JP4452434B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の軸線を中心に回転する回転体、並びに遊技盤上に発射された遊技球の移動によって遊技が進行し、当該遊技の進行に応じて情報を報知する報知手段を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口(特別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出することで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、大入賞口が所定期間、所定回数開放され(1回の開閉を1ラウンドとし、一般に10〜16ラウンド継続する。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態とする機能(大当り)を持つパチンコ機がある。
【0003】
この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中央に表示部(通常は液晶表示画面)を設置している。この表示部は、複数の列の図柄変動画面が構成され(背景画面もある)、この変動する図柄が停止したときの並びで当たり外れを報知するようになっている。遊技者は、この図柄変動画面を見ることによって、当たりか外れかに一喜一憂するため、期待感を持たせることができる。
【0004】
ここで、前記表示部以外に、付加価値(例えば、確率変動や時短等)の抽選の結果を報知する表示部(サブ表示部)を設ける場合がある。このサブ表示部には、従来7セグメント構成やドットマトリクスパターン構成のものが広く適用されているが、近年ではインパクトのある球体を配置し、この球体を回転させることで抽選結果を報知する構造が提案されている。
【0005】
このような球体を構成する場合、一般的には半球状の2部材の開口端を突き合せて構成するが、このように組み立てられた球体に回転軸を貫通させ、この回転軸を中心に回転させた場合、回転軸の支持が不安定となり、軸ぶれを発生させる原因となる。
【0006】
また、球体の表面にはメッキ処理が施されていることが多く、このメッキ処理によって光による演出効果を増大させることができる。
【0007】
しかしながら、このメッキ加工の際に、半球状に成形された部品が変形することがある。成形品の変形を防止する手段としては、内側にリブを一体成形すればよいが、このリブの一体成形によりヒケが発生し、見栄えが悪くなる。
【0008】
本発明は上記事実を考慮し、遊技盤上の報知手段の1つとして回転体を適用した場合に、回転時の軸ぶれをなくし、かつ報知のために適用される周面に成型時のヒケ等の傷を防止しつつ、変形に対する強度を高めることで見栄えを向上することができる遊技機を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、遊技盤上に発射された遊技球の移動によって遊技が進行し、当該遊技の進行に応じて情報を報知する報知手段を備えた遊技機であって、前記報知手段が、前記遊技盤面に設けられた開口部から一部が露出され、回転軸を中心に回転する回転体によって構成され、前記回転体が、互いに干渉せず、かつ前記回転軸の軸線が貫通する一対の端面と、前記遊技盤の開口部に対応されると共に前記一対の端面間に掛け渡され球体表面の一部と同一形状とされる周面と、によって構成された回転体本体と、前記回転体本体の一対の端面にそれぞれ取り付けられ、前記回転軸を支持する皿状の支持部材と、前記回転体の内部空間に配設され、前記回転軸が貫通すると共に両端面が前記回転体の端面に接触する円筒部、当該円筒部の周面から半径方向に延長され延長方向端部が前記回転体本体の周面の内側に接触する円板部、前記円筒部の両端面と前記支持部材とを結合する結合部材を備え、前記回転体本体を補強する骨組部材と、を有している。
【0011】
請求項1記載の発明によれば、回転体本体の周面は、メッセージを印刷又は印字して情報を報知するために用いられることが多く、この情報報知の演出としてメッキ処理が施される場合がある。このメッキ処理を行なうと回転体本体自体が変形する可能性があるため、回転体本体と一体となったリブ等で補強しておくことが好ましいが、このリブを一体とすると肉厚の違いにより成形品特有のヒケを発生させる原因となる。
【0012】
