JP4445937B2 - 環境制御システム及び環境制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、センサを用いて環境情報を測定し、環境機器を制御する技術に関する。
近年、複数のセンサをネットワークで接続したセンサネットワークにより環境情報を取得し、その情報に基づいて照明や空調などの環境制御機器を制御するシステムが開発されている。例えば、人の存在を検知する人感センサを接続した照明機器を、広いフロアに複数設置した環境制御システムがある。このような環境制御システムでは、人の存在を検知した領域では照明を点灯し、人の存在を検知できない領域では照明を消灯するという制御を行う。
しかしながら、広いフロアの隣接する領域において、一方には人がいて、他方には人がいない場合、人がいる領域では照明が点灯しているので明るい状態であるが、隣の人がいない領域では照明が消灯しているので真っ暗な状態となる。このような状態は、省エネルギーの観点からは好ましいが、フロアにいる人に違和感や圧迫感を生じさせてしまう。
そこで、各センサのセンシング結果をサーバに集めて解析し、人に快適なように各環境制御機器を協調して制御する協調センシング方法が研究されている(非特許文献1参照。)。
中村雅之、外3名、"Collaborative Processing in Sensor/Actuator Networks for Environment Control"、ISSNIP 2005、p.163-168
しかしながら、非特許文献1に開示されている方法では、人の快適性を考慮して対象領域全体で最適となるように環境制御を行うことは可能であるが、全体の消費電力を考慮して環境制御を行うことができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、人の快適性に配慮するとともに、全体の消費電力を考慮した環境制御を行うことにある。
本発明に係る環境制御システムは、複数の環境制御機器と、環境制御機器の各々に対応した複数のセンサノードと、サーバとを有する環境制御システムであって、センサノード各々は、自センサノードの周囲の環境を測定する測定手段と、自センサノードの近傍の他センサノードの識別情報を取得する取得手段と、測定手段が測定した環境情報と、取得手段が取得した他センサノードの識別情報とを、サーバに送信する送信手段と、サーバは、センサノード各々から、自センサノードの測定した環境情報と、他センサノードの識別情報と、を受信して記憶手段に記憶させる受信手段と、各環境制御機器の動作を信号の大きさで制御する各機器制御信号を識別情報に対応させて定めるとともに、各機器制御信号の初期値を環境情報を用いて設定する初期化手段と、各機器制御信号は0以上であり、且つ、各機器制御信号によって制御される環境制御機器の消費電力の合計が所定の範囲内であるという条件を満たし、センサノード各々の機器制御信号と当該センサノードの近傍の他センサノードの機器制御信号との差の自乗和の合計が最小となる機器制御信号を生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、複数の環境制御機器の各々に接続されたセンサノードにより測定した環境情報と、当該センサノードの近傍に存在する他センサノードの情報と、をサーバに送信し、サーバにおいて、環境制御機器全体の消費電力を所定の範囲に抑えるとともに、近傍のセンサノード間の機器制御信号の差をできるだけ小さくした機器制御信号を生成することによって、人の快適性に配慮するとともに、全体の消費電力を考慮した環境制御を行うことができる。
本発明によれば、人の快適性に配慮するとともに、全体の消費電力を考慮した環境制御を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における環境制御システムの全体構成図である。同図に示す環境制御システムは、各環境制御機器4に接続されたセンサノード1と、センサノード送受信器2と、サーバ3とを有する。
環境制御機器4は、例えば、照明機器、空気調整装置など環境を制御する機器であり、接続されたセンサノード1によって制御される。
センサノード1は、測定部11と、ノード検出部12と、通信部13と、機器制御部14とを有し、センサノード1は、温度などの環境情報をセンシング(測定・検知)し、センシング結果などをサーバ3に送信して、サーバ3から受信した機器制御信号に従って環境制御機器4を制御する機器である。
