JP4448851B2 - Ac電力不足における動作状態の保存及び回復のためのbios - Google Patents

Ac電力不足における動作状態の保存及び回復のためのbios Download PDF

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Description

本出願は、2003年8月19日に出願された、この現出願と少なくとも一部共通の発明者適格を持つ、タイトル" Operational State Preservation in the Absence of AC Power"の米国特許出願番号10/644432の、一部継続出願である。
集積回路及びマイクロプロセッサ技術の進歩は、パーソナルコンピュータのような、かつて"メインフレーム"として予約されていたコンピューティング能力を持つコンピューティングバイスの利用可能性を実現させた。その結果、パーソナルコンピュータのようなコンピューティングデバイスが、幅広い多くのコンピューテーション、そしてしばしば"重要な"コンピューテーションにますます多く使用されるようになっている。
しかし、パーソナルコンピュータのようなコンピューティングデバイスは、依然として内蔵バックアップ電力のサポートなしで供給されている。さらに、それらのサーバ類とは異なり、典型的には、追加の外部のバックアップ電力のサポートはあまり使用されない。したがって、電源が停電するたびに、それらのコンピューティングデバイスは電力が供給されない状態になり、システム状態は失われる。
Advanced Configuration and Power Interface(ACPI)(ヒューレット・パッカード、インテル及びその他によって共同開発された)にしたがって実装された電力管理を持つコンピューティングデバイスにとって、そのコンピューティングデバイスは"給電されていない"G3状態にあると言われる。
その上、電力が回復して、ユーザがコンピューティングデバイスの電力ボタンを押したとき、そのユーザは典型的には、そのコンピューティングデバイスのオペレーティングシステム(OS)からの数多くのメッセージを受け取る。不幸なことに、これらのメッセージの多くは、高度な知識を備えたユーザにしかわからない。これらのメッセージの例は、コンピューティングデバイスをセーフモードへと起動させる、ディスクドライブをスキャンさせる等をユーザが望むか否かをユーザに問うことを含む。
パーソナルコンピュータのようなコンピューティングデバイスの採用が広がり続け、そのコンピューティングデバイスが、"娯楽"アプリケーションのような、ますます多様なアプリケーションのためにより多くのユーザによって利用されていくとすれば、それらの使いやすさ、可用性、及び/又は信頼性が進歩しつづける必要がある。したがって、パーソナルコンピュータのようなコンピューティングデバイスの、電力障害を処理する能力を改善する必要がある。なお、本出願に対応する外国出願の審査では下記の文献が発見されている。
米国特許第5083266号明細書 米国特許第5201059号明細書 米国特許第5386552号明細書 米国特許第5592675号明細書 米国特許第5638541号明細書 米国特許第5710931号明細書 米国特許第5875120号明細書 米国特許第6243831号明細書 米国特許第6266776号明細書 米国特許第6523125号明細書 米国特許第6601181号明細書 米国特許第6901298号明細書 米国特許出願公開第2002/0073358号明細書 欧州特許出願公開第1229430号明細書 欧州特許出願公開第1351146号明細書 米国特許第5317752号明細書 米国特許第5513359号明細書 米国特許第5511204号明細書 米国特許第5551043号明細書 米国特許第5710911号明細書 米国特許第5715464号明細書 米国特許第5804890号明細書 米国特許第5889933号明細書 米国特許第6272630号明細書 米国特許第6324651号明細書 米国特許第6389556号明細書 米国特許出願公開第2004/0039960号明細書 米国特許第4763333号明細書 米国特許第5315533号明細書 米国特許第5396637号明細書 米国特許第5414861号明細書 米国特許第5708820号明細書 米国特許第5832280号明細書 米国特許第6052793号明細書 米国特許第6195754号明細書 米国特許第6618813号明細書 米国特許出願公開第2004/0073818号明細書 米国特許出願公開第2004/0088589号明細書 米国特許第5410713号明細書 米国特許第5944828号明細書 "Advanced Configuration and Power Interface Specification," Compaq Corporation, et al., Revision 2.0c, Oct. 30, 2003, pp. ii-562. "Advanced Configuration and Power Interface Specification," Compaq Corporation, et al., Revision 2.0c, Oct. 30, 2003, pp. 26-44.
この発明の実施例は複数の添付図面を用いて説明され、そこでは同類の符号は類似の要素を示している。
システムがメモリにサスペンドするときにシステム状態の持続的コピーを保存するBIOSを含む、この発明の一実施形態の教示が組み込まれたシステムの概要を示す図である。 システム状態の持続的コピーが保存されてメモリにサスペンドされた状態を含む、一実施形態における図1のシステムの動作状態を示す図である。 AC及びDC電力源の充足/不足をモニタリングするモニタを含む、図1の電源の一実施形態をさらに詳細に示す図である。 一実施形態における、図1のBIOSの全て又は関連する部分を実装するプログラミング命令を持つ製品のサンプルを示す図である。 一実施形態における、図1の起動イベント設定レジスタの一例を示す図である。 システム状態の持続的コピーを保存すべく割り込むBIOSを含む、アクティブ状態で動作中にAC不足状態に応じてシステムをメモリにサスペンドするシステムの関連する動作フローの一実施形態を示す図である。 AC不足以外の理由によって開始されたサスペンドプロセスの一部としてBIOSがシステム状態の持続的コピーを保存している間の、AC不足状態に応答するシステムの関連する動作フローの一実施形態を示す図である。 AC不足以外の理由によってシステムがメモリにサスペンドされている間の、AC不足状態に応答するシステムの関連する動作フローの一実施形態を示す図である。 メモリにサスペンドされた状態においてバックアップ電源によって動作している間の、ACの再充足状態に応答してアクティブ状態にシステムをレジュームするシステムの関連する動作フローの一実施形態を示す図である。 保存されたシステム状態の持続的コピーを利用可能な場合に用いてレジュームプロセスに転換することを含む、無給電状態で動作している間のAC再充足状態に応答してシステムをアクティブ状態へとコールドスタート及びリセットする、システムの関連する動作フローの一実施形態を示す図である。
この発明の複数の実施形態は、AC停電時にシステムのシステム状態の持続的コピーを保存する方法、当該方法の実行を促進するBIOS、AC停電を通知する電源、並びに当該BIOS及び当該電源の全て又は一部の機能を持つ複数のコンポーネント、複数の回路基板、又は複数のデバイスを含むが、これらに制限されない。
以下の記載には、この発明の一実施形態の種々の特徴が記載される。しかしながら、いくつか又は全ての記載された特徴とともに他の複数の実施形態が実施され得ることが、当業者に明らかであろう。説明を目的として、特定の数、材料及び構成が、複数の実施形態の完全な理解を提供すべく示されている。しかしながら、細かに詳述することなく他の複数の実施形態が実施され得ることが、当業者に明らかだろう。他の具体例では、記述がわかりにくくならないように、良く知られた機能は省略又は簡略化されている。