また、回転体本体は、回転することで本来の機能を発揮するが、回転体本体を回転させるための負荷の増大を防止するため、剛性としては低くせざるを得ない。そこで、回転軸を支持する部材を、樽型形状の回転体本体ではなく、この回転体本体の端面に取り付けられた別部材の支持部材とした。また、回転体本体の内部空間に、回転体本体とは別部材の骨組部材を配設し補強したため、回転体本体の回転を安定させることができ、かつメッキ処理が施されたとしても、周面にヒケを生じさせることがない。
【0014】
遊技盤上の報知手段は、遊技者が遊技の進行に応じて情報を得るために比較的頻繁に見るため、軸ぶれが生じていると回転体本体に印刷又は印字された情報が読み難い。また、メッキ処理に起因してヒケ等が発生している場合にも情報が読み難い。本発明の回転体は、このような不具合を解消することができるため、遊技盤上の報知手段として、遊技者に対して、インパクトの強い報知が可能となる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記遊技盤の開口部が、前記回転体の周面に沿うように半球状の透明カバーによって覆われており、この透明カバーの周縁には、前記遊技盤の裏面側から表面に向けて照射された光が入射することで当該光を屈折させ、前記回転体の周面を照射するように案内するレンズ枠が設けられていることを特徴としている。
【0016】
透明カバーの周縁に、遊技盤の裏面側から表面に向けて照射された光が入射することで当該光を屈折させるレンズ枠を設ける。このレンズ枠がレンズ機能を持っており、当該案内部に入射した光は、屈折によって回転体の周面を照射する。
【0017】
これにより、光源を遊技盤の裏面側に配置でき、かつ遊技盤の表面に向いている回転体の周面を照明することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1及び図2には、本発明の一実施の形態に係るパチンコ機10が示されている。パチンコ機10は外枠12を備え、外枠12の前面には、窓部を有する額縁状の内枠14の一側部(図1の左辺部)が開閉可能に取付けられている。内枠14の窓部には、所定の間隔で互いに平行とされた一対のガラス16をガラスフレーム18に装着したガラス枠20の一側部が開閉可能に取付けられており、このガラス枠20と内枠14は、内枠14の他側部(図1の右辺部)に設けられた施錠装置(シリンダ)22により施錠されるようになっている。
【0019】
ガラス枠20の下方位置には、パチンコ機本体内の賞球払出装置から賞球払出口23を通して払い出された賞球や貸球を貯留して打球発射装置へと誘導する球皿部24を備えた一体皿26が配設されている。
【0020】
一体皿26は、その一側部(図1の左辺部)が内枠14に対して開閉可能に取付けられている。一体皿26の前面には、左側下部に灰皿28が配置され、右側下部には打球発射装置(図示省略)から発射する打球の飛距離を調整するための発射ハンドル30が設けられている。
【0021】
また内枠14の窓部には、遊技盤載置台に載せて交換可能とされた遊技盤32が窓部に対応して設置されている。
【0022】
遊技盤32は、ベニヤ板33の表面に、合成樹脂製の薄肉シート状セル34が貼着されている。また、前記セル34が貼着された盤面32Aには、外バンド36及び内バンド37とレール飾り38、39とによって囲まれた略円形状の遊技領域40が形成されており、セル34の表面で遊技領域40と対応する範囲には、背景画像や各種キャラクター画像等を含む装飾画(図示省略)が印刷されている。
【0023】
遊技領域40には、特別図柄表示装置42、本実施の形態の特徴部分であるサブ表示装置100、並びに大入賞口(変動入賞装置)44等の役物、始動口46や入賞口48、風車50等の遊技部品が取り付けられており、最下位置にアウト口54が配置されている。
【0024】
また遊技盤32の右側端部に配置されたレール飾り38の右下隅には、証紙56を貼り付た証紙台58が取り付けられており、この証紙台58は、左方に配置されたヒンジ板60に支持されて、盤面32Aに対して開閉動するようになっている。また、レール飾り39には、その表面のほぼ前面に亘り、別の証紙59が貼着されている。
【0025】
なお、本実施形態のパチンコ機10は、打球発射装置を遊技盤32の左側下方に配置して遊技球を上方に発射する機種であり、従来機種に比べ、アウト口54の位置を下げることにより遊技領域40が拡大されている。
【0026】