なお、機器制御信号は、環境制御機器4を信号の大きさで制御する信号であって、環境制御機器4の出力量を制御するための信号、または、環境制御機器4に供給される電力量を制御するための信号などである。例えば、環境制御機器4が照明機器の場合、機器制御信号は照明機器の明るさを制御するための信号であり、環境制御機器4が空気調整装置の場合、機器制御信号は温度を制御するための信号である。
測定部11は、例えば、温度、湿度、振動および赤外線などの環境情報を定期的に測定する。
ノード検出部12は、赤外線センサまたは電磁界検出センサなどを用いて、自センサーノード1の近傍に存在する他センサノードを検出し、識別情報(センサノードID)を取得する。
通信部13は、センサノード送受信器2を介してサーバ3と、または、近傍に存在する他センサノードとデータの送受信を行う。センサノード1からサーバ3へ送信するデータとしては、ノード検出部12において取得された他センサノードのセンサノードID、測定部11において測定された環境情報(センシング結果)などがあり、サーバ3から受信するデータとしては、環境制御機器4を制御するための機器制御信号がある。また、近傍に存在する他センサノードとは、センサノードIDの送受信を行う。なお、通信部13に通信中継機能を備えて、近傍に存在する他センサノードとサーバ3とを中継してもよい。
機器制御部14は、センサノード1に接続された環境制御機器4を、サーバ3から受信した機器制御信号に基づき制御する。なお、機器制御部14は、赤外線リモコンなどの無線により環境制御機器4を制御してもよく、この場合、センサノード1と環境制御機器4とは配線により接続されている必要はない。
センサノード送受信器2は、サーバ3と接続され、サーバ3の制御によりセンサノード1と無線でデータの送受信を行う。なお、センサノード送受信器2とサーバ3とは、LAN(Local Area Network)またはシリアルインタフェースなどにより接続されるものとする。
サーバ3は、受信部31と、ノード検索部32と、信号生成部33と、送信部34とを有する。サーバ3は、各センサノード1からセンシング結果などを受信し、各センサノード1毎に機器制御信号を生成して、生成した機器制御信号を各センサノード1に送信する機器である。
受信部31は、センサノード送受信器2を介して、各センサノード1からのデータを受信してメモリ92、外部記憶装置93などの記憶手段に記憶する。
ノード検索部32は、各機器制御信号を各センサノード1のセンサノードIDに対応させて定め、各センサノード1から受信したセンシング結果に基づいて機器制御信号の初期値を設定する。信号生成部33は、当該センサノード1の近傍にあるセンサノード1の情報と当該センサノード1から送信されたセンシング結果に基づいて、当該センサノード1に接続された環境制御機器4を制御するための機器制御信号を生成する。
図2は、センサノードのハードウェア構成の一例を示した図である。
センサノード1は、測定用センサ81と、ノード検出用センサ82と、CPU83と、メモリ84と、無線通信モジュール85と、機器制御モジュール86とを有する。
測定用センサ81は、例えば、人の存在を検知する人感センサ、温度を測定する温度センサ、光を検出する光センサ、またはこれらを組み合わせた複合センサなどである。
ノード検出用センサ82は、赤外線センサまたは電磁界検出センサなどであって、近傍の他センサノードを検出する。
CPU83は、測定用センサ81、ノード検出用センサ82、メモリ84、無線通信モジュール85および機器制御モジュール86を制御する。CPU83がメモリ84に記憶された所定のプログラムを実行することにより、センサノード1の各機能が実現される。また、メモリ84は、上記プログラムの他に、測定用センサ81によるセンシング結果、自センサノードIDおよび近傍に存在する他センサノードIDなども記憶する。
無線通信モジュール85は、無線通信によりサーバ3に接続されたセンサノード送受信器2または他センサノードの無線通信モジュール85と通信する。無線通信としては、無線LAN、小電力通信、微弱無線、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などを利用することができる。なお、これらの無線通信の場合、通信距離は数mから数十mである。