様々な動作が、複数の実施形態を理解するのに最も役立つ方法で、複数の別個の動作として順に記載されているだろう。しかしながら、記載の順番は、これらの動作が必ず順番に依存するということを示していると解釈されるべきではない。特に、これらの動作が説明の順で実行される必要はない。
"一実施形態"という語句が繰り返し使用されている。この語句は、通常、同一の実施形態を参照していないが、同一の実施形態を示しているかもしれない。"備える"、"持つ"、及び"含む"という用語は、文脈が異なることを示さない限り、同義である。
図1は、この発明の一実施形態の教示を含むシステムの概要を示す。本実施形態では、システム100は、示されるように互いに結合された、プロセッサ102、不揮発性メモリ104、メモリ106、コントローラ/バス・ブリッジ108、持続的記憶装置110、他の複数のI/Oデバイス112、複数のバス114a−114b、及び電源116を含む。コントローラ/バス・ブリッジ108は、メモリ及びI/Oコントローラ/バス・ブリッジ、すなわちMCH/ICH/BBとも呼ばれるだろう。
プロセッサ102は、特に、割り込み134を受信する端子(例えば、ピン)を持つ。特に、プロセッサ102は、少なくともノーマル電力消費モード及び低電力消費モードで動作する機能を持つ。いくつかの実施形態では、プロセッサ102は1つの期間中止する機能を持つ。その期間の間は、命令は実効されず、その結果プロセッサ102は低減された電力量を消費することになる。しかしながら、プロセッサ102は、すべての関連する状態情報、例えばプロセッサのプログラムカウンタ、スタックポインタ、インターナルキャッシュ等を維持し続ける。プロセッサ102がそのノーマル消費動作モードに戻るまでの待ち時間は、どのオペレーティングシステム(OS)126にとっても考慮する上で重要ではない。いくつかの実施例では、低電力消費動作モードは、ACPI仕様書バージョン2.0bに定義されるように、ACPIのC1状態に準拠する。
他の実施形態では、プロセッサ202は(MCH/ICH/BB108とともに)、C2及びC3状態を含むがそれに限定されない、付加的なACPIの低電力消費状態をサポートしてもよい。
不揮発性メモリ104は特に、以下により十分に説明される、この発明の一実施形態の教示を有する基本入出力システム(BIOS)124を含む。メモリ106は、オペレーティングシステム(OS)126のワーキングコピーと、アプリケーション及びデータ128aを含むシステム状態とを有する。OS126は、システム100に"メモリにサスペンドされた"状態に移行させるサスペンドプロセスを開始する機能を持つ。
MCH/ICH/BB108は、システム100がアクティブな状態であってACが停電又は不足する状態が発生した場合に、プロセッサ102に割込みをかける。より詳細には、本実施形態では、当該停止はMCH/ICH/BB108のICH部によって発行される。MCH/ICH/BB108は特に、OS126がシステム100に"メモリにサスペンドされた"状態に移行させることを促進するレジスタ122、及びBIOS124がシステム100を起動する適格な複数の起動イベントを構築することを促進するレジスタ122をさらに含む。
さらに、MCH/ICH/BB108は、システム100に"メモリにサスペンドされた"状態をひき起こすべく、(スタンバイ電力だけを残して)"ノーマル"電力の供給を遮断する機能を備える。MCH/ICH/BB108は、システム100がメモリにサスペンドされた状態にある間におけるACの再充足の通知を含む、デバイスの起動イベントを処理する機能も備える。特に、MCH/ICH/BB108は、"ノーマル"電力の供給の再開を許可し、システム100の起動を開始し、BIOSがレジュームプロセスを開始することを助ける機能を備える。同様に、本実施形態では、デバイスの起動イベントの処理は、MCH/ICH/BB108のICH部で実行される。
[AC=交流]
いくつかの実施形態では、MCH/ICH/BB108は、ACが不足している期間の後に再び利用可能になったときに、"ノーマル電力"の供給の再開及びシステム100の起動を遅延する、例えば遅延要素をさらに備える。この付加的な機能は、システム100を起動する前及びレジュームプロセスをトリガする前にACが安定していることを保証することを助けるだろう。
電源116は、システム100がACが停電又はAC不足状態にある間にシステム100に電力を供給する内蔵バックアップDC電源132、及び電源116でのAC電力の充足又は不足を信号136送信する機能を備えるモニタ130を含む。内蔵バックアップDC電源132の一例はバッテリである。本出願の目的のために、"AC停電"、"AC不足"、及び他の複数の変形の語句は、文脈が明らかに反対を示さない限り同義とみなされるべきである。以下では、内蔵バックアップDC電源132は、単にバックアップ電源又はDC電源とも呼ばれるかもしれない。そのうえ、他の複数の実施例においては、バックアップ電源は非DC電源であってよい。
[DC=直流]
持続的記憶装置110は特に、システム100が"メモリにサスペンドされた"状態に移行するとき、アプリケーション及びデータ128bを含むシステム状態の持続的コピーを記憶するために用いられる。ここで用いられる"システム状態"という語句は、OS並びにアプリケーション状態及びデータを含む。
結果としてシステム100は、AC電源が失われても、システム状態の持続性の複製が保存されることを可能にする重要な期間に少なくともわたって、"メモリにサスペンドされた"状態に(DC電源によって)好ましく維持される。
さらに、AC電源が戻ると、システム100は保存されたシステム状態にスムーズに戻され得る。このように、システム100は、テレビのような従来の消費者向け電化製品に似た使いやすい体験をそのユーザに提供し得る。例えば、ユーザの視点からは、テレビは、テレビが同調された最後のチャンネルを記憶していて、その特定のチャンネルに同調してターンオンする。組み込まれた教示によって、システム100の複数の実施形態もまた、ユーザの視点からは、電源が"切断"された後にその最後の状態へとターンオンするという、同様の"記憶"動作を示す。
図1を参照して、組み込まれたこの発明の複数の実施形態の教示の他は、プロセッサ102、不揮発性メモリ104、メモリ106、MCH/ICH/BB108、持続的記憶装置110、複数のI/Oデバイス112、複数のバス114a−114bは全て、これらの要素の対応する広い範囲を示す。特に、I/Oデバイスの一例は、ネットワークインタフェースである。同様に、組み込まれたこの発明の一実施形態の教示の他は、BIOS124及びOS126もまた、その複数の要素の対応する広い範囲を示す。
BIOS124、電源116、システム100の動作状態及び様々な動作フローに組み込まれたこれらの教示のいくつかの実施形態が、これらの要素が進歩を提供すべく協動する方法とともに以下に順に記載されるだろう。
いくつかの実施形態において、システム100は、デスクトップコンピュータ、セットトップボックス、娯楽制御装置(entertainment control console)、ビデオレコーダ、ビデオプレーヤ、又は他の類似するプロセッサベースの複数のデバイスであってよい。
さらに、他の複数の実施形態は、列挙された要素なしで、または他の複数の要素とともに、実施されてよい。とりわけ、他の複数の実施形態は、システム100の内蔵要素であるDC電源132なしで実施されてよい。すなわち、これらの実施形態では、DC電力はシステム100の外部の電源から供給される。