またパチンコ機10の正面には、図2に示すように、ガラス枠20の前面に、賞球表示灯や完了表示灯等の機能を有する複数の表示灯62、63がガラス16を取り囲むように配列されており、左上隅近傍と右側端上部に、遊技の効果音を発生するスピーカー64、66が配置されている。
【0027】
前述したように、本実施の形態の遊技盤32の盤面32Aには、主となる特別図柄表示装置42の正面から見て右下にサブ表示装置100が配設されている。
【0028】
特別図柄表示装置42では、前記始動口46にパチンコ球が入賞することで実行される抽選の結果を報知するのに対し、サブ表示装置100では、この抽選結果後の付加価値の抽選結果や遊技に関する演出等を担っている。付加価値とは、遊技仕様によって異なるが、例えば、前記抽選の結果が当りのときに、一定期間の大当り処理(大入賞口44の所定回数の開放)後からの抽選の確率を高める確率変動(確変)抽選結果の報知や、大当り処理後からの抽選結果報知時間を短縮して、早期に抽選を消化してく時短抽選結果の報知等を言う。また、遊技に関する演出とは、確変や時短モードであることを報知したり、抽選結果の予告等を言う。
【0029】
本実施の形態のサブ表示装置100は、少なくとも遊技者に見える部分が球体面となっている。すなわち、遊技盤32に円形の貫通孔102(図6参照)が設けられ、この貫通孔102に対応してサブ表示装置100が取り付けられている。
【0030】
図3乃至図6には、このサブ表示装置100の詳細構造が示されている。
【0031】
サブ表示装置100は、周面が球体面の一部のように曲面とされ、この周面を挟むように互いに平行な一対の端面とで外郭を構成する樽型形状の回転体本体104と、この回転体本体104の両端面に取り付けられた支持部材としての一対のジョイント106とで構成された回転体108を中心に組み付けられている。
【0032】
回転体本体104は、前記ジョイント106の中心を貫通する回転軸110を中心に回転するようになっており、この回転軸110の軸線と平行に2分割したほぼ同一形状の筐体104A、104Bが突き合わされることで、前記樽型形状となっている。
【0033】
回転体本体104には、円板状のコア112が収容されている。コア112の軸部は、円板部112Aの肉厚寸法よりも厚くコア112の表裏面を貫通する円筒部112Bが一体形成されている。この円筒部112Bには、前記回転軸110が貫通している。
【0034】
また、コア112の円筒部112Bの基部側は半径方向に拡大され、円筒部112Bの半径寸法との差によって形成される端面112Cには、それぞれ一対の小径円筒部112Dが直径方向の関係となって設けられている。この小径円筒部112Dの軸線は、前記円筒部112Bの軸線と平行となっている。
【0035】
上記構成のコア112が前記筐体104A、104Bに収容されると、前記回転軸110が前記回転体本体104の両端面の軸芯に形成された円孔114(実際には、筐体104A、104Bにそれぞれ形成された半円状の切欠部の結合によって円孔114が形成される。)を貫通するようになっている。
【0036】
また、この回転軸110は、前記回転体本体104の端面に取り付けられたジョイント106に設けられた円孔106Aも貫通している。このジョイント106に設けられた円孔106Aには、ベアリング116が同軸的に取り付けられ、これにより、回転軸110は、ベアリング116によって軸支される。
【0037】
また、前記回転軸110がベアリング116に支持された状態では、前記小径円筒部112Dは、筐体104A、104Bに形成された円孔118と同軸となり得る。
【0038】
さらに、ジョイント106には、この円孔118と同軸となり得る円孔120が形成されており、小径円筒部112D、円孔116、118を同軸とした状態でジョイント106の外側からビス122(図4参照)を円筒部112Dに螺合することで、コア112、回転体本体104、ジョイント106を一体に組み付けることができる。
【0039】
このように組み付けられた回転体108において、前記回転体本体104に収容されたコア112の最外周面(円板部112Aの周面)は、回転体本体104の曲面状の周面の裏面側に当接するようになっており、前記円筒部112Bが端面の内面に当接するのとあいまって、周面及び端面の変形を防止する補強部材(骨組部材)としての役目を有している。従って、筐体104A、104Bを成形する際に、通常補強のために一体成形するリブはなく、ほとんど同一の肉厚寸法で筐体104A、104Bが形成されるようになっている。
【0040】
