JP4450415B2 - ローラ塗装機における塗装補助装置及び塗装補助方法 - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、塗装補助に必要な装置の数を減少させることを目的とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記貯留槽内の液面高さが、前記しごきローラ及び前記塗装ローラよりも低い低液面レベルに達しているか否かを検出する低液面用センサを設けたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記貯留槽内の液面高さが、前記塗装ローラを部分的に浸漬させる洗浄レベルに達しているか否かを検出する洗浄用液面センサを設け、前記洗浄液供給手段を、前記塗装ローラの中心軸側から外周面側へ洗浄液を供給する構成とした上で、前記洗浄用液面センサからの検出信号に基づいて前記貯留槽内の液体を排出することで、前記貯留槽内の液面高さを前記洗浄レベルに保つところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載のものにおいて、低液面用センサにより、前記貯留槽内の液面高さが、前記しごきローラ及び前記塗装ローラよりも低い低液面レベルに達しているか否かを検出するところに特徴を有する。
しごきローラと給液手段と排液手段と洗浄液供給手段は、いずれも、ならし処理と洗浄処理と保湿処理のうちのいずれかの処理に必要な手段であるから、本発明の塗装補助装置及び方法を用いれば、ならし処理と洗浄処理と保湿処理の全ての処理を行うことができる。
洗浄液を塗装ローラの中心軸側から外周面側へ供給することにより、塗装ローラの中心側に含浸されている塗料を外周側へ押し出すことができるので、洗浄効率に優れている。また、貯留槽内の液体を塗装ローラに接触させることで、塗装ローラの外周面に残っている塗料を液体中に放散させることができるので、洗浄効率が高められている。
さらに、しごきローラは塗装ローラの外周に接触するときに、摩擦によって塗装ローラを回転させつつ塗料をしごき取るのであるが、塗装ローラの全体が液体中に浸漬してしまうと、塗装ローラとしごきローラとの間で滑りが生じて、塗装ローラが円滑に回転しなくなって洗浄効果の低下が懸念される。しかし本発明によれば、塗装ローラは部分的に液体に浸かるだけであるから、塗装ローラとしごきローラとの間で滑りが生じることはなく、塗装ローラを確実に回転させて塗料を効率良く除去することができる。
ならし処理においては、塗装ローラとしごきローラを液体と接触しないようにする必要があることから、貯留槽内の液体を完全に排出した状態でならし処理を行うことが考えられるが、そうすると、塗装ローラから落下した液状の塗料が貯留槽の底面において乾燥、硬化してしまうことが懸念される。その点、本発明では、低液面センサを設けたので、貯留槽内に塗装ローラ及びしごきローラとは接触しない低い液面高さで液体を貯留しておくことができる。これにより、塗装ローラとしごきローラを液体に接触させることに起因してならし処理に支障を来すことなく、落下した塗料の乾燥、硬化を防止することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図6を参照して説明する。本実施形態の塗装補助装置は、ローラ塗装機の塗装ローラ30に含浸させた水性の塗料を均一化するためのならし処理と、塗装ローラ30に含浸されている塗料を除去する洗浄処理と、塗装ローラ30に含浸されている塗料の乾燥を防止するための保湿処理を行うためのものである。以下、その構造について説明する。
塗装を開始する前の準備としては、まず、貯留槽12内には給液手段23によって水Wを供給しておく。水Wの供給量(液面高さ)は、低液面用センサ21Lからの検出信号に基づいて制御される。即ち、水面が上昇し、水面が低液面センサで検出される高さに達したところで、低液面用センサ21Lからの検出信号によって給水が停止する。これにより、水Wがしごきローラ13と塗装ローラ30のいずれにも接触することがないように、貯留槽12内の液面は所定の低液面レベル22Lに保たれる(図1を参照)。
尚、刷毛33がしごきローラ13でしごかれるため、刷毛33に含浸されている塗料の一部が滴下する恐れがあるが、滴下した塗料は貯留槽12に貯留されている水Wの中に落下するため、滴下した塗料が貯留槽12の底面で乾燥、硬化することはない。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態ではしごきローラを2つ設けたが、本発明によれば、しごきローラの数は1つ、または3つ以上でもよい。
(2)上記実施形態では複数のしごきローラを同じ高さに並べて配置したが、本発明によれば、複数のしごきローラを互いに異なる高さに配置してもよい。
(3)上記実施形態では塗装ローラをしごきローラよりも上方に位置させた状態でならし、洗浄及び保湿の各処理を行ったが、本発明によれば、塗装ローラをしごきローラよりも低い位置やしごきローラと同じ高さに位置させて各処理を行ってもよい。