図2aは、システム100の動作状態の一実施例を示す。理解を容易にすべく、システム100がACPIの実装をも含み、複数のACPI状態にマッピングされると仮定して、その動作状態が説明される。本実施例では、システム100の動作状態は、3つの主要な動作状態、アクティブ状態(ACPI S0、又は単にS0)202、サスペンド状態(ACPI S3又は単に、S3)204、及び無給電状態(ACPI G3又は単にG3)206を含む。一方、他の複数の実施形態は、ACPI状態へのマッピング又はACPIの実装なしで実施されてよい。これらのACPI状態についてのさらなる情報については、前述のACPI仕様バージョン2.0bも参照すること。
アクティブ状態(S0)202のうちで、システム100は"ビジュアルオン"状態212又は"ビジュアルオフ"状態214にあってよい。システム100が"ビジュアルオン"状態212にある間、システムの稼動状態の指示を知覚することができるユーザは、適切な表示デバイス、発光ダイオード(LED)、スピーカ等を含むがそれに限定されないもので選択的にアクチベートされてよい。
一方、システム100が"ビジュアルオフ"状態214にある間、システム100の全ての視覚的及び聴覚的要素は"オフ"であり、システム100が"スイッチを切られた"という印象をユーザに与える。図示されるように、システム100は、パワーボタン(PB)イベント222に少なくとも部分的に基づいて、"ビジュアルオン"状態212及び"ビジュアルオフ"状態214の間を遷移し得る。
アクティブ状態(S0)202の中にビジュアル"オン"及び"オフ"状態212及び214を持つことは、開示されたこの発明の実施形態の非主要な側面である。この特徴は、2003年8月19日に出願された、番号、タイトル"Method, Apparatus and System For Operating Data Processing Devices"の、同時係属中の米国特許出願の対象である。さらなる詳細については、同時係属中の出願を参照すること。
図2aを参照して、本実施例では、サスペンド状態(S3)204の中で、システム100は、"メモリにサスペンドされた"状態216又は"システム状態の持続的コピーが保存され、メモリにサスペンドされた"状態218にあり得る。システム100が"ビジュアルオン"状態212にある間、システムの稼動状態の指示を知覚することができるユーザは、適切な表示デバイス、発光ダイオード(LED)、スピーカ等を含むがそれに限定されないもので選択的にアクチベートされるだろう。電源116にACが不足しているときは、システム100は"AC停電"状態にあるとされる。さらに、提示された複数の教示によって、システム100はその時のシステム状態の持続的コピーを自動的に保存して、"システム状態の持続的コピーが保存され、メモリにサスペンドされた"状態218に移行する。
本実施形態では、システム状態を保存するプロセスは、例えばAC電力の回復によって中断されてよい。以下でさらに詳しく説明されるように、システム状態を保存するプロセスは"中止"され、サスペンドプロセスが完了に進むことが可能にされ(遷移240の最初の部分)、結果としてシステム100がメモリにサスペンドされた状態216になる。そのタイミングで、システム100は直ちにビジュアルオフ状態214に戻る(遷移240の残りの部分)。
内蔵DC電源が遮断されるか消耗230した場合には、システム100は、"システム状態の持続的コピーが保存され、メモリにサスペンドされた"状態218から非給電状態(G3)206に移行してよい。DC電源が消耗することを防ぐためにある期間の後にDC電源を遮断することもまた、この発明の開示された複数の実施形態の主要な側面ではない。この特徴は、2003年8月19日に出願された、番号10/644683、タイトル"Automatic Shut Off of DC Power Source in the Extended Absence of AC Power"の、同時係属中の米国特許出願の対象である。さらに詳しくは、同時継続中の出願を参照すること。
システム100は、システム100におけるAC電力の再充足、又は(状態218にはインアクティビティによって移行され)ACが充足していればパワーボタン/デバイス起動イベント232/234に応じて、"システム状態の持続的コピーが保存され、メモリにサスペンドされた"状態218から、"ビジュアルオン"状態212又は"ビジュアルオフ"状態214のいずれかに戻ることができる。いくつかの実施形態では、後の遷移は、電源116にACが充足している場合(状態218にはインアクティビティによって移行される)にのみ許容され、さもなければパワーボタン又はデバイス起動イベントは抑制される。
さらに、システム100が"非給電"状態(G3)206にある場合にACが再び充足するようになると、システム100は"ビジュアルオフ"状態214に戻る。
図2bは、電源116の一実施形態を示す。示されるように、本実施形態では、電源116は前述したような内蔵バックアップDC電源132及びモニタ130を含む。さらに、電源116は複数の電力出力(パワーレールとも呼ばれる)244を有する。その複数の要素は、示されるように互いに結合される。
したがって、電力出力244は、電源116にACが不足しているときに、内蔵DC電源132を利用して、システム100の複数の要素に電力を供給し続けることができる。さらに、モニタ130は、任意の時点において電源116にACの充足又は不足を示す信号を出力することができる。
いくつかの実施形態において、DC電源132はバッテリであってよい。モニタ130は、信号136を供給すべくコンパレータに結合された複数のダイオード及びRC回路を用いて実装され得る。さらに、信号136の論理の"1"は電源116でのAC充足を示すのに対し、信号136の論理の"0"は電源116でのAC不足を示す。
いくつかの実施形態では、MCH/ICH/BB108が備える"遅延"能力に加えて又は代えて、電源116が、ACの非アベイラビリティ(不足)を知らせる信号136を出力した後にACのアベイラビリティ(再充足)を知らせる信号136の出力を遅延する、例えば遅延要素をさらに備えてよい。この付加的な能力は、その再充足を知らせる前に、ACが安定していることを保証することを助ける。
いくつかの実施形態では、電力出力244はノーマル及びスタンバイ電力を含んでよい。ノーマル電力出力は+12V、+5V、+3V、及び−12Vを含むのに対し、スタンバイ電力出力は+5Vを含む。さらに、ノーマル電力出力又はその供給は遮断され得る。
図2dは、一実施形態における、システム100を起動するのに適格な起動イベントの設定を促進するのに好適なレジスタ122の例を示す。図示されるように、レジスタ122は、対応する起動イベントがシステム100を起動するのに適格であるか不適格であるかを(ビット値で)示すいくつかのデータビットを記憶するためのいくつかの記憶位置を含む。本実施形態では、レジスタ122は、それぞれリアルタイムクロック(RTC)、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)アクティビティ、モデムアクティビティによって発生する起動イベントの起動適格性を示す特定ビット272〜276を含む。レジスタ122はさらに、いつかのperipheral control interface(PCI)デバイス(PMEウェイク)の1つ、及びAC再充足によって開始される起動イベントの起動適格性をそれぞれ示すビット278〜280を含む。他の実施形態では、さらに多くの又はさらに少ない設定可能な起動イベントがサポートされてよい。
図2cは、一実施形態における、図1のBIOS124の全て又は関連する部分を実装するプログラミング命令を持つ製品のサンプルを示す。図示されるように、製品250は記憶媒体252及び図1のBIOS124の全て又は関連する部分を実装する複数のプログラミング命令252を含む。先で示唆されたように、そして以下で詳細に説明されるが、BIOS124は、システム100が"AC停電"状態にあるときにシステム100の動作状態の保存を促進する、この発明の一実施形態の複数の教示を含む。