上記構成の回転体108は、回転軸110が一対のブラケット124、126に支持されている。ブラケット124、126は、前記遊技盤32の裏面側における貫通孔102(図6参照)の周縁に固定され、これにより、回転体108の周面を貫通孔102に対応させて(遊技盤32から若干突出させて)配設することができる(図5参照)。
【0041】
一方のブラケット126には、複数の歯車128が取り付けられ、モータ130の駆動力を回転軸110にに伝達している。これにより、回転体108は、回転軸110を中心に回転し、周面の全域を順次貫通孔102から露出させることができる。
【0042】
なお、この回転体108の周面は、メッキ処理等によって光沢のある表面に仕上げられ、かつ予め情報としての文字や絵が印刷されたシール(図示省略)が貼り付けられており、前記回転によって、適宜文字や絵を選択的に露出させ、情報を報知することができるようになっている。
【0043】
遊技盤32の表面側における貫通孔102の周縁には、飾り部材ベース132が取り付けられている。この飾り部材ベース132は略三角形の板状とされ、前記貫通孔102と同軸の円孔134が形成されている。この飾り部材ベース132の円孔134は、半球状の透明カバー136によって覆われ、かつこの透明カバー136の外周に断続的に形成されたフランジ部136Aを前記飾りベース部材134とによって挟持するようにリング状のレンズ枠138が取り付けられている。
【0044】
また、前記レンズ枠138の前部には、飾り部材140が取り付けられている。この飾り部材140は、遊技盤32のテーマに沿って着脱し交換可能であり、本実施の形態では、弾丸が貫通して穴が形成されたガラス板の破片をイメージしている。
【0045】
前記飾り部材ベース132には、遊技盤32を挟んで、一対の基板142が対向配置され、図示しないビスによって固定されている。これにより、一対の基板142は、前記回転体108の周囲に配設されることになる。
【0046】
この基板142には、前記遊技盤32の貫通孔102の周端よりも若干内側の同心円に沿って、断続的にLED144が略均等配置されている。
【0047】
ここで、基板142に電力が供給され、LED144が点灯すると、このLED144からの光が貫通孔102を通過して前記レンズ枠138へ至る構成となっている。
【0048】
図6に示される如く、レンズ枠138は、前記LED144からの光の光軸(遊技盤32に対して略垂直な軸)に対して略45°で入射するレンズ部138Aを備えており、このレンズ部138Aに入射した光は、略90°屈折され、貫通孔102から露出する回転体108の周面を照射する光となる。すなわち、光源としてLED144を遊技盤32の裏面側に配設した状態で、貫通孔102から露出する回転体108の周面を照明することができる構成である。
【0049】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0050】
(通常の遊技の流れ)
遊技者がハンドル30を把持し、発射のための操作を行なうと、このハンドル操作量(回転量)に応じた強度で、パチンコ球が打ち出される。
【0051】
パチンコ球が打ち出されると、外バンド36及び内バンド37に案内されて盤面32Aの釘や風車50等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落下していく。ここで、入賞口46にパチンコ球が入賞すると、乱数カウンタを用いて所定の確率下で大当り抽選が開始される。この大当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれにおいて、予め準備された図柄変動パターン(図柄変動パターン)を選択(乱数カウンタで選択してもよい)し、特別図柄表示装置42に図柄変動パターンを表示する。この図柄変動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0052】
すなわち、当り時の図柄変動制御が終了すると、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウンド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中は、大入賞口44がほとんど開放状態であるため、遊技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウンドの大当たり処理が終了すると、通常の遊技に戻る。