機器制御モジュール86は、センサノード1に接続された環境制御機器4を制御するものである。
図3は、サーバ3のハードウェア構成の一例を示した図である。
サーバ3は、同図に示すような、CPU91と、メモリ92と、外部記憶装置93と、インタフェース装置94と、これらの各装置を接続するバス95とを備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。インタフェース装置94は、センサノード送受信器2と接続するための装置であって、例えば、シリアルポート、バラレルポート、LANポート、USBポート、CFカードスロットなどを用いることができる。
このコンピュータシステムにおいて、CPU91がメモリ92上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、サーバ3の各機能が実現される。外部記憶装置93に各センサノード1から送信されたデータを保存してもよい。なお、サーバ3は、図示しない入力装置および出力装置を備えることとしてもよい。また、サーバ3に、PC(Personal Computer)などを用いることとしてもよい。
次に、機器制御信号の生成処理について説明する。
本実施の形態におけるサーバ3の信号生成部33は、下記に示す式1の評価関数が、式2および式3の条件の下で最小となるように機器制御信号を生成する。
Figure 0004445937
式1は、各センサノード毎の当該センサノードの機器制御信号fiと当該センサノードの近傍に存在する他センサノードの機器制御信号fjとの差の自乗和を、すべて合計した値を表す式である。ここで、fiは、センサノードiの機器制御信号、fjは、センサノードiの近傍に存在する他センサノードの機器制御信号であり、nはセンサノードの総数、miはセンサノードiの近傍に存在する他センサノードの個数である。
式2は、各センサノードに対応する環境制御機器の消費電力の合計の範囲を定める条件であり、関数g(fi)は、機器制御信号がfiのときの環境制御機器の消費電力を算出し、a,bは、消費電力の合計の下限と上限を示している。式3は、機器制御信号は0以上であるという条件である。
また、機器制御信号により環境制御機器4の出力量や供給される電力量が決まるので、機器制御信号と環境制御機器4の消費電力との関係は、下記の式4に示されるように、比例する。なお、機器制御信号に対応した環境制御機器4の消費電力を求めるための換算データなどがサーバ3のメモリ92や外部記憶装置93に記憶され、機器制御信号を生成する際に利用される。
Figure 0004445937
サーバ3の信号生成部33が、式2および式3の条件の下で式1が最小となるように機器制御信号を生成することで、環境制御機器全体の消費電力を所定の範囲に抑えるとともに、近傍のセンサノード間の機器制御信号との差をできるだけ小さくして、人の快適性を考慮した環境制御をすることができる。なお、式2および式3の条件の下で式1が最小となるような解を求める問題を最適化問題といい、市販されているいくつかのコンピュータプログラムを利用することにより解を求めることができる。
図4は、サーバ3と各センサノード1のデータの送受信を模式的に示した図である。
各センサノード1は、自センサノードIDと、自センサノードのセンシング結果(s1,・・・,si-1,si,si+1,・・・,sn)および近傍の他センサノードIDとを含む状態メッセージをサーバに送信する。
サーバ3は、各センサノード1から状態メッセージを受信し、受信した状態メッセージに基づいて式2および式3の条件の下で式1が最小となるように機器制御信号(f1,・・・,fi-1,fi,fi+1,・・・,fn)を算出する。そして、各センサノード1に対して、対応する機器制御信号を送信する。
各センサノード1は、機器制御信号を受信し、受信した機器制御信号に基づいて、環境制御機器4を制御する。
図5は、本実施の形態における環境制御システムの環境制御の手順を示すフローチャートである。まず、サーバ3において、環境制御機器全体の消費電力の上限を表す式2のbを決定する(S11)。
センサノード1のノード検出部12は、自センサノードIDを送信し、さらに、近傍(通信到達範囲内)に存在する他センサノードが送信した他センサノードIDを受信する。このようにして、ノード検出部12は、近傍に存在する他センサノードを検出する(S12)。なお、S12の処理は、センサノード1を所定の環境に配置した際に1度だけ行うものであってもよいし、所定のタイミングで定期的に行うものであってもよい。