本実施形態では、製品250はディスケットであってよい。他の実施形態では、製品250はコンパクトディスク(CD)、ディジタル多目的ディスク(DVD)、テープ、コンパクトフラッシュ、又は他の着脱可能な記憶デバイスであってよく、例えばネットワーク接続を介してBIOS124の全て又は関連する部分をダウンロードするためにアクセス可能な、ハードディスクドライブのような大容量記憶装置であってよい。
図3aは、アクティブ状態202で動作中に、AC停電状態に応じてシステム100をメモリにサスペンドする、システム100の関連する動作フローの一実施形態を示す。
図示されるように、アクティブ状態202で動作している間、電源116はACの充足又は不足をモニタして、それに応じてACの充足又は不足を示す信号を出力する(ブロック302)。他の実施形態では、電源116でのACの充足又は不足の監視及び信号送信は、電源116以外の他の要素によって実行され得る。電源116でACが充足している限り、その監視及び信号送信は継続する。
しかしながら、ACが停電した又は電源116から不足し、モニタ130がそのように示す信号を出力したとき、本実施形態では、MCH/ICH/BB108は割り込みをアサートし、AC停電又は不足状態であることをプロセッサ102に通知する(ブロック304)。この出願の目的として、"AC停電"又は"AC不足"という語句は同義である。いくつかの実施例では、前述したように、その割り込みはMCH/ICH/BB108のICH部によってアサートされる。
本実施形態では、割り込みに応じて、プロセッサ102は、メモリにサスペンドするプロセスを開始することで応答するOS126の一部分(割り込みハンドラ)に実行を切り替える(ブロック306)。特に、OS126は、MCH/ICH/BB108に電源116のノーマル電力出力の供給を遮断させて、メモリ106のような少数の要素へのスタンバイ電力出力のみ利用可能にすべく、MCH/ICH/BB108のレジスタ122に書き込む。
本実施形態では、システム100は、OSの書き込みに応じてBIOS124の指定された割り込みハンドラに制御を移す割り込みを生成して初期化される。いくつかの実施形態では、その割り込みは、アンマスクされない(unmaskable)システム管理割り込み(SMI)であってよい。
したがって、本実施形態では、BIOS124は、メモリへのサスペンドプロセスに割り込んで、ハードディスクドライブのような持続的記憶装置にその時のシステム状態の持続的コピーを保存することができる(ブロック308)。その時のシステム状態の持続的コピーを持続的記憶装置に保存すると、BIOS124は、MCH/ICH/BB108のレジスタ122へのOSの書き込みを終了する(ブロック308)。
いくつかの実施形態では、BIOS124は、システム状態128bの持続的コピーを生成することを実現すべく、少なくとも選択された内容をメモリ106から持続的記憶装置110に転送するいくつかのデータ転送動作を開始する。より詳しくは、BIOS124は、メモリの内容の持続的記憶装置110への独立した転送を実現すべく、メモリ106のいくつかのダイレクトメモリアクセス(DMA)開始する。いくつかの実施形態では、DMAエンジン(図示せず)によってDMAは実行される。
さらに、バックアップ電力をさらに保護すべく、データ転送動作を開始すると、BIOS124は、プロセッサ102にノーマル電力消費動作モードに復帰させるためにプロセッサ102に割り込むべく1つの期間後に満了するタイマーをセットアップする。タイマーをセットアップすると、BIOS124はプロセッサ102に低電力消費動作モードに移行させる。より具体的には、プロセッサ102がACPI電力状態C0及びC1を実装している一実施形態では、BIOS124はプロセッサ102を休止して、プロセッサ102に電力状態C0(ノーマル電力消費)での動作から電力状態C1(低電力消費)に遷移させてよい。
プロセッサ102がACPI電力状態C2或いはC2及びC3を実装している他の実施形態では、BIOS124はプロセッサ102に電力状態C2又はC3に遷移させる。
タイマーが満了し、プロセッサ102が割り込まれると、BIOS124は再び制御を与えられる。このとき、BIOS124は複数のデータ転送動作が完了したかをチェックする。いくつかの実施形態では、BIOS124は、DMAを実行するためにメモリ104にアロケートされたコントロールブロックの1つの中の完了ビットをチェックする。
コピー動作が完了するのに要する時間は、コピーされるメモリ106(例えば、アロケートされたメモリ)の量に依存し、そのスピードデータは持続的記憶装置110に転送されてよい。いくつかの実施形態では、BIOS124がプロセッサ102を低電力消費状態にする期間は、コピー動作を完了するのに要する時間の見積もりに基づく(できるだけ早くシステム100をメモリにサスペンドされた状態にすることを実現するために、保守側にバイアスして、いくらかの変動のマージンを許容する)。BIOS124は、デフォルトの見積もりで予め設定されるか、見積もりを直接計算してよい。
したがって、プロセッサ102がノーマル電力消費モードに戻ったときにBIOS124が最初にデータ転送動作の完了をチェックしたとき、典型的には、データ転送動作はまだ完全には完了していない。この実施形態では、BIOS124は、複数のチェックの間のウェイト時間の大きさを減少させながら、単にデータ転送動作の完了を繰り返しチェックする。
しかしながら、他の実施形態、特にBIOS124がプロセッサ102に低電力消費動作モードで動作させる期間が保護的に選択された短い期間である他の実施形態では、BIOS124は、電力保護プロセス、すなわちタイマーをセットアップして、プロセッサ102に低電力消費動作モードに移行させる電力保護プロセスを再び繰り返してよい。この電力保護プロセスは、より一層保守的な短い期間で繰り返される。
他にも、DMAエンジンは、前述のBIOSに制御を戻すことを促進すべく、(タイマーに代えて)プロセッサに割り込みをする機能を備えてよい。
どの場合でも、やがてBIOS124は、データ転送動作が完了したこと、すなわちシステム状態128bの持続的コピーが生成されたことを判断する。そのとき、いくつかの実施形態では、BIOS124は、システム状態128bの持続的コピーを、有効な保存されたコピーとしてマークする。いくつかの実施形態では、BIOS124はフラグをセッティングすることによってその有効性をマークする。一実施形態では、そのフラグは持続的記憶装置110にも保存される。
さらに、いくつかの実施形態では、サスペンドプロセスはユーザ、アプリケーション、又は他の理由によってOS126によっても開始されるので、BIOS124は、制御が与えられた初期に、AC停電状態に応じてサスペンドプロセスが開始されているか、すなわちシステム100がAC停電状態にあるか否かを判断する。サスペンドプロセスがAC停電状態に応じて開始されたことを判断すると、BIOS124はさらに、システム100をメモリにサスペンドされた状態に維持するバックアップ電力が十分であることの可能性を増加すべく、ACが再び利用できるようになるまで、ACの再アベイラビリティを除く全て起動イベントをシステム100起動するのに不適当とするようレジスタ122を設定する。
ある期間の後にバックアップ電源132の自動的な遮断をサポートする一実施形態においては、ブロック308において、BIOS124はまた、MCH/ICH/BB108のレジスタ122へのOSの書き込みを終了する前に、その期間が経過した後に引き続いてバックアップ電源132を遮断すべく装置をセットアップする。一つの方法は、BIOS124にバックアップ電力を遮断する機会を与えるべく、システム100を起動させるためのシステムのリアルタイムクロック(RTC)の使用を含む(さらに詳しくは上記同時係属中の出願を参照すること)。