【0053】
上記ような大当り処理後の通常の遊技において、付加価値をつけることがある。例えば、確変、時短が代表的である。この確変や時短は、前記抽選の際に同時に抽選がなされ、従来では、特別図柄表示装置42による本来の抽選結果の報知に続いて、確変又は時短に当選したか否かが報知するようにしていた。
【0054】
しかし本実施の形態では、主となる特別図柄表示装置42に隣接して、遊技盤32の正面から見て右下にサブ表示装置100を配設し、このサブ表示装置100によって前記付加価値の抽選結果の報知を実行している。
【0055】
本実施の形態のサブ表示装置100は、樽型形状の回転体108を中心として構成されており、これが回転することで立体感を持たせ、遊技者に対してインパクトのある報知を行なうことができる。
【0056】
樽型形状の回転体108を組み付ける場合、通常は2分割した部材を突き合せ、直接回転軸を取り付けているのが一般的であるが、これでは、回転体108の剛性の低さに起因して、軸ぶれを起こし、正確に前記付加価値の抽選結果等の情報を遊技者に報知することができない。
【0057】
また、回転体108の演出効果を増大させるために、メッキ処理を施し、光の反射を利用しているが、このメッキ処理によって回転体108の周面にヒケを発生させR、見栄えが悪くなっていた。
【0058】
そこで、本実施の形態では、実質的に遊技者に対して露出される周面を持つ2部材構成の回転体本体104と、回転軸110を保持する一対のジョイント106とに分離すると共に、回転体本体104の内方空間に回転体本体104とは別部材のコア112を配設して補強した。
【0059】
すなわち、コア112の円板部112Aの周端を回転体本体104の周面の内側に沿って当接させ、コア112の軸心部に形成した円筒部112Bを両端面に当接させることで、回転体本体104の骨組み構造を実現し、変形を防止することができる。
【0060】
また、回転軸110は、コア112の円筒部112Bを貫通させ、回転体本体104の両端面に取り付けられたジョイント106にベアリング116を介して軸支するようにしたため、モータ130による回転軸110の駆動力が直接回転体本体104に伝達されず、ジョイント106及びコア112を介して伝達される。これにより、回転軸110の軸ぶれがベアリング116によって吸収され、回転体本体104を円滑に回転させることができる。
【0061】
遊技盤32に設けられ、前記回転体本体104の周面が露出する貫通孔102には、半球状の透明カバー136が取り付けられており、この半球状の透明カバー136によって回転体108の立体感が増大する。
【0062】
また、この透明カバーの周囲には、リング状のレンズ枠138が取り付けられており、遊技盤32の裏面に配設された基板142上のLED144からの光を受け、レンズ部138Aによって略90°屈折している。これにより、LED144からの光を円孔32から露出する回転体本体104の周面を照明する光として利用することができる。このような構造とすることで、光源であるLED144を遊技盤32の前面側に配置する必要がなく、遊技盤32を有効利用することができる。
【0063】
以上説明したように本実施の形態では、一般的に2部材構成で形成される略球体の演出用表示部材を、実質的に遊技者に露出する部分のみを球体面とした周面を有する樽型形状の回転体本体104と、この回転体本体104の両端面に取り付けられ、回転体本体を回転させるための回転軸110を直接軸支するジョイント106と、に分割して形成し、回転軸110の軸ぶれは、ジョイント106(ベアリング116)によって吸収するようにしたため、回転体本体104を円滑に回転させることができる。また、回転体本体104の内部に、回転体本体104とは別部材の円板状のコア112を補強部材(骨組部材)として配設し、このコア112の円板部112Aの周端を回転本体104の周面の内側に当接させ、コア112の軸部に設けた円筒部112Bを回転体本体104の両端面に当接させたため、回転体本体104の成形やメッキ処理による変形を矯正することができる。これにより、回転体本体104をほぼ同一の肉厚で成形することができ、リブ等を一体成形したときに生じるヒケの発生をなくし、見栄えを向上することができる。
【0064】
