解が期待できる場合は、バイオリアクタ5へ導入する前の混合物(A+S)の貯留時間を短縮又は省略してもよい。
難分解性廃棄物Aと粉砕物Sとの混合割合は、難分解性廃棄物A及びペルオキシダーゼ産生植物Rの種類や混合物(A+S)の貯留時間等に応じて適宜選択することができ、例えば実験的に定めることができる。本発明者等は、ホースラディッシュの粉砕物Sを余剰汚泥Aと混合した場合、混合物(A+S)の合計重量に対する粉砕物Sの重量の割合を1/1000〜1/10とすれば、5〜48時間の貯留時間によって全有機物に対する溶解性有機物の割合を十分高め得ることを実験的に確認することができた。
混合物(A+S)を混合槽1又は貯留槽3からバイオリアク5へ導入し、バイオリアクタ5において難分解性廃棄物Aと粉砕物Sとを同時に微生物と接触させて分解処理する。すなわち本発明によれば、ペルオキシダーゼ産生植物Rの粉砕物Sとの混合によって可溶化した難分解性廃棄物Aと、微生物易分解性の粉砕物S及び微生物難分解性の有機系廃棄物Aとを、バイオリアクタ5において同程度の時間で処理することができる。また、従来の難分解性廃棄物Aの微生物分解処理に比し、分解処理後に残る未分解廃棄物(残渣)Pの発生量を削減できる。ある程度の未分解残渣Pは発生するが、図示例のように未分解残渣Pを返送路9経由でバイオリアクタ5から混合槽1へ戻して難分解性廃棄物Aとして循環処理することにより、未分解残渣Pを実質上外部に排出しないシステムとすることが可能である。
図示例では、メタン発酵微生物群(例えば、55℃程度で活性を示す高温メタン生成菌群)が保持された嫌気性バイオリアクタ5を用い、混合物(A+S)をバイオリアクタ5でバイオガスGと処理液Dとに分解し、ガス回収装置6によりバイオガスGを回収する。また処理液Dを二次処理施設(例えば、活性汚泥処理槽等)7へ送り、処理液D中の余剰汚泥Pを沈殿させて分離すると共に、余剰汚泥分離後の処理液Wを植栽基盤10経由で放流する。二次処理施設7で分離した余剰汚泥Pを返送路9経由で混合槽1に戻し、難分解性廃棄物Aとして循環処理することができる。ガス回収装置6で回収したバイオガスGは、燃料電池その他のエネルギー回収装置(図示せず)により電気エネルギーや温熱エネルギーに変換し、そのエネルギーを粉砕装置2、混合槽1及びバイオリアクタ5へ供給することができる。従来の難分解性廃棄物Aのメタン発酵処理に比し、難分解性廃棄物Aを可溶化した上でメタン発酵処理する本発明によれば、粉砕装置2、混合槽1(撹拌手段1a)及びバイオリアクタ5のエネルギーを賄う以上のバイオガスGの回収が期待でき、エネルギー自足的なシステムとすることが期待できる。
ただし、本発明はメタン発酵処理への適用に限定されず、例えばアルコール発酵処理、コンポスト化処理その他の好気性処理など様々な微生物処理に適用することができる。また、例えば従来の廃水の活性汚泥処理に本発明を適用し、廃水処理後に発生する余剰汚泥を混合槽1でペルオキシダーゼ産生植物Rの粉砕物Sと混合して可溶化し、可溶化後の汚泥を活性汚泥処理に戻して循環させることにより、汚泥の増加を最小限に抑えた活性汚泥処理を構築することも期待できる。
[実験例1]
本発明による難分解性廃棄物Aの処理効率の改善効果を確認するため、難分解性廃棄物Aとしてメタン発酵廃液の高度処理実験装置から排出される余剰汚泥を用い、ペルオキシダーゼ産生植物Rとしてホースラディッシュを用いて実験を行った。ホースラディッシュRは、ブレンダー等の粉砕装置2により9倍量の水と共に粉砕・撹拌して粉砕液Sとした。粉砕液S中のホースラディッシュ含有量は20mL(=200×0.1)であった。この余剰汚泥Aと粉砕液Sとを用い、(A)余剰汚泥Aのみを30℃で24時間放置した試料、(B)余剰汚泥A=800mLと粉砕液S=200mLとを混合して30℃で24時間放置した試料、(C)粉砕液Sのみを30℃で24時間放置した試料の3種類の試料を作製した。試料(B)における、混合物(A+S)の合計重量に対するホースラディッシュRの重量の割合は1/50(=20/1,000)である。試料(A)、試料(B)、及び試料(A)と(C)とを混合した混合試料(A+C)の各々について組成を分析した結果を表1に示す。
Figure 0004454436