この方法では、ACの再アベイラビリティを、システム100を起動するただ1つの適格な起動イベントとして限定する代わりに、BIOS124はシステム100を起動する適切な起動イベントとしてRTCを(例えばそれを不適切としないことによって)さらに含める。
前述したように、レジスタ122への書き込み動作は、メモリ106のような少数の要素のためのスタンバイ電力出力の供給を残して、MCH/ICH/BB108による電源116のノーマル電力出力の供給の遮断を引き起こす。
このように、システム100を"メモリにサスペンドされた"状態216にすべくOSが開始することに応じて、システム100は代わりに"システム状態の持続的コピーが保存され、メモリにサスペンドされた"状態218に好ましくは置かれる。システム100は後に、AC電源が回復したときに、スムーズにアクティブ状態に戻されるだろう。
図3aを参照するとさらに、前述したように、BIOS124は、システム状態の持続的コピーを保存している間に、例えばAC電力の回復によって割り込まれ得る。そのとき、本実施形態では、BIOS124は保存動作を"中止"し、サスペンドプロセスを完了すべく速やかに実行し(ブロック308)、その結果システム100がメモリにサスペンドされた状態216(遷移240の最初の部分)になる。
このとき、システム100はビジュアルオフ状態214(遷移240の残りの部分)に速やかに戻る。このプロセスは、図4で後に参照しながら説明される、サスペンド状態218からビジュアルオフ状態214に遷移するプロセスに似ている。
いくつかの実施形態では、BIOS124は、適格な(複数の)起動イベントの(複数の)ソースを継続的にポーリングすることによって、データ転送動作が実行されている間におけるAC電力の回復を検出する。ACの再アベイラビリティがただ1つの適切な起動イベントである実施形態では(AC停電に応じてサスペンドプロセスが開始された場合には)、ACの充足又は不足状態を提供するソース(例えば電源)だけがポーリングされる。
データ転送動作が実行されている間にプロセッサ102に低電力消費モードで動作させることがサポートされる実施形態では、BIOS124は、データ転送動作の完了(プロセッサ102がノーマル電力消費動作モードに回復するとき)をチェックするのと実質的に同時に、そのポーリングを実行してよい。
図3bを参照すると、さらに、AC停電又は不足は、BIOS124がシステム状態の持続的コピーを保存している間、又はBIOS124が保存プロセスを完了した後に、システム100が"サスペンドされた"状態218にある間にも生じ得る。その保存プロセスは、例えばインアクティビティのような、AC停電以外の理由によって開始されるサスペンドプロセスの一部である。図3a〜3bはそれぞれ、前述の状況のそれぞれの下で発生したAC停電状態に応答する、システム100の関連する動作フローのそれぞれの一実施形態を示す。
図3bに示されるように、前者(すなわち、AC停電以外の理由により開始されたサスペンドプロセスの一部としてBIOS124がシステム状態の持続的コピーを保存している間の、AC停電)に対して、AC停電状態(ブロック322)を示しているにもかかわらず、BIOS124はシステム状態の持続的コピーを保存すること完了すべく進め、その後、サスペンドプロセスを続ける(ブロック324)。この時点で、システム100はバックアップ電源132によって電力が供給されていることに留意すること。さらに、いくつかの実施形態では、AC停電以外の理由によってサスペンドプロセスが開始された場合には、BIOS124は、システム状態128aの持続的コピーを生成している間の前述の電力保護操作をスキップしてよい。しかしながら、BIOS124は、システム状態128の持続的コピーが生成されている間にAC停電を検出すると、電力保護操作を開始してよい。すなわち、BIOS124は、プロセッサ102に、1つの期間にわたって低電力消費動作モードに移行させ、前述のように、BIOS124がデータ転送動作の完了をチェックしている間、及び/又はACの再アベイラビリティに応じて、ノーマル電力消費動作モードに戻る。
図3bを参照すると、次に、MCH/ICH/BB108は、スタンバイ電力だけを残してノーマル電力の供給を遮断し、これにより、前述のようにシステム100をサスペンド状態218にする(ブロック326)。しかしながら、MCH/ICH/BB108は、速やかにノーマル電力の供給を再び可能にし、システム100の起動を開始する(ブロック326)。
そして、BIOS124は、OS126によって予めセットアップされた再開ベクトルを用いて、ハードウェア要素を初期化してレジュームプロセスを開始する(ブロック328)。
ブロック330においてOS126はレジュームプロセスを完了する。しかしながら、OSは、AC停電状態を考慮して、速やかに他のサスペンドプロセスを再び開始して、図3aを参照して先に説明されたプロセスが実行される。
図3cは、システム100がサスペンド状態218にある間に発生したAC停電状態に応答する、(遮断機能を有する)システム100の関連する動作フローの一実施形態を示す。
図3cに示されるように、後者(すなわち、AC停電以外の理由によって開始されたサスペンドプロセスの一部としてBIOS124がシステム状態の持続的コピーの保存を完了した後のAC停電)に対しては、AC不足が通知されたとき(ブロック342)、MCH/ICH/BB108はノーマル電力の供給を再開して、システム起動プロセスを開始する(ブロック344)。
そして、図3bのプロセスと同様に、BIOS124はハードウェア要素を初期化して、レジュームプロセスを開始する(ブロック346)。その後、ブロック348において、OSは前述したようにレジュームプロセスを完了する。しかしながら、OSは、AC停電状態を考慮して、他のサスペンドプロセスを速やかに再開して、図3aを参照して先に説明されたプロセスが実行される。
(例えばインアクティビティによって開始されたサスペンドプロセスの一部としてシステム状態の持続的コピーをBIOS124が保存しているとき又は保存を終了したときの、AC不足に応答するための)図3b及び3cの前述の実施形態のそれぞれは、他のサスペンドプロセスを再度開始すべくOS126にレジュームするアプローチを用いて説明された。しかしながら、他の実施形態は、OS126にレジュームせずに実施され得る。例えば、BIOS124はさらに、例えばインアクティビティによって開始されたサスペンドプロセスの一部としてシステム状態の持続的コピーをBIOS124が保存していたとき又は保存を完了したときにACが停電したためにシステム100が起動しているということを理解するのに十分な情報を維持してよい。さらに、BIOS124は、システム100が起動している理由を理解するとともに、AC停電によって開始されたサスペンドプロセスの間に(図3aを参照して前述したような)通常実行する動作を行うことを進めてよい。
図4は、サスペンド状態218においてDC電源で動作している間にACの再充足状態に応じて、システム100をアクティブ状態にレジュームするシステム100の関連する動作フローを示す。先の説明を振り返ると、本実施形態では、サスペンド状態218は" システム状態の持続的コピーが保存されるとともにメモリにサスペンドされた"状態である。
図示されるように、本実施形態では、"システム状態の持続的コピーが保存されるとともにメモリにサスペンドされた"状態218においてDC電源132で動作している間、電源116はACの充足又は不足を監視して、それに応じてACの充足又は不足を示す信号を出力する(ブロック402)。また、先に説明したように、他の実施形態において、ACの充足又は不足の監視及び信号送信は、電源116以外の他の要素によって実行され得る。電源116にACが不足している限り、その監視及び信号送信が継続する。