さらに、本実施の形態では、遊技盤32の貫通孔102に対応して透明カバー136を配置し、この透明カバー136の周縁に沿ってレンズ枠138を取り付けた。このレンズ枠138のレンズ部138Aに遊技盤32の裏面側に配設された基板142上のLED144からの光が入射されることで、この光を略90°屈折させ、前記貫通孔102から露出する回転体本体104の周面を照明するため、光源としてのLED144を遊技盤32の前面に配設する必要がなくなり、遊技盤32を有効利用することができる。
【0065】
なお、本実施の形態では、サブ表示装置100を確変や時短等の報知のために適用したが、遊技の進行中に当/外の予告を行うようにしてもよいし、ホール独自の宣伝等に用いてもよい。
【0066】
また、サブ表示装置100に設けられたLED144にて所謂ラッキーナンバー表示を行うようにしてもよい。具体的にはLED144を時計回りに順次点灯点滅を行って、最終的に点灯したLED144の位置によって大当り後の遊技の態様を決めるようにする。例えば、上半分の位置で停止した場合には、継続遊技(そのまま遊技を続行できる)にして、下半分の位置で停止した場合には、交換遊技(獲得したパチンコ球を一度計数し、再度パチンコ球を借りて遊技を行う)にする。なお、場所は適宜変更できるので、交換遊技と継続遊技とを交互に配置するようにしてもよい。
【0067】
また、LED144の点灯が停止したときの場所と点灯している色によって、その後の遊技に対して差別化を図るようにしてもよい。もちろん、サブ表示装置100で行うことも可能である。
【0068】
さらに、サブ表示装置100と回りのLED144との組み合わせにより差別化を図ることもできる。そうすることにより、細かい態様を作り出すことができるので、遊技者により遊技性をアピールすることができる。
【0069】
以上説明した如く本発明では、遊技盤上の報知手段の1つとして回転体を適用した場合に、回転時の軸ぶれをなくし、かつ報知のために適用される周面に成型時のヒケ等の傷を防止しつつ、変形に対する強度を高めることで見栄えを向上することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ機の斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。
【図3】本実施の形態に係るサブ表示装置の分解斜視図である。
【図4】サブ表示装置の主構成部品である回転体の分解斜視図である。
【図5】サブ表示装置の正面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機
32 遊技盤
100 サブ表示装置
102 円孔
104 回転体本体
104A、104B 筐体
106 ジョイント(支持部材)
108 回転体
110 回転軸
112 コア(骨組部材)
112A 円板部
112B 円筒部
114 円孔
116 ベアリング
130 モータ
132 飾り部材ベース
134 円孔
136 透明カバー
138 レンズ枠
138 レンズ
142 基板
144 LED

Claims (2)

  1. 遊技盤上に発射された遊技球の移動によって遊技が進行し、当該遊技の進行に応じて情報を報知する報知手段を備えた遊技機であって、
    前記報知手段が、前記遊技盤面に設けられた開口部から一部が露出され、回転軸を中心に回転する回転体によって構成され、
    前記回転体が、
    互いに干渉せず、かつ前記回転軸の軸線が貫通する一対の端面と、前記遊技盤の開口部に対応されると共に前記一対の端面間に掛け渡され球体表面の一部と同一形状とされる周面と、によって構成された回転体本体と、
    前記回転体本体の一対の端面にそれぞれ取り付けられ、前記回転軸を支持する皿状の支持部材と、
    前記回転体の内部空間に配設され、前記回転軸が貫通すると共に両端面が前記回転体の端面に接触する円筒部、当該円筒部の周面から半径方向に延長され延長方向端部が前記回転体本体の周面の内側に接触する円板部、前記円筒部の両端面と前記支持部材とを結合する結合部材を備え、前記回転体本体を補強する骨組部材と、
    を有する遊技機。
  2. 前記遊技盤の開口部が、前記回転体の周面に沿うように半球状の透明カバーによって覆われており、この透明カバーの周縁には、前記遊技盤の裏面側から表面に向けて照射された光が入射することで当該光を屈折させ、前記回転体の周面を照射するように案内するレンズ枠が設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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