表1の試料(B)及び試料(A+C)の組成分析結果の比較から、各試料のT-CODcrはほぼ同程度であってホースラディッシュRの混合処理により有機物総量に変化がないこと、T-CODcrに占めるS-CODcr、T-BODの割合もほぼ同等であることが分かる。他方、T-CODcrに占めるS-BODは、試料(A+C)に比し試料(B)では2倍以上増加していることが分かる。T-BODに占めるS-BODの割合は、試料(A+C)では約30%(=1,982/6,485)であるのに対し、試料(B)では約72%(=5,150/7,130)である。また、固形物濃度(SS、VSS)も試料(A+C)に比し試料(B)では低下することが確認できた。これらの実験結果から、ホースラディッシュRの粉砕物Sと混合することにより、余剰汚泥Aの全有機物(T-BOD)に対する溶解性有機物(S-BOD)の割合が上昇すると共に固形物濃度(SS、VSS)が減少し、余剰汚泥Aの可溶化が進むことが確認できた。
なお、表1の試料(A)と試料(A+C)との比較から、T-CODcrに占めるS-CODcr、T-BODの割合が試料(A)に比し試料(A+C)では増加していることが分かる。この実験結果から、余剰汚泥AにホースラディッシュRの粉砕液Sを混合した直後においても余剰汚泥Aの可溶化が進行することが確認できた。
[実験例2]
実験例1の試料(B)及び試料(A+C)にそれぞれ360mLのメタン発酵種汚泥を添加して90gとし、高温メタン生成菌群が保持されて55℃に保温された嫌気性バイオリアクタ5(恒温槽)内に投入し、各試料からメタン発酵処理により発生したバイオガスGの積算量を計測する実験を行った。実験データのばらつきを小さくするため、2系列の実験を行って各実験の計測値の平均値を求めた結果を図3に示す。
図3の実験結果から分かるように、試料(A+C)の場合(図中の○印で示すグラフ)は、試験開始後5日目からバイオガスGの発生が確認され、25日程度までバイオガスGの発生量は徐々に増加した。他方、試料(B)の場合(図中の◇印で示すグラフ)は、試験開始直後から活発なバイオガスGの発生が確認され、試験開始後10日でほぼバイオガスGの発生が収束することが確認できた。また、最終的なバイオガスGの積算量も、試料(A+C)に比し試料(B)では増加することが確認できた。この実験結果から、ホースラディッシュRの粉砕物Sと混合することにより、余剰汚泥Aのメタン発酵時間が短縮されてメタン発酵効率が向上すること、バイオガスGの発生量も増加することが確認できた。
こうして本発明の目的である「微生物難分解性の有機系廃棄物を小さい環境負荷で効率的に分解処理できる方法及び装置」の提供を達成できる。
本発明で用いるペルオキダーゼ産生植物Rはバイオリアクタ5の周辺の緑地等で栽培することも可能であるが、図1の実施例では、バイオリアクタ5から分解処理後の処理液Wを導入してペルオキダーゼ産生植物Rを生育させる植栽基盤10を設け、植栽基盤10上で生育させたペルオキシダーゼ産生植物Rを粉砕装置2により粉砕して混合槽1へ供給している。
例えば特許文献4及び5に示すように、従来から下水道や農業集落廃水、合併浄化槽からの二次処理水等を浄化すると共に、有用植物の生育に利用するバイオジオフィルタが知られている。特許文献4は、粘土鉱物や細砂が充填された濾床に有用植物を植え込んでバイオジオフィルタを調製し、窒素・リンその他の汚濁成分を含む被処理水をバイオジオフィルタに導き、被処理水又は濾床に吸着された汚濁成分を吸収させて有用植物を生育させる技術を開示する。また特許文献5は、植物の根系が貫通可能な孔が底部に穿たれた植栽基盤を水面上に支持し、底部の孔から水中に生長させた植物の根系に水中汚濁物質を吸着・吸収させて植物を生育させる水質浄化方法及び装置を開示する。図示例の植栽基盤10の一例は、特許文献4が開示する粘土鉱物や細砂が充填された濾床、又は特許文献5が開示する底部に植物の根系が貫通可能な孔が穿たれた植栽基盤である。
ペルオキダーゼ産生植物Rの一例であるホースラディッシュは比較的簡単に栽培できることが知られており、本発明者等は図1のようにバイオリアクタ5又は二次処理施設7からの処理液Wを導いた植栽基盤10においてホースラディッシュが生育可能であることを実験により確認した。図示例のように処理システム内でペルオキダーゼ産生植物Rを栽培することにより、外部から資源供給を必要としない極めて環境負荷が小さい自足的システムが構築できる。
なお、図示例のように、二次処理施設7からの処理液Wだけでなく混合槽1、バイオリアクタ5、或いは貯留槽3で発生する臭気ガス等のガスTを植栽基盤10に導入することにより、ガスTをペルオキダーゼ産生植物Rの生育に利用することができる。また、図2に示すように生物脱臭設備のバイオフィルタ等を植栽基盤11とし、システム内で発生したガスTを生物脱臭設備へ導き、そのバイオフィルタ上でペルオキダーゼ産生植物Rを生育させることも可能である。