しかしながら、電源116にACが再度充足すると、モニタ130はそのように示す信号を出力する。本実施形態では、MCH/ICH/BB108は、信号136にデバイス起動イベントとして応答して、電源116のノーマル電力出力のシステム100の複数の要素への供給を再び可能にして、BIOS124に制御を移す(ブロック404)。前述したように、いくつかの実施形態では、デバイス起動イベントは、MCH/ICH/BB108のICH部によって処理される。
ブロック406において、BIOS124は様々なハードウェア要素の初期化を適宜実行して、(メモリへのサスペンドプロセスの一部として)OS126によって前に準備されたレジュームベクトルに制御を移す。バックアップ電源を遮断する機能を持つ実施形態において、BIOS124はさらにスケジュールされた遮断をキャンセルしてよい。
ブロック408において、OS126はレジュームプロセスを完了し、システム100はメモリ106内に前もってサスペンドされたシステム状態から開始して、動作を継続する。
いくつかの実施形態では、MCH/ICH/BB108及び/又は電源116に備えられた"遅延"機能に加えて又は代えて、BIOS124は、"AC再充足"起動イベントに応答して、(例えば、応答する前にある短い期間ウェイトすることによって)上記の"レジューム"関連の動作の実行を遅延する機能を備えてよい。
同様に、その付加的な機能は、システム100をレジュームする前にACが安定していることを保証することを助けるだろう。
図5は、無給電状態(G3)206で動作している間の、AC再充足状態に応答する、システム100の関連する動作フローを示す。本実施形態では、電源116にACが再充足したときに、そのイベントはシステム100にコールドスタート・リセットをひき起こす。それに応じて、BIOS124は制御が与えられ、様々なハードウェア要素を初期化するコールドスタート処理を開始する。コールドスタートプロセスの一部として、BIOS124は、システム状態の有効な持続的コピーが存在するか否かを決定する(ブロック502)。
システム状態の有効な持続的コピーが存在する場合には、BIOS124は、システム状態の持続的コピーをメモリ106に保存すべく、いくつかのデータ転送動作を開始する(ブロック504)。さらに、データ転送動作の開始より前又は実質的に同時に、BIOS124は、発見されたシステム状態の持続的コピーを無効としてマークする。そのマーキング動作は、システム状態の持続的コピーのそれぞれに対するただ1つの試みられた回復を効果的に可能にするが、そのマーキング動作はシステム100の整合性を好ましく保証するということに留意すること。
他の実施形態では、BIOS124は、OSが無事にリスタートするか否かをチェックする機能をさらに備えてよい。BIOS124は、そのようなチェックを実行する機会を与えるために、例えばウォッチドッグタイマーを用いてよい。これらの実施形態では、BIOS124は、OSが無事リスタートした後、又はn回の失敗した試みの後に、システム状態の持続的コピーを無効とマークしてよい。nは設定可能であってよい。
図5の参照を続けて、システム状態の持続的コピーをメモリ106にコピーすることが成功すると、BIOS124はレジュームプロセス下で実行される動作に似た動作を継続して、OS126がレジュームプロセスを完了し、メモリ106の中の回復されたシステム状態から開始してシステム100が動作を継続することになる。
BIOS124がACの再アベイラビリティを除く全ての起動イベントの適格性を無効にする実施形態では、BIOS124は、OS126にレジュームする前に、無効にされた起動イベントの適格性を再び有効にしてよい。他にも、起動イベントの適格性を再び有効にすることは、レジュームプロセスの一部としてOS126によって提供されるレジューム通知に応答して、様々なデバイスのデバイスドライバによって再び設定され得る。
しかしながら、いくつかの理由によってシステム状態の持続的コピーが見つからない場合には、保存されたシステム状態の持続的コピーの回復は失敗し、BIOS124は、コールドスタートプロセスで継続し、ハードウェア要素の様々な初期化を実行し、それからOS126に移る(ブロック508)。そのとき、OS126はコールドスタート処理を完了して、システム100はメモリ106中の新しいシステム状態から開始して動作を続ける(ブロック510)。
このように、上記から分かるように、ACが不足している場合において動作状態を保存する方法が説明された。特に、システム100の複数の実施形態は、AC不足の間において、少なくとも、持続的コピーを作成することができる十分な期間にわたって、DC電源によってメモリにサスペンドされた状態に維持され得る。その結果、システム100の複数の実施形態は、ACが回復したときに、保存されたシステム状態に復帰し得る。
前述したように、この機能は、コンピューティングデバイスのユーザに、テレビのような従来の消費者向け電化製品により近い使いやすい体験を提供することにおいて特に有用である。
上記の複数の実施例によってこの発明が説明されたが、記載された複数の実施形態にこの発明が限定されないことを当業者は理解するだろう。他の複数の実施形態は、添付の複数の特許請求の範囲の趣旨及び範囲内の変形及び変更とともに実施され得る。したがって、本記載は、限定的ではなく説明的とみなされるべきである。

Claims (37)

  1. 装置におけるオペレーション方法であって、
    前記装置がバックアップ電力によって維持される状態であって、前記装置の動作状態がメモリにサスペンドされた状態にすべく、前記装置のAC停電状態に応答して開始されたサスペンドプロセスに、基本入出力システム(BIOS)が前記装置に割り込みをさせる段階と、
    前記装置の動作状態の持続的コピーを保存すべく、前記装置のメモリの中の少なくとも選択された内容を持続的記憶装置に転送する複数のデータ転送動作を、前記割り込みの一部として前記BIOSが前記装置に開始させる段階と、
    前記BIOSが前記装置にさらに、前記割り込みの一部として、前記複数のデータ転送動作が完了したか否かを判断させるべく1度以上チェックさせる段階と、
    前記BIOSがさらに、前記割り込みの一部として、前記装置が前記チェックする段階を実行していない間、少なくとも前記装置の1つのプロセッサに少なくとも1つの期間、低電力消費モードで動作させる段階と
    を備える方法。
  2. 前記装置が前記チェックする段階を実行していない間の少なくとも1つの期間、少なくとも前記装置の1つのプロセッサに低電力消費モードで動作させる前記段階は、前記装置が前記チェックする段階を実行していない第1の期間の間、前記BIOSが前記装置の1つのプロセッサに少なくとも中止させる段階を有する
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記装置が前記チェックする段階を実行していない第1の期間の間、前記装置の1つのプロセッサに少なくとも中止させる前記段階は、前記装置が前記チェックする段階を実行していない第1の期間の間、前記BIOSが前記装置のプロセッサをACPIのC1状態に移行させる
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記装置が前記チェックする段階を実行していない第1の期間の間、前記装置の1つのプロセッサに少なくとも中止させる前記段階は、前記装置が前記チェックする段階を実行していない第1の期間の間、前記BIOSが前記装置のプロセッサをACPIのC2状態及びACPIのC3状態の選択された1つに移行させる
    請求項2に記載の方法。