次に、センサノード1の測定部11は、測定用センサ81を用いて環境情報をセンシングする(S13)。そして、センサノード1は、通信部13により、自センサノードIDと、自センサノードのセンシング結果と、S12で検出した近傍に存在する他センサノードIDとを含む状態メッセージをサーバ3に送信する(S14)。なお、測定部11は、所定のタイミングで定期的にセンシングを行い、その都度、状態メッセージをサーバ3に送信するものでもよいし、センシング結果が前回と異なる(環境情報が変化した)場合にのみ、状態メッセージをサーバ3に送信するものでもよい。環境情報が変化したときのみ状態メッセージをサーバ3に送信する場合は、状態メッセージを受信したサーバ3は、状態メッセージを送信した送信元センサノード1以外の各センサノード1に、状態メッセージの送信要求を行い、サーバ3からの送信要求を受けた各センサノード1は、状態メッセージをサーバ3に送信する。
サーバ3は、全てのセンサノード1から状態メッセージを受信し、メモリ92に記憶する(S15)。そして、各センサノード1のセンシング結果から機器制御信号の初期値と各制御機器全体の消費電力の下限を示す式2のaを決定する(S16)。
続いて、サーバ3のノード検索部32は、メモリ92に記憶された各状態メッセージを参照して各センサノード1の近傍に存在するセンサノード1を検索し、信号生成部33は、式2および式3の条件の下で式1を最小にする各センサノード1の機器制御信号を算出する(S17)。
そして、サーバ3の送信部34は、各センサノード1に算出した機器制御信号を送信する(S18)。
センサノード1の通信部13により、サーバ3から送信された機器制御信号を受信し(S19)、センサノード1の機器制御部14は、受信した機器制御信号に従って自センサノード1に接続された環境制御機器4を制御する(S20)。例えば、環境制御機器4が照明機器の場合、機器制御部14は、機器制御信号に従って照明機器の出力量(明るさ)を制御する。
次に、図6乃至図8を参照して、センサノード1の測定用センサ81が人感センサであって、センサノード1に接続された環境制御機器4が照明機器である場合の具体例について説明する。ここで、照明機器を制御する機器制御信号は、照明機器への供給電力量を表すものであって、最小値を「0」、最大値を「1」とする。また、照明機器の出力量(明るさ)は機器制御信号(供給電力量)にほぼ比例するものとし、照明機器の明るさは、機器制御信号が最小値「0」のときが最も暗く、機器制御信号が最大値「1」のときが最も明るいものである。
図6は、10個のセンサノード1と、各センサノード1のセンシング結果とを模式的に示した図である。同図に示す10個のセンサノード1は、等間隔に一列に配置されており、各センサノード1には、環境制御機器4である照明機器(図示せず。)が接続されている。なお、各センサノード1の近傍(通信到達範囲内)に存在する他センサノード1は、隣接するセンサノード1であるとする。よって、同図に示すセンサノードAの近傍に存在する他センサノードは、センサノードBであり、センサノードEの近傍に存在する他センサノードは、センサノードD,Fである。
図6に示す人感センサのセンシング結果は、センサノードA、センサノードEおよびセンサノードLのみ人の存在を検出し、他のセンサノードは人の存在を検出していない状態である。以下、図6に示したセンシング結果がサーバ3に送信されたときに、サーバ3で算出される各センサノード1の機器制御信号の結果について説明する。
図7に示す例においては、人が存在する箇所では、照明機器を最も明るく点灯するものとする。よって、人が存在しているセンサノードA,E,Lにおける機器制御信号fA,fE,fLの初期値はそれぞれ「1」となるので、環境制御機器全体の消費電力の下限はa=3となる。
図7(a)は、環境制御機器全体の消費電力の上限をb=6とした場合の各センサノード1の機器制御信号の計算結果を示すグラフである。横軸は各センサノード1のIDを表し、縦軸は各センサノード1に接続された照明機器を制御する機器制御信号の大きさを表している。同図に示すグラフでは、人が存在するセンサノードA,E,Lにおける機器制御信号は「1」であり、隣接するセンサノード間において急激に暗くならないように機器制御信号が設定されている。