図2は、メタン発酵微生物群が保持された嫌気性バイオリアクタ5を用い、余剰汚泥や木質系廃棄物等の難分解性廃棄物Aと、食品系廃棄物等の易分解性廃棄物Bとを同時に処理する本発明の処理システムの実施例を示す。本発明によれば、難分解性廃棄物Aを可溶化することにより易分解性廃棄物Bと同程度の時間で分解処理することが可能であり、難分解性廃棄物Aと易分解性廃棄物Bとを同じバイオリアクタ5で同時に処理するシステムとすることができる。
図2のシステムに投入された易分解性廃棄物Bは、先ず分別装置8に投入されて食器やビニール類等の混入異物Cを分別すると共に粉砕されたのち、貯留槽(スラリータンク)3に蓄えられる。またシステムに投入された難分解性廃棄物Aは、分別装置8で粉砕できない木質系廃棄物等の難分解性廃棄物Aや二次処理施設7で発生した未分解残渣(余剰汚泥)Pと共に混合槽1へ送り、ペルオキダーゼ産生植物Rの粉砕物Sと混合して一定時間貯留したのち、貯留槽3へ送って易分解性廃棄物Bと混合する。貯留槽3に蓄えた易分解性廃棄物Bと難分解性廃棄物A、未分解残渣Pとペルオキダーゼ産生植物Rの粉砕物Sとの混合物をバイオリアクタ5へ送り、メタン発酵微生物群と接触させて同時に処理する。バイオリアクタ5で発生したバイオガスGはガス回収装置6で回収し、バイオリアクタ5の処理液Dは二次処理施設7へ送って未分解残渣Pを分離したのち処理液Wとする。
ペルオキダーゼ産生植物Rは、図1の場合と同様にバイオリアクタ5の処理液Wが導入されるバイオジオフィルタ等の植栽基盤10で栽培すると共に、混合槽1・バイオリアクタ5・分別装置8・貯留槽3・二次処理施設7からのガスTが導入される脱臭用バイオフィルタ等の植栽基盤11で栽培することができる。植栽基盤10、11上で生育したペルオキシダーゼ産生植物Rを粉砕装置2で粉砕し、粉砕物Sとして混合槽1へ送って難分解性廃棄物Aの可溶化に利用する。図示例の処理システムによれば、ペルオキシダーゼ産生植物Rをシステム内で調達できると共に、難分解性廃棄物Aと易分解性廃棄物Bとの同時処理によりバイオガスGの発生量の増大が期待できるので、外部から資源及びエネルギーの供給を必要としない環境負荷が極めて小さい自足的システムとすることが期待できる。
本発明の一実施例の説明図である。 本発明の他の実施例の説明図である。 本発明の効果を確認する実験結果を示すグラフである。
符号の説明
1…混合槽 1a…撹拌手段
2…粉砕装置 3…貯留槽
5…バイオリアクタ 6…ガス回収装置
7…二次処理施設 8…分別装置
9…返送路
10…植栽基盤(バイオジオフィルタ)
11…植栽基盤(バイオフィルタ)
A…微生物難分解性の有機系廃棄物(難分解性廃棄物)
B…微生物易分解性の有機系廃棄物(易分解性廃棄物)
C…混入異物 D…処理液
G…バイオガス
P…未分解廃棄物(残渣)
R…ペルオキシダーゼ産生植物
S…ペルオキシダーゼ産生植物の粉砕物(又は粉砕液)
T…(臭気)ガス W…余剰汚泥分離後の処理液

Claims (12)

  1. 微生物難分解性の有機系廃棄物をペルオキシダーゼ産生植物の粉砕物と混合し、該粉砕物と共に微生物と接触させて分解処理してなるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法。
  2. 請求項1の処理方法において、前記植物の粉砕物と有機系廃棄物とを混合して一定時間貯留したのち前記微生物と接触させてなるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法。
  3. 請求項2の処理方法において、前記貯留時間を5〜48時間としてなるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法。
  4. 請求項1から3の何れかの処理方法において、前記植物の粉砕物と有機系廃棄物との合計重量に対する該粉砕物の重量の割合を1/1000〜1/10としてなるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法。
  5. 請求項1から4の何れかの処理方法において、前記有機系廃棄物から生じるガス及び/又は分解処理により生じる処理液をペルオキシダーゼ産生植物が生育する植栽基盤に導き、前記基盤上で生育したペルオキシダーゼ産生植物を粉砕して前記有機系廃棄物と混合してなるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法。
  6. 請求項1から5の何れかの処理方法において、前記微生物をメタン発酵微生物群とし、前記有機系廃棄物と微生物との接触により生じるメタンガスを回収してなるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法。
  7. 請求項1から6の何れかの処理方法において、前記ペルオキシダーゼ産生植物をホースラディッシュとしてなるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法。