  5. 前記装置が前記チェックする段階を実行していない第1の期間の間、前記装置の1つのプロセッサに少なくとも中止させる前記段階は、前記装置が前記データ転送動作を開始した後に実行される
    請求項2から4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記装置が前記チェックする段階を実行していない第1の期間の間、前記BIOSが前記装置の1つのプロセッサに少なくとも中止させる前記段階は、前記装置がチェックの一部として、前記データ転送動作が引き続き進行中であると判断した後に実行される
    請求項2から4のいずれかに記載の方法。
  7. 前記装置が前記チェックする段階を実行していない間、前記装置の少なくとも1つのプロセッサを少なくとも1つの期間低電力消費モードにする前記段階は、前記BIOSが前記装置に、前記プロセッサに割り込みをすべく前記第1の期間の最後に満了するタイマをセッティングさせ、前記プロセッサに前記低電力消費モードの動作を終了させる段階をさらに有する
    請求項2から6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記チェックする段階は、前記データ転送動作が完了したか否かを決定すべく前記BIOSが前記装置に複数回チェックさせる段階を有する
    請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記動作させる段階は、前記装置が前記チェックする段階を実行していない間に、複数の期間、前記BIOSが前記装置の少なくとも1つのプロセッサに低電力消費モードで動作させる段階を有する
    請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記データ転送動作が終了すると、前記BIOSが前記装置に、前記装置の前記動作状態の前記持続的コピーを有効としてマーキングさせる段階
    をさらに備える請求項1から9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記割り込みの一部として、メモリに前記サスペンドされた状態から前記装置を起動するのに適格なただ1つの起動イベントとしてACの再アベイラビリティを残して1以上の起動イベントを、前記BIOSが前記装置に、前記装置がメモリに前記サスペンドされた状態に移行した後に前記装置を起動するのに不適格として設定させる段階
    をさらに備える請求項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記データ転送動作の完了の後に、前記BIOSが前記装置に前記サスペンドプロセスを完了させる段階
    をさらに備える請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 装置におけるオペレーション方法であって、
    前記装置が非給電状態にある間に前記装置へのAC電力の再利用性に応じて、基本入出力システム(BIOS)が前記装置にコールドスタートリセットプロセスを開始させる段階と、
    前記コールドスタートリセットプロセスの一部として、有効な保存された前記装置の動作状態を前記装置の持続的記憶装置が有するか否かを前記BIOSが前記装置に決定させる段階と、
    前記持続的記憶装置が有効な保存された前記装置の動作状態を有すると判断された場合、前記有効な保存された前記装置の動作状態を前記BIOSが前記装置に無効として再マーキングさせる段階と、
    前記保存された前記装置の動作状態を前記持続的記憶装置から前記装置のメモリに回復すべく、前記保存された前記装置の動作状態を前記持続的記憶装置から前記装置のメモリに転送する複数のデータ転送動作を、前記BIOSが前記装置に開始させる段階と、
    前記データ転送動作が完了すると、前記BIOSが前記装置に、前記装置を即時に起動する即時起動イベントをセットアップさせて、前記装置の動作状態がメモリにサスペンドされた状態にする段階であって、結果として、前記装置を即時に起動する即時起動イベントの前記セットアップにより、前記コールドスタートリセットプロセスレジュームプロセスとして継続され、最終的に前記装置が、前記装置の前記回復された動作状態から継続して、アクティブ状態での動作を開始する段階と
    を備える方法。
  14. 前記装置が、前記持続的記憶装置が前記装置の有効な保存された動作状態を有さないことを決定すると、前記コールドスタートリセットプロセスを継続する段階
    をさらに備える請求項13に記載の方法。
  15. システムであって、
    前記システムの現在の動作状態を少なくとも記憶するメモリと、
    持続的記憶装置と、
    プロセッサと、
    前記メモリ、前記持続的記憶装置、及びプロセッサに動作的に結合された基本入出力システム(BIOS)であって、前記システムに、前記システムのAC停電状態に応答して、前記システムがバックアップ電源によって維持される状態であって、前記システムの動作状態をメモリにサスペンドされた状態にサスペンドするサスペンドプロセスに割り込みをさせ、前記システムの前記動作状態の持続的コピーを前記持続的記憶装置に保存させる基本入出力システム(BIOS)と
    を備え、
    前記基本入出力システム(BIOS)は、前記システムに、
    前記動作状態を前記持続的記憶装置にコピーする複数のデータ転送動作を開始させ
    前記割り込みの一部として、前記複数のデータ転送動作が完了したか否かを判断させるべく1回以上チェックさせ
    前記割り込みの一部として、前記システムが前記チェックを実行していない少なくとも1つの期間、少なくとも前記プロセッサに低電力消費モードで動作させる
    システム。
  16. 前記BIOSは、前記システムが前記チェックを実行していない第1の期間にわたって前記プロセッサを少なくとも中止させることによって、前記システムが前記チェックを実行していない少なくとも一期間、少なくとも前記プロセッサに低電力消費モードで動作させる
    請求項15に記載のシステム。
  17. 前記BIOSは、前記システムが前記チェックを実行していない第1の期間にわたって前記プロセッサをACPIのC1状態に移行させることによって、前記システムが前記チェックを実行していない第1の期間にわたって前記プロセッサを少なくとも中止させる
    請求項16に記載のシステム。
  18. 前記BIOSは、前記システムが前記チェックを実行していない第1の期間にわたって前記プロセッサをACPIのC2状態及びACPIのC3状態のうちの選択された1つに移行させることによって、前記システムが前記チェックを実行していない第1の期間にわたって前記プロセッサを少なくとも中止させる
    請求項16に記載のシステム。
  19. 前記BIOSは、前記システムが前記複数のデータ転送動作を開始した後に、前記システムが前記チェックを実行していない間、第1の期間にわたって前記プロセッサを少なくとも中止させる
    請求項16から18のいずれかに記載のシステム。
  20. 前記BIOSは、前記システムが前記データ転送動作が依然として進行中であることをチェックの一部として判断した後に、前記システムが前記チェックを実行していない間、第1の期間にわたって前記プロセッサを少なくとも中止させる
    請求項16から18のいずれかに記載のシステム。
  21. 前記BIOSはさらに、前記プロセッサに割り込みをすべく前記第1の期間の終わりで満了するタイマを前記システムに設定させ、前記プロセッサに前記低電力消費モードの動作を終了させことによって、前記システムが前記チェックを実行していない間、少なくとも1つの期間にわたって、少なくとも前記プロセッサに低電力消費モードで動作させる
    請求項16から20のいずれかに記載のシステム。