(4)上記実施形態では洗浄水供給手段として、塗装ローラの中心軸側から外周面側へ洗浄水を供給するようにしたが、本発明によれば、洗浄水供給手段として、貯留槽内に貯留した水中に塗装ローラを浸漬させてその貯留槽内の水を洗浄水として使用してもよく、塗装ローラの上方から洗浄水を散布してもよい。
(5)上記実施形態ではならし処理の際に貯留槽に低水位で水を貯留したが、本発明によれば、貯留槽内の水を完全に排出してもよい。
(6)上記実施形態では塗装ローラが塗装ロボットに取り付けられるものである場合について説明したが、本発明は、作業者が手で掴んで塗装を行う塗装ローラにも適用できる。
(7)上記実施形態では塗料が水性塗料であり、貯留槽に供給される液体及び洗浄液が水である場合について説明したが、本発明は、塗料が溶剤型であり、貯留槽に供給される液体及び洗浄液が溶剤である場合にも適用できる。
(8)上記実施形態では洗浄処理の際に、塗装ローラに洗浄液を供給しつつ塗装ローラとしごきローラとを接触させたが、本発明によれば、洗浄処理の際に、貯液槽内に貯留されている液体に塗装ローラを浸漬しつつ、塗装ローラとしごきローラとを接触させてもよい。
13…しごきローラ
21M…洗浄用液面センサ
21L…低液面用センサ
21M…洗浄用液面センサ
23…給液手段
24…排液手段
30…塗装ローラ
36…洗浄水供給手段(洗浄液供給手段)
Claims (6)
- 塗装ローラに含浸させた液状の塗料を均一化するためのならし処理と、前記塗装ローラに含浸されている塗料を除去する洗浄処理と、前記塗装ローラに含浸されている塗料の乾燥を防止するための保湿処理を行うためのローラ塗装機における塗装補助装置であって、
液体を貯留可能な貯留槽と、
前記貯留槽内に配置され、前記塗装ローラの外周面を接触させることで、その塗装ローラを回転させるしごきローラと、
前記貯留槽に液体を供給する給液手段と、
前記貯留槽内の液体を排出する排液手段と、
前記塗装ローラに洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを備えてなり、
ならし処理の際には、液体を前記塗装ローラ及び前記しごきローラに接触させない状態で、前記塗装ローラと前記しごきローラを接触させ、
洗浄処理の際には、前記塗装ローラに洗浄液を供給しつつ若しくは前記貯液槽内に貯留されている液体に前記塗装ローラを浸漬しつつ、前記塗装ローラと前記しごきローラとを接触させ、
保湿処理の際には、前記塗装ローラを液体中に浸漬した状態とすることを特徴とするローラ塗装機における塗装補助装置。 - 前記貯留槽内の液面高さが、前記塗装ローラを部分的に浸漬させる洗浄レベルに達しているか否かを検出する洗浄用液面センサを設け、
前記洗浄液供給手段が、前記塗装ローラの中心軸側から外周面側へ洗浄液を供給する構成となっており、
前記洗浄用液面センサからの検出信号に基づいて前記貯留槽内の液体を排出することで、前記貯留槽内の液面高さを前記洗浄レベルに保つ構成としたことを特徴とする請求項1記載のローラ塗装機における塗装補助装置。 - 前記貯留槽内の液面高さが、前記しごきローラ及び前記塗装ローラよりも低い低液面レベルに達しているか否かを検出する低液面用センサを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のローラ塗装機における塗装補助装置。
- 塗装ローラに含浸させた液状の塗料を均一化するためのならし処理と、前記塗装ローラに含浸されている塗料を除去する洗浄処理と、前記塗装ローラに含浸されている塗料の乾燥を防止するための保湿処理を行うローラ塗装機における塗装補助方法であって、
液体を貯留可能な貯留槽と、
前記貯留槽内に配置され、前記塗装ローラの外周面を接触させることで、その塗装ローラを回転させるしごきローラと、
前記貯留槽に液体を供給する給液手段と、
前記貯留槽内の液体を排出する排液手段と、
前記塗装ローラに洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを設けた上で、
ならし処理の際には、液体を前記塗装ローラ及び前記しごきローラに接触させない状態で、前記塗装ローラと前記しごきローラを接触させ、
洗浄処理の際には、前記塗装ローラに洗浄液を供給しつつ若しくは前記貯液槽内に貯留されている液体に前記塗装ローラを浸漬しつつ、前記塗装ローラと前記しごきローラとを接触させ、
保湿処理の際には、前記塗装ローラを液体中に浸漬した状態とすることを特徴とするローラ塗装機における塗装補助方法。 - 前記貯留槽内の液面高さが、前記塗装ローラを部分的に浸漬させる洗浄レベルに達しているか否かを検出する洗浄用液面センサを設け、
前記洗浄液供給手段を、前記塗装ローラの中心軸側から外周面側へ洗浄液を供給する構成とした上で、
前記洗浄用液面センサからの検出信号に基づいて前記貯留槽内の液体を排出することで、前記貯留槽内の液面高さを前記洗浄レベルに保つことを特徴とする請求項4記載のローラ塗装機における塗装補助方法。 - 低液面用センサにより、前記貯留槽内の液面高さが、前記しごきローラ及び前記塗装ローラよりも低い低液面レベルに達しているか否かを検出することを特徴とする請求項4又は請求項5記載のローラ塗装機における塗装補助方法。
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