  8. 微生物難分解性の有機系廃棄物にペルオキシダーゼ産生植物の粉砕物を混合して一定時間貯留する混合槽、及び前記有機系廃棄物を前記粉砕物と共に取り入れ且つ微生物と接触させて分解処理するバイオリアクタを備えてなるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理装置。
  9. 請求項8の処理装置において、前記分解処理後に残る未分解廃棄物を前記バイオリアクタから混合槽へ戻して循環させる手段を設けてなるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理装置。
  10. 請求項8又は9の処理装置において、前記混合槽及び/又はバイオリアクタから発生するガス及び/又は分解処理により生じる処理液を導入してペルオキダーゼ産生植物を生育させる植栽基盤、並びに前記基盤上で生育したペルオキシダーゼ産生植物を粉砕して前記混合槽へ送る粉砕装置を設けてなるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理装置。
  11. 請求項8から10の何れかの処理装置において、前記バイオリアクタをメタン発酵微生物群が保持された嫌気性バイオリアクタとし、前記バイオリアクタからメタンガスを回収するガス回収装置を設けてなるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理装置。
  12. 請求項8から11の何れかの処理装置において、前記ペルオキシダーゼ産生植物をホースラディッシュとしてなるペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理装置。
JP2004244408A 2004-08-24 2004-08-24 ペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法及び装置 Expired - Fee Related JP4454436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004244408A JP4454436B2 (ja) 2004-08-24 2004-08-24 ペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004244408A JP4454436B2 (ja) 2004-08-24 2004-08-24 ペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006061763A JP2006061763A (ja) 2006-03-09
JP4454436B2 true JP4454436B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=36108686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004244408A Expired - Fee Related JP4454436B2 (ja) 2004-08-24 2004-08-24 ペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4454436B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI773418B (zh) * 2021-07-05 2022-08-01 大統國際生技股份有限公司 生物性廢棄物無害化處理方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102887609A (zh) * 2012-09-18 2013-01-23 蚌埠市宏博生态牧业有限公司 Usr发酵工艺方法
CN107500433B (zh) * 2017-09-22 2020-12-01 大连天鹏食品有限公司 辣根加工中废水的净化处理及有用物质的回收方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6182898A (ja) * 1984-09-28 1986-04-26 Susumu Hashimoto バイオジオフイルタによる高度水処理法
NL8600723A (nl) * 1986-03-20 1987-10-16 Pacques Bv Werkwijze voor het zuiveren van afvalwater.