  22. 前記BIOSは前記システムに、前記複数のデータ転送動作が完了したか否かを判断すべく複数回チェックさせ
    請求項15から21のいずれかに記載のシステム。
  23. 前記BIOSは前記システムに、前記システムが前記チェックを実行していない間、複数の期間において、少なくとも前記プロセッサを低電力消費モードで動作させる
    請求項15から22のいずれかに記載のシステム。
  24. 前記BIOSは前記システムにさらに、前記複数のデータ転送動作が完了すると、前記システムの前記動作状態の前記保存されたコピーを有効としてマークさせ
    請求項15から23のいずれかに記載のシステム。
  25. 前記BIOSは前記システムにさらに、前記割り込みの一部として、前記システムが前記メモリにサスペンドされた状態に移行した後に、前記メモリにサスペンドされた状態から前記システムを起動するためのただ1つの有効な起動イベントとしてAC再アベイラビリティを残して、1以上の起動イベントを、前記システムを起動するのに不適格と設定する
    請求項15から24のいずれかに記載のシステム。
  26. 前記BIOSは前記システムにさらに、前記複数のデータ転送動作の前記完了に続けて、前記サスペンドプロセスを完了させる
    請求項15から25のいずれかに記載のシステム。
  27. 前記BIOSに動作的に結合されたネットワークインタフェース
    をさらに備える請求項15から26のいずれかに記載のシステム。
  28. 前記システムは、セットトップボックス、娯楽制御装置(entertainment control console)、ビデオレコーダ、及びビデオプレーヤの選択された1つである
    請求項15から27のいずれかに記載のシステム。
  29. システムであって、
    メモリと、
    前記システムの保存された動作状態を少なくとも記憶する持続的記憶装置と、
    前記メモリ及び前記持続的記憶装置に機能的に接続された基本入出力システム(BIOS)であって、前記システムに、前記システムが非給電状態にある間に前記システムへのAC電力の再利用性に応答して開始されたコールドスタートリセットプロセスの一部として、前記持続的記憶装置が有効な保存された前記システムの動作常態を含むか否かを判断させ、前記持続的記憶装置の中に前記有効な前記システムの保存された動作状態の存在判断されると、前記保存された前記システムの動作状態の、前記持続的記憶装置から前記メモリへの回復を開始する前又は実質的に同時に、前記有効な前記システムの保存された動作状態を無効としてマークさせる基本入出力システム(BIOS)と
    を備え、
    前記BIOSは前記システムにさらに、
    前記保存された前記システムの動作状態を前記持続的記憶装置から前記メモリに回復する複数のデータ転送動作を開始させ
    前記複数のデータ転送動作が完了すると、前記システムを起動すべく起動イベントをセットアップさせ、前記システムの動作状態がメモリにサスペンドされた状態にし、結果として、起動イベントの前記セットアップにより前記システム即時に起動して前記コールドスタートリセットプロセスレジュームプロセスとして継続され、最終的に前記システムが、前記システムの前記回復された動作状態から継続して、アクティブ状態での動作を開始する
    システム。
  30. 前記BIOSは前記システムにさらに、前記持続的記憶装置が有効な保存された前記システムの動作状態を有していないことを判断すると、前記コールドスタートリセットプロセスを継続させ
    請求項29に記載のシステム。
  31. 前記BIOSに動作的に結合されたネットワークインタフェース
    をさらに備える請求項29または30に記載のシステム。
  32. コンピュータに、
    前記コンピュータがバックアップ電力によって維持される状態であって、前記コンピュータの動作状態がメモリにサスペンドされた状態にすべく、前記コンピュータのAC停電状態に応答して開始されたサスペンドプロセスに、基本入出力システム(BIOS)が前記コンピュータに割り込みをさせる段階と、
    前記コンピュータの動作状態の持続的コピーを保存すべく、前記コンピュータのメモリの中の少なくとも選択された内容を持続的記憶装置に転送する複数のデータ転送動作を、前記割り込みの一部として前記BIOSが前記コンピュータに開始させる段階と、
    前記BIOSが前記コンピュータにさらに、前記割り込みの一部として、前記複数のデータ転送動作が完了したか否かを判断させるべく1度以上チェックさせる段階と、
    前記BIOSがさらに、前記割り込みの一部として、前記コンピュータが前記チェックする段階を実行していない間、少なくとも前記コンピュータの1つのプロセッサに少なくとも1つの期間、低電力消費モードで動作させる段階と
    を実行させるためのプログラム。
  33. 前記BIOSが前記コンピュータに、前記複数のデータ転送動作が完了すると、前記コンピュータの前記動作状態の前記持続的コピーを有効としてマークさせる段階
    をさらに実行させるための請求項32に記載のプログラム。
  34. 前記BIOSが前記コンピュータに、前記割り込みの一部として、前記コンピュータが前記メモリにサスペンドされた状態に移行した後、前記コンピュータを前記メモリにサスペンドされた状態から起動するのに適格なただ1つの起動イベントとしてAC再アベイラビリティを残して1以上の起動イベントを、前記コンピュータを起動するのに不適格として設定させる段階
    をさらに実行させるための請求項32または33に記載のプログラム。
  35. 前記BIOSが前記コンピュータに、前記複数のデータ転送動作の完了に続いて、前記サスペンドプロセスを完了させる段階
    をさらに実行させるための請求項32から34のいずれかに記載のプログラム。
  36. コンピュータに、
    前記コンピュータが非給電状態にある間に前記コンピュータへのAC電力の再利用性に応じて、基本入出力システム(BIOS)が前記コンピュータにコールドスタートリセットプロセスを開始させる段階と、
    前記コールドスタートリセットプロセスの一部として、有効な保存された前記コンピュータの動作状態を前記コンピュータの持続的記憶装置が有するか否かを前記BIOSが前記コンピュータに決定させる段階と、
    前記持続的記憶装置が有効な保存された前記コンピュータの動作状態を有すると判断された場合、前記有効な保存された前記コンピュータの動作状態を前記BIOSが前記コンピュータに無効として再マーキングさせる段階と、
    前記保存された前記コンピュータの動作状態を前記持続的記憶装置から前記コンピュータのメモリに回復すべく、前記保存された前記コンピュータの動作状態を前記持続的記憶装置から前記コンピュータのメモリに転送する複数のデータ転送動作を、前記BIOSが前記コンピュータに開始させる段階と、
    前記データ転送動作が完了すると、前記BIOSが前記コンピュータに、前記コンピュータを即時に起動する即時起動イベントをセットアップさせ、前記コンピュータの動作状態がメモリにサスペンドされた状態にする段階であって、結果として、前記コンピュータを即時に起動する即時起動イベントの前記セットアップにより、前記コールドスタートリセットプロセスレジュームプロセスとして継続され、最終的に前記コンピュータが、前記コンピュータの前記回復された動作状態から継続して、アクティブ状態での動作を開始する段階と
    を実行させるためのプログラム。
  37. 前記BIOSが前記コンピュータに、前記持続的記憶装置が前記コンピュータの保存された動作状態を有さないと判断されると、前記コールドスタートリセットプロセスを継続して完了させる段階
    をさらに実行させる請求項36に記載のプログラム。
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