図7(b)は、環境制御機器全体の消費電力の上限を図7(a)の場合よりも低く、b=5とした場合の各センサノード1の機器制御信号の計算結果を示すグラフである。なお、同図の縦軸および横軸は、図7(a)と同様である。人が存在する地点での機器制御信号は「1」で変わらないが、環境制御機器全体の消費電力を低減するために、人が不在の箇所においては、図7(a)に比べて照明機器の機器制御信号を低くするように制御されている。
図7(c)は、環境制御機器全体の消費電力の上限をさらに低くb=4とした場合の各センサノード1の機器制御信号の計算結果を示すグラフである。なお、同図の縦軸および横軸は、図7(a)と同様である。図7(c)においても、人が存在する地点での機器制御信号は「1」で変わらないが、人が不在の箇所においては、図7(a)(b)に比べて、さらに、照明機器の供給電力量を低くするように制御されている。
また、人が存在する地点での機器制御信号を最大の「1」に固定する必要はなく、場所やそこにいる人などによって照明を若干暗くすることもできる。図8は、人が存在しているセンサノードの機器制御信号の初期値をそれぞれfA=1、fE=0.6、fL=0.8と設定し、環境制御機器全体の消費電力の上限をb=5.4とした場合の各センサノード1の機器制御信号の計算結果を示すグラフである。なお、同図の縦軸および横軸は、図7(a)と同様である。人が存在している地点での機器制御信号をそれぞれ設定したので、環境制御機器全体の消費電力の下限はa=2.4となる。同図に示すように、人が存在していない地点においても、急激に暗くならないように照明機器の機器制御信号が設定されている。また、人が存在している地点毎に照明機器の明るさを制御することも可能となっている。
なお、センサノード1の配置は、一直線上に並べるものに限定する必要はなく、平面的に並べても、立体的に配置するものであってもよい。また、センサノード1は、隣接したセンサノード1とのみ通信可能という制限は必ずしも必要ない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数の環境制御機器4の各々にセンサノード1を接続し、センサノード1により測定した環境情報と、当該センサノード1の近傍に存在する他センサノード1の情報とをサーバ3に送信し、サーバ3において、各機器制御信号の合計が所定の範囲となるように、近傍のセンサノード1間の機器制御信号の差をできるだけ小さくした機器制御信号を生成することによって、環境制御機器4全体の出力を所定の範囲に収めると同時に、近傍に存在する環境制御機器4間の出力(例えば、明るさなど)を滑らかに変化させることができるので、全体の消費電力を考慮するとともに、人の快適性に配慮した環境制御を行うことができる。
なお、本実施の形態における環境制御システムでは、サーバ3は生成した各機器制御信号を各センサノード1に送信し、センサノード1各々が機器制御信号に従って環境制御機器4を制御することとしたが、機器制御信号を生成したサーバ3が環境制御機器4を制御することとしてもよい。この場合、サーバ3は、環境制御機器4を制御するための機器制御部を備えることとする。また、センサノード1と環境制御機器4は接続されている必要はなく、サーバ3において、各センサノード1から送信される状態メッセージからどの環境制御機器4を制御すればよいのかという対応関係が取れればよい。
本実施の形態における環境制御システムの全体構成図である。 本実施の形態におけるセンサノードのハードウェア構成を示す図である。 本実施の形態におけるサーバのハードウェア構成を示す図である。 本実施の形態におけるセンサノードとサーバのデータの送受信を模式的に示した図である。 本実施の形態における環境制御の手順を示すフローチャートである。 センシングノードの配列の一例を示した図である。 本実施の形態における機器制御信号の一例を示すグラフである。 本実施の形態における機器制御信号の別の一例を示すグラフである。
符号の説明
1…センサノード
11…測定部
12…ノード検出部
13…通信部
14…機器制御部
2…センサノード送受信器
3…サーバ
31…受信部
32…ノード検索部
33…信号生成部
34…送信部
81…状態測定用センサ
82…ノード検出用センサ
83…CPU
84…メモリ
85…無線通信モジュール
86…機器制御モジュール
91…CPU
92…メモリ
93…外部記憶装置
94…インタフェース装置
95…バス

Claims (6)

  1. 複数の環境制御機器と、前記環境制御機器の各々に対応した複数のセンサノードと、サーバとを有する環境制御システムであって、
    前記センサノード各々は、
    自センサノードの周囲の環境を測定する測定手段と、
    自センサノードの近傍の他センサノードの識別情報を取得する取得手段と、
    前記測定手段が測定した環境情報と、前記取得手段が取得した他センサノードの識別情報とを、前記サーバに送信する送信手段と、
    前記サーバは、
    前記センサノード各々から、前記自センサノードの測定した環境情報と、前記他センサノードの識別情報と、を受信して記憶手段に記憶させる受信手段と、
    各環境制御機器の動作を信号の大きさで制御する各機器制御信号を前記識別情報に対応させて定めるとともに、各機器制御信号の初期値を前記環境情報を用いて設定する初期化手段と、
    各機器制御信号は0以上であり、且つ、各機器制御信号によって制御される環境制御機器の消費電力の合計が所定の範囲内であるという条件を満たし、前記センサノード各々の機器制御信号と当該センサノードの近傍の前記他センサノードの機器制御信号との差の自乗和の合計が最小となる機器制御信号を生成する生成手段と、を有すること
    を特徴とする環境制御システム。
  2. 前記サーバは、前記生成手段が生成した各機器制御信号を、対応する前記センサノードに送信する送信手段を有し、
    前記センサノード各々は、対応する前記環境制御機器と接続されたものであって、
    前記サーバから、自センサノードに接続された環境制御機器を制御するための機器制御信号を受信し、当該機器制御信号に従って前記環境制御機器を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の環境制御システム。
  3. 前記サーバは、前記生成手段が生成した各機器制御信号に従って対応する前記環境制御機器を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の環境制御システム。
  4. 複数の環境制御機器と、前記環境制御機器の各々に対応した複数のセンサノードと、サーバとを有する環境制御システムが行う環境制御方法であって、
    前記センサノード各々により、
    自センサノードの周囲の環境を測定するステップと、
    自センサノードの近傍の他センサノードの識別情報を取得するステップと、
    前記環境を測定するステップで測定した環境情報と、前記識別情報を取得するステップで検出した他センサノードの識別情報とを、前記サーバに送信するステップと、
    前記サーバにより、
    前記センサノード各々から、前記自センサノードの測定した環境情報と、前記他センサノードの識別情報と、を受信して記憶するステップと、
    各環境制御機器の動作を信号の大きさで制御する各機器制御信号を前記識別情報に対応させて定めるとともに、各機器制御信号の初期値を前記環境情報を用いて設定するステップと、
    各機器制御信号は0以上であり、且つ、各機器制御信号によって制御される環境制御機器の消費電力の合計が所定の範囲内であるという条件を満たし、前記センサノード各々の機器制御信号と当該センサノードの近傍の前記他センサノードの機器制御信号との差の自乗和の合計が最小となる機器制御信号を生成するステップと、を有すること
    を特徴とする環境制御方法。
  5. 前記サーバにより、前記機器制御信号を生成するステップで生成した各機器制御信号を、対応するセンサノードに送信するステップと、
    前記センサノード各々は、対応する前記環境制御機器と接続されたものであって、
    前記センサノード各々により、
    前記サーバから、自センサノードに接続された環境制御機器を制御するための機器制御信号を受信し、当該機器制御信号に従って前記環境制御機器を制御するステップを有することを特徴とする請求項4に記載の環境制御方法。
  6. 前記サーバにより、前記機器制御信号を生成するステップで生成した各機器制御信号に従って対応する前記環境制御機器を制御するステップを有することを特徴とする請求項4に記載の環境制御方法。
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