JPH0773719B2 (ja) * 1987-10-13 1995-08-09 建設省土木研究所長 汚泥処理方法
JP2893169B2 (ja) * 1996-03-07 1999-05-17 工業技術院長 クロロフェノール類含有水の処理方法
JP3531060B2 (ja) * 2000-07-25 2004-05-24 独立行政法人産業技術総合研究所 担子菌ペルオキシダーゼ遺伝子を導入した植物及びそれを用いた有害化学物質の分解除去方法
JP2002069464A (ja) * 2000-08-31 2002-03-08 Toshiba Corp 生ごみバイオガス化の前処理方法および装置
JP3745978B2 (ja) * 2001-05-02 2006-02-15 鹿島建設株式会社 食品系及び木質系廃棄物の混合再資源化方法及び装置
JP2003023887A (ja) * 2001-07-19 2003-01-28 Kubota Corp 循環型施設栽培方法
JP2003212681A (ja) * 2002-01-24 2003-07-30 Kinjirushi Kk 寒冷地型コンポスト製造に適した低温活性微生物およびコンポスト製造法
JP4368171B2 (ja) * 2003-09-08 2009-11-18 鹿島建設株式会社 有機物含有液の嫌気処理方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI773418B (zh) * 2021-07-05 2022-08-01 大統國際生技股份有限公司 生物性廢棄物無害化處理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006061763A (ja) 2006-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Yao et al. Anaerobic digestion of livestock manure in cold regions: Technological advancements and global impacts
Pognani et al. Substituting energy crops with organic fraction of municipal solid waste for biogas production at farm level: A full-scale plant study
Ali et al. A review on vermicomposting of organic wastes
Suthar Recycling of agro-industrial sludge through vermitechnology
CN102173507B (zh) 一种规模化畜禽养殖场粪便污水和农田作物秸秆资源化综合利用方法
EP1185384B1 (de) Verfahren und vorrichtung zur behandlung von strukturfreien oder strukturarmen bioabfällen
CN104370582B (zh) 一种有机垃圾无臭好氧堆肥方法
Handous et al. Two-stage anaerobic digestion of meat processing solid wastes: methane potential improvement with wastewater addition and solid substrate fermentation
Iqbal et al. Role of decomposers in agricultural waste management
Zahrim et al. A review on the empty fruit bunch composting: life cycle analysis and the effect of amendment (s)
Saranraj et al. Composting of sugar mill wastes: A review
Mishra et al. Application of locally available microbial inoculant to accelerate green waste composting at a community level
Czekała et al. Anaerobic digestion and composting as methods of bio-waste management
CN107022576A (zh) 一种沼气发酵用功能复合促进剂及其制备方法
JP2004082017A (ja) 有機性廃棄物のメタン発酵方法および装置
Gill et al. Aerobic bacterial degradation of kitchen waste: A review
JP4864339B2 (ja) 有機性廃棄物の処理装置及び処理方法
Kumar et al. A comprehensive study on anaerobic digestion of organic solid waste: A review on configurations, operating parameters, techno-economic analysis and current trends
Bekoe et al. Aerobic treatment of swine manure to enhance anaerobic digestion and microalgal cultivation
JP4454436B2 (ja) ペルオキシダーゼ産生植物利用の有機系廃棄物処理方法及び装置
JP4844951B2 (ja) 生ごみと紙ごみの処理方法およびその装置
JP3745978B2 (ja) 食品系及び木質系廃棄物の混合再資源化方法及び装置
KR101976009B1 (ko) 고형 유기성 폐기물 처리용 조성물, 이를 이용한 고형 유기성 폐기물 처리방법 및 이에 의해 제조된 퇴비
Noor et al. Recent Trends and Advances in Additive-Mediated Composting Technology for Agricultural Waste Resources: A Comprehensive Review
KR101327185B1 (ko) 유기성 폐기물 및 슬러지를 이용한 부숙토 제조 방법 및 이의 방법에 의해 제조된 부숙